JP2003192298A - 高所作業車の制御装置 - Google Patents
高所作業車の制御装置Info
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- JP2003192298A JP2003192298A JP2001401124A JP2001401124A JP2003192298A JP 2003192298 A JP2003192298 A JP 2003192298A JP 2001401124 A JP2001401124 A JP 2001401124A JP 2001401124 A JP2001401124 A JP 2001401124A JP 2003192298 A JP2003192298 A JP 2003192298A
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Abstract
下部操作装置から適切な回避操作ができる制御装置を提
供する。 【解決手段】車体2に起伏、伸縮、旋回作動等が自在で
一部が絶縁性を有するブーム6と、ブーム6の先端に取
り付けられた作業台11に吊り上げ装置20を備える高
所作業車1の制御装置100であって、作業床バッテリ
Bと、電力供給されると少なくとも吊り上げ装置20の
作動を制御する上部コントローラ80と、油圧力を受け
ると作業床バッテリBと上部コントローラ80間を電気
的に接続又は遮断する圧力スイッチ70と、油圧力を供
給する油圧ポンプPと、油圧ポンプPからと圧力スイッ
チ70とを連通させる絶縁材料製の油路76と、油圧ポ
ンプPから油路76への圧油の給排を制御する切換バル
ブ62と、切換バルブ62の作動操作を行うための上部
電源投入スイッチ45とを備えている。
Description
作動等が自在に設けられた、ブームと、前記ブームの先
端に取り付けられた作業台を有する高所作業車の制御装
置に関する。
して、配線作業等を安全に行うために、ブームや作業台
をFRP等の絶縁性部材により構成してなる、いわゆる
絶縁高所作業車がある。このような絶縁高所作業車にお
いては、作業台と車体間の電気的な絶縁を図る必要があ
るため、作業台と車体はそれぞれ独立した電源である作
業床バッテリ(上部電源)とシャーシバッテリ(下部電
源)とを備えられている。
装置が設けられており、下部コントローラは、シャーシ
バッテリからの電源供給を受けて作動してブームの作動
制御を行う。下部操作装置はブーム操作レバーを備えて
おり、作業者の手動操作により下部コントローラの作動
を指示する操作信号を出力してブームを作動させる。こ
のようなブーム操作レバーを操作すると、下部コントロ
ーラを介して操作内容に応じたブームの作動が制御さ
れ、作業台を所望の高所へ移動させることができる。
作装置が設けられており、上部コントローラは、作業床
バッテリからの電源供給を受けて作動して作業台の首振
り作動や、吊り上げ装置のウインチ作動等の制御を行
う。上部操作装置は、作業床バッテリより上部コントロ
ーラに電力供給を行う上部操作電源スイッチと、下部コ
ントローラの作動を指示する操作信号を出力してブーム
を作動させるブーム操作レバーと、上部コントローラの
作動を指示する操作信号を出力して作業台の首振り作動
させる首振りレバーと、ウインチの作動操作を行うウイ
ンチ操作レバーとを備えている。
を操作すると、上部コントローラを介して操作内容に応
じた作業台の首振り作動やウインチの作動が制御され、
込み入った場所(例えば、電柱の裏側)へ作業台を移動
させたり、吊り上げ物の手元引き上げ作業を行うことが
できる。
作信号は上部コントローラを介して下部コントローラへ
送信され、上述したブーム操作レバーと同様に、ブーム
の作動制御を行うことができる。なお、上記のような絶
縁高所作業車においては作業台の絶縁状態を維持するた
め、上部コントローラと下部コントローラ間は光ファイ
バーにて操作信号のやり取りが行われている。
高所作業車において、作業台に搭乗した作業者がブーム
操作レバーを操作して作業台を所望の高所へ移動させた
後、例えば、首振りレバーを操作して電柱の後ろに廻り
込んで作業を行っている最中に、作業者が何らかの原因
で上部操作装置の操作ができなくなってしまったような
場合、上部コントローラが作業床バッテリからの電源供
給を受けて作動して作業台の首振り作動や、吊り上げ装
置のウインチ作動等の制御を行うようになっているた
め、上部コントローラの電源供給が断たれた状態のとき
には、上部コントローラのみが担当している作動につい
ては、下部からは操作ができないという問題がある。
うとしても、上記のような首振りレバーの作動操作によ
って電柱の後に廻り込んで作業をしていた場合、下部操
作装置に設けられているブーム操作レバーの操作だけで
は、首振り操作を元に戻さない限り作業台を地上に降ろ
すことができないという問題が生じる。このように、作
業台の作業状況や位置によっては、下部操作装置のブー
ム操作だけでは、適切な回避操作を行うことができない
という問題があった。
たものであり、緊急時において作業台の作業状況や位置
を問わず、車体に設けられている下部操作装置から適切
な回避操作ができ、作業台に搭乗している作業者を地面
に降ろすことのできる高所作業車の制御装置を提供する
ことを目的としている。
めに、本発明は、車体に、起伏、伸縮、旋回作動等が自
在に設けられるブームと、ブームの先端に取り付けられ
た作業台と、作業台に取り付けられた所定の作業を行う
上部作業装置(例えば、本実施例における吊り上げ装置
20)とを備える高所作業車の制御装置であって、作業
台に設けられた上部制御手段と、車体に設けられた下部
制御手段と備え、上部制御手段は、上部電源(例えば、
本実施例における作業床バッテリB)と、上部電源から
の電力供給を受けて、少なくとも上部作業装置の作動を
制御する上部コントローラと、油圧力を受けて作動する
ことにより上部電源と上部コントローラ間を電気的に接
続又は遮断する圧力スイッチとを有し、下部制御手段
は、油圧力を供給する油圧供給手段(例えば、本実施例
における油圧ポンプP)と、油圧供給手段と圧力スイッ
チとを連通させる油路と、油圧供給手段から油路への圧
油の給排を制御する切換手段(例えば本実施例における
切換バルブ62)と、切換手段の作動操作を行うための
切換操作手段(例えば、本実施例における上部電源投入
スイッチ45、202)とを有し、切換操作手段を操作
することにより、油路を介して圧力スイッチに油圧力を
送って圧力スイッチを作動させ、上部電源と上部コント
ローラ間を電気的に接続させることができる。
置は、上部電源から上部コントローラへ電力供給が遮断
された状態のときに、下部側(車体側)に設けられた切
換手段の操作によって、上部コントローラに上部電源か
ら電源の供給を行なわせることができる。
に電力が供給されたとき、上部コントローラを介して上
部作業装置の作動を制御する下部コントローラと、下部
コントローラに操作信号を出力して上部作業装置の作動
操作を行うための下部操作手段(例えば、本実施例にお
ける首振りレバー42、ウインチ操作レバー43、昇降
レバー43)とを備えて構成されてもよい。
置によれば、ブームの作動以外の作動のように、上部コ
ントローラでなければできないような作動を、下部から
操作可能となる。このため、下部からの操作により作業
台の首振り作動等を行わせ、緊急時等においては作業状
況や位置を問わず、作業台を地上に降ろすための的確な
回避操作を行うことができる。
1の実施の形態について説明する。本発明に係わる制御
装置を備えた高所作業車1を図2に示している。この高
所作業車1は前後輪3a,3bを有して走行可能であ
り、前部に運転キャビン2aを有したトラック車両をベ
ースにして構成されており、この運転キャビン2aより
も後側の車体の前後左右に車体側方にジャッキ4を有し
ており、ジャッキシリンダ10を油圧駆動することによ
り伸長させて下端部を接地させ、車体2を安定支持す
る。車体2後部の上には、旋回台5と、この旋回台5に
基端部が枢結されたブーム6と、このブーム6の先端部
に水平旋回(首振り)自在に取り付けられた作業台11
とを有している。
タ7を油圧駆動することにより水平旋回させることが可
能である。ブーム6は起伏シリンダ8を油圧駆動するこ
とにより起伏動させることができる。また、ブーム6は
基端ブーム6a、中間ブーム6b及び先端ブーム6cを
入れ子式に組み合わせて構成されており、内蔵の伸縮シ
リンダ9を油圧駆動することにより伸縮動させることが
できる。
付けられており、この垂直ポスト12にはアーム13が
水平旋回自在に取り付けられている。アーム13の先端
部には垂直に延びて支柱14が設けられており、この支
柱14に水平旋回自在(首振り自在)に作業台ブラケッ
ト15が取り付けられている。垂直ポスト12は図示し
ないレベリングシリンダ(油圧シリンダ)により常時垂
直に保持されるようになっており、作業台11の床面は
常に水平が保たれる。
ており、これを油圧駆動することにより垂直ポスト12
まわりに水平旋回させることが可能であり、作業台11
は作業台旋回モータ17を有しており、油圧駆動するこ
とにより支柱14まわりに作業台ブラケット15を水平
旋回させることが可能である。この結果、作業台11を
垂直ポスト12まわりに水平旋回させるとともに、それ
自体を支柱14に対して首振り作動させることが可能で
ある。また、作業台ブラケット15には昇降シリンダ1
8が設けられており、油圧駆動することによって作業台
11を昇降させることができる。
20が設けられている。この吊り上げ装置は垂直ポスト
11に、旋回および起伏自在に取り付けられた支持ブラ
ケット21と、この支持ブラケット21にスライド移動
および脱着自在に取り付けられたサブブーム22と、支
持ブラケット21に設けられたウインチ装置23とから
構成されており、ウインチ装置23にはロープ24が巻
き回されている。ウインチ装置23からウインチモータ
(図示せず)を油圧駆動することによって、ロープ26
を巻き上げ及び巻き下げさせることができる。サブブー
ム22の先端のシーブ27を介して下方に垂れ下がるよ
うになっており、その先端にはフック28が取り付けら
れている。
操作する上部操作装置30が、図3に示すように設けら
れており、ブーム操作レバー31と、首振りレバー32
と、ウインチ操作レバー33と、昇降スイッチ34と、
上部操作電源スイッチ35を備えて構成されており、こ
れらの操作に対する作動は以下のとおりである。
モータ7、起伏シリンダ8、伸縮シリンダ9を作動さ
せ、ブーム6の旋回、起伏、伸縮作動を行うことができ
るようになっている。首振りレバー32を操作すると、
アーム旋回モータ16及び作業台旋回モータ17を作動
させ、作業台11を垂直ポスト12廻りに首振り作動さ
せることができるようになっている。ウインチ操作レバ
ー33を操作すると、ウインチモータ(図示せず)を作
動させ、ロープ26の巻き上げ,巻き下げを行うことが
できる。昇降スイッチ34を操作すると、昇降シリンダ
18を作動させ、作業台11を昇降させることができ
る。上部操作電源スイッチ35を操作すると、作業台1
1に備えられている作業床バッテリBから後述する上部
コントローラ80に電力供給を行うことができる。な
お、この上部操作電源スイッチ35はオートパワーオフ
機能を有しており、所定時間が経過すると上部コントロ
ーラ80への電力供給は遮断されるようになっている。
示すように設けられており、ブーム操作レバー41と、
ジャッキ操作レバー51とを備えて構成されており、こ
れらの操作に対する作動は以下のとおりである。
0に設けられたブーム操作レバー31と同一の機能を有
しており、操作によりブーム6の起伏、伸縮、旋回作動
を行うことができる。また、ジャッキ操作レバー51の
操作によりジャッキシリンダ10を伸縮作動させ、ジャ
ッキ4の張出、格納作動を行うことができる。
〜18、25等は油圧を利用して駆動されるため、車体
2の前部には、エンジンEからその出力の一部を取り出
して油圧ポンプPを駆動するパワーテイクオフ(図示せ
ず)が取り付けられている。このパワーテイクオフを作
動させる、即ち油圧ポンプPを駆動させたり停止させる
ためのパワーテイクオフスイッチ(図示せず)が運転キ
ャビン2a内の運転席に設けられている。なお、油圧ポ
ンプPの駆動はこのようにパワーテイクオフ(図示せ
ず)を用いるものに限られるものではなく、車体2上に
独立して設けられたエンジン(例えば、低騒音ユニット
等と称される動力装置)により油圧ポンプPの駆動を行
うようにしてもよい。
ている制御装置について説明する。本発明の制御装置1
00は、図1に示すように、上部電源投入スイッチ45
(図中参照)と、アンロードバルブ60と、インターロ
ックバルブ61と、切換バルブ62と、圧力スイッチ7
0と、作業床バッテリBと、リレー75と、上部コント
ローラ80と、下部コントローラ90と、首振りレバー
42と、ウインチ操作レバー43と、昇降スイッチ44
とから構成されている。なお、図1中に示す一点鎖線L
より上の部材は作業台11側に配設されていることを示
し、一点鎖線Lより下の部材は車体2側に配設されてい
ることを示す。
43と、昇降スイッチ44は下部操作装置40にも設け
られており、これらは後述するように緊急時に操作され
るものであるが、各々先述した上部操作装置30に設け
られている首振りレバー32と、ウインチ操作レバー3
3と、昇降スイッチ34と同一機能を有するため、説明
を省略する。
置40に設けられており(図4参照)、このスイッチが
操作されると、アンロードバルブ60とインターロック
バルブ61と切換バルブ62に作動信号を出力する。
イッチ45が操作されると油圧ポンプPから吐出される
作動油をインターロックバルブ61へ供給する。また、
上部操作装置30及び下部操作装置40から作動操作が
可能なときに、これらより操作が行われると作動油をイ
ンターロックバルブ61へ供給し、それ以外の場合はタ
ンクTに戻す。
バルブ60の上流に設けられて下部操作バルブ64とジ
ャッキバルブ63へ作動油の給排を行う機能を有し、上
部電源投入スイッチ45が操作されると作動油を下部操
作バルブ64へ供給する。また、上部操作装置30及び
下部操作装置40から作動操作が可能なときに、上部操
作装置30及び下部操作装置40のレバー類41〜44
から作動操作が行われると作動油を下部操作バルブ64
へ供給し、ジャッキ操作レバー51から作動操作が行わ
れるとジャッキバルブ63へ作動油を供給する。なお、
下部操作バルブ64は旋回モータ7、起伏シリンダ8、
伸縮シリンダ9の作動を制御する弁であり、ジャッキバ
ルブ63はジャッキシリンダ10の作動を制御する弁で
ある。
上流に設けられており、圧力スイッチ70と上部操作バ
ルブ65への作動油の選択的な給排を行う。上部電源投
入スイッチ45が操作されると作動油を絶縁材料製の油
路76を介して圧力スイッチ70に供給し、所定時間が
経過すると上部操作バルブ65へ作動油を供給する。な
お、上部操作バルブ65はアーム旋回モータ16、作業
台旋回モータ17、昇降シリンダ18、ウインチモータ
(図示せず)への作動油の供給制御を行ってこれらの作
動を制御する弁である。
リレー75との間に接点70aを有しており、油路76
を介して油圧力を受けると閉作動して接点70aを接続
させ、この接続状態を図示しない接続保持回路により所
定時間保持した後に、開作動する。
ントローラ80との間にリレー接点75aを有してお
り、圧力スイッチ70の接点70aが接続されてリレー
75へ電力の供給が行われると、リレー接点75aを閉
作動させ、作業床バッテリBから上部コントローラ80
へ電源供給を行う。
配設された作業床バッテリBからの電源供給を受けて作
動し、上部作動制御部81と上部光通信部82とを有し
ている。上部作動制御部81は、上部操作装置30に設
けられた首振りレバー32と、ウインチ操作レバー33
と、昇降スイッチ34からの操作信号を受けると上部操
作バルブ65の作動を制御し、ブーム操作レバー31か
らの操作信号を受けると上部光通信部82と下部光通信
部92を介して下部コントローラ90の下部作動制御部
91に送信する。
それぞれ、上部操作装置30および下部操作装置40か
ら送信された操作信号を電気信号から光信号に変換して
送り出す機能を有する光通信発光回路82a,92a
と、光の伝達媒体である光ケーブル83を介して送られ
る光通信発光回路82a,92aからの光信号を受光
し、その光信号を電気信号に変換する機能を有する光通
信受信回路82b,92bとから構成されている。
リSからの電源供給を受けて作動し、下部作動制御部9
1と下部光通信部92とを有している。下部作動制御部
91は、ブーム操作レバー31、41からの操作信号を
受け取ると下部操作バルブ64の作動を制御する。ま
た、下部操作装置40に設けられている首振りレバー4
2と、ウインチ操作レバー43と、昇降スイッチ44か
らの操作信号を受けると、下部光通信部92と上部光通
信部82を介して上部コントローラ80の上部作動制御
部81に送信する。なお、下部コントローラ90は、運
転キャビン2a内の運転席に設けられたパワーテイクオ
フスイッチ(図示せず)が操作されてパワーテイクオフ
を作動させると、シャーシバッテリSから電源供給が行
われるように構成されている。
00を用いた作動例について説明する。まず、車体2に
ジャッキ4とブーム6を格納した状態で高所作業車1を
作業現場に移動させる。作業現場に到着すると、作業者
(図示せず)はまず車体2の後方のジャッキ操作レバー
51を操作してジャッキ4を張り出させ、車体2を持ち
上げ支持させる。車体2が持ち上げ支持されたら、作業
者は作業台11に搭乗し、上部操作装置30に設けられ
た上部操作電源スイッチ35を手動操作する。続いて、
上部操作装置30のブーム操作レバー31を手動操作し
て、作業台11を所望高所まで移動させる。例えば、図
5の符号Aで示すブームの格納位置から、図5及び図6
で示す符号Bで示す位置まで、作業台11を移動させ、
さらに首振りレバー32を手動操作し、図5の符号Cで
示す位置である電柱Dの後ろ側に作業台11を移動させ
て所望高所に移動させ、この状態で作業台11の上で作
業者は必要な高所作業を行う。
ブーム操作レバー31が操作されたときの作動制御内容
について簡単に説明する。ブーム操作レバー31の操作
に伴って出力される操作信号は上部作動制御部81を介
して上部光通信部82に送信され、ここで光通信発光回
路82aにより電気信号から光信号に変換される。この
光信号は光ケーブル83を介して下部光通信部92の光
通信受光回路92bに送信され、光通信受光回路92a
は受信した操作信号を光信号から電気信号に変換し、こ
の電気信号に変換された操作信号は下部作動制御部91
へ送信される。この受信した操作信号に基づいて下部作
動制御部91は下部操作バルブ64の作動を制御し、旋
回モータ7、起伏シリンダ8、伸縮シリンダ9の作動を
制御する。
1は符号Aのブームの格納位置から符号Bの位置に移動
する。続いて、上部操作装置30に設けられた首振りレ
バー32が操作されると、操作信号が上部作動制御部8
1に送信されて上部作動制御部81は上部操作バルブ6
5の作動の制御を行い、アーム旋回モータ16及び作業
台旋回モータ17の作動を制御する。その結果、作業台
11は符号Bの位置から符号Cの位置へ移動する。
の作業者が何らかの原因で上部操作装置30の操作がで
きなくなった場合、下部操作装置40に設けられたブー
ム操作レバー41からブーム6の作動操作は可能である
が、上記の例のように上部操作装置30に設けられた首
振りレバー31の作動操作により電柱Dの後に廻り込ん
で作業をしていた場合、下部操作装置40に設けられて
いるブーム操作レバー41の操作だけでは、作業台11
を地上に降ろすことができないという問題が生じる。特
に、緊急に作業台11を地上まで降下させようとして
も、上記の例のように作業台11の作業状況や位置によ
っては、下部操作装置40のブーム6の操作だけでは、
適切な回避操作を行うことができないという問題があっ
た。
作業台11を地上に降ろすため、先ず下部操作装置40
に設けられている上部電源投入スイッチ45を操作す
る。そして、地上作業者は下部操作装置40に設けられ
ている首振りレバー42を操作して、作業台11を符号
Cの位置から符号Bの位置まで移動させる。続いて、ブ
ーム操作レバー41を操作して、符号Bの位置から(図
5及び図7の符合Eの位置を経て)図7の符号Fで示す
位置すなわち地上まで作業台11を移動させ、作業台1
1に搭乗していた作業者を救出することができる。
作されると、アンロードバルブ60はインターロックバ
ルブ61側に、インターロックバルブ61は下部操作バ
ルブ62側に、切換バルブ63は圧力スイッチ70側に
切り換わり、油圧ポンプPから吐出されている作動油は
これらのバルブ60〜62と絶縁材料製の油路76を介
して圧力スイッチ70へ供給される。圧力スイッチ70
はこの油圧力を受けて閉作動して接点70aを接続さ
せ、作業床バッテリBからリレー75への通電を行う。
リレー75への通電が行われるとリレー接点75aは閉
作動し、作業床バッテリBから上部コントローラ80へ
電源供給が行われる。
給が行われた後、所定時間が経過すると切換バルブ62
は切り換わり、作動油が上部操作バルブ65へ供給され
るようになる。このため、下部操作装置40の首振りレ
バー42からの操作が可能になる。
ー42が操作されると、その操作信号は下部作動制御部
91を介し、下部コントローラ90の下部光通信部92
に送信される。下部光通信部92において、この受け取
った操作信号は光通信発光回路92aにより電気信号か
ら光信号に変換され、この光信号を光ケーブル83を介
して上部コントローラ80の光通信受光回路82bに送
信される。光通信受光回路82bは受信したこの操作信
号を光信号から電気信号に変換し、この電気信号に変換
された操作信号は上部作動制御部81へ送信する。この
操作信号に応じて上部作動制御部81は上部操作バルブ
65の作動を制御し、アーム旋回モータ16及び作業台
旋回モータ17の作動を制御する。その結果、作業台1
1を符号Cの位置から符号Bの位置まで移動させること
ができる。
ーム操作レバー41が操作されると、この操作に応じた
操作信号は下部作動制御部91に送信され、この操作信
号に応じて下部作動制御部91は下部操作バルブ64の
作動の制御を行い、旋回モータ7、起伏シリンダ8、伸
縮シリンダ9の作動を制御する。その結果、作業台11
は符号Bの位置から(例えば、符号C、符号Eの位置を
経て)符号Fの位置に移動し、作業台11を地上に降ろ
すことができる。
装置100は、下部操作装置40に設けられた上部電源
投入スイッチの操作101によって、下部から作業台1
1にある上部コントローラ80に電源供給を行うことが
できる。
30と同様の機能を有する、首振りレバー42と、ウイ
ンチ操作レバー43と、昇降スイッチ44とを備えるよ
うに構成されている。このため、上部電源投入スイッチ
45が操作されて上部コントローラ80に電力が供給さ
れると、作業台11の首振り作動や昇降作動や吊り上げ
装置20の操作等も下部から可能となる。このように、
下部からの操作により、作業台11の作業状況や位置を
問わず、緊急時に作業台11を地上に降ろすための的確
な回避操作を行うことができる。
作装置40に首振りレバー42と、ウインチ操作レバー
43と、昇降スイッチ44とを設けたが、これに限られ
るものではなく、緊急時に作業台11を地上に降ろすた
めに必要な作動に応じて、その作動操作を行うレバーや
スイッチ類等を下部操作装置に備えることが好ましい。
制御装置200について、図8を用いて説明する。この
制御装置200は、図8に示すように、上部電源投入ス
イッチ201と、アンロードバルブ60と、インターロ
ックバルブ61と、圧力スイッチ70と、作業床バッテ
リBと、リレー75と、上部コントローラ80と、下部
コントローラ90と、首振りレバー42と、ウインチ操
作レバー43と、昇降スイッチ44とから構成されてい
る。なお、ここでは第1の実施の形態との相違点のみ説
明する。
装置40に設けられており、操作するとアンロードバル
ブ60と、インターロックバルブ61と、上部規制バル
ブ202に作動信号を送信する。この作動信号を受け、
アンロードバルブ60は油圧ポンプPから吐出される作
動油をインターロックバルブ61へ供給し、インターロ
ックバルブ61はこの圧油を下部操作バルブ64へ供給
する。
64とタンクTの間に設けられており、上部電源投入ス
イッチ201からの作動信号を受けて下部操作バルブ6
4から排出された作動油が直接タンクTに流れることを
阻止する。また、この上部規制バルブ202は上部操作
装置30を作動させるときには閉じられて下部操作バル
ブ64を通過した作動油を上部操作バルブ65に供給さ
せ、上部操作装置30の作動を可能にする。
て、下部操作装置40に設けられている上部電源投入ス
イッチ201が操作されると、作動信号がアンロードバ
ルブ60とインターロックバルブ61と上部規制バルブ
202に送信される。この作動信号を受け、アンロード
バルブ60はインターロックバルブ61側に、インター
ロックバルブ61は下部操作バルブ62側に切り換わる
とともに、上部規制バルブ202は下部操作バルブ64
を通過した作動油の流れが直接タンクTに流れることを
阻止する。このため、下部操作バルブ64を通過した作
動油は油路203を通って上部操作バルブ65に流れる
とともに、ここを通過した後に油路204を通ってタン
クTに戻される。このとき、油路204内には配管抵抗
等により背圧が発生し、この背圧が圧力スイッチ70に
作用してこれを閉作動する。このため、接点70aは接
続し、上部コントローラ80に作業床バッテリBから電
源供給を行うことができる。
御装置によれば、車体に設けられた切換操作手段を操作
することにより、油路を介して圧力スイッチに油圧力を
送って圧力スイッチを作動させ、上部電源と上部コント
ローラ間を電気的に接続させるように構成されているの
で、下部からの操作により上部コントローラに電源の供
給を行うことができる。
たとき、上部コントローラを介して上部作業装置の作動
を制御する下部コントローラと、下部コントローラに操
作信号を出力して上部作業装置の作動操作を行うための
下部操作手段とを有することで、緊急時において作業台
の作業状況や位置を問わず、車体に設けられている下部
操作手段から適切な回避操作ができ、作業台に搭乗して
いる作業者を地面に降ろすことができる。
図である。
側面図である。
上部操作装置の図である。
下部操作装置の図である。
ある。
ある。
ある。
示すブロック図である。
換操作手段) 60 アンロードバルブ 61 インターロックバルブ 62 切換バルブ(切換手段) 70 圧力スイッチ 75 リレー 76 油路 80 上部コントローラ 90 下部コントローラ 100 制御装置(第1実施例) 200 制御装置(第2実施例) 201 上部電源投入スイッチ(第2実施例における切
換操作手段) B 作業床バッテリ(上部電源) S シャーシバッテリ(下部電源) P 油圧ポンプ(油圧供給手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 車体に、起伏、伸縮、旋回作動等が自在
に設けられるブームと、前記ブームの先端に取り付けら
れた作業台と、前記作業台に取り付けられた所定の作業
を行う上部作業装置とを備える高所作業車の制御装置で
あって、 前記作業台に設けられた上部制御手段と、 前記車体に設けられた下部制御手段と備え、 前記上部制御手段は、上部電源と、前記上部電源からの
電力供給を受けて、少なくとも前記上部作業装置の作動
を制御する上部コントローラと、油圧力を受けて作動す
ることにより前記上部電源と前記上部コントローラ間を
電気的に接続又は遮断する圧力スイッチとを有し、 前記下部制御手段は、油圧力を供給する油圧供給手段
と、前記油圧供給手段と前記圧力スイッチとを連通させ
る油路と、前記油圧供給手段から前記油路への圧油の給
排を制御する切換手段と、前記切換手段の作動操作を行
うための切換操作手段とを有し、 前記切換操作手段を操作することにより、前記油路を介
して前記圧力スイッチに油圧力を送って前記圧力スイッ
チを作動させ、前記上部電源と前記上部コントローラ間
を電気的に接続させるように構成されていることを特徴
とする高所作業車の制御装置。 - 【請求項2】 前記下部制御手段は、前記上部コントロ
ーラに電力が供給されたとき、前記上部コントローラを
介して前記上部作業装置の作動を制御する下部コントロ
ーラと、 前記下部コントローラに操作信号を出力して前記上部作
業装置の作動操作を行うための下部操作手段とを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の高所作業車の制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001401124A JP3853210B2 (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | 高所作業車の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001401124A JP3853210B2 (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | 高所作業車の制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003192298A true JP2003192298A (ja) | 2003-07-09 |
JP3853210B2 JP3853210B2 (ja) | 2006-12-06 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006290493A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Aichi Corp | 高所作業車 |
-
2001
- 2001-12-28 JP JP2001401124A patent/JP3853210B2/ja not_active Expired - Fee Related
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