JP2003195843A - 表示装置および制御方法、プログラムおよび記録媒体、並びに表示システム - Google Patents
表示装置および制御方法、プログラムおよび記録媒体、並びに表示システムInfo
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Abstract
単体で使用する場合よりも高機能を実現する。 【解決手段】 テレビジョン受像機である親機1や子機
2ijは、他のテレビジョン受像機が接続されたことを
検出する。さらに、親機1や子機2ijは、接続を検出
した他のテレビジョン受像機との間で認証を行う。そし
て、親機1や子機2ijは、接続された他のテレビジョ
ン受像機との間の認証が成功すると、その機能を変化さ
せる。即ち、これにより、親機1および子機2ijは、
単体では提供しない特別の機能を提供するようになる。
Description
御方法、プログラムおよび記録媒体、並びに表示システ
ムに関し、特に、多数の表示装置を接続して使用した場
合に、単体で使用する場合よりも高機能を実現すること
ができるようにする表示装置および制御方法、プログラ
ムおよび記録媒体、並びに表示システムに関する。
は、テレビジョン放送信号が受信され、テレビジョン放
送番組としての画像が表示されるとともに、その画像に
付随する音声が出力される。
ビジョン受像機は、単体で動作することを前提とするも
のであり、このため、ユーザが、新たに、テレビジョン
受像機を購入する場合には、ユーザが所有していたテレ
ビジョン受像機は不要となり、まだ使用可能であっても
廃棄されることが多い。
した場合に、単体の場合よりも高機能を実現することが
できれば、使用可能なテレビジョン受像機の廃棄を防止
して、資源の有効利用に資することができる。
たものであり、多数のテレビジョン受像機等の表示装置
を接続して使用した場合に、単体で使用する場合よりも
高機能を実現することができるようにするものである。
の表示装置が接続されたことを検出する接続検出手段
と、接続検出手段において接続が検出された他の表示装
置との間で認証を行う認証手段と、認証が成功した場合
に、表示装置の機能を変化させる機能変化手段とを備え
ることを特徴とする。
されたことを検出する接続検出ステップと、接続検出ス
テップにおいて接続が検出された他の表示装置との間で
認証を行う認証ステップと、認証が成功した場合に、表
示装置の機能を変化させる機能変化ステップとを備える
ことを特徴とする。
続されたことを検出する接続検出ステップと、接続検出
ステップにおいて接続が検出された他の表示装置との間
で認証を行う認証ステップと、認証が成功した場合に、
表示装置の機能を変化させる機能変化ステップとを備え
ることを特徴とする。
されたことを検出する接続検出ステップと、接続検出ス
テップにおいて接続が検出された他の表示装置との間で
認証を行う認証ステップと、認証が成功した場合に、表
示装置の機能を変化させる機能変化ステップとを備える
プログラムが記録されていることを特徴とする。
示装置が、他の表示装置が接続されたことを検出する接
続検出手段と、接続検出手段において接続が検出された
他の表示装置との間で認証を行う認証手段と、認証が成
功した場合に、自身の機能を変化させる機能変化手段と
を有することを特徴とする。
ラムおよび記録媒体、並びに表示システムにおいては、
他の表示装置が接続されたことが検出され、その検出さ
れた他の表示装置との間で認証が行われる。そして、認
証が成功した場合に、機能が変化する。
ラブルTV(Television)システム(システムとは、複数
の装置が論理的に集合した物をいい、各構成の装置が同
一筐体中にあるか否かは問わない)の一実施の形態の構
成例を示す斜視図である。
Vシステムは、9台のテレビジョン受像機1、並びに2
11,212,213,221,223,231,232,233で構成
されている。また、図1Bの実施の形態では、スケーラ
ブルTVシステムは、25台のテレビジョン受像機1、
並びに211,212,213,214,215,221,222,2
23,224,225,231,232,234,235,241,
242,243,244,245,251,252,253,254,2
55で構成されている。
するテレビジョン受像機の数は、9台や25台に限定さ
れるものではない。即ち、スケーラブルTVシステム
は、任意の複数台のテレビジョン受像機によって構成す
ることが可能である。また、スケーラブルTVシステム
を構成するテレビジョン受像機の配置は、図1に示した
ように、横×縦が、3×3や5×5に限定されるもので
はない。即ち、スケーラブルTVシステムを構成するテ
レビジョン受像機の配置は、その他、例えば、横×縦
が、1×2や、2×1、2×3などとすることも可能で
ある。また、スケーラブルTVシステムを構成するテレ
ビジョン受像機の配置形状は、図1に示したように、格
子状(マトリクス状)に限定されるものではなく、例え
ば、ピラミッド状であっても良い。
任意の複数台のテレビジョン受像機を、横と縦それぞれ
に、任意の台数だけ配置して構成することができること
から、「スケーラブル」なシステムであるということが
できる。
ビジョン受像機には、他のテレビジョン受像機を制御す
ることができる親のテレビジョン受像機(以下、適宜、
親機という)と、他のテレビジョン受像機から制御する
ことができるが、他のテレビジョン受像機を制御するこ
とができない子のテレビジョン受像機(以下、適宜、子
機という)の2種類が存在する。
種の処理を行うには、スケーラブルTVシステムを構成
するテレビジョン受像機が、スケーラブルTVシステム
に対応したもの(以下、適宜、スケーラブル対応機とい
う)であり、かつ、そのうちの少なくとも1つが親機で
あることが条件となっている。このため、図1Aおよび
図1Bの実施の形態では、スケーラブルTVシステムを
構成するテレビジョン受像機のうち、例えば、中心に配
置されるテレビジョン受像機が親機1とされている。
成するテレビジョン受像機の中に、スケーラブル対応機
でないテレビジョン受像機が存在する場合には、そのテ
レビジョン受像機によっては、スケーラブルTVシステ
ムの機能を享受することができない。さらに、スケーラ
ブルTVシステムを構成するテレビジョン受像機がスケ
ーラブル対応機であっても、そのすべてが子機である場
合には、スケーラブルTVシステムの機能を享受するこ
とはできない。
テムの機能を享受するためには、少なくとも、1台以上
の親機、または1台の親機と1台以上の子機を購入する
必要がある。
従って、スケーラブルTVシステムを構成するテレビジ
ョン受像機の中に、複数台の親機が存在していてもかま
わない。
ビジョン受像機のうち、中心(左から2番目で、上から
2番目)に配置されているテレビジョン受像機1が親機
となっており、他の8台のテレビジョン受像機211,2
12,213,221,223,231,232,233が子機になっ
ている。また、図1Bの実施の形態では、5×5台のテ
レビジョン受像機のうち、中心(左から3番目で、上か
ら3番目)に配置されているテレビジョン受像機1が親
機となっており、他の24台の211,212,2 13,
214,215,221,222,223,224,225,231,2
32,234,235,2 41,242,243,244,245,
251,252,253,254,255が子機になっている。
は、スケーラブルTVシステムを構成するテレビジョン
受像機の中心に配置されているが、親機1の位置は、ス
ケーラブルTVシステムを構成するテレビジョン受像機
の中心に限定されるものではなく、親機1は、左上や右
下その他の任意の位置に配置することが可能である。
は、親機1がいずれの位置に配置されている場合であっ
ても、その中心に配置されているテレビジョン受像機を
親機とみなして、後述する各処理を行うようにすること
が可能である。
るため、スケーラブルTVシステムは、図1Aに示した
ように、3×3台のテレビジョン受像機で構成されるも
のとし、さらに、親機1は、スケーラブルTVシステム
を構成するテレビジョン受像機の中心に配置されるもの
とする。
る子機2ijのサフィックスijは、その子機2ijが、ス
ケーラブルTVシステムにおいて、第i列第j行(上か
らi行目の、左からj列目)に配置されているものであ
ることを表す。
る必要がない限り、子機2と記述する。
受像機の構成例を示す斜視図である。
ば、14インチ(inch)または15インチなどのテレビジ
ョン受像機であり、その正面中央部分に、画像を表示す
るCRT(Cathod Ray Tube)11が設けられており、ま
た、その正面の左端と右端に、音声を出力するスピーカ
ユニット12Lと12Rがそれぞれ設けられている。
レビジョン放送信号における画像が、CRT11で表示
され、また、その画像に付随する音声のL(Left)チャン
ネルとR(Right)チャンネルが、スピーカユニット12
Lと12Rから、それぞれ出力される。
出射するリモートコマンダ(以下、適宜、リモコンとい
う)15が付随しており、ユーザは、このリモコン15
を操作することにより、受信チャンネルや音量の変更、
その他各種のコマンドを、親機1に与えることができる
ようになっている。
ものに限定されるものではなく、例えば、BlueTooth
(商標)その他の無線通信を行うものを採用することが
可能である。
ず、子機2を制御することも可能である。
す6面図である。
の上面を、図3Cは親機1の底面を、図3Dは親機1の
左側面を、図3Eは親機1の右側面を、図3Fは親機1
の背面を、それぞれ示している。
C)、左側面(図3D)、および右側面(図3E)に
は、固定機構が設けられている。後述するように、子機
2であるテレビジョン受像機の上面、底面、左側面、お
よび右側面にも、同様の固定機構が設けられており、親
機1の上面側、底面側、左側面側、または右側面側に、
子機2や他の親機が配置されると、親機1の上面、底
面、左側面、または右側面に設けられた固定機構と、子
機2や他の親機の対向する面に設けられた固定機構と
が、例えば嵌合し、親機1と、子機2や他の親機とが、
容易に離れないように固定される。これにより、スケー
ラブルTVシステムを構成するテレビジョン受像機の位
置ずれなどを防止するようになっている。
ることもできるし、その他、例えば、磁石などによって
構成することも可能である。
端子パネル21、アンテナ端子22、入力端子23、お
よび出力端子24が設けられている。
スケーラブルTVシステムを構成する8台の子機211,
212,213,221,223,231,232,233それぞれと
を電気的に接続するための8つのIEEE(Institute of El
ectrical and Electronics Engineers)1394端子2
111,2112,2113,2121,2123,2131,21
32,2133が設けられている。
が、図1AのスケーラブルTVシステムでの子機2ijの
位置を把握するため、端子パネル21においては、ユー
ザが、スケーラブルTVシステムを、その背面側から見
た場合に、図1AのスケーラブルTVシステムでの子機
2ijの位置に対応する位置に、その子機2ijと接続され
るIEEE1394端子21ijが設けられている。
ムにおいては、子機211はIEEE1394端子2111を、子機
212はIEEE1394端子2112を、子機213はIEEE1394端子
21 13を、子機221はIEEE1394端子2121を、子機223
はIEEE1394端子2123を、子機231はIEEE1394端子21
31を、子機232はIEEE1394端子2132を,子機233はIE
EE1394端子2133を、それぞれ経由して、親機1と接続
するように、ユーザに接続を行ってもらう。
において、子機ijを、端子パネル21のどのIEEE1394端
子と接続するかは、特に限定されるものではない。但
し、子機ijを、IEEE1394端子21ij以外のIEEE1394端子
と接続する場合には、その子機 ijが、図1Aのスケーラ
ブルTVシステムの第i列第j行に配置されているもの
であることを、親機1に設定する必要がある(ユーザに
設定してもらう必要がある)。
ル21に、8つのIEEE1394端子21 11乃至2133を設
け、親機1と、8台の子機211乃至233それぞれとを、
パラレルに接続するようにしたが、親機1と、8台の子
機211乃至233とは、シリアルに接続することも可能で
ある。即ち、子機2ijは、他の子機2i'j'を経由して、
親機1と接続することが可能である。但し、この場合
も、子機ijが、図1AのスケーラブルTVシステムの第
i列第j行に配置されているものであることを、親機1
に設定する必要がある。従って、端子パネル21に設け
るIEEE1394端子の数は、8つに限定されるものではな
い。
するテレビジョン受像機どうしの電気的な接続は、IEEE
1394に限定されるものではなく、その他、例えば、LAN
(IEEE802)などを採用することが可能である。また、ス
ケーラブルTVシステムを構成するテレビジョン受像機
どうしの電気的な接続は、有線ではなく、無線で行うこ
とも可能である。
に接続されているケーブルが接続され、これにより、ア
ンテナで受信されたテレビジョン放送信号が、親機1に
入力される。入力端子23には、例えば、VTR(Video Ta
pe Recoder)等から出力される画像データおよび音声デ
ータが入力される。出力端子24からは、例えば、親機
1で受信されているテレビジョン放送信号としての画像
データおよび音声データが出力される。
受像機の構成例を示す斜視図である。
サイズのテレビジョン受像機であり、その正面中央部分
に、画像を表示するCRT(Cathod Ray Tube)31が設
けられており、また、その正面の左端と右端に、音声を
出力するスピーカユニット32Lと32Rがそれぞれ設
けられている。なお、親機1と子機2とでは、異なる表
示画面サイズを採用することも可能である。
レビジョン放送信号における画像が、CRT31で表示
され、また、その画像に付随する音声のL(Left)チャン
ネルとR(Right)チャンネルが、スピーカユニット32
Lと32Rから、それぞれ出力される。
を出射するリモコン35が付随しており、ユーザは、こ
のリモコン35を操作することにより、受信チャンネル
や音量の変更、その他各種のコマンドを、子機2に与え
ることができるようになっている。
ず、親機1の制御も行うことができるようになってい
る。
を構成するには、ユーザは、1台の親機1と、8台の子
機211乃至233を購入する必要があるが、この場合に、
親機1にリモコン15が付随し、8台の子機211乃至2
33それぞれにリモコン35が付随するのでは、ユーザ
は、9台のリモコンを所有することとなり、その管理が
煩雑になる。
のオプションとして、別売りにすることが可能である。
また、親機1のリモコン15も、親機1のオプションと
して、別売りにすることが可能である。
35は、親機1および子機2のいずれも制御することが
可能であり、従って、リモコン15または35のうちの
いずれか一方しか所有していなくても、親機1および子
機2のすべてを制御することが可能である。
す6面図である。
の上面を、図5Cは子機2の底面を、図5Dは子機2の
左側面を、図5Eは子機2の右側面を、図5Fは子機2
の背面を、それぞれ示している。
C)、左側面(図5D)、および右側面(図5E)に
は、固定機構が設けられており、子機2の上面側、底面
側、左側面側、または右側面側に、親機1や他の子機が
配置されると、子機2の上面、底面、左側面、または右
側面に設けられた固定機構と、親機1や他の子機の対向
する面に設けられた固定機構とが嵌合し、子機2と、他
の子機や親機1とが、容易に離れないように固定され
る。
端子パネル41、アンテナ端子42、入力端子43、お
よび出力端子44が設けられている。
電気的に接続するための1つのIEEE1394端子411が設
けられている。子機2が、図1AのスケーラブルTVシ
ステムにおける、例えば左上に配置される子機211であ
る場合には、端子パネル41のIEEE1394端子411は、
図示せぬIEEE1394ケーブルを介して、図3Fにおける端
子パネル21のIEEE1394端子2111と接続される。
子の数は、1つに限定されるものではない。
に接続されているケーブルが接続され、これにより、ア
ンテナで受信されたテレビジョン放送信号が、子機2に
入力される。入力端子43には、例えば、VTR等から出
力される画像データおよび音声データが入力される。出
力端子44からは、例えば、子機2で受信されているテ
レビジョン放送信号としての画像データおよび音声デー
タが出力される。
台の子機211乃至233の合計9台のテレビジョン受像機
が、横方向と縦方向に、それぞれ3台ずつ配置されるこ
とにより、図1AのスケーラブルTVシステムが構成さ
れる。
は、親機または子機としてのテレビジョン受像機の上、
下、左、または右に、他のテレビジョン受像機を直接配
置して構成する他、例えば、図6に示すスケーラブルT
Vシステム専用のラックに、テレビジョン受像機を配置
して構成することも可能である。このように専用のラッ
クを使用する場合には、スケーラブルTVシステムを構
成するテレビジョン受像機の位置ずれなどを、より強固
に防止することができる。
ョン受像機の上、下、左、または右に、他のテレビジョ
ン受像機を直接配置することによりスケーラブルTVシ
ステムを構成する場合には、例えば、親機1は、少なく
とも、子機232が存在しないと、図1Aに示したよう
に、第2行第2列に配置することができない。これに対
して、図6のスケーラブルTVシステム専用のラックを
用いる場合には、子機2 32が存在しなくても、親機1
を、第2行第2列に配置することができる。
す平面図である。
方向の4つの方向の他、その中間の4つの斜め方向の合
計8個の方向に操作(方向操作)することができる。さ
らに、セレクトボタンスイッチ51は、リモコン15の
上面に対して垂直方向にも押下操作(セレクト操作)す
ることができる。メニューボタンスイッチ54は、親機
1のCRT11(または子機2のCRT31)に、各種
の設定(例えば、上述した、子機ijが、スケーラブルT
Vシステムの第i列第j行に配置されているものである
ことの設定)や、所定の処理を行うことを指令するコマ
ンドの入力を行うためのメニュー画面を表示させるとき
に操作される。
は、そのメニュー画面における項目等を指示するカーソ
ルが、CRT11に表示される。このカーソルは、セレ
クトボタンスイッチ51を方向操作することで、その操
作に対応する方向に移動する。また、カーソルが、所定
の項目上の位置にあるときに、セレクトボタンスイッチ
51がセレクト操作されると、その項目の選択が確定さ
れる。なお、本実施の形態では、後述するように、メニ
ューに表示される項目の中にアイコンがあり、セレクト
ボタンスイッチ51は、アイコンをクリックするとき
も、セレクト操作される。
ー画面から元の通常の画面に戻る場合などに操作され
る。
をアップまたはダウンさせるときに操作される。チャン
ネルアップダウンボタンスイッチ53は、受信する放送
チャンネルの番号を、アップまたはダウンするときに操
作される。
ン(テンキー)スイッチ58は、表示されている数字を
入力するときに操作される。エンタボタンスイッチ57
は、数字ボタンスイッチ58の操作が完了したとき、数
字入力終了の意味で、それに続いて操作される。なお、
チャンネルを切り換えたときは、親機1のCRT11
(もしくは子機2のCRT31)に、新たなチャンネル
の番号などが、所定の時間、OSD(On Screen Displa
y)表示される。ディスプレイボタン56は、現在選択し
ているチャンネルの番号や、現在の音量等のOSD表示
のオン/オフを切り換えるときに操作される。
は、親機1(もしくは子機2)の入力を、後述する図1
0の内蔵するチューナ121(もしくは後述する図11
のチューナ141)、または図3の入力端子23(もし
くは図5の入力端子43)からの入力に切り換えるとき
に操作される。テレビ/DSS切換ボタンスイッチ60
は、チューナ121において地上波による放送を受信す
るテレビモード、または衛星放送を受信するDSS(Dig
ital Satellite System(Hughes Communications社の商
標))モードを選択するときに操作される。数字ボタンス
イッチ58を操作してチャンネルを切り換えると、切り
換え前のチャンネルが記憶され、ジャンプボタンスイッ
チ61は、この切り換え前の元のチャンネルに戻るとき
に操作される。
言語により放送が行われている場合において、所定の言
語を選択するときに操作される。ガイドボタンスイッチ
63は、CRT11に表示されている画像データに、ク
ローズドキャプションデータが含まれる場合に、そのク
ローズドキャプションデータを表示させるときに操作さ
れる。フェイバリッドボタンスイッチ64は、あらかじ
め設定されたユーザの好みのチャンネルを選択する場合
に操作される。
ッチ66、およびDSSボタンスイッチ67は、リモコ
ン15から出射される赤外線に対応するコマンドコード
の機器カテゴリを切り換えるためのボタンスイッチであ
る。即ち、リモコン15は(リモコン35も同様)、親
機1や子機2としてのテレビジョン受像機の他、図示せ
ぬSTBやIRDを遠隔制御することができるようにな
っており、ケーブルボタンスイッチ65は、CATV網
を介して伝送されてくる信号を受信するSTB(Set Top
Box)を、リモコン15によって制御する場合に操作さ
れる。ケーブルボタンスイッチ65の操作後は、リモコ
ン15からは、STBに割り当てられた機器カテゴリの
コマンドコードに対応する赤外線が出射される。同様
に、テレビボタンスイッチ66は、親機1(または子機
1)を、リモコン15によって制御する場合に操作され
る。DSSボタンスイッチ67は、衛星を介して伝送さ
れている信号を受信するIRD(Integrated Receiver a
nd Decorder)を、リモコン15によって制御する場合に
操作される。
9,70は、それぞれケーブルボタンスイッチ65、テ
レビボタンスイッチ66、またはDSSボタンスイッチ
67がオンにされたとき点灯し、これにより、リモコン
15が、現在、どのカテゴリの装置の制御が可能になっ
ているのかが、ユーザに示される。なお、LED68,
69,70は、それぞれケーブルボタンスイッチ65、
テレビボタンスイッチ66、またはDSSボタンスイッ
チ67がオフにされたときは消灯する。
電源ボタンスイッチ72、DSS電源ボタンスイッチ7
3は、STB、親機1(もしくは子機2)、またはIR
Dの電源をオン/オフするときに操作される。
機1(または子機2)のミューティング状態を設定また
は解除するときに操作される。スリープボタンスイッチ
75は、所定の時刻になった場合、または所定の時間が
経過した場合に、自動的に電源をオフするスリープモー
ドを設定または解除するときに操作される。
場合に、その操作に対応する赤外線を出射するようにな
っている。
成例を示す平面図である。
けるセレクトボタンスイッチ51乃至発光部76とそれ
ぞれ同様に構成されるセレクトボタンスイッチ81乃至
発光部106から構成されるため、その説明は省略す
る。
の構成例を示す平面図である。
向に操作可能なセレクトボタンスイッチ51に代えて、
上下左右の4方向の方向ボタンスイッチ111,11
2,113,114と、セレクト操作を行うためのボタ
ンスイッチ110が設けられている。さらに、図9の実
施の形態では、ケーブルボタンスイッチ65、テレビボ
タンスイッチ66、およびDSSボタンスイッチ67が
内照式とされ、図7におけるLED68乃至70が省略
されている。但し、ボタンスイッチ65乃至67の裏側
には、図示せぬLEDが配置されており、ボタンスイッ
チ65乃至67が操作されると、その操作に対応して、
その裏側に配置されているLEDがそれぞれ点灯または
消灯するようになっている。
は異なるものの、基本的には図7に示した場合と同様で
ある。
ける場合と同様に構成することが可能である。
するジャイロを内蔵させるようにすることができる。こ
の場合、リモコン15では、その内蔵するジャイロによ
って、リモコン15の移動方向と移動量を検出し、メニ
ュー画面において表示されるカーソルを、その移動方向
と移動量に対応して移動させるようにすることが可能で
ある。このように、リモコン15にジャイロを内蔵させ
る場合には、図7の実施の形態では、セレクトボタンス
イッチ51を8方向に移動することができるように構成
する必要がなくなり、また、図9の実施の形態では、方
向ボタンスイッチ111乃至114を設ける必要がなく
なる。同様に、リモコン35にも、ジャイロを内蔵させ
るようにすることが可能である。
示している。
ン放送信号は、チューナ121に供給され、CPU12
9の制御の下、検波、復調される。チューナ121の出
力は、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)復調
回路122に供給され、CPU129の制御の下、QP
SK復調される。QPSK復調回路122の出力は、エ
ラー訂正回路123に供給され、CPU129の制御の
下、エラーが検出、訂正され、デマルチプレクサ124
に供給される。
の制御の下、エラー訂正回路123の出力を、必要に応
じてデスクランブルし、さらに、所定のチャンネルのT
S(Transport Stream)パケットを抽出する。そして、デ
マルチプレクサ124は、画像データ(ビデオデータ)
のTSパケットを、MPEG(Moving Picture Experts
Group)ビデオデコーダ125に供給するととともに、音
声データ(オーディオデータ)のTSパケットを、MP
EGオーディオデコーダ126に供給する。また、デマ
ルチプレクサ124は、エラー訂正回路123の出力に
含まれるTSパケットを、必要に応じて、CPU129
に供給する。さらに、デマルチプレクサ124は、CP
U129から供給される画像データまたは音声データ
(TSパケットの形にされているものを含む)を受信
し、MPEGビデオデコーダ125またはMPEGオー
ディオデコーダ126に供給する。
チプレクサ124から供給される画像データのTSパケ
ットを、MPEGデコードし、フレームメモリ127に
供給する。MPEGオーディオデコーダ126は、デマ
ルチプレクサ124から供給される音声データのTSパ
ケットを、MPEGデコードする。MPEGオーディオ
デコーダ126でのデコードにより得られるLチャンネ
ルとRチャンネルの音声データは、スピーカユニット1
2Lと12Rに、それぞれ供給される。
デコーダ125が出力する画像データを、一時記憶し、
NTSC(National Television System Committee)エン
コーダ128に供給する。NTSCエンコーダ128
は、フレームメモリ127から供給される画像データを
NTSC方式の画像データに変換し、CRT11に供給
して表示させる。
lly Erasable Programable Read Only Memory)130
や、ROM(Read Only Memory)131に記憶されている
プログラムにしたがって各種の処理を実行し、これによ
り、例えば、チューナ121、QPSK復調回路12
2、エラー訂正回路123、デマルチプレクサ124、
IEEE1394インタフェース133、モデム136、信号処
理部137、およびユニット駆動部138を制御する。
また、CPU129は、デマルチプレクサ124から供
給されるデータを、IEEE1394インタフェース133に供
給し、IEEE1394インタフェース133から供給されるデ
ータを、デマルチプレクサ124や信号処理部137に
供給する。さらに、CPU129は、フロントパネル1
34やIR受信部135から供給されるコマンドに対応
した処理を実行する。また、CPU129は、モデム1
36を制御することにより、電話回線を通じて、図示せ
ぬサーバにアクセスし、バージョンアップされたプログ
ラムや必要なデータを取得する。
しておきたいデータやプログラムを記憶する。ROM1
31は、例えば、IPL(Initial Program Loader)のプ
ログラムを記憶している。なお、EEPROM130に
記憶されたデータやプログラムは、そこに上書きするこ
とで、バージョンアップすることができる。
要なデータやプログラムを一時記憶する。
ネル21(のIEEE1394端子2111乃至2133(図3))
に接続されており、IEEE1394の規格に準拠した通信を行
うためのインタフェースとして機能する。これにより、
IEEE1394インタフェース133は、CPU129から供
給されるデータを、IEEE1394の規格に準拠して、外部に
送信する一方、外部からIEEE1394の規格に準拠して送信
されてくるデータを受信し、CPU129に供給する。
では図示していないが、親機1の正面の一部に設けられ
ている。そして、フロントパネル134は、リモコン1
5(図7、図9)に設けられたボタンスイッチの一部を
有しており、フロントパネル134のボタンスイッチが
操作された場合には、その操作に対応する操作信号が、
CPU129に供給される。この場合、CPU129
は、フロントパネル134からの操作信号に対応した処
理を行う。
に対応して、リモコン15から送信されてくる赤外線を
受信(受光)する。さらに、IR受信部135は、その
受信した赤外線を光電変換し、その結果得られる信号
を、CPU129に供給する。この場合、CPU129
は、IR受信部135からの信号に対応した処理、即
ち、リモコン15の操作に対応した処理を行う。
制御を行い、これにより、CPU129から供給される
データを、電話回線を介して送信するとともに、電話回
線を介して送信されてくるデータを受信し、CPU12
9に供給する。
nal Processor)137A,EEPROM137B,RA
M137Cなどで構成されており、CPU129の制御
の下、フレームメモリ127に記憶された画像データな
どに対して、各種のディジタル信号処理を施す。
37Bに記憶されたプログラムにしたがい、必要に応じ
て、EEPROM137Bに記憶されたデータを用い
て、各種の信号処理を行う。EEPROM137Bは、
DSP137Aが各種の処理を行うためのプログラムや
必要なデータを記憶している。RAM137Cは、DS
P137Aが各種の処理を行う上で必要なデータやプロ
グラムを一時記憶する。
データやプログラムは、そこに上書きすることで、バー
ジョンアップすることができる。
としては、例えば、クローズドキャプションデータのデ
コードや、フレームメモリ127に記憶された画像デー
タへのクローズドキャプションデータの重畳、フレーム
メモリ127に記憶された画像データの拡大、ノイズ除
去などがある。また、信号処理部137は、その他、O
SD表示するOSDデータを生成し、フレームメモリ1
27に記憶された画像データに重畳する。
制御にしたがい、スピーカユニット12Lおよび12R
を駆動し、これにより、スピーカユニット12Lおよび
12Rを構成するスピーカの指向性の主軸の方向を、所
定の方向に向けさせる。
ようにして、テレビジョン放送番組としての画像と音声
が出力される(画像が表示され、音声が出力される)。
放送信号としてのトランスポートストリームが、チュー
ナ121,QPSK復調回路122、およびエラー訂正
回路123を介して、デマルチプレクサ124に供給さ
れる。デマルチプレクサ124は、トランスポートスト
リームから、所定の番組のTSパケットを抽出し、画像
データのTSパケットを、MPEGビデオデコーダ12
5に供給するとともに、音声データのTSパケットを、
MPEGオーディオデコーダ126に供給する。
デマルチプレクサ124からのTSパケットがMPEG
デコードされる。そして、その結果られる画像データ
が、MPEGビデオデコーダ125から、フレームメモ
リ127およびNTSCエンコーダ128を経由して、
CRT11に供給されて表示される。
では、デマルチプレクサ124からのTSパケットがM
PEGデコードされる。そして、その結果られる音声デ
ータが、MPEGオーディオデコーダ126から、スピ
ーカユニット12Lおよび12Rに供給されて出力され
る。
示している。
ニット駆動部138とそれぞれ同様に構成されるチュー
ナ141乃至ユニット駆動部158から構成されるた
め、その説明は省略する。
に示したように、それぞれ独立して、アンテナ端子22
と42を有するので、図1のスケーラブルTVシステム
を構成するテレビジョン受像機としての親機1と子機2
には、それぞれに、アンテナ(からのケーブル)を接続
することが可能である。しかしながら、親機1と子機2
それぞれに、アンテナを接続する場合には、配線が煩雑
になるおそれがある。そこで、スケーラブルTVシステ
ムにおいては、そのスケーラブルTVシステムを構成す
るテレビジョン受像機のうちのいずれか1つにアンテナ
を接続し、そのテレビジョン受像機で受信されたテレビ
ジョン放送信号を、例えば、IEEE1394通信によって、他
のテレビジョン受像機に分配するようにすることが可能
である。
ネル21のIEEE1394端子21ij(図3)と、子機2ijの
端子パネル41のIEEE1394端子411(図5)とが、IEE
E1394ケーブルによって接続されることにより、親機1
と子機2とが、電気的に接続され、これにより、親機1
と子機2との間で、IEEE1394通信(IEEE1394の規格に準
拠した通信)が行われ、各種のデータ等がやりとりされ
る。
EE1394通信について説明する。
り、IEEE1394通信は、データのアイソクロナス(isochro
nous)転送を行うことができることから、画像や音声と
いったリアルタイムで再生する必要のあるデータの転送
に適している。
器(IEEE1394機器)どうしの間では、125μs(マイ
クロ秒)周期で、最大で、100μsの伝送帯域(時間
ではあるが、帯域と呼ばれる)を使用して、データのア
イソクロナス転送を行うことができる。また、上述の伝
送帯域の範囲内であれば、複数チャンネルで、アイソク
ロナス転送を行うことができる。
ヤ構造を示している。
層(Transaction Layer)、リンク層(Link Layer)、およ
び物理層(Physical Layer)の3層の階層構造を有する。
各階層は、相互に通信し、また、それぞれの階層は、シ
リアルバス管理(Serial BusManagement)と通信を行う。
さらに、トランザクション層およびリンク層は、上位の
アプリケーションとの通信も行う。この通信に用いられ
る送受信メッセージは、要求(Request)、指示(表示)
(Indication)、応答(Response)、確認(Confirmation)の
4種類があり、図12における矢印は、この通信を示し
ている。
通信は要求を表し、".ind"は指示を表す。また、".res
p"は応答を、".conf"は確認をそれぞれ表す。例えば、T
R_CONT.reqは、シリアルバス管理から、トランザクショ
ン層に送られる、要求の通信である。
からの要求により、他のIEEE1394機器(IEEE1394インタ
フェースを有する機器)とデータ通信を行う為のアシン
クロナス(asynchronous)伝送サービスを提供し、ISO/IE
C13213で必要とされるリクエストレスポンスプロトコル
(Request Response Protocol)を実現する。即ち、IEEE1
394規格によるデータ転送方式としては、上述したアイ
ソクロナス伝送の他、アシンクロナス伝送があり、トラ
ンザクション層は、アシンクロナス伝送の処理を行う。
アシンクロナス伝送で伝送されるデータは、トランザク
ション層のプロトコルに要求する処理の単位であるリー
ドトランザクション(read Transaction)、ライトトラン
ザクション(write Transaction)、ロックトランザクシ
ョン(lockTransaction)の3種類のトランザクションに
よって、IEEE1394機器間で伝送される。
を用いたデータ伝送サービス、アドレス処理、データエ
ラー確認、データのフレーミング等の処理を行う。リン
ク層が行う1つのパケット伝送はサブアクションと呼ば
れ、サブアクションには、アシンクロナスサブアクショ
ン(Asynchronous Subaction)およびアイソクロナスサブ
アクション(Isochronous Subaction)の2種類がある。
(IEEE1394においてアクセスできる単位)を特定する物
理ID(Physical Identification)、およびノード内のア
ドレスを指定して行われ、データを受信したノードは、
アクノリッジを返送する。但し、IEEE1394シリアルバス
内の全てのノードにデータを送るアシンクロナスブロー
ドキャストサブアクションでは、データを受信したノー
ドは、アクノリッジを返送しない。
は、データが、一定周期(前述したように、125μ
s)で、チャンネル番号を指定して伝送される。なお、
アイソクロナスサブアクションでは、アクノリッジは返
送されない。
を電気信号に変換する。さらに、物理層は、リンク層か
らのアービトレーション(IEEE1394通信を行うノードが
競合したときの調停)の要求に対する処理を行ったり、
バスリセットに伴うIEEE1394シリアルバスの再コンフィ
グレーションを実行し、物理IDの自動割り当てを行った
りする。
機能の実現とISO/IEC13212のCSR(Control&Status Regis
ter Architecture)が提供される。シリアスバス管理
は、ノードコントローラ(Node Controllor)、アイソク
ロナスリソースマネージャ(Isochronous Resource Mana
ger)、およびバスマネージャ(Bus Manager)の機能を有
する。ノードコントローラは、ノードの状態、物理ID等
を制御するとともに、トランザクション層、リンク層、
および物理層を制御する。アイソクロナスリソースマネ
ージャは、アイソクロナス通信に用いられるリソースの
利用状況を提供するもので、アイソクロナス通信を行う
ためには、IEEE1394シリアルバスに接続された機器の中
に少なくとも1つ、アイソクロナスリソースマネージャ
の機能を有するIEEE1394機器が必要である。バスマネー
ジャは、各機能の中では、最も高機能であり、IEEE1394
シリアルバスの最適利用を図ることを目的とする。な
お、アイソクロナスリソースマネージャとバスマネージ
ャの存在は、任意である。
ドディジーチェインのいずれの接続も可能であるが、IE
EE1394機器が新たに接続されたりすると、バスリセット
が行われ、ツリー識別や、ルートノード、物理ID、アイ
ソクロナスリソースマネージャ、サイクルマスタ、バス
マネージャの決定等が行われる。
機器としてのノード間の親子関係が決定される。また、
ルートノードは、アービトレーションによってIEEE1394
シリアルバスを使用する権利を獲得したノードの指定等
を行う。物理IDは、self-IDパケットと呼ばれるパケッ
トが、各ノードに転送されることにより決定される。な
お、self-IDパケットには、ノードのデータ転送レート
や、ノードがアイソクロナスリソースマネージャになれ
るかどうかといった情報が含まれる。
述したように、アイソクロナス通信に用いられるリソー
スの利用状況を提供するノードで、後述する帯域幅レジ
スタ(BANDWIDTH_AVAILABLEレジスタ)や、チャンネル
番号レジスタ(CHANNELS_AVAILABLEレジスタ)を有す
る。さらに、アイソクロナスリソースマネージャは、バ
スマネージャとなるノードの物理IDを示すレジスタも有
する。なお、IEEE1394シリアルバスで接続されたIEEE13
94機器としてのノードの中に、バスマネージャが存在し
ない場合には、アイソクロナスリソースマネージャが、
簡易的なバスマネージャとして機能する。
周期である125μsごとに、IEEE1394シリアルバス上
に、サイクルスタートパケットを送信する。このため、
サイクルマスタは、その周期(125μs)をカウント
するためのサイクルタイムレジスタ(CYCLE_TIMEレジス
タ)を有する。なお、ルートノードがサイクルマスタに
なるが、ルートノードがサイクルマスタとしての機能を
有していない場合には、バスマネージャがルートノード
を変更する。
上における電力の管理や、上述したルートノードの変更
等を行う。
クロナスリソースマネージャの決定等が行われると、IE
EE1394シリアルバスを介してのデータ伝送が可能な状態
となる。
イソクロナス伝送では、伝送帯域および伝送チャンネル
が確保され、その後、データが配置されたパケット(ア
イソクロナスパケット)が伝送される。
マスタが125μs周期でサイクルスタートパケット
を、IEEE1394シリアルバス上にブロードキャストする。
サイクルスタートパケットがブロードキャストされる
と、アイソクロナスパケットの伝送を行うことが可能な
状態となる。
ロナスリソースマネージャの提供する伝送帯域確保用の
帯域幅レジスタと、チャンネル確保用のチャンネル番号
レジスタを書き換えて、アイソクロナス伝送のための資
源の確保を宣言する必要がある。
番号レジスタは、ISO/IEC13213で規定されている64ビ
ットのアドレス空間を有する、後述するCSR(Control&St
atusRegister)の1つとして割り当てられる。
で、上位19ビットは予約領域とされており、下位13
ビットが、現在使用することが可能な伝送帯域(bw_rema
ining)を表す。
00000000000001001100110011B(Bは、その前の値が2進
数であることを表す)(=4915)となっている。こ
れは、次のような理由による。即ち、IEEE1394では、15
72.864Mbps(bit per second)で、32ビットの伝送に要
する時間が、1として定義されており、上述の125μs
は、00000000000000000001100000000000B(=614
4)に相当する。しかしながら、IEEE1394では、アイソ
クロナス伝送に使用することのできる伝送帯域は、1周
期である125μsのうちの80%であることが定めら
れている。従って、アイソクロナス伝送で使用可能な最
大の伝送帯域は、100μsであり、100μsは、上
述のように、00000000000000000001001100110011B(=
4915)となる。
送で使用される最大の伝送帯域である100μsを除い
た残りの25μsの伝送帯域は、アシンクロナス伝送で
使用される。アシンクロナス伝送は、帯域幅レジスタや
チャンネル番号レジスタの記憶値を読み出すとき等に用
いられる。
そのための伝送帯域を確保する必要がある。即ち、例え
ば、1周期である125μsのうちの、10μsの伝送帯域
を使用してアイソクロナス伝送を行う場合には、その1
0μsの伝送帯域を確保する必要がある。この伝送帯域
の確保は、帯域幅レジスタの値を書き換えることで行わ
れる。即ち、上述のように、10μsの伝送帯域を確保す
る場合には、その10μsに相当する値である492
を、帯域幅レジスタの値から減算し、その減算値を、帯
域幅レジスタにセットする。従って、例えば、いま、帯
域幅レジスタの値が4915になっていた場合(アイソ
クロナス伝送が、まったく行われていない場合)に、10
μsの伝送帯域を確保するときには、帯域幅レジスタの
値が、上述の4915から、その4915から10μs
に相当する492を減算した4423(=000000000000
00000001000101000111B)に書き換えられる。
用)しようとする伝送帯域を減算した値が0よりも小さ
くなる場合は、伝送帯域を確保することができず、従っ
て、帯域幅レジスタの値は書き換えられないし、さら
に、アイソクロナス伝送を行うこともできない。
ような伝送帯域の確保を行う他、伝送チャンネルも確保
しなければならない。この伝送チャンネルの確保は、チ
ャンネル番号レジスタを書き換えることで行われる。
レジスタで、各ビットが、各チャンネルに対応してい
る。即ち、第nビット(最下位ビットからn番目のビッ
ト)は、その値が1であるときは、第n−1チャンネル
が未使用状態であることを表し、0であるときは、第n
−1チャンネルが使用状態であることを表す。従って、
どのチャンネルも使用されていない場合には、チャンネ
ル番号レジスタは、11111111111111111111111111111111
11111111111111111111111111111111Bとなっており、例
えば、第1チャンネルが確保されると、チャンネル番号
レジスタは、11111111111111111111111111111111111111
11111111111111111111111101Bに書き換えられる。
ように64ビットであるから、アイソクロナス伝送で
は、最大で、第0乃至第63チャンネルの64チャンネ
ルの確保が可能であるが、第63チャンネルは、アイソ
クロナスパケットをブロードキャストする場合に用いら
れる。
送帯域および伝送チャンネルの確保を行った上で行われ
るから、伝送レートを保証したデータ伝送を行うことが
でき、上述したように、画像や音声といったリアルタイ
ムで再生する必要のあるデータ伝送に特に適している。
ISO/IEC13213で規定された64ビットのアドレス空間を
有するCSRアーキテクチャに準拠している。
空間を示している。
ノードIDであり、残りの48ビットは、各ノードに与え
られたアドレス空間の指定に使われる。この上位16ビ
ットは、さらにバスIDの10ビットと物理ID(狭義のノ
ードID)の6ビットに分かれる。すべてのビットが1と
なる値は、特別な目的で使用されるため、1023個の
バスと63個のノードを指定することができる。
6テラバイトのアドレス空間のうちの上位20ビットで
規定される空間は、2048バイトのCSR特有のレジス
タやIEEE1394特有のレジスタ等に使用されるイニシャル
レジスタスペース(Initial Register Space)、プライベ
ートスペース(Private Space)、およびイニシャルメモ
リスペース(Initial Memory Space)などに分割され、下
位28ビットで規定される空間は、その上位20ビット
で規定される空間が、イニシャルレジスタスペースであ
る場合、コンフィギレーションROM(Configuration R
OM)、ノード特有の用途に使用されるイニシャルユニッ
トスペース(Initial Unit Space)、プラグコントロール
レジスタ(Plug Control Register(PCRs))などとして用
いられる。
トアドレス、名前、および働きを示している。
イニシャルレジスタスペースが始まるFFFFF0000000h(h
は、その前の値が16進数であることを表す)番地から
のオフセットアドレスを示している。オフセット220hを
有する帯域幅レジスタは、上述したように、アイソクロ
ナス通信に割り当て可能な帯域を示しており、アイソク
ロナスリソースマネージャとして動作しているノードの
値だけが有効とされる。即ち、図13のCSRは、各ノー
ドが有しているが、帯域幅レジスタについては、アイソ
クロナスリソースマネージャのものだけが有効とされ
る。従って、帯域幅レジスタは、実質的に、アイソクロ
ナスリソースマネージャだけが有する。
レジスタは、上述したように、その各ビットが0乃至6
3番のチャンネル番号のそれぞれに対応し、ビットが0
である場合には、そのチャンネルが既に割り当てられて
いることを示している。チャンネル番号レジスタも、ア
イソクロナスリソースマネージャとして動作しているノ
ードのもののみが有効である。
ス内のアドレス400h乃至800hに、ゼネラルROMフォー
マットに基づいたコンフィギレーションROMが配置さ
れる。
マットを示している。
は、ノードの中にアドレス空間を共通に使用しつつ独立
して動作をするユニットを複数個有することができる。
ユニットディレクトリ(unit directories)は、このユニ
ットに対するソフトウェアのバージョンや位置を示すこ
とができる。バスインフォブロック(bus info block)と
ルートディレクトリ(root directory)の位置は固定され
ているが、その他のブロックの位置はオフセットアドレ
スによって指定される。
ク、ルートディレクトリ、およびユニットディレクトリ
の詳細を示している。
は、機器の製造者を示すID番号が格納される。Chip ID
には、その機器固有の、他の機器と重複のない世界で唯
一のIDが記憶される。また、IEC1833の規格により、IEC
1883を満たした機器のユニットディレクトリのユニット
スペックID(unit spec id)の、ファーストオクテットに
は00hが、セカンドオクテットにはA0hが、サードオクテ
ットには2Dhが、それぞれ書き込まれる。さらに、ユニ
ットスイッチバージョン(unit sw version)のファース
トオクテットには、01hが、サードオクテットのLSB(Lea
st Significant Bit)には、1が書き込まれる。
ペース内のアドレス900h乃至9FFhに、IEC1883に規定さ
れるPCR(Plug Control Register)を有する。これは、ア
ナログインタフェースに類似した信号経路を論理的に形
成するために、プラグという概念を実体化したものであ
る。
る。
g Control Resister)と、入力プラグを表すiPCR(input
Plug Control Register)を有する。また、PCRは、各機
器固有の出力プラグまたは入力プラグの情報を示すレジ
スタoMPR(output Master Plug Register)とiMPR(input
Master Plug Register)を有する。IEEE1394機器は、oMP
RおよびiMPRをそれぞれ複数持つことはないが、個々の
プラグに対応したoPCRおよびiPCRを、IEEE1394機器の能
力によって複数持つことが可能である。図17に示した
PCRは、それぞれ31個のoPCR#0乃至#30およびiPCR#0乃
至#30を有する。アイソクロナスデータの流れは、これ
らのプラグに対応するレジスタを操作することによって
制御される。
の構成を示している。
の構成を、図18CはiMPRの構成を、図18DはiPCRの
構成を、それぞれ示している。
タレートケイパビリティ(data ratecapability)には、
その機器が送信または受信可能なアイソクロナスデータ
の最大伝送速度を示すコードが格納される。oMPRのブロ
ードキャストチャンネルベース(broadcast channel bas
e)は、ブロードキャスト出力に使用されるチャンネルの
番号を規定する。
ウトプットプラグス(number of output plugs)には、そ
の機器が有する出力プラグ数、即ち、oPCRの数を示す値
が格納される。iMPRのLSB側の5ビットのナンバーオ
ブインプットプラグス(number of input plugs)には、
その機器が有する入力プラグ数、即ち、iPCRの数を示す
値が格納される。non-persistent extension fieldおよ
びpersistent extension fieldは、将来の拡張の為に定
義された領域である。
e)は、プラグの使用状態を示す。即ち、その値が1であ
ればそのプラグがON-LINEであり、0であればOFF-LINE
であることを示す。oPCRおよびiPCRのブロードキャスト
コネクションカウンタ(broadcast connection counter)
の値は、ブロードキャストコネクションの有り(1)ま
たは無し(0)を表す。oPCRおよびiPCRの6ビット幅を
有するポイントトウポイントコネクションカウンタ(poi
nt-to-point connection counter)が有する値は、その
プラグが有するポイントトウポイントコネクション(poi
nt-to-point connection)の数を表す。
ンネルナンバー(channel number)が有する値は、そのプ
ラグが接続されるアイソクロナスチャンネルの番号を示
す。oPCRの2ビット幅を有するデータレート(data rat
e)の値は、そのプラグから出力されるアイソクロナスデ
ータのパケットの現実の伝送速度を示す。oPCRの4ビッ
ト幅を有するオーバーヘッドID(overhead ID)に格納さ
れるコードは、アイソクロナス通信のオーバーのバンド
幅を示す。oPCRの10ビット幅を有するペイロード(pay
load)の値は、そのプラグが取り扱うことができるアイ
ソクロナスパケットに含まれるデータの最大値を表す。
EE1394機器については、その制御のためのコマンドとし
て、AV/Cコマンドセットが規定されている。そこで、本
実施の形態でも、親機1は、このAV/Cコマンドセットを
利用して、子機2を制御するようになっている。但し、
親機1から子機2を制御するにあたっては、AV/Cコマン
ドセット以外の独自のコマンド体系を用いることも可能
である。
単に説明する。
送されるAV/Cコマンドセットのパケットのデータ構造を
示している。
l)機器を制御するためのコマンドセットで、AV/Cコマン
ドセットを用いた制御系では、ノード間において、AV/C
コマンドフレームおよびレスポンスフレームが、FCP(Fu
nction Control Protocol)を用いてやり取りされる。バ
スおよびAV機器に負担をかけないために、コマンドに
対するレスポンスは、100ms以内に行うことになっ
ている。
ットのデータは、水平方向32ビット(=1 quadlet)
で構成されている。図中上段はパケットのヘッダ部分(p
acketheader)を示しており、図中下段はデータブロック
(data block)を示している。destination_IDは、宛先を
示している。
V/CコマンドセットではCTS=“0000”である。ctyp
e/responseは、パケットがコマンドの場合はコマンドの
機能分類を示し、パケットがレスポンスの場合はコマン
ドの処理結果を示す。コマンドは大きく分けて、(1)
機能を外部から制御するコマンド(CONTROL)、(2)外
部から状態を問い合わせるコマンド(STATUS)、(3)制
御コマンドのサポートの有無を外部から問い合わせるコ
マンド(GENERAL INQUIRY(opcodeのサポートの有無)お
よびSPECIFIC INQUIRY(opcodeおよびoperandsのサポー
トの有無))、(4)状態の変化を外部に知らせるよう
要求するコマンド(NOTIFY)の4種類が定義されている。
れる。CONTROLコマンドに対するレスポンスには、NOT I
NPLEMENTED(実装されていない)、ACCEPTED(受け入れ
る)、REJECTED(拒絶)、およびINTERIM(暫定)があ
る。STATUSコマンドに対するレスポンスには、NOT INPL
EMENTED、REJECTED、IN TRANSITION(移行中)、および
STABLE(安定)がある。GENERAL INQUIRYおよびSPECIFI
C INQUIRYコマンドに対するレスポンスには、IMPLEMENT
ED(実装されている)、およびNOT IMPLEMENTEDがあ
る。NOTIFYコマンドに対するレスポンスには、NOT IMPL
EMENTED,REJECTED,INTERIM、およびCHANGED(変化し
た)がある。
ために設けられており、例えば、tape recorder/playe
r,tuner等が割り当てられる。同じ種類のsubunitが複
数存在する場合の判別を行うために、判別番号としてsu
bunit id(subunit typeの後に配置される)でアドレッ
シングを行う。opcodeはコマンドを表しており、operan
dはコマンドのパラメータを表している。Additional op
erandsは追加のoperandが配置されるフィールドであ
る。paddingはパケット長を所定のビット数とするため
にダミーのデータが配置されるフィールドである。data
CRC(Cyclic Redundancy Check)はデータ伝送時のエラ
ーチェックに使われるCRCが配置される。
示している。
している。図中上段がコマンド(Command)を表してお
り、図中下段がレスポンス(Response)を表している。
“0000”にはCONTROL、“0001”にはSTATUS、
“0010”にはSPECIFIC INQUIRY、“0011”には
NOTIFY、“0100”にはGENERAL INQUIRYが割り当て
られている。“0101乃至0111”は将来の仕様の
ために予約確保されている。また、“1000”にはNO
T INPLEMENTED、“1001”にはACCEPTED、“101
0”にはREJECTED、“1011”にはIN TRANSITION、
“1100”にはIMPLEMENTED/STABLE、“1101”に
はCHNGED、“1111”にはINTERIMが割り当てられて
いる。“1110”は将来の仕様のために予約確保され
ている。
ている。“00000”にはVideoMonitor、“0001
1”にはDisk recorder/Player、“00100”にはTa
perecorder/Player、“00101”にはTuner、“00
111”にはVideo Camera、“11100”にはVendor
unique、“11110”にはSubunit type extended t
o next byteが割り当てられている。なお、“1111
1”にはunitが割り当てられているが、これは機器その
ものに送られる場合に用いられ、例えば電源のオンオフ
などが挙げられる。
る。各subunit type毎にopcodeのテーブルが存在し、こ
こでは、subunit typeがTape recorder/Playerの場合の
opcodeを示している。また、opcode毎にoperandが定義
されている。ここでは、“00h”にはVENDOR-DEPENDE
NT、“50h”にはSEACH MODE、“51h”にはTIMECO
DE、“52h”にはATN、“60h”にはOPEN MIC、
“61h”にはREAD MIC、“62h”にはWRITE MIC、
“C1h”にはLOAD MEDIUM、“C2h”にはRECORD、
“C3h”にはPLAY、“C4h”にはWINDが、それぞれ
割り当てられている。
体例を示している。
される側)としての再生機器に再生指示を行う場合、コ
ントローラ(制御する側)は、図21Aのようなコマン
ドをターゲットに送る。このコマンドは、AV/Cコマンド
セットを使用しているため、CTS=“0000”となっ
ている。ctypeは、機器を外部から制御するコマンド(CO
NTROL)を用いるため、“0000”となっている(図2
0A)。subunit typeは、Tape recorder/Playerである
ことより、“00100”となっている(図20B)。
idは、ID#0の場合を示しており、000となっている。
opcodeは、再生を意味する“C3h”となっている(図
20C)。operandは、FORWARDを意味する“75h”と
なっている。そして、再生されると、ターゲットは、図
21Bのようなレスポンスをコントローラに返す。ここ
では、受け入れを意味するacceptedがresponseに配置さ
れており、responseは、“1001”となっている(図
20A参照)。responseを除いて、他は図21Aと同じ
であるので説明は省略する。
1と子機2との間では、上述のようなAV/Cコマンドセッ
トを用いて、各種の制御が行われる。但し、本実施の形
態では、親機1と子機2との間で行われる制御のうち、
既定のコマンドとレスポンスで対処できないものについ
ては、新たなコマンドとレスポンスが定義されており、
その新たなコマンドとレスポンスを用いて、各種の制御
が行われる。
ンドセットについては、「WHITE SERISE No.181 IEEE13
94マルチメディアインタフェース」株式会社トリケップ
ス発行、にその詳細が説明されている。
137では(図11に示した子機2の信号処理部157
においても同様)、上述したように、DSP137Aが
プログラムを実行することにより、各種のディジタル信
号処理を行うが、そのうちの1つとして、画像データ
を、第1の画像データから第2の画像データに変換する
画像変換処理がある。
像度の画像データとするとともに、第2の画像データを
高解像度の画像データとすれば、画像変換処理は、解像
度を向上させる解像度向上処理ということができる。ま
た、例えば、第1の画像データを低S/N(Siginal/Noi
se)の画像データとするとともに、第2の画像データを
高S/Nの画像データとすれば、画像変換処理は、ノイ
ズを除去するノイズ除去処理ということができる。さら
に、例えば、第1の画像データを所定のサイズの画像デ
ータとするとともに、第2の画像データを、第1の画像
データのサイズを大きくまたは小さくした画像データと
すれば、画像変換処理は、画像のリサイズ(拡大または
縮小)を行うリサイズ処理ということができる。
び第2の画像データをどのように定義するかによって、
様々な処理を実現することができる。
う信号処理部137の機能的構成例を示している。な
お、図22の機能的構成は、信号処理部137のDSP
137Aが、EEPROM137Bに記憶されたプログ
ラムを実行することで実現される。
ムメモリ127に記憶された画像データ、またはCPU
129から供給される画像データが、第1の画像データ
として、タップ抽出部161および162に供給され
る。
を構成する画素を、順次、注目画素とし、さらに、その
注目画素の画素値を予測するのに用いる第1の画像デー
タを構成する画素(の画素値)の幾つかを、予測タップ
として抽出する。
画素に対応する、第1の画像データの画素に対して、空
間的または時間的に近い位置にある複数の画素(例え
ば、注目画素に対応する、第1の画像データの画素と、
それに空間的に隣接する画素など)を、予測タップとし
て抽出する。
かのクラスのうちのいずれかにクラス分けするクラス分
類を行うのに用いる第1の画像データを構成する画素の
幾つかを、クラスタップとして抽出する。
に、予測タップとクラスタップは、同一のタップ構造を
有するものとする。但し、予測タップとクラスタップと
は、異なるタップ構造とすることが可能である。
は、予測部165に供給され、タップ抽出部162で得
られたクラスタップは、クラス分類部163に供給され
る。
2からのクラスタップに基づき、注目画素をクラス分類
し、その結果得られるクラスに対応するクラスコード
を、係数メモリ164に供給する。
例えば、ADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)等を採
用することができる。
成する画素の画素値が、ADRC処理され、その結果得られ
るADRCコードにしたがって、注目画素のクラスが決定さ
れる。
クラスタップを構成する画素の画素値の最大値MAXと最
小値MINが検出され、DR=MAX-MINを、集合の局所的なダ
イナミックレンジとし、このダイナミックレンジDRに基
づいて、クラスタップを構成する画素値がKビットに再
量子化される。即ち、クラスタップを構成する各画素の
画素値から、最小値MINが減算され、その減算値がDR/2K
で除算(量子化)される。そして、以上のようにして得
られる、クラスタップを構成するKビットの各画素の画
素値を、所定の順番で並べたビット列が、ADRCコードと
して出力される。従って、クラスタップが、例えば、1
ビットADRC処理された場合には、そのクラスタップを構
成する各画素の画素値は、最小値MINが減算された後
に、最大値MAXと最小値MINとの平均値で除算され(小数
点以下切り捨て)、これにより、各画素の画素値が1ビ
ットとされる(2値化される)。そして、その1ビット
の画素値を所定の順番で並べたビット列が、ADRCコード
として出力される。
クラスタップを構成する画素の画素値のレベル分布のパ
ターンを、そのままクラスコードとして出力させること
も可能である。しかしながら、この場合、クラスタップ
が、N個の画素の画素値で構成され、各画素の画素値
に、Kビットが割り当てられているとすると、クラス分
類部163が出力するクラスコードの場合の数は、(2
N)K通りとなり、画素の画素値のビット数Kに指数的に
比例した膨大な数となる。
クラスタップの情報量を、上述のADRC処理や、あるいは
ベクトル量子化等によって圧縮することにより、クラス
分類を行うのが好ましい。
ら供給されるクラスごとのタップ係数を記憶し、さら
に、その記憶したタップ係数のうちの、クラス分類部1
63から供給されるクラスコードに対応するアドレスに
記憶されているタップ係数(クラス分類部163から供
給されるクラスコードが表すクラスのタップ係数)を、
予測部165に供給する。
ルタにおける、いわゆるタップにおいて入力データと乗
算される係数に相当するものである。
力する予測タップと、係数メモリ164が出力するタッ
プ係数とを取得し、その予測タップとタップ係数とを用
いて、注目画素の真値の予測値を求める所定の予測演算
を行う。これにより、予測部165は、注目画素の画素
値(の予測値)、即ち、第2の画像データを構成する画
素の画素値を求めて出力する。
に記憶されている係数種データと、パラメータメモリ1
68に記憶されたパラメータとに基づいて、クラスごと
のタップ係数を生成し、係数メモリ164に供給して上
書きする形で記憶させる。
ータの学習によって得られるクラスごとの係数種データ
を記憶している。ここで、係数種データは、タップ係数
を生成する、いわば種になるデータである。
コン15を操作すること等によって、CPU129(図
10)から供給されるパラメータを上書きする形で記憶
する。
て、図22の信号処理部137による画像変換処理につ
いて説明する。
る第1の画像データに対する第2の画像データを構成す
る各画素が、順次、注目画素とされる。そして、ステッ
プS1において、パラメータメモリ168は、CPU1
29からパラメータが供給されたかどうかを判定し、供
給されたと判定した場合、ステップS2に進み、パラメ
ータメモリ168は、その供給されたパラメータを上書
きする形で記憶し、ステップS3に進む。
9からパラメータが供給されていないと判定された場
合、ステップS2をスキップして、ステップS3に進
む。
PU129からパラメータが供給された場合、即ち、例
えば、ユーザがリモコン15を操作して、パラメータが
入力された場合、あるいは、CPU129においてパラ
メータが設定された場合には、その記憶内容が、入力ま
たは設定されたパラメータによって更新される。
係数種メモリ167からクラスごとの係数種データを読
み出すとともに、パラメータメモリ168からパラメー
タを読み出し、その係数種データとパラメータに基づい
て、クラスごとのタップ係数を求める。そして、ステッ
プS4に進み、係数生成部166は、そのクラスごとの
タップ係数を、係数メモリ164に供給し、上書きする
形で記憶させ、ステップS5に進む。
162が、そこに供給される第1の画像データから、注
目画素についての予測タップとクラスタップとするもの
を、それぞれ抽出する。そして、予測タップは、タップ
抽出部161から予測部165に供給され、クラスタッ
プは、タップ抽出部162からクラス分類部163に供
給される。
2から、注目画素についてのクラスタップを受信し、ス
テップS6において、そのクラスタップに基づき、注目
画素をクラス分類する。さらに、クラス分類部163
は、そのクラス分類の結果得られる注目画素のクラスを
表すクラスコードを、係数メモリ164に出力し、ステ
ップS7に進む。
クラス分類部163から供給されるクラスコードに対応
するアドレスに記憶されているタップ係数を読み出して
出力する。さらに、ステップS7では、予測部165
が、係数メモリ164が出力するタップ係数を取得し、
ステップS8に進む。
プ抽出部161が出力する予測タップと、係数メモリ1
64から取得したタップ係数とを用いて、所定の予測演
算を行う。これにより、予測部165は、注目画素の画
素値を求め、フレームメモリ127(図10)に書き込
んで、ステップS9に進む。
が、まだ、注目画素としていない第2の画像データがあ
るかどうかを判定する。ステップS9において、まだ、
注目画素としていない第2の画像データがあると判定さ
れた場合、その、まだ注目画素とされていない第2の画
像データの画素のうちの1つが、新たに注目画素とさ
れ、ステップS1に戻り、以下、同様の処理が繰り返さ
れる。
画素とされていない第2の画像データがないと判定され
た場合、処理を終了する。
びS4の処理は、パラメータメモリ168に、新たなパ
ラメータ上書きされた場合に行い、他の場合はスキップ
することが可能である。
演算、係数生成部166におけるタップ係数の生成、お
よび係数種メモリ167に記憶させる係数種データの学
習について説明する。
ータ)を第2の画像データとするとともに、その高画質
画像データをLPF(Low Pass Filter)によってフィル
タリングする等してその画質(解像度)を低下させた低
画質の画像データ(低画質画像データ)を第1の画像デ
ータとして、低画質画像データから予測タップを抽出
し、その予測タップとタップ係数を用いて、高画質画素
の画素値を、所定の予測演算によって求める(予測す
る)ことを考える。
形1次予測演算を採用することとすると、高画質画素の
画素値yは、次の線形1次式によって求められることに
なる。
画素yについての予測タップを構成する、n番目の低画
質画像データの画素(以下、適宜、低画質画素という)
の画素値を表し、wnは、n番目の低画質画素(の画素
値)と乗算されるn番目のタップ係数を表す。なお、式
(1)では、予測タップが、N個の低画質画素x1,
x2,・・・,xNで構成されるものとしてある。
(1)に示した線形1次式ではなく、2次以上の高次の
式によって求めるようにすることも可能である。
部166において、タップ係数wnが、係数種メモリ1
67に記憶された係数種データと、パラメータメモリ1
68に記憶されたパラメータとから生成されるが、この
係数生成部166におけるタップ係数wnの生成が、例
えば、係数種データとパラメータを用いた次式によって
行われることとする。
目のタップ係数wnを求めるのに用いられるm番目の係
数種データを表し、zは、パラメータを表す。なお、式
(2)では、タップ係数wnが、M個の係数種データβ
n,1,βn,2,・・・,βn,Mを用いて求められるように
なっている。
zから、タップ係数wnを求める式は、式(2)に限定
されるものではない。
って決まる値zm-1を、新たな変数tmを導入して、次式
で定義する。
り、次式が得られる。
数種データβn,mと変数tmとの線形1次式によって求め
られることになる。
素の画素値の真値をykと表すとともに、式(1)によ
って得られるその真値ykの予測値をyk’と表すと、そ
の予測誤差ekは、次式で表される。
(1)にしたがって求められるため、式(5)のyk’
を、式(1)にしたがって置き換えると、次式が得られ
る。
サンプルの高画質画素についての予測タップを構成する
n番目の低画質画素を表す。
とにより、次式が得られる。
データβn,mが、高画質画素を予測するのに最適なもの
となるが、すべての高画質画素について、そのような係
数種データβn,mを求めることは、一般には困難であ
る。
であることを表す規範として、例えば、最小自乗法を採
用することとすると、最適な係数種データβn,mは、次
式で表される自乗誤差の総和Eを最小にすることで求め
ることができる。
素ykと、その高画質画素ykについての予測タップを構
成する低画質画素x1,k,x2,k,・・・,xN,kとのセ
ットのサンプル数(学習用のサンプルの数)を表す。
小値)は、式(9)に示すように、総和Eを係数種デー
タβn,mで偏微分したものを0とするβn,mによって与え
られる。
り、次式が得られる。
(12)に示すように定義する。
i,pを用いた式(13)に示す正規方程式で表すことが
できる。
出し法(Gauss-Jordanの消去法)などを用いることによ
り、係数種データβn,mについて解くことができる。
数の高画質画素y1,y2,・・・,yKを学習の教師と
なる教師データとするとともに、各高画質画素ykにつ
いての予測タップを構成する低画質画素x1,k,x2,k,
・・・,xN,kを学習の生徒となる生徒データとして、
式(13)を解く学習を行うことにより求められた係数
種データβn,mが、係数種メモリ167に記憶されてお
り、係数生成部166では、その係数種データβ
n,mと、パラメータメモリ168に記憶されたパラメー
タzから、式(2)にしたがって、タップ係数wnが生
成される。そして、予測部165において、そのタップ
係数wnと、高画質画素としての注目画素についての予
測タップを構成する低画質画素(第1の画像データの画
素)xnを用いて、式(1)が計算されることにより、
高画質画素としての注目画素の画素値(に近い予測値)
が求められる。
をたてて解くことにより係数種データβn,mを求める学
習を行う学習装置の構成例を示している。
に用いられる学習用画像データが入力されるようになっ
ている。ここで、学習用画像データとしては、例えば、
解像度の高い高画質画像データを用いることができる。
教師データ生成部171と生徒データ生成部173に供
給される。
れる学習用画像データから教師データを生成し、教師デ
ータ記憶部172に供給する。即ち、ここでは、教師デ
ータ生成部171は、学習用画像データとしての高画質
画像データを、そのまま教師データとして、教師データ
記憶部172に供給する。
成部171から供給される教師データとしての高画質画
像データを記憶する。
ータから生徒データを生成し、生徒データ記憶部174
に供給する。即ち、生徒データ生成部173は、学習用
画像データとしての高画質画像データをフィルタリング
することにより、その解像度を低下させることで、低画
質画像データを生成し、この低画質画像データを、生徒
データとして、生徒データ記憶部174に供給する。
習用画像データの他、図22のパラメータメモリ168
に供給されるパラメータzが取り得る範囲の幾つかの値
が、パラメータ生成部180から供給されるようになっ
ている。即ち、いま、パラメータzが取り得る値が0乃
至Zの範囲の実数であるとすると、生徒データ生成部1
73には、例えば、z=0,1,2,・・・,Zが、パ
ラメータ生成部180から供給されるようになってい
る。
ータとしての高画質画像データを、そこに供給されるパ
ラメータzに対応するカットオフ周波数のLPFによっ
てフィルタリングすることにより、生徒データとしての
低画質画像データを生成する。
3では、図25に示すように、学習用画像データとして
の高画質画像データについて、Z+1種類の、解像度の
異なる生徒データとしての低画質画像データが生成され
る。
値が大きくなるほど、カットオフ周波数の高いLPFを
用いて、高画質画像データをフィルタリングし、生徒デ
ータとしての低画質画像データを生成するものとする。
従って、ここでは。値の大きいパラメータzに対応する
低画質画像データほど、解像度が高い。
るために、生徒データ生成部173において、高画質画
像データの水平方向および垂直方向の両方向の解像度
を、パラメータzに対応する分だけ低下させた低画質画
像データを生成するものとする。
は、生徒データ生成部173から供給される生徒データ
を記憶する。
172に記憶された教師データとしての高画質画像デー
タを構成する画素を、順次、注目教師画素とし、その注
目教師画素について、生徒データ記憶部174に記憶さ
れた生徒データとしての低画質画像データを構成する低
画質画素のうちの所定のものを抽出することにより、図
22のタップ抽出部161が構成するのと同一のタップ
構造の予測タップを構成し、足し込み部178に供給す
る。
いて、生徒データ記憶部174に記憶された生徒データ
としての低画質画像データを構成する低画質画素のうち
の所定のものを抽出することにより、図22のタップ抽
出部162が構成するのと同一のタップ構造のクラスタ
ップを構成し、クラス分類部177に供給する。
パラメータ生成部180が生成するパラメータzが供給
されるようになっており、タップ抽出部175と176
は、パラメータ生成部180から供給されるパラメータ
zに対応して生成された生徒データ(ここでは、パラメ
ータzに対応するカットオフ周波数のLPFを用いて生
成された生徒データとしての低画質画像データ)を用い
て、予測タップとクラスタップをそれぞれ構成する。
6が出力するクラスタップに基づき、図22のクラス分
類部163と同一のクラス分類を行い、その結果得られ
るクラスに対応するクラスコードを、足し込み部178
に出力する。
72から、注目教師画素を読み出し、その注目教師画
素、タップ抽出部175から供給される注目教師画素に
ついて構成された予測タップを構成する生徒データ、お
よびその生徒データを生成したときのパラメータzを対
象とした足し込みを、クラス分類部177から供給され
るクラスコードごとに行う。
記憶部172に記憶された教師データyk、タップ抽出
部175が出力する予測タップxi,k(xj,k)、および
クラス分類部177が出力するクラスコードの他、その
予測タップを構成するのに用いられた生徒データを生成
したときのパラメータzも、パラメータ生成部180か
ら供給されるようになっている。
部177から供給されるクラスコードに対応するクラス
ごとに、予測タップ(生徒データ)xi,k(xj,k)とパ
ラメータzを用い、式(13)の左辺の行列における、
式(11)で定義されるコンポーネントXi,p,j,qを求
めるための生徒データおよびパラメータzの乗算(xi
,ktpxj,ktq)と、サメーション(Σ)に相当する演
算を行う。なお、式(11)のtpは、式(3)にした
がって、パラメータzから計算される。式(11)のt
qも同様である。
ラス分類部177から供給されるクラスコードに対応す
るクラスごとに、予測タップ(生徒データ)xi,k、教
師データyk、およびパラメータzを用い、式(13)
の右辺のベクトルにおける、式(12)で定義されるコ
ンポーネントYi,pを求めるための生徒データxi,k、教
師データyk、およびパラメータzの乗算(xi,kt
pyk)と、サメーション(Σ)に相当する演算を行う。
なお、式(12)のtpは、式(3)にしたがって、パ
ラメータzから計算される。
師画素とされた教師データについて求められた式(1
3)における左辺の行列のコンポーネントX
i,p,j,qと、右辺のベクトルのコンポーネントYi,pを、
その内蔵するメモリ(図示せず)に記憶しており、その
行列のコンポーネントXi,p,j,qまたはベクトルのコン
ポーネントYi,pに対して、新たに注目教師画素とされ
た教師データについて、その教師データyk、生徒デー
タxi,k(xj,k)、およびパラメータzを用いて計算され
る、対応するコンポーネントxi,ktpxj,ktqまたはx
i,ktpykを足し込む(式(11)のコンポーネントX
i,p,j,qまたは式(12)のコンポーネントYi,pにおけ
るサメーションで表される加算を行う)。
・・,Zのすべての値のパラメータzにつき、教師デー
タ記憶部172に記憶された教師データすべてを注目教
師画素として、上述の足し込みを行うことにより、各ク
ラスについて、式(13)に示した正規方程式をたてる
と、その正規方程式を、係数種算出部179に供給す
る。
から供給されるクラスごとの正規方程式を解くことによ
り、各クラスごとの係数種データβm,nを求めて出力す
る。
メータメモリ168に供給されるパラメータzが取り得
る範囲の幾つかの値としての、例えば、上述したような
z=0,1,2,・・・,Zを生成し、生徒データ生成
部173に供給する。また、パラメータ生成部180
は、生成したパラメータzを、タップ抽出部175およ
び176、並びに足し込み部178にも供給する。
て、図24の学習装置の処理(学習処理)について、説
明する。
師データ生成部171と生徒データ生成部173が、学
習用画像データから、教師データと生徒データを、それ
ぞれ生成して出力する。即ち、教師データ生成部171
は、学習用画像データを、そのまま、教師データとして
出力する。また、生徒データ生成部171には、パラメ
ータ生成部180が生成するZ+1個の値のパラメータ
zが供給され、生徒データ生成部171は、学習用画像
データを、パラメータ生成部180からのZ+1個の値
(0,1,・・・,Z)のパラメータzに対応するカッ
トオフ周波数のLPFによってフィルタリングすること
により、各フレームの教師データ(学習用画像データ)
について、Z+1フレームの生徒データを生成して出力
する。
ータは、教師データ記憶部172に供給されて記憶さ
れ、生徒データ生成部173が出力する生徒データは、
生徒データ記憶部174に供給されて記憶される。
タ生成部180は、パラメータzを、初期値としての、
例えば0にセットし、タップ抽出部175および17
6、並びに足し込み部178に供給して、ステップS2
3に進む。ステップS23では、タップ抽出部175
は、教師データ記憶部172に記憶された教師データの
うち、まだ、注目教師画素としていないものを、注目教
師画素とする。さらに、ステップS23では、タップ抽
出部175が、注目教師画素について、生徒データ記憶
部174に記憶された、パラメータ生成部180が出力
するパラメータzに対する生徒データ(注目教師画素と
なっている教師データに対応する学習用画像データを、
パラメータzに対応するカットオフ周波数のLPFによ
ってフィルタリングすることにより生成された生徒デー
タ)から予測タップを構成し、足し込み部178に供給
するとともに、タップ抽出部176が、やはり、注目教
師画素について、生徒データ記憶部174に記憶され
た、パラメータ生成部180が出力するパラメータzに
対する生徒データからクラスタップを構成し、クラス分
類部177に供給する。
類部177は、注目教師画素についてのクラスタップに
基づき、注目教師画素のクラス分類を行い、その結果得
られるクラスに対応するクラスコードを、足し込み部1
78に出力して、ステップS25に進む。
は、教師データ記憶部172から注目教師画素を読み出
し、その注目教師画素、タップ抽出部175から供給さ
れる予測タップ、パラメータ生成部180が出力するパ
ラメータzを用い、式(13)における左辺の行列のコ
ンポーネントxi,Ktpxj,Ktqと、右辺のベクトルのコ
ンポーネントxi,KtpyKを計算する。さらに、足し込
み部178は、既に得られている行列のコンポーネント
とベクトルのコンポーネントのうち、クラス分類部17
7からのクラスコードに対応するものに対して、注目画
素、予測タップ、およびパラメータzから求められた行
列のコンポーネントxi,Ktpxj,Ktqとベクトルのコン
ポーネントxi,KtpyKを足し込み、ステップS26に
進む。
80が、自身が出力しているパラメータzが、その取り
得る値の最大値であるZに等しいかどうかを判定する。
ステップS26において、パラメータ生成部180が出
力しているパラメータzが最大値Zに等しくない(最大
値Z未満である)と判定された場合、ステップS27に
進み、パラメータ生成部180は、パラメータzに1を
加算し、その加算値を新たなパラメータzとして、タッ
プ抽出部175および176、並びに足し込み部178
に出力する。そして、ステップS23に戻り、以下、同
様の処理が繰り返される。
タzが最大値Zに等しいと判定された場合、ステップS
28に進み、タップ抽出部175が、教師データ記憶部
172に、まだ、注目教師画素としていない教師データ
が記憶されているかどうかを判定する。ステップS28
において、注目教師画素としていない教師データが、ま
だ、教師データ記憶部172に記憶されていると判定さ
れた場合、タップ抽出部175は、まだ注目教師画素と
していない教師データを、新たに、注目教師画素とし
て、ステップS22に戻り、以下、同様の処理が繰り返
される。
画素としていない教師データが、教師データ記憶部17
2に記憶されていないと判定された場合、足し込み部1
78は、いままでの処理によって得られたクラスごとの
式(13)における左辺の行列と、右辺のベクトルを、
係数種算出部179に供給し、ステップS29に進む。
は、足し込み部178から供給されるクラスごとの式
(13)における左辺の行列と右辺のベクトルによって
構成されるクラスごとの正規方程式を解くことにより、
各クラスごとに、係数種データβm,nを求めて出力し、
処理を終了する。
こと等に起因して、係数種データを求めるのに必要な数
の正規方程式が得られないクラスが生じることがあり得
るが、そのようなクラスについては、係数種算出部17
9は、例えば、デフォルトの係数種データを出力するよ
うになっている。
に示したように、学習用画像データとしての高画質画像
データを教師データとするとともに、その高画質画像デ
ータに、パラメータzに対応して解像度を劣化させた低
画質画像データを生徒データとして、式(4)によって
係数種データβm,nとパラメータzに対応する変数tmと
で表されるタップ係数wn、並びに生徒データxnから、
式(1)の線形1次式で予測される教師データの予測値
yの自乗誤差の総和を最小にする係数種データβm,nを
直接求める学習を行うようにしたが、係数種データβ
m,nの学習は、その他、例えば、図27に示すようにし
て行うことが可能である。
実施の形態における場合と同様に、学習用画像データと
しての高画質画像データを教師データとするとともに、
その高画質画像データを、パラメータzに対応したカッ
トオフ周波数のLPFによってフィルタリングすること
により、その水平解像度および垂直解像度を低下させた
低画質画像データを生徒データとして、まず最初に、タ
ップ係数wn、並びに生徒データxnを用いて式(1)の
線形1次予測式で予測される教師データの予測値yの自
乗誤差の総和を最小にするタップ係数wnが、パラメー
タzの値(ここでは、z=0,1,・・・,Z)ごとに
求められる。さらに、図27の実施の形態では、求めら
れたタップ係数wnを教師データとするとともに、パラ
メータzを生徒データとして、式(4)によって係数種
データβm,n、並びに生徒データであるパラメータzに
対応する変数tmから予測される教師データとしてのタ
ップ係数wnの予測値の自乗誤差の総和を最小にする係
数種データβm,nを求める学習が行われる。
式(1)の線形1次予測式で予測される教師データの予
測値yの自乗誤差の総和Eを最小(極小)にするタップ
係数wnは、その総和Eをタップ係数wnで偏微分したも
のを0とするものであり、従って、次式を満たす必要が
ある。
で偏微分すると、次式が得られる。
る。
ことにより、式(16)は、式(17)に示す正規方程
式で表すことができる。
(13)の正規方程式における場合と同様に、掃き出し
法(Gauss-Jordanの消去法)などを用いることにより、
タップ係数wnについて解くことができる。
り、最適なタップ係数(ここでは、自乗誤差の総和Eを
最小にするタップ係数)wnは、クラスごとに、かつパ
ラメータzの値(z=0,1,・・・,Z)ごとに求め
られる。
り、係数種データβm,nと、パラメータzに対応する変
数tmとから、タップ係数が求められるが、いま、この
式(4)によって求められるタップ係数を、wn’と表
すこととすると、次の式(18)で表される、最適なタ
ップ係数wnと式(4)により求められるタップ係数
wn’との誤差enを0とする係数種データβn,mが、最
適なタップ係数wnを求めるのに最適なものとなるが、
すべてのタップ係数wnについて、そのような係数種デ
ータβn,mを求めることは、一般には困難である。
次式のように変形することができる。
であることを表す規範として、例えば、やはり、最小自
乗法を採用することとすると、最適な係数種データβ
n,mは、次式で表される自乗誤差の総和Eを最小にする
ことで求めることができる。
(極小値)は、式(21)に示すように、総和Eを係数
種データβn,mで偏微分したものを0とするβn,mによっ
て与えられる。
により、次式が得られる。
4)に示すように定義する。
いた式(25)に示す正規方程式で表すことができる。
出し法(Gauss-Jordanの消去法)などを用いることによ
り、係数種データβn,mについて解くことができる。
をたてて解くことにより係数種データβn,mを求める学
習を行う学習装置の構成例を示している。なお、図中、
図24における場合と対応する部分については、同一の
符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略す
る。
7が出力する注目教師画素についてのクラスコードと、
パラメータ生成部180が出力するパラメータzが供給
されるようになっている。そして、足し込み部190
は、教師データ記憶部172から、注目教師画素を読み
出し、その注目教師画素と、タップ抽出部175から供
給される注目教師画素について構成された予測タップを
構成する生徒データとを対象とした足し込みを、クラス
分類部177から供給されるクラスコードごとに、かつ
パラメータ生成部180が出力するパラメータzの値ご
とに行う。
記憶部172に記憶された教師データyk、タップ抽出
部175が出力する予測タップxn,k、クラス分類部1
77が出力するクラスコード、およびパラメータ生成部
180が出力する、予測タップxn,kを構成するのに用
いられた生徒データを生成したときのパラメータzが供
給される。
部177から供給されるクラスコードに対応するクラス
ごとに、かつパラメータ生成部180が出力するパラメ
ータzの値ごとに、予測タップ(生徒データ)xn,kを
用い、式(17)の左辺の行列における生徒データどう
しの乗算(xn,kxn',k)と、サメーション(Σ)に相
当する演算を行う。
ラス分類部177から供給されるクラスコードに対応す
るクラスごとに、かつパラメータ生成部180が出力す
るパラメータzの値ごとに、予測タップ(生徒データ)
xn,kと教師データykを用い、式(17)の右辺のベク
トルにおける生徒データxn,kおよび教師データykの乗
算(xn,kyk)と、サメーション(Σ)に相当する演算
を行う。
師画素とされた教師データについて求められた式(1
7)における左辺の行列のコンポーネント(Σxn,kx
n',k)と、右辺のベクトルのコンポーネント(Σxn,k
yk)を、その内蔵するメモリ(図示せず)に記憶して
おり、その行列のコンポーネント(Σxn,kxn',k)ま
たはベクトルのコンポーネント(Σxn,kyk)に対し
て、新たに注目教師画素とされた教師データについて、
その教師データyk+1および生徒データxn,k+1を用いて
計算される、対応するコンポーネントxn,k+1xn',k+1
またはxn,k+1yk+1を足し込む(式(17)のサメーシ
ョンで表される加算を行う)。
記憶部172に記憶された教師データすべてを注目教師
画素として、上述の足し込みを行うことにより、各クラ
スについて、パラメータzの各値ごとに、式(17)に
示した正規方程式をたてると、その正規方程式を、タッ
プ係数算出部191に供給する。
90から供給される各クラスについての、パラメータz
の値ごとの正規方程式を解くことにより、各クラスにつ
いて、パラメータzの値ごとの最適なタップ係数wnを
求め、足し込み部192に供給する。
ラメータz(に対応する変数tm)と、最適なタップ係
数wnを対象とした足し込みを行う。
から式(3)によって求められる変数ti(tj)を用
い、式(25)の左辺の行列における、式(23)で定
義されるコンポーネントXi,jを求めるためのパラメー
タzに対応する変数ti(tj)どうしの乗算(titj)
と、サメーション(Σ)に相当する演算を、クラスごと
に行う。
ータzによってのみ決まるものであり、クラスとは関係
がないので、コンポーネントXi,jの計算は、実際に
は、クラスごとに行う必要はなく、1回行うだけで済
む。
zから式(3)によって求められる変数tiと、最適な
タップ係数wnとを用い、式(25)の右辺のベクトル
における、式(24)で定義されるコンポーネントYi
を求めるためのパラメータzに対応する変数tiおよび
最適なタップ係数wnの乗算(tiwn)と、サメーショ
ン(Σ)に相当する演算を、クラスごとに行う。
(23)で表されるコンポーネントXi,jと、式(2
4)で表されるコンポーネントYiを求めることによ
り、各クラスについて、式(25)の正規方程式をたて
ると、その正規方程式を、係数種算出部193に供給す
る。
から供給されるクラスごとの式(25)の正規方程式を
解くことにより、各クラスごとの係数種データβm,nを
求めて出力する。
メモリ167には、以上のようにして求められたクラス
ごとの係数種データβm,nを記憶させておくようにする
こともできる。
ては、例えば、係数種メモリ167を設けずに、図28
のタップ係数算出部191が出力するパラメータzの各
値ごとの最適なタップ係数wnをメモリに記憶させてお
き、パラメータメモリ168に記憶されたパラメータz
に応じて、メモリに記憶された最適なタップ係数を選択
して、係数メモリ164にセットするようにすることも
可能である。但し、この場合、パラメータzが取り得る
値の数に比例した大きな容量のメモリが必要となる。こ
れに対して、係数種メモリ167を設け、係数種データ
を記憶させておく場合には、係数種メモリ167の記憶
容量は、パラメータzが取り得る値の数に依存しないの
で、係数種メモリ167として、小さな容量のメモリを
採用することができる。さらに、係数種データβm,nを
記憶させておく場合には、その係数種データβm,nと、
パラメータzの値とから、式(2)によりタップ係数w
nが生成されることから、パラメータzの値に応じた、
いわば連続的なタップ係数w nを得ることができる。そ
して、その結果、図22の予測部165が第2の画像デ
ータとして出力する高画質画像データの画質を、無段階
に滑らかに調整することが可能となる。
を、そのまま第2の画像データに対応する教師データと
するとともに、その学習用画像データの解像度を劣化さ
せた低画質画像データを、第1の画像データに対応する
生徒データとして、係数種データの学習を行うようにし
たことから、係数種データとしては、第1の画像データ
を、その解像度を向上させた第2の画像データに変換す
る解像度向上処理としての画像変換処理を行うものを得
ることができる。
PROM137Aに、その係数種データを記憶させてお
くとともに、図22の機能的構成を実現し、かつ図23
のフローチャートにしたがった画像変換処理を行うプロ
グラムを記憶させておくことにより、信号処理部137
では、パラメータzに対応して、画像データの水平解像
度および垂直解像度を向上させることができる。
データと、第2の画像データに対応する教師データとす
る画像データの選択の仕方によって、係数種データとし
ては、各種の画像変換処理を行うものを得ることができ
る。
ータとするとともに、その教師データとしての高画質画
像データに対して、パラメータzに対応するレベルのノ
イズを重畳した画像データを生徒データとして、学習処
理を行うことにより、係数種データとしては、第1の画
像データを、そこに含まれるノイズを除去(低減)した
第2の画像データに変換するノイズ除去処理としての画
像変換処理を行うものを得ることができる。
タとするとともに、その教師データとしての画像データ
の画素数を、パラメータzに対応して間引いた画像デー
タを生徒データとして、または、パラメータzに対応す
るサイズの画像データを生徒データとするとともに、そ
の生徒データとしての画像データの画素を所定の間引き
率で間引いた画像データを教師データとして、学習処理
を行うことにより、係数種データとしては、第1の画像
データを、拡大または縮小した第2の画像データに変換
するリサイズ処理としての画像変換処理を行うものを得
ることができる。
PROM137Aに、ノイズ除去処理用の係数種データ
や、リサイズ処理用の係数種データを記憶させておくこ
とにより、信号処理部137では、パラメータzに対応
して、画像データのノイズ除去やリサイズ(拡大または
縮小)を行うことができる。
nを、式(2)に示したように、β1,nz 0+β2,nz1+
・・・+βM,nzM-1で定義し、この式(2)によって、
水平および垂直方向の解像度を、いずれも、パラメータ
zに対応して向上させるためのタップ係数wnを求める
ようにしたが、タップ係数wnとしては、水平解像度と
垂直解像度を、独立のパラメータzxとzyに対応して、
それぞれ独立に向上させるものを求めるようにすること
も可能である。
て、例えば、3次式β1,nzx 0zy 0+β2,nzx 1zy 0+β
3,nzx 2zy 0+β4,nzx 3zy 0+β5,nzx 0zy 1+β6,nz
x 0zy 2+β7,nzx 0zy 3+β8,nzx 1zy 1+β9,nzx 2zy
1+β10,nzx 1zy 2で定義するとともに、式(3)で定
義した変数tmを、式(3)に代えて、t1=zx 0zy 0,
t2=zx 1zy 0,t3=zx 2zy 0,t4=zx 3zy 0,t5=
zx 0zy 1,t6=zx 0zy 2,t7=zx 0zy 3,t8=zx 1
zy 1,t9=zx 2zy 1,t10=zx 1zy 2で定義する。こ
の場合も、タップ係数wnは、最終的には、式(4)で
表すことができ、従って、学習装置(図24、図28)
において、パラメータzxとzyに対応して、教師データ
の水平解像度と垂直解像度をそれぞれ劣化させた画像デ
ータを、生徒データとして用いて学習を行って、係数種
データβm,nを求めることにより、水平解像度と垂直解
像度を、独立のパラメータzxとzyに対応して、それぞ
れ独立に向上させるタップ係数wnを求めることができ
る。
それぞれに対応するパラメータzxとzyに加えて、さら
に、時間方向の解像度に対応するパラメータztを導入
することにより、水平解像度、垂直解像度、時間解像度
を、独立のパラメータzx,zy,ztに対応して、それ
ぞれ独立に向上させるタップ係数wnを求めることが可
能となる。
上処理における場合と同様に、水平および垂直方向を、
いずれもパラメータzに対応する拡大率(または縮小
率)でリサイズするタップ係数wnの他、水平と垂直方
向を、それぞれパラメータzxとzyに対応する拡大率
で、独立にリサイズするタップ係数wnを求めることが
可能である。
いて、パラメータzxに対応して教師データの水平解像
度および垂直解像度を劣化させるとともに、パラメータ
zyに対応して教師データにノイズを付加した画像デー
タを、生徒データとして用いて学習を行って、係数種デ
ータβm,nを求めることにより、パラメータzxに対応し
て水平解像度および垂直解像度を向上させるとともに、
パラメータzyに対応してノイズ除去を行うタップ係数
wnを求めることができる。
能は、親機1のみならず、子機2も有している。
行う子機2(図11)の信号処理部157の機能的構成
例を示している。なお、図29の機能的構成も、図22
の信号処理部137における場合と同様に、信号処理部
157のDSP157Aが、EEPROM157Bに記
憶されたプログラムを実行することで実現される。
7は、親機1の信号処理部137(図22)のタップ抽
出部161乃至パラメータメモリ168とそれぞれ同様
に構成されるタップ抽出部201乃至パラメータメモリ
208で構成されるため、その説明は省略する。
2の信号処理部157には、同一の係数種データを記憶
させておくことも可能であるが、本実施の形態では、少
なくとも一部が異なる係数種データを記憶させておくも
のとする。
には、リサイズ処理用の係数種データと、解像度向上処
理用の係数種データを記憶させておき、子機2の信号処
理部157には、リサイズ処理用の係数種データと、ノ
イズ除去処理用の係数種データを記憶させておくものと
する。
37には、リサイズ処理用の係数種データを記憶させて
おき、ある1つの子機2ijの信号処理部157には、ノ
イズ除去処理用の係数種データを記憶させておくととも
に、他の1つの子機2pqの信号処理部157には、解像
度向上処理用の係数種データを記憶させておくことも可
能である。
機2の信号処理部157の両方に、各種の処理を行うた
めの係数種データを記憶させておくことも可能である
が、その場合、その各種の処理を行うための係数種デー
タを、EEPROM137Bと157Bに記憶させる必
要がある。従って、EEPROM137Bと157Bと
して、記憶容量の大きなものが必要となり、親機1や子
機2のコストが大になる。
Vシステムにおいて、親機1と子機2とは、IEEE1394通
信が可能なように接続されることから、親機1または子
機2は、子機2または親機1が有する係数種データを、
IEEE1394通信によって取得することができる。従って、
例えば、ノイズ除去処理を行う係数種データを記憶して
いる子機2が親機1に接続されれば、親機1は、自身が
その係数種データを有していなくても(記憶していなく
ても)、子機2から係数種データを取得して、ノイズ除
去処理を行うことが可能となる。
ケーラブルTVシステムとして接続される子機2が増加
するほど、実行可能な処理、つまり機能が増加すること
になる。
Bとして、記憶容量の小さいものを採用することがで
き、親機1や子機2のコストを低減することができる。
さらに、この場合、親機1に加えて、子機2を増設して
いくほど、スケーラブルTVシステム全体としての機能
が増加することから、ユーザに、子機の購入意欲を起こ
させることができる。そして、ユーザが、新たな子機を
購入した場合でも、ユーザが既に所有している子機2
は、その子機2が有する係数種データを用いて行われる
処理に必要であり、ユーザがその所有している子機2を
廃棄することを防止することができる。その結果、資源
の有効利用に資することができる。
において、信号処理部157は、子機2単体では、処理
を行わないようになっている。即ち、子機2の信号処理
部157は、IEEE1394通信によって、親機1から、CP
U149(図11)を経由してコマンドを受信した場合
に、そのコマンドに対応して処理を行うようになってい
る。
受信されたテレビジョン放送信号に対応する画像を、C
RT31に表示するとともに、音声を、スピーカユニッ
ト32Lおよび32Rから出力する機能(以下、適宜、
TV機能という)と、信号処理部157が処理を行うこ
とによって提供される機能(以下、適宜、特別機能とい
う)とを有するが、単体では、TV機能しか使用でき
ず、特別機能は使用することができない。即ち、子機2
の特別機能を使用するには、その子機2が、親機1に接
続され、スケーラブルTVシステムを構成する必要があ
る。
て、図10の親機1の処理について説明する。
PU129は、端子パネル21に、何らかの機器が接続
されるか、または、IEEE1394インタフェース133もし
くはIR受信部135から、何らかのコマンドが供給さ
れるというイベントが生じたかどうかを判定し、何らの
イベントも生じていないと判定した場合、ステップS4
1に戻る。
ル21に機器が接続されるイベントが生じたと判定され
た場合、ステップS42に進み、CPU129は、後述
する図31の認証処理を行い、ステップS41に戻る。
たかどうかを判定するには、端子パネル21に機器が接
続されたことを検出する必要があるが、この検出は、例
えば、次のようにして行われる。
たIEEE1394端子21ijに、(IEEE1394ケーブルを介し
て)機器が接続されると、そのIEEE1394端子21ijの端
子電圧が変化する。IEEE1394インタフェース133は、
この端子電圧の変化を、CPU129に報告するように
なっており、CPU129は、IEEE1394インタフェース
133から、端子電圧の変化の報告を受けることによっ
て、端子パネル21に機器が新たに接続されたことを検
出する。なお、CPU129は、例えば、同様の手法
で、端子パネル21から機器が切り離されたことを認識
する。
インタフェース133もしくはIR受信部135から、
何らかのコマンドが供給されるイベントが生じたと判定
された場合、ステップS43に進み、親機1では、その
コマンドに対応した処理が行われ、ステップS41に戻
る。
て、親機1が図30のステップS42で行う認証処理に
ついて説明する。
新たに接続された機器(以下、適宜、接続機器という)
が、正当なIEEE1394機器であるかどうかについての認証
と、そのIEEE1394機器が、親機または子機となるテレビ
ジョン受像機(スケーラブル対応機)であるかどうかい
ついての認証の2つの認証が行われる。
に、ステップS51において、CPU129は、IEEE13
94インタフェース133を制御することにより、接続機
器に対して、相互認証を行うことを要求する認証要求コ
マンドを送信させ、ステップS52に進む。
証要求コマンドに対応するレスポンスが、接続機器から
返ってきたかどうかを判定する。ステップS52におい
て、認証要求コマンドに対応するレスポンスが、接続機
器から返ってきていないと判定された場合、ステップS
53に進み、CPU129は、タイムオーバとなったか
どうか、即ち、認証要求コマンドを送信してから所定の
時間が経過したかどうかを判定する。
あると判定された場合、即ち、認証要求コマンドを、接
続機器に送信してから、所定の時間が経過しても、その
接続機器から、認証要求コマンドに対応するレスポンス
が返ってこない場合、ステップS54に進み、CPU1
29は、接続機器が正当なIEEE1394機器でなく、認証に
失敗したとして、動作モードを、その接続機器との間で
は、何らのデータのやりとりも行わないモードである単
体モードに設定して、リターンする。
94機器でない接続機器との間では、IEEE1394通信は勿
論、何らのデータのやりとりも行わない。
ーバでないと判定された場合、ステップS52に戻り、
以下、同様の処理を繰り返す。
求コマンドに対応するレスポンスが、接続機器から返っ
てきたと判定された場合、即ち、接続機器からのレスポ
ンスが、IEEE1394インタフェース133で受信され、C
PU129に供給された場合、ステップS55に進み、
CPU129は、所定のアルゴリズムにしたがって、乱
数(疑似乱数)R1を生成し、IEEE1394インタフェース
133を介して、接続機器に送信する。
29は、ステップS55で送信した乱数R1に対して、
その乱数R1を、所定の暗号化アルゴリズム(例えば、
DES(Data Encryption Standard)や、FEAL(Fast data En
cipherment Algorithm)、RC5などの秘密鍵暗号化方式)
で暗号化した暗号化乱数E’(R1)が、接続機器から
送信されてきたかどうかを判定する。
号化乱数E’(R1)が送信されてきていないと判定さ
れた場合、ステップS57に進み、CPU129は、タ
イムオーバとなったかどうか、即ち、乱数R1を送信し
てから所定の時間が経過したかどうかを判定する。
あると判定された場合、即ち、乱数R1を、接続機器に
送信してから、所定の時間が経過しても、その接続機器
から、暗号化乱数E’(R1)が送信されてこない場
合、ステップS54に進み、CPU129は、上述した
ように、接続機器が正当なIEEE1394機器でないとして、
動作モードを単体モードに設定して、リターンする。
ーバでないと判定された場合、ステップS56に戻り、
以下、同様の処理を繰り返す。
器から暗号化乱数E’(R1)が送信されてきたと判定
された場合、即ち、接続機器からの暗号化乱数E’(R
1)が、IEEE1394インタフェース133で受信され、C
PU129に供給された場合、ステップS58に進み、
CPU129は、ステップS55で生成した乱数R1
を、所定の暗号化アルゴリズムで暗号化し、暗号化乱数
E(R1)を生成して、ステップS59に進む。
続機器から送信されてきた暗号化乱数E’(R1)と、
自身がステップS58で生成した暗号化乱数E(R1)
とが等しいかどうかを判定する。
(R1)とE(R1)とが等しくないと判定された場
合、即ち、接続機器で採用されている暗号化アルゴリズ
ム(必要に応じて、暗号化に用いられる秘密鍵も含む)
が、CPU129で採用されている暗号化アルゴリズム
と異なるものである場合、ステップS54に進み、CP
U129は、上述したように、接続機器が正当なIEEE13
94機器でないとして、動作モードを単体モードに設定し
て、リターンする。
数E’(R1)とE(R1)とが等しいと判定された場
合、即ち、接続機器で採用されている暗号化アルゴリズ
ムが、CPU129で採用されている暗号化アルゴリズ
ムと等しいものである場合、ステップS60に進み、C
PU129は、接続機器が親機1の認証を行うための乱
数R2が、接続機器から送信されてきたかどうかを判定
する。
されてきていないと判定された場合、ステップS61に
進み、CPU129は、タイムオーバとなったかどう
か、即ち、例えば、ステップS59で暗号化乱数E’
(R1)とE(R1)とが等しいと判定されてから、所
定の時間が経過したかどうかを判定する。
あると判定された場合、即ち、相当の時間が経過して
も、接続機器から、乱数R2が送信されてこない場合、
ステップS54に進み、CPU129は、上述したよう
に、接続機器が正当なIEEE1394機器でないとして、動作
モードを単体モードに設定して、リターンする。
ーバでないと判定された場合、ステップS60に戻り、
以下、同様の処理を繰り返す。
器から、乱数R2が送信されてきたと判定された場合、
即ち、接続機器からの乱数R2が、IEEE1394インタフェ
ース133で受信され、CPU129に供給された場
合、ステップS62に進み、CPU129は、乱数R2
を所定の暗号化アルゴリズムで暗号化し、暗号化乱数E
(R1)を生成して、IEEE1394インタフェース133を
介して、接続機器に送信する。
器から乱数R2が送信されてきた時点で、接続機器が正
当なIEEE1394機器であることの認証が成功する。
29は、IEEE1394インタフェース133を制御すること
により、接続機器の機器IDと機能情報を要求する機能情
報要求コマンドとともに、自身の機器IDと機能情報を、
接続機器に送信する。
テレビジョン受像機を特定するユニークなIDである。
報で、例えば、自身が有する係数種データの種類(どの
ような画像変換処理を行うことができる係数種データで
あるのか)、外部から受け付けるコマンドの種類(例え
ば、電源のオン/オフ、音量調整、チャンネル、輝度、
シャープネスなどを制御するコマンドのうちのいずれを
外部から受け付けるか)、管面表示(OSD表示)が可
能かどうか、ミュート状態になり得るかどうか、スリー
プ状態となり得るかどうかなどといった情報が含まれ
る。さらに、機能情報には、自身が親機としての機能を
有するのか、または子機としての機能を有するのかとい
った情報も含まれる。
は、例えば、EEPROM130や、図15に示したコ
ンフィギレーションROMのvendor_dependent_informa
tionなどに記憶させておくことができる。
29は、ステップS63で接続機器に送信した機能情報
要求コマンドに対応して、その接続機器が、機器IDと機
能情報を送信してくるのを待って、その機器IDと機能情
報を、IEEE1394インタフェース133を介して受信し、
EEPROM130に記憶させて、ステップS65に進
む。
EPROM130に記憶された機能情報を参照すること
により、接続機器が子機であるかどうかを判定する。ス
テップS65において、接続機器が子機であると判定さ
れた場合、即ち、接続機器が子機であることの認証に成
功した場合、ステップS66およびS67をスキップし
て、ステップS68に進み、CPU129は、動作モー
ドを、その子機である接続機器に対して特別機能による
処理を行わせるための制御コマンドを提供、即ち、子機
の特別機能を制御する特別機能コマンド受付/提供モー
ドに設定して、リターンする。
が子機でないと判定された場合、ステップS66に進
み、CPU129は、EEPROM130に記憶された
機能情報を参照することにより、接続機器が親機である
かどうかを判定する。ステップS66において、接続機
器が親機であると判定された場合、即ち、接続機器が親
機であることの認証に成功した場合、ステップS67に
進み、CPU129は、親機である接続機器との間で親
子調整処理を行う。
続されていることから、スケーラブルTVシステムを構
成するテレビジョン受像機の中に、親機として機能する
ものが、2台存在することになる。本実施の形態では、
スケーラブルTVシステムにおける親機は1台である必
要があり、このため、ステップS67では、親機1と、
接続機器としての親機との間で、いずれが親機としての
テレビジョン受像機として機能するかを決定する親子調
整処理が行われる。
ブルTVシステムを構成することとなった親機、つま
り、本実施の形態では、親機1が、親機としてのテレビ
ジョン受像機として機能するように決定される。なお、
親機として機能しないように決定された他の親機は、子
機として機能することとなる。
後は、ステップS68に進み、CPU129は、上述し
たように、動作モードを、特別機能コマンド受付/提供
モードに設定して、リターンする。
が親機でないと判定された場合、即ち、接続機器が親機
および子機のいずれでもなく、従って、接続機器が親機
または子機であることの認証に失敗した場合、ステップ
S69に進み、CPU129は、動作モードを、接続機
器との間で、既定のAV/Cコマンドセットのやりとりは可
能であるが、特別機能による処理を行うための制御コマ
ンドのやりとりはできない通常機能コマンド受付/提供
モードに設定して、リターンする。
子機のいずれでもないため、そのような接続機器が、親
機1に接続されても、特別機能は提供されない。但し、
この場合、接続機器は、正当なIEEE1394機器ではあるこ
とから、親機1と接続機器との間における既定のAV/Cコ
マンドセットのやりとりは許可される。従って、この場
合、親機1と接続機器については、他方(あるいは、親
機1に接続されている他のIEEE1394機器)から、既定の
AV/Cコマンドセットによって制御することは可能であ
る。
て、図11の子機2の処理について説明する。
PU149は、端子パネル41に、何らかの機器が接続
されるか、または、IEEE1394インタフェース153もし
くはIR受信部155から、何らかのコマンドが供給さ
れるというイベントが生じたかどうかを判定し、何らの
イベントも生じていないと判定した場合、ステップS7
1に戻る。
ル41に機器が接続されるイベントが生じたと判定され
た場合、ステップS72に進み、CPU149は、後述
する図33の認証処理を行い、ステップS71に戻る。
たかどうかを判定するには、端子パネル41に機器が接
続されたことを検出する必要があるが、この検出は、例
えば、図30のステップS41で説明した場合と同様に
行われる。
インタフェース153もしくはIR受信部155から、
何らかのコマンドが供給されるイベントが生じたと判定
された場合、ステップS73に進み、子機2では、その
コマンドに対応した処理が行われ、ステップS71に戻
る。
て、子機2が図32のステップS72で行う認証処理に
ついて説明する。
新たに接続された機器(接続機器)が、正当なIEEE1394
機器であるかどうかについての認証と、そのIEEE1394機
器が、親機であるかどうかいついての認証の2つの認証
が行われる。
に、ステップS81において、CPU149は、接続機
器から、相互認証を行うことを要求する認証要求コマン
ドが送信されてきたかどうかを判定し、送信されてきて
いないと判定した場合、ステップS82に進む。
イムオーバとなったかどうか、即ち、認証処理を開始し
てから所定の時間が経過したかどうかを判定する。
あると判定された場合、即ち、認証処理を開始してか
ら、所定の時間が経過しても、接続機器から、認証要求
コマンドが送信されてこない場合、ステップS83に進
み、CPU149は、接続機器が正当なIEEE1394機器で
なく、認証に失敗したとして、動作モードを、その接続
機器との間では、何らのデータのやりとりも行わないモ
ードである単体モードに設定して、リターンする。
なIEEE1394機器でない接続機器との間では、IEEE1394通
信は勿論、何らのデータのやりとりも行わない。
ーバでないと判定された場合、ステップS81に戻り、
以下、同様の処理を繰り返す。
求コマンドが、接続機器から送信されてきたと判定され
た場合、即ち、図31のステップS51で接続機器とし
ての親機1から送信されてくる認証要求コマンドが、IE
EE1394インタフェース153で受信され、CPU149
に供給された場合、ステップS84に進み、CPU14
9は、IEEE1394インタフェース153を制御することに
より、認証要求コマンドに対するレスポンスを、接続機
器に送信させる。
るステップS51乃至S53の処理を親機1に、図33
のステップS81,S82、およびS84の処理を子機
2に、それぞれ行わせるようにしたが、図31における
ステップS51乃至S53の処理は子機2に、図33の
ステップS81,S82、およびS84の処理は親機1
に、それぞれ行わせるようにすることも可能である。
49は、接続機器から、乱数R1が送信されてきたかど
うかを判定し、送信されてきていないと判定した場合、
ステップS86に進む。
イムオーバとなったかどうか、即ち、ステップS84で
認証要求コマンドに対するレスポンスを送信してから所
定の時間が経過したかどうかを判定する。
あると判定された場合、即ち、認証コマンドに対するレ
スポンスを送信してから、所定の時間が経過しても、接
続機器から、乱数R1が送信されてこない場合、ステッ
プS83に進み、CPU149は、上述したように、接
続機器が正当なIEEE1394機器でないとして、動作モード
を、その接続機器との間では、何らのデータのやりとり
も行わないモードである単体モードに設定して、リター
ンする。
ーバでないと判定された場合、ステップS85に戻り、
以下、同様の処理を繰り返す。
器から乱数R1が送信されてきたと判定された場合、即
ち、図31のステップS55で接続機器としての親機1
から送信されてくる乱数R1が、IEEE1394インタフェー
ス153で受信され、CPU149に供給された場合、
ステップS87に進み、CPU149は、その乱数R1
を、所定の暗号化アルゴリズムで暗号化し、暗号化乱数
E’(R1)を生成する。さらに、ステップS87で
は、CPU149は、IEEE1394インタフェース153を
制御することにより、暗号化乱数E’(R1)を、接続
機器に送信し、ステップS89に進む。
数(疑似乱数)R2を生成し、IEEE1394インタフェース
153を制御することにより、乱数R2を接続機器に送
信させ、ステップS90に進む。
続機器としての親機1が図31のステップS62で生成
する、乱数R2を暗号化した暗号化乱数E(R2)が、
接続機器から送信されてきたかどうかを判定する。
号化乱数E(R2)が送信されてきていないと判定され
た場合、ステップS91に進み、CPU149は、タイ
ムオーバとなったかどうか、即ち、乱数R2を送信して
から所定の時間が経過したかどうかを判定する。
あると判定された場合、即ち、乱数R2を、接続機器に
送信してから、所定の時間が経過しても、その接続機器
から、暗号化乱数E(R2)が送信されてこない場合、
ステップS83に進み、CPU149は、上述したよう
に、接続機器が正当なIEEE1394機器でないとして、動作
モードを単体モードに設定して、リターンする。
ーバでないと判定された場合、ステップS90に戻り、
以下、同様の処理を繰り返す。
器から暗号化乱数E(R2)が送信されてきたと判定さ
れた場合、即ち、接続機器からの暗号化乱数E(R2)
が、IEEE1394インタフェース153で受信され、CPU
149に供給された場合、ステップS92に進み、CP
U149は、ステップS89で生成した乱数R2を、所
定の暗号化アルゴリズムで暗号化し、暗号化乱数E’
(R2)を生成して、ステップS93に進む。
続機器から送信されてきた暗号化乱数E(R2)と、自
身がステップS92生成した暗号化乱数E’(R2)と
が等しいかどうかを判定する。
(R2)とE’(R2)とが等しくないと判定された場
合、即ち、接続機器で採用されている暗号化アルゴリズ
ム(必要に応じて、暗号化に用いられる秘密鍵も含む)
が、CPU149で採用されている暗号化アルゴリズム
と異なるものである場合、ステップS83に進み、CP
U149は、上述したように、接続機器が正当なIEEE13
94機器でないとして、動作モードを単体モードに設定し
て、リターンする。
数E(R2)とE’(R2)とが等しいと判定された場
合、即ち、接続機器で採用されている暗号化アルゴリズ
ムが、CPU149で採用されている暗号化アルゴリズ
ムと等しいものであり、これにより、接続機器が正当な
IEEE1394機器であることの認証が成功した場合、ステッ
プS94に進み、CPU149は、接続機器としての親
機1が、図31のステップS63で機能情報要求コマン
ドとともに送信してくる機器IDおよび機能情報を、IEEE
1394インタフェース153を介して受信し、EEPRO
M150に記憶させる。
49は、IEEE1394インタフェース153を制御すること
により、ステップS94で受信した接続機器からの機能
情報要求コマンドに対応して、自身の機器IDと機能情報
を、接続機器に送信させ、ステップS96に進む。
は、図31で説明した親機1における場合と同様に、E
EPROM150や、図15に示したコンフィギレーシ
ョンROMのvendor_dependent_informationなどに記憶
させておくことができる。
EPROM150に記憶された機能情報を参照すること
により、接続機器が親機であるかどうかを判定する。ス
テップS96において、接続機器が親機であると判定さ
れた場合、即ち、接続機器が親機であることの認証に成
功した場合、ステップS97に進み、CPU149は、
動作モードを、親機である接続機器からの制御コマンド
を受け付け、その制御コマンドに対応して特別機能によ
る処理を行う、即ち、特別機能を制御する制御コマンド
を受け付ける特別機能コマンド受付/提供モードに設定
して、リターンする。
/提供モードとなると、基本的に、自身のフロントパネ
ル154やIR受信部155から供給されるコマンドを
無視し、IEEE1394インタフェース153で受信される親
機1からのコマンドにしたがって各種の処理を行う状態
となる。即ち、子機2は、例えば、チャンネルや音量の
設定その他を、親機1からのコマンドにのみ対応して行
う状態となる。従って、スケーラブルTVシステムは、
親機1によって、そのスケーラブルTVシステムを構成
するすべての子機2を制御する、いわば集中制御型のシ
ステムであるということができる。
マンドの送信は、そのフロントパネル134やIR受信
部135からの入力に基づいて行うこともできるし、子
機2のフロントパネル154やIR受信部155への入
力を、IEEE1394インタフェース153を介して親機1に
転送し、そのようにして子機2から親機1に転送されて
くる入力に基づいて行うこともできる。
が親機でないと判定された場合、即ち、接続機器が親機
であることの認証に失敗した場合、ステップS98に進
み、CPU149は、動作モードを、接続機器との間
で、既定のAV/Cコマンドセットのやりとりは可能である
が、特別機能による処理を行うための制御コマンドのや
りとりはできない通常機能コマンド受付/提供モードに
設定して、リターンする。
ため、そのような接続機器が、子機2に接続されても、
特別機能は提供されない。従って、子機2に、他の子機
が接続されただけでは、特別機能は提供されない。但
し、この場合、接続機器は、正当なIEEE1394機器ではあ
ることから、子機2と接続機器との間における既定のAV
/Cコマンドセットのやりとりは許可される。従って、こ
の場合、子機2と接続機器(他の子機を含む)について
は、他方から、既定のAV/Cコマンドセットによって制御
することは可能である。
で説明した認証処理がそれぞれ成功し、親機1および子
機2が、その動作モードを、特別機能コマンド受付/提
供モードとした後に、スケーラブルTVシステムが特別
機能を提供するために、親機1と子機2が、図30のス
テップS43と図32のステップS73でそれぞれ行う
処理の詳細の例について説明する。
にして、テレビジョン放送番組としての画像と音声が出
力される(画像が表示され、音声が出力される)が、親
機1において、このように、画像と音声が出力されてい
る場合に、ユーザが、リモコン15(図7)のガイドボ
タンスイッチ63(またはリモコン35(図8)のガイ
ドボタンスイッチ93)をオンとするように操作する
と、リモコン15において、ユーザの操作に対応する赤
外線が出射される。この赤外線は、親機1(図10)の
IR受信部135で受信され、ガイドボタンスイッチ6
3の操作に対応するコマンド(以下、適宜、キャプショ
ン表示コマンドという)が、CPU129に供給され
る。
2(図11)のIR受信部155でも受信されるが、子
機2では、この赤外線は無視される。
のようにして、キャプション表示コマンドを受信する
と、図34のフローチャートにしたがった親機のクロー
ズドキャプション処理を行う。
ップS101において、デマルチプレクサ124に供給
されているトランスポートストリームに、クローズドキ
ャプションデータが含まれているかどうかを判定する。
ーズドキャプションデータを含める場合には、クローズ
ドキャプションデータは、例えば、そのシーケンス層に
おけるMPEGユーザデータ(MPEG-2ユーザデータ)として
配置される。この場合、ステップS101では、CPU
129は、デマルチプレクサ124に供給されているト
ランスポートストリームを参照することにより、そのト
ランスポートストリーム中に、クローズドキャプション
データが含まれているかどうかを判定する。
トストリーム中に、クローズドキャプションデータが含
まれないと判定された場合、以降の処理をスキップし
て、クローズドキャプション処理を終了する。
スポートストリーム中に、クローズドキャプションデー
タが含まれると判定された場合、ステップS102に進
み、CPU129は、EEPROM130に記憶され
た、スケーラブルTVシステムを構成する子機の機能情
報、および自身の機能情報を参照することにより、スケ
ーラブルTVシステムを構成するテレビジョン受像機の
中から、クローズドキャプション用の係数種データを有
するものを検索する。即ち、機能情報には、上述したよ
うに、スケーラブルTVシステムを構成する各テレビジ
ョン受像機が有する係数種データの種類が含まれてお
り、ステップS102では、このような機能情報を参照
することにより、クローズドキャプション用の係数種デ
ータを有するテレビジョン受像機の検索が行われる。
種データとは、例えば、クローズドキャプションデータ
によって表示されるクローズドキャプションの画像デー
タを、教師データとするとともに、その教師データの解
像度を劣化させた画像データ、その教師データにノイズ
を加えた画像データ、またはその教師データを縮小した
画像データなどを、生徒データとして、学習を行うこと
により得られる係数種データであり、クローズドキャプ
ションの画像について、その解像度の向上、ノイズの除
去、または拡大を行うのに、特に適した係数種データを
意味する。
129は、ステップS102の検索結果に基づいて、ク
ローズドキャプション専用の係数種データを有するテレ
ビジョン受像機が存在するかどうかを判定する。
ャプション専用の係数種データを有するテレビジョン受
像機が存在しないと判定された場合、ステップS104
に進み、CPU129は、通常のクローズドキャプショ
ン表示を開始するように、信号処理部137を制御す
る。
ーズドキャプションデコーダとしての機能も有してお
り、CPU129は、デマルチプレクサ124に、トラ
ンスポートストリーム中のクローズドキャプションデー
タを要求し、その要求に応じて、デマルチプレクサ12
4から供給されるクローズドキャプションデータを、信
号処理部137に供給する。信号処理部137は、CP
U129からのクローズドキャプションデータをデコー
ド処理し、その結果得られるクローズドキャプション
を、フレームメモリ127に記憶された画像データの所
定の位置に重畳する。これにより、CRT11には、M
PEGビデオデコーダ125でデコードされた画像デー
タに、クローズドキャプションが重畳された画像データ
が表示される。
は、クローズドキャプションデコーダを内蔵している一
般的なテレビジョン受像機における場合と同様に、コン
テンツとしての画像に、対応するクローズドキャプショ
ンが重畳されて表示される。
ンの表示が開始されると、ステップS105に進み、C
PU129は、ステップS101における場合と同様
に、デマルチプレクサ124に供給されているトランス
ポートストリーム中に、まだ表示すべきクローズドキャ
プションデータが含まれているかどうかを判定する。
ャプションデータがないと判定された場合、ステップS
106をスキップして、ステップS107に進み、CP
U129は、信号処理部137を制御することにより、
クローズドキャプションデータのデコード処理を終了さ
せ、クローズドキャプション処理を終了する。
チプレクサ124に供給されているトランスポートスト
リーム中に、まだ表示すべきクローズドキャプションデ
ータが含まれていると判定された場合、ステップS10
6に進み、CPU129は、クローズドキャプション表
示を終了するコマンド(以下、適宜、クローズドキャプ
ション表示オフコマンドという)が送信されてきたかど
うかを判定する。
ャプション表示オフコマンドが送信されてきていないと
判定された場合、ステップS105に戻り、以下、同様
の処理が繰り返される。即ち、この場合、クローズドキ
ャプションの表示が続行される。
ズドキャプション表示オフコマンドが送信されてきたと
判定された場合、即ち、例えば、ユーザが、リモコン1
5(図7)のガイドボタンスイッチ63(またはリモコ
ン35(図8)のガイドボタンスイッチ93)をオフと
するように操作することにより、リモコン15から、ク
ローズドキャプション表示オフコマンドに対応する赤外
線が出射され、IR受信部135で受信された場合、ス
テップS107に進み、CPU129は、上述したよう
に、信号処理部137を制御することにより、クローズ
ドキャプションデータのデコード処理を終了させ、クロ
ーズドキャプション処理を終了する。
ズドキャプション専用の係数種データを有するテレビジ
ョン受像機としての子機(以下、適宜、キャプション係
数種データ保有子機という)が存在すると判定された場
合、ステップS108に進み、CPU129は、スケー
ラブルTVシステムを構成するテレビジョン受像機とし
ての子機の中から、クローズドキャプションを表示させ
るものを選択する。
左隣に配置された子機223や、下に配置された子機232
などを、クローズドキャプションを表示させる子機(以
下、適宜、キャプション表示用子機という)として選択
する。なお、親機1は、子機2ijの、親機1から見た配
置位置を、上述したように、あらかじめ認識しており、
これにより、親機1の左隣に配置された子機223や、下
に配置された子機232などの各配置位置にある子機ijを
特定する。
129は、IEEE1394インタフェース133を介して、キ
ャプション係数種データ保有子機に、コマンドを送信
し、これにより、クローズドキャプション専用の係数種
データを要求する。
数種データ保有子機となっている子機を、EEPROM
130に機能情報とともに記憶されている機器IDによっ
て特定し、クローズドキャプション専用の係数種データ
を要求するコマンド(以下、適宜、係数種データ要求コ
マンドという)を、その機器ID宛に送信する。CPU1
29は、係数種データ要求コマンド以外のコマンドも、
そのコマンドを送るべき子機を、機器IDによって特定
し、その機器ID宛に送信する。
29は、係数種データ要求コマンドを受信したキャプシ
ョン係数種データ保有子機からクローズドキャプション
専用の係数種データが送信されてくるのを待って、その
クローズドキャプション専用の係数種データを、IEEE13
94インタフェース133を介して受信し、これにより、
クローズドキャプション専用の係数種データを取得す
る。
部137のEEPROM137Bに、クローズドキャプ
ション専用の係数種データが記憶されている場合には、
ステップS109において、クローズドキャプション専
用の係数種データを、EEPROM137Bから読み出
すことにより取得する。
種データが、スケーラブルTVシステムを構成するテレ
ビジョン受像機のいずれにも記憶されていない場合であ
っても、例えば、図示せぬ係数種データ提供用サーバに
おいて、クローズドキャプション専用の係数種データが
提供されているときには、CPU129では、モデム1
36を制御することにより、係数種データ提供用サーバ
にアクセスし、その係数種データ提供用サーバから、ク
ローズドキャプション専用の係数種データを取得するよ
うにすることが可能である。
バによる係数種データの提供は、クローズドキャプショ
ン専用の係数種データに限らず、後述する各種の処理
(画像変換処理)に用いられる係数種データについて
も、同様に行うことが可能である。
数種データの提供は、無償または有償のいずれで行うこ
とも可能である。
ーズドキャプション専用の係数種データを取得すると、
ステップS110に進み、IEEE1394インタフェース13
3を制御することにより、キャプション表示用子機に対
して、クローズドキャプションの表示を指令するクロー
ズドキャプション表示コマンドとともに、クローズドキ
ャプション専用の係数種データを送信し、ステップS1
11に進む。
IEEE1394インタフェース133を制御することにより、
キャプション表示用子機に対して、そのIEEE1394インタ
フェース153(図11)への入力を選択して、そのC
RT31に表示することを指令する外部入力選択コマン
ドを送信し、ステップS112に進む。
クローズドキャプションデータの、キャプション表示用
子機への転送を開始する。
124に、トランスポートストリーム中のクローズドキ
ャプションデータを要求し、その要求に応じて、デマル
チプレクサ124から供給されるクローズドキャプショ
ンデータを受信する。さらに、CPU129は、IEEE13
94インタフェース133を制御することにより、デマル
チプレクサ124から受信したクローズドキャプション
データを、キャプション表示用子機に転送させる。
ンデータの、キャプション表示用子機への転送が開始さ
れると、ステップS113に進み、CPU129は、ス
テップS101における場合と同様に、デマルチプレク
サ124に供給されているトランスポートストリーム中
に、まだ表示すべきクローズドキャプションデータが含
まれているかどうかを判定する。
ャプションデータがないと判定された場合、ステップS
114をスキップして、ステップS115に進み、CP
U129は、IEEE1394インタフェース133を制御する
ことにより、クローズドキャプションデータの転送処理
を終了させ、クローズドキャプション処理を終了する。
チプレクサ124に供給されているトランスポートスト
リーム中に、まだ表示すべきクローズドキャプションデ
ータが含まれていると判定された場合、ステップS11
4に進み、CPU129は、クローズドキャプション表
示を終了するコマンド(クローズドキャプション表示オ
フコマンド)が送信されてきたかどうかを判定する。
ャプション表示オフコマンドが送信されてきていないと
判定された場合、ステップS113に戻り、以下、同様
の処理が繰り返される。即ち、この場合、クローズドキ
ャプションデータの、キャプション表示用子機への転送
が続行される。
ズドキャプション表示オフコマンドが送信されてきたと
判定された場合、即ち、例えば、ユーザが、リモコン1
5(図7)のガイドボタンスイッチ63(またはリモコ
ン35(図8)のガイドボタンスイッチ93)をオフと
するように操作することにより、リモコン15から、ク
ローズドキャプション表示オフコマンドに対応する赤外
線が出射され、IR受信部135で受信された場合、ス
テップS115に進み、CPU129は、IEEE1394イン
タフェース133を制御することにより、クローズドキ
ャプションデータの転送処理を終了させ、クローズドキ
ャプション処理を終了する。
プション処理が行われ、これにより、そのステップS1
10において、クローズドキャプション表示コマンドが
送信され、そのクローズドキャプション表示コマンド
が、キャプション表示用子機としての子機2で受信され
ると(子機2(図11)のIEEE1394インタフェース15
3で受信され、CPU149に供給されると)、その子
機2では、図35のフローチャートにしたがった子機の
クローズドキャプション処理が行われる。
機2(図11)では、まず最初に、ステップS121に
おいて、図34のステップS110で、親機1からクロ
ーズドキャプション表示コマンドとともに送信されてく
るクローズドキャプション専用の係数種データが、IEEE
1394インタフェース153で受信され、CPU149に
供給され、ステップS122に進む。
クローズドキャプション専用の係数種データを、信号処
理部157に転送し、係数種メモリ207(図29)に
セットする(記憶)させる。なお、その際、信号処理部
157は、自身が元から係数種メモリ207に記憶して
いる係数種データを、あらかじめ、EEPROM157
Bの空き領域に待避させる。
子機2が、キャプション係数種データ保有子機でもある
場合、即ち、子機2の信号処理部157を構成する係数
メモリ207に、元からクローズドキャプション専用の
係数種データが記憶されている場合、上述のステップS
121およびS122の処理、並びに後述するステップ
S128の処理は、スキップするようにすることができ
る。
149は、親機1が図34のステップS111で送信し
てくる外部入力選択コマンドを受信したかどうかを判定
し、受信していないと判定した場合、ステップS123
に戻る。
からの外部入力選択コマンドを受信したと判定された場
合、即ち、IEEE1394インタフェース153において、親
機1からの外部入力選択コマンドが受信され、CPU1
49に供給された場合、ステップS124に進み、CP
U149は、IEEE1394インタフェース153で受信され
るクローズドキャプションデータを選択して、信号処理
部157に供給する状態となり、ステップS125に進
む。
親機1が図34のステップS112で転送を開始するク
ローズドキャプションデータが送信されてきたかどうか
を判定する。
クローズドキャプションデータが送信されてきたと判定
された場合、即ち、IEEE1394インタフェース153にお
いて、親機1からのクローズドキャプションデータが受
信され、CPU149に供給された場合、ステップS1
26に進み、CPU149は、そのクローズドキャプシ
ョンデータを、信号処理部157に供給し、そのクロー
ズドキャプションデータを対象とし、かつ、ステップS
122で係数種メモリ207(図29)にセットされた
クローズドキャプション専用の係数種データを用いた画
像変換処理を行わせる。
PU149からのクローズドキャプションデータをデコ
ードし、その結果得られるクローズドキャプションの画
像データを、係数種メモリ207に記憶されたクローズ
ドキャプション専用の係数種データから生成されるタッ
プ係数を用いて画像変換処理することにより、高画質の
クローズドキャプションの画像データに変換する。
像データは、ステップS127において、フレームメモ
リ147およびNTSCエンコーダ148を介してCR
T31に供給されて表示される。そして、ステップS1
25に戻り、ステップS125において、親機1からク
ローズドキャプションデータが送信されてこないと判定
されるまで、ステップS125乃至S127の処理が繰
り返される。
1からクローズドキャプションデータが送信されてこな
いと判定された場合、即ち、IEEE1394インタフェース1
53において、クローズドキャプションデータを受信す
ることができなくなった場合、ステップS128に進
み、信号処理部157は、EEPROM157Bに待避
しておいた元の係数種データを、係数種メモリ207
(図29)にセットし直し(上書きし)、クローズドキ
ャプション処理を終了する。
理、および図35の子機のクローズドキャプション処理
によれば、スケーラブルTVシステムを構成するテレビ
ジョン受像機の中に、クローズドキャプション専用の係
数種データを有するものが存在しない場合には、親機1
では、従来の、クローズドキャプションデコーダ内蔵型
のテレビジョン受像機と同様に、テレビジョン放送番組
としての画像データに、クローズドキャプションの画像
データが重畳され、CRT11に表示される。
るテレビジョン受像機の中に、クローズドキャプション
専用の係数種データを有するものが存在する場合には、
親機1のCRT11では、テレビジョン放送番組として
の画像データだけが表示される。さらに、キャプション
表示用子機としての子機2のCRT31では、親機1の
CRT11に表示された画像データに対応するクローズ
ドキャプションの画像データであって、高画質の画像デ
ータに変換されたものが表示される。
としての画像データを、クローズドキャプションの画像
データに妨げられることなく、見ることができる。さら
に、ユーザは、高画質のクローズドキャプションの画像
データを見ることができる。
るテレビジョン受像機の中に、クローズドキャプション
専用の係数種データを有するものが存在しない場合であ
っても、クローズドキャプションの画像データは、テレ
ビジョン放送番組の画像データとは別に、キャプション
表示用子機としての子機2のCRT31に表示させるよ
うにすることが可能である。この場合、ユーザは、高画
質のクローズドキャプションの画像データを見ることは
できないが、それでも、テレビジョン放送番組としての
画像データを、クローズドキャプションの画像データに
妨げられることなく、見ることが可能となる。
ションの画像データを、キャプション表示用子機として
の1台の子機2にのみ表示させるようにしたが、クロー
ズドキャプションの画像データは、その他、スケーラブ
ルTVシステムを構成する2台以上の子機において表示
するようにすることも可能である。即ち、例えば、複数
言語のクローズドキャプションデータが存在する場合に
は、各言語のクローズドキャプションの画像データを、
異なる子機で表示するようにすることが可能である。
ば、画像データの一部を拡大する特別機能を有してお
り、この特別機能は、親機1と子機2において、一部拡
大処理が行われることにより実現される。
ば、メニュー画面から行うことができるようになってい
る。
ン15(図7)のメニューボタンスイッチ54(または
リモコン35(図8)のメニューボタンスイッチ84)
を操作した場合、親機1のCRT11(または子機2の
CRT31)には、メニュー画面が表示されるが、この
メニュー画面には、例えば、一部拡大処理を表すアイコ
ン(以下、適宜、一部拡大アイコンという)が表示され
るようになっており、ユーザが、この一部拡大アイコン
を、リモコン15を操作してクリックした場合、親機1
と子機2それぞれにおいて、一部拡大処理が開始され
る。
参照して、親機の一部拡大処理について説明する。
レビジョン放送番組としての画像データ(以下、適宜、
番組画像データという)が表示されている状態におい
て、一部拡大アイコンがクリックされたとすると、まず
最初に、ステップS131において、CPU129は、
親機1に代えて、その親機1のCRT11に表示された
番組画像データの全体を表示させる子機(以下、適宜、
全体表示用子機という)を、スケーラブルTVシステム
を構成するテレビジョン受像機の中から選択し、ステッ
プS132に進む。
ラブルTVシステムを構成する子機のうちの1台だけを
選択するようにすることも可能であるし、2台以上(す
べてを含む)を選択するようにすることも可能である。
IEEE1394インタフェース133を制御することにより、
全体表示用子機と通信し、これにより、全体表示用子機
の電源がオン状態となっているかどうかを判定する。
機の電源がオン状態となってないと判定された場合、ス
テップS133に進み、CPU129は、IEEE1394イン
タフェース133を制御することにより、全体表示用子
機に対して、電源をオン状態にすることを指令するコマ
ンドを送信し、これにより、全体表示用子機を、電源オ
ンの状態にさせ、ステップS134に進む。
示用子機の電源がオン状態となっていると判定された場
合、ステップS133をスキップして、ステップS13
4に進み、CPU129は、信号処理部137を制御す
ることにより、CRT11に表示された画像において、
拡大すべき位置(拡大位置)を指定することを要求する
メッセージ(以下、拡大位置指定要求メッセージとい
う)を、CRT11に、例えばOSD表示させる。
PU129からの制御にしたがい、拡大位置指定要求メ
ッセージのOSDデータを生成し、フレームメモリ12
7に記憶された番組画像データに重畳する。この拡大位
置指定要求メッセージのOSDデータが重畳された番組
画像データは、フレームメモリ127から、NTSCエ
ンコーダ128を介して、CRT11に供給され、これ
により、CRT11においては、番組画像データととも
に、拡大位置指定要求メッセージがOSD表示される。
129は、ユーザが、ステップS134で表示された拡
大位置指定要求メッセージに対応して、拡大位置を指定
したかどうかを判定し、拡大位置を指定していないと判
定した場合、ステップS135に戻る。
が拡大位置を指定したと判定された場合、即ち、ユーザ
が、リモコン15(またはリモコン35)を操作するこ
とにより、CRT11の表示画面上の位置を指定し、こ
れにより、その位置に対応する赤外線が、IR受信部1
35で受信され、CPU129に供給された場合、CP
U129は、その指定された位置を、拡大位置として認
識し、ステップS136に進む。
IEEE1394インタフェース133を制御することにより、
全体表示用子機に対して、そのIEEE1394インタフェース
153(図11)への入力を選択して、そのCRT31
に表示することを指令する外部入力選択コマンドを送信
し、ステップS137に進む。
番組画像データの、全体表示用子機への転送を開始す
る。
124に、トランスポートストリーム中の、MPEGビ
デオデコーダ125に供給されているTSパケットを要
求し、その要求に応じて、デマルチプレクサ124から
供給されるTSパケットを受信する。さらに、CPU1
29は、IEEE1394インタフェース133を制御すること
により、デマルチプレクサ124から受信したTSパケ
ットを、全体表示用子機に転送させる。従って、全体表
示用子機には、親機1のCRT11で表示されている番
組画像データに対応するTSパケットが転送され、さら
に、全体表示用子機において、後述する図37の子機の
一部拡大処理が行われることにより、そのTSパケット
に対応する番組画像データが表示される。即ち、全体表
示用子機では、親機1で表示されていた番組画像データ
の全体が表示される。
用子機には、TSパケットではなく、フレームメモリ1
27に記憶された番組画像データ、即ち、MPEGデコ
ード後の画像データを、信号処理部137を介して読み
出して転送するようにすることも可能である。この場
合、全体表示用子機では、番組画像データを、MPEG
デコードすることなく表示することができる。
表示用子機への転送が開始されると、ステップS138
に進み、CPU129は、信号処理部137を制御する
ことにより、フレームメモリ127に記憶された番組画
像データの拡大位置を中心とする所定の範囲を拡大範囲
として、その拡大範囲を対象とし、かつ、係数種メモリ
167(図22)にセットされたリサイズ処理用の係数
種データを用いた画像変換処理を行わせる。
理部137(図22)を構成する係数種メモリ167に
は、少なくとも、リサイズ処理用の係数種データが記憶
されており、信号処理部137は、フレームメモリ12
7に記憶された番組画像データの拡大位置を中心とする
所定の範囲としての拡大範囲を、係数種メモリ167に
記憶されたリサイズ処理用の係数種データから生成され
るタップ係数を用いて画像変換処理することにより、そ
の拡大範囲の番組画像データを、所定の拡大率で拡大
(リサイズ)した画像データ(以下、適宜、一部拡大画
像データという)に変換する。
39において、フレームメモリ127およびNTSCエ
ンコーダ128を介してCRT11に供給されて表示さ
れる。
は、番組画像データの、ユーザが指定した拡大位置を中
心とする所定の範囲(拡大範囲)を拡大した一部拡大画
像データが表示される。
範囲にするかは、例えば、拡大率に対応して設定され
る。
例えば、デフォルトの拡大率(デフォルト拡大率)があ
らかじめ設定されており、CPU129は、そのデフォ
ルト拡大率に対応するパラメータを、信号処理部137
(図22)のパラメータメモリ168にセットする。従
って、信号処理部137では、番組画像データが、デフ
ォルト拡大率だけ拡大されるリサイズ処理が行われる。
画像データの大きさ、即ち、表示画面の大きさは、あら
かじめ決まっている。
率だけ拡大した場合に、CRT11の表示画面の大きさ
となる、拡大位置を中心とする範囲を、拡大範囲として
設定するようになっている。
行う際の拡大率は、ユーザが設定するようにすることが
できる。
号処理部137を制御することにより、CRT11に
は、拡大率を指定することのできる、リモコン15(ま
たはリモコン35)によって操作可能なレバー(以下、
適宜、拡大率指定用レバーという)を表示させ、その拡
大率指定用レバーの位置によって、拡大率を指定するよ
うにすることが可能である。
ることによって、拡大率指定用レバーの位置を移動する
と、CPU129において、その移動後の位置に対応す
る拡大率のパラメータが、信号処理部137(図22)
のパラメータメモリ168に設定される。さらに、CP
U129は、拡大率指定用レバーの位置に対応する拡大
率に対応して、拡大位置を中心とする拡大範囲を、上述
したデフォルト拡大率における場合と同様に設定し、そ
の拡大範囲を対象とする画像変換処理(リサイズ処理)
を、信号処理部137に指令する。
るリモコン15の操作に応じた拡大率によって、拡大位
置を中心とした拡大範囲の番組画像データを拡大した一
部拡大画像データが表示されることになる。
RT11にOSD表示したり、スケーラブルTVシステ
ムを構成する、親機1以外のテレビジョン受像機に表示
させるようにすることが可能である。
129は、一部拡大画像データの表示を終了するコマン
ド(以下、適宜、一部拡大終了コマンドという)が送信
されてきたかどうかを判定する。
コマンドが送信されてきていないと判定された場合、ス
テップS133に戻り、以下、同様の処理が繰り返され
る。
大終了コマンドが送信されてきたと判定された場合、即
ち、例えば、ユーザが、リモコン15(図7)を操作す
ることにより、CRT11にメニュー画面を表示させ、
さらに、そのメニュー画面における一部拡大アイコンを
再クリックし、これにより、そのリモコン15の操作に
対応するコマンドである一部拡大終了コマンドの赤外線
が、リモコン15から出射され、IR受信部135で受
信されてCPU129に供給された場合、ステップS1
41に進み、CPU129は、IEEE1394インタフェース
133を制御することにより、番組画像データの、全体
表示用子機への転送を終了させる。
129は、信号処理部137を制御することにより、リ
サイズ処理の実行を停止させ、一部拡大処理を終了す
る。これにより、CRT11では、通常サイズで画像が
表示されるようになる。
て、全体表示用子機としての子機の一部拡大処理につい
て説明する。
最初に、ステップS151において、CPU149は、
親機1が図36のステップS136で送信してくる外部
入力選択コマンドを受信したかどうかを判定し、受信し
ていないと判定した場合、ステップS151に戻る。
からの外部入力選択コマンドを受信したと判定された場
合、即ち、IEEE1394インタフェース153において、親
機1からの外部入力選択コマンドが受信され、CPU1
49に供給された場合、ステップS152に進み、CP
U149は、IEEE1394インタフェース153で受信され
る番組画像データを選択し、デマルチプレクサ144を
介して、MPEGビデオデコーダ145に供給する状態
となり、ステップS153に進む。
親機1が図36のステップS137で転送を開始する番
組画像データが送信されてきたかどうかを判定する。
番組画像データが送信されてきたと判定された場合、即
ち、IEEE1394インタフェース153において、親機1か
らの番組画像データが受信され、CPU149に供給さ
れた場合、ステップS154に進み、CPU149は、
その番組画像データを、CRT31に表示させる。
プS137において、親機1から全体表示用子機として
の子機2に対して、番組画像データとしてのTSパケッ
トの送信が開始されるが、この場合、CPU149は、
IEEE1394インタフェース153を介して受信した親機1
からのTSパケットを、デマルチプレクサ144を介し
て、MPEGビデオデコーダ145に供給する。MPE
Gビデオデコーダ145は、そのTSパケットをMPE
Gデコードし、番組画像データを得て、フレームメモリ
147に書き込む。そして、フレームメモリ147に書
き込まれた番組画像データは、NTSCエンコーダ14
8を介して、CRT31に供給されて表示される。
プS153において、親機1から番組画像データが送信
されてこないと判定されるまで、ステップS153およ
びS154の処理が繰り返される。
から番組画像データが送信されてこないと判定された場
合、即ち、IEEE1394インタフェース153において、番
組画像データを受信することができなくなった場合、一
部拡大処理を終了する。
7の子機の一部拡大処理によれば、例えば、図38Aに
示すように、スケーラブルTVシステムを構成する第2
行第2列に位置する親機1に番組画像データが表示され
ている場合において、その番組画像データにおける、あ
る位置Pが拡大位置として指定されると、その拡大位置
Pを中心(重心)とする所定の長方形の範囲(図38A
において点線で示す範囲)が拡大範囲として設定され、
図38Bに示すように、その拡大範囲の番組画像データ
を拡大した一部拡大画像データが、番組画像データに代
えて、親機1に表示される。
が、全体表示用子機として選択された場合には、図38
Bに示すように、その全体表示用子機である子機2
21に、親機1に表示されていた番組画像データの全体が
表示される。
画像データにおける、より詳細に見たい部分を、細部に
わたって見ることができる。さらに、ユーザは、子機2
において、番組画像データの全体も見ることができる。
また、本実施の形態では、上述したように、ユーザがリ
モコン15を操作することによって、一部拡大画像デー
タの拡大率を設定することができるので、ユーザは、番
組画像データにおける、より詳細に見たい部分を、必要
な程度にまで自由に拡大して見ることができる。
37(図22)では、係数種データから生成されるタッ
プ係数wnを用いて、式(1)したがい、番組画像デー
タの拡大範囲が、一部拡大画像データに画像変換される
が、この画像変換は、式(1)だけに注目すれば、一
見、単なる補間処理であるように見える。しかしなが
ら、式(1)で用いられるタップ係数wnを生成するの
に用いられる係数種データは、図24乃至図28を参照
して説明したように、教師データと生徒データとを用い
ての学習によって得られるものであり、そのような係数
種データから生成されるタップ係数wnを用いて画像を
変換することにより、教師データに含まれる成分を再現
することができる。即ち、リサイズ処理用の係数種デー
タについて言えば、その係数種データが生成されたタッ
プ係数wnによれば、元の画像に現れていない細部を再
現して、その画像を拡大することができる。従って、学
習により求められる係数種データから生成される式
(1)による画像変換処理としてのリサイズ処理は、単
なる補間処理による画像の拡大処理とは、まったく異な
る。
拡大画像データへの拡大処理は、係数種データから求め
られるタップ係数を用いる他、単なる補間処理によって
行うことも可能である。しかしながら、単なる補間処理
による場合は、元の番組画像データが有していない細部
を再現することはできないため、拡大率を大にするほ
ど、いわばブロック状の角張った部分が目立つぼやけた
画像が得られることになる。
大画像データを表示し、子機2に番組画像データの全体
を表示するようにしたが、親機1に番組画像データを表
示させたまま、子機2に一部拡大画像データを表示する
ようにすることも可能である。
拡大画像データを表示し、全体表示用子機としての子機
2に番組画像データの全体を表示するようにしたが、そ
れらの表示に加えて、スケーラブルTVシステムを構成
する他のテレビジョン受像機に、一部拡大画像データま
たは番組画像データの全体を表示するようにすることも
可能である。
る親機1では、番組画像データの全体を表示し、他のテ
レビジョン受像機としての子機211乃至233それぞれに
は、拡大率が異なる一部拡大画像データを表示するよう
にすることが可能である。なお、この場合、拡大率が異
なる一部拡大画像データは、すべて親機1の信号処理部
137において生成し、他のテレビジョン受像機として
の子機211乃至233それぞれに供給することもできる
し、他のテレビジョン受像機としての子機211乃至233
それぞれの信号処理部157において、各拡大率の一部
拡大画像データを生成するようにすることも可能であ
る。
用の係数種データが、親機1に記憶されているものとし
たが、リサイズ処理用の係数種データが、親機1に記憶
されていない場合において、スケーラブルTVシステム
を構成する他のテレビジョン受像機が、リサイズ処理用
の係数種データを記憶しているときには、親機1におい
て、そのテレビジョン受像機からリサイズ処理用の係数
種データを取得するようにすることが可能である。ま
た、リサイズ処理用の係数種データは、その他、上述し
たように、係数種データ提供用サーバから取得するよう
にすることも可能である。
拡大するリサイズ処理を行うようにしたが、リサイズ処
理では、番組画像データを縮小することも可能である。
番組としての画像データ(番組画像データ)を拡大する
ようにしたが、一部拡大処理では、その他、外部の装置
(光ディスク装置や、光磁気ディスク装置、VTRな
ど)から入力される画像データを、その処理の対象とす
ることが可能である。
タの一部の水平方向および垂直方向の両方を、同一の拡
大率だけ拡大することは勿論、水平方向と垂直方向それ
ぞれを、異なる拡大率だけ拡大することも可能である。
中の、CRT11の表示画面で表示可能な拡大範囲だけ
を対象として一部拡大処理を行うようにしたが、一部拡
大処理は、番組画像データ全体を対象に行うことも可能
である。この場合、CRT11には、番組画像データを
拡大した拡大画像の全体を表示することはできないた
め、その一部分だけが表示されることとなるが、その拡
大画像のどの部分をCRT11に表示するかは、例え
ば、リモコン15の操作にしたがって変更するようにす
ることが可能である。
したように、画像データの一部を拡大する他、その全体
を拡大する特別機能を有しており、この特別機能は、親
機1と子機2において、全体拡大処理が行われることに
より実現される。
ば、一部拡大処理を行うことの指示と同様に、メニュー
画面から行うことができるようになっている。
ン15(図7)のメニューボタンスイッチ54(または
リモコン35(図8)のメニューボタンスイッチ84)
を操作した場合、親機1のCRT11(または子機2の
CRT31)には、メニュー画面が表示されるが、この
メニュー画面には、例えば、全体拡大処理を表すアイコ
ン(以下、適宜、全体拡大アイコンという)が表示され
るようになっており、ユーザが、この全体拡大アイコン
を、リモコン15を操作してクリックすることにより、
親機1と子機2それぞれにおいて、全体拡大処理が開始
される。
参照して、親機の全体拡大処理について説明する。
レビジョン放送番組としての画像データ(番組画像デー
タ)が表示されている状態において、全体拡大アイコン
がクリックされたとすると、まず最初に、ステップS1
61において、親機1(図10)のCPU129は、IE
EE1394インタフェース133を制御することにより、ス
ケーラブルTVシステムを構成するすべての子機に、リ
サイズ処理用の係数種データを送信する。
処理部137(図22)の係数種メモリ167には、リ
サイズ処理用の係数種データが記憶されているものと
し、CPU129は、ステップS161において、この
リサイズ処理用の係数種データを、信号処理部137か
ら読み出して送信する。
データを有していない場合には、上述した一部拡大処理
における場合と同様に、スケーラブルTVシステムを構
成する他のテレビジョン受像機のうち、リサイズ処理用
の係数種データを記憶しているものや、係数種データ提
供用サーバから、リサイズ処理用の係数種データを取得
するようにすることが可能である。
129は、IEEE1394インタフェース133を介して、ス
ケーラブルTVシステムを構成するすべての子機211乃
至33と通信することにより、電源がオフになっている子
機2ijがあるかどうかを判定する。
なっている子機2ijがあると判定された場合、ステップ
S163に進み、CPU129は、IEEE1394インタフェ
ース133を介して、電源をオンにすることを指令する
コマンドを送信し、これにより、電源がオフになってい
る子機2ijの電源をオン状態にさせ、ステップS164
に進む。
オフになっている子機2ijがないと判定された場合、ス
テップS163をスキップして、ステップS164に進
み、CPU129は、IEEE1394インタフェース133を
制御することにより、すべての子機211乃至233に対し
て、そのIEEE1394インタフェース153(図11)への
入力を選択して、そのCRT31に表示することを指令
する外部入力選択コマンドを送信し、ステップS165
に進む。
番組画像データを拡大する拡大率Nを1倍に初期化し、
さらに、最大拡大率Nmaxと拡大ピッチαを設定する。
に示した3×3台のテレビジョン受像機で構成されるス
ケーラブルTVシステムにおいて、親機1に表示された
番組画像データの全体(全画面)が、親機1を中心とし
て、他のテレビジョン受像機である子機211乃至233に
亘って徐々に拡大されていき、最終的には、3×3台の
テレビジョン受像機の全体に、番組画像データの全体を
拡大した画像データ(以下、適宜、全体拡大画像データ
という)が表示される。
タの全体は、最終的には、スケーラブルTVシステムを
構成するテレビジョン受像機の全体に表示可能な大きさ
の全体拡大画像データに拡大されるが、この最終的な全
体拡大画像データと、元の番組画像データ(親機1に表
示された番組画像データ)との比が、最大拡大率Nma x
として設定される。即ち、本実施の形態では、親機1に
表示された番組画像データが、3×3台のテレビジョン
受像機に表示される全体拡大画像データに拡大されるこ
とから、例えば、対角線を考えれば、単純には3倍に拡
大されることになるので、最大拡大率Nmaxは3倍に設
定される。
に、親機1に表示された番組画像データの全体が徐々に
拡大されていくが、これは、例えば、番組画像データ
を、徐々に大きな拡大率Nで拡大し、最終的には、最大
拡大率Nmaxで拡大することによって実現することがで
きる。従って、この場合、拡大率Nを、1倍から最大拡
大率Nmaxに、徐々に変化させる必要があるが、この拡
大率Nを変化させるピッチが、拡大ピッチαであり、例
えば、最大拡大率Nmax−1を、1以上の所定の値(以
下、適宜、拡大回数値という)で除算した値が設定され
る。
1に設定しておくこともできるし、ユーザがリモコン1
5(またはリモコン35)を操作することにより設定可
能なようにすることもできる。拡大回数値を小さな値に
設定した場合には、親機1に表示された番組画像データ
は、即座に、大きな全体拡大画像データに拡大され、拡
大回数値を大きな値に設定した場合には、親機1に表示
された番組画像データは、徐々に、大きな全体拡大画像
データに拡大されることになる。
に、拡大率Nの初期化、並びに最大拡大率Nmaxおよび
拡大ピッチαの設定が行われた後は、ステップS166
に進み、CPU129は、拡大率Nを、N+α倍に新た
に設定し、ステップS167に進む。
定された拡大率Nが、最大拡大率N maxを越える場合に
は、CPU129は、拡大率Nを最大拡大率Nmaxに設
定する。
親機1に表示された番組画像データ中の、その信号処理
部137で拡大すべき範囲としての拡大範囲と、各子機
2ij(図11)の信号処理部157で拡大すべき範囲と
しての拡大範囲とを、ステップS165で設定した拡大
率Nに基づいて求め、ステップS168に進む。ステッ
プS168では、CPU129は、親機1のCRT11
と、各子機2ij(図11)のCRT31それぞれにおい
て、番組画像データの拡大範囲を拡大した画像データ
(これも、以下、適宜、一部拡大画像データという)を
表示させる範囲としての表示範囲を、ステップS165
で設定した拡大率Nに基づいて求め、ステップS169
に進む。
範囲(親機1の信号処理部137で拡大すべき番組画像
データの範囲)、および子機2ijの拡大範囲(子機2ij
の信号処理部157で拡大すべき番組画像データの範
囲)、並びに子機2ijの表示範囲(子機2ijCRT31
において、子機2ijの拡大範囲の番組画像データを拡大
した一部拡大画像データを表示させる範囲)を、拡大率
Nに基づいて算出する算出方法について説明する。
機で構成されるスケーラブルTVシステムの表示画面を
示している。
面は、1台の親機1のCRT11による表示画面と、8
台の子機211乃至233それぞれのCRT31による表示
画面との合計9台のCRTによる表示画面で構成され
る。なお、上述したように、親機1と子機2ijの表示画
面サイズは、同一である。
1に表示された番組画像データの全体が徐々に拡大され
ていくが、いま、親機1に表示された番組画像データを
画像データQとするとともに、その画像データQを所定
の拡大率Nで拡大して得られる全体拡大画像データを画
像データQ’とする。
横の長さを、それぞれaとbで表すと、番組画像データ
Qの縦と横の長さも、それぞれaとbとなる。
像データQの縦と横の長さをN倍したものであるから、
その縦と横の長さは、それぞれNaとNbとなる。
1に表示された番組画像データQの全体を、親機1を中
心として拡大した全体拡大画像データQ’が表示される
から、親機1および子機211乃至233のすべてによっ
て、全体拡大画像データQ’を、親機1を中心として表
示する場合には、親機1では、その表示画面中の、図4
0AにおいてR1で示す範囲に一部拡大画像データを表
示する必要があり、子機2ijでは、図40AにおいてR
ijで示す範囲に一部拡大画像データを表示する必要があ
る。
範囲R1が親機1の表示範囲として求められるととも
に、範囲Rijが子機2ijの表示範囲として求められる。
体が表示範囲R1として求められる。また、親機1の左
上の子機211については、その表示画面の右下側の横×
縦が((Nb−b)/2)×((Na−a)/2)の範
囲が表示範囲R11として求められ、親機1の上の子機2
12については、その表示画面の下側の横×縦がb×
((Na−a)/2)の範囲が表示範囲R12として求め
られる。さらに、親機1の右上の子機213については、
その表示画面の左下側の横×縦が((Nb−b)/2)
×((Na−a)/2)の範囲が表示範囲R13として求
められ、親機1の左の子機221については、その表示画
面の右側の横×縦が((Nb−b)/2)×aの範囲が
表示範囲R21として求められる。また、親機の右の子機
223については、その表示画面の左側の横×縦が((N
b−b)/2)×aの範囲が表示画面R23として求めら
れ、親機1の左下の子機231については、その表示画面
の右上側の横×縦が((Nb−b)/2)×((Na−
a)/2)の範囲が表示範囲R 31として求められる。さ
らに、親機1の下の子機232については、その表示画面
の上側の横×縦がb×((Na−a)/2)の範囲が表
示範囲R32として求められ、親機の右下の子機233につ
いては、その表示画面の左上側の横×縦が((Nb−
b)/2)×((Na−a)/2)の範囲が表示範囲R
33として求められる。
示範囲R1および子機2ijの表示範囲Rijを、全体拡大
画像データQ’の範囲と捉えると、全体拡大画像データ
Q’における範囲R1およびRijの画像データは、元の
番組画像データQの一部を拡大した一部拡大画像データ
であるため、親機1の表示範囲R1および子機2ijの表
示範囲Rijに表示させる一部拡大画像データに拡大する
番組画像データQの範囲としての拡大範囲を求める必要
がある。
に示すように、全体拡大画像データQ’の範囲R1とR
ijに対応する、元の番組画像データQの範囲r1とrij
が、親機1の拡大範囲と子機2ijの拡大範囲として、そ
れぞれ求められる。
全体拡大画像データQ’は、b×aの大きさの番組画像
データQをN倍の拡大率で拡大したものであるから、全
体拡大画像データQ’の範囲R1とRijを1/Nに縮小
した範囲に相当する、番組画像データQの範囲r1とr
ijが、親機1の拡大範囲と子機2ijの拡大範囲として、
それぞれ求められる。
データQの中心部分の横×縦がb/N×a/Nの範囲が
拡大範囲r1として求められる。また、親機1の左上の
子機211については、番組画像データQの左上側の横×
縦が((b−b/N)/2)×((a−a/N)/2)
の範囲が拡大範囲r11として求められ、親機1の上の子
機212については、番組画像データQの上側の横×縦が
(b/N)×((a−a/N)/2)の範囲が拡大範囲
r12として求められる。さらに、親機1の右上の子機2
13については、番組画像データQの右上側の横×縦が
((b−b/N)/2)×((a−a/N)/2)の範
囲が拡大範囲r13として求められ、親機1の左の子機2
21については、番組画像データQの左側の横×縦が
((b−b/N)/2)×(a/N)の範囲が拡大範囲
r21として求められる。また、親機の右の子機223につ
いては、番組画像データQの右側の横×縦が((b−b
/N)/2)×(a/N)の範囲が表示画面R23として
求められ、親機1の左下の子機2 31については、番組画
像データQの左下側の横×縦が((b−b/N)/2)
×((a−a/N)/2)の範囲が拡大範囲r31として
求められる。さらに、親機1の下の子機232について
は、番組画像データQの下側の横×縦が(b/N)×
((a−a/N)/2)の範囲が拡大範囲r32として求
められ、親機の右下の子機233については、番組画像デ
ータQの右下側の横×縦が((b−b/N)/2)×
((a−a/N)/2)の範囲が拡大範囲r33として求
められる。
PU129は、IEEE1394インタフェース133を制御す
ることにより、ステップS161で送信したリサイズ処
理用の係数種データを用いて、画像データを拡大するリ
サイズ処理を行って表示することを指令する拡大表示コ
マンドを、番組画像データ、拡大率N、拡大範囲、およ
び表示範囲とともに、各子機2ijに送信する。
については、デマルチプレクサ124に、トランスポー
トストリーム中の、MPEGビデオデコーダ125に供
給されているTSパケットを要求し、その要求に応じ
て、デマルチプレクサ124から供給されるTSパケッ
トを受信して、各子機2ijに送信する。
示範囲については、各子機2ijについて求められた拡大
範囲および表示範囲を、その子機2ijに送信する。
ijには、TSパケットではなく、フレームメモリ127
に記憶された番組画像データ、即ち、MPEGデコード
後の画像データを、信号処理部137を介して読み出し
て送信するようにすることも可能である。この場合、各
子機2ijでは、番組画像データを、MPEGデコードす
る必要がなくなる。
番組画像データを子機2ijに送信する場合には、番組画
像データの全体ではなく、番組画像データのうちの、子
機2 ijについて求められた拡大範囲の分だけを送信する
ようにすることが可能である。
129は、ステップS166で設定した拡大率Nに対応
するパラメータzを、信号処理部137(図22)のパ
ラメータメモリ168にセットし、ステップS171に
進む。
信号処理部137(図22)を制御することにより、フ
レームメモリ127に記憶された、ステップS169で
各子機2ijに送信したのと同一の番組画像データの、親
機1について求められた拡大範囲r1(図40B)を対
象とした画像変換処理を行わせる。
理部137(図22)を構成する係数種メモリ167に
は、リサイズ処理用の係数種データが記憶されており、
信号処理部137は、フレームメモリ127に記憶され
た番組画像データの拡大範囲r1を、係数種メモリ16
7に記憶されたリサイズ処理用の係数種データと、パラ
メータメモリ168に記憶されたパラメータzから生成
されるタップ係数を用いて画像変換処理することによ
り、その拡大範囲r1の番組画像データを、拡大率Nで
拡大(リサイズ)した画像データとしての一部拡大画像
データに変換する。
拡大画像データが、CRT11の表示画面中の、親機1
について求められた表示範囲R1(図40A)の位置に
表示されるものとなるように、信号処理部137を制御
する。即ち、これにより、信号処理部137では、一部
拡大画像データが、CRT11の表示画面中の、親機1
について求められた表示範囲R1(図40A)の位置に
表示されるように、その表示位置が調整される。
たことから、表示範囲R1は、CRT11の表示画面サ
イズに一致しているため、実際には、一部拡大画像デー
タの表示位置を調整する必要はない。
37は、ステップS171で得られた一部拡大画像デー
タを、フレームメモリ127およびNTSCエンコーダ
128を介してCRT11に供給して表示させる。
は、その表示画面全体に、番組画像データの拡大範囲r
1を拡大率Nだけ拡大した一部拡大画像データが表示さ
れる。
129は、拡大率Nが、最大拡大率Nmax未満であるか
どうかを判定する。ステップS173において、拡大率
Nが、最大拡大率Nmax未満であると判定された場合、
ステップS166に進み、以下、同様の処理が繰り返さ
れる。
Nが、最大拡大率Nmax未満でないと判定された場合、
即ち、ステップS166で拡大率Nが、最大拡大率N
maxに設定された場合、ステップS174に進み、CP
U129は、ステップS169における場合と同様に、
IEEE1394インタフェース133を制御することにより、
拡大表示コマンドを、番組画像データ、拡大率N、拡大
範囲、および表示範囲を、各子機2ijに送信し、ステッ
プS175に進む。
信号処理部137(図22)を制御することにより、フ
レームメモリ127に記憶された、ステップS174で
各子機2ijに送信したのと同一の番組画像データの、親
機1について求められた拡大範囲r1(図40B)を対
象とした画像変換処理を行わせる。
は、ステップS169における場合と同様に、信号処理
部137は、フレームメモリ127に記憶された番組画
像データの拡大範囲r1を、係数種メモリ167に記憶
されたリサイズ処理用の係数種データと、パラメータメ
モリ168に記憶されたパラメータzから生成されるタ
ップ係数を用いて画像変換処理することにより、その拡
大範囲r1の番組画像データを、拡大率Nで拡大(リサ
イズ)した画像データとしての一部拡大画像データに変
換する。
76において、ステップS172における場合と同様
に、フレームメモリ127およびNTSCエンコーダ1
28を介してCRT11に供給されて表示される。
送信される拡大率N、拡大範囲、表示範囲は、最後に行
われたステップS166乃至S168でそれぞれ求めら
れたものであるから、拡大率Nは最大拡大率Nmaxにな
っている。さらに、拡大範囲と表示範囲は、最大拡大率
Nmaxになっている拡大率Nについて求められたものと
なっている。
示範囲も、最大拡大率Nmaxになっている拡大率Nにつ
いて求められたものとなっている。
行われる際には、最後に行われたステップS170の処
理によって、信号処理部137(図22)のパラメータ
メモリ168には、最大拡大率Nmaxに対応したパラメ
ータzがセットされている。
大率Nmaxになっている拡大率Nについて求められた拡
大範囲r1の番組画像データを、最大拡大率Nmaxで拡大
することにより得られる一部拡大画像データが、最大拡
大率Nmaxになっている拡大率Nについて求められた表
示範囲R1(上述したように、親機1については、CR
T11の表示画面に等しい)に表示される。
129は、全体拡大画像データの表示を終了するコマン
ド(以下、適宜、全体拡大終了コマンドという)が送信
されてきたかどうかを判定する。
コマンドが送信されてきていないと判定された場合、ス
テップS174に戻り、以下、同様の処理が繰り返され
る。従って、この場合、親機1では、最大拡大率Nmax
で拡大された一部拡大画像データの表示が続行される。
大終了コマンドが送信されてきたと判定された場合、即
ち、例えば、ユーザが、リモコン15(図7)を操作す
ることにより、CRT11にメニュー画面を表示させ、
さらに、そのメニュー画面における全体拡大アイコンを
再クリックし、これにより、そのリモコン15の操作に
対応するコマンドである全体拡大終了コマンドの赤外線
が、リモコン15から出射され、IR受信部135で受
信されてCPU129に供給された場合、ステップS1
78に進み、信号処理部137における画像変換処理を
終了し、親機1の全体拡大処理を終了する。これによ
り、フレームメモリ127に記憶された番組画像データ
は、そのまま、NTSCエンコーダ128を介して、C
RT11に供給されるようになり、CRT11では、番
組画像データが、通常のサイズで表示される。
て、スケーラブルTVシステムを構成する各子機2ijで
行われる子機の全体拡大処理について説明する。
テップS181において、CPU149が、図39のス
テップS161で親機1からリサイズ処理用の係数種デ
ータが送信されてくるのを待って、その係数種データ
を、IEEE1394インタフェース153を介して受信する。
さらに、ステップS181では、CPU149は、受信
したリサイズ処理用の係数種データを、信号処理部15
7(図29)に転送し、その係数種メモリ207にセッ
トする。なお、その際、信号処理部157は、自身が元
から係数種メモリ207に記憶している係数種データ
を、あらかじめ、EEPROM157Bの空き領域に待
避させる。
成する係数メモリ207に、リサイズ処理用の係数種デ
ータが記憶されている場合、上述のステップS181、
および後述するステップS188の処理は、スキップす
るようにすることができる。
149は、親機1が図39のステップS164で送信し
てくる外部入力選択コマンドを受信したかどうかを判定
し、受信していないと判定した場合、ステップS182
に戻る。
からの外部入力選択コマンドを受信したと判定された場
合、即ち、IEEE1394インタフェース153において、親
機1からの外部入力選択コマンドが受信され、CPU1
49に供給された場合、ステップS183に進み、CP
U149は、IEEE1394インタフェース153で受信され
る番組画像データを選択し、デマルチプレクサ144を
介して、MPEGビデオデコーダ145に供給する状態
となり、ステップS184に進む。
親機1から、拡大表示コマンドとともに、番組画像デー
タ、拡大率N、拡大範囲rij、および表示範囲Rijが送
信されてきたかどうかを判定する。
拡大表示コマンドとともに、番組画像データ、拡大率
N、拡大範囲rij、および表示範囲Rijが送信されてき
たと判定された場合、即ち、IEEE1394インタフェース1
53において、親機1からの拡大表示コマンド、並びに
番組画像データ、拡大率N、拡大範囲rij、および表示
範囲Rijが受信され、CPU149に供給された場合、
CPU149は、以下、拡大表示コマンドにしたがい、
その拡大表示コマンドとともに送信されてきた番組画像
データの拡大範囲rijを、拡大率Nで拡大し、その結果
得られる一部拡大画像データを、CRT31の表示画面
中の表示範囲Rijに表示させる処理を行う。
185に進み、CPU149は、CPU149は、拡大
表示コマンドとともに受信した拡大率Nに対応するパラ
メータzを、信号処理部157(図29)のパラメータ
メモリ208にセットし、ステップS186に進む。
信号処理部157(図29)を制御することにより、フ
レームメモリ147に記憶された、拡大表示コマンドと
ともに受信した番組画像データの、子機2ijについて求
められた拡大範囲rij(図40B)を対象とした画像変
換処理を行わせる。
プS169およびS174において、親機1から、子機
2ijに対して、拡大表示コマンドとともに、番組画像デ
ータとしてのTSパケットが送信されるが、この場合、
CPU149は、IEEE1394インタフェース153を介し
て受信した親機1からのTSパケットを、デマルチプレ
クサ144を介して、MPEGビデオデコーダ145に
供給する。MPEGビデオデコーダ145は、そのTS
パケットをMPEGデコードし、番組画像データを得
て、フレームメモリ147に書き込む。
9)を構成する係数種メモリ207には、ステップS1
81でリサイズ処理用の係数種データがセットされてお
り、信号処理部157は、フレームメモリ147に記憶
された番組画像データの拡大範囲rijを、係数種メモリ
207に記憶されたリサイズ処理用の係数種データと、
パラメータメモリ208に記憶されたパラメータzから
生成されるタップ係数を用いて画像変換処理することに
より、その拡大範囲rijの番組画像データを、拡大率N
で拡大(リサイズ)した画像データとしての一部拡大画
像データに変換する。
拡大画像データが、CRT31の表示画面中の、子機ij
について求められた表示範囲Rij(図40A)の位置に
表示されるものとなるように、信号処理部157を制御
する。即ち、これにより、信号処理部157では、一部
拡大画像データが、CRT31の表示画面中の、子機2
ijについて求められた表示範囲Rij(図40A)の位置
に表示されるように、その表示位置が調整される。
0Aに示したように、一部拡大画像データが、そのCR
T31の表示画面中の右下の表示範囲R11に表示される
ように、一部拡大画像データの表示位置が調整される。
1の表示画面中の表示範囲R11以外の範囲の画像データ
は、例えば、黒レベルとされる。他の子機2ijにおいて
も同様である。
57は、ステップS186で得られた一部拡大画像デー
タを、フレームメモリ147およびNTSCエンコーダ
148を介してCRT31に供給して表示させる。
ステップS184乃至S187の処理が繰り返される。
から、拡大表示コマンドとともに、番組画像データ、拡
大率N、拡大範囲rij、および表示範囲Rijが送信され
てこないと判定された場合、即ち、IEEE1394インタフェ
ース153において、拡大表示コマンド、並びに番組画
像データ、拡大率N、拡大範囲rij、および表示範囲R
ijを受信することができなくなった場合、ステップS1
88に進み、信号処理部157は、EEPROM157
Bに待避しておいた元の係数種データを、係数種メモリ
207(図29)にセットし直し、子機の全体拡大処理
を終了する。
1の子機の全体拡大処理によれば、例えば、図42Aに
示すように、スケーラブルTVシステムを構成する第2
行第2列に位置する親機1に番組画像データが表示され
ている場合に、その親機1に表示された番組画像データ
の全体が、図42Bに示すように、親機1を中心とし
て、子機211乃至233に亘って徐々に拡大されていき、
最終的には、図42Cに示すように、3×3台の親機1
および子機211乃至233の全体に、番組画像データの全
体を拡大した全体拡大画像データが表示されることにな
る。
を、その細部にわたって拡大した全体拡大画像データを
見ることができる。
は、実際には、そのスケーラブルTVシステムを構成す
るテレビジョン受像機の筐体が存在するから、隣接する
テレビジョン受像機どうしの、その隣接部分は筐体であ
り、その部分には、画像は表示されない。即ち、図42
では、図を簡略化するため、隣接するテレビジョン受像
機どうしの間に存在する筐体部分を省略している。しか
しながら、実際には、隣接するテレビジョン受像機どう
しの間には、筐体が存在し、従って、全体拡大画像デー
タは、僅かではあるが、テレビジョン受像機の筐体部分
で表示されず、いわば区切られたものとなるという問題
点がある。
部に、その視聴を妨げる微小幅のラインがあっても、そ
のラインで隠されている部分の画像を、その周辺の画像
から補間する補間作用があるため、上述した問題点は、
全体拡大画像データを視聴する上で、それほど大きな問
題とはならない。
処理で説明した場合と同様に、リサイズ処理用の係数種
データを用いて、画像変換処理を行って全体拡大画像デ
ータを得る他、単なる補間処理によって、番組画像デー
タを拡大した全体拡大画像データを得ることが可能であ
る。
にわたって拡大した全体拡大画像データを見ることがで
きるのは、信号処理部137および157において、リ
サイズ処理用の係数種データを用いて、画像変換処理を
行った場合であり、単なる補間処理によって、番組画像
データの拡大を行った場合には、全体拡大画像データを
見ることはできるが、その細部の再現は行われない。即
ち、単なる補間処理による場合は、リサイズ処理用の係
数種データを用いた画像変換処理による場合に比較し
て、大きく画質の劣化した全体拡大画像データしか見る
ことはできない。
図33で説明した認証が成功した場合にのみ、特別機能
を提供するようにしたが、認証が失敗した場合であって
も、特別機能を、いわば制限付きで提供するようにする
ことが可能である。
リサイズ処理用の係数種データを用いた画像変換処理に
よって、全体拡大画像データを提供し、認証が失敗した
場合には、単なる補間処理による全体拡大画像データを
提供するようにすることが可能である。
親機や子機でないテレビジョン受像機を用いて構成して
いるユーザは、全体拡大画像データを見ることはできる
が、その全体拡大画像データは、単なる補間処理による
ものなので、リサイズ処理用の係数種データを用いた画
像変換処理による場合に比較して、かなり画質の劣化し
たものとなる。
を、親機や子機であるテレビジョン受像機を用いて構成
しているユーザは、リサイズ処理用の係数種データを用
いた画像変換処理による高画質の全体拡大画像データを
見ることができる。
親機や子機でないテレビジョン受像機を用いて構成して
いるユーザにおいては、高画質の全体拡大画像データを
見るために、親機や子機であるテレビジョン受像機を購
入するインセンティブが働くことになる。
れた番組画像データの全体を、スケーラブルTVシステ
ムを構成するテレビジョン受像機の全体に表示可能な大
きさの全体拡大画像データに拡大する拡大率を、最大拡
大率Nmaxとして設定するようにしたが、最大拡大率N
maxは、ユーザが、リモコン15(またはリモコン3
5)を操作することにより、任意の値に設定可能なよう
にすることができる。
データを、スケーラブルTVシステムを構成するテレビ
ジョン受像機の全体に表示可能な大きさの全体拡大画像
データよりも大きい画像データに拡大する値(以下、適
宜、規定外最大拡大率という)に設定されることがあ
り、その規定外最大拡大率で拡大された全体拡大画像デ
ータは、その全体を、スケーラブルTVシステムで表示
することができなくなる。即ち、規定外最大拡大率で拡
大された全体拡大画像データは、その一部だけしか表示
することができなくなる。この場合、規定外最大拡大率
で拡大された全体拡大画像データのどの部分を表示する
かは、例えば、ユーザが、リモコン15(またはリモコ
ン35)を操作することにより設定可能なようにするこ
とができる。
システムを構成する各テレビジョン受像機において、そ
のテレビジョン受像機で表示すべき一部拡大画像データ
を生成するようにしたが、スケーラブルTVシステムを
構成する各テレビジョン受像機で表示すべき一部拡大画
像データは、例えば、親機1などの1台、または複数台
のテレビジョン受像機において生成するようにすること
が可能である。即ち、例えば、親機1において、全体拡
大画像データを生成し、その全体拡大画像データのうち
の一部である一部拡大画像データを、IEEE1394インタフ
ェース133を介して、各子機2ijに送信するようにす
ることが可能である。但し、この場合、親機1は、自身
で表示すべき一部拡大画像データの他、他のテレビジョ
ン受像機である各子機2ijで表示すべき一部拡大画像デ
ータも生成する必要があるので、その処理負担が大にな
る。
送番組としての画像データ(番組画像データ)を拡大す
るようにしたが、全体拡大処理でも、一部拡大処理にお
ける場合と同様に、外部の装置から入力される画像デー
タを、その処理の対象とすることが可能である。
大処理における場合と同様に、番組画像データの一部の
水平方向および垂直方向の両方を、同一の拡大率だけ拡
大することは勿論、水平方向と垂直方向それぞれを、異
なる拡大率だけ拡大することも可能である。
ジョン受像機で構成されるスケーラブルTVシステムに
おいて、その中心に配置された親機1に表示される画像
データが、その周囲に配置された各子機2ijの方向(左
上、左、左下、上、下、右上、右、右下の8方向)それ
ぞれに向かって拡大されていく全体拡大画像データが表
示されるが、その他、例えば、左下に配置された子機2
31に表示される画像データが、その上に配置された子機
221、右上に配置された親機1、右に配置された子機2
32の方向それぞれに向かって拡大されていくような全体
拡大画像データを表示するようにすることも可能であ
る。
2ijにおいて、ユーザがリモコン15を操作することに
より、全体拡大処理を行うことの指令があった後に、全
体拡大画像データ(を構成する一部拡大画像データ)を
生成するようにしたが、親機1や各子機2ijでは、常
時、拡大率Nが、1+α,1+2α,1+3α,・・
・,Nmax倍の全体拡大画像データを生成するように
し、全体拡大処理を行うことの指令があった場合は、即
座に、その拡大率Nが1+α,1+2α,1+3α,・
・・,Nmax倍の全体拡大画像データを、順次表示する
ようにすることも可能である。
スケーラブルTVシステムを構成するテレビジョン受像
機全体に、画像データを表示する、いわゆるマルチ画面
表示を行う特別機能を有しており、この特別機能は、親
機1と子機2において、マルチ画面表示処理が行われる
ことにより実現される。
例えば、一部拡大処理や全体拡大処理を行うことの指示
と同様に、メニュー画面から行うことができるようにな
っている。
ン15(図7)のメニューボタンスイッチ54(または
リモコン35(図8)のメニューボタンスイッチ84)
を操作した場合、親機1のCRT11(または子機2の
CRT31)には、メニュー画面が表示されるが、この
メニュー画面には、例えば、マルチ画面表示処理を表す
アイコン(以下、適宜、マルチ画面表示アイコンとい
う)が表示されるようになっており、ユーザが、このマ
ルチ画面表示アイコンを、リモコン15を操作してクリ
ックすることにより、親機1と子機2それぞれにおい
て、マルチ画面表示処理が開始される。
て、親機のマルチ画面表示処理について説明する。
Cに示したように、スケーラブルTVシステムを構成す
るテレビジョン受像機全体に、番組画像データが表示さ
れる。従って、親機1のマルチ画面表示処理は、実質的
には、拡大率Nを最大拡大率Nmaxに固定し、拡大ピッ
チαを無視して行う、図39の全体拡大処理と等価であ
る。
は、ステップS191乃至S194において、図39の
ステップS161乃至S164における場合とそれぞれ
同様の処理が行われる。
のステップS165における場合と同様にして、最大拡
大率Nmaxが設定され、ステップS196に進む。ステ
ップS196では、親機1(図10)のCPU129
は、拡大率Nを、最大拡大率N maxに設定し、ステップ
S197に進む。
最大拡大率Nmaxが設定されている拡大率Nに基づき、
親機1における番組画像データの拡大範囲r1と、各子
機2i j(図11)における番組画像データの拡大範囲r
ijとを、図39のステップS167における場合と同様
にして求め、ステップS198に進む。
ップS167で拡大範囲を求める他、ステップS168
で表示範囲も求めるが、拡大率Nが、最大拡大率Nmax
である場合には、親機1の表示範囲R1は、そのCRT
11の表示画面全体であり、また、子機2ijの表示範囲
Rijも、そのCRT31の表示画面全体であるから、あ
らかじめ分かっており、求める必要がない(または、あ
らかじめ求められていると考えることができる)。この
ため、マルチ画面表示処理では、改めて、親機1の表示
範囲R1と、子機2ijの表示範囲Rijを求めるようには
されていない。
図39のステップS170における場合と同様にして、
最大拡大率Nmaxが設定されている拡大率Nに対応する
パラメータzを、信号処理部137(図22)のパラメ
ータメモリ168にセットする。
順次進み、図39のステップS174乃至S176にお
ける場合とそれぞれ同様に処理が行われ、これにより、
親機1では、最大拡大率Nmaxで拡大された一部拡大画
像データが表示される。
129は、マルチ画面表示を終了するコマンド(以下、
適宜、マルチ画面表示終了コマンドという)が送信され
てきたかどうかを判定する。
示終了コマンドが送信されてきていないと判定された場
合、ステップS199に戻り、以下、同様の処理が繰り
返される。従って、この場合、親機1では、最大拡大率
Nmaxで拡大された一部拡大画像データの表示が続行さ
れる。
画面表示終了コマンドが送信されてきたと判定された場
合、即ち、例えば、ユーザが、リモコン15(図7)を
操作することにより、CRT11にメニュー画面を表示
させ、さらに、そのメニュー画面におけるマルチ画面表
示アイコンを再クリックし、これにより、そのリモコン
15の操作に対応するコマンドであるマルチ画面表示終
了コマンドの赤外線が、リモコン15から出射され、I
R受信部135で受信されてCPU129に供給された
場合、ステップS203に進み、信号処理部137にお
ける画像変換処理を終了し、親機1のマルチ画面表示処
理を終了する。これにより、フレームメモリ127に記
憶された番組画像データは、そのまま、NTSCエンコ
ーダ128を介して、CRT11に供給されるようにな
り、CRT11では、番組画像データが、通常のサイズ
で表示される。
機2ijが行うマルチ画面表示処理)は、図41で説明し
た子機2ijの全体拡大処理と同様であるため、その説明
は、省略する。
スケーラブルTVシステムを構成するテレビジョン受像
機それぞれに同一の処理を行わせる特別機能を有してお
り、この特別機能は、親機1において、一括同時制御処
理が行われることにより実現される。
えば、一部拡大処理等を行うことの指示と同様に、メニ
ュー画面から行うことができるようになっている。
ン15(図7)のメニューボタンスイッチ54(または
リモコン35(図8)のメニューボタンスイッチ84)
を操作した場合、親機1のCRT11(または子機2の
CRT31)には、メニュー画面が表示されるが、この
メニュー画面には、例えば、一括同時制御処理を表すア
イコン(以下、適宜、一括同時制御アイコンという)が
表示されるようになっており、ユーザが、この一括同時
制御アイコンを、リモコン15を操作してクリックする
ことにより、親機1において、一括同時制御処理が開始
される。
て、親機の一括同時制御処理について説明する。
のCPU129は、リモコン15(またはリモコン2
5)が操作されることにより、所定の処理を指令するコ
マンドが入力されるのを待って、即ち、IR受信部15
において、リモコン15からの所定のコマンドに対応す
る赤外線が受信され、CPU129に供給されるのを待
って、ステップS211において、そのコマンドを受信
する。さらに、ステップS211では、CPU129
は、そのコマンドに対応した処理を行い、ステップS2
12に進む。
ステップS211で受信した、リモコン15の操作に対
応したコマンド(以下、適宜、リモコンコマンドとい
う)に対応する処理を行うことができる子機2ijが、ス
ケーラブルTVシステムを構成するテレビジョン受像機
の中に存在するかどうかを判定する。
PU129がEEPROM130に記憶された各子機2
ijの機能情報を参照することで行われる。
ンドに対応する処理を行うことのできる子機2ijが存在
すると判定された場合、ステップS213に進み、CP
U129は、IEEE1394インタフェース133を制御する
ことにより、リモコンコマンドに対応する処理を行うこ
とのできる子機2ijすべてに、リモコンコマンドを送信
する。
システムを構成する子機2ijすべてが、リモコンコマン
ドに対応する処理を行うことができるものであれば、そ
の子機2ijすべてに、リモコンコマンドが送信され、各
子機2ijでは、そのリモコンコマンドに対応する処理、
即ち、ステップS211で親機1で行われたのと同一の
処理が行われる。
ンコマンドに対応する処理を行うことのできる子機2ij
が存在しないと判定された場合、ステップS213をス
キップして、ステップS214に進み、CPU129
は、一括同時制御処理を終了するコマンド(以下、適
宜、一括同時制御終了コマンドという)が送信されてき
たかどうかを判定する。
終了コマンドが送信されてきていないと判定された場
合、リモコン15が操作されることにより、所定の処理
を指令するコマンド(リモコンコマンド)が入力される
のを待って、ステップS211に戻り、以下、同様の処
理が繰り返される。
時制御終了コマンドが送信されてきたと判定された場
合、即ち、例えば、ユーザが、リモコン15(図7)を
操作することにより、CRT11にメニュー画面を表示
させ、さらに、そのメニュー画面における一括同時制御
アイコンを再クリックし、これにより、そのリモコン1
5の操作に対応するコマンドである一括同時制御終了コ
マンドの赤外線が、リモコン15から出射され、IR受
信部135で受信されてCPU129に供給された場
合、一括同時制御処理を終了する。
ま、スケーラブルTVシステムを構成する子機2ijすべ
てが、リモコンコマンドに対応する処理を行うことがで
きるものであるとすると、ユーザが、リモコン15を操
作することにより、例えば、あるチャンネルを選択する
ことが指令された場合、図45Aに示すように、スケー
ラブルTVシステムを構成する親機1および子機2のす
べてにおいて、そのチャンネルで放送されている画像デ
ータが表示される。さらに、ユーザが、リモコン15を
操作することにより、他のチャンネルへの切り換えを指
令すると、図45Bに示すように、スケーラブルTVシ
ステムを構成する親機1および子機2のすべてにおい
て、チャンネルの切り換えが行われる。
よって、スケーラブルTVシステムを構成するテレビジ
ョン受像機すべてを、同時に、同じように制御すること
ができる。
コン15を付随させ、各子機2ijにも、それぞれ、リモ
コン35を付随させることが可能である。さらに、上述
したように、親機1は、そのリモコン15によっても、
子機2ijのリモコン35によっても制御することが可能
であり、子機2ijも、そのリモコン35によっても、親
機1のリモコン15によっても制御することが可能であ
る。
するテレビジョン受像機は、そのすべてを、1台のリモ
コン15(または35)だけで制御することが可能であ
る。
で、複数台のテレビジョン受像機それぞれを、別個に制
御するには、例えば、リモコン15に、複数台のテレビ
ジョン受像機それぞれの機器IDを設定しておき、所望の
コマンドを入力する操作を行う前に、制御しようとする
テレビジョン受像機の機器IDを入力する操作等の、制御
対象とするテレビジョン受像機を特定する操作が必要と
なり、面倒である。
るリモコン15を、各子機2ijの制御には、やはり、各
子機2ijに付随するリモコン35を、それぞれ用いるよ
うにする方法がある。
ケーラブルTVシステムを構成するテレビジョン受像機
それぞれを、別個に制御するのに、9台という多数のリ
モコンが必要となる。さらに、この場合、どのリモコン
が、どのテレビジョン受像機を制御するものなのか、一
見しただけでは分からなくなることがある。
する親機1と各子機2ijのうち、ユーザが制御対象とし
ているテレビジョン受像機を、親機1のリモコン15と
各子機2ijのリモコン35のうちの任意のリモコンによ
って、ユーザが、制御対象としているテレビジョン受像
機を特定する操作を行うことなく制御することができれ
ば、便利である。
ーザが、制御対象としているテレビジョン受像機を認識
し、その制御対象のテレビジョン受像機を、リモコン1
5(またはリモコン35)によって制御可能とする特別
機能を有しており、この特別機能は、親機1と子機2に
おいて、個別処理が行われることにより実現される。
ニュー画面から行うことができるようになっている。
ン15(図7)のメニューボタンスイッチ54(または
リモコン35(図8)のメニューボタンスイッチ84)
を操作した場合、親機1のCRT11(または子機2の
CRT31)には、メニュー画面が表示されるが、この
メニュー画面には、例えば、個別処理を表すアイコン
(以下、適宜、個別処理アイコンという)が表示される
ようになっており、ユーザが、この個別処理アイコン
を、リモコン15を操作してクリックすることにより、
親機1と子機2それぞれにおいて、個別処理が開始され
る。
参照して、親機1の個別処理について説明する。
129は、IR受信部135において、リモコン15
(またはリモコン35)からの赤外線が受信されるのを
待って、ステップS221において、IR受信部135
における赤外線の受信強度を検出する。即ち、ユーザ
が、スケーラブルTVシステムを構成する、あるテレビ
ジョン受像機を制御対象として、その制御対象を制御す
るのに、リモコン15を操作すると、リモコン15は、
その操作に対応する赤外線を出射する。この赤外線は、
親機1のIR受信部135、および各子機2ij(図1
1)のIR受信部155で受光されるが、ステップS2
21では、CPU129は、IR受信部135に、その
赤外線の受信強度を検出させ、その供給を受ける。
129は、IEEE1394インタフェース133を介して、各
子機2ijに、各子機2ijでのリモコン15からの赤外線
の受信強度を要求し、その要求に応じて、各子機2ijか
ら送信されてくる赤外線の受信強度を、IEEE1394インタ
フェース133を介して取得(受信)する。
15を操作することにより、そのリモコン15が出射す
る赤外線は、親機1のみならず、各子機2ijでも受光さ
れるが、ステップS222では、その赤外線の、各子機
2ijでの受信強度が取得される。
129は、ステップS221で検出した親機1での赤外
線の受信強度と、ステップS222で取得した各子機2
ijでの赤外線の受信強度の中から、最大の受信強度(最
大受信強度)を検出し、ステップS224に進む。
最大受信強度が得られたテレビジョン受像機(以下、適
宜、最大受信強度装置という)が親機1または子機2の
いずれであるかを判定する。
装置が親機1であると判定された場合、ステップS22
5に進み、CPU129は、IR受信部135で受光さ
れた赤外線が表すコマンドが、親機1に対するものであ
るとして、そのコマンドに対応する処理を実行する。
信強度装置が子機2であると判定された場合、ステップ
S226に進み、CPU129は、IEEE1394インタフェ
ース133を制御することにより、IR受信部135で
受光された赤外線が表すコマンドが、その最大受信強度
装置である子機2ijに対するものであるとして、そのコ
マンドを、最大受信強度装置である子機2ijに送信す
る。
る子機2ijでは、後述する図47で説明するように、リ
モコン15からの赤外線が表すコマンドに対応する処理
が行われることになる。
リモコン35)を操作することによって、スケーラブル
TVシステムを構成する、あるテレビジョン受像機を制
御対象として、その制御を行う場合、一般に、リモコン
15を、その制御対象であるテレビジョン受像機に向け
て操作する。
(またはリモコン35)が出射する赤外線が指向性の強
いものであるとすると、ユーザが制御対象としようとし
ているテレビジョン受像機は、リモコン15が出射する
赤外線の主軸の方向にあるもの、即ち、赤外線の受信強
度が最も大きい最大受信強度装置であるということにな
る。
において、リモコン15からの赤外線が表すコマンドに
対応する処理を実行することで、ユーザが制御対象とし
たテレビジョン受像機、つまり最大受信強度装置におい
て、ユーザによるリモコン15の操作に対応した処理が
行われることになる。
15を、親機1に向けて、チャンネル操作や音量操作を
行った場合、親機1が最大受信強度装置となり、その結
果、最大受信強度装置である親機1において、その操作
に対応して、チャンネルや音量が変更される。また、例
えば、ユーザが、リモコン15を、ある子機2ijに向け
て、チャンネル操作や音量操作を行った場合、その子機
2ijが最大受信強度装置となり、その結果、最大受信強
度装置である子機2ijにおいて、その操作に対応して、
チャンネルや音量が変更される。
は、いずれも、ステップS227に進み、CPU129
は、個別処理を終了するコマンド(以下、適宜、個別処
理終了コマンドという)が送信されてきたかどうかを判
定する。
コマンドが送信されてきていないと判定された場合、リ
モコン15が操作されることにより出射される赤外線
が、IR受信部135で受光されるのを待って、ステッ
プS221に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
理終了コマンドが送信されてきたと判定された場合、即
ち、例えば、ユーザが、リモコン15(図7)を操作す
ることにより、CRT11にメニュー画面を表示させ、
さらに、そのメニュー画面における個別処理アイコンを
再クリックし、これにより、そのリモコン15の操作に
対応するコマンドである個別処理終了コマンドの赤外線
が、リモコン15から出射され、IR受信部135で受
信されてCPU129に供給された場合、ステップS2
28に進み、CPU129は、IEEE1394インタフェース
133を制御することにより、個別処理終了コマンド
を、各子機2ijに送信し、親機1の個別処理を終了す
る。
て、子機の個別処理について説明する。
149は、IR受信部155において、リモコン15
(またはリモコン35)からの赤外線が受信されるのを
待って、ステップS231において、IR受信部155
における赤外線の受信強度を検出する。即ち、ユーザ
が、スケーラブルTVシステムを構成する、あるテレビ
ジョン受像機を制御対象として、その制御対象を制御す
るのに、リモコン15を操作すると、リモコン15は、
その操作に対応する赤外線を出射するが、この赤外線
は、上述したように、子機2のIR受信部155で受光
される。ステップS231では、CPU149は、IR
受信部155に、その赤外線の受信強度を検出させ、そ
の供給を受ける。
149は、親機1から赤外線の受信強度の要求が送信さ
れてくるのを待って、IEEE1394インタフェース153を
介して、親機1に、ステップS231で検出した赤外線
の受信強度を送信する。このステップS232で、子機
2から送信される赤外線の受信強度が、親機1で行われ
る、上述した図46のステップS222で取得(受信)
される。
149は、親機1からコマンドが送信されてきたかどう
かを判定する。即ち、親機1は、上述した図46のステ
ップS226やS228において、子機2に対して、コ
マンドを送信するが、ステップS233では、そのよう
にして親機1からコマンドが送信されてきたかどうかが
判定される。
マンドが送信されてきていないと判定された場合、ステ
ップS233に戻る。
からコマンドが送信されてきたと判定された場合、即
ち、IEEE1394インタフェース153において、親機1か
ら送信されてきたコマンドが受信され、CPU149に
供給された場合、ステップS234に進み、CPU14
9は、そのコマンドが、個別処理終了コマンドであるか
どうかを判定する。
信されてきたコマンドが、個別処理終了コマンドでない
と判定された場合、ステップS235に進み、CPU1
49は、親機1から送信されてきたコマンドに対応する
処理を実行し、ステップS233に戻る。
ーザがリモコン15を操作するにあたって、そのリモコ
ン15が向けられた子機2では、そのリモコン15の操
作に対応する処理(例えば、チャンネルや音量の変更)
が行われる。
から送信されてきたコマンドが、個別処理終了コマンド
であると判定された場合、子機2の個別処理を終了す
る。
コン35)として、赤外線の指向性が強いものを用い、
さらに、スケーラブルTVシステムを構成するテレビジ
ョン受像機において、リモコン15からの赤外線の受信
強度が最も大きい最大受信強度装置を検出するようにす
ることにより、ユーザが制御しようとしているテレビジ
ョン受像機を特定(認識)することができるので、スケ
ーラブルTVシステムを構成する親機1と各子機2ijの
うち、ユーザが制御対象としているテレビジョン受像機
を、親機1のリモコン15と各子機2ijのリモコン35
のうちの任意のリモコンによって、ユーザが制御対象と
しているテレビジョン受像機を特定する操作を行うこと
なく制御することができる。
ーザAが、リモコン15によって、ある子機2ijのチャ
ンネル操作を行って、ある番組PGMAを視聴し、ま
た、他のユーザBが、リモコン35によって他の子機2
pqのチャンネル操作を行って、他の番組PGMBを視聴
するといったように、複数のユーザが、個別に、異なる
番組を視聴することができる。
RT31には、異なる番組の画像データが表示されるこ
ととなるが、仮に、子機2ijと2pqとが隣り合う位置に
配置されていたとしても、子機2ijと2pqに異なる番組
の画像データが表示されることは、それほど大きな問題
にはならない。
MAの画像データが表示され、子機2pqには番組PGMB
の画像データが表示されるため、いずれの画像データ
も、ユーザAとBの視界に入ることになる。
示された番組PGMAの画像データを視聴しようとし、
ユーザBは、子機2pqに表示された番組PGMBの画像
データを視聴しようとしているため、ユーザAにおいて
は、視聴しようとしていない番組PGMBの画像データ
は、いわばマスクされ、ユーザBにおいても、視聴しよ
うとしていない番組PGMAの画像データはマスクされ
る。
に表示された番組PGMBの画像データは、子機2ijに
表示された番組PGMAの画像データの視聴の大きな妨
げにはならず、ユーザBにとっても、他の子機2ijに表
示された番組PGMAの画像データは、子機2pqに表示
された番組PGMBの画像データの視聴の大きな妨げに
ならない。
タにそれぞれ付随する異なる音声データが出力されるこ
と、即ち、子機ijのスピーカユニット32Lおよび32
Rから番組PGMAの音声データが出力され、子機2pq
のスピーカユニット32Lおよび32Rから番組PGM
Bの音声データが出力されることについては、多少の問
題がある。
パーティ効果が認められ、多数の音声データが混在する
中から、所望の音声データを聞き分けることが可能であ
るが、それでも、パワーの小さい音声データは、パワー
の大きな音声データにマスクされてしまうなど、所望の
音声データ以外の音声データ、つまりノイズとなる音声
データの存在は、所望の音声データの視聴の妨げとな
る。
機1や子機2で番組を視聴しているユーザの方向に、そ
の親機1のスピーカユニット12Lおよび12Rや、子
機2のスピーカユニット32Lおよび32R(を構成す
るスピーカ)の指向性の主軸の方向を向け、これによ
り、ユーザが視聴している番組の音声データを、そのユ
ーザに聞き取りやすくする特別機能を有しており、この
特別機能は、親機1および子機2において、スピーカ制
御処理が行われることにより実現される。
0)のスピーカユニット12Lおよび12Rの指向性
は、非常に強いものとなっており、ユニット駆動部13
8が、スピーカユニット12Lおよび12Rを駆動し、
その向きを機械的に(メカニカルに)変えることによっ
て、指向性の主軸の方向を、所定の方向に向けることが
できるようになっている。子機2のスピーカユニット3
2Lおよび32Rも同様に、指向性の強いもので、ユニ
ット駆動部158によって駆動されることにより、指向
性の主軸の方向を、所定の方向に向けることができるよ
うになっている。
び図47で説明した個別処理が行われている場合に、そ
の個別処理と並列で行われる。
て、親機のスピーカ制御処理について説明する。
9は、IR受信部135において、リモコン15(また
はリモコン35)からの赤外線が受信されるのを待っ
て、ステップS241において、IR受信部135にお
ける赤外線の受信強度を検出する。即ち、ユーザが、ス
ケーラブルTVシステムを構成する、あるテレビジョン
受像機を制御対象として、その制御対象を制御するの
に、リモコン15を操作すると、リモコン15は、その
操作に対応する赤外線を出射する。この赤外線は、親機
1のIR受信部135、および各子機2ij(図11)の
IR受信部155で受光されるが、ステップS241で
は、CPU129は、IR受信部135に、その赤外線
の受信強度を検出させ、その供給を受ける。
129は、IEEE1394インタフェース133を介して、各
子機2ijに、各子機2ijでのリモコン15からの赤外線
の受信強度を要求し、その要求に応じて、各子機2ijか
ら送信されてくる赤外線の受信強度を、IEEE1394インタ
フェース133を介して取得(受信)する。
15を操作することにより、そのリモコン15が出射す
る赤外線は、親機1のみならず、各子機2ijでも受光さ
れるが、ステップS242では、その赤外線の、各子機
2ijでの受信強度が取得される。
るステップS241とS242では、図46の親機1の
個別処理におけるステップS221とS222とそれぞ
れ同様の処理が行われる。従って、親機1のスピーカ制
御処理では、ステップS241およびS242の処理を
行わず、親機1の個別処理におけるステップS221と
S222で得られる受信強度を、そのまま採用すること
が可能である。
129は、ステップS241で検出した親機1での赤外
線の受信強度と、ステップS242で取得した各子機2
ijでの赤外線の受信強度の中から、任意の3つの受信強
度、即ち、例えば、受信強度の大きい順に、第1位から
第3位までの受信強度を選択し、ステップS244に進
む。
ステップS243で選択した3つの第1位から第3位ま
での受信強度それぞれに対応する距離を検出し、ステッ
プS245に進む。
の、テレビジョン受像機における受信強度は、例えば、
リモコン15とテレビジョン受像機(のIR受信部13
5または155)との間の距離に対応している。
150には、例えば、図49に示すような、リモコン1
5から出射される赤外線の、テレビジョン受像機におけ
る受信強度と、リモコン15からテレビジョン受像機ま
での距離との対応関係を表す強度対距離テーブルが記憶
されており、ステップS244では、CPU129は、
例えば、この強度対距離テーブルを参照することによ
り、第1位から第3位までの受信強度それぞれに対応す
る距離を検出する。
レビジョン受像機から複数の距離だけ離れた位置それぞ
れにおいて、リモコン15を操作し、テレビジョン受像
機で受光される受信強度を測定することで作成すること
が可能である。
PU129は、第1位乃至第3位の受信強度それぞれに
対応する距離から、それらの受信強度の赤外線を出射し
たリモコン15の位置を検出する。
3位の受信強度それぞれに対応する距離から、それらの
受信強度の赤外線を出射したリモコン15の位置を検出
する方法について説明する。なお、ここでは、説明を簡
単にするために、第1位と第2位の2つの受信強度のみ
を考える。
と、(スケーラブルTVシステムの正面方向から見て)
その右隣の子機223における受信強度が、第1位と第2
位の受信強度であったとするとともに、親機1における
受信強度に対応する距離をr1と、子機223における受
信強度に対応する距離をr23と、それぞれ表すこととす
る。
モコン15は、図50に示すように、親機1のIR受信
部135で赤外線が受光された点P1を中心とする半径
r1の円c1の円周上に存在し、かつ、子機223のIR受
信部155で赤外線が受光された点P23を中心とする半
径r23の円c23の円周上に存在することになる。
円周の交点PUに存在することとなり、リモコン15の
位置PUを検出することができることとなる。
らリモコン15の位置を求めたため、2次元平面上の位
置が検出されることとなるが、リモコン15の3次元空
間上の位置は、図50で説明した場合と同様にして、3
つの受信強度それぞれに対応する距離を半径とする球の
球面どうしの交点を求めることで検出することが可能で
ある。
リモコン15の位置が検出された後は、ステップS24
6に進み、CPU129は、ステップS241で検出し
た親機1での赤外線の受信強度と、ステップS242で
取得した各子機2ijでの赤外線の受信強度の中から、最
大受信強度を検出する。なお、ステップS246におけ
る最大受信強度の検出は省略し、その代わりに、上述の
図46のステップS223で検出される最大受信強度を
流用することが可能である。
29は、最大受信強度が得られたテレビジョン受像機
(最大受信強度装置)が親機1または子機2のいずれで
あるかを判定する。
装置が親機1であると判定された場合、ステップS24
7に進み、CPU129は、その最大受信強度装置であ
る親機1のスピーカユニット12Lおよび12Rの指向
性の主軸の方向を、ステップS245で検出されたリモ
コン15の位置(以下、適宜、ユーザ位置という)の方
向に向けるように、ユニット駆動部138を制御して、
ステップS241に戻る。
U129の制御にしたがい、スピーカユニット12Lお
よび12Rを、例えばパン方向またはチルト方向に回転
駆動し、これにより、その指向性の主軸の方向を、ユー
ザ位置の方向に向ける。
信強度装置が子機2であると判定された場合、ステップ
S248に進み、CPU129は、IEEE1394インタフェ
ース133を制御することにより、スピーカユニット3
2Lおよび32Rの指向性の主軸の方向を、ユーザ位置
に向けるように指令するスピーカ制御コマンドを、最大
受信強度装置である子機2ijに送信し、ステップS24
1に戻る。
る子機2ijでは、後述する図51で説明するように、ス
ピーカユニット32Lおよび32Rが、その指向性の主
軸の方向を、ユーザ位置の方向に向けるように、パン方
向またはチルト方向に回転駆動される。
(またはリモコン35)を操作することによって、スケ
ーラブルTVシステムを構成する、あるテレビジョン受
像機を制御対象として、その制御を行う場合、一般に、
リモコン15を、その制御対象であるテレビジョン受像
機に向けて操作する。
(またはリモコン35)が出射する赤外線が指向性の強
いものであるとすると、ユーザが制御対象としようとし
ているテレビジョン受像機は、リモコン15が出射する
赤外線の主軸の方向にあるもの、即ち、赤外線の受信強
度が最も大きい最大受信強度装置であるということにな
る。
5を操作したユーザが視聴している番組の画像データお
よび音声データが出力されているテレビジョン受像機で
あり、その最大受信強度装置である親機1のスピーカユ
ニット12Lおよび12R、または子機2のスピーカユ
ニット32Lおよび32Rの指向性の主軸の方向を、リ
モコン15を操作したユーザの方向に向けることによ
り、そのユーザは、所望する番組の音声データを、明瞭
に聞き取ることが可能となる。
て、子機2のスピーカ制御処理について説明する。
は、CPU149は、IR受信部155において、リモ
コン15(またはリモコン35)からの赤外線が受信さ
れるのを待って、ステップS251において、IR受信
部155における赤外線の受信強度を検出する。即ち、
ユーザが、スケーラブルTVシステムを構成する、ある
テレビジョン受像機を制御対象として、その制御対象を
制御するのに、リモコン15を操作すると、リモコン1
5は、その操作に対応する赤外線を出射するが、この赤
外線は、上述したように、子機2のIR受信部155で
受光される。ステップS251では、CPU129は、
IR受信部155に、その赤外線の受信強度を検出さ
せ、その供給を受ける。
149は、親機1から赤外線の受信強度の要求が送信さ
れてくるのを待って、IEEE1394インタフェース153を
介して、親機1に、ステップS251で検出した赤外線
の受信強度を送信する。このステップS252で、子機
2から送信される赤外線の受信強度が、親機1で行われ
る、上述した図48のステップS242で取得(受信)
される。
るステップS251とS252では、図47の子機2の
個別処理におけるステップS231とS232とそれぞ
れ同様の処理が行われる。従って、子機2のスピーカ制
御処理では、ステップS251およびS252の処理を
行わず、子機2の個別処理におけるステップS231と
S232で得られる受信強度を、そのまま採用すること
が可能である。
149は、親機1からスピーカ制御コマンドが送信され
てきたかどうかを判定する。即ち、親機1は、上述した
図48のステップS248において、子機2に対して、
スピーカ制御コマンドを送信するが、ステップS253
では、そのようにして親機1からスピーカ制御コマンド
が送信されてきたかどうかが判定される。
ピーカ制御コマンドが送信されてきていないと判定され
た場合、ステップS251に戻る。
からスピーカ制御コマンドが送信されてきたと判定され
た場合、即ち、IEEE1394インタフェース153におい
て、親機1から送信されてきたスピーカ制御コマンドが
受信され、CPU149に供給された場合、ステップS
254に進み、CPU149は、スピーカ制御コマンド
にしたがい、子機2のスピーカユニット32Lおよび3
2Rの指向性の主軸の方向を、図48のステップS24
5で検出されたリモコン15の位置(ユーザ位置)の方
向に向けるように、ユニット駆動部158を制御して、
ステップS251に戻る。
U149の制御にしたがい、スピーカユニット32Lお
よび32Rを、例えばパン方向またはチルト方向に回転
駆動し、これにより、その指向性の主軸の方向を、ユー
ザ位置の方向に向ける。
の子機2に向かって、リモコン15を操作したユーザ、
即ち、その子機2で出力されている画像データおよび音
声データとしての番組を視聴しているユーザの方向に、
スピーカユニット32Lおよび32Rの指向性の主軸の
方向が向けられることとなり、そのユーザは、所望する
番組の音声データを、明瞭に聞き取ることが可能とな
る。
処理は、例えば、図46および図47の個別処理が終了
したときに終了する。
して、スピーカユニット12Lおよび12R(またはス
ピーカユニット32Lおよび32R)の指向性の主軸の
方向の向きだけを制御するようにしたが、その他、例え
ば、スピーカユニット12Lおよび12Rの音量も制御
するようにすることが可能である。即ち、例えば、ユー
ザが番組を視聴しているテレビジョン受像機が、そのユ
ーザ位置から離れているほど、スピーカユニット12L
および12Rの音量を大とするようにすることが可能で
ある。
像機におけるリモコン15からの赤外線の受信強度に基
づいて、そのリモコン15の位置(ユーザ位置)を検出
するようにしたが、リモコン15の位置は、その他、例
えば、GPS(Global Positioning System)を利用した
り、各テレビジョン受像機から超音波を発し、その超音
波をリモコン15で受信して送り返すようにすることな
どによって検出することが可能である。
は、スピーカユニット12Lおよび12R(並びにスピ
ーカユニット32Lおよび32R)として、指向性のあ
るものを用い、その指向性の主軸の方向を、ユニット駆
動部138(およびユニット駆動部158)によって、
パン方向またはチルト方向に回転駆動することにより、
所定の方向(ユーザ位置の方向)に向けるようにした
が、このような指向性の主軸の方向の制御は、電子的に
行うこともできる。
御を電子的に行うスピーカユニット12Lの構成例を示
している。なお、他のスピーカユニット12R,32
L、および32Rも、スピーカユニット12Lと同様に
構成されるため、その説明は、省略する。
ーディオデコーダ126(図10)が出力する音声デー
タは、ディジタルフィルタ2111および2112に供給
される。ディジタルフィルタ2111および2112に
は、ユニット駆動部138(図10)によって、所定の
タップ係数がセットされるようになっており、ディジタ
ルフィルタ2111と2112は、そこに供給される同一
の音声データを、ユニット駆動部138によってセット
されたタップ係数に基づいてフィルタリングすることに
より、その音声データに含まれる各周波数成分を、各周
波数成分ごとに所定の遅延時間だけ遅延した音声データ
を得て、スピーカ2121と2122に、それぞれ供給す
る。
無指向性のスピーカで、ディジタルフィルタ2111と
2112から供給される音声データを出力(放音)す
る。
2つのスピーカ2121と2122の主軸を、それぞれ、
Y1とY2と表すと、スピーカ2121と2122は、そ
の主軸Y1とY2が2次元平面内(ここでは、紙面内)
において並行となるように配置されている。さらに、ス
ピーカ2121と2122は、それぞれのコーン(振動
板)が主軸Y1とY2の方向において等しい位置となる
ように配置されている。
下、適宜、主軸間距離という)をaで表すとともに、2
次元平面内において、主軸Y1またはY2を基準とする
反時計方向への角度(放射角)をθで表すこととする。
12Lに対して、音声データとして、単一の周波数成分
でなる、例えば正弦波信号を入力した場合、その音声デ
ータとしての正弦波信号は、ディジタルフィルタ211
1と2112でフィルタリングされ、これにより、例え
ば、遅延時間D1とD2だけ、それぞれ遅延され、スピ
ーカ2121と2122に供給されて出力される。
ぞれから出力される音波どうしが干渉する。さらに、例
えば、いま、遅延時間D1とD2とが、D2≧D1の関
係にあるとすると、スピーカ2121と2122それぞれ
から出力される音波どうしの間には、D2−D1だけの
時間差(以下、適宜、遅延時間差という)が生じてい
る。また、スピーカ2121と2122それぞれの主軸Y
1とY2と角度θをなす軸Y11とY12上の音波どう
しには、行路差が生じている。
出力される2つの音波の観測点(リスニング位置)ごと
に、その2つの音波の干渉時の位相関係が異なることに
なり、例えば、ある観測点においては、2つの音波が同
相で加算され、スピーカ2121と2122のうちの一方
しかない場合の2倍の音量の音波となる。また、他の観
測点においては、2つの音波が逆相で加算され(相殺さ
れ)、音量が0となる。従って、スピーカ2121と2
122の総合の音量特性は指向性を有することになる。
得られるスピーカ2121と2122の総合の音量特性の
指向性の例を示している。なお、図53および図54の
実施の形態では、最大音量を、0dBに正規化してあ
る。
とともに、遅延時間差D2−D1をa/Cとして、周波
数が1000Hzの正弦波を入力した場合の音量特性の
指向性を示している。なお、Cは、音速を表し、ここで
は、340m/sとする。
以上の範囲において、最大の音量が得られている。ま
た、角度θが−45度の位置において、音量がほとんど
0(ヌル)となっている。
入力を、周波数が5000Hzの正弦波に代えた場合の
音量特性の指向性を示している。
以上の範囲に主ビームが現れている。また、角度θが0
度から45度の範囲に、主ビームと同程度の大きさの副
ビーム(グレーティングビーム)を生じている。このよ
うな大きな副ビームを生じるのは、図54の副ビームの
範囲においては、2つの音波の位相差が、5000Hz
の正弦波の波長の整数倍となり、2つの音波が同相で加
算されるからである。
であり、スピーカ2121と2122それぞれから観測点
までの距離が、主軸間距離aに比べて十分大きい場合に
は、一般に、次式が成立するときに、スピーカ2121
と2122が出力する2つの音波の位相が同相となっ
て、主ビームと同じ大きさの副ビームを生じる。
波数を表し、nは、0以上の整数値である。
は、主ビームを表す。
に、式(26)を満足するのは、nが0のときだけであ
り、従って、この場合、主ビーム以外に、同じ大きさの
副ビームを生じることはない。
6)を満足する周波数f、即ち、副ビームを生じる周波
数fは、f=C/(a(1−cosθ))で表すことがで
きる。図53の実施の形態で説明した条件下では、この
周波数fは、約1700Hzとなるが、これは、主軸間
距離aが、音波の半波長に等しいときの周波数である。
Lによれば、ディジタルフィルタ2111と2112にお
いて、そこに供給される音声データの各周波数成分を、
その各周波数成分ごとに遅延し、これにより、各周波数
成分ごとに、所定の遅延時間差D2−D1を与えた音声
データを、スピーカ2121と2122に供給して出力す
ることにより、スピーカ2121と2122の総合の音量
特性は指向性を有するものとなる。そして、各周波数成
分についての主ビームの方向およびヌル方向は、その周
波数成分に与える遅延時間差によって変更することがで
きる。
主軸の方向は、ディジタルフィルタ2111と2112に
セットするタップ係数によって変更することができる。
ディジタルフィルタ2111と2112に、所定のタップ
係数を与えることにより、スピーカユニット12Lの指
向性の主軸の方向を、所望の方向に向けることができ
る。
12Lに、2つのスピーカ2121と2122を設け、そ
の2つのスピーカ2121と2122から出力される2つ
の音波どうしの干渉を利用して、指向性の主軸の方向を
制御するようにしたが、その他、例えば、スピーカユニ
ット12Lと12Rを、それぞれ、1つのスピーカで構
成し、スピーカユニット12Lのスピーカと、スピーカ
ユニット12Rのスピーカから出力される2つの音波ど
うしの干渉を利用して、指向性の主軸の方向を制御する
ようにすることも可能である。
りも多い数のスピーカでなる、いわゆるスピーカアレイ
で構成することができる。スピーカユニット12Lを、
多数のスピーカで構成する場合には、より急峻な指向性
を実現することができる。
置(ユーザ位置)を、親機1または子機2における、リ
モコン15からの赤外線の受信強度に基づいて検出し、
そのリモコン15の位置の方向に、スピーカユニット1
2Lおよび12R、またはスピーカユニット32Lおよ
び32Rの指向性の主軸の方向を向けるようにしたが、
スピーカユニット12Lおよび12R、またはスピーカ
ユニット32Lおよび32Rの指向性の主軸の方向を、
リモコン15の位置の方向に向けるだけであれば、リモ
コン15の位置まで検出する必要はなく、親機1または
子機2からのリモコン15の方向が分かれば良い。
親機1(または子機2)からのリモコン15の方向の検
出方法について説明する。
5に示すように、親機1(図10)のIR受信部135
に、所定の距離Dだけ離れた2つの受光部135Aと1
35Bを設けることにより検出することが可能である。
が、受光部135Aと135Bの間の距離Dに比較して
十分大きいとすると、リモコン15から受光部135A
に入射する赤外線と、リモコン15から受光部135B
に入射する赤外線とは平行とみなすことができる。
5から受光部135Aおよび135Bに入射する赤外線
が、受光部135Aと135Bとを結ぶ直線となす角度
をφとすると、リモコン15から受光部135Aに入射
する赤外線と、リモコン15から受光部135Bに入射
する赤外線との間の行路差dは、Dcosφで表すことが
できる。
35Aと135Bで、リモコン15からの赤外線が受光
されるタイミングの時間差をτで表すと、行路差dは、
cτで表すことができる。
向φは、arccos(τc/D)で表される。即ち、リモコ
ン15の方向φは、受光部135Aと135Bで、リモ
コン15からの赤外線が受光されるタイミングの時間差
τを測定することで求めることができる。
コン15の方向は、IR受信部135(またはIR受信
部155)を、図56に示すように構成することによっ
て検出することも可能である。
部135は、複数の赤外線受光部としての画素を有する
赤外線ラインセンサ221と、その赤外線ラインセンサ
221上に赤外線を集光するレンズ222から構成され
ている。
ば、レンズ222の光軸上に配置されている。
では、リモコン15から出射された赤外線は、レンズ2
22を介して、赤外線ラインセンサ221に入射し、そ
の赤外線ラインセンサ上の所定の位置の画素で受光され
る。
する赤外線の入射角αが変化すると、これに対応して、
その赤外線を受光する画素、つまり、受光位置も変化す
る。
インセンサ221上のレンズ222の光軸との交点との
間の距離をrで表すとともに、赤外線ラインセンサ22
1とレンズ222との距離をSで表すと、入射角α、即
ち、リモコン15の方向αは、arctan(S/r)で表さ
れる。
ラインセンサ221上のレンズ222の光軸との交点
と、赤外線を受光した画素の位置との間の距離rを測定
することにより求めることができる。
している。なお、図中、図10における場合と対応する
部分については、同一の符号を付してあり、以下では、
その説明は、適宜省略する。即ち、図57の親機1は、
接続検出部139が新たに設けられている他は、図10
における場合と同様に構成されている。
に、他のテレビジョン受像機が接続されたことを検出
し、CPU129に供給するようになっている。
ネル21におけるIEEE1394端子21 ij(図3F)の端子
電圧の変化ではなく、接続検出部139において、他の
テレビジョン受像機との接続が検出される。
している。なお、図中、図11における場合と対応する
部分については、同一の符号を付してあり、以下では、
その説明は、適宜省略する。即ち、図58の子機2は、
接続検出部159が新たに設けられている他は、図11
における場合と同様に構成されている。
に、他のテレビジョン受像機が接続されたことを検出
し、CPU149に供給するようになっている。
の実施の形態における場合と同様に、端子パネル41に
おけるIEEE1394端子411(図5F)の端子電圧の変化
ではなく、接続検出部159において、他のテレビジョ
ン受像機との接続が検出される。
アにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行う
こともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う
場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、
汎用のコンピュータ等にインストールされる。
実行するプログラムがインストールされるコンピュータ
の一実施の形態の構成例を示している。
いる記録媒体としてのハードディスク305やROM3
03に予め記録しておくことができる。
ルディスク、CD-ROM(Compact DiscRead Only Memory),
MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile
Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブ
ル記録媒体311に、一時的あるいは永続的に格納(記
録)しておくことができる。このようなリムーバブル記
録媒体311は、いわゆるパッケージソフトウエアとし
て提供することができる。
ーバブル記録媒体311からコンピュータにインストー
ルする他、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放
送用の人工衛星を介して、コンピュータに無線で転送し
たり、LAN(Local Area Network)、インターネットとい
ったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送
し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくる
プログラムを、通信部308で受信し、内蔵するハード
ディスク305にインストールすることができる。
Unit)302を内蔵している。CPU302には、バス3
01を介して、入出力インタフェース310が接続され
ており、CPU302は、入出力インタフェース310を
介して、ユーザによって、キーボードや、マウス、マイ
ク等で構成される入力部307が操作等されることによ
り指令が入力されると、それにしたがって、ROM(Read O
nly Memory)303に格納されているプログラムを実行
する。あるいは、また、CPU302は、ハードディスク
305に格納されているプログラム、衛星若しくはネッ
トワークから転送され、通信部308で受信されてハー
ドディスク305にインストールされたプログラム、ま
たはドライブ309に装着されたリムーバブル記録媒体
311から読み出されてハードディスク305にインス
トールされたプログラムを、RAM(Random Access Memor
y)304にロードして実行する。これにより、CPU30
2は、上述したフローチャートにしたがった処理、ある
いは上述したブロック図の構成により行われる処理を行
う。そして、CPU302は、その処理結果を、必要に応
じて、例えば、入出力インタフェース310を介して、
LCD(Liquid CryStal Display)やスピーカ等で構成され
る出力部306から出力、あるいは、通信部308から
送信、さらには、ハードディスク305に記録等させ
る。
に各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処
理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載され
た順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あ
るいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるい
はオブジェクトによる処理)も含むものである。
より処理されるものであっても良いし、複数のコンピュ
ータによって分散処理されるものであっても良い。さら
に、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実
行されるものであっても良い。
は、ディジタルおよびアナログのいずれのテレビジョン
受像機によって構成することも可能である。
るテレビジョン受像機は、例えば、そのテレビジョン受
像機が親機または子機であるのか、さらには、子機であ
る場合には、何台目の子機であるのかによって、販売価
格に差を設けるようにすることができる。
述したように、親機が存在しなければ、特別機能が提供
されないため、親機の価値は高く、従って、販売価格を
高く設定するようにすることができる。
随時追加購入していくこととなると予想されるが、最初
の数台の子機については、例えば、親機よりも低価格で
はなるが、一般のテレビジョン受像機よりは高価格の販
売価格を設定するようにすることができる。そして、そ
の後に購入される子機については、さらに低価格の販売
価格を設定するようにすることができる。
る親機となるテレビジョン受像機は、例えば、一般的な
ディジタルのテレビジョン受像機に、信号処理部137
を追加するとともに、CPU129に実行させるプログ
ラムを変更することで構成することが可能である。従っ
て、スケーラブルTVシステムを構成する親機となるテ
レビジョン受像機は、一般的なディジタルのテレビジョ
ン受像機を利用して、比較的容易に製造することができ
るので、スケーラブルTVシステムが提供する上述した
ような特別機能を考慮すれば、そのコストメリット(コ
ストパフォーマンス)は高いと言うことができる。この
点については、子機としてのテレビジョン受像機につい
ても同様である。
装置であるテレビジョン受像機の他、チューナを内蔵せ
ずに、外部からの画像および音声を出力する表示装置に
も適用可能である。
示装置を接続して使用した場合に、単体で使用する場合
よりも高機能を実現することが可能となる。
一実施の形態の構成例を示す斜視図である。
よび子機2を収納する専用ラックの外観構成例を示す斜
視図である。
る。
る。
ある。
る。
る。
図である。
である。
きを示す図である。
る。
リ、およびユニットディレクトリの詳細を示す図であ
る。
図である。
伝送されるパケットのデータ構造を示す図である。
である。
ク図である。
するフローチャートである。
めの図である。
明するフローチャートである。
である。
る。
である。
る。
ートである。
る。
ートである。
説明するフローチャートである。
説明するフローチャートである。
チャートである。
チャートである。
TVシステムの表示例を示す図である。
チャートである。
の図である。
チャートである。
TVシステムの表示例を示す図である。
フローチャートである。
ローチャートである。
ブルTVシステムの表示例を示す図である。
ートである。
ートである。
ローチャートである。
るための図である。
ローチャートである。
ック図である。
めの図である。
である。
である。
態の構成例を示すブロック図である。
221,222,223,224,225,231,232,233,2
34,235,241,242,243,244,245,251,
252,253,254,255 子機, 11 CRT, 1
2L,12R スピーカユニット, 15 リモコン,
21 端子パネル, 2111,2112,2113,21
21,2123,2131,2132,2133 IEEE1394端子,
22 アンテナ端子, 23 入力端子, 24 出
力端子, 31 CRT, 32L,32R スピーカ
ユニット, 35 リモコン, 41 端子パネル,
411 IEEE1394端子, 42 アンテナ端子, 43
入力端子, 44 出力端子,51 セレクトボタン
スイッチ, 52 ボリウムボタンスイッチ, 53
チャンネルアップダウンボタンスイッチ, 54 メニ
ューボタンスイッチ, 55 イグジットボタンスイッ
チ, 56 ディスプレイボタン, 57 エンタボタ
ンスイッチ, 58 数字ボタン(テンキー)スイッ
チ, 59 テレビ/ビデオ切換ボタンスイッチ, 6
0 テレビ/DSS切換ボタンスイッチ, 61 ジャ
ンプボタンスイッチ, 62 ランゲージボタン, 6
3 ガイドボタンスイッチ, 64 フェイバリットボ
タンスイッチ, 65 ケーブルボタンスイッチ, 6
6 テレビスイッチ, 67 DSSボタンスイッチ,
68乃至70 LED, 71 ケーブル電源ボタン
スイッチ, 72 テレビ電源ボタンスイッチ, 73
DSS電源ボタンスイッチ, 74 ミューティング
ボタンスイッチ, 75 スリープボタンスイッチ,
76 発光部, 81 セレクトボタンスイッチ, 8
2 ボリウムボタンスイッチ, 83 チャンネルアッ
プダウンボタンスイッチ, 84 メニューボタンスイ
ッチ, 85 イグジットボタンスイッチ, 86 デ
ィスプレイボタン, 87 エンタボタンスイッチ,
88 数字ボタン(テンキー)スイッチ, 89 テレ
ビ/ビデオ切換ボタンスイッチ, 90 テレビ/DS
S切換ボタンスイッチ, 91 ジャンプボタンスイッ
チ, 92 ランゲージボタン, 93 ガイドボタン
スイッチ, 94 フェイバリットボタンスイッチ,
95 ケーブルボタンスイッチ, 96 テレビスイッ
チ, 97 DSSボタンスイッチ, 98乃至100
LED, 101 ケーブル電源ボタンスイッチ, 1
02 テレビ電源ボタンスイッチ, 103 DSS電
源ボタンスイッチ, 104 ミューティングボタンス
イッチ, 105 スリープボタンスイッチ, 106
発光部, 110 ボタンスイッチ, 111乃至1
14 方向ボタンスイッチ, 121チューナ, 12
2 QPSK復調回路, 123 エラー訂正回路,
124デマルチプレクサ, 125 MPEGビデオデ
コーダ, 126 MPEGオーディオデコーダ, 1
27 フレームメモリ, 128 NTSCエンコー
ダ, 129 CPU, 130 EEPROM, 1
31 ROM, 132RAM, 133 IEEE1394イ
ンタフェース, 134 フロントパネル,135 I
R受信部, 135A,135B 受光部, 136
モデム, 137 信号処理部, 137A DSP,
137B EEPROM, 137C RAM, 1
38 ユニット駆動部, 139 接続検出部, 14
1 チューナ, 142 QPSK復調回路, 143
エラー訂正回路, 144デマルチプレクサ, 14
5 MPEGビデオデコーダ, 146 MPEGオー
ディオデコーダ, 147 フレームメモリ, 148
NTSCエンコーダ, 149 CPU, 150
EEPROM, 151 ROM, 152RAM,
153 IEEE1394インタフェース, 154 フロント
パネル, 155 IR受信部, 156 モデム,
157 信号処理部, 157A DSP, 157B
EEPROM, 157C RAM, 158 ユニ
ット駆動部, 159 接続検出部, 161,162
タップ抽出部, 163 クラス分類部, 164
係数メモリ, 165 予測部, 166 係数生成
部, 167 係数種メモリ, 168 パラメータメ
モリ, 171 教師データ生成部, 172 教師デ
ータ記憶部, 173 生徒データ生成部, 174
生徒データ記憶部, 175,176 タップ抽出部,
177 クラス分類部, 178 足し込み部, 1
79 係数種算出部, 180 パラメータ生成部,
190 足し込み部, 191 タップ係数算出部,
192 足し込み部, 193 係数種算出部, 20
1,202 タップ抽出部, 203クラス分類部,
204 係数メモリ, 205 予測部, 206 係
数生成部, 207 係数種メモリ, 208 パラメ
ータメモリ, 2111,2112 ディジタルフィル
タ, 2121,2122 スピーカ, 221 赤外線
ラインセンサ, 222 レンズ, 301 バス,
302 CPU, 303 ROM, 304 RAM, 30
5 ハードディスク, 306 出力部, 307 入
力部, 308 通信部, 309 ドライブ, 31
0 入出力インタフェース, 311 リムーバブル記
録媒体
Claims (27)
- 【請求項1】 他の表示装置と接続され、画像を表示す
る表示手段を有する表示装置であって、 前記他の表示装置が接続されたことを検出する接続検出
手段と、 前記接続検出手段において接続が検出された前記他の表
示装置との間で認証を行う認証手段と、 前記認証が成功した場合に、前記表示装置の機能を変化
させる機能変化手段とを備えることを特徴とする表示装
置。 - 【請求項2】 前記他の表示装置には、前記他の表示装
置に接続された接続装置を制御しうる親の表示装置と、
前記接続装置から制御しうるが、前記接続装置を制御で
きない子の表示装置との2種類が存在し、 前記認証手段は、前記他の表示装置が正当なものである
かどうかについての認証と、前記他の表示装置が前記親
または子の表示装置であるかどうかについての認証とを
行うことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 【請求項3】 前記機能変化手段は、前記認証手段にお
いて、前記他の表示装置が正当なものであることの認証
と、前記他の表示装置が前記親または子の表示装置であ
ることの認証の両方が成功した場合に、前記表示装置の
機能を変化させることを特徴とする請求項2に記載の表
示装置。 - 【請求項4】 前記他の表示装置は、単体で使用される
場合に使用しうる第1の機能と、前記第1の機能と異な
る第2の機能とを有し、 前記機能変化手段は、前記他の表示装置の前記第2の機
能を制御できない状態から、前記第2の機能を制御しう
る状態に、前記表示装置の機能を変化させることを特徴
とする請求項1に記載の表示装置。 - 【請求項5】 前記他の表示装置は、第1の画像データ
を、第2の画像データに変換する機能を、前記第2の機
能として有することを特徴とする請求項4に記載の表示
装置。 - 【請求項6】 前記他の表示装置は、 前記第2の画像データを構成する画素のうちの注目して
いる注目画素を予測するのに用いる予測タップを、前記
第1の画像データから抽出する予測タップ抽出手段と、 前記注目画素を、複数のクラスのうちのいずれかのクラ
スにクラス分けするクラス分類を行うのに用いるクラス
タップを、前記第1の画像データから抽出するクラスタ
ップ抽出手段と、 前記クラスタップに基づいて、前記注目画素をクラス分
類するクラス分類手段と、 前記複数のクラスごとに用意された所定のタップ係数の
うちの、前記注目画素のクラスのタップ係数と、前記予
測タップとを用いて、前記注目画素を予測する予測手段
とを備え、 前記第1の画像データを、前記予測手段において予測さ
れた画素でなる前記第2の画像データに変換することを
特徴とする請求項5に記載の表示装置。 - 【請求項7】 前記機能変化手段は、前記表示手段に表
示される画像の一部を拡大する指令があった場合に、前
記画像の一部を拡大した拡大画像を、前記表示手段に表
示し、前記画像の全体を前記他の表示装置に表示させる
ように、前記表示装置の機能を変化させることを特徴と
する請求項1に記載の表示装置。 - 【請求項8】 前記表示手段に表示される画像の一部
を、前記拡大画像に変換する変換手段をさらに備えるこ
とを特徴とする請求項7に記載の表示装置。 - 【請求項9】 前記変換手段は、 前記拡大画像を構成する画素のうちの注目している注目
画素を予測するのに用いる予測タップを、前記表示手段
に表示される画像から抽出する予測タップ抽出手段と、 前記注目画素を、複数のクラスのうちのいずれかのクラ
スにクラス分けするクラス分類を行うのに用いるクラス
タップを、前記表示手段に表示される画像から抽出する
クラスタップ抽出手段と、 前記クラスタップに基づいて、前記注目画素をクラス分
類するクラス分類手段と、 前記複数のクラスごとに用意された所定のタップ係数の
うちの、前記注目画素のクラスのタップ係数と、前記予
測タップとを用いて、前記注目画素を予測する予測手段
とを備え、 前記表示手段に表示される画像を、前記予測手段におい
て予測された画素でなる前記拡大画像に変換することを
特徴とする請求項8に記載の表示装置。 - 【請求項10】 所定の処理を行うことを指令するコマ
ンドを入力する入力手段からのコマンドを受信するコマ
ンド受信手段と、 前記コマンド受信手段において受信された前記コマンド
に対応する処理を行う処理手段とをさらに備え、 前記機能変化手段は、前記コマンド受信手段において前
記コマンドが受信された場合に、前記コマンドを、前記
他の表示装置に送信するように、前記表示装置の機能を
変化させることを特徴とする請求項1に記載の表示装
置。 - 【請求項11】 所定の処理を行うことを指令するコマ
ンドを入力する入力手段からのコマンドを受信するコマ
ンド受信手段をさらに備え、 前記機能変化手段は、 前記コマンド受信手段において受信された前記コマンド
が与えられるべき対象の装置である対象装置を認識し、 前記対象装置が、前記表示装置または前記他の表示装置
のうちのいずれであるかを判定し、 前記対象装置が前記表示装置である場合には、前記コマ
ンドに対応する処理を行い、前記対象装置が前記他の表
示装置である場合には、前記コマンドを、前記対象装置
である前記他の表示装置に送信するように、前記表示装
置の機能を変化させることを特徴とする請求項1に記載
の表示装置。 - 【請求項12】 前記入力手段は、前記コマンドに対応
する無線の信号を送信し、 前記コマンド受信手段は、前記無線の信号を受信し、 前記対象装置を、前記コマンド受信手段において受信さ
れた前記無線の信号の強度と、前記他の表示装置におい
て受信された前記無線の信号の強度に基づいて認識する
ことを特徴とする請求項11に記載の表示装置。 - 【請求項13】 所定の処理を行うことを指令するコマ
ンドを入力する入力手段からのコマンドを受信するコマ
ンド受信手段と、 前記表示手段に表示される前記画像に付随する音声を出
力する音声出力手段とをさらに備え、 前記機能変化手段は、 前記入力手段の方向を検出し、 前記コマンド受信手段において受信された前記コマンド
が与えられるべき対象の装置である対象装置を認識し、 前記対象装置が、前記表示装置または前記他の表示装置
のうちのいずれであるかを判定し、 前記対象装置が前記表示装置である場合には、前記音声
出力手段の指向性の主軸の方向を、前記入力手段の方向
に向けるように、前記表示装置の機能を変化させること
を特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 【請求項14】 前記他の表示装置は、画像を表示する
とともに、その画像に付随する音声を出力し、 前記機能変化手段は、前記対象装置が前記他の表示装置
である場合には、前記対象装置である前記他の表示装置
が出力する音声の指向性の主軸の方向を、前記入力手段
の方向に向けることを指令するコマンドを、前記対象装
置である前記他の表示装置に送信するように、前記表示
装置の機能を変化させることを特徴とする請求項13に
記載の表示装置。 - 【請求項15】 前記入力手段は、前記コマンドに対応
する無線の信号を送信し、 前記コマンド受信手段は、前記無線の信号を受信し、 前記対象装置を、前記コマンド受信手段において受信さ
れた前記無線の信号の強度と、前記他の表示装置におい
て受信された前記無線の信号の強度に基づいて認識する
ことを特徴とする請求項13に記載の表示装置。 - 【請求項16】 前記他の表示装置には、前記他の表示
装置に接続された接続装置を制御しうる親の表示装置
と、前記接続装置から制御しうるが、前記接続装置を制
御できない子の表示装置との2種類が存在し、 前記認証手段は、前記他の表示装置が正当なものである
かどうかについての認証と、前記他の表示装置が前記親
の表示装置であるかどうかについての認証とを行うこと
を特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 【請求項17】 前記機能変化手段は、前記認証手段に
おいて、前記他の表示装置が正当なものであることの認
証と、前記他の表示装置が前記親の表示装置であること
の認証の両方が成功した場合に、前記表示装置の機能を
変化させることを特徴とする請求項16に記載の表示装
置。 - 【請求項18】 単体で使用される場合に使用しうる第
1の機能と、前記第1の機能と異なる第2の機能とを有
し、 前記機能変化手段は、外部から前記第2の機能を制御で
きない状態から、前記第2の機能を制御しうる状態に、
前記表示装置の機能を変化させることを特徴とする請求
項1に記載の表示装置。 - 【請求項19】 第1の画像データを、第2の画像デー
タに変換する機能を、前記第2の機能として有すること
を特徴とする請求項18に記載の表示装置。 - 【請求項20】 前記第2の画像データを構成する画素
のうちの注目している注目画素を予測するのに用いる予
測タップを、前記第1の画像データから抽出する予測タ
ップ抽出手段と、 前記注目画素を、複数のクラスのうちのいずれかのクラ
スにクラス分けするクラス分類を行うのに用いるクラス
タップを、前記第1の画像データから抽出するクラスタ
ップ抽出手段と、 前記クラスタップに基づいて、前記注目画素をクラス分
類するクラス分類手段と、 前記複数のクラスごとに用意された所定のタップ係数の
うちの、前記注目画素のクラスのタップ係数と、前記予
測タップとを用いて、前記注目画素を予測する予測手段
とをさらに備え、 前記第1の画像データを、前記予測手段において予測さ
れた画素でなる前記第2の画像データに変換することを
特徴とする請求項19に記載の表示装置。 - 【請求項21】 所定の処理を行うことを指令するコマ
ンドを入力する入力手段からのコマンドを受信するコマ
ンド受信手段と、 前記コマンドに対応する処理を行う処理手段とをさらに
備え、 前記機能変化手段は、前記コマンド受信手段において受
信されたコマンドを無視し、前記他の表示装置からのコ
マンドに対応する処理を行うように、前記表示装置の機
能を変化させることを特徴とする請求項1に記載の表示
装置。 - 【請求項22】 前記入力手段は、前記コマンドに対応
する無線の信号を送信し、 前記コマンド受信手段は、前記無線の信号を受信し、 前記機能変化手段は、前記コマンド受信手段において受
信された前記無線の信号の強度を検出し、前記他の表示
装置に送信するように、前記表示装置の機能を変化させ
ることを特徴とする請求項21に記載の表示装置。 - 【請求項23】 前記表示手段に表示される前記画像に
付随する音声を出力する音声出力手段をさらに備え、 前記機能変化手段は、前記他の表示装置からのコマンド
に対応して、前記音声出力手段の指向性の主軸の方向
を、前記入力手段の方向に向けるように、前記表示装置
の機能を変化させることを特徴とする請求項22に記載
の表示装置。 - 【請求項24】 他の表示装置と接続され、画像を表示
する表示手段を有する表示装置の制御方法であって、 前記他の表示装置が接続されたことを検出する接続検出
ステップと、 前記接続検出ステップにおいて接続が検出された前記他
の表示装置との間で認証を行う認証ステップと、 前記認証が成功した場合に、前記表示装置の機能を変化
させる機能変化ステップとを備えることを特徴とする制
御方法。 - 【請求項25】 他の表示装置と接続され、画像を表示
する表示手段を有する表示装置の制御処理を、コンピュ
ータに行わせるプログラムであって、 前記他の表示装置が接続されたことを検出する接続検出
ステップと、 前記接続検出ステップにおいて接続が検出された前記他
の表示装置との間で認証を行う認証ステップと、 前記認証が成功した場合に、前記表示装置の機能を変化
させる機能変化ステップとを備えることを特徴とするプ
ログラム。 - 【請求項26】 他の表示装置と接続され、画像を表示
する表示手段を有する表示装置の制御処理を、コンピュ
ータに行わせるプログラムが記録されている記録媒体で
あって、 前記他の表示装置が接続されたことを検出する接続検出
ステップと、 前記接続検出ステップにおいて接続が検出された前記他
の表示装置との間で認証を行う認証ステップと、 前記認証が成功した場合に、前記表示装置の機能を変化
させる機能変化ステップとを備えるプログラムが記録さ
れていることを特徴とする記録媒体。 - 【請求項27】 他の表示装置を制御しうる親の表示装
置と、 前記他の表示装置から制御しうるが、前記他の表示装置
を制御できない1以上の子の表示装置とからなる表示シ
ステムであって、 前記親および子の表示装置は、 前記他の表示装置が接続されたことを検出する接続検出
手段と、 前記接続検出手段において接続が検出された前記他の表
示装置との間で認証を行う認証手段と、 前記認証が成功した場合に、自身の機能を変化させる機
能変化手段とを有することを特徴とする表示システム。
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