JP2003198611A - トラヒックシェーパーおよび帯域制御装置 - Google Patents

トラヒックシェーパーおよび帯域制御装置

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JP2003198611A JP2001399076A JP2001399076A JP2003198611A JP 2003198611 A JP2003198611 A JP 2003198611A JP 2001399076 A JP2001399076 A JP 2001399076A JP 2001399076 A JP2001399076 A JP 2001399076A JP 2003198611 A JP2003198611 A JP 2003198611A
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Masayoshi Takase
Norihiko Moriwaki
紀彦 森脇
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光弘 和田
Hiroaki Kasahara
裕明 笠原
Naohiko Ozaki
尚彦 小崎
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    • H04L12/56Packet switching systems
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各トラヒックの最低保証帯域を保証し、且つ、
通信回線の空き帯域を有効に利用して可変長パケットを
転送できるトラヒックシェーパーを提供する。 【解決手段】 バッファメモリ20−1〜20−nと対
応して用意された複数のリーキーバケット部41−1〜
41−nと、各リーキーバケット部から出力されるレベ
ルカウント値と予め指定された最低保証帯域に対応する
閾値との差分値に基づいて、パケットを読み出すべきバ
ッファメモリを特定するための出力キュー決定部43と
からなる帯域制御部40を備え、各リーキーバケット部
41が、一定の速度でカウント値を減少するレベルカウ
ンタ416と、対応バッファメモリからのパケットの読
み出し時にレベルカウンタのカウント値をパケットの長
さに比例した値だけ増加させるレベル上昇手段411〜
417とを有するトラヒックシェーパー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信した可変長パ
ケットを帯域制御して送出するトラヒックシェーパーお
よび帯域制御装置に関し、更に詳しくは、バッファメモ
リに一時的に蓄積された受信パケットを、リーキーバケ
ットによる帯域制御によって予め指定された最低保証帯
域を遵守して、出力回線に送出する可変長パケット用の
トラヒックシェーパーおよび帯域制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットユーザーの増加に伴い、
通信ネットワークにおけるトラヒック量が急増してい
る。現在のインターネット通信は、回線の空き状態に応
じてユーザ毎の情報転送量が決まるベストエフォート形
式で行われている。しかしながら、FTTH(Fiber To
The Home)等のブロードバンド回線が各家庭に行き渡
り、例えば、動画のストリーミング配信など、転送情報
量の多い通信サービスが増加すると、各ユーザに最低帯
域を保証した通信サービスが必要となる。
【0003】インターネット上のトラヒックは、公衆網
における従来の電話トラヒックと異なって、ユーザ端末
からの送信データがバースト的に発生し、パケットフロ
ー(トラヒック)が不連続的になる。そのため、通信に
先立って、ユーザ毎に固定の回線帯域を常時確保する必
要はなく、通信回線帯域を有効に利用するために複数ユ
ーザのトラヒックを1つの通信回線に多重化し、実際に
発生したトラヒックを制御対象として、ユーザ毎に予め
契約した最大許容帯域の範囲内で最低保証帯域を保証し
た通信制御を行うことが望まれる。上記最低保証帯域と
最大許容帯域は、非同期転送転送モード(Asynchronous
Transfer Mode:ATM)における最小セルレート(Mini
mum Cell Rate:MCR)と最大セルレート(Peak Cell
Rate:PCR)に相当する。
【0004】この場合、最低保証帯域は、例えば、通信
回線の全帯域を該通信回線に多重化された複数のユーザ
トラヒックでシェアするように割り当てることができ
る。基本的にベストエフォートで通信が行われるインタ
ーネットでは、ユーザ毎の最大許容帯域の設定は必ずし
も必要ではないが、何れかのユーザのトラヒック量が最
低保証帯域よりも少なくなった時、通信回線に発生した
空き帯域を最低保証帯域以上のトラヒック量を持つユー
ザが公平にシェアできるような帯域制御が望まれる。
【0005】上述した帯域制御を行うトラヒックシェー
パー機能に関する従来技術として、例えば、特開200
1−168869号公報(従来技術1)には、重み付け
ラウンドロビン(Weighted Round Robin:WRR)方式
を応用してMCRとPCRを制御するATM網用の帯域
制御方法が開示されている。
【0006】特開平2−239748号公報(従来技術
2)には、リーキーバケットを用いたATMセル用の帯
域制御技術が開示されている。上記従来技術2では、伝
送チャネル毎にカウンタを設けておき、セルがキューに
到達した時、到着セル長に相当する値をカウンタに加算
すると共に、前回のセル到達時刻からの経過時間に比例
する値を上記カウンタのカウント値から減算する。各カ
ウンタには1つの閾値が設定してあり、カウント値が閾
値未満となった伝送チャネルのセルキューに対して、セ
ルの送出権が与えられる。
【0007】可変長パケット用のトラヒックシェーピン
グ技術としては、例えば、特開2000−332787
号公報(従来技術3)に、公衆網に接続された回線対応
部に、各出力回線と対応して、帯域保証すべきパケット
を蓄積する優先キューと、空き帯域で送信すべきパケッ
トを蓄積する非優先キューとを設け、保証すべき帯域に
応じて各キューの先頭パケットの送信予定時刻を計算し
ておき、先頭パケットが送信予定時刻に達したキューか
らパケットを読み出すパケット中継装置が開示されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術は、インターネット上で通信される可変長パ
ケットについて、予め契約された最低保証帯域を遵守
し、空き帯域を有効に利用して最低保証帯域以上のパケ
ット転送を可能とする実用的なトラヒックシェーピング
技術を開示していない。例えば、従来技術1と従来技術
2は、固定長のATMセルを制御対象としているため、
そのままでは可変長パケットのトラヒックには適用でき
ない。
【0009】従来技術3では、パケット送信予定時刻に
達した優先キューから先頭パケットを読み出して出力回
線に送信し、同一優先キュー内の次のパケットに対し
て、最低保証帯域を超えない新たな送信予定時刻を割り
当てることによって、優先パケットの最低帯域を保証し
ている。また、優先キューに一定量以上のパケットが蓄
積された場合は、最低保証帯域には関係なく直ちにパケ
ット送信時刻となる送信予定時刻を与えることによっ
て、キューが溢れるのを防止している。非優先キューの
蓄積パケットは、送信予定時刻に達した優先キューに送
信すべきパケットがなかった場合に送信権が与えられ、
最低帯域の空き時間を利用して出力回線に送信される。
【0010】然るに、上記従来技術3では、先頭パケッ
トに割り当てた送信予定時刻に達した優先キュー、また
は送信予定時刻を経過した優先キューからパケットを読
み出すことを原則としているため、送信予定時刻に到達
する前に発生した空き帯域を利用することは原理的に困
難となる。上記従来技術3には、パケット送信ユーザが
減少したとき、送信帯域を最大契約帯域まで増加できる
旨の記述があるが、具体的な制御技術は開示されていな
い。
【0011】本発明の目的は、各トラヒックの最低保証
帯域を保証し、且つ、通信回線の空き帯域を有効に利用
して可変長パケットを転送できるトラヒックシェーパー
を提供することにある。本発明の他の目的は、複数のト
ラヒックが通信回線の空き帯域を公平にシェアできるト
ラヒックシェーパーを提供することにある。本発明の更
に他の目的は、各トラヒックに最低帯域を保証し、最大
許容帯域の範囲内で通信回線の空き帯域を利用した可変
長パケット転送を可能とするトラヒックシェーパーを提
供することにある。本発明の更に他の目的は、予め指定
された最低帯域を保証するためのパケット送信タイミン
グを的確に検出できるリーキーバケット型の帯域制御装
置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、複数の入力ポートから受信した可変長パ
ケットを予め指定された最低帯域を保証して1つの出力
ポートに転送するトラヒックシェーパーにおいて、上記
各入力ポートから受信した可変長パケットを一時的に蓄
積するための複数のバッファメモリと、パケットを読み
出すべきバッファメモリを特定するための帯域制御部
と、上記帯域制御部で特定されたバッファメモリから1
つの可変長パケットを読み出し、上記出力ポートに送出
する読み出し制御部とからなり、上記帯域制御部が、上
記バッファメモリと対応して用意された複数のリーキー
バケット部と、上記各リーキーバケット部から出力され
るレベルカウント値と予め指定された最低保証帯域に対
応する閾値との差分値に基づいて、パケットを読み出す
べきバッファメモリを特定するための出力キュー決定部
とからなり、上記各リーキーバケット部が、一定の速度
でカウント値を減少するレベルカウンタと、上記読み出
し制御部による対応バッファメモリからのパケットの読
み出しに応答して、上記レベルカウンタのカウント値を
上記パケットの長さに比例した値だけ増加させるレベル
上昇手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】更に詳述すると、上記出力キュー決定部
は、各リーキーバケット部から出力されるレベルカウン
ト値と前記最低保証帯域に対応する閾値との差分を示す
数値を出力する複数の偏差検出部と、上記各偏差検出部
から出力される差分値に基づいて、パケットを読み出す
べきバッファメモリを特定するためのバッファ選択部と
からなる。上記各偏差検出部は、各リーキーバケット部
から出力されるレベルカウント値が閾値以下となった
時、上記差分値として零を出力する。また、上記バッフ
ァ選択部は、各バッファメモリにおけるパケットの蓄積
状態を示すレジスタを有し、上記偏差検出部から出力さ
れる差分値の中から、上記レジスタが示すパケット蓄積
中のバッファメモリと対応する偏差検出部からの出力値
を有効にして、1つの最小値を選択する。
【0014】本発明の1実施例によれば、上記バッファ
選択部は、有効となった差分値の中に最小値となる複数
の差分値が存在した時、ラウンドロビン形式で1つの最
小値を選択する。これによって、パケットの送信が可能
となったバッファメモリに順次に送信権を与えることが
可能となる。
【0015】本発明の1つの特徴は、上記各リーキーバ
ケット部が、上記レベルカウンタが示すレベルカウント
値によって変化する可変の単位インクリメント値を上記
レベル上昇手段に供給し、上記レベル上昇手段が、上記
単位インクリメント値とパケット長との乗算結果に従っ
て、上記レベルカウンタのカウント値を増加させること
にある。
【0016】本発明の1実施例によれば、各リーキーバ
ケット部は、上記レベルカウンタが示し得るレベルカウ
ント値の範囲内に定義された複数のレベル区域と対応し
て、レベル区域毎に異なった単位インクリメント値を表
すインクリメント値テーブルを有し、上記レベル上昇手
段が、上記テーブルが示すレベルカウンタのレベルカウ
ント値と対応する単位インクリメント値とパケット長と
の乗算結果に従って、レベルカウンタのカウント値を増
加させる。
【0017】本発明の好ましい実施例によれば、各リー
キーバケット部は、バッファメモリに指定された最低保
証帯域に対応する閾値が上記何れかのレベル区域の略中
央部に位置するように、レベル区域の境界定義が異なっ
たインクリメント値テーブルを使用する。上記インクリ
メント値テーブルには、レベルカウンタが示すレベルカ
ウント値の減少に従って段階的に大きくなる可変の単位
インクリメント値が記憶してある。
【0018】本発明のトラヒックシェーパーでは、この
ように可変の単位インクリメント値を適用することによ
って、トラヒックが途絶えてリーキーバケットのレベル
が閾値を大きく下回った場合でも、新たに到着したパケ
ットがバッファメモリから読み出された時点で、リーキ
ーバケットのレベルを急激に上昇させることができる。
従って、本発明によれば、一時的に途絶えたトラヒック
が回復した時、リーキーバケットのレベルを閾値(最低
保証帯域のレベル)よりも高い位置にまで短時間で上昇
させることができ、各バッファメモリに対してそれぞれ
の最低保証帯域に応じた送信権を付与することが可能と
なる。
【0019】本発明の他の特徴は、上記帯域制御部の出
力キュー決定部が、レベルカウント値が予め指定された
最大許容帯域に対応する閾値以下となったリーキーバケ
ットを選択対象として、上述した差分値に基づくバッフ
ァメモリの特定を行うようにしたことにある。
【0020】本発明のトラヒックシェーパーでは、最低
保証帯域によって決まる閾値とレベルカウント値との差
分が最小となったリーキーバケットと対応関係にあるバ
ッファメモリに対して、パケット送信権が与えられる。
従って、パケット蓄積中のバッファメモリと対応する全
てのリーキーバケットにおいて、レベルカウント値が上
記最低保証帯域によって決まる閾値よりも高くなった場
合、レベルカウント値が閾値に最も接近したバッファメ
モリに対してパケット送信権が与えられ、最大許容帯域
の範囲内で、最低保証帯域を超えたトラヒックシェーピ
ングを実現できる。
【0021】パケット送信権は、各トラヒックの最低保
証帯域を基準にして配分されるため、本発明によれば、
全てのトラヒックに最低保証帯域を保証した状態で生ま
れた出力回線の空き帯域を、各トラヒックの最低保証帯
域に従った比率で公平に配分することが可能となる。
【0022】本発明による帯域制御装置は、複数のバッ
ファメモリと対応する複数のリーキーバケット部と、上
記各リーキーバケット部から出力されるレベルカウント
値と予めバッファメモリ毎に指定された最低保証帯域に
対応する閾値との差分値に基づいて、パケットを読み出
すべきバッファメモリを特定するための出力キュー決定
部と、上記出力キュー決定部で特定されたバッファメモ
リから1つの可変長パケットを読み出す読み出し制御部
とを有し、上記各リーキーバケット部が、一定の速度で
カウント値を減少するレベルカウンタと、対応するバッ
ファメモリからパケットが読み出された時、上記レベル
カウンタのカウント値を上記パケットの長さに比例した
値だけ増加させるレベル上昇手段とを有し、上記レベル
上昇手段が、上記レベルカウンタが示すレベルカウント
値の減少に従って段階的に大きくなる可変の単位インク
リメント値とパケット長との乗算結果に従って、上記レ
ベルカウンタのカウント値を増加させることを特徴とす
る。本発明の更に他の目的と特徴は、以下に図面を参照
して説明される実施例から明らかになる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のトラヒックシェ
ーパーが適用されるパケット交換システムの1例を示
す。パケット交換システムは、それぞれ入力回線群IN
1−1〜IN1−n、INm−1〜INm−nに接続さ
れたトラヒックシェーパー100−1〜100−mと、
トラヒックシェーパー100−1〜100−mから出力
された可変長パケットを各パケットに付された内部ヘッ
ダ情報に従ってパケット振分け部310−1〜310−
mに選択的に転送するスイッチ部300と、パケット振
分け部310−1〜310−mに接続されたパケット送
信部320−1〜320−mと、トラヒックシェーパー
100−1〜100−mとスイッチ部300に接続され
た制御部301とからなる。
【0024】各トラヒックシェーパー100−i(i=
1〜m)は、入力回線群INi−1〜INi−nから入
力される可変長パケットを、コネクション毎に予め指定
された最低保証帯域、最大許容帯域に従って帯域制御し
ながら、スイッチ部300の入力ポートPI−iに多重
化して出力する。最低保証帯域、最大許容帯域の値は、
制御部301から信号線S301−1〜S301−mを
介して各トラヒックシェーパーに設定される。
【0025】各パケット振分け部310−i(i=1〜
m)は、スイッチ部300の出力ポートPO−iから供
給された出力パケットを内部ヘッダ情報に従って出力回
線OUT1i−1〜OUT1i−nと対応した信号線L
i−1〜Li−nに振り分ける。各パケット送信部32
0−i(i=1〜m)は、信号線Li−1〜Li−nか
ら入力された出力パケットから不要となった内部ヘッダ
情報を外して、出力パケットを出力回線OUTi−1〜
OUTi−nに送出する。
【0026】図2は、本発明によるトラヒックシェーパ
ー100−iの1実施例を示すブロック図である。トラ
ヒックシェーパー100−iは、それぞれ入力回線IN
i−jに接続された複数の入力回線インタフェース10
−j(j=1〜n)と、それぞれ信号線S10−jを介
して入力回線インタフェース10−jに接続された複数
のパケットバッファ20−j(j=1〜n)と、入力回
線インタフェース10−jから信号線S17−jを介し
て与えられるパケット長Lに従って、各パケットバッフ
ァ20−jにパケットを書き込む複数の書き込み制御回
路21−j(j=1〜n)と、信号線S22−jを介し
てパケットバッファ20−j(j=1〜n)のパケット
の読み出しを制御する読み出し制御回路22と、パケッ
トバッファ20−j(j=1〜n)からの出力パケット
をポートPIiに転送するためのセレクタ24と、バッ
ファ制御部30と、帯域制御部40とからなる。
【0027】バッファ制御部30は、信号線S17−j
を介して入力回線インタフェース10−j(j=1〜
n)から受信したパケット長Lを記憶しておき、帯域制
御部40から信号線S40を介して与えられた出力キュ
ー指定信号に応答して、信号線S30、S31にパケッ
ト長Lとバッファ指定番号kを出力する。
【0028】読み出し制御回路22は、上記バッファ指
定番号kと対応するパケットバッファ20−kからパケ
ット長Lが示す1パケット分のデータを読み出す。1パ
ケット分のデータの読み出しが完了すると、読み出し制
御回路22は、信号線S22、S23にバッファ番号k
と出力パケット長Lを出力する。
【0029】上記パケットの読み出し期間中は、セレク
タ24が、バッファ指定番号kで指定されたパケットバ
ッファ20−kからの出力を選択し、ポートPIiに出
力する。帯域制御部40は、信号線S22、S23を介
して読み出し制御回路22から受け取ったバッファ番号
kとパケット長Lに基づいて、リーキーバケットによる
帯域監視を実行する。また、バッファ制御部30から信
号線S33を介して受け取った出力キュー状態情報を参
照して、次にパケットを読み出すべき出力キューを決定
して、信号線S40に上記出力キューの番号kを示す出
力キュー指定信号を出力する。
【0030】図3は、入力回線インタフェースの1実施
例を示す。入力回線インタフェース10−1は、入力回
線INi−1に接続されたフレーム終端回路11と、フ
レーム終端回路11から信号線S11に出力されるパケ
ットフレームに内部ヘッダを付加し、信号線S10−1
に出力する内部ヘッダ付加回路12と、信号線S11に
出力されるパケットフレームのヘッダ部から宛先アドレ
スを抽出する宛先アドレス抽出回路13と、宛先アドレ
ス抽出回路13で抽出された宛先アドレスに従ってルー
ティングテーブル15から内部ルーティング情報を検索
し、該内部ルーティング情報を含む内部ヘッダを生成し
て内部ヘッダ付加回路12に供給するルーティング部1
4と、信号線S11に出力されるパケットフレームのヘ
ッダ部からパケット長を抽出するパケット長抽出回路1
6と、パケット長抽出回路16で抽出されたパケット長
に内部ヘッダ長を加えたパケット長Lを生成し、信号線
S17−1に出力するパケット長出力回路17とからな
る。上記パケット長Lは、パケットバッファから読み出
すべきパケット長をバイト単位で示している。
【0031】尚、18は、図13、図14で説明する本
発明の他の実施例で必要となる優先度情報抽出回路であ
り、図2に示した入力回線インタフェース10−1には
不要な要素である。他の入力回線インタフェース10−
2〜10−nも、上記入力回線インタフェース10−1
と同様の構成となっている。
【0032】図4は、バッファ制御部30の1実施例を
示す。バッファ制御部30は、信号線S17−1〜S1
7−nから受信したパケット長Lを順次に蓄積するため
の複数のパケット長FIFO31−1〜31−nと、帯
域制御部40が信号線S40に出力した出力キュー指定
信号で特定されるパケット長FIFO31−kの先頭パ
ケット長Lを読み出し、信号線S30に出力するための
セレクタ32と、上記各パケット長FIFO31−i
(i=1〜n)に有効データが格納されているか否かを
示すnビットのステータスビットパターンを発生するス
テータスビットレジスタ33とからなる。
【0033】レジスタ33から信号線S33に出力され
るステータスビットパターンの第1ビットは、パケット
長FIFO31−1における有効データの有無、すなわ
ち、パケットバッファ20−1におけるパケットデータ
の有無を示し、第nビットは、パケットバッファ20−
nにおけるパケットデータの有無を示している。また、
信号線S40から入力された出力キュー指定信号は、信
号線S31からバッファ指定番号kとして出力される。
【0034】図5は、帯域制御部40の1実施例を示
す。帯域制御部40は、パケットバッファ20−1〜2
0−nと対応して用意された複数の階層化リーキーバケ
ット部41−1〜41−nと、読み出し制御回路22か
ら信号線S23に出力されたパケット長Lを信号線S2
2で通知されたバッファ番号kで特定される階層化リー
キーバケット部41―kに入力するための分配回路42
と、階層化リーキーバケット部41−1〜41−nの各
出力線に接続された出力キュー決定部43とからなる。
【0035】出力キュー決定部43は、後述するよう
に、階層化リーキーバケット部41−1〜40−nから
信号線S41−1〜S41−nに出力されるリーキーバ
ケットのレベル値(カウンタ値)と、パケットバッファ
(20−1〜20−n)毎に予め指定された最低保証帯
域および最大許容帯域の値と、バッファ制御部30が信
号線S33に出力したステータスビットパターンとに基
づいて、次にパケットを読み出すべき出力キューを決定
し、信号線S40に上記出力キューの番号kを示す出力
キュー指定信号を出力する。
【0036】ここで、本発明による階層化リーキーバケ
ット部41−i(i=1〜n)の特徴の理解を容易にす
るために、図6(A)〜(F)を参照して、従来のリー
キーバケットの問題点について説明する。今、パケット
フローに最低600Mbpsの帯域を保証する場合を想
定する。この場合、パケットフローは、図6(A)に示
すように、最低保証帯域と対応したレベルに閾値TH6
00をもつリーク速度が600Mbpsのリーキーバケ
ットによって制御される。
【0037】上記リーキーバケットには、パケットバッ
ファ(出力キュー)からのパケットの読み出しの都度、
パケット長に比例した量の水が注ぎ込まれる。水位が閾
値TH600を越えている間は、パケットバッファから
のパケットの読み出しが抑制され、図6(B)に示すよ
うに、水位が閾値TH600以下に低下した時、次のパ
ケットの送出権が与えられる。従って、入力回線から最
低保証帯域600Mbpsにほぼ等しいレートでパケッ
トが流入している間は、図6(B)、図6(C)が示す
ように、リーキーバケット水位は閾値TH600の近辺
を下限として上下を繰り返し、パケットバッファ内での
過度の滞留を招くことなく、入力パケットが出力回線に
転送される。
【0038】入力回線から最低保証帯域600Mbps
を超えてパケットが流入した場合、パケットバッファか
らの出力フローが600Mbpsに制御されていれば、
パケットキュー内で滞留するパケットの量が増加する。
逆に、入力回線から流入するパケット量が大きく減少す
ると、図6(D)に示すように水位が落ち込む。この状
態で、最低保証帯域600Mbpsにほぼ等しいレート
でパケットが流入した場合、図6(E)、図6(F)が
示すように、リーキーバケット水位が閾値TH600よ
りも低い水位TH280の近辺を下限として上下する。
【0039】リーキーバケットを利用した帯域制御で
は、水位が閾値以下となった時、パケット送信権が発生
する。従って、図6(D)〜(F)に示すように、水位
が閾値TH600よりも大きく下がると、このリーキー
バケットと対応したパケットバッファには、蓄積パケッ
トが存在する限り、頻繁に送信権が与えられる。従っ
て、水位が閾値よりも大きく下がった後、最低保証帯域
600Mbpsを上回るレートでパケットが流入した場
合、水位が閾値TH600に達する迄の期間は、最低保
証帯域を超えてパケットが出力回線に送出されてしま
う。つまり、リーキーバケット水位が閾値の近辺で上下
しているパケットバッファからは最低保証帯域でパケッ
トが送出され、リーキーバケット水位が閾値よりも大き
く落ち込んだパケットバッファからは、相当の期間、最
低保証帯域を超えてパケットが送出され続けると言う不
公平が発生する。
【0040】本発明の特徴は、パケット送信に伴う水位
上昇量をリーキーバケットの現在の水位に応じて変える
ことにある。すなわち、本発明は、上昇水位の計算に適
用する単位インクリメントの値をリーキーバケットの現
在の水位に応じて可変にすることにより、同一長さのパ
ケットが送出された場合でも、現在水位によってリーキ
ーバケットへの注水量が異なるようにしたことを特徴と
する。
【0041】本発明によれば、例えば、図6(D)のよ
うに水位が大きく落ち込んだ時、単位インクリメントの
値を大きくすることによって、パケット送出に伴うリー
キーバケットの上昇水位を増加し、リーキーバケット水
位を閾値に急速に近づける。
【0042】通信回線の空き帯域あるいは余裕帯域を利
用して、最低保証帯域を越える帯域でパケット転送サー
ビスを実行するためには、リーキーバケット水位が最低
保証帯域を示す閾値TH600を超えた状態にあるバッ
ファに対して送信権を与える必要がある。本発明では、
最低保証帯域を超えてパケット送信権を与えた場合、上
昇水位計算に適用する単位インクリメントの値を小さく
することによって、水位の上昇量を少なくする。
【0043】図7は、本発明の階層化リーキーバケット
41におけるリーキーバケット水位と、上昇水位計算に
適用される単位インクリメントとの関係を説明するため
の図である。本実施例では、リーキーバケットを深さ方
向に複数のレベル区域(ゾーン)に分割し、レベル区域
毎に異なる単位インクリメント値を割り当て、水位が1
つのレベル区域から別のレベル区域に変化した時、上昇
水位計算に適用される単位インクリメントの値を段階的
に切り換える。
【0044】テーブル60、61において、Z−1〜Z
−10は、リーキーバケットの深さ方向に等間隔に分割
されたレベル区域であり、水位が同一レベル区域内で変
化する限り、同一の単位インクリメント値を適用して上
昇水位の値が計算される。
【0045】テーブル60は、レベル区域Z−1〜Z−
10の境界が100Mbps、200Mbps、…1000M
bpsとなるように区切った第1のレベル区域定義ステー
ブルであり、テーブル61は、レベル区域Z−1〜Z−
10の境界が50Mbps、150Mbps、250Mbps、
…1050Mbpsとなるように区切った第2のレベル区
域定義ステーブルを示す。
【0046】テーブル60の左側に付したレベルカウン
タ値「86526」〜「4554」は、帯域値1000Mbps〜1
00Mbpsに相当するレベルカウンタのカウント値を示
し、テーブル61の右側に付したレベルカウンタ値「81
972」〜「9108」は、帯域値950Mbps〜150Mbps
に相当するレベルカウンタのカウント値を示す。各レベ
ル区域に割り当てられる単位インクリメントの値は、水
位が高くなるに従って小さくなっている。
【0047】本発明の特徴は、パケットが送出された
時、可変の単位インクリメントを適用してリーキーバケ
ットの水位を閾値の近傍まで上昇させ、水位が閾値以下
となったパケットバッファの中からパケットを送出すべ
きパケットバッファを選択することにある。各リーキー
バケットには、最低保証帯域と対応した第1の閾値と、
最大許容帯域に対応した第2の閾値が設定される。この
うち、帯域制御で重要となる閾値は、最低保証帯域と対
応した第1の閾値であり、リーキーバケット水位が上記
第1の閾値よりも低下したパケットバッファ、またはリ
ーキーバケット水位が上記第1の閾値に最も接近したパ
ケットバッファに対して、パケットの送信権が与えられ
る。
【0048】本実施例で、レベル区域の境界値が異なる
第1、第2のレベル区域定義ステーブル60、61を用
意した理由は、1つのパケットバッファに対してパケッ
トの送信権を与えた時、最低保証帯域において、リーキ
ーバケット水位が最低保証帯域を超えていたか否かで異
なった単位インクリメント値が適用されるのを回避する
ためである。
【0049】例えば、最低保証帯域(第1の閾値)が6
00Mbpsに設定されたトラヒックに対して、第1のレ
ベル区域定義ステーブル60に従ってリーキーバケット
水位の存在区域を判定した場合、リーキーバケット水位
が600Mbps相当のカウント値「50094」よりも僅かで
も低ければ、レベル区域Z−5の単位インクリメントが
適用され、逆に僅かでも高ければ、レベル区域Z−6の
単位インクリメントが適用される。従って、同一パケッ
トを送出した場合でも上昇水位の計算結果に差異が発生
し、次のパケット送信権を得るまでの待ち時間に影響す
る。
【0050】上記トラヒックに対して、600Mbpsの
閾値をレベル区域Z−6の中央にもつ第2のレベル区域
定義ステーブル61を適用すれば、閾値近傍でのリーキ
ーバケット水位に多少の揺らぎがあった場合でも、同一
の単位インクリメント値を適用できるため、安定した最
低保証帯域制御が可能となる。リーキーバケットのリー
ク量が600Mbpsの場合、レベル区域Z−6で使用
する単位インクリメント値を「1」とし、この値を基準
として、その他のレベル区域Z−1〜Z−5、Z−7〜
Z−10に割り当てるべき単位インクリメント(α)の
値を決定する。
【0051】図8(A)と図8(B)は、本発明の実施
例で使用する第1、第2の単位インクリメント(α)値
テーブル411、412の1例を示す。これらのテーブ
ルには、図7で示した第1、第2のレベル区域定義ステ
ーブル60、61が示すレベル区域定義(Z−1〜Z−
10)に従って、レベルカウンタ値の範囲と単位インク
リメント(α)の値が登録されている。各レベル区域に
は、レベル区域Z−6のα値「1」を基準にして、区域
番号に反比例したα値が設定されている。
【0052】図9は、図5に示した階層化リーキーバケ
ット部41−1の1実施例を示す。階層化リーキーバケ
ット部41−1は、図8に示した第1、第2のα値テー
ブル411および412と、これらのテーブルに接続さ
れた単位インクリメント値決定部413と、信号線S4
2−1から入力されたパケット長Lから内部パケットヘ
ッダ長を減算して、入力パケットの真のパケット長L0
を出力する減算器414と、上記決定部413から与え
られたα値と減算器414から出力されたパケット長L
0とを乗算する乗算器415と、クロックCLに同期し
てカウンタ値をデクリメントするレベルカウンタ416
と、上記乗算器415の出力値とレベルカウンタ416
の出力値とを加算してレベルカウンタに設定する加算器
417と、使用テーブル指定レジスタ418とからな
る。上記レジスタ418には、図1に示した制御部30
1から信号線S301−iを介して使用テーブル指定情
報が設定される。
【0053】第1α値テーブル411と第2α値テーブ
ル412からは、レベルカウンタ416の出力が示すリ
ーキーバケットの現在水位に対応したインクリメント値
α1、α2が読み出される。単位インクリメント値決定
部413は、信号線S42−1にパケット長Lが出力さ
れたタイミングで、使用テーブル指定レジスタ418が
示すα値テーブルの出力値、α1またはα2を取り込
み、上昇水位計算用の単位インクリメント値αとして乗
算器415に供給する。
【0054】乗算器415からは、上記単位インクリメ
ント値αとパケット長L0との乗算結果、すなわち、リ
ーキーバケットの上昇水位を示す値が出力される。加算
器417は、レベルカウンタ416から出力されている
リーキーバケットの現在水位を示すカウンタ値に、乗算
器415から出力される上昇水位を加算して、レベルカ
ウンタ416に設定する。
【0055】本実施例では、階層化リーキーバケット部
41−1が、使用テーブル指定情報に従って、第1、第
2のα値テーブル411、412の出力値を選択的に使
用して上昇水位をカウントしたが、3種類以上のα値テ
ーブルを選択的に使用するようにしてもよい。このよう
にすれば、最低保証帯域が、例えば、70Mbpsや68
0Mbpsのように半端な値の場合でも、最低保証帯域を
示す閾値をレベル区域の略中央にもつα値テーブルを選
択することが可能となる。また、各階層化リーキーバケ
ット部には1つのα値テーブルを用意し、指定された最
低保証帯域の値に合わせて、α値テーブルの内容を書き
換えるようにしてもよい。
【0056】図10は、図5に示した出力キュー決定部
43の1実施例を示す。出力キュー決定部43は、上述
した階層化リーキーパケット部41−1〜41−nに接
続された複数の偏差検出部44−1〜44−nと、これ
らの偏差検出部の出力値に基づいて、パケット出力の候
補となる1つまたは複数のパケットバッファ番号を選択
する候補バッファ選択回路45と、候補バッファ選択回
路45から出力された候補バッファ番号の中からラウン
ドロビン方式で1つのバッファ番号kを選択し、信号線
S40に出力キュー指定信号として出力するラウンドロ
ビンセレクタ46と、バッファ制御部30から信号線S
33を介して供給されたステータスビットパターンを記
憶するためのステータスビットレジスタ47からなる。
【0057】第1の偏差検出部44−1は、図2に示し
た第1のパケットバッファ20−1と対応しており、第
i番目の偏差検出部44−iは、パケットバッファ20
−iと対応している。偏差検出部44−1は、最大許容
帯域レジスタ441と、信号線S41−1を介して入力
されるリーキーバケットの現在のレベル値(レベルカウ
ンタ416の出力値)LBを保持するためのレジスタ4
42と、固定値レジスタ443と、最低保証帯域レジス
タ444とを備えている。
【0058】上記最大許容帯域レジスタ441には、パ
ケットバッファ20−1の蓄積パケットに対して許容で
きる最大許容帯域の値が、図7に示したレベルカウンタ
値に換算した値Lmaxで設定されている。同様に、レジ
スタ444には、パケットバッファ20−1の蓄積パケ
ットに対して保証すべき最低保証帯域を示すレベル値L
minが設定される。これらの値は、図1に示した制御部
301から信号線S301−iを介して供給される。レ
ジスタ443には、リーキーバケットにおける最大のカ
ウント値MAXが固定値として設定されている。
【0059】偏差検出部44−1は、レジスタ441の
値Lmaxとレジスタ442の値LBを比較器445で比
較し、LBがLmaxを超えていた場合は、セレクタ44
6でレジスタ443の値MAXを選択し、LBがLmax
よりも小さい場合は、セレクタ446でレジスタ442
の値LBを選択して、差分検出器447に入力する。差
分検出器447は、セレクタ446の出力値LBまたは
MAXから、レジスタ444が示す最低保証帯域値Lmi
nを差し引いて得られる差分値を出力する。LBからLm
inを差し引いた値が負数となった場合、差分検出器44
7は零値を出力する。
【0060】候補バッファ選択回路45は、偏差検出部
44−1〜44−nから出力される差分値のうち、ステ
ータスビットレジスタ47が“0”のビット位置、すな
わち、送信すべきパケットを蓄積していないパケットバ
ッファに対応した差分値を無効にし、残りの差分値の中
から最小値を選択する。
【0061】上述したように、各偏差検出部44は、リ
ーキーバケットの現在のレベルLBが最低保証帯域の値
Lminより低い(“LB”−“Lmin”<0)場合、差分
値として「0」を出力しているため、候補バッファ選択
回路45には、最小値「0」となる差分値が複数の偏差
検出部から同時に入力される可能性がある。候補バッフ
ァ選択回路45は、第iビットを第i偏差検出部44−
iと対応させたnビットのビットパターンにおいて、最
小値を出力した偏差検出部と対応するビットに“1”、
その他のビット位置に“0”を設定した形式で、選択結
果を示すビットパターンをラウンドロビンセレクタ46
に出力する。
【0062】ラウンドロビンセレクタ46は、送信すべ
きパケットを蓄積中のパケットバッファ20に対して公
平に送信権を与えるため、選択回路45から出力された
ビットパターンの“1”ビットが示す候補バッファのう
ち、前回送信権を得たパケットバッファの選択順位が最
後となるラウンドロビン形式で“1”ビットのビット位
置kを選択し、バッファ番号kを出力バッファ指示信号
として出力する。この動作は、読み出し制御回路22か
ら信号線S23へのパケット長Lの出力に応答するタイ
ミングで、トラヒックシェーパーからパケットが送出さ
れる度に実行される。
【0063】次に、本発明のトラヒックシェーパーの機
能について、図11に示す簡単な使用モデルで説明す
る。図11に示したトラヒックシェーパー100は、例
えば、ギガビットイーサーのように最大1Gbpsまで
のトラヒックを流せる4本の入力回線IN−1〜IN−
4を有し、これらの入力回線から流入するトラヒック
を、それぞれの最低保証帯域を保証して、2.4Gbp
s帯域をもつ出力線に多重化して出力する。
【0064】ここでは、説明を簡単にするために、各入
力回線をそれぞれ1人のユーザが使用し、出力線の帯域
2.4Gbpsを入力回線IN−1〜IN−4のトラヒ
ックで公平にシェアした場合を仮定する。1トラヒック
当たりの平均帯域である600Mbps(75MBytes)を
基本帯域とし、リーキーバケットのリーク速度とする。
600Mbpsは、各階層化リーキーバケットにおけるレ
ベルカウンタ416のカウント値が、時間経過に従って
75MHzで減少すること意味している。また、上記基
本帯域600Mbpsに対応するレベル区域で使用される
1バイト当たりの単位インクリメント値を「1」とし、
図7に示した第1、第2のα値テーブル411、412
に従って、リーキーバケットの各レベル区域での単位イ
ンクリメント値を切り換えるものとする。
【0065】各ユーザに割り当てる最低保証帯域は、各
入力回線がもつ帯域の範囲内(0Mbps〜1000Mbp
s)で自由に選択できるが、全ユーザの帯域合計が出力
線の帯域2.4Gbpsを超えてはならない。最大許容帯
域も、各入力回線の帯域の範囲内でユーザに自由に割り
当てることができるが、同一ユーザに対して最低保証帯
域以下の最大許容帯域を設定することはできない。最大
許容帯域は、出力線に空き帯域が発生した場合に各ユー
ザが利用可能な帯域の上限値を示しているため、全ユー
ザの最大許容帯域の合計値は、出力線の帯域(2.4G
bps)を超えてもよい。ユーザが最大許容帯域を指定し
なかった場合、デフォルト値として、例えば、入力回線
の帯域値を設定すればよい。
【0066】ここでは、Lminで表される最低保証帯域
の値として、入力回線IN−1〜IN−4の各トラヒッ
クに、それぞれ800Mbps、350Mbps、400Mbp
s、800Mbpsを割り当て、Lmaxで表される最大許容
帯域の値として、入力回線IN−1〜IN−4にそれぞ
れ900Mbps、600Mbps、800Mbps、1000
Mbpsを割り当てた場合を仮定する。
【0067】この場合の入力回線IN−1〜IN−4に
対応するリーキーバケット600−1〜600−4の状
態は、図12(A)〜図12(D)のようになる。ここ
で、リーキーバケット600−2のレベル区分Z−1〜
Z−10は、図7に示した第1のレベル区分定義テーブ
ル60に従って定義されており、第1のα値テーブル4
11によって単位インクリメントの値が決定される。他
のリーキーバケット600−1、600−3、600−
4のレベル区分Z−1〜Z−10は、第2のレベル区分
定義テーブル61に従って定義されており、第2のα値
テーブル412によって単位インクリメントの値が決定
される。
【0068】各リーキーバケットの水位は、初期状態に
おいて、斜線を付して示すように、それぞれの最低保証
帯域Lminのレベルにある。リーキーバケットの水位
は、リーク速度600Mbpsで下降するが、各入力回線
から最低保証帯域でパケットの流入する限り、注水によ
る水位の上昇とリークによる水位の低下とが釣り合うた
め、最低水位はレベルLminに保たれる。
【0069】例えば、リーキーバケット600−3と6
00−4を比較すると、リーキーバケット600−4の
最低水位(閾値Lmin)は、リーキーバケット600−
3の2倍の高さにあり、上昇水位の計算に適用される単
位インクリメントαの値が1対2の関係にある。従っ
て、同一長さのパケットが出力された時、水位Lminか
らのリーキーバケット600−3の上昇水位は、リーキ
ーバケット600−4の上昇水位の2倍となる。リーキ
ーバケットからのリーク速度は同一となっているため、
水位が減少してLminに到達するまでの所要時間は、リ
ーキーバケット600−3の方が600−4の2倍とな
り、結果的に、パケットの送出レートがそれぞれの最低
保証帯域に比例する。
【0070】本発明では、上述したように、上昇水位計
算に適用される単位インクリメントの値を現在の水位に
応じて切り換える階層化リーキーバケットを採用してい
る。従って、一時的にパケットフローが途絶えて、水位
が最低保証帯域のレベルLminから著しく低下した場合
でも、次のパケットを送出した時、大きな値をもつ単位
インクリメントを適用して水位を大幅に上昇させること
により、水位を閾値Lminの位置まで急速に復帰させる
ことができ、その後に流入するパケットフローに対し
て、最低保証帯域を保証した適正な帯域制御を施すこと
が可能となる。
【0071】また、本発明では、図10に示した出力キ
ュー決定部43によって、送出すべきパケットを保有す
る複数のパケットバッファのうち、現在の水位と最低保
証帯域Lminとの差分値が最小となったパケットバッフ
ァにパケット送信権を与えている。また、対応するリー
キーバケットの水位が最低保証帯Lminよりも下がった
場合は、現在水位と最低保証帯域のレベルLminとの差
分値を零とし、複数の出力バッファ候補が存在した場合
は、ラウンドロビン形式で各パケットバッファに平等に
送信権を与えるようにしている。
【0072】上記キュー決定部43によれば、パケット
蓄積中のパケットバッファと対応した全てのリーキーバ
ケットにおいて現在水位が最低保証帯域のレベルLmin
を超えた場合は、現在水位が閾値レベルLminに最も近
い状態にあるパケットバッファにパケット送信権が与え
られる。従って、本発明によれば、出力線の空き帯域を
利用して、最低保証帯域を越えた帯域制御も可能とな
る。最低保証帯域を超えるパケットの送信は、予め設定
された最大許容帯域(レベルMmax)の範囲内で行われ
る。この場合、前述した図12のリーキーバケット60
0−3と600−4の動作説明から明らかなように、各
トラヒックへのパケット送信権の割り当ては、最低保証
帯域に比例して行われる。従って、本発明において、出
力線の空き帯域は、出力線に多重化される各トラヒック
の最低保証帯域に比例して公平に配分されることにな
る。
【0073】図13は、本発明によるトラヒックシェー
パー100−iの第2の実施例を示す。ここに示したト
ラヒックシェーパー100−iは、入力回線INi−j
(i=1〜m、j=1〜n)毎に、入力パケットを優先
度別にバッファリングしておき、優先度順に、高優先度
のパケットがなくなったら次優先度のパケットを送出す
る完全優先制御型となっている。
【0074】本実施例では、入力回線インタフェース1
0−i(i=1〜n)として、図3に示した優先度情報
抽出回路18−iを備えた構造のものを使用する。優先
度情報抽出回路18−iは、入力パケットのヘッダ部か
ら優先度情報、例えば、サービスタイプを抽出し、信号
線S18−iに優先クラス識別子として出力する。ま
た、本実施例では、図2に示したパケットバッファ20
−iの代わりに、優先クラス別に用意された複数のバッ
ファ201−1〜201−mと、優先バッファセレクタ
202とを有するパケットバッファ部200−iを適用
し、各パケットバッファ部200−iの出力線にパケッ
ト長検出回路25−iを設けている。
【0075】各書き込み制御回路21−iは、信号線S
17−i、S18−iを介して、対応する入力回線イン
タフェース10−iからパケット長Lと優先クラス識別
子pを受信し、信号線S10−iに出力された入力パケ
ットを上記優先クラス識別子pで特定されるバッファ2
01−pに書き込む。本実施例の場合、各パケットバッ
ファ部200−iからのパケットの読み出しが優先クラ
ス順の行われるため、パケットバッファ部200−iに
おけるパケットの入力順序と出力順序とが異なる。この
ため、入力回線インタフェース10−iからバッファ制
御部30に供給されたパケット長を利用してパケットの
読み出し制御を行おうとすると、バッファ制御部30内
でパケット長を優先クラス別に保持する必要があり、構
成が複雑になる。
【0076】そこで、本実施例では、読み出し制御回路
22が、バッファ制御部30から与えられたバッファ指
定信号kに従って、パケットバッファ部200−kにパ
ケットデータの読み出し制御信号を与え、読み出された
パケットの長さLをパケット長検出回路25−kで検出
する。読み出し制御回路22は、上記パケット長検出回
路25−kから信号線S25−kを介して与えられるパ
ケット長Lに従って、パケットバッファ部200−kに
1パケット分のデータ読み出し制御信号を与える。
【0077】パケットバッファ部200−kの優先バッ
ファセレクタ202は、パケット送信権が与えられた
時、優先度の最も高いバッファからパケットを読み出
す。すなわち、最優先クラスのバッファ201−1にパ
ケットが蓄積されている限り、上記バッファ201−1
からパケットを読み出し、最優先クラスのパケットが無
くなった時、次の優先クラスのバッファ201−2から
パケットを読み出す完全優先制御形式で、パケットを読
み出すべきバッファを選択する。これによって、信号線
S22−kにパケットデータ読み出し制御信号が出力さ
れた時、パケットバッファ部200−kからは、優先度
の最も高いパケットが読み出される。
【0078】パケットバッファ部200−kから1パケ
ット分のデータの読み出しが完了すると、読み出し制御
回路22は、信号線S22にバッファ番号kを出力し、
信号線S23にパケット長検出回路25−kから受信し
たパケット長Lを出力する。帯域制御部40は、第1の
実施例と同様、パケットバッファ部200−i(i=1
〜n)毎に予め設定された最大許容帯域の範囲内で、そ
れぞれの最低保証帯域に従ったパケットの送出制御を行
う。
【0079】図14は、本発明によるトラヒックシェー
パーの更に他の実施例を示す。本実施例では、優先クラ
ス毎に最低保証帯域と最大許容帯域を指定しておき、図
2に示したパケットバッファ20−1〜20−nを優先
クラス別のバッファとして使用する。
【0080】各入力回線インタフェース10−i(i=
1〜n)から信号線S10−i、S17−i、S18−
iに出力されたパケット、パケット長および優先クラス
識別子は、多重化回路26を介して、優先クラス振分け
回路27に供給される。優先クラス振分け回路27は、
多重化回路26から受信したパケットを優先クラス識別
子pが示すパケットバッファ20−pに供給し、パケッ
ト長を優先クラス識別子pが示す書き込み制御回路21
−pに供給する。
【0081】書き込み制御回路21−pによるパケット
バッファ20−pへのパケットの書き込み動作は、図2
に示した第1の実施例と同様に行われる。これによっ
て、パケットバッファ20−pは、複数の入力回線から
入力された同一優先クラスpのパケットが順次に蓄積さ
れる。
【0082】帯域制御部40は、優先クラス毎に予め設
定された最大許容帯域の範囲内で、それぞれの最低保証
帯域に従ったパケットの送出制御を行う。この場合、図
5に示した階層化リーキーバケット41−1〜41−n
は、第1実施例と同様、パケットバッファ20−1〜2
1−nからのパケット送信と対応したリーキーバケット
水位を算出する。また、出力キュー決定部43は、偏差
検出部44−1〜44−nに優先クラス毎に設定された
最低保証帯域を閾値として、第1実施例と同様に候補バ
ッファを選択し、信号線S40に出力バッファ指示信号
を発生する。
【0083】本実施例は、ATM(Asynchronous Trans
fer Mode)のバーチャルチャネルにおけるMCR(Maxi
mum Cell Rate)や、PCR(Peak Cell Rate)の帯域制
御にも適用できる。
【0084】本発明によるトラヒックシェーパーは、図
15に示すように、FTTH(Fiber To The Home)用
の回線集線装置にも応用できる。現在、加入者宅に対し
て、光ファイバーを用いたブロードバンドサービスが提
供されつつある。現在のFTTHのサービスは、回線の
空き状態に応じて帯域が決まるベストエフォートで提供
されているが、テレビ電話や、ビデオレター、動画スト
リーミング配信等のサービスが本格化すると、一般の末
端ユーザに対しても、最低保証帯域と最大許容帯域の契
約した情報転送サービスの展開が予想される。
【0085】図15において、加入者宅70−1〜70
−mの接続回線L70−1〜L701−mは、集線装置
80−1で多重化して集線装置81に接続され、該集線
装置81を介して広域ネットワーク800に接続されて
いる。同様に、加入者宅71−1〜70−mの接続回線
L71−1〜L71−mは、集線装置80−mで多重化
して集線装置81に接続されている。ここで、集線装置
80−1、80−mおよび81に、本発明のトラヒック
シェーパー機能を適用すれば、各加入者のパケットトラ
ヒックに対して、各加入者が契約した最低保証帯域と最
大許容帯域、あるいは優先クラスに従った帯域制御を実
施できる。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、レベルカウント値が閾
値に最も接近したバッファメモリに対してパケット送信
権を与えることによって、各トラヒックに最低保証帯域
を保証し、最大許容帯域の範囲内で、最低保証帯域を超
えたトラヒックシェーピングを実現できる。また、パケ
ット送信権が、各トラヒックの最低保証帯域を基準にし
て配分されるため、全てのトラヒックに最低保証帯域を
保証した状態で生まれた出力回線の空き帯域を、各トラ
ヒックの最低保証帯域に従った比率で公平に配分するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトラヒックシェーパーが適用されるパ
ケット交換システムの1例を示す図。
【図2】本発明によるトラヒックシェーパーの1実施例
を示す図。
【図3】図2に示した入力回線インタフェース10−1
の1実施例を示す図。
【図4】図2に示したバッファ制御部30の1実施例を
示す図。
【図5】図2に示した帯域制御部40の1実施例を示す
図。
【図6】従来のリーキーバケットの問題点を説明するた
めの図。
【図7】階層化リーキーバケットにおけるリーキーバケ
ット水位と、上昇水位計算用の単位インクリメントとの
関係を説明するための図。
【図8】単位インクリメント(α)値テーブルの1実施
例を示す図。
【図9】図5に示した階層化リーキーバケット41−1
の1実施例を示す図。
【図10】図5に示した出力キュー決定部43の1実施
例を示す図。
【図11】トラヒックシェーパーのモデルの1例を示す
図。
【図12】図11に示したトラヒックシェーパーにおけ
る各入力回線と対応した階層化リーキーバケットの状態
説明図。
【図13】本発明によるトラヒックシェーパーの第2の
実施例を示す図。
【図14】本発明によるトラヒックシェーパーの第3の
実施例を示す図。
【図15】本発明によるトラヒックシェーパーの応用例
を示す図。
【符号の説明】
100:トラヒックシェーパー、10:入力回線インタ
フェース、20:パケットバッファ、21:書き込み制
御部、22:読み出し制御部、30:バッファ制御部、
40:帯域制御部、41:階層化リーキーバケット部、
43:出力キュー決定部、44:偏差検出部、45:候
補バッファ選択回路、46:ラウンドロビンセレクタ、
47:ステータスビットレジスタ、411、412:単
位インクリメント(α)値テーブル、416:レベルカ
ウンタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 光弘 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 (72)発明者 笠原 裕明 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 (72)発明者 小崎 尚彦 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 Fターム(参考) 5K030 HA08 HB28 KA01 KA03 LC02 LC04

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の入力ポートから受信した可変長パケ
    ットを予め指定された最低帯域を保証して1つの出力ポ
    ートに転送するトラヒックシェーパーにおいて、 上記各入力ポートから受信した可変長パケットを一時的
    に蓄積するための複数のバッファメモリと、 パケットを読み出すべきバッファメモリを特定するため
    の帯域制御部と、 上記帯域制御部で特定されたバッファメモリから1つの
    可変長パケットを読み出し、上記出力ポートに送出する
    読み出し制御部とからなり、 上記帯域制御部が、上記バッファメモリと対応して用意
    された複数のリーキーバケット部と、上記各リーキーバ
    ケット部から出力されるレベルカウント値と予め指定さ
    れた最低保証帯域に対応する閾値との差分を示す数値を
    出力する複数の偏差検出部と、上記各偏差検出部から出
    力される差分値に基づいて、パケットを読み出すべきバ
    ッファメモリを特定するための出力キュー決定部とから
    なり、 上記各リーキーバケット部が、一定の速度でカウント値
    を減少するレベルカウンタと、上記読み出し制御部によ
    る対応バッファメモリからのパケットの読み出しに応答
    して、上記レベルカウンタのカウント値を上記パケット
    の長さに比例した値だけ増加させるレベル上昇手段とを
    備えたことを特徴とするトラヒックシェーパー。
  2. 【請求項2】前記各偏差検出部が、前記各リーキーバケ
    ット部から出力されるレベルカウント値が前記閾値以下
    となった時、前記差分値として零値を出力し、 前記出力キュー決定部が、前記各バッファメモリにおけ
    るパケットの蓄積状態を示すレジスタを有し、上記偏差
    検出部から出力される差分値の中から、上記レジスタが
    示すパケット蓄積中のバッファメモリと対応する偏差検
    出部からの出力値を有効にして、1つの最小値を選択す
    ることを特徴とする請求項1に記載のトラヒックシェー
    パー。
  3. 【請求項3】前記出力キュー決定部が、前記有効となっ
    た差分値の中に最小値となる複数の差分値が存在した
    時、ラウンドロビン形式で1つの最小値を選択するため
    の手段を備えることを特徴とする請求項2に記載のトラ
    ヒックシェーパー。
  4. 【請求項4】前記各リーキーバケット部が、前記レベル
    カウンタが示すレベルカウント値に応じて段階的に変化
    する可変の単位インクリメント値を前記レベル上昇手段
    に供給するための手段を有し、前記レベル上昇手段が、
    上記可変の単位インクリメント値と前記パケット長との
    乗算結果に従って、前記レベルカウンタのカウント値を
    増加させることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れ
    かに記載のトラヒックシェーパー。
  5. 【請求項5】前記各リーキーバケット部が、前記レベル
    カウンタが示し得るレベルカウント値の範囲内に定義さ
    れた複数のレベル区域と対応して、レベル区域毎に異な
    った単位インクリメント値を表すインクリメント値テー
    ブルを有し、前記レベル上昇手段が、上記テーブルから
    読み出された前記レベルカウンタのレベルカウント値と
    対応する単位インクリメント値と前記パケット長との乗
    算結果に従って、前記レベルカウンタのカウント値を増
    加させることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか
    に記載のトラヒックシェーパー。
  6. 【請求項6】前記複数のリーキーバケット部が、予め指
    定された最低保証帯域の値によってレベル区域の境界定
    義が異なったインクリメント値テーブルを使用すること
    を特徴とする請求項5に記載のトラヒックシェーパー。
  7. 【請求項7】前記レベル上昇手段に供給される単位イン
    クリメント値が、前記レベルカウンタが示すレベルカウ
    ント値の減少に従って段階的に大きくなることを特徴と
    する請求項4〜請求項6の何れかに記載のトラヒックシ
    ェーパー。
  8. 【請求項8】複数の入力ポートから入力される可変長パ
    ケットを各入力ポートと対応したバッファメモリに一時
    的に蓄積し、バッファメモリ毎に予め指定された最大許
    容帯域の範囲内で最低帯域を保証して、各バッファメモ
    リから蓄積パケットを読み出し、1つの出力ポートに転
    送するトラヒックシェーパーにおいて、 パケットを読み出すべきバッファメモリを特定するため
    の帯域制御部が、上記バッファメモリと対応して用意さ
    れた複数のリーキーバケット部と、レベルカウント値が
    予め指定された最大許容帯域に対応する第1の閾値以下
    となるものを選択対象として、上記各リーキーバケット
    部から出力されるレベルカウント値と予め指定された最
    低保証帯域に対応する第2の閾値との差分値に基づい
    て、パケットを読み出すべきバッファメモリを特定する
    ための出力キュー決定部とを有し、 上記各リーキーバケット部が、一定の速度でカウント値
    を減少するレベルカウンタと、対応するバッファメモリ
    からパケットが読み出された時、上記レベルカウンタの
    カウント値を上記パケットの長さに比例した値だけ増加
    させるレベル上昇手段とを備えたことを特徴とするトラ
    ヒックシェーパー。
  9. 【請求項9】前記出力キュー決定部が、前記各リーキー
    バケット部から出力されるレベルカウント値と前記第2
    の閾値との差分値を出力する複数の偏差検出部と、上記
    各偏差検出部から出力される差分値に基づいて、パケッ
    トを読み出すべきバッファメモリを特定するためのバッ
    ファ選択部とからなり、 上記各偏差検出部が、前記各リーキーバケット部から出
    力されるレベルカウント値が前記閾値以下となった時、
    前記差分値として零値を出力し、 前記バッファ選択部が、上記偏差検出部から出力される
    差分値の中から、パケット蓄積中のバッファメモリと対
    応する偏差検出部からの出力値を有効にして、1つの最
    小値を選択することを特徴とする請求項8に記載のトラ
    ヒックシェーパー。
  10. 【請求項10】前記バッファ選択部が、前記有効となっ
    た差分値の中に最小値となる複数の差分値が存在した
    時、ラウンドロビン形式で1つの最小値を選択すること
    を特徴とする請求項9に記載のトラヒックシェーパー。
  11. 【請求項11】前記各リーキーバケット部が、前記レベ
    ルカウンタが示すレベルカウント値の減少に従って段階
    的に大きくなる可変の単位インクリメント値を前記レベ
    ル上昇手段に供給するための手段を有し、前記レベル上
    昇手段が、上記可変の単位インクリメント値と前記パケ
    ット長との乗算結果に従って、前記レベルカウンタのカ
    ウント値を増加させることを特徴とする請求項8〜請求
    項10の何れかに記載のトラヒックシェーパー。
  12. 【請求項12】前記各リーキーバケット部が、前記レベ
    ルカウンタが示し得るレベルカウント値の範囲内に定義
    された複数のレベル区域と対応して、レベル区域毎に異
    なった単位インクリメント値を表すインクリメント値テ
    ーブルを有し、前記レベル上昇手段が、上記テーブルが
    示す前記レベルカウンタのレベルカウント値と対応した
    単位インクリメント値と前記パケット長との乗算結果に
    従って、前記レベルカウンタのカウント値を増加させる
    ことを特徴とする請求項8〜請求項10の何れかに記載
    のトラヒックシェーパー。
  13. 【請求項13】前記複数のリーキーバケット部が、予め
    指定された最低保証帯域の値によってレベル区域の境界
    定義が異なったインクリメント値テーブルを使用するこ
    とを特徴とする請求項12に記載のトラヒックシェーパ
    ー。
  14. 【請求項14】それぞれ可変長パケットを一時的に蓄積
    する複数のバッファメモリから、バッファメモリ毎に予
    め指定された最低帯域を保証して蓄積パケットを読み出
    す帯域制御装置であって、 上記複数のバッファメモリと対応する複数のリーキーバ
    ケット部と、 上記各リーキーバケット部から出力されるレベルカウン
    ト値と予めバッファメモリ毎に指定された最低保証帯域
    に対応する閾値との差分値に基づいて、パケットを読み
    出すべきバッファメモリを特定するための出力キュー決
    定部と、 上記出力キュー決定部で特定されたバッファメモリから
    1つの可変長パケットを読み出す読み出し制御部とを有
    し、 上記各リーキーバケット部が、一定の速度でカウント値
    を減少するレベルカウンタと、対応するバッファメモリ
    からパケットが読み出された時、上記レベルカウンタの
    カウント値を上記パケットの長さに比例した値だけ増加
    させるレベル上昇手段とを有し、 上記レベル上昇手段が、上記レベルカウンタが示すレベ
    ルカウント値の減少に従って段階的に大きくなる可変の
    単位インクリメント値とパケット長との乗算結果に従っ
    て、上記レベルカウンタのカウント値を増加させること
    を特徴とする帯域制御装置。
  15. 【請求項15】前記各リーキーバケット部が、前記レベ
    ルカウンタが示し得るレベルカウント値の範囲内に定義
    された複数のレベル区域と対応して、レベル区域毎に異
    なった単位インクリメント値を表すインクリメント値テ
    ーブルを有し、バッファメモリに指定された最低保証帯
    域に対応する閾値が、上記何れかのレベル区域の略中央
    部に位置しており、 前記レベル上昇手段が、上記テーブルが示す前記レベル
    カウンタのレベルカウント値と対応した単位インクリメ
    ント値と前記パケット長との乗算結果に従って、前記レ
    ベルカウンタのカウント値を増加させることを特徴とす
    る請求項14に記載の帯域制御装置。
  16. 【請求項16】複数の入力ポートから受信した可変長パ
    ケットを予め指定された最低帯域を保証して1つの出力
    ポートに転送するトラヒックシェーパーにおいて、 上記各入力ポートから受信した可変長パケットを一時的
    に蓄積するための複数のバッファメモリと、 パケットを読み出すべきバッファメモリを特定するため
    の帯域制御部と、 上記帯域制御部で特定されたバッファメモリから1つの
    可変長パケットを読み出し、上記出力ポートに送出する
    読み出し制御部とからなり、 上記帯域制御部が、上記各バッファメモリに指定された
    最低帯域の比率に従って、上記出力ポートの空き帯域を
    上記各バッファメモリに割り当てるための手段を有し、
    上記読み出し制御手段が上記各バッファメモリから最低
    保証帯域以上のパケットを読み出すようにしたことを特
    徴とするトラヒックシェーパー。
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