JP2003191782A - カップホルダー - Google Patents

カップホルダー

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JP2003191782A
JP2003191782A JP2001393879A JP2001393879A JP2003191782A JP 2003191782 A JP2003191782 A JP 2003191782A JP 2001393879 A JP2001393879 A JP 2001393879A JP 2001393879 A JP2001393879 A JP 2001393879A JP 2003191782 A JP2003191782 A JP 2003191782A
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JP
Japan
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light
holder
cup holder
resin
partition
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JP2001393879A
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English (en)
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Takahiro Yamaguchi
孝弘 山口
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Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q3/00Arrangement of lighting devices for vehicle interiors; Lighting devices specially adapted for vehicle interiors
    • B60Q3/20Arrangement of lighting devices for vehicle interiors; Lighting devices specially adapted for vehicle interiors for lighting specific fittings of passenger or driving compartments; mounted on specific fittings of passenger or driving compartments
    • B60Q3/225Small compartments, e.g. glove compartments
    • B60Q3/229Cup holders

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一箇所に設けられた光源からホルダーに光を
導くことによりホルダー自体を光らせ、また任意に光を
点けたり消したりすることができるカップホルダーを提
供する。 【解決手段】 カップ等のドリンク容器を支持するホル
ダー2を備えたカップホルダー1であって、前記ホルダ
ー2は、導光樹脂及び光拡散部材3bで形成され、前記
容器の周囲に位置する区画部分3を有し、前記区画部分
3に連結して形成され、前記区画部分3に光を入射する
導入部分4と、前記導入部分4に光を照射する発光体5
と、が設けられているカップホルダー1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車内部
において、夜間にカップ等のドリンク容器の場所をわか
りやすくするようにしたカップホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車内部には、ホルダーア
ームと支持皿によりカップを保持するタイプのカップホ
ルダーや凹ボックスによりカップを保持するタイプのカ
ップホルダー等の自動車用カップホルダーが搭載されて
いる。
【0003】しかし、夜間はカップホルダーの位置がわ
かりづらく、走行中にカップホルダーの場所を探そうと
前方より視線を外す時間が長くなり、安全上非常に危険
であるという問題点を有していた。また、カップホルダ
ーの位置がわかりにくいため、カップホルダーの場所を
探す際に、手をカップに引っ掛けて内容物をこぼしやす
いという問題点も有していた。
【0004】そこで、従来はこのような課題に対応する
ため、特開平10−287169号公報では、カップホ
ルダー本体に夜光顔料を練り込んで、夜間光るようした
カップホルダーが開示されている。また、実開平05−
93973号公報では、ホルダーに光透過可能な樹脂を
用いて各ホルダー及び底部の裏に電球を設置して夜間に
光るようにしたカップホルダーが開示されている。
【0005】しかしながら、実開平05−93973号
公報の場合は、光を透過させる透過樹脂を使用している
ため、光らせる各部位に電球を置くことが必要であっ
た。したがって、例えばホルダーが湾曲している場合等
は、一箇所の光源からホルダー全体に光を導くことがで
きなかった。また、特開平10−287169号公報の
場合は、夜光顔料を使用しているため、任意に光を点け
たり消したりすることができないという問題があった。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
鑑みてなされたものであり、一箇所に設けられた光源か
らホルダーに光を導くことによりホルダー自体を光ら
せ、また任意に光を点けたり消したりすることができる
カップホルダーを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の請求項1に記載のカップホルダーは、カップ
等のドリンク容器を支持するホルダーを備えたカップホ
ルダーであって、前記ホルダーは、導光樹脂および光拡
散部材で形成され、前記容器の周囲に位置する区画部分
を有し、前記区画部分に連結して形成され、前記区画部
分に光を入射する導入部分と、前記導入部分に光を照射
する発光体と、が設けられていることを特徴としてい
る。
【0008】この請求項1の構成によると、ホルダーの
区画部分が導光樹脂および光拡散部材により構成されて
いるため、発光体により照射され、導入部分から入射さ
れた光は、導光樹脂により透過され、光拡散部材により
拡散されることによって、区画部分全体に導かれる。し
たがって、一箇所に設けられた発光体により、ホルダー
の区画部分全体を光らせることができる。また、発光体
の電源をON/OFFすることにより、任意にカップホ
ルダーの光をつけたり消したりすることができる。
【0009】請求項2に記載のカップホルダーは、請求
項1に記載のカップホルダーであって、前記導入部分
が、前記区画部分と連続するように前記導光樹脂および
光拡散部材により形成されることを特徴としている。
【0010】この請求項2の構成によると、導入部分も
導光樹脂および光拡散部材により形成されていることか
ら、発光体から照射された光を効率的に区画部分に導入
することができる。
【0011】請求項3に記載のカップホルダーは、請求
項1または2に記載のカップホルダーであって、前記区
画部分が、前記導光樹脂および光拡散部材と組み合わさ
れる非導光樹脂を有して形成されることを特徴としてい
る。
【0012】この請求項3の構成によると、非導光樹脂
は光を導入することができないため、区画部分に模様を
付すことにより特定の形状を光らせることができる。
【0013】請求項4に記載のカップホルダーは、請求
項1から3のいずれかに記載のカップホルダーであっ
て、前記発光体が、複数の色を発光することができる発
光体であることを特徴としている。
【0014】この請求項4の構成によると、ホルダーの
区画部分を任意の色で光らせることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明に
係るカップホルダーの実施例について説明する。
【0016】[ 実施形態1]本発明の第1の実施形態を
図1、図2に基づいて以下に説明する。図1は、カップ
ホルダーの斜視図である。図2は、図1のA−A断面図
である。
【0017】本実施形態に係るカップホルダー1は、自
動車内装部品であるアーム式カップホルダーの一例であ
る。図1および図2に示すように、カップホルダー1
は、ホルダー2と、支持皿7とから構成されている。ホ
ルダー2は、区画部分3と、導入部分4と、発光体5と
を有している。
【0018】支持皿7は、側面部7aと底面部7bとを
有している。また、支持皿7は、非透過性の非導光樹脂
であるポリプロビレン樹脂等で形成されている。側面部
7aは、ホルダー2と連結して構成され、ホルダー2を
支持している。側面部7aは、ホルダー2に図示されな
いドリンク容器がはめ込まれた際、ドリンク容器の側面
部をホルダー2を介して支持する。底面部7bは、側面
部7aと直交している。底面部7bは、ホルダー2に図
示されないドリンク容器がはめ込まれた際、ドリンク容
器の底面部を支持する。
【0019】区画部分3は、ドリンク容器をはめ込む穴
3aを有しており、図示されないカップなどのドリンク
容器を保持する。区画部分3は、光透過性を有する導光
樹脂により形成されている。導光樹脂とは、例えば、ア
クリル樹脂あるいはポリカーボネート樹脂等である。ま
た、図1または図2に示すように、区画部分3の両側面
(二点鎖線の部分)は、光拡散部材である反射シート3
bで覆われている。なお、区画部分3は、支持皿7の側
面部7aから前方に構成されている。
【0020】導入部分4は、区画部分3に一体に形成さ
れている。導入部分4は、光透過性を有する導光樹脂に
より形成されている。また、導入部分4は、光を外部に
逃がさないため、コーナー部等を反射シートで覆うこと
が望ましい。なお、導入部分4は、支持皿7の側面部7
aの孔7cに嵌合して構成されている。
【0021】発光体5は、導入部分4の端部に対向して
構成され、導入部分4に向かって光を照射する。発光体
5は、一つの光源で構成されている。光源には、電球や
発光LEDなどが用いられる。また、発光体5は、制御
部6を有している。制御部6は、外部からの信号に従
い、発光体5の電源のON/OFFを制御する。なお、
発光体5および制御部6は、支持皿7の側面部7aから
後方に構成されている。
【0022】次に、上記の構成において、カップホルダ
ー1の動作について説明する。
【0023】制御部6により発光体5の電源がONにな
ると、図1または図2に示すように、発光体5の光が導
入部分4に照射される。導入部分4に照射された光は、
導入部分4を透過し、区画部分3に入射される。このと
き、導入部分4が反射シートで覆われている場合は、導
入部分4から外部に逃れる光が反射シートにより反射さ
れ、導入部分4に戻る。区画部分3に入射された光は、
区画部分3の側面(図1または図2における二点鎖線の
部分)に覆われている反射シート3bにより拡散され、
導光樹脂により透過されて区画部分3の全体に導かれ
る。同時に、区画部分3の側面(図1または図2におけ
る二点鎖線の部分)以外の部分は反射シート3bで覆わ
れていないため、光が外部に出ることにより区画部分3
が光る。
【0024】一方、制御部6により発光体5の電源がO
FFになると、発光体5の光が導入部分4に照射されな
くなる。したがって、区画部分3は光らない。
【0025】このように、本実施例に係るカップホルダ
ー1によれば、ホルダー2の区画部分3が導光樹脂およ
び光拡散部材である反射シート3bにより構成されてい
るため、発光体5により照射され、導入部分4から入射
された光は、導光樹脂により透過され、光拡散部材であ
る反射シート3bにより拡散されることによって、区画
部分3全体に導かれる。したがって、一箇所に設けられ
た発光体5により、ホルダー2の区画部分3全体を光ら
せることができ、走行中にカップなどのドリンク容器の
出し入れが容易となる。また、発光体5は、制御部6に
より制御される。従って、制御部6により発光体5の電
源をON/OFFすることにより、任意に、または自動
的にカップホルダー1の光を点けたり消したりすること
ができる。
【0026】なお、本発明にかかるカップホルダーの実
施例は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請
求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな設計変更が
可能である。
【0027】例えば、前記実施例では、区画部分3は導
光樹脂のみにより構成されているが、導光樹脂と非導光
樹脂を組み合わせてもよい。また、導光樹脂のみにより
構成された区画部分に、部分的に塗料や非透過性樹脂フ
ィルム等の非透過性の材料で覆うことにより、区画部分
に光の模様を付すこともできる。さらに、区画部分自体
を、導光樹脂を非導光樹脂に組み付けたり、二色成形で
導光樹脂と非導光樹脂を一体成形することにより、光を
細いライン状にしたり、光で図柄などを光らせてもよ
い。
【0028】また、前記実施例では、区画部分3の両側
面(図1または図2における二点鎖線の部分)全体を反
射シート3bにより覆うことにより光を拡散させている
が、区画部分3全体に光を導けるように構成されていれ
ばよく、区画部分3の側面の内、湾曲した部分にのみ反
射シート3bを覆うものであっていてもよい。尚、湾曲
した部分にのみ反射シート3bで覆うことにより、コス
トを安くすることができる。
【0029】また、前記実施例では、光拡散部材とし
て、反射シート3bを用いているが、それに限らない。
例えば、導光樹脂に乱反射材を混合したものを用いるこ
とにより、区画部分3を形成しても良い。尚、この場合
は、区画部分3に入射された光は光透過性を有する導光
樹脂により透過され、乱反射材により拡散されて区画部
分3全体に光が導かれる。
【0030】なお、発光体5は、前記実施例では一色の
光源から構成されているが、複数の色の光源から構成さ
れていてもよい。例えば、発光LEDの白、赤、緑、黄
の4色を配置してもよい。
【0031】[ 実施形態2]本発明の第2の実施形態を
図3、図4に基づいて以下に説明する。図3は、カップ
ホルダーの斜視図であり、(a)はカップホルダーの表
面の斜視図、(b)はカップホルダーの裏面の斜視図で
ある。図4は、図3のB−B断面図である。
【0032】本実施形態に係るカップホルダー11は、
自動車内装部品であるリング式カップホルダーの一例で
ある。図3および図4に示すように、カップホルダー1
1は、ホルダー12と、支持皿17とから構成されてい
る。ホルダー12は、区画部分13と、導入部分14
と、発光体15とを有している。
【0033】図3(a)に示すように、支持皿17は、
上面部17aと側面部17bとを有している。また、支
持皿17は、非透過性の非導光樹脂であるポリプロビレ
ン樹脂などで形成されている。上面部17aは、ホルダ
ー12と連結して構成され、ホルダー12を支持してい
る。上面部17aは、ホルダー12に図示されないドリ
ンク容器がはめ込まれた際、ドリンク容器の側面部をホ
ルダー12を介して支持する。側面部17bは、上面部
17aと直交して、上面部17aの周囲に構成されてい
る。側面部17bは、穴17cを有している。穴17c
には導入部分14の端部が嵌合されている。
【0034】区画部分13は、略リング状に構成され、
ドリンク容器をはめ込む穴13aを有しており、図示さ
れないカップなどのドリンク容器を保持する。また、区
画部分13は、光透過性を有する導光樹脂により形成さ
れている。光透過性を有する導光樹脂とは、例えば、ア
クリル樹脂あるいはポリカーボネート樹脂等である。ま
た、図3(b)または図4に示すように、区画部分13
の側面(二点鎖線の部分)は、光拡散部材である反射シ
ート13bで覆われている。なお図3(a)に示すよう
に、区画部分13は、支持皿17の表面、即ち上面部1
7aに表れるように構成されている。
【0035】導入部分14は、図3(b)または図4に
示すように、区画部分13に連結して形成されている。
導入部分14は、光透過性を有する導光樹脂により形成
されている。この導入部分14は、手前の区画部分に至
る第1L字部分と、奥の区画部分に至る第2L字部分と
を直列させたものである。第1L字部分の長辺の幅は、
第2L字部分の長辺の幅より太くなっている。また、導
入部分14のコーナー部(二点鎖線の部分)、即ちL字
部分の短辺部分は反射シート14bにより覆われてい
る。なお、導入部分14は、支持皿17の上面部17a
の裏面に構成され、その端部を側面部17bの穴17c
に嵌合している。
【0036】図3に示すように、発光体15は、側面部
17bの穴17cに嵌合されている導入部分14の端部
に対向して構成され、導入部分14に向かって光を照射
する。発光体15は、図3(b)に示すように、複数の
光源(図示では2つ)で構成されている。光源には、複
数の色の電球や発光LEDなどが用いられる。また、発
光体15は、制御部16を有している。制御部16は、
外部からの信号に従い、発光体15である複数の光源の
電源のON/OFFを制御する。なお、発光体15およ
び制御部16は、支持皿17の上面部17aの裏面に構
成されている。
【0037】次に、上記の構成において、カップホルダ
ー11の動作について説明する。
【0038】発光体15の複数の光源のうち、制御部1
6により選択された光源の電源がONになると、図3
(b)に示すように、発光体15の光が導入部分14に
照射される。導入部分14に照射された光は、光透過性
を有する導光樹脂により導入部分14を透過し、コーナ
ー部(図3(b)または図4における二点鎖線部分)に
覆われた反射シート14bにより拡散されて区画部分1
3に入射される。区画部分13に入射された光は、光透
過性を有する導光樹脂により区画部分13内を透過し、
区画部分の側面(図3(b)または図4における二点鎖
線部分)に覆われた反射シート13bより拡散され、区
画部分13の全体に導かれる。同時に、区画部分13の
側面(図3(b)または図4における二点鎖線の部分)
以外の部分は反射シート13bで覆われていないため、
光が外部に出る。従って、支持皿17の表面上に現れた
区画部分13が光る。
【0039】一方、発光体15の複数の光源のうち、制
御部16により選択された光源の電源がOFFになる
と、発光体15の光が導入部分14に照射されなくな
る。従って、区画部分13は光らない。
【0040】このように、本実施例に係るカップホルダ
ー11によれば、ホルダー12の区画部分13が導光樹
脂および光拡散部材である反射シート13bにより構成
されているため、発光体15により照射され、導入部分
14から入射された光は、導光樹脂により透過され、光
拡散部材である反射シート13bにより拡散されること
によって、区画部分13全体に導かれる。したがって、
一箇所に設けられた発光体15により、ホルダー12の
区画部分13全体を光らせることができ、走行中にカッ
プなどのドリンク容器の出し入れが容易となる。また、
発光体15は、制御部16により制御される。従って、
制御部16により発光体15の電源をON/OFFする
ことにより、任意に、または自動的にカップホルダー1
1の光を点けたり消したりすることができる。
【0041】また、導入部分14も導光樹脂および光拡
散部材である反射シート14bにより形成されているこ
とから、一箇所に設けられた発光体15から照射された
光を効率的に区画部分13に導入することができる。
【0042】さらに、発光体15は複数の光源により構
成されていることから、ホルダー12の区画部分13を
任意の色で光らせることができる。
【0043】なお、本発明にかかるカップホルダーの実
施例は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請
求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな設計変更が
可能である。
【0044】例えば、前記実施例では、区画部分13は
導光樹脂のみにより構成されているが、導光樹脂と非導
光樹脂を組み合わせてもよい。また、導光樹脂のみによ
り構成された区画部分に、部分的に塗料や非透過性樹脂
フィルム等の非透過性の材料で覆うことにより、区画部
分に光の模様を付すこともできる。さらに、区画部分自
体を、導光樹脂を非導光樹脂に組み付けたり、二色成形
で導光樹脂と非導光樹脂を一体成形することにより、光
を細いライン状にしたり、光で図柄などを光らせてもよ
い。
【0045】また、前記実施例では、光拡散部材とし
て、反射シート13bを用いているが、それに限らな
い。例えば、導光樹脂に乱反射材を混合したものを用い
ることにより、区画部分13を形成しても良い。尚、こ
の場合は、区画部分13に入射された光は光透過性を有
する導光樹脂により透過され、乱反射材により拡散され
て区画部分13全体に光が導かれる。
【0046】なお、発光体15は、前記実施例では複数
の色の光源から構成されているが、一色の光源から構成
されていてもよい。
【0047】[ 実施形態3]本発明の第3の実施形態を
図5、図6に基づいて以下に説明する。図5は、カップ
ホルダーの斜視図である。図6は、図5のC−C断面図
である。
【0048】本実施形態に係るカップホルダー21は、
自動車内装部品であるボックス式カップホルダーの一例
である。図5および図6に示すように、カップホルダー
21は、ホルダー22と、ボックス27とから構成され
ている。ホルダー22は、区画部分23と、導入部分2
4と、発光体25とを有している。
【0049】ボックス27は、上面部27a、側面部2
7b、底面部27cとから構成されている。また、非透
過性の非導光樹脂であるポリプロビレン樹脂などで形成
されている。上面部27aの外周は、ホルダー22と連
結して構成され、ホルダー22を支持している。側面部
27bは、ホルダー22に図示されないドリンク容器が
挿入された際、ドリンク容器の側面部を支持する。底面
部27cは、側面部27bと直交して構成されている。
底面部27cは、ホルダー22に図示されないドリンク
容器が挿入された際、ドリンク容器の底面部を支持す
る。
【0050】区画部分23は、略長方形状に構成されて
おり、ドリンク容器をボックス27に挿入する穴23a
を有している。また、区画部分23は、アクリル樹脂あ
るいはポリカーボネート樹脂等の光透過性を有する導光
樹脂により形成されている外周部分23bと、非導光樹
脂により形成されている内周部分23cから構成されて
いる。また、図6に示すように、外周部分23bの両側
面(二点鎖線部分)は光拡散性部材である反射シート2
3dにより覆われている。なお、区画部分23は、ボッ
クス27の上面部27aの周囲上方であって、ボックス
27の表面に構成されている。
【0051】導入部分24は、区画部分23に一体に形
成されている。導入部分24は、光透過性を有する導光
樹脂により形成されている。また、図6に示すように、
導入部分24の周囲(二点鎖線部分)は反射シート24
bで覆われている。なお、導入部分24は、ボックス2
7の上面部27aの裏面に下向きに突出するように構成
されている。
【0052】発光体25は、導入部分24の端部に対向
して構成され、導入部分24に向かって光を照射する。
発光体25は、一つの光源で構成されている。光源に
は、電球や発光LEDなどが用いられる。また、発光体
25は、制御部26を有している。制御部26は、外部
からの信号に従い、発光体25の電源のON/OFFを
制御する。なお、発光体25および制御部26は、支持
皿27の上面部27aの裏面に構成されている。
【0053】次に、上記の構成において、カップホルダ
ー21の動作について説明する。
【0054】制御部26により発光体25の電源がON
になると、図6に示すように、発光体25の光が導入部
分24に照射される。導入部分24に照射された光は、
光拡散性を有する導光樹脂により導入部分24を透過
し、導入部分24の周囲(図6における二点鎖線部分)
に覆われた反射シート24bにより拡散されて区画部分
23に入射される。区画部分23に入射された光は、導
光樹脂により外周部分23b内を透過し、光拡散部材で
ある反射シート23dにより拡散され、外周部分23b
の全体に導かれる。同時に、区画部分23の側面(図6
における二点鎖線の部分)以外の部分は反射シート23
dで覆われていないため、光が外部に出る。従って、ボ
ックス17の表面上に表れた区画部分23の内、外周部
分23bが光り、内周部分23cは光らない。
【0055】一方、制御部26により発光体25の電源
がOFFになると、発光体25の光が導入部分24に照
射されなくなる。したがって、区画部分23の外周部分
23bは光らない。
【0056】このように、本実施例に係るカップホルダ
ー21によれば、ホルダー22の区画部分23の内、外
周部分23bが導光樹脂および光拡散部材である反射シ
ート23dにより構成されているため、発光体25によ
り照射され、導入部分24から入射された光は、導光樹
脂により透過され、光拡散部材である反射シート23d
により拡散されることによって、外周部分23b全体に
導かれる。したがって、一箇所に設けられた発光体25
により、ホルダー22の区画部分23の内、外周部分2
3b全体を光らせることができ、走行中にカップなどの
ドリンク容器の出し入れが容易となる。また、発光体2
5は、制御部26により制御される。従って、制御部2
6により発光体25の電源をON/OFFすることによ
り、任意に、または自動的にカップホルダー21の光を
点けたり消したりすることができる。
【0057】また、導入部分24も導光樹脂および光拡
散部材である反射シート24bにより形成されているこ
とから、一箇所に設けられた発光体25から照射された
光を効率的に区画部分23に導入することができる。
【0058】さらに、区画部分が導光樹脂により形成さ
れた外周部分23bと、非導光樹脂により形成された内
周部分23cと、から構成されている。したがって、内
周部分23cは光を導入することができないため、外周
部分23bのみの特定の形状を光らせることができる。
【0059】なお、本発明にかかるカップホルダーの実
施例は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請
求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな設計変更が
可能である。
【0060】例えば、前記実施例では、区画部分23は
導光樹脂と非導光樹脂を組み合わせて構成されている
が、導光樹脂のみにより構成されてもよい。また、部分
的に塗料や非透過性樹脂フィルム等の非透過性の材料で
覆うことにより、区画部分に光の模様を付すこともでき
る。
【0061】また、前記実施例では、区画部分23の外
周部分23bの両側面(図6における二点鎖線の部分)
全体を反射シート23dにより覆うことにより光を拡散
させているが、区画部分23の外周部分23b全体に光
を導けるように構成されていればよく、区画部分23の
外周部分23bの側面の内、湾曲した部分にのみ反射シ
ート23dを覆うものであっていてもよい。尚、湾曲し
た部分にのみ反射シート23dで覆うことにより、コス
トを安くすることができる。
【0062】また、前記実施例では、光拡散部材とし
て、反射シート23dを用いているが、それに限らな
い。例えば、導光樹脂に乱反射材を混合したものを用い
ることにより、区画部分23の外周部分23bを形成し
ても良い。尚、この場合は、区画部分23の外周部分2
3bに入射された光は光透過性を有する導光樹脂により
透過され、乱反射材により拡散されて区画部分23の外
周部分23b全体に光が導かれる。
【0063】なお、発光体25は、前記実施例では一色
の光源から構成されているが、複数の色の光源から構成
されていてもよい。例えば、発光LEDの白、赤、緑、
黄の4色を配置してもよい。
【0064】
【発明の効果】本発明のカップホルダーによると、区画
部分が光を透過させる導光樹脂と、光を拡散させる光拡
散部材とにより形成されている。したがって、一箇所に
設けられた発光体から区画部分全体を光らせることがで
きる。また、発光体の光源は、電球または発光LEDで
ある。したがって、任意に、区画部分に光を点けたり、
消したりすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカップホルダーの第1の実施形態
を示したものであり、カップホルダーの斜視図である。
【図2】本発明に係るカップホルダーの第1の実施形態
を示したものであり、図1のA−A断面図である。
【図3】本発明に係るカップホルダーの第2の実施形態
を示したものであり、(a)はカップホルダーの表面の
斜視図であり、(b)はカップホルダーの裏面の斜視図
であるる。
【図4】本発明に係るカップホルダーの第2の実施形態
を示したものであり、図3のB−B断面図である。
【図5】本発明に係るカップホルダーの第3の実施形態
を示したものであり、カップホルダーの斜視図である。
【図6】本発明に係るカップホルダーの第3の実施形態
を示したものであり、図5のC−C断面図である。
【符号の説明】
1 カップホルダー 2 ホルダー 3 区画部分 3b 光拡散部材(反射シート) 4 導入部分 5 発光体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップ等のドリンク容器を支持するホル
    ダーを備えたカップホルダーであって、 前記ホルダーは、導光樹脂および光拡散部材で形成さ
    れ、前記容器の周囲に位置する区画部分を有し、 前記区画部分に連結して形成され、前記区画部分に光を
    入射する導入部分と、前記導入部分に光を照射する発光
    体と、が設けられているカップホルダー。
  2. 【請求項2】 前記導入部分が、前記区画部分と連続す
    るように前記導光樹脂および光拡散部材により形成され
    る請求項1に記載のカップホルダー。
  3. 【請求項3】 前記区画部分が、前記導光樹脂および光
    拡散部材と組み合わされる非導光樹脂を有して形成され
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のカップホ
    ルダー。
  4. 【請求項4】 前記発光体が、複数の色を発光すること
    ができる発光体であることを特徴とする請求項1から3
    のいずれかに記載のカップホルダー。
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