JP2009065558A - VoIP機能を有するアクセス伝送装置およびアクセスシステム並びにVoIP伝送の優先制御方法 - Google Patents

VoIP機能を有するアクセス伝送装置およびアクセスシステム並びにVoIP伝送の優先制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009065558A
JP2009065558A JP2007233265A JP2007233265A JP2009065558A JP 2009065558 A JP2009065558 A JP 2009065558A JP 2007233265 A JP2007233265 A JP 2007233265A JP 2007233265 A JP2007233265 A JP 2007233265A JP 2009065558 A JP2009065558 A JP 2009065558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
priority
unit
queue
identifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007233265A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Morita
倫広 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Original Assignee
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Telecom Networks Ltd filed Critical Fujitsu Telecom Networks Ltd
Priority to JP2007233265A priority Critical patent/JP2009065558A/ja
Publication of JP2009065558A publication Critical patent/JP2009065558A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】
従来のVoIP機能を有する加入者側終端装置と局側端局装置とで構成されるアクセスシステムは、緊急時の通信インフラの優先制御を行うことが難しかった。
【解決手段】
本発明は、VoIP音声パケットを含む複数種別の伝送パケットを入力するパケット入力部と、前記パケット入力部から入力する前記伝送パケットの種別に応じてクラス分けを行い、クラス毎の優先度に応じた複数のキューに振り分けるクラス分け部と、前記複数のキューの優先度に応じて優先制御を行うQoS部と、前記QoS部が優先制御した伝送パケットを出力するパケット出力部とを備えたアクセス装置において、前記パケット入力部と、前記クラス分け部との間に、VoIP音声パケットの識別子を監視し、予め決められた所定の識別子を有するVoIP音声パケットを前記クラス分け部が振り分ける最優先のキューよりも高い優先度のキューに振り分ける識別子監視部を設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、VoIP機能を有するアクセス伝送装置に関し、特にVoIP伝送の優先制御技術に関する。
近年、ブロードバンドインターネットサービスを利用したIP電話が急速に普及してきている。IP電話は、音質向上のために、IP電話の音声を送るVoIP(Voice over IP)データに高い優先度を付与して網側でQoS(Quality of Service)を提供し、音声の遅延や損失(データロス)を抑えるような仕組みになっている。特に、CoS(Class of Service)やToS(Traffic of Service)などの優先制御や帯域制御などが使用されている。このようなサービス種別に応じて優先度が設けられたシステムで、高優先パケットを連続して送信することにより遅延を防止する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−153539号公報
ところが、従来技術による優先制御や帯域制御などの方法は、例えばGEPON(Gigabit Ethernet(登録商標)−Passive Optical Network)システムの加入者側終端装置のGEPON−ONU(Optical Network Unit)において、高優先データ(例えば音声データ)に対して、データロスしないように他のデータの帯域使用を制限するものであり、緊急時の電話など音声データ内での差別化を図ることは困難であった。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、VoIP機能を有する加入者側終端装置と局側端局装置とで構成されるアクセスシステムにおいて、通常の優先制御だけでなく音声データ内での優先度を付加し、緊急時の通信インフラの高信頼性を確保できるVoIP機能を有するアクセス伝送装置およびVoIP伝送の優先制御方法を提供することである。
請求項1に係る発明は、VoIP音声パケットを含む複数種別の伝送パケットを入力するパケット入力部と、前記パケット入力部から入力する前記伝送パケットの種別に応じてクラス分けを行い、クラス毎の優先度に応じた複数のキューに振り分けるクラス分け部と、前記複数のキューの優先度に応じて優先制御を行うQoS部と、前記QoS部が優先制御した伝送パケットを出力するパケット出力部とを備えたアクセス装置において、前記パケット入力部と、前記クラス分け部との間に、VoIP音声パケットの識別子を監視し、予め決められた所定の識別子を有するVoIP音声パケットを前記クラス分け部が振り分ける最優先のキューよりも高い優先度のキューに振り分ける識別子監視部を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のアクセス装置において、前記識別子をUDPポート番号としたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のアクセス装置を用いたアクセスシステムにおいて、前記VoIP音声パケットを生成する緊急用のIP電話機に、緊急用のVoIP音声パケットとして予め決められた緊急用識別子を付加するSIP制御部を設け、前記識別子監視部は、前記緊急用識別子が付加されたVoIP音声パケットが到来した場合は、前記クラス分け部が振り分ける最優先のキューよりも高い優先度のキューに振り分けることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載のアクセスシステムにおいて、前記アクセスシステムをGEPONシステムとし、前記アクセス装置を前記GEPONシステムに用いるONUまたはOLTとしたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項3または4に記載のアクセス装置において、前記識別子をUDPポート番号としたことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、VoIP音声パケットを含む複数種別の伝送パケットの種別に応じた優先度毎に複数のキューに振り分けて優先制御を行うVoIP伝送の優先制御方法において、入出力する前記伝送パケットの種別がVoIP音声パケットで且つ予め決められた所定の識別子を有するVoIP音声パケットを前記伝送パケットの種別に応じた最優先のキューよりも高い優先度のキューに振り分けるようにしたことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載のVoIP伝送の優先制御方法において、前記VoIP音声パケットを生成する緊急用のIP電話機に、緊急用のVoIP音声パケットとして予め決められた緊急用識別子を付加するようにし、前記緊急用識別子が付加されたVoIP音声パケットが到来した場合は、前記伝送パケットの種別に応じた最優先のキューよりも高い優先度のキューに振り分けるようにしたことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項6または7に記載の優先制御方法において、前記識別子をUDPポート番号としたことを特徴とする。
本発明によれば、通常のVoIPインフラと緊急用のVoIPインフラとを物理的に分けることなく、同じアクセスシステムで扱うVoIP音声データの識別子(UDPのポート番号)によって優先度を分けるようにし、VoIP音声データを識別子毎に別々のキューを使用してキュー毎に優先制御を行うようにしたので、緊急用のVoIPパケットを通常のVoIPパケットよりも優先して送ることができ、緊急用のVoIPインフラの信頼性を高めることができる。
以下、図面を参照して本発明の各実施形態について詳しく説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るGEPONによるアクセスシステムを中心とするネットワーク全体の構成図である。GEPONによるアクセスシステムは、上位のネットワーク101に接続する局側端局装置(OLT)102と、光スプリッタ103と、複数の加入者側終端装置(ONU)104〜106とで構成される。GEPONのONU104〜106には通信端末が接続され、例えば、ONU104およびONU106にはIP電話機107およびIP電話機109が接続され、IP電話のサービスを受けることができる。また、ONU105にはパソコン108が接続され、上位のネットワーク101を介してインターネットアクセスなどを行うことができる。
同様に、通信先のGEPONによるアクセスシステムは、上位のネットワーク101に接続するOLT110と、光スプリッタ111と、複数のONU112〜114とで構成される。GEPONのONU112〜114には通信端末が接続され、例えば、ONU112およびONU113にはIP電話機115およびIP電話機116が接続され、IP電話のサービスを受けることができる。また、ONU114にはパソコン117が接続され、上位のネットワーク101を介してインターネットアクセスなどを行うことができる。
また、IP電話機を利用する際には、上位のネットワークに接続されたセッション確立を制御するSIPサーバ118が接続され、IP電話機の接続制御を行う。例えば、IP電話機107がIP電話機115と接続する場合は、SIPサーバ118に対して、IP電話機115の電話番号または電話番号に相当するURI(Uniform Resource Identifier)の問い合わせをSIPサーバ118に行う。尚、この時、セッション確立用のUDPポート番号(例えば5060)で通信される。
IP電話機107から問い合わせを受けたSIPサーバ118は、IP電話機115との間でセッション確立用のUDPポート番号を用いてセッション確立を行い、IP電話機115の応答が確認されると、IP電話機107との接続を完了する。このように、SIPサーバ118は、一般電話機の交換機の役割を担っている。
次に、本実施形態に係るアクセス装置の一例として、ONU104について詳しく説明する。図2はONU104の構成を示した図である。ONU104の送信側は、SIPサーバ118との間でセッション確立を行うと共にIP電話機107を接続する音声コーデックおよびSIP制御部201と、送受信パケットの光信号を分岐する光スプリッタ202と、送信パケットのUDPポート番号をチェックするUDPポート番号監視部203と、送信パケットのVLANタグの優先度に応じてクラス分けするクラス分け部204と、送信パケットの優先制御を行うQoS部205と、送受信パケットの光信号を分岐する光スプリッタ206と、OLT102に接続するGEPON終端部207とで構成される。
QoS部205は、UDPポート番号監視部203から直接入力される送信パケットの出力待ちを行うキュー211と、クラス分け部204がクラス分けした送信パケットを優先度に応じて出力待ちを行うキュー212〜215と、キュー211〜215で出力待ちの送信パケットをそれぞれのキューの優先度に応じて、優先度の高いものから優先させて出力するQoS出力部216とで構成される。尚、キュー211〜215において、キュー211が最も優先度が高く、順にキュー212,キュー213,キュー214と優先度が低くなっていき、キュー215が最も優先度が低いキューである。
一方、ONU104の受信側は、OLT102側から受信する光信号は、GEPON終端部207で終端され、光スプリッタ206で分岐された受信パケットのUDPポート番号をチェックするUDPポート番号監視部208と、受信パケットのVLANタグの優先度に応じてクラス分けするクラス分け部209と、受信パケットの優先制御を行って光スプリッタ202を介して音声コーデックおよびSIP制御部201に出力するQoS部210とで構成される。
受信側のQoS部210は、送信側のQoS部205と同じ構成で、送信パケットと受信パケットは異なるが基本的な動作は同じである。例えば、UDPポート番号監視部208から直接入力される受信パケットの出力待ちを行うキュー217と、クラス分け部209がクラス分けした受信パケットを優先度に応じて出力待ちを行うキュー218〜221と、キュー218〜221で出力待ちの受信パケットをそれぞれのキューの優先度に応じて、優先度の高いものから優先させて出力するQoS出力部222とで構成される。尚、キュー217〜221において、キュー217が最も優先度が高く、順にキュー218,キュー219,キュー220と優先度が低くなっていき、キュー221が最も優先度が低いキューである。
次に、本実施形態の特徴である優先制御方法について説明する。従来のアクセス装置では、例えばVLANタグのユーザプライオリティフィールドの3ビットの情報を用いて、優先制御が行われていた。これは、例えば図2のクラス分け部204のクラス分け動作に相当するが、VLANタグのユーザプライオリティフィールドは、8段階のプライオリティしか付けられず、サービス種別(インターネットアクセス,VoIPアクセスなど)に応じて、優先度を分ける程度しか行われていなかった。このため、例えば同じサービス種別のVoIPパケットの優先度は同じになってしまい、緊急用のIP電話機であっても一般のIP電話機と同じ優先度しか与えることができなかった。
そこで、本実施形態に係る優先制御方法では、VLANタグのユーザプライオリティフィールドとは別に、UDPポート番号を用いて優先度を制御する。UDPポート番号は、その番号に応じて内容が決められているものもあるが、ユーザが設定できるポート番号もある。例えば、図3に示すように、UDPポート番号:5060はSIPサーバ118がVoIPのセッション確立時に使用するUDPポート番号として決められている。本実施形態では、例えば、番号AおよびBのUDPポート番号が付加されたパケットは緊急電話用、番号C〜FのUDPポート番号が付加されたパケットは一般電話用、番号G〜ZのUDPポート番号が付加されたパケットは一般通信用などと予め決めておき、緊急用のIP電話機107とIP電話機115には、番号AまたはBのUDPポート番号を用いる。尚、実際にUDPポート番号付加するのは、音声コーデックおよびSIP制御部201でIP電話機107から入力する音声を音声コーデックで符号化してVoIPパケットを生成する際に行われる。
今、図1において、緊急用のIP電話機107は、SIPサーバ118を介して、接続先のIP電話機115と既にセッションを確立して、UDPポート番号Aを用いて通話できる状態にあるものとする。また、図2において、UDPポート番号監視部203および208には、番号AまたはBのUDPポート番号を最優先するように予め設定されているものとして説明する。
緊急用のIP電話機107から入力する音声のVoIPパケットには、音声コーデックおよびSIP制御部201で番号AのUDPポート番号が付加され、光スプリッタ202を介してUDPポート番号監視部203に出力される。UDPポート番号監視部203は、入力したパケットのUDPポート番号が予め設定されたUDPポート番号AまたはBに該当するか否かを判別する。予め設定されたUDPポート番号AまたはBに該当する場合はQoS部205のキュー211に出力し、予め設定されたUDPポート番号AまたはBに該当しない場合はクラス分け部204に出力する。緊急用のIP電話機107から入力する音声のVoIPパケットには番号AのUDPポート番号が付加されているので、このVoIPパケットはQoS部205の中で最も優先度が高いキュー211に出力される。この結果、QoS出力部216は、このVoIPパケットを優先して光スプリッタ206に出力し、GEPON終端部207を介してOLT102側に出力される。
一方、音声コーデックおよびSIP制御部201以外の下位装置から出力されるVoIPパケットやその他の伝送パケットが光スプリッタ202を介してUDPポート番号監視部203に入力されても、UDPポート番号が予め設定されたUDPポート番号に該当しないので、クラス分け部204に出力され、通常のVLANタグのユーザプライオリティフィールドの優先度に基づいて、QoS部205のキュー212〜215の何れかに出力される。
通信先の緊急用のIP電話機115が接続されているONU112も図2のONU 104と同様に動作し、番号AのUDPポート番号が付加された緊急用のIP電話機115のVoIPパケットは最優先して出力され、光スプリッタ111,OLT110,ネットワーク101,OLT102,光スプリッタ103を介してONU104に送られてくる。ONU104に送られてきた緊急用のIP電話機115のVoIPパケットは、光スプリッタ206を介してUDPポート番号監視部208に入力される。UDPポート番号監視部208は、UDPポート番号監視部203と同様に動作し、入力したパケットのUDPポート番号が予め設定されたUDPポート番号AまたはBに該当するか否かを判別する。予め設定されたUDPポート番号AまたはBに該当する場合はQoS部210のキュー217に出力し、予め設定されたUDPポート番号AまたはBに該当しない場合はクラス分け部209に出力する。緊急用のIP電話機115から送られてくるVoIPパケットには番号AのUDPポート番号が付加されているので、このVoIPパケットはQoS部210の中で最も優先度が高いキュー217に出力される。この結果、QoS出力部222は、このVoIPパケットを優先して光スプリッタ202に出力し、音声コーデックおよびSIP制御部201に入力される。音声コーデックおよびSIP制御部201は、緊急用のIP電話機115から送られてくるVoIPパケットから音声データを取り出し、音声コーデックでアナログの音声信号に変換して緊急用のIP電話機107に出力する。
このように、予め設定されたUDPポート番号を有するパケットだけが最も優先度の高いキュー211およびキュー217に出力されるので、同じVoIPパケットであっても優先度を変えることができ、緊急用のIP電話機107と緊急用のIP電話機115との通話が最優先される。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るGEPONによるアクセス装置について説明する。尚、アクセスシステムを中心とするネットワーク全体の構成図は、第1の実施形態で説明した図1と同じである。第1の実施形態では、アクセス装置としてGEPONによるアクセスシステムのONU104について説明したが、本実施形態ではOLT102の場合について説明する。
図4は、OLT102の構成を示した図である。OLT102の送信側は、光スプリッタ103を介してONU104〜106から送られてくる送信パケットを終端するGEPON終端部301と、送受信パケットの光信号を分岐する光スプリッタ302と、送信パケットのUDPポート番号をチェックするUDPポート番号監視部303と、送信パケットのVLANタグの優先度に応じてクラス分けするクラス分け部304と、送信パケットの優先制御を行うQoS部305と、送受信パケットの光信号を分岐する光スプリッタ306とで構成される。
QoS部305は、UDPポート番号監視部303から直接入力される送信パケットの出力待ちを行うキュー311と、クラス分け部304がクラス分けした送信パケットを優先度に応じて出力待ちを行うキュー312〜315と、キュー311〜315で出力待ちの送信パケットをそれぞれのキューの優先度に応じて、優先度の高いものから優先させて出力するQoS出力部316とで構成される。尚、キュー311〜315において、キュー311が最も優先度が高く、順にキュー312,キュー313,キュー314と優先度が低くなっていき、キュー315が最も優先度が低いキューである。
一方、OLT102の受信側は、光スプリッタ306で分岐された受信パケットのUDPポート番号をチェックするUDPポート番号監視部308と、受信パケットのVLANタグの優先度に応じてクラス分けするクラス分け部309と、受信パケットの優先制御を行って光スプリッタ302を介してGEPON終端部301に出力するQoS部310とで構成される。
受信側のQoS部310は、送信側のQoS部305と同じ構成で、送信パケットと受信パケットは異なるが基本的な動作は同じである。例えば、UDPポート番号監視部308から直接入力される受信パケットの出力待ちを行うキュー317と、クラス分け部309がクラス分けした受信パケットを優先度に応じて出力待ちを行うキュー318〜321と、キュー318〜321で出力待ちの受信パケットをそれぞれのキューの優先度に応じて優先度の高いものから優先させて出力するQoS出力部322とで構成される。尚、キュー317〜321において、キュー317が最も優先度が高く、順にキュー318,キュー319,キュー320と優先度が低くなっていき、キュー321が最も優先度が低いキューである。
次に、本実施形態の特徴である優先制御方法は、第1の実施形態と同様に、VLANタグのユーザプライオリティフィールドとは別に、UDPポート番号を用いて優先度を制御する。今、第1の実施形態と同様に、緊急用のIP電話機107は、SIPサーバ118を介して、接続先のIP電話機115と既にセッションを確立して、UDPポート番号Aを用いて通話できる状態にあるものとする。また、図3において、UDPポート番号監視部303および308には、番号AまたはBのUDPポート番号を最優先するように予め設定されているものとする。
ONU104からGEPON終端部301に送られてくる緊急用のIP電話機107のVoIPパケットは、光スプリッタ302を介してUDPポート番号監視部303に出力される。UDPポート番号監視部303は、入力したパケットのUDPポート番号が予め設定されたUDPポート番号AまたはBに該当するか否かを判別する。緊急用のIP電話機107のVoIPパケットには番号AのUDPポート番号が付加されているので、このVoIPパケットはQoS部305の中で最も優先度が高いキュー311に出力される。この結果、QoS出力部316は、このVoIPパケットを優先して光スプリッタ306に出力し、上位のネットワーク101側に出力される。
一方、UDPポート番号AまたはBに該当しない他の装置から出力されるVoIPパケットやその他の伝送パケットが光スプリッタ302を介してUDPポート番号監視部303に入力されても、UDPポート番号が予め設定されたUDPポート番号に該当しないので、クラス分け部304に出力され、通常のVLANタグのユーザプライオリティフィールドの優先度に基づいて、QoS部305のキュー312〜315の何れかに出力される。
通信先の緊急用のIP電話機115が接続されているOLT110も図4のOLT102と同様に動作し、番号AのUDPポート番号が付加された緊急用のIP電話機115のVoIPパケットは最優先して出力され、ネットワーク101を介してOLT102に送られてくる。OLT102に送られてきた緊急用のIP電話機115のVoIPパケットは、光スプリッタ306を介してUDPポート番号監視部308に入力される。UDPポート番号監視部308は、UDPポート番号監視部303と同様に動作し、入力したパケットのUDPポート番号が予め設定されたUDPポート番号AまたはBに該当するか否かを判別する。緊急用のIP電話機115から送られてくるVoIPパケットには番号AのUDPポート番号が付加されているので、このVoIPパケットはQoS部310の中で最も優先度が高いキュー317に出力される。この結果、QoS出力部322は、このVoIPパケットを優先して光スプリッタ302に出力し、GEPON終端部301を介してONU104側に出力される。ONU104側の動作は、第1の実施形態で説明した通りで、緊急用のIP電話機115から送られてくるVoIPパケットが最優先され、音声コーデックでアナログの音声信号に変換して緊急用のIP電話機107に出力される。
このように、予め設定されたUDPポート番号を有するパケットだけが最も優先度の高いキュー311およびキュー317に出力されるので、同じVoIPパケットであっても優先度を変えることができ、緊急用のIP電話機107と緊急用のIP電話機115との通話が最優先される。
以上、各実施形態で説明してきたように、本発明に係るアクセス伝送装置およびアクセスシステム並びに優先制御方法は、通常のVoIPインフラと緊急用のVoIPインフラとを物理的に分けることなく、同じアクセスシステムで緊急用のVoIPパケットを通常のVoIPパケットよりも優先して送ることができ、緊急用のVoIPインフラの信頼性を高めることができる。
第1および第2の実施形態に係るアクセスシステムからなるネットワーク全体の構成図である。 第1の実施形態に係るONU104のブロック図である。 UDPポート番号を説明するための補助図である。 第2の実施形態に係るOLT102のブロック図である。
符号の説明
101・・・上位のネットワーク
102,110・・・局側端局装置(OLT)
103,111・・・光スプリッタ
104〜106,ONU112〜114・・・加入者側終端装置(ONU)
107,115・・・緊急用のIP電話機
109,116・・・一般用のIP電話機
108,117・・・パソコン
201・・・音声コーデックおよびSIP制御部
202,206・・・光スプリッタ
203,208・・・UDPポート番号監視部
204,209・・・クラス分け部
205,210・・・QoS部
207・・・GEPON終端部
211〜215,217〜221・・・キュー
216,222・・・QoS出力部
301・・・GEPON終端部
302,306・・・光スプリッタ
303,308・・・UDPポート番号監視部
304,309・・・クラス分け部
305,310・・・QoS部
311〜315,317〜321・・・キュー
316,322・・・QoS出力部

Claims (8)

  1. VoIP音声パケットを含む複数種別の伝送パケットを入力するパケット入力部と、
    前記パケット入力部から入力する前記伝送パケットの種別に応じてクラス分けを行い、クラス毎の優先度に応じた複数のキューに振り分けるクラス分け部と、
    前記複数のキューの優先度に応じて優先制御を行うQoS部と、
    前記QoS部が優先制御した伝送パケットを出力するパケット出力部と
    を備えたアクセス装置において、
    前記パケット入力部と、前記クラス分け部との間に、VoIP音声パケットの識別子を監視し、予め決められた所定の識別子を有するVoIP音声パケットを前記クラス分け部が振り分ける最優先のキューよりも高い優先度のキューに振り分ける識別子監視部を設けた
    ことを特徴とするアクセス装置。
  2. 請求項1に記載のアクセス装置において、
    前記識別子をUDPポート番号としたことを特徴とするアクセス装置。
  3. 請求項1に記載のアクセス装置を用いたアクセスシステムにおいて、
    前記VoIP音声パケットを生成する緊急用のIP電話機に、緊急用のVoIP音声パケットとして予め決められた緊急用識別子を付加するSIP制御部を設け、
    前記識別子監視部は、前記緊急用識別子が付加されたVoIP音声パケットが到来した場合は、前記クラス分け部が振り分ける最優先のキューよりも高い優先度のキューに振り分ける
    ことを特徴とするアクセスシステム。
  4. 請求項3に記載のアクセスシステムにおいて、
    前記アクセスシステムをGEPONシステムとし、
    前記アクセス装置を前記GEPONシステムに用いるONUまたはOLTとした
    ことを特徴とするアクセスシステム。
  5. 請求項3または4に記載のアクセス装置において、
    前記識別子をUDPポート番号としたことを特徴とするアクセスシステム。
  6. VoIP音声パケットを含む複数種別の伝送パケットの種別に応じた優先度毎に複数のキューに振り分けて優先制御を行うVoIP伝送の優先制御方法において、
    入出力する前記伝送パケットの種別がVoIP音声パケットで且つ予め決められた所定の識別子を有するVoIP音声パケットを前記伝送パケットの種別に応じた最優先のキューよりも高い優先度のキューに振り分けるようにした
    ことを特徴とする優先制御方法。
  7. 請求項6に記載のVoIP伝送の優先制御方法において、
    前記VoIP音声パケットを生成する緊急用のIP電話機に、緊急用のVoIP音声パケットとして予め決められた緊急用識別子を付加するようにし、前記緊急用識別子が付加されたVoIP音声パケットが到来した場合は、前記伝送パケットの種別に応じた最優先のキューよりも高い優先度のキューに振り分けるようにした
    ことを特徴とする優先制御方法。
  8. 請求項6または7に記載の優先制御方法において、
    前記識別子をUDPポート番号としたことを特徴とする優先制御方法。
JP2007233265A 2007-09-07 2007-09-07 VoIP機能を有するアクセス伝送装置およびアクセスシステム並びにVoIP伝送の優先制御方法 Pending JP2009065558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007233265A JP2009065558A (ja) 2007-09-07 2007-09-07 VoIP機能を有するアクセス伝送装置およびアクセスシステム並びにVoIP伝送の優先制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007233265A JP2009065558A (ja) 2007-09-07 2007-09-07 VoIP機能を有するアクセス伝送装置およびアクセスシステム並びにVoIP伝送の優先制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009065558A true JP2009065558A (ja) 2009-03-26

Family

ID=40559710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007233265A Pending JP2009065558A (ja) 2007-09-07 2007-09-07 VoIP機能を有するアクセス伝送装置およびアクセスシステム並びにVoIP伝送の優先制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009065558A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013126034A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信装置及び通信システム
JP2015033051A (ja) * 2013-08-05 2015-02-16 住友電気工業株式会社 動的帯域割当方法、局側装置、コンピュータプログラム及びponシステム
JP6381058B1 (ja) * 2017-06-09 2018-08-29 Necプラットフォームズ株式会社 Ponシステム及び通信制御方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003244181A (ja) * 2002-02-21 2003-08-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd フロー制御装置およびフロー制御方法
JP2004153539A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Mitsubishi Electric Corp 通信システムおよび子局装置
JP2004328656A (ja) * 2003-04-28 2004-11-18 Ntt Electornics Corp 通信システム、網通信変換装置及び端末通信変換装置
JP2005012800A (ja) * 2003-06-16 2005-01-13 Samsung Electronics Co Ltd イーサネット受動光加入者網で多重サービスを考慮した動的帯域幅割当方法
JP2006050250A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Ip電話システム用の呼制御方法及び呼制御システム
JP2007011987A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 緊急通報システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003244181A (ja) * 2002-02-21 2003-08-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd フロー制御装置およびフロー制御方法
JP2004153539A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Mitsubishi Electric Corp 通信システムおよび子局装置
JP2004328656A (ja) * 2003-04-28 2004-11-18 Ntt Electornics Corp 通信システム、網通信変換装置及び端末通信変換装置
JP2005012800A (ja) * 2003-06-16 2005-01-13 Samsung Electronics Co Ltd イーサネット受動光加入者網で多重サービスを考慮した動的帯域幅割当方法
JP2006050250A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Ip電話システム用の呼制御方法及び呼制御システム
JP2007011987A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 緊急通報システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013126034A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信装置及び通信システム
JP2015033051A (ja) * 2013-08-05 2015-02-16 住友電気工業株式会社 動的帯域割当方法、局側装置、コンピュータプログラム及びponシステム
JP6381058B1 (ja) * 2017-06-09 2018-08-29 Necプラットフォームズ株式会社 Ponシステム及び通信制御方法
WO2018225414A1 (ja) * 2017-06-09 2018-12-13 Necプラットフォームズ株式会社 Ponシステム及び通信制御方法
US11196488B2 (en) 2017-06-09 2021-12-07 Nec Platforms, Ltd. PON system and communication control method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10715450B2 (en) Method and apparatus for allocating bandwidth for a network
US8300772B2 (en) Method and apparatus for emergency call processing
JP4280286B2 (ja) パケット通信ネットワーク及びパケット通信方法
EP1686552B1 (fr) Procédé pour établir un appel d&#39;urgence dans un réseau local informatique, terminal, passerelles et serveur pour la mise en oeuvre de ce procédé
US8605581B2 (en) Method and apparatus for assigning transcoding resources in a session boarder controller
US7269658B2 (en) Method and system for connecting calls through virtual media gateways
US7580403B2 (en) Status transmission system and method
KR20030094851A (ko) 아이피 라우터에서 VoIP 트래픽에 대한 QoS를제공하는 장치 및 포워딩방법
WO2006124786A3 (en) System and method for proxy signaling manipulation in an ip telephony network
EP1461918B1 (en) System and method for assigning call priority based on the call destination
JP2009130495A (ja) 通信システム、加入者収容装置、トラフィック制御方法及びプログラム
JP2007312159A (ja) Ip通信制御システム及び制御方法並びに制御プログラム
US20100064182A1 (en) Communication system
AU5069102A (en) Selection system, its selection method for voice channels, and switchboard for use therein
US20070047527A1 (en) Method and apparatus for providing customer configurable Quality of Service settings of customer premise based equipment
JP2009065558A (ja) VoIP機能を有するアクセス伝送装置およびアクセスシステム並びにVoIP伝送の優先制御方法
KR101375299B1 (ko) 음성/데이터 통합 시스템 및 그 시스템의 대역폭 관리방법
US8817775B2 (en) Access gateway and method of operation by the same
JP2006186855A (ja) Ip網における帯域確保および経路設定方法
US20050195756A1 (en) Status announcement system and method
US8565224B2 (en) Telephone system, telephone exchange apparatus, and connection control method used in telephone exchange apparatus
JP2005269434A (ja) VoIP音声通信システム
CN101707548B (zh) 一种软交换网络以及在软交换网络中建立呼叫的方法
JP2002064555A (ja) 通信網の品質制御管理システム
US7978689B1 (en) Apparatus, system and method for transmitting voice and data over ethernet

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120417

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120821