JP2003195239A - 集積型光導波路デバイス - Google Patents

集積型光導波路デバイス

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JP2003195239A
JP2003195239A JP2001392442A JP2001392442A JP2003195239A JP 2003195239 A JP2003195239 A JP 2003195239A JP 2001392442 A JP2001392442 A JP 2001392442A JP 2001392442 A JP2001392442 A JP 2001392442A JP 2003195239 A JP2003195239 A JP 2003195239A
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optical waveguide
phase shifter
optical
silica
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Toshiyuki Kanbe
俊之 神戸
Tadahiko Hanada
忠彦 花田
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NEC Corp
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NEC Corp
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    • G02F1/21Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  by interference
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造であるにも拘わらず、光ファイバと
の結合損失及び光導波路の曲げ損失を小さくでき、しか
も偏光依存性の発生を抑止できる小型化可能な集積型光
導波路デバイスを提供する。 【解決手段】LN系基板に熱拡散により形成された直線
状の拡散型光導波路を有する位相シフタ部10と、シリ
コン基板上に形成されたシリカ系材料から成る埋め込み
型光導波路の一端部が前記位相シフタ部の前記拡散型光
導波路の一端部に接合されるように配置された入力部2
0と、シリコン基板上に形成されたシリカ系材料から成
る埋め込み型光導波路の一端部が前記位相シフタ部の前
記拡散型光導波路の他端部に接合されるように配置され
た出力部30、とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積型光導波路デ
バイスに関し、特にハイブリット化により性能を向上さ
せる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、集積型光導波路デバイスの1つと
して、例えば図4に示すような導波路型マッハツェンダ
(Mach-Zehnder)回路を用いた可変光減衰器(VOA:
Variable Optical Attenuator)が知られている。この
可変光減衰器は、位相シフタ部10、並びに干渉領域が
形成された入力部20及び出力部30から構成されてお
り、各部には光導波路40が形成されている。干渉領域
は、スプリッタとして機能するY分岐回路、方向性結合
器等から構成される。
【0003】この可変光減衰器において、光入力ファイ
バ21から入力された光信号は、入力部20に形成され
たY分岐回路で2つに分岐されて位相シフタ部10に送
られる。位相シフタ部10では、各光信号の位相がシフ
トされて出力部30に送られる。出力部30に入力され
た異なる位相を有する2つの光信号は、Y分岐回路で混
合されることによって減衰され、光出力ファイバ31に
出力される。光の減衰量は、位相シフタ部10でシフト
される位相の大きさによって制御される。
【0004】上記のような可変光減衰器で使用される光
導波路としては、シリカ系導波路、ポリマ導波路、Li
NbO3(ニオブ酸リチウム、以下「LN」と略称する
場合がある)導波路、半導体導波路等がある。位相制御
には、多くの場合、電気光学効果(EO効果)を利用し
たLiNbO3導波路及びポリマ導波路、熱光学効果
(TO効果)を利用したシリカ系導波路及びポリマ導波
路が用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、LN基板に
熱拡散によって形成された拡散型光導波路を用いて可変
光減衰器を構成する場合、LNは電気光学効果が大きい
ことから、制御速度を高速にすることができ、しかも電
圧を印加することにより発生される電界を利用して光信
号を制御できるので消費電力が極めて小さいという利点
がある。
【0006】その反面、LN基板に拡散型光導波路が形
成された可変光減衰器は、以下のような問題を有する。
第1は、拡散型光導波路の材料と光ファイバの材料とが
相違することにより屈折率が相違すること、及び、拡散
型光導波路の断面形状と光ファイバの断面形状とが相違
することに起因して、光ファイバとの結合損失が大きい
という問題である。第2は、拡散型光導波路は屈折率差
が小さいことから光を閉じ込める能力が小さく曲げ損失
が大きいという問題である。その結果、光導波路の曲率
半径を小さくできないので光デバイスを小型化できな
い。第3は、干渉領域として形成されたY分岐回路、方
向性結合器では、光導波路の屈折率分布、応力分布等が
非対称であることに起因して偏光依存性が生じるという
問題である。
【0007】一方、シリコン基板上にシリカ系材料から
成る光導波路を堆積して形成された埋め込み型光導波路
を用いて可変光減衰器を構成する場合、次のような利点
を有する。第1は、光ファイバはシリカ系材料から構成
されているので、光導波路の屈折率を光ファイバの屈折
率と同じにすることができ、この場合、屈折率が相違す
ること起因する結合損失を極めて小さくできるという利
点である。また、シリカ系材料は加工が容易であること
から、光導波路の断面形状を光ファイバに適合するよう
に構成でき、この点からも、結合損失を小さくできる。
第2は、シリカ系導波路は屈折率差の調整が容易であ
り、光を閉じ込める能力を大きくすることが可能なた
め、曲げ損失を小さくできるという利点である。第3
は、シリカ系導波路では、屈折率分布を対称にできるこ
とから、シリカ系材料でY分岐回路、方向性結合器等を
構成した場合、その偏光依存性を小さくできるという利
点である。
【0008】その反面、例えば位相シフタを構成する場
合、電気光学効果を利用できないために熱光学効果を利
用する必要がある。熱光学効果を利用した位相シフタ
は、加熱により位相シフト量を制御するので、制御速度
を高速にすることができず、また、電気光学効果を利用
した位相シフタに比べて消費電力が非常に大きいという
欠点がある。従って、特に多連の光デバイスを構成する
ことが困難になる。また、熱光学効果を用いた制御は、
環境温度による影響を受けやすく、熱が閉じ込めが弱い
性質のために、特にアレイ化した場合に互いに影響しあ
って、特性が劣化するという問題もある。
【0009】なお、偏光依存性を抑止する技術は、例え
ば、特開昭62−36631号公報は「導波路型光変調
器」を開示されている。この導波路型光変調器は、入射
光を偏光分離素子(PBS)を用いてTEモード光とT
Mモード光に分離し、個別に位相変調を行った後、再び
変更分離素子を用いて合成する。この導波路型光変調器
によればモード光毎に分離して変調するため偏光依存性
が抑止される。しかし、この導波路型光変調器は、4分
の1波長板を用いてトリミングを行うので構造が複雑に
なるという欠点を有する。
【0010】本発明は、上述した従来の集積型光導波路
デバイスの欠点を除去するためになされたものであり、
その目的は、簡単な構造であるにも拘わらず、光ファイ
バとの結合損失及び光導波路の曲げ損失を小さくでき、
しかも偏光依存性の発生を抑止できる小型化可能な集積
型光導波路デバイスを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、LN系材料と
シリカ系材料の各特長を生かしてハイブリッド化するこ
とにより従来の光デバイスの欠点を除去するという着想
に基づいてなされたものである。
【0012】即ち、本発明の第1の形態に係る集積型光
導波路デバイスは、上記目的を達成するために、電気光
学効果を有する直線状の光導波路で構成された位相シフ
タ部と、該位相シフタ部の前記光導波路の一端部に接合
されるように配置されたシリカ系材料から成る埋め込み
型光導波路で構成された入力部と、前記位相シフタ部の
前記光導波路の他端部に接合されるように配置されたシ
リカ系材料から成る埋め込み型光導波路で構成された出
力部、とを備えている。
【0013】この集積型光導波路デバイスによれば、位
相シフタ部の位相シフト量は、電気光学効果を用いて制
御できるので、制御速度を高速にすることができ、しか
も電圧を印加することにより発生される電界を利用して
光信号を制御できるので消費電力が極めて小さい。
【0014】また、光ファイバに接続される入力部及び
出力部にはシリカ系材料から成る埋め込み型光導波路が
形成されているので、同じくシリカ系材料から構成され
る光ファイバの屈折率を埋め込み型光導波路の屈折率と
同じにすることができ、結合損失を小さくすることがで
きる。また、埋め込み型光導波路はシリカ系材料から構
成されているので、その断面形状を光ファイバの断面形
状に適合させることが容易であり、断面形状の相違によ
る結合損失を減少させることができる。
【0015】この集積型光導波路デバイスにおいて、前
記入力部及び前記出力部は、Y分岐回路又は方向性結合
器から構成することができる。この場合、シリカ系材料
で構成された光導波路の屈折率分布は対称であるので、
Y分岐回路、方向性結合器では偏光依存性を殆ど生じな
い。また、シリカ系材料は、曲がり損失が小さいので埋
め込み型光導波路の曲率半径を小さくでき、Y分岐回
路、方向性結合器を小型化できる。また、この集積型光
導波路デバイスにおいて、前記位相シフタ部はLN系材
料から成る光導波路で形成できる。
【0016】本発明の第2の形態に係る集積型光導波路
デバイスは、上記と同様の目的で、電気光学効果を有す
る直線状の光導波路で構成された位相シフタ部がアレイ
状に複数配置された位相シフタ部アレイと、前記複数の
位相シフタ部の各々の前記光導波路の一端部に、シリカ
系材料から成る埋め込み型光導波路の一端部が接合され
るように配置された入力部と、前記複数の位相シフタ部
の各々の前記光導波路の他端部に、シリカ系材料から成
る埋め込み型光導波路の一端部が接合されるように配置
された出力部、とを備えている。この集積型光導波路デ
バイスにおいて、前記入力部又は出力部はアレイ導波路
格子で構成することができる。
【0017】この第2の形態に係る集積型光導波路デバ
イスは、上述した第1の形態に係る集積から光導波路デ
バイスを複数集めてアレイ化したものである。従って、
この第2の形態に係る集積型光導波路デバイスによって
も、上述した第1の形態に係る集積型光導波路デバイス
と同様の作用及び効果を奏する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
集積型光導波路デバイスを、図面を参照しながら詳細に
説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る集積型光導波路デバイスの一例としての、
導波路型マッハツェンダ回路を用いた可変光減衰器の構
成を模式的に示す図である。この可変光減衰器は、位相
シフタ部10、並びに干渉領域が形成された入力部20
及び出力部30から構成されている。位相シフタ部1
0、入力部20及び出力部30の各々には、光導波路4
0が形成されている。また、入力部20及び出力部30
の各々には、スプリッタとして機能するY分岐回路22
及び32がそれぞれ形成されている。
【0020】位相シフタ部10は、ニオブ酸リチウム
(LiNbO3:LN)から成る基板に、例えばTiを
熱拡散させて形成された2本の直線状の拡散型の光導波
路40を備えている。なお、位相シフタ部10は、2本
の光導波路40の間に複数の電極が配置された構造を有
するが、この構造は周知であるので図示及び説明は省略
する。この位相シフタ部10では、複数の電極間に電圧
を印加することによって発生された電界の大きさによ
り、光導波路40を伝搬する導波光の位相のシフト量が
決定される。
【0021】位相シフタ部10には、XカットZ軸伝搬
となるように切り出された基板を用いることができる。
この基板のXカット面(YZ面)の表面に2本の平行な
光導波路40が形成され、導波光はZ軸(光学軸)に沿
って伝搬する。
【0022】なお、この実施の形態1では、基板の材料
の一例としてニオブ酸リチウムを用いているが、基板の
材料はこれに限定されない。本発明のLN系基板として
は、電気光学効果を有する三方晶系、六方晶系といった
一軸性結晶、又は結晶の点群がC3V、C3、D3、C3h
3hである材料から成る基板を用いることができる。こ
れらの材料は、電界の印加によって屈折率変化が伝搬光
のモードによって異符号となるような屈折率調整機能を
有する。具体例としては、ニオブ酸リチウムの他に、タ
ンタル酸リチウム(LiTO3:LT)、β−BaB2
4(略称BBO)、LiIO3等を用いることができる。
【0023】光導波路40は、Tiを100nm程度パ
ターン化して1000゜Cで12〜40時間程度加熱し
て熱拡散させることにより形成される。これにより、基
板の表面に、幅5μm程度の光導波路40が、基板を縦
断するように形成される。
【0024】入力部20のY分岐回路22は、周知の技
術により、シリコン基板(Si)上に酸化シリコン(S
iO2)を堆積して埋め込むことにより形成された埋め
込み型の光導波路40から構成されている。同様に、出
力部30のY分岐回路32は、周知の技術により、シリ
コン基板(Si)上に酸化シリコン(SiO2)を堆積
して埋め込むことにより形成された埋め込み型の光導波
路40から構成されている。
【0025】上記のようにして製造された位相シフタ部
10、入力部20出力部30は、図1に示すように、各
部の光導波路40が位置合わせされて接合され、以て可
変光減衰器が完成する。この可変光減衰器の入力部20
の光導波路40の入力端には、光信号を入力するための
光入力ファイバ21が、出力部30の光導波路40の出
力端には、光信号を出力するための光出力ファイバ31
がそれぞれ接続される。
【0026】上記のように構成される可変光減衰器にお
いて、光入力ファイバ21から入力された光信号は、入
力部20に形成されたY分岐回路22で2つに分岐され
て位相シフタ部10に送られる。位相シフタ部10で
は、各光信号の位相がシフトされて出力部30に送られ
る。出力部30は、入力された異なる位相を有する2つ
の光信号をY分岐回路32で混合する。これにより、光
導波路40を伝搬する導波光は減衰され、光出力ファイ
バ31に出力される。導波光の減衰量は、位相シフタ部
10でシフトされる位相の大きさによって制御される。
【0027】以上説明した可変光変調器によれば、位相
シフタ部10にLN系材料を用いたので、電気光学効果
を用いて、電圧の印加で発生される電界の大きさにより
位相シフト量を制御できる。従って、熱光学効果を用い
る場合に比べて位相シフト量の制御が簡単になり、制御
速度を高速化でき、しかも電界を発生させるためには電
流を流す必要はないので低消費電力を実現できる。ま
た、熱光学効果を用いていないため、環境温度による影
響も受けにくい。
【0028】また、光入力ファイバ21に接合される入
力部20の光導波路40(Y分岐回路22)及び光出力
ファイバ31に接続される出力部30の光導波路40
(Y分岐回路32)はシリカ系材料で構成されているの
で、その屈折率を光入力ファイバ21及び光出力ファイ
バ31の屈折率と同じになるように構成できる。この構
成によれば、接合する材料の屈折率が相違することに起
因する結合損失を低減できる。
【0029】また、シリカ系材料で構成される埋め込み
型光導波路の断面形状の加工は容易であるので、この埋
め込み型光導波路の断面形状を光入力ファイバ21及び
光出力ファイバ31の断面形状に適合させるように構成
できる。この構成によれば、可変光減衰器の埋め込み型
光導波路の断面形状と光入力ファイバ21及び光出力フ
ァイバ31との断面形状の相違に起因する結合損失を低
減できる。
【0030】なお、位相シフタ部10に形成された拡散
型光導波路と、入力部20及び出力部30に形成された
埋め込み型光導波路とを接合する場合は、シリカ系材料
から成る埋め込み型光導波路の加工は容易であるので、
この埋め込み型光導波路の断面形状を拡散型光導波路の
断面形状に適合するように加工した後に接合するように
構成できる。これにより、拡散型光導波路と埋め込み型
光導波路のスポットサイズを一致させて結合損失を低減
できる。
【0031】また、拡散型光導波路は屈折率差が小さい
ことから光を閉じ込める能力が小さいので曲げ損失が大
きくなるが、入力部20及び出力部30のY分岐回路2
2及び32のように曲げが要求される部分は、シリカ系
材料で光導波路を形成したので光導波路の曲率半径を小
さくできる。その結果、集積型光導波路デバイスを小型
化できる。
【0032】また、Y分岐回路が形成される入力部20
及び出力部30は、シリカ系材料から成る埋め込み型光
導波路で形成されているので、屈折率分布を対称にでき
ることから偏光依存性は生じない。なお、シリカ系材料
から成る光導波路であっても、リッジ型である場合は偏
光依存性が生じるが、この実施の形態1に係る光導波路
は埋め込み型であるために、偏光依存性が生じることは
ない。
【0033】なお、上述した実施の形態1に係る可変光
減衰器では、入力部20及び出力部30にY分岐回路2
2及び32を形成したが、図2に示すように、方向性結
合器23及び33を形成することができる。この場合
も、上述したと同様の作用及び効果を奏する。
【0034】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
係る集積型光導波路デバイスは、上述した実施の形態1
に係る集積型光導波路デバイスとしての可変光減衰器を
アレイ化して可変光減衰器アレイを構成したものであ
る。
【0035】図3は、本発明の実施の形態2に係る集積
型光導波路デバイスの構成を模式的に示す図である。こ
の集積型光導波路デバイスは、位相シフタ部アレイ10
0、入力部200及び出力部300から構成されてい
る。位相シフタ部アレイ100は、実施の形態1で説明
した位相シフタ部、即ちLN系基板に熱拡散により形成
された直線状の拡散型光導波路を有する位相シフタ部が
アレイ状に複数配置されることにより構成されている。
なお、この実施の形態2では、入力部200をアレイ導
波路格子(AWG)とした場合を例として示している
が、この他に、入力部200を出力部300と同様な構
成にすることも可能である。
【0036】入力部200は、位相シフタ部アレイ10
0を構成する複数の位相シフタ部の各々の拡散型光導波
路の一端部に、シリコン基板上に形成されたシリカ系材
料から成る埋め込み型光導波路の一端部が接合されて構
成されている。また、出力部300は、位相シフタ部ア
レイ100を構成する複数の位相シフタ部の各々の拡散
型光導波路の他端部に、シリコン基板上に形成されたシ
リカ系材料から成る埋め込み型光導波路の一端部が接合
されて構成されている。
【0037】この実施の形態2に係る集積型光導波路デ
バイスを構成する個々の可変光減衰器の動作は、上述し
た実施の形態1に係る集積型光導波路デバイスとしての
可変光減衰器の動作と同じである。
【0038】以上のように構成される集積型光導波路デ
バイスによれば、上述した実施の形態1に係る集積型光
導波路デバイスと同様の作用及び効果を奏する。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
簡単な構造であるにも拘わらず、光ファイバとの結合損
失及び光導波路の曲げ損失を小さくでき、しかも偏光依
存性の発生を抑止できる小型化可能な集積型光導波路デ
バイスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る集積型光導波路デ
バイス(可変光減衰器)の構成を模式的に示す図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態1に係る集積型光導波路デ
バイス(可変光減衰器)の変形例の構成を模式的に示す
図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る集積型光導波路デ
バイス(可変光減衰器アレイ)の構成を模式的に示す図
である。
【図4】従来の可変光減衰器を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10 位相シフタ部 20 入力部 21 光入力ファイバ 22 Y分岐回路 23 方向性結合器 30 出力部 31 光出力ファイバ 32 Y分岐回路 33 方向性結合器 40 光導波路 100 位相シフタ部アレイ 200 入力部 300 出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H038 AA22 BA30 2H047 KA04 KA12 KB04 LA12 MA05 PA04 PA12 QA02 QA03 TA01 TA05 TA32 TA36 2H079 AA02 AA12 BA03 CA05 DA03 EA04 EA05 EA32 GA04 HA13 KA20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気光学効果を有する直線状の光導波路
    で構成された位相シフタ部と、 該位相シフタ部の前記光導波路の一端部に接合されるよ
    うに配置されたシリカ系材料から成る埋め込み型光導波
    路で構成された入力部と、 前記位相シフタ部の前記光導波路の他端部に接合される
    ように配置されたシリカ系材料から成る埋め込み型光導
    波路で構成された出力部、とを備えた集積型光導波路デ
    バイス。
  2. 【請求項2】 前記入力部及び前記出力部には、Y分岐
    回路が形成されている、請求項1に記載の集積型光導波
    路デバイス。
  3. 【請求項3】 前記入力部及び前記出力部には、方向性
    結合器が形成されている請求項1に記載の集積型光導波
    路デバイス。
  4. 【請求項4】 前記位相シフタ部がLN系材料から成る
    光導波路で構成されている請求項1乃至3の何れか1項
    に記載の集積型光導波路デバイス。
  5. 【請求項5】 電気光学効果を有する直線状の光導波路
    で構成された位相シフタ部がアレイ状に複数配置された
    位相シフタ部アレイと、 前記複数の位相シフタ部の各々の前記光導波路の一端部
    に、シリカ系材料から成る埋め込み型光導波路の一端部
    が接合されるように配置された入力部と、 前記複数の位相シフタ部の各々の前記光導波路の他端部
    に、シリカ系材料から成る埋め込み型光導波路の一端部
    が接合されるように配置された出力部、とを備えた集積
    型光導波路デバイス。
  6. 【請求項6】 前記入力部又は出力部がアレイ導波路格
    子である請求項5に記載の集積型光導波路デバイス。
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