JP2003190965A - 浴湯循環浄化装置 - Google Patents

浴湯循環浄化装置

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JP2003190965A
JP2003190965A JP2001392682A JP2001392682A JP2003190965A JP 2003190965 A JP2003190965 A JP 2003190965A JP 2001392682 A JP2001392682 A JP 2001392682A JP 2001392682 A JP2001392682 A JP 2001392682A JP 2003190965 A JP2003190965 A JP 2003190965A
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bath
salt
water
piping
hot water
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JP2001392682A
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English (en)
Inventor
Takahiro Inoue
孝啓 井上
Toshiyuki Kakigi
俊之 柿木
Katsuhiko Oda
克彦 小田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入浴者が、独特の浮遊感とこれによるリラク
ゼーションを堪能できる一方、制菌機能をも併せ持つ浴
湯循環浄化装置を提供する。 【解決手段】 食塩溶解モードでは、ポンプ1によって
浴槽2から配管4、配管5を経てポンプ1内を通過した
浴槽水は、電動三方弁10を経由して食塩溶解槽11に
流れこみ、生成した食塩水は、電解手段である電解槽1
2で、これに電解による塩素の発生が起こらない程度の
電圧を印加することにより、電気抵抗の測定から、塩分
濃度の確認を行ないながら、所定の塩分濃度に調整しつ
つ、配管13及び14を順次通過して吐水口20から浴
槽2の中に注がれるので、食塩を人体が浮遊可能な所定
濃度まで溶解でき、入浴者が、独特の浮遊感とこれによ
るリラクゼーションを堪能できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴湯循環浄化装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、特開2000−15
7808号公報に開示するように、浴湯循環浄化装置に
おいて、食塩水を電解槽で電解して、塩素水を生成し、
これを浴槽内に定期的に投入して、微生物の繁殖や、ヌ
メリの発生を抑えるのに使用されていた。この場合、食
塩は、塩素水を生成するためにのみ必要であり、それ以
外の目的に使用されることは殆どなかった。
【0003】一方、これに対して、浴槽水中の塩分濃度
を高くしてこれによる浮遊感とリラクゼーションを楽し
みたいという要望も存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事由に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、浴槽
水として少なくとも、人体を浮遊せしめるに充分な濃度
の食塩を含有してなる食塩水を使用し、入浴者が、独特
の浮遊感とこれによるリラクゼーションを堪能できる一
方、かかる浴槽水中の食塩の電解により、塩素水を生成
し、これを浴槽内に定期的に投入して、微生物の繁殖
や、ヌメリの発生の抑制にも使用できる制菌機能をも併
せ持つ浴湯循環浄化装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明の浴湯循環浄化装置は、制菌の
ための塩素を発生させる食塩水の電解手段を備えた浴湯
循環浄化装置であって、浴槽水として少なくとも、人体
を浮遊せしめるに充分な濃度の食塩を含有してなる食塩
水を使用することを特徴とするものである。
【0006】請求項2に係る発明の浴湯循環浄化装置
は、請求項1記載の浴湯循環浄化装置において、前記食
塩水が、少なくとも、20質量%の食塩を含有してなる
食塩水であることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。尚、本発明に係る浴湯循環浄化装置
は、下記の実施形態にのみ限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。ここで、図1は、本発明の浴湯
循環浄化装置の基本構成の概略を示す図である。一方、
図2は、本発明の浴湯循環浄化装置の異なる実施形態の
概略を示す図である。
【0008】即ち、本発明の浴湯循環浄化装置は、制菌
のための塩素を発生させる食塩水の電解手段を備えた浴
湯循環浄化装置であって、浴槽水として少なくとも、人
体を浮遊せしめるに充分な濃度の食塩を含有してなる食
塩水を使用するものである。かかる浴湯循環浄化装置
は、少なくとも三つの運転モードを有する。第1に、食
塩溶解モードでは、食塩を(人体が浮遊可能な)所定濃
度まで溶解させるもので、前記電解手段を完全にオフと
せず、これに電解による塩素の発生が起こらない程度の
電圧を印加することにより、浴槽水の電気抵抗の測定か
ら、塩分濃度の確認を行ないながら、所定の塩分濃度に
調整することができるというものである。第2の制菌運
転モードでは、前記電解手段をオンとして、塩素を発生
させ、浴槽水の制菌を行なうものである。第3の通常循
環運転モードでは、前記電解手段をオフとして、入浴可
能な通常の循環運転を行なうものである。以下、具体的
に説明する。
【0009】図1は、本発明の浴湯循環浄化装置の基本
構成の概略を示す図である。先ず、食塩溶解モードで
は、ポンプ1によって浴槽2から濾過部3を経由して、
配管4に吸引された浴槽水は、配管5を経て上記ポンプ
1内を通過した後、配管6を上昇し、閉鎖状態の三方向
電磁弁7、開放状態の三方向電磁弁8を経由して二方向
に分岐し、一方は、配管9を通り、電動三方弁10を経
由して食塩溶解槽11に流れこみ、生成した食塩水は、
電解手段である電解槽12を通過して、配管13及び1
4を順次通過して、濾過槽15に入る。濾過槽15に配
置した中空糸膜カートリッジ16を通過して精密濾過さ
れた食塩水は、配管17、目詰まり検知用フロースイッ
チ18、二方向電磁弁19を順次通過して、吐水口20
から浴槽2の中に注がれる。一方、三方向電磁弁8を経
由して二方向に分岐したもう一方の流路は、配管21を
経由し、循環流路を流れ、ヒータ部22を通過して、ヒ
ータ制御用フロースイッチ25を有する配管23によ
り、吐水口20から浴槽2の中に注がれる。
【0010】本発明の浴湯循環浄化装置においては、か
かる食塩溶解時には、溶解せしめる食塩を、浴槽水が、
最終的に、人体を浮遊せしめるに充分な濃度の食塩を含
有してなる食塩水となるように充分に加えることが必要
となる。具体的には、前記食塩水が、少なくとも、20
質量%の食塩を含有してなる食塩水であり、家庭用或い
は、公衆浴場用途の業務用の浴湯循環浄化装置を使用す
ることにより、入浴者が、例えば、”死海(人体が、浮
遊するに充分な塩分濃度〔約21%〕を有することで有
名なイスラエルの塩水湖)”と同等或いはそれ以上の浮
遊感とこれによるリラクゼーションを堪能できるという
ものである。なお、浴槽水の使用可能な食塩濃度の上限
は特に限定されないが、当該浴槽水の入浴時の浴温にお
ける飽和食塩水濃度が、事実上の上限濃度になるものと
考えられる。
【0011】また、食塩溶解の際には、上記したよう
に、電解槽12において、これを完全にオフとせず、電
解による塩素の発生は行なわない一方、電解槽12の電
極板(図示せず)間に電解による塩素の発生が起こらな
い程度の電圧を印加することにより、浴槽水の電気抵抗
の測定から、塩分濃度のモニタリングを行ない、所定の
塩分濃度に調整することができる。
【0012】これに対して、塩素水を浴槽水内に供給す
る制菌運転モードでは、電解槽12をオンとする一方、
電動三方弁10を切換え、浴槽水となった食塩水を食塩
溶解槽11にではなく直接、電解槽12に送り、電解に
より、塩素を生成させる。こうして、生成した塩素を含
む食塩水は、図1と同様に、配管13及び14を順次通
過して、濾過槽15に入る。更に、配管17、目詰まり
検知用フロースイッチ18、二方向電磁弁19を順次通
過して、吐水口20から浴槽2の中に注がれる。一方、
三方向電磁弁8を経由して二方向に分岐したもう一方の
流路は、図1と同様に、配管21を経由し、循環流路を
流れ、ヒータ部22を通過して、配管23により、吐水
口20から浴槽2の中に注がれる。
【0013】本発明の浴湯循環浄化装置においては、従
来の浴湯循環浄化装置と異なり、既に、浴槽水に充分な
量の食塩が、溶解しているので、浴槽水をそのまま電解
槽12を通るように循環しながらで電解槽12でこれを
電解することにより、所定の塩素濃度とすることができ
る。
【0014】一方、入浴時の通常循環運転モードでは、
電解槽12をオフとする一方、上記食塩溶解モード或い
は、制菌運転モードと同様、ポンプ1によって汲みあげ
た浴槽水の大部分を、配管21を経由し、循環流路を流
れ、ヒータ部22を通過して、配管23により、吐水口
20から浴槽2の中に注ぐようにするとともに、三方向
電磁弁8を閉鎖して、配管9への流路を閉じる一方、三
方向電磁弁7を開放状態として配管24を経由して、ポ
ンプ1によって汲みあげた浴槽水の一部を、直接、濾過
槽15に送り、中空糸膜カートリッジ16を通過させる
ことにより、浴槽水中の皮油、湯垢、雑菌等の微細な汚
れを精密濾過することとなる。
【0015】また、本発明の浴湯循環浄化装置について
は、図2に示すように、ジェットバスユニット28を備
え、電解手段12(図1参照)がオンの際に該ジェット
バスユニット28を運転し、前記ジェットバスユニット
28の配管35内の殺菌ができる実施形態も可能であ
る。即ち、浴湯循環浄化装置29の制御部30とジェッ
トバスユニット28の制御部31を連動させ、制菌運転
モードの際、ジェットバスユニット28をも運転すると
いうものである。このようにして、省力的に、ジェット
バスユニット28の配管35内における制菌効果を確保
するとともに、ジェットバスユニット28の配管35内
の清潔性をも維持することができることとなる。
【0016】また、この際のジェットバスユニット28
のポンプ32の回転数(循環流量)を、ジェットバスユ
ニット28の配管35内に塩素水が、行き渡る程度に充
分小さくすることにより、ジェットバスユニット28の
配管35内における制菌効果を確保するとともに、騒音
の発生や塩素ガスの揮散を低減することができることと
なる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、請求項1及び請求項2に
係る発明の浴湯循環浄化装置は、制菌のための塩素を発
生させる食塩水の電解手段を備えた浴湯循環浄化装置で
あって、浴槽水として少なくとも、人体を浮遊せしめる
に充分な濃度の食塩を含有してなる食塩水を使用するこ
とを特徴とするので、入浴者が、独特の浮遊感とこれに
よるリラクゼーションを堪能できるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浴湯循環浄化装置の基本構成の概略を
示す図である。
【図2】本発明の浴湯循環浄化装置の異なる実施形態の
概略を示す図である。
【符号の説明】
1 ポンプ 2 浴槽 3 濾過部 4 配管 5 配管 6 配管 7 三方向電磁弁 8 三方向電磁弁 9 配管 10 電動三方弁 11 食塩溶解槽 12 電解槽(電解手段) 13 配管 14 配管 15 濾過槽 16 中空糸膜カートリッジ 17 配管 18 フロースイッチ(目詰まり検知用) 19 二方向電磁弁 20 吐水口 21 配管 22 ヒータ部 23 配管 24 配管 25 フロースイッチ(ヒータ制御用) 26 ディスク弁 27 洗浄モータ 28 ジェットバスユニット 29 浴湯循環浄化装置 30 制御部(浴湯循環浄化装置29) 31 制御部(ジェットバスユニット28) 32 ポンプ(ジェットバスユニット28) 33 吸水口(ジェットバスユニット28) 34 吹き出し口(ジェットバスユニット28) 35 配管(ジェットバスユニット28) 36 浴室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 550 C02F 1/50 550D 560 560F A47K 3/00 A47K 3/00 K A61L 2/02 A61L 2/02 Z C02F 1/46 C02F 1/46 Z (72)発明者 小田 克彦 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4C058 AA20 BB02 CC02 4D061 DA07 DB10 EA02 EB14 EB19 EB37 EB39 ED13 FA09 GA05 GC20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制菌のための塩素を発生させる食塩水の電
    解手段を備えた浴湯循環浄化装置であって、浴槽水とし
    て少なくとも、人体を浮遊せしめるに充分な濃度の食塩
    を含有してなる食塩水を使用することを特徴とする浴湯
    循環浄化装置。
  2. 【請求項2】前記食塩水が、少なくとも、20質量%の
    食塩を含有してなる食塩水であることを特徴とする請求
    項1記載の浴湯循環浄化装置。
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