JP2003197420A - ソレノイド装置 - Google Patents

ソレノイド装置

Info

Publication number
JP2003197420A
JP2003197420A JP2001393174A JP2001393174A JP2003197420A JP 2003197420 A JP2003197420 A JP 2003197420A JP 2001393174 A JP2001393174 A JP 2001393174A JP 2001393174 A JP2001393174 A JP 2001393174A JP 2003197420 A JP2003197420 A JP 2003197420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
core
iron core
fixed
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001393174A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhide Takimoto
一秀 瀧源
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takigen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takigen Manufacturing Co Ltd filed Critical Takigen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001393174A priority Critical patent/JP2003197420A/ja
Publication of JP2003197420A publication Critical patent/JP2003197420A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 経年使用によっても可動鉄心の復帰タイミン
グのずれがなく、長期にわたって信頼性高く安定に作動
するソレノイド装置を提供する。 【解決手段】 コイルボビン12に軸方向のスリット1
7を形成し、コイル13の通電遮断時に発生する二次電
流による起磁力が復帰用バネ16の弾性力に比較して無
視できる程に小さなものに抑制できるようにスリット1
7の開き幅を設定する。スリット17のエアギャップに
より磁気抵抗を増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明が属する技術分野】 本発明は、コイルの励磁に
より可動鉄心を固定鉄心に吸引させるようにしたソレノ
イド装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 図3は従来のソレノイド装置の縦断面
図を示し、U字型の主体部分1aと該主体部1aの上部
間に接合された蓋部分1bとからなるヨーク1内には、
真鍮製のコイルボビン2に巻かれたコイル3が配設され
ており、ヨーク1の主体部分1aの底部には固定鉄心4
が固着され、固定鉄心4の上面には断面略V字型の凹部
が形成されている。可動鉄心5はヨーク1の蓋部分1b
を貫通してコイルボビン2内に上下動自在に配設されて
おり、可動鉄心5の下部は固定鉄心4の上面と対向して
おり、固定鉄心4の前記凹部に対面するように可動鉄心
5の下部は断面略V字型に突出し形成されている。 【0003】コイル3に励磁電流を通電すると、ヨーク
1と可動鉄心5と固定鉄心4を通る磁気回路が形成され
るため、可動鉄心5が固定鉄心4側に吸引され、可動鉄
心5の上部に連結されたロックや制御部材などの外部機
構(図示していない)が作動させられる。 【0004】コイル3への通電を遮断すると、当初の一
次電流による当初の起磁力が消失するため、可動鉄心5
は復帰用バネ6の弾性力によって固定鉄心4から引き離
され、待機位置に復帰するのであるが、この通電遮断時
には前記一次電流とは逆向きの二次電流がコイル3に流
れ、コイルボビンにある一定の磁界を保持させることに
なった。そのため、この二次電流による起磁力によって
可動鉄心5は固定鉄心4に一定時間吸着されたままとな
り、可動鉄心5は本来の復帰タイミングから遅れて復帰
作動することになる。 【0005】この二次電流の影響による復帰タイミング
の遅れを解消ないし補償するために、従来のソレノイド
装置では、可動鉄心5の間にリング状などのゴムパッキ
ング7を挿入し、可動鉄心5と固定鉄心4の間にエアギ
ャップを形成するようにしてある。このようにして形成
されたエアギャップは、二次電流によって形成される磁
気回路に磁気抵抗として挿入されることになるため、二
次電流によって発生する起磁力を復帰用バネ6の弾性力
に比較して無視できる程に小さなものに抑制することが
でき、それによってコイル3への通電遮断時に即座に可
動鉄心5を復帰させるものである。 【0006】しかしながら、このゴムパッキング7は可
動鉄心5と固定鉄心4の直接衝突による衝撃音の発生を
無くすためにも使用されているので、可動鉄心5が固定
鉄心4に吸引される度に圧縮されるものであり、経年使
用によるゴムの劣化や変質によって前記エアギャップの
寸法が変動する傾向にあり、エアギャップによって生み
出される磁気抵抗も変動する。そのため、経年使用によ
って可動鉄心5の復帰タイミングが次第に微妙にずれて
来ることは、実際上防止が困難であった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】 従って本発明の課題
は、経年使用によっても可動鉄心の復帰タイミングのず
れがなく、長期にわたって信頼性高く安定に作動するソ
レノイド装置を提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】 前記課題を解決するた
め本発明では、ヨーク11内にコイルボビン12に巻か
れたコイル13が配設され、ヨーク11の底部に固定鉄
心14が固着され、ヨーク11を貫通して可動鉄心15
がコイルボビン12内に軸方向に移動自在に配設され、
可動鉄心15と固定鉄心14が同軸上に対向しており、
コイル13への励磁電流の通電時に可動鉄心15を固定
鉄心14に吸引し、コイル13への通電遮断時に復帰用
バネ16によって可動鉄心15を待機位置に復帰させる
ソレノイド装置において、コイルボビン12に軸方向の
スリット17を形成し、コイル13の通電遮断時に発生
する二次電流による起磁力が復帰用バネ16の弾性力に
比較して無視できる程に小さなものに抑制できるように
スリット17の開き幅を設定するものである。 【0009】 【発明の作用】 本発明のソレノイド装置では、コイル
13を励磁するためにコイル13の通電回路をオンにし
て通電すると、ヨーク11と固定鉄心14と可動鉄心1
5を通る磁気回路が形成されるため、可動鉄心15はヨ
ーク1とコイルボビン12内を軸方向に移動して固定鉄
心14に吸引される。この可動鉄心15の吸引動作時に
復帰用バネ16は弾性変形する。 【0010】コイル13の通電回路をオフにして励磁電
流を遮断すると、コイル13には当初の一次電流とは逆
向きの二次電流が流れる。このとき二次電流によって形
成される磁気回路には、コイルボビン12のスリット1
7の開き幅に対応したエアギャップによって増大した磁
気抵抗が挿入されているため、二次電流による起磁力は
復帰用バネ16の弾性力に比較して無視出来る程に小さ
なものに抑制され、可動鉄心15は励磁電流の遮断時に
復帰用バネ16の付勢によって待機位置に即時に復帰す
る。 【0011】 【発明の実施の形態】 図1と図2に示した実施例で
は、ヨーク11は断面U字型の主体部分11aと、該主
体部分11aの上部間を接合する蓋部分11bとで構成
されており、可動鉄心15は蓋部分11bの貫通孔18
から突出している。可動鉄心15の上端部15aの環状
受溝19には止め輪20が嵌め込み固定されており、ゴ
ムリング21の抜脱を阻止している。可動鉄心15が固
定鉄心14に向かって吸引されたとき、ゴムリング21
はヨーク11の蓋部分11bに当たって動作時の消音作
用をなすとともに、可動鉄心15と固定鉄心14の間に
遊隙を残し、可動鉄心15が固定鉄心14に直接衝突す
るのを阻止している。 【0012】可動鉄心15の下部には同軸ピン22によ
って外部機構へ連動するためのプランジャー23が連結
されている。プランジャー23に嵌められた圧縮コイル
バネよりなる復帰用バネ16は、プランジャー23の拡
大頭部23aに当接する座金29とバネ受板24の間で
圧縮させられる。ヨーク11の主体部分11aとバネ受
板24はベースプレート25に固着されている。プラン
ジャー23の拡大頭部23aにその直径方向に固着され
たガイドピン26は、ベースプレート25に形成した縦
長のガイド孔27に先端部が挿入されている。固定鉄心
14は、ヨーク11の主体部分11aの底部上に配置さ
れ、下面中央の突起部14aを主体部分11aの受孔2
8に挿入して加締め固定されている。 【0013】固定鉄心14の上面には断面略V字型の凹
部14bが形成されており、可動鉄心15の下面には断
面略V字型の凸部15bが形成されている。コイルボビ
ン12の前記スリット17は、コイルボビン12の主体
胴部12aだけでなく、コイルボビン12の上方鍔部1
2bと下方鍔部12cにも連続して形成されている。 【0014】 【発明の効果】 以上のように本発明のソレノイド装置
では、コイルボビン12に軸方向のスリット17を形成
し、コイル13の通電遮断時に発生する二次電流による
起磁力が復帰用バネ16の弾性力に比較して無視できる
程に小さなものに抑制できるようにスリット17の開き
幅を設定してあるため、スリット17のエアギャップに
よる磁気抵抗の増大によって二次電流による影響を無く
し、可動鉄心15を本来の復帰タイミングにおいて正確
に復帰させることができ、安定に作動する信頼性の高い
ソレノイド装置が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例に係るソレノイド装置の縦
断面図であり、可動鉄心が待機位置に復帰している状態
を示している。 【図2】 図1のA−A線断面図である。 【図3】 従来のソレノイド装置の縦断面図であり、可
動鉄心が固定鉄心に吸引された状態を示している。 【図4】 図3のB−B線断面図である。 【符号の説明】 11 ヨーク 12 コイルボビン 13 コイル 14 固定鉄心 15 可動鉄心 16 復帰用バネ 17 スリット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成13年12月26日(2001.12.
26) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】特許請求の範囲 【補正方法】変更 【補正内容】 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ヨーク11内にコイルボビン12に巻か
れたコイル13が配設され、ヨーク11の底部に固定鉄
心14が固着され、ヨーク11を貫通して可動鉄心15
がコイルボビン12内に軸方向に移動自在に配設され、
可動鉄心15と固定鉄心14が同軸上に対向しており、
コイル13への励磁電流の通電時に可動鉄心15を固定
鉄心14に吸引し、コイル13への通電遮断時に復帰用
バネ16によって可動鉄心15を待機位置に復帰させる
ソレノイド装置において、コイルボビン12に軸方向の
スリット17を形成し、コイル13の通電遮断時に発生
する二次電流による起磁力が復帰用バネ16の弾性力に
比較して無視できる程に小さなものに抑制できるように
スリット17の開き幅を設定したことを特徴とするソレ
ノイド装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ヨーク11内にコイルボビン12に巻か
    れたコイル13が配設され、ヨーク11の底部に固定鉄
    心14が固着され、ヨーク11を貫通して可動鉄心15
    がコイルボビン12内に軸方向に移動自在に配設され、
    可動鉄心15と固定鉄心14が同軸上に対向しており、
    コイル13への励磁電流の通電時に可動鉄心15を固定
    鉄心14に吸引し、コイル13への通電遮断時に復帰用
    バネ16によって可動鉄心15を待機位置に復帰させる
    ソレノイド装置において、コイルボビン12に軸方向の
    スリット17を形成し、コイル13の通電遮断時に発生
    する二次電流による起磁力が復帰用バネ16の弾性力に
    比較して無視できる程に小さなものに抑制できるように
    スリット17の開き幅を設定を設定したことを特徴とす
    るソレノイド装置。
JP2001393174A 2001-12-26 2001-12-26 ソレノイド装置 Pending JP2003197420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001393174A JP2003197420A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 ソレノイド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001393174A JP2003197420A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 ソレノイド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003197420A true JP2003197420A (ja) 2003-07-11

Family

ID=27600226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001393174A Pending JP2003197420A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 ソレノイド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003197420A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106762174A (zh) * 2016-12-23 2017-05-31 广州三业科技有限公司 断油装置和柴油机
CN107587792A (zh) * 2017-09-29 2018-01-16 惠州市亚欣电器有限公司 一种抗震电磁铁

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106762174A (zh) * 2016-12-23 2017-05-31 广州三业科技有限公司 断油装置和柴油机
CN107587792A (zh) * 2017-09-29 2018-01-16 惠州市亚欣电器有限公司 一种抗震电磁铁
CN107587792B (zh) * 2017-09-29 2023-10-17 江西亚欣澜宇科技有限公司 一种抗震电磁铁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07101587B2 (ja) 電磁式スイツチ、特に内燃機関の始動装置用の電磁式スイツチ
JPS5935335A (ja) 電磁スイツチ
JP2007087882A (ja) 電磁スイッチ
JP4428265B2 (ja) 電磁スイッチ
JP2001349459A (ja) 電磁弁
JP4063074B2 (ja) スタータ用電磁スイッチ
JP2006310248A (ja) 接点装置
JP2003197420A (ja) ソレノイド装置
JP2007109470A (ja) 電磁継電器
JP2006310250A (ja) 接点装置
JP2003197425A (ja) ソレノイド装置
US5039967A (en) Magnetic switch
JP2003197424A (ja) ソレノイド装置
JP2018081901A (ja) 電磁継電器
JP6933060B2 (ja) 電磁継電器
JP2007165247A (ja) スタータ用電磁スイッチ
JP2001338809A (ja) ソレノイド
JP2002083711A (ja) 電磁駆動装置
JP2006313694A (ja) 電磁アクチュエータ及び開閉器
JP6760132B2 (ja) 電磁継電器
JP2003197423A (ja) ソレノイド装置
JP2003007528A (ja) 電磁装置
JPH0246017Y2 (ja)
JPH08138931A (ja) ソレノイド
JP2001223110A (ja) カメラ用ソレノイド

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040518

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040601

A02 Decision of refusal

Effective date: 20041012

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02