JP5706811B2 - 親ノード及び通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、データをその優先度に従って転送する通信装置及び通信システムに関し、特に、データを一時的に格納するバッファの利用効率を向上させることが可能な通信装置及び通信システムに関する。
近年、1つのアクセス回線にて電話、テレビ、インターネットを実現するトリプルプレイサービスが提供されている。それらのサービスはそれぞれ必要とされる通信品質(データ損失率、遅延、遅延揺らぎ等)が異なる。そのため、通信ネットワークでは様々なサービスを複数のサービスクラスに分類し、サービスクラス毎に満たすべき通信品質(QoS:Quality of Service)が定められる。
サービスごとに通信品質を制御する方法として、以下の第一の従来技術がある。第一の従来技術では、データにサービスクラスに対応付けられた優先度識別子を設け、通信ネットワークを構成する通信装置は、優先度識別子に基づきデータの転送制御を行うことで通信品質を制御する。
第一の従来技術を、図1を用いて説明する。転送制御を行う通信装置は、優先度識別子に応じてデータを振り分けるデータ振分部81と、データの優先度に対応した複数の出力バッファ82と、出力バッファ82に蓄積されたデータを優先度に応じて読みだす読出部83とを備える。
通信装置に到着したデータは、予めサービスごとに設定された優先度識別子に応じて予め定められたバッファ82にデータ振分部81を介して格納される。格納されたデータは、読出部83によって出力される。ここで、読出部83は優先度ごとに定められたバッファ82の優先度順に格納されたデータを出力する優先制御や、優先度に応じて定められた割合でデータを出力する重み付けラウンドロビンなどの制御を行う。これらの動作により、優先度ごとに異なるデータ転送を行い、通信品質を制御することができる。
第一の従来技術を用いて定められた通信品質を満たすために、QoSクラスに応じて通信ネットワークに入力されるサービス毎に平均レートと、バースト量と呼ばれるデータの塊の最大値(最大バースト量)を規定することが一般的である。これを以後トラヒック規定と呼ぶ。転送制御方法とトラヒック規定をもとにして、サービスごとの所要の通信品質を満たすように、通信装置の優先度ごとの出力バッファに割当てるべきバッファ量(バッファ割当量)が決定される。
また、サービスごとに通信品質を制御する方法として、以下の特許文献1に示される第二の従来技術がある。
第二の従来技術を、図2を用いて説明する。第二の従来技術では、加入者端末へのパケットを分類し、分類ごとに一定時間内での転送量を測定し、パケットの分類に応じて予め設定された閾値と比較して優先度を決定するプロファイルメータと、プロファイルメータによって決定された優先度を当該パケットに付与するマーカと、パケットの優先度に従って転送あるいは破棄を行うドロッパとを通信ネットワークに配備する。第二の従来技術は、ストリーミングデータにのみ高優先度を付与することで、非ストリーミングでデータの影響を排除し、遅延を抑えることができることからストリーミングデータを安定して配信することができる。
第二の従来技術の動作を、図2を用いて説明する。91−a、91−bは加入者端末、92−a、92−bは宅内ルータ、93はパケット通信ネットワーク内に配置されたルータ、94−a、94−bは通信ネットワークとサーバをつなぐエッジルータであり、95はストリーミングやwebサーバであって、宅内ルータにプロファイルメータ、ルータ93にマーカ、エッジルータ94−a、94−bにドロッパが具備されているとする。
宅内ルータ92−aは加入者端末に転送されるパケットをプロトコルヘッダやトラヒックのバースト性から分類し、分類ごとに一定時間の転送量を測定する。さらに宅内ルータ92−aはパケットの分類と測定量と宅内ルータ92−aに予め設定された閾値から、パケットの分類ごとに優先度を決定する。特にストリーミングパケットを高い優先度にし、非ストリーミングパケットの優先度をストリーミングパケットより低く決定する。
ルータ93は宅内ルータ92−aにて決定された優先度を該当パケットに付与する。
ルータ93と宅内ルータ92−aの間に設置されたエッジルータ94−aはパケットの優先度に従って転送あるいは破棄を行う。
これにより、ストリーミングパケットは非ストリーミングパケットに対して優先的に転送が行われることから、非ストリーミングパケットの影響による遅延を完全に防ぐことができ、安定して加入者端末に配信される。
つまり、第一の技術においては予めデータに優先度識別子が付与されるのに対し、第二の技術においては、転送されるデータの性質によって通信装置が動的に優先度識別子を設定する。なお、第二の技術においても、定められた通信品質を満たすためにトラヒック規定を必要とすることは第一の技術の場合と同様である。
これらの転送制御方法は、アクセス回線を収容するアクセス装置でも用いられる。アクセス装置としては、例えばパッシブ光ネットワーク(Passive Optical Network:PON)システムを用いたGE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標)−PON)やADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、VDSL(Very high−bit−rate Digital Subscriber Line)などが用いられる。GE−PONシステムにおける転送制御方法については、例えば非特許文献1に記載される。
公衆網で用いられるアクセス装置は数量が膨大であるため、バッファ量を装置毎に設定管理することは困難である。従って、提供されるサービスの組み合わせをもとに少数のバッファ設定パターンで運用される。これを図3を用いて説明する。
アクセス装置のバッファ設定を簡易化するためには、バッファ割当量を少数の設定パターンとして管理できることが望ましい。バッファ割当量は、サービスごとに必要なバッファ量と、同一優先クラスに収容されるサービスの様々な組み合わせを包含するように決定される。これにより、少数の「設定」パターンにより複数のサービスの組み合わせを実現できる。
特開2004―241952号公開
技術基礎講座"GE−PON技術 第4回 GE−PONのシステム化機能"、NTTアクセスサービスシステム研究所、NTT技術ジャーナル、Vol.17、No.11、pp.59−61、2005年
しかしながら、第一の技術および第二の技術をアクセス装置に適用した際には、少数のバッファ設定パターンで運用されるために、サービス利用状況によっては特定の優先度のバッファを有効に利用できないという第一の課題がある。これは、予め想定されるサービスの組み合わせを包含するようにバッファ設定がなされるために、必要としないバッファ量を確保してしまう場合があるためである。そのため、加入者のサービス利用状況やキャリアのサービスメニューの追加・変更によって、予め設定したバッファ量と実際に利用されるバッファ量との間に齟齬が生じた場合に、特定の優先度バッファの使用効率が低下したままの状態になる。最悪の場合、特定の優先度バッファが全く使用されないことも起こり得る。
また、第一の技術および第二の技術では、サービスの組み合わせの変更に伴って、通信品質を低下させずにバッファ設定を変更することが難しいという第二の課題がある。これは、通信装置の全バッファ量における優先度ごとのバッファ量の割当量の変更を行うには、特定のバッファ設定の増減を伴うため、もしサービス中にバッファ設定を減少させた際にはデータ損失が生じ、通信品質を低下させる場合があるためである。
本発明は、上記課題を解消するためになされたものであり、その目的は、通信品質を保証し、かつ、バッファの利用効率を向上することを可能とする通信装置及び通信システムを提供することにある。
前記目標を達成するため、本発明は、データ転送先装置のバッファ状況を考慮して優先度を動的に書き換えることとした。
具体的には、本発明に係る通信装置は、
通信網から優先度を有するデータが入力される通信ポートと、
前記データを優先度別に蓄積する複数のバッファに出力する出力ポートと、
到着したデータの優先度を確認し、前記データのフレーム長を計測するトラヒック計測部と、
前記バッファ毎に蓄積可能なバッファ割当量、所定期間に前記トラヒック計測部が計測した前記データのフレーム長から得られる優先度別の到着データ量、及び各々の前記バッファから出力される出力データ量、に基づいて前記バッファに蓄積されている現在のデータ量であるデータ蓄積量を推定し、到着したデータを該データの優先度に対応する前記バッファに入力できるか否かの本バッファ入力可否判断を行い、前記本バッファ入力可否判断で入力可能であれば前記データの優先度を維持し、前記本バッファ入力可否判断で入力不可であれば前記データの優先度を他の優先度とする優先度決定を行う演算部と、
前記演算部の前記優先度決定に従い、到着したデータの優先度を維持する又は前記他の優先度に書き換える優先度書換部と、
を備える。
本通信装置は、バッファのデータ蓄積量に応じて到着データの優先度を書き換えることで、従来であればバッファ溢れで破棄されるデータを異なる優先度バッファに格納させる。すなわち、本通信装置は、空のあるバッファを有効に利用する。
また、本通信装置は、到着データの優先度を書き換えることでバッファ設定パターンを変更することが不要になる。すなわち、バッファ設定パターンを変更で生じるサービスの通信品質の低下を防止する。
従って、本発明は、通信品質を保証し、かつ、バッファの利用効率を向上することを可能とする通信装置を提供することができる。
本発明に係る通信装置の前記演算部は、前記優先度決定を行う際、前記データの優先度を他の優先度とする場合に、到着したデータが前記他の優先度に対応するバッファに入力可能か否かの他バッファ入力可否判断をさらに行い、前記他バッファ入力可否判断で入力不可であれば前記データの優先度を維持することを特徴とする。
本通信装置は、書き換え先の優先度のバッファにおいてバッファ溢れを起こさない範囲でデータの優先度を書き換える。優先度書き換えによる他の優先度のデータロスを防止することができる。
本発明に係る通信装置の前記演算部は、
各々の前記バッファの前記バッファ割当量、前記データ蓄積量、及び前記出力データ量を保管しており、
前記他バッファ入力可否判断で入力可能である場合、
前記他のバッファの前記バッファ割当量、前記データ蓄積量、及び前記出力データ量に基づき、前記データを前記他のバッファに入力したときの、前記バッファで廃棄されるロスデータ量、到着したデータが前記バッファから出力されるまでの遅延量、及び該遅延量の遅延ゆらぎの推定値を推定し、前記推定値が予め設定されている前記ロスデータ量、前記遅延量、及び前記遅延ゆらぎの許容を満足するか否かの許容判断をさらに行い、前記許容判断で前記推定値が前記許容を不満足であれば前記データの優先度を維持することを特徴とする。
本通信装置は、データの優先度を変更する際、変更先の優先度のバッファにおいて、データ廃棄、遅延、及び遅延ゆらぎが許容を超えるような場合、データの優先度を無変更とする。本通信装置は、優先度毎のバッファ割当(バッファ設定パターン)を変更することなくバッファの利用効率を高めることができる。
本発明に係る通信装置は、到着したデータのフローを識別するフロー識別部をさらに備え、前記トラヒック計測部は、前記データのフレーム長を前記フロー識別部が識別したフロー単位で計測し、前記演算部は、前記優先度決定を前記フロー識別部が識別したフロー単位で行うことを特徴とする。
本通信装置は、フロー単位で優先度の書き換えを行うため、バッファから出力されるデータの順が逆転することを防止できる。
本発明に係る通信システムは、前記通信装置である親ノードと、
複数の前記バッファ、前記通信装置の前記出力ポートからのデータが入力される入力ポート、前記入力ポートに入力されたデータを該データの優先度に応じて前記バッファに振り分けるデータ振り分け部、及び前記バッファに蓄積されたデータを前記バッファの優先度に応じて読み出して出力する読み出し部を有する子ノードと、
を備える。
本通信システムは、親ノードに前記通信装置を採用する。従って、本発明は、通信品質を保証し、かつ、バッファの利用効率を向上することを可能とする通信システムを提供することができる。
本発明に係る通信システムは、前記親ノードが光加入者終端装置であり、前記子ノードが光加入者装置であり、前記親ノードの前記出力ポートと前記子ノードの前記入力ポートとを接続する光導波路をさらに備えることができる。
本発明に係る通信システムは、前記親ノードと複数の前記子ノードを収容する筐体と、前記親ノードの前記出力ポートと複数の前記子ノードの前記入力ポートとを選択して接続するスイッチと、をさらに備えることもできる。
本発明は、通信品質を保証し、かつ、バッファの利用効率を向上することを可能とする通信装置及び通信システムを提供することができる。
関連する技術を説明する図である。 関連する技術を説明する図である。 サービスの組み合わせをもとに作成されるバッファ設定パターンを説明する図である。 本明細書で使用する用語の定義を説明する図である。 本発明に係る通信システムを説明する図である。 本発明に係る通信システムを説明する図である。 本発明に係る通信システムの動作を説明する図である。 本発明に係る通信システムの動作を説明する図である。 本発明に係る通信システムを説明する図である。 本発明に係る通信システムを説明する図である。
実施形態の説明に先立って、図4を用いて説明に用いる用語を定義する。
バッファ必要量とは、通信ネットワークにおける転送制御方法とトラヒック規定からサービスごとに決定されるバッファ量であり、ここでは「同一優先クラスに収容されるサービスごとのバッファ必要量を全加入サービスで合計したバッファ量」をバッファ必要量と称する。
バッファ割当量とは、通信ネットワークにおける転送制御方法とトラヒック規定からサービスごとに決定されるバッファ量(バッファ必要量)と、同一優先クラスに収容されるサービスの組み合わせを考慮して決定されるバッファ量である。
バッファ割当量は加入者のサービス利用状況に対して固定的であるのに対し、バッファ必要量は加入者のサービス利用状況に対して変動するという性質の違いがある。
バッファ蓄積量とは、通信装置(親ノード)があるデータを受信した時刻において、通信装置の出力ポートに接続された一つまたは複数の通信装置(子ノード)の当該優先度バッファに蓄積されているデータ量のことを指し、過去の入力トラヒック量と、当該装置の転送制御方法と、当該装置の出力速度をもとに算出される。バッファ蓄積量は、サービスの利用状況により変動する。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に記述する。以下に説明する実施形態は本発明の実施形態であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。また、図中、3、31、32、33、34、35などに付与されている−a、−b、−a1、−a2、−b1、−b2などの記号はそれぞれ複数の要素を区別するための記号であるが、以下では特に区別する必要がない場合は省略して説明する。
(実施形態1)
図5及び図6は、実施形態1の通信システム301を説明する図である。図7は、通信システム301の動作を説明するフローチャートである。なお、本実施形態では通信システム301をPONシステムを例として説明を行うが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
通信システム301は、通信装置である親ノード1と、複数のバッファ33、通信装置の出力ポート13からのデータが入力される入力ポート31、入力ポート31に入力されたデータを該データの優先度に応じてバッファ33に振り分けるデータ振分部32、及びバッファ33に蓄積されたデータをバッファ33の優先度に応じて読み出して出力する読出部34を有する子ノード3と、を備える。
親ノード1である通信装置は、通信網から優先度を有するデータが入力される通信ポート12と、データを優先度別に蓄積する複数のバッファに出力する出力ポート13と、到着したデータの優先度を確認し、データのフレーム長を計測するトラヒック計測部14と、バッファ33毎に蓄積可能なバッファ割当量、所定期間にトラヒック計測部14が計測したデータのフレーム長から得られる優先度別の到着データ量、及び各々のバッファ33から出力される出力データ量、に基づいてバッファ33に蓄積されている現在のデータ量であるデータ蓄積量を推定し、到着したデータを該データの優先度に対応するバッファ33に入力できるか否かの本バッファ入力可否判断を行い、本バッファ入力可否判断で入力可能であればデータの優先度を維持し、本バッファ入力可否判断で入力不可であればデータの優先度を他の優先度とする優先度決定を行う演算部16と、演算部16の優先度決定に従い、到着したデータの優先度を維持する又は前記他の優先度に書き換える優先度書換部15と、を備える。
また、演算部16は、優先度決定を行う際、データの優先度を他の優先度とする場合に、到着したデータが他の優先度に対応するバッファに入力可能か否かの他バッファ入力可否判断をさらに行い、他バッファ入力可否判断で入力不可であればデータの優先度を維持することとしてもよい。
親ノード1は、例えば、OLTである。受信側ノード3は、例えば、ONUである。以下の説明において、親ノード1を通信装置1又はOLT1、子ノード3を受信側ノード3又はONU3と記載することがある。OLT1と送信側ノード2は通信ポート12を介して接続される。なお送信側ノード2および通信ポート12は一つまたは複数のいずれでもよい(図5では1つの例を示す)。
また、通信システム301は、親ノード1の出力ポート13と子ノード3の入力ポート31とを接続する光導波路4をさらに備える。OLT1と複数のONU3は、光導波路4を介して出力ポート13に接続される。光導波路4は、例えば、光ファイバと光学スプリッタで構成される。OLT1の出力ポート13はデータを電気信号から光信号へ変換して光導波路4へ出力する。また、ONU3の入力ポート31は光導波路4からのデータを光信号から電気信号へ変換して受信する。
OLT1は通信ポート12と、通信ポート12が受信した優先度およびトラヒック量をONU3ごとに計測するトラヒック計測部14と、トラヒック計測部により得られた測定量、ONU3のバッファ割当量、ONU出力速度、転送制御方法からONU3における優先度ごとのバッファ蓄積量を計算する演算部16と、演算部16での推定結果に応じてデータの優先度識別子を書き換える優先度書換部15と、ONU3にデータを転送する一つまたは複数の出力ポート13と、を備える。
ONU3はOLT1からデータを受信する入力ポート31と、受信したデータの優先度に従ってデータを振り分けるデータ振分部32と、データの優先度ごとに設けられた複数のバッファ33と、バッファ33に蓄積された優先度に応じてデータを読みだす読出部34と、ルータやスイッチやPCなどの端末にデータ通信を転送する出力ポート35を備える。
ONU3の各バッファ33には各優先度におけるバッファ割当量がそのまま設定される。
以下、図7も用いて通信システム301の動作を説明する。
OLT1のトラヒック計測部14は、通信ポート12から入力されたデータについて、宛先ONU3、優先度およびデータのフレーム長を計測し結果を演算部16に通知する(ステップS101、S102)。なお、トラヒック計測部14が測定するトラヒック量は、同一優先度のバースト量でも、レートでもよい。
演算部16は、トラヒック計測部14にて測定されたデータのフレーム長、ONU3の出力速度、ONU3の読出部34の読み出し方式、ONU3の各優先度のバッファ割当量をデータとして保持する。また、各優先クラスのバッファ必要量を予め決定し、予約バッファ量として保持する。
演算部16は、過去にトラヒック計測部14で計測されたデータのフレーム長、ONU3の出力速度、転送制御方法から、ONU3の優先度毎にバッファ33の現在のバッファ蓄積量を計算する(ステップS103)とともに、ONU3におけるバッファ割当量と比較する(ステップS104)。すなわち、ステップS104で本バッファ入力可否判断を行う。
計算されたバッファ蓄積量がバッファ割当量を超過しない(バッファ溢れが発生しない)場合、演算部16は優先度書換部15に指示を出さず、優先度書換部15は、データの優先度の書き換えをせずそのまま出力ポート13へ転送する(ステップS108)。
一方、計算されたバッファ蓄積量がバッファ割当量を超過する(バッファ溢れが発生する)場合、演算部16は、バッファ溢れが発生していない他の優先度のバッファを選択(ステップS105)し、選択された優先度のバッファ必要量と該当データ長の和を選択された優先度のバッファ割当量と比較する(ステップS106)。すなわち、ステップS106で他バッファ入力可否判断を行う。
ステップS106で比較した結果、他の優先度のバッファについてバッファ溢れが発生しないのであれば、演算部16は、該当データの優先度識別子を選択された優先度に対応した識別子に書き換えを指示する。なお、優先度書き換え先バッファの選択については、例えば該当データに対し一段階高い優先度に対応したバッファを優先的に選択したり、バッファ蓄積量が最も少ないバッファを選択するなど、書き換え元と書換え先の関係を予め指定しておいもよい。
ステップS106で比較した結果、他の優先度のバッファについてバッファ溢れが発生すれば、演算部16は、優先度書換部15に指示を出さず、優先度書換部15は、データの優先度の書き換えをせずそのまま出力ポート13へ転送する(ステップS108)。なお、演算部16は、さらに他の優先度のバッファを選択し、ステップS105とステップS106を繰り返してもよい。
優先度書換部15は、演算部16からの書換え指示に対応する優先度のデータについて優先度を書き換え(ステップS107)、あるいは演算部16からの書換え指示が無ければデータの優先度を書き換えず、出力ポート13へ転送する(ステップS108)。図7において、ステップS104からステップS106が演算部16が行う「優先度決定」である。
ONU3に到着したデータは入力ポート31からデータ振分部32に転送される。データ振分部32は予め設定された優先度識別子に応じて予め定められたバッファ33に格納される。
格納されたデータは、読出部34によって出力される。ここで、読出部34は優先度ごとに定められたバッファ33の優先度順に格納されたデータを出力する優先制御や、優先度ごとに定められたバッファの優先度に応じて定められた割合でデータを出力する重み付けラウンドロビンなどの制御を行う。
読出部34は、読みだされたデータを出力ポート35からルータやスイッチやPCなどへデータを出力する。
図6を用いて通信システム301の具体的な動作を説明する。低優先度のデータAがOLT1の通信ポート12に到着すると、データAはトラヒック測定部14に転送され、優先度およびフレーム長を記録される。
演算部16は、データAのフレーム長、データAが到着する前のONU3−aの優先バッファ33−a2のバッファ蓄積量、及びONU3−aの出力ポート35−aからのデータの出力速度と転送制御方法、に基づきデータAが優先バッファ33−a2に蓄積された際のバッファ蓄積量を算出する。演算部16は、データAが優先バッファ33−a2に蓄積された際のバッファ蓄積量と予め優先バッファ33−a2に設定したバッファ割当量を比較し、データAを優先バッファ33−a2に入力できるか否かを判断する。そして、演算部16は、当該判断に基づきデータAを入力する蓄積先バッファを決定する。
なお、演算部16がバッファ蓄積量を計算する方法としては、例えば、データがバッファに蓄積される際にはそのデータのデータ長を加算し、転送制御方法に従ってバッファからデータが排出される際にはそのデータのデータ長を減算するといった計算を逐次的に行う公知の方法を用いることができる。
図6の場合、データAを優先バッファ33−a2に入力しても優先バッファ33−a2のバッファ蓄積量が割当量を超えない。このため、優先度書換部15はデータAについて優先度書き換えの処理を行わずにONU3−aに転送する。そして、データAはデータ振分部32で優先バッファ33−a2に振り分けられ、蓄積される。
データAに続き通信ポート12に到着したデータBに関しても同様であり、トラヒック測定部14に転送され、優先度及びフレーム長を記録される。演算部16は、データBのフレーム長、データBが到着する前のONU3−aの優先バッファ33−a2のバッファ蓄積量、及びONU3−aの出力ポート35−aからのデータの出力速度と転送制御方法、に基づきデータBが優先バッファ33−a2に蓄積された際のバッファ蓄積量を算出する。演算部16は、データBが優先バッファ33−a2に蓄積された際のバッファ蓄積量と予め優先バッファ33−a2に設定されたバッファ割当量を比較し、データBを優先バッファ33−a2に入力できるか否かを判断する。そして、演算部16は、当該判断に基づきデータBを入力する蓄積先バッファを決定する。
図6の場合、データBを優先バッファ33−a2に入力すると優先バッファ33−a2のバッファ蓄積量が割当量を超えるため、演算部16は、他のバッファを検索する。演算部16は、最優先バッファ33−a1を次の書き換え先バッファとして選択し、データBのフレーム長と最優先クラスにおけるバッファ必要量の和と予め最優先バッファ33−a1に設定されたバッファ割当量を比較する。図6の場合、データBのフレーム長と最優先バッファ33−a1におけるバッファ必要量の和がバッファ割当量を超えないため、優先度書換部15はデータBの優先度を優先から最優先に書き換え、ONU3−aに転送する。最優先に優先度が書き換えられたデータBは、データ振分部32で最優先バッファ33−a1に振り分けられ、蓄積される。
以上のように、通信システム301は、OLT1がONU3におけるバッファ蓄積状態を計算し、バッファの蓄積状態に応じてデータの優先度を書き換える。この動作により、通信システム301は、従来の装置ではバッファ溢れによって破棄されるデータを異なる優先度バッファにバッファ溢れを起こさない範囲で格納させることが可能となり、バッファの利用効率を向上させることができる。
(実施形態2)
通信システム301は、優先度の書き換えを実施形態1で説明した判断と異なる判断で行ってもよい。図8は実施形態2の通信システム301の動作を示すフローチャートである。図7で説明した実施形態1の通信システム301の動作と異なるステップを中心に説明する。
演算部16は、各々のバッファ33のバッファ割当量、データ蓄積量、及び出力データ量を保管しており、
到着したデータが他のバッファ33に入力可能と判断した場合、
他のバッファ33のバッファ割当量、データ蓄積量、及び出力データ量に基づき、データを他のバッファ33に入力したときの、バッファ33で廃棄されるロスデータ量、到着したデータがバッファ33から出力されるまでの遅延量、及び該遅延量の遅延ゆらぎを推定し、
予め設定されているロスデータ量、遅延量、及び遅延ゆらぎの許容を満たす場合に優先度書換部15にデータの優先度を他のバッファ33の優先度に書き換えさせる。
ここで、ロスデータ量とは、バッファ33で廃棄されるデータの量を意味する。演算部16は、トラヒック計測部14を通過するデータ量と、ONU3の出力速度及びONU3の読出部34の読み出し方式と、に基づいて、ある時点でのバッファ33毎(優先度毎)のロスデータ量を算出できる。
遅延量とは、あるデータがOLT1の通信ポート12に入力した時刻からONU3の出力ポート35から出力される時刻までの時間を意味する。演算部16は、各バッファ33のバッファ蓄積量を推定しており、このバッファ蓄積量と、ONU3の出力速度及びONU3の読出部34の読み出し方式と、に基づいて、ある時点のバッファ33毎(優先度毎)の遅延量を算出できる。また、演算部16は、遅延量は時刻とともに変化するので、バッファ33毎(優先度毎)の遅延ゆらぎも算出することができる。
演算部16は、トラヒック計測部14にて測定されたデータのフレーム長、ONU3の出力速度、ONU3の読出部34の読み出し方式、及びONU3の各優先度バッファ割当量を保持し、各優先度のバッファ必要量、各優先度のデータのロスデータ量、遅延量、及び遅延揺らぎを計算する。ステップS101からステップS106までは図7の説明と同じである。
ステップS106で比較した結果、他の優先度のバッファについてバッファ溢れが発生しないのであれば、演算部16は、データの優先度を書き換えて選択されたバッファに蓄積された場合の当該優先度のロスデータ量、遅延量、及び遅延ゆらぎを算出し、予め設定された許容値と比較する(ステップS121)。すなわち、ステップS121で許容判断を行う。
これらが許容値を満たすのであれば、演算部16は、優先度変更の判断を行い、優先度書換部15に該当データの優先度識別子を選択された優先度に対応した識別子に書き換えさせる(ステップS107)。
一方、ステップS121でロスデータ量、遅延量、及び遅延ゆらぎが許容値を満たさない場合、演算部16は、優先度書換部15に指示を出さず、優先度書換部15は、データの優先度の書き換えをせずそのまま出力ポート13へ転送する(ステップS108)。図8において、ステップS104からステップS106、及びステップS121が演算部16が行う「優先度決定」である。
このような判断を演算部16が行うことで、ONU3の優先度ごとのバッファ割当(バッファ設定パターン)を変更する必要がなく、バッファ33の利用効率を高めることができる。
(実施形態3)
図9は、本実施形態の通信システム303の構成を説明する図である。通信システム303と図5の通信システム301との違いは、ONU1が到着したデータのフローを識別するフロー識別部17をさらに備え、トラヒック計測部14が、データのフレーム長をフロー識別部17が識別したフロー単位で計測し、演算部16が、優先度書き換えの判断をフロー識別部17が識別したフロー単位で行うことである。
フロー識別部17は受信したデータから特定のフローを抽出する機能を有している。ここでフローとは[宛先、送信元IPアドレス、プロトコル種別、上位プロトコルの宛先、、送信元ポート番号]の組によって一意に表されるデータ群を示す。
なお、本実施形態におけるフロー識別には、[宛先、送信元IPアドレス、プロトコル種別、上位プロトコルの宛先、送信元ポート番号]の組を識別キーとしたハッシュ回路や、IPv6フローラベルなど、任意の識別子を利用することができる。
通信システム303は、図7で説明した動作をフロー単位、すなわちフローに含まれる複数のデータのまとまり単位で行う。詳細には、通信システム303は、OLT1の通信ポート12が送信側ノード2から受信したデータをフロー識別部17によってフロー毎に分類し、トラヒック測定部14にてONU3毎かつ優先度毎にフレーム長を測定し、当該データを優先度書換部15に転送する。また、優先度書換部15は演算部16の書換え判定に応じて、フロー単位に優先度の書き換えを行った後、出力ポート13へフレームを転送する。
通信システム303は、フローを識別し、フロー単位に優先度の書きかえを行うことが可能であることから、同一フローにおいてデータの順が変わること(OLT1が受信したデータ順とONU3から出力されるデータ順が異なる)を防ぐことができる。
(実施形態4)
図10は、本実施形態の通信システム304の構成を説明する図である。通信システム304と図5の通信システム301との違いは、親ノード1と複数の子ノード3を収容する筐体10と、親ノード1の出力ポート23と複数の子ノード3の入力ポート24とを選択して接続するスイッチ21と、をさらに備えることである。筐体10は、親ノード1と子ノード3を含む。親ノード1の出力ポート23はデータを電気信号のままスイッチ21へ出力する。子ノード3の入力ポート24はスイッチ21からのデータを電気信号のまま受信する。スイッチ21は、データの宛先を確認して入力ポート24を選択するスイッチ部である。
通信システム304は、データを電気信号のまま親ノード1から子ノード3へ転送できる。従って、通信システム(301、303)と比較して構成を簡略化できる。
実施形態1〜3では、親ノードと子ノードが光学スプリッタを介して接続される形態についての例を説明したが、本発明はこれに限るものでなく、図10に示すように、親ノードと子ノードが同一の筐体内に収容される場合においても適用可能である。
従って、通信システム304は、通信システム301の説明と同様に動作し、バッファの利用効率を向上させることができる。
(効果)
実施形態1〜4で説明した通信システムは、通信装置(親ノード)がデータ転送先(子ノード)におけるバッファ蓄積状態を計算し、バッファの蓄積状態に応じてデータの優先度を書き換えることで、従来の装置ではバッファ溢れによって破棄されるデータを異なる優先度バッファにバッファ溢れを起こさない範囲で格納させることが可能となり、バッファの利用効率を向上する。
また、データの測定から優先度の書き換えまで、通信装置(親ノード)で一元的に行うため、データ転送先(子ノード)通信装置の搭載バッファに変更を加えることなく、通信装置搭載バッファの利用効率を高めることができる。
以下は、実施形態1〜4の通信システム(301、303、304)及び通信装置(OLT1)の構成をまとめたものである。
(1)
通信網に接続される通信装置であって、
通信網からのデータを受信する一つまたは複数の入力ポートと、
受信したトラヒック量を計測する第1の手段と、
トラヒック量から出力ポートに接続された一つまたは複数の通信装置におけるバッファ蓄積量を計算する第2の手段と、
データに付与された優先度に対応したバッファ蓄積量に応じてデータに付与された優先度の書き換え判定を行う第3の手段と、
書き換え判定の結果に応じてデータに付与された優先度の書き換えを実行する第4の手段と、
データを転送する一つまたは複数の出力ポートと、
を備えることを特徴とする通信装置。
(2)
上記(1)に記載の通信装置であって、
第1の手段は、トラヒック量をフロー単位に計測し、
第3の手段は、バッファ蓄積量に基づき、データに付与された優先度の書き換えの可否をフロー単位に決定し、データに付与された優先度の書き換えを実行することを特徴とする通信装置。
(3)
上記(1)または(2)に記載の通信装置を親ノードとし、親ノードに一つまたは複数の子ノードが接続される通信システムであって、
第2の手段は、子ノードにおけるバッファ蓄積量を計算し、
出力ポートは一つまたは複数の子ノードにデータを転送し、
子ノードは、
親ノードからデータを受信する入力ポートと、
受信したデータの優先度に従ってデータを振り分けるデータ振分部と、
データの優先度ごとに設けられた複数の出力バッファと、
出力バッファに蓄積された優先度に応じてデータを読みだす読出部と、
を出力ポートと、
を備えることを特徴とする通信システム。
(4)
上記(3)に記載の通信システムであって
第3の手段は、データに付与された優先度に対応したバッファ蓄積量と、予め設定されたバッファ割当量との比較に基づき、データに付与された優先度の書き換えの可否を決定し、
バッファ蓄積量がバッファ割当量を超える場合、異なる優先度バッファを選択し、選択されたバッファの蓄積量と、予め設定されたバッファ割当量との比較に基づき、データに付与された優先度の書き換えの可否を決定し、データに付与された優先度の書き換えを実行する
ことを特徴とする通信システム。
(5)
上記(3)に記載の通信システムであって
第3の手段は、データに付与された優先度に対応したバッファ蓄積量と、予め設定されたバッファ割当量との比較に基づき、データに付与された優先度の書き換えの可否を決定し、
バッファ蓄積量がバッファ割当量を超える場合、異なる優先度バッファを選択し、選択されたバッファの蓄積量と予め設定された予約バッファ量の和と、予め定められた値との比較に基づき、データに付与された優先度の書き換えの可否を決定し、データに付与された優先度の書き換えを実行する
ことを特徴とする通信システム。
(6)
上記(3)〜(5)に記載の通信システムであって、
親ノードと子ノードが、それぞれ光加入者終端装置、光加入者装置として光ファイバと光スプリッタで接続されることを特徴とする通信システム。
(7)
上記(3)〜(5)に記載の通信システムであって
親ノードと子ノードが、一つの筐体に収容されることを特徴とする通信システム。
1:OLT、親ノード、又は通信装置
2:送信側ノード
3、3−a、3−b:ONU、又は子ノード
4:光導波路
10:筐体
12:通信ポート
13:出力ポート
14:トラヒック計測部
15:優先度書換部
16:演算部
17:フロー識別部
21:スイッチ
23:出力ポート
24:入力ポート
31、31−a、31−b:入力ポート
32、32−a、32−b:データ振分部
33、33−a1、33−a2、33−b1、33−b2:バッファ
34、34−a、34−b:読出部
35、35−a、35−b:出力ポート
81:データ振分部
82:バッファ
83:読出部
91、91−a、91−b:加入者端末
92、92−a、92−b:宅内ルータ、又はプロファイルメータ
93:ルータ
94、94−a、94−b:エッジルータ
95:サーバ
301、303、304:通信システム

Claims (7)

  1. 通信網から優先度を有するデータが入力される通信ポートと、
    前記通信ポートに到着した前記データの優先度を確認し、前記データのフレーム長を計測するトラヒック計測部と、
    優先度別に蓄積する複数のバッファを有する子ノードの前記バッファ毎に蓄積可能なバッファ割当量、所定期間に前記トラヒック計測部が計測した前記データのフレーム長から得られる優先度別の到着データ量、及び各々の前記バッファから出力される出力データ量、に基づいて前記子ノードの前記バッファに蓄積されている現在のデータ量であるデータ蓄積量を推定し、到着した前記データを該データの優先度に対応する前記バッファに入力できるか否かの本バッファ入力可否判断を行い、前記本バッファ入力可否判断で入力可能であれば前記データの優先度を維持し、前記本バッファ入力可否判断で入力不可であれば前記データの優先度を他の優先度とする優先度決定を行う演算部と、
    前記演算部の前記優先度決定に従い、到着した前記データの優先度を維持する又は前記他の優先度に書き換える優先度書換部と、
    前記優先度書換部から出力される前記データを前記子ノードに出力する出力ポートと、
    を備える親ノード
  2. 前記演算部は、
    前記優先度決定を行う際、前記データの優先度を他の優先度とする場合に、到着した前記データが前記他の優先度に対応する同一の前記子ノードのバッファに入力可能か否かの他バッファ入力可否判断をさらに行い、前記他バッファ入力可否判断で入力不可であれば前記データの優先度を維持することを特徴とする請求項1に記載の親ノード
  3. 前記演算部は、
    各々の前記バッファの前記バッファ割当量、前記データ蓄積量、及び前記出力データ量を保管しており、
    前記他バッファ入力可否判断で入力可能である場合、
    前記他のバッファの前記バッファ割当量、前記データ蓄積量、及び前記出力データ量に基づき、前記データを前記他のバッファに入力したときの、前記バッファで廃棄されるロスデータ量、到着したデータが前記バッファから出力されるまでの遅延量、及び該遅延量の遅延ゆらぎの推定値を推定し、前記推定値が予め設定されている前記ロスデータ量、前記遅延量、及び前記遅延ゆらぎの許容を満足するか否かの許容判断をさらに行い、前記許容判断で前記推定値が前記許容を不満足であれば前記データの優先度を維持することを特徴とする請求項2に記載の親ノード
  4. 到着した前記データのフローを識別するフロー識別部をさらに備え、
    前記トラヒック計測部は、前記データのフレーム長を前記フロー識別部が識別したフロー単位で計測し、
    前記演算部は、前記優先度決定を前記フロー識別部が識別したフロー単位で行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の親ノード
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の親ノードと、
    複数の前記バッファ、前記通信装置の前記出力ポートからのデータが入力される入力ポート、前記入力ポートに入力されたデータを該データの優先度に応じて前記バッファに振り分けるデータ振り分け部、及び前記バッファに蓄積されたデータを前記バッファの優先度に応じて読み出して出力する読み出し部を有する子ノードと、
    を備える通信システム。
  6. 前記親ノードが光加入者終端装置であり、前記子ノードが光加入者装置であり、
    前記親ノードの前記出力ポートと前記子ノードの前記入力ポートとを接続する光導波路をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記親ノードと複数の前記子ノードを収容する筐体と、
    前記親ノードの前記出力ポートと複数の前記子ノードの前記入力ポートとを選択して接続するスイッチと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
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