JP2006311363A - 表示システム、表示装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

表示システム、表示装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 確実に、リモートコントローラからの指示を受け付けることができるようにする。
【解決手段】
リモコン受信部31は、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信し、向き情報取得部112は、自分の向きを示す向き情報を取得する。向き情報付加部115は、取得した向き情報を受信したコマンドに付加し、通信部62は、向き情報が付加されたコマンドを子機に送信する。向き情報が付加されたコマンドを受信した子機は、自分の向きが、コマンドに付加された向き情報が示す向きと同一であるか否かを判定し、同一であると判定された場合、コマンドに従って、所定の処理を実行することで、確実に、リモートコントローラからの指示を受け付けることができるようになる。本発明は、表示システムに適用できる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、表示システム、表示装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、複数の表示装置を接続して使用した場合に、確実に、リモートコントローラからの指示を受け付けることができるようにした表示システム、表示装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
例えば、テレビジョン受像機においては、テレビジョン放送信号が受信され、テレビジョン放送番組としての画像が表示されるとともに、その画像に付随する音声が出力される。また、複数のテレビジョン受像機を接続することで、単体で動作する場合にはできなかった機能を実現しているものもある。
さらに、他の表示装置が接続されたことを検出し、検出された他の表示装置との間で認証を行い、認証が成功した場合に、自分の機能を変化させる表示装置もある(例えば、特許文献1)。
特開2003−195843号公報
しかしながら、複数のテレビジョン受像機を接続した場合に、視聴者の指示によるリモートコントローラの操作を受け付けることができない可能性があるという問題があった。
例えば、複数のテレビジョン受像機を接続して使用する場合において、接続されたテレビジョン受像機の一部または全部を回転して使用するとき、接続されたテレビジョン受像機の位置によって、リモートコントローラからのコマンドの受信状態に違いがでる可能性があり、視聴者の指示によるリモートコントローラの操作を受け付けることができない可能性があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、確実に、リモートコントローラからの指示を受け付けることができるようにするものである。
本発明の表示システムは、第1の表示装置が、視聴者の操作に応じて、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信する第1の受信手段と、表示システムにおける自分の向きを示す第1の情報を取得する第1の取得手段と、取得した第1の情報を、受信したコマンドに付加する付加手段と、第1の情報が付加されたコマンドを第2の表示装置に送信する送信手段とを備え、第2の表示装置が、第1の表示装置から送信されてくる、第1の情報が付加されたコマンドを受信する第2の受信手段と、表示システムにおける自分の向きを示す第2の情報を取得する第2の取得手段と、コマンドに付加された第1の情報と、取得した第2の情報とを比較することで、自分の向きが第1の表示装置の向きと同一であるか否かを判定する判定手段と、自分の向きが第1の表示装置の向きと同一であると判定された場合、コマンドに従って、所定の処理を実行する処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明の表示システムにおいては、第1の表示装置によって、視聴者の操作に応じて、リモートコントローラから送信されてくるコマンドが受信され、表示システムにおける自分の向きを示す第1の情報が取得され、取得した第1の情報が、受信したコマンドに付加され、第1の情報が付加されたコマンドが第2の表示装置に送信され、第2の表示装置によって、第1の表示装置から送信されてくる、第1の情報が付加されたコマンドが受信され、表示システムにおける自分の向きを示す第2の情報が取得され、コマンドに付加された第1の情報と、取得した第2の情報とを比較することで、自分の向きが第1の表示装置の向きと同一であるか否かが判定され、自分の向きが第1の表示装置の向きと同一であると判定された場合、コマンドに従って、所定の処理が実行される。
本発明の第1の表示装置は、視聴者の操作に応じて、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信する受信手段と、自分の向きを示す第1の情報を取得する第1の取得手段と、取得した第1の情報を、受信したコマンドに付加する付加手段と、第1の情報が付加されたコマンドを他の表示装置に送信する送信手段とを備えるようにすることができる。
自分の設置された位置を示す第2の情報を取得する第2の取得手段と、他の表示装置から送信されてくる、他の表示装置の設置された位置を示す第3の情報および他の表示装置の向きを示す第4の情報を受信する第2の受信手段と、取得した第1の情報および第2の情報、並びに受信した第3の情報および第4の情報に基づいて、同一方向を向いている機器の中で、自分が所定の位置に設置されているか否かを判定する判定手段と、所定の位置に設置されていると判定された場合、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信し、受信したコマンドを他の表示装置に送信する第1のモードにモードを変更し、一方、所定の位置に設置されていないと判定された場合、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信せずに、他の表示装置から送信されてくるコマンドを受信する第2のモードにモードを変更するモード制御手段とを備えるようにすることができる。
リモートコントローラから送信されてくるコマンドの数を示す第2の情報を記憶する記憶手段と、他の表示装置から送信されてくる、他の表示装置が受信したコマンドの数を示す第3の情報および他の表示装置の向きを示す第4の情報を受信する第2の受信手段と、取得した第1の情報、記憶している第2の情報、並びに受信した第3の情報および第4の情報に基づいて、同一方向を向いている機器の中で、自分のコマンドの受信状態が最もよいか否かを判定する判定手段と、自分の受信状態が最もよいと判定された場合、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信し、受信したコマンドを他の表示装置に送信する第1のモードにモードを変更し、一方、自分の受信状態が最もよくならないと判定された場合、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信せずに、他の表示装置から送信されてくるコマンドを受信する第2のモードにモードを変更するモード制御手段とを備えるようにすることができる。
本発明の第1の表示方法は、視聴者の操作に応じて、リモートコントローラから送信されてくるコマンドの受信を制御する受信制御ステップと、自分の向きを示す第1の情報を取得する第1の取得ステップと、取得した第1の情報を、受信したコマンドに付加する付加ステップと、第1の情報が付加されたコマンドの他の表示装置への送信を制御する送信制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、視聴者の操作に応じて、リモートコントローラから送信されてくるコマンドの受信を制御する受信制御ステップと、自分の向きを示す第1の情報を取得する第1の取得ステップと、取得した第1の情報を、受信したコマンドに付加する付加ステップと、第1の情報が付加されたコマンドの他の表示装置への送信を制御する送信制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第1の表示装置および表示方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、視聴者の操作に応じて、リモートコントローラから送信されてくるコマンドが受信され、自分の向きを示す第1の情報が取得され、取得した第1の情報が、受信したコマンドに付加され、第1の情報が付加されたコマンドが他の表示装置に送信される。
本発明の第2の表示装置は、他の表示装置から送信されてくる、リモートコントローラから送信されたコマンドに、他の表示装置の向きを示す第1の情報が付加されたコマンドを受信する受信手段と、自分の向きを示す第2の情報を取得する第1の取得手段と、コマンドに付加された第1の情報と、取得した第2の情報とを比較することで、自分の向きが他の表示装置の向きと同一であるか否かを判定する判定手段と、自分の向きが他の表示装置の向きと同一であると判定された場合、コマンドに従って、所定の処理を実行する処理手段とを備えることを特徴とする。
受信手段は、他の表示装置から送信されてくる、第1の情報および他の表示装置の設置された位置を示す第3の情報を受信することができる。
自分の設置された位置を示す第4の情報を取得する第2の取得手段と、受信した第1の情報および第3の情報、並びに取得した第2の情報および第4の情報に基づいて、同一方向を向いている機器の中で、自分が所定の位置に設置されているか否かを判定する判定手段と、所定の位置に設置されていると判定された場合、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信し、受信したコマンドを他の表示装置に送信する第1のモードにモードを変更し、一方、所定の位置に設置されていないと判定された場合、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信せずに、他の表示装置から送信されてくるコマンドを受信する第2のモードにモードを変更するモード制御手段とを備えるようにすることができる。
受信手段は、他の表示装置から送信されてくる、第1の情報および他の表示装置が受信したコマンドの数を示す第3の情報を受信することができる。
リモートコントローラから送信されてくるコマンドの数を示す第4の情報を記憶する記憶手段と、受信した第1の情報および第3の情報、取得した第2の情報、並びに記憶している第4の情報に基づいて、同一方向を向いている機器の中で、自分のコマンドの受信状態が最もよいか否かを判定する判定手段と、自分の受信状態が最もよいと判定された場合、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信し、受信したコマンドを他の表示装置に送信する第1のモードにモードを変更し、一方、自分の受信状態が最もよくならないと判定された場合、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信せずに、他の表示装置から送信されてくるコマンドを受信する第2のモードにモードを変更するモード制御手段とを備えるようにすることができる。
本発明の第2の表示方法は、他の表示装置から送信されてくる、リモートコントローラから送信されたコマンドに、他の表示装置の向きを示す第1の情報が付加されたコマンドの受信を制御する受信制御ステップと、自分の向きを示す第2の情報を取得する第1の取得ステップと、コマンドに付加された第1の情報と、取得した第2の情報とを比較することで、自分の向きが他の表示装置の向きと同一であるか否かを判定する判定ステップと、自分の向きが他の表示装置の向きと同一であると判定された場合、コマンドに従って、所定の処理を実行する処理ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、他の表示装置から送信されてくる、リモートコントローラから送信されたコマンドに、他の表示装置の向きを示す第1の情報が付加されたコマンドの受信を制御する受信制御ステップと、自分の向きを示す第2の情報を取得する第1の取得ステップと、コマンドに付加された第1の情報と、取得した第2の情報とを比較することで、自分の向きが他の表示装置の向きと同一であるか否かを判定する判定ステップと、自分の向きが他の表示装置の向きと同一であると判定された場合、コマンドに従って、所定の処理を実行する処理ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第2の表示装置および表示方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、他の表示装置から送信されてくる、リモートコントローラから送信されたコマンドに、他の表示装置の向きを示す第1の情報が付加されたコマンドが受信され、自分の向きを示す第2の情報が取得され、コマンドに付加された第1の情報と、取得した第2の情報とを比較することで、自分の向きが他の表示装置の向きと同一であるか否かが判定され、自分の向きが他の表示装置の向きと同一であると判定された場合、コマンドに従って、所定の処理が実行される。
本発明によれば、リモートコントローラからの指示を受け付けることができる。また、本発明によれば、確実に、リモートコントローラからの指示を受け付けることができる。
以下に本発明の最良の形態を説明するが、開示される発明と実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。本明細書中には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応していないものであることを意味するものではない。
さらに、この記載は、明細書に記載されている発明の全てを意味するものではない。換言すれば、この記載は、明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、即ち、将来、分割出願されたり、補正により出現し、追加される発明の存在を否定するものではない。
本発明によれば、表示システムが提供される。この表示システム(例えば、図1のディスプレイセット11)においては、第1の表示装置(例えば、図3の親機21)が、視聴者の操作に応じて、リモートコントローラ(例えば、図1のリモコン12)から送信されてくるコマンド(例えば、リモコンコマンド)を受信する第1の受信手段(例えば、図6のリモコン受光部31)と、表示システムにおける自分の向きを示す第1の情報(例えば、向き情報)を取得する第1の取得手段(例えば、図6の向き情報取得部112)と、取得した第1の情報を、受信したコマンドに付加する付加手段(例えば、図6の向き情報付加部115)と、第1の情報が付加されたコマンドを第2の表示装置に送信する送信手段(例えば、図6の送信部121)とを備え、第2の表示装置(例えば、図3の子機22)が、第1の表示装置から送信されてくる、第1の情報が付加されたコマンドを受信する第2の受信手段(例えば、図7の通信部62)と、表示システムにおける自分の向きを示す第2の情報(例えば、向き情報)を取得する第2の取得手段(例えば、図7の向き情報取得部112)と、コマンドに付加された第1の情報と、取得した第2の情報とを比較することで、自分の向きが第1の表示装置の向きと同一であるか否かを判定する判定手段(例えば、図7の向き情報判定部165)と、自分の向きが第1の表示装置の向きと同一であると判定された場合、コマンドに従って、所定の処理を実行する処理手段(例えば、図7のアプリケーション処理部103)とを備える。
本発明によれば、表示装置が提供される。この表示装置(例えば、図3の親機21)は、視聴者の操作に応じて、リモートコントローラ(例えば、図1のリモコン12)から送信されてくるコマンド(例えば、リモコンコマンド)を受信する受信手段(例えば、図6のリモコン受光部31)と、自分の向きを示す第1の情報(例えば、向き情報)を取得する第1の取得手段(例えば、図6の向き情報取得部112)と、取得した第1の情報を、受信したコマンドに付加する付加手段(例えば、図6の向き情報付加部115)と、第1の情報が付加されたコマンドを他の表示装置(例えば、子機22)に送信する送信手段(例えば、図6の送信部121)とを備える。
表示装置(例えば、図3の親機21)は、自分の設置された位置を示す第2の情報(例えば、位置情報)を取得する第2の取得手段(例えば、図6の位置情報取得部111)と、他の表示装置から送信されてくる、他の表示装置の設置された位置を示す第3の情報(例えば、位置情報)および他の表示装置の向きを示す第4の情報(例えば、向き情報)を受信する第2の受信手段(例えば、図6の受信部122)と、取得した第1の情報および第2の情報、並びに受信した第3の情報および第4の情報に基づいて、同一方向を向いている機器の中で、自分が所定の位置に設置されているか否かを判定する判定手段(例えば、図6の分配元判定部113)と、所定の位置に設置されていると判定された場合、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信し、受信したコマンドを他の表示装置に送信する第1のモード(例えば、コマンド分配者モード)にモードを変更し、一方、所定の位置に設置されていないと判定された場合、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信せずに、他の表示装置から送信されてくるコマンドを受信する第2のモード(例えば、コマンド受信者モード)にモードを変更するモード制御手段(例えば、図6のモード制御部114)とを備える。
表示装置(例えば、図3の親機21)は、リモートコントローラから送信されてくるコマンドの数を示す第2の情報(例えば、コマンド数)を記憶する記憶手段(例えば、図6の受信状態履歴管理部102)と、他の表示装置から送信されてくる、他の表示装置が受信したコマンドの数を示す第3の情報(例えば、コマンド数)および他の表示装置の向きを示す第4の情報(例えば、向き情報)を受信する第2の受信手段(例えば、図6の受信部122)と、取得した第1の情報、記憶している第2の情報、並びに受信した第3の情報および第4の情報に基づいて、同一方向を向いている機器の中で、自分のコマンドの受信状態が最もよいか否かを判定する判定手段(例えば、図6の分配元判定部113)と、自分の受信状態が最もよいと判定された場合、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信し、受信したコマンドを他の表示装置に送信する第1のモード(例えば、コマンド分配者モード)にモードを変更し、一方、自分の受信状態が最もよくならないと判定された場合、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信せずに、他の表示装置から送信されてくるコマンドを受信する第2のモード(例えば、コマンド受信者モード)にモードを変更するモード制御手段(例えば、図6のモード制御部114)とを備える。
本発明によれば、表示方法が提供される。この表示方法は、視聴者の操作に応じて、リモートコントローラから送信されてくるコマンドの受信を制御する受信制御ステップ(例えば、図12のステップS51の処理)と、自分の向きを示す第1の情報を取得する第1の取得ステップ(例えば、図12のステップS52の処理)と、取得した第1の情報を、受信したコマンドに付加する付加ステップ(例えば、図12のステップS53の処理)と、第1の情報が付加されたコマンドの他の表示装置への送信を制御する送信制御ステップ(例えば、図12のステップS54の処理)とを含む。
本発明によれば、プログラムが提供される。このプログラムは、視聴者の操作に応じて、リモートコントローラから送信されてくるコマンドの受信を制御する受信制御ステップ(例えば、図12のステップS51の処理)と、自分の向きを示す第1の情報を取得する第1の取得ステップ(例えば、図12のステップS52の処理)と、取得した第1の情報を、受信したコマンドに付加する付加ステップ(例えば、図12のステップS53の処理)と、第1の情報が付加されたコマンドの他の表示装置への送信を制御する送信制御ステップ(例えば、図12のステップS54の処理)とを実行させる。
本発明によれば表示装置が提供される。この表示装置(例えば、図3の子機22)は、他の表示装置(例えば、図3の親機21)から送信されてくる、リモートコントローラ(例えば、図1のリモコン12)から送信されたコマンド(例えば、リモコンコマンド)に、他の表示装置の向きを示す第1の情報(例えば、向き情報)が付加されたコマンドを受信する受信手段(例えば、図7の受信部122)と自分の向きを示す第2の情報(例えば、向き情報)を取得する第1の取得手段(例えば、図7の向き情報所得部112)と、コマンドに付加された第1の情報と、取得した第2の情報とを比較することで、自分の向きが他の表示装置の向きと同一であるか否かを判定する判定手段(例えば、図7の向き情報判定部161)と、自分の向きが他の表示装置の向きと同一であると判定された場合、コマンドに従って、所定の処理を実行する処理手段(例えば、図7のアプリケーション処理部103)とを備える。
受信手段は、他の表示装置から送信されてくる、第1の情報および他の表示装置の設置された位置を示す第3の情報(例えば、位置情報)を受信することができる。
表示装置(例えば、図3の子機22)は、自分の設置された位置を示す第4の情報(例えば、位置情報)を取得する第2の取得手段(例えば、図7の位置情報取得部111)と、受信した第1の情報および第3の情報、並びに取得した第2の情報および第4の情報に基づいて、同一方向を向いている機器の中で、自分が所定の位置に設置されているか否かを判定する判定手段(例えば、図7の分配元判定部113)と、所定の位置に設置されていると判定された場合、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信し、受信したコマンドを他の表示装置に送信する第1のモード(例えば、コマンド分配者モード)にモードを変更し、一方、所定の位置に設置されていないと判定された場合、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信せずに、他の表示装置から送信されてくるコマンドを受信する第2のモード(例えば、コマンド受信者モード)にモードを変更するモード制御手段(例えば、図7のモード制御部114)とを備える。
受信手段は、他の表示装置から送信されてくる、第1の情報および他の表示装置が受信したコマンドの数を示す第3の情報(例えば、コマンド数)を受信することができる。
表示装置(例えば、図3の子機22)は、リモートコントローラから送信されてくるコマンドの数を示す第4の情報(例えば、コマンド数)を記憶する記憶手段(例えば、図7の受信状態履歴管理部102)と、受信した第1の情報および第3の情報、取得した第2の情報、並びに記憶している第4の情報に基づいて、同一方向を向いている機器の中で、自分のコマンドの受信状態が最もよいか否かを判定する判定手段(例えば、図7の分配元判定部113)と、自分の受信状態が最もよいと判定された場合、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信し、受信したコマンドを他の表示装置に送信する第1のモード(例えば、コマンド分配者モード)にモードを変更し、一方、自分の受信状態が最もよくならないと判定された場合、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信せずに、他の表示装置から送信されてくるコマンドを受信する第2のモード(例えば、コマンド受信者モード)にモードを変更するモード制御手段(例えば、図7のモード制御部114)とを備える。
本発明によれば、表示方法が提供される。この表示方法は、他の表示装置から送信されてくる、リモートコントローラから送信されたコマンドに、他の表示装置の向きを示す第1の情報が付加されたコマンドの受信を制御する受信制御ステップ(例えば、図14のステップS71の処理)と、自分の向きを示す第2の情報を取得する第1の取得ステップ(例えば、図14のステップS72の処理)と、コマンドに付加された第1の情報と、取得した第2の情報とを比較することで、自分の向きが他の表示装置の向きと同一であるか否かを判定する判定ステップ(例えば、図14のステップS73の処理)と、自分の向きが他の表示装置の向きと同一であると判定された場合、コマンドに従って、所定の処理を実行する処理ステップ(例えば、図14のステップS74の処理)とを含む。
本発明によれば、プログラムが提供される。このプログラムは、他の表示装置から送信されてくる、リモートコントローラから送信されたコマンドに、他の表示装置の向きを示す第1の情報が付加されたコマンドの受信を制御する受信制御ステップ(例えば、図14のステップS71の処理)と、自分の向きを示す第2の情報を取得する第1の取得ステップ(例えば、図14のステップS72の処理)と、コマンドに付加された第1の情報と、取得した第2の情報とを比較することで、自分の向きが他の表示装置の向きと同一であるか否かを判定する判定ステップ(例えば、図14のステップS73の処理)と、自分の向きが他の表示装置の向きと同一であると判定された場合、コマンドに従って、所定の処理を実行する処理ステップ(例えば、図14のステップS74の処理)とを実行させる。
このプログラムは、記録媒体(例えば、図17の磁気ディスク221)に記録することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、ディスプレイセット11の外観を示す図である。このディスプレイセット11は、複数のテレビジョン受像機(後述する親機21または子機22)を組み合わせることによって構成される、本発明の表示システムの一例である。また、複数のテレビジョン受像機(後述する親機21または子機22)は、本発明の表示装置の一例である。
これらのテレビジョン受像機は、例えば、イーサーネットの規格に準拠したLAN(Local Area Network)、IEEE(The Institute of Electrical and Electronic Engineers , Inc.)802.11規格に準拠した無線LAN、またはIEEE 1394、USB(Universal Serial Bus)、若しくはRS-232C(Recommended Standard 232 version C)などによるシリアル通信などによって接続されている。
ディスプレイセット11は、複数のテレビジョン受像機を組み合わせることで、それらのテレビジョン受像機のそれぞれが、アンテナ(図示せず)で受信されたテレビジョン放送信号における画像をディスプレイ(後述する表示部58)によって表示させ、また、その画像に付随する音声をスピーカ(後述するスピーカ60)から出力させる。
例えば、ディスプレイセット11は、縦×横が、3×3台のテレビジョン受像機を組み合わせることで、3×3台のテレビジョン受像機のディスプレイ全体に、テレビジョン受信信号における画像の全体を拡大した画像を表示させ、また、その画像に付随する音声をスピーカから出力させる。
また、詳細は後述するが、ディスプレイセット11は、組み合わされた各テレビジョン受像機のそれぞれが回転することで、表面と裏面の両面での視聴が可能となる。例えば、図1で示されるように、視聴者は、図中左側のディスプレイセット11の表面と、図中右側のディスプレイセット11の裏面との両面での視聴が可能となる。さらに、ディスプレイセット11は、組み合わされたテレビジョン受像機のうち、一部のテレビジョン受像機を取り外すことも可能となる。
例えば、ディスプレイセット11は、縦×横が、3×3台のテレビジョン受像機を組み合わせた場合に、中央(左から2番目の列)の3台のテレビジョン受像機を裏面に回転させたとき、図中左側にいる視聴者は、回転していない表面を向いている左側(左から1番目の列)と右側(左から3番目の列)の6台のテレビジョン受像機のディスプレイを視聴することが可能となり、また、図中右側にいる視聴者は、回転して裏面を向いている中央の3台のテレビジョン受像機のディスプレイを視聴することが可能となる。
リモートコントローラ(以下、リモコンと称する)12は、視聴者の操作に対応する、赤外線や電波による操作信号(以下、リモコンコマンドと称する)を、ディスプレイセット11として組み合わされた複数のテレビジョン受像機のそれぞれに送信する。例えば、リモコン12は、視聴者の操作に対応する、電源のオンオフ、チャンネルの変更、音量の調節、または明るさの調節などのリモコンコマンドを、ディスプレイセット11として組み合わされた複数のテレビジョン受像機のそれぞれに送信する。
ディスプレイセット11に組み合わされた複数のテレビジョン受像機のそれぞれは、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドを受信し、受信したリモコンコマンドに応じた処理を実行する。例えば、複数のテレビジョン受像機のそれぞれは、視聴者がリモコン12の電源オフボタンを押下した場合、リモコン12から送信されてくる、“電源オフ”を示すリモコンコマンドを受信し、受信したコマンドに応じて、自分の電源をオフする。
ところで、ディスプレイセット11の一部のテレビジョン受像機を回転させたり、取り外したりすることで、ディスプレイセット11の表面と裏面との両面で視聴をする場合、図中左側の表面を向いているテレビジョン受像機を視聴している視聴者と、図中右側の裏面を向いているテレビジョン受像機を視聴している視聴者とは、異なる視聴者となるので、例えば、図中左側の視聴者がテレビジョン受像機の電源をオフにしたい場合であっても、図中右側の視聴者がテレビジョン受像機の電源をオフしたいと考えているとは限らず、リモコン12に対して行う操作が一致しない場合がほとんどである。
即ち、図中左側にいる視聴者がリモコン12を操作した場合、表面を向いているテレビジョン受像機のみが、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドに応じた処理を実行し、裏側を向いているテレビジョン受像機は処理を実行しないようにし、逆に、図中右側にいる視聴者がリモコン12を操作した場合、裏面を向いているテレビジョン受像機のみが、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドに応じた処理を実行し、表面を向いているテレビジョン受像機は処理を実行しないようにする必要がある。
従って、図2乃至図4を参照して、視聴者の操作によって、リモコン12からのリモコンコマンドを受信するディスプレイセット11の詳細について説明する。
まず、図2を参照して、ディスプレイセット11における、表面と裏面を向いているテレビジョン受像機のグループ分けについて説明する。
図2で示される例において、ディスプレイセット11は、3×3台、即ち、9台のテレビジョン受像機を組み合わせることによって構成される。図2Aは、ディスプレイセット11に組み合わされた9台の全てのテレビジョン受像機が表面を向いている例を示し、図2Bは、ディスプレイセット11に組み合わされた9台のテレビジョン受像機のうち、左側(左から1番目の列)と右側(左から3番目の列)の6台のテレビジョン受像機が表面を向いて、残りの中央(左から2番目の列)の3台のテレビジョン受像機が裏面を向いている例を示す。
図2Aで示される例において、ディスプレイセット11に組み合わされた9台のテレビジョン受像機が全て表面を向いているので、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドを受信する場合に、表面と裏面とを分けて処理をする必要がないので、例えば、表面を向いている9台のテレビジョン受像機をまとめてグループ1とする。
図2Aで示される例においては、視聴者が表面を向いているテレビジョン受像機に向かってリモコン12を操作した場合、グループ1の9台のテレビジョン受像機がリモコン12からのリモコンコマンドに応じた処理を実行することで、表面を向いているテレビジョン受像機を操作することになる。
また、図2Bで示される例において、ディスプレイセット11に組み合わされた9台のテレビジョン受像機のうち、左側と右側の6台のテレビジョン受像機が表面を向いて、残りの中央の3台のテレビジョン受像機が裏面を向いているので、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドを受信する場合に、表面と裏面とを分けて処理をする必要があるので、例えば、左側の1列と右側の6台のテレビジョン受像機をまとめてグループ1とし、残りの中央の3台のテレビジョン受像機をまとめてグループ2とする。
図2Bで示される例においては、視聴者が表面を向いているテレビジョン受像機に向かってリモコン12を操作した場合、グループ1の6台のテレビジョン受像機がリモコン12からのリモコンコマンドに応じた処理を実行することで、表面を向いているテレビジョン受像機を操作することになる。また、視聴者が裏面を向いているテレビジョン受像機に向かってリモコン12を操作した場合、グループ2の3台のテレビジョン受像機がリモコン12からのリモコンコマンドに応じた処理を実行することで、裏面を向いているテレビジョン受像機を操作することになる。
このように、表面と裏面とに分けてテレビジョン受像機をグループ化することで、視聴者は、リモコン12を操作する場合に、例えば、電源のオンオフ、チャンネルの変更、音量の調節、または明るさの調節などのリモコンコマンドを、表面または裏面のグループのいずれか一方に送信することになり、そのグループ内で同様の処理を実行させることになる。
具体的には、例えば、ディスプレイセット11において表面を向いているテレビジョン受像機に向かって、視聴者がリモコン12の電源オフボタンを押下した場合、表面を向いているグループ1のテレビジョン受像機の電源がオフになるが、裏面を向いているグループ2のテレビジョン受像機の電源はオフとならずにそのまま動作することになる。一方、ディスプレイセット11において裏面を向いているテレビジョン受像機に向かって、視聴者がリモコン12の電源オフボタンを押下した場合、裏面を向いているグループ2のテレビジョン受像機の電源がオフになるが、表面を向いているグループ1のテレビジョン受像機の電源はオフとならずにそのまま動作することになる。
ところで、ディスプレイセット11を構成するテレビジョン受像機には、リモコン12から受信したリモコンコマンドを、自分以外の他のテレビジョン受像機に送信してリモコンコマンドを実行させることができる親のテレビジョン受像機(以下、適宜、親機と称する)と、他のテレビジョン受像機(親機)から送信されてくるリモコンコマンドを受信して実行することができる子のテレビジョン受像機(以下、適宜、子機と称する)の2種類が存在する。
従って、次に、図3および図4を参照して、ディスプレイセット11における親機と子機との関係について説明する。まず、図3を参照して、ディスプレイセット11を構成するテレビジョン受像機が全て表面を向いている場合の親機と子機との関係について説明する。
図3で示される例においては、3×3台のテレビジョン受像機の全てが表面を向いている。また、3×3台のテレビジョン受像機のうち、左下(左から1番目で上から3番目)に配置されているテレビジョン受像機2111が親機となっており、他の8台のテレビジョン受像機2212,2213,2221,2222,2223,2231,2232,2233が子機になっている。
また、3×3台のテレビジョン受像機のそれぞれには、赤外線や電波によって、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドを受信(受光)するリモコン受光部3111,3112,3113,3121,3122,3123,3131,3132,3133がそれぞれ設けられている。
図3で示される例において、リモコン受光部3111乃至3133のうち、親機2111のリモコン受光部3111(左から1番目で上から3番目の黒の四角)が有効となることで、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドを受信し、それ以外の、子機2212のリモコン受光部3112乃至子機2233のリモコン受光部3133のそれぞれが無効となることで、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドを受信せずに、親機2111から送信されてくるリモコンコマンドに従って動作する。
なお、ここで、有効とは、リモコン受光部3111乃至3133のそれぞれにおいて、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドを受信できることを示し、無効とは、リモコン受光部3111乃至3133のそれぞれにおいて、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドを受信できないことを示す。
即ち、親機2111は、リモコン受光部3111でリモコン12からのリモコンコマンドを受信し、受信したリモコンコマンドを、例えば、イーサーネットの規格に準拠したLANなどで接続された子機2212乃至子機2233に分配することで分配する。
なお、上述した例においては、左下(左から1番目で上から3番目)に配置されたテレビジョン受像機2111を親機として説明したが、それに限定されず、他の8台のテレビジョン受像機2212,2213,2221,2222,2223,2231,2232,2233のうちのいずれか1台が親機となるようにしてもよい。
次に、図4を参照して、ディスプレイセット11を構成するテレビジョン受像機のうち、一部のテレビジョン受像機が裏側を向いている場合の親機と子機との関係について説明する。図3に示す場合と同様の部分には、同一の符号が付してあり、その説明は(適宜)省略する。
図4で示される例においては、3×3台のテレビジョン受像機のうち、テレビジョン受像機2111,2212,2213,2221,2232,2233が表面を向いており、テレビジョン受像機2222,2223,2131が裏面を向いている。
表面を向いているテレビジョン受像機のうち、左下(左から1番目で上から3番目)に配置されているテレビジョン受像機2111が親機となっており、他の5台のテレビジョン受像機2212,2213,2221,2232,2233が子機になっている。
図4で示される例において、表面を向いているテレビジョン受像機のリモコン受光部3111,3112,3113,3121,3132,3133のうち、親機2111のリモコン受光部3111(左から1番目で上から3番目の黒の四角)が有効となることで、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドを受信し、それ以外の、子機2212のリモコン受光部3112、子機2213のリモコン受光部3113、子機2221のリモコン受光部3121、子機2232のリモコン受光部3132、および子機2233のリモコン受光部3133のそれぞれが無効となることで、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドを受信せずに、親機2111から送信されてくるリモコンコマンドに従って動作する。
即ち、親機2111は、リモコン受光部3111でリモコン12からのリモコンコマンドを受信し、受信したリモコンコマンドを、例えば、イーサーネットの規格に準拠したLANなどで接続された子機2212,子機2213,子機2221,子機2232,子機2233に送信することで分配する。
また、裏面を向いているテレビジョン受像機のうち、右下(左から3番目で上から3番目)に配置されているテレビジョン受像機2131が親機となっており、他の2台のテレビジョン受像機2222,2223が子機になっている。
図4で示される例において、裏面を向いているテレビジョン受像機のリモコン受光部3122,3123,3131のうち、親機2131のリモコン受光部3131(左から3番目で上から3番目の黒の四角)が有効となることで、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドを受信し、それ以外の、子機2222のリモコン受光部3122および子機2223のリモコン受光部3123のそれぞれが無効となることで、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドを受信せずに、親機2131から送信されてくるリモコンコマンドに従って動作する。
即ち、親機2131は、リモコン受光部3131でリモコン12からのリモコンコマンドを受信し、受信したリモコンコマンドを、例えば、イーサーネットの規格に準拠したLANなどで接続された子機2222,子機2223に送信することで分配する。
なお、上述した例においては、表面を向いているテレビジョン受像機のうち、左下(左から1番目で上から3番目)に配置されたテレビジョン受像機2111を親機として説明したが、それに限定されず、他の5台のテレビジョン受像機2212,2213,2221,2232,2233のうちのいずれか1台が親機となるようにしてもよい。また、裏面を向いているテレビジョン受像機のうち、右下(左から3番目で上から3番目)に配置されたテレビジョン受像機2131を親機として説明したが、それに限定されず、他の2台のテレビジョン受像機2222,2223のいずれか1台が親機となるようにしてもよい。
さらに、ディスプレイセット11を構成するテレビジョン受像機の数は、9台に限定されるものではない。即ち、ディスプレイセット11は、任意の複数台のテレビジョン受像機によって構成することが可能である。また、ディスプレイセット11を構成するテレビジョン受像機の配置は、図2乃至図4に示したように、縦×横が、3×3に限定されるものではない。即ち、ディスプレイセット11を構成するテレビジョン受像機の配置は、例えば、縦×横が、1×2、2×1、2×3などとすることも可能である。また、ディスプレイセット11を構成するテレビジョン受像機の配置形状は、図2乃至図4にも示したように、格子状(マトリックス状)に限定されるものではなく、例えば、ピラミッド状などであってもよい。
即ち、ディスプレイセット11は、任意の複数台のテレビジョン受像機を、縦と横のそれぞれに、任意の台数だけ配置して構成することができる。
さらに、ディスプレイセット11を構成する親機21ijのサフィックスは、その親機21ijが、ディスプレイセット11において、第i列第j行(左からi列目の、下からj行目)に配置されているものであることを表す。また、同様に、子機22ijのサフィックスは、その子機22ijが、ディスプレイセット11において、第i列第j行(左からi列目の、下からj行目)に配置されているものであることを表し、リモコン受光部31ijのサフィックスは、そのリモコン受光部31ijが、ディスプレイセット11において、第i列第j行(左からi列目の、下からj行目)に配置されているものであることを表す。
さらに、以下の説明においては、親機21ijを個々に区別する必要がない場合、単に、親機21と称する。また、子機22ijを個々に区別する必要がない場合、単に、子機22と称する。さらに、リモコン受光部31ijを個々に区別する必要がない場合、単に、リモコン受光部31と称する。
図5は、親機21の構成の例を示すブロック図である。
親機21は、リモコン受光部31、コントローラ51、バス52、チューナ53、復調部54、エラー訂正処理部55、デマルチプレクサ56、ビデオデコーダ57、表示部58、オーディオデコーダ59、スピーカ60、入力部61、および通信部62を含むようにして構成される。リモコン受光部31、コントローラ51、チューナ53、復調部54、エラー訂正処理部55、デマルチプレクサ56、入力部61、および通信部62は、バス52によって相互に接続される。
チューナ53には、アンテナ(図示せず)によって受信された地上波や放送衛星からの電波などの放送電波に対応するテレビジョン放送信号(放送信号)が供給される。
チューナ53は、コントローラ51の制御に基づいて、アンテナから供給される複数のチャンネルの放送信号の中から、所定のチャンネル(周波数)の放送信号を選択し、その選択したチャンネルの放送信号を復調部54に供給する。
復調部54は、コントローラ51の制御に基づいて、チューナ53から供給される所定のチャンネルの放送信号を、例えば、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)復調等により復調し、復調の結果得られたデータをエラー訂正処理部55に供給する。
エラー訂正処理部55は、コントローラ51の制御に基づいて、復調部54から供給されたデータについて、所定のエラー訂正処理を行う。エラー訂正処理部55は、所定のエラー訂正処理が施されたデータをデマルチプレクサ56に供給する。
デマルチプレクサ56は、コントローラ51の制御に基づいて、エラー訂正処理部55から供給されてくるデータを、必要に応じて、デスクランブル処理を行う。また、デマルチプレクサ56は、コントローラ51の制御に基づいて、エラー訂正処理部55から供給されてくるデータのうち、画像データをビデオデコーダ57に、音声データをオーディオデコーダ59に、それぞれ供給する。
ビデオデコーダ57は、デマルチプレクサ56から供給された画像データを、例えば、MPEG-2(Moving Picture Experts Group phase 2)方式によりデコードし、デコードされた画像データを、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどからなる表示部58に供給して表示させる。
オーディオデコーダ59は、デマルチプレクサ56から供給された音声データを、例えば、MPEG-2方式によりデコードし、デコードされた音声データをスピーカ60に供給して出力させる。
コントローラ51は、親機21の各部を制御する。
コントローラ51は、図示せぬ、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、またはEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などから構成される。CPUは、ROMやEEPROMに記憶されたプログラム、またはRAMにロードされたプログラムを実行する。ROMは、コントローラ51に電源が供給されたときに、CPUが最初に実行すべきプログラムや必要なデータを記憶する。EEPROMは、CPUが実行する各種のアプリケーションプログラムや必要なデータを記憶する。RAMには、CPUが実行するアプリケーションプログラム、EEPROMからロードされ、また、CPUの動作上必要なデータが記憶される。
入力部61は、例えば、スイッチボタンなどから構成され、視聴者が所望のチャンネルを選択する際の操作などを受け付け、その視聴者の操作に対応する操作信号をコントローラ51に供給する。
リモコン受光部31は、図3および図4のリモコン受光部31に対応し、リモコン12から送信される視聴者の操作に対応する、赤外線や電波による操作信号を受信(受光)し、受信した操作信号をコントローラ31に供給する。
通信部62は、コントローラ51の制御に基づいて、子機22との間の通信を制御し、データを子機22に送信するとともに、子機22からのデータを受信する。
なお、子機22は、親機21と同様に構成されるので、その記載および説明は省略する。また、親機21および子機22は、図5に示した内部構造に限らず、必要に応じて、機能を追加したり削除したりすることは可能であり、その機能に対応した構成を持つことが可能である。
図6は、親機21の機能的構成例を示すブロック図である。
親機21は、リモコン受光部31、通信部62、制御部101、受信状態履歴管理部102、およびアプリケーション処理部103から構成される。
リモコン受光部31は、図3および図4のリモコン受光部31に対応し、視聴者の操作によって、リモコン12からリモコンコマンドを受信した場合、受信したリモコンコマンドを制御部101に供給する。
制御部101は、リモコン受光部31から供給されてくるリモコンコマンドを、アプリケーション処理部103に供給する。
また、制御部101は、受信状態履歴管理部102から、所定の時間内に受信したリモコン12からのリモコンコマンドの数(以下、コマンド数と称する)をロードする。制御部101は、ロードしたコマンド数を通信部62に供給する。
制御部101は、位置情報取得部111、向き情報取得部112、分配元判定部113、モード制御部114、および向き情報付加部115を含むようにして構成される。
位置情報取得部111は、ディスプレイセット11における自分の位置を示す情報(以下、位置情報と称する)を取得する。位置情報取得部111は、取得した位置情報を、分配元判定部113または通信部62のいずれかに供給する。
向き情報取得部112は、ディスプレイセット11において自分が表面と裏面のいずれか一方を向いていることを示す情報(以下、向き情報と称する)を取得する。向き情報取得部112は、取得した向き情報を、分配元判定部113、向き情報付加部115、または通信部62のいずれかに供給する。
分配元判定部113は、自分の位置情報および向き情報、並びに、通信部62から供給された他のテレビジョン受像機の位置情報および向き情報を基に、リモコンコマンドの分配元(親機21)となるか否かを判定する処理を行う。
また、分配元判定部113は、自分のコマンド数および向き情報、並びに、通信部62から供給された他のテレビジョン受像機のコマンド数および向き情報を基に、リモコンコマンドの分配元(親機21)となるか否かを判定する処理を行う。
モード制御部114は、分配元判定部113の判定結果を基に、自分(テレビジョン受像機)のモードを制御する。
ここで、モードとは、ディスプレイセット11に組み合わされたテレビジョン受像機が、親機21または子機22のどちらで動作しているかを示し、例えば、モードが“コマンド分配者モード”である場合、テレビジョン受像機は親機21として動作し、一方、モードが“コマンド受信者モード”である場合、テレビジョン受像機は子機22として動作する。
向き情報付加部115は、向き情報取得部112から供給された向き情報を、リモコン受光部31から供給されたリモコンコマンドに付加する。向き情報付加部115は、向き情報が付加されたリモコンコマンドを通信部62に供給する。
通信部62は、図5の通信部62に対応し、他のテレビジョン受像機(子機21)と通信する。
通信部62は、各種のデータを送信する送信部121および各種のデータを受信する受信部122を含むようにして構成される。送信部121は、制御部101から供給されてくる位置情報および向き情報を、他のテレビジョン受像機(子機22)に対して、ブロードキャストに送信する。また、受信部122は、他のテレビジョン受像機(子機22)から送信されてくる位置情報および向き情報を受信する。受信部122は、受信した位置情報および向き情報を制御部101に供給する。
さらに、送信部121は、制御部101から供給されてくる向き情報およびコマンド数を、他のテレビジョン受像機(子機22)に対して、ブロードキャストに送信する。また、受信部122は、他のテレビジョン受像機(子機22)から送信されてくるコマンド数および向き情報を受信する。受信部122は、受信したコマンド数および向き情報を制御部101に供給する。
また、送信部121は、制御部101から供給されてくる向き情報が付加されたリモコンコマンドを、他のテレビジョン受像機(子機22)に対して、ブロードキャストに送信する。
なお、通信部62は、他のテレビジョン受像機から送信されてくるデータとともに、そのテレビジョン受像機のIDなども受信するようにしてもよい。
受信状態履歴管理部102は、制御部101の要求に応じて、自分が記憶している所定の時間内に受信したコマンド数を、制御部101に供給する。
また、受信状態履歴管理部102は、制御部101の制御を基に、リモコン受光部31がリモコンコマンドを受信した場合、自分が記憶しているコマンド数を新たにカウントアップして記憶する。
アプリケーション処理部103は、制御部101から供給されてくるリモコンコマンドを基に、所定の処理を実行する。
図7は、子機22の機能的構成例を示すブロック図である。
子機22は、リモコン受光部31、通信部62、制御部101、受信状態履歴管理部102、およびアプリケーション処理部103から構成される。
図6に示す場合と同様の部分には、同一の符号が付してあり、その説明は適宜省略する。
通信部62は、図5の通信部62に対応し、他のテレビジョン受像機(親機21または子機22)と通信する。
通信部62は、各種のデータを送信する送信部121および各種のデータを受信する受信部122を含むようにして構成される。送信部121は、制御部101から供給されてくる位置情報および向き情報を、他のテレビジョン受像機(親機21または子機22)に対して、ブロードキャストに送信する。また、受信部122は、他のテレビジョン受像機(親機21または子機22)から送信されてくる位置情報および向き情報を受信する。受信部122は、受信した位置情報および向き情報を制御部101に供給する。
さらに、送信部121は、制御部101から供給されてくる向き情報およびコマンド数を、他のテレビジョン受像機(親機21または子機22)に対して、ブロードキャストに送信する。また、受信部122は、他のテレビジョン受像機(親機21または子機22)から送信されてくるコマンド数および向き情報を受信する。受信部122は、受信したコマンド数および向き情報を制御部101に供給する。
また、受信部122は、他のテレビジョン受像機(親機21)からリモコンコマンドを受信した場合、受信したリモコンコマンドを制御部101に供給する。
制御部101は、位置情報取得部111、向き情報取得部112、分配元判定部113、モード制御部114、および向き情報判定部161を含むようにして構成される。
位置情報取得部111、向き情報取得部112、分配元判定部113、およびモード制御部114のそれぞれは、図6の位置情報取得部111、向き情報取得部112、分配元判定部113、およびモード制御部114にそれぞれ対応しており、その説明も適宜省略する。
向き情報判定部161は、向き情報取得部112から供給された向き情報と、親機21から送信されたリモコンコマンドであって、通信部62から供給されたリモコンコマンドに付加された向き情報とを比較することで、親機21が自分と同じ向きであるか否かを判定する。
アプリケーション処理部103は、向き情報判定部161において、親機21が自分と同じ向きであると判定された場合、制御部101から供給されてくるリモコンコマンドを基に、所定の処理を実行する
ところで、上述したように、表側を向いているテレビジョン受像機と裏側を向いているテレビジョン受像機のそれぞれにおいて、有効となる親機21のリモコン受光部31と、無効となる子機22のリモコン受光部31が決定される。従って、以下、図8および図10のフローチャートを参照して、有効となるリモコン受光部31を有するテレビテレビジョン受像機、即ち、親機21(リモコンコマンドの分配元)を決定するコマンド分配元決定の処理について説明する。
なお、コマンド分配元決定の処理は、ディスプレイセット11を構成する全てのテレビジョン受像機において同様の処理が行われるので、ここでは、その一例として、図4において、親機21として動作しているテレビジョン受像機2111において行われるコマンド分配元決定の処理について説明し、それ以外のテレビジョン受像機2212乃至テレビジョン受像機2233におけるコマンド分配元決定の処理の説明については省略する。
まず、図8のフローチャートを参照して、テレビジョン受像機2111によるコマンド分配元決定の処理について説明する。
ステップS11において、位置情報取得部111は、ディスプレイセット11における自分の位置を示す情報である位置情報を取得する。位置情報取得部111は、取得した位置情報を通信部62に供給する。例えば、ステップS11において、位置情報取得部111は、自分が左下(例えば、図4の左から1番目で上から3番目)に配置されていることを示す位置情報を取得し、取得した位置情報を通信部62に供給する。
ステップS12において、向き情報取得部112は、ディスプレイセット11において自分が表面と裏面のいずれか一方を向いていることを示す情報である向き情報を取得する。向き情報取得部112は、取得した向き情報を通信部62に供給する。例えば、ステップS12において、向き情報取得部112は、自分が表面を向いていることを示す向き情報を取得し、取得した向き情報を通信部62に供給する。
なお、上述した位置情報および向き情報を取得する方法であるが、例えば、ディスプレイセット11に設けられたセンサ(図示せず)によって、ディスプレイセット11に組み合わされたテレビジョン受像機の位置や向きを検知して、テレビジョン受像機が位置情報および向き情報を取得する方法など、ディスプレイセット11におけるテレビジョン受像機の位置や向きを、テレビジョン受像機が取得できる方法であればよい。
ステップS13において、通信部62は、位置情報取得部111から供給された位置情報および向き情報取得部112から供給された向き情報を、他のテレビジョン受像機に対して、ブロードキャストに送信する。例えば、ステップS13において、通信部62は、位置情報取得部111から供給された、自分が左から1番目で上から3番目に配置されていることを示す位置情報および自分が表面を向いていることを示す向き情報を、テレビジョン受像機2212,2213,2221,2222,2223,2231,2232,2233のそれぞれに送信する。
ステップS14において、通信部62は、他のテレビジョン受像機から送信されてくる位置情報および向き情報を受信する。通信部62は、受信した位置情報および向き情報を分配元判定部113に供給する。
図9は、他のテレビジョン受像機から送信されてくる位置情報および向き情報の一例を示す図である。
図9で示される位置情報および向き情報の例において、1行目は項目を示し、2行目以降は他のテレビジョン受像機から送信されてくる位置情報および向き情報のデータを示す。また、1列目は“テレビジョン受像機名”、2列目は“位置情報”、3列目は“向き情報”を示す。即ち、図9で示される例において、他のテレビジョン受像機名に対応させて、位置情報と向き情報とが示されている。
図9の上から2行目は、ディスプレイセット11において、テレビジョン受像機2212が左から1番目で上から2番目に配置され、その向きは表面を向いていることを示す。また、同様に、図9の上から3行目は、テレビジョン受像機2213が左から1番目で上から1番目に配置され、その向きは表面を向いていることを示す。
さらに、同様に、図9の上から4行目は、テレビジョン受像機2221が左から2番目で上から3番目に配置され、その向きは表面を向いていることを示し、図9の上から5行目は、テレビジョン受像機2222が左から2番目で上から2番目に配置され、その向きは裏面を向いていることを示し、図9の上から6行目は、テレビジョン受像機2223が左から2番目で上から1番目に配置され、その向きは裏面を向いていることを示す。
また、同様に、図9の上から7行目は、テレビジョン受像機2231が左から3番目で上から3番目に配置され、その向きは裏面を向いていることを示し、図9の上から8行目は、テレビジョン受像機2232が左から3番目で上から2番目に配置され、その向きは表面を向いていることを示し、図9の上から9行目は、テレビジョン受像機2233が左から3番目で上から1番目に配置され、その向きは表面を向いていることを示す。
図8のフローチャートに戻り、例えば、ステップS14において、通信部62は、テレビジョン受像機2212,2213,2221,2222,2223,2231,2232,2233のそれぞれから送信されてくる、位置情報および向き情報(図9)を受信し、受信した位置情報および向き情報(図9)を分配元判定部113に供給する。
ステップS15において、分配元判定部113は、自分の位置情報および向き情報、並びに、通信部62から供給された他のテレビジョン受像機の位置情報および向き情報を基に、同一方向を向いているテレビジョン受像機のうち、自分が最も左側であるか否かを判定する。
例えば、ステップS15において、分配元判定部113は、ステップS11およびステップS12の処理で取得した、自分が左から1番目で上から3番目に配置されていることを示す位置情報および自分が表面を向いていることを示す向き情報と、ステップS14の処理で受信した、他のテレビジョン受像機の位置情報および向き情報(図9)とを比較することで、同一方向を向いているテレビジョン受像機のうち、自分が最も左側であるか否かを判定する。
ステップS15において、同一方向を向いているテレビジョン受像機のうち、自分が最も左側であると判定された場合、ステップS16に進み、分配元判定部113は、同一の列のテレビジョン受像機のうち、自分が最も下側であるか否かを判定する。
例えば、ステップS15において、テレビジョン受像機2111は、表面を向いているテレビジョン受像機のうち、テレビジョン受像機2212とテレビジョン受像機2213と同様に、最も左側にあるテレビジョン受像機であるので、ステップS16の処理に進む。
なお、例えば、ステップS15において、テレビジョン受像機2231は、裏面を向いているテレビジョン受像機のうち、最も左側にあるテレビジョン受像機であるので、ステップS16の処理に進む。
ステップS16において、同一の列のテレビジョン受像機のうち、自分が最も下側であると判定された場合、ステップS17に進み、モード制御部114は、自分のモードを、リモコン12からのリモコンコマンドを子機22に分配する“コマンド分配者モード”に遷移させて、処理は終了する。
例えば、ステップS16において、テレビジョン受像機2111は、表面を向いているテレビジョン受像機であって、最も左側にあるテレビジョン受像機のうち、自分がテレビジョン受像機2212とテレビジョン受像機2213よりも下側にあるので、ステップS17に進み、自分のモードを、“コマンド分配者モード”に遷移させて、即ち、親機21となって、処理は終了する。
また、例えば、ステップS16において、テレビジョン受像機2231は、裏面を向いているテレビジョン受像機であって、最も左側にあるテレビジョン受像機のうち、自分が最も下側にあるので、ステップS17に進み、自分のモードを、“コマンド分配者モード”に遷移させて、即ち、親機21となって、処理は終了する。
一方、ステップS15において、同一方向を向いているテレビジョン受像機のうち、自分が最も左側でないと判定されたるか、またはステップS16において、同一の列のテレビジョン受像機のうち、自分が最も下側でないと判定された場合、ステップS18に進み、モード制御部114は、自分のモードを“コマンド受信者モード”に遷移させて、処理は終了する。
例えば、テレビジョン受像機2212,2213,2221,2222,2223,2232,2233のそれぞれは、同一方向を向いているテレビジョン受像機のうち、自分が最も左側にあって、かつ、同一の列のテレビジョン受像機のうち、自分が最も下側であるという条件を満たさないので、ステップS18に進み、自分のモードを“コマンド受信者モード”に遷移させて、即ち、子機22となって、処理は終了する。
このように、親機21として動作するテレビジョン受像機を、テレビジョン受像機の設置された位置と向きによって決定することができるので、例えば、ディスプレイセット11の一部のテレビジョン受像機を回転させたり、取り外したりすることで、ディスプレイセット11の表面と裏面との両面で視聴をする場合であっても、確実に、リモコン12からのリモコンコマンドを受信することができるようになる。
なお、図8のコマンド分配元決定の処理を実行するタイミングであるが、例えば、テレビジョン受像機が回転したり、取り外されたりした場合や、所定の時間が経過した場合など、任意のタイミングで実行することができる。
ところで、図8のフローチャートにおいては、テレビジョン受像機の設置された位置によって、静的に親機21(コマンド分配者モード)を決定する、コマンド分配元決定の処理について説明したが、親機21を決定する方法は、その方法に限定されず、リモコン12から受信したリモコンコマンドの数(コマンド数)によって、動的に決定することも可能である。
従って、次に、図10のフローチャートを参照して、コマンド数によって親機21を決定する、テレビジョン受像機2111によるコマンド分配元決定の処理について説明する。
ステップS31において、向き情報取得部112は、自分の向き情報を取得する。向き情報取得部112は、取得した向き情報を通信部62に供給する。例えば、ステップS31において、向き情報取得部112は、自分が表面を向いていることを示す向き情報を取得し、取得した向き情報を通信部62に供給する。
ステップS32において、制御部101は、受信状態履歴管理部102から、所定の時間内に受信したコマンド数をロードする。制御部101は、ロードしたコマンド数を通信部62に供給する。例えば、制御部101は、前回コマンド数をロードしてから1時間が経過した場合、受信状態履歴管理部102から、その1時間で受信したコマンド数として、“20”であるコマンド数をロードし、ロードしたコマンド数を通信部62に供給する。
即ち、この場合、テレビジョン受像機2111は、コマンド分配者モード(親機21)やコマンド受信者モード(子機22)などのモードに関係なく、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドを受信したか否かの受信状況をモニタリングし、リモコンコマンドを受信した場合、受信状態履歴管理部102に記憶されたコマンド数をカウントアップしている。
ステップS33において、通信部62は、向き情報取得部112から供給された向き情報および制御部101から供給されたコマンド数を、他のテレビジョン受像機に対して、ブロードキャストに送信する。例えば、ステップS33において、通信部62は、自分が表面を向いていることを示す向き情報および制御部101から供給された“20”であるコマンド数を、テレビジョン受像機2212,2213,2221,2222,2223,2231,2232,2233のそれぞれに送信する。
ステップS34において、通信部62は、他のテレビジョン受像機から供給されてくる位置情報およびコマンド数を受信する。通信部62は、受信した位置情報およびコマンド数を分配元判定部113に供給する。
図11は、他のテレビジョン受像機から送信されてくるコマンド数および向き情報の一例を示す図である。
図11で示されるコマンド数および向き情報の例において、1行目は項目を示し、2行目以降は他のテレビジョン受像機から送信されてくるコマンド数および向き情報のデータを示す。また、1列目は“テレビジョン受像機名”、2列目は“コマンド数”、3列目は“向き情報”を示す。即ち、図11で示される例において、他のテレビジョン受像機名に対応させて、コマンド数と向き情報とが示されている。
図11の上から2行目は、ディスプレイセット11において、表面を向いているテレビジョン受像機2212が、所定の時間内(1時間)にリモコンコマンドを10回受信したことを示す。また、同様に、図11の上から3行目は、表面を向いているテレビジョン受像機2213が、所定の時間内(1時間)にリモコンコマンドを5回受信したことを示す。
さらに、同様に、図11の上から4行目は、表面を向いているテレビジョン受像機2221が、所定の時間内(1時間)にリモコンコマンドを14回受信したことを示し、図11の上から5行目は、裏面を向いているテレビジョン受像機2222が、所定の時間内(1時間)にリモコンコマンドを11回受信したことを示し、図11の上から6行目は、裏面を向いているテレビジョン受像機2223が、所定の時間内(1時間)にリモコンコマンドを3回受信したことを示す。
また、同様に、図11の上から7行目は、裏面を向いているテレビジョン受像機2231が、所定の時間内(1時間)にリモコンコマンドを19回受信したことを示し、図11の上から8行目は、表面を向いているテレビジョン受像機2232が、所定の時間内(1時間)にリモコンコマンドを7回受信したことを示し、図11の上から9行目は、表面を向いているテレビジョン受像機2233が、所定の時間内(1時間)にリモコンコマンドを9回受信したことを示す。
図10のフローチャートに戻り、例えば、ステップS34において、通信部62は、テレビジョン受像機2212,2213,2221,2222,2223,2231,2232,2233のそれぞれから送信されてくる、コマンド数および向き情報(図11)を受信し、受信したコマンド数および向き情報(図11)を分配元判定部113に供給する。
ステップS35において、分配元判定部113は、自分のコマンド数および向き情報、並びに、通信部62から供給された他のテレビジョン受像機のコマンド数および向き情報を基に、同一方向を向いているテレビジョン受像機のうち、自分が最も受信したコマンド数が多いか否かを判定する。
例えば、ステップS35において、分配元判定部113は、ステップS31およびステップS32の処理で取得した、自分が表面を向いていることを示す向き情報および“20”であるコマンド数と、他のテレビジョン受像機のコマンド数および向き情報(図11)とを比較することで、同一方向を向いているテレビジョン受像機のうち、自分が最も受信したコマンド数が多いか否かを判定する。
ステップS35において、同一方向を向いているテレビジョン受像機のうち、自分が最も受信したコマンド数が多いと判定された場合、ステップS36に進み、モード制御部114は、自分のモードを、リモコン12からのリモコンコマンドを子機22に分配する“コマンド分配者モード”に遷移させる。
例えば、ステップS35において、テレビジョン受像機2111は、表面を向いているテレビジョン受像機2111,2212,2213,2221,2232,2233の中で、所定の時間内(1時間)にリモコンコマンドを20回受信し、最も受信したコマンド数が多いので、ステップS36に進み、自分のモードを、“コマンド分配者モード”に遷移させて、親機21となる。
ステップS37において、受信状態履歴管理部102は、自分が受信したコマンド数をカウントする。例えば、テレビジョン受像機2111のリモコン受光部37は、表面を向いているテレビジョン受像機に向かって、視聴者がリモコン12のチャンネル変更ボタンを押下した場合に、リモコン12から “チャンネル変更”を示すリモコンコマンドを受信できたとき、受信したそのリモコンコマンドを制御部101に供給する。制御部101は、受信した“チャンネル変更”を示すリモコンコマンドに応じた処理を実行するとともに、受信状態履歴管理部102にリモコンコマンドを受信したことを通知することで、受信状態履歴管理部102がコマンド数をカウントする。
ステップS38において、受信状態履歴管理部102は、例えば、所定の時間を経過した場合など、所定のタイミングとなったか否かを判定する。
ここで、更新指示とは、“コマンド分配者モード”であるモードで動作しているテレビジョン受像機(親機21)が、“コマンド受信者モード”で動作しているテレビジョン受像機(子機22)に対して送信する、リモコン12から受信したコマンド数によって、コマンド分配元である親機21を決定する処理(図10のコマンド分配元決定の処理)を実行させる指示である。即ち、更新指示が送信されるタイミングで、コマンド数を最も多く受信したテレビジョン受像機が、親機21となる。換言すれば、コマンド数に基づいて、親機21となるテレビジョン受像機が、動的に変化しているとも言える。
ステップS38において、所定の時間が経過していないと判定された場合、ステップS37に戻り、上述した処理が繰り返される。即ち、テレビジョン受像機2111は、所定の時間が経過するまで、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドをカウントし続ける。
一方、ステップS38において、所定の時間が経過したと判定された場合、ステップS39に進み、受信状態履歴管理部102は、制御部101を介して、通信部62に、他のテレビジョン受像機(子機22)に対して、更新指示をブロードキャストに送信させて、ステップS31に戻り、上述した処理が繰り返される。
また、ステップS35において、同一方向を向いているテレビジョン受像機のうち、自分が受信したコマンド数が最も多くないと判定された場合、ステップS40に進み、モード制御部114は、自分のモードを“コマンド受信者モード”に遷移させる。
例えば、ステップS35において、テレビジョン受像機2212,2213,2221,2232,2233は、表面を向いているテレビジョン受像機2111,2212,2213,2221,2232,2233の中で、所定の時間内(1時間)に受信したリモコンコマンドが20回未満であるので、ステップS36に進み、自分のモードを、“コマンド受信者モード”に遷移させて、子機22となる。
ステップS41において、受信状態履歴管理部102は、自分が受信したコマンド数をカウントする。例えば、テレビジョン受像機2212,2213,2221,2232,2233のそれぞれのリモコン受光部37は、表面を向いているテレビジョン受像機に向かって、視聴者がリモコン12のチャンネル変更ボタンを押下した場合に、リモコン12から “チャンネル変更”を示すリモコンコマンドを受信できたとき、受信したそのリモコンコマンドをそれぞれ制御部101に供給する。テレビジョン受像機2212,2213,2221,2232,2233のそれぞれの制御部101は、受信した“チャンネル変更”を示すリモコンコマンドに応じた処理を実行するとともに、それぞれの受信状態履歴管理部102にリモコンコマンドを受信したことを通知することで、それぞれの受信状態履歴管理部102がコマンド数をカウントする。
ステップS42において、受信状態履歴管理部102は、更新指示を受信したか否かを判定する。例えば、受信状態履歴管理部102は、親機21から送信されてくる更新指示であって、制御部101を介して、通信部62から供給されてくる更新指示を基に、更新指示を受信したか否かを判定する。
ステップS42において、更新指示を受信していないと判定された場合、ステップS41に戻り、上述した処理が繰り返される。即ち、テレビジョン受像機2111は、更新指示を受信するまで、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドをカウントし続ける。
一方、ステップS42において、更新指示を受信したと判定された場合、ステップS31に戻り、上述した処理が繰り返される。即ち、テレビジョン受像機2111は、親機21から更新指示を受信したので、リモコン12から受信したコマンド数によって、コマンド分配元である親機21を決定する処理(図10のコマンド分配元決定の処理)を再度実行して、グループの中でどのテレビジョン受像機を親機21とするかを決定する。
このように、過去単位時間内のリモコン12から送信されたリモコンコマンドの受信状況をモニタリングし、その結果最も受信状態の良いテレビジョン受像機を親機21に決定するので、視聴者が視聴位置を変更することで、リモコンコマンドの受信状況が変化する場合であっても、確実に、リモコン12からの指示を受け付けることができる。
なお、図8乃至図11におけるコマンド分配元を決定する処理の説明においては、説明を分かり易くするために、親機21であるテレビジョン受像機2111によるコマンド分配元決定の処理を例にして説明したが、子機22であるテレビジョン受像機においても同様の処理が行われる。即ち、図8および図10のコマンド分配元決定の処理において、親機21の位置情報取得部111、向き情報得取得部112、分配元判定部113、およびモード制御部114のそれぞれが行う処理を、子機22の位置情報取得部111、向き情報得取得部112、分配元判定部113、およびモード制御部114のそれぞれが行うことになる。
次に、図12のフローチャートを参照して、親機21による、コマンド分配の処理について説明する。
ステップS51において、制御部101は、リモコン12からリモコンコマンドを受信したか否かを判定する。例えば、制御部101は、リモコン12から送信されたリモコンコマンドであって、リモコン受光部31から供給されたリモコンコマンドを基に、リモコン12からリモコンコマンドを受信したか否かを判定する。
ステップS51において、リモコンコマンドを受信していないと判定された場合、ステップS51に戻り、上述した処理が繰り返される。即ち、親機21は、リモコン12からリモコンコマンドを受信するまで待機している。
一方、ステップS51において、リモコンコマンドを受信したと判定された場合、ステップS52に進み、向き情報取得部112は、自分の向き情報を取得する。向き情報取得部112は、取得した向き情報を向き情報付加部115に供給する。例えば、ステップS52において、向き情報取得部112は、自分が表面を向いていることを示す向き情報を取得し、取得した向き情報を向き情報付加部115に供給する。
また、リモコン受光部31は、リモコン12からリモコンコマンドを受信した場合、受信したリモコンコマンドを制御部101に供給する。さらに、制御部101は、リモコン受光部31から供給されたリモコンコマンドをアプリケーション処理部103に供給する。
例えば、リモコン受光部31は、表面を向いているテレビジョン受像機に向かって、視聴者がリモコン12のチャンネル変更ボタンを押下した場合、リモコン12から“チャンネル変更”を示すリモコンコマンドを受信し、受信したそのリモコンコマンドを制御部101に供給する。また、制御部101は、リモコン受光部31から供給された“チャンネル変更”を示すリモコンコマンドをアプリケーション処理部103に供給する。
ステップS53において、向き情報付加部115は、向き情報取得部112から供給された向き情報を、リモコン受光部31から供給されたリモコンコマンドに付加する。向き情報付加部115は、向き情報が付加されたリモコンコマンドを通信部62に供給する。
図13は、向き情報が付加されたリモコンコマンドの例を示す図である。
図13で示される例において、上側は向き情報が付加される前のリモコンコマンドを示し、下側は向き情報が付加された後のリモコンコマンドを示す。
図13の下側のリモコンコマンドには、向き情報として、表裏フラグが付加されている。ここで表裏フラグとは、表面または裏面のいずれか一方を向いていることを示すフラグである。例えば、表裏フラグは、“0”または“1”を示すビットとして付加することができ、自分が表面を向いている場合には、“0”および“1”であるビットのうちの、“0”であるビットをリモコンコマンドに付加し、一方、自分が裏面を向いている場合には、“0”および“1”であるビットのうちの、“1”であるビットをリモコンコマンドに付加する。
なお、表裏フラグは、リモコンコマンドに付加する向き情報の一例である。
図12のフローチャートに戻り、例えば、ステップS53において、向き情報付加部115は、向き情報取得部112から供給された自分が表面を向いていることを示す向き情報およびリモコン受光部31から供給された“チャンネル変更”を示すリモコンコマンドを基に、表面を示す表裏フラグを“チャンネル変更”を示すリモコンコマンドに付加し、その表裏フラグが付加されたリモコンコマンドを通信部62に供給する。
ステップS54において、通信部62は、向き情報付加部115から供給された向き情報が付加されたリモコンコマンドを、他のテレビジョン受像機(子機22)に対して、ブロードキャストに送信する。
例えば、テレビジョン受像機2111(親機2111)の通信部62は、向き情報付加部115から供給された、表面を示す表裏フラグが付加された“チャンネル変更”のリモコンコマンドを、テレビジョン受像機2212,2213,2221,2222,2223,2231,2232,2233のそれぞれに送信する。
ステップS55において、アプリケーション処理部103は、制御部101から供給されたリモコンコマンドを実行して、ステップS51に戻り、上述した処理が繰り返される。
例えば、ステップS55において、アプリケーション処理部103は、制御部101から供給された、“チャンネル変更”を示すリモコンコマンドに従って、チューナ53が選択する放送信号を、視聴者の所望のチャンネルに変更させて、表示部58に表示される番組を変更する。
このように、親機21は、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドに対して向き情報を付加し、向き情報が付加されたリモコンコマンドを子機22に送信することができるので、子機22は、付加された向き情報に基づいて、受信したリモコンコマンドのうち、自分と同じ向きを向いている親機21からのリモコンコマンドのみを解釈して実行すればよい。その結果、子機22は、確実に、リモコン12からのリモコンコマンドを実行することができるようになる。
次に、図14のフローチャートを参照して、子機22による、コマンド受信の処理について説明する。
ステップS71において、制御部101は、親機21からリモコンコマンドを受信したか否かを判定する。例えば、制御部101は、親機21から送信されたリモコンコマンドであって、通信部62から供給されたリモコンコマンドを基に、親機21からリモコンコマンドを受信したか否かを判定する。
ステップS71において、リモコンコマンドを受信していないと判定された場合、ステップS71に戻り、上述した処理が繰り返される。即ち、子機22は、親機21からリモコンコマンドを受信するまで待機している。
ステップS71において、リモコンコマンドを受信したと判定された場合、ステップS72に進み、向き情報取得部112は、自分の向き情報を取得する。向き情報取得部112は、取得した向き情報を向き情報判定部161に供給する。例えば、ステップS72において、向き情報取得部112は、自分が表面を向いていることを示す向き情報を取得し、取得した向き情報を向き情報判定部161に供給する。
また、通信部62は、親機21からリモコンコマンドを受信した場合、受信したリモコンコマンドを制御部101に供給する。さらに、制御部101は、通信部62から供給されたリモコンコマンドをアプリケーション処理部103に供給する。
例えば、通信部62は、表面を向いているテレビジョン受像機に向かって、視聴者がリモコン12のチャンネル変更ボタンを押下した場合、親機21から、表面を示す表裏フラグが付加された“チャンネル変更”を示すリモコンコマンドを受信し、受信したそのリモコンコマンドを制御部101に供給する。また、制御部101は、通信部62から供給された、表面を示す表裏フラグが付加された“チャンネル変更”を示すリモコンコマンドをアプリケーション処理部103に供給する。
ステップS73において、向き情報判定部161は、向き情報取得部112から供給された向き情報と、通信部62から供給されたリモコンコマンドに付加された向き情報とを比較することで、親機21が自分と同じ向きであるか否かを判定する。
ステップS73において、親機21が自分と同じ向きであると判定された場合、ステップS74に進み、アプリケーション処理部103は、制御部101から供給されたリモコンコマンドを実行して、ステップS71に戻り、上述した処理が繰り返される。
例えば、図4のディスプレイセット11のテレビジョン受像機2111(親機2111)と同じ表面を向いている、テレビジョン受像機2212,2213,2221,2232,2233の場合、ステップS73において、向き情報判定部161は、向き情報取得部112から供給された、自分が表面を向いていることを示す向き情報と、通信部62から供給された、“チャンネル変更”を示すリモコンコマンドに付加された表面を示す表裏フラグ(向き情報)とを比較することで、親機21が自分と同じ向きであるので、ステップS74に進み、アプリケーション処理部103は、制御部101から供給された、“チャンネル変更”を示すリモコンコマンドに従って、チューナ53が選択する放送信号を、視聴者の所望のチャンネルに変更させて、表示部58に表示される番組を変更する。
一方、ステップS73において、親機21が自分と同じ向きでないと判定された場合、自分とは逆を向いているテレビジョン受像機へのリモコンコマンドであり、リモコンコマンドを実行する必要がないので、ステップS71に戻り、上述した処理が繰り返される。
例えば、図4のディスプレイセット11のテレビジョン受像機2111(親機2111)と反対の裏面を向いている、テレビジョン受像機2222,2223,2231の場合、ステップS73において、向き情報判定部161は、向き情報取得部112から供給された、自分が裏面を向いていることを示す向き情報と、通信部62から供給された、“チャンネル変更”を示すリモコンコマンドに付加された表面を示す表裏フラグ(向き情報)とを比較することで、親機21が自分と同じ方向を向いていないので、“チャンネル変更”を示すリモコンコマンドを実行せずに、ステップS71に戻り、上述した処理が繰り返される。
即ち、子機22は、リモコン12から送信されてくるコマンドを実行する場合、親機21(コマンド分配元)によって付加された向き情報に基づいて、自分が実行すべきコマンドであるか否かを判定することになる。
次に、図15を参照して、リモコン12、親機21、および子機22の間で送受信されるリモコンコマンドについて説明する。
図15で示される例において、視聴者がリモコン12のボタンを押下した場合、親機21は、リモコン12から送信されてくる、視聴者の操作に応じたリモコンコマンドを受信し、受信したリモコンコマンドに対して、自分の向きを示す表裏フラグ(向き情報)を付加し、表裏フラグが付加されたリモコンコマンドを子機22に送信する(例えば、親機21によるコマンド分配の処理(図12))。
子機22は、親機21から送信されてくる表裏フラグが付加されたリモコンコマンドを基に、親機21と向きが同一であるか否かを判定し、親機21と向きが同一である場合、親機21から送信されてくるリモコンコマンドに応じた処理を実行し、一方、親機21と向きが異なる場合、親機21から送信されてくるリモコンコマンドは実行しない(例えば、子機22によるコマンド受信の処理(図14))。
このように、子機22は、親機21から送信されてくる向き情報が付加されたリモコンコマンドを受信した場合、付加された向き情報に基づいて、受信したリモコンコマンドのうち、自分と同じ向きを向いている親機21からのリモコンコマンドのみを解釈して実行すればよい。その結果、子機22は、確実に、リモコン12からのリモコンコマンドを実行することができるようになる。
また、上述した以外でも、ディスプレイセット11を両面で視聴する場合に、例えば、赤外線などの正面から信号を受光する必要のある信号媒体を使用することで、視聴者から見て裏向き(裏面)になっているテレビジョン受像機は、リモコンコマンドを受信することができずに、視聴者に対して正面(表面)を向いているテレビジョン受像機のみがリモコンコマンドを受信することが可能となる。
即ち、この場合、上述した例とは異なり、ディスプレイセット11に組み合わされたテレビジョン受像機の中で、親機21と子機22のような関係はなく、全てのテレビジョン受像機において、リモコン受光部31が有効となる。
図16は、リモコン受光部31を設けたディスプレイセット11の例を示す図である。
図16の、縦×横が、3×3台のテレビジョン受像機が組み合わされたディスプレイセット11において、左側(左から1番目の列)の3×1台のテレビジョン受像機、中央(左から2番目の列)の3×1台のテレビジョン受像機、右側(左から3番目の列)の3×1台のテレビジョン受像機のそれぞれを、ユニット11−1、ユニット11−2、ユニット11−3とした場合、ユニット11−1、ユニット11−2、ユニット11−3のそれぞれは、自分自身が回転することで裏面を向くことが可能となる。
また、テレビジョン受像機のそれぞれは、リモコン受光部31によって、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドを受信することが可能となる。具体的には、ユニット11−1において、3台のテレビジョン受像機のそれぞれのリモコン受光部3111,3112,3113の全てが有効となり、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドを受信可能となる。また、同様に、ユニット11−2においては、リモコン受光部3121,3122,3123の全てが有効となり、ユニット11−3においては、リモコン受光部3131,3132,3133の全てが有効となることで、リモコン12から送信されてくるリモコンコマンドが受信可能となる。
例えば、ディスプレイセット11において、ユニット11−2を回転させて、視聴者から見て裏向き(裏面)にした場合、視聴者がリモコン12を操作して、視聴者に対して正面(表面)を向いているユニット11−1およびユニット11−3に対して、リモコンコマンドを送信したとき、赤外線などの正面から受光する必要のある信号媒体を使用することで、裏向き(裏面)のユニット11−2のテレビジョン受像機は、リモコンコマンドを受信することができないので、リモコンコマンドに応じた処理を実行しないことになる。
すなわち、この場合、視聴者に対して正面(表面)を向いているユニット11−1およびユニット11−3のテレビジョン受像機のみが、リモコンコマンドを受信して、リモコンコマンドに応じた処理を実行することになる。
このように、リモコン12からのリモコンコマンドを、赤外線などの正面から信号を受光する必要のある信号媒体を介して送信するとともに、リモコン受光部31を全て有効にすることで、より簡単な処理で、リモコン12からの指示を受け付けることができる
以上のように、本発明によれば、確実に、視聴者の操作に応じたリモコン12からのリモコンコマンドを受信するとともに、受信したリモコンコマンドを実行することができる。
また、同一方向を向いているテレビジョン受像機のうち、親機21のリモコン受光部31で受信したリモコンコマンドを、子機22に転送して処理を行うので、各テレビジョン受像機間のリモコンコマンドの受信状態に差(ばらつき)が発生せず、同一方向を向いている全てのテレビジョン受像機において、確実に、リモコンコマンドに応じた同様の処理を実行することができる。
さらに、ディスプレイセット11に組み合わされたテレビジョン受像機のうちの、どのテレビジョン受像機のリモコン受光部31を使用するかを、例えば、テレビジョン受像機が設置された位置やコマンド数などによって決定することができるので、リモコンコマンドの受信漏れをより少なくすることができる。
なお、上述した例においては、ディスプレイセット11において、位置情報を基に親機21を決定する場合、左下(左から1番目で上から3番目)に配置されているテレビジョン受像機2111を親機21にするとして説明したが、それに限らず、例えば、右下(左から3番目で上から3番目)に配置されているテレビジョン受像機2131を親機21にするようにしてもよい。
また、上述した例においては、親機21となるテレビジョン受像機は、1台であるとして説明したが、それに限らず、例えば、2台を親機21にするなど、複数台の親機21によって、リモコンコマンドを受信するようにしてもよい。
さらに、コマンド分配者モード(親機21)で動作するテレビジョン受像機を決定する方法として、上述した例においては、テレビジョン受像機の設置された位置によって決定する方法と、テレビジョン受像機が受信したリモコンコマンドの数によって決定する方法の2つの方法について説明したが、例えば、親機21が視聴者の操作によって手動で決定されるようにしてもよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
図17は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)201は、ROM202、または記録部208に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM203には、CPU201が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU201、ROM202、およびRAM203は、バス204により相互に接続されている。
CPU201にはまた、バス204を介して入出力インタフェース205が接続されている。入出力インタフェース205には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部206、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部207が接続されている。CPU201は、入力部206から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU201は、処理の結果得られた画像等を出力部207に出力する。
入出力インタフェース205に接続されている記録部208は、例えばハードディスクなどで構成され、CPU201が実行するプログラムや各種のデータを記録する。通信部209は、インターネット、その他のネットワークを介して外部の装置と通信する。この例の場合、通信部209は、入力画像を取得するか、または出力画像を出力する、外部とのインタフェースとして動作する。
また、通信部209を介してプログラムを取得し、記録部208に記録してもよい。
入出力インタフェース205に接続されているドライブ210は、磁気ディスク221、光ディスク222、光磁気ディスク223、または半導体メモリ224などが装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記録部208に転送され、記録される。
一連の処理をさせるプログラムが格納されている記録媒体は、図17に示すように、コンピュータとは別に、視聴者にプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク221(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク222(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク223(MD(Mini-Disc)(商標)を含む)、若しくは半導体メモリ224などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態で視聴者に提供される、プログラムが記録されているROM202や、記録部208に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、上述した一連の処理を実行させるプログラムは、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースを介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を介してコンピュータにインストールされるようにしてもよい。
また、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
さらに、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
ディスプレイセットの外観を示す図である。 表面と裏面を向いているテレビジョン受像機のグループ分けについて説明する図である。 ディスプレイセットを構成するテレビジョン受像機が全て表面を向いている場合の親機と子機との関係について説明する図である。 ディスプレイセットを構成するテレビジョン受像機のうち、一部のテレビジョン受像機が裏側を向いている場合の親機と子機との関係について説明する図である。 親機の構成の例を示すブロック図である。 親機の機能的構成例を示すブロック図である。 子機の機能的構成例を示すブロック図である。 コマンド分配元決定の処理を説明するフローチャートである。 他のテレビジョン受像機から送信されてくる位置情報および向き情報の一例を示す図である。 コマンド分配元決定の処理を説明するフローチャートである。 他のテレビジョン受像機から送信されてくるコマンド数および向き情報の一例を示す図である。 コマンド分配の処理について説明するフローチャートである。 向き情報が付加されたリモコンコマンドの例を示す図である。 コマンド受信の処理について説明するフローチャートである。 リモコン、親機、および子機の間で送受信されるリモコンコマンドについて説明する図である。 リモコン受光部を設けたディスプレイセットの例を示す図である。 本発明を適用したコンピュータの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
11 ディスプレイセット, 12 リモコン, 21 親機, 22 子機, 31 リモコン受光部, 51 コントローラ, 53 チューナ, 54 復調部, 55 エラー訂正処理部, 56 デマルチプレクサ, 57 ビデオデコーダ, 58 表示部, 59 オーディオデコーダ, 60 スピーカ, 61 入力部, 62 通信部, 101 制御部, 102 受信状態履歴管理部, 103 アプリケーション処理部, 111 位置情報取得部, 112 向き情報取得部, 113 分配元判定部, 114 モード制御部, 115 向き情報付加部, 121 送信部, 122 受信部, 161 向き情報判定部, 201 CPU, 206 入力部, 207 出力部, 208 記録部, 209 通信部, 210 ドライブ, 221 磁気ディスク, 222 光ディスク, 223 光ディスク, 224 半導体メモリ

Claims (14)

  1. 第1の表示装置および第2の表示装置からなる表示システムにおいて、
    前記第1の表示装置は、
    視聴者の操作に応じて、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信する第1の受信手段と、
    前記表示システムにおける自分の向きを示す第1の情報を取得する第1の取得手段と、
    取得した前記第1の情報を、受信した前記コマンドに付加する付加手段と、
    前記第1の情報が付加された前記コマンドを前記第2の表示装置に送信する送信手段と
    を備え、
    前記第2の表示装置は、
    前記第1の表示装置から送信されてくる、前記第1の情報が付加された前記コマンドを受信する第2の受信手段と、
    前記表示システムにおける自分の向きを示す第2の情報を取得する第2の取得手段と、
    前記コマンドに付加された前記第1の情報と、取得した前記第2の情報とを比較することで、自分の向きが前記第1の表示装置の向きと同一であるか否かを判定する判定手段と、
    自分の向きが前記第1の表示装置の向きと同一であると判定された場合、前記コマンドに従って、所定の処理を実行する処理手段と
    を備えることを特徴とする表示システム。
  2. 視聴者の操作に応じて、リモートコントローラから送信されてくるコマンドを受信する受信手段と、
    自分の向きを示す第1の情報を取得する第1の取得手段と、
    取得した前記第1の情報を、受信した前記コマンドに付加する付加手段と、
    前記第1の情報が付加された前記コマンドを他の表示装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  3. 自分の設置された位置を示す第2の情報を取得する第2の取得手段と、
    前記他の表示装置から送信されてくる、前記他の表示装置の設置された位置を示す第3の情報および前記他の表示装置の向きを示す第4の情報を受信する第2の受信手段と、
    取得した前記第1の情報および前記第2の情報、並びに受信した前記第3の情報および前記第4の情報に基づいて、同一方向を向いている機器の中で、自分が所定の位置に設置されているか否かを判定する判定手段と、
    前記所定の位置に設置されていると判定された場合、前記リモートコントローラから送信されてくる前記コマンドを受信し、受信した前記コマンドを前記他の表示装置に送信する第1のモードにモードを変更し、一方、前記所定の位置に設置されていないと判定された場合、前記リモートコントローラから送信されてくる前記コマンドを受信せずに、前記他の表示装置から送信されてくる前記コマンドを受信する第2のモードにモードを変更するモード制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記リモートコントローラから送信されてくる前記コマンドの数を示す第2の情報を記憶する記憶手段と、
    前記他の表示装置から送信されてくる、前記他の表示装置が受信した前記コマンドの数を示す第3の情報および前記他の表示装置の向きを示す第4の情報を受信する第2の受信手段と、
    取得した前記第1の情報、記憶している前記第2の情報、並びに受信した第3の情報および第4の情報に基づいて、同一方向を向いている機器の中で、自分の前記コマンドの受信状態が最もよいか否かを判定する判定手段と、
    自分の受信状態が最もよいと判定された場合、前記リモートコントローラから送信されてくる前記コマンドを受信し、受信した前記コマンドを前記他の表示装置に送信する第1のモードにモードを変更し、一方、自分の受信状態が最もよくならないと判定された場合、前記リモートコントローラから送信されてくる前記コマンドを受信せずに、前記他の表示装置から送信されてくる前記コマンドを受信する第2のモードにモードを変更するモード制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  5. 視聴者の操作に応じて、リモートコントローラから送信されてくるコマンドの受信を制御する受信制御ステップと、
    自分の向きを示す第1の情報を取得する第1の取得ステップと、
    取得した前記第1の情報を、受信した前記コマンドに付加する付加ステップと、
    前記第1の情報が付加された前記コマンドの他の表示装置への送信を制御する送信制御ステップと
    を含むことを特徴とする表示方法。
  6. 視聴者の操作に応じて、リモートコントローラから送信されてくるコマンドの受信を制御する受信制御ステップと、
    自分の向きを示す第1の情報を取得する第1の取得ステップと、
    取得した前記第1の情報を、受信した前記コマンドに付加する付加ステップと、
    前記第1の情報が付加された前記コマンドの他の表示装置への送信を制御する送信制御ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  7. 他の表示装置から送信されてくる、リモートコントローラから送信されたコマンドに、前記他の表示装置の向きを示す前記第1の情報が付加された前記コマンドを受信する受信手段と、
    自分の向きを示す第2の情報を取得する第1の取得手段と、
    前記コマンドに付加された前記第1の情報と、取得した前記第2の情報とを比較することで、自分の向きが前記他の表示装置の向きと同一であるか否かを判定する判定手段と、
    自分の向きが前記他の表示装置の向きと同一であると判定された場合、前記コマンドに従って、所定の処理を実行する処理手段と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  8. 前記受信手段は、前記他の表示装置から送信されてくる、前記第1の情報および前記他の表示装置の設置された位置を示す第3の情報を受信する
    ことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9. 自分の設置された位置を示す第4の情報を取得する第2の取得手段と、
    受信した前記第1の情報および前記第3の情報、並びに取得した前記第2の情報および前記第4の情報に基づいて、同一方向を向いている機器の中で、自分が所定の位置に設置されているか否かを判定する判定手段と、
    前記所定の位置に設置されていると判定された場合、前記リモートコントローラから送信されてくる前記コマンドを受信し、受信した前記コマンドを前記他の表示装置に送信する第1のモードにモードを変更し、一方、前記所定の位置に設置されていないと判定された場合、前記リモートコントローラから送信されてくる前記コマンドを受信せずに、前記他の表示装置から送信されてくる前記コマンドを受信する第2のモードにモードを変更するモード制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記受信手段は、前記他の表示装置から送信されてくる、前記第1の情報および前記他の表示装置が受信した前記コマンドの数を示す第3の情報を受信する
    ことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  11. 前記リモートコントローラから送信されてくる前記コマンドの数を示す第4の情報を記憶する記憶手段と、
    受信した第1の情報および第3の情報、取得した前記第2の情報、並びに記憶している前記第4の情報に基づいて、同一方向を向いている機器の中で、自分の前記コマンドの受信状態が最もよいか否かを判定する判定手段と、
    自分の受信状態が最もよいと判定された場合、前記リモートコントローラから送信されてくる前記コマンドを受信し、受信した前記コマンドを前記他の表示装置に送信する第1のモードにモードを変更し、一方、自分の受信状態が最もよくならないと判定された場合、前記リモートコントローラから送信されてくる前記コマンドを受信せずに、前記他の表示装置から送信されてくる前記コマンドを受信する第2のモードにモードを変更するモード制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
  12. 他の表示装置から送信されてくる、リモートコントローラから送信されたコマンドに、前記他の表示装置の向きを示す前記第1の情報が付加された前記コマンドの受信を制御する受信制御ステップと、
    自分の向きを示す第2の情報を取得する第1の取得ステップと、
    前記コマンドに付加された前記第1の情報と、取得した前記第2の情報とを比較することで、自分の向きが前記他の表示装置の向きと同一であるか否かを判定する判定ステップと、
    自分の向きが前記他の表示装置の向きと同一であると判定された場合、前記コマンドに従って、所定の処理を実行する処理ステップと
    を含むことを特徴とする表示方法。
  13. 他の表示装置から送信されてくる、リモートコントローラから送信されたコマンドに、前記他の表示装置の向きを示す前記第1の情報が付加された前記コマンドの受信を制御する受信制御ステップと、
    自分の向きを示す第2の情報を取得する第1の取得ステップと、
    前記コマンドに付加された前記第1の情報と、取得した前記第2の情報とを比較することで、自分の向きが前記他の表示装置の向きと同一であるか否かを判定する判定ステップと、
    自分の向きが前記他の表示装置の向きと同一であると判定された場合、前記コマンドに従って、所定の処理を実行する処理ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 請求項6または請求項13に記載のプログラムを記録している記録媒体。
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