JP2003193001A - 粘着テープ - Google Patents

粘着テープ

Info

Publication number
JP2003193001A
JP2003193001A JP2001393619A JP2001393619A JP2003193001A JP 2003193001 A JP2003193001 A JP 2003193001A JP 2001393619 A JP2001393619 A JP 2001393619A JP 2001393619 A JP2001393619 A JP 2001393619A JP 2003193001 A JP2003193001 A JP 2003193001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
adhesive tape
vinyl acetate
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001393619A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Mabuchi
利明 馬淵
Atsushi Suzuki
淳 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2001393619A priority Critical patent/JP2003193001A/ja
Publication of JP2003193001A publication Critical patent/JP2003193001A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電線、ケーブル等の配線作業及び消磁コイル等
に使用される粘着テープに関し、特に、難燃性、機械強
度、耐熱性、柔軟性を兼ね備え、燃焼時に有害なハロゲ
ンガスを発生することがない粘着テープを提供する。 【解決手段】基材をなす樹脂組成物として、密度0.8
9g/cm3以下の超低密度ポリエチレン80wt%以
上と、酢酸ビニル含量40wt%以上のエチレン−酢酸
ビニル共重合体あるいはアクリルゴムあるいは接着性樹
脂1〜10wt%を含むポリオレフィン系ベースポリマ
ー100重量部に水酸化マグネシウムなどの金属水酸化
物80〜150重量部と、メラミンシアヌレートなどの
含窒素有機化合物10〜50重量部と硼酸亜鉛などの亜
鉛化合物1〜1015重量部を配合したものを採用す
る。これによりUL510に規定する機械的特性、耐熱
性、難燃性に合格する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電線、ケーブル等
の配線作業及び消磁コイル等に使用される粘着テープに
関し、良好な難燃性、機械強度、耐熱性、柔軟性を有
し、燃焼時にハロゲン含有有害ガスを発生しないように
したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の粘着テープとしては、軟
質ポリ塩化ビニルからなる厚み0.1〜0.3mm、幅
15〜30mmのテープ状の基材の一方の表面にブチル
ゴム系粘着剤などからなる粘着剤層を形成したもの(以
下、「PVC製粘着テープ」と言う。)が広く使用され
ている。
【0003】ところで、現在環境問題が重視され、ダイ
オキシンの発生源とされている塩化ビニル系プラスチッ
クの使用を取り止める動きがある。このため、電線、ケ
ーブルなどの被覆材についても脱塩化ビニル化が進んで
おり、電線、ケーブルの接続等に使用されている粘着テ
ープにも脱塩化ビニル化が要求されつつある。
【0004】この要求を満たすものとして、粘着テープ
の基材をなす樹脂組成物に、ポリオレフィン系ポリマー
に水酸化マグネシウムなどの金属水酸化物からなる難燃
剤を配合したものを用いて難燃性を付与し、燃焼時にダ
イオキシンやハロゲン含有ガスを発生しないようにした
ものが提案されている。
【0005】しかしながら、このようなポリオレフィン
系ポリマーを主体とする樹脂組成物からなる基材を有す
る粘着テープでは、PVC製粘着テープに比較して難燃
性が劣る問題があった。特に、ポリオレフィン系ポリマ
ーに難燃剤として金属水酸化物を配合した樹脂組成物を
基材として用いたものでは、難燃性、機械強度、耐熱
性、柔軟性のすべての特性をバランス良く兼ね備えたも
のを得ることは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題点に鑑み、粘着テープの基材をなす樹脂組成物として
ポリオレフィン系ポリマーを主体とするベースポリマー
に難燃剤として金属水酸化物を配合した樹脂組成物を用
いた場合に、難燃性、機械強度、耐熱性、柔軟性のすべ
ての特性をバランス良く兼ね備えた粘着テープを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明は、基材と粘着剤層とからな
る粘着テープであって、基材をなす樹脂組成物が、密度
0.89g/cm3以下の超低密度ポリエチレン80w
t%以上と、酢酸ビニル含量40wt%以上のエチレン
−酢酸ビニル共重合体1〜10wt%を含むポリオレフ
ィン系ベースポリマー100重量部に対して、金属水酸
化物80〜150重量部と含窒素有機化合物10〜50
重量部と亜鉛化合物1〜10重量部を配合したものであ
ることを特徴とする粘着テープである。
【0008】請求項2にかかる発明は、基材と粘着剤層
とからなる粘着テープであって、基材をなす樹脂組成物
が、密度0.89g/cm3以下の超低密度ポリエチレ
ン80wt%以上と、アクリルゴム1〜10wt%を含
むポリオレフィン系ベースポリマー100重量部に対し
て、金属水酸化物80〜150重量部と含窒素有機化合
物10〜50重量部と亜鉛化合物1〜10重量部を配合
したものであることを特徴とする粘着テープである。
【0009】請求項3にかかる発明は、基材と粘着剤層
とからなる粘着テープであって、基材をなす樹脂組成物
が、密度0.89g/cm3以下の超低密度ポリエチレ
ン80wt%以上と、接着性樹脂1〜10wt%を含む
ポリオレフィン系ベースポリマー100重量部に対し
て、金属水酸化物80〜150重量部と含窒素有機化合
物10〜50重量部と亜鉛化合物1〜10重量部を配合
したものであることを特徴とする粘着テープである。
【0010】請求項4にかかる発明は、UL510に規
定する試験方法により、引張強度10.3MPa以上、
伸び60%以上、加熱変形率50%以下であり、難燃性
試験に合格し、柔軟性試験に合格するものであることを
特徴とする請求項1、2または3記載の粘着テープであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基づいて、本
発明を詳しく説明する。本発明の粘着テープは、基材
と、この基材の上に形成された粘着層とから構成されて
いる。この基材をなす樹脂組成物としては、ポリオレフ
ィン系ポリマーを主体とするベースポリマーに金属水酸
化物と含窒素有機化合物と亜鉛化合物を配合したものが
用いられる。
【0012】そして、このベースポリマーには次の3種
のものが用いられる。第1のベースポリマーは、密度
0.89g/cm3以下の超低密度ポリエチレン80w
t%以上と、酢酸ビニル含量40wt%以上のエチレン
−酢酸ビニル共重合体1〜10wt%を含むものであ
る。
【0013】第2のベースポリマーは、密度0.89g
/cm3以下の超低密度ポリエチレン80wt%以上
と、アクリルゴム1〜10wt%を含むものである。さ
らに、第3のベースポリマーは、密度0.89g/cm
3以下の超低密度ポリエチレン80wt%以上と、接着
性樹脂1〜10wt%を含むものである。
【0014】第1ないし第3のベースポリマーにおける
超低密度ポリエチレンとしては、密度が0.89g/c
3以下、好ましくは0.88〜0.89g/cm3で、
メルトフローレイト(温度190℃、荷重2.16k
g、時間10分、以下、同様とする)が0.1〜50の
ものが用いられ、具体的には日本ユニカー社製、商品名
「DFDB1088」、「DFDB1085」などが使
用できる。
【0015】この超低密度ポリエチレンの密度が0.8
9g/cm3を越えると柔軟性が低下して不都合とな
る。この超低密度ポリエチレンのベースポリマーに占め
る割合は、いずれのベースポリマーにあっても80wt
%以上、好ましくは90〜99wt%とされ、80wt
%未満では柔軟性が低下して不都合を来す。
【0016】第1のベースポリマーで用いられるエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体としては、その酢酸ビニル含量
が40wt%以上、好ましくは41〜50wt%のもの
で、メルトフローレイトが2〜2.5のものが用いら
れ、具体的には三井デュポン・ポリケミカル社製、商品
名「EV40LX」、「EV45LX」などが使用でき
る。
【0017】このエチレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸
ビニル含量が40wt%未満では柔軟性が低下しとて不
都合となる。また、このエチレン−酢酸ビニル共重合体
の第1のベースポリマー中に占める割合は、1〜10w
t%とされ、1wt%未満では難燃性が低下となり、1
0wt%を越えると柔軟性が低下して不都合となる。
【0018】第2のベースポリマーにおいて使用される
アクリルゴムとしては、エチレンとアクリル酸エチルな
どのアクリル酸エステルとの共重合体でエチレン含有量
が50wt%以上のものが用いられ、具体的には三井化
学社製、商品名「ベイマックDLS」やデンカ社製、商
品名「ER5300」などが使用できる。また、このア
クリルゴムの第2のベースポリマー中に占める割合は、
1〜10wt%とされ、1wt%未満では難燃性が低下
となり、10wt%を越えると強度低下となって不都合
となる。
【0019】第3のベースポリマーにおける接着性樹脂
としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−ブ
テン−1共重合体などのポリマーをマレイン酸、アクリ
ル酸などの不飽和カルボン酸で変性したものが用いら
れ、不飽和カルボン酸残基量が0.5〜2wt%のもの
が使用される。
【0020】この接着性樹脂の具体的なものにはシェル
ジャパン社製、商品名「クレイトンFG1901」や日
本ポリオレフィン社製、商品名「アドテックスL610
0M」などがある。また、この接着性樹脂の第3のベー
スポリマー中に占める割合は、1〜10wt%とされ、
1wt%未満では難燃性が低下となり、10wt%を越
えると柔軟性が低下して不都合となる。
【0021】本発明では、上記第1ないし第3のベース
ポリマーには、これら以外のポリオレフィン系ポリマー
を配合することができ、このようなポリオレフィン系ポ
リマーとしては、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレンコ
ポリマー、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エ
チレン−ブテン−1共重合体などの1種または2種以上
をブレンドしたものが用いられる。
【0022】これらの第1ないし第3のベースポリマー
には、必要な難燃性、例えばUL510に規定する難燃
試験に合格する難燃性を得るために、ノンハロゲン難燃
剤としての金属水酸化物が配合される。この金属水酸化
物には、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水
酸化カルシウムなどが用いられ、なかでも難燃付与効果
が高い水酸化マグネシウムが好ましい。
【0023】また、この金属水酸化物として、チタネー
トカップリング剤、アミノシラン、ビニルシラン、エポ
キシシラン、アクリルシラン、メルカプトシランなどの
シランカップリング剤、ステアリン酸、オレイン酸など
の高級脂肪酸などを用いて表面処理したものがベースポ
リマーとの相溶性が高められて好ましく、その使用量の
全量の50wt%以上をシランカップリング処理水酸化
マグネシウムが占めることが望ましい。
【0024】この金属水酸化物の配合量は、いずれのベ
ースポリマー100重量部に対しても80〜150重量
部、好ましくは100〜130重量部とされ、80重量
部未満では必要な難燃性が得られず、150重量部を越
えると組成物の機械強度、伸び等が大きく低下する。
【0025】また、樹脂組成物の難燃性を高め、かつ金
属水酸化物の配合量を低減して樹脂組成物の機械的強度
の低下を抑えるために、さらに難燃助剤としての含窒素
有機化合物と亜鉛化合物が配合される。この含窒素有機
化合物には、メラミン、メラミンシアヌレート、ポリリ
ン酸メラミン、ポリリン酸アンモニウムなどの1種また
は2種以上の混合物が用いられ、この含窒素有機化合物
の添加量は、いずれのベースポリマー100重量部に対
して10〜50重量部、好ましくは20〜40重量部と
される。10重量部未満では、配合効果が得られず、5
0重量部を越えると効果が頭打ちになり、コストが嵩
む。
【0026】また、亜鉛化合物には、硼酸亜鉛、スズ酸
亜鉛、ヒドロキシスズ酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛、カル
バミン酸亜鉛などの亜鉛塩の1種または2種以上の混合
物が用いられる。この亜鉛化合物の配合量は、いずれの
ベースポリマー100重量部に対しても1〜10重量
部、好ましくは3〜8重量部とされる。1重量部未満で
は配合効果が得られず、10重量部を越えるとコストが
嵩む。
【0027】この樹脂組成物には、さらに必要に応じて
フェノール系などの老化防止剤、着色剤、無機充填材、
紫外線吸収剤、銅害防止剤などを適宜配合してもよい。
この樹脂組成物は、また重金属含有量0.1重量%以下
で、かつ塩素、フッ素、臭素などのハロゲン元素を含有
しないことが好ましい。重金属含有量を0.1重量%以
下とすることで、燃焼灰分中の有害とされるカドミウ
ム、鉛などの含有量が規制値以下となり、処分が容易と
なる。
【0028】また、上記基材は、その体積抵抗率が10
13Ωcm以上であることが望ましく、これにより得られ
る粘着テープは十分な電気絶縁性を有し、PVC製粘着
テープと同様に電気絶縁処理にも使用し得る。
【0029】次に、粘着層としては、ハロゲンやリン、
その他有害な元素が含有されていなければ特に限定され
ず、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤等の一般的な粘着
剤が使用できる。また、粘着層には必要に応じて粘着付
与剤、軟化剤、酸化防止剤、老化防止剤、顔料、充填剤
等が添加されてもよい。
【0030】粘着剤の具体例としては、次の粘着剤を1
種もしくは2種以上組み合わせて用いることができる。
(イ)SBR系粘着剤、(ロ)アクリル系粘着剤、
(ハ)天然ゴム系粘着剤、(ニ)イソプレンゴム系粘着
剤、(ホ)イソブチレンゴム系粘着剤
【0031】SBR系粘着剤としては、スチレンーブタ
ジエンゴムを主成分とし、これにロジン,ロジン誘導
体,テルペン樹脂,石油樹脂、コーバル、アルキルフェ
ノールなどの粘着付与剤(タッキファイヤー)や、プロ
セスオイルなどの軟化剤,カーボンブラック、ケイ酸
塩、炭酸カルシウム、クレーなどの充填剤,トルエン、
ヘキサン、無鉛ガソリンなどの溶剤、老化防止剤などを
配合したものなどが用いられる。
【0032】アクリル系粘着剤としては、種々のアクリ
ル酸エステルを2種以上共重合したガラス転移温度が−
20℃以下のアクリル共重合体を主成分とするもので、
必要に応じて上述の粘着付与剤,軟化剤,充填剤,溶
剤、老化防止剤などを適宜配合したものなどが用いられ
る。
【0033】アクリル系粘着剤は、一般にブチルゴム系
粘着剤やSBR系粘着剤などに比べて、粘着力が高いた
め、粘着剤層の膜厚が薄くても十分強力な粘着力が得ら
れる。粘着剤層の膜厚が薄くてすめば、粘着テープ全体
の厚みを一定とすると、基材の厚みを厚くすることがで
き、粘着テープの基材の機械的強度を高めることが可能
となる。
【0034】天然ゴム系粘着剤としては、天然ゴムを主
成分とし、これに上述の粘着付与剤,軟化剤,充填剤,
溶剤、老化防止剤などを適宜配合したものなどが用いら
れる。イソプレンゴム系粘着剤としては、イソプレンゴ
ムを主成分とし、これに上述の粘着付与剤,軟化剤,充
填剤,溶剤、老化防止剤などを適宜配合したものなどが
用いられる。
【0035】イソブチレンゴム系粘着剤としては、イソ
ブチレンゴムを主成分とし、これに上述の粘着付与剤,
軟化剤,充填剤,溶剤、老化防止剤などを適宜配合した
ものなどが用いられる。
【0036】また、粘着テープを製造する方法として
は、特に限定されないが、前記の樹脂組成物を溶融混練
し、押出成形,インフレーション成形、カレンダー成形
などによって、厚み0.1〜0.3mmの広幅のフィル
ムを製造し、粘着テープの基材とする。ついで、この基
材の片面に前記の各種粘着剤をコーティング装置により
所定厚みに塗布した後、スリッターにて幅15〜30m
mに裁断して巻き取る方法などがある。
【0037】この場合、基材の粘着剤を塗布する面に、
コロナ処理、プライマー処理等を行うことにより、粘着
剤層と基材との接着力を向上させる方法を採ることも可
能である。粘着層の厚みも限定されず、難燃性を損なわ
ない程度に設定すればよく、数μm〜500μmで使用
可能であり、一般的には10〜200μmの範囲が好ま
しい。
【0038】以下において、具体例を挙げ、本発明を詳
しく説明する。本発明は、本発明の要旨をそこなわない
範囲において、以下の具体例のみに限定されるものでは
ない。表1ないし表3に示すような配合組成(重量部表
示)の樹脂組成物を用意し、これをインフレーション成
形して粘着テープ用基材を得た。基材の厚みは0.17
mmであった。
【0039】この基材の片面にトルエンに溶解したアク
リルゴム系粘着剤を厚さ100μmに塗布し、スリッタ
ーで裁断して、幅19mmの粘着テープとした。この粘
着テープの物性を表1ないし表3に示す。表1ないし表
3に示す物性値の試験方法は、いずれも、UL510に
定められた規定に基づいて試験を行った。難燃性、柔軟
性についてはいずれもその試験に合格したものを○と
し、不合格のものを×とした。
【0040】表1ないし表3において、次の材料を用い
た。 VLDPE1:超低密度ポリエチレン(密度0.884
g/cm3、メルトフローレイト0.8、「DFDB1
085」商品名三井デュポン・ポリケミカル社製) VLDPE2:超低密度ポリエチレン(密度0.904
g/cm3、メルトフローレイト1.0、「DFDA1
137」商品名三井デュポン・ポリケミカル社製)
【0041】EVA1:エチレン−酢酸ビニル共重合体
(酢酸ビニル含有量19wt%、メルトフローレイト
2.5、「EV460」商品名三井デュポン・ポリケミ
カル社製) EVA2:エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル
含有量45wt%、メルトフローレイト2.5、「EV
45LX」商品名三井デュポン・ポリケミカル社製)
【0042】アクリルゴム:エチレンとアクリル酸エチ
ルとの共重合体(エチレン含有量50wt%以上、「ベ
イマックD」商品名三井化学社製) 接着性樹脂:マレイン酸変性エチレン−酢酸ビニル共重
合体(酢酸ビニル含量33wt%、マレイン酸変性量
1.0wt%、「HPR VR−103」商品名三井デ
ュポン・ポリケミカル社製) 水酸化マグネシウム:ステアリン酸処理水酸化マグネシ
ウム「キスマ5A」商品名 協和化学社製
【0043】含窒素有機化合物:メラミンシアヌレート
「MC−600」商品名、日産化学社製 亜鉛化合物:硼酸亜鉛「FIRE BRAKE ZB」
商品名、米国 BORAX社製 老化防止剤:フェノール系老化防止剤 「イルガノック
ス1010」商品名、チバ・スペシャリティ・ケミカル
ズ社製
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】表1から表3の結果から、本発明の配合組
成の樹脂組成物からなる基材を使用することで、引張強
度10.3MPa以上、伸び60%以上、加熱変形残率
50%以上を示し、難燃性試験、柔軟性試験に合格する
ものとなる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の粘着テープ
は、難燃性、機械強度、耐熱性、柔軟性の特性をバラン
ス良く高いレベルで具備するものであり、燃焼時にダイ
オキシンやハロゲン含有ガスなどの有害物質を発生する
ことがなく、発煙量も少量となる。さらに、焼却後の残
査である灰分が極めて少ないので処理費用も少なくて済
む。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 201/00 C09J 201/00 //(C08L 23/06 C08L 23:08 23:08) 33:08 (C08L 23/06 C08L 23:26 33:08) (C08L 23/06 23:26) Fターム(参考) 4J002 BB031 BB062 BB072 BB202 BB212 DE056 DE076 DE146 DE188 DK008 EG048 EU187 EW047 4J004 AB01 CA04 4J040 JA09 JB09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材と粘着剤層とからなる粘着テープであ
    って、基材をなす樹脂組成物が、密度0.89g/cm
    3以下の超低密度ポリエチレン80wt%以上と、酢酸
    ビニル含量40wt%以上のエチレン−酢酸ビニル共重
    合体1〜10wt%を含むポリオレフィン系ベースポリ
    マー100重量部に対して、金属水酸化物80〜150
    重量部と含窒素有機化合物10〜50重量部と亜鉛化合
    物1〜10重量部を配合したものであることを特徴とす
    る粘着テープ。
  2. 【請求項2】基材と粘着剤層とからなる粘着テープであ
    って、基材をなす樹脂組成物が、密度0.89g/cm
    3以下の超低密度ポリエチレン80wt%以上と、アク
    リルゴム1〜10wt%を含むポリオレフィン系ベース
    ポリマー100重量部に対して、金属水酸化物80〜1
    50重量部と含窒素有機化合物10〜50重量部と亜鉛
    化合物1〜10重量部を配合したものであることを特徴
    とする粘着テープ。
  3. 【請求項3】基材と粘着剤層とからなる粘着テープであ
    って、基材をなす樹脂組成物が、密度0.89g/cm
    3以下の超低密度ポリエチレン80wt%以上と、接着
    性樹脂1〜10wt%を含むポリオレフィン系ベースポ
    リマー100重量部に対して、金属水酸化物80〜15
    0重量部と含窒素有機化合物10〜50重量部と亜鉛化
    合物1〜10重量部を配合したものであることを特徴と
    する粘着テープ。
  4. 【請求項4】UL510に規定する試験方法により、引
    張強度10.3MPa以上、伸び60%以上、加熱変形
    率50%以下であり、難燃性試験に合格し、柔軟性試験
    に合格するものであることを特徴とする請求項1、2ま
    たは3記載の粘着テープ。
JP2001393619A 2001-12-26 2001-12-26 粘着テープ Withdrawn JP2003193001A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001393619A JP2003193001A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 粘着テープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001393619A JP2003193001A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 粘着テープ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003193001A true JP2003193001A (ja) 2003-07-09

Family

ID=27600572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001393619A Withdrawn JP2003193001A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 粘着テープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003193001A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005056667A1 (ja) * 2003-12-15 2005-06-23 Autonetworks Technologies, Ltd. 架橋型難燃性樹脂組成物ならびにこれを用いた絶縁電線およびワイヤーハーネス
JP2008504391A (ja) * 2004-06-23 2008-02-14 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ハロゲンフリー接着剤テープおよびそれらの製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005056667A1 (ja) * 2003-12-15 2005-06-23 Autonetworks Technologies, Ltd. 架橋型難燃性樹脂組成物ならびにこれを用いた絶縁電線およびワイヤーハーネス
CN1894330B (zh) * 2003-12-15 2010-06-16 株式会社自动网络技术研究所 交联型阻燃树脂组合物及使用该组合物的绝缘电线和线束
JP2008504391A (ja) * 2004-06-23 2008-02-14 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ハロゲンフリー接着剤テープおよびそれらの製造方法
JP4829226B2 (ja) * 2004-06-23 2011-12-07 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ハロゲンフリー接着剤テープおよびそれらの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6586090B2 (en) Adhesive tape and substrate for adhesive tape
EP1985659B1 (en) Flame-retardant polyolefin resin composition and adhesive tape substrate composed of the composition, and adhesive tape
EP1679355B1 (en) Adhesive tape and substrate for adhesive tape
JP5629424B2 (ja) フィルム基材及び粘着テープ
MXPA06004110A (es) Lamina de envoltura hecha de copolimero de polipropileno y un polimero que es incompatible con polipropileno.
JP2003193001A (ja) 粘着テープ
JPH05345881A (ja) 難燃性テープ
JP4652845B2 (ja) 絶縁樹脂組成物および絶縁電線
JP2004155817A (ja) 粘着テープ
JP2002105411A (ja) 粘着テープ
JP2003165962A (ja) 粘着テープ
JP2003064323A (ja) 粘着テープ
JP2013018932A (ja) ノンハロゲン難燃性樹脂組成物並びにそれにより被覆された電線及びケーブル
JP2003155458A (ja) 粘着テープ
JP2000336328A (ja) ポリオレフィン系難燃性粘着テープ
JP2004115714A (ja) 粘着テープ
JP2004067765A (ja) 粘着テープ
JP2004067766A (ja) 粘着テープ
JP2002265902A (ja) 難燃性樹脂組成物及び粘着テープ
JP2008050575A (ja) 難燃性樹脂組成物、それが含まれた電線被膜材及びそれによって被覆された電線
JP3695608B2 (ja) ポリオレフィン系難燃性粘着テープ
JP2001011400A (ja) 粘着テープ
JP2006002117A (ja) ノンハロゲン難燃性樹脂組成物及びそれを用いた電線・ケーブル
JP2004155816A (ja) 粘着テープ
JP2988017B2 (ja) 粘着テープ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301