JPWO2007060730A1 - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract

音響特性を改善するための空間の体積分だけ携帯電話機が大きくなってしまうという課題があった。そこで表示部111を備えた上筐体101と、上筐体101の背面と対向して上筐体101に対して相対的に移動可能に連結されるとともに、内蔵されたスピーカ104が生成した音声を外部に放音するスピーカ開口108が形成された下筐体102と、上筐体101と相対的に移動可能に連結された状態で、上筐体101の背面と対向する下筐体102の正面に配設されたスピーカ開口の近傍において、任意の一方向に対して開放しつつ他の方向を閉鎖するようにスピーカ開口108を囲み、かつ下筐体102の端部まで延伸するように形成されたリブ106とを設けた。つまり、リブ106と上筐体101の背面を音響特性を改善するための空間として使用できるので、筐体内部の音響特性改善用の空間は不要となり、筐体を小型化・薄型化できる。

Description

本発明は、表示部を備えた上筐体と、操作部を備えた下筐体とをスライド可能に結合し、かつ音声を出力するスピーカを備えたスライド型の携帯端末に関する。
スライド型の携帯端末(例えば携帯電話機)は、表示部と受話部を備えた上筐体に対して、操作部を備えた下筐体がほぼ平行に相対移動し、上筐体の表示部と受話部が露出し、下筐体の操作部が上筐体に覆われている「閉状態」から上筐体の表示部と受話部、下筐体の操作部がともに露出した「開状態」に移行する。スライド型携帯電話機は、かかる動作を実現するために、上筐体と下筐体をスライド可能に結合するスライド機構を有する。スライド型携帯電話機の一般的な構成は、特許文献1に開示されている。
特開2003―125052号公報
また、最近の携帯電話機は音楽再生機能を実現していることから、複数のスピーカが設けられている。一般的な携帯電話機は、筐体内部にスピーカが設けられており、スピーカから出力された音声は貫通穴を介して外部に放出される。特許文献2に記載の携帯電話機は、貫通穴とスピーカ間に、スピーカから出力された音声が効率よく貫通穴に伝達されるように、スピーカと貫通穴間で音路を形成するダクトが設けられている。
特開2001―168966号公報
また、特許文献3には、背面側にスピーカの放音孔が設けられたハンドセット型コードレス電話機において、電話機を仰向けに置いた場合に放音孔が塞がれることがないように、放音孔の近接位置に突起部を設けたものが開示されている。突起部を設けることにより、電話機が仰向けに置かれた状態で、突起部が放音孔と設置面との間に隙間を確保するので、放音孔が設置面によって塞がれるという問題は解決される。
実開1995−25645号公報
ところで、スピーカから出力された音は、筐体外部に出力される前に、音響特性を改善するため、一定体積を有する空間を経由させられることが多い。その空間は、筐体内部に設置されたスピーカと、音を筐体の外部に出力する出力孔との間に設けられる(前気室と呼ばれることがある)。この空間は、スピーカと筐体開口の間の筐体内面側に設けられたリブにより形成されることが多いが、この空間の体積分だけ携帯電話機の体積が増加することから、小型・薄型化を図るうえで課題となっていた。また、携帯電話機の形状によっては、スピーカの放音孔から筐体外部に音声を導出するダクトのような「音道」を設け、スピーカの放音孔の開口方向と、筐体から再生音声を出力する音声出力孔の開口方向を異ならしめる場合もある。この場合、音道が音響特性の改善に資する「空間」となり得る。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、「スライド型」と言う携帯電話機の形状を利用して、スピーカの実装体積を縮小させることによって携帯電話機の小型化・薄型化を図るものである。また、スライド型携帯電話機の開閉に応じて、筐体外部に音声を導出する方向を異ならせる携帯電話機を提供することを目的とする。
本発明に係る携帯端末は、画像を表示する表示部を備えた第一の筐体と、この第一の筐体の正面の反対側の面である背面と対向して第一の筐体に対して相対的に移動可能に連結されるとともに、内蔵されたスピーカが生成した音声を外部に放音するスピーカ開口が形成された第二の筐体と、第一の筐体と相対的に移動可能に連結された状態で、第一の筐体の背面と対向する第二の筐体の正面に配設されたスピーカ開口の近傍において、第二の筐体上の任意の一方向に対して開放しつつ他の方向を閉鎖するようにスピーカ開口を囲み、かつ第二の筐体の端部まで延伸するように形成されたリブとを設けたものである。
本発明に係る携帯端末は、画像を表示する表示部を備えた第一の筐体と、この第一の筐体の正面の反対側の面である背面と対向して第一の筐体に対して相対的に移動可能に連結されるとともに、内蔵されたスピーカが生成した音声を外部に放音するスピーカ開口が形成された第二の筐体と、第一の筐体と第二の筐体がほぼ重なった状態である閉状態時に、第二の筐体の前記スピーカ開口と対向する第一の筐体の背面上の所定位置において、第一の筐体の背面の任意の一方向に対して開放しつつ他の方向を閉鎖するようにスピーカ開口を囲み、かつ第一の筐体の端部まで延伸するように形成された第一のリブと、閉状態から第二の筐体の少なくとも一部が第一の筐体と重なる状態に遷移した開状態時に、スピーカ開口と対向する第一の筐体の背面上の所定位置において、第一の筐体の背面の任意の一方向に対して開放しつつ他の方向を閉鎖するようにスピーカ開口を囲み、かつ第一の筐体の端部まで延伸するように形成された第二のリブとを設けたものである。
本発明に係る携帯端末は、画像を表示する表示部を備えた第一の筐体と、この第一の筐体の正面の反対側の面である背面と対向して第一の筐体に対して相対的に移動可能に連結されるとともに、内蔵されたスピーカが生成した音声を外部に放音するスピーカ開口が形成された第二の筐体と、第一の筐体と相対的に移動可能に連結された状態で、第一の筐体の背面と対向する第二の筐体の正面に配設されたスピーカ開口の近傍において、第二の筐体上の任意の一方向に対して開放しつつ他の方向を閉鎖するようにスピーカ開口を囲み、かつ第二の筐体の端部まで延伸するように形成されたリブとを設けたので、音響特性改善のための空間を筐体内側に設ける必要がないため、筐体を小型化・薄型化することができるという効果がある。
本発明に係る携帯端末は、画像を表示する表示部を備えた第一の筐体と、この第一の筐体の正面の反対側の面である背面と対向して第一の筐体に対して相対的に移動可能に連結されるとともに、内蔵されたスピーカが生成した音声を外部に放音するスピーカ開口が形成された第二の筐体と、第一の筐体と第二の筐体がほぼ重なった状態である閉状態時に、第二の筐体の前記スピーカ開口と対向する第一の筐体の背面上の所定位置において、第一の筐体の背面の任意の一方向に対して開放しつつ他の方向を閉鎖するようにスピーカ開口を囲み、かつ第一の筐体の端部まで延伸するように形成された第一のリブと、閉状態から第二の筐体の少なくとも一部が第一の筐体と重なる状態に遷移した開状態時に、スピーカ開口と対向する第一の筐体の背面上の所定位置において、第一の筐体の背面の任意の一方向に対して開放しつつ他の方向を閉鎖するようにスピーカ開口を囲み、かつ第一の筐体の端部まで延伸するように形成された第二のリブとを設けたので、上下筐体の開閉状態によってリブとスピーカの位置関係を変化させ、スピーカ音声を異なる音道に導くことが可能となる。したがって、スライド開閉状態に応じて、端末の異なる側面からスピーカ音声を出力させることが可能となる。
本発明の実施の形態1に係るスライド型携帯電話機の外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るスライド型携帯電話機の分解斜視図である。 スピーカ実装部分の断面図である。 音声出力孔の開口方向を比較して示す比較説明図である。 本発明の実施の形態2に係るスライド型携帯電話機の分解斜視図である。 スピーカ実装部分の断面図である。 本発明の実施の形態3に係るスライド型携帯電話機の分解斜視図である。 スライド開状態の音声出力孔の方向を示す説明図及び外観斜視図である。 スライド閉状態の音声出力孔の方向を示す説明図及び外観斜視図である。
符号の説明
101 上筐体、102 下筐体、103 下筐体上側側面、104 スピーカ、
105 音声出力孔、106 リブ、107 音道、108 隙間、109 放音孔、
110 表示ディスプレイ、111 受話スピーカ、112 キー操作部、
113 スピーカ振動板、300 リブ、301 音声出力孔、302 リブ、
303 音声出力孔、304 リブ、305 音声出力孔、306 リブ、
307 音声出力孔、
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について説明する。図1はスライド型携帯電話機の外観を示す外観斜視図である。図1では、上筐体101と下筐体102を開いた状態のスライド型携帯電話機が示される。図1のように上筐体101と下筐体102を開いた状態では、上筐体101の表示部110と受話部111、下筐体102の操作部112がともに露出した状態になる。一方、上筐体101と下筐体102を閉じた状態では、上筐体101の表示部110と受話部111が露出しており、下筐体102の操作部112が上筐体101に覆われた状態となる。図1に示すスライド型携帯電話機は、受話部111のほか、着信メロディや音楽再生用のスピーカを備えている。スピーカで再生された音声は、音声出力孔105よりスライド型携帯電話機の側面から外部に出力される。
図2は、上筐体101と下筐体102を開いた状態のスライド型携帯電話機の分解斜視図である。上筐体101と下筐体102をスライドして開放した状態で、上筐体101と下筐体102が重なる部分(下筐体102の上端部側)にスピーカ104が設けられる。図2では、筐体開口である隙間108が配設されているが、この隙間108の奥にスピーカの放音孔109、スピーカ本体104が設けられている。そして、上筐体101の背面と対向する下筐体102の正面に配設された隙間108(スピーカ開口)の近傍において、下筐体102上の任意の一方向に対して開放しつつ他の方向を閉鎖するようにスピーカ開口を囲み、かつ下筐体102の端部まで延伸するように形成されたリブ106が設けられている。図2の場合、隙間108を囲みつつ、下筐体102の側面方向の一方向のみ開放し、他方向は閉鎖するリブ106が「コ」の字型に形成されている。リブ106は、図2によれば、下筐体102に形成されている。しかし、上筐体101と下筐体102をスライド可能に組み付けた状態で下筐体102と対向する上筐体101の面(背面側)に形成することも可能である。なお、図2において、図1と同一の符号は同一または相当部分を示すので説明は省略する。
図3は、スピーカ実装部分の断面図である。図3において、スピーカ本体104は、振動板113、放音孔109から形成されている。また、このスピーカ104は基板に接触しており、電気的に接続されている。スピーカ104は下筐体上側側面103の開口に対応する位置の内側面に接触して設けられる。より詳細には、筐体開口をスピーカ104の径よりも小さく形成し、スピーカ104の上端部を筐体内側面に接触させて設けられる。図3に示す隙間108は下筐体102の面に設けられた開口であり、開口の面積と下筐体103の厚みより算出される体積を有する空間である(第一の空間)。そして、開口を音声出力孔105側の一方向のみを開放して囲むリブ106が下筐体102の外部に設けられている。スライド可能に連結される上筐体101と下筐体102の開閉状態に関わらず、上筐体101の背面はリブ106を覆っているので、上筐体101の背面とリブ106により空間が形成される(第二の空間)。つまり、第一の空間と第二の空間を、音響特性改善のための空間(前気室)として用いることができるので、音響特性改善のための前気室のような空間をスピーカ104と筐体開口までの内部側に設ける必要はなくなるという効果がある。
図4は、音声出力方向を比較して示す比較説明図である。図4(a)は、下筐体102の背面に放音孔109を設けた一般的な携帯電話機を示しており、図4(b)は、上筐体101と下筐体102をスライド可能に連結した状態で、上筐体101と対向する下筐体102の正面に放音孔109を設けた本発明に係る携帯電話機を示す。図4には図示しないが、図4(b)の携帯電話機は、リブ106により形成された音道により、携帯電話機側面の音声出力孔より音声を外部に出力するので、携帯端末の左右に音を出すことができる。また、左右の音声出力孔間の距離を調整することにより、ステレオ効果や3D音響効果を高めることも可能である。
上記説明のように、本発明は、スピーカ104を筐体開口の内側面に接触して設け、さらに、筐体開口を音声出力孔側の一方向のみを開放して囲むリブ106を設けることにより、開口の面積と筐体厚みより算出される体積を有する第一の空間と、上筐体背面とリブにより形成された第二の空間を音響特性改善のための空間として用いることができる。したがって、音響特性改善のための空間を筐体内側に設ける必要がないため、筐体を小型化・薄型化することができるという効果がある。
実施の形態2.
実施の形態1に係る携帯端末は、筐体開口をスピーカ104の径よりも小さく形成してスピーカ104を筐体の内面に接触して設け、さらに、筐体開口を音声出力孔側の一方向のみを開放して囲むリブ106を設けることにより、開口の面積と筐体厚みより算出される体積を有する第一の空間と、上筐体背面とリブにより形成された第二の空間を音響特性改善のための空間として用いていた。しかし、スピーカ104を筐体の内面に接触して設けるのではなく、筐体開口をスピーカ104の径よりも大きく形成し、スピーカ104の側面を筐体開口の内側面に接触させ、スピーカ104の上端部をリブに接触させることにより、さらに筐体をさらに薄くすることができる。
図5は、本発明の実施の形態2に係るスライド型携帯電話機の分解斜視図である。図5において、上筐体101と下筐体102をスライドして開放した状態で、上筐体101と下筐体102が重なる部分(下筐体102の上端部側)にスピーカ104の放音孔109が図示されている。リブ106は、放音孔109を囲みつつ、下筐体102の側面方向の一方向のみ開放し、他方向は閉鎖する「コ」の字型に形成されている。なお、図5において、図2と同一の符号は同一または相当部分を示すので説明は省略する。
図6は、スピーカ実装部分の断面図である。図6において、筐体開口はスピーカ104の径よりも大きく形成されている。そして、スピーカ104は、外側面部を筐体開口の内側面に接触させ、その上端部をリブ106に接触させて設けられている。したがって、図6に示される構成においては、図3に示す隙間108はスピーカ104に占められているので、実施の形態1で説明した「第一の空間」に相当する空間は存在しない。一方、放音孔109を音声出力孔105側の一方向のみを開放して囲むリブ106と、上筐体101の背面により形成された空間(第二の空間)は存在し、この第二の空間が、音響特性改善のための空間として使用される。
上記説明のように、筐体開口をスピーカ104の径よりも大きく形成し、スピーカ104の側面部を筐体開口の側面に接触させ、スピーカ104の上端部をリブ106に接触させて、スピーカ104を設けることにより、第一の空間の体積分だけ実装体積を削減することが可能となり、端末の小型化・薄型化することができるという効果を得ることができる。特に、筐体の厚み分だけ薄型化を図ることができるという効果がある。
実施の形態3.
実施の形態1及び実施の形態2で説明したスライド型携帯電話機は、下筐体に設けられたスピーカ104を一方向を除いて囲むリブ106が下筐体102に設けられていた。そして、リブ106が形成した音道を介して、スピーカからの音声は携帯電話機の両側面に設けられた音声出力孔より外部に出力されていた。したがって、上筐体101と下筐体102の開閉状態に関わらず、リブ106とスピーカ104の位置関係は変化しないため、スピーカからの音声は携帯電話機側面の音声出力孔より出力される。
以下説明するスライド型携帯電話機は、上筐体にリブを形成し、上筐体101と下筐体102の開閉状態によってリブとスピーカの位置関係を変化させることにより、上筐体101と下筐体102の開閉状態に応じて、スピーカからの音声が出力される筐体上の位置を変化させるものである。スライド型携帯電話機は、筐体の開閉状態に関わらず大型の表示ディスプレイが筐体上に露出している。つまり、従来のように、スライド型携帯電話機は、端末を手に保持した状態である「縦方向」で使用するのみならず、例えば、横置き型のホルダに載置した状態で横長の表示画面にTV番組を表示したり、動画のアプリケーションを動作させるなどの「横方向」で使用したりすることも想定される。したがって、端末を「縦方向」で使用する場合と「横方向」で使用する場合で、スピーカ音声の出力位置を変更できると便利である。
そこで、以下説明するスライド型携帯電話機は、上筐体101と下筐体102がほぼ重なった状態である閉状態時に、下筐体102のスピーカ開口108と対向する上筐体101の背面上の所定位置において、上筐体101の背面の任意の一方向に対して開放しつつ他の方向を閉鎖するようにスピーカ開口108を囲み、かつ上筐体101の端部まで延伸するように形成された第一のリブ304、306と、閉状態から下筐体102の少なくとも一部が上筐体101と重なる状態に遷移した開状態時に、スピーカ開口108と対向する上筐体の背面上の所定位置において、上筐体101の背面の任意の一方向に対して開放しつつ他の方向を閉鎖するようにスピーカ開口108を囲み、かつ上筐体101の端部まで延伸するように形成された第二のリブ300、302とを設けた。
図7は、本発明の実施の形態3に係るスライド型携帯電話機の分解斜視図である。図7(a)は、上筐体101と下筐体102を分解した状態を示す分解斜視図である。図7(a)において、下筐体102上の隙間108A、108Bの周囲にはリブが形成されていない。下筐体102に形成された隙間108A、108Bの奥方向にはスピーカ本体104がそれぞれ形成されている。以下の説明の便宜上、隙間108Aを「第一のスピーカ開口」、隙間108Bを「第二のスピーカ開口」と称する。図7(b)は、上筐体101の背面(上筐体101と下筐体102をスライド可能に組み付けた状態で下筐体102と対向する上筐体101の面)側の構成を示す斜視図である。図7(b)において、上筐体101と下筐体102が閉じられた状態で、第一のスピーカ開口108Aを囲むリブ300、リブ300が形成する音道を経由したスピーカ音声を外部に出力する音声出力孔301、第二のスピーカ開口108Bを囲むリブ302、リブ302が形成する音道を経由したスピーカ音声を外部に出力する音声出力孔303が図示される。つまり、上筐体101と下筐体102が閉じられた状態では、スピーカ音声は、端末をたてに保持した状態における上筐体101の上端部と下端部に形成された音声出力孔301、303から出力されることになる。言い換えれば、端末が横方向で載置された場合、ワイドな横長の表示画面の左右両方向から音が出力されることになる。
一方、図7(b)において、上筐体101と下筐体102が開かれた状態で、第一のスピーカ開口108Aを囲むリブ304、リブ304が形成する音道を経由したスピーカ音声を外部に出力する音声出力孔305、第二のスピーカ開口108Bを囲むリブ306、リブ306が形成する音道を経由したスピーカ音声を外部に出力する音声出力孔307が図示される。つまり、上筐体101と下筐体102が開かれた状態では、スピーカ音声は、端末をたてに保持した状態における上筐体101の左右両側面に形成された音声出力孔305、307から出力されることになる。言い換えれば、端末が上下筐体が開かれた状態で、縦方向でユーザの手により保持されている場合、縦長の表示画面の左右両方向から音が出力されることになる。
図8は、スライド開状態の音声出力孔の方向を示す説明図及び外観斜視図である。図8において、実線で示された部分は、上筐体101及び上筐体101に形成されたリブ300、302、304、306であり、破線で示された部分は、下筐体102のスピーカ開口108A、108Bである。上筐体101及び下筐体102の開閉に伴う各リブとスピーカ開口108A、Bの相対位置を明確にするため、上筐体101に実装されていないスピーカ開口108A、108Bを敢えて破線で図示している。上筐体101と下筐体102が開かれた状態のとき、下筐体102のスピーカ開口108Aと108Bは、図8(a)に示されるように、それぞれ上筐体101のリブ304と306に囲まれた位置に存在する。したがって、図8(b)に示されるように、端末を縦にした状態で、言い換えれば、表示ディスプレイ110が「縦長」の状態で、スピーカ音声は、上筐体101の左右両側面に形成された音声出力孔305、307から出力されることになる。上下筐体が開かれた端末が、縦方向でユーザの手により保持されている場合、縦長の表示画面の左右両方向から音が出力される。
図9は、スライド閉状態の音声出力孔の方向を示す説明図及び外観斜視図である。図9において、図8と同一の符号は同一または相当部分を示すので説明は省略する。上筐体101と下筐体102が閉じられた状態のとき、下筐体102のスピーカ開口108Aと108Bは、図9(a)に示されるように、それぞれ上筐体101のリブ300と302に囲まれた位置に存在する。したがって、図9(b)に示されるように、端末を横にした状態で、言い換えれば、表示ディスプレイ110が「横長」の状態で、スピーカ音声は、上筐体101の左右両側面に形成された音声出力孔301、303から出力されることになる。つまり、端末を横に保持した状態では、上筐体101の上端部と下端部に形成された音声出力孔から出力されている。端末が横方向で載置された場合、ワイドな横長の表示画面の左右両方向から音が出力されることになる。
上記説明のように、本発明の実施の形態3に係るスライド型携帯電話機は、スライド開状態において上下筐体が重なる位置にスピーカが設けられた筐体(上記実施例では下筐体102)とは異なる筐体(上記実施例では上筐体101)にリブを形成した。また、このリブは、スライド開状態でスピーカを囲みつつ音道を形成するものと、スライド閉状態でスピーカを囲みつつ音道を形成するものを含むものである。つまり、スピーカが設けられた筐体とは異なる筐体にリブを形成し、かつ、このリブはスライド開状態及び閉状態のそれぞれの状態でスピーカを囲むものを含むので、上下筐体の開閉状態によってリブとスピーカの位置関係を変化させ、スピーカ音声を異なる音道に導くことが可能となる。したがって、スライド開閉状態に応じて、端末の異なる側面からスピーカ音声を出力させることが可能となる。特に上記説明のような構成を採用することにより、端末の異なる側面からスピーカ音声を出力させるためのスピーカを新たに増設する必要がないので、端末の小型化・薄型化のほか、費用を低減させることもできる。
なお、上記説明では、スピーカ104が下筐体102に実装された構成について説明していない。しかし、この点については、実施の形態1ないし実施の形態2で説明した技術的特長を適宜採用すればよい。このように、実施の形態1ないし実施の形態2で説明したようにスピーカ104を実装することにより、端末の小型化・薄型化をよりいっそう図ることが可能となる。
本発明は、実施の形態で説明したスライド型携帯電話機のみならず、音声再生可能で通信機能を備えた携帯通信端末や、通信機能を備えていない携帯用の音楽再生機器にも適用することが可能である。


Claims (6)

  1. 画像を表示する表示部を備えた第一の筐体と、
    この第一の筐体の正面の反対側の面である背面と対向して前記第一の筐体に対して相対的に移動可能に連結されるとともに、内蔵されたスピーカが生成した音声を外部に放音するスピーカ開口が形成された第二の筐体と、
    前記第一の筐体と相対的に移動可能に連結された状態で、前記第一の筐体の背面と対向する前記第二の筐体の正面に配設された前記スピーカ開口の近傍において、前記第二の筐体上の任意の一方向に対して開放しつつ他の方向を閉鎖するように前記スピーカ開口を囲み、かつ前記第二の筐体の端部まで延伸するように形成されたリブとを設けたことを特徴とする携帯端末。
  2. 第二の筐体は、スピーカの上端部がスピーカ開口近傍の前記第二の筐体の内側面に接触した状態で前記スピーカが実装されていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の携帯端末。
  3. 第二の筐体は、前記第二の筐体に形成されたスピーカ開口の内側面に、スピーカの外側面が接触した状態で前記スピーカが実装されていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の携帯端末。
  4. 画像を表示する表示部を備えた第一の筐体と、
    この第一の筐体の正面の反対側の面である背面と対向して前記第一の筐体に対して相対的に移動可能に連結されるとともに、内蔵されたスピーカが生成した音声を外部に放音するスピーカ開口が形成された第二の筐体と、
    前記第一の筐体と前記第二の筐体がほぼ重なった状態である閉状態時に、前記第二の筐体の前記スピーカ開口と対向する前記第一の筐体の背面上の所定位置において、前記第一の筐体の背面の任意の一方向に対して開放しつつ他の方向を閉鎖するように前記スピーカ開口を囲み、かつ前記第一の筐体の端部まで延伸するように形成された第一のリブと、
    閉状態から前記第二の筐体の少なくとも一部が前記第一の筐体と重なる状態に遷移した開状態時に、前記スピーカ開口と対向する前記第一の筐体の背面上の所定位置において、前記第一の筐体の背面の任意の一方向に対して開放しつつ他の方向を閉鎖するように前記スピーカ開口を囲み、かつ前記第一の筐体の端部まで延伸するように形成された第二のリブとを設けたことを特徴とする携帯端末。
  5. 第二の筐体は、スピーカの上端部がスピーカ開口近傍の前記第二の筐体の内側面に接触した状態で前記スピーカが実装されていることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の携帯端末。
  6. 第二の筐体は、前記第二の筐体に形成されたスピーカ開口の内側面に、スピーカの外側面が接触した状態で前記スピーカが実装されていることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の携帯端末。
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