JP2003195426A - 写真プリント及び写真プリント装置 - Google Patents

写真プリント及び写真プリント装置

Info

Publication number
JP2003195426A
JP2003195426A JP2001394308A JP2001394308A JP2003195426A JP 2003195426 A JP2003195426 A JP 2003195426A JP 2001394308 A JP2001394308 A JP 2001394308A JP 2001394308 A JP2001394308 A JP 2001394308A JP 2003195426 A JP2003195426 A JP 2003195426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
service information
photographic
photosensitive material
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001394308A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Tsuzawa
義行 津澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001394308A priority Critical patent/JP2003195426A/ja
Publication of JP2003195426A publication Critical patent/JP2003195426A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ自身が楽しむ範囲を超えて活用できる
写真プリント及び写真プリント装置を提供する。 【解決手段】 写真プリント54は、写真画像50と、
サービス情報画像52とが合成された合成画像56が記
録されている。サービス情報画像52が記録されるサー
ビス情報領域には、商品の広告情報等、写真のタイトル
などのユーザ自身が楽しむ範囲を超えて活用できるよう
な情報が記録される。また、写真画像50が記録された
写真画像領域とサービス情報領域との境界は、容易に切
り離し可能となるように、ミシン目等の切れ目58が形
成されている。これにより、写真プリントをコンサート
等のチケットとしても使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真プリント及び
写真プリント装置に係り、より詳しくは、入力画像をデ
ジタル露光により感光材料に記録する写真プリント及び
写真プリント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真プリントの画像領域外の
一部に文字や絵柄等を記録することができる装置が提案
されている。例えば、特開2000−232572号公
報には、写真プリントの画像領域以外にタイトル領域を
設け、このタイトル領域に文字や絵柄等の線画像を記録
することができる装置が記載されている。
【0003】また、特開平11−327061号公報に
は、写真プリントの一部に余白領域を形成し、この余白
領域に文字やキャラクタ等を記録することができる装置
が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は、撮影年月日等の撮影に関する情報や、ユーザ
が指定したタイトルや絵柄等のユーザのみが個人的に楽
しむための情報がタイトル領域や余白領域に記録される
だけであり、ユーザ自身が楽しむ範囲を超えて活用でき
るものではなかった。
【0005】本発明は、ユーザ自身が楽しむ範囲を超え
て活用できる写真プリント及び写真プリント装置を新た
に提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明の写真プリントは、写真画像が
記録された写真画像領域と、サービス情報が記録された
サービス情報領域と、を同一面上に備えたことを特徴と
する。
【0007】サービス情報は、例えば商品の広告情報
等、写真のタイトル等のように、ユーザ自身が写真につ
いてのみ楽しむ範囲を超えて活用できる情報である。こ
のため、サービス情報が商品の広告情報等の場合には、
広告主から見れば写真プリントを通じてユーザに対して
商品等の広告を行うことができ、ラボにおいては、写真
プリントサービスの他に広告代理事業を展開することが
可能となり、広告主から広告料がラボに対して支払われ
れば、ユーザに対する写真プリント代金の割引等も可能
となり、顧客満足度を向上させることができる。このよ
うに、写真プリントを情報発信媒体として活用すること
ができる。
【0008】請求項2記載の発明の写真プリントは、前
記写真画像領域と、前記サービス情報領域との境界に、
前記写真画像領域と前記サービス情報領域とを切り離し
可能にするための切れ目が形成されたことを特徴とす
る。
【0009】このように、写真画像領域とサービス情報
領域との境界に切れ目が形成されることにより、サービ
ス情報領域を容易に切り離すことができ、通常の写真プ
リントと同様に扱うことが可能となる。
【0010】請求項1記載の写真プリントは、請求項3
に記載したように、写真画像を入力するための入力手段
と、サービス情報を入力するためのサービス情報入力手
段と、前記写真画像と前記サービス情報とが合成された
合成画像を生成する合成手段と、前記合成画像を感光材
料に記録する画像記録手段と、を備えた写真プリント装
置により作成することができる。
【0011】入力手段は、例えば写真フィルムに記録さ
れた写真画像を読み取るためのスキャナや、デジタルカ
メラ等で撮影した写真画像を入力する場合には、スマー
トメディア等の記録媒体に記録された写真画像を読み取
るための読取装置を用いることができる。
【0012】サービス情報入力手段は、ユーザの操作に
よりサービス情報を入力するための操作手段や、予めサ
ービス情報が記憶された記憶手段からサービス情報を読
み出すための読み出し手段等を用いることができる入力
された写真画像とサービス情報とは、合成手段により合
成され、画像記録手段によって感光材料に記録される。
画像記録手段は、例えばデジタル走査露光により合成画
像を感光材料に記録する。このようにして作成された写
真プリントは、サービス情報が付加されているため、情
報発信媒体として活用することができる。
【0013】また、請求項2記載の写真プリントは、請
求項4に記載したように、前記写真画像が記録された写
真画像領域と前記サービス情報が記録されたサービス情
報領域との境界に、前記写真画像領域と前記サービス情
報領域とを切り離し可能にするための切れ目を形成する
切れ目形成手段をさらに備えた写真プリント装置により
作成することができる。
【0014】このように、写真画像領域とサービス情報
領域との境界に切れ目が形成されることにより、サービ
ス情報領域を容易に切り離すことができ、通常の写真プ
リントと同様に扱うことが可能となる。
【0015】また、請求項5に記載したように、前記合
成手段は、前記感光材料の提供サイズの画像領域につい
て、前記写真画像を当てはめた余白部分に、前記サービ
ス情報を当てはめた合成画像を形成することができる。
【0016】すなわち、感光材料の提供サイズよりも写
真画像のサイズが小さい場合には、感光材料に写真画像
を当てはめた場合に余白部分が形成されるため、この余
白部分に、サービス情報を当てはめる。これにより、感
光材料と写真画像のサイズが異なることによって生じる
余白部分を有効に利用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態を説明する。本実施の形態では、写真画像と、
広告情報画像等のサービス情報とが合成された写真プリ
ントを作成する場合について説明する。
【0018】図1に、本発明が適用された写真プリント
装置10の概略構成を表すブロック図を示した。図1に
示される写真プリント装置10は、主に、写真フィルム
に撮影された画像を光電的に読み取るスキャナ12と、
読み取られたデジタル画像データを仕上がりプリントサ
イズに応じた電子変倍処理を含む様々な画像処理等を行
うと共に、画像処理済のデジタル画像データと、広告情
報画像データなどのサービス情報データと、を合成し
て、使用する感光材料Pに応じた仕上がりプリントサイ
ズに相当する出力用の合成画像データを出力する画像処
理装置14と、画像処理装置14から出力された合成画
像データに応じて変調された光ビームで、ロール状長尺
の感光材料Pが所定サイズに予めカットされたシート状
感光材料P又は所定間隔のカットマークのみが形成され
た長尺の感光材料Pをそのまま画像走査露光し、現像処
理して写真プリントとして出力するプリンタ16とを有
する。
【0019】画像処理装置14は、画像データに対して
カラーバランス、色濃度調整、階調調整、電子変倍、シ
ャープネス強調、覆い焼きなどを含む種々の画像処理を
行う画像処理部18と、例えばサービス情報記憶部20
に記憶されたサービス情報データと画像処理済のデジタ
ル画像データとを合成して両者の合成画像データを出力
する画像合成部22を含んでいる。写真プリント装置1
0全体や各装置の操作及び制御は、制御部24によって
行われる。
【0020】制御部24は、CPUやROM,RAM等
を含んで構成されている。制御部24には、様々な条件
の入力(設定)、処理の選択や指示、色や濃度の補正な
どの指示等を入力するためのキーボード26a及びマウ
ス26bを有する操作手段26と、手書きの文字や絵柄
を読み込むハンドスキャナ28、写真フィルムからスキ
ャナ12で読み取られた画像、各種の操作指示、様々な
条件の設定や登録画面等を表示するディスプレイ(CR
T)30、及びサービス情報データが記憶されたサービ
ス情報記憶部20が接続される。なお、制御部24は、
画像処理装置14内に設けられていてもよい。
【0021】また、本発明の写真プリント装置10にお
いては、制御部24は、画像処理部18によって処理さ
れたデジタル画像データ及びサービス情報記憶部20に
記憶されたサービス情報データとから合成された合成画
像がプリンタ16においてデジタル画像走査露光によっ
て記録される感光材料Pの、主走査方向の長さに対して
副走査搬送方向の長さを決定する機能も有する。
【0022】なお、本実施形態においては、感光材料P
の主走査方向の長さは、図2(A)に示すように、後述
するようなプリンタ16の感光材料供給部36に装填さ
れる長尺状の感光材料Pのサイズ、すなわち幅によって
自動的に決定される。ここで、感光材料Pの副走査搬送
方向の長さを決定するために制御部24に送られるデジ
タル画像データやサービス情報データには、画像の色や
濃度に関するデータの他に、プリントサイズ等の情報
や、その他の付属情報も含まれる。制御部24で決定さ
れた感光材料Pの副走査搬送方向の長さはプリンタ16
に送られる。
【0023】プリンタ16では、制御部24からの指示
を受けて、後述するように、カッタ32が、決定された
副走査搬送方向の長さに感光材料Pを予めカットすると
共に、デジタル画像データが記録される写真画像領域と
サービス情報が記録されるサービス情報領域との境界が
切り離し可能となるように切れ目(例えばミシン目)を
形成する。
【0024】感光材料搬送手段33は、カットされたシ
ート状の感光材料Pを画像記録部38に搬送する。な
お、このとき、カッタ32及び感光材料搬送手段33の
代わりに、図2(B)に示すように、カットマークを記
録するためのコマパンチ(穿孔機)34及び感光材料搬
送手段35を設けて、感光材料Pを実際にカットせず
に、カットすべき位置にカットマークを形成するのみ
で、すなわちパンチ孔を穿孔して長尺のままプリンタ1
6内を搬送し、プリンタ16において画像記録および現
像処理を行って、最後にカットするようにしてもよい。
【0025】スキャナ12は、フィルム等に撮影された
画像を1コマずつ光電的に読み取る装置である。スキャ
ナ12においては、光源から射出され、光量調整、色調
整および均一拡散された読取光が、所定の読取位置に保
持されたフィルムの1コマの画像に入射して透過するこ
とにより、フィルムに撮影されたこのコマの画像を担持
する投影光が得られる。この投影光はCCDセンサによ
り受光され、その出力信号がアンプで増幅され、A/D
変換されてデジタル入力画像データとされた後、画像処
理部18へ送られる。画像処理部18では、このデジタ
ル入力画像データに種々の画像処理を行う。
【0026】ところで、APSフィルムには、幅方向の
両端に磁気トラックが形成され、ここに、撮影日時や画
像のタイトル等の情報を記録することができる。このた
め、APSフィルム対応の写真プリント装置10の場合
には、このような磁気情報を読み取る読取ヘッドがスキ
ャナ12に設けられている。
【0027】プリンタ16は、図2(A)に示すよう
に、感光材料供給部36と、カッタ32と、感光材料搬
送手段33と、画像記録部38と、現像装置(感光材料
処理装置、単にプロセッサともいう)40とを有してい
る。
【0028】感光材料供給部36には、ロール状に巻か
れた長尺状の感光材料Pを遮光性の箱体に収納した感光
材料マガジン36aが装填され、感光材料マガジン36
aの内外においてその感光材料出口の近傍には感光材料
Pを引き出すための引出ローラ対36bが配置される。
【0029】カッタ32は、上述したように、制御部2
4からの指示を受けて、引出ローラ対36bによって感
光材料マガジン36aから引き出された長尺の感光材料
Pを制御部24で決定された副走査搬送方向の長さに予
めカットすると共に、デジタル画像データが記録される
写真画像領域とサービス情報が記録されるサービス情報
領域との境界が切り離し可能となるように切れ目(例え
ばミシン目)を形成する機能を有する。カッタ32は、
例えばレーザビームを照射することでカットしたり所定
間隔の切れ目を入れる非接触型のカッタとしてもよい
し、カット刃を用いた接触型のカッタとしてもよい。
【0030】なお、感光材料Pをカットするカッタと切
れ目を形成するための切れ目形成手段とが分離された構
成としてもよく、この場合、切れ目形成手段は任意の位
置に設けることができ、例えば現像装置40の後に切れ
目形成手段を設け、現像処理後に切れ目を形成するよう
にしてもよい。
【0031】カッタ32によって所定長にカットされる
と共に写真画像領域とサービス情報領域との境界に切れ
目(例えばミシン目)が形成された感光材料Pは、多数
の搬送ローラ対33aや搬送ガイドなどからなる感光材
料搬送手段33によって搬送されるが、その途中で、裏
印字プリンタ33bによる裏印字情報の記録等が行わ
れ、画像記録部38に搬送される。
【0032】画像記録部38による画像露光後、振分装
置33cによる露光済の感光材料Pの主走査方向への振
り分け等が行われて、露光済の感光材料Pは、感光材料
搬送手段33によって現像装置40へ搬送される。
【0033】画像記録部38は、露光ユニット38a及
び走査搬送手段38bを有するもので、走査搬送手段3
8bによって感光材料Pを副走査方向に搬送しつつ、露
光ユニット38aから射出される、画像合成部22で合
成されたデジタル合成画像データによって変調された光
ビームで副走査搬送方向と略直角な主走査方向に走査す
ることにより、感光材料Pを2次元的に走査露光して潜
像を記録する。
【0034】露光ユニット38aは、それぞれ記録され
るべき合成画像データに応じて変調され、主走査方向に
偏向された3原色の露光に対応する3種の光ビームで感
光材料P上を走査露光して、感光材料Pに合成画像の潜
像を形成するものであり、3種の光ビームを射出する3
種の光源、3種の光ビームの変調手段、ポリゴンミラー
等の光偏向器、fθレンズ、光路調整用のミラー等を有
する、公知の光ビーム走査装置である。
【0035】現像装置40は、画像記録部38によって
走査露光された露光済の感光材料Pに、現像、定着・漂
白、水洗などの湿式処理を行った後、乾燥、ソートを行
うもので、現像槽、定着・漂白槽および水洗槽などの湿
式処理槽と、乾燥機と、ソータ等を備えるものである。
このような現像装置としては、従来公知の感光材料処理
装置を用いることができる。このようなデジタルフォト
プリンタおよびその画像記録装置としては、本出願人の
出願に係る米国出願第09/048258号および同0
9/048263号に詳細に開示されている。
【0036】プリンタ16は、図2(A)に示すよう
に、長尺の感光材料Pを合成画像のサイズに予めカット
シートとした後に、デジタル走査露光するものに限定さ
れず、上述した図2(B)に示すように、長尺の感光材
料Pを合成画像のサイズに合わせて予めカットマークを
記録し、カットせずに長尺なままデジタル走査露光する
ものものであってもよい。すなわち、図2(B)に示す
プリンタ16bは、感光材料供給部36と、カットマー
ク記録手段として機能するコマパンチ34と、感光材料
搬送手段35と、画像記録部38とを備える画像記録装
置および現像装置(感光材料処理装置、単にプロセッサ
ともいう)40と、カッタ42とを有している。
【0037】図2(B)に示すプリンタ16bは、図2
(A)に示すプリンタ16のカッタ32および感光材料
搬送手段33の代わりにそれぞれコマパンチ34及び感
光材料搬送手段35を有し、さらにカッタ42を有して
いる以外は、全く同一であるので、同一の構成要素には
同一の番号を付し、その説明は省略する。
【0038】コマパンチ34は、上述したように、制御
部24からの指示を受けて、引出ローラ対36bによっ
て感光材料マガジン36aから引き出された長尺の感光
材料Pを制御部24で決定された副走査搬送方向の長さ
に応じて予めカットマークとなるパンチ孔を穿孔する。
コマパンチ34によって所定長のパンチ孔が穿孔された
長尺の感光材料Pは、多数の搬送ローラ対35aや搬送
ガイドなどからなる感光材料搬送手段35によってその
まま途中でカットされることなく搬送されるが、その途
中で、裏印字プリンタ35bによる裏印字情報の記録等
が行われ、画像記録部38に搬送される。
【0039】この時、画像露光前の、コマパンチ34に
よるパンチ孔の穿孔および裏印字プリンタ35bによる
裏印字などによって生じる振動や、画像露光後の現像装
置40への突入や、待機や種々の搬送上の振動などの画
像記録部38のデジタル走査露光への悪影響を避けるた
め、画像記録部38の2組の搬送ローラ対からなる走査
搬送手段38bの前後には、長尺状の感光材料Pのルー
プ35cが形成される。なお,カットマークは、コマパ
ンチ34によるパンチ孔に限定されず、本出願人に係る
特開平9−133973号に記載の裏印字プリンタによ
る印字カットマークなど種々のカットマークを用いるこ
とができる。
【0040】画像記録部38では、感光材料Pは、長尺
状のままデジタル走査露光される。画像走査露光後、露
光済の感光材料Pは、感光材料搬送手段33によって現
像装置40へ搬送され、現像装置40において現像等の
湿式処理及び乾燥処理が施される。そして、カッタ42
により現像・乾燥済の感光材料Pをパンチ孔に応じて合
成画像の仕上がりプリントサイズにカットし、ソート処
理を行う。
【0041】カッタ42は、上述したように、制御部2
4からの指示を受けて、引出ローラ対36bによって感
光材料マガジン36aから引き出された長尺の感光材料
Pを制御部24で決定された副走査搬送方向の長さに予
めカットすると共に、デジタル画像データが記録される
写真画像領域とサービス情報が記録されるサービス情報
領域との境界が切り離し可能となるように切れ目(例え
ばミシン目)を形成する。この場合、現像処理する前に
切れ目を形成する場合と比較して、現像処理中に現像液
等が染み込むのを防ぐことができる。
【0042】なお、カッタ42は、現像装置40内に設
けてもよい。このようなデジタルフォトプリンタ及びそ
の画像記録装置としては、本出願人の出願に係る上述の
特開平9−133973号および米国特許第57318
88号等に詳細に開示されている。
【0043】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0044】ここでは、通常のネガフィルムに、例えば
図3(A)に示すような写真画像50が撮影されている
ものとし、この写真画像50を定型サイズ、例えば、L
サイズ(s×t=89mm×127mm)としてプリン
トし、この写真画像50が記録された写真画像領域の一
方にのみ、具体的には感光材料Pの搬送方向の一方の側
のみに、例えば図3に示すようなサービス情報画像52
が記録されるサービス情報領域が付加された写真プリン
ト54を作成する場合について説明するが、本実施の形
態は、これに限定されず、感光材料Pの搬送方向の両側
にサービス情報領域が付加されていてもよく、感光材料
Pの搬送方向と直交する方向の少なくとも一方の側にサ
ービス情報領域が付加されるようにしてもよく、感光材
料Pの周囲にサービス情報領域が付加されるようにして
もよい。
【0045】図4には、制御部24で実行される制御ル
ーチンのフローチャートを示した。図4に示すように、
ステップ100では、制御部24は、スキャナ12にセ
ットされたネガフィルムに記録されたフィルム画像が読
み取られるように制御する。スキャナ12によって読み
取られたフィルム画像は、デジタル画像信号として画像
処理部18へ出力される。画像処理部18は、デジタル
画像信号に所定の画像処理を施し、画像処理済の画像デ
ータを作成する。
【0046】次のステップ102では、サービス情報記
憶部20に記憶されたサービス情報画像を読み出し、画
像合成部22へ出力する。
【0047】そして、次のステップ104で画像合成部
22により画像合成処理が施されるように制御し、作成
された合成画像をプリンタ16へ出力させる。これによ
り、画像合成部22では、画像処理部18から出力され
た例えば図3に示すような写真画像50とサービス情報
記憶部20から読み出されたサービス情報画像52とが
合成された合成画像56を作成する。
【0048】ここでは、写真画像50とサービス情報画
像52とを合成して、合成画像56を作成する際、感光
材料Pの搬送方向に沿って、予め規定された例えばLサ
イズ(図3(A)においてs×tで示されるサイズ)の
写真画像領域の後に、サービス情報画像52を記録する
サービス情報領域(図3(A)においてs×αで示され
る領域)を設けるようにする。この時、CPU24で
は、合成画像56のサイズからプリントサイズを決定
し、感光材料の副走査搬送方向(搬送方向)の長さを決
定する。なお、この時、感光材料の主走査方向の長さ
は、長尺の感光材料の幅に設定される。
【0049】従って、感光材料Pの搬送方向が図3
(A)に示す矢印A方向の場合には、幅s(89mm)
の長尺の感光材料Pが用いられるので、画像合成部22
においては、定型のLサイズ(s×t=89mm×12
7mm)の写真画像領域の短辺側にサイズs×αのサー
ビス情報領域が付加された、プリントサイズs×(t+
α)の写真プリント54を出力するための合成画像56
が生成されると共に、制御部24では、感光材料Pの搬
送方向の長さをt+α=(127+α)mmに決定す
る。なお、プリントサイズはこれに限られるものではな
く、例えばプリントサイズがLサイズとなるように、す
なわちs×(t+α)=89mm×127mmとなるよ
うにしてもよい。
【0050】また、感光材料Pの搬送方向が図3(B)
に示す矢印B方向の場合には、幅t(127mm)の長
尺の感光材料Pが用いられるので、画像合成部22にお
いては、定型のLサイズ(s×t=89mm×127m
m)の写真画像領域の長辺側にサイズα×tのサービス
情報領域が付加された、プリントサイズ(s+α)×t
の写真プリント54を出力するための合成画像56が生
成されると共に、制御部24では、感光材料Pの搬送方
向の長さをs+α=(89+α)mmに決定する。
【0051】サービス情報領域に記録されたサービス情
報画像52は、図3の例では、商品の広告情報を表して
いる。このように、広告情報をサービス情報として写真
プリントに付加することにより、ユーザに対して商品等
の広告を行うことができる。従って、ラボにおいては、
写真プリントサービスの他、広告代理事業を展開するこ
とが可能となり、広告主から広告料がラボに対して支払
われるようにすれば、ユーザに対する写真プリント代金
の割引等も可能となり、顧客満足度を向上させることが
できる。
【0052】なお、サービス情報領域に記録されるサー
ビス情報画像52は、キーボード26a等から入力され
た情報から生成してもよいし、ハンドスキャナ28で読
み込まれた画像を用いてもよく、フレキシブルディスク
などの記録媒体に記録された情報を用いてもよい。ま
た、インターネット等のネットワークに接続するための
接続装置を備えるようにし、広告主のホームページ等か
らダウンロードした情報を用いてもよい。。
【0053】作成された合成画像は、画像合成部22か
らプリンタ16へ出力され、画像走査露光を行うべく感
光材料Pの搬送が開始される。
【0054】ステップ104では、感光材料Pをカット
すると共に写真プリントに切れ目を形成する制御が行わ
れる。感光材料Pの搬送方向の長さを示すデータは、制
御部24からプリンタ16のカッタ32および感光材料
搬送手段33へ送られる。プリンタ16においては、図
2(A)に示すように、カッタ32が感光材料マガジン
36aから引き出された感光材料Pを、制御部24にお
いて決定された長さに切断すると共に、図3(A)に示
すように、写真画像50が記録された写真画像領域とサ
ービス情報画像52が記録されたサービス情報領域との
境界が容易に切り離し可能となるように切れ目(例えば
ミシン目)58を形成する。これにより、ユーザは、サ
ービス情報画像52が記録されたサービス情報領域が不
要な場合には、これを写真画像50が記録された写真画
像領域から切り離し、写真画像だけをアルバムへ収容す
ることができる。
【0055】そして、プリントサイズに応じた所定サイ
ズのカットシートとした後、感光材料搬送手段33が、
感光材料Pを画像記録部38に搬送する。
【0056】ステップ108では、感光材料Pに対する
画像走査露光処理が行われるようにプリンタ16を制御
する。これにより画像記録部38において、画像走査露
光が行われる。画像記録部38では、合成画像データに
応じてシート状の感光材料Pを一回の工程でデジタル走
査露光して、感光材料Pに潜像を形成する。こうして、
合成画像の潜像が形成された露光済の感光材料Pを感光
材料搬送手段33によって現像装置40に搬送する。
【0057】次に、ステップ110で現像処理を施し
て、仕上がりプリントを作成する。なお、プリンタ16
においては、カッタ32及び感光材料搬送手段33の代
わりに、図2(B)に示すように、コマパンチ34及び
感光材料搬送手段33を設けるとともに現像装置40の
最後にカッタ42を設け、長尺の感光材料Pにコマパン
チ34によってパンチ孔(カットマーク)を穿孔するだ
けでカットすることなく長尺のまま感光材料Pを感光材
料搬送手段35により画像記録部38に搬送し、一回の
工程でデジタル走査露光した後、デジタル走査露光され
た露光済感光材料Pは、現像装置40で現像および乾燥
された後、カッタ42によってカットすると共に、切れ
目58を形成するようにしてもよい。この場合でも走査
露光は一回の工程で行われる。
【0058】このように、写真プリントに広告情報など
を付加することができるため、写真プリントを情報発信
媒体として活用することができ、写真プリントの付加価
値を高めることができる。また、ラボが広告代理事業を
展開したり、広告主からの広告料などにより写真プリン
トの手数料を割り引きしたりすることも可能になり、単
にタイトルを記録するような場合のようにユーザ自身が
楽しむ範囲を超えた写真プリントの活用が可能となる。
【0059】なお、サービス情報領域に記録する情報又
は機能としては、広告情報の他に、くじ等のおまけ機能
やクーポン等がある。くじの場合には、スクラッチ層を
さらに設けるようにしてもよい。また、写真画像の画像
属性(絞り、シャッタスピード、補正露光条件、トリミ
ング位置等)等の管理情報を記録するようにしてもよ
い。これにより、写真画像領域から切り離された管理情
報が記録されたサービス情報記録領域の半券を用いて焼
き増し注文することにより、容易に焼き増し処理するこ
とができ、コストダウンを図ることができると共に納期
の短縮を図ることができる。また、件全体情報(「遠
足」や「発表会」、「風景画で30分おきの定点写真」
等の写真のジャンルを表す情報等)、仕分け・ソート・
整理情報(写真を分類するためのNo、コマ情報等)な
どの管理情報を記録するようにしてもよい。
【0060】また、写真プリントを例えばコンサート等
のチケットとして使用することも可能である。この場
合、写真画像と座席No等の情報を一括してプリントす
ることができるため、簡単にチケットを作成することが
可能となる。
【0061】さらに、サービス情報領域を余白にしてお
き、後でサービス情報を例えば熱転写等の方法によりプ
リントするようにしてもよい。
【0062】なお、上記では、写真フィルムに記録され
た画像を読み取って写真プリントを作成する場合につい
て説明したが、デジタルカメラで撮影した写真画像をプ
リントする場合にも本発明を適用可能である。この場
合、スマートメディアやメモリースティック、コンパク
トフラッシュ(R)等の記録媒体に記録された写真画像
を読み取る読取装置を設け、この読取装置により読み取
った写真画像について上記と同様の処理を行えばよい。
【0063】ところで、図5に示すように、図中矢印P
方向に搬送される長尺状の感光材料Pの短辺方向が写真
画像領域60の長辺方向と一致するようにした方が、感
光材料Pの短辺方向が写真画像領域60の短辺方向と一
致する場合と比較して、より多くの写真プリントを作成
することができるが、感光材料Pの短辺の長さ、すなわ
ち幅t0よりも写真画像領域60の長辺の長さt1が小
さい場合には、幅αの余白領域62が形成されることと
なる。従って、この余白領域62にサービス情報画像を
記録すれば、感光材料Pを無駄にすることなく効率的に
利用することができる。
【0064】そこで、感光材料Pのサイズ(例えば幅)
よりも写真画像のサイズ(例えば長辺方向の長さ)が小
さいか否かを検出し、感光材料Pのサイズよりも写真画
像のサイズが小さい場合には、感光材料Pに写真画像を
当てはめた場合に形成される余白部分に、サービス情報
画像を当てはめるようにしてもよい。
【0065】これにより、感光材料Pのサイズよりも写
真画像のサイズが小さい場合でも、余白部分を有効に利
用することができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザ自身が楽しむ範囲を超えた写真プリントの活用が
可能となる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施形態に係る写真プリント装置の概略
構成図である。
【図2】プリンタの概略構成図である。
【図3】写真プリントの一例を示す概念図である。
【図4】本実施形態に係る制御ルーチンのフローチャー
トである。
【図5】感光材料Pに形成される余白部分について説明
するための図である。
【符号の説明】
10 写真プリント装置 12 スキャナ(入力手段) 14 画像処理装置 16 プリンタ 18 画像処理部 20 サービス情報記憶部 22 画像合成部(合成手段) 24 制御部(サービス情報入力手段) 26 操作手段(サービス情報入力手段) 28 ハンドスキャナ(サービス情報入力手段) 32 カッタ(切れ目形成手段) 33 感光材料搬送手段 36 感光材料供給部 38 画像記録部 40 現像装置 50 写真画像 52 サービス情報画像 54 写真プリント 56 合成画像

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真画像が記録された写真画像領域と、
    サービス情報が記録されたサービス情報領域と、を同一
    面上に備えた写真プリント。
  2. 【請求項2】 前記写真画像領域と、前記サービス情報
    領域との境界に、前記写真画像領域と前記サービス情報
    領域とを切り離し可能にするための切れ目が形成された
    ことを特徴とする請求項1記載の写真プリント。
  3. 【請求項3】 写真画像を入力するための入力手段と、 サービス情報を入力するためのサービス情報入力手段
    と、 前記写真画像と前記サービス情報とが合成された合成画
    像を生成する合成手段と、 前記合成画像を感光材料に記録する画像記録手段と、 を備えた写真プリント装置。
  4. 【請求項4】 前記写真画像が記録された写真画像領域
    と前記サービス情報が記録されたサービス情報領域との
    境界に、前記写真画像領域と前記サービス情報領域とを
    切り離し可能にするための切れ目を形成する切れ目形成
    手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3記載の写
    真プリント装置。
  5. 【請求項5】 前記合成手段は、前記感光材料の提供サ
    イズの画像領域について、前記写真画像を当てはめた余
    白部分に、前記サービス情報を当てはめた合成画像を形
    成することを特徴とする請求項3又は4記載の写真プリ
    ント装置。
JP2001394308A 2001-12-26 2001-12-26 写真プリント及び写真プリント装置 Pending JP2003195426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001394308A JP2003195426A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 写真プリント及び写真プリント装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001394308A JP2003195426A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 写真プリント及び写真プリント装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003195426A true JP2003195426A (ja) 2003-07-09

Family

ID=27601077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001394308A Pending JP2003195426A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 写真プリント及び写真プリント装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003195426A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006023682A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Noritsu Koki Co Ltd 写真プリントシステム
JP2006145806A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Noritsu Koki Co Ltd 写真プリントシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006023682A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Noritsu Koki Co Ltd 写真プリントシステム
JP2006145806A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Noritsu Koki Co Ltd 写真プリントシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10117262A (ja) 画像処理装置
JP2006247927A (ja) 画像記録装置およびその較正方法
JP2003195426A (ja) 写真プリント及び写真プリント装置
JP2000241914A (ja) ディジタル画像を印刷するための方法及び装置
JPH10210208A (ja) 画像再生装置およびこれを用いた画像再生システム
JP2000246961A (ja) ディジタル画像を印刷する方法及び装置
JP3440211B2 (ja) 画像読取再生装置および方法
JP2002019195A (ja) 画像処理装置及びこれを用いたカストマイズプリントシステム
JP3908216B2 (ja) プリントシステム
US6559923B2 (en) Image reproducing apparatus which performs the same processing on image data to be displayed as image data to be printed
US6373996B2 (en) Apparatus and method for reading and reproducing image
JP2001235802A (ja) プリントシステム
JPH11202418A (ja) デジタルフォトプリンタ
JP3891232B2 (ja) 画像再生装置
JP2006115155A (ja) 画像処理装置およびその画像処理装置を備える画像形成システム
JP2710722B2 (ja) 写真プリンタ及びミニラボ装置
JP2006115366A (ja) 写真処理装置
JP2000010207A (ja) プリントシステム
JP2006058673A (ja) 画像形成装置
JPH11243462A (ja) 画像記録方法および画像記録装置
JPH11288044A (ja) 写真プリント装置
JPH1042246A (ja) 画像処理装置
JP2002156710A (ja) 印字装置を備えた写真処理装置
JPH1013595A (ja) 画像記録装置
JPH0996873A (ja) 画像記録方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050705

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051018