JP2003193874A - ガス燃料を併用する二元燃料ディーゼルエンジン - Google Patents
ガス燃料を併用する二元燃料ディーゼルエンジンInfo
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
ジンにおいて、生ガスの発生や黒煙の発生を防止して排
ガスの低公害化を達成する。 【解決手段】 液体燃料を供給する第1燃料供給系F1
と、ガス燃料を供給する第2燃料供給系F2とを備えて
いる。第2燃料供給系F2は、ガス供給源17と、ガス
の供給圧力を調整する圧力調整器19と、ガス燃料を吸
気ポート30へ噴射供給するガスインジェクター20な
どで構成する。ガスインジェクター20は、エンジンの
外面に配置し、その噴射通路21の出口31を吸気ポー
ト30に臨ませる。排気弁11が閉じた後の第2吸気行
程S2において、ガス燃料をガスインジェクター20で
吸気ポート30に噴射供給する。
Description
ガス燃料を燃焼空気中に混合して燃焼させる二元燃料デ
ィーゼルエンジンに関する。
れており、なかでもディーゼルエンジンを搭載したトラ
ックやバス等に対して排ガスの無害化を実現することが
強く要望されつつある。この種の排ガス対策には、エン
ジン本体における燃焼形態を改良して、排気ガスに含ま
れる黒煙、NOx、HC、COなどの有害物質そのもの
の排出レベルを低下する手法と、排気通路に設けた排ガ
ス浄化装置で有害物質を除去する手法とがあり、多くの
場合には両手法を併用して排ガス規制に対応している。
前者の排ガス対策のひとつとして、ガス燃料と液体燃料
とを併用して燃焼する二元燃料ディーゼルエンジンが提
案されている。この種のディーゼルエンジンにおける燃
料の供給形態には、ガス燃料を燃焼空気中に分散状態で
供給する予混合方式と、ガス燃料をガスインジェクター
で燃焼室内に噴射供給する噴射方式とがある。
においてガス燃料をガスインジェクターで噴射供給する
が、圧縮行程の初期から中期にかけてガス燃料を供給す
る低圧供給形態と、圧縮行程の上死点付近で液体燃料と
ほぼ同時にガス燃料を噴射供給する高圧供給形態(特公
平6−39916号公報、実公平3−55810号公
報)とがある。多くの場合、この種のガスインジェクタ
ーは、アクチュエーターポンプから送給されるコントロ
ールオイルによって、噴射タイミングと噴射量とが制御
される。なお、アクチュエーターポンプは、液用の燃料
噴射ポンプと同様にエンジン動力を利用して同期的に駆
動される。因みに、特公平6−39916号公報では、
液体燃料とガス燃料とを1個のインジェクターで供給し
ている。予混合方式は、例えば特公平6−43814号
公報や特表昭62−500674号公報に見ることがで
き、そこでは低圧に調整されたガス燃料を燃焼空気中に
混合した状態で、吸気通路を介して供給している。
を燃料とする二元燃料ディーゼルエンジンは、排ガスの
低公害化と燃料コストの削減とを同時に達成できる利点
があるが、新規に設計されるエンジンの場合には問題な
く採用できるものの、既に運用されているトラックやバ
ス等に搭載された既存のエンジンに適用することは極め
て困難となる。既存のエンジンを二元燃料化するには、
少なくともガスインジェクターや、アクチュエーターポ
ンプ、あるいはアクチュエーターポンプ用の駆動系統な
どを付加設置しなければならないが、そのためにはエン
ジンの大掛かりな改造や換装などを行わねばならず、膨
大な費用負担を要するからである。
は、噴射方式と予混合方式とがあるが、それぞれに特長
を有するものの欠点もある。噴射方式では、圧縮行程の
途中でガス燃料を噴射供給する形式であるため、生ガス
が排気ガス中に排出されるのを防止できるうえに、ガス
燃料の供給量を厳密に規定できる。しかし、圧縮行程途
中にガス燃料を噴射供給するので、ガス燃料を燃焼空気
中に均等に分散させることが難しく、不完全燃焼を生じ
やすい。とくに、ガス燃料を液体燃料と同時に、上死点
付近で噴射供給する場合には、燃焼室内が高い圧力にな
っているため、燃料ガスを燃焼空気および噴霧された液
体燃料に対して均等に分散させることができず、その結
果、黒煙を生じることがある。
まれる燃焼空気中にガス燃料を予め分散させて供給する
ので、ガス燃料を燃焼空気に対して均等に混合でき、従
って完全燃焼を期待できる。しかし、吸気行程が始まる
のと同時に、ガス燃料を含む燃焼空気が燃焼室へ導入さ
れるため、いわゆる生ガスを生じやすい点に問題があ
る。吸気行程の初期には、吸気弁と排気弁との双方が開
弁状態になっているため、燃焼室内に流れ込んだガス燃
料の一部が、排気弁の側から排気通路へ押し出されてし
まうからである。
ーゼルエンジンにおいて、ガス燃料を燃焼空気中に均等
に分散供給でき、しかも生ガスや黒煙を生じることもな
く完全燃焼でき、従って排ガスの低公害化を達成できる
二元燃料ディーゼルエンジンを提供することにある。本
発明の目的は、ガス燃料を供給するための機器を付加す
るだけで既存のディーゼルエンジンを二元燃料化するこ
とができ、従ってシリンダーブロックやヘッドブロック
などの再設計や大掛かりな構造変更を行う従来方式に比
べて、既存のディーゼルエンジンを低コストで低公害化
できる二元燃料ディーゼルエンジンを提供することにあ
る。
ゼルエンジンは、図1に示すごとく、液体燃料を供給す
る第1燃料供給系F1と、ガス燃料を供給する第2燃料
供給系F2とを備えている。第2燃料供給系F2は、ガ
ス供給源17と、ガス供給源17から供給されるガスの
供給圧力を調整する圧力調整器19と、各燃焼室に対応
してガス燃料を吸気ポート30へ噴射供給するガスイン
ジェクター20とを含む。ガスインジェクター20はエ
ンジンの外面に配置されて、その噴射通路21の出口3
1が吸気ポート30に臨んでいる。ガスインジェクター
20の燃料噴射時期は、排気弁11が閉じた後の第2吸
気行程S2に設定する。かくして、第1燃料供給系F1
の燃料噴射量および燃料噴射時期を調整する供給燃料制
御手段15と、ガスインジェクター20との駆動状態
が、運転制御装置3で統一的に制御されるようにしたこ
とを特徴とする。
ェクター20が、エンジンの外面に固定した噴射ブロッ
ク23に装着されていて、その噴射通路21が吸気マニ
ホルド6から吸気ポート30にわたって配置してある。
は、図6に示すごとく吸気マニホルド6とヘッドブロッ
ク5との間に、各吸気ポート30と、吸気マニホルド6
の各空気通路6aとを個別に連通する中間ブロック37
を配置し、各ガスインジェクター20と噴射通路21と
が、それぞれ中間ブロック37に組み付けられている。
噴射通路21は複数個設けることができる。
めの第2燃料供給系F2が、ガス供給源17と、ガスの
供給圧力を調整する圧力調整器19と、ガス燃料を吸気
ポート30へ噴射供給するガスインジェクター20等で
構成され、ガスインジェクター20の噴射通路21の出
口31を吸気ポート30に臨ませて、ガス燃料を燃焼室
に吸引される燃焼空気と共に供給するので、ガス燃料を
燃焼空気に対して均等に分散した状態で供給できる。従
って、ガス燃料の偏りに伴う黒煙を生じることがなく燃
料を完全燃焼できる。さらに、排気弁11が閉じた後
の、排気動作を含まない第2吸気行程S2においてガス
燃料を噴射供給するので、生ガスが排気通路へ流出する
のを確実に防止でき、先のようにガス燃料を均等に分散
供給できることと相俟って、排ガスの低公害化を実現で
きる。排気弁11が閉じた後の負圧状態の吸気ポート3
0に燃料を噴射供給するので、ガス燃料を低圧で噴射供
給でき、圧縮行程でガス燃料を噴射供給する場合に比べ
て、ガスインジェクター20などの機器に対する負荷を
軽減できる。
を配置し、噴射通路21が吸気マニホルド6から吸気ポ
ート30にわたって配置されたエンジン構造によれば、
吸気マニホルド6を改造するだけで済むので、シリンダ
ーブロック4やヘッドブロック5などのエンジンの基本
構造を改造する必要がなく、従ってエンジンの二元燃料
化を低コストで達成できる。
間に中間ブロック35を配置し、そこにガスインジェク
ター20と噴射通路21とをそれぞれ組み付けるように
したエンジン構造によれば、シリンダーブロック4やヘ
ッドブロック5などのエンジンの基本構造を改造する必
要がないうえ、吸気マニホルド6にガスインジェクター
20や噴射通路21を組み込む余裕がない状況下でも、
より少ない手間でエンジンの二元燃料化を実現でき、と
くに既存のディーゼルエンジンであっても、より少ない
費用で二元燃料化できる。
ス燃料の噴出供給位置と範囲を拡大して、ガス燃料が燃
焼室の特定部位に集中するのを防止できるので、ガス燃
料を燃焼空気に対してさらに均等に分散させて、エンジ
ン稼動時の燃焼状態の向上を図り、完全燃焼を促進でき
る。
ィーゼルエンジンの実施例を示す。図2において二元燃
料ディーゼルエンジンは、従来から公知のディーゼルエ
ンジン(以下、単にエンジンという)をベースにして、
既に装備されている軽油などの液体燃料を供給する第1
燃料供給系F1とは別に、ガス燃料を供給するための第
2燃料供給系F2を付加し、さらに両燃料供給系F1・
F2を統一的に制御するための運転制御装置3、および
制御機器等を付加して構成される。図1においてエンジ
ンは、シリンダーブロック4、ヘッドブロック5、吸気
マニホルド6、排気マニホルド7などを有し、燃焼室内
のピストン8に対向して燃料噴射弁9と、吸気弁10お
よび排気弁11などをヘッドブロック5に設けてなる。
符号30は吸気ポートである。
および燃料送給ポンプと、シリンダーブロック4の外面
に組み付けられた燃料噴射ポンプ13と、シリンダーブ
ロック4に組み込んだ燃料噴射弁9と、燃料噴射ポンプ
13のポンプレバー14を制御操作する供給燃料制御器
15などで構成してある。供給燃料制御器(供給燃料制
御手段)15は、電磁操作式のアクチュエーターからな
り、エンジンを二元燃料化するためのキットに含まれ
る。
るガスボンベ(ガス供給源)17と、ガス供給通路を開
閉する供給弁18と、ガスの供給圧力を所定の圧力に低
下調整する圧力調整器19と、各燃焼室に対応して設け
られるガスインジェクター20と、ガスインジェクター
20から導出される噴射通路21と、図3に示すように
ガスインジェクター20を数個ずつまとめて支持する噴
射ブロック23と、噴射ブロック23を固定支持するブ
ラケット24とからなる。第2燃料供給系F2を構成す
る全ての機器と、運転制御装置3を構成する全ての機器
とは、従来エンジンを二元燃料化するためのキットの主
要部を占める。
調整器19に連通する主通路25を長手方向へ形成して
あり、この通路25から分岐した入口ポート26と、噴
射通路21に連通する出口ポート27との間にガスイン
ジェクター20が介装されている。ガスインジェクター
20は、その内部に設けた開閉弁を開閉操作して入口ポ
ート26と出口ポート27とを連通し、あるいは両ポー
トの間を遮断でき、これによりガス燃料の供給状態を制
御する。そのために、ガスインジェクター20は、先の
開閉弁がソレノイドで高速開閉される電磁操作式のガス
噴射弁を用いており、たとえば最大回転数が5000r
pm前後のエンジンであっても、応答遅れを生じること
なくガス燃料を確実に断続供給できる。ガスインジェク
ター20は、開閉弁の開閉時間を変更することによりガ
ス供給量を変更する。
手とで形成する。詳しくは、出口ポート27から導出さ
れる第1通路21aと、吸気マニホルド6の内面に固定
した第2通路21bとで構成してある。第1通路21a
と、第2通路21bとは、吸気マニホルド6に通設した
通路を介して連結してある。第2通路21bの出口31
は吸気口を指向するよう設けてある。
10・11の開閉タイミングは、概ね図4に示すように
設定されている。吸気行程Sは、吸気弁10を上死点前
の所定角度で開弁操作した後、下死点を越えた所定角度
で吸気弁10を閉弁操作して終了する。この吸気行程S
は排気行程の終期と重なる第1吸気行程S1を含んでい
る。詳しくは、第1吸気行程S1は、吸気弁10が上死
点前の所定角度で開弁操作された後、上死点から所定角
度だけ進んだ位置で排気弁11が閉弁されるまでの角度
領域である。第2吸気行程S2は、吸気行程S1を除く
残りの吸気行程の角度領域である。この第2吸気行程S
2の角度範囲内において、ガスインジェクター20でガ
ス燃料を噴射供給することにより、ガス燃料が排気通路
へ押し出されてしまうのを解消して、生ガスの発生を防
止する。換言すると、ガスインジェクター20の燃料噴
射時期は、排気弁11が閉じた後の(排気動作を含まな
い)第2吸気行程S2の角度領域に設定されている。
プロセッサーを含むコントローラー33と、燃料噴射ポ
ンプ13のポンプレバー14を電気的に操作する供給燃
料制御器(供給燃料制御手段)15と、コントローラー
33に各種の運転制御信号を出力するセンサー群34
と、運転制御状態を表示するための表示器35などで構
成してある。ガスインジェクター20の開閉弁を開閉す
るソレノイド、および供給弁18も、コントローラー3
3からの動作指令信号を受けて作動する。コントローラ
ー33に各種の運転制御信号を出力するセンサー群34
は、アクセルベダルの動作量、エンジン回転数、噴射タ
イミングパルス、燃料噴射ポンプ13のラック位置、吸
気温度、吸気圧力、冷却水温度、主通路25におけるガ
ス圧力、などのセンシング信号を出力する。コントロー
ラー33は、これらの信号を受けて、予め設定された制
御アルゴリズムに従って先の機器の動作状態を制御す
る。エンジンは、いくつかの運転モードに従って運転で
きる。例えば、常にガス燃料を主たる燃料とするモード
や、エンジンの出力向上を優先するモード、あるいは排
ガス中の有害物質の低下を優先するモードなどを選択で
きる。
ンジンの別実施例を示す。そこでは、吸気マニホルド6
とヘッドブロック5との間に中間ブロック37を介装
し、この中間ブロック37にガスインジェクター20が
組み付けられている。中間ブロック37には、各吸気ポ
ート30と吸気マニホルド6の空気通路6aとを連通す
る連通路38を設けてあり、連通路38の内面に噴射通
路21を組み付ける。この場合には、中間ブロック37
を利用してガスインジェクター20を取り付けることが
できるので、先の実施例における第1通路21aを省略
できる。必要に応じて、複数個の噴射通路21を連通路
38の内面に配置することができる。このように、中間
ブロック37を付加してエンジンを二元燃料化すると、
吸気マニホルド6に噴射通路21を配置する余裕がない
場合でも、従来エンジンを二元燃料化できる。他は先の
実施例と同じであるので、同一部材に同じ符号を付して
その説明を省略する。
ンジンのさらに別の実施例を示している。この実施例
は、エンジンの吸気弁10および排気弁11が、それぞ
れ2個ずつ設けてある4バルブ方式のエンジンに対応し
たものであって、吸気ポート30の大部分が個々の吸気
弁10に対応して隔壁40で2分されるので、各吸気弁
10に対応して噴射通路21を付加する点が先の実施例
と異なる。具体的には、出口ポート27から導出される
第1通路21aと、吸気マニホルド6の内面に固定した
T字形の管継手を介して第1通路21aに連通される、
第2・第3の各通路21b・21cとで噴射通路21を
構成し、第2・第3の各通路21b・21cを隔壁40
で2分された通路に沿って分離配置した。このように、
第2・第3の通路21b・21cを設けて、隔壁40で
2分された通路ごとにガス燃料を噴射供給すると、ガス
燃料が燃焼室の特定部位に集中するのを防止しながら、
ガス燃料を燃焼空気に対して均等に分散させることがで
きる。このように、噴射通路21の終端通路は、各燃焼
室ごとの吸気弁10の数に応じて複数個ずつ設けること
ができる。
らの出力信号に基づいて供給燃料制御器15を作動さ
せ、燃料噴射ポンプ13の燃料噴射時期とその量を制御
する場合について説明したが、燃料噴射時期と燃料噴射
量を電子コントロールするディーゼルエンジンの場合に
は、エンジンに組み込まれている供給燃料制御手段をそ
のまま利用することができる。例えば、コモンレール式
の電子制御燃料噴射システムにおいては、エンジンの運
転状態に関係する各種のセンシング信号を受けたコント
ロールユニット(ECU:Electronic Co
ntrol Unit)によって、サプライポンプ(燃
料供給ポンプ)や燃料噴射弁を電気的に制御し、個々の
燃焼室ごとに燃料噴射時期と燃料噴射量を最適化する
が、このような場合にはアクチュエーターからなる供給
燃料制御器15を別途使用する必要がなく、運転制御装
置3のコントローラー33は、先のコントロールユニッ
ト(ECU)と協同して燃料噴射ポンプや燃料噴射弁を
電気的に制御することができる。つまり燃料噴射時期と
燃料噴射量を電子コントロールするディーゼルエンジン
の場合には、供給燃料制御手段として先のコントロール
ユニット(ECU)をそのまま利用することができる。
子制御燃料噴射ポンプ(略称TICS)と称される燃料
噴射ポンプ13を使用して、その運転状態をコントロー
ルユニット(ECU)で電子的に制御し、燃料噴射の時
期や圧力などをコントロールする場合があるが、この場
合には、上記の電子制御方式のエンジンと同様に、本発
明の供給燃料制御手段として、コントロールユニット
(ECU)をそのまま利用することができる。
燃料化する場合について説明したが、本発明は新規に製
造されるエンジンに適用してもよい。ガスインジェクタ
ー20の開閉弁は、電気的に開閉する以外に、エンジン
動力を利用して機械的に開閉することができる。ガス燃
料は天然ガス以外のガス燃料であってもよい。
図である。
を示す断面図である。
けた状態での側面図である
よび噴射通路の配置構造を示す断面図である。
ーおよび噴射通路の配置構造を示す断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 液体燃料を供給する第1燃料供給系F1
と、ガス燃料を供給する第2燃料供給系F2とを備えて
おり、 第2燃料供給系F2が、ガス供給源17と、ガス供給源
17から供給されるガスの供給圧力を調整する圧力調整
器19と、各燃焼室に対応してガス燃料を吸気ポート3
0へ噴射供給するガスインジェクター20とを含み、 ガスインジェクター20はエンジンの外面に配置され
て、その噴射通路21の出口31が吸気ポート30に臨
んでおり、 ガスインジェクター20の燃料噴射時期が、排気弁11
が閉じた後の第2吸気行程S2に設定されており、 第1燃料供給系F1の燃料噴射量および燃料噴射時期を
調整する供給燃料制御手段15と、ガスインジェクター
20との駆動状態が、運転制御装置3で統一的に制御さ
れるように構成したガス燃料を併用する二元燃料ディー
ゼルエンジン。 - 【請求項2】 ガスインジェクター20が、エンジンの
外面に固定した噴射ブロック23に装着されていて、そ
の噴射通路21が吸気マニホルド6から吸気ポート30
にわたって配置してある請求項1記載のガス燃料を併用
する二元燃料ディーゼルエンジン。 - 【請求項3】 吸気マニホルド6とヘッドブロック5と
の間に、各吸気ポート30と、吸気マニホルド6の各空
気通路6aとを個別に連通する中間ブロック37が配置
されており、 各ガスインジェクター20と噴射通路21とが、中間ブ
ロック37に組み付けてある請求項1記載のガス燃料を
併用する二元燃料ディーゼルエンジン。 - 【請求項4】 噴射通路21が、複数個設けてある請求
項1または2または3記載のガス燃料を併用する二元燃
料ディーゼルエンジン。
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