JP2003197616A - 半導体装置の製造装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造装置および半導体装置の製造方法

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JP2003197616A
JP2003197616A JP2001396182A JP2001396182A JP2003197616A JP 2003197616 A JP2003197616 A JP 2003197616A JP 2001396182 A JP2001396182 A JP 2001396182A JP 2001396182 A JP2001396182 A JP 2001396182A JP 2003197616 A JP2003197616 A JP 2003197616A
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JP
Japan
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gas
pfc
nitrogen
semiconductor device
compound
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Application number
JP2001396182A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Kawai
和彦 河合
Akira Takamatsu
朗 高松
Kenji Tsuji
兼司 辻
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーフロロ化合物(PFC)ガスの分解反応
系に窒素や窒素化合物ガスが存在することを防止し、酸
化窒素(NOx)の生成を防止する。 【解決手段】 基板(ウエハ)をプラズマCVD装置1
00のCVDチャンバ101内に搭載し、テトラエトキ
シシランや酸素等の原料ガスを供給することにより、基
板(ウエハ)の上部に酸化シリコン膜を堆積した後、C
VDチャンバ101の底部や側壁に付着した酸化シリコ
ンを、PFCガスを供給することによって除去し、CV
Dチャンバ101から排出されたPFCガスを酸素等の
添加ガスAGによって分解する場合において、ターボ分
子ポンプ102や補助用ドライブポンプ104の駆動の
際に、パージガスPGとして窒素ガスもしくは窒素化合
物よりなるガスを含まない不活性ガスを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
装置および半導体装置の製造方法に関し、特に、パーフ
ロロ化合物(PFC)ガスを用いる半導体装置の製造装
置および半導体装置の製造方法に適用して有効な技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置は、半導体基板上に、絶縁膜
や導電性膜等の堆積およびこれらの膜のエッチング(パ
ターニング)を繰り返すことによって形成される。従っ
て、半導体装置の製造方法においては、絶縁膜や導電性
膜等の堆積工程やエッチング工程が欠かせないものとな
っている。
【0003】例えば、半導体基板上に絶縁膜として酸化
シリコン膜を形成する場合には、テトラエトキシシラン
(Si(OC254)と酸素(O2)を供給しながら気
相成長させる方法がある。このような膜の形成は、CV
D(Chemical Vapor Deposition)装置を用いて行われ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように気相成長に
より膜を形成する場合は、半導体基板上のみならず、装
置の側壁や底部にも成膜成分が堆積することから、膜を
形成した後には、クリーニングガスを供給することによ
り、装置内に堆積した成膜成分を除去している。
【0005】このクリーニングガスには、パーフロロ化
合物(PFC:per-fluoro-compounds)が用いられる。
具体的には、CF4、C26もしくはSF6等が用いられ
る。
【0006】また、酸化シリコン膜等のエッチングの際
にもPFCガスが用いられる。クリーニングやエッチン
グの際に生じる反応については、後述する実施の形態の
欄で詳細に説明する。
【0007】この半導体装置の製造工程で用いられるP
FCガスは、温暖化係数が大きく、例えば、CO2(二
酸化炭素)を1とした場合、その数値は、6000〜2
4000となる。
【0008】従って、半導体装置の製造工程で用いられ
たPFCガスを大気中に放出することは地球環境に悪影
響を及ぼすため、PFCガスを分解して放出する必要が
ある。例えば、PFCガスとH2O(水蒸気)とを反応
させ、二酸化炭素(CO2)やフッ化水素(HF)等の
温暖化係数が小さい物質に分解する。
【0009】一方、前述した気相成長やエッチングは減
圧下で行われることが多く、減圧ポンプがCVD装置や
エッチング装置に組み込まれている。この減圧ポンプに
は、駆動部の軸保護(軸シール)のため、窒素(N2
ガスを供給しながら駆動される。
【0010】また、減圧ポンプ内に高濃度の原料ガスや
エッチングガスが侵入することによる故障を防止するた
めにも、これらのガスの希釈用ガスとして窒素ガスが用
いられている。また、減圧ポンプ内に反応生成物が堆積
することを防止するために、窒素ガスが減圧ポンプ内に
供給される。
【0011】しかしながら、このような減圧ポンプ内に
供給される窒素が、前述したPFCの分解反応の系に存
在すると、酸化窒素(NOx)が生成する恐れがある。
このような酸化窒素の中には毒性を有するものがあり、
さらに、有機物と反応すると爆発性のあるニトロ化合物
を生成し得る。
【0012】従って、酸化窒素を除去する必要がある
が、かかる酸化窒素を除去することは容易ではなく、P
FCガスの分解反応系に窒素ガスが存在することが問題
となり得る。
【0013】本発明の目的は、半導体装置の製造装置に
おいて、PFCガスの分解反応系に窒素や窒素化合物ガ
スが存在することを防止し、酸化窒素の生成を防止する
ことにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、酸化窒素の生
成の恐れをなくすことにより、地球環境に配慮した半導
体装置の製造方法を提供することにある。
【0015】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0017】本発明の半導体装置の製造装置は、PFC
ガスを供給しながら半導体基板表面の処理を行う半導体
装置の製造装置であって、前記半導体基板表面の処理を
行う処理部と、前記PFCガスを酸素もしくは酸素化合
物よりなるガスを用いて分解する分解部と、前記処理部
に設けられた減圧ポンプと、前記減圧ポンプにガスを供
給するガス供給部と、を有し、前記減圧ポンプに供給さ
れるガスは、窒素ガスもしくは窒素化合物よりなるガス
を含有しないものである。
【0018】本発明の半導体装置の製造装置は、PFC
ガスを供給しながら半導体基板表面の処理を行う半導体
装置の製造装置であって、前記半導体基板表面の処理を
行う処理部と、前記PFCガスを酸素もしくは酸素化合
物よりなるガスを用いて分解する分解部と、前記処理部
と分解部との間に設けられた減圧ポンプと、前記減圧ポ
ンプに窒素ガスもしくは窒素化合物よりなるガスを含有
しない不活性ガスを供給するガス供給部と、を有するも
のである。
【0019】前記PFCガスの分解は、減圧下もしくは
大気圧下で行うことができる。
【0020】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
(a)減圧ポンプが接続された処理部とPFCガス分解
部とを有する製造装置を準備する工程と、(b)前記処
理部内に半導体基板を設置し、化学気相成長法により前
記半導体基板上に膜を形成する工程と、(c)前記処理
部内をPFCガスを供給しながらクリーニングする工程
と、(d)前記(c)工程で用いられた前記PFCガス
を、前記PFCガス分解部において、酸素もしくは酸素
化合物よりなるガスを用いて分解する工程と、を有し、
前記(b)および(c)工程は、前記減圧ポンプに、窒
素ガスもしくは窒素化合物よりなるガスを含有しない不
活性ガスを供給しながら行われるものである。
【0021】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
(a)減圧ポンプが接続された処理部とPFCガス分解
部とを有する製造装置を準備する工程と、(b)前記処
理部内に、その上部に膜が形成された半導体基板を設置
し、前記膜をPFCガスを供給しながらエッチングする
工程と、(c)前記(b)工程で用いられた前記PFC
ガスを、前記PFCガス分解部において、酸素もしくは
酸素化合物よりなるガスを用いて分解する工程と、を有
し、前記(b)工程は、前記減圧ポンプに、窒素ガスも
しくは窒素化合物よりなるガスを含有しない不活性ガス
を供給しながら行われるものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0023】(実施の形態1)まず、本実施の形態の半
導体装置の製造方法に用いるプラズマCVD装置および
当該装置に接続されるPFC分解装置について説明す
る。
【0024】図1に、プラズマCVD装置および当該装
置に接続されるPFC分解装置の概略図を示す。
【0025】図示するように、プラズマCVD装置10
0は、成膜処理が行われるCVDチャンバ101を有
し、CVDチャンバ101の下部には、高真空ポンプで
あるターボ分子ポンプ102が接続されている。このタ
ーボ分子ポンプ102によって、CVDチャンバ101
内が減圧状態に保たれる。
【0026】図2に、CVDチャンバ101の内部構造
の一例を示す。図示するように、CVDチャンバ101
内には、半導体基板(ウエハ)1が搭載されるサセプタ
(ステージ)201があり、その上部には、電極を兼ね
たシャワープレート202が設置されている。このシャ
ワープレート202に、高周波電位Evを印加すること
により、半導体基板1(サセプタ)と、シャワープレー
ト(高周波電極)202との間にプラズマを発生させ
る。このプラズマにより、原料ガスが、活性状態に励起
され、気相成長(成膜)が促進される。
【0027】また、ターボ分子ポンプ102には、排気
管Tが接続されており、この排気管Tの先端は、工場ダ
クト105に接続されている。この排気管Tを通じて、
CVDチャンバ101内に供給される原料ガスやクリー
ニングガス(PFCガス)等が排出され、また、CVD
チャンバ101内に堆積した成膜成分等が除去される。
なお、排気管Tの途中には、補助用ドライブポンプ10
4が接続されており、前述のターボ分子ポンプ102お
よび補助用ドライブポンプ104の一方もしくは両方を
制御することにより、CVDチャンバ101や後述する
PFC分解装置内の減圧状態を制御することができる。
以下、ターボ分子ポンプ102および補助用ドライブポ
ンプ104を減圧ポンプという。
【0028】これらの減圧ポンプ(102、104)に
は、アルゴン(Ar)等の不活性ガスが、パージガスP
Gとして供給される。102aおよび104aは、パー
ジガス供給部である。
【0029】ここで、このパージガスPGには、窒素ガ
スもしくは窒素化合物よりなるガスを含有しない不活性
ガスを用いる。このような不活性ガスとして、Arの
他、キセノン(Xe)やクリプトン(Kr)等を用いる
ことができる。
【0030】このパージガスPGは、減圧ポンプ(10
2、104)の駆動部を構成する軸の保護(軸シール)
のため供給される。また、減圧ポンプ(102、10
4)や排気管T内に、高濃度の原料ガスやクリーニング
ガスが侵入することによる腐食を防止し、また、ポンプ
や排気管内に侵入し得る反応生成物等の異物を除去する
ために供給される。
【0031】また、ターボ分子ポンプ102と補助用ド
ライブポンプ104との間の排気管Tには、PFC分解
装置103が接続され、かかる装置内で、CVDチャン
バ101内のクリーニングガスとして用いられるPFC
ガスが分解され、排出される。このPFC分解装置10
3には、添加ガスAGとして、O2(酸素)やH2O(水
蒸気)が供給される。103aは、添加ガス供給部を示
す。図1においては、PFC分解装置103の上部の排
気管T部に、添加ガス供給部103aを接続している
が、PFC分解装置103に直接添加ガス供給部103
aを接続してもよい。
【0032】図3に、PFC分解装置の一例を示す。図
示する装置は、プラズマ式と呼ばれるもので、プラズマ
のエネルギーを利用してPFCを分解するものである。
なお、プラズマ式の他、触媒式、燃焼式のPFC分解装
置を用いることも可能である。触媒式は、触媒によって
分解反応を促進するものであり、燃焼式は、熱によって
分解反応を促進するものである。
【0033】図3に示すように、プラズマ式のPFC分
解装置103の内部には、コイルCが設置されており、
このコイルに電流を流すことによってPFC分解装置内
にプラズマが生じる。このプラズマにより、PFCガス
や添加ガスが活性化し、分解反応が促進される。なお、
図中の103bは、コイルCへ高周波電力を供給し、コ
イルCにてガスをプラズマ化する高周波を発生させ安定
制御を行う制御部である。また、PFCガスの分解は、
減圧下で行ってもよいし、また、大気圧下で行ってもよ
い。
【0034】図4に、PFCガスの一種であるCF4
分解反応式を示す。図示するように、CF4とH2Oが反
応することにより二酸化炭素(CO2)とフッ化水素
(HF)が生成する。なお、PFCガスの分解には、H
2Oの他、酸素等、酸素原子を含むガスを用いることが
できる。
【0035】このように、本実施の形態のプラズマCV
D装置100においては、その排気管TにPFC分解装
置103を接続したので、温暖化係数の高いPFCガス
を分解し、地球温暖化ガスの排出を低減することができ
る。
【0036】また、減圧ポンプ(102、104)を保
護するために供給されるパージガスPGとして、アルゴ
ン(Ar)等の窒素ガスもしくは窒素化合物よりなるガ
スを含有しない不活性ガスを用いたので、例えば、CV
Dチャンバ101から供給されるPFCガスを添加ガス
供給部103aから供給されるO2(酸素)やH2O(水
蒸気)を添加しプラズマ処理する時にパージガス供給部
102aから供給される窒素もしくは窒素化合物が同時
に存在した場合、これらの混合ガスがプラズマ処理され
ることで発生するNとOが再結合することでできる有害
なNOxの発生を防止することができる。なお、PFC
ガス等の分解によって生じる酸素含有物質と、窒素等と
の化学反応によってもNOxが生成し得るが、このNo
xの発生も防止することができる。
【0037】即ち、減圧ポンプ(102、104)を保
護するために供給されるパージガスPGとして、窒素ガ
スもしくは窒素化合物よりなるガスを用いた場合には、
減圧ポンプ(102)のパージガスPGが、PFCガス
およびPFCガスの分解に必要なO2(酸素)やH2
(水蒸気)と同時にPFC分解装置103内でプラズマ
処理されることにより有害なNOxが発生する。また、
減圧ポンプ(104)をPFC分解装置103の排気側
に設けた場合、前記NOx以外に、PFC分解装置10
3から排気された反応性酸素(例えば、O3)または酸
素を含む反応性ガスと、減圧ポンプ(104)のパージ
ガスPGが反応し、有害なNOxが発生する場合があ
る。さらに、このNOxは、有機化合物と反応し、ニト
ロ化合物を生成する恐れがあり、NOxの除去や安全対
策のため、さらなる設備を組み込む必要がる。
【0038】これに対して、本実施の形態の装置によれ
ば、かかる問題を解消することができ、既存の設備を用
いて地球温暖化ガスの排出を低減するとともに、有害な
NOxの発生を防止することができる。
【0039】また、有害なNOxの発生を防止すること
ができ、ニトロ化合物の発生の恐れがなくなるため、例
えば、PFC分解装置の後段に、活性炭を用いた物理吸
着式乾式ガス除外装置を設置することが可能となる。
【0040】次いで、このようなプラズマCVD装置お
よびPFC分解装置を用いた半導体装置の製造方法につ
いて説明する。半導体装置の構造は様々であるが、ここ
では、半導体基板の主表面にMISFET(Metal Insu
lator Semiconductor FieldEffect Transistor)および
これに接続される配線を有する半導体装置を、その一例
として説明する。
【0041】図5〜図7および図9は、本実施の形態の
半導体装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【0042】まず、図5に示すように、半導体基板(以
下、単に基板という)1をエッチングして溝を形成した
後、この溝の内部に酸化シリコン膜7を埋め込むことに
より素子分離2を形成する。次に、基板1にp型不純物
(例えば、ホウ素(B))およびn型不純物(例えば、
リン(P))をイオン打ち込みした後、熱処理でこれら
の不純物を拡散させることによって、基板1にp型ウエ
ル3およびn型ウエル4を形成する。
【0043】次に、フッ酸系の洗浄液を用いて基板1
(p型ウエル3およびn型ウエル4)の表面をウェット
洗浄した後、熱酸化によりp型ウエル3およびn型ウエ
ル4のそれぞれの表面に清浄なゲート酸化膜8を形成す
る。
【0044】次に、ゲート酸化膜8の上部に低抵抗多結
晶シリコン膜9をCVD(ChemicalVapor Deposition)
法で堆積し、さらにその上部にCVD法で窒化シリコン
膜10を堆積する。
【0045】次に、フォトレジスト膜(図示せず、以下
単に「レジスト膜」という)をマスクにして窒化シリコ
ン膜10および多結晶シリコン膜9をドライエッチング
することにより、ゲート電極Gを形成する。このゲート
電極Gの上部には、窒化シリコン膜10からなるキャッ
プ絶縁膜が形成される。
【0046】次に、p型ウエル3上のゲート電極Gの両
側にリン(P)イオンをイオン打ち込みすることによっ
てn-型半導体領域11を形成する。次いで、n型ウエ
ル4上のゲート電極Gの両側にフッ化ホウ素(BF)イ
オンをイオン打ち込みすることによってp-型半導体領
域12を形成する。
【0047】次に、図6に示すように、基板1上にCV
D法で窒化シリコン膜を堆積した後、異方的にエッチン
グすることによって、ゲート電極の側壁にサイドウォー
ルスペーサ13を形成する。
【0048】次に、p型ウエル3上のゲート電極Gの両
側にヒ素(As)イオンをイオン打ち込みすることによ
ってn+型半導体領域14(ソース、ドレイン)を形成
する。次いで、n型ウエル4上のゲート電極Gの両側に
フッ化ホウ素(BF)イオンを、イオン打ち込みするこ
とによってp+型半導体領域15(ソース、ドレイン)
を形成する。
【0049】ここまでの工程で、LDD(Lightly Doped
Drain)構造のソース、ドレイン(n-型半導体領域11
およびn+型半導体領域14、p-型半導体領域12およ
びp+型半導体領域15)を備えたnチャネル型MIS
FETQnおよびpチャネル型MISFETQpが形成
される。
【0050】次に、図7に示すように、これらのMIS
FET(Qn、Qp)の上部に、テトラエトキシシラン
(Si(OC254)および酸素(O2)を原料とした
プラズマCVD法で酸化シリコン膜(TEOS膜)16
を堆積する。
【0051】この際、図1〜図3に示した、プラズマC
VD装置およびPFC分解装置を用いて酸化シリコン膜
16を形成する。
【0052】即ち、図6に示す基板(ウエハ)1を複数
枚準備し、順次、図1〜図3に示すプラズマCVD装置
のサセプタ201の上部に搭載し、原料ガス(この場
合、テトラエトキシシランや酸素)を供給することによ
り、基板(ウエハ)1の上部に酸化シリコン膜16を堆
積する。この酸化シリコン膜16の堆積の際、CVDチ
ャンバ101の底部や側壁にも酸化シリコン膜が付着す
る。この際、CVDチャンバ101内は、ターボ分子ポ
ンプ102や補助用ドライブポンプ104によって減圧
状態となっている。従って、これらのポンプの保護等の
ため、窒素ガスもしくは窒素化合物よりなるガスを含ま
ない不活性ガス(例えば、アルゴン(Ar)等)が、パ
ージガスPGとして供給されている。
【0053】酸化シリコン膜16の形成工程が終了した
後は、基板(ウエハ)1は、CVDチャンバ101から
搬送され、プラズマCVD装置100と隣接するウエハ
収納部(図示せず)に格納される。なお、この成膜処理
および搬送は、複数の処理室と、ウエハ収納部がある、
いわゆるマルチチャンバを用いて、大気に晒されること
なく行うことが可能である。
【0054】次に、この基板(ウエハ)1が、CVDチ
ャンバ101から取り出された後は、クリーニングガス
をCVDチャンバ101内に供給し、CVDチャンバ1
01の底部や側壁に付着した酸化シリコン膜を、排気管
Tを通じて除去する。
【0055】このクリーニングガスには、PFCガスが
用いられる。例えば、CF4、C2 6、SF6、C38
もしくはNF3等をクリーニングガスとしてCVDチャ
ンバ内に供給する。図8に、酸化シリコン(SiO2
とCF4(CF4がイオン化した際の生成物)の反応を示
す。図示するように、酸化シリコンとCF4が反応する
ことにより、酸化シリコンが、SiF(固体)およびC
OやCO2のようなガスとなり、除去される。
【0056】この際、酸化シリコンと反応しなかったP
FCガス(例えば、CF4)は、CVDチャンバ101
から、ターボ分子ポンプ102や補助用ドライブポンプ
104によって排気される。前述したように、このター
ボ分子ポンプ102もしくは補助用ドライブポンプ10
4の駆動時には、ポンプの保護等のため、窒素ガスもし
くは窒素化合物よりなるガスを含まない不活性ガス(例
えば、アルゴン(Ar)等)がパージガスPGとして供
給されている。
【0057】また、クリーニング時には、図1に示した
添加ガス供給部103aから添加ガスAG(O2、H
2O)が供給され、酸化シリコンと反応しなかったPF
Cガス(例えば、CF4)が、図4に示したような分解
反応により分解される。
【0058】このように、本実施の形態によれば、ター
ボ分子ポンプ102もしくは補助用ドライブポンプ10
4の駆動時に、ポンプの保護等のため、窒素ガスもしく
は窒素化合物よりなるガスを含まない不活性ガス(例え
ば、アルゴン(Ar)等)をパージガスPGとして供給
したので、有害なNOxの発生を防止することができ
る。
【0059】次いで、2枚目の基板(ウエハ)1を、C
VDチャンバ101内に搬送し、同様に酸化シリコン膜
16を成膜をした後、1枚目と同様にクリーニング処理
を行う。このように、基板(ウエハ)1上に成膜をした
後、CVDチャンバ101内のクリーニング処理を繰り
返す。なお、基板(ウエハ)1を1枚処理する毎にクリ
ーニング処理を行う他、複数枚の基板(ウエハ)を処理
する毎にクリーニング処理を行ってもよい。
【0060】次いで、図9に示すように、酸化シリコン
膜(TEOS膜)16の表面をCMP(Chemical Mecha
nical Polishing)法により研磨し、酸化シリコン膜1
6の上部のレジスト膜(図示せず)をマスクにしたドラ
イエッチングを行うことによって、nチャネル型MIS
FETQnのn+型半導体領域14の上部にコンタクト
ホール22を形成し、pチャネル型MISFETQpの
+型半導体領域15の上部にコンタクトホール23を
形成する。
【0061】次いで、コンタクトホール22、23内を
含む酸化シリコン膜16の上部にCVD法で薄いTiN
膜(図示せず)を堆積し、さらに、CVD法で、W膜を
堆積した後、酸化シリコン膜16の上部のW膜およびT
iN膜をCMP法で研磨し、これらの膜をコンタクトホ
ール22、23の内部にのみに残すことによってプラグ
27を形成する。
【0062】次に、酸化シリコン膜16およびプラグ2
7の上部にCVD法でW膜を堆積した後、レジスト膜
(図示せず)をマスクにしてこのW膜をドライエッチン
グすることによって第1層配線30〜33を形成する。
【0063】この後、第1層配線30〜33上に酸化シ
リコン膜等の絶縁膜、プラグおよび配線の形成を繰り返
すことにより、多層の配線を形成してもよいが、それら
の図示および詳細な説明は省略する。また、最上層配線
の上部には、例えば、酸化シリコン膜と窒化シリコン膜
との積層膜からなるパッシベーション膜(保護膜)が形
成されるが、その図示および詳細な説明は省略する。
【0064】なお、本実施の形態においては、酸化シリ
コン膜16を図1〜図3に示すプラズマCVD装置およ
びPFC分解装置を用いて形成したが、窒化シリコン膜
のような絶縁膜や、配線30〜33もしくはプラグ27
を構成するタングステン膜等の導電性膜をかかる装置を
用いて形成してもよい。
【0065】即ち、前述のプラズマCVD装置を用いて
これらの膜を形成し、PFCガス(例えば、CF4、C2
6、SF6等)を用いて装置内のクリーニングを行う場
合には、排出されたPFCガスの分解をPFC分解装置
を用いて行う。この際、装置内を減圧状態とする減圧ポ
ンプの保護等のため窒素ガスもしくは窒素化合物よりな
るガスを含まない不活性ガス(例えば、アルゴン(A
r)等)をパージガスとして供給する。その結果、前述
したように、地球温暖化ガスの排出を低減することがで
き、また、有害なNOxの発生を防止することができ
る。なお、PFCガス自身が窒素化合物である場合や、
クリーニング対象物が窒素化合物である場合には、これ
らの組成中のNによりNOxが発生し得るが、パージガ
スによるNOxの発生は防止することができるため、N
Oxの発生量を低減することができる。
【0066】また、有害なNOxの発生を防止すること
ができ、ニトロ化合物の発生の恐れがなくなるため、例
えば、PFC分解装置の後段に、活性炭を用いた物理吸
着式乾式ガス除外装置を設置することが可能となる。こ
れにより半導体装置の製造過程で生じる種々の排ガスを
効果的に除去することができる。
【0067】(実施の形態2)実施の形態1において
は、プラズマCVD装置のクリーニング処理時に本発明
を適用したが、エッチング処理時に本発明を適用しても
よい。
【0068】図10に本実施の形態で用いられるプラズ
マエッチング装置300および当該装置に接続されるP
FC分解装置103を示す。なお、本実施の形態で用い
られるエッチング装置およびPFC分解装置は、図1に
示した装置のCVDチャンバ101が、エッチングチャ
ンバ301に対応する以外は、その構成が同様であるた
め、その詳細な説明を省略する。
【0069】図11に、エッチングチャンバ301の内
部構造の一例を示す。図示するように、エッチングチャ
ンバ301内には、一対の平行平板型電極301a、3
01bがあり、この電極の一方に高周波電位Evを印加
し、他方を接地電位とし、どちらかの電極上に半導体基
板(ウエハ)1が搭載される。この電極(301a、3
01b)間に、プラズマが発生する。
【0070】また、エッチングチャンバ301内には、
PFCガス等のエッチングガスEGが供給され、エッチ
ングガスEGが、プラズマによりラジカル化し、反応が
促進される。この際の反応は、実施の形態1において図
8を参照しながら説明したクリーニング処理時の反応と
同様であるためその詳細な説明を省略する。
【0071】このようなプラズマエッチング装置300
およびPFC分解装置103を用い、実施の形態1で説
明した半導体装置を構成する膜のエッチング、例えば、
酸化シリコン膜16をエッチングすることによりコンタ
クトホール22、23を形成する。
【0072】即ち、図12に示す基板(ウエハ)1、即
ち、実施の形態1で説明した図7の酸化シリコン膜16
の表面が平坦化された基板(ウエハ)1、を複数枚準備
し、順次、図10および図11に示すエッチング装置3
00の電極の上部に搭載し、エッチングを行う。
【0073】つまり、エッチングチャンバ301内に、
エッチングガス(この場合、CF4)を供給し、酸化シ
リコン膜16の上部のレジスト膜(図示せず)をマスク
にしたドライエッチングを行うことによって、nチャネ
ル型MISFETQnのn+型半導体領域14の上部に
コンタクトホール22を形成し、pチャネル型MISF
ETQpのp+型半導体領域15の上部にコンタクトホ
ール23を形成する(図13)。
【0074】この際、エッチングチャンバ301内は、
ターボ分子ポンプ102や補助用ドライブポンプ104
によって減圧状態となっている。従って、これらのポン
プの保護等のため、窒素ガスもしくは窒素化合物よりな
るガスを含まない不活性ガス(例えば、アルゴン(A
r)等)が、パージガスPGとして供給されている。な
お、エッチングガスとしては、CF4の他、C26もし
くはSF6等のPFCガスを用いてもよい。
【0075】また、酸化シリコン膜16と反応しなかっ
たPFCガス(例えば、CF4)は、エッチングチャン
バ301から、ターボ分子ポンプ102や補助用ドライ
ブポンプ104によって排気される。前述したように、
このターボ分子ポンプ102もしくは補助用ドライブポ
ンプ104の駆動時には、ポンプの保護等のため、窒素
ガスもしくは窒素化合物よりなるガスを含まない不活性
ガス(例えば、アルゴン(Ar)等)のパージガスPG
が供給されている。
【0076】また、エッチング時には、図10に示した
添加ガス供給部103aから添加ガスAG(O2、H
2O)が供給され、酸化シリコンと反応しなかったPF
Cガス(例えば、CF4)が、図4に示したような分解
反応により分解される。従って、地球温暖化ガスの排出
を低減することができる。なお、PFCガスの分解は、
減圧下で行ってもよいし、また、大気圧下で行ってもよ
い。
【0077】このように、本実施の形態によれば、ター
ボ分子ポンプ102もしくは補助用ドライブポンプ10
4の駆動時に、ポンプの保護等のため、窒素ガスもしく
は窒素化合物よりなるガスを含まない不活性ガス(例え
ば、アルゴン(Ar)等)をパージガスPGとして供給
したので、有害なNOxの発生を防止することができ
る。
【0078】次いで、2枚目の基板(ウエハ)1を、エ
ッチングチャンバ301内に搬送し、同様に酸化シリコ
ン膜16のエッチング処理を行う。
【0079】なお、コンタクトホール22、23形成後
の工程、例えば、プラグ27の形成工程や配線30〜3
3の形成工程等は、実施の形態1と同様であるためその
説明を省略する。
【0080】また、本実施の形態においては、酸化シリ
コン膜16のエッチングを図10および図11に示すエ
ッチング装置およびPFC分解装置を用いて行ったが、
実施の形態1で説明したゲート電極Gや配線30〜33
のパターニング(エッチング)の際にかかる装置を用い
てもよい。
【0081】即ち、前述のエッチング装置中にこれらの
導電性膜(多結晶シリコン膜やタングステン膜)が形成
された半導体基板1を設置し、PFCガス(例えば、C
HF 3、SF6等)を用いてエッチングを行う場合には、
排出されたPFCガスの分解をPFC分解装置を用いて
行う。この際、装置内を減圧状態とする減圧ポンプの保
護等のため窒素ガスもしくは窒素化合物よりなるガスを
含まない不活性ガス(例えば、アルゴン(Ar)等)を
パージガスとして供給する。その結果、前述したよう
に、地球温暖化ガスの排出を低減することができ、ま
た、有害なNOxの発生を防止することができる。
【0082】また、有害なNOxの発生を防止すること
ができ、ニトロ化合物の発生の恐れがなくなるため、例
えば、PFC分解装置の後段に、活性炭を用いた物理吸
着式乾式ガス除外装置を設置することが可能となる。こ
れにより半導体装置の製造過程で生じる種々の排ガスを
効果的に除去することができる。
【0083】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0084】特に、実施の形態1および2においては、
プラズマCVD装置やエッチング装置に接続されるPF
C分解装置を例に説明したが、本発明はPFCガスを用
いる装置に広く適用可能である。
【0085】また、実施の形態1および2においては、
MISFETを有する半導体装置を例に説明したが、こ
のようなMISFETを有するメモリの他、EEPRO
Mやバイポーラ等、他の半導体素子の製造方法にも広く
適用可能である。
【0086】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0087】PFCガスを供給しながら半導体基板表面
の処理を行う半導体装置の製造装置に、半導体基板表面
の処理を行う処理部と、PFCガスを酸素等を用いて分
解する分解部と、処理部に設けられた減圧ポンプと、減
圧ポンプにガスを供給するガス供給部と、を有し、PF
Cガスを供給しながら半導体基板表面の処理を行う半導
体装置の製造装置の減圧ポンプに、窒素ガスもしくは窒
素化合物よりなるガスを含有しないガスを供給したの
で、地球温暖化ガスの排出を低減することができ、ま
た、酸化窒素の発生を防止することができる。
【0088】また、減圧ポンプが接続された処理部とP
FCガス分解部とを有する製造装置を準備し、処理部内
に半導体基板を設置し、PFCガスを用いて処理を行
い、処理後のPFCガスをPFCガス分解部で、酸素等
を用いてPFCを分解する際、減圧ポンプに、窒素ガス
もしくは窒素化合物よりなるガスを含有しない不活性ガ
スを供給しながら行ったので、地球温暖化ガスの排出を
低減することができ、また、酸化窒素の発生を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である半導体装置の製造
方法に用いられるプラズマCVD装置およびPFC分解
装置を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1である半導体装置の製造
方法に用いられるプラズマCVD装置を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1である半導体装置の製造
方法に用いられるPFC分解装置を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1である半導体装置の製造
方法において用いられるPFCの分解反応の一例を示す
図である。
【図5】本発明の実施の形態1であるプラズマCVD装
置およびPFC分解装置を用いた半導体装置の製造方法
を示す基板の要部断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1であるプラズマCVD装
置およびPFC分解装置を用いた半導体装置の製造方法
を示す基板の要部断面図である。
【図7】本発明の実施の形態1であるプラズマCVD装
置およびPFC分解装置を用いた半導体装置の製造方法
を示す基板の要部断面図である。
【図8】本発明の実施の形態1である半導体装置の製造
方法において用いられるクリーニング処理時の反応の一
例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態1であるプラズマCVD装
置およびPFC分解装置を用いた半導体装置の製造方法
を示す基板の要部断面図である。
【図10】本発明の実施の形態2である半導体装置の製
造方法に用いられるプラズマエッチング装置およびPF
C分解装置を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態2である半導体装置の製
造方法に用いられるプラズマエッチング装置を示す図で
ある。
【図12】本発明の実施の形態2であるプラズマエッチ
ング装置およびPFC分解装置を用いた半導体装置の製
造方法を示す基板の要部断面図である。
【図13】本発明の実施の形態2であるプラズマエッチ
ング装置およびPFC分解装置を用いた半導体装置の製
造方法を示す基板の要部断面図である。
【符号の説明】
1 基板(半導体基板) 2 素子分離 3 p型ウエル 4 n型ウエル 7 酸化シリコン膜 8 ゲート酸化膜 G ゲート電極 9 多結晶シリコン膜 10 窒化シリコン膜 11 n-型半導体領域 12 p-型半導体領域 13 サイドウォールスペーサ 14 n+型半導体領域 15 p+型半導体領域 16 酸化シリコン膜 22 コンタクトホール 23 コンタクトホール 27 プラグ 30〜33 第1層配線 100 プラズマCVD装置 101 CVDチャンバ 102 ターボ分子ポンプ 102a パージガス供給部 103 PFC分解装置 103a 添加ガス供給部 104 補助用ドライブポンプ 104a パージガス供給部 105 工場ダクト 201 サセプタ 202 シャワープレート 300 プラズマエッチング装置 301 エッチングチャンバ 301a、301b 平行平板型電極 AG 添加ガス PG パージガス EG エッチングガス Ev 高周波電位 G ゲート電極 C コイル T 排気管 Qn nチャネル型MISFET Qp pチャネル型MISFET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 兼司 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 4K030 CA04 CA12 DA06 EA12 4M104 BB01 BB18 BB30 CC01 CC05 DD04 DD08 DD16 DD43 DD44 DD45 DD65 DD75 DD91 EE03 EE05 EE06 EE09 EE16 EE17 FF18 FF22 GG08 5F004 AA15 BC02 BC03 BD04 DA00 DA01 DA02 DA18 DA23 DA26 DB03 5F045 AA05 AB32 AC02 AC07 AC11 EB06 EE14 EG07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーフロロ化合物(PFC)ガスを供給
    しながら半導体基板表面の処理を行う半導体装置の製造
    装置であって、 前記半導体基板表面の処理を行う処理部と、 前記PFCガスを酸素もしくは酸素化合物よりなるガス
    を用いて分解する分解部と、 前記処理部に設けられた減圧ポンプと、 前記減圧ポンプにガスを供給するガス供給部と、を有
    し、 前記減圧ポンプに供給されるガスは、窒素ガスもしくは
    窒素化合物よりなるガスを含有しないことを特徴とする
    半導体装置の製造装置。
  2. 【請求項2】 パーフロロ化合物(PFC)ガスを供給
    しながら半導体基板表面の処理を行う半導体装置の製造
    装置であって、 前記半導体基板表面の処理を行う処理部と、 前記PFCガスを酸素もしくは酸素化合物よりなるガス
    を用いて分解する分解部と、 前記処理部と分解部との間に設けられた減圧ポンプと、 前記減圧ポンプに窒素ガスもしくは窒素化合物よりなる
    ガスを含有しない不活性ガスを供給するガス供給部と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記パーフロロ化合物(PFC)ガスの
    分解は、減圧下もしくは大気圧下で行われることを特徴
    とする請求項1または2記載の半導体装置の製造装置。
  4. 【請求項4】 (a)減圧ポンプが接続された処理部と
    パーフロロ化合物(PFC)ガス分解部とを有する製造
    装置を準備する工程と、 (b)前記処理部内に半導体基板を設置し、化学気相成
    長法により前記半導体基板上に膜を形成する工程と、 (c)前記処理部内をパーフロロ化合物(PFC)ガス
    を供給しながらクリーニングする工程と、 (d)前記(c)工程で用いられた前記PFCガスを、
    前記PFCガス分解部において、酸素もしくは酸素化合
    物よりなるガスを用いて分解する工程と、を有し、 前記(b)および(c)工程は、前記減圧ポンプに、窒
    素ガスもしくは窒素化合物よりなるガスを含有しない不
    活性ガスを供給しながら行われることを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 (a)減圧ポンプが接続された処理部と
    パーフロロ化合物(PFC)ガス分解部とを有する製造
    装置を準備する工程と、 (b)前記処理部内に、その上部に膜が形成された半導
    体基板を設置し、前記膜をPFCガスを供給しながらエ
    ッチングする工程と、 (c)前記(b)工程で用いられた前記PFCガスを、
    前記PFCガス分解部において、酸素もしくは酸素化合
    物よりなるガスを用いて分解する工程と、を有し、 前記(b)工程は、前記減圧ポンプに、窒素ガスもしく
    は窒素化合物よりなるガスを含有しない不活性ガスを供
    給しながら行われることを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150105250A (ko) * 2014-03-06 2015-09-16 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 홀 효과 강화 용량성 결합된 플라즈마 소스, 저감 시스템, 및 진공 프로세싱 시스템

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JP2017515286A (ja) * 2014-03-06 2017-06-08 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated ホール効果が促進された容量結合プラズマ源、軽減システム、および真空処理システム
KR102352727B1 (ko) * 2014-03-06 2022-01-17 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 홀 효과 강화 용량성 결합된 플라즈마 소스, 저감 시스템, 및 진공 프로세싱 시스템
KR20220009485A (ko) * 2014-03-06 2022-01-24 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 홀 효과 강화 용량성 결합된 플라즈마 소스, 저감 시스템, 및 진공 프로세싱 시스템
KR102435471B1 (ko) * 2014-03-06 2022-08-22 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 홀 효과 강화 용량성 결합된 플라즈마 소스, 저감 시스템, 및 진공 프로세싱 시스템

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