JP2003191521A - 光プリンタヘッドの組立方法 - Google Patents

光プリンタヘッドの組立方法

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JP2003191521A
JP2003191521A JP2001393204A JP2001393204A JP2003191521A JP 2003191521 A JP2003191521 A JP 2003191521A JP 2001393204 A JP2001393204 A JP 2001393204A JP 2001393204 A JP2001393204 A JP 2001393204A JP 2003191521 A JP2003191521 A JP 2003191521A
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light
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Hisashi Sakai
久 坂井
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Kyocera Corp
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    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
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    • H01L2924/15151Shape the die mounting substrate comprising an aperture, e.g. for underfilling, outgassing, window type wire connections

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  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】発光素子アレイチップの搭載作業のやり直しや
リペア作業を行う場合であってもそれらの作業を簡単に
行うことがきる光プリンタヘッドの組立方法を提供す
る。 【解決手段】回路基板1の上面に、多数の回路配線3を
形成するとともに該回路配線3の一端に接続パッド4を
設ける工程と、接続パッド4上にダイシェア強度0.0
5kg/mm2〜5kg/mm2の導電性樹脂8を付着さ
せる工程と、回路基板1上に、下面に発光素子6及び端
子電極7を有する発光素子アレイチップ5を、端子電極
7が導電性樹脂8を介して接続パッド4と対向するよう
にして着脱可能に載置させる工程と、発光素子6を実際
に発光させて発光素子アレイチップ5の検査を行ない、
検査に合格した発光素子アレイチップ5についてのみ導
電性樹脂8を硬化させて実装作業を完了する工程とによ
り光プリンタヘッドを組み立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真プリンタ等
の露光手段として用いられる光プリンタヘッドの組立方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真プリンタ等の露光手
段としてLEDプリンタヘッド等の光リンタヘッドが使
用されている。
【0003】かかる従来の光プリンタヘッドとしては、
例えば図4に示す如く、下面に多数の発光素子14及び
端子電極15を有した発光素子アレイチップ13を回路
基板11上に従来周知のフェースダウンボンディングに
て搭載したものが知られており、多数の発光素子14を
外部からの画像データに基づいて個々に選択的に発光さ
せるとともに、これらの光を図示しないレンズ部材を介
して外部の感光体に照射・結像させ、感光体に所定の潜
像を形成することによって光プリンタヘッドとして機能
する。
【0004】そして、得られた潜像は、その後、現像の
プロセスを経てトナー像となり、このトナー像を記録紙
に転写・定着させることによって所定の画像が記録され
ることとなる。
【0005】尚、発光素子アレイチップ13をフェース
ダウンボンディングにて搭載した場合、発光素子アレイ
チップ13の端子電極15は回路基板11上の回路配線
12に半田16を介して一度に接続されるため、ワイヤ
ボンディング等で接続する場合に比べて接続作業に要す
る時間を短縮することができる利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光プリンタヘッドにおいては、発光素子アレイ
チップ13の端子電極15と回路基板11上の回路配線
12とが半田16で接続されており、発光素子アレイチ
ップ13が回路基板11に対して強固に接合されている
ため、その後の検査工程で発光素子アレイチップ13の
接続不良や発光素子アレイチップそのものの不具合が検
出されても、搭載作業のやり直しや良品との交換(リペ
ア)に極めて困難を要することとなり、このことが光プ
リンタヘッドの生産性を大幅に低下させる原因となって
いた。
【0007】また発光素子アレイチップ13と回路基板
11とを半田16で接合した場合、これらの半田16
は、通常、発光素子14の近傍に設けられることとな
る。その場合、光プリンタヘッドの使用時、発光素子1
4の発した光の一部が半田16の表面に当たって反射し
易いことから、このような反射光の一部が感光体に照射
されると、感光体に不要な潜像が形成され、所望する画
像を得ることが不可となる欠点が誘発される。
【0008】更に発光素子アレイチップ13と回路基板
11とを半田16で接合する場合、発光素子アレイチッ
プ13の発光素子14等にフラックスが付着し、このフ
ラックスによって発光素子アレイチップ13の下面が著
しく汚染されてしまう不都合も有していた。
【0009】本発明は上記欠点に鑑み案出されたもの
で、その目的は、発光素子アレイチップの搭載作業のや
り直しやリペア作業を行う場合であってもそれらの作業
を簡単に行うことがきるとともに、反射光に起因した不
要な潜像の形成を有効に防止することが可能な高信頼性
の光プリンタヘッドを得ることができる光プリンタヘッ
ドの組立方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の光プリンタヘッ
ドの組立方法は、回路基板の上面に、多数の回路配線を
形成するとともに該回路配線の一端に接続パッドを設け
る工程と、前記接続パッド上に、ダイシェア強度0.0
5kg/mm2〜5kg/mm2の導電性樹脂を付着させ
る工程と、前記回路基板上に、下面に発光素子及び端子
電極を有する発光素子アレイチップを、端子電極が導電
性樹脂を介して接続パッドと対向するようにして着脱可
能に載置させる工程と、前記発光素子を実際に発光させ
て発光素子アレイチップの検査を行ない、検査に合格し
た発光素子アレイチップについてのみ前記導電性樹脂を
硬化させて実装作業を完了する工程とを含むことを特徴
とするものである。
【0011】また本発明の光プリンタヘッドの組立方法
は、前記導電性樹脂中に含まれる導電性微粒子が、A
u,Ag,Cuの少なくとも一種から成り、かつ該導電
性微粒子の含有率が50重量%〜95重量%に設定され
ていることを特徴とするものである。
【0012】更に本発明の光プリンタヘッドの組立方法
は、前記導電性微粒子の平均粒径が0.005μm〜1
0μmに設定されていることを特徴とするものである。
【0013】また更に本発明の光プリンタヘッドの組立
方法は、前記導電性樹脂中に、前記発光素子の発する光
を吸収し得る光吸収材料が0.001重量%〜5重量%
だけ添加されていることを特徴とするものである。
【0014】更にまた本発明の光プリンタヘッドの組立
方法は、前記光吸収材料がカーボンもしくはフタロシア
ニンであることを特徴とするものである。
【0015】また更に本発明の光プリンタヘッドの組立
方法は、前記回路基板が、発光素子アレイチップの発光
素子と対向する部位に開口部を有していることを特徴と
するものである。
【0016】本発明の組立方法によれば、発光素子アレ
イチップをダイシェア強度0.05kg/mm2〜5k
g/mm2の導電性樹脂を用いて回路基板上に搭載する
ようにしたことから、発光素子アレイチップの接続状態
を検査した後に接続不良や発光素子アレイチップそのも
のの不具合が検出された場合であっても、発光素子アレ
イチップを回路基板より容易に取り外して、搭載作業の
やり直しや良品との交換(リペア)を簡単に行うことが
できる。これにより、光プリンタヘッドの生産性を向上
させることが可能となる。
【0017】また本発明の組立方法によれば、発光素子
アレイチップを導電性樹脂の半硬化状態(ダイシェア強
度:0.05kg/mm2〜5kg/mm2)とした後で
発光素子アレイチップを回路基板上に搭載するようにし
たことから、この搭載作業に伴い導電性樹脂の一部が周
囲に流動することはなく、発光素子アレイチップの発光
素子等が導電性樹脂の付着によって汚染されるのを有効
に防止することもできる。
【0018】更に本発明の組立方法によれば、前記導電
性樹脂中に発光素子の光を吸収し得る光吸収材料、例え
ばカーボンやフタロシアニン等を0.001重量%〜5
重量%含有させておくことにより、光プリンタヘッドの
使用時、発光素子の発する光が導電性樹脂に当たって
も、これらの光を光吸収材料が吸収することで光の反射
を有効に抑えることができる。従って、画像データに対
応した正確な潜像を形成することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明の組立方法によって製
作した光プリンタヘッドの斜視図、図2は図1の光プリ
ンタヘッドの断面図であり、図中の1は回路基板、3は
回路配線、4は接続パッド4は発光素子アレイチップ、
6は発光素子、7は端子電極、8は導電性樹脂である。
【0020】前記回路基板1は、例えば0.1mm〜
2.0mmの厚みをもったベースプレート2の上面に、
多数の回路配線3及び複数個の発光素子アレイチップ5
を取着した構造を有し、発光素子アレイチップ5の発光
素子6と対向する部位には、発光素子6の光をベースプ
レート2の下面側に導くための開口部1aが設けられて
いる。
【0021】前記ベースプレート2は、安価で加工性の
良好な樹脂材料、例えばガラス布基材エポキシ樹脂、ポ
リイミド樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂等から成
り、その上面で回路配線3や発光素子アレイチップ5等
を支持するための支持母材として機能する。
【0022】このベースプレート2は、ガラス布基材エ
ポキシ樹脂から成る場合、ガラス糸を用いて形成したガ
ラス布基材に液状のエポキシ樹脂を含浸・硬化させ、こ
れを所定形状に切断して外形加工するとともに、所定箇
所に穴あけして開口部1aを形成することによって製作
される。
【0023】また前記回路基板1上の回路配線3は、後
述する発光素子アレイチップ5の各発光素子5に外部か
らの電力を供給するための給電配線として機能するもの
であり、その一端には接続パッド4が設けられ、これら
の接続パッド4上に設けられる導電性樹脂8を発光素子
アレイチップ5の端子電極7に接触させておくことによ
り端子電極7と電気的に接続される。
【0024】このような回路配線3は、例えばCuやA
g,Au,Al等の金属から成り、例えば従来周知のメ
ッキ法や薄膜形成技術を採用して上述の金属をベースプ
レート2の上面に所定厚みに被着させるとともに、これ
を従来周知のフォトリソグラフィー技術及びエッチング
技術等で所定パターンに微細加工することによって形成
される。
【0025】一方、前記回路基板1の上面に取着される
複数個の発光素子アレイチップ5は、各々の下面に多数
の発光素子6と該素子6に電気的に接続される端子電極
7とを有し、従来周知のフェースダウンボンディング、
即ち、発光素子アレイチップ5の回路形成面を回路基板
1と対面させた状態で回路基板1上に搭載される。
【0026】これら発光素子アレイチップ5の下面に設
けられている多数の発光素子6は、例えば600dpi
(dot per inch)の密度で主走査方向に直線状に配列さ
れており、全ての発光素子6の配列が一直線状となるよ
うに複数個の発光素子アレイチップ5も一列状に取着・
搭載される。
【0027】前記発光素子6としては、例えばGaAl
AsやGaAsP等の化合物半導体から成る発光ダイオ
ード等が用いられ、かかる発光ダイオードはp型半導体
とn型半導体とを積層して両者をpn接合させた構造を
有しているため、回路導体3や接続パッド4等を介して
外部より電力が供給されると、発光素子6のp型半導体
中に電子が、n型半導体中に正孔がそれぞれ注入され、
これらをpn接合部付近で再結合させて該結合の際に生
じたエネルギーを光に変換することにより発光素子6が
所定の輝度で発光する。
【0028】尚、前記発光素子アレイチップ5は、従来
周知の半導体製造技術、具体的にはMOCVD(Metal
Organic Chemical Vapor Deposition)法等を採用し、
上述の化合物半導体を単結晶シリコン等から成るベース
の上面にエピタキシャル成長させて発光素子6を形成し
た後、従来周知の薄膜形成技術により端子電極7等を所
定パターンに被着させることにより製作される。
【0029】そして前記発光素子アレイチップ5と回路
基板1との接続に用いられる導電性樹脂8は、エポキシ
樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹
脂、ポリエステル等から成る樹脂成分中に、Au,A
g,Cu等から成る導電性微粒子(平均粒径:0.00
5μm〜10μm)を50重量%〜95重量%、また発
光素子6の光を吸収し得る光吸収材料、例えばカーボ
ン、フタロシアニン等を0.001重量%〜5重量%だ
け含有させてなり、回路配線3の接続パッド4と該パッ
ド4に対応する端子電極7との間に1個ずつ介在され、
導電性樹脂8中に多量に存在させた導電性微粒子によっ
て接続パッド4と端子電極7とを電気的に接続する。
【0030】尚、前記導電性樹脂8中の光吸収材料は、
光プリンタヘッドの使用時、導電性樹脂8に照射される
発光素子6の光をその内部で吸収することにより光の反
射を抑えるためのものであり、これによって不要な潜像
の形成を有効に防止している。
【0031】ここで光吸収材料の含有率が1重量%より
も小さいと、発光素子6の発する光が導電性樹脂8中に
入ってきたときにこれらを良好に吸収することが難し
く、また含有率が5重量%よりも大きいと導電性樹脂8
の接着力が低下する等の弊害がある。従って光吸収材料
の含有率は0.001重量%〜5重量%の範囲内に設定
しておくことが好ましい。
【0032】かくして上述した光プリンタヘッドは、発
光素子アレイチップ5の発光素子6を外部からの画像デ
ータに基づいて個々に選択的に発光させるとともに、該
発光した光を図示しないロッドレンズアレイ等の光学系
を介して外部の感光体に照射・結像させ、感光体に所定
の潜像を形成することによって光プリンタヘッドとして
機能する。
【0033】次に上述した光プリンタヘッドの組立方法
について図3を用いて説明する。 (1)まず、上面に多数の回路配線3及び接続パッド4
が所定パターンに被着され、且つ中央に開口部1aが設
けられた回路基板1を準備し、次に、図3(b)に示す
如く、前記接続パッド4上に半硬化状態の導電性樹脂8
を個々に付着させる。前記導電性樹脂8は、例えば、液
状に成した導電性樹脂の前駆体を従来周知のスクリーン
印刷、或いはステンシル印刷等によって接続パッド4上
に選択的に塗布し、しかる後、これを乾燥させ、更に半
硬化させることによって接続パッド4上に選択的に付着
される。
【0034】ここで、接続パッド4上に設けられる半硬
化状態の導電性樹脂8は、そのダイシェア強度が0.0
5kg/mm2〜5kg/mm2となるように調整され
る。
【0035】尚、前記導電性樹脂8の樹脂成分として
は、熱硬化型もしくは光硬化型のエポキシ樹脂、ポリイ
ミド樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステ
ル等が用いられ、熱の印加量もしくは光の照射量を調整
することにより上記範囲のダイシェア強度が得られる。
例えば、導電性樹脂8の樹脂成分として熱硬化型樹脂を
用いる場合、125℃以下の温度で所定時間(約3分
間)加熱することにより導電性樹脂8が半硬化される。
【0036】(2)次に、図3(b)に示す如く、回路
基板1上に、発光素子アレイチップ5を着脱可能に載置
させる。
【0037】前記発光素子アレイチップ5としては、そ
の下面に多数の発光素子6と端子電極7とが設けられた
フリップチップ型の発光素子アレイチップが用いられ、
かかる発光素子アレイチップ5を従来周知のフェースダ
ウンボンディング、即ち、発光素子アレイチップ5の端
子電極7が導電性樹脂8を介して接続パッド4と対向す
るようにして回路基板1上に載置させることによって発
光素子アレイチップ5が回路基板1上に搭載される。
【0038】この場合、導電性樹脂8は先に述べた如く
半硬化状態になしてあるため、発光素子アレイチップ5
は回路基板1上に着脱可能に載置されることとなり、し
かもこの搭載作業に伴い導電性樹脂8の一部が周囲に流
動することはないため、発光素子アレイチップ5の発光
素子6等が導電性樹脂8の付着によって汚染されるのを
有効に防止することもできる。
【0039】(3)次に、回路基板1上に搭載した発光
素子アレイチップ5の発光素子6を実際に発光させて各
発光素子アレイチップ5の接続状態について検査を行な
う。
【0040】この検査において、接続不良や発光素子ア
レイチップそのものの不具合が検出されたものについて
は、図3(c)に示す如く、発光素子アレイチップ5を
回路基板1より取り外して、搭載作業のやり直しや良品
との交換(リペア)が行なわれる。
【0041】ここで、発光素子アレイチップ5の端子電
極7と接続パッド4とを接続する導電性樹脂8は半硬化
状態(ダイシェア強度:0.05kg/mm2〜5kg
/mm2)であることから、発光素子アレイチップ5を
回路基板1より取り外す場合であっても、その作業は極
めて容易であり、搭載作業のやり直しやリペア作業が簡
便なものとなる。従って、光プリンタヘッドの生産性向
上に供することができる。
【0042】(4)そして、全ての発光素子アレイチッ
プ5が検査に合格したことを確認した後、全ての導電性
樹脂8に熱エネルギーまたは光エネルギーを印加するこ
とにより導電性樹脂8を完全に硬化させ、これによって
発光素子アレイチップ5の実装作業が完了し、光プリン
タヘッドの組み立ても完了する。
【0043】尚、本発明は上述した形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々の変更、改良等が可能である。
【0044】例えば、上述の実施形態では回路基板1の
ベースプレート2をガラス布基材エポキシ樹脂により形
成するようにしたが、これに代えて、ベースプレート2
を透明な樹脂材料やガラス等により形成するようにして
も良い。このような場合、発光素子6の光はベースプレ
ート2をそのまま透過することから、回路基板1に開口
部1aを形成する必要がなく、回路基板1の穴あけ作業
が不要となる。
【0045】また上述の実施形態において、回路基板1
上に、発光素子アレイチップ5の発光・駆動を制御する
ためのドライバーICを搭載するようにしても構わな
い。
【0046】更に上述の実施形態では発光素子6として
発光ダイオードを採用したLEDアレイヘッドを例に説
明したが、その他の光プリンタヘッド、例えば、ELヘ
ッド、プラズマドットヘッド、液晶シャッタヘッド、蛍
光ヘッド、PLZT等の他の光プリンタヘッドにも本発
明は適用可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明の組立方法によれば、発光素子ア
レイチップをダイシェア強度0.05kg/mm2〜5
kg/mm2の導電性樹脂を用いて回路基板上に搭載す
るようにしたことから、発光素子アレイチップの接続状
態を検査した後に接続不良や発光素子アレイチップその
ものの不具合が検出された場合であっても、発光素子ア
レイチップを回路基板より容易に取り外して、搭載作業
のやり直しや良品との交換(リペア)を簡単に行うこと
ができる。これにより、光プリンタヘッドの生産性を向
上させることが可能となる。
【0048】また本発明の組立方法によれば、発光素子
アレイチップを導電性樹脂の半硬化状態(ダイシェア強
度:0.05kg/mm2〜5kg/mm2)とした後で
発光素子アレイチップを回路基板上に搭載するようにし
たことから、この搭載作業に伴い導電性樹脂の一部が周
囲に流動することはなく、発光素子アレイチップの発光
素子等が導電性樹脂の付着によって汚染されるのを有効
に防止することもできる。
【0049】更に本発明の組立方法によれば、前記導電
性樹脂中に発光素子の光を吸収し得る光吸収材料、例え
ばカーボンやフタロシアニン等を0.001重量%〜5
重量%含有させておくことにより、光プリンタヘッドの
使用時、発光素子の発する光が導電性樹脂に当たって
も、これらの光を光吸収材料が吸収することで光の反射
を有効に抑えることができる。従って、画像データに対
応した正確な潜像を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組立方法によって製作した光プリンタ
ヘッドの斜視図である。
【図2】図1の光プリンタヘッドの断面図である。
【図3】(a)〜(c)は図1の光プリンタヘッドの組
立方法を説明するための工程毎の断面図である。
【図4】従来の光プリンタヘッドの断面図である。
【符号の説明】
1・・・回路基板、1a・・・開口部、2・・・ベース
プレート、3・・・回路配線、4・・・接続パッド4・
・・発光素子アレイチップ、6・・・発光素子、7・・
・端子電極、8・・・導電性樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/3415 B41J 3/21 L C08L 101/00 H01L 33/00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路基板の上面に、多数の回路配線を形成
    するとともに該回路配線の一端に接続パッドを設ける工
    程と、 前記接続パッド上に、ダイシェア強度0.05kg/m
    2〜5kg/mm2の導電性樹脂を付着させる工程と、 前記回路基板上に、下面に発光素子及び端子電極を有す
    る発光素子アレイチップを、端子電極が導電性樹脂を介
    して接続パッドと対向するようにして着脱可能に載置さ
    せる工程と、 前記発光素子を実際に発光させて発光素子アレイチップ
    の検査を行ない、検査に合格した発光素子アレイチップ
    についてのみ前記導電性樹脂を硬化させて実装作業を完
    了する工程とを含む光プリンタヘッドの組立方法。
  2. 【請求項2】前記導電性樹脂中に含まれる導電性微粒子
    が、Au,Ag,Cuの少なくとも一種から成り、かつ
    該導電性微粒子の含有率が50重量%〜95重量%に設
    定されていることを特徴とする請求項1に記載の光プリ
    ンタヘッドの組立方法。
  3. 【請求項3】前記導電性微粒子の平均粒径が0.005
    μm〜10μmに設定されていることを特徴とする請求
    項2に記載の光プリンタヘッドの組立方法。
  4. 【請求項4】前記導電性樹脂中に、前記発光素子の発す
    る光を吸収し得る光吸収材料が0.001重量%〜5重
    量%だけ添加されていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれかに記載の光プリンタヘッドの組立方
    法。
  5. 【請求項5】前記光吸収材料がカーボンもしくはフタロ
    シアニンであることを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれかに記載の光プリンタヘッドの組立方法。
  6. 【請求項6】前記回路基板が、発光素子アレイチップの
    発光素子と対向する部位に開口部を有していることを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の光プ
    リンタヘッドの組立方法。
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