JP2003193363A - 捺染装置 - Google Patents

捺染装置

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JP2003193363A
JP2003193363A JP2001392051A JP2001392051A JP2003193363A JP 2003193363 A JP2003193363 A JP 2003193363A JP 2001392051 A JP2001392051 A JP 2001392051A JP 2001392051 A JP2001392051 A JP 2001392051A JP 2003193363 A JP2003193363 A JP 2003193363A
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cloth
printing apparatus
roller
ink
textile printing
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JP2001392051A
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Akira Murakami
彰 村上
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄生地で布目の粗い布帛であっても布帛の平
面性を維持すること。 【解決手段】 薄生地で布目の粗い布帛Sの場合、繊維
にインクが付着するとインク・レシーバ132の位置で
垂れ下がる。カメラ140が、布面位置を側面より撮影
し、演算処理部Cが、画像解析によってインク・レシー
バ132上の布帛Sの垂れを検出する。そして、演算処
理部Cが、垂れた布面を印字基準面Bに近づけるように
駆動ローラ112の回転を制御する。即ち、中空域で垂
れを検知したならば、垂れの量に応じて、布帛Sに引張
力を付加して垂れた分を引き上げることで、布帛の平面
性を回復・維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】連続する布帛にインクを吹付
けて印字する捺染装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続した布帛に図画等を印字するインク
ジェット式の捺染装置がある。図11は、インクジェッ
ト式の捺染装置の構成の概要を説明する図である。捺染
装置500は、布帛Sを各種ローラを配した搬送経路に
沿って元巻き502から巻き取り装置516まで送る搬
送部Mと、搬送経路を横断する印字ラインLに沿って往
復移動するインクジェット式のヘッド部Hと、印字(記
録)する図画の情報を記憶するとともに装置各部の制御
を司る演算処理部Cと、を備える。演算処理部Cには、
CPUやICメモリ等のハードウェアと、制御手順を記
述したソフトウェアとが備えられており、搬送部M及び
ヘッド部Hの動作は、演算処理部Cよって制御される。
【0003】そして、捺染装置500は、通信回線2に
よって接続されたパソコン4等の外部装置や、メモリー
カード6などから図画の情報を取得し、該情報に基づい
てヘッド部Hから布帛Sにインクを飛翔させ吹付けて着
色し、図画を布帛Sに印字(記録)する。
【0004】より具体的には、例えば図12に示すよう
に、布帛Sはロール状の元巻き502として捺染装置5
00に供給される。捺染装置500は、布帛Sを元巻き
502から搬送経路に沿って印字ラインLの位置に送
る。印字ラインL付近では、駆動ローラ512と搬送ロ
ーラ508及び従動ローラ510とが、布帛Sを保持・
位置決めして印字基準面Bを形成する。送りの動作は駆
動ローラ512の回転によって行われ、搬送方向成分の
印字位置が決められる。
【0005】布帛Sに印字基準面Bが形成され、印字ラ
インLに位置決めされたならば、捺染装置500は、イ
ンクジェット式のヘッド部Hを印字ラインLに沿って移
動させながら布帛Sにインクを吹付けて印字する。印字
された布帛Sは、駆動ローラ512によって印字ライン
Lの位置から送り出され、巻き取り装置516によって
再びロール状に巻かれ印字が終了する。
【0006】印字ラインL付近の布帛Sの平面性は印字
品質に影響するため、布帛Sを下から支えるガイド平板
530などが設けられる場合が多い。ガイド平板530
には、印字ラインLの位置に印字基準面を挟んでヘッド
部Hと反対側(図12では、布帛S下方)に布帛Sを通
過した未付着インクを回収するインク・レシーバ53
2、が備えられている。
【0007】生地が薄い布帛や布目の粗い布帛では、繊
維に付着しきれない未付着インクが布面を通過し(以
下、裏抜けと言う)、ガイド平板530上に付着して布
帛の他の部分に誤って付着する問題が起こり得る。例え
ば、図13は布目の粗い布帛をヘッド部側から見た一例
を示す図である。布目の粗い布帛の場合、縦糸T1と横
糸T2が疎に編まれている。その為、ヘッド部Hより飛
翔させたインク粒子J1〜J6の一部(図13の場合J
1、J3、J4、J6)は、糸に吸着されずに裏抜けし
未付着インクとなる。インク・レシーバ532を備え、
裏抜けした未付着インクを回収することで、他の部分に
誤って付着しないようにする。
【0008】こうしたインクジェット式の捺染装置は、
スクリーンを必要とする捺染装置に比べてスクリーンの
製版工程を必要とせず、様々な種類の布帛に対応するこ
とができることから、緊急性の高い生産や小ロット生産
に適しており需要が多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】裏抜けする薄い布帛に
対しては、前述の如く未付着インクをインク・レシーバ
532によって回収する対応がなされている。しかし、
布帛Sの種類によっては、布帛Sの自重と繊維に付着し
たインクの重量によって、前記インク・レシーバ532
の部分で布面が印字基準面Bより垂れ、印字ラインL付
近の布帛Sの平面性が保たれないという問題があった。
【0010】本発明は、上記課題を鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、薄生地で布目の粗い
布帛であっても布帛の平面性を維持できる捺染装置を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の捺染装置は、連続した布帛を搬送
し、搬送経路である第1ローラ部(例えば、図1の駆動
ローラ112)と第2ローラ部(例えば、図1の搬送ロ
ーラ108)間の中空域(例えば、図2のヘッド部Hと
布帛Sとの空間、布帛Sとインク・レシーバ132との
空間、図7に描かれている領域)において、一方よりイ
ンクを吐出して前記布帛に印字するとともに、他方にて
前記布帛を通過したインクを回収する捺染装置であっ
て、前記中空域に搬送される布帛を側方から見た布面位
置を検出する検出手段(例えば、図1の演算処理部Cと
カメラ140、図3の画像処理部22、画像撮影部3
0)と、前記検出手段により検出された布面位置と予め
設定された基準位置(例えば、図2の印字基準面B、図
7の基準ライン144)との位置差に基づいて、前記第
1ローラ部の回転を制御する第1制御手段(例えば、図
1の演算処理部C、図3の第1制御部24)と、を備え
ることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、連続した布帛を搬
送し、搬送経路である第1ローラ部と第2ローラ部間の
中空域において、一方よりインクを吐出して前記布帛に
印字するとともに、他方にて前記布帛を通過したインク
を回収する捺染装置であって、前記第2ローラ部を搬送
方向とは逆方向に回転させる第2制御手段(例えば、図
1の演算処理部C、図8の第2制御部26)、を備える
ことを特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明は、連続した布帛を搬
送経路である第1ローラ部と第2ローラ部間の中空域に
おいて、一方よりインクを吐出して前記布帛に印字する
とともに、他方にて前記布帛を通過したインクを回収す
る捺染装置であって、搬送経路上の谷部の布帛上面に、
略円断面の第1の重量バランサを回転自在に備え、前記
第1の重量バランサの自重により布帛に引張力を付加す
ることを特徴とする。
【0014】第1ローラ部と第2ローラ部は、両者の間
で布帛を平面状に保持して印字基準面を形成するローラ
部であって、第1ローラ部が主たる動力元として駆動し
て布送り動作する。
【0015】中空域とは、印字作業に係り設けられた領
域であって、中空域には、例えば、ヘッド部、ヘッド部
のキャリッジ、印字基準面を挟んでヘッド部と反対側の
印字ラインの位置に設けられた未付着インクを回収する
手段(例えば、図12のインク・レシーバ532)など
が、配置されている。
【0016】薄生地で布目が粗い布帛の場合、該中空
域、より具体的には中空域のインク・レシーバ532に
掛かる布帛が、自重と付着したインクの重量で垂れ下が
る。そこで、第1ローラ部と第2ローラ部とで保持され
ている布帛に引張力を付加し、中空域で垂れた部分を引
き上げて印字基準面に近づけることによって、垂れを補
正し平面性を維持する。
【0017】請求項1記載の発明では、検出手段によっ
て中空域の布面位置を検出する。そして、第1制御手段
が、予め設定された基準位置との位置差に基づいて、垂
れた布面を基準位置に近づけるように第1ローラ部の回
転を制御する。即ち、中空域で垂れを検知したならば、
垂れの量に応じて、第1ローラ部を搬送方向に追加的に
回転させて引張力を付加し、垂れた分を引き上げる。
【0018】検出手段としては、例えば、光センサの投
光部と受光部とを前記中空域の布帛を側方から挟むよう
に配置して布面位置を検出する。そして、第1制御部
が、予め設定された基準位置の値と検出された値を比較
するとしても良い。また、側面より上下方向に赤外線レ
ーザをスキャン照射して布面位置を検出するとしても良
く、適宜設定して構わない。
【0019】請求項4記載の発明では、第2ローラ部が
常時搬送方向と逆方向に回転し、布帛との摩擦によって
一定の引張力を付加する働きをする。この際、第2ロー
ラ部の回転力が、位置決めされている布帛を逆方向に搬
送させない程度であることは勿論である。中空域で垂れ
た布面は、垂れが生じると同時に第2ローラ部の方向へ
の引っ張られて印字基準面まで引き上げられて、平面性
が維持される。
【0020】請求項7記載の発明では、搬送経路状に谷
部を設け、該谷部で転動するように重量バランサを配置
して引張力を付加する。即ち、垂れは、発生と同時に重
量バランサによる引張力で引っ張られ、印字基準面まで
引き上げられ、中空域の平面性が維持される。
【0021】重量バランサは、布帛の種類に応じた重量
を有し、布帛の谷部の上面で転動できる略円断面を有す
るバランサであって、例えば、布帛種類毎に用意された
円柱状の棒材や、布帛の種類に応じて適宜粉体や液体を
封入する管状材などであっても良い。また、谷部は単数
又は複数でも良く、搬送経路上のローラの配置に応じ
て、適宜中空域に引張力を伝達させる位置に適宜設けて
構わない。
【0022】従って、請求項1、4、7記載の発明によ
れば、薄生地で布目が粗い布帛であっても前記中空域に
おける平面性を維持することができ、より印字品質を高
めることができる。
【0023】また、請求項2記載の発明のように、請求
項1記載の捺染装置であって、複数の基準位置を布帛の
種類に対応付けて記憶する記憶手段(例えば、図1の演
算処理部C、図3の記憶部50、基準位置補正情報5
6)と、布帛の種類を入力する入力手段(例えば、図1
の入力キー152、図3の入力部10)と、を更に備
え、前記第1制御手段は、前記入力手段により入力され
た布帛の種類に応じた基準位置と、前記検出手段により
検出された布面位置との位置差に基づいて(例えば、図
5のステップS206からS210)、前記第1ローラ
部の回転を制御することとしても良い。
【0024】記憶手段とは、例えば、捺染装置に内蔵さ
れるICメモリやハードディスクなどの情報記憶媒体
や、着脱自在な情報記憶媒体、或いはスイッチ回路など
である。入力手段とは、記憶手段に応じた、例えば、デ
ータの表示・選択・決定をする表示部と操作入力キー、
或いはボタンスイッチやトグルスイッチである。
【0025】請求項2記載の発明によれば、ユーザが入
力手段から布帛の種類を入力すると、布帛種類に応じた
基準位置の情報が記憶手段より選択される。第1制御手
段は、該選択された基準位置の情報と検出手段によって
検出された中空域の布帛の布面位置との位置差に基づい
て第1ローラ部を制御する。
【0026】従って、請求項1記載の発明と同様の効果
を奏するとともに、例えば、引っ張りに弱い種類の布帛
を、他の引っ張りに強い布帛と同じ基準位置まで補正し
ようとしたために、繊維を過剰に延ばして痛めてしまう
事態や編み方の関係で極端に変形してしまう事態を防
ぎ、布帛の特性に応じてより適した条件で平面性の維持
を実施することができる。
【0027】更に、請求項3記載の発明のように、請求
項1又は2記載の捺染装置であって、前記中空域を側方
から撮像する撮像手段(例えば、図1のカメラ140)
を更に備え、前記検出手段は、前記撮像手段により撮像
された画像に基づいて布面位置を検出することとしても
良い。
【0028】請求項3記載の発明によれば、前記中空域
の布面の位置は、撮像手段によって撮影された画像を画
像解析して求められる。
【0029】画像解析の方法は、例えば、厚い布帛の場
合には、布帛側面の輪郭を抽出し輪郭の中心位置を布面
の位置として判断するとしても良い。更に厚さが一定で
ない布帛の場合には、輪郭線の位置の平均値をとるとし
ても良い。
【0030】従って、請求項1又は2に記載の発明と同
様の効果を奏するとともに、例えば、ニットのように編
み方によって布帛断面が必ずしも一定でない種類であっ
ても、的確に布面位置を検出することができる。
【0031】また、請求項5記載の発明のように、請求
項1〜3の何れか記載の捺染装置であって、前記第2ロ
ーラ部を搬送方向とは逆方向に回転させる第2制御手
段、を備えることとしても良い。
【0032】請求項5記載の発明によれば、第1ローラ
部と第2ローラ部との両方の回転によって引っ張り、前
記中空域の垂れを補正する。従って、請求項5記載の発
明によれば、請求項1〜3の何れかに記載の発明と同様
の効果を奏するとともに、より様々な引っ張りを設定す
ることが可能となる。
【0033】例えば、第2ローラ部の回転によって垂れ
を補正し、第2ローラ部の回転では補いきれない垂れを
第1ローラ部で補正することによって、編みが均一でな
い布帛であっても適切に垂れに対応し、より良く平面性
を維持することができる。
【0034】また、請求項6記載の発明のように、請求
項4又は5記載の捺染装置であって、複数の回転量を布
帛の種類に対応付けて記憶する回転量記憶手段(例え
ば、図1の演算処理部C、図3の記憶部50、回転量情
報58)と、布帛の種類を入力する入力手段と、を更に
備え、前記第2制御手段は、前記入力手段により入力さ
れた布帛の種類に応じた回転量に基づいて制御すること
としても良い。
【0035】従って、請求項6記載の発明によれば、請
求項4又は5記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、第2ローラ部を、布帛の種類毎により好適な回転量
で制御することができる。尚、布帛の搬送は、間欠的に
行われる。この為、回転量には、搬送中の回転量即ち単
位時間当りの回転量(回転速度)と、搬送停止中(印字
中)に布帛に引張力を付加するための回転量とが含まれ
る。
【0036】また、請求項8記載の発明は、請求項1〜
6の何れかに記載の捺染装置であって、搬送経路上の谷
部の布帛上面に、略円断面の第1の重量バランサを回転
自在に備え、前記第1の重量バランサの自重により布帛
に引張力を付加することを特徴とする。
【0037】請求項8記載の発明によれば、請求項1〜
6の何れかに記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、前記中空域で発生した布帛の垂れを、垂れが生じる
と同時に重量バランサによる引張力で印字基準面まで引
き上げることによって、平面性を維持することができ
る。
【0038】
【発明の実施の形態】〔第1実施の形態〕次に、図1〜
図3を参照して、本発明を適用した捺染装置の第1の実
施の形態について詳細に説明する。尚、搬送部M、ヘッ
ド部H、演算処理部Cの基本構成及びその動作は、基本
的に従来と同様なのでここでの詳細な説明は省略する。
【0039】図1は、本実施の形態構成の概略を示す透
視斜視図である。同図に示すように、捺染装置100
は、布帛Sの搬送部Mと、ヘッド部Hと、演算処理部C
と、ガイド平板130と、カメラ140と、背景142
と、LCD150と、入力キー152と、筐体190
と、を備える。搬送部Mとヘッド部Hとは、印字ライン
Lが略水平になるように筐体190に配置され、他の前
記各部とともに演算処理部Cによって統合的に制御さ
れ、インクジェット式の捺染装置として機能する。
【0040】搬送部Mは、ロール状に巻かれた元巻き1
02から、バックテンションローラ104、アイドルロ
ーラ106、搬送ローラ108と従動ローラ110との
間、駆動ローラ112、テンションローラ114、巻き
取り装置116、の順番に、布帛Sを搬送経路に沿って
送る(以下、布送りと言う)。
【0041】元巻き102から引き出された布帛Sは、
図2に示すように、搬送ローラ108と従動ローラ11
0との間を通して駆動ローラ112に懸架され、搬送ロ
ーラ108と駆動ローラ112との間で平面状に保持さ
れ印字基準面Bを形成する。搬送方向(図中白矢印の方
向)の布送り動作は、駆動ローラ112の回転によって
行われ、布帛Sを印字ラインLの位置に位置決めする。
【0042】ガイド平板130は、布帛Sの下方に設け
られた平板部材であって、布帛Sを下面から支えて平面
性を維持するのを助ける。また、ガイド平板130に
は、印字ラインLの下方に相当する位置にインク・レシ
ーバ132が設けられ、布帛Sを裏抜けした未付着イン
クを受けて回収する。インク・レシーバ132の開口幅
はヘッド部Hの幅に応じて適宜設定される。
【0043】ヘッド部Hは、所謂インクジェット式の印
字ヘッドであって、印字ラインLに沿って布帛Sを略横
断するように(図中黒矢印の方向に)移動しながらイン
クを布帛Sに吹付け図画を印字する。
【0044】カメラ140は、印字ラインLにおける布
帛Sの垂れの様子を撮影する装置であって、インク・レ
シーバ132にかかる布帛Sを側面から撮影する。カメ
ラ140は、例えば、CCDカメラや赤外線カメラなど
から適宜選択される。撮影用の光源は適宜設ける。
【0045】背景142は、布帛Sを挟んでカメラ14
0と対向する位置に設けられ、カメラ140で撮影され
る画像の背景となる。背景142は、全体としては画像
処理時に布帛Sの側面の輪郭を検出しやすくする色彩を
有し、印字基準面Bに相当する基準ライン144と、基
準ライン144からの寸法基準を取得するためのスケー
ルライン146と、を備える。例えば、布帛Sが白色で
あるならば、背景142は青色の地に赤色基準ライン1
44と黄色のスケールライン146と、が描かれる。
【0046】LCD150は、文字や画像情報をユーザ
に提示する手段であって、ELDやPDPなどの他の表
示装置でも良い。入力キー152は、捺染装置100に
ユーザの選択・決定を入力する手段であって、例えば、
ボタンやキースイッチ、レバーによって実現される。
【0047】演算処理部Cには、CPUやICメモリ等
のハードウェアと、制御手順を記述したプログラム及び
データ類と、が備えられている。前記の駆動モータ11
2やヘッド部Hやカメラ140の動作、及びカメラ14
0からの画像情報の取得と画像処理などは、演算処理部
Cよって統合的に制御・実行される。
【0048】また、演算処理部Cは、通信回線2を介し
て外部のパソコン4に接続して、或いはメモリーカード
6などの着脱自在な情報記憶媒体を読んで、制御データ
や印字する図画情報を取得・記憶する。
【0049】尚、例えば、電源、搬送部Mの駆動系、ヘ
ッド部Hの駆動系、インクタンクなど、従来よりインク
ジェット式捺染装置が有する各種要素は、図示及び説明
を省略したが、同様に捺染装置100に備えられてい
る。
【0050】次に、機能ブロックの構成を説明する。図
3は、本実施の形態における機能ブロックの構成を示す
図である。同図に示すように、捺染装置100は、入力
部10と、情報記憶媒体読取部12と、通信制御部14
と、制御部20と、画像撮影部30と、表示部32と、
ヘッド部Hと、搬送部Mと、記憶部50と、を備える。
【0051】入力部10は、ユーザの選択・決定を捺染
装置100に入力する機能を有する。図1の入力キー1
52がこれに該当する。入力部10の信号は、制御部2
0に出力される。
【0052】情報記憶媒体読取部12は、例えば、メモ
リーカード6、MO、FD(登録商標)、CD−RO
M、DVD、MD(登録商標)などの着脱自在な情報記
憶媒体から情報を読み出す機能を有し、媒体の種類に応
じたプレーヤやリーダ等の装置が適宜選択される。読み
出された情報は、制御部20に出力される。
【0053】通信制御部14は、通信回線2に接続し、
外部のパソコン4とのデータ送受を実現する機能を有
し、通信回線2の種類に応じた端子や信号変換器などが
適宜選択される。
【0054】画像撮影部30は、前記中空域の布帛Sの
様子を撮影する機能を有し、図1のカメラ140がこれ
に該当する。画像撮影部30により撮影された画像情報
は、記憶部50に一時的に記憶されて画像処理される。
【0055】表示部32は、制御部20からの指示に従
って捺染装置100からユーザに文字や画像を表示して
情報を提示する。図1のLCD150がこれに該当す
る。
【0056】制御部20は、各部と信号を送受して演算
処理によって捺染装置100の動作を統合的に制御す
る。例えば、CPU、RAM、ROM、システムバスな
どのハードウェアと、記憶部50に記憶されたプログラ
ムや各種データによって実現される。また、制御部20
は、画像撮影部30によって撮影された画像情報を取得
・記憶・画像解析する画像処理部22と、搬送部Mの第
1ローラ部42を制御する第1制御部24と、を備え
る。尚、第1ローラ部42には、本実施の形態では駆動
ローラ112が該当する。
【0057】記憶部50は、各種のプログラムやデータ
を記憶する機能を有し、例えば、各種ICメモリ、ハー
ドディスクなどによって実現される。記憶部50には、
画像撮影部30で撮影された画像情報、印字する図画情
報は勿論のこと、印字に係る制御の手順を記述した制御
プログラム52と、画像処理部22を機能させる画像処
理プログラム54と、布帛Sの種類と対応づけられた基
準位置補正情報56と、が含まれる。
【0058】基準位置補正情報56は、画像撮影部30
が撮影した画像から画像処理部22が前記基準ライン1
44の位置情報を求める際の補正値である。基準位置補
正情報56は、予め記憶部50に記憶されている構成と
しても良いし、前記パソコン4やメモリーカード6など
外部から適宜与えられる構成としても良い。
【0059】図1の演算処理部Cは、制御部20と、記
憶部50と、情報記憶媒体読取部12と、通信制御部1
4と、によって実現される。
【0060】次に、動作を説明する。図4は、捺染装置
100の印字処理の流れを説明するためのフローチャー
トである。同図に示すように、先ず演算処理部Cが、印
字する図画の情報をパソコン4又はメモリーカード6か
ら取得・記憶する(ステップS102)。
【0061】次に、演算処理部Cは、LCD150に基
準位置補正情報56に対応づけられた布帛Sの種類を表
示させ、ユーザに該当する布帛Sの種類を入力させる
(ステップS104)。
【0062】布帛Sの種類が入力されたならば、図6
(a)に示すように、演算処理部Cは、駆動ローラ11
2を回転させて布送り動作を実行させ、布帛Sの搬送方
向の位置決めをする(ステップS106)。
【0063】位置決めされたならば、演算処理部Cは、
ヘッド部Hにインクを吹かせて印字ラインL上に印字さ
せる(ステップS108)。布帛Sにインクが付着する
と、図6(b)に示すように、インクの重量によってイ
ンク・レシーバ132の部分の布帛Sが垂れる。カメラ
140は、この様子を側面より撮影する。
【0064】図7は、カメラ140が撮影した画像の一
例を示す図である。同図に示すように、撮影された画像
には背景上に布面の側面S’と基準ライン144とスケ
ールライン146とが撮影されている。基準ライン14
4と布面側面S’との位置差δが垂れ量になる。
【0065】印字ラインLの印字が終了したならば、演
算処理部Cは、カメラ140が撮影した画像を画像処理
して垂れを検出する(ステップS110)。
【0066】図5は、画像処理の流れを説明するための
フローチャートである。同図において、先ず演算処理部
Cは、カメラ140から画像情報を取得・記憶する(ス
テップS202)。
【0067】演算処理部Cは、例えば、前記画像から色
情報によって基準ライン144とスケールライン146
と布面側面S’とをそれぞれ識別し、位置情報を算出す
る(ステップS204)。
【0068】演算処理部Cは、布帛Sの種類に対応した
基準位置補正情報56を参照して基準ライン144の位
置情報を補正する(ステップS206)。
【0069】基準ライン144とスケールライン146
との間の寸法は予め決まっているので、補正された該位
置情報とスケールライン146の位置情報を比較して画
面中の単位長さを算出し(ステップS208)、該単位
長さをもとに、基準ライン144の位置情報と、布面側
面S’の位置座標との差から、垂れ量に相当する位置差
δを算出し(ステップS210)、図4のフローに戻
る。
【0070】図4において、演算処理部Cは、位置差δ
が求められたならば布帛Sの垂れが発生したと判断して
(ステップS112のYES)、該位置差δを補正する
分だけの駆動ローラ112の回転量を算出し(ステップ
S114)、駆動ローラ112を回転させる(ステップ
S116)。
【0071】駆動ローラ112の回転によって、図6
(c)に示すように、布帛Sには引張力が付加され、垂
れた部分が印字基準面Bに近づくように作用する。従っ
て、垂れを補正して平面性を回復させることができる。
【0072】以上の処理を、演算処理部Cは印字が終了
するまで繰り返す(ステップS118のNO)。
【0073】尚、駆動ローラ112の具体的な補正のた
めの回転量は、駆動ローラ112の諸元によって適宜設
定されるのは勿論である。また、駆動ローラ112を回
転させて垂れを補正するタイミングは、上述の如く、印
字ライン毎の印字が終了する都度実行されるとしても良
いし、印字ラインの印字途中であっても常時実行される
構成としても良い。
【0074】〔第2の実施の形態〕次に、図8と図9を
参照して、第2の実施の形態について説明する。
【0075】本実施の形態は、第1の実施の形態と比較
して、中空域の布帛Sの垂れを検出する手段(例えば、
図1のカメラ140)が無いことと、中空域の布帛Sに
対して搬送ローラ108によって引張力を付加するこ
と、を特徴とする。その他は、基本的に第1の実施の形
態と同様の構成要素によって実施可能であり、同じ要素
には同じ符号を付け説明は省略するものとする。
【0076】図8は、第2の実施の形態の機能ブロック
図である。同図に示すように、本実施の形態には、第1
の実施の形態と比べて第1ローラ部の制御並びに画像撮
影にかかわる機能が無く、第2ローラ部44と、第2ロ
ーラ部44の回転を制御する第2制御部26と、布帛S
の種類に対応付け手第2ローラ部44の回転量を規定す
る回転量情報58とが、備えられている。第2ローラ部
44は、本実施の形態では搬送ローラ108に該当す
る。
【0077】図9は、本実施の形態における印字ライン
L周辺部の動作を説明するための側面図である。同図に
示すように、本実施の形態では、搬送ローラ108は、
演算処理部Cによって搬送方向と逆方向に、回転量情報
58に規定された回転量で常時回転している。即ち、図
9(a)に示すように、駆動ローラ112と搬送ローラ
108の間の布帛Sは、搬送ローラ108との摩擦によ
って常時搬送方向逆向きの引張力を受けている。この
際、搬送ローラ108の回転力が位置決めされている布
帛Sを逆方向に搬送させない程度であることは勿論であ
る。
【0078】中空域で垂れた布帛Sは、図9(b)に示
すように、垂れが生じると同時に搬送ローラ108の方
向へ引っ張られて印字基準面Bまで引き上げられる。従
って、中空域における垂れが解消され平面性を維持する
ことができる。
【0079】尚、本実施の形態の構成は、上述した搬送
ローラ108と布帛Sの間が常に摩擦する構成に限ら
ず、例えば、搬送ローラ108に適宜回転吸収機構を備
え、垂れが生じていない場合は該機構によって回転力が
吸収される構成としても良いし、搬送ローラ108に回
転力を与える装置と搬送ローラ108との間で摩擦が生
じる構成としても良い。
【0080】〔第3の実施の形態〕次に、図10を参照
して、本発明を適用した第3の実施の形態について説明
する。
【0081】本実施の形態は、第1の実施の形態と比較
して、中空域の布帛の垂れを検出する手段が無いこと、
中空域の布帛に対して、搬送経路に谷部を設け転動自在
な重量バランサを保持させることによって引張力を付加
すること、を特徴とする。その他は、基本的に第1の実
施の形態と同様の構成要素によって実施可能であり、同
じ要素には同じ符号を付け説明は省略するものとする。
【0082】図10は、本実施の形態における搬送経路
の構成の一例を示す斜視図である。同図に示すように、
本実施の形態では、例えば、駆動ローラ112とテンシ
ョンローラ114との間、バックテンションローラ10
4と元巻き102との間の、少なくとも何れか一方に谷
部Vを設ける。そして、該谷部Vに、重量バランサ17
0を配置する。
【0083】重量バランサ170は、例えば、略円断面
の外周を有し、布帛の幅全体に渡って布帛上面で回転自
在に転動する棒状物や、内部に粉体や液体の重量物を封
入した棒状容器である。そして、重量バランサ107
は、例えば両端に脱落防止の錐部172を設け谷部Vに
挿入されて使用される。或いは、捺染装置100にガイ
ド部192が設けられ、重量バランサ170の両端が該
ガイド部に沿って転動するように使用される。
【0084】重量バランサ170は、通常は布帛Sの送
りとともに谷部Vの略同一の位置で転動し、布帛Sに対
して重量分の引張力を付加するように作用する。そし
て、前記中空域で布帛Sが垂れると、布帛Sは谷部Vの
有る方向に引っ張られて垂れが補正される。
【0085】重量バランサ170の重量は、布帛Sの種
類ごとに用意されるか、布帛Sの種類毎に封入した重量
物の量を増減して調整される。重量は、布帛Sの種類毎
にインク付着による垂れと該垂れを補正する適正重量を
求める試験を事前に実施し、予め設定しておくと好まし
い。
【0086】以上、本発明を適用した第1〜第3の実施
の形態について説明したが、本発明の適用がこれらに限
定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない限りに
おいて適宜変更して構わない。
【0087】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、検出手段
が中空域の布面位置を検出し、第1制御手段が、該布面
位置と予め設定された基準位置(例えば、印字基準面の
位置)との位置差に基づいて、垂れた布面を基準位置に
近づけるように第1ローラ部の回転を制御する。従っ
て、薄生地で布目が粗い布帛であっても、垂れ量に応じ
て補正を施すことで、中空域の平面性を回復・維持する
ことができる。
【0088】請求項4記載の発明によれば、第2ローラ
部が常時搬送方向と逆方向に回転し、布帛との摩擦によ
って一定の引張力を付加する働きをする。従って、中空
域で垂れた布面は、垂れが生じると同時に第2ローラ部
の方向への引っ張られて印字基準面まで引き上げられ、
中空域の平面性を回復・維持することができる。
【0089】請求項7記載の発明によれば、搬送経路状
の谷部で転動するように重量バランサが、布帛に引張力
を付加する。従って、垂れは発生と同時に重量バランサ
による引張力で引っ張られ、印字基準面まで引き上げら
れ、中空域の平面性が維持される。
【0090】従って、請求項1、4、7記載の発明によ
れば、薄生地で布目が粗い布帛であっても前記中空域に
おける平面性を維持することができ、より印字品質を高
めることができる。
【0091】また、請求項2記載の発明によれば、ユー
ザが入力手段から布帛の種類を入力すると、布帛種類に
応じた基準位置の情報が記憶手段より選択される。第1
制御手段は、該選択された基準位置の情報と検出手段に
よって検出された中空域の布帛の布面位置との位置差に
基づいて第1ローラ部を制御する。従って、請求項1記
載の発明と同様の効果を奏するとともに、布帛の特性に
応じてより適した条件で平面性の維持を実施することが
できる。
【0092】請求項3記載の発明によれば、前記中空域
の布面の位置は、撮像手段によって撮影された画像を画
像解析して求められる。従って、請求項1又は2に記載
の発明と同様の効果を奏するとともに、例えば、ニット
のように編み方によって布帛断面が必ずしも一定でない
種類であっても、的確に布面位置を検出することができ
る。
【0093】請求項5記載の発明によれば、第1ローラ
部と第2ローラ部との両方の回転によって、前記中空域
の垂れを補正する引っ張りをする。従って、請求項5記
載の発明によれば、請求項1〜3の何れかに記載の発明
と同様の効果を奏するとともに、より様々な引っ張りを
設定することが可能となる。
【0094】請求項6記載の発明によれば、請求項4又
は5記載の発明と同様の効果を奏するとともに、第2ロ
ーラ部を、布帛の種類毎により好適な回転量で制御する
ことができる。
【0095】請求項8記載の発明によれば、請求項1〜
6の何れかに記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、前記中空域で発生した布帛の垂れを、垂れが生じる
と同時に重量バランサによる引張力で引っ張り印字基準
面まで引き上げることによって、平面性を維持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した捺染装置の構成の概略を示す
透視斜視図。
【図2】印字ライン周辺の搬送部の構成を示す斜視図。
【図3】機能ブロックの構成を示すブロック図。
【図4】印字処理の流れを説明するためのフローチャー
ト。
【図5】画像処理の流れを説明するためのフローチャー
ト。
【図6】印字ライン周辺部の動作を説明するための側面
図。
【図7】カメラが撮影した画像の一例を示す図。
【図8】第2の実施の形態における、機能ブロック図。
【図9】第2の実施の形態における、印字ライン周辺の
動作を説明するための側面図。
【図10】第3実施の形態における、搬送経路の構成の
一例を示す斜視図。
【図11】従来のインクジェット式の捺染装置の構成を
説明する図。
【図12】従来の捺染装置における、印字サイン周辺の
構成を示す図。
【図13】布目の粗い布帛をヘッド部側から見た図。
【符号の説明】
100 捺染装置 108 搬送ローラ 110 従動ローラ 112 駆動ローラ 130 ガイド平板 132 インク・レシーバ 140 カメラ 142 背景 170 バランサ B 印字基準面 C 演算処理部 H ヘッド部 L 印字ライン S 布帛 V 重量バランサ δ 位置差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EB13 EB36 EB45 EC12 FA10 FB03 HA29 JC15 3B154 AB20 AB27 BA09 BB33 BB47 BC16 BC42 CA03 CA23 CA39 DA13 DA30 4H057 AA03 DA01 DA34 FA23 FA24 FA30 FA31 GA06 GA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続した布帛を搬送し、搬送経路である第
    1ローラ部と第2ローラ部間の中空域において、一方よ
    りインクを吐出して前記布帛に印字するとともに、他方
    にて前記布帛を通過したインクを回収する捺染装置であ
    って、 前記中空域に搬送される布帛を側方から見た布面位置を
    検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された布面位置と予め設定され
    た基準位置との位置差に基づいて、前記第1ローラ部の
    回転を制御する第1制御手段と、 を備えることを特徴とする捺染装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の捺染装置であって、 複数の基準位置を布帛の種類に対応付けて記憶する記憶
    手段と、 布帛の種類を入力する入力手段と、 を更に備え、前記第1制御手段は、前記入力手段により
    入力された布帛の種類に応じた基準位置と、前記検出手
    段により検出された布面位置との位置差に基づいて、前
    記第1ローラ部の回転を制御することを特徴とする捺染
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の捺染装置であって、 前記中空域を側方から撮像する撮像手段を更に備え、 前記検出手段は、前記撮像手段により撮像された画像に
    基づいて布面位置を検出することを特徴とする捺染装
    置。
  4. 【請求項4】 連続した布帛を搬送し、搬送経路である第1ローラ部と
    第2ローラ部間の中空域において、一方よりインクを吐
    出して前記布帛に印字するとともに、他方にて前記布帛
    を通過したインクを回収する捺染装置であって、 前記第2ローラ部を搬送方向とは逆方向に回転させる第
    2制御手段を備えることを特徴とする捺染装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜3の何れか記載の捺染装置であ
    って、 前記第2ローラ部を搬送方向とは逆方向に回転させる第
    2制御手段を備えることを特徴とする捺染装置。
  6. 【請求項6】請求項4又は5記載の捺染装置であって、 複数の回転量を布帛の種類に対応付けて記憶する回転量
    記憶手段と、布帛の種類を入力する入力手段と、 を更に備え、前記第2制御手段は、前記入力手段により
    入力された布帛の種類に応じた回転量に基づいて制御す
    ることを特徴とする捺染装置。
  7. 【請求項7】連続した布帛を搬送経路である第1ローラ
    部と第2ローラ部間の中空域において、一方よりインク
    を吐出して前記布帛に印字するとともに、他方にて前記
    布帛を通過したインクを回収する捺染装置であって、 搬送経路上の谷部の布帛上面に、略円断面の第1の重量
    バランサを回転自在に備え、前記第1の重量バランサの
    自重により布帛に引張力を付加することを特徴とする捺
    染装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜6の何れかに記載の捺染装置で
    あって、 搬送経路上の谷部の布帛上面に、略円断面の第1の重量
    バランサを回転自在に備え、前記第1の重量バランサの
    自重により布帛に引張力を付加することを特徴とする捺
    染装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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