JP2689624B2 - 製紙機械の支持帯状物の汚れ洗浄装置 - Google Patents

製紙機械の支持帯状物の汚れ洗浄装置

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政宏 矢ヶ部
康二 左海
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、抄紙機等のワイヤパート、プレスパート、
ドライパート等に用いられる支持帯状物の汚れを検出し
て洗浄する製紙機械の支持帯状物の汚れ洗浄装置に関す
るものである。
[従来の技術] 抄紙機等のワイヤパート、プレスパート、ドライパー
ト等においては、紙原料を移送するために、ワイヤ、フ
ェルト、キャンバス等の支持帯状物が用いられている。
支持帯状物の汚れを洗浄するのに従来は、目視により
汚れの位置や大きさを見付けて、支持帯状物を洗浄して
いた。
[発明が解決しようとする課題] 最近は抄紙速度が高速化しているので、機械を運転し
ながらでは汚れを発見するのが困難となり、機械を停止
して汚れの位置や大きなを調べなければならず、時間が
かかって対処が遅れることがあった。
本発明は製紙機械を運転したままの状態で支持帯状物
の汚れの位置や大きさを検出し、汚れた箇所を適確に洗
浄するようにした製紙機械の支持帯状物の汚れ洗浄装置
を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の製紙機械の支持帯状物の汚れ洗浄装置は、製
紙機械の支持帯状物の一面側に設けられ前記支持帯状物
の幅方向に移動する視野・焦点調整可能なカメラと、前
期支持帯状物の他面側に前記カメラと対向して設けられ
前記カメラと同期して前記支持帯状物の幅方向に移動す
るストロボと、前記カメラの撮影した画像によって前記
支持帯状物の汚れの位置及び大きさを検出する画像処理
装置と、前記支持帯状物の一面側に分布して配設され前
記支持帯状物に洗浄液を噴射する多数のノズルと、前記
画像処理装置の検出した汚れの位置及び大きさに対応し
て前記ノズルに洗浄液を選択的に供給させるコントロー
ラと、を備えたことを特徴とするものである。
[作用] 視野・焦点の調整可能なカメラと高速撮影を可能とす
るストロボとにより、支持帯状物をブレなく撮影し、画
像処理装置により汚れの位置及び大きさを検出し、その
箇所にノズルから洗浄液を噴射し、製紙機械を運転しな
がら支持帯状物を洗浄することができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
第1図において抄紙機等の製紙機械の支持帯状物1の
上面側には視野・焦点の調整可能なカメラ2が設けられ
ており、支持帯状物1の下面側にはカメラ2と対向する
ように、光源としてストロボ3が設けられている。抄紙
機には第2図に示すようにワイヤパート4、プレスパー
ト5、ドライパート6があって、ワイヤパート4の支持
帯状物1には金網状にしたワイヤが使用され、プレスパ
ート5の支持帯状物1にはフェルトが使用され、ドライ
パート6の支持帯状物1にはキャンバスが使用されてい
て、これら各パートの支持帯状物1のそれぞれの上面側
にカメラ2が設けられ、下面側にストロボ3が設けられ
て、各支持帯状物1を撮影することができるようにされ
ている。
第3図に示すようにカメラ2は昇降可能な可動フレー
ム7に支持されて支持帯状物1の幅方向に移動しながら
支持帯状物1を撮影するようになっており、ストロボ3
は固定フレーム8に沿ってカメラ2と同期しながら支持
帯状物1の幅方向に移動するようになっている。
光源としてストロボ3を使用しているのは、次の2つ
の理由によるものである。
(1)シャッタカメラでは1/30,000秒〜1/50,000秒の高
速撮影が限度であるが、ストロボでは1/100,000秒〜1/
1,000,000秒の高速撮影が可能であって、高速で移動し
ている支持帯状物1を撮影する時のブレを抑えることが
可能である。
(2)一般に連続光源とパルス光源とを比較すると、パ
ルス光源の方が容易に大きな光量を得ることができ、支
持帯状物1に対して光源が強い光を出せると、カメラの
絞りを絞って外乱の影響を少なくすることができ、支持
帯状物1が厚い場合でも光が透過するためである。カメ
ラ2で撮影された画像は表示盤9を有する画像処理装置
10に入力されるようになっている。第4図に示すよう
に、原被写体の支持帯状物1に濃い汚れ11と淡い汚れ12
とがある場合、画像処理装置10でカメラ2の画像を第5
図に示すように二値化処理13をすると濃い汚れ11のみが
現れ、第6図に示すように三値化処理14をすると、濃い
汚れ11と淡い汚れ12とが現れる。画像処理装置10におい
ては、キーボード、ディスク、プリンタ等より成る入出
力装置15を用いて二値化処理13又は三値化処理14された
画像から濃い汚れ11又は濃い汚れ11と淡い汚れ12の位置
及び大きさを汚れ情報16として出力し、コントローラ17
に入力して洗浄の制御指令とするようになっている。
カメラ2及びストロボ3よりも支持帯状物1の移動方
向下手においては、第2図に示すように支持帯状物1の
上面にはノズル18が配設されており、支持帯状物1の下
面には吸引装置19及びセポール20が配設されている。ノ
ズル18は第7図に示すように支持帯状物1の幅方向に分
布するように多数設けられていて、それぞれバルブ21が
取付けられている。バルブ21は前述したコントローラ17
によって個別に開閉されるようになっていて、バルブ21
が開かれると高圧の洗浄液が支持帯状物1に向って噴射
するようになっている。吸引装置19は紙原料に影響を及
ぼさないようにするために洗浄液を吸引するものであっ
て、コントローラ17によって個別に開閉されるバルブ22
が取付けられている。吸引装置19はノズル18の真下ある
いはノズル18よりも支持帯状物1の進行方向下手に設け
られるもので、第8図に示すように吸引装置19がノズル
18よりも支持帯状物1の移動方向下手に設けられた場合
には、当然セポール20が付設される。
上述した装置において、カメラ2(第1図ないし第3
図参照)による支持帯状物1の撮影は、始めは視野を大
きくして可動フレーム7に沿い支持帯状物1の幅方向に
移動させて行い、撮影した画像を画像処理装置10で第5
図に示す二値化処理13又は第6図に示す三値化処理14を
行なって支持帯状物1の汚れに問題があるか否かを判定
し、汚れの大きさが一定以上の場合にはカメラ2の視野
を小さくして支持帯状物1の幅方向に移動させて汚れの
位置及び大きさを特定して汚れ情報16とし、これを洗浄
の制御指令としてコントローラ17に入力する。コントロ
ーラ17は汚れの位置、大きさに対応して制御信号23を出
力し、支持帯状物1の幅方向に分布配設されている多数
のノズル18のうちから汚れの位置及び大きさに対応した
ノズル18から洗浄液を噴射するようにバルブ21を開き、
さらにその洗浄液を吸引するのに必要な吸引装置19のバ
ルブ22を開いて支持帯状物1の汚れのある箇所を洗浄す
る。
支持帯状物1は無端状になっているので、再びカメラ
2とストロボ3との間に汚れていた箇所が循環して来た
際に繰返してカメラ2による撮影と画像処理装置10によ
る画像処理と判定とを行ない、汚れが残っていれば上記
の洗浄を続け、汚れがなくなったところで洗浄を終了さ
せる。
[発明の効果] 本発明は製紙機械を運転したままの状態で支持帯状物
の汚れの位置、大きさを検出し、運転を続けたままでそ
の汚れを適確に洗浄し、製紙能率を低下させることなく
安定した製品を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の系統図、第2図は抄紙機の
要部を示す側面図、第3図は第1図のIII方向から見た
部分的な拡大正面図、第4図ないし第6図は画像処理の
状態を示す平面図、第7図、第8図はノズルと吸引装置
の配置を示す斜視図である。 図中、1は支持帯状物、2はカメラ、3はストロボ、10
は画像処理装置、17はコントローラ、18はノズルを示
す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製紙機械の支持帯状物の一面側に設けられ
    前記支持帯状物の幅方向に移動する視野・焦点調整可能
    なカメラと、前記支持帯状物の他面側に前記カメラと対
    向して設けられ前記カメラと同期して前記支持帯状物の
    幅方向に移動するストロボと、前記カメラの撮影した画
    像によって前記支持帯状物の汚れの位置及び大きさを検
    出する画像処理装置と、前記支持帯状物の一面側に分布
    して配設され前記支持帯状物に洗浄液を噴射する多数の
    ノズルと、前記画像処理装置の検出した汚れの位置及び
    大きさに対応して前記ノズルに洗浄液を選択的に供給さ
    せるコントローラと、を備えたことを特徴とする製紙機
    械の支持帯状物の汚れ洗浄装置。
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JP2015013281A (ja) * 2013-06-03 2015-01-22 シンフォニアテクノロジー株式会社 ソーラーパネル清掃装置
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