JP2003191297A - 成形用金型装置 - Google Patents

成形用金型装置

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JP2003191297A
JP2003191297A JP2001395224A JP2001395224A JP2003191297A JP 2003191297 A JP2003191297 A JP 2003191297A JP 2001395224 A JP2001395224 A JP 2001395224A JP 2001395224 A JP2001395224 A JP 2001395224A JP 2003191297 A JP2003191297 A JP 2003191297A
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Japan
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compressed gas
die
product cavity
mold
fixed
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JP2001395224A
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Toshihiro Kayahara
敏裕 茅原
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品離型時に、エアーブローの不均一に伴う
成型品の反りなどの弊害をなくす。 【解決手段】 固定型1と、該固定型1に対向して設け
られ型閉時に製品キャビティ3を形成する可動型2と、
コールドスプルーブッシュ6とを設ける。基端34Aを圧
縮気体供給源37に接続するとともに先端34Bを前記コー
ルドスプルーブッシュ6の周面部9Aを介して前記製品
キャビティ3に接続する圧縮気体供給路34とを設ける。
コールドスプルーブッシュ6に周面9Aを囲む環状の第
1の溝39、隙間Y、第5の溝43を圧縮気体供給路34の途
中に設ける。第1の溝39、隙間Y、第5の溝43が気体溜
まり部となって圧縮気体の圧力分布均一に調整し、均一
な圧力分布の圧縮気体を先端34Bより製品キャビティ3
側に噴出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCD(コン
パクトディスク)やDVD(デジタルビデオディスク)
などの光ディスク等の成形用金型装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】光ディスクは、その基
板が一般的に樹脂により射出成形される。この成形で
は、射出成形機の固定盤および可動盤にそれぞれ取り付
けられたスプルーブッシュを設けた固定型およびゲート
カットスリーブを設けた可動型を型閉して、これら固定
型および可動型間に製品キャビティを形成し、射出成形
機のノズルから射出した成形材料である溶融した熱可塑
性樹脂を製品キャビティに充填し、この製品キャビティ
内の樹脂すなわち光ディスクが固化した後、固定型およ
び可動型を型開して成形された光ディスクを取り出すよ
うにしている。
【0003】そして、型開時には樹脂と固定型および可
動型との離型を向上するため、固定型、可動型側より圧
縮空気を製品キャビティの樹脂に向けて噴出するいわゆ
るエアブローが行われる。このエアブローのために固定
型および可動型にはそれぞれ基端を圧縮気体供給源に接
続するとともに先端をスプルーブッシュの周面部や吹き
出し入れ子の周面部を介して前記製品キャビティに接続
する圧縮気体供給路とを備えている。
【0004】しかしながら、従来のエアブローでは、製
品キャビティに圧縮空気を噴出する時その圧力分布が均
一でないので、CDやDVD等の成型品に反りが生ずる
等品質上の問題が生ずる。
【0005】そこで、本発明は、製品離型時に金型より
製品キャビティに向けてエアーブローを行なう成形用金
型装置において、エアーブローの不均一に伴う成型品の
反りなどの弊害をなくすことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、固定
型と、該固定型に対向して設けられ型閉時に製品キャビ
ティを形成する可動型と、前記固定型または可動型に組
み込まれ先端を前記製品キャビティに臨む型部と、基端
を圧縮気体供給源に接続するとともに先端を前記型部の
周面部を介して前記製品キャビティに接続する圧縮気体
供給路とを備え、前記圧縮気体供給路に圧縮気体溜り部
を形成したことを特徴とする成形用金型装置である。
【0007】この請求項1の構成によれば、製品離型時
に圧縮気体供給路を流れる圧縮気体は圧縮気体溜り部で
溜まって、圧力分布を均一にして製品キャビティに噴出
することができる。
【0008】請求項2の発明は、固定型と、該固定型に
対向して設けられ型閉時に製品キャビティを形成する可
動型と、前記固定型に組み込まれ前記製品キャビティに
連通する材料通路を形成するとともに先端を前記製品キ
ャビティに臨む固定型部と、基端を圧縮気体供給源に接
続するとともに先端を前記固定型部の周面を介して前記
製品キャビティに接続する圧縮気体供給路とを備え、前
記固定型部の周面部を囲む環状の圧縮気体溜り部を前記
圧縮気体供給路の途中に設けたことを特徴とする成形用
金型装置である。
【0009】この請求項2の構成によれば、製品離型時
に圧縮気体供給路を流れる圧縮気体は固定型部の周面を
囲む環状の圧縮気体溜り部に溜まって、圧力分布を均一
にして製品キャビティに噴出することができる。
【0010】請求項3の発明は、固定型と、該固定型に
対向して設けられ型閉時に製品キャビティを形成する可
動型と、該可動型に組み込まれ前記製品キャビティに臨
む気体吹き出し入子と、基端を圧縮気体供給源に接続す
るとともに先端を前記気体吹き出し入子を介して前記製
品キャビティに接続する圧縮気体供給路とを備え、前記
気体吹き出し入子の周面部を囲む環状の圧縮気体溜り部
を前記圧縮気体供給路の途中に設けたことを特徴とする
成形用金型装置である。
【0011】この請求項3の構成によれば、製品離型時
に圧縮気体供給路を流れる圧縮気体は気体吹き出し入子
の周面を囲む環状の圧縮気体溜り部に溜まって、圧力分
布を均一にして製品キャビティに噴出することができ
る。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を添付図を
参照して説明する。図において1は固定型、2は可動型
で、型体であるこれら固定型1および可動型2は、図1
において互いに図示Z方向(型開閉方向)に移動して開
閉し、型閉時に光ディスクを形成する製品キャビティ3
を相互間に形成するものである。
【0013】前記固定型1は、基体としての固定側型板
4と、この固定側型板4における可動型2と反対側の面
(図示上側の面)に固定された基体としての固定側受け
板5とを備えている。また、前記固定側受け板5には、
製品キャビティ3にそれぞれ対応させて固定型部として
のスプルーブッシュであるコールドスプルーブッシュ6
が固定されている。このコールドスプルーブッシュ6の
ロケートリング7を固定した頭部6Aは、固定側受け板
5に形成された凹部8内に嵌合し、固定側型板4側に同
軸状の円板部6Bを介して円筒状の突出部9を有してお
り、この突出部9は、固定側受け板5からさらに固定側
型板4を、段部8Aを介してより小径となる貫通孔8B
により貫通している。また、コールドスプルーブッシュ
6の頭部6Aには原料供給ノズル10が設けられている。
さらに、コールドスプルーブッシュ6内には、頭部7の
原料供給ノズル10が接続する底面から突出部9の先端面
に至る材料通路であるコールドスプルー12が形成されて
いる。このコールドスプルー12は、製品キャビティ3に
連通するものであり、この製品キャビティ3側へ向かっ
て径の大きくなるテーパー状になっている。
【0014】さらに、コールドスプルー12を囲むように
コールドスプルーブッシュ6には、冷却水などの温度調
節用流体を通すための第1の温度調節通路13が形成され
ている。
【0015】前記固定側型板4は、前記固定側受け板5
における可動型2側の面に固定された位置決め枠14とこ
の位置決め枠14の内側に嵌合されたキャビティ形成部材
としてのキャビティブロック15とからなっている。これ
らキャビティブロック15は、前記製品キャビティ3を形
成するものである。また、キャビティブロック15の外周
面には環状の外周スタンパー押え16が着脱可能に取り付
けられており、内周面には筒状の内周スタンパー押え17
が着脱可能に取り付けられている。尚、周面とはコール
ドスプルーブッシュ6或いは後述する摺動案内用筒体の
軸線A,Bを中心としてその周囲を形成するような面を
いう。これらスタンパー押え16,17は、光ディスクのグ
ルーブ部やランド部を形成するスタンパーをキャビティ
ブロック15に着脱可能に保持するためのものである。前
記内周スタンパー押え17は製品キャビティ3の一部を形
成するものである。さらに、前記キャビティブロック15
内には、冷却水などの温度調節用流体を通すための第2
の温度調節通路19が形成されている。
【0016】前記可動型2は、射出成形機の固定側プラ
テンに取り付けられる可動側取り付け板20と、この可動
側取り付け板20における固定型1側の面に固定された可
動側受け板21と、この可動側受け板21における固定型1
側の面に固定された可動側型板22とを備えている。この
可動側型板22は、可動側受け板21における固定型1側の
面に固定された位置決め枠23と、この位置決め枠23の内
側に嵌合されたキャビティ形成部材としてのコアブロッ
ク24とからなっている。コアブロック24は、前記製品キ
ャビティ3をそれぞれ形成するものである。また、位置
決め枠23の外側(図示せず)は、前記固定型1の位置決
め枠14の外側(図示せず)に嵌合するものである。そし
て、コアブロック24内には、冷却水などの温度調節用流
体を通すための第3の温度調節通路25が形成されてい
る。
【0017】また、前記コアブロック24の外周面には、
突き当てリング26が嵌合されている。この突き当てリン
グ26は、型閉時に前記固定型1側の外周スタンパー押え
16に突き当たり、製品キャビティ3の外周面を形成する
ものである。
【0018】さらに、前記コアブロック24の内周面には
前記突出部9と対向するように可動型部としての空気等
圧縮気体吹き出し入子を兼用する摺動案内用筒体27が貫
通状態で固定されており、この摺動案内用筒体27には第
4の温度調節通路28が形成されるとともに、この摺動案
内用筒体27は先端側を製品キャビティ3にあらわしその
軸方向における先端27A寄りにはやや大きい大径部27B
が形成され、この大径部27Bは可動側受け板21、可動側
型板22に係止している。さらにこの摺動案内用筒体27の
内周側には筒状のゲートカットスリーブ29が前記型開閉
方向へ所定範囲摺動自在に嵌合されており、このゲート
カットスリーブ29内には突き出しピン30が前記型開閉方
向へ所定範囲摺動自在に嵌合されている。そして、前記
ゲートカットスリーブ29は、冷却水などの温度調節用流
体を通すための第5の温度調節通路31が形成される。こ
のゲートカットスリーブ29は前記固定型1の摺動案内用
筒体27内にベアリング32を介して挿脱自在に嵌合して、
光ディスクの中央の開口孔を形成するものである。した
がって、ゲートカットスリーブ29の外周側に位置する突
き出しスリーブ28および摺動案内用筒体27は製品キャビ
ティ3の一部を形成する。また、固定型1側のコールド
スプルーブッシュ6の突出部9の先端面外周面部と可動
型2側のゲートカットスリーブ29の先端面外周面部との
間に、固定型1側のコールドスプルー12を製品キャビテ
ィ3に連通させるゲート33が形成されることになる。
尚、図中36は射出成形機側に設けられた図示していない
押圧ロッドによって固定型1の方へ押される突き出し板
である。
【0019】さらに、固定型1には、基端34Aを圧縮気
体供給源37に接続するとともに先端34Bを前記突出部9
の周面9Aを介して前記製品キャビティ3に接続する第
1の圧縮気体供給路34を設ける。また、可動型2には、
基端35Aを圧縮気体供給源37に接続するとともに先端35
Bを前記気体吹き出し入子としての摺動案内用筒体27の
先端側周面27Aを介して前記製品キャビティ3に接続す
る第2の圧縮気体供給路35を設ける。
【0020】前記第1の圧縮気体供給路34は、圧縮気体
供給源37に開閉弁37Aを介して基端34Aに、固定側受け
板5に形成した孔38が接続される。そして前記凹部8の
底面には突出部9を中心として、該突出部9の外側に位
置して圧縮気体溜り部としての円環状の第1の溝39を形
成する。この第1の溝39の開口部はコールドスプルーブ
ッシュ6の底面により閉塞されるとともに、第1の溝39
には孔38の先端が外側より接続している。さらに凹部8
の底面に、貫通孔8Aを中心として外側に例えば8箇所
等複数の第2の溝40を等間隔で放射状に形成する。この
第2の溝40は外側を溝39に接続するとともに内側を段部
8Aの周面に接続している。また、円板部6Bの全周面
と段部8Aの全周面との間には圧縮気体が通過可能な円
環状の隙間Yが圧縮気体溜り部として形成されている。
したがって、この隙間Yは、円板部6Bを中心として円
環状に形成される。さらに、円板部6Bの底面に、突出
部9を中心として例えば8箇所等複数の第3の溝41を等
間隔で放射状に形成する。この第3の溝41はその外側を
隙間Yに接続するとともに、内側を後述する第4の溝42
に接続する。この第4の溝42は、突出部9の周面に、そ
の軸方向に形成されるものであり、一端42Aを第3の溝
41の内側に接続し、他端42Bを後述する第5の溝43に接
続しており、そして第4の溝42は突出部9の周面に例え
ば8箇所等複数が等間隔で形成されている。第5の溝43
は、圧縮気体溜り部として形成されるものであり、突出
部9の先端側の周面に該突出部9の軸心を中心に円環状
に形成している。したがって、第1の圧縮気体供給路34
は、圧縮気体供給源37より開閉弁37A、孔38、第1の溝
39(圧縮気体溜り部)、第2の溝40、隙間Y(圧縮気体
溜り部)、第3の溝41、第4の溝42、第5の溝43(圧縮
気体溜り部)及び突出部9の先端側周面とスタンパー押
え17間の隙間を介して製品キャビティ3に接続する先端
34Bに至るものである。
【0021】尚、孔38の先端は第1の溝39に接続される
とともに、この第1の溝39に複数の第3の溝41が接続す
るものであるが、孔38の先端から流入する圧縮気体が迂
回することなく第3の溝41に流出しないように、隣接す
るいずれか一対の第1の溝39の中間位置に対向して孔38
の先端は第1の溝39に接続している。
【0022】前記第2の圧縮気体供給路35は、圧縮気体
供給源37より開閉弁37Bを介して基端35Aに可動側受け
板21に形成した孔44が接続される。この孔44の先端44A
は製品キャビティ3に向けている。また摺動案内用筒体
27の大径部27Bの基端側底面に、摺動案内用筒体27の軸
線を中心として圧縮気体溜り部としての円環状の第6の
溝45が形成されており、この第6の溝45に孔44の先端44
Aが接続している。さらに、大径部27Bには前記軸線方
向に該大径部27Bの基端側と先端側を接続する貫通孔46
を形成する。この貫通孔46は、軸線を中心として例えば
8箇所等複数が等間隔で形成されており、さらにこの貫
通孔46の先端は、摺動案内用筒体27における先端側、す
なわち大径部27Bより先方の周面に軸線を中心として圧
縮気体溜り部としての円環状の第7の溝47を形成する。
したがって、第2の圧縮気体供給路35は、圧縮気体供給
源37より開閉弁37B、孔44、第6の溝45(圧縮気体溜り
部)、貫通孔46、第7の溝47(圧縮気体溜り部)及び摺
動案内用筒体27と可動側型板22間の隙間を介して製品キ
ャビティ3に接続する先端35Bに至るものである。
【0023】尚、孔44の先端44Aは第6の溝45に接続さ
れるとともに、この第6の溝45に複数の貫通孔46が接続
するものであるが、先端44Aから流入する圧縮気体が迂
回することなく貫通孔46に流出しないように、隣接する
いずれか一対の貫通孔46の中間位置に対向して先端44A
は第6の溝45に接続している。
【0024】つぎに、前記金型装置を用いた光ディスク
の成形方法について説明する。成形時には、まず固定型
1と可動型2とを型閉して、これら固定型1および可動
型2間に製品キャビティ3を形成する。なお、このよう
に型閉した状態で、可動型2の突き当てリング26が固定
型1の外周スタンパー押え16に突き当たり、また、固定
型1および可動型2の位置決め枠14,23が相互に嵌合す
る。そして、射出成形機から熱可塑性の成形材料である
溶融した熱可塑性樹脂を射出する。この樹脂は、ノズル
10からコールドスプルー12を順次通ってゲート33から製
品キャビティ3内にそれぞれ流入する。
【0025】そして、製品キャビティ3内に樹脂が充填
された後、射出成形機側に設けられた図示していない押
圧ロッドによってゲートカットスリーブ29が固定型1の
方へ押されることにより、ゲートカットスリーブ29が固
定型1側へ移動し、この固定型1の中間筒18内に嵌合す
る。これにより、ゲート34においてコールドスプルー12
内の樹脂と製品キャビティ3内の樹脂すなわち光ディス
クとが切断される。尚、このゲートカットスリーブ29の
移動長さ(ストローク)は図中Xで示している。
【0026】また、クーラー等温度調節用流体供給源よ
り温度調節用流体が第1〜5の温度調節通路13,19,2
5,28,31を流れて、製品キャビティ3内の樹脂及びコ
ールドスプルー12内の樹脂を冷却する。
【0027】そして、製品キャビティ3内の樹脂が冷却
して固化した後、固定型1と可動型2とが型開される。
この型開に伴い、成形された光ディスクおよびコールド
スプルー12内で固化した樹脂はまず固定型1から離れ
る。ついで、射出成形機側に設けられた図示していない
押圧ロッドによって突き出しピン30が固定型1側へ移動
し、コールドスプルー12内で固化した樹脂を突き出して
可動型2から離型させる。この際供給路34、35から空気
等圧縮気体が供給されるとともに、この圧縮気体が突出
部9と内周スタンパー押え17との間の隙間、可動側型板
22と摺動案内用筒体27との間の隙間をそれぞれ通って製
品キャビティ3内の樹脂とキャビティブロック15側、可
動側型板22側に入り込み離型を行うことができる。そし
て、離型した光ディスクは、図示していない取り出しロ
ボットにより取り出される。その後、再び型閉が行われ
て以上の成形サイクルが繰り返される。
【0028】そして、型開直前或いは型開時に開閉弁37
A,37Bを閉成状態から開成状態とする。このため圧縮
気体供給源37より空気等圧縮気体が孔38、第1の溝39
(圧縮気体溜り部)、第2の溝40、隙間Y(圧縮気体溜
り部)、第3の溝41、第4の溝42、第5の溝43(圧縮気
体溜り部)及び突出部9の先端側周面とスタンパー押え
17間の隙間を介して製品キャビティ3に接続する先端34
Bに至り、キャビティブロック15等と製品キャビティ3
内の樹脂との間に噴出して、樹脂を離型させる。この
際、空気等圧縮気体が円環状の第1の溝39に流入し、こ
の流入した圧縮気体は第1の溝39に溜まる。この圧縮気
体の溜りにより第1の溝39では圧縮気体の分布が均一と
なる。また隙間Y及び第5の溝43においても、流入した
圧縮気体は隙間Y及び第5の溝43でいったん溜まり、圧
縮気体の分布が均一となって流出する。したがって、先
端34Bから流出する圧縮気体の分布は均一となっている
ので、キャビティブロック15等と製品キャビティ3内の
樹脂との間に圧縮気体が均一に分布して噴出し、樹脂が
反るようなことなく離型させることができる。
【0029】また、圧縮気体供給源37より空気等圧縮気
体が孔44、第6の溝45(圧縮気体溜り部)、貫通孔46、
第7の溝47(圧縮気体溜り部)及び摺動案内用筒体27と
可動側型板22間の隙間を介して製品キャビティ3に接続
する先端35Bに至り、可動側型板22等と製品キャビティ
3内の樹脂との間に噴出して、樹脂を離型させる。この
際、空気等圧縮気体が円環状の第6の溝45に流入し、こ
の流入した圧縮気体は第6の溝45に溜まる。この圧縮気
体の溜りにより第6の溝45では圧縮気体の分布が均一と
なる。また第7の溝47においても、流入した圧縮気体は
第7の溝47でいったん溜まり、圧縮気体の分布が均一と
なって流出する。したがって、先端35Bから流出する圧
縮気体の分布は均一となっているので、、可動側型板22
等と製品キャビティ3内の樹脂との間に圧縮気体が均一
に分布して噴出し、樹脂が反るようなことなく離型させ
ることができる前記実施例の構成によれば、固定型1
と、該固定型1に対向して設けられ型閉時に製品キャビ
ティ3を形成する可動型2と、前記固定型1に組み込ま
れ前記製品キャビティ3に連通するコールドスプルー12
を形成するとともに先端を前記製品キャビティ3に臨む
コールドスプルーブッシュ6と、基端34Aを圧縮気体供
給源37に接続するとともに先端34Bを前記コールドスプ
ルーブッシュ6の周面部9Aを介して前記製品キャビテ
ィ3に接続する圧縮気体供給路34とを備え、前記コール
ドスプルーブッシュ6に該コールドスプルーブッシュ6
の周面9Aを囲む環状の第1の溝39、隙間Y、第5の溝
43を前記圧縮気体供給路34の途中に設けたことにより、
圧縮気体の圧力分布均一に調整し、均一な圧力分布の圧
縮気体を先端34Bより製品離型時に製品キャビティ3側
に噴出することができる。
【0030】また、可動型2に組み込まれ前記製品キャ
ビティ3に臨む摺動案内用筒体27と、基端35Aを圧縮気
体供給源37に接続するとともに先端35Bを前記摺動案内
用筒体27を介して前記製品キャビティ3に接続する圧縮
気体供給路35とを備え、前記摺動案内用筒体27に該摺動
案内用筒体27の周面を囲む環状の第6の溝45、第7の溝
47(圧縮気体溜り部)を前記圧縮気体供給路35の途中に
設けたことにより、圧縮気体の圧力分布均一に調整し、
均一な圧力分布の圧縮気体を先端35Bより製品離型時に
製品キャビティ3側に噴出することができる。
【0031】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形
実施が可能である。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明は、固定型と、該固定型
に対向して設けられ型閉時に製品キャビティを形成する
可動型と、前記固定型または可動型に組み込まれ先端を
前記製品キャビティに臨む型部と、基端を圧縮気体供給
源に接続するとともに先端を前記型部の周面部を介して
前記製品キャビティに接続する圧縮気体供給路とを備
え、前記圧縮気体供給路に圧縮気体溜り部を形成したこ
とを特徴とする成形用金型装置であり、圧縮気体供給路
を流れる圧縮気体は圧縮気体溜り部で溜まって、圧力分
布を均一にして製品キャビティ側に製品離型時に噴出
し、製品の離型時に反り等をなくすことができる。
【0033】請求項2の発明は、固定型と、該固定型に
対向して設けられ型閉時に製品キャビティを形成する可
動型と、前記固定型に組み込まれ前記製品キャビティに
連通する材料通路を形成するとともに先端を前記製品キ
ャビティに臨む固定型部と、基端を圧縮気体供給源に接
続するとともに先端を前記固定型部の周面を介して前記
製品キャビティに接続する圧縮気体供給路とを備え、前
記固定型部の周面部を囲む環状の圧縮気体溜り部を前記
圧縮気体供給路の途中に設けたことを特徴とする成形用
金型装置であり、環状の圧縮気体溜り部に溜まって圧力
分布を均一にした後に製品キャビティ側に製品離型時に
噴出し、製品の離型時に反り等をなくすことができる。
【0034】請求項3の発明は、固定型と、該固定型に
対向して設けられ型閉時に製品キャビティを形成する可
動型と、該可動型に組み込まれ前記製品キャビティに臨
む気体吹き出し入子と、基端を圧縮気体供給源に接続す
るとともに先端を前記気体吹き出し入子を介して前記製
品キャビティに接続する圧縮気体供給路とを備え、前記
気体吹き出し入子の周面部を囲む環状の圧縮気体溜り部
を前記圧縮気体供給路の途中に設けたことを特徴とする
成形用金型装置であり、環状の圧縮気体溜り部に溜まっ
て圧力分布を均一にした後に製品キャビティ側に製品離
型時に噴出し、製品の離型時に反り等をなくすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す固定型の断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例を示す可動型の断面図であ
る。
【図4】本発明の一実施例を示すスプルーブッシュの正
面図である。
【図5】本発明の一実施例を示すスプルーブッシュの底
面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す摺動案内用筒体の平面
図である。
【符号の説明】
1 固定型 2 可動型 3 製品キャビティ 6 コールドスプルーブッシュ(固定型部) 9A 周面部 12 コールドスプルー(材料通路) 27 摺動案内用筒体(型部,気体吹き出し入子) 29 ゲートカットスリーブ 34 35 圧縮気体供給路 34A 35A 基端 34B 35B 先端 37 圧縮気体供給源 39 43 45 47 溝(圧縮気体溜り部) Y 隙間(圧縮気体溜り部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定型と、該固定型に対向して設けられ
    型閉時に製品キャビティを形成する可動型と、前記固定
    型または可動型に組み込まれ先端を前記製品キャビティ
    に臨む型部と、基端を圧縮気体供給源に接続するととも
    に先端を前記型部の周面部を介して前記製品キャビティ
    に接続する圧縮気体供給路とを備え、前記圧縮気体供給
    路に圧縮気体溜り部を形成したことを特徴とする成形用
    金型装置。
  2. 【請求項2】 固定型と、該固定型に対向して設けられ
    型閉時に製品キャビティを形成する可動型と、前記固定
    型に組み込まれ前記製品キャビティに連通する材料通路
    を形成するとともに先端を前記製品キャビティに臨む固
    定型部と、基端を圧縮気体供給源に接続するとともに先
    端を前記固定型部の周面を介して前記製品キャビティに
    接続する圧縮気体供給路とを備え、前記固定型部の周面
    部を囲む環状の圧縮気体溜り部を前記圧縮気体供給路の
    途中に設けたことを特徴とする成形用金型装置。
  3. 【請求項3】 固定型と、該固定型に対向して設けられ
    型閉時に製品キャビティを形成する可動型と、該可動型
    に組み込まれ前記製品キャビティに臨む気体吹き出し入
    子と、基端を圧縮気体供給源に接続するとともに先端を
    前記気体吹き出し入子を介して前記製品キャビティに接
    続する圧縮気体供給路とを備え、前記気体吹き出し入子
    の周面部を囲む環状の圧縮気体溜り部を前記圧縮気体供
    給路の途中に設けたことを特徴とする成形用金型装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050695A (ja) * 2005-07-20 2007-03-01 Ricoh Co Ltd 成形金型及び成形用スタンパ、並びに光ディスク基板及び光情報記録媒体
JP2010105346A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Nissei Plastics Ind Co ディスク成形用金型

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