JP4588558B2 - パケット読み出し制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物理的に1つの物理リンクの中に複数の論理リンクを収容するシステムのパケット読み出し制御装置に関するものであり、特に、複数の論理リンクが可変長パケットを扱う場合のパケット読み出し制御装置に関するものである。
従来から、パケット転送時の最低帯域保証に関する種々の技術が考えられている。たとえば、特許文献1には、バッファメモリ内のパケットの存在有無を示すフラグと、読み出しレートを最大許容帯域以下に制限するための最大許容帯域パケット間隔値と、最低保証帯域の比で表される最低保証帯域カウンタ初期値をコネクション毎に対応付けて保持するメモリ部と、最大許容帯域パケット間隔値を初期値としてパケット読み出し時刻毎に所定値ずつ減算される最大許容帯域カウンタ部、バッファメモリからパケットが読み出される毎に対応コネクションの保持値を所定値ずつ減算される最低保証帯域カウンタ部と、パケット読み出し時刻が到来したとき、バッファメモリ内にパケットが存在することをフラグに基づいて検知し、かつ最大許容帯域制限を受けていないことを最大許容帯域パケット間隔値に基づいて検知した少なくとも1つのコネクションの中から、最大許容帯域パケット間隔値とその時刻の最低保証帯域カウンタ部の保持値との積が最大値を示すコネクション対応のパケットを読み出し対象とする読み出し制御部とを備え、任意の最低保証帯域および最大許容帯域を有するコネクションに対して、高効率かつ公平に最低帯域保証および最大帯域制限を行なうパケットスイッチ装置に関する技術が開示されている。
特開2002−9778号公報
ここで、1つの物理リンクの中に複数の論理リンクを収容し、複数の論理リンクが可変長パケットを扱うシステムについて考える。たとえば、出力側の物理リンクが1Gbpsの帯域速度であるGigabit Ethernet(登録商標)(以下、GbEとする)であって、物理リンクの中に100Mbpsの帯域速度であるFast Ethernet(登録商標)(以下、FEとする)の論理リンクを8本収容している場合、8本の論理リンクが可変長パケットを扱うため、適切に可変長パケットの読み出し制御を行なわないとFEの速度を保証することができないという問題が生じる。
各論理リンクのFEの速度を保証することができなくなると、論理リンクを複数の物理リンクに分離させる後段の処理において、アンダーランが発生したり、偏った出力帯域になってしまうことがあるという問題が生じる。
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来のパケットスイッチ装置は、固定長のパケットを扱うことを前提として「最大許容帯域パケット間隔値」と「最低保証帯域カウンタ部の保持値」との積が最大値を示すコネクションを出力すべきコネクションと選択することで、複数コネクションについて各コネクションに設定された最低帯域を保証しつつ最大帯域を制限可能にしている。すなわち、扱うパケットが固定長のパケットであることを利用してパケット数を計算して帯域制御を行なっている。
そのため、上記特許文献1に記載の従来のパケットスイッチ装置を可変長パケットを扱うシステムに適用することはできないという問題があった。すなわち、上記特許文献1に記載の従来のパケットスイッチ装置では、1つの物理リンクに複数の論理リンクが収容され、それぞれの論理リンクが可変長パケットを扱う場合には、論理リンクの最低保証帯域を保証することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、任意の帯域速度の物理リンクの中に複数の論理リンクを収容した可変長パケット出力に対して、各論理リンクの帯域速度に応じて可変長パケットを出力することができるパケット読み出し制御装置を得ることを目的としている。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、1つの物理リンクにn(1<n,nは自然数)個の論理リンクを収容し、入力された可変長パケットを前記論理リンクに出力するシステムに適用され、前記複数の論理リンクに対応付けた複数の論理的なキューに可変長パケットを保持する可変長パケットバッファ部を備え、この可変長パケットバッファ部から前記論理リンクに出力すべき可変長パケットを読み出すパケット読み出し制御装置において、前記可変長パケットバッファ部の論理的なキューを管理し、前記キューに可変長パケットが保持されているか否かを示すパケット有無情報を出力するとともに、前記キューから可変長パケットを読み出した場合には、読み出した可変長パケットのパケット長を出力する、前記n個の論理リンクに対応付けられたn個のバッファ管理部と、前記n個の論理リンクに対応付けられ、対応するバッファ管理部から出力されたパケット長の値をカウント値に加算し、論理リンクの帯域速度に応じてカウント値を減算してカウント値をカウント値情報として出力するとともに、カウント値が予め定められた閾値を超えているか否かを判定し、判定の結果を示す閾値超過情報を出力するn個のダウンカウンタ部と、前記n個のバッファ管理部が出力するパケット有無情報と、前記n個のダウンカウンタ部が出力するカウント値情報および閾値超過情報とに基づいて、前記可変長パケットを出力する論理リンクを選択し、選択した論理リンクへの可変長パケットを前記可変長パケットバッファ部から出力させるアービタ部と、を備えることを特徴とする。
1つの物理リンクにn個の論理リンクを収容し、入力された可変長パケットを論理リンクに出力するシステムに適用され、複数の論理リンクに対応付けた複数の論理的なキューに可変長パケットを保持する可変長パケットバッファ部から論理リンクに出力すべき可変長パケットを読み出す際に、n個の論理リンクに対応付けられたn個のバッファ管理部が、キューに可変長パケットが保持されているか否かを示すパケット有無情報を出力するとともに、キューから可変長パケットを読み出した場合には、読み出した可変長パケットのパケット長を出力し、n個の論理リンクに対応付けられたn個のダウンカウンタ部が、対応するバッファ管理部から出力されたパケット長の値をカウント値に加算し、論理リンクの帯域速度に応じてカウント値を減算してカウント値をカウント値情報として出力するとともに、カウント値が予め定められた閾値を超えているか否かを判定し、判定の結果を示す閾値超過情報を出力し、アービタ部が、パケット有無情報、カウント値情報、および閾値超過情報に基づいて、可変長パケットを出力する論理リンクを選択し、選択した論理リンクへの可変長パケットを可変長パケットバッファ部から出力させるようにしているため、任意の帯域速度の物理リンクの中に複数の論理リンクを収容した可変長パケット出力に対して、各論理リンクの帯域速度に応じて可変長パケットを出力することができるパケット読み出し制御装置を得ることができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかるパケット読み出し制御装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1〜図3を参照してこの発明の実施の形態1を説明する。この発明におけるパケット読み出し制御装置は、1つの物理リンクの中に、複数の論理リンクを収容するシステムに適用される。この実施の形態1では、入力側および出力側の物理リンクを1Gbpsの帯域速度であるGigabit Ethernet(登録商標)(以下、GbEとする)とし、物理リンクの中に100Mbpsの帯域速度であるFast Ethernet(登録商標)(以下、FEとする)の論理リンクを8本収容している場合を例に挙げて説明するが、物理リンクおよび論理リンクの帯域速度はこれに限るものではない。
たとえば、入力側の物理リンクが数Gbpsの帯域速度であり、出力側の物理リンクが1Gbpsの帯域速度というように、入力側の物理リンクと出力側の物理リンクとの帯域速度が異なっていてもかまわない。
また、論理リンクの帯域速度の合計が出力側の物理リンクの帯域速度よりも小さければ、論理リンクは、たとえば、200Mbpsの帯域速度の論理リンクが2本と、100Mbpsの論理リンクが5本という構成であってもかまわない。
図1は、この発明におけるパケット読み出し制御装置の実施の形態1の構成を示すブロック図である。図1において、パケット読み出し制御装置は、可変長パケットバッファ部1、選択制御部2、論理リンクの数(この場合は8個)のバッファ管理部3(バッファ管理部3−0〜3−7を示す)、論理リンクの数のダウンカウンタ部4(ダウンカウンタ部4−0〜4−7を示す)、およびアービタ部5を備えている。
可変長パケットバッファ部1は、論理的な複数のキュー(図示せず)を備えており、入力された可変長パケット(以下、パケットとする)を一時保持する。可変長パケットバッファ部1は、入力されたパケットのパケット長およびパケットを出力する論理リンクを識別する情報(たとえば、論理リンク識別子)を含むパケット情報を選択制御部2に出力する。また、可変長パケットバッファ部1は、選択制御部2からの読み出し情報に基づいて保持しているパケットを出力する。
選択制御部2は、可変長パケットバッファ部1が出力するパケット情報内の論理リンク識別子が示す論理リンクに対応するバッファ管理部3に、パケット情報内のパケット長を出力する。また、選択制御部2は、バッファ管理部3が出力するリード/ライト制御情報を可変長パケットバッファ部1に出力する。
バッファ管理部3は、可変長パケットバッファ部1のポインタやバッファサイズなどを管理し、可変長パケットバッファ部1にパケットを保持させるライト制御情報、および可変長パケットバッファ部1が保持しているパケットを出力させるリード制御情報を選択制御部2に出力する。図1においては、バッファ管理部3−0が論理リンク0の管理し、バッファ管理部3−1が論理リンク1を管理し、・・・、バッファ管理部3−7が論理リンク7を管理する。
バッファ管理部3は、管理する論理リンクに出力可能なパケットが可変長パケットバッファ部1に存在するか否かを示すパケット有無情報EX(EX0〜EX7を示す)をアービタ部5に出力する。また、バッファ管理部3は、リード制御情報を出力して可変長パケットバッファ部1が保持しているパケットを出力させた場合には、出力されたパケットのインター・パケット・ギャップ(IPG)を含むパケット長を対応するダウンカウンタ部4に通知する。
ダウンカウンタ部4は、対応する論理リンクの帯域速度に応じてカウント値を減算し、カウント値をカウント値情報BSIZE(BSIZE0〜BSIZE7を示す)としてアービタ部5に出力する。また、ダウンカウンタ部4は、バッファ管理部3からパケット長の通知を受けた場合には、通知されたパケット長をカウント値に加算した後に減算を再開する。ダウンカウンタ部4は、カウント値が「0」でカウント値の減算を終了する。
さらに、ダウンカウンタ部4は、カウント値と予め定められた閾値とを比較して、カウント値が閾値を超えているか否かを示す閾値超過情報BP(BP0〜BP7を示す)をアービタ部5に出力する。なお、図1においては、ダウンカウンタ部4−0は論理リンク0(バッファ管理部3−0)に対応し、ダウンカウンタ部4−1は論理リンク1(バッファ管理部3−1)に対応し、・・・、ダウンカウンタ部4−7は論理リンク7(バッファ管理部3−7)に対応している。
閾値は、可変長パケットバッファ部1が出力したパケットを受ける後段のバッファの段数によって決定され、ダウンカウンタ部4−0〜4−7それぞれの閾値は、異なる値であってもよいし、同一の値であってもかまわない。
アービタ部5は、バッファ管理部3が出力するパケット有無情報EXと、ダウンカウンタ部4が出力するカウント値情報BSIZEおよび閾値超過情報BPとに基づいて、可変長パケットバッファ部1の出力速度の間隔にて、パケットを出力する論理リンクを選択する。
具体的には、アービタ部5は、下記の条件1〜3を全て満たす論理リンクをパケットを出力する論理リンクとして選択する。
条件1 可変長パケットバッファ部1に出力すべきパケットが存在する論理リンク
条件2 ダウンカウンタ部4のカウント値が閾値以下の論理リンク
条件3 ダウンカウンタ部4のカウント値が一番小さい値を示す論理リンク
アービタ部5は、選択した論理リンクに対応するバッファ管理部3に、パケットの読み出し指示READ(READ0〜READ7)を出力する。
つぎに、図1〜図3を参照して、この発明における実施の形態1のパケット読み出し制御装置の動作を説明する。なお、初期状態においては、ダウンカウンタ部4のカウント値情報BSIZEは初期値(この場合は、「0」)であるものとする。また、バッファ管理部3が出力するパケット有無情報EXは、「1」で出力すべきパケットが存在することを示し、「0」で出力すべきパケットが存在しないことを示すものとし、ダウンカウンタ部4が出力する閾値超過情報BPは、「1」でカウント値が閾値を越えていることを示し、「0」でカウント値が閾値以下であることを示すものとする。
パケットが入力されると、可変長パケットバッファ部1は、入力されたパケットのパケット長およびパケットを出力する論理リンクを示す論理リンク識別子を含むパケット情報を選択制御部2に出力する。
選択制御部2は、パケット情報内の論理リンク識別子が示す論理リンクに対応するバッファ管理部3に、パケット情報内のパケット長を出力する。たとえば、パケット長が「5」であって、かつ論理リンク識別子が論理リンク0を示している場合には、選択制御部2は、パケット長が「5」であることをバッファ管理部3−0に通知する。
バッファ管理部3は、可変長パケットバッファ部1のポインタやバッファサイズなどの管理情報と、選択制御部2から通知されたパケット長とに基づいて、パケットを可変長パケットバッファ部1に保持(書き込み)可能であるか否かを判定する。パケットを可変長パケットバッファ部1に書き込み可能であると判定した場合、バッファ管理部3は、パケットの書き込み処理によって管理情報を更新する。
バッファ管理部3は、可変長パケットバッファ部1がパケットを書き込むために必要な情報を含むライト制御情報を選択制御部2を介して可変長パケットバッファ部1に出力して、可変長パケットバッファ部1の該当するキューにパケットを保持させる。また、バッファ管理部3は、パケット有無情報を「1」にして、自身が管理する論理リンクに出力すべきパケットが存在することを示すアービタ部5に通知する。
たとえば、バッファ管理部3−0が選択制御部2からパケット長の通知を受けた場合には、バッファ管理部3−0がパケットを可変長パケットバッファ部1に書き込み可能であるか否かを判定してライト制御情報を選択制御部2を介して可変長パケットバッファ部1に出力し、バッファ管理部3−0が管理する論理リンク0に対応するキューにパケットを保持させる。これにより、論理リンク0に出力すべきパケットが存在することになり、バッファ管理部3−0は、パケット有無情報EX0を「1」にする。
可変長パケットバッファ部1の出力速度の間隔毎に(パケットを出力すべきタイミングになると)アービタ部5は、バッファ管理部3が出力するパケット有無情報EXと、ダウンカウンタ部4が出力するカウント値情報BSIZEおよび閾値超過情報BPとに基づいて、パケットを出力する(上記条件1〜3を全て満たす)論理リンクを選択する。
たとえば、初期状態において、1つのパケットが入力され論理リンク0に対応するキューに保持されたと仮定すると、バッファ管理部3−0が出力するパケット有無情報EX0が「1」であり、バッファ管理部3−1〜3−7が出力するパケット有無情報EX1〜EX7はすべて「0」となる。また、ダウンカウンタ部4−0〜4−7が出力するカウント値情報BSIZE0〜BSIZE7はすべて「0」であり、閾値超過情報BP0〜BP7もすべて「0」である。
この場合、各論理リンク0〜7が、上記条件2「ダウンカウンタ部4のカウント値が閾値以下の論理リンク」および条件3「ダウンカウンタ部4のカウント値が一番小さい値を示す論理リンク」の2つの条件を満たしているが、条件1「可変長パケットバッファ部1に出力すべきパケットが存在する論理リンク」を満たす論理リンクはパケット有無情報EX0が「1」となっている論理リンク0だけである。したがって、アービタ部5は、論理リンク0をパケットを出力する論理リンクとして選択する。
すなわち、アービタ部5は、パケット有無情報EXが「1」であって、かつ閾値超過情報が「0」である論理リンクの中で、カウント値情報BSIZEが最も小さい値の論理リンクを選択する。なお、カウント値情報BSIZEの値が等しい場合には、予め定められた順番で1つの論理リンクを選択すればよい。
アービタ部5は、選択した論理リンクを管理するバッファ管理部3にパケットの読み出し指示READを出力する。ここでは、論理リンク0を選択したので、論理リンク0を管理するバッファ管理部3−0に読み出し指示READ0を出力する。
読み出し指示を受けると、バッファ管理部3(ここでは、バッファ管理部3−0)は、パケットの読み出し処理によって管理情報を更新する。バッファ管理部3は、可変長パケットバッファ部1がパケットを読み出す(出力する)ために必要な情報を含むリード制御情報を選択制御部2を介して可変長パケットバッファ部1に出力して、可変長パケットバッファ部1の該当するキューからパケットを読み出して、論理リンク(ここでは、論理リンク0)に出力させる。
また、バッファ管理部3は、リード制御情報によって出力されたパケットのパケット長を対応するダウンカウンタ部4に通知する。ここでは、バッファ管理部3−0がパケット長をダウンカウンタ部4−0に通知する。
パケット長が通知されると、ダウンカウンタ部4は、カウント値に通知されたパケット長を加算した値を新たなカウント値として、対応する論理リンクの帯域速度に応じてカウント値を減算し、カウント値をカウント値情報BSIZEとしてアービタ部5に出力する。
また、ダウンカウンタ部4は、カウント値を変更する毎に予め定められた閾値とカウント値とを比較する。比較の結果、カウント値が閾値を越えている場合には閾値超過情報BPを「1」にし、カウント値が閾値以下の場合には閾値超過情報BPを「0」にして、カウント値と閾値との関係をアービタ部5に通知する。
ここでは、ダウンカウンタ部4−0がバッファ管理部3−0からパケット長の通知を受けているので、ダウンカウンタ部4−0が、初期値であるカウント値「0」に通知されたパケット長を加算してカウント値を更新して減算を開始する。
このように、パケット入力時には、可変長パケットバッファ部1が入力されたパケットに関するパケット情報を選択制御部2を介してバッファ管理部3に通知し、バッファ管理部3が通知されたパケット情報および自身の管理情報に基づいて可変長パケットバッファ部1の該当するキューにパケットを保持させるとともにパケット有無情報EXを「1」にし、パケットの読み出し時には、アービタ部5がパケット有無情報EX、カウント値情報BSIZE、および閾値超過情報BPに基づいてパケットを出力する論理リンクを選択し、バッファ管理部3がアービタ部5によって選択された論理リンクにパケットを出力させ、ダウンカウンタ部4が出力されたパケット長の値をカウント値に加算した後に減算を行なうとともに、カウント値が閾値を超えているか否かを判定し、カウント値が閾値を越えている場合には閾値超過情報BPを「1」にし、カウント値が閾値以下の場合には閾値超過情報BPを「0」にする動作を繰り返す。
図2は、任意の時間におけるパケット読み出し制御装置の状態を示す図である。図2においては、上述したパケットの保持およびパケットの出力動作が複数回行なわれ、全ての論理リンクFE(FE0〜FE7を示す)はダウンカウンタ部4のカウント値C(C0〜C7を示す)状態を示している。また、ダウンカウンタ部4のカウント値の最大値は4kbyteであり、閾値Thは1542byteであり、すべてのダウンカウンタ部4のカウント値Cは、閾値Th以下となっている。したがって、ダウンカウンタ部4がアービタ部5に出力するカウント値情報BSIZEはカウント値Cであり、閾値超過情報BPはすべて「0」である。
このような状態において、バッファ管理部3が出力するパケット有無情報EXがすべて「1」であり、ダウンカウンタ部4−0〜4−7のカウント値C0〜C7の中で、カウント値C2が一番小さい値、すなわちカウント値情報BSIZE2の値が、カウント値情報BSIZE0〜BSIZE7の中で1番小さいので、アービタ部5は、つぎにパケットを出力する論理リンクとして論理リンクFE2を選択して、バッファ管理部3−2に読み出し指示READ2を出力する。
バッファ管理部3−2は、リード制御情報を選択制御部2を介して可変長パケットバッファ部1に出力して論理リンクFE2にパケットを出力させるとともに、論理リンクFE2に出力するパケットのパケット長をダウンカウンタ部4−2に通知する。
ダウンカウンタ部4−2は、通知されたパケット長の値CC2を現在のカウント値C2に加算する。ここで、カウント値C2に通知された(論理リンクFE2に出力された)パケットのパケット長の値CC2が加算されたため、ダウンカウンタ部4−2のカウント値が閾値Thを越える。したがって、ダウンカウンタ部4−2は、閾値超過信号BP2を「1」にする。これにより、ダウンカウンタ部4−2の減算によってカウント値が閾値Th以下になるまでの間、論理リンクFE2に対してパケットを出力することはない。
また、ダウンカウンタ部4のカウント値Cは、可変長パケットバッファ部1が論理リンクFEに出力したパケット長を示しており、論理リンクFEの帯域速度(この場合は、100Mbps)に応じてカウント値を減算する。しがたって、カウント値Cは、たとえば、可変長パケットバッファ部1の後段に配置される速度変換を行なう出力部のバッファの状態(出力部のバッファに蓄積されているパケットのパケット長の合計)を擬似的に示していることと等価である。
アービタ部5は、カウント値を示すカウント値情報BSIZE、およびカウント値Cが閾値Thを超えているか否かを示す閾値超過情報BPに基づいて、上記条件2および3を満たしているか否かを判定している。これは、後段に配置される出力部からバッファの状態に関する情報を取得することなく、出力部のバッファの状態を考慮してパケットを出力していることを意味する。図2の場合は、ダウンカウンタ部4−2の閾値超過情報BP2が「1」であるので、論理リンクFE2にパケットを出力する出力部のバッファに1546byte以上のパケットが出力部のバッファに蓄積されていることを示している。
図3は、パケット読み出し制御装置によって出力されたパケットがGbEの物理リンクの中の100Mbpsの帯域速度の論理リンクFEに出力される様子を示している。図3においては、時刻t1からパケットP1#2が論理リンクFE2に出力される。パケットP1#2が論理リンクFE2に出力された後インター・パケット・ギャップI1が経過した時刻t2から、パケットP2#1が論理リンクFE1に出力される。
パケットP2#1が論理リンクFE1に出力された後インター・パケット・ギャップI2が経過した時刻t3から、パケットP3#6が論理リンクFE6に出力される。パケットP3#6が論理リンクFE6に出力された後インター・パケット・ギャップI3が経過した時刻t4から、パケットP4#3が論理リンクFE3に出力される。
パケットP4#3が論理リンクFE3に出力された後インター・パケット・ギャップI4が経過した時刻t5から、パケットP5#0が論理リンクFE0に出力される。パケットP5#0が論理リンクFE0に出力された後インター・パケット・ギャップI5が経過した時刻t6から、パケットP6#7が論理リンクFE7に出力される。
パケットP6#7が論理リンクFE7に出力された後インター・パケット・ギャップI6が経過した時刻t7から、パケットP7#5が論理リンクFE5に出力される。パケットP7#5が論理リンクFE5に出力された後インター・パケット・ギャップI7が経過した時刻t8から、パケットP8#4が論理リンクFE4に出力される。パケットP8#4が論理リンクFE4に出力された後インター・パケット・ギャップI8が経過した時刻t9から、パケットP9#2が論理リンクFE2に出力される。
このように、扱うパケットが可変長パケットであるため、多少出力順序は前後するものの、ほぼ均等に論理リンクFE0〜FE7にパケットを出力している。これは、既に出力したパケットのバイト数を利用したフェアキューイング処理と等価であり、論理リンクFE間の公平性も同時に守られていることを示している。
以上説明したように、この実施の形態1では、物理リンクに8個の論理リンクを収容し、入力された可変長パケットを論理リンクに出力するシステムに適用され、8個の論理リンクに対応付けた論理的なキューに可変長パケットを保持する可変長パケットバッファ部1から論理リンクに出力すべき可変長パケットを読み出す際に、バッファ管理部3が、キューに可変長パケットが保持されているか否かを示すパケット有無情報EXを出力するとともに、キューから可変長パケットを読み出した場合には、読み出した可変長パケットのパケット長を出力し、ダウンカウンタ部4が、対応するバッファ管理部3から出力されたパケット長の値をカウント値に加算し、論理リンクの帯域速度に応じてカウント値を減算してカウント値をカウント値情報BSIZEとして出力するとともに、カウント値が予め定められた閾値を超えているか否かを判定し、判定の結果を示す閾値超過情報BPを出力し、アービタ部5が、パケット有無情報EXが可変長パケットバッファ部1に可変長パケットが存在していることを示し、かつ閾値超過情報BPがカウント値が閾値以下であることを示している論理リンクの中で、カウント値情報BSIZEが1番小さい値を示している論理リンクを選択し、選択した論理リンクへの可変長パケットを可変長パケットバッファ部1から出力させるようにしているため、任意の帯域速度の物理リンクの中に複数の論理リンクを収容した可変長パケット出力に対して、各論理リンクの帯域速度に応じて可変長パケットを出力することができる。
すなわち、物理リンクの中に複数の論理リンクを収容した場合(可変長パケットを複数コネクション多重した場合)でも、パケット長の長いパケットと短いパケットとが存在するためにパケットの出力順序が前後して帯域速度に大きな偏りが発生する現象を防止し、それぞれの論理リンクに対してほぼ正確な帯域制限をかけることができる。
また、物理リンクの中に複数の論理リンクを収容した場合でも、それぞれの論理リンクに対してほぼ正確な帯域制限をかけることができることから、この発明におけるパケット読み出し制御装置によって読み出された可変長パケットの後段に配置され可変長パケットのDEMUX処理を行なう回路のトータルバッファ量を削減することができ、システム全体の回路規模を削減し、システムのコストを低減することができる。すなわち、論理リンクを物理リンクに変換する場合においては、後段のDEMUX処理を行なう回路に単なる速度調整用のバッファを用意すれば良く、さらにそのバッファサイズは少なくすることが可能となる。
さらに、この実施の形態1においては、ダウンカウンタ部4が、自身に対応する論理リンクに出力された可変長パケットのパケット長をカウント値に加算し、対応する論理リンクの帯域速度に応じて減算を行なうとともに、カウント値が予め定められた閾値を超えているか否かを判定し、アービタ部5が、パケットを出力する論理リンクを選択する条件として、ダウンカウンタ部4のカウント値およびカウント値が閾値を越えているか否かの判定結果を用いるようにしているため、論理リンクに出力したパケットを処理する後段にバックプレッシャ信号を用いて帯域制御を行う場合と比較して、帯域制御の反応速度が速くなり、論理リンクの帯域を有効に利用することができるとともに、複数の論理リンクの帯域速度の合計が、これら論理リンクを収容する物理リンクの帯域速度以下であれば、論理リンクの帯域速度は任意に設定して帯域制御を行なうことができる。
以上のように、本発明にかかるパケット読み出し制御装置は、可変長パケットを転送するシステムに有用であり、特に、1つの物理リンクに複数の論理リンクを収容するシステムに適している。
この発明におけるパケット読み出し制御装置の実施の形態1の構成を示すブロック図である。 任意の時間におけるパケット読み出し制御装置の状態を示す図である。 パケット読み出し制御装置によって出力されたパケットがGbEの物理リンクの中の100Mbpsの帯域速度の論理リンクに出力される様子を示す図である。
符号の説明
1 可変長パケットバッファ部
2 選択制御部
3−0,3−1,3−7 バッファ管理部
4−0,4−1,4−7 ダウンカウンタ部
5 アービタ

Claims (1)

  1. 1つの物理リンクにn(1<n,nは自然数)個の論理リンクを収容し、入力された可変長パケットを前記論理リンク経由で出力バッファに出力するシステムに適用され、前記n個の論理リンクに対応付けた複数の論理的なキューに可変長パケットを保持する可変長パケットバッファ部を備え、この可変長パケットバッファ部から前記論理リンク経由で前記出力バッファに出力すべき可変長パケットを読み出すパケット読み出し制御装置であって
    前記可変長パケットバッファ部の論理的なキューを管理し、前記キューに可変長パケットが保持されているか否かを示すパケット有無情報を出力するとともに、前記キューから可変長パケットを読み出した場合には、読み出した可変長パケットのパケット長を出力する、前記n個の論理リンクに対応付けられたn個のバッファ管理部と、
    前記n個の論理リンクに対応付けられ、対応するバッファ管理部から出力されたパケット長の値をカウント値に加算し、論理リンクの帯域速度に応じてカウント値を減算してカウント値をカウント値情報として出力するとともに、カウント値が前記出力バッファの容量により定められた閾値を超えているか否かを判定し、判定の結果を示す閾値超過情報を出力するn個のダウンカウンタ部と、
    前記n個のバッファ管理部が出力するパケット有無情報と、前記n個のダウンカウンタ部が出力するカウント値情報および閾値超過情報とに基づいて、前記可変長パケットを出力する論理リンクを選択し、選択した論理リンクへの可変長パケットを前記可変長パケットバッファ部から出力させるアービタ部と、
    を備え
    前記アービタ部は、
    前記可変長パケットバッファ部のキューに可変長パケットが保持されていることが前記パケット有無情報により示されており、かつ、カウント値が閾値を越えていないことが前記閾値超過情報により示されている論理リンクの中で、最も小さいカウント値が前記カウント値情報により示されている論理リンクを選択する
    ことを特徴とするパケット読み出し制御装置。
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