JP2003195545A - 感光体の製法ならびに画像形成装置 - Google Patents

感光体の製法ならびに画像形成装置

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JP2003195545A
JP2003195545A JP2001393277A JP2001393277A JP2003195545A JP 2003195545 A JP2003195545 A JP 2003195545A JP 2001393277 A JP2001393277 A JP 2001393277A JP 2001393277 A JP2001393277 A JP 2001393277A JP 2003195545 A JP2003195545 A JP 2003195545A
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photoconductor
image
amorphous
photosensitive layer
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JP2001393277A
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English (en)
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Motoi Ogura
基 小倉
Hiroyuki Nakajima
宏幸 中嶋
Eiichi Miyamoto
栄一 宮本
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Kyocera Corp
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Corp
Kyocera Mita Corp
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】表面保護層の硬度を高めて優れた耐久性を達成
した高耐久性、高性能、高信頼性の感光体の製法を提供
する。 【解決手段】導電性基板2上に有機感光層3を塗布形成
し、この有機感光層3上にグロー放電法によりアモルフ
ァスシリコンカーバイドもしくはアモルファスカーボン
からなるアモルファス層4aを成膜形成し、ついでアモ
ルファス層4aに対しフッ素を含むガスをプラズマ化し
てエッチング処理すると同時に、膜内に含有させる工程
を経て、水素含有量を25〜70原子%、フッ素を12
〜30原子%含有する表面保護層4を形成する感光体の
製法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有機感光層上に無機
質材からなる表面保護層を形成してなる感光体の製法に
関するものである。さらに本発明の製法により得られた
感光体を搭載した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】有機半導体材からなる感光層により構成
した、いわゆるOPC感光体(有機感光体)は高い帯電
性が得られ、暗減衰が小さく、さらに長波長に対し優れ
た光感度が得られるという点で幅広く使用されている。
しかも、OPC感光体を使用するに当って、それを加熱
するヒーターを使用しないという利点もある。
【0003】しかしながら、このOPC感光体において
は、その表面の硬度が小さく、耐久性に劣るという課題
がある。
【0004】この課題を解消するために、有機半導体材
からなる感光層(有機感光層)の上に炭素又は炭素を主
成分とする高い硬度の耐磨耗性の被膜を積層する技術が
提案されている(特公平7−27268号、特公平7−
122757号、特開平1−86158号、特開平1−
227161号、特許第2818881号、特許第28
18882号および特許第2979070号参照)。
【0005】このように有機感光層の上に無機材から表
面保護層を被覆するに当たっては、下記のような特性が
求められる。
【0006】可視光透過率が高い(有機感光層への入
射光量が充分に確保できる)。 表面に傷を受けない
程度の高硬度を有する。 有機感光層との接着性に優
れ、複写機内での実使用において、機械的接触あるいは
温湿度の変化等により剥離しない。 無害である。
有機感光層との電気的整合性に優れ、残留電位、メモ
リー現象、さらには不整合界面での電荷の横流れ(画像
流れ)が発生しない。高温高湿の条件下において、画
像品位が劣化せず、所謂、画像流れが発生しない。
有機感光層は、耐熱性に乏しい化合物からなることで、
その上の被膜を常温及至100℃にておこない、有機感
光層を熱劣化させない。
【0007】最近のかかる特性の要求に対し、さまざま
な技術開発がおこなわれている。たとえば、酸素原子を
含有する炭化水素化合物を用いることで、そのプラズマ
有機重合膜が得られることから、それでもって有機感光
層上に表面保護層として積層し、これによって接着性、
電気的整合性ならびに耐環境性を高める技術が提案され
ている(特公平7−27268号参照)。
【0008】また、上記のように酸素原子を含有させる
代わりにハロゲン原子を含有させても同等の効果が得ら
れることが提案されている(特公平7−122757号
参照)。
【0009】さらに有機感光層上の表面保護層を、ハロ
ゲン原子と酸素原子とを含有してなる非晶質炭化水素膜
でもって構成し、これにより、耐湿性を改善した技術が
提示されている(特開平1−86158号参照)。同公
報によれば、非晶質炭化水素膜中に含有されるハロゲン
原子の量は、全構成原子に対して0.01原子%〜50原子
%、酸素原子の量は、0.01〜20原子%である。また、硬
度については有機感光層が5B〜B、非晶質炭化水素膜
が4H程度である。
【0010】また、有機感光層上に、1原子%以下の窒
素と2原子%以上の弗素を含有するアモルファス構造の
ダイヤモンド状炭素からなる表面保護層を積層し、撥水
性を高める技術や(特許第2979070号参照)、表
面の酸素濃度が1原子%以下である有機感光層の上に、
水素を30原子%以下含有する炭素又は炭素を主成分とす
る表面保護層を積層し、これら保護層と有機系感光層と
の接着性を高める技術が提案されている(特許第281
8882号参照)。
【0011】硬度については、表面保護層のビッカ−ス
硬度が100〜2500kg/mm2の範囲にあり、かつ有機感光層
とのビッカース硬度の差が2500 kg/mm2以下である技術
が提案されている(特許第3037165号参照)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような有機感光層上に表面保護層を積層した感光体を
実際使用してみると、当初予定していた感光体特性は得
られず、耐久していくと帯電の低下が発生し、所謂、か
ぶりと呼ばれる画像不良が発生していた。
【0013】本発明者は上記事情に鑑みて鋭意研究に努
めたところ、アモルファスシリコンカーバイドもしくは
アモルファスカーボンからなる表面保護層に対し、フッ
素を12〜30原子%含有させたことで、電位特性の悪
化の無い高耐久性の感光体が得られること、さらにはこ
の感光体を作製するに際しフッ素の導入方法や基板温度
の範囲がきわめて大きな要因であることも見出した。
【0014】本発明は上記知見により完成されたもので
あり、その目的は表面保護層の硬度を高めて優れた耐久
性を達成した高耐久性、高性能、高信頼性の感光体の製
法を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、かかる本発明の製法
により得られた感光体を搭載した画像形成装置を提供す
ることにある。
【0016】本発明のさらに他の目的は、感光体用のヒ
ーターを設けないことで、構造上簡単となり、製造歩留
りが向上し、さらに部品点数が少なくなることで優れた
耐久性が得られ、その結果、低コストかつ高信頼性の画
像形成装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の感光体の製法
は、導電性基板上に有機感光層を塗布形成し、この有機
感光層上にグロー放電法によりアモルファスシリコンカ
ーバイドもしくはアモルファスカーボンからなるアモル
ファス層を成膜形成し、ついでこのアモルファス層に対
しフッ素を含むガスをプラズマ化してエッチング処理す
ると同時に、膜内に含有させる工程を経て、水素含有量
を25〜70原子%、フッ素を12〜30原子%含有す
る表面保護層を形成せしめたことを特徴とする。
【0018】本発明の他の感光体の製法は、前記工程で
の基板温度を80〜150℃に設定したことを特徴とす
る。
【0019】また、本発明の感光体の製法は、導電性基
板上に有機感光層を塗布形成し、この有機感光層上に基
板温度が80〜150℃のグロー放電法によってフッ素
と水素とを含むアモルファスシリコンカーバイドもしく
はアモルファスカーボンからなる表面保護層を形成した
ことを特徴とする。
【0020】本発明の画像形成装置は、本発明の製法に
より得られた感光体と、この感光体の表面に電荷を付与
する帯電手段と、感光体の帯電領域に対して光照射する
露光手段と、これら帯電手段と露光手段とにより感光体
表面に形成された静電潜像に対してトナー像を感光体の
表面に形成する現像手段と、上記トナー像を被転写材に
転写する転写手段と、転写後に感光体表面の残留トナー
を除去するクリーニング手段とを配設したことを特徴と
する。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明を図でもって説明する。図
1は本発明に係る感光体1の断面図であり、導電性基板
2上に有機感光層3を塗布形成し、この有機感光層3上
に表面保護層4を形成したものである。
【0022】以下、導電性基板2および各層を詳述す
る。
【0023】導電性基板2について 導電性基板2は銅、黄銅、SUS、Al、Niなどの金
属導電体、あるいはガラス、セラミックなどの絶縁体の
表面に導電性薄膜を被覆したものなどがある。この導電
性基板2はシート状、ベルト状もしくはウェブ状可とう
性導電シートでもよく、このようなシートにはSUS、
Al、Niなどの金属シート、あるいはポリエステル、
ナイロン、ポリイミドなどの高分子樹脂フィルムの上に
Al、Niなどの金属もしくは酸化スズ、インジウム・
スズ・オキサイド(ITO)などの透明導電性材料や有
機導電性材料を蒸着などにより被覆して導電処理したも
のを用いる。
【0024】感光層の具体的な構成例 感光層3には、電荷輸送剤を電荷発生剤とともに同一の
感光層中に分散させた単層型感光層と、電荷発生剤を含
有する電荷発生層と電荷輸送剤を含有する電荷輸送層と
を積層した積層型感光層とがあるが、本発明はこのいず
れにも適用できる。
【0025】単層型の感光層は、電荷発生剤、電荷輸送
剤および結着樹脂を適当な有機溶媒に溶解または分散し
た塗工液を、塗布などの手段によって導電性基体上に塗
布し、乾燥させることで形成される。かかる単層型の感
光層は、層構成が簡単で生産性に優れている。
【0026】電荷輸送剤としては、電子輸送剤および正
孔輸送剤のうちのいずれか一方または両方が使用でき、
とくに上記両輸送剤を併用した単層型の感光層は、単独
の構成で正負いずれの帯電にも対応できるという利点が
ある。
【0027】電子輸送剤および正孔輸送剤としては、そ
れぞれ電荷発生剤とのマッチングがよく、電荷発生剤で
発生した電子または正孔を引き抜いて、効率よく輸送で
きるものが望ましい。
【0028】また、電子輸送剤と正孔輸送剤とが共存す
る系では、両者が電荷移動錯体を形成して、感光層全体
での電荷輸送能の低下を引き起こし、感光体の感度が低
下するのを防止すべく、両輸送剤の組合せについても配
慮する必要がある。つまり、両輸送剤を、正孔輸送およ
び電子輸送が効率よく起こる高濃度で同一層中に含有さ
せても、層中で電荷移動錯体が形成されず、正孔輸送剤
は正孔を、電子輸送剤は電子を、それぞれ効率よく輸送
できる、電子輸送材と正孔輸送剤との組合せを選択する
のが望ましい。
【0029】一方、積層型の感光層は、まず導電性基体
上に、蒸着または塗布などの手段によって、電荷発生剤
を含有する電荷発生層を形成し、ついでこの電荷発生層
上に、電荷輸送剤と結着樹脂とを含む塗工液を、塗布な
どの手段によって塗布し、乾燥させて電荷輸送層を形成
することで構成される。また、上記とは逆に、導電性基
体上に電荷発生層を形成し、その上に電荷発生層を形成
してもよい。
【0030】ただし、電荷発生層は、電荷輸送層に比べ
て膜厚がごく薄いため、その保護のためには、導電性基
体上に電荷発生層を形成し、その上に電荷輸送層を形成
するのが好ましい。
【0031】積層型感光層は、上記電荷発生層、電荷輸
送層の形成順序と、電荷輸送層に使用する電荷輸送剤の
種類によって、正負いずれかの帯電型となるかが選択さ
れる。
【0032】たとえば、上記の如く、帯電性基体上に電
荷発生層を形成し、その上に電荷輸送層を形成した層構
成において、電荷輸送層の電荷輸送剤として正孔輸送剤
を使用した場合には、感光層は負帯電型となる。この場
合、電荷発生層には電子輸送剤を含有させてもよい。電
荷発生層に含有させる電子輸送剤としては、電荷発生剤
とのマッチングがよく、電荷発生剤で発生した電子を引
き抜いて、効率よく輸送できるものが望ましい。
【0033】一方、上記の層構成において、電荷発生層
の電荷輸送剤として電子輸送剤を使用した場合には、感
光層は正帯電型となる。この場合、電荷発生層には正孔
輸送剤を含有させてもよい。
【0034】[単層型の感光層]単層型の感光層は電子
輸送剤と電荷発生剤と結着樹脂とを含有する単一の層で
あり、正負いずれの帯電にも対応できるが、負極性コロ
ナ放電を用いる必要のない正帯電型で使用するのが好ま
しい。この単層型は、層構成が簡単で生産性に優れてい
ること、感光層の被膜欠陥が発生するのを抑制できるこ
と、層間の界面が少ないので光学的特性を向上できるこ
と等の利点を有する。
【0035】また、電子輸送剤とともに電子受容体を含
有させた単層型の感光層3においては、電子輸送性能を
より一層向上することができ、より高感度の感光体を得
ることができる。
【0036】単層型の感光層において、電子輸送剤は結
着樹脂100重量部に対して、5〜100重量部の範囲
にて、好適には10〜80重量部にて含有するのがよ
い。電子輸送剤が10重量部未満の場合、残留電位が高
くなり、感度が不十分になる虞があり、500重量部を
越える場合は結晶化の可能性があり、感光体としての性
能が十分発揮されない。
【0037】[積層型の感光層]一方、積層型は電荷発
生剤を含有する電荷発生層と、電荷輸送剤を含有する電
荷輸送層とをこの順で、あるいは逆の順で積層したもの
である。
【0038】電荷発生層は電荷輸送層に比べて膜厚がご
く薄いため、その保護のためには導電性基体上に電荷発
生層を形成し、その上に電荷輸送層を形成するのが好ま
しい。
【0039】積層型の感光層は、電荷発生層と電荷輸送
層との形成順序と、電荷輸送層中で使用する電荷輸送剤
の種類とによって、正負いずれの帯電型となるかが選択
される。たとえば、導電性基板の上に電荷発生層を形成
し、その上に電荷輸送層を形成した層構成において、電
荷輸送層中に電子輸送剤としてキノン誘導体のような電
子輸送剤を使用したときは、正帯電型の感光体になる。
この場合、電荷発生層には正孔輸送剤や電子輸送剤を含
有させてもよい。ここで、前記電荷輸送層に電子受容体
を含有させた場合は、電子輸送性が向上するため、より
高感度の積層型の感光体が得られる。
【0040】なお、上記の層構成において、電荷輸送層
中の電荷輸送剤として正孔輸送剤を使用したときは負帯
電型の感光体になる。この場合、電荷発生層には電子輸
送剤や電子受容体を含有させてもよい。
【0041】積層型の感光層においては、電荷発生剤と
結着樹脂を含む電荷発生層と、電子輸送剤を含む電荷輸
送層から構成される。積層型における電子輸送剤の配合
割合は、単層型の場合と同様の理由で、結着樹脂100
重量部に対して10〜500重量部、好適には25〜1
00重量部がよい。
【0042】前述のように、感光体1は、単層型および
積層型のいずれにも適用できるが、とくに正負いずれの
帯電型にも使用できること、構造が簡単で製造が容易で
あること、層を形成する際の皮膜欠陥を抑制できるこ
と、層間の界面が少なく、光学的特性を向上できること
等の観点から、単層型が好ましい。
【0043】次に感光層に用いられる種々の材料につい
て説明する。
【0044】《電荷発生剤》種々のフタロシアニン顔
料、多環キノン顔料、アゾ顔料、ペリレン顔料、インジ
ゴ顔料、キナクリドン顔料、アズレニウム塩顔料、スク
アリリウム顔料、シアニン顔料、ピリリウム染料、チオ
ピリリウム染料、キサンテン染料、キノンイムン色素、
トリフェニルメタン色素、スチリル色素、アンサンスロ
ン系顔料、ピリリウム塩、トリフェニルメタン系顔料、
スレン系顔料、トルイジン系顔料、ピラゾリン系顔料等
の有機光導電材料、セレン、テルル、アモルファスシリ
コン、硫化カドミウム等の無機光導電材料があげられ、
単独または2種類以上を混合して使用できる。
【0045】《正孔輸送剤》高い正孔輸送能を有する主
々の化合物、たとえば、2,5−ジ(4−メチルアミノ
フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール等のオキサジ
アゾール系の化合物、9−(4−ジエチルアミノスチリ
ル)アントラセン等のスチリル系化合物、ポリビニルカ
ルバゾール等のカルバゾール系化合物、有機ポリシラン
化合物、1−フェニル−3(p−ジメチルアミノフェニ
ル)ピラゾリン等のピラゾリン系化合物、ヒドラゾン系
化合物、トリフェニルアミン系化合物、インドール系化
合物、オキサゾール系化合物、イソオキサゾール系化合
物、チアゾール系化合物、チアジアゾール系化合物、イ
ミダゾール系化合物、ピラゾール系化合物、トリアゾー
ル系化合物、スチルベン系化合物等の含窒素環式化合
物、縮合多環式化合物等があげられる。
【0046】正孔輸送剤は1種のみを用いるほか、2種
以上を混合して用いてもよい。また、ポリビニルカルバ
ゾール等の成膜性を有する正孔輸送剤を用いる場合に
は、結着樹脂は必ずしも必要でない。
【0047】《電子輸送剤》電子輸送剤としては、高い
電子輸送能を有する種々の化合物、たとえば、ナフトキ
ノン系化合物、ピラゾリン系化合物、ベンゾキノン系化
合物、ジフェノキノン系化合物、マロノニトリル、チオ
ピラン系化合物、テトラシアノエチレンシアノエチレ
ン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、ジニトロ
ベンゼン、ジニトロアントラセン、ジニトロアクリジ
ン、ニトロアントラキノン、ジニトロアントラキノン、
無水コハク酸、無水マレイン酸、ジブロモ無水マレイン
酸等があげられる。
【0048】《結着樹脂》感光層に使用されている従来
周知の樹脂を使用することができる。たとえば、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリロニトニト
リル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、アクリ
ル共重合体、スチレン−アクリル共重合体、ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、アイオノマー、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、アル
キド樹脂、ポリアミド、ポリウレタン、ポリカーボネー
ト、ポリアリレート、ポリスルホン、ジアリルフタレー
ト、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエー
テル樹脂、ポリエステル樹脂などの熱可塑性樹脂;シリ
コーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹
脂、メラミン樹脂、その他架橋性の熱硬化性樹脂;エポ
キシアクリレート、ウレタン−アクリレート等の光硬化
型樹脂等の樹脂が使用可能である。
【0049】さらに感光層には、前記各成分のほかに、
電子写真特性に悪影響を与えない範囲で、従来公知の種
々の添加剤、たとえば酸化防止剤、ラジカル捕捉剤、一
重項クエンチャー、紫外線吸収剤等の劣化防止剤、軟化
剤、可塑剤、表面改質剤、増量剤、増粘剤、分散安定
剤、ワックス、アクセプター、ドナー等を配合すること
ができる。また、感光層の感度を向上させるために、た
とえばテルフェニル、ハロナフトキノン類、アセナフチ
レン等の公知の増感剤を電荷発生剤と併用してもよい。
【0050】単層型の感光層において、電荷発生剤は、
結着樹脂100重量部に対して0.1〜50重量部、好
ましくは0.5〜30重量部の割合で配合すればよい。
電荷輸送剤として、電子輸送剤を含有させる場合は、結
着樹脂100重量部に対して5〜100重量部、好まし
くは10〜80重量部の割合で配合すればよい。また、
正孔輸送剤を含有させる場合、正孔輸送剤の割合を結着
樹脂の100重量部に対して5〜500重量部、好まし
くは25〜200重量部とすればよい。さらにまた、単
層型感光層の厚さは5〜100μm、好ましくは10〜
50μmである。
【0051】一方、積層型の感光層において、電荷発生
層を構成する電荷発生剤と結着樹脂とは、種々の割合で
使用することができるが、結着樹脂100重量部に対し
て電荷発生剤を5〜1000重量部、好ましくは30〜
500重量部の割合で配合するとよい。電荷発生層に正
孔輸送剤あるいは電子輸送剤を含有させる場合は、それ
らの割合を結着樹脂100重量部に対して0.1〜10
0重量部、好ましくは0.5〜80重量部とするとよ
い。
【0052】電荷輸送層を構成する電荷輸送剤と結着樹
脂とは、電荷の輸送を阻害しない範囲および結晶化しな
い範囲で種々の割合で使用することができるが、光照射
により電荷発生層で生じた電荷が容易に輸送できるよう
に、結着樹脂100重量部に対して、電荷輸送剤を10
〜500重量部、好ましくは25〜100重量部の割合
で配合するとよい。電荷輸送層に正孔輸送剤を含有させ
る場合は、正孔輸送剤の割合を結着樹脂100重量部に
対して5〜200重量部、好ましくは10〜80重量部
とすればよい。
【0053】単層型においては、導電性基板と感光層と
の間に、また積層型においては、導電性基板と電荷発生
層との間、導電性基板2と電荷輸送層との間または電荷
発生層と電荷輸送層との間に、感光体の特性を阻害しな
い範囲でバリア層を形成してもよい。
【0054】[感光層の成膜方法]このような構成の感
光層の形成方法を述べると、前記例示の電荷発生剤、電
荷輸送剤、結着樹脂を適当な溶剤とともに、公知の方
法、たとえばロールミル、ボールミル、アトライタ、ペ
イントシェーカー、超音波分散機等を用いて分散混合し
て分散液を調整し、これを公知の手段により塗布して乾
燥させればよい。
【0055】分散液を作るための溶剤としては、種々の
有機溶剤が使用可能であり、たとえばメタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール
類;n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪
族系炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族系炭化水素、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン等のハロゲン化
炭化水素;ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテ
ル類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノ
ン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル
類;ジメチルホルムアルデヒド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等があげられる。これらの溶
剤は単独でまたは2種以上を混合して用いられる。
【0056】さらに、電荷輸送剤や電荷発生剤の分散
性、感光層表面の平滑性をよくするために界面活性剤、
レベリング剤等を使用してもよい。
【0057】表面保護層の構成 表面保護層4については、シリコンカーバイド(Si
C)もしくはカーボン(C)からなるフッ素含有のアモ
ルファス層により構成する。
【0058】望ましくは動的押し込み硬さを880N/
mm2 以上、好適には1500N/mm2 以上にすると
よく、さらにフッ素含有量を12〜30原子(at)%
に規定している。
【0059】すなわち、フッ素含有量は表面保護層4を
構成する各種原子の全量に対し12〜30原子%、好適
には18〜26原子%にするとよく、12原子%未満の
場合には画像流れが発生し、30原子%を超えると結合
状態において終端部が増え、原子間のネットワークが少
なくなり、C−C、Si−Si、Si−Cというような
原子間結合が減少し、これによって膜強度が弱くなり、
その結果、膜削れおよびキズが発生する。
【0060】しかも、本発明においては、フッ素含有量
を規定するとともに、硬度を高めるとよい。すなわち、
上述のようにフッ素を12〜30原子%にまで多く含有
させる処理(フッ素を含むガスのプラズマ化)をおこな
って、表面をエッチングすると、その表面の硬度にバラ
ツキが生じやすくなり、低い硬度になる場合もあり、そ
こで、原料ガスを希釈ガスでもって希釈させたり、高周
波電力を高くする、というような製造条件でもって動的
押し込み硬さを880N/mm2 以上にまで高めるとよ
い。さらに一回のエッチング量を少なくすることで、膜
強度のバラツキを小さくするとともに、硬度を高めると
よい。
【0061】本発明にて規定する動的押し込み硬さは島
津製作所製の超微小硬度計DYNAMICULTRA MICRO HARDNES
S TESTER (DUH−201・202)を使用してダイ
ナミック硬さでもって表す。
【0062】この測定方法によれば、電磁石により圧子
(三角すい圧子)を試料に押しつけ、この押圧力を0.
1gの荷重まで一定の割合で増加させ、圧子が試料に侵
入していく過程で、圧子の試料への侵入深さを自動計測
するものであって、その際に生じるくぼみの大きさを顕
微鏡にて測定し、塑性変形分から硬さの値を得る。
【0063】かくして上記構成のように表面保護層4の
フッ素含有量を12〜30原子%にしたことで、優れた
耐刷性が得られ、紙などでもって擦れる度合いが著しく
低減し、これによって優れた耐久性が得られ、画像流れ
が発生しない高性能な感光体となった。
【0064】さらに表面保護層4に対し、ボンバード処
理をおこない、これによってかぶりが生じないようにす
るとよい。この点を、つぎの表面保護層の形成方法にて
述べる。
【0065】表面保護層4の形成方法 つぎに上記構成の表面保護層4の形成方法を図3および
図4により述べる。
【0066】図3(イ)〜(ニ)は表面保護層4の形成
方法Aを示す各工程図であって、図4(イ)〜(ホ)は
表面保護層4の他の形成方法Bを示す各工程図である。
【0067】〔表面保護層4の形成方法Aについて〕以
下、図3の各工程(イ)〜(ニ)、ならびにボンバード
処理の工程(ヘ)を述べる。
【0068】(イ)工程:光導電層4の上にグロー放電
法によりシリコンカーバイド(SiC)もしくはカーボ
ン(C)からなるアモルファス層4aをグロー放電法に
より基板温度80〜150℃にて成膜形成する。
【0069】(ロ)工程:フッ素を含むガスによりエッ
チング処理する。このエッチング処理はCF4ガス、N
3ガス、SF6ガス、C26ガス、F2ガス、ClF3
ガス、CHF3ガス、CH22ガス、CH3Fガスなどの
ガスを用いて、たとえばCF4ガスを使用した場合であ
れば、真空度0.35torr(46.6Pa)、基板温度
125℃、高周波電力150Wという条件でもってプラ
ズマ化し、これによってアモルファス層4aの表面から
内部に漸次フッ素を侵入させると同時に、表面がエッチ
ングされる。4bはアモルファス層4aのうちフッ素が
侵入していない領域(フッ素未侵入領域)、4cはフッ
素化領域、4dはアモルファス層4aのうち上層領域の
エッチング処理された領域(エッチング領域)である。
【0070】また、エッチングレートが膜質に影響する
こともわかり、エッチングレートを50〜500Å/
分、好適には100〜250Å/分に規定することで、
膜表面に対するダメージが小さくなり、膜剥がれや画像
欠陥等が発生しなくなるとともに、十分にフッ素化処理
される。
【0071】フッ素化領域4cにおいては、エッチング
処理されたことで、水素原子がフッ素原子に置換された
り、終端部にフッ素原子が結合し、C−F、C−F2
C−F3などの官能基が生成され、とくにC−F2が多く
生成される。そして、これらの生成物は疎水性を高める
のに顕著な効果がある。これら各官能基の量はフーリエ
変換赤外分光光度計により測定する。
【0072】(ハ)工程:(ロ)工程のエッチング処理
によりフッ素化領域4cが形成されるが、そのエッチン
グ処理をさらに進行させると同時にエッチング領域4d
もさらに大きくすることで、実質上フッ素未侵入領域4
bがない程度にまでエッチング処理を進める。これによ
ってアモルファス層4aの全体がフッ素化されるまでエ
ッチング処理してフッ素化アモルファス層4eとなす。
【0073】(ニ)工程:(イ)工程〜(ハ)工程を一
サイクルとして、このサイクルを繰り返すことで複数の
フッ素化アモルファス層4eを積層する。たとえば、
(イ)工程にてアモルファス層4aを2000Åの厚み
で成膜形成し、(ロ)工程および(ハ)工程によって1
000〜1500Åにする。そして、このようなサイク
ルを5回繰り返すことで、すなわちフッ素化アモルファ
ス層4eを5層積層することで、表面保護層4を形成す
る。
【0074】(ヘ)工程:表面保護層4に対し、水素ガ
スを用いてボンバード処理をおこなうのが望ましい。
【0075】かくして表面保護層4の形成方法Aによれ
ば、結合エネルギの大きなC−F系の官能基が形成され
ることで、表面自由エネルギが大幅に小さくなり、耐酸
化性に優れ、これにより、放電生成物が付着されにくく
なり、現像剤に働く力がほとんど静電引力となって転写
性が改善され、その結果、画像流れが発生しなくなる。
そして、放電生成物がわずかに付着されても、表面硬度
が高くなったことで、クリーニング手段や紙などでもっ
て容易にクリーニングができ、トナーの付着を抑制した
り、防止することができる。
【0076】本発明においては、(イ)工程〜(ハ)工
程により単層のフッ素化アモルファス層4eでもって表
面保護層4となしてもよいが、(ロ)工程のエッチング
処理が長くなると、フッ素化領域4cの表面が荒れ、こ
れによって膜の密着性が劣ったり、電子写真特性が低下
する傾向にあり、そのためにアモルファス層4aの膜厚
を小さくし、さらにエッチング処理時間を短くすること
で、膜厚の小さいフッ素化アモルファス層4eを成膜形
成し、このようなフッ素化アモルファス層4eを積層す
ることで、個々のフッ素化アモルファス層4eの表面粗
さを小さくして、膜の密着性が高めたり、電子写真特性
を向上できる。望ましくは2層〜15層〔(ニ)工程に
おけるサイクル数:2〜15〕、最適には3層〜10層
〔(ニ)工程におけるサイクル数:3〜10〕のフッ素
化アモルファス層4eを積層することで表面保護層4を
構成する。
【0077】さらに(ヘ)の工程において、表面保護層
4に対し、水素ガスを用いてボンバード処理をおこなう
ことで、最表面のマイナスの極性を水素により電気的に
中性化し、これによってプラスのトナーの付着性を弱
め、その結果、画像のかぶり現象が防止される。
【0078】〔表面保護層4の形成方法Bについて〕つ
ぎに図4に示すような表面保護層4の他の形成方法Bを
述べる。
【0079】この形成方法Bにおいては、上述した形成
方法Aに比べて(ハ)工程を除いている。すなわち、
(ロ)工程のエッチング処理によりフッ素化領域4cが
形成されるが、フッ素未侵入領域4bが残存する程度に
エッチング処理を進める。そして、つぎの(ホ)工程に
て、(イ)工程および(ロ)工程を一サイクルとして、
このサイクルを繰り返すことでフッ素化領域4cとフッ
素未侵入領域4bとを交互に積層させ、表面保護層4を
なす。
【0080】このようにフッ素未侵入領域4bが表面保
護層4内に存在してもよいが、前述の形成方法Aのよう
にフッ素未侵入領域4bが存在しない方が成膜の信頼性
が向上し、安定した電子写真特性が得られ、さらに生産
歩留りも高められる。
【0081】そして、(ホ)の工程の後に、つづけて
(ヘ)工程、すなわち表面保護層4に対し、水素ガスを
用いてボンバード処理をおこなうのが望ましい。
【0082】さらに(ヘ)の工程において、表面保護層
4に対し、水素ガスを用いてボンバード処理をおこなう
ことで、最表面のマイナスの極性を水素により電気的に
中性化し、これによってプラスのトナーの付着性を弱
め、その結果、画像のかぶり現象が防止される。
【0083】表面保護層4の形成方法Aおよび形成方法
Bのいずれにおいても、アモルファス層4aの膜厚を
0.01〜1μm、好適には0.05〜0.5μmにす
るとよく、この範囲内であれば、適度な量でもってエッ
チングされ、膜全体に対しフッ素化が容易になるという
点でよい。
【0084】フッ素化領域4cについても、膜厚を0.
005〜0.5μm、好適には0.03〜0.3μmに
するとよく、この範囲内であれば、耐久性および電位特
性の双方を高めるという点でよい。
【0085】そして、このように成膜した表面保護層4
の膜厚は0.1〜2.5μmが好適である。膜厚が0.
1μm未満に薄くなると、膜削れによる耐久性が確保で
きなくなり、また、下地の影響を受ける。一方、膜厚が
2.5μmを超えると、光透過率が悪化し、残留電位が
発生する。
【0086】さらに形成方法Bについては、フッ素未侵
入領域4bの膜厚を0.001〜0.05μm、好適に
は0.001〜0.01μmにするとよく、この範囲内
であれば、適度な量でもってエッチングされて均等な膜
厚が得られ、安定した膜厚となり、しかも、画像流れが
発生しなくなるという点でよい。
【0087】この形成方法Bにおいても、(イ)工程と
(ロ)工程により単一のフッ素化領域4cと単一のフッ
素未侵入領域4bとの積層でもって表面保護層4となし
てもよいが、フッ素化領域4cの表面の荒れを防ぐため
に、望ましくは2積層〜15積層〔(ホ)工程における
サイクル数:2〜15〕、最適には3積層〜10積層
〔(ホ)工程におけるサイクル数:3〜10〕の範囲に
て表面保護層4を構成する。 〔アモルファス層4aの材質について〕(イ)工程にて
成膜形成するアモルファス層4aはシリコンカーバイド
(SiC)またはカーボン(C)からなるが、a−C膜
はa−SiC膜に比べて硬度が小さいことから、a−S
iC膜にて形成するのがよい。そのために原子組成比率
SiX1-XのX値を0.5以下、好適には0.3以下、
最適には0.1以下にするとよい。そして、このように
Siを減少させたままで含有させることで耐コロナ性が
向上する。ただし、a−C膜については、ガス希釈する
ことで硬度を大きくすることができるが、a−SiC膜
にて得られる程度の硬度が得られない。
【0088】画像形成装置の構成 図2は本発明の感光体を搭載したプリンター構成の画像
形成装置7であり、8は感光体であり、この感光体8の
周面にコロナ帯電器9と、その帯電後に光照射する露光
器10(LEDヘッド)と、トナー像を感光体8の表面
に形成するためのトナー11を備えた現像機12と、そ
のトナー像を被転写材13に転写する転写器14と、そ
の転写後に感光体表面の残留トナーを除去するクリーニ
ング手段15と、その転写後に残余静電潜像を除去する
除電手段16とを配設した構成である。また、17は被
転写材13に転写されたトナー像を熱もしくは圧力によ
り固着するための定着器である。
【0089】このカールソン法は次の(1)〜(6)の
各プロセスを繰り返し経る。 (1)感光体8の周面をコロナ帯電器9により帯電す
る。 (2)露光器10により画像を露光することにより、感
光体8の表面上に電位コントラストとしての静電潜像を
形成する。 (3)この静電潜像を現像機12により現像する。この
現像により黒色のトナーが静電潜像との静電引力により
感光体表面に付着し、可視化する。 (4)感光体表面のトナー像を紙などの被転写材13の
裏面よりトナーと逆極性の電界を加えて、静電転写し、
これにより、画像を被転写材13の上に得る。 (5)感光体表面の残留トナーをクリーニング手段15
により機械的に除去する。 (6)感光体表面を強い光で全面露光し、除電手段16
により残余の静電潜像を除去する。
【0090】なお、画像形成装置7はプリンターの構成
であるが、露光器10に代えて原稿からの反射光を通す
レンズやミラーなどの光学系を用いれば、複写機の構成
の画像形成装置となる。
【0091】ま、この画像形成装置7には通常の乾式現
像を用いているが、その他、湿式現像に使用される液体
現像剤にも適用される。
【0092】
【実施例】(例1)純度99.9%のAlからなる円筒
状の基板(外径30mm、長さ254mm)の上に感光
層3を塗布形成し、正帯電のレーザープリンタ用にす
る。この感光層3は下記のとおりにて成膜した。
【0093】電荷発生剤としてX型無金属フタロシアニ
ン5重量部および結着樹脂としてポリカーボネイト10
0重量部、溶媒としてテトラヒドロフラン800重量
部、正孔輸送剤として化1のジエチルアミノベンズアル
デヒドジフェニルヒドラゾン100重量部をボールミル
にて50時間混合、分散させて単層感光体用の塗布液を
作製した。
【0094】
【化1】
【0095】そして、この塗布液をアルミニウム素管上
にディップコート法にて塗布し、100℃で1時間乾燥
させて、膜厚25μmの感光層3を形成させ、単層型と
した。
【0096】ついで表面保護層4を形成方法Aにより設
ける。まず、表1に示す(イ)工程の成膜条件によりカ
ーボン(C)からなるアモルファス層4aを3200Å
の厚みで成膜形成する。
【0097】
【表1】
【0098】つぎに表2に示す(ロ)工程の条件により
エッチング処理する。
【0099】
【表2】
【0100】表2のエッチング処理を続けることで、
(ハ)工程を経ることで、実質上フッ素未侵入領域4b
がない程度にまでエッチング処理を進め、これによって
膜厚1600Åのフッ素化アモルファス層4eとなす。
【0101】しかる後に(ニ)工程、すなわち(イ)工
程〜(ハ)工程を一サイクルとして、このサイクルを5
回繰り返すことでフッ素化アモルファス層4eを5層積
層し、動的押し込み硬さが2450N/mm2 であり、
フッ素含有量が16原子%の厚み8000Åの表面保護
層5を形成した。
【0102】かくして得られた本発明の感光体を前記画
像形成装置7(京セラ株式会社製エコシスLS−170
0、乾式現像:トナー平均粒径8μm)に搭載し、この
装置7に設けられた感光体加熱用ヒーターのスイッチン
グを常時OFFにして、感光体加熱をおこなわなかっ
た。そして、カールソン法で画像形成して、30万枚の
ランニングテストをおこない、画像流れと画質を測定し
た。
【0103】画像流れは33℃、85%湿度の環境下で
8時間放置したところ、画像変化がまったくなく、優れ
た評価特性が得られ、画質についても、黒ベタ濃度・白
ベタにてかぶりにまったく問題なく、また、ハーフトー
ン画像にスジがまったく発生しなかった。
【0104】(例2)(例1)にて感光体を作製するに
当り、(イ)工程の成膜と、(ロ)工程のエッチング処
理における基板温度を表3に示す如く、25℃〜300
℃の範囲内にて幾とおりにも変えて、それぞれの成膜状
態や電位特性を測定したところ、表3に示すような結果
が得られた。
【0105】
【表3】
【0106】この表において、外観や電位特性における
〇印は、(例1)に示す如く、カールソン法で画像形成
して、30万枚のランニングテストをおこなった結果、
画像変化がまったくなく、優れた評価特性が得られ、画
質についても、黒ベタ濃度・白ベタにてかぶりにまった
く問題なく、また、ハーフトーン画像にスジがまったく
発生しなかった場合である。
【0107】同表から明らかなとおり、基板温度が80
〜150℃の範囲内であれば、良好な画像・画質が得ら
れた。しかるに、基板温度が25℃、50℃にまで低く
なると成膜できなかった。基板温度が75℃になると残
留電位が大きくなった。
【0108】また、基板温度が155℃になると、膜の
一部がとけ、さらに200℃以上になると膜がとけてま
ったく使用できなかった。
【0109】(例3)(例1)にて得られた感光体と、
従来のアモルファスシリコン系感光体と、従来の有機半
導体材からなる感光層のみのOPC感光体(有機感光
体)との特性を比較した。
【0110】従来のアモルファスシリコン系感光体によ
れば、純度99.9%のAlからなる円筒状の基板(外
径30mm、長さ254mm)の上に表4に示すように
電荷注入層と光導電層とを順次積層し、さらに(例1)
の感光体にて形成した表面保護層と同じ構成の表面保護
層を、その光導電層の上に形成したものである。
【0111】
【表4】
【0112】そして、それぞれの感光体を作製し、同様
に評価したところ、表5に示すような結果が得られた。
【0113】
【表5】
【0114】表5に示す結果から明らかなとおり、本発
明のような表面保護層を形成したことで、画像流れおよ
び画質の双方が向上していることがわかる。
【0115】(例4)(例1)にて得られた感光体に対
し、水素ガスの導入量を変えることで、表面保護層4の
水素含有量を表6に示すように変え、そして、各試料に
対し、外観、電位特性、硬度を測定したところ、表6に
示すような結果が得られた。
【0116】
【表6】
【0117】水素含有量が20〜70原子(at)%に
すると、(例1)に示す如く、カールソン法で画像形成
して、30万枚のランニングテストをおこなった結果、
画像変化がまったくなく、優れた評価特性が得られた。
画質についても、黒ベタ濃度・白ベタにてかぶりにまっ
たく問題なく、また、ハーフトーン画像にスジがまった
く発生しなかった。
【0118】また、水素量を多くすることで、硬度が増
大する傾向にあることがわかる。しかし、水素含有量が
15原子%では成膜しなかった。また、水素含有量が7
5原子%では膜にクラックが発生し、まったく実用に適
しなかった。
【0119】以上により、水素量は25〜70原子%に
するとよいことがわかる。
【0120】(例5)(例1)にて得られた感光体に対
し、表7に示すようにRF電力を変えることで、表面保
護層4のフッ素量を規定した各種感光体A〜Gを作製し
た。
【0121】
【表7】
【0122】かくして得られた本発明の感光体を前記画
像形成装置7(京セラ株式会社製エコシスLS−355
0、乾式現像:トナー平均粒径8μm)に搭載し、この
装置7に設けられた感光体加熱用ヒーターのスイッチン
グを常時OFFにして、感光体加熱をおこなわなかっ
た。そして、カールソン法で画像形成して、30万枚の
ランニングテストをおこない、画像流れと画質を測定し
たところ、表8に示すような結果(a−C:H:Fから
なる表面保護層)が得られた。
【0123】
【表8】
【0124】画像流れは33℃、85%湿度の環境下で
8時間放置し、その画質を3段階にて評価し、○印は画
像変化がまったくない場合であり、△印は一部画像が流
れた場合であり、×印は全面にわたって画像が流れた場
合である。
【0125】画質は3段階にて評価し、黒ベタ、白ベタ
およびハーフトーン画像にて評価し、○印は黒ベタ濃度
・白ベタにおいてかぶりにまったく問題なく、また、ハ
ーフトーン画像にスジがまったく発生していない場合で
あり、△印はハーフトーン画像の一部にスジが発生して
いる場合であり、×印はハーフトーン画像の全面にわた
ってスジが発生している場合である。
【0126】表8に示す結果から明らかなとおり、試料
C、D、E、Fが優れていることで、フッ素含有量を1
2〜30原子%にするとよい。
【0127】(例1)〜(例5)はa−C:H:Fから
なる表面保護層を形成した場合であるが、以下、これに
代えてa−SiC:H:Fからなる表面保護層を形成し
た場合を(例6)〜(例10)説明する。
【0128】(例6)純度99.9%のAlからなる円
筒状の基板(外径30mm、長さ254mm)の上に
(例1)にて化1に示す如く感光層3を塗布形成し、正
帯電のレーザープリンタ用にする。
【0129】そして、この塗布液をアルミニウム素管上
にディップコート法にて塗布し、100℃で1時間乾燥
させて、膜厚25μmの感光層3を形成させ、単層型と
した。
【0130】ついで表面保護層4を形成方法Aにより設
ける。まず、表9に示す(イ)工程の成膜条件によりシ
リコンカーボイド(SiC)からなるアモルファス層4
aを3200Åの厚みで成膜形成する。
【0131】
【表9】
【0132】つぎに表10に示す(ロ)工程の条件によ
りエッチング処理する。
【0133】
【表10】
【0134】表10のエッチング処理を続けることで、
(ハ)工程を経ることで、実質上フッ素未侵入領域4b
がない程度にまでエッチング処理を進め、これによって
膜厚1600Åのフッ素化アモルファス層4eとなす。
【0135】しかる後に(ニ)工程、すなわち(イ)工
程〜(ハ)工程を一サイクルとして、このサイクルを5
回繰り返すことでフッ素化アモルファス層4eを5層積
層し、動的押し込み硬さが2900N/mm2 であり、
フッ素含有量が16原子%の厚み8000Åの表面保護
層4を形成した。
【0136】かくして得られた本発明の感光体を前記画
像形成装置7(京セラ株式会社製エコシスLS−170
0、乾式現像:トナー平均粒径8μm)に搭載し、この
装置7に設けられた感光体加熱用ヒーターのスイッチン
グを常時OFFにして、感光体加熱をおこなわなかっ
た。そして、カールソン法で画像形成して、30万枚の
ランニングテストをおこない、画像流れと画質を測定し
た。
【0137】画像流れは33℃、85%湿度の環境下で
8時間放置したところ、画像変化がまったくなく、優れ
た評価特性が得られ、画質についても、黒ベタ濃度・白
ベタにてかぶりにまったく問題なく、また、ハーフトー
ン画像にスジがまったく発生しなかった。
【0138】(例7)(例6)にて感光体を作製するに
当り、(イ)工程の成膜と、(ロ)工程のエッチング処
理における基板温度を表11に示す如く、25℃〜30
0℃の範囲内にて幾とおりにも変えて、それぞれの成膜
状態や電位特性を測定したところ、表11に示すような
結果が得られた。
【0139】
【表11】
【0140】同表から明らかなとおり、基板温度が80
〜150℃の範囲内であれば、良好な画像・画質が得ら
れた。しかるに、基板温度が25℃、50℃にまで低く
なると成膜できなかった。基板温度が75℃になると残
留電位が大きくなった。
【0141】また、基板温度が155℃になると、膜の
一部がとけ、さらに200℃以上になると膜がとけてま
ったく使用できなかった。
【0142】(例8)(例6)にて得られた感光体と、
従来のアモルファスシリコン系感光体と、従来の有機半
導体材からなる感光層のみのOPC感光体(有機感光
体)との特性を比較した。
【0143】そして、それぞれの感光体を作製し、同様
に評価したところ、表12に示すような結果が得られ
た。
【0144】
【表12】
【0145】表12に示す結果から明らかなとおり、本
発明のような表面保護層を形成したことで、画像流れお
よび画質の双方が向上していることがわかる。
【0146】(例9)(例6)にて得られた感光体に対
し、水素ガスの導入量を変えることで、表面保護層4の
水素含有量を表13に示すように変え、そして、各試料
に対し、外観、電位特性、硬度を測定したところ、表1
3に示すような結果が得られた。
【0147】
【表13】
【0148】水素含有量が20〜70原子(at)%に
すると、(例6)に示す如く、カールソン法で画像形成
して、30万枚のランニングテストをおこなった結果、
画像変化がまったくなく、優れた評価特性が得られた。
画質についても、黒ベタ濃度・白ベタにてかぶりにまっ
たく問題なく、また、ハーフトーン画像にスジがまった
く発生しなかった。
【0149】また、水素量を多くすることで、硬度が増
大する傾向にあることがわかる。しかし、水素含有量が
15原子%では成膜しなかった。また、水素含有量が7
5原子%では膜にクラックが発生し、まったく実用に適
しなかった。
【0150】以上により、水素量は25〜70原子%に
するとよいことがわかる。
【0151】(例10)(例6)にて得られた感光体に
対し、表14に示すようにRF電力を変えることで、表
面保護層4のフッ素量を規定した各種感光体A〜Gを作
製した。
【0152】
【表14】
【0153】かくして得られた本発明の感光体を前記画
像形成装置7(京セラ株式会社製エコシスLS−355
0、乾式現像:トナー平均粒径8μm)に搭載し、この
装置7に設けられた感光体加熱用ヒーターのスイッチン
グを常時OFFにして、感光体加熱をおこなわなかっ
た。そして、カールソン法で画像形成して、30万枚の
ランニングテストをおこない、画像流れと画質を測定し
たところ、表15に示すような結果(a−C:H:Fか
らなる表面保護層)が得られた。
【0154】
【表15】
【0155】画像流れは33℃、85%湿度の環境下で
8時間放置し、その画質を3段階にて評価し、○印は画
像変化がまったくない場合であり、△印は一部画像が流
れた場合であり、×印は全面にわたって画像が流れた場
合である。
【0156】画質は3段階にて評価し、黒ベタ、白ベタ
およびハーフトーン画像にて評価し、○印は黒ベタ濃度
・白ベタにおいてかぶりにまったく問題なく、また、ハ
ーフトーン画像にスジがまったく発生していない場合で
あり、△印はハーフトーン画像の一部にスジが発生して
いる場合であり、×印はハーフトーン画像の全面にわた
ってスジが発生している場合である。
【0157】表15に示す結果から明らかなとおり、試
料C、D、E、Fが優れていることで、フッ素含有量を
12〜30原子%にするとよい。
【0158】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の感光体の製法に
よれば、有機感光層を塗布形成し、この有機感光層上に
グロー放電法によりフッ素含有のアモルファスシリコン
カーバイド(a−SiC)もしくはアモルファスカーボ
ン(a−C)からなる表面保護層を作製するに当り、シ
リコンカーバイド(SiC)もしくはカーボン(C)か
らなるアモルファス層を成膜形成し、ついでアモルファ
ス層に対しフッ素を含むガスをプラズマ化してエッチン
グ処理すると同時に、膜内に含有させる工程を経て、水
素含有量を25〜70原子%、フッ素を12〜30原子
%含有した表面保護層を形成したことで、優れた耐刷性
が得られ、紙などでもって擦れる度合いが著しく低減
し、しかも、感光体加熱用のヒーターを設けない程度に
まで表面の疎水性を高めて、画像流れが発生しなくな
り、さらに電位特性のバラツキがなくなり、その結果、
高耐久性、高性能、高信頼性、かつ低コストの感光体が
提供できた。
【0159】本発明の画像形成装置は、上記本発明の感
光体を装着することで、感光体用のヒーターを設けなく
てもよく、これにより、構造上簡単となり、製造歩留り
が向上し、さらに部品点数が少なくなることで優れた耐
久性が得られ、その結果、低コストかつ高信頼性の画像
形成装置が提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施形態に係る感光体の層構成を示す断
面図である。
【図2】本発明の画像形成装置の概略図である。
【図3】(イ)、(ロ)、(ハ)および(ニ)は本発明
に係る表面保護層の形成方法を示す工程図である。
【図4】(イ)、(ロ)および(ホ)は本発明に係る表
面保護層の他の形成方法を示す工程図である。
【符号の説明】
1、8・・・感光体 2・・・導電性基板 3・・・有機感光層 4・・・表面保護層 4a・・・アモルファス層 4b・・・アモルファス層4aのフッ素未侵入領域 4c・・・アモルファス層4aのフッ素化領域 4d・・・アモルファス層のエッチング領域 7・・・画像形成装置 9・・・コロナ帯電器 10・・・露光器 12・・・現像機 14・・・転写器
フロントページの続き (72)発明者 中嶋 宏幸 滋賀県八日市市蛇溝町長谷野1166番地の6 京セラ株式会社滋賀工場八日市ブロック 内 (72)発明者 宮本 栄一 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラミタ株式会社内 Fターム(参考) 2H035 CA01 CB02 CB03 2H068 AA02 CA03 CA05 CA60 EA24 EA32 FA01 FA25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性基板上に有機感光層を塗布形成し、
    この有機感光層上にグロー放電法によりアモルファスシ
    リコンカーバイドもしくはアモルファスカーボンからな
    るアモルファス層を成膜形成し、ついで該アモルファス
    層に対しフッ素を含むガスをプラズマ化してエッチング
    処理すると同時に、膜内に含有させる工程を経て、水素
    含有量を25〜70原子%、フッ素を12〜30原子%
    含有する表面保護層を形成せしめたことを特徴とする感
    光体の製法。
  2. 【請求項2】前記工程の基板温度を80〜150℃に設
    定したことを特徴とする請求項1記載の感光体の製法。
  3. 【請求項3】導電性基板上に有機感光層を塗布形成し、
    この有機感光層上に基板温度が80〜150℃のグロー
    放電法によってフッ素と水素とを含むアモルファスシリ
    コンカーバイドもしくはアモルファスカーボンからなる
    表面保護層を形成したことを特徴とする感光体の製法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の製法により得られた感光体
    と、この感光体の表面に電荷を付与する帯電手段と、感
    光体の帯電領域に対して光照射する露光手段と、これら
    帯電手段と露光手段とにより感光体表面に形成された静
    電潜像に対してトナー像を感光体の表面に形成する現像
    手段と、上記トナー像を被転写材に転写する転写手段
    と、転写後に感光体表面の残留トナーを除去するクリー
    ニング手段とを配設した画像形成装置。
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