JP2003194576A - 車両情報取得方法、車載センサ装置、および車両監視システム - Google Patents
車両情報取得方法、車載センサ装置、および車両監視システムInfo
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Abstract
て、車両の正確な情報を取得する。 【解決手段】 車両2に設けた加速度センサ10からの
加速度情報に基づいて、車両2の情報を取得する車両情
報取得方法である。まず、加速度情報に基づいて、車両
2の動作状態を判定する。そして、判定した動作状態
と、加速度情報とに基づいて、車両2の状態情報を取得
する。
Description
ンサからの情報に基づいて、車両の情報を取得する車両
情報取得方法、車載センサ装置、および車両監視システ
ムに関するものである。
報を取得するために、車両のエンジン始動信号、速度信
号などの車両自体が利用している情報信号を取得してい
る。
内に設けられた信号配線上に送信されているので、車両
運行管理装置は、前記信号配線に接続する必要がある。
しかしながら、車両内の信号配線は、一般に、車室内か
らは見えない場所に隠されて設置されるため、その接続
作業には、時間と費用がかかる結果となっていた。
サを設けて、該センサからの情報のみにより車両の情報
を取得することが考えられる。しかしながら、車両は、
様々な状態に置かれ、それらの状態が変わると、前記セ
ンサからの情報によって得られる車両の情報が変わるこ
とになる。
する場合を考える。車両が上り坂または下り坂に停車し
ているときには、重力加速度が車両の前進方向または後
退方向にそれぞれ生じることになる。このため、車両が
上り坂または下り坂に停車しているときと、車両が一定
の加速度で加速または減速しているときとは、測定され
た加速度のみからは判別することができない。
の情報のみによって、車両の情報を取得できる車両情報
取得方法、車載センサ装置、および車両監視システムを
提供することにある。
めに、請求項1の発明に係る車両情報取得方法は、車両
に設けた加速度センサからの加速度情報に基づいて、前
記車両の情報を取得する車両情報取得方法であって、前
記加速度情報に基づいて、前記車両の動作状態を判定
し、判定した動作状態と、前記加速度情報とに基づい
て、前記車両の状態情報を取得することを特徴としてい
る。
している静止状態、車両が走行している走行状態、車両
が運搬されている運搬状態、前記走行状態における車両
の停止状態、前記運搬状態における車両の停止状態、お
よび前記静止状態におけるエンジン始動状態が挙げられ
る。
動作状態、加速度、速度、移動距離、ドアの開閉状況、
エンジンの動作状況、姿勢の変化状況、衝撃の検知、異
常状態、急激な加減速、過大な横G、および転倒の検知
が挙げられる。
て検出される加速度情報に基づいて、車両の動作状態を
判定し、判定した動作状態と、前記加速度情報とに基づ
いて、前記車両の状態情報を取得している。これによ
り、加速度センサのみで正確な前記車両の状態情報を取
得することができる。
加速度情報に基づいて、車両が走行状態であるか、停止
状態であるかを判定すれば、車両の進行方向に一定の加
速度が生じている場合でも、車両が上り坂または下り坂
に停車しているのか、あるいは、車両が一定の加速度で
加速または減速して走行しているのかを判別することが
できる。
方法は、請求項1に記載の方法において、前記車両の動
作状態は、車両が静止している静止状態、車両が走行し
ている走行状態、および車両が運搬されている運搬状態
であり、前記車両の動作状態を判定することは、エンジ
ンが稼働し、かつ前記車両が移動している場合には、車
両の動作状態は走行状態であると判定し、エンジンが停
止し、かつ前記車両が移動している場合には、車両の動
作状態は運搬状態であると判定し、エンジンが停止し、
かつ前記車両が移動していない場合には、車両の動作状
態は静止状態であると判定することにより行なわれるこ
とを特徴としている。
センサによって検出されるセンサ信号に特定の波形が生
じる。また、車両が移動する場合には、必ず加速および
減速を伴うので、加速度が変化することになる。
サによって車両の動作状態が確実に判定されるから、加
速度センサのみで正確な前記車両の状態情報を確実に取
得することができる。
置は、加速度センサと、該加速度センサからの加速度情
報に基づいて、搭載される車両の情報を取得する車両情
報取得手段とを備える車載センサ装置であって、前記車
両情報取得手段は、前記加速度情報に基づいて、前記車
両の動作状態を判定する車両状態判定手段を備え、該車
両状態判定手段にて判定した動作状態と、前記加速度情
報とに基づいて、前記車両の状態情報を取得することを
特徴としている。
段が、加速度センサによって検出される加速度情報に基
づいて、車両の動作状態を判定し、判定した動作状態
と、前記加速度情報とに基づいて、前記車両情報取得手
段が前記車両の状態情報を取得している。これにより、
加速度センサのみで正確な前記車両の状態情報を取得す
ることができる。
置は、請求項3に記載の車載センサ装置において、エン
ジンが稼働中か否かを判定する稼働判定手段と、前記車
両が移動中か否かを判定する移動判定手段とをさらに備
えており、前記車両状態判定手段は、前記稼働判定手段
の判定と、前記移動判定手段の判定とに基づいて、前記
車両の動作状態を判定することを特徴としている。
よび前記移動判定手段の両方は、加速度センサを用いて
判定することができる。従って、本発明の車載センサ装
置は、加速度センサによって車両の動作状態が確実に判
定されるから、加速度センサのみで正確な前記車両の状
態情報を確実に取得することができる。
テムは、加速度センサと、該加速度センサからの加速度
情報を送信する情報送信手段とを備える車載センサ装
置、および、車載センサ装置から加速度情報を受信する
情報受信手段と、情報受信手段にて受信した加速度情報
に基づいて、前記車両の情報を取得する車両情報取得手
段とを備える監視サーバを備える車両監視システムであ
って、前記監視サーバにおける前記車両情報取得手段
は、前記加速度情報に基づいて、前記車両の動作状態を
判定する車両状態判定手段を備え、該車両状態判定手段
にて判定した動作状態と、前記加速度情報とに基づい
て、前記車両の状態情報を取得しており、前記監視サー
バは、前記車両の状態情報の履歴を蓄積する状態情報蓄
積手段をさらに備えることを特徴としている。
いて、前記車両状態判定手段が、加速度センサによって
検出される加速度情報に基づいて車両の動作状態を判定
し、判定した車両の状態と前記加速度情報とに基づい
て、前記車両情報取得手段が前記車両の状態情報を取得
している。これにより、前記監視サーバは、前記車載セ
ンサ装置からの加速度情報のみで正確な前記車両の状態
情報を取得することができる。
の状態情報の履歴を蓄積するから、蓄積した状態情報の
履歴に基づいて、多種多様なサービスを利用者に提供す
ることができる。
テムは、請求項5に記載の車両監視システムにおいて、
前記監視サーバは、前記加速度情報に基づいて、エンジ
ンが稼働中か否かを判定する稼働判定手段と、前記加速
度情報に基づいて、前記車両が移動中か否かを判定する
移動判定手段とをさらに備えており、前記監視サーバに
おける前記車両状態判定手段は、前記稼働判定手段の判
定と、前記移動判定手段の判定とに基づいて、前記車両
の動作状態を判定することを特徴としている。
よび前記移動判定手段の両方は、加速度センサを用いて
判定することができる。従って、前記監視サーバは、前
記車載センサ装置からの加速度情報によって車両の動作
状態が確実に判定されるので、加速度情報のみで正確な
前記車両の状態情報を確実に取得することができる。
いて図1〜図28に基づいて説明する。
かかる車両監視システムの概略構成を示している。前記
車両監視システムは、車両2に搭載されたセンサ装置3
にて検出される加速度情報に基づいて、車両2の状態
(動作状態)を判断し、該判断に基づいて、種々のサー
ビスを提供するものである。
車両2、センサ装置3、車両情報データベース4、およ
び利用者端末5を含む構成である。監視サーバ1は、車
両2の状態を監視して分析し、分析により得られた車両
に関する情報を利用したサービスを利用者5に提供する
ものである。
置したセンサ装置3から、加速度情報を含む車両情報
(状態情報)を、無線ネットワークを介して収集し、そ
の内容を分析して、車両情報データベース4に記録す
る。監視サーバ1は、利用者端末5を介して、車両情報
を利用した車両関連サービスを利用者に提供する。該サ
ービスは、無線ネットワークを介して利用者に提供され
てもよいし、有線ネットワークやインターネットを介し
て利用者に提供されてもよい。
サ装置3および監視サーバ1の何れで行なってもよい。
ただし、何れの装置で行なうかによって、センサ装置3
から監視サーバ1に送られる情報が異なることになる。
間の通信形態を示すものである。図示のように、監視サ
ーバ1およびセンサ装置3は、無線通信ネットワーク3
0を介して情報データの通信を行なってもよい。また、
センサ装置3と中継機31との間では、無線通信ネット
ワーク30を介して情報データの通信を行ない、中継機
31と監視サーバ1との間では、有線通信ネットワーク
32を介して情報データの通信を行なってもよい。
ISDN(総合サービス・デジタル通信網)、およびA
DSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)が挙げ
られる。また、無線通信ネットワークとしては、携帯電
話網および無線LAN(Local Area Network)が挙げら
れる。
状に形成された筐体に配備される。図2は、センサ装置
3の概略構成を示している。センサ装置3は、加速度セ
ンサ10、CPU11、ROM(Read Only Memory)1
2、RAM(Random AccessMemory)13、無線通信ユ
ニット14および電源回路15を含む構成である。
検出できるものが使用され、2軸方向がそれぞれ車両2
の進行方向および左右方向に一致するように設置され
る。2軸方向の加速度を検出できる加速度センサ10と
しては、例えば、アナログ・デバイセズ株式会社の型番
ADXL202Eのような、半導体部品として市販されているも
のを利用することができる。また、このような加速度セ
ンサ10は、CPU11等と同程度のパッケージサイズ
で提供されている。
の加速度を検出できるものを使用してもよい。この場
合、車両2の進行方向および左右方向に加えて、上下方
向の加速度を測定することができる。これにより、例え
ば、車両2が転倒状態にあるか否かを判断することがで
き、車両2の状態をより詳細に把握することができる。
また、詳細は後述するが、段差にて生じる上下振動を利
用して、速度測定の精度を高めることができる。
への制御および指示を行なうものであり、これにより、
センサ装置3全体の制御を司っている。また、ROM1
2およびRAM13は、CPU11における各種処理を
行なうための各種プログラムやデータを記憶している。
なお、CPU11、ROM12、およびRAM13とし
て、1チップ化されたマイクロコンピュータを使用して
もよい。
送信すべき情報を所定の無線通信方式に変換して、通信
アンテナ16を介して外部に送信する。なお、無線通信
には、PHS(Personal Handy-phone System)回線、
携帯電話回線等の公衆回線を使用することができる。さ
らに、無線通信ユニット14および通信アンテナ16と
して、市販の携帯電話やPHSを使用することができ
る。
ッテリ等の外部電源(図示せず)から電力が供給され
る。電源回路15は、該バッテリからの電圧を適当な電
圧に変換し、変換した電圧をセンサ装置3内の各種回路
に供給する。なお、センサ装置3に内蔵バッテリ20が
配備される場合には、外部電源からセンサ装置3への電
力供給が不要となる。
は、CPU11と同程度のパッケージサイズであり、無
線通信ユニット14および通信アンテナ16は、少なく
とも、市販の携帯電話やPHSのサイズとすることがで
きる。このことから、センサ装置3は、車両2内の狭い
スペースに設置できる程度に、小型のサイズに形成する
ことができる。
置内部に設けた加速度センサ10を用いて車両2の状態
を把握するので、車両2内の信号配線に接続する必要は
ない。従って、センサ装置3の取付けを容易に行なうこ
とができる。さらに、内蔵バッテリ20を利用する場合
には、車両2のバッテリにセンサ装置3を接続する必要
もなくなるから、センサ装置3の取付けをさらに容易に
行なうことができる。
速度センサ10からの加速度情報により、車両2の詳細
な状態を把握することができる。具体的には、車両2が
静止している静止状態、走行中である走行状態、および
運搬中である運搬状態の何れであるかという車両運行状
況を把握することができる。
め指定された条件で加速度情報を分析して、指定事象の
発生を検知することができる。例えば、加速度の変化が
少ない状態、緩やかな増加または減少、急激な加速度変
化、大きな傾きに相当する加速度の発生、ノイズ波形の
レベル等を組み合わせて、指定事象の検知を行なう。
車両2が或る期間直線走行している、コーナを曲がって
いる等の、車両2が走行している道路の状況を把握する
ことができる。さらには、停車している道路が上り坂で
あるか下り坂であるかを把握することができる。
は、進行方向の加速度変化が少なくなることにより検知
することができる。定速走行のときに測定される加速度
は進行方向については、道路の勾配に起因するものであ
る。従って、低速走行しているときの進行方向の加速度
から道路の勾配を算出することができる。
による重力加速度の成分と、遠心力により車両2にかか
る横Gとを加算したものが測定される。静止していると
きには、道路の傾きによる加速度が測定されるため、道
路の傾きが算出できる。一方、走行しているときには、
道路の傾きによる加速度よりも大きな横Gが発生するの
で、乗員や荷物に加えられる加速度が測定される。ま
た、車両2の速度が算出できる状態のときには、横方向
の加速度からコーナリングの状態をさらに詳細に把握す
ることができる。
は、センサ装置3の加速度センサ10による加速度情報
に基づいて、種々の車両情報を収集することができ、該
車両情報を様々なサービスで利用することができる。
両の運行管理、レンタル車両の管理、および保険が挙げ
られる。また、一般向けサービスとしては、車両の履歴
管理、緊急通報、およびカーナビゲーションシステムの
補助が挙げられる。
故解析に利用する場合には、センサ装置3を耐衝撃性に
優れた構成とすることが望ましい。
実のために、リモートコントロール(以下、「リモコ
ン」と略称する。)受信機21およびリモコンアンテナ
22をセンサ装置3に配備してもよい。また、車両2の
位置情報をさらに利用したサービスを提供するために、
位置検出手段であるGPS受信機23およびGPSアン
テナ24をセンサ装置3に配備してもよい。
イク等の音声入力デバイス25をセンサ装置3に配備し
てもよい。さらに、車両2内に案内音や警報音などを出
力するために、スピーカ、ブザー等の音声出力デバイス
26をセンサ装置3に配備してもよい。
度は、重力加速度と、加速または減速による加速度と、
回転運動による加速度とが加算されたものである。従っ
て、車両2が道路を走行する際に制約される条件を利用
して、測定された加速度を分析することにより、加速度
情報から車両2に関する種々の情報を得ることができ
る。
車しているときには、重力加速度が車両2の前進方向ま
たは後退方向にそれぞれ生じることになる。このため、
車両2が上り坂または下り坂に停車しているときと、車
両2が一定の加速度で加速または減速しているときと
は、測定された加速度のみからは判別することができな
い。
は、所定期間の加速度の変化を収集することにより、車
両2が、静止状態、走行状態および運搬状態の何れであ
るかを判断している。これにより、本実施形態の車両監
視システムでは、車両2が上り坂または下り坂に停車し
ているときと、車両2が一定の加速度で加速または減速
しているときとの判別は、静止状態および走行状態の何
れの状態で前進方向または後退方向に一定の加速度が得
られたかによって行なうことができる。
た加速度から、車両2に関する種々の情報を取得する処
理について説明する。
置3(車載機)および監視サーバ1における処理の概要
を示している。センサ装置3では、車両2に関する情報
収集を行ない(ステップS10、以下、S10のように
略して記載する。)収集した情報を監視サーバ1に送信
する(S11)。
度情報、速度情報、ドア動作状況に関する情報、エンジ
ン動作状況に関する情報、姿勢変化の状況に関する情
報、衝撃検出の状況に関する情報、異常情報、各種の状
態フラグ等が含まれる。それぞれの情報の具体的な内容
については後述する。
らの情報を受信して(S20)、受信した情報に対応し
た処理を実施する(S21)。
両2の状態(車両状態)に関する処理を示している。本
実施形態では、車両状態によって加速度の評価を変える
必要があるため、車両状態を、静止状態、走行状態およ
び運搬状態の3つの状態に分類し、加速度の情報に基づ
いて車両2が何れの車両状態にあるかを判定している。
以上静止している状態をいい、走行状態とは、車両2が
自走して走行している状態をいい、かつ、運搬状態と
は、車両2がトラック等の運搬手段に載せられて運搬さ
れている状態をいう。車両2は、これら3つの状態の間
を遷移するので、本実施形態では、加速度情報に基づい
て車両2が何れの状態にあるかを判定している。
状態としているが、走行状態における車両2の停止状
態、運搬状態における車両2の停止状態、および静止状
態におけるエンジン始動状態の中の少なくとも1つの状
態を追加して、4〜6つの状態の中から車両状態を判定
してもよい。状態の数を増やすことにより、監視サーバ
1は、車両2のより詳細な状態を把握して記録すること
ができる。
ず、加速度センサ10により加速度の検出(センシン
グ)を行ない(S12)、検出した加速度情報(加速
度)から車両状態を判定して(S13)、判定した車両
状態を監視サーバ1に送信する(S14)。一方、監視
サーバ1では、センサ装置3からの車両状態を受信し
(S22)、受信した車両状態に対応した処理を実施す
る(S23)。
置3で行なわれるが、それ以降の処理は、センサ装置3
で行なわれても、監視サーバ1で行なわれてもよい。す
なわち、車両状態の判定処理を監視サーバ1にて行なう
こともできる。この場合、図6に示すように、センサ装
置3では、ステップS13・S14に代えて、検出した
加速度情報を監視サーバ1に送信する(S15)処理を
行ない、監視サーバ1では、ステップS22に代えて、
センサ装置3からの加速度情報を受信し(S24)、受
信した加速度情報から車両状態を判定する(S25)処
理が行なわれることになる。
基づいて説明する。図7に示す状態遷移処理では、車両
状態を判定する処理(S31〜S40)と、車両の異常
を検出する処理(S41〜S46)とが行なわれる。こ
の状態遷移処理は、例えば1秒ごとに行なわれる。な
お、状態遷移処理を開始する前の初期状態では、確認フ
ラグおよび異常フラグがオフ(OFF)に設定されてい
る(S30)。
えば10分間)継続してエンジンが停止しているか否か
を判断し、停止している場合には、ステップS32に進
み、停止していない場合には、ステップS38に進む。
るか否かを判断し、移動中ではない場合にはステップS
33に進み、移動中である場合にはステップS37に進
む。ステップS33では、車両2の傾きが閾値以上であ
るか否かを判断し、閾値未満の場合にはステップS34
に進み、閾値以上である場合にはステップS37に進
む。
定を行ない、車両2が3分間以上継続して停止している
と判定するか否かを判断し、停止していると判定する場
合にはステップS35に進み、停止していると判定しな
い場合にはステップS36に進む。
るか否かを判断し、移動中ではない場合にはステップS
39に進み、移動中である場合にはステップS40に進
む。
ンジンが停止しており、車両2が移動しておらず、傾き
が閾値未満と小さく、かつ、3分間以上車両2が停止し
ている場合である。このような場合では車両2が静止状
態であると考えることができる。従って、ステップS3
5では、車両状態を静止状態とするとともに、確認フラ
グをオフにする。
時間エンジンが停止しており、かつ、車両2が移動して
いる場合か、あるいは、一定時間エンジンが停止してお
り、車両2が移動しておらず、かつ、傾きが閾値以上と
大きい場合である。このような場合では車両2が運搬状
態であると考えることができる。従って、ステップS3
7では、車両状態を運搬状態とするとともに、確認フラ
グをオフにする。
時間エンジンが停止しておらず、かつ、車両2が移動し
ている場合である。このような場合では車両2が走行状
態であると考えることができる。従って、ステップS3
9では、車両状態を走行状態とするとともに、確認フラ
グをオフにする。
進む場合は、車両状態を判定することができないので、
ステップS36・S40では、車両状態を変更せずに保
持する。
の処理により車両状態を判定する処理が終了し、引き続
き、車両の異常を検出する処理が行なわれる。まず、ス
テップS41では、確認フラグがオン(ON)であるか
否かを判断し、オフの場合にはステップS42に進み、
オンの場合にはステップS46に進む。
または運搬状態であるか否かを判断し、走行状態または
運搬状態の場合にはステップS43に進み、それら以外
の場合、すなわち静止状態の場合にはステップS46に
進む。
0分間)以内に、ドアの開閉とエンジンの始動とがある
か否かを判断し、ある場合にはステップS45に進み、
それ以外の場合にはステップS44に進む。
し、ステップS45では確認フラグをオンにするととも
に、異常フラグをオフにし、かつ、ステップS46では
異常フラグをオフにする。ステップS44〜S46の処
理により車両の異常を検出する処理が終了し、状態遷移
の処理が終了する。
視すべき車両情報について説明し、該車両情報を取得す
るための処理について説明する。
停止判定、車両姿勢、および指定事象の検出の各項目に
ついて監視を行なう。
監視して、静止状態が継続しているか否かを判定する。
静止状態が継続しなくなった場合には、図7に示す状態
遷移処理により、走行状態または運搬状態に状態が遷移
する。
車両に触れたときや、車両が突風にさらされるときなど
に、比較的大きな加速度が観測されるため、加速度から
算出される移動距離の予測値に基づいて、それらの外乱
を移動と検知することがないような処理を行なう。
び図9に基づいて説明する。図8は、停止判定処理に用
いられる加速度を演算するための加速度演算処理を示し
ている。加速度演算処理は、例えば100ミリ秒ごとに
行なわれる。加速度演算処理では、まず、加速度センサ
10を用いて加速度を検出する(S50)。
えば100ミリ秒)の平均加速度を算出する(S5
1)。そして、瞬間の平均加速度に基づいて瞬間の実効
加速度を算出する(S52)。実効加速度は、平均加速
度からオフセット値を差し引くことにより算出される。
なお、オフセット値については後述する。
判定処理は、例えば1秒ごとに行なわれる。停止判定処
理では、まず、車両の左右方向(X軸方向)および進行
方向(Y軸方向)のそれぞれについて、短期間(例えば
1秒)の平均加速度を算出し(S60)、短期間の平均
加速度に基づいて、所定期間(例えば10秒)の平均加
速度を算出する(S61)。
均加速度とに基づいて、加速度の変動値を算出する(S
62)。これは、例えば、短期間の平均加速度と所定期
間の平均加速度との絶対偏差の平均値を算出することに
より行なわれる。
が停止(一時静止)しているか否かを判断する(S6
3)。これは、例えば、予め設定された停止判定基準値
(例えば0.01)に対して、X軸方向およびY軸方向の加
速度の変動値が両方とも停止判定基準値未満であるか否
かを判断することにより行なわれる。
が停止していると判定する(S64)。次に、X軸方向
およびY軸方向のそれぞれについて、過去n秒間(n>
0、例えばn=10)の平均化速度を算出するととも
に、算出された平均加速度をオフセット値として(S6
5)、停止判定処理を終了する。すなわち、オフセット
値とは、停止判定された車両の過去n秒間の平均加速度
をいう。一方、停止していないと判断する場合には、そ
のまま停止判定処理を終了する。
るそれぞれの加速度およびその変動値の時間変化を示し
ている。同図を参照すると、X軸方向およびY軸方向の
加速度の変動値が停止判定基準値(静止基準)を超えな
い期間が、停止判定期間(静止部)であることが理解で
きる。
視を行なう。静止状態では、車両移動していないため、
進行方向または左右方向に加速度が生じている場合に
は、車両が傾いていることにより重力加速度を観測した
ものと判断することができる。
て、停車時の車両姿勢、すなわち車両がどの方向に傾い
ているかを算出することができる。
と、指定事象が検出される。指定事象は、各車両状態に
おいて、特に監視する必要があると考えて指定された事
象である。これらの事象が発生したときには、対応する
サービスが行なわれ、記録が残される。
に、例えば1秒ごとに、指定事象に対応した処理をそれ
ぞれ実施する(S70)ことにより行なわれる。図12
は、車両状態が静止状態である場合の指定事象の処理を
示している。静止状態における指定事象は、ドアの開閉
の検出、エンジンの始動の検出、衝撃の検知および車両
姿勢の変化の検知である。
すように、ドアを開けるときの反作用で車両に生じる加
速度(特定加速度)を検出した場合に(S80)、ドア
が開いたことを記録する(S81)ことにより行なわれ
る。また、ドア閉鎖の検出処理は、同図(b)に示すよ
うに、ドアを閉めるときの反作用で車両に生じる加速度
(特定加速度)を検出した場合に(S82)、ドアが閉
じたことを記録する(S83)ことにより行なわれる。
(X軸方向)の加速度に基づいて検出される。X軸方向
における加速度の時間変化を図13に示し、同図を参照
しつつ、ドアの開放および閉鎖を検出する手順を説明す
る。
加速度の差の絶対値がドアオープン検出基準値より大き
い場合に「ドアオープン(ドア開放)」候補とする。次
に、加速度のサンプリングデータと定常加速度の差の絶
対値がドアクローズ検出基準値より大きい場合に「ドア
クローズ(ドア閉鎖)」を検出する。次に、加速度のサ
ンプリングデータから、過去3秒間の単純移動平均値を
求める。次に、過去3秒間の単純移動平均値と定常加速
度の差の絶対値が乗車判定基準値を20%超過した場合
に「乗車」を検出する。また、乗車判定基準値を20%
下回った場合「降車」を検出する。そして、「ドアオー
プン」候補の検出後10秒以内に「ドアクローズ」、
「乗車」および「降車」を検出した場合に、「ドアオー
プン」候補において、「ドアオープン」を検出したこと
を確定する。
に示すように、エンジンの始動時における特徴的な加速
度波形を検出した場合に(S84)、エンジンの始動を
記録する(S85)ことにより行なわれる。なお、エン
ジンが停止すると、エンジンからの振動による加速度が
なくなるので、エンジンの停止を検知することができ
る。
方向)の加速度に基づいて検出される。X軸方向におけ
る加速度の時間変化を図14に示し、同図を参照しつ
つ、エンジンの始動を検出する手順を説明する。
加速度の差の絶対値がエンジン始動検出基準値より大き
い場合に「エンジン始動」候補とする。次に、過去3秒
間に「エンジン始動」候補の確率がエンジン始動確定判
断基準値を上回る場合に、「エンジン始動」候補におい
て、「エンジン始動」を検出したことを確定する。ま
た、過去3秒間、「エンジン始動」候補が検出されなけ
れば、エンジン停止と判断する。
ベルの加速度が発生したことを検知するものである。例
えば、センサ装置3を備えた車両に他の車両が衝突した
ときなどに、大きな加速度が発生して、衝撃が検知され
る。
うに、過去一定時間(例えば500ミリ秒)に何れかの
方向の加速度が閾値を一時的に超えた場合に(S8
6)、衝突したことを記録する(S87)ことにより行
なわれる。
両の進行方向および左右方向の重力加速度を測定するこ
とにより車両の姿勢を検出し、その変化を検出すること
により、車両の姿勢が変化したことを検知するものであ
る。車両姿勢の変化を検知する目的は、車両のレッカー
移動やジャッキアップ、タイヤのパンク、洪水等によ
り、車両の姿勢が変化したことを監視サーバ1が把握し
て、対応するサービスを行なうことにある。
(e)に示すように、静止状態において、姿勢が変化し
た場合に(S88)、姿勢の変化を記録する(S89)
ことにより行なわれる。
進行方向の加速度および速度の算出、指定事象の検出、
ならびに車両姿勢の各項目について監視を行なう。な
お、走行状態においては、車両の加速、減速、横G、路
面からの振動等のような種々の加速度が車両に加わる。
このため、静止状態で監視していたドアの開閉と、エン
ジンの始動とに関しては、特徴的な加速度を検出できな
いので、走行状態では監視しない。
行状態において速度情報を提供することは有効な場合が
多いため、加速度情報に基づいて速度を算出する。検出
される加速度が重力加速度の成分を含まない場合には、
加速度を時間積分することにより速度が算出される。し
かしながら、通常は、道路が完全に水平ではないため、
重力加速度の成分が合成された加速度データが測定され
ることになる。
う制約条件の下で走行している。従って、該制約条件を
考慮した処理を行なうことにより、車両の速度を推定す
ることができる。
テナ24を用いて位置情報を取得する場合には、位置情
報の変化から平均速度を算出することにより速度算出の
精度を上げることができる。また、位置情報を地図のデ
ータと照合し、その位置における道路の傾きを算出する
ことにより、加速度を積分して得られた速度データか
ら、道路の勾配の影響を除去することができ、より正確
に速度を算出することができる。
ついて、図15に基づいて説明する。定常加速度および
速度の算出処理は、例えば1秒ごとに行なわれる。な
お、この処理を開始する前の初期状態では、速度がゼロ
に設定され、確信フラグがオンに設定されている(S9
0)。また、速度の算出には、車両2の進行方向の加速
度のみを利用し、左右方向の加速度を無視することにす
る。
均加速度を定常加速度とする(S90)。ここで、ピー
キングした加速度は、車両2の走行による加速度とは考
え難いので除去されている。次に、以下の式により速度
を算出する(S92)。
ると判定した場合には、速度をゼロとし、確信フラグを
オンにして(S98)、処理を終了する。
は、マイナスの加速度が一定期間(例えば30秒)以上
継続している場合(S94)、時速が、0〜180km
/hの範囲外であるか、またはマイナスである場合(S
95)、その他、加速度・速度が保証できない条件が発
生した場合(S96)には、確信フラグをオフにして
(S97)、処理を終了し、これら以外の場合には、そ
のまま処理を終了する。
離を算出することにより得られたものである。以下、移
動の検知と移動距離の算出を行なう手順を説明する。
方向の可変オフセット値を求める。ここで、可変オフセ
ット値とは、加速度実効値を求めるための基準の加速度
であり路面の傾斜により変化するものをいう。
オフセット値を正確に求める方法としては、以下の2つ
の方法が考えられる。一方の方法は、数十秒オーダーレ
ンジでみたときの実効加速度を除いた加速度値で平均を
とる方法である。
して、現在の加速度と可変オフセットの差分が一定値よ
り大きいときは、実効加速度と判断してこれを無視し、
規定値より小さいときにその値に滑らかに収束するよう
に差分の数パーセント分を現在の可変オフセット値に加
算していく方法である。なお、図16に示すグラフで
は、後者の方法を採用している。
時の加速度の平均値を可変オフセットとして採用すると
いうロジックとを組み合わせることで、路面の傾斜によ
るオフセット値を近似する。
ト値を差し引くことにより、加速度実効値を得る。次
に、加速度実効値からそれぞれの方向の移動速度及び、
移動距離を数値積分により求める。なお、実際の車輌の
移動距離については、進行方向並びに左右方向の移動距
離をベクトル演算で求める。
累積して、移動距離とする。このとき、静止状態からの
累積距離を監視することにより、任意の設定距離だけ移
動したタイミングでこれを検出することができる。
衝撃加速度を算出することができる。衝撃加速度の算出
処理は、図17に示すように、過去1秒間の瞬間最大加
速度から定常加速度を差し引いた値が、閾値を超えた場
合に(S100)、衝撃加速度として記録する(S10
1)ことにより行なわれる。なお、衝撃加速度の算出処
理は、車両の進行方向および左右方向ごとに行なわれ、
例えば1秒ごとに行なわれる。
指定事象として以下の事象が監視される。これらの事象
の有無が監視され、事象が発生したときには、対応する
サービスが行なわれ、記録が残される。事象が発生した
前後の情報として、加速度データとそれ以外の情報とを
監視サーバ1にできる限り多く記録しておくことが望ま
しい。これにより、例えば、事故が発生したときに、事
故が起きるまでの車両の振舞いから、事故後の状態まで
を全て監視サーバ1が把握することが可能となる。
(図11)と同様に、例えば1秒ごとに、指定事象に対
応した処理をそれぞれ実施することにより行なわれる。
図18は、車両状態が走行状態である場合の指定事象の
処理を示している。走行状態における指定事象は、急加
速および急減速の検出、過大な横Gの検出、衝撃の検
知、および転倒の検知である。
に繋がることから、車両運行管理等において重要とな
る。静止状態から急加速した場合や、急減速後に静止し
た場合には、静止状態での車両の姿勢を算出すること
で、発進加速時と制動減速時の加速度を求めることがで
きる。また、静止状態からの発進や、制動後に静止しな
い場合には、加速度が大きく変化する前の平均加速度を
道路の勾配分として差し引いて出力する。
に示すように、過去一定時間(例えば500ミリ秒)に
継続して進行方向(プラス)の加速度が閾値を超えた場
合に(S110)、急加速があったことを記録する(S
111)ことにより行なわれる。また、車両の急減速の
検出処理は、同図(b)に示すように、過去一定時間
(例えば500ミリ秒)に継続して進行方向(マイナ
ス)の加速度が閾値を超えた場合に(S112)、急加
速があったことを記録する(S113)ことにより行な
われる。
示すように、過去一定時間(例えば500ミリ秒)に継
続して横方向(左右方向)の加速度が閾値を超えた場合
に(S114)、過大な横Gがあったことを記録する
(S115)ことにより行なわれる。
部が若干高くなっている。また、道路に轍があれば、車
両の左右方向の傾きは一定ではなくなる。これらの場合
では、車両の左右方向に測定された加速度は、重力加速
度の成分を含むことになる。しかしながら、この重力加
速度の成分は、コーナリングの加速度と比べると非常に
小さいことから、横Gを測定する際の加速度への影響は
小さい。なお、横Gの加速度としては、測定された加速
度から道路の平均傾き分を差し引いた値を出力すること
が望ましい。
うに、過去一定時間(例えば500ミリ秒)に何れかの
方向に衝撃加速度(図17参照)が閾値を一時的に超え
た場合に(S116)、衝突したことを記録する(S1
17)ことにより行なわれる。
合、道路の勾配と左右の傾きと衝撃とが加算された加速
度が測定される。このため、加速度を固定の閾値と比較
する方式では、正しく衝撃を検知することができない。
閾値異常の変化があった場合に衝撃を受けたと判定す
る。衝撃加速度の波形は、道路の勾配と左右の傾き分を
差し引いた波形で出力する。なお、道路の勾配と左右の
傾き分とは、衝撃を受ける直前の所定時間(例えば10
秒)の加速度の平均値から算出する。
的には左右の何れか)に1G近い加速度が測定される。
この測定により、車両の転倒を検知することができる。
うに、過去一定時間(例えば3秒)の平均加速度が継続
して何れかの方向に閾値を超えた場合に(S118)、
転倒したことを記録する(S119)ことにより行なわ
れる。なお、転倒あるいは転倒の危険が高い状態を検知
するため、前記閾値は0.7G程度であることが望まし
い。
場合、静止状態に遷移する。走行状態において、継続的
に停止判定を行なう。停止との判定が所定期間継続した
場合には、走行状態から静止状態に遷移する。停止との
判定が所定期間に達しなかった場合には、静止状態に移
行せずに、走行状態が継続する。
容にあわせて設定することが望ましい。例えば、車両が
停止したことを早く検出したい場合には、前記所定期間
を短く設定することが望ましい。また、交差点などで一
時停止したときに静止状態へ遷移することを望まない場
合には、前記所定時間を長く設定することが望ましい。
移動方向の加速度および速度の算出、指定事象の検出、
および車両の姿勢の各項目について監視を行なう。
搬状態では、車両の前後方向と進行方向とが一致しない
場合がある。このため、運搬状態では、車両の前後およ
び左右方向の加速度を合算して、移動に関わる加速度を
算出し、算出した加速度に基づいて移動速度を算出して
いる。
止した場合には、静止したときの加速度が車両の姿勢と
なる。測定された加速度から、車両の姿勢の傾きによる
重力加速度の成分を減算することにより、移動方向の加
速度を算出し、算出した加速度を積分処理することによ
り速度を算出している。
ついて、図19に基づいて説明する。定常加速度および
速度の算出処理は、例えば1秒ごとに行なわれる。な
お、この処理を開始する前の初期状態では、速度がゼロ
に設定され、確信フラグがオンに設定されている(S1
20)。また、前述のように、速度の算出には、車両2
の進行方向および左右方向の加速度を利用し、その方向
性を無視することにする。
均加速度を定常加速度とする(S121)。ここで、ピ
ーキングした加速度は、車両の運搬による加速度とは考
え難いので除去されている。次に、以下の式により速度
を算出する(S122)。
3)。停止である場合には、速度をゼロとし、確信フラ
グをオンにして(S127)、処理を終了する。
〜180km/hの範囲外であるか、またはマイナスで
ある場合(S124)、その他、加速度・速度が保証で
きない条件が発生した場合(S125)には、確信フラ
グをオフにして(S126)、処理を終了し、これら以
外の場合には、そのまま処理を終了する。
度および速度の算出処理によって算出される速度を時間
積分することにより、図16に示すような、車両2の移
動距離を算出することができる。また、算出された定常
加速度に基づいて、図17に示す処理を行なうことによ
り、衝撃加速度を算出することができる。
は、過大な加速度の検出、衝撃検知、および転倒の検知
である。なお、運搬状態における指定事象の検出処理
は、図18に示す走行状態における指定事象の検出処理
と同様であるから、その説明を省略する。
時的な停止期間の加速度情報を利用して算出することが
できる。
越えを利用して、速度を算出してもよい。車両の走行中
に段差を越えると、車両の姿勢が変化するため、加速度
の波形にパルス状の波形が生じる。このパルス状の波形
は、前輪が段差を越えるときと、後輪が段差を越えると
きとの2回発生する。このため、車両の前輪と後輪との
距離が予め分かっていれば、2回のパルス状波形の時間
間隔から、車両の走行速度を算出することができる。
ゼロの時点から加速度を時間積分して算出した速度は、
重力加速度の成分が積算されるため、実際の値から大き
く外れることになる。この場合、前述の段差越えの際に
発生するパルスを用いて速度を算出することにより、誤
差を修正することができる。
GPS受信機23およびGPSアンテナ24のような位
置検出手段を追加することにより、提供するサービスに
おいて、位置情報を利用することができる。すなわち、
位置検出手段を用いることにより、監視している種々の
指定事象が発生した場所が特定され記録されるため、こ
れをサービスに活用することができる。
サーバ1は、事故が発生した時刻および場所、事故前後
の車両の状態および姿勢を把握し、それらの情報に基づ
いてサービスを提供することができる。
バ1は、盗難後の車両の位置と加速度に基づく車両の状
態とを把握し、それらの情報に基づいてサービスを提供
することができる。
両情報に基づいて利用者に種々のサービスを提供する処
理を示している。まず、図20に示すように、車両情報
を取得する処理が行なわれる。
ず、加速度センサ10により加速度の検出(センシン
グ)を行ない(S130)、検出したセンシング情報を
監視サーバ1に送信する(S131)。一方、監視サー
バ1では、センサ装置3からのセンシング情報を受信し
(S140)、受信したセンシング情報のロギング処理
を行なう(S141)。
(a)に示すように、センシング情報のログを解析し
(S142)、事故の内容に応じたサービスを行なう
(S143)。また、車両2が盗難に遭遇した場合に
は、同図(b)に示すように、センシング情報のログを
解析し(S144)、位置や加速度の状態を把握する
(S145)。
またはリモコン送信機を配備することにより、利用者の
利便性を向上させ、サービスの内容を拡充することがで
きる。リモコン受信機21は、リモコン送信機が送信す
る情報を無線で受信する。無線通信としては、送信機か
ら受信機に情報を伝達できるものであれば、任意のもの
を利用でき、例えば、無線LAN規格やBluetooth (登
録商標)規格の微弱電波、特定小電力無線等の近距離無
線を利用するもの、光無線を利用するもの、近距離赤外
線通信が挙げられる。
と、車両や機器に取り付けるものとがある。また、リモ
コン送信機は、それらのうちの1個あるいは複数個を使
用している。以下に、リモコンの種別と、該リモコンに
よって提供されるサービスとを説明する。
モコンを利用者に提供することにより、以下のような、
サービスを提供することができる。
操作ボタンを操作することで、セキュリティモードの設
定と解除を行なえるようにすれば、車両の保安サービス
を行なうことができる。
には、車両の移動やエンジン始動、衝撃や指定事象が発
生すれば、異常事態と判定することができ、利用者や関
係者に通報し、必要なサービスを提供することができ
る。
することで、緊急事態の発生が利用者からセンサ装置3
に通知され、センサ装置3から監視サーバ1に通知され
て、監視サーバ1から必要な連絡先に緊急事態の発生と
そのときの車両の状態が詳細に伝えられる。
コンの操作ボタンに、対応する外部機器やサービスを登
録しておくことにより、リモコンの操作ボタンを押すこ
とで、外部機器やサービスを利用することができる。
のリモコン、車載機(センサ装置)3および監視サーバ
1の処理をそれぞれ示している。まず、操作型リモコン
では、セキュリティモードの設定、緊急通報などの入力
を行ない(S150)、該入力に基づいて、必要な要求
を車載機3へ送信する(S151)。
し(S160)、該要求に対応した処理を実行し(S1
61)、必要な要求を監視サーバ1へ送信する(S16
2)。監視サーバ1では、車載機3からの要求を受信し
(S170)、該要求に対応した処理を実行する(S1
71)。
は、車両や車載機に取り付けて利用される。取付け型リ
モコンは、車両の状態や機械的な動作、電気回路や電子
回路の状態、電波や光などの無線の通信状態などを感知
して、感知内容をリモコン受信機に送信する。
セサリON、イグニッションON、スタータ始動、エン
ジン始動等を含む。)、ドアやトランクの開閉状態、キ
ーレスエントリの状態、車載機の状態やそれらが持つ情
報、センサと組み合わせたリモコンの場合のセンサ情
報、および、車庫のドア開閉の指示が挙げられる。
合のリモコン、車載機3および監視サーバ1の処理をそ
れぞれ示している。まず、取付け型リモコンでは、車両
の状態や機械的な動作などのセンシングを行ない(S1
52)、センシング情報を車載機3へ送信する(S15
3)。
報を受信し(S163)、該センシング情報に対応した
処理を実行し(S164)、必要な情報を監視サーバ1
へ送信する(S165)。監視サーバ1では、車載機3
から情報を受信し(S172)、該情報に対応した処理
を実行する(S173)。
細に把握することが可能となり、それらの情報を組み合
わせて、極めて利便性の高いサービスを提供することが
できる。また、車両の運行に関して、詳細な情報を監視
することができる。また、監視サーバ1は、利用者がド
アを開け、エンジンを始動し、発進して、加速・減速や
コーナリングを繰り返しながら停車し、エンジンが停止
するまでの車両の状態を詳細に把握することができる。
をリモコン送信機からセンサ装置3に無線で送信するこ
ともできる。これにより、センサ装置3は、正確な速度
を計測でき、正確な車両の状況を把握することができ
る。
きる。例えば、所定の時間(例えば3秒間)で定期的に
信号を発信するリモコン送信機をセンサ装置3から少し
離れた場所に設置する。これにより、電波妨害が発生し
て、電波が届かなくなった場合に、これをセンサ装置3
が検知することができる。電波妨害を検知した場合に
は、センサ装置3は、サービスの内容を変更することが
できる。
ンの送受信機を追加した構成とし、遠隔制御を双方向で
行なうことにより、さらにサービスの内容を拡充するこ
とができる。センサ装置3は、外部から情報を受け取る
だけではなく、外部に情報を送ることも可能となる。な
お、サービスの内容によっては、センサ装置3にリモコ
ン送信機のみを追加した構成としてもよい。
なうようにすることによって、携帯電話や携帯電話の通
信業者が提供するサービスと組み合わせて、さらにサー
ビスの内容を拡充することができる。
示機能を追加した場合には、以下のようなサービスを提
供することができる。
する。
常情報も含めて、異常に関する情報を利用者のリモコン
送受信機に表示する。
を設置することで、自動的にゲートを開閉することがで
きる。センサ装置3は、監視サーバ1と通信できるの
で、課金処理を自動的に行なうこともできる。
て、リモコン送受信機にメニューを表示して、リモコン
送受信機から注文を行ない、支払いを、監視サーバ1を
介して通信ネットワーク経由で行なうことができる。こ
れにより、利用者は、駐車場に入りリモコン送受信機で
注文して、車両の窓を開けるだけで、商品を受け取るこ
とができる。
送受信機を設置することで、様々なサービスを提供する
ことができる。例えば、利用者が来店すると、センサ装
置3からカーディーラーにセンサ装置3の記録している
情報が送信されて、自動的にメンテナンスで必要となる
情報を伝えることができる。また、利用者のリモコン送
受信機で許可を与えることにより、カーディーラーのリ
モコン送受信機で、車両のドアロックを解除したり、セ
キュリティモードを変更したりすることができる。これ
により、利用者が車両のキー等をディーラーに渡す必要
がなくなり、利便性の高いサービスを提供することがで
きる。
のリモコン、車載機3および監視サーバ1の処理をそれ
ぞれ示している。まず、双方向リモコンにおいて、人ま
たはシステムより要求を受け取り(S180)、該要求
を車載機3へ送信する(S181)。
し(S190)、該要求に対応した処理を実行し(S1
91)、必要な情報を監視サーバ1へ送信する(S19
2)。監視サーバ1では、車載機3からの情報を受信し
(S200)、該情報に対応した処理を実行し(S20
1)、処理結果を車載機3に送信する(S202)。
を受信して(S193)、リモコンへ送信する(S19
4)。そして、リモコンでは、車載機3から処理結果を
受信して(S182)、人またはシステムに処理結果を
画面表示、音声等により伝える(S183)。
機3にて行なってもよい。この場合、前記ステップS1
92・S193・S200〜S202は不要となる。ま
た、図24では、リモコンからの発信を処理の開始とし
ているが、車載機3からリモコンへの要求発信を処理の
開始としてもよい。
ス25をセンサ装置3に追加することにより、センサ装
置3は、車両内で音を検出することができる。これによ
り、車両の状態の分析に利用できる情報が増えて、詳細
に判断することができる。例えば、車両が静止すると走
行ノイズ(音)がなくなることを利用して、静止判定の
精度を高めることができる。
事象を設定し、センサ装置3または監視サーバ1がその
項目を監視することができる。例えば、異常な加速度を
検出したときに、音声の情報をあわせて評価すること
で、異常の判定の精度を高めることができる。
処理(音声入力機能)および音声チェック処理を示して
いる。まず、音声入力機能において、音声入力タイミン
グであるか否かを判断し(S210)、音声入力タイミ
ングではない場合には、その他の処理を行なった後(S
211)、ステップS210に戻る。
は、音声が入力され(S212)、入力された音声をR
AM13に保存する(S213)。そして、ステップS
210に戻って以上の処理が繰り返される。
された音声データを解析し(S220)、音声監視事象
が発生したか否かを判断する(S221)。音声監視事
象が発生している場合には、音声監視事象に対応した処
理を実施した後(S222)、音声チェック処理を終了
する。
には、そのまま音声チェック処理を終了する。なお、音
声チェック処理は、例えば1秒ごとに繰り返し行なわれ
る。
イス26をセンサ装置3に追加することにより、サービ
スの幅を拡大することができる。例えば、保安サービス
においては、設置確認音や警報音として音声を利用する
ことができる。
を検出したときには、音声でその内容を出力して、利用
者に異常を伝えることができる。
には、監視サーバ1は、その情報をセンサ装置3に送信
する。
処理(音声出力機能)を示している。該処理では、ま
ず、音声データが存在するか否かを判断し(S23
0)、存在しない場合には、その他の処理を行なった後
(S231)、ステップS230に戻る。
声を出力する(S232)。そして、ステップS230
に戻って以上の処理が繰り返される。
タの作成処理と、車載機3における音声データの作成処
理とを示している。それぞれの作成処理は、例えば1秒
ごとに繰り返し行なわれる。
して車載機3に通知すべき情報があるか否かを判断する
(S240)。該情報がある場合には、音声データを作
成して車載機3に送信するか、あるいは、音声データを
作成する指令を車載機3に送信して(S241)、音声
データの作成処理を終了する。一方、通知すべき情報が
ない場合には、そのまま音声データの作成処理を終了す
る。
すべき情報があるか否かを判断し(S250)、該情報
が或る場合にのみ、音声データを作成する(S25
1)。次に、監視サーバ1より通知すべき情報を受信し
たか否かを判断する(S252)。受信した場合には、
音声データを作成して(S253)、音声データの作成
処理を終了する。一方、受信していない場合には、その
まま音声データの作成処理を終了する。
度情報を監視サーバ1にて利用することで、GPSでの
位置測定ができないときに位置の推定を行なうことがで
きる。また、GPSの位置測定ができなくなったときに
は、加速度センサ10からの加速度情報を積分処理する
ことで、最後に測定されたの地点からの移動を算出する
ことができる。
の位置を追跡する追跡機能処理を示している。該処理で
は、まず、追跡機能処理を行なうタイミングであるか否
かを判断し(S260)、該タイミングではない場合に
は、その他の処理を行なった後(S261)、ステップ
S260に戻る。
PSにより車両の位置を確認できるか否かを判断する
(S262)。該位置を確認できる場合には、GPS情
報より現在位置を特定する(S263)。一方、前記位
置を確認できない場合には、前回確認できた位置と、加
速度センサ10からの加速度情報とから現在位置を推測
する(S264)。ステップS263・S264の処理
が行なわれた後、ステップS260に戻って、以上の処
理が繰り返される。
るものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可
能である。
両情報取得方法は、車両に設けた加速度センサからの加
速度情報に基づいて、前記車両の情報を取得する車両情
報取得方法であって、前記加速度情報に基づいて、前記
車両の動作状態を判定し、判定した動作状態と前記加速
度情報とに基づいて、前記車両の状態情報を取得する方
法である。
記車両の状態情報を取得できるという効果を奏する。
方法は、以上のように、請求項1に記載の方法におい
て、前記車両の動作状態は、車両が静止している静止状
態、車両が走行している走行状態、および車両が運搬さ
れている運搬状態であり、前記車両の動作状態を判定す
ることは、エンジンが稼働し、かつ前記車両が移動して
いる場合には、車両の動作状態は走行状態であると判定
し、エンジンが停止し、かつ前記車両が移動している場
合には、車両の動作状態は運搬状態であると判定し、エ
ンジンが停止し、かつ前記車両が移動していない場合に
は、車両の動作状態は静止状態であると判定することに
より行なわれる方法である。
動作状態が確実に判定されるから、加速度センサのみで
正確な前記車両の情報を取得できるという効果を確実に
奏する。
置は、以上のように、加速度センサと、該加速度センサ
からの加速度情報に基づいて、搭載される車両の情報を
取得する車両情報取得手段とを備える車載センサ装置で
あって、前記車両情報取得手段は、前記加速度情報に基
づいて、前記車両の動作状態を判定する車両状態判定手
段を備え、該車両状態判定手段にて判定した動作状態
と、前記加速度情報とに基づいて、前記車両の状態情報
を取得する構成である。
記車両の状態情報を取得できるという効果を奏する。
置は、以上のように、請求項3に記載の車載センサ装置
において、エンジンが稼働中か否かを判定する稼働判定
手段と、前記車両が移動中か否かを判定する移動判定手
段とをさらに備えており、前記車両状態判定手段は、前
記稼働判定手段の判定と、前記移動判定手段の判定とに
基づいて、前記車両の動作状態を判定する構成である。
動作状態が確実に判定されるから、加速度センサのみで
正確な前記車両の状態情報を取得できるという効果を確
実に奏する。
テムは、以上のように、加速度センサと、該加速度セン
サからの加速度情報を送信する情報送信手段とを備える
車載センサ装置、および車載センサ装置から加速度情報
を受信する情報受信手段と、情報受信手段にて受信した
加速度情報に基づいて、前記車両の情報を取得する車両
情報取得手段とを備える監視サーバを備える車両監視シ
ステムであって、前記監視サーバにおける前記車両情報
取得手段は、前記加速度情報に基づいて、前記車両の動
作状態を判定する車両状態判定手段を備え、該車両状態
判定手段にて判定した動作状態と、前記加速度情報とに
基づいて、前記車両の状態情報を取得しており、前記監
視サーバは、前記車両の状態情報の履歴を蓄積する状態
情報蓄積手段をさらに備える構成である。
センサ装置からの加速度情報のみで正確な前記車両の状
態情報を取得できるという効果を奏する。また、状態情
報蓄積手段にて蓄積した状態情報の履歴に基づいて、多
種多様なサービスを利用者に提供できるという効果を奏
する。
テムは、以上のように、請求項5に記載の車両監視シス
テムにおいて、前記監視サーバは、前記加速度情報に基
づいて、エンジンが稼働中か否かを判定する稼働判定手
段と、前記加速度情報に基づいて、前記車両が移動中か
否かを判定する移動判定手段とをさらに備えており、前
記監視サーバにおける前記車両状態判定手段は、前記稼
働判定手段の判定と、前記移動判定手段の判定とに基づ
いて、前記車両の動作状態を判定する構成である。
センサ装置からの加速度情報によって車両の動作状態が
確実に判定されるから、加速度情報のみで正確な前記車
両の状態情報を取得できるという効果を確実に奏する。
の概略構成を示すブロック図である。
すブロック図である。
すブロック図である。
示すフローチャートである。
する処理を示すフローチャートである。
る処理を監視サーバにて行なう場合を示すフローチャー
トである。
る。
トである。
(Y軸方向)におけるそれぞれの加速度およびその変動
値の時間変化を示すグラフであり、一時静止判定処理を
説明するためのものである。
ある。
定事象の処理を示すフローチャートであり、(a)はド
ア開放の検出処理であり、(b)はドア閉鎖の検出処理
であり、(c)はエンジン始動の検出処理であり、
(d)は衝撃の検知処理であり、かつ、(e)は状態変
化の検出処理である。
ラフであり、ドアの開放および閉鎖を検出する手順を説
明するためのものである。
ラフであり、エンジンの始動を検出する手順を説明する
ためのものである。
出処理を示すフローチャートである。
加速度および移動距離の時間変化を示すグラフであり、
移動距離の算出手順を説明するためのものである。
である。
定事象の処理を示すフローチャートであり、(a)は急
加速の検出処理であり、(b)は急減速の検出処理であ
り、(c)は過大な横Gの検出処理であり、(d)は衝
撃の検知処理であり、かつ、(e)は転倒の検出処理で
ある。
出処理を示すフローチャートである。
両情報を取得する処理を示すフローチャートである。
々のサービスを提供する処理を示すフローチャートであ
り、(a)は事故発生時の処理であり、(b)は盗難発
生時の処理である。
車載機および監視サーバの処理をそれぞれ示すフローチ
ャートである。
ン、車載機および監視サーバの処理をそれぞれ示すフロ
ーチャートである。
車載機および監視サーバの処理をそれぞれ示すフローチ
ャートである。
示すフローチャートである。
ある。
の作成処理をそれぞれ示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】車両に設けた加速度センサからの加速度情
報に基づいて、前記車両の情報を取得する車両情報取得
方法であって、 前記加速度情報に基づいて、前記車両の動作状態を判定
し、 判定した動作状態と、前記加速度情報とに基づいて、前
記車両の状態情報を取得することを特徴とする車両情報
取得方法。 - 【請求項2】前記車両の動作状態は、車両が静止してい
る静止状態、車両が走行している走行状態、および車両
が運搬されている運搬状態であり、 前記車両の動作状態を判定することは、 エンジンが稼働し、かつ前記車両が移動している場合に
は、車両の動作状態は走行状態であると判定し、 エンジンが停止し、かつ前記車両が移動している場合に
は、車両の動作状態は運搬状態であると判定し、 エンジンが停止し、かつ前記車両が移動していない場合
には、車両の動作状態は静止状態であると判定すること
により行なわれることを特徴とする請求項1に記載の車
両情報取得方法。 - 【請求項3】加速度センサと、該加速度センサからの加
速度情報に基づいて、搭載される車両の情報を取得する
車両情報取得手段とを備える車載センサ装置であって、 前記車両情報取得手段は、 前記加速度情報に基づいて、前記車両の動作状態を判定
する車両状態判定手段を備え、 該車両状態判定手段にて判定した動作状態と、前記加速
度情報とに基づいて、前記車両の状態情報を取得するこ
とを特徴とする車載センサ装置。 - 【請求項4】エンジンが稼働中か否かを判定する稼働判
定手段と、 前記車両が移動中か否かを判定する移動判定手段とをさ
らに備えており、 前記車両状態判定手段は、前記稼働判定手段の判定と、
前記移動判定手段の判定とに基づいて、前記車両の動作
状態を判定することを特徴とする請求項3に記載の車載
センサ装置。 - 【請求項5】加速度センサと、該加速度センサからの加
速度情報を送信する情報送信手段とを備える車載センサ
装置、および、 車載センサ装置から加速度情報を受信する情報受信手段
と、情報受信手段にて受信した加速度情報に基づいて、
前記車両の情報を取得する車両情報取得手段とを備える
監視サーバを備える車両監視システムであって、 前記監視サーバにおける前記車両情報取得手段は、 前記加速度情報に基づいて、前記車両の動作状態を判定
する車両状態判定手段を備え、 該車両状態判定手段にて判定した動作状態と、前記加速
度情報とに基づいて、前記車両の状態情報を取得してお
り、 前記監視サーバは、前記車両の状態情報の履歴を蓄積す
る状態情報蓄積手段をさらに備えることを特徴とする車
両監視システム。 - 【請求項6】前記監視サーバは、 前記加速度情報に基づいて、エンジンが稼働中か否かを
判定する稼働判定手段と、 前記加速度情報に基づいて、前記車両が移動中か否かを
判定する移動判定手段とをさらに備えており、 前記監視サーバにおける前記車両状態判定手段は、前記
稼働判定手段の判定と、前記移動判定手段の判定とに基
づいて、前記車両の動作状態を判定することを特徴とす
る請求項5に記載の車両監視システム。
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