JP2003191992A - ヒンジキャップ - Google Patents

ヒンジキャップ

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JP2003191992A
JP2003191992A JP2001396811A JP2001396811A JP2003191992A JP 2003191992 A JP2003191992 A JP 2003191992A JP 2001396811 A JP2001396811 A JP 2001396811A JP 2001396811 A JP2001396811 A JP 2001396811A JP 2003191992 A JP2003191992 A JP 2003191992A
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和仁 桑原
Atsushi Ota
淳士 太田
Shinji Shimada
伸治 嶋田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器口部から人手により簡単、迅速に取外す
ことができる分別回収に適した合成樹脂製のヒンジキャ
ップを提供する。 【解決手段】 容器口部31の外周面に突周設した係止
あご部32にアンダーカット結合する係止突条6を、内
周面に突周設した外筒5を備え、容器口部31に密に組
付いて注出口を形成するキャップ本体1と、外筒5に外
嵌装着され、外筒5の前側に形成された第一係合手段7
と強固に係合する第二係合手段8を形成した短円筒状の
リング体3と、リング体3の後側上端にヒンジ4を介し
て一体設された蓋体2とから構成し、容器口部31に対
するキャップ本体1の組付き強度を、人手による蓋体2
の強引な引上げ操作により取外しができる程度に設定し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器口部から容易
に取外すことができる、分別回収に適した合成樹脂製の
ヒンジキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】資源リサイクルのため、壜等の容器にお
いては構成部材を材種毎に分別回収することが要求され
ており、容器本体と異なる材種の注出キャプを組付けた
容器等では、内容物使用後に注出キャップを取外す必要
がある。
【0003】ところが、注出キャップは商品の流通時あ
るいは使用時に外れることがないよう、容器口部に強固
に組付き固定されているため、使用後に注出キャップを
取外すことは容易ではない。この点を改善する従来技術
として、容器口部外周に嵌着係合させるキャップ本体の
外筒を、肉薄に成形したり、複数の割溝を入れる等して
撓み変形可能に形成し、この外筒の外周に撓み変形を拘
束するリング体を取外し可能に嵌合した注出キャップが
提案されている。
【0004】この注出キャップにおいては、リング体が
嵌着されている状態では、リング体により外筒の撓み変
形が拘束されているので、キャップ本体と容器口部との
強固な組付き固定を確保することができ、また分別回収
に際しては、リング体を強制的に引抜いて外筒の拘束を
解除することにより、キャップ本体を人手により強制的
に容器口部から取外すことが可能となる。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】この注出キャップでは、リング体を引抜い
た後、キャップ本体を直接把持して取外しを行うのであ
るが、リング体の引抜き処理そのものが面倒であり、ま
た一般に、キャップ本体は柔らかいものであるので、取
外しのための力をかけ難い、と云う問題がある。
【0006】また、リング体の引抜きとキャップ本体の
取外しという二つの別操作を行うのは面倒であり、より
簡単、迅速にキャップ本体の取外しが達成できるのが望
ましい。
【0007】そこで、本発明は上記した問題を解決する
ために創案されたもので、外筒を撓み変形可能に形成
し、リング体によりこの撓み変形を拘束して容器口部へ
組付け固定したキャップにおいて、キャップ本体を取外
す力を確実に作用させ、かつ簡単、迅速にキャップ本体
の取外しが達成できることを技術的課題とし、もって容
器口部から人手により容易に取外すことができる、分別
回収に適した合成樹脂製のヒンジキャップを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の内、請求項1記載の発明の手段は、容器口部の外周
面に突周設した係止あご部にアンダーカット結合する係
止突条を、内周面に突周設した外筒を備え、容器口部に
密に組付いて注出口を形成するキャップ本体を有するこ
と、外筒に外嵌装着され、この外筒の前側に形成された
第一係合手段と強固に係合する第二係合手段を設けた短
円筒状のリング体を有すること、リング体の後側上端
に、ヒンジを介して一体設された蓋体を有すること、容
器口部に対するキャップ本体の組付き強度を、人手によ
る蓋体の引上げ操作により、取外しができる程度に設定
したこと、にある。
【0009】請求項1記載の発明にあっては、ヒンジキ
ャップは、外筒の内周面に突周設した係止突条が、容器
口部の外周面に突周設した係止あご部にアンダーカット
結合することにより、容器口部に組付き固定されるが、
外筒の容器口部に対する組付き強度は、人手による蓋体
の引上げ操作により取外しができる程度となっているの
で、商品の流通時あるいは使用時に不慮の力が加えられ
て、容器口部に対する外筒の組付きが妄りに外れること
がないように、外筒にリング体を外嵌装着して、外筒の
撓み変形を拘束し、容器口部に対する外筒の強固な組付
き固定を確保している。
【0010】容器口部からの取外しに際して、開放姿勢
とした蓋体を把持して強く引上げると、外筒に外嵌装着
されたリング体が引起されて、リング体による外筒の撓
み変形の拘束が解除される。
【0011】第一係合手段と第二係合手段との強固な係
合により、外筒とリング体との連結状態が維持されてお
り、また外筒の容器口部に対する組付き強度を、人手に
よる蓋体の強引な引上げ操作により取外しができる程度
に設定しているので、引続き蓋体を引上げることによ
り、キャップを容器口部から簡単、迅速に取外すことが
できる。
【0012】キャップの取外し操作は、リング体とヒン
ジを介して一体設され、把持するのに手頃な大きさを有
する蓋体を把持して行われるので、操作時にキャップ本
体に確実に力を作用させることができる。
【0013】リング体と蓋体との一体物とキャップ本体
とを別体としたので、両者をそれぞれの機能に適合した
合成樹脂材料、例えばリング体と蓋体との一体物の場合
は、安定したヒンジ強度を得るために、ポリプロピレン
樹脂で成形し、同様にキャップ本体の場合は、安定して
高いシール性を得るために、軟質ポリエチレン樹脂で成
形することが可能となる。
【0014】請求項2記載の発明の手段は、請求項1記
載の発明における第一係合手段を、外筒の外周面に突設
した係合ピンとし、第二係合手段を、リング体に開設さ
れ、係合ピンと強固に係合する係合孔とした、ものであ
る。
【0015】請求項2記載の発明にあっては、第二係合
手段に対する第一係合手段の係合組付きを、係合孔に対
する係合ピンの嵌入係止としたので、この第一係合手段
と第二係合手段との係合組付きを、強固にかつ安定して
達成する。
【0016】請求項3記載の発明の手段は、請求項1記
載の発明の構成に、外筒に、連結片を介してリング体を
囲む短円筒状の係合筒を連設したこと、を加えると共
に、請求項1記載の発明における第一係合手段を、係合
筒の内周面に凸設した係合凸部とし、第二係合手段を、
リング体の外周面に凹設され、係合凸部と強固に係合す
る係合凹部とした、ものである。
【0017】請求項3記載の発明にあっては、リング体
に対する外筒と係合筒との挟み付けにより、第一係合手
段と第二係合手段との強固な係合を達成して、外筒とリ
ング体とを安定的に連結することができ、また第一係合
手段を係合凸部とし、第二係合手段を、この係合凸部が
嵌入係合する係合凹部としたので、リング体を外筒と係
合筒との間に嵌入させるだけで、キャップ本体に対する
リング体と蓋体との一体成形物の、強固で安定した組付
きを簡単に達成することができる。
【0018】請求項4記載の発明の手段は、請求項1、
2または3記載の発明の構成に、係止突条の高さ位置付
近に第一係合手段と第二係合手段とを配置したこと、を
加えると共に、請求項1、2または3記載の発明におけ
る容器口部に対するキャップ本体の組付き強度の設定手
段を、外筒の肉厚によるものとした、ものである。
【0019】請求項4記載の発明にあっては、外筒の肉
厚を所望値に設定するだけの簡単な構成により、キャッ
プ本体に所望の組付き強度を付与することができ、また
蓋体の引上げ力が第一係合手段、および第二係合手段を
介して係止突条近傍に効率的に作用するので、組付きを
解除するのに要する力が効果的に作用することになる。
【0020】請求項5記載の発明の手段は、請求項1ま
たは2記載の発明における、容器口部に対するキャップ
本体の組付き強度の設定手段を、外筒に、係止突条から
下端縁にかけて形成され、周方向に沿って間隔を置いて
複数配設した割溝によるものとした、ものである。
【0021】請求項5記載の発明にあっては、外筒に設
ける割溝の個数、大きさ、配置を適宜に設定することに
より、キャップ本体に所望の組付き強度を付与すること
が容易となる。
【0022】請求項6記載の発明の手段は、請求項3記
載の発明の構成に、係合筒の下部から連結片の幅全域に
かけて周方向に沿って間隔を置いて複数の切欠きを連設
開設したこと、を加えると共に、請求項3記載の発明に
おける容器口部に対するキャップ本体の組付き強度の設
定手段を、外筒に、切欠きと連続して、係止突条から下
端縁にかけて形成され、周方向に沿って間隔を置いて複
数配設した割溝によるものとした、ものである。
【0023】請求項6記載の発明にあっては、係合筒を
設けた構成であっても、この係合筒に邪魔されることな
く、外筒の割溝による組付き強度の設定を、容易に行う
ことができる。
【0024】請求項7記載の発明の手段は、請求項1、
2、3または4記載の発明の構成に、係止突条を断続状
としたこと、を加えたものである。
【0025】請求項7記載の発明にあっては、係止突条
を断続状とすることにより、この係止突条の係止力が低
下するので、外筒の容器口部に対する組付き強度を、そ
の分、弱めることが可能となる。
【0026】請求項8記載の発明の手段は、請求項3、
4または6記載の発明の構成に、係合凸部に上下方向か
ら対向する位置に、連結片の欠部を設けたこと、を加え
たものである。
【0027】請求項8記載の発明にあっては、係合凸部
に上下方向から対向する位置に、連結片の欠部を設ける
ことにより、係合凸部が連結片に重ならない構造となる
ので、係合凸部を通常の射出成形手法により容易に成形
することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明のヒンジキャップの
実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は第一
実施形態の斜視図を示し、ヒンジキャップはキャップ本
体1と、このキャップ本体1の外筒5に外嵌装着される
短円筒状のリング体3と、このリング体3の後側上端に
設けられたヒンジ4を介して一体設された蓋体2とから
構成されている。
【0029】図2(A)は開状態の縦断側面図を、図2
(B)は縦断正面図を示すものであり、キャップ本体1
は、容器口部31に外嵌する外筒5の上端に、内鍔リン
グ状の頂壁13を介して上方にラッパ状に拡径した円筒
状の注出筒14を立設し、この注出筒14の下端に注出
口が開設される底壁15を連設し、注出筒14の外側
に、閉蓋時に蓋体2を係止する、高さの低い係止筒16
を立設し、更に頂壁13の下面に容器口部31に密嵌入
する内筒17を垂下設して構成されている。
【0030】底壁15の下面には、注出口開設箇所を区
画する薄肉ループ状のスコア18が形成され、このスコ
ア18の内側における底壁15の上面には、注出口の開
設時に引き上げるプルリング19が一体設されている。
【0031】外筒5は、上端部外周面に係止周条12を
突周設し、下端部内周面に、容器口部31の外周面に突
周設した係止あご部32にアンダーカット結合する係止
突条6を突周設し、前側下端部の外周面に係合ピン7a
を突設している。また、外筒5はその肉厚を薄く成形し
て、強く引張ると係止突条6と係止あご部32とのアン
ダーカット結合が解除される程に撓み変形可能としてい
る。
【0032】リング体3は、前側下端部に係合ピン7a
と強固に係合する係合孔8aを開設し、また強く引上げ
ると抜出し可能な程度に、上端縁を係止周条12に係止
している。
【0033】次に、内容物消費後、ヒンジキャップを容
器口部31から取外す手順を、図3に従って説明する。
図3(A)に示すように、先ず開放姿勢とした蓋体2を
把持して強く引上げると、リング体3は係止周条12を
乗越えながら引起されていき、図3(B)に示す通り、
係止周条12を全て乗越える程引起された状態におい
て、リング体3は前記係合ピン7aと係合孔8aとの強
固な係合により、外筒5と局所的に連結された状態を維
持する。
【0034】引続き、蓋体2を強く引上げていくと、リ
ング体3が連結している外筒5の下端部に集中的に力が
作用し、図3(C)に示すように、この箇所が外側に撓
み変形して、係止突条6と係止あご部32とのアンダー
カット結合が解除され、さらに蓋体2を引上げ続ける
と、リング体3が連結された箇所から周方向に沿ってア
ンダーカット結合が連鎖的に解除されていき、アンダー
カット結合が半周以上解除されたところで、ヒンジキャ
ップは容器口部31から引外される。
【0035】図4と図5は、本発明の第二実施形態を示
すもので、第一実施形態において係合ピン7aを突設す
るのに代えて、外筒5の前側下端部外周面に、連結片1
0を介して周方向に沿ってリング体3を囲む短円筒状の
係合筒9を連設し、この係合筒9の下端部内周面に係合
凸部7bを凸設し、第一実施形態において係合孔8aを
開設するのに代えて、リング体3の前側下端部外周面に
係合凸部7bと強固に係合する係合凹部8bを凹設した
ものである。なお、係合凸部7bの成形の都合上、係合
凸部7bの下方に連結片10の欠部20を設けておくの
が好ましい。
【0036】第二実施形態においては、外筒5と係合筒
9との間にリング体3を挟み込むので、この外筒5と係
合筒9との間へのリング体3の押し込みだけで、キャッ
プ本体1に対するリング体3の組付きが、係合凸部7b
と係合凹部8bとを強固に係合させた状態で達成され
る。
【0037】ヒンジキャップの取外しに際し、蓋体2の
引上げ操作により、リング体3が係止周条12を全て乗
越える程引起こされた状態において、リング体3は係合
凸部7bと係合凹部8aとの強固な係合により外筒5と
局所的に連結された状態を維持する。
【0038】図6は、本発明の第三実施形態を示すもの
で、第一実施形態において外筒5を肉薄に成形するのに
代えて、係止突条6を含めた外筒5の下端部に、周方向
に沿って間隔を置いて複数の割溝11を設けることによ
り、蓋体2を強く引上げると、係止突条6と係止あご部
32とのアンダーカット結合が解除される程に、外筒5
を撓み変形可能としたものである。
【0039】図7は、本発明の第四実施形態を示すもの
で、外筒5の下端部内周面に周方向に沿って間隔を置い
て複数の係止突条6の欠損部21を設けて、係止突条6
を断続状に成形することにより、係止突条6と係止あご
部32とのアンダーカット結合力を低下させたものであ
る。
【0040】図8は、本発明の第五実施形態を示すもの
で、第二実施形態において外筒5を肉薄に成形するのに
代えて、係合筒9の下部から連結片10の幅全域にかけ
て周方向に沿って間隔を置いて複数の切欠き22を連設
開設し、係止突条6を含めた外筒5の下端部に、切欠き
22と連続する複数の割溝11を設けることにより、蓋
体2を強く引上げると係止突条6と係止あご部32との
アンダーカット結合が解除される程に、外筒5および係
合筒9を撓み変形可能としたものである。
【0041】本発明のヒンジキャップは安価で、成形性
に優れ、かつ適度な変形性を有する材料が好ましく、か
かる材料としてポリエチレン樹脂、またはポリプロピレ
ン樹脂が適当であり、特にキャップ本体1は、高いシー
ル性および破断のし易さが要求されることから、軟質ポ
リエチレン樹脂で成形するのが良く、またリング体3と
蓋体2との一体物は、ヒンジ4を有することから、耐破
断強度の高いポリプロピレン樹脂で成形するのが良い。
【0042】特に、リング体3と蓋体2との一体物をポ
リプロピレン樹脂で成形した場合には、このポリプロピ
レン樹脂の耐熱性の高さを利用して、耐熱性の高いヒン
ジキャップを得ることが可能となる。
【0043】また、本発明に適用できる容器は特に限定
はなく、例えばペットボトル等の合成樹脂製の容器、ガ
ラス製の容器等いずれにも好適に使用できる。
【0044】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したので以
下に示す効果を奏する。請求項1記載の発明にあって
は、リング体とヒンジを介して一体設され、把持するの
に手頃な大きさを有する蓋体を把持して取外し操作を行
うことにより、キャップ本体に力を確実に作用させて、
取外しを容易にすることができる。
【0045】また、第一係合手段と第二係合手段との強
固な係合により、リング体と外筒とは安定的に連結され
ているので、一連の蓋体の引上げ操作によりキャップを
容器口部から簡単、迅速に取外すことができる。
【0046】さらに、リング体と蓋体との一体物と、キ
ャップ本体とが別体物であるので,両者を夫々の機能に
適合した合成樹脂材料で成形することができ、これによ
り優れた機能を発揮するヒンジキャップを得ることがで
きる。
【0047】請求項2記載の発明にあっては、係合ピン
と係合孔とを、嵌合係止により強固に係合させるので、
その係合力をきわめて強力なものとすることができ、こ
れにより外筒とリング体と連結安定的に維持することが
できる。
【0048】請求項3記載の発明にあっては、リング体
を外筒と係合筒とで挟み込むので、キャップ本体に対す
るリング体の組付けが簡単となると共に、第一係合手段
と第二係合手段との係合を、確実にそして強固に達成す
ることができる。
【0049】請求項4記載の発明にあっては、外筒の肉
厚を適宜に設定するだけの簡単な構成により、キャップ
本体に所望の組付き強度を付与することができ、また蓋
体の引上げ力を係止突条近傍に効率的に作用させて、キ
ャップの取外しをより容易にすることができる。
【0050】請求項5記載の発明にあっては、外筒に設
ける割溝の個数、大きさ、配置を適宜に設定することに
より、キャップ本体に所望の組付き強度を付与すること
が容易となる。
【0051】請求項6記載の発明にあっては、係合筒に
邪魔されることなく、割溝によりキャップ本体に所望の
組付き強度を容易に付与することができる。
【0052】請求項7記載の発明にあっては、係止突条
を断続状とすることにより、この係止突条の係止力が低
下するので、キャップ本体の容器口部に対する組付き強
度を低下させる一助として、簡単にかつ有効に利用する
ことができる。
【0053】請求項8記載の発明にあっては、係合凸部
が連結片と重ならない構造と成るので、通常の射出成形
手段により係合凸部を容易に成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態を示す斜視図。
【図2】図1に示した第一実施形態の、(A)は開状態
の縦断側面図、(B)は縦断正面図。
【図3】図1中、丸印した部分の、拡大縦断斜視面。
【図4】図1に示した第一実施形態の、容器口部から取
外す手順を示す説明図。
【図5】本発明の第二実施形態を示す、斜視図。
【図6】図4に示した第二実施形態の、(A)は開状態
の縦断側面図、(B)は縦断正面図。
【図7】本発明の第三実施形態を示す、右半分を断面で
表し、左半分の一部を破断して表した正面図。
【図8】本発明の第四実施形態を示す、一部を破断して
表した縦断正面図。
【図9】本発明の第五実施形態を示す、右半分を断面で
表した正面図。
【符号の説明】
1 ; キャップ本体 2 ; 蓋体 3 ; リング体 4 ; ヒンジ 5 ; 外筒 6 ; 係止突条 7 ; 第一係合手段 7a ; 係合ピン 7b ; 係合凸部 8 ; 第二係合手段 8a ; 係合孔 8b ; 係合凹部 9 ; 係合筒 10 ; 連結片 11 ; 割溝 12 ; 係止周条 13 ; 頂壁 14 ; 注出筒 15 ; 底壁 16 ; 係止筒 17 ; 内筒 18 ; スコア 19 ; プルリング 20 ; 欠部 21 ; 欠損部 22 ; 切欠き 31 ; 容器口部 32 ; 係止あご部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嶋田 伸治 東京都江東区大島3丁目2番6号 株式会 社吉野工業所内 Fターム(参考) 3E084 AA12 BA03 CA01 CB02 CC03 DA01 DB01 DB13 DB17 DC03 EA04 EB01 EB02 EC03 FA03 FC04 FC07 GA06 GB06 LA03 LA07 LA18 LB02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器口部(31)の外周面に突周設した係止
    あご部(32)にアンダーカット結合する係止突条(6)を、
    内周面に突周設した外筒(5)を備え、前記容器口部(31)
    に密に組付いて注出口を形成するキャップ本体(1)と、
    前記外筒(5)に外嵌装着され、該外筒(5)の前側に形成さ
    れた第一係合手段(7)と強固に係合する第二係合手段(8)
    を設けた短円筒状のリング体(3)と、該リング体(3)の後
    側上端にヒンジ(4)を介して一体設された蓋体(2)とから
    成り、前記容器口部(31)に対するキャップ本体(1)の組
    付き強度を、人手による前記蓋体(2)の引上げ操作によ
    り取外しができる程度に設定した合成樹脂製のヒンジキ
    ャップ。
  2. 【請求項2】 第一係合手段(7)を、外筒(5)の外周面に
    突設した係合ピン(7a)とし、第二係合手段(8)を、リン
    グ体(3)に開設され、前記係合ピン(7a)と強固に係合す
    る係合孔(8a)とした請求項1記載のヒンジキャップ。
  3. 【請求項3】 外筒(5)に、連結片(10)を介してリング
    体(3)を囲む短円筒状の係合筒(9)を連設し、第一係合手
    段(7)を、前記係合筒(9)の内周面に凸設した係合凸部(7
    b)とし、第二係合手段(8)を、前記リング体(3)の外周面
    に凹設され、前記係合凸部(7b)と強固に係合する係合凹
    部(8b)とした請求項1記載のヒンジキャップ。
  4. 【請求項4】 係止突条(6)の高さ位置付近に第一係合
    手段(7)と第二係合手段(8)とを配置し、容器口部(31)に
    対するキャップ本体(1)の組付き強度の設定手段を、外
    筒(5)の肉厚によるものとした請求項1、2または3記
    載のヒンジキャップ。
  5. 【請求項5】 容器口部(31)に対するキャップ本体(1)
    の組付き強度の設定手段を、外筒(5)に、係止突条(6)か
    ら下端縁にかけて形成され、周方向に沿って間隔を置い
    て複数配設した割溝(11)によるものとした請求項1また
    は2記載のヒンジキャップ。
  6. 【請求項6】 係合筒(9)の下部から連結片(10)の幅全
    域にかけて周方向に沿って間隔を置いて複数の切欠き(2
    2)を連設開設し、容器口部(31)に対するキャップ本体
    (1)の組付き強度の設定手段を、外筒(5)に、前記切欠き
    (22)と連続して、係止突条(6)から下端縁にかけて形成
    され、周方向に沿って間隔を置いて複数配設した割溝(1
    1)によるものとした請求項3記載のヒンジキャップ。
  7. 【請求項7】 係止突条(6)を断続構造とした請求項
    1、2、3または4記載のヒンジキャップ。
  8. 【請求項8】 係合凸部(7b)に上下方向から対向する位
    置に、連結片(10)の欠部(20)を設けた請求項3、4また
    は6記載のヒンジキャップ。
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