JP2003198696A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JP2003198696A
JP2003198696A JP2001393021A JP2001393021A JP2003198696A JP 2003198696 A JP2003198696 A JP 2003198696A JP 2001393021 A JP2001393021 A JP 2001393021A JP 2001393021 A JP2001393021 A JP 2001393021A JP 2003198696 A JP2003198696 A JP 2003198696A
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洋一 江川
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昌彦 中垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良質な音響再生を可能にする携帯電話機を提
供する。 【解決手段】 ヒンジ部3は、本体部1に設けられた円
筒状の嵌合部分を少なくとも1つ備える第1嵌合部と、
折り畳み部2に設けられると共に、第1嵌合部とかみ合
う円筒状の嵌合部分を備える第2嵌合部と、第1嵌合部
および第2嵌合部にはめ込まれると共に、一端が開放さ
れ、他端が閉鎖された、内部が中空の円筒部と、円筒部
の開放された部分に設けられると共に、本体部1からの
音信号を変換するスピーカとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、折り畳みができ
る携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】折り畳みの可能な携帯電話機には、二つ
折りタイプのものがある。このような携帯電話機は、本
体部と折り畳み部とを備えている。本体部には、使用者
によって操作される操作部が設けられ、折り畳み部に
は、本体部に対する操作結果や着信等に基づいて、電話
番号や着信に関する情報などを表示する表示部が設けら
れている。この表示部として、液晶ディスプレイが用い
られている。
【0003】また、前記の折り畳み部または本体部に
は、着信音や本体部のボタン操作に対応した音などを出
力するスピーカが設けられている。このスピーカは、折
り畳み部の液晶ディスプレイの上部、下部、裏面などに
形成されるスペースや、同じく本体部に形成されるスペ
ースに配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した携帯電話機に
は、次のような課題がある。つまり、携帯電話機の小型
化や多機能化などに伴って、スピーカを配置するため
の、折り畳み部または本体部のスペースが制約を受ける
ことになる。特に、携帯電話機の薄型化のために、スピ
ーカのバックキャビティを折り畳み部または本体部に確
保することができない。この結果、スピーカからの低音
が充分に再生されず、良質な音響再生ができないという
課題が、従来の携帯電話機には発生する。
【0005】この発明は、前記の課題を解決し、良質な
音響再生を可能にする携帯電話機を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、電話番号を含む情報が入力可能
な操作部を備える本体部と、前記本体部からの信号によ
って情報を表示する表示部を備える折り畳み部と、前記
本体部に対して前記折り畳み部を開閉可能に保持するヒ
ンジ部とを備える携帯電話機において、前記ヒンジ部
は、前記本体部に設けられた円筒状の嵌合部分を少なく
とも1つ備える第1嵌合部と、前記折り畳み部に設けら
れると共に、前記第1嵌合部とかみ合う円筒状の嵌合部
分を備える第2嵌合部と、前記第1嵌合部および前記第
2嵌合部にはめ込まれると共に、一端が開放され、他端
が閉鎖された、内部が中空の円筒部と、前記円筒部の開
放された部分に設けられると共に、前記本体部からの音
信号を変換する第1スピーカとを備えることを特徴とす
る。
【0007】請求項2の発明は、電話番号を含む情報が
入力可能な操作部を備える本体部と、前記本体部からの
信号によって情報を表示する表示部を備える折り畳み部
と、前記本体部に対して前記折り畳み部を開閉可能に保
持するヒンジ部とを備える携帯電話機において、前記本
体部または前記折り畳み部に、かつ前記ヒンジ部に隣接
して設けられると共に、内部が中空の収納部と、前記収
納部に設けられると共に、前記本体部からの音信号を変
換する第1スピーカとを備えることを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項2に記載の携帯
電話機において、前記収納部は、この収納部内にはめ込
まれると共に、一端が開放され、他端が閉鎖された、内
部が中空の円筒部を備え、前記第1スピーカは、前記円
筒部の開放された部分に設けられていることを特徴とす
る。
【0009】前記構成によれば、ヒンジ部の中空な円筒
部、本体部もしくは折り畳み部の中空な円筒部、または
中空な収納部によって、円筒部または収納部にスピーカ
のバックキャビティが確保される。そして、このバック
キャビティによって、低音が充分に再生され、良質な音
響再生が可能になる。
【0010】請求項4の発明は、請求項1または3に記
載の携帯電話機において、前記円筒部の他端が開放さ
れ、前記円筒部の開放された他端に設けられると共に、
前記本体部からの音信号を変換する第2スピーカを備え
ることを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項2に記載の携帯
電話機において、前記収納部に、かつ前記第1スピーカ
の取り付け位置と異なる部分に設けられると共に、前記
本体部からの音信号を変換する第2スピーカを備えるこ
とを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項4に記載の携帯
電話機において、前記円筒部は、中空部分を2つに仕切
る隔壁を備えていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態1
〜9について、図面を参照して詳しく説明する。
【0014】[実施の形態1]この実施の形態による携
帯電話機を図1に示す。図1の携帯電話機は、本体部
1、折り畳み部2、ヒンジ部3、および後述するスピー
カ4を備えている。
【0015】本体部1は、使用者によって操作される。
このために、本体部1の長方形状をしたケース1Aに
は、発信相手の電話番号を入力するときや、携帯電話機
の機能を利用するときなどに操作される各種のボタン1
Bが配列されている。この実施の形態では、ボタン1B
が配列された部分が操作部を構成する。
【0016】折り畳み部2は、本体部1に対して開閉が
可能である。また、本体部1と同じような長方形状をし
たケース2Aには、液晶ディスプレイ2Bが取り付けら
れている。この実施の形態では、液晶ディスプレイ2B
が表示部を構成する。
【0017】ヒンジ部3は、本体部1に対して折り畳み
部2を開閉可能に保持している。ヒンジ部3は、図2に
示すように、第1嵌合部として嵌合部3A、円筒部3
B、および第2嵌合部として嵌合部3Cを備えている。
【0018】嵌合部3Aは、本体部1のケース1Aの短
辺側に設けられている。嵌合部3Aは、円筒部3Bと嵌
合する円筒状の嵌合部分3Aを備えている。
【0019】嵌合部3Cは、折り畳み部2のケース2A
の短辺側に設けられている。嵌合部3Cは、円筒部3B
と嵌合する円筒状の嵌合部分3Cを備えている。嵌合
部分3Cは、嵌合部3Aの嵌合部分3Aの間に入り
込むように、ケース2Aの短辺側に配列されている。ま
た、各嵌合部分3Cの外形は、嵌合部3Aの嵌合部分
3Aと同じであるが、嵌合部分3Cの内径は、嵌合
部分3Aに比べて小さくなっている。これは、円筒部
3Bとの嵌合に際して、後述するように、嵌合部3Cが
円筒部3Bから脱落することを防ぐためである。
【0020】また、嵌合部3Cの各嵌合部分3Cは、
2つに分割され、図3に示すように、分割部分3C11
と、分割部分3C12とで構成されている。分割部分3
は、ケース2Aのケース部分2Aに形成され、
分割部分3C12は、ケース2Aのケース部分2A
形成されている。この実施の形態では、ケース部分2A
にケース部分2Aを取り付けて、ケース2Aが作ら
れている。嵌合部分3Cを2つに分割したのは、後述
するように、各嵌合部分3Cを円筒部3Bに取り付け
可能にするためである。
【0021】円筒部3Bは、図4に示すように、円筒状
をしたものである。円筒部3Bの表面には、円筒部分3
と凹部分3Bとが設けられている。円筒部分3B
はヒンジ部3の嵌合部3Aと嵌合し、凹部分3B
ヒンジ部3の嵌合部3Cと嵌合する。つまり、嵌合部3
Aの嵌合部分3Aに比べて内径が小さい、嵌合部3C
の嵌合部分3Cと、凹部分3Bとが嵌合し、かつ、
各嵌合部分3Cが凹部分3Bの外壁面に沿って回る
ように、凹部分3Bが嵌合部分3Cと嵌合してい
る。これによって、折り畳み部2のケース2Aが本体部
1のケース1Aに対して開閉可能となる。かつ、円筒部
3Bの円筒部分3Bと凹部分3Bとで形成される段
差によって、嵌合部3Cが円筒部3Bの長手方向に移動
することがないので、折り畳み部2のケース2Aが本体
部1のケース1Aから離脱するのを防いでいる。
【0022】円筒部3Bの内部は、図5に示すように、
中空3B11になっている。そして、円筒部3Bの一端
が開放され、他端が閉じられている。開放されている一
端の内壁面には、段差3B21が設けられている。ま
た、円筒部3Bには、リード線を通すための配線孔3B
22が空けられている。
【0023】円筒部3Bの段差3B21には、先に述べ
たスピーカ4が取り付けられている。スピーカ4は、超
小型のダイナミックスピーカである。スピーカ4には、
配線孔3B22を通ったリード線4Aが接続されてい
る。スピーカ4は、リード線4Aを伝わってくる電気信
号である音信号を音に変換する。なお、リード線4Aは
増幅器(図示を省略)に接続されている。この増幅器
は、従来、折り畳み部のスペースに取り付けられていた
スピーカに音信号を出力するものである。この実施の形
態では、公知の増幅器に対する配線を変更して、この増
幅器の出力端子がリード線4Aに接続されている。
【0024】こうした構造の携帯電話機によれば、ヒン
ジ部3によって、図6に示すように、折り畳み部2のケ
ース2Aが本体部1のケース1Aに対して、矢印100
の方向に開閉される。また、本体部1の前記増幅器から
リード線4Aを経由して、音信号がスピーカ4に加えら
れると、スピーカ4は、音信号を音に変換して出力す
る。このとき、ヒンジ部3の円筒部3Bの内部が中空3
11になっているので、中空3B11がバックキャビ
ティとなって、低音を充分に再生することができる。こ
の結果、この実施の形態によれば、良質な音響再生を可
能にする。
【0025】また、この実施の形態によれば、スピーカ
4がヒンジ部3の円筒部3Bの一端側に取り付けられて
いるので、折り畳み部2の開閉に影響されること無く、
低音を充分に再生することができ、良質な音響再生を可
能にする。
【0026】[実施の形態2]この実施の形態による携
帯電話機を図7に示す。図7の携帯電話機は、本体部1
1、折り畳み部12、ヒンジ部13、円筒部14、およ
びスピーカ15を備えている。
【0027】本体部11は、使用者によって操作され
る。このために、本体部11の長方形状のケース11A
には、発信相手の電話番号を入力するときや、携帯電話
機の機能を利用するときなどに操作される各種のボタン
(図示を省略)が配列されている。また、本体部11の
端部、つまりヒンジ部13の外側には、収納部11Bが
設けられている。収納部11Bは、本体部11のケース
11Aを延長して形成した延長部である。
【0028】折り畳み部12は、本体部11に対して開
閉可能である。また、本体部11には、液晶ディスプレ
イ(図示を省略)が取り付けられている。
【0029】ヒンジ部13は、本体部11に対して折り
畳み部12を開閉可能に保持している。
【0030】円筒部14は、ケース11Aの収納部11
B内に、かつ、ケース11Aの短辺方向にヒンジ部13
と並んで収納されている。円筒部14は、図8に示すよ
うに、円筒状をしたものである。円筒部14の内部は中
空14Aになっている。そして、円筒部14の一端が開
放され、他端が閉じられている。開放されている一端の
内壁面には、段差14Bが設けられている。また、円筒
部14には、リード線を通すための配線孔14Cが空け
られている。
【0031】円筒部14の段差14Bには、スピーカ1
5が取り付けられている。スピーカ15は、超小型のダ
イナミックスピーカである。スピーカ15には、配線孔
14Cを通ったリード線15Aが接続されている。スピ
ーカ15は、リード線15Aを伝わってくる音信号を音
に変換する。なお、リード線15Aは、実施の形態1と
同じように公知の増幅器(図示を省略)に接続されてい
る。
【0032】この実施の形態によれば、実施の形態1と
同じように、折り畳み部12の開閉に影響されること無
く、円筒部14の中空14Aがバックキャビティとなっ
て、低音を充分に再生することができ、良質な音響再生
を可能にする。
【0033】[実施の形態3]この実施の形態では、図
9に示すように、実施の形態1に用いられた円筒部3B
の他端が開放されている。そして、開放されている他端
の内壁面には、段差3B23が設けられている。円筒部
3Bの段差3B23には、実施の形態1と同じスピーカ
4が取り付けられている。つまり、この実施の形態で
は、スピーカ4がステレオ配置されている。スピーカ4
には、配線孔3B22を通ったリード線4Aが接続され
ている。リード線4Aは、実施の形態1と同じような、
公知の増幅器(図示を省略)に接続されている。また、
携帯電話機がステレオ再生をする機能をもてば、リード
線4Aをステレオ用の増幅器に接続し、ステレオ再生を
することも可能である。
【0034】この実施の形態によれば、実施の形態1と
同じように、折り畳み部2の開閉に影響されること無
く、低音を充分に再生することができ、良質な音響再生
を可能にする。
【0035】さらに、この実施の形態によれば、円筒部
3Bに2つのスピーカ4が取り付けられているので、大
きな出力を得ることができると共に、2つのスピーカの
間隔を確保できるので、良質なステレオ再生が可能にな
る。
【0036】[実施の形態4]この実施の形態では、図
10に示すように、実施の形態2に用いられた円筒部1
4の他端が開放されている。そして、開放されている他
端の内壁面には、段差14Dが設けられている。円筒部
14の段差14Dには、実施の形態2と同じスピーカ1
5が取り付けられている。つまり、この実施の形態で
は、スピーカ15がステレオ配置されている。スピーカ
15には、配線孔14Cを通ったリード線15Aが接続
されている。リード線15Aは、実施の形態1と同じよ
うな、公知の増幅器(図示を省略)に接続されている。
また、携帯電話機がステレオ再生をする機能をもてば、
リード線15Aをステレオ用の増幅器に接続し、ステレ
オ再生をすることも可能である。
【0037】この実施の形態によれば、実施の形態2と
同じように、折り畳み部12の開閉に影響されることの
無く、低音を充分に再生することができ、良質な音響再
生を可能にする。
【0038】さらに、この実施の形態によれば、円筒部
14に2つのスピーカ15が取り付けられているので、
大きな出力を得ることができると共に、2つのスピーカ
15の間隔を確保できるので、良質なステレオ再生が可
能になる。
【0039】[実施の形態5]この実施の形態では、図
11に示すように、実施の形態3の円筒部3B(図9)
の中空3B11に隔壁3B24を設けている。隔壁3B
24は、中空3B11の中央に位置する。そして、隔壁
3B24によって、中空3B11が2つに分けられる。
また、分けられた中空3B11の部分には、スピーカ4
のリード線4Aを通すための配線孔3B22がそれぞれ
空けられている。
【0040】この実施の形態によれば、2つのスピーカ
4によってステレオ再生をする場合、スピーカ4が設け
られている中空3B11が分割されているので、良好な
ステレオ再生を可能にする。
【0041】[実施の形態6]この実施の形態では、図
12に示すように、実施の形態4の円筒部14(図1
0)の中空14Aに隔壁14Eを設けている。隔壁14
Eは、中空14Aの中央に位置する。そして、隔壁14
Eによって、中空14Aが2つに分けられる。また、分
けられた中空14Aの部分には、各スピーカ15のリー
ド線15Aを通すための配線孔14Cがそれぞれ空けら
れている。
【0042】この実施の形態によれば、実施の形態5と
同様に、2つのスピーカ15によってステレオ再生をす
る場合、スピーカ15が設けられている中空14Aが分
割されているので、良好なステレオ再生を可能にする。
【0043】[実施の形態7]この実施の形態では、実
施の形態2の収納部11B(図7)を次のようにしてい
る。図13に示すように、この実施の形態の収納部12
Aはスピーカ15を収納している。収納部12Aは、本
体部11のケース11Aを延長して形成した延長部であ
り、内部が中空12Aになっている。また、収納部1
2Aは、ヒンジ部13に隣接し、かつ、ヒンジ部13に
対して並んで形成されている。
【0044】収納部12Aの側面12Aには、スピー
カ15を入れるための円形の開口12Aが空けられて
いる。開口12Aの内壁には、スピーカ15を固定す
るための段差12Aが設けられている。また、収納部
12Aの仕切り壁12Aには、スピーカ15のリード
線15Aを通すための配線孔12Aが空けられてい
る。
【0045】この実施の形態によれば、スピーカ15を
収納部12Aに直接取り付けることができる。この結
果、円筒部にスピーカを設置する場合に比べて、大きな
口径のスピーカ15を収納することができる。
【0046】[実施の形態8]この実施の形態では、図
14に示すように、実施の形態7の収納部12Aの、他
方の側面に開口12A11が空けられている。開口12
11の内壁面には、段差12A12が設けられてい
る。段差12A12には、実施の形態7と同じスピーカ
15が取り付けられている。つまり、この実施の形態で
は、スピーカ15がステレオ配置されている。スピーカ
15には、配線孔12Aを通ったリード線15Aが接
続されている。リード線15Aは、公知の増幅器(図示
を省略)に接続されている。また、携帯電話機がステレ
オ再生をする機能をもてば、リード線15Aをステレオ
用の増幅器に接続し、ステレオ再生をすることも可能で
ある。
【0047】この実施の形態によれば、円筒部にスピー
カを設置する場合に比べて、大きな口径のスピーカ15
を収納することができる。しかも、この実施の形態によ
れば、2つのスピーカ15が取り付けられているので、
大きな出力を得ることができると共に、2つのスピーカ
15の間隔を確保できるので、良質なステレオ再生が可
能になる。
【0048】[実施の形態9]この実施の形態では、図
15に示すように、実施の形態8の中空12Aに隔壁
12A13を設けている。隔壁12A13は、中空12
の中央に位置する。そして、隔壁12A13によっ
て、中空12Aが2つに分けられる。また、分けられ
た中空12Aの部分には、スピーカ15のリード線1
5Aを通すための配線孔12Aがそれぞれ空けられて
いる。
【0049】この実施の形態によれば、2つのスピーカ
15によってステレオ再生をする場合、スピーカ15が
設けられている中空12Aが分割されているので、良
好なステレオ再生を可能にする。
【0050】以上、この発明の実施の形態を詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるもので
はなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があっても、この発明に含まれる。たとえば、実施の
形態1では、折り畳み部2側に設けられた嵌合部3Cの
嵌合部分3Cの内径を小さくし、かつ、ヒンジ部3の
円筒部3Bに凹部分3Bを設けたが、この逆でもよ
い。つまり、本体部1側の嵌合部3Aの嵌合部分3A
の内径を小さくし、かつ、円筒部3Bの円筒部分3B
を凹部としてもよい。
【0051】さらに、実施の形態2では、収納部11B
を本体部11に設けたが、収納部11Bを折り畳み部1
2に設けてもよい。
【0052】また、実施の形態2および実施の形態7〜
9では、収納部11Bや収納部12Aの形状を工夫する
ことによって、さらに大きなバックキャビティの確保
や、より大きい口径のスピーカの配置も可能となる。
【0053】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1、3の
発明によれば、ヒンジ部の中空な円筒部、または、本体
部もしくは折り畳み部の中空な円筒部によって、円筒部
または収納部にスピーカのバックキャビティが確保さ
れ、低音が充分に再生され、良質な音響再生を可能にす
る。また、円筒部がヒンジ部またはその近傍に形成され
ているので、折り畳み部を本体部に折り畳んだ状態で
も、良質な音を出力することができる。
【0054】請求項2の発明によれば、中空な収納部に
よって、収納部にバックキャビティが確保されるので、
前記の発明と同様に、低音が充分に再生され、良質な音
響再生を可能にする。
【0055】請求項4〜6の発明によれば、円筒部また
は収納部が2つのスピーカを備えるので、大きな出力を
得ることができると共に、2つのスピーカの間隔を確保
できる。これによって、良質なステレオ再生が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による携帯電話機を示
す正面図である。
【図2】ヒンジ部の構成を説明する説明図である。
【図3】嵌合部の嵌合部分の構成を説明する説明図であ
る。
【図4】ヒンジ部の円筒部を示す斜視図である。
【図5】ヒンジ部の円筒部の断面を示す断面図である。
【図6】折り畳み部の開閉を示す側面図である。
【図7】この発明の実施の形態2による携帯電話機を示
す図であり、(a)が正面図であり、(b)が側面図で
ある。
【図8】実施の形態2に用いられる円筒部を示す断面図
である。
【図9】この発明の実施の形態3に用いられる円筒部を
示す断面図である。
【図10】この発明の実施の形態4に用いられる円筒部
を示す断面図である。
【図11】この発明の実施の形態5に用いられる円筒部
を示す断面図である。
【図12】この発明の実施の形態6に用いられる円筒部
を示す断面図である。
【図13】この発明の実施の形態7の収納部を示す部分
断面図である。
【図14】この発明の実施の形態8の収納部を示す部分
断面図である。
【図15】この発明の実施の形態9の収納部を示す部分
断面図である。
【符号の説明】 1 本体部 1A ケース 1B ボタン 2 折り畳み部 2A ケース 2A、2A ケース部分 2B 液晶ディスプレイ 3 ヒンジ部 3A、3C 嵌合部 3A、3C 嵌合部分 3B 円筒部 3B 円筒部分 3B 凹部分 3B11 中空 3B21、3B23 段差 3B22 配線孔 3B24 隔壁 3C11、3C12 分割部分 4 スピーカ 4A リード線 11 本体部 11A ケース 11B 収納部 12 折り畳み部 12A 収納部 12A 中空 12A 側面 12A、12A11 開口 12A、12A12 段差 12A 仕切り壁 12A 配線孔 12A13 隔壁 13 ヒンジ部 14 円筒部 14A 中空 14B、14D 段差 14C 配線孔 14E 隔壁 15 スピーカ 15A リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中垣 昌彦 東京都昭島市宮沢町512番地 フォスター 電機株式会社内 Fターム(参考) 5D017 AE21 5K023 AA07 BB06 DD08 EE07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話番号を含む情報が入力可能な操作部
    を備える本体部と、前記本体部からの信号によって情報
    を表示する表示部を備える折り畳み部と、前記本体部に
    対して前記折り畳み部を開閉可能に保持するヒンジ部と
    を備える携帯電話機において、 前記ヒンジ部は、 前記本体部に設けられた円筒状の嵌合部分を少なくとも
    1つ備える第1嵌合部と、 前記折り畳み部に設けられると共に、前記第1嵌合部と
    かみ合う円筒状の嵌合部分を備える第2嵌合部と、 前記第1嵌合部および前記第2嵌合部にはめ込まれると
    共に、一端が開放され、他端が閉鎖された、内部が中空
    の円筒部と、 前記円筒部の開放された部分に設けられると共に、前記
    本体部からの音信号を変換する第1スピーカとを備える
    ことを特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 電話番号を含む情報が入力可能な操作部
    を備える本体部と、前記本体部からの信号によって情報
    を表示する表示部を備える折り畳み部と、前記本体部に
    対して前記折り畳み部を開閉可能に保持するヒンジ部と
    を備える携帯電話機において、 前記本体部または前記折り畳み部に、かつ前記ヒンジ部
    に隣接して設けられると共に、内部が中空の収納部と、 前記収納部に設けられると共に、前記本体部からの音信
    号を変換する第1スピーカとを備えることを特徴とする
    携帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記収納部は、この収納部内にはめ込ま
    れると共に、一端が開放され、他端が閉鎖された、内部
    が中空の円筒部を備え、 前記第1スピーカは、前記円筒部の開放された部分に設
    けられていることを特徴とする請求項2に記載の携帯電
    話機。
  4. 【請求項4】 前記円筒部の他端が開放され、 前記円筒部の開放された他端に設けられると共に、前記
    本体部からの音信号を変換する第2スピーカを備えるこ
    とを特徴とする請求項1または3に記載の携帯電話機。
  5. 【請求項5】 前記収納部に、かつ前記第1スピーカの
    取り付け位置と異なる部分に設けられると共に、前記本
    体部からの音信号を変換する第2スピーカを備えること
    を特徴とする請求項2に記載の携帯電話機。
  6. 【請求項6】 前記円筒部は、中空部分を2つに仕切る
    隔壁を備えることを特徴とする請求項4に記載の携帯電
    話機。
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