JP2003193359A - 断熱材 - Google Patents

断熱材

Info

Publication number
JP2003193359A
JP2003193359A JP2001387183A JP2001387183A JP2003193359A JP 2003193359 A JP2003193359 A JP 2003193359A JP 2001387183 A JP2001387183 A JP 2001387183A JP 2001387183 A JP2001387183 A JP 2001387183A JP 2003193359 A JP2003193359 A JP 2003193359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
insulating material
fiber
fibers
blowing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001387183A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Watanabe
昇 綿奈部
Katsumi Agari
勝美 上利
Makio Nagata
万亀男 永田
Hiroshi Onoe
宏 尾上
Toyotaka Fukuhara
豊高 福原
Kenichi Yoneda
賢一 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Synthetic Fibers Ltd
Kanebo Ltd
Endeavor House Ltd
Original Assignee
Kanebo Synthetic Fibers Ltd
Kanebo Ltd
Endeavor House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Synthetic Fibers Ltd, Kanebo Ltd, Endeavor House Ltd filed Critical Kanebo Synthetic Fibers Ltd
Priority to JP2001387183A priority Critical patent/JP2003193359A/ja
Publication of JP2003193359A publication Critical patent/JP2003193359A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】軽量で断熱性に優れ、経時的に沈み込まない、
シックハウス症候群の原因物質の放散もなく、施工時の
作業性にも優れた断熱材を提供する。 【解決手段】2種類以上の短繊維集合体からなる断熱材
であって、該短繊維集合体がマトリックス繊維およびマ
トリックス繊維の融点よりも低い融点を有する成分を含
む低融点繊維からなり、該繊維集合体がスライバーを熱
成形し、カットした塊状であることを特徴とする吹き込
み用断熱材。 【効果】ガラス繊維に替わる性能を有し、更には、中空
型構造繊維の使用および異型断面構造繊維により断熱性
能能に優れた性能を有し、設置作業性、作業環境を著し
く改善した、特に使用条件が過酷な天井等の建築材料用
などの断熱材に適する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱性および使用
時の作業性に優れる吹き込み用断熱材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】住宅を建てる際に床、壁、屋根等に断熱
材を施工することは日常的に行われている。多くの場
合、マット状に成形された不織布構造体を適宜切り分け
て壁の隙間などにはめ込む方法が取られている。この方
法だと、巨大な不織布構造体を製造する必要があり、運
搬が不便であるだけでなく、施工現場で必要な大きさに
切り分けて使う必要があり、切りくずが発生するという
問題があった。
【0003】そこで、グラスウールの破砕品やグラスウ
ールにフェノール樹脂等で固めてブロック状に切断した
ものなどを、施工現場で型枠に吹き込んで成形する吹き
込み成形タイプの断熱材が使用されている。この方法
は、上述した運搬上の問題がないことや廃棄物の発生が
全くないというメリットがある。しかしながら、グラス
ウール製断熱材は、たとえば、壁体内に充填した後、経
時的に壁体に作用する振動によって充填した断熱材の沈
み込みが発生するという問題がある。このような断熱材
の沈み込みを防止する工法として、米国特許第4,48
7,365号公報に開示されている。この工法は、施工
現場で断熱材をホースを介してブロワーにて吹き込む際
に、ホースの先端に設けたノズルから接着剤を供給し、
接着剤と共に壁体内の空間に吹き込むようにしている。
また、日本国特許第3,004,569号公報には、平
均繊維径が5.7μm以下の繊維状断熱材を見かけ密度
を18.0kg/m3以上として充填密度が45kg/
3以上となるように接着剤を介さずに圧縮空気と共に
吹き込むようにしている。更に、グラスウール製断熱材
は、肌に触れるとチクチクとした刺激性がある。吹き込
み作業時には大量の破砕粉が発生し、これを吸い込んだ
り目に入ったりすると大変なことになるので、作業時に
は厳重な安全対策が必要である。また、フェノール樹脂
から放散されるホルムアルデヒド等の揮発性有機化合物
は、シックハウス症候群の原因物質とされている。そこ
で、施工時の作業性を向上させ、更にはより快適な居住
性を得るために、グラスウールからの素材転換が要望さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の問題点を解消し、軽量で断熱性に優れ、経時
的に沈み込まない、シックハウス症候群の原因物質の放
散もなく、施工時の作業性にも優れた断熱材を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の繊維集合体は、
前記課題を解決するために以下のような構成を有する。
【0006】すなわち、請求項1にかかる発明は、2種
類以上の短繊維集合体からなる断熱材であって、該短繊
維集合体がマトリックス繊維およびマトリックス繊維の
融点よりも低い融点を有する成分を含む低融点繊維から
なり、該繊維集合体がスライバーを熱成形し、カットし
た塊状であることを特徴とする吹き込み用断熱材であ
る。
【0007】また、請求項2にかかる発明は、低融点繊
維の含量が5〜95wt%である断熱材である。
【0008】また、請求項3にかかる発明は、2種類以
上の短繊維集合体からなる断熱材が、少なくとも1種類
が中空型構造であるマトリックス繊維からなることを特
徴とする吹き込み用断熱材である。
【0009】また、請求項4にかかる発明は、2種類以
上の短繊維集合体からなる断熱材が、少なくとも1種類
が異型断面構造であるマトリックス繊維からなることを
特徴とする吹き込み用断熱材である。
【0010】また、請求項5にかかる発明は、2種類以
上の短繊維集合体からなる断熱材が、少なくとも1種類
が難燃性であるマトリックス繊維からなることを特徴と
する吹き込み用断熱材。
【0011】また、請求項6にかかる発明は、スライバ
ー熱成形品をカットした塊状が、直径3mm〜50m
m、長さ3mm〜50mmであることを特徴とする請求
項1〜5記載の吹き込み用断熱材である。
【0012】また、請求項7にかかる発明は、スライバ
ー熱成形品をカットした塊状が、密度1kg/m3〜2
00kg/m3であることを特徴とする請求項1〜5記
載の吹き込み用断熱材である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の吹き込み用断熱材
の部材である繊維集合体について説明する。本発明の吹
き込み用断熱材を構成する繊維について説明する。利用
可能な素材としては、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリ
エチレンナフタレンジカルボキシレート(PEN)、ポ
リ乳酸(PLA)やこれらの共重合体に代表されるポリ
エステル、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、
その他ポリオレフィン、アクリル、モダクリル等の合成
繊維や、ウール、絹、綿、麻等の天然繊維が挙げられ
る。合成繊維の場合、PETボトル等からのリサイクル
繊維を用いても良い。
【0014】本発明に用いる繊維集合体は、上記繊維を
2種類以上含むが、マトリックス繊維として少なくとも
1種類は中空型構造の繊維を使用することにより、軽量
であるだけでなく断熱性にも優れた繊維集合体を得るこ
とが可能である。これは中空型構造の繊維の場合、繊維
の中空部分に空気が保持されるためである。通常、繊維
集合体を断熱材として使用する場合、繊維集合体中に発
生する空気対流によって熱が移動するが、中空型構造の
繊維を使用することによりこれを抑える効果がある。
【0015】また、マトリックス繊維は、少なくとも1
種類が異型断面構造の繊維を使用することにより、繊維
間の空間を細かく分割でき、繊維集合体中に発生する空
気対流を抑える効果があり好ましい。例えば三角型、Y
型、偏平型の異型断面繊維が挙げられ、中でもY型は好
ましい。
【0016】また、マトリックス繊維は、難燃性繊維も
好ましく用いられる。ダウンライトを用いるような天井
用の吹込み断熱材に好ましい。
【0017】また、マトリックス繊維は、単独ポリマー
からなるものだけでなく、複合繊維も好ましく用いられ
る。例えば、サイドバイサイドの構造を有し自己捲縮発
現性を有する繊維等である。また、サイドバイサイド構
造と上記中空型構造を組み合わせた繊維も好ましく用い
られる。マトリックス繊維は1種類のみでなく、複数の
種類を組み合わせてもよい。
【0018】本発明では、マトリックス繊維の融点より
も低い融点を有する成分を含む低融点繊維を使用するこ
とが必要である。このような、低融点成分(あるいは融
着成分ともいう)は、通常数十℃から百数十℃の温度で
溶融又は軟化する。低融点成分のみが溶融又は軟化し、
他の繊維成分には影響のない温度で繊維構造体を熱処理
し、低融点成分により繊維相互間の接触部の一部で実質
的に接着させる。これにより、繊維集合体の形態が保持
される。
【0019】このような低融点成分を含む繊維の例とし
ては、イソフタル酸を共重合したPETとホモPETか
らなる複合繊維、ポリオレフィンとPETからなる複合
繊維等が挙げられる。
【0020】低融点繊維の混率は任意であるが、繊維集
合体中の耐熱性や形態保持性の観点から5〜95wt%
の利用が好ましい。
【0021】本発明の好ましい態様として、繊維集合体
を構成する繊維が全てポリエステル繊維であるものが挙
げられる。素材をポリエステルに統一する事は、特にリ
サイクル面で優位である。例えば、マトリックス繊維と
してPET、PEN等のホモポリマーからなるものや、
ホモポリエステルを1成分とするサイドバイサイド繊維
と、共重合ポリエステルを低融点成分とする単独又は複
合ポリエステルからなる繊維集合体を例示することが出
来る。更に、断熱性能と弾性性能の面から、繊維径の大
きいものと小さいものを混合して用いる事は好ましい。
【0022】次に本発明の吹き込み用断熱材の製造方法
について説明する(図3)。最初に前述したマトリック
ス繊維と低融点繊維を任意の混率で混合する。混綿、カ
ーディングを行い、カードの出口でトランペットと呼ば
れる集束管を用いてウェブをスライバーとし、これに熱
処理を施す。熱処理は低融点繊維中の低融点成分が軟化
又は溶融する温度より高く、他の繊維成分が溶融する温
度より低い温度で行う。これにより、低融点繊維(の一
部)が溶融し、繊維集合体は構成繊維の相互間の接触部
の一部で実質的に接着する。これにより、断熱材の構造
が保持される。
【0023】熱的処理は、カーディングを行ってスライ
バーとした後の工程で、例えば赤外線ヒータの輻射熱に
よる間接的な加熱処理を上下両面から施し、直後に円筒
や、円をくりぬいた板状物を通過させることにより円柱
状に固定された成形スライバーを得る。このとき成形直
後に空気等で冷却して成形性を向上させることが可能で
ある。
【0024】また、スライバーを直接、加熱した板ある
いは加熱したチューブによる接触加熱で、表面を溶融さ
せて成形スライバーにすることも可能である。
【0025】このとき、円筒や円をくりぬいた板状物も
しくは加熱した板あるいは加熱したチューブ等の円の直
径を変えることによって、スライバーの直径を任意に変
更する事が出来る。また、断面形状は円形のみでなく四
角形、三角形など適宜選択出来る(図1)。
【0026】赤外線ヒータ等による間接加熱、あるいは
熱板等による接触加熱のいずれの場合も、表面を加熱処
理して溶融させる温度は110〜220℃であることが
好ましい。この範囲内であると、スライバーを成形する
のに十分であるほか、マトリックス繊維に与える影響も
少ない。このためマトリックス繊維のポリマー劣化等が
引き起こす物性変化などが抑制され好ましい。
【0027】本発明の吹込み断熱材の大きさは、直径3
mm〜50mm、長さ3mm〜50mmであることが好
ましい。小さすぎても大きすぎても吹込み施工性が悪く
なる傾向がある。また、その形状は直円柱でなくても、
斜めになっていてもかまわない(図2)。
【0028】また、本発明の吹込み断熱材の密度は、1
kg/m3〜200kg/m3であることが好ましい。し
かし、本発明の吹込み断熱材の大きさや密度は、使用目
的、使用部位や必要とされる断熱性に応じて適宜変更が
可能である。
【0029】吹き込み用断熱材の熱伝導率は、JIS−
A−1412による平板直接法で、英弘精機製熱伝導率
測定装置「HC−074」で測定した。
【実施例】実施例1 サイドバイサイドの構造を有し自己捲縮発現性を有する
中空構造型ポリエステル繊維「H588」(大島産業
(株)製;繊度7dtex、繊維長51mm)30重量
%、レギュラー機械捲縮ポリエステル繊維「310」
(大島産業(株)製;繊度2.2dtex、繊維長51
mm)50重量%、芯鞘型の複合繊維であってその鞘部
を構成する成分の融点が、レギュラー機械捲縮ポリエス
テル繊維より融点が約140℃低いポリエステル繊維
「4080」(ユニチカファイバー(株)製;繊度2.
2dtex、繊維長51mm)20重量%を混綿し、カ
ーディングを行ったウェブを集束管(トランペット)を
通してスライバーを作製した後、通常の遠赤外線照射に
よる均一な加熱処理をスライバー全体に施し、ゲレン7
g/m、直径17mmの成形スライバーを得た。この成
形スライバーをギロチン式カッターにて長さ17mmに
カットし、密度31kg/m3の吹込み用断熱材を得
た。この吹込み用断熱材は、吹込み密度13kg/m3
に調整した試料の熱伝導率が0.046W/m・Kの性
能であった。更にこの吹込み用断熱材を実際に天井に吹
込み施工を行なったところ、飛散する塵が少なく、皮膚
のチクチク感がなく作業性が良好であった。
【0030】実施例2 繊維断面形状がY形状をした異型ポリエステル繊維「S
P8805」(小島(株)製;繊度5.5dtex、繊
維長51mm)10重量%、レギュラー機械捲縮ポリエ
ステル繊維「310」(繊度2.2dtex、繊維長5
1mm)70重量%、芯鞘型の複合繊維であってその鞘
部を構成する成分の融点が、レギュラー機械捲縮ポリエ
ステル繊維より融点が約140℃低いポリエステル繊維
「4080」(繊度2.2dtex、繊維長51mm)
20重量%を混綿し、カーディングを行ったウェブを集
束管(トランペット)を通してスライバーを作製した
後、通常の遠赤外線照射による均一な加熱処理をスライ
バー全体に施し、ゲレン6g/m、直径30mmの成形
スライバーを得た。この成形スライバーをギロチン式カ
ッターにて長さ30mmにカットし、密度8kg/m3
の吹込み用断熱材を得た。この吹込み用断熱材は、吹込
み密度13kg/m3に調整した試料の熱伝導率が0.
044W/m・Kの性能であった。更にこの吹込み用断
熱材を実際に天井に吹込み施工を行なったところ、飛散
する塵が少なく、皮膚のチクチク感がなく作業性が良好
であった。
【0031】実施例3 レギュラー機械捲縮ポリエステル繊維「310」(繊度
1.7dtex、繊維長51mm)80重量%、芯鞘型
の複合繊維であってその鞘部を構成する成分の融点が、
レギュラー機械捲縮ポリエステル繊維より融点が約14
0℃低いポリエステル繊維「4080」(繊度2.2d
tex、繊維長51mm)20重量%を混綿し、カーデ
ィングを行ったウェブを集束管(トランペット)を通し
てスライバーを作製した後、通常の遠赤外線照射による
均一な加熱処理をスライバー全体に施し、ゲレン5g/
m、直径15mmの成形スライバーを得た。この成形ス
ライバーをギロチン式カッターで長さ15mmにカット
し、密度28kg/m3の吹込み用断熱材を得た。この
吹込み用断熱材は、吹込み密度30kg/m3に調整し
た試料の熱伝導率が0.033W/m・Kの性能であっ
た。更にこの吹込み用断熱材を実際に壁面に吹込み施工
を行なったところ、飛散する塵が少なく、皮膚のチクチ
ク感がなく作業性が良好であった。また、経時的に壁体
に作用する振動によって充填した断熱材の沈み込みも無
く良好であった。
【0032】実施例4 繊維断面形状がY形状をした異型ポリエステル繊維「S
P8805」(繊度5.5dtex、繊維長51mm)
10重量%、レギュラー機械捲縮ポリエステル繊維「3
10」(繊度2.2dtex、繊維長51mm)40重
量%、難燃性ポリエステル繊維「ハイム」(東洋紡績
(株)製;繊度3.3dtex、繊維長51mm)30
重量%、芯鞘型の複合繊維であってその鞘部を構成する
成分の融点が、レギュラー機械捲縮ポリエステル繊維よ
り融点が約140℃低いポリエステル繊維「4080」
(繊度2.2dtex、繊維長51mm)20重量%を
混綿し、カーディングを行ったウェブを集束管(トラン
ペット)を通してスライバーを作製した後、通常の遠赤
外線照射による均一な加熱処理をスライバー全体に施
し、ゲレン8g/m、直径20mmの成形スライバーを
得た。この成形スライバーをギロチン式カッターにて長
さ20mmにカットし、密度25kg/m3の吹込み用
断熱材を得た。
【0033】この吹込み用断熱材は、吹込み密度13k
g/m3に調整した試料の熱伝導率が0.045W/m
・Kの性能であった。更にこの吹込み用断熱材を実際に
ダウンライトを設置した天井に吹込み施工を行なったと
ころ、飛散する塵が少なく、皮膚のチクチク感がなく作
業性が良好であり、ダウンライトの背面の熱に対しても
影響のない良好な結果であった。
【0034】比較例1 吹込み用の破砕グラスウール断熱材を実施例と同様に密
度18kg/m3に調整した試料の熱伝導率が0.05
2W/m・Kの性能であった。更にこの吹込み用破砕グ
ラスウール断熱材を実際に天井に吹込み施工を行なった
ところ、飛散する塵が多く、皮膚のチクチク感があり、
作業するには防塵マスクや気密性の高い作業服が必要で
あった。また、経時的に壁体に作用する振動によって充
填した断熱材の沈み込みの発生が見られた。
【0035】
【発明の効果】本発明はガラス繊維に替わる性能を有
し、更には、中空型構造繊維の使用および異型断面構造
繊維により断熱性能能に優れた性能を有し、設置作業
性、作業環境を著しく改善した、特に使用条件が過酷な
天井等の建築材料用などの断熱材に適した繊維集合体で
ある。また、本発明に開示した方法のうちポリエステル
単一素材からなる繊維集合体なら再び本発明の断熱材と
してリサイクルができ、地球環境の保全にも極めて有用
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】スライバー例。
【図2】断熱材例。
【図3】製造装置例。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上利 勝美 山口県防府市鐘紡町4番1号 カネボウ合 繊株式会社内 (72)発明者 永田 万亀男 東京都港区海岸三丁目20番20号 カネボウ 合繊株式会社内 (72)発明者 尾上 宏 東京都港区海岸三丁目20番20号 カネボウ 合繊株式会社内 (72)発明者 福原 豊高 大阪市北区天満橋1丁目8番63号 エンデ バーハウス株式会社内 (72)発明者 米田 賢一 大阪市北区天満橋1丁目8番63号 エンデ バーハウス株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DD01 FA14 GA06 GA07 HD11 HF11 JC06 JC07 JC08 JD02 JD04 JD06 4L047 AA21 AA27 AA28 AB02 AB09 AB10 BA09 BD02 CA17 CA19 CB06 CC10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2種類以上の短繊維集合体からなる断熱
    材であって、該短繊維集合体がマトリックス繊維および
    マトリックス繊維の融点よりも低い融点を有する成分を
    含む低融点繊維からなり、該繊維集合体が繊維の長さ方
    向に引き揃えたスライバーを熱成形し、カットした塊状
    であることを特徴とする吹き込み用断熱材。
  2. 【請求項2】 前記低融点繊維の含量が5〜95wt%
    である請求項1記載の吹き込み用断熱材。
  3. 【請求項3】 前記マトリックス繊維の少なくとも1種
    類が中空型構造である請求項1又は2記載の吹き込み用
    断熱材。
  4. 【請求項4】 前記マトリックス繊維の少なくとも1種
    類が異型断面構造である請求項1乃至3いずれかに記載
    の吹き込み用断熱材。
  5. 【請求項5】 前記マトリックス繊維の少なくとも1種
    類が難燃性である請求項1乃至4いずれかに記載の吹き
    込み用断熱材。
  6. 【請求項6】 直径3mm〜50mm、高さ3mm〜5
    0mmの柱状である請求項1乃至5いずれかに記載の吹
    き込み用断熱材。
  7. 【請求項7】 密度が1kg/m3〜200kg/m3
    ある請求項1乃至6いずれかに記載の吹き込み用断熱
    材。
JP2001387183A 2001-12-20 2001-12-20 断熱材 Pending JP2003193359A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001387183A JP2003193359A (ja) 2001-12-20 2001-12-20 断熱材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001387183A JP2003193359A (ja) 2001-12-20 2001-12-20 断熱材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003193359A true JP2003193359A (ja) 2003-07-09

Family

ID=27596097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001387183A Pending JP2003193359A (ja) 2001-12-20 2001-12-20 断熱材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003193359A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006307608A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Endeavor House Ltd 吸音断熱材
JP2011063914A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Asahi Seni Kogyo Kk 繊維成形体とその製造方法および筆記具,液体供給具
KR101358580B1 (ko) 2012-06-29 2014-02-12 박재현 다기능을 구비한 건축물용 프레임 및 그의 제조방법.
CN105113128A (zh) * 2015-09-14 2015-12-02 广州捷霖空气净化技术有限公司 一种高阻燃过滤棉及其制备方法
CN117601513A (zh) * 2023-12-07 2024-02-27 北华航天工业学院 一种绝热保温纤维棉及其制备方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006307608A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Endeavor House Ltd 吸音断熱材
JP2011063914A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Asahi Seni Kogyo Kk 繊維成形体とその製造方法および筆記具,液体供給具
KR101358580B1 (ko) 2012-06-29 2014-02-12 박재현 다기능을 구비한 건축물용 프레임 및 그의 제조방법.
CN105113128A (zh) * 2015-09-14 2015-12-02 广州捷霖空气净化技术有限公司 一种高阻燃过滤棉及其制备方法
CN117601513A (zh) * 2023-12-07 2024-02-27 北华航天工业学院 一种绝热保温纤维棉及其制备方法
CN117601513B (zh) * 2023-12-07 2024-05-03 北华航天工业学院 一种绝热保温纤维棉及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Islam et al. Environmentally-friendly thermal and acoustic insulation materials from recycled textiles
US20050130538A1 (en) Insulation containing a mixed layer of textile fibers and of rotary and/or flame attenuated fibers, and process for producing the same
JP2001524625A (ja) 一体化された無機繊維と有機繊維を有する繊維断熱材及びかかる繊維断熱材で断熱された建物構造体
JP4817041B2 (ja) 吸音断熱材
JPH10510888A (ja) 二成分繊維を含む繊維ウエブ/エーロゲル複合材料、その製造法およびその使用
WO2003022557A1 (en) Insulation containing a mixed layer of textile fibers and of natural fibers, and process for producing the same
JPH0926084A (ja) 合成繊維を基体とする巻き取り可能な断熱材
CN108793944A (zh) 一种耐高温玻璃纤维增强气凝胶复合毡及其制备方法
RU2296838C2 (ru) Экологически приемлемый изоляционный материал и способ его производства
JP2014224330A (ja) 成形加工シートおよび成形加工シートの製造方法
US4678822A (en) Resin impregnated fibre batt
JP2003193359A (ja) 断熱材
JP6764482B2 (ja) 吸音断熱材
JP4477248B2 (ja) 断熱材
ES2256795T3 (es) Procedimiento para la fabricacion de piezas perfiladas de fibra de madera protegidas contra el fuego.
US20070202771A1 (en) Fiber insulation blanket and method of manufacture
JP2010138531A (ja) 断熱材
JP4743676B2 (ja) 断熱材
JP4739372B2 (ja) 羊毛マット及びその製造方法
JP2002061792A (ja) 断熱材
JP2004330534A (ja) タイルカーペットをリサイクルした成形吸音材
JP2004100238A (ja) 二重床用吸音材及びそれを用いた二重床構造体
JP2878638B2 (ja) 断熱成形体の製造方法
JP4330125B2 (ja) 基礎断熱工法用断熱材
JP4398787B2 (ja) 断熱材およびその製造方法