JPH06101819B2

JPH06101819B2 - 多画面表示機能付テレビジョン受像機の画面調整方法

Info

Publication number: JPH06101819B2
Application number: JP1292814A
Authority: JP
Inventors: 健治寺沢; 浩二寺見
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1989-11-10
Filing date: 1989-11-10
Publication date: 1994-12-12
Anticipated expiration: 2009-12-12
Also published as: JPH03153177A

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、多画面表示機能付テレビジョン受像機の画面
調整方法に関する。具体的には、ピクチャ・イン・ピク
チャ機能付テレビジョン受像機の画面のカラー調整、ブ
ライト調整、コントラスト調整等の画面調整方法に関す
る。

（ロ）従来の技術子画面表示機能付（ピクチャ・イン・ピクチャ）テレビ
ジョン受像機は、例えば日経マグロウヒル社発行の雑誌
「日経エレクトロニクス、1984年11月５日号」の87P〜9
0Pにも示されている様に良く知られている。

この様なTVに於いて、子画面のカラー、ブライト、コン
トラスト等を親画面とは独立に調整する場合、親画面用
のカラー、ブライト、コントラスト等の画面調整用操作
手段と、子画面用カラー、ブライト、コントラスト等の
画面調整用操作手段が必要となる。

（ハ）発明が解決しようとする課題上記２つの画面調整用操作手段を兼用して設けて操作キ
ー数を少なくすることが考えられる。

本発明は、親画面と子画面の画面調整を行う場合の操作
性の向上を目的としている。

つまり、本発明は画面調整用操作手段により子画面の画
面調整を行う場合は、一般に子画面を挿入表示している
場合であって、親画面のみの通常表示している場合には
表示されていない子画面の画面調整を行わないことに鑑
みて為されたものである。

（ニ）課題を解決するための手段本発明は、親画面・子画面兼用の画面調整用操作手段
（12a）〜（12e）を備えると共に、通常画面表示及び子
画面挿入表示を選択可能な多画面表示機能付テレビジョ
ン受像機の画面調整方法に於いて、子画面挿入表示モード時に、画面調整用操作手段によ
り、少なくとも子画面を調整し、通常画面表示モード時に、画面調整用操作手段による子
画面の画面調整を不能とし、親画面のみの画面調整を行
うことを特徴とする。

（ホ）作用本発明は上記の構成であるので、親画面のみの表示を行
なっている時には、親画面の画面調整のみを可能とし、
子画面挿入時に始めて子画面の画面調整を可能としてい
る。

つまり、テレビジョン受像機の画面に表示されていない
子画面の画面調整を不能として、誤操作を防いでいる。

（ヘ）実施例第１図乃至第３図を参照しつつ本発明の一実施例を説明
する。

第１図は概略ブロック図である。第２図は通常画面表示
中の画面調整を説明するための図である。第３図は子画
面挿入表示中の画面調整を説明するための図である。

第１図に於いて、（10）はリモートコントロール送信器
（リモコン）である。尚このリモコン（10）は、図に於
いては画面調整に関連するキーのみを示した。（12a）
はカラー調整選択キー、（12b）はブライト調整選択キ
ー、（12c）はコントラスト調整選択キー、（12d）（12
e）は調整値アップ・ダウンキーである。（14）は子画
面挿入オン・オフキー（PinPキー）である。

（16）はリモコン信号受信用プリアンプである。（18）
はリモコンデコーダ回路であり、このリモコンデコーダ
回路（18）はリモコン（10）の操作に応じた信号を出力
する。（18a）（18b）（18c）は画面調整選択出力端
子、（18d）（18e）はアップ・ダウン出力端子、（18
f）は親画面・子画面調整選択出力端子、（18g）は子画
面挿入オン・オフ出力端子である。

この端子（18a）はカラー調整選択時にハイレベル信号
（Ｈ）を出力する。端子（18b）はブライト調整選択時
にＨを出力する。端子（18c）はコントラスト調整選択
時にＨを出力する。端子（18d）は操作キー（12a）（12
b）（12c）のいずれかを続けて２回以上押圧する毎にハ
イレベル出力とローレベル出力とを交互に出力する。こ
れにより、親画面の調整と子画面の調整を切換え選択す
る。端子（18g）は、子画面挿入オン・オフキー（14）
の押圧時にハイレベル信号（Ｈ）を出力して、子画面挿
入（PinP）を為す。尚、再度、押されると反転してロー
レベル信号（Ｌ）を出力して通常画面に戻る。端子（18
d）（18e）はアップ・ダウンキー（12d）（12e）が押さ
れている間、それに対応して信号を出力する。

（20）はピクチャ・イン・ピクチャ回路であり、このピ
クチャ・イン・ピクチャ回路（20）は、子画面挿入を行
う。

（22a）（22b）（22c）は子画面の画面調整回路であ
り、夫々カラー調整回路、ブライト調整回路、コントラ
スト調整回路である。（24a）（24b）（24c）は親画面
の画面調整回路であり、夫々、カラー調整回路、ブライ
ト調整回路、コントラスト調整回路である。

（30）は禁止手段として動作するアンド回路であり、端
子（18g）よりＬ出力時に、端子（18f）の出力に関係な
くローレベル（Ｌ）を出力する。

（26）（28）はゲート回路であり、夫々アンドゲート
（26a）（26b）（26c）（28a）（28b）（28c）を備えて
いる。（32）はノット回路である。アンド回路（30）よ
りハイレベル信号（Ｈ）が出力されている時に、ゲート
回路（26）がオンとなり、ゲート回路（28）はオフとな
る。反対にアンド回路（30）よりローレベル信号（Ｌ）
が出力されている時に、ゲート回路（26）がオフとな
り、ゲート回路（28）はオンとなる。

（34）は管面表示コントロール回路であり、現在、どの
画面調整を行なっているかを示す文字信号を出力する。
（36）は映像信号との混合回路、（38）はブラウン管で
ある。

画面調整操作を説明する。

まず、親画面のみを表示している通常表示時の画面調整
について、説明する。

まず、画面は第２図ａの如く親画面のみを表示してい
る。この時、リモコンデコーダ回路（18）の各端子（18
a）（18b）〜（18g）はＬである。

ここで、使用者が、カラー調整のために、リモコン（1
0）のカラー調整選択きー（12a）を押すと、この信号は
リモコンデコーダ回路（18）に入力される。リモコンデ
コーダ回路（18）は端子（18a）をＨとする。この時の
各部のＨ又はＬを第１図に示している。

この時、子画面表示は行なっておらず、端子（18g）は
Ｌなので、アンド回路（30）の出力は端子（18f）の出
力に関係なく常にＬとなる。依って、ゲート回路（26）
は常にオフであり、ゲート回路（28）はオンである。リ
モコンデコーダ回路（18）の端子（18a）からＨは、ゲ
ート回路（28）を介して、親画面用のカラー調整回路
（24a）に入力されこのカラー調整回路（24a）を動作状
態に設定する。そして、管面表示コントロール回路（3
4）は、これにより、第２図ｂの如く、カラー調整中で
あるを示す。

そして、使用者は、次に、リモコン（10）のアップ・ダ
ウンキー（12d）（12e）を操作する。リモコンデコーダ
回路（18）はアップ・ダウンキーの押圧中そのキーに対
応した端子（18d）（18e）よりＨを出力する。そして、
この信号は動作中のカラー調整回路（24a）に入力され
てカラー調整が行なわれる。

次に、使用者がコントラスト調整を行う場合は、リモコ
ン（10）のコントラスト調整選択キー（12c）を押す。
リモコンデコーダ回路（18）は端子（18a）をＬとし、
端子（18c）をＨとする。このため、コントラスト調整
回路（24c）が動作し、又、管面表示コントロール回路
（34）は第２図Ｃの如く画面表示を行う。尚この時に、
再度コントラスト調整選択キー（12c）を押すと、リモ
コンデコーダ回路（18）の端子（18f）の出力は反転す
るが、アンド回路（30）の他方の入力は、Ｌなので、変
化はない。又、調整は前述と同様にアップ・ダウンキー
（12d）（12e）で行う。

尚、これらの画面調整モードの終了は、リモコン（10）
の操作キー（12a）〜（12e）を所定時間操作しなけれ
ば、これをリモコンデコーダ回路（18）の内蔵のタイマ
ー回路が検出して、端子（18a）（18b）（18c）の出力
をＬとする。これにより画面は第２図ｄの如く元に戻
る。

次に、子画面挿入時の画面調整について説明する。

使用者は、リモコン（10）の子画面挿入オン・オフキー
（14）を押す。リモコンデコーダ回路（18）は端子（18
g）をＨとして、PinP回路（20）を動作せしめる。これ
により、第３図ａの如き画面となる。

この子画面挿入時に、カラー調整のために、リモコン
（10）のカラー調整選択キー（12a）を押すと、前述と
同様に、リモコンデコーダ回路（18）の端子（18a）が
Ｈとなり、カラー調整回路（24a）が動作状態になる。
これにより、親画面のカラー調整モードとなり、アップ
・ダウンキー（12d）（12d）により調整を行う。尚、こ
の時の画面を第３図ｂに示す。

次にもう一度、カラー調整選択キー（12a）を押すと、
リモコンデコーダ回路（18）は、端子（18f）の出力を
反転してＨとする。このため、アンド回路（30）の出力
もＨに反転して、ゲート回路（28）がオフとなり、代わ
りにゲート回路（26）がオンとなる。このため、リモコ
ンデコーダ回路（18）の端子（18a）からのＨは、子画
面用のカラー調整回路（22a）に入力される。これによ
り、子画面用のカラー調整回路（22a）は動作モードと
なる。又、この時の画面を第３図ｃに示す。

そして、前述と同様に、アップ・ダウンキー（12d）（1
2e）により、子画面の画面調整を行う。

上記の如く、上記実施例では、ゲート回路（26）（28）
により、子画面調整モードと親画面調整モードとを切り
換えている。そして、このゲート回路（26）（28）の切
り換えを端子（18f）の出力で制御している。そして、
親両面のみの通常表示中は、ゲート回路（26）を常にオ
フとするためアンド回路（30）を設けて、この一方の入
力に子画面挿入のオン・オフ出力端子（18g）の出力を
入力している。このため、通常表示中はアンド回路（3
0）の出力は、常にＬとなり、ゲート回路（26）を常に
オフとして、子画面の画面調整を不能としている。又、
リモコンデコーダ回路（18）は、通常マイコン（例えば
インテル社8032）で構成され、他の制御と共に、上述の
画面調整を行う。この画面調整に関するプログラム部分
を第４図に示す。

（ト）発明の効果上記の如く、本発明では、親画面のみの表示を行う通常
表示中は、アンド回路（30）により、子画面の画面調整
を不能としているので、１つの画面調整用操作手段（12
a）〜（12e）で親画面と子画面の両面調整を行なう場合
に、誤って、表示されていない子画面の調整を行うこと
がない。

【図面の簡単な説明】

図は全て本発明の一実施例に関し、第１図は本発明の一
実施例の概略ブロックを示す図、第２図及び第３図は動
作を説明するための図、第４図はフローチャートを示す
図である。（12a）〜（12e）…画面調整用操作手段、（30）…アンド回路、（26）（28）…ゲート回路、（22a）（22b）（22c）…子画面用画面調整回路、（24a）（24b）（24c）…親画面用画面調整回路。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】親画面・子画面兼用の画面調整用操作手段
（12a）〜（12e）を備えると共に、通常画面表示及び子
画面挿入表示を選択可能な多画面表示機能付テレビジョ
ン受像機の画面調整方法に於いて、子画面挿入表示モード時に、前記画面調整用操作手段に
より、少なくとも子画面を調整し、通常画面表示モード時に、前記画面調整用操作手段によ
る子画面の画面調整を不能とし、親画面のみの画面調整
を行うことを特徴とする多画面表示機能付テレビジョン
受像機の画面調整方法。