JP4633012B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示面に対する方向によって異なる2つの映像が表示される表示装置に関する。
近年、異なる光学特性を有するパターン化位相差板を視差バリアとして用い、複数の視点に対して異なる映像を表示(デュアルビュー表示)する視差バリア方式の表示装置が提案されている。このような視差バリア方式の表示装置においては、表示領域のサイズを変更することなく、複数の方向に、方向によって異なる映像を同時に表示させることができる。
ところで、視差バリア方式の表示装置においては、表示させた各映像に対し、遠隔操作装置としてのリモコンによる遠隔操作を行なう場合、いずれの映像が操作対象であるかを認識させる必要がある。一般には、操作対象の映像を選択するための選択キーをリモコンに設けておき、選択キーの押下によって操作対象の映像を選択できるようにする。しかしながら、遠隔操作毎に選択キーを押下する必要があるため、その操作が煩雑になるという問題があった。
そこで、リモコンの位置を検出し、検出されたリモコンの位置に応じて対応する映像を認識し、その映像の遠隔操作に従って表示動作を制御することにより、リモコンによる遠隔操作を各映像に対応させるための選択操作を不要とする技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−73076号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、リモコンの位置を検出するために高価な専用センサを表示装置側に設ける必要があり、構成の高コスト化が避けられないという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、従来より低コストの構成であっても、デュアルビュー表示において、いずれの映像が操作対象の映像であるのかを自動的に判定を行なうことができる表示装置の提供を目的とする。
また本発明は、デュアルビュー表示において、いずれの映像が操作対象の映像であるかの判定が不明確な場合、操作を無効とすることによって、誤操作を防止することができる表示装置の提供を目的とする。
さらに本発明は、デュアルビュー表示において、操作を無効とした場合に、操作信号が無効であることを報知することによって、ユーザにリモコンの発信位置を移動せしめて操作信号を再発信するように促し、発信位置の判定を正確に行なって、操作対象の映像がいずれの映像に対するものであるのかを的確に判断することができる表示装置の提供を目的とする。
本発明に係る表示装置は、表示面に対する方向によって異なる2つの映像が表示される表示装置において、一方の映像の方向に対応する角度範囲で操作信号を検出する第1検出手段と、両方の映像の方向に対応する角度範囲で操作信号を検出する第2検出手段と、前記第1検出手段及び前記第2検出手段にて操作信号が検出された場合に、前記一方の映像を操作信号の操作対象の映像と判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、操作信号の検出範囲が異なる複数の検出手段を設ける。そして、各検出手段による操作信号の検出結果に基づいて操作信号の操作対象の映像を判定する。これにより、デュアルビュー表示において、いずれの映像が操作対象の映像であるのかを自動的に判定を行なって処理を実行することができる。また、操作信号が発信された位置によって自動的に操作対象の映像を識別することから、ユーザが誤操作をして他の映像を操作してしまうことを防止することができる。
本発明にあっては、操作信号の検出範囲が一方の映像の方向に対応する角度範囲の第1検出手段と、操作信号の検出範囲が両方の映像の方向に対応する角度範囲の第2検出手段とから複数の検出手段を構成する。そして、第1検出手段及び第2検出手段の双方にて操作信号を検出した場合は、第1検出手段の検出範囲である一方の映像の方向に対応する角度範囲から操作信号が発信されたことになるので、一方の映像を操作対象の映像と判定する。
本発明に係る表示装置は、前記判定手段は、前記第1検出手段にて操作信号が検出されず、かつ前記第2検出手段にて操作信号が検出された場合に、他方の映像を操作対象の映像と判定するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、第1検出手段にて操作信号が検出されず、第2検出手段にて操作信号を検出した場合は、第1検出手段の検出範囲である一方の映像の方向に対応する角度範囲とは別の角度範囲から操作信号が発信されたこと、つまり、他方の映像の方向に対応する角度範囲から操作信号が発信されたことになるので、他方の映像を操作対象の映像と判定する。
本発明に係る表示装置は、表示面に対する方向によって異なる2つの映像が表示される表示装置において、一方の映像の方向に対応する角度範囲で操作信号を検出する第1検出手段と、他方の映像の方向に対応する角度範囲で操作信号を検出する第2検出手段と、前記第2検出手段にて操作信号が検出されず、かつ前記第1検出手段にて操作信号が検出された場合に、前記一方の映像を操作信号の操作対象の映像と判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、操作信号の検出範囲が一方の映像の方向に対応する角度範囲の第1検出手段と、操作信号の検出範囲が他方の映像の方向に対応する角度範囲の第2検出手段とから複数の検出手段を構成する。そして、第2検出手段にて操作信号が検出されず、第1検出手段にて操作信号が検出された場合は、第1検出手段の検出範囲である一方の映像の方向に対応する角度範囲から操作信号が発信されたことになるので、一方の映像を操作対象の映像と判定する。
本発明に係る表示装置は、前記判定手段は、前記第1検出手段にて操作信号が検出されず、かつ前記第2検出手段にて操作信号が検出された場合に、前記他方の映像を操作対象の映像と判定するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、第1検出手段にて操作信号が検出されず、第2検出手段にて操作信号を検出した場合は、第2検出手段の検出範囲である他方の映像の方向に対応する角度範囲から操作信号が発信されたことになるので、他方の映像を操作対象の映像と判定する。
本発明に係る表示装置は、前記判定手段は、前記第1検出手段及び前記第2検出手段にて操作信号が検出された場合に、検出された操作信号を無効と判定するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、第1検出手段及び第2検出手段の双方にて操作信号が検出された場合に、検出された操作信号を無効と判定する。これは、双方にて操作信号を検出した場合、いずれの映像に対する操作信号であるかを判定するには操作信号の発信位置が不明確な位置に存在するためである。
本発明に係る表示装置は、前記判定手段にて操作信号が無効と判定された場合に、操作信号が無効であることを報知する報知手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、判定手段にて操作信号が無効と判定された場合に、操作信号が無効であることを報知する。これにより、ユーザに操作状況を報知し、ユーザにリモコンの発信位置を移動せしめて操作信号を再発信するように促すことができる。これによって、発信位置の判定を正確に行なって、操作対象の映像がいずれの映像に対するものであるのかを的確に判断することができる。
本発明によれば、リモコンの発信位置を検出するために高価な専用センサを設ける必要がなく、操作信号を検出するための複数の検出手段を設け、各検出手段の検出結果に基づいて、操作信号の操作対象の映像を判定する構成としたので、低コストの構成であっても、デュアルビュー表示において、いずれの映像が操作対象の映像であるのかを自動的に判定を行なうことができる。この結果、操作信号が発信された方向によって自動的に操作対象の映像を識別することから、ユーザが誤操作をして他の映像を操作してしまうことを防止することができる。
本発明によれば、デュアルビュー表示において、いずれの映像が操作対象の映像であるかの判定が不明確な場合、操作を無効とすることによって誤操作を防止することができる。
本発明によれば、デュアルビュー表示において、操作を無効とした場合に、操作信号が無効であることを報知することによって、ユーザにリモコンの発信位置を移動せしめて操作信号を再発信するように促し、発信位置の判定を正確に行なって、操作対象の映像がいずれの映像に対するものであるのかを的確に判断することができる等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。
本発明の実施の形態1に係る表示装置1は、マイコンで構成された制御部10を備えている。制御部10は、ROM20、第1操作信号検出部11、第2操作信号検出部12、セレクタ17、映像処理部18に接続され、これら各部を制御して、ROM20に格納されたコンピュータプログラムに従って種々の機能を実行する。
セレクタ17は、U/Vチューナ13、BSデジタルチューナ14、地上デジタルチューナ15及び外部入力部16に接続されており、各チューナは図示しない適宜のアンテナに接続される。また、外部入力部16は、図示しないビデオプレイヤー、DVDプレイヤーなどの再生機器に接続される。セレクタ17は、U/Vチューナ13、BSデジタルチューナ14、地上デジタルチューナ15及び外部入力部16から出力されるいずれか2つの映像信号を選択する。なお、セレクタ17が選択する映像信号は、ユーザが遠隔操作装置(リモコン)5を用いて指示を行なう。
セレクタ17によって選択された2つの映像信号は映像処理部18に出力され、映像処理部18は、適宜の復号化処理を行なった後に、映像信号をY信号(輝度信号)/C信号(クロマ信号)に分離し、Y信号/C信号から表示部19を駆動するためのR,G,B信号を生成する。
また、映像処理部18は、OSD表示回路18aを内蔵しており、映像信号とOSD映像に係る映像信号とを合成するようになしてある。なお、OSD映像はROM20に予め記憶させておく。
第1操作信号検出部11及び第2操作信号検出部12は、表示装置1に対応したリモコン5から発信された操作信号を検出するためのものであり、この操作信号によって表示装置1の動作が操作される。本例では、表示装置1とは別体のリモコン5を用いて表示装置1を遠隔操作する。もちろん、表示装置1の本体に操作部を設け、表示装置1を本体側で操作することも可能である。
第1操作信号検出部11の検出指向性は略90°であり、第2操作信号検出部12の検出指向性は略180°である。第1操作信号検出部11及び第2操作信号検出部12は、ともに表示部19の中央下側に配置されており、第1操作信号検出部11は、その検出角度が表示部19の表示面に対して右方向の領域となるように配置される。
制御部10は、リモコン位置判定部10aを内蔵しており、リモコン位置判定部10aは、第1操作信号検出部11及び第2操作信号検出部12における操作信号の検出状況に基づいてリモコン位置を判定する。
より具体的には、第1操作信号検出部11の検出の指向性が略90°であり、操作信号を検出した場合、その指向性によって操作信号の発信位置の領域を特定することができる。つまり、第1操作信号検出部11にて操作信号を検出した場合は、リモコン5が第1操作信号検出部11にて感応できる領域に存在していると判定することができる。一方、第1操作信号検出部11にて操作信号を検出しなかった場合は、リモコン5が第1操作信号検出部11にて感応できる領域外に存在していると判定することができる。なお、後者の場合、操作信号がリモコン5から発信されたか否かは、検出指向性がより広い第2操作信号検出部12による検出によって判断できる。そして、制御部10は、リモコン位置判定部10aの判定結果に基づいて、操作信号が表示部19のいずれの映像を対象とした操作信号であるかを判定する。
リモコン5は、マイコンで構成された制御部50を備え、制御部50はROM51、操作部52、操作信号発信部53などと接続され、これら各部を制御し、ROM51に予め格納されているコンピュータプログラムに従って種々の機能を実行する。
操作部52は、表示装置1を操作するための各種のボタンキーを備えている(詳細は後述する)。ユーザによってボタンキーが押下されることで、制御部50は、押下されたボタンキーに基づいて操作信号を生成し、操作信号を操作信号発信部53から無線(電波、赤外線など)の形態で表示装置1へ発信する。
表示部19は、複数の視点に対して異なる映像を表示する、いわゆるデュアルビュー表示が可能な液晶パネルで構成される。図2は表示部としての液晶パネルの構成を示す分解斜視図である。表示部19は、スイッチ用の液晶パネル61と映像表示用の液晶パネル62との間に位相差板63が配置された構成をしている。
液晶パネル61及び62の光入射面には偏光板61a,62aが貼付されており、入射光の偏光方向が規制される。位相差板63は、入射光を偏光させるものであって、本例では1/2位相差板を用いる。1/2位相差板は、入射光の偏光方向とラビング方向とのなす角度に応じて、その角度の2倍の偏光方向の光を出射させる機能を有する。本発明に用いる位相差板63は、そのラビング方向が異なる第1領域63aと第2領域63bとを交互に設ける。第1領域63a及び第2領域63bについては、図2に示したように横方向に交互に設けてもよいし、縦方向に交互に設けてもよく、また、横方向及び縦方向に交互に設けてもよい。
図3及び図4は表示部の動作を説明するための説明図である。
ここでは、一例として、鉛直方向を0°とした場合、偏光板61aが90°、位相差板63の第1領域63aにおけるラビング方向が−22.5°、第2領域63bにおけるラビング方向が−67.5°、偏光板62aが−45°である場合について説明する。
[デュアルビュー表示:スイッチ用の液晶パネルがオフされた場合(図3(a))]
スイッチ用の液晶パネル61がオフされた場合、つまり液晶層に電圧が印加されない状態では、入射光が旋光することなく出射され、位相差板63によって旋光される。
位相差板63の第1領域63aと第2領域63bとではラビング方向が異なることから、第1領域63aを通過した光と第2領域63bを通過した光とでは、その偏光状態が異なる。つまり、位相差板63の第1領域63aを通過する光は、その入射光の偏光方向と第1領域63aにおけるラビング方向とのなす角が67.5°であることから、67.5°の2倍、すなわち135°旋光することから、偏光方向は45°となる。一方、位相差板63の第2領域63bを通過する光は、その入射光の偏光方向と第2領域63bにおけるラビング方向とのなす角が22.5°であることから、22.5°の2倍、すなわち45°旋光することから、偏光方向は−45°となる。このように、第1領域63aを通過した光と第2領域63bを通過した光とは偏光方向が90°異なる。
したがって、映像表示用の液晶パネル62の光入射面に−45°方向の偏光板62aを貼付しておくことにより、第1領域63aを通過した光の液晶パネル62への入射を規制し、第2領域63bを通過した光のみ液晶パネル62へ入射させる。これにより、第2領域63bに対応する液晶パネル62の領域Rでは、液晶層に印加する電圧を制御して電気光学特性によって決定される光透過率を制御することができる。一方、第1領域63aに対応する液晶パネル62の領域Lでは、入射光の強度がゼロであることから、液晶層における光透過率を制御した場合であっても、出射光の強度はゼロである。つまり、領域Rでは映像が表示されるが、領域Lでは映像が表示されない。
[デュアルビュー表示:スイッチ用の液晶パネルがオンされた場合(図3(b))]
スイッチ用の液晶パネル61がオンされた場合、つまり液晶層に電圧が印加された場合は、液晶層の電気光学特性によって入射光が90°旋光して出射され、位相差板63によってさらに旋光される。
位相差板63の第1領域63aを通過する光は、その入射光の偏光方向と第1領域63aにおけるラビング方向とのなす角が−22.5°であることから、−22.5°の2倍、すなわち−45°旋光することから、偏光方向は−45°となる。一方、位相差板63の第2領域63bを通過する光は、その入射光の偏光方向と第2領域63bにおけるラビング方向とのなす角が−67.5°であることから、−67.5°の2倍、すなわち−135°旋光することから、偏光方向は45°となる。このように、第1領域63aを通過した光と第2領域63bを通過した光とは偏光方向が90°異なる。
したがって、映像表示用の液晶パネル62の光入射面に貼付した偏光板62aによって、第2領域63bを通過した光の液晶パネル62への入射を規制し、第1領域63aを通過した光のみ液晶パネル62へ入射させる。これにより、第1領域63aに対応する液晶パネル62の領域Lでは、液晶層に印加する電圧を制御して電気光学特性によって決定される光透過率を制御することができる。一方、第2領域63bに対応する液晶パネル62の領域Rでは、入射光の強度がゼロであることから、液晶層における光透過率を制御した場合であっても、出射光の強度はゼロである。つまり、領域Lでは映像が表示されるが、領域Rでは映像が表示されない。上述した如く、スイッチ用の液晶パネル61のオン/オフによって、映像表示用の液晶パネル62の領域Lでの映像の表示と、領域Rでの映像の表示とを切替える。
[通常表示(図4)]
通常表示では、スイッチ用の液晶パネル61をオンさせ、入射光を45°旋光して出射させる。
位相差板63の第1領域63aを通過する光は、その入射光の偏光方向と第1領域63aにおけるラビング方向とのなす角が22.5°であることから、22.5°の2倍、すなわち45°旋光することから、偏光方向は0°となる。一方、位相差板63の第2領域63bを通過する光は、その入射光の偏光方向と第2領域63bにおけるラビング方向とのなす角が−22.5°であることから、−22.5°の2倍、すなわち−45°旋光することから、偏光方向は90°となる。このように、第1領域63aを通過した光と第2領域63bを通過した光との偏光方向は90°異なるが、映像表示用の液晶パネル62の光入射面に貼付した偏光板62aに対して、いずれも45°異なっており、同強度の光が液晶パネル62へ入射される。
したがって、第1領域63aに対応する液晶パネル62の領域L、及び第2領域63bに対応する液晶パネル62の領域Rで、液晶層に印加する電圧を制御して電気光学特性によって決定される光透過率を制御することができる。
図5は本発明の実施の形態1に係る表示装置を示す模式図であり、図5(a)は正面図、図5(b)は上面図を示す。
本発明の実施の形態1に係る表示装置1は、表示部19の中央下側に第1操作信号検出部11及び第2操作信号検出部12が配置されている。第1操作信号検出部11の検出指向性は略90°であり、第1操作信号検出部11は、その検出角度が表示部19の表示面から右方向の領域となるように配置されている。一方、第2操作信号検出部12の検出指向性は略180°であり、第2操作信号検出部12は表示部19の表示面側を検出指向性とすべく配置されている。
これにより、リモコン5が表示面から右方向の領域に存在する場合には、リモコン5から発信された操作信号は第1操作信号検出部11及び第2操作信号検出部12に検出され、一方、リモコン5が表示面から左方向の領域に存在する場合には、リモコン5から発信された操作信号は第2操作信号検出部12にのみ検出され、第1操作信号検出部11では検出されない。したがって、操作信号が第1操作信号検出部11のみにて検出されたか、又は第1操作信号検出部11及び第2操作信号検出部12にて検出されたか、によってリモコン5の位置を判定することができる。
図6は本発明に用いる表示装置用のリモコンの模式図である。リモコン5は、その表面に表示装置の操作を行なうためのボタン型の各種の操作キーを備えている。
デュアルビューキー522は、ユーザが押下することによって、デュアルビュー表示を指示するためのものであり、押下されるごとにデュアルビュー表示の切り替えを行なう旨の操作信号を生成し、操作信号発信部53から表示装置1に向けて発信する。例えば、デュアルビューキー522が押下されるとデュアルビュー表示に切り替わり、デュアルビュー表示が行なわれているときに、デュアルビューキー522が押下されると通常表示に切り替わる。
メニューキー524は、表示装置1のコントラスト、明るさ、フォーカス、色相、色温度などの設定を行なうためのOSD映像(メニュー映像)を表示部19に表示する旨を指示するためのものであり、押下されるごとにメニュー表示の切り替えを行なう旨の操作信号を生成し、操作信号発信部53から表示装置1に向けて発信する。カーソル/決定キー525は、メニュー表示された映像に従ってユーザが上述したような各種の設定を行なうためのものである。
チャンネルキーは、予め放送局を割り当てた1〜12チャンネルのうちの所望の放送局を選曲するためダイレクトキー526、及び現在選曲中のチャンネルをインクリメント又はデクリメントする上下キー527から構成される。例えば、ダイレクトキー526は、押下されたチャンネルキーに応じてチャンネル選択のための操作信号を生成し、操作信号発信部53から表示装置1に向けて発信する。
図7は本発明の実施の形態1に係る表示装置が行なう処理手順を示すフローチャートである。なお、処理手順は一例であってこれに限るものではない。また、このような処理手順は制御プログラムをROM20に組み込んでおくことにより行なうことができる。
表示装置1は、第2操作信号検出部12にて操作信号の検出を監視しており(ステップS1)、第2操作信号検出部12にて操作信号を検出すると(S1:YES)、現在の表示モードがデュアルビュー表示であるか否かを判定する(ステップS2)。デュアルビュー表示でないと判定された場合(S2:NO)、シングルビュー表示であることから、通常操作を実行する(ステップS8)。一方、デュアルビュー表示であると判定された場合(S2:YES)、第1操作信号検出部11においても操作信号を検出したか否かを判定する(ステップS3)。
第1操作信号検出部11においても操作信号を検出した場合(S3:YES)、第1操作信号検出部の検出範囲(検出角)に対応する映像(ここでは右映像)に対する操作信号であると判定し(ステップS4)、右映像に対する操作を実行する(ステップS5)。これは、第1操作信号検出部11及び第2操作信号検出部12の両方にて操作信号SIGを検出した場合、検出角の小さい第1操作信号検出部11の検出方向にリモコン5が存在し、その方向から操作信号SIGが発信されたことから、リモコン5の操作対象は、第1操作信号検出部11の検出方向を視点とする映像(右映像)に対するものであると推定できるためである(図8(a))。
一方、第1操作信号検出部11においては操作信号を検出しなかった場合(S3:NO)、第1操作信号検出部11の検出範囲に対応する映像とは別の映像(ここでは左映像)に対する操作信号であると判定し(ステップS6)、左映像に対する操作を実行する(ステップS7)。これは、第2操作信号検出部12では操作信号SIGを検出したが、第1操作信号検出部11では操作信号SIGを検出しなかった場合、検出角の小さい第1操作信号検出部11の検出方向にリモコン5が存在しない、つまりその方向とは別の方向から操作信号SIGが発信されたことから、リモコン5の操作対象は、第1操作信号検出部11の検出方向を視点とする映像とは別の映像(左映像)に対するものであると推定できるためである(図8(b))。
これにより、デュアルビュー表示において、いずれの映像がリモコン5による操作対象の映像であるのかを表示装置1が自動的に判定を行なって処理を実行することから、ユーザは通常モードと同様の操作を行なうだけよく、デュアルビュー表示時のリモコン操作が容易になる。特に、本実施の形態では、操作信号検出部を1つではなく、指向性の異なる複数(2つ)の操作信号検出部を設けることにより、その処理が極めて簡単で、かつコスト的にも安価である。
また、リモコン5の位置によって自動的に操作対象の映像を表示装置1が識別することから、ユーザが誤操作をして他の映像を操作してしまうことを防止するという効果もある。
(実施の形態2)
図9は本発明の実施の形態2に係る表示装置を示す模式図であり、図9(a)は正面図、図9(b)は上面図を示す。なお、本発明の実施の形態2に係る表示装置の構成は実施の形態1(図1)と略同様であり、その説明を省略する。
本発明の実施の形態2に係る表示装置2は、表示部29の左下側に第1操作信号検出部21が、表示部29の右下側に第2操作信号検出部22が配置されている。第1操作信号検出部21及び第2操作信号検出部22の検出指向性は略100°であり、第1操作信号検出部21は、その検出角度が表示部29の表示面から右方向の領域Rとなるように配置され、第2操作信号検出部22は、その検出角度が表示部29の表示面から左方向の領域Lとなるように配置されている。
これにより、リモコン5が表示面から右方向の領域Rに存在する場合には、リモコン5から発信された操作信号は第1操作信号検出部21に検出され、一方、リモコン5が表示面から左方向の領域Lに存在する場合には、リモコン5から発信された操作信号は第2操作信号検出部22に検出される。つまり、リモコン5の位置によって、第1操作信号検出部21又は第2操作信号検出部22のうちのいずれかに検出される。
図10及び図11は本発明の実施の形態2に係る表示装置が行なう処理手順を示すフローチャートである。なお、処理手順は一例であってこれに限るものではない。
表示装置2は、第1操作信号検出部21及び第2操作信号検出部22にて操作信号の検出を監視しており(ステップS11)、第1操作信号検出部21又は第2操作信号検出部22にて操作信号を検出すると(S11:YES)、現在の表示モードがデュアルビュー表示であるか否かを判定する(ステップS12)。デュアルビュー表示でないと判定された場合(S12:NO)、シングルビュー表示であることから、通常操作を実行する(ステップS13)。一方、デュアルビュー表示であると判定された場合(S12:YES)、第1操作信号検出部21及び第2操作信号検出部22の両方において操作信号を検出したか否かを判定する(ステップS14)。
第1操作信号検出部21及び第2操作信号検出部22の両方において操作信号を検出した場合(S14:YES)、操作信号が無効であると判定し(ステップS15)、操作信号が無効である旨を両映像(右映像及び左映像)に重ねて表示する(ステップS16)。これは、第1操作信号検出部21及び第2操作信号検出部22の両方にて操作信号を検出した場合、いずれの映像に対する操作信号であるかを判定するにはリモコン5の位置が不明確な位置に存在するためである。したがって、操作信号が無効である旨を両映像に重ねて表示することによって、ユーザはリモコン5を移動させて操作信号を再発信させる。これによって、操作対象の映像がいずれの映像に対するものであるのかを的確に判断することができる。
第1操作信号検出部21及び第2操作信号検出部22の両方において操作信号を検出しなかった場合(S14:NO)、第1操作信号検出部21においてのみ操作信号を検出したか否かを判定する(ステップS17)。
第1操作信号検出部21において操作信号を検出したと判定された場合(S17:YES)、第1操作信号検出部21の検出範囲に対応する映像(ここでは右映像)に対する操作信号であると判定し(ステップS18)、右映像に対する操作を実行する(ステップS19)。これは、第1操作信号検出部21にて操作信号SIGを検出した場合、第1操作信号検出部21の検出方向にリモコン5が存在し、その方向から操作信号SIGが発信されたことから、リモコン5の操作対象は、第1操作信号検出部21の検出方向を視点とする映像(右映像)に対するものであると推定できるためである(図12(a))。
一方、第1操作信号検出部21においては操作信号を検出しなかった場合(S17:NO)、第2操作信号検出部22において操作信号を検出したことになるので、第2操作信号検出部22の検出範囲に対応する映像(ここでは左映像)に対する操作信号であると判定し(ステップS20)、左映像に対する操作を実行する(ステップS21)。これは、第1操作信号検出部21では操作信号SIGを検出しなかったが、第2操作信号検出部22で操作信号SIGを検出した場合、第2操作信号検出部22の検出方向にリモコン5が存在することから、リモコン5の操作対象は、第2操作信号検出部52の検出方向を視点とする映像(左映像)に対するものであると推定できるためである(図12(b))。
これにより、デュアルビュー表示において、いずれの映像がリモコン5による操作対象の映像であるのかを表示装置2が自動的に判定を行なって処理を実行することから、ユーザは通常モードと同様の操作を行なうだけよく、デュアルビュー表示時のリモコン操作が容易になる。特に、本実施の形態では、操作信号検出部を1つではなく、指向性が略100°の複数(2つ)の操作信号検出部を設けることにより、その処理が極めて簡単で、かつコスト的にも安価である。
また、リモコン5の位置によって自動的に操作対象の映像を表示装置2が識別することから、ユーザが誤操作をして他の映像を操作してしまうことを防止するという効果もある。
(実施の形態3)
図13は実施の形態3に係る表示装置を示す模式図であり、図13(a)は正面図、図13(b)は上面図を示す。なお、実施の形態3に係る表示装置の構成は実施の形態1(図1)と略同様であり、その説明を省略する。
施の形態3に係る表示装置3は、表示部39の左端下側に第1操作信号検出部31が、表示部39の右端下側に第2操作信号検出部32が配置されている。第1操作信号検出部31及び第2操作信号検出部32の検出指向性は略180°であり、リモコン5から検出された操作信号を両検出部にて検出する。
リモコン5の位置によって、リモコン5から発信された操作信号の第1操作信号検出部31及び第2操作信号検出部32における到達時間に時間差が生じる。つまり、リモコン5が表示面から右方向の領域Rに存在する場合には、リモコン5から発信された操作信号は第1操作信号検出部31に検出された後に、第2操作信号検出部32に検出される。一方、リモコン5が表示面から左方向の領域Lに存在する場合には、リモコン5から発信された操作信号は第2操作信号検出部32に検出された後に、第1操作信号検出部31に検出される。したがって、第1操作信号検出部31及び第2操作信号検出部32における操作信号の到達時間の時間差に基づいて、リモコン5の位置を判定する。
図14及び図15は実施の形態3に係る表示装置が行なう処理手順を示すフローチャートである。なお、処理手順は一例であってこれに限るものではない。
表示装置3は、第1操作信号検出部31及び第2操作信号検出部32にて操作信号の検出を監視しており(ステップS31)、第1操作信号検出部31及び第2操作信号検出部32の双方にて操作信号を検出すると(S31:YES)、現在の表示モードがデュアルビュー表示であるか否かを判定する(ステップS32)。デュアルビュー表示でないと判定された場合(S32:NO)、シングルビュー表示であることから、通常操作を実行する(ステップS33)。
一方、デュアルビュー表示であると判定された場合(S32:YES)、各操作信号検出部31,32にて検出した操作信号の時間差を算出する(ステップS34)。そして、算出された時間差が基準値より小さいか否かを判定し(ステップS35)、時間差が基準値より小さい場合(S35:YES)、操作信号が無効であると判定し(ステップS36)、操作信号が無効である旨を両映像(右映像及び左映像)に重ねて表示する(ステップS37)。これは、第1操作信号検出部31及び第2操作信号検出部32にて検出した操作信号の時間差が基準値より小さい場合、いずれの映像に対する操作信号であるかを判定するにはリモコン5の位置が不明確な位置に存在するためである。したがって、操作信号が無効である旨を両映像に重ねて表示することによって、ユーザはリモコン5を移動させて操作信号を再発信させる。これによって、操作対象の映像がいずれの映像に対するものであるのかを的確に判断することができる。
各操作信号検出部31,32にて検出した操作信号の時間差が基準値より小さくない場合(S35:NO)、算出された時間差に基づいて、第1操作信号検出部31が第2操作信号検出部32より早く操作信号を検出したか否かを判定する(ステップS38)。
第1操作信号検出部31が第2操作信号検出部32より早く操作信号を検出した場合(S38:YES)、第1操作信号検出部31の検出範囲に対応する映像(ここでは右映像)に対する操作信号であると判定し(ステップS39)、右映像に対する操作を実行する(ステップS40)。これは、第1操作信号検出部31が第2操作信号検出部32より早く操作信号SIGを検出した場合(第1操作信号検出部31の検出時間T1<第2操作信号検出部32の検出時間T2)、リモコン5の位置が第1操作信号検出部31に近いことと等価であることから、第1操作信号検出部31の検出方向にリモコン5が存在し、その方向から操作信号SIGが発信されたと判断し、リモコン5の操作対象は、第1操作信号検出部31の検出方向を視点とする映像(右映像)に対するものであると推定できるためである(図16(a))。
一方、第1操作信号検出部31が第2操作信号検出部32より早く操作信号を検出しなかった場合(S38:NO)、第2操作信号検出部32の検出範囲に対応する映像(ここでは左映像)に対する操作信号であると判定し(ステップS41)、左映像に対する操作を実行する(ステップS42)。これは、第1操作信号検出部31が第2操作信号検出部32より早く操作信号SIGを検出しなかった場合、つまり、第2操作信号検出部32が第1操作信号検出部31より早く操作信号SIGを検出した場合(第1操作信号検出部31の検出時間T1>第2操作信号検出部32の検出時間T2)、リモコン5の位置が第2操作信号検出部32に近いことと等価であることから、第2操作信号検出部32の検出方向にリモコン5が存在し、その方向から操作信号SIGが発信されたと判断し、リモコン5の操作対象は、第2操作信号検出部32の検出方向を視点とする映像(左映像)に対するものであると推定できるためである(図16(b))。
これにより、デュアルビュー表示において、いずれの映像がリモコン5による操作対象の映像であるのかを表示装置3が自動的に判定を行なって処理を実行することから、ユーザは通常モードと同様の操作を行なうだけよく、デュアルビュー表示時のリモコン操作が容易になる。特に、本実施の形態では、操作信号検出部を1つではなく、全指向性(略180°)の複数(2つ)の操作信号検出部を設けることにより、その処理が極めて簡単で、かつコスト的にも安価である。
また、リモコン5の位置によって自動的に操作対象の映像を表示装置3が識別することから、ユーザが誤操作をして他の映像を操作してしまうことを防止するという効果もある。
(実施の形態4)
図17は実施の形態4に係る表示装置を示す模式図であり、図17(a)は正面図、図17(b)は上面図を示す。なお、実施の形態4に係る表示装置の構成は実施の形態1(図1)と略同様であり、その説明を省略する。
施の形態4に係る表示装置4は、表示部49の左端下側に第1操作信号検出部41が、表示部49の右端下側に第2操作信号検出部42が配置されている。第1操作信号検出部41及び第2操作信号検出部42の検出指向性は略180°であり、リモコン5から発信された操作信号を両検出部にて検出する。
リモコン5の位置によって、リモコン5から発信された操作信号の第1操作信号検出部41及び第2操作信号検出部42における信号強度に差が生じる。つまり、リモコン5が表示面から右方向の領域Rに存在する場合には、第1操作信号検出部41にて検出した操作信号の信号強度が第2操作信号検出部42にて検出した操作信号より高くなる。一方、リモコン5が表示面から左方向の領域Lに存在する場合には、第2操作信号検出部42にて検出した操作信号の信号強度が第1操作信号検出部41にて検出した操作信号より高くなる。したがって、第1操作信号検出部41及び第2操作信号検出部42における操作信号の信号強度差に基づいて、リモコン5の位置を判定する。
図18及び図19は実施の形態4に係る表示装置が行なう処理手順を示すフローチャートである。なお、処理手順は一例であってこれに限るものではない。
表示装置4は、第1操作信号検出部41及び第2操作信号検出部42にて操作信号の検出を監視しており(ステップS51)、第1操作信号検出部41及び第2操作信号検出部42の双方にて操作信号を検出すると(S51:YES)、現在の表示モードがデュアルビュー表示であるか否かを判定する(ステップS52)。デュアルビュー表示でないと判定された場合(S52:NO)、シングルビュー表示であることから、通常操作を実行する(ステップS53)。
一方、デュアルビュー表示であると判定された場合(S52:YES)、各操作信号検出部41,42にて検出した操作信号の信号強度を検出し(ステップS54)、検出した操作信号の信号強度の差(強度差)を算出する(ステップS55)。そして、算出された強度差が基準値より小さいか否かを判定し(ステップS56)、強度差が基準値より小さい場合(S56:YES)、操作信号が無効であると判定し(ステップS57)、操作信号が無効である旨を両映像(右映像及び左映像)に重ねて表示する(ステップS58)。これは、第1操作信号検出部41及び第2操作信号検出部42にて検出した操作信号の強度差が基準値より小さい場合、いずれの映像に対する操作信号であるかを判定するにはリモコン5の位置が不明確な位置に存在するためである。したがって、操作信号が無効である旨を両映像に重ねて表示することによって、ユーザはリモコン5を移動させて操作信号を再発信させる。これによって、操作対象の映像がいずれの映像に対するものであるのかを的確に判断することができる。
各操作信号検出部41,42にて検出した操作信号の強度差が基準値より小さくない場合(S56:NO)、算出された強度差に基づいて、第1操作信号検出部41にて検出した操作信号の信号強度が第2操作信号検出部42にて検出した操作信号より高いか否かを判定する(ステップS59)。
第1操作信号検出部41にて検出した操作信号の信号強度が第2操作信号検出部42にて検出した操作信号より高い場合(S59:YES)、第1操作信号検出部41の検出範囲に対応する映像(ここでは右映像)に対する操作信号であると判定し(ステップS60)、右映像に対する操作を実行する(ステップS61)。これは、第1操作信号検出部41にて検出した操作信号SIGの信号強度が第2操作信号検出部42にて検出した操作信号SIGより高い場合(第1操作信号検出部41の検出信号レベルL1>第2操作信号検出部42の検出信号レベルL2)、リモコン5の位置が第1操作信号検出部41に近いことと等価であることから、第1操作信号検出部41の検出方向にリモコン5が存在し、その方向から操作信号SIGが発信されたと判断し、リモコン5の操作対象は、第1操作信号検出部51の検出方向を視点とする映像(右映像)に対するものであると推定できるためである(図20(a))。
一方、第1操作信号検出部41にて検出した操作信号の信号強度が第2操作信号検出部42にて検出した操作信号より高くない場合(S59:NO)、第2操作信号検出部42の検出範囲に対応する映像(ここでは左映像)に対する操作信号であると判定し(ステップS62)、左映像に対する操作を実行する(ステップS63)。これは、第1操作信号検出部41にて検出した操作信号SIGの信号強度が第2操作信号検出部42にて検出した操作信号SIGより高くない場合、つまり、第2操作信号検出部42にて検出した操作信号SIGの信号強度が第1操作信号検出部41にて検出した操作信号SIGより高い場合(第1操作信号検出部41の検出信号レベルL1<第2操作信号検出部42の検出信号レベルL2)、リモコン5の位置が第2操作信号検出部42に近いことと等価であることから、第2操作信号検出部42の検出方向にリモコン5が存在し、その方向から操作信号SIGが発信されたと判断し、リモコン5の操作対象は、第2操作信号検出部42の検出方向を視点とする映像(左映像)に対するものであると推定できるためである(図20(b))。
これにより、デュアルビュー表示において、いずれの映像がリモコン5による操作対象の映像であるのかを表示装置4が自動的に判定を行なって処理を実行することから、ユーザは通常モードと同様の操作を行なうだけよく、デュアルビュー表示時のリモコン操作が容易になる。特に、本実施の形態では、操作信号検出部を1つではなく、全指向性(略180°)の複数(2つ)の操作信号検出部を設けることにより、その処理が極めて簡単で、かつコスト的にも安価である。
また、リモコン5の位置によって自動的に操作対象の映像を表示装置4が識別することから、ユーザが誤操作をして他の映像を操作してしまうことを防止するという効果もある。
なお、実施の形態では、視差バリア方式の表示装置を一例にデュアルビュー表示が可能な形態について説明したが、複数の方向に、方向によって異なる映像が表示される表示装置であれば、その形態について限定されるものではなく、本発明の主旨を適用できる。
本発明の実施の形態1に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。 表示部としての液晶パネルの構成を示す分解斜視図である。 表示部の動作を説明するための説明図である。 表示部の動作を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置を示す模式図である。 本発明に用いる表示装置用のリモコンの模式図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置が行なう処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る表示装置が行なう判定処理の様子を示す図である 本発明の実施の形態2に係る表示装置を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係る表示装置が行なう処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る表示装置が行なう処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る表示装置が行なう判定処理の様子を示す図である 施の形態3に係る表示装置を示す模式図である。 施の形態3に係る表示装置が行なう処理手順を示すフローチャートである。 施の形態3に係る表示装置が行なう処理手順を示すフローチャートである。 施の形態3に係る表示装置が行なう判定処理の様子を示す図である 施の形態4に係る表示装置を示す模式図である。 施の形態4に係る表示装置が行なう処理手順を示すフローチャートである。 施の形態4に係る表示装置が行なう処理手順を示すフローチャートである。 施の形態4に係る表示装置が行なう判定処理の様子を示す図である。
符号の説明
1,2,3,4 表示装置
10 制御部
10a リモコン位置判定部
11,21,31,41 第1操作信号検出部
12,22,32,42 第2操作信号検出部
13 U/Vチューナ部
14 BSデジタルチューナ部
15 地上デジタルチューナ部
16 外部入力部
17 セレクタ
18 映像処理部
18a OSD表示回路
19 表示部
20 ROM
5 リモコン
50 制御部
51 ROM
52 操作部
53 操作信号発信部
61,62 液晶パネル
61a,62a 偏光板
63 位相差板

Claims (6)

  1. 表示面に対する方向によって異なる2つの映像が表示される表示装置において、
    一方の映像の方向に対応する角度範囲で操作信号検出する第1検出手段と、
    両方の映像の方向に対応する角度範囲で操作信号を検出する第2検出手段と、
    前記第1検出手段及び前記第2検出手段にて操作信号が検出された場合に、前記一方の映像を操作信号の操作対象の映像と判定する判定手段と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記判定手段は、
    前記第1検出手段にて操作信号が検出されず、かつ前記第2検出手段にて操作信号が検出された場合に、他方の映像を操作対象の映像と判定するようにしてあること
    を特徴とする請求項に記載の表示装置。
  3. 表示面に対する方向によって異なる2つの映像が表示される表示装置において、
    一方の映像の方向に対応する角度範囲で操作信号を検出する第1検出手段と
    方の映像の方向に対応する角度範囲で操作信号を検出する第2検出手段と
    記第2検出手段にて操作信号が検出されず、かつ前記第1検出手段にて操作信号が検出された場合に、前記一方の映像を操作信号の操作対象の映像と判定する判定手段と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  4. 前記判定手段は、
    前記第1検出手段にて操作信号が検出されず、かつ前記第2検出手段にて操作信号が検出された場合に、前記他方の映像を操作対象の映像と判定するようにしてあること
    を特徴とする請求項に記載の表示装置。
  5. 前記判定手段は、
    前記第1検出手段及び前記第2検出手段にて操作信号が検出された場合に、検出された操作信号を無効と判定するようにしてあること
    を特徴とする請求項又は請求項に記載の表示装置。
  6. 前記判定手段にて操作信号が無効と判定された場合に、操作信号が無効であることを報知する報知手段を備えること
    を特徴とする請求項に記載の表示装置。
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