JP3440211B2 - 画像読取再生装置および方法 - Google Patents

画像読取再生装置および方法

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JP3440211B2
JP3440211B2 JP00564799A JP564799A JP3440211B2 JP 3440211 B2 JP3440211 B2 JP 3440211B2 JP 00564799 A JP00564799 A JP 00564799A JP 564799 A JP564799 A JP 564799A JP 3440211 B2 JP3440211 B2 JP 3440211B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムに撮影さ
れた画像を光電的に読み取り、所定の画像処理を施し、
線画像データと合成して出力用合成画像データとし、感
光材料を一回の工程で走査露光して、合成画像を記録す
る画像読取再生装置および画像読取再生方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、単にフィルムという。)に
撮影された画像の印画紙等の感光材料への焼き付けは、
フィルムの画像を感光材料に投影して感光材料を面露光
する、いわゆる直接露光(アナログ露光)によって行わ
れていた。
【0003】このとき、感光材料を所定サイズに切断し
たカットシートを投影光に対し適正に保持するという技
術的必要性から、カットシートにマスクを付けて、その
周囲を保持していたため、仕上りプリントにおいて、画
像の周囲に露光されない白縁となる領域が必然的に存在
していた。
【0004】そこで、この白縁領域に、リスフィルム等
を用いた多重露光によって撮影年月日やCI(コーポレ
ートアイデンティティ)マーク等を焼き付けることが行
われていた。この白縁領域への文字やマーク等の焼き付
けは、フィルムからの画像露光とは別に、感光材料の画
像焼付領域を専用マスクにより遮光してリスフィルムを
用いた露光によって行う必要があり、極めて手間のかか
る多重露光によらねばならなかった。
【0005】その後、技術革新により、カットシートの
場合には、真空吸引して露光台上に保持したり、ロール
状の感光材料が切断されず長尺のまま露光される場合に
は、張力によって露光台上に保持する等の方法が採られ
るようになって、マスクが不要となり、白縁のない写真
が主流となった。
【0006】また、近年、フィルムに記録された画像情
報を光電的に読み取り、これをデジタル画像データ化し
て種々のデジタル画像処理を施した後に画像の記録を行
う、デジタル露光を利用したデジタルフォトプリンタが
実用化されている。このようなデジタルフォトプリンタ
では、画像データ処理によって、文字の画像データを生
成し、フィルムに撮影された画像の画像データと組み合
わせることによって、フィルムに撮影された画像に文字
を合成した画像(画像データ)を生成し、これを用いて
露光を行うことができるため、従来のリスフィルム等に
よる撮影年月日等の定型文よりもはるかに自由な文を写
真表面に記録することができる。
【0007】さらに、近頃発表された新写真システム
(APS=Advanced Photo System)では、フィルムに形
成された磁気記録媒体に各種の情報を記録することがで
きるようになっている。この磁気情報の中には、画像の
タイトル等が含まれており、ラボ店等における焼付時に
磁気情報を読み取って、従来から記録されている撮影日
等に加え、タイトル等もプリント表面の画像中に記録す
ることができるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のリスフィルムを用いて、プリントの白縁に文字を入
れる方法では、フィルムによる写真画像の焼付の他に、
文字等線画像専用のリスフィルムによる文字等線画像の
焼付の多重露光を行う必要があるし、そのためには専用
のマスクが必要であるし、リスフィルムを画像毎に作製
する必要がある。特に、このリスフィルムを作製するに
は、各件毎に版下を作製し、露光、現像を行う必要があ
るため、その修正が大変で、面倒であるという問題があ
った。
【0009】また、前記デジタルフォトプリンタによ
り、あるいは前記APSを用いることにより、ある程度
自由に文字を写真表面に入れることはできるが、画像中
に文字を入れると、背景画像によっては文字が見ずらか
ったり、逆に、文字が画像の邪魔になったりして、製品
品質上問題があり、ユーザによっては画像中に文字を入
れるのを嫌う場合があった。
【0010】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たものであり、画像の邪魔にならないように、しかも簡
単に、文字や絵柄をユーザの指定に応じてプリント表面
に入れることのできる画像読取再生装置および方法を提
供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第1の態様は、フィルムに撮影された画像
を光電的に読み取り、デジタル入力画像データを得る画
像読取手段と、前記入力画像データに所定の画像処理を
施して画像処理済画像データを得る画像処理手段と、文
字および絵柄の少なくとも一つを含む線画像のデジタル
線画像データを取得する線画像取得手段と、感光材料
に、前記フィルムに撮影された画像を記録するための画
像領域とこの画像領域以外にタイトル領域とを設け、こ
のタイトル領域に前記線画像が記録されるように、前記
画像処理済画像データと前記線画像データとを合成し
て、出力用画像合成データを作成する画像合成手段と、
前記出力用合成画像データに応じて前記感光材料を一回
の工程で走査露光し、前記感光材料に合成画像を記録す
る画像記録手段とを有し、 さらに、前記画像処理済画像
データに応じて前記画像が記録される前記画像領域の前
記感光材料の長手方向の長さ、および、前記線画像デー
タに応じて前記線画像が記録される前記タイトル領域の
前記感光材料の長手方向の長さから、前記合成画像を記
録する感光材料の搬送方向(感光材料の長手方向であ
り、副走査搬送方向でもある:以下、副走査搬送方向と
もいう)の長さを決める画像サイズ決定手段と、 この決
定された長さに長尺の感光材料を予めカットする感光材
料カット手段と、カットされた前記感光材料を前記画像
記録手段に搬送する搬送手段とを有することを特徴とす
る画像読取再生装置を提供するものである。
【0012】
【0013】また、本発明は、フィルムに撮影された画
像を光電的に読み取り、デジタル入力画像データを得る
画像読取手段と、 前記入力画像データに所定の画像処理
を施して画像処理済画像データを得る画像処理手段と、
文字および絵柄の少なくとも一つを含む線画像のデジタ
ル線画像データを取得する線画像取得手段と、 感光材料
に、前記フィルムに撮影された画像を記録するための画
像領域とこの画像領域以外にタイトル領域とを設け、こ
のタイトル領域に前記線画像が記録されるように、前記
画像処理済画像データと前記線画像データとを合成し
て、出力用合成画像データを作成する画像合成手段と、
前記出力用合成画像データに応じて前記感光材料を一回
の工程で走査露光し、前記感光材料に合成画像を記録す
る画像記録手段とを有し、さらに、前記画像処理済画像
データに応じて前記画像が記録される前記画像領域の前
記感光材料の長手方向の長さ、および前記線画像デー
タに応じて前記線画像が記録される前記タイトル領域
前記感光材料の長手方向の長さから、前記合成画像を記
録する感光材料の長手方向の長さを決める画像サイズ決
定手段と、この決定された長さ毎に長尺の感光材料に予
めカットマークを形成するカットマーク形成手段と、こ
のカットマークが形成された前記長尺の感光材料を前記
画像記録手段に搬送する搬送手段とを有することを特徴
とする画像読取再生装置を提供するものである。
【0014】ここで、前記線画像取得手段が、前記線画
像のデジタル線画像データを生成する線画像生成手段を
有するのが好ましい。また、前記文字および絵柄の少な
くとも1つが少なくとも手書きのものを含む場合、前記
線画像取得手段が、前記線画像を光電的に読み込み、デ
ジタル線画像データを得る線画像読込手段を有するのが
好ましいか、または、前記線画像の一部の線画像のデジ
タル線画像データを生成する線画像生成手段と、前記線
画像の他部の前記少なくとも手書きのものを含む線画像
を光電的に読み込み、デジタル線画像データを得る線画
像読込手段を有するのが好ましい。また、前記タイトル
領域は、前記画像領域の一方にのみ、または前記画像領
域の両側に、もしくは前記画像領域の周囲に、すなわち
前記画像領域の少なくとも一方の側に設けられるのが好
ましい。また、前記画像領域の前記感光材料の長手方向
の長さは、前記感光材料の幅によって定まる定型の画像
領域を与える長さであるのが好ましい。
【0015】また、本発明は、上記画像読取再生装置で
あって、さらに、前記画像処理手段、画像読取手段、線
画像取得手段、画像合成手段および画像記録手段を制御
し、さらには、必要に応じて、画像サイズ決定手段と、
感光材料カット手段および搬送手段と、カットマーク形
成手段および搬送手段とを制御する制御手段を有するこ
とを特徴とする画像読取再生装置を提供するものであ
る。
【0016】また、本発明の第2の態様は、フィルムに
撮影された画像を光電的に読み取り、デジタル入力画像
データを得、前記入力画像データに所定の画像処理を施
して画像処理済画像データを得、文字および絵柄の少な
くとも一つを含む線画像のデジタル線画像データを取得
し、感光材料に、前記フィルムに撮影された画像を記録
するための画像領域とこの画像領域以外にタイトル領域
とを設け、このタイトル領域に前記線画像が記録される
ように、前記画像処理済画像データと前記線画像データ
とを合成して、前記感光材料に合成画像を記録するため
出力用合成画像データを作成するとともに、 前記画像
処理済画像データと前記線画像データとを合成する時
に、前記画像処理済画像データに応じて記録される前記
画像領域の前記感光材料の長手方向の長さ、および、前
記線画像データに応じて前記線画像が記録される前記タ
イトル領域の前記感光材料の長手方向の長さから、前記
合成画像を記録する感光材料の長手方向の長さを決定
し、 この決定された長さに長尺の感光材料を予めカット
し、 このカットされた前記感光材料を画像記録手段に搬
送して、 前記画像記録手段において、前記予めカットさ
れた感光材料を前記出力用合成画像データに応じて一回
の工程で走査露光し、前記予めカットされた感光材料に
前記合成画像を記録することを特徴とする画像読取再生
方法を提供するものである。
【0017】
【0018】また、本発明は、フィルムに撮影された画
像を光電的に読み取り、デジタル入力画像データを得、
前記入力画像データに所定の画像処理を施して画像処理
済画像データを得、 文字および絵柄の少なくとも一つを
含む線画像のデジタル線画像データを取得し、 感光材料
に、前記フィルムに撮影された画像を記録するための画
像領域とこの画像領域以外にタイトル領域とを設け、こ
のタイトル領域に前記線画像が記録されるように、前記
画像処理済画像データと前記線画像データとを合成し
て、前記感光材料に合成画像を記録するための出力用合
成画像データを作成するとともに、前記画像処理済画像
データと前記線画像データとを合成する時に、前記画像
処理済画像データに応じて記録される前記画像領域の前
記感光材料の長手方向の長さ、および前記線画像デー
タに応じて前記線画像が記録される前記タイトル領域
前記感光材料の長手方向の長さから、前記合成画像を記
録する感光材料の長手方向の長さを決定し、この決定さ
れた長さごとに長尺の感光材料に予めカットマークを形
成し、このカットマークが形成された前記長尺の感光材
を画像記録手段に搬送して、前記画像記録手段におい
て、前記予めカットマークが形成された長尺の感光材料
を前記出力用合成画像データに応じて一回の工程で走査
露光し、前記予めカットマークが形成された長尺の感光
材料に前記合成画像を記録することを特徴とする画像読
取再生方法を提供するものである。
【0019】ここで、前記デジタル線画像データは、前
記線画像について生成されたデジタル線画像データおよ
び前記文字および絵柄の少なくとも1つとして少なくと
も手書きのものを含む線画像を光電的に読み込むことに
よって得られたデジタル線画像データの少なくとも一方
であるのが好ましい、また、前記タイトル領域は、前記
画像領域の少なくとも一方、または周囲に設けられるの
が好ましい。また、前記画像領域は、前記感光材料の幅
に応じた定型のサイズに設定され、 前記タイトル領域
は、画像領域の前記感光材料の長手方向の一方または両
方の側に設けられるのが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像読取再生装置
および画像読取再生方法について、添付の図面に示され
る好適実施例を基に、詳細に説明する。まず、本発明の
第1態様の画像読取再生装置について説明する。ここ
で、本発明の画像読取再生装置の第1実施形態として、
写真表面の所定サイズの画像領域の一方または両側のみ
にタイトル領域を設けた仕上がりプリントを出力するも
のについて説明するが、本発明はこれに限定されるわけ
ではない。
【0021】図1に、本発明の適用された画像読取再生
装置の概略を表すブロック図が示される。図1に示され
る画像読取再生装置10は、主に、フィルムに撮影され
た画像を光電的に読み取るスキャナ(画像読取手段)1
2と、読み取られたデジタル画像データ(画像情報)を
仕上がりプリントサイズに応じた電子変倍処理を含む様
々な画像処理等を行うと共に、本発明の特徴とする画像
処理済画像データと文字や絵柄などの線画像のデジタル
線画像データとを合成して使用感光材料に応じた仕上が
りプリントサイズに相当する出力合成画像データを出力
する画像処理装置14と、画像処理装置14で処理さ
れ、かつ合成された合成画像データに応じて変調された
光ビームでロール状長尺の感光材料が所定サイズに予め
カットされたシート状感光材料を、または所定間隔のカ
ットマークのみが形成された長尺の感光材料をそのまま
画像走査露光し、現像処理してプリントとして出力する
プリンタ(画像記録手段)16とを有する。
【0022】画像処理装置14は、画像データに対して
カラーバランス、色濃度調整、階調調整、電子変倍、シ
ャープネス強調、覆い焼きなどを含む種々の画像処理を
行う画像処理部18と、ユーザの指示等による文字や絵
柄からデジタル線画像データを生成する線画像生成部2
0と、画像処理済画像データと線画像データを合成して
両者の合成画像データを出力する画像合成部22とを含
んでいる。画像読取再生装置10全体や各装置の操作お
よび制御は、CPU(制御手段)24によって行われ
る。CPU24には、様々な条件の入力(設定)、処理
の選択や指示、色や濃度の補正などの指示等を入力する
ためのキーボード26aおよびマウス26bを有する操
作手段26と、手書きの文字や絵柄を読み込むハンドス
キャナ(読込手段)28、およびフィルムからスキャナ
12で読み取られた画像、各種の操作指示、様々な条件
の設定や登録画面等を表示するディスプレイ(CRT)
30が接続される。ところで、本発明は、図示例に限定
されず、CPU24は、画像処理装置14内に設けられ
ていてもよい。
【0023】また、本発明の画像読取再生装置10にお
いては、CPU24は、画像処理部18によって処理さ
れた画像データおよび線画像生成部20で生成された線
画像データから、合成された画像がプリンタ16におい
てデジタル画像走査露光によって記録される感光材料
の、主走査方向の長さに対して副走査搬送方向の長さを
決定する画像サイズ決定手段としても機能する。なお、
図5aに示すように、本実施形態においては、感光材料
の主走査方向の長さは、後述するようなプリンタ16の
感光材料供給部36に装填される長尺状感光材料のサイ
ズ、すなわち幅によって自動的に決定される。ここで、
感光材料の副走査搬送方向の長さを決定するためにCP
U24に送られる画像データや線画像データには、画像
の色や濃度に関するデータの他に、プリントサイズ等の
情報や、その他の付属情報も含まれる。CPU24で決
定された感光材料の副走査搬送方向の長さはプリンタ1
6に送られる。
【0024】プリンタ16では、CPU24からの指示
を受けて、後述するように、感光材料カット手段である
カッタ32が、決定された副走査搬送方向の長さに感光
材料を予めカットし、感光材料搬送手段33は、カット
されたシート状感光材料を画像記録部38に搬送する。
なお、このとき、感光材料のカッタ32および搬送手段
33の代わりに、図5bに示すように、カットマーク記
録手段であるコマパンチ(穿孔機)34および感光材料
搬送手段35を設けて、感光材料を実際にカットせず
に、カットすべき位置にカットマークを形成するのみ
で、すなわちパンチ孔を穿孔して長尺のままプリンタ1
6内を搬送し、プリンタ16において画像記録および現
像処理を行って、最後にカットするようにしてもよい。
【0025】スキャナ12は、フィルム等に撮影された
画像を1コマずつ光電的に読み取る装置である。スキャ
ナ12においては、光源から射出され、光量調整、色調
整および均一拡散された読取光が、所定の読取位置に保
持されたフィルムの1コマの画像に入射して透過するこ
とにより、フィルムに撮影されたこのコマの画像を担持
する投影光が得られる。この投影光はCCDセンサによ
り受光され、その出力信号がアンプで増幅され、A/D
変換されてデジタル入力画像データとされた後、画像処
理部18へ送られる。画像処理部18では、このデジタ
ル入力画像データに種々の画像処理を行う。
【0026】ところで、APSフィルムには、幅方向の
両端に磁気トラックが形成され、ここに、撮影日時や画
像のタイトル等の情報を記録することができる。このた
め、APSフィルム対応の画像読取再生装置10の場合
には、このような磁気情報を読み取る読取ヘッドがスキ
ャナ12に設けられている。
【0027】プリンタ16は、図5aに示すように感光
材料供給部36と、カッタ32と、感光材料搬送手段3
3と、画像記録部38とを備える画像記録装置および現
像装置(感光材料処理装置、単にプロセサともいう)4
0とを有している。感光材料供給部36には、ロール状
に巻回された長尺の感光材料を遮光性函体に収納された
感光材料マガジン36aが装填され、マガジン36aの
内外においてその感光材料出口の近傍には感光材料を引
き出すための引出ローラ対36bが配置される。
【0028】カッタ32は、上述したように、CPU2
4からの指示を受けて、引出ローラ対36bによってマ
ガジン36aから引き出された長尺の感光材料をCPU
24で決定された副走査搬送方向の長さに予めカットす
る。カッタ32によって所定長にカットされた感光材料
は、多数の搬送ローラ対33aや搬送ガイドなどからな
る感光材料搬送手段33によって搬送されるが、その途
中で、裏印字プリンタ33bによる裏印字情報の記録等
が行われ、画像記録部38に搬送される。画像露光後、
振分装置33cによる露光済のシート状感光材料の主走
査方向への振り分け等が行われて、露光済感光材料は、
感光材料搬送手段33によって現像装置40へ搬送され
る。
【0029】画像記録部38は、露光ユニット38aお
よび走査搬送手段38bを有するもので、走査搬送手段
38bによって感光材料を副走査方向に搬送しつつ、露
光ユニット38aから射出される、画像合成部22で合
成されたデジタル合成画像データによって変調された光
ビームで副走査搬送方向と略直角な主走査方向に走査す
ることにより、感光材料を2次元的に走査露光して潜像
を記録する。露光ユニット38aは、それぞれ記録さる
べき合成画像データに応じて変調され、主走査方向に偏
向された3原色の露光に対応する3種の光ビームを、感
光材料上に主走査線を画成する所定の記録位置に入射し
て、主走査方向の中心と、副走査搬送される感光材料の
幅方向の中心とを一致させてセンター基準で感光材料を
走査露光して、感光材料に合成画像の潜像を形成するも
ので、3種の光ビームを射出する3種の光源、3種の光
ビームの変調手段、ポリゴンミラー等の光偏向器、fθ
レンズ、光路調整用のミラー等を有する、公知の光ビー
ム走査装置である。
【0030】現像装置40は、画像記録部38によって
走査露光された露光済感光材料に、現像、定着・漂白、
水洗などの湿式処理を行った後、乾燥、ソートを行うも
ので、現像槽、定着・漂白槽および水洗槽などの湿式処
理槽と、乾燥機と、ソータなどとを備えるものである。
このような現像装置としては、従来公知の感光材料処理
装置を用いることができる。このようなデジタルフォト
プリンタおよびその画像記録装置としては、本出願人の
出願に係る米国出願第09/048258号および同0
9/048263号に詳細に開示されている。
【0031】本発明に用いられるプリンタ16は、図5
aに示すように、長尺の感光材料を合成画像のサイズに
予めカットシートとした後に、デジタル走査露光するも
のに限定されず、上述した図5bに示すように、長尺の
感光材料を合成画像のサイズに合わせて予めカットマー
クを記録し、カットせずに長尺なままデジタル走査露光
するものものであってもよい。すなわち、図5bに示す
プリンタ16は、感光材料供給部36と、カットマーク
記録手段として機能するコマパンチ34と、感光材料搬
送手段35と、画像記録部38とを備える画像記録装置
および現像装置(感光材料処理装置、単にプロセサとも
いう)40と、カッタ42とを有している。
【0032】図5bに示すプリンタ16は、図5aに示
すプリンタ16のカッタ32および感光材料搬送手段3
3の代わりにそれぞれコマパンチ34および感光材料搬
送手段35を有し、さらにカッタ42を有している以外
は、全く同一であるので、同一の構成要素には同一の番
号を付し、その説明は省略する。コマパンチ34は、上
述したように、CPU24からの指示を受けて、引出ロ
ーラ対36bによってマガジン36aから引き出された
長尺の感光材料をCPU24で決定された副走査搬送方
向の長さに応じて予めカットマークとなるパンチ孔を穿
孔する。コマパンチ34によって所定長のパンチ孔が穿
孔された長尺の感光材料は、多数の搬送ローラ対35a
や搬送ガイドなどからなる感光材料搬送手段35によっ
てそのまま途中でカットされることなく搬送されるが、
その途中で、裏印字プリンタ35bによる裏印字情報の
記録等が行われ、画像記録部38に搬送される。
【0033】この時、画像露光前の、コマパンチ34に
よるパンチ孔の穿孔および裏印字プリンタ35bによる
裏印字などによって生じる振動や、画像露光後の現像装
置40への突入や、待機や種々の搬送上の振動などの画
像記録部38のデジタル走査露光への悪影響を避けるた
め、画像記録部38の2組の搬送ローラ対からなる副走
査搬送手段38bの前後には、長尺感光材料のループ3
5cが形成される。なお,カットマークは、コマパンチ
34によるパンチ孔に限定されず、本出願人に係る特開
平9−133973号に記載の裏印字プリンタによる印
字カットマークなど種々のカットマークを用いることが
できる。
【0034】画像記録部38では、感光材料は、長尺な
ままデジタル走査露光される。画像走査露光後、露光済
感光材料は、感光材料搬送手段33によって現像装置4
0へ搬送され、現像装置40において現像等の湿式処理
および乾燥を行った後、現像・乾燥済感光材料をパンチ
孔に応じて合成画像の仕上がりプリントサイズにカット
し、現像装置40においてソート処理が行われる。な
お、カッタ42は、現像装置40内に設けられるのがよ
い。このようなデジタルフォトプリンタおよびその画像
記録装置としては、本出願人の出願に係る上述の特開平
9−133973号および米国特許第5731888号
等に詳細に開示されている。
【0035】本発明の第1の態様に係る画像読取再生装
置は、基本的に以上のように構成されるが、以下に、そ
の作用および本発明の第2の態様に係る画像読取再生方
法を説明する。ここでは、通常のネガフィルムに、図2
aおよび2bに示すような富士山の画像が撮影されてい
るものとし、この画像を定型サイズ、例えば、Lサイズ
(s×t=89mm×127mm)としてプリントし、
この写真画像の一方にのみ、具体的には感光材料の搬送
方向の一方の側のみに、タイトル領域を付加する場合に
ついて説明するが、本形態は、これに限定されず、感光
材料の搬送方向(副走査搬送)の両側にタイトル領域を
付加してもよい。
【0036】ネガフィルムをスキャナ12にセットし、
フィルム画像を読み取り、読み取ったデジタル入力画像
信号を画像処理部18へ送る。画像処理部18は、これ
に画像処理を施し、画像処理済画像データを作成する。
一方、ユーザから指定された撮影年月日やタイトル等を
キーボード26aあるいはマウス26bによって入力す
る。この入力信号は線画像生成部20へ送られ、線画像
生成部20においてデジタル線画像データが生成され
る。画像合成部22において、これらの画像処理済画像
データおよび線画像データが合成され、出力用合成画像
データが作成される。
【0037】ここでは、画像処理済画像データと線画像
データとを合成して、出力用合成画像データを作成する
際、感光材料の搬送方向に沿って、画像処理済画像デー
タを記録する予め設定されている規定の、ここではLサ
イズ(図示例のs×t)の画像領域の後に、線画像デー
タを記録するタイトル領域を設けるようにする。この
時、CPU24では、合成される画像処理済画像データ
および線画像データに含まれるサイズ情報等の付属情報
から合成画像のプリントサイズを決定し、感光材料の副
走査搬送方向(搬送方向)の長さを決定する。なお、こ
の時、感光材料の主走査方向の長さは、長尺の感光材料
の幅に設定される。
【0038】従って、感光材料の搬送方向が図2aに矢
印aで示すような方向の場合には、幅s(89mm)の
長尺の感光材料が用いられるので、画像合成部22にお
いては、定型のLサイズ(s×t=89mm×127m
m)の画像領域52の短辺側にサイズs×αのタイトル
領域54が付加された、プリントサイズs×(t+α)
のプリント50を出力するための出力用合成画像データ
が生成されると共に、CPU24では、感光材料の搬送
方向の長さをt+α=(127+α)mmに決定する。
また、感光材料の搬送方向が図2bに矢印bで示すよう
な方向の場合には、幅t(127mm)の長尺の感光材
料が用いられるので、画像合成部22においては、定型
のLサイズ(s×t=89mm×127mm)の画像領
域62の長辺側にサイズα×tのタイトル領域64が付
加された、プリントサイズ(s+α)×tのプリント6
0を出力するための出力用合成画像データが生成される
と共に、CPU24では、感光材料の搬送方向の長さを
s+α=(89+α)mmに決定する。
【0039】タイトル領域54あるいは64には、撮影
年月日やタイトル64aあるいはCIマーク等が記録さ
れる。タイトル領域54、64はαのとり方によって、
ある程度のメッセージやイラスト等も書き込むことが可
能である。このタイトル領域54、64に書き込まれた
情報としては、あらかじめ、画像処理装置14(あるい
はCPU24)内に、定型のもの(「正月」等のきまっ
た表題やアニメのキャラクタ等)を持っていて、その中
からユーザが指定するようにしてもよいし、ユーザがラ
ボ店等へ持ち込む時に指定したものをキーボード26a
等から打ち込んでもよいし、あるいはユーザの手書き文
字やイラスト等の絵柄をハンドスキャナ28で読み込ん
でもよいし、もしくは、FDなどの磁気記録媒体に記録
された文字や絵柄などであってもよいし、他の画像処理
装置において生成または読み取って記憶されたものや、
コンピュータやその他の手段によって作成された文字や
絵柄などであってもよい。
【0040】または、APSのフィルムを用いた場合に
は、その磁気トラックに記録された情報をスキャナ12
で読み出して用いてもよい。通常のフィルムにおいて
は、DXコードや拡張DXコードやFNSコードのよう
な光学読取可能なバーコードを種々の情報を表すものと
して、予め、焼き込むようにしておいてもよい。なお、
このようなタイトルは、APSのフィルムの場合は1コ
マずつ別のタイトルを付けることは容易である。また、
通常のフィルムの場合、再プリント(焼増し)時には、
ユーザが1コマずつ別のタイトルを付すことは容易であ
り、同時プリントの場合でも、コマ数がわかっていれば
コマ毎にタイトルを変えることも可能である。
【0041】作成された出力用合成画像データは、画像
合成部22からプリンタ16の画像記録部38へ送られ
る。一方、感光材料の搬送方向の長さは、CPU24か
らプリンタ16のカッタ32および感光材料搬送手段3
3へ送られる。プリンタ16においては、図5aに示す
ように、カッタ32がマガジン36aから引き出された
感光材料を、CPU24において決定された長さに切断
し、プリントサイズに応じた所定サイズのカットシート
とした後、感光材料搬送手段33が、感光材料を画像記
録部38に搬送する。画像記録部38では、出力用合成
画像データに応じてシート状感光材料を一回の工程でデ
ジタル走査露光して、感光材料に潜像を形成する。こう
して、合成画像の潜像が形成された露光済感光材料を感
光材料搬送手段33によって現像装置40に搬送し、現
像処理を施して、仕上がりプリントを作成する。
【0042】なお、プリンタ16においては、カッタ3
2および感光材料搬送手段33の代わりに、図5bに示
すように、コマパンチ34および感光材料搬送手段3
を設けるとともに現像装置40の最後にカッタ42を設
け、長尺の感光材料にコマパンチ34によってパンチ孔
(カットマーク)を穿孔するだけでカットすることなく
長尺のまま感光材料を感光材料搬送手段35により画像
記録部38に搬送し、一回の工程でデジタル走査露光し
た後、デジタル走査露光された露光済感光材料は、現像
装置40で現像および乾燥された後、カッタ42によっ
てカットするようにしてもよい。この場合でも走査露光
は一回の工程で行われる。
【0043】タイトル領域を画像領域のどちら側(長辺
側か短辺側か)に付けるかは、ユーザの指定によって行
えばよい。例えば、ユーザが、長辺側にタイトル領域を
付けるように指定した場合には、幅t=127mmの感
光材料を用い、搬送方向長さs+αに切断したカットシ
ートとすることにより、図2bに示すようなプリント6
0を出力することができる。
【0044】この第1実施形態では、画像処理済画像デ
ータは、通常通り所定の定型サイズで出力され、それに
引続いて線画像データが出力されるようにすればよいの
で、出力用合成画像データの合成は非常に簡単である。
また、プリント50あるいは60には、画像領域52、
62とタイトル領域54、64との間に切り取り線5
6、66を入れるようにしてもよい。これによれば、後
日タイトル領域が不要になった場合に、簡単に切り離す
ことができる。
【0045】なお、図2aおよび2bに示す例では、タ
イトル領域54、64は、画像領域52、62に対して
感光材料の搬送方向後側に設けられているが、本発明は
これに限定されず、タイトル領域54、64を先に出力
して、それに引続いて画像領域52、62を出力して、
図示例とは逆に感光材料の搬送方向前側に設けてもよい
し、また、設ける位置も画像に対して上下左右のいずれ
になるようにしてもよい。さらに、タイトル領域54、
64は、画像領域52、62に対して感光材料の搬送方
向の前後、すなわち両側に設けてもよく、画像に対して
上下でも左右でもよい。
【0046】次に、本発明の画像読取再生装置の第2実
施形態として、図3あるいは図4に示すように、従来の
白縁付写真のように、画像領域の周囲にタイトル領域を
設けた仕上がりプリントを出力するものについて説明す
る。図3に示された出力プリントは、通常の画像出力サ
イズより大きいサイズ、例えば2Lサイズ(s×t=1
27mm×178mm)のプリント70において通常の
画像出力サイズ、例えば、Lサイズ(89mm×127
mm)の画像領域72の周囲にタイトル領域74を設け
たものである。
【0047】図4に示された出力プリントは、通常の画
像出力サイズよりさらに大きいサイズ、例えばA4サイ
ズ(s×t=210mm×297mm)のプリント80
において通常の画像出力サイズ、例えば、Lサイズ(8
9mm×127mm)の画像領域82の周囲にタイトル
領域84を設けたものである。これらの例のように、仕
上がりプリントサイズがある程度大きくなると、本来の
写真画像をそのまま出力しても、好ましくは、少し小さ
くして出力しても、その周囲にある程度広いタイトル領
域を設けることが可能となる。
【0048】本発明の第1形態の画像読取再生装置10
や通常の画像読取再生装置では、使用感光材料の幅にほ
ぼ等しい画像領域を持つ仕上がりプリントが出力される
ように、画像処理装置14は、スキャナ12によって読
み取られた所定画素密度のデジタル画像データを電子変
倍処理して、出力画素密度を持ち、出力される仕上がり
プリントサイズの出力画像データに変換している。この
ため、通常の画像出力サイズより大きいサイズのプリン
ト70および80を得ようとして、対応する感光材料を
使用すると、本発明の第1形態の画像読取再生装置10
や通常の画像読取再生装置では、大サイズのプリント画
像が得られてしまう。従って、本発明においては、画像
処理装置14の画像処理部18では、電子倍率をプリン
トサイズに応じた使用感光材料のサイズに相当する電子
倍率より小さくして電子変倍処理を行うことが必要であ
る。こうして、プリント70、80に対して画像領域7
2、82を小さくして、画像領域72、82の周囲をタ
イトル領域とすることができる。
【0049】この第2の実施形態においても、第1実施
形態と同様に、図1に示すように、ネガフィルムからス
キャナ12で写真画像を読み取りデジタル入力画像デー
タを得、画像処理部18で電子変倍も含む種々の画像処
理を行い、長尺の使用感光材料のサイズ(幅)より小さ
くなる電子倍率で電子変倍処理された画像領域72、8
2に相当する画像データを作成する。一方、ユーザの様
々な指示に応じて線画像生成部20で、線画像データが
作成される。こうして得られた画像データと線画像デー
タは、画像合成部22において、画像データが所定のサ
イズで画像領域72、82に、線画像データがタイトル
領域74、84に配置されるように合成される。こうし
て、画像合成部22において、出力用合成画像データが
作成される。タイトル領域74、84には、その画像に
応じて、例えば、図3に示すように「フルムーン旅行」
等のタイトル76が記録されたり、図4に示すように、
タイトル領域84が、多少広い場合には、少し長めの自
由文(フリーメッセージ)84aやアニメのキャラクタ
等のイラスト84bを記録することができる。
【0050】こうして得られた出力用合成画像データ
は、プリンタ16に送られる。一方、CPU24は、プ
リント70、80のプリントサイズに応じて、カットす
べき感光材料の副走査搬送方向の長さを決定して、その
情報をプリンタ16に送る。プリンタ16では、図5a
に示すように、マガジン36aから引出しローラ対36
bによって引き出された長尺の感光材料は、カッタ32
によってCPU24で決定された搬送方向の長さにカッ
トされ、感光材料搬送手段33によって画像記録部38
に搬送される。画像記録部38では、シート状感光材料
は、副走査搬送手段38bによって副走査搬送されつ
つ、露光ユニット38aによって副走査方向に直交する
主走査方向に偏向される、出力用合成画像データに応じ
て変調された光ビームによって一回の工程で走査露光さ
れる。こうして露光された露光済感光材料は、現像装置
40にて現像処理され、乾燥されて、仕上がりプリント
とされる。
【0051】この第2実施形態では、画像領域72、8
2の周囲にタイトル領域74、84を設けたため、ユー
ザがより自由に文や絵を書き込むことができ、美的装飾
効果をも一層向上させることができるとともに、仕上り
写真の管理性や利用価値の増大が達成される。なお、タ
イトル領域74、84は、画像領域72、82の全周囲
に設ける必要はなく、3方のみに設けてもよい。なお、
本実施形態においても、図5bに示すプリンタ16のよ
うに、感光材料を画像記録部38に搬送する前に、カッ
トせずに、コマパンチ34等によってカットマークを入
れるだけにしてもよいのはもちろんである。
【0052】また、第1実施形態、第2実施形態、いず
れも、ユーザの任意な指示によりタイトル領域を設ける
もので、コマ毎にタイトル領域を設けるか否かの選択も
可能である。例えば、前述したように、第1実施形態の
ように一方にのみまたは両側にタイトル領域を設け、画
像領域との間に切り取り線を入れた場合には、後日、タ
イトル領域が不要になった場合には、切り取り線で簡単
に切り離すことができる。
【0053】なお、定型の文や絵柄は、CPU24内に
持たずに、外部のホストコンピュータの記憶装置内に記
憶されている各種のソフトウエア内から、ダウンロード
して用いるようにすれば、CPU24内の記憶装置の容
量を節約することもできる。
【0054】以上、本発明の画像読取再生装置および画
像読取再生方法について種々の実施例を挙げて詳細に説
明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更
を行ってもよいのはもちろんである。
【0055】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、画
像の邪魔にならないように、しかも簡単に文字や絵柄を
ユーザの指定に応じてプリント表面に入れることがで
き、プリントの管理性や使用価値を高めることが可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用された画像読取再生装置の一実
施例の概略構成を示すブロック線図である。
【図2】 (a)および(b)は、それぞれ本発明の第
1実施形態による出力仕上がりプリントの一例を示す概
念図である。
【図3】 本発明の第2実施形態による出力仕上がりプ
リントの一例を示す概念図である。
【図4】 本発明の第2実施形態による出力仕上がりプ
リントの別の例を示す概念図である。
【図5】 (a)および(b)は、それぞれ本発明の画
像読取再生装置のプリンタの一実施例の概略構成を示す
概念図である。
【符号の説明】
10 画像読取再生装置 12 スキャナ(画像読取手段) 14 画像処理装置 16 プリント(画像記録手段) 18 画像処理部 20 線画像生成部 22 画像合成部 24 CPU(制御手段、画像サイズ決定手段) 26 操作手段 26a キーボード 26b マウス 28 ハンドスキャナ(読込手段) 30 ディスプレイ(CRT) 32,42 カッタ 33,35 感光材料搬送手段 33a,35a 搬送ローラ対 33b,35b 裏印字プリンタ 33c 振分装置 34 コマパンチ(穿孔機) 35c ループ 36 感光材料供給部 36a マガジン 36b 引出ローラ対 38 画像記録部 38a 露光ユニット 38b 走査搬送手段 40 現像装置(プロセサ) 50,60,70,80 プリント 52,62,72,82 画像領域 54,64,74,84 タイトル領域

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムに撮影された画像を光電的に読み
    取り、デジタル入力画像データを得る画像読取手段と、 前記入力画像データに所定の画像処理を施して画像処理
    済画像データを得る画像処理手段と、 文字および絵柄の少なくとも一つを含む線画像のデジタ
    ル線画像データを取得する線画像取得手段と、 感光材料に、前記フィルムに撮影された画像を記録する
    ための画像領域とこの画像領域以外にタイトル領域とを
    設け、このタイトル領域に前記線画像が記録されるよう
    に、前記画像処理済画像データと前記線画像データとを
    合成して、出力用合成画像データを作成する画像合成手
    段と、 前記出力用合成画像データに応じて前記感光材料を一回
    の工程で走査露光し、前記感光材料に合成画像を記録す
    る画像記録手段とを有し、 さらに、前記画像処理済画像データに応じて前記画像が
    記録される前記画像領域の前記感光材料の長手方向の長
    さ、および、前記線画像データに応じて前記線画像が記
    録される前記タイトル領域の前記感光材料の長手方向の
    長さから、前記合成画像を記録する感光材料の長手方向
    の長さを決める画像サイズ決定手段と、 この決定された長さに長尺の感光材料を予めカットする
    感光材料カット手段と、カットされた前記感光材料を前
    記画像記録手段に搬送する搬送手段とを有 することを特
    徴とする画像読取再生装置。
  2. 【請求項2】フィルムに撮影された画像を光電的に読み
    取り、デジタル入力画像データを得る画像読取手段と、 前記入力画像データに所定の画像処理を施して画像処理
    済画像データを得る画像処理手段と、 文字および絵柄の少なくとも一つを含む線画像のデジタ
    ル線画像データを取得する線画像取得手段と、 感光材料に、前記フィルムに撮影された画像を記録する
    ための画像領域とこの 画像領域以外にタイトル領域とを
    設け、このタイトル領域に前記線画像が記録されるよう
    に、前記画像処理済画像データと前記線画像データとを
    合成して、出力用合成画像データを作成する画像合成手
    段と、 前記出力用合成画像データに応じて前記感光材料を一回
    の工程で走査露光し、前記感光材料に合成画像を記録す
    る画像記録手段とを有し、 さらに、前記画像処理済画像データに応じて前記画像が
    記録される前記画像領域の前記感光材料の長手方向の長
    さ、および前記線画像データに応じて前記線画像が記
    録される前記タイトル領域の前記感光材料の長手方向の
    長さから、前記合成画像を記録する感光材料の長手方向
    の長さを決める画像サイズ決定手段と、 この決定された長さ毎に長尺の感光材料に予めカットマ
    ークを形成するカットマーク形成手段と、このカットマ
    ークが形成された前記長尺の感光材料を前記画像記録手
    段に搬送する搬送手段とを有することを特徴とする画像
    読取再生装置。
  3. 【請求項3】前記線画像取得手段が、前記線画像のデジ
    タル線画像データを生成する線画像生成手段を有する請
    求項1または2に記載の画像読取再生装置。
  4. 【請求項4】前記文字および絵柄の少なくとも1つが少
    なくとも手書きのものを含み、前記線画像取得手段が、
    前記線画像を光電的に読み込み、デジタル線画像データ
    を得る線画像読込手段を有する請求項1または2に記載
    の画像読取再生装置。
  5. 【請求項5】前記文字および絵柄の少なくとも1つが少
    なくとも手書きのものを含み、前記線画像取得手段が、
    前記線画像の一部の線画像のデジタル線画像データを生
    成する線画像生成手段と、前記線画像の他部の前記少な
    くとも手書きのものを含む線画像を光電的に読み込み、
    デジタル線画像データを得る線画像読込手段を有する請
    求項1または2に記載の画像読取再生装置。
  6. 【請求項6】前記タイトル領域は、前記画像領域の一方
    にのみ設けられる請求項1〜のいずれかに記載の画像
    読取再生装置。
  7. 【請求項7】前記タイトル領域は、前記画像領域の両側
    に設けられる請求項1〜のいずれかに記載の画像読取
    再生装置。
  8. 【請求項8】前記タイトル領域は、前記画像領域の周囲
    に設けられる請求項1〜のいずれかに記載の画像読取
    再生装置。
  9. 【請求項9】前記画像領域の前記感光材料の長手方向の
    長さは、前記感光材料の幅によって定まる定型の画像領
    域を与える長さである請求項1〜7のいずれかに記載の
    画像読取再生装置。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれかに記載の画像読
    取再生装置であって、 さらに、前記画像処理手段、画像読取手段、線画像取得
    手段、画像合成手段および画像記録手段を制御する制御
    手段を有することを特徴とする画像読取再生装置。
  11. 【請求項11】フィルムに撮影された画像を光電的に読
    み取り、デジタル入力画像データを得、 前記入力画像データに所定の画像処理を施して画像処理
    済画像データを得、 文字および絵柄の少なくとも一つを含む線画像のデジタ
    ル線画像データを取得し、 感光材料に、前記フィルムに撮影された画像を記録する
    ための画像領域とこの画像領域以外にタイトル領域とを
    設け、このタイトル領域に前記線画像が記録されるよう
    に、前記画像処理済画像データと前記線画像データとを
    合成して、前記感光材料に合成画像を記録するための
    力用合成画像データを作成するとともに、 前記画像処理済画像データと前記線画像データとを合成
    する時に、前記画像処理済画像データに応じて記録され
    る前記画像領域の前記感光材料の長手方向の長さ、およ
    び、前記線画像データに応じて前記線画像が記録される
    前記タイトル領域の前記感光材料の長手方向の長さか
    ら、前記合成画像を記録する感光材料の長 手方向の長さ
    を決定し、 この決定された長さに長尺の感光材料を予めカットし、 このカットされた前記感光材料を画像記録手段に搬送し
    て、 前記画像記録手段において、前記予めカットされた感光
    材料を前記出力用合成画像データに応じて 一回の工程で
    走査露光し、前記予めカットされた感光材料に前記合成
    画像を記録することを特徴とする画像読取再生方法。
  12. 【請求項12】フィルムに撮影された画像を光電的に読
    み取り、デジタル入力画像データを得、 前記入力画像データに所定の画像処理を施して画像処理
    済画像データを得、 文字および絵柄の少なくとも一つを含む線画像のデジタ
    ル線画像データを取得し、 感光材料に、前記フィルムに撮影された画像を記録する
    ための画像領域とこの画像領域以外にタイトル領域とを
    設け、このタイトル領域に前記線画像が記録されるよう
    に、前記画像処理済画像データと前記線画像データとを
    合成して、前記感光材料に合成画像を記録するための出
    力用合成画像データを作成するとともに、 前記画像処理済画像データと前記線画像データとを合成
    する時に、前記画像処理済画像データに応じて記録され
    る前記画像領域の前記感光材料の長手方向の長さ、およ
    前記線画像データに応じて前記線画像が記録される
    前記タイトル領域の前記感光材料の長手方向の長さ
    ら、前記合成画像を記録する感光材料の長手方向の長さ
    を決定し、 この決定された長さごとに長尺の感光材料に予めカット
    マークを形成し、 このカットマークが形成された前記長尺の感光材料を画
    像記録手段に搬送して、前記画像記録手段において、 前記予めカットマークが形
    成された長尺の感光材料を前記出力用合成画像データに
    応じて一回の工程で走査露光し、前記予めカットマーク
    が形成された長尺の感光材料に前記合成画像を記録する
    ことを特徴とする画像読取再生方法。
  13. 【請求項13】前記デジタル線画像データは、前記線画
    像について生成されたデジタル線画像データおよび前記
    文字および絵柄の少なくとも1つとして少なくとも手書
    きのものを含む線画像を光電的に読み込むことによって
    得られたデジタル線画像データの少なくとも一方である
    請求項11または12に記載の画像読取再生方法。
  14. 【請求項14】前記タイトル領域は、前記画像領域の少
    なくとも一方、または周囲に設けられる請求項11〜1
    のいずれかに記載の画像読取再生方法。
  15. 【請求項15】前記画像領域は、前記感光材料の幅に応
    じた定型のサイズに設定され、 前記タイトル領域は、画像領域の前記感光材料の長手方
    向の一方または両方の側に設けられる請求項11〜13
    のいずれかに記載の画像読取再生方法。
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