JP2001279745A - 銀イオン電解装置付人体洗浄装置 - Google Patents

銀イオン電解装置付人体洗浄装置

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JP2001279745A
JP2001279745A JP2000089631A JP2000089631A JP2001279745A JP 2001279745 A JP2001279745 A JP 2001279745A JP 2000089631 A JP2000089631 A JP 2000089631A JP 2000089631 A JP2000089631 A JP 2000089631A JP 2001279745 A JP2001279745 A JP 2001279745A
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Shigeru Ando
茂 安藤
Kazuyuki Enomoto
和幸 榎本
Shuji Nishiyama
修二 西山
Ayako Toyoda
綾子 豊田
Koichi Toyoda
弘一 豊田
Eiji Kitamoto
英二 北本
Takashi Kinoshita
崇 木下
Michinori Yanase
理典 柳瀬
Naohito Wajima
尚人 輪島
Takahiro Yanagawa
恭廣 柳川
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水路内の抗菌を行うために銀イオン電解水を
生成する人体洗浄装置であって、水に溶解される銀イオ
ン濃度の制御が容易であって、かつ、洗浄水を飲んだ場
合に危険のない人体洗浄装置を提供する。 【解決手段】 給水制御装置(3)から銀イオン電解装置
(4)を介して加熱装置(5)に通水し、加熱装置(5)からの
温水により人体を洗浄するように構成した人体洗浄装置
において、人体洗浄のための吐水が終了した後に、銀イ
オン電解装置(4)により銀イオン電解水を生成し、加熱
装置(5)内に通水する銀イオン電解装置付人体洗浄装
置。特に、銀イオン電解装置(4)の下流側水路全体に銀
イオン電解を通水して満たすこと、さらには、人体を洗
浄する人体洗浄水に、銀イオン電解装置(4)によって電
解された銀イオンを含まないことにも特徴を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手や顔、頭髪、局
部などの人体の一部又は全部を洗浄する人体洗浄装置で
あって、特に銀イオンの抗菌作用を利用することによっ
て、人体洗浄装置に至る水路内での細菌の繁殖を抑制す
る銀イオン電解装置付人体洗浄装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、局部洗浄装置のように、加熱装置
によって30〜40℃に加熱した温水を用いて局部などの人
体の一部を洗浄する人体洗浄装置では、温水の温度が30
〜40℃と細菌の繁殖にとって良好な温度環境となってい
ることによって、同加熱装置の水路内やその下流側の水
路において各種の細菌が繁殖しやすいという問題があっ
た。特に、一度細菌が繁殖すると、水路の管壁面に細菌
が付着したままとなるので細菌の繁殖が慢性的となりや
すく、不衛生であり、さらに、旅行等で長期間使用しな
い場合には細菌の繁殖が激しく、小径の配水管部分など
を詰まらせる原因ともなっていた。
【0003】これらの対策の一つとして、実開平7−1
7391号公報には、イオン発生器によって局部洗浄装
置の洗浄水中に銀イオンを溶解・混入させ、同銀イオン
の抗菌力を利用して便器の洗浄・抗菌を行うとともに、
利用者の局部に銀イオンを溶解させた洗浄液を噴射し
て、局部の洗浄・抗菌を行う局部の抗菌洗浄装置が提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実開平7−1
7391号公報に記載された局部の抗菌洗浄装置では、
銀イオンの作用によって加熱タンク内及び便器に繁殖す
る細菌の繁殖を抑制することはできるものの、この構成
をそのままシャワーや手洗い装置などの人体洗浄装置に
利用した場合には、銀イオンを含有させた洗浄水を誤っ
て飲む可能性があり、特に、小さい子供などは誤って洗
浄水を飲む可能性が非常に高く、そのまま人体洗浄装置
に利用することは好ましくなかった。
【0005】そのうえ、次のような欠点も有していた。
【0006】(1)局部洗浄装置には温水供給のために
加熱装置が連通されており、加熱装置のタンク内には銀
イオンの溶解された洗浄水が滞留されるので、滞留部分
のみには銀イオンによる細菌の繁殖の抑制効果を及ぼす
ことはできるが、滞留してもタンク内で洗浄水が接触し
ていない内壁面では細菌が繁殖するおそれがあった。
【0007】(2)実開平7−17391号公報に記載
された局部の抗菌洗浄装置では、ノズルへの温水の通水
及び止水を切り換える開閉弁の開閉に合わせて銀極板へ
の給電制御を行っているために、洗浄水に溶解される銀
イオン濃度を正確に制御することが困難であった。
【0008】(3)実開平7−17391号公報に記載
された局部の抗菌洗浄装置では、洗浄水の水質を考慮す
ることなく銀イオンを溶解させているので、洗浄水の水
質が変動した場合に銀イオンの溶解量が変動してしま
い、銀イオン濃度に濃淡が生じることによって細菌の繁
殖の抑制力にバラツキが生じるおそれがあった。
【0009】(4)洗浄水に溶解された銀イオンは、水
道水中の塩素イオンなどのハロゲンイオンと反応してハ
ロゲン化銀を生成しやすく、同ハロゲン化銀が銀鏡反応
を起こして水路内に付着するとともに黒色化し、黒色化
したハロゲン化銀を除去することが困難であった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決すべ
く、本発明では、給水制御装置から銀イオン電解装置を
介して加熱装置に通水し、加熱装置からの温水により人
体を洗浄するように構成した銀イオン電解装置付人体洗
浄装置において、次のような特徴を有する銀イオン電解
装置付人体洗浄装置を提供せんとするものである。 (1)人体洗浄のための吐水が終了した後に、銀イオン
電解装置により銀イオン電解水を生成し、加熱装置内に
通水すること。 (2)人体洗浄のための吐水が終了した後に、銀イオン
電解装置により銀イオン電解水を生成し、同銀イオン電
解装置の下流側水路全体に銀イオン電解水を通水して満
たすこと。 (3)人体を洗浄する人体洗浄水に、電解された銀イオ
ンを含ませないこと。 (4)人体洗浄装置への利用者の接近、又は離反を検知
する人体検知手段を設け、利用者の離反の検知により人
体洗浄のための吐水が終了したとみなすこと。 (5)人体検知手段によって人体の接近を検知するのに
ともない、人体洗浄の吐水口に至る通水路中に滞留する
銀イオン電解水を、加熱装置の下流に設けた分岐水路よ
り排水すること。 (6)分岐水路の分岐点に水路切換弁を設けているこ
と。 (7)人体洗浄の終了後、一定の待機時間の経過後に銀
イオン電解装置を作動させること。 (8)所定時間の間、人体洗浄装置を作動させなかった
場合に、所定時間の経過後に銀イオン電解装置を作動さ
せ、同銀イオン電解装置より下流側に銀イオン電解水の
通水をすること。 (9)加熱装置の下流側水路に通水される銀イオン電解
水を加熱していないこと。 (10)加熱装置を瞬間式加熱装置としていること。 (11)少なくとも一方を銀含有電極とした少なくとも
一対の電解用電極を具備する銀イオン電解装置を、流入
口と流出口とを具備する電解槽に浸漬させて銀イオン電
解水を生成するとともに、同銀イオン電解水の銀成分濃
度を1〜50μg/Lとしたこと。 (12)少なくとも一方を銀含有電極とした少なくとも
一対の電解用電極を具備する銀イオン電解装置を、流入
口と流出口とを具備する電解槽に浸漬させて銀イオン電
解水を生成するとともに、同銀イオン電解水の銀成分濃
度を1〜10μg/Lとしたこと。 (13)銀イオン電解装置に給水される水の水質を検知
用電極によって検知し、銀イオン電解水の銀成分濃度を
制御すること。 (14)銀イオン電解装置に通水される水の水質を検出
するための水質検出手段は、検知用電極に検知用電流を
印加して電圧値を測定し、検出していること。 (15)銀イオン電解装置に通水される水の水質を検出
するための水質検出手段は、検知用電極に検知用電圧を
印加して電流値を測定し、検出していること。 (16)銀イオン電解装置に通水される水の水質を検出
するための水質検出手段は、検知用電極に検知用電流ま
たは検知用電圧を印加して抵抗値もしくは通水される水
の電気伝導度を測定し、検出していること。 (17)検知用電極を、電解用電極と兼用しているこ
と。 (18)電解用電極への給電の開始と同時に、水質検知
手段による検知を行うこと。 (19)銀イオン電解装置を通過する水量を一定量に調
整すべく水量調整手段を具備していること。 (20)銀イオン電解装置の上流に浄化装置を配設して
いること。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の銀イオン電解装置付人体
洗浄装置は、加熱した水を吐水口から吐水させて、手や
顔、頭髪、局部などの人体の一部又は全部を洗浄するた
めに使用する洗浄装置であり、加熱装置の上流側に銀イ
オン電解装置を配設して銀イオン電解水の生成を可能と
し、同銀イオン電解水の抗菌作用を利用して水路内の抗
菌を可能としたことを基本とする。
【0012】特に、人体洗浄中に誤って銀イオン電解水
を飲んで銀イオンを体内に摂取することがないように、
人体洗浄を行っている間は銀イオン電解水が吐水されな
いようにしており、人体洗浄が終了した後に銀イオン電
解装置を作動させるようにしている。
【0013】また、人体洗浄中は銀イオン電解装置を作
動させないことにより、銀イオンを溶出する電極の寿命
を延ばすことができる。
【0014】つまり、人体洗浄時には銀イオン電解装置
を作動させないことによって銀イオンの電解を行わず、
銀イオンを含んでいない洗浄水(以下、便宜上、「非銀
イオン電解水」と呼ぶ)を吐水して人体洗浄を行い、人
体洗浄が終了し、人体洗浄装置から離反したことを人体
検知手段により検知することによって銀イオン電解装置
を作動させ、生成された銀イオン電解水を加熱装置に給
水し、同加熱装置内の細菌の繁殖の抑制を行っている。
【0015】さらに、加熱装置内だけでなく、同加熱装
置によって加温された水の送流される水路内にも銀イオ
ン電解水を給水し、同水路内を銀イオン電解水で満たす
ことによって、水路内全体の細菌の繁殖の抑制も行うよ
うにしている。
【0016】ここで、人体検知手段とは、赤外線セン
サ、光電センサ、焦電センサ、マイクロ波センサなどの
センサであり、洗浄装置の利用者が同洗浄装置から離れ
去ったことを検知することによって洗浄が終了したと認
識するようにしている。これ以外にも、洗浄装置の利用
者が同洗浄装置から離れ去ったことを検知する手段とし
て、扉がある場合には扉の開閉を検知することによって
検知したり、CCDカメラや、個人認識用のマイクロチ
ップや、ISM帯域を用いた近距離無線などを用いて検
知したりするようにしてもよい。また、同人体検知手段
は洗浄装置への利用者の接近も検知するようにしてい
る。
【0017】銀イオン電解装置は、人体検知手段が人体
洗浄の終了を検知してすぐに作動するのではなく、待機
時間の経過後に作動するようにしている。つまり、人体
検知手段が人体洗浄の終了を検知すると、タイマーなど
の時間計測装置を作動させ、予め設定しておいた待機時
間が経過したことを確認してはじめて銀イオン電解装置
を作動させている。
【0018】これは、短時間うちに繰り返し人体洗浄装
置が使用される場合には、水路内の水が頻繁に交換され
ることによって細菌の繁殖が起こりにくく、銀イオン電
解水を給水する必要がないことを利用しているものであ
り、銀イオンを供給する供給体中の銀イオンの消耗を抑
制するためにも待機時間を設けて、必要以上に銀イオン
電解装置が作動することを抑制している。
【0019】また、銀イオン電解装置の作動後にも、タ
イマーなどの時間計測装置を作動させ、所定時間の間、
人体洗浄のための吐水または銀イオン電解装置の作動な
どのような人体洗浄装置の作動を行わなかった場合は、
所定時間(以下、便宜上、「定期通水時間」と呼ぶ)の
経過後に自動的に銀イオン電解装置を作動させ、同銀イ
オン電解装置より下流側に銀イオン電解水を通水するよ
うにしている。定期通水時間とは24時間とか48時間
などの長時間であり、長時間不使用状態が続くことによ
って銀イオン電解水による細菌の繁殖の抑制力が弱まる
ことを防止するために、定期通水時間ごとに銀イオン電
解水の入れ替えを行っているものである。また、定期的
に銀イオン電解水の入れ替えを行うことにともなって、
排水路に介設した略S字状の排水金具内での封水切れを
防止することもできる。この定期通水時間は、人体洗浄
装置の使用者が適宜設定することができるようにしてい
る。
【0020】また、銀イオン電解水の生成について説明
すると、まず、人体洗浄装置の使用者が人体洗浄装置か
ら離反した後、予め設定しておいた待機時間が経過する
と給水制御装置が作動して給水が行われ、さらに、その
下流に設けた銀イオン電解装置が作動を開始する。
【0021】銀イオン電解装置は、少なくとも一方を銀
含有電極体とした少なくとも一対の電解用電極によって
構成し、同電解用電極を流入口と流出口とを具備する電
解槽に浸漬させており、電解用電力を給電することによ
って銀含有電極を電解させて、電解槽内を通過する水に
銀イオンを溶出させている。電解用電極は一対のどちら
か一方のみを銀含有電極体とすることもできるが、両方
とも銀含有電極体とすることもでき、また、一対だけで
なく電解用電極を複数対配設することもできる。
【0022】また、給水制御装置から銀イオン電解装置
に給水される水の水質を検出すべく検知用電極を配設し
ており、同検知用電極に検知用電流を印加して電圧値を
測定することにより、または、同検知用電極に検知用電
圧を印加して電流値を測定することにより、または、同
検知用電極に検知用電流または検知用電圧を印加して抵
抗値もしくは通水される水の電気伝導度を測定すること
により、水質を検知して電解用電極に印加する電流値ま
たは電圧値を調整し、銀イオン電解水の銀成分濃度を制
御するようにしている。
【0023】特に、検知用電極を電解用電極と兼用して
銀イオン電解装置をコンパクトとしており、さらに、電
解用電極への給電開始時には、初期検知用電流または初
期検知用電圧を電解用電極に印加して水質の検知を行う
とともに、電解用電極の電解を開始するようにしてい
る。従って、時間差なく銀イオン電解水の生成を行うこ
とができる。
【0024】検知用電流または検知用電圧の印加にとも
なって検知用電極により測定された電圧値、または、電
流値、または、抵抗値、または、通水される水の電気伝
導度に基づいて電解用電極に印加する電流値または電圧
値を、銀イオン電解水の銀成分濃度が1〜50μg/Lと
なるように、好適には1〜10μg/Lとなるように制御
している。
【0025】その後も検知用電極への印加電流にともな
う電圧値、または、印加電圧にともなう電流値、あるい
は抵抗値もしくは通水される水の電気伝導度を測定し、
測定された電圧値、または、電流値、または、抵抗値、
または、前記電気伝導度に基づいて電解用電極に印加す
る電流値または電圧値を制御している。
【0026】上記の初期検知用電流または初期検知用電
圧は、予め設定しておいた電流値または電圧値であり、
銀イオン電解水の銀成分濃度が必ず1〜50μg/L、好
適には1〜10μg/Lとなる値に設定している。
【0027】銀イオン電解水の銀成分濃度を1〜50μg
/Lとしていることによって、ハロゲン化銀の生成を抑
制することができ、特に、1〜10μg/Lで制御するこ
とによってハロゲン化銀の生成をより確実に抑制するこ
とができる。
【0028】電解槽に給水される水量の増減にともなっ
て銀イオン濃度が変動することを防止すべく、銀イオン
電解装置の上流側には定流量弁や減圧弁または調圧弁な
どの水量調節手段を配設して、銀イオン電解装置を通過
する水量を一定量に調整している。定流量弁などの水量
調節手段を使用することにより、水量を検出するための
装置を不要とすることができるので、システムを簡素化
することができる。
【0029】また、給水される水に含まれる懸濁物や酸
化力を有する残留塩素等を除去すべく、銀イオン電解装
置の上流側には浄化装置を配設している。活性炭、アス
コルビン酸、コーラルサンド、亜硫酸カルシウムなどの
脱塩素用浄化カートリッジを配設し、残留塩素分を除去
しておくことによって顔や局部等のデリケートな部分の
肌荒れや、頭髪の変色等を防止できるが、脱塩素により
損なわれる殺菌力は電解装置で溶出される銀イオンで補
うことができる。そのため、特に脱塩素用浄化カートリ
ッジが設けられている場合には、銀イオン電解装置によ
り生成される銀イオン電解水の殺菌力が最大限に生かさ
れる。
【0030】このようにして生成された銀イオン電解水
を加熱装置内、さらには、同加熱装置によって加温され
た水の送流される水路内にも給水し、水路全体において
細菌の繁殖を抑制するようにしている。
【0031】特に、銀イオン電解水は、加熱装置内にお
いて細菌の繁殖を抑制するために同加熱装置に給水され
るが、加熱装置は作動させないで銀イオン電解水を常温
のままとしている。銀イオン電解水を加熱しないことに
よって、細菌の繁殖活動が活発な温度より低温の水で水
路を満たすことができ、細菌の繁殖力を弱めるととも
に、銀イオンによっても繁殖の抑制を行うことができ、
相乗効果で確実に細菌の繁殖を抑制することができる。
【0032】人体を洗浄する水を吐水する吐水口に至る
通水路中に滞留している銀イオン電解水は、加熱装置の
下流に設けた分岐水路内を通水して排水口から排水する
ようにしている。特に、分岐水路の分岐点には水路切換
弁を配設しており、同水路切換弁によって吐水口への水
路と、分岐水路とを切り換えるようにしている。水路切
換弁は、ボールバルブや、ディスクバルブ、あるいは、
複数個の電磁弁を用いるなどして構成し、水路を切り換
えられるようにしておけばよい。
【0033】人体洗浄装置の使用時には、人体検知手段
が使用者を検知することによって水路切換弁により水路
を切り換え、分岐水路より銀イオン電解水を排水するよ
うにしている。その後、銀イオン電解装置への給電を停
止させた状態で給水制御装置を作動させて加熱装置に水
を給水し、加熱装置に配設した瞬間式加熱装置によって
加熱して、加熱された水を人体洗浄用の吐水口に送水
し、同吐水口から吐水するようにしている。
【0034】特に、加熱装置を瞬間式加熱装置としてい
ることによって、加熱装置に給水された水を瞬時に加熱
することができ、速やかに吐水口から吐水することがで
きる。
【0035】以下において、図面に基づいて実施例を示
しながら詳説する。
【0036】
【実施例】<銀イオン電解装置付人体洗浄装置を局部洗
浄装置とした場合の実施例>図1は、銀イオン電解装置
付人体洗浄装置を、銀イオン電解装置付局部洗浄装置A
とした場合の全体構成を説明する全体ブロック図であ
り、給水管1に介設したストレーナ2の下流側に給水制
御装置3を配設し、同給水制御装置3の下流側に銀イオ
ン電解装置4を配設し、さらにその下流側に加熱装置5
を設け、局部洗浄ノズル6で局部を洗浄するとともに、
局部洗浄ノズル6に至る通水路中に銀イオン電解水を導
水して水路中を満たし、細菌の繁殖を抑制するように構
成している。
【0037】ストレーナ2の配設部分には、活性炭、ア
スコルビン酸、コーラルサンド、亜硫酸カルシウムなど
の脱塩素用浄化カートリッジを配設してもよく、同脱塩
素用浄化カートリッジによって浄水中の残留塩素分を予
め除去しておくことにより、局部の肌荒れを防止するこ
とができる。
【0038】給水制御装置3では、上流側より逆止弁
8、定流量弁9、電磁弁10を順次配設することにより、
下流側に一定流量の浄水を給水できるようにしている。
電磁弁10は制御部Sと電気的に接続しており、制御部S
からの制御信号に基づいて開閉を行い、給水の制御を行
っている。
【0039】銀イオン電解装置4では、制御部Sの制御
によって、給水制御装置3から導水された浄水の水質を
検知するとともに、生成される銀イオン電解水の銀成分
濃度を、かかる検知結果に基づいて1〜50μg/L、好
適には、1〜10μg/Lとするように、銀イオンの電解
量を調整するようにしている。
【0040】加熱装置5は、銀イオン電解装置4を作動
させないことにより銀イオンの溶解されていない非銀イ
オン電解水が通水された場合に、同非銀イオン電解水を
加熱するように制御部Sによって制御されている。
【0041】非銀イオン電解水の加熱には瞬間式加熱装
置を使用しており、かつ、加熱装置5に給水を行う給水
配管11の中途には第1サーミスタ12を配設して、加熱装
置5に給水される非銀イオン電解水の温度を測定し、測
定結果に基づいて制御部Sがフィードフォワード制御を
行い、非銀イオン電解水を所定温度に加熱している。
【0042】さらに、加熱装置5と局部洗浄ノズル6と
を連通する送水配管13の中途には第2サーミスタ14を配
設しており、局部洗浄ノズル6に送水される加熱された
非銀イオン電解水の温度を測定し、測定結果に基づいて
制御部Sがフィードバック制御を行い、局部洗浄ノズル
6より噴射される非銀イオン電解水の温度を所定の温度
に調整している。
【0043】一方、加熱装置5に銀イオン電解装置4で
生成された銀イオン電解水が給水された場合には、制御
部Sが瞬間式加熱装置を作動させないことによって、銀
イオン電解水の加熱を行わないようにしている。図1中
の符号15は、加熱装置5の水抜きを行うために設けた水
抜き配管である。
【0044】また、局部洗浄ノズル6の上流側には噴射
用脈動装置16を介設しているので、制御部Sによる同噴
射用脈動装置16の制御よって、局部を洗浄すべく局部洗
浄ノズル6から噴射される非銀イオン電解水の水勢を、
噴射量を変えることなく適宜の水勢に変えることができ
る。
【0045】さらに、噴射用脈動装置16の下流側には水
路切換弁17を配設し、同水路切換弁17を介して噴射用脈
動装置16に給水された水を局部洗浄ノズル6と分岐水路
18とに切換分岐させるようにしている。水路切換弁17に
はボールバルブや、ディスクバルブ、あるいは、複数個
の電磁弁を用いるなどして、水路を切り換えられるよう
にしている。
【0046】分岐水路18の先端には排水口19を設け、水
路内に通水した銀イオン電解水を同排水口19より排水す
るようにしており、排水口19を便器内に向けて設け、排
水される銀イオン電解水で便器内の洗浄を行うことによ
って、細菌の繁殖を防止することができる。また、排水
口19を局部洗浄ノズル6の吐水口20に向けて配設する
と、排水する銀イオン電解水によって局部洗浄ノズル6
の洗浄を行うことができ、同局部洗浄ノズル6に繁殖す
る細菌の繁殖を抑制することができる。
【0047】上記した給水制御装置3及び銀イオン電解
装置4は、図2に示すように、一体的に構成してバルブ
ユニット21としており、給水制御装置3は、上流側より
逆止弁8、定流量弁9、電磁弁10を順次配設し、下流側
に一定流量の水を給水できるようにしている。符号22
は、給水制御装置3に水を給水する給水管1の給水管接
続部である。
【0048】また、銀イオン電解装置4は、図3に示す
ように、円筒基台23の端面に固設したフランジ24の中央
部から円筒基台23他端面にかけて、左右2個の電極体挿
入孔25 ,25を穿設し、各電極体挿入孔25,25にそれぞれ
電解用電極となる丸棒状の銀含有電極体26,26を挿入し
て、円筒基台23の他端面より2本の銀含有電極体26の先
端を突出することにより構成している。なお、円筒基台
23の他端面より突出した丸棒状の銀含有電極体26,26の
先端部を保護すべく、銀含有電極体26,26先端部の半外
側周面を覆うように電極体保護壁27,27を円筒基台23他
端面に突設し、かつ、電極体保護壁27,27で覆われてい
ない銀含有電極体26,26の半内側周面は露出状態とする
ことにより、銀含有電極体26,26の破損を防止するよう
にしている。
【0049】円筒基台23の周面略中央には、図2に示す
ように、Oリング28を嵌着するための環状溝29を刻設し
ており、また、フランジ24の裏面にはソケット取付部30
を突設して、フランジ24裏面から突出した銀含有電極体
26,26に電解用電力の給電を行うためのソケット31を着
脱自在としている。
【0050】銀含有電極体26,26への給電においては、
定期的に正極と負極とを入れ替えるようにしており、負
極側にスケールが吸着することを防止するとともに、両
方の銀含有電極体26,26が均等に消耗されるようにして
いる。銀含有電極体26,26は、銀イオン電解装置4の取
り替え頻度を減らすべく長寿命にするという点で純銀で
あることが望ましいが、銀を含む合金、あるいは、銀メ
ッキしてあるものであってもよい。
【0051】本実施例では、円筒基台23に2つの電極体
挿入孔25,25を穿設し、2本の丸棒状の銀含有電極体26
を挿入して銀イオン電解装置4としているが、かかる電
解用電極の形態に限定するものではなく、負極用電極に
は銀を含有していない金属または合金を用いてもよい。
また、1対のみならず複数対の電解用電極を用いてもよ
い。さらに銀含有電極体26の形状も丸棒形状に限定する
ものではなく、角棒状や平板状としてもよいが、銀含有
電極体26の形状を丸棒形状とする方が電極体の成形が容
易で、かつ、低コストで製造することができる。
【0052】上記した給水制御装置3及び銀イオン電解
装置4よりなるバルブユニット21中には、さらに流入口
32と流出口33とを有する空洞の電解槽34を形成してお
り、同電解槽34には流通する浄水が常時充填されてお
り、銀イオン電解装置4の円筒基台23他端面より露出し
た電極先端部分を浄水に浸漬させるように構成してい
る。従って、同電解槽34においては銀イオン電解装置4
によって電解された銀イオンと浄水とを均一に混合して
銀イオン電解水を生成することができ、生成された銀イ
オン電解水を下流側の送出口35に送水し、同送出口35と
給水配管11とを連結して、図1に示すように給水配管11
によってさらに下流の加熱装置5に送水している。
【0053】本実施例では、銀含有電極体26,26は、電
解用電極と、水質を検知するための検知用電極とを兼用
しており、電解のための電極と水質を検知するための電
極とを別途に設ける必要はなく、銀イオン電解装置4を
コンパクトとすることができる。
【0054】なお、電解用電極と水質を検知するための
検知用電極とは別体に設けることもでき、水質を検知す
るための検知用電極を上記の電解槽34よりも上流側の水
路に配設することにより、銀イオン電解装置4に導水さ
れる浄水の水質を検知用電極によって検知し、制御部S
によりフィードフォワード制御して電解用電極に印加す
る電流値あるいは電圧値を制御して、水質に応じた量の
銀イオンの生成をすることもできる。
【0055】また、水質を検知するための検知用電極
は、電解槽34よりも下流側の水路に配設することもで
き、検知用電極によって検知した結果に基づいて、制御
部Sにより電解用電極に印加する電流値あるいは電圧値
をフィードバック制御して、銀イオン電解水に含まれる
銀イオンの濃度を所定値に制御することもできる。
【0056】また、バルブユニット21にはリリーフ弁36
を配設しており、バルブユニット21内の圧力が高まった
場合には、リリーフ弁36を開いてリリーフ水排出口37よ
りバルブユニット21外に排水するようにしている。
【0057】また、バルブユニット21には第1サーミス
タ12を配設しており、同第1サーミスタ12によって加熱
装置5に給水される水の温度を検知するようにしてい
る。
【0058】図2中の符号38は、バルブユニット21内の
捨て水を排水するための捨て水用配管の連結部であり、
送出口35に至るバルブユニット21内部の流水路の中途に
おいて分岐した捨て水用水路の終端に設けられている。
【0059】図4に示すように、上記のように構成した
銀イオン電解装置付局部洗浄装置Aを敷設した便器本体
39の後端部分には人体検知手段40を配設しており、使用
者が局部洗浄装置Aに接近及び離反したことを検知する
ようにしている。本実施例では人体検知手段40を赤外線
センサとしているが、それ以外にも、光電センサ、焦電
センサ、マイクロ波センサなどのセンサなどを使用して
もよい。また、便器本体39には、便座41、便蓋42、給水
ホース43、止水栓44、電源コード45、便座41に配設した
ヒーターに電気を給電するための配線コード46などが設
けられている。
【0060】局部洗浄装置Aの局部を洗浄する構造は、
吐水口20を配設した局部洗浄ノズル6を便器本体39の便
ボール52内に進退自在に配設し、使用時には同局部洗浄
ノズル6を前進させて局部を洗浄するように構成してい
る。
【0061】また、便ボール52内には便器洗浄用吐水ノ
ズル47を配設し、便ボール52内、及び、リムを洗浄する
ことができるようにしている。特に、図1に示すよう
に、便器洗浄用吐水ノズル47は、銀イオン電解装置4の
下流において分岐させた便器洗浄水用配管48に連通させ
ており、同便器洗浄水用配管48を介して銀イオン電解水
を送水し、銀イオン電解水によって便器を洗浄し、細菌
の繁殖を抑制するようにしている。
【0062】本実施例の銀イオン電解装置付局部洗浄装
置Aは以上のように構成されている。かかる局部洗浄装
置Aは制御部Sにより管理制御されており、以下、局部
洗浄装置Aの各種作動を説明する。
【0063】まず、給水制御装置3から銀イオン電解装
置4への給水は電磁弁10を開弁作動することにより行わ
れ、銀イオン電解装置4に給電することにより銀イオン
電解水の生成が始められる。この際に、給水の制御は、
予め設定した一定時間の間は給水の待機を行い、また
は、決められた時間の間だけは定期的に給水を行うよう
に制御する。
【0064】銀イオン電解装置4に給水された後、電解
用電極である銀含有電極体26,26に初期検知用電流また
は初期検知用電圧を印加する。かかる電流または電圧の
初期印加により、銀含有電極体26,26の電解反応を開始
させるとともに、初期検知用電流または初期検知用電圧
の印加時の電圧値、電流値、抵抗値、電気伝導度など
を、電解用電極兼検知用電極である銀含有電極体26,26
で検知・測定し、銀イオン電解装置4で生成される銀イ
オン電解水の銀成分濃度が1〜50μg/L、好適には1
〜10μg/Lとなるように、銀含有電極体26,26へ印加
する電流または電圧を制御する。
【0065】また、銀イオン電解装置4では、定期的に
銀含有電極体26,26の正極と負極とを逆転させ、負極側
にスケールが吸着することを防止するとともに、両方の
銀含有電極体26,26が均等に消耗されるようにしてい
る。さらに、銀含有電極体26,26に給電した総給電時間
及び給電電力をカウントし、銀含有電極体26,26の銀の
消費量を算出して、同銀含有電極体26,26の取り替え時
期を警告することができるようにしてもよい。
【0066】このようにして生成された銀イオン電解水
は、給水配管11を介して加熱装置5に給水され、同加熱
装置5内が銀イオン電解水に置換されると、そのまま続
いて送水配管13を介して噴射用脈動装置16に給水され
る。次いで、送水配管13の中途に設けた水路切換弁17を
切り換え、局部洗浄装置Aの局部洗浄ノズル6の吐水口
20から吐水し、局部洗浄ノズル6内にも銀イオン電解水
が行き渡るようにする。
【0067】このように、給水制御装置3の電磁弁10を
所定時間開弁して、局部洗浄ノズル6内への銀イオン電
解水の送水が完了した後に、同電磁弁10を閉弁して水の
給水を停止し、銀イオン電解装置4への給電を停止す
る。かかる状態では、銀イオン電解装置4の下流側の水
路全体は銀イオン電解水で満たされ、同水路全体の内側
で細菌が繁殖するのを抑制できる。
【0068】使用者が本実施例の局部洗浄装置Aを配設
した便器本体39に近づいた場合には、人体検知手段40が
それを検知し、水路切換弁17を分岐水路18側に切り換え
て銀イオン電解装置4へ給電することなく、給水制御装
置3の電磁弁10を所定時間開弁して、銀イオン電解装置
4下流側の水路を満たしている銀イオン電解水を送水配
管13外に排水する。
【0069】銀イオン電解水が排水された後、給水制御
装置3の電磁弁10を開弁すると共に、水路切換弁17を局
部洗浄装置Aの局部洗浄ノズル6側に切り換える。
【0070】このように非銀イオン電解水は、給水制御
装置3の電磁弁10の開弁によって局部洗浄ノズル6に給
水され、局部洗浄ノズル6内に残留している銀イオン電
解水を押出し排水し、その後、同電磁弁10を開弁し、
局部洗浄装置A使用のため作動操作がなされるのを待
つ。
【0071】使用者が局部洗浄装置Aを作動操作する
と、局部洗浄ノズル6の吐水口20より、通水開始と同時
に作動する瞬間加熱装置により加温された非銀イオン電
解水が吐水され、局部の洗浄が行われる。
【0072】<銀イオン電解装置付人体洗浄装置を人体
の局部洗浄以外に使用する場合の実施例>本実施例は、
銀イオン電解装置付人体洗浄装置を人体の局部洗浄以外
に使用する場合を説明するものであり、例えば、洗面所
での洗顔手洗い装置や浴室でのシャワー装置や、浴槽で
のお湯はり、足し湯装置などに使用する場合である。以
下、前述の局部洗浄装置と対応させながら特徴点を説明
する。
【0073】本実施例も、局部洗浄装置Aと同様に、給
水管1に介設したストレーナ2の下流側に給水制御装置
3を配設し、同給水制御装置3の下流側に銀イオン電解
装置4を配設し、さらにその下流側に加熱装置5を設
け、加熱装置5から送水することにより手洗い、シャワ
ー、お湯はりなどの人体洗浄を行い、洗浄水吐水口に至
る通水路中に銀イオン電解水を導水して通水路内を満た
し、細菌の繁殖を抑制するように構成している。
【0074】ストレーナ2の配設部分では残留塩素分を
予め除去する点は、局部洗浄装置Aと同様である。ま
た、給水制御装置3、銀イオン電解装置4、加熱装置5
も、局部洗浄装置Aと同様に構成している。ストレーナ
2を含む浄化装置と給水制御装置3とは順序を入れ替え
て配設することもできる。また、給水制御装置3、スト
レーナ2を含む浄化装置、銀イオン電解装置4、加熱装
置5を、局部洗浄装置Aのバルブユニット21のように、
ユニット化しておいてもよい。
【0075】加熱装置5は、送水配管13によって洗浄水
吐水口と連通させており、同洗浄水吐水口から所用の温
度に加熱された水の吐水を行うことにより手や体の洗浄
を行う。同送水配管13の中途には水路切換弁17を配設
し、同水路切換弁17による切換操作によって、水路切換
弁17に非銀イオン電解水が送水された場合には、洗浄吐
水口側に送水して吐水する。一方、水路切換弁17に銀イ
オン電解水が送水された場合には、銀イオン電解水を分
岐水路18に送水して排水する。
【0076】図5は、銀イオン電解装置付人体洗浄装置
を洗顔手洗い装置Bとしているものであり、洗面台49に
配設した洗浄水吐水金具50から加温された非銀イオン電
解水である浄水を吐水して、洗面や手洗いを行うことが
できるように構成している。洗浄水吐水金具50の基端部
には、赤外線センサなどのセンサによって構成した人体
検知手段40を配設しており、同人体検知手段40によって
人体の接近を検知した場合に洗浄操作開始とみなして加
熱された非銀イオン電解水を洗浄水吐水金具50から吐水
するように構成している。
【0077】洗顔手洗い装置Bでは、上流側から給水制
御装置3、ストレーナ2を含めた浄化装置、銀イオン電
解装置4、加熱装置5をこの順序で配設している。給水
制御装置3とストレーナ2を含めた浄化装置とは、順序
を逆にすることもできる。
【0078】局部洗浄装置Aとは異なり、加熱装置5と
洗浄水吐水金具50とを連通する送水配管13には噴射用脈
動装置16は配設されず、給水制御装置3の電磁弁の開閉
操作により、一定水勢の洗浄水が吐水される。
【0079】また、送水配管13の中途に設けた水路切換
弁17には分岐水路18を連通させ、同分岐水路18の他端側
を洗面台49の排水管51に連通させて、加熱装置5から送
水されてきた銀イオン電解水を排水管51に排水してい
る。従って、排水管51内に繁殖している細菌に対しても
その繁殖を抑制することができる。または、水路切換弁
17を洗浄水吐水金具50の基端部分に配設し、同水路切換
弁17に連通させた分岐水路18の他端を洗面台49のボウル
面に連通させ、同ボウル面に銀イオン電解水を排水する
ように構成して、洗面台49のボウル面に細菌が繁殖する
ことを抑制することもできる。
【0080】本実施例の銀イオン電解装置付洗顔手洗い
装置Bは以上のように構成されている。かかる洗顔手洗
い装置Bも制御部Sにより管理制御されており、以下、
洗顔手洗い装置Bの各種作動を説明する。
【0081】局部洗浄装置Aと同様に、まず、給水制御
装置3から銀イオン電解装置4への給水は電磁弁を開弁
作動することにより行われ、銀イオン電解装置4に給電
することにより銀イオン電解水の生成が始められる。こ
の際に、給水の制御は、予め設定した一定時間の間は給
水の待機を行い、または、決められた時間の間だけは定
期的に給水を行うように制御することも局部洗浄装置A
と同様である。
【0082】局部洗浄装置Aと同様に、銀イオン電解装
置4では、銀成分濃度が1〜50μg/L、好適には1〜
10μg/Lとなるように制御しながら銀イオン電解水を
生成し、生成された銀イオン電解水を加熱装置5に送水
する。同加熱装置5内が銀イオン電解水に置換される
と、そのまま続いて送水配管13を介して銀イオン電解水
は水路切換弁17に送水され、分岐水路18側に切り換えて
おいた水路切換弁17によって銀イオン電解水を排水管51
に排水する。
【0083】このように、給水制御装置3の電磁弁を所
定時間開弁して、水路切換弁17まで銀イオン電解水を送
水すると、給水制御装置3の電磁弁を閉弁して水の送給
を停止し、銀イオン電解装置4への給電も停止する。か
かる状態では、銀イオン電解装置4の下流側の水路全体
は銀イオン電解水で満たされ、同水路全体の内側で細菌
が繁殖するのを抑制できる。
【0084】使用者が本実施例の洗顔手洗い装置Bに近
づいた場合には、人体検知手段40がそれを検知し、給水
制御装置3の電磁弁を開弁して水を給水する。ただし、
銀イオン電解装置4には給電を行わず、銀イオンの含ま
れていない非銀イオン電解水を加熱装置5に送給し、同
加熱装置5内の銀イオン電解水を非銀イオン電解水に置
換する。
【0085】その後、給水制御装置3の電磁弁を開弁
し、更に、水路切換弁17を洗浄水吐水金具50側に切り換
え、洗顔手洗い装置B使用のため作動操作がなされるま
で待機する。人体検知手段40は、手を吐水口の下に差
しのべることにより、洗浄水の吐水を開始する作動操作
手段も兼ねており、作動の指示があった場合には、給水
制御装置3の電磁弁を開弁し、瞬間加熱装置を作動させ
ることにより、所定の温度に加熱された非銀イオン電解
水を洗浄水吐水金具50より吐水して、洗顔または手洗い
を行う。
【0086】また、人体の接近の検知から、作動の指示
までの時間が短く、非銀イオン電解水への置換が完了す
る前に作動の指示があった場合は、銀イオン電解水の排
水が完了した後に洗浄水が吐水される。さらに、銀イオ
ン電解水の排水中は、洗浄水吐水金具50の基端に配設さ
れた排水表示ランプが点灯又は点滅するようになってい
る。
【0087】洗浄水吐水金具50をシャワーノズルとして
おくことによってシャワーとすることができ、また、洗
浄水吐水金具50をお湯はり、または、足し湯に適した形
状の吐水金具としておくことにより、お湯はり用や足し
湯用として使用することができる。
【0088】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、人体
洗浄が終了した後に銀イオン電解装置を作動させるよう
にしたことによって、人体洗浄装置の利用者が、人体洗
浄中に誤って銀イオン電解水を飲むことを防止すること
ができる。また、生成された銀イオン電解水を全て加熱
装置に一旦貯留しているので、同加熱装置内において細
菌の繁殖の抑制に最適であって、かつ、均一な銀イオン
濃度となった銀イオン電解水に調整することができる。
特に、加熱装置の内面壁は、銀イオン濃度を均一に調整
した銀イオン電解水に接触させることができるので、加
熱装置内に細菌が繁殖することを確実に抑制することが
できる。
【0089】請求項2に記載した発明によれば、銀イオ
ン電解装置の下流側水路全体に銀イオン電解水を通水し
て満たすことによって、水路内において銀イオン電解水
が接触していない面が生起されることを防止して、水路
内の全ての面に銀イオン電解水を均一に接触させること
ができ、全水路内の慢性的な細菌の繁殖を確実に抑制す
ることができる。
【0090】請求項3に記載した発明によれば、人体を
洗浄する人体洗浄水に、電解された銀イオンを含ませて
いないので、洗浄水を飲んだとしても銀イオンを摂取す
るおそれがなく、また、人体洗浄時には銀イオン電解装
置を停止しておくことによって、銀イオン供給体の消耗
を抑制することができる。
【0091】請求項4に記載した発明によれば、人体検
知手段によって人体洗浄装置への利用者の接近又は離反
を検知することにより、人体洗浄装置の作動の指示があ
った後に速やかに人体洗浄が開始できるように事前に準
備しておくことが可能になる。
【0092】請求項5に記載した発明によれば、人体検
知手段によって人体を検知するのにともない、人体洗浄
の吐水口に至る通水路中に滞留する銀イオン電解水を、
加熱装置の下流に設けた分岐水路より排水することによ
って、人体を洗浄する水として銀イオン電解水が誤って
吐水されることを防止することができる。
【0093】請求項6に記載した発明によれば、分岐水
路の分岐点に水路切換弁を設けていることによって、速
やかに銀イオン電解水を排水して、人体洗浄装置を使用
することができる状態とすることができる。また、作動
の指示があった後に、速やかに人体洗浄を開始すること
ができる。
【0094】請求項7に記載した発明によれば、人体洗
浄の終了後、一定の待機時間の経過後に銀イオン電解装
置を作動させることによって、短時間のうちに繰り返し
人体洗浄装置が使用される場合などに、銀イオン電解装
置の作動回数を削減させて銀イオン供給体の不必要な消
耗を抑制することができ、銀イオン電解装置の電解用電
極の長寿命化をはかることができる。
【0095】請求項8に記載した発明によれば、所定時
間の間、人体洗浄装置を作動させなかった場合に、所定
時間の経過後に銀イオン電解装置を作動させ、同銀イオ
ン電解装置より下流側に銀イオン電解水の通水を行うよ
うにしたことによって、人体洗浄装置が長期間不使用状
態となった場合にも、強制的に銀イオン電解装置を作動
させて銀イオン電解水を通水することができ、銀イオン
による細菌の繁殖の抑制力を一定レベル以上に維持する
ことができる。
【0096】請求項9に記載した発明によれば、加熱装
置の下流側水路に通水される銀イオン電解水を加熱して
いないことによって、銀イオン電解水を通常の水温のま
まとしておくことができるので細菌の増殖を抑制するこ
とができ、かつ、銀イオン電解水との相乗効果によって
確実に細菌の繁殖を抑制することができる。
【0097】請求項10に記載した発明によれば、加熱
装置を瞬間式加熱装置としていることによって、加熱装
置内に貯留しておいた銀イオン電解水の排水後、速やか
に人体洗浄用の温水を生成することができる。
【0098】請求項11に記載した発明によれば、少な
くとも一方を銀含有電極とした少なくとも一対の電解用
電極を具備する銀イオン電解装置を、流入口と流出口と
を具備する電解槽に浸漬させて銀イオン電解水を生成す
るとともに、同銀イオン電解水の銀成分濃度を1〜50μ
g/Lとしたことによって、ハロゲン化銀の生成を抑制
することができるとともに、洗浄水中の抗菌に寄与する
銀イオン成分を安定的に供給することができる。
【0099】特に、請求項12に記載した発明では、銀
イオン電解水の銀成分濃度を1〜10μg/Lとしたこと
によって、ハロゲン化銀の生成をより確実に抑制するこ
とができ、銀鏡反応にともなう付着物の生起を防止する
ことができる。
【0100】請求項13に記載した発明によれば、銀イ
オン電解装置に給水される水の水質を検知用電極によっ
て検知し、銀イオン電解水の銀成分濃度を制御すること
によって、洗浄水の水質に合わせて溶解される銀イオン
の溶解量を調整することができ、常に所用の銀成分濃度
となった銀イオン電解水を生成することができる。
【0101】請求項14に記載した発明によれば、銀イ
オン電解装置に通水される水の水質を検出するための水
質検出手段を、検知用電極に検知用電流を印加して電圧
値を測定し、検出していることによって、銀イオンの溶
解される水の水質を容易に検知することができる。同様
に、請求項15に記載した発明のように、検知用電極に
検知用電圧を印加して電流値を測定し、検出しているこ
と、さらには、請求項16に記載した発明のように、検
知用電極に検知用電流または検知用電圧を印加して抵抗
値もしくは通水される水の電気伝導度を測定し、検知し
ていることによっても同様に、銀イオンの溶解される水
の水質を容易に検知することができ、検知された水質に
合わせて最適な電解条件で銀イオンを溶解させることが
できる。
【0102】請求項17に記載した発明によれば、検知
用電極を、電解用電極と兼用していることによって、銀
イオン電解装置の構成をコンパクトとすることができ
る。
【0103】請求項18に記載した発明によれば、電解
用電極への給電の開始と同時に、水質検知手段による検
知を行うことによって、時間差なく所用の銀イオン濃度
とした銀イオン電解水の生成を行うことができる。
【0104】請求項19に記載した発明によれば、銀イ
オン電解装置を通過する水量を一定量に調整すべく水量
調整手段を具備していることによって、供給水量の変動
を防止することができるので、供給水量の変動にともな
う銀イオン濃度の変動の生起を防止することができ、均
一な銀イオン濃度とした銀イオン電解水の生成を容易に
行うことができる。
【0105】請求項20に記載した発明によれば、銀イ
オン電解装置の上流に浄化装置を配設したので、特に残
留塩素の除去によって人体に優しい洗浄水とすることが
でき、一方、洗浄水の抗菌作用の低下は銀イオン電解装
置で補うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る銀イオン電解装置付き人体洗浄装
置の全体構成ブロック図である。
【図2】バルブユニットの説明図である。
【図3】銀イオン電解装置の斜視図である。
【図4】本発明に係る人体洗浄装置を配設した局部洗浄
装置の斜視図である。
【図5】洗顔手洗い装置の説明図である。
【符号の説明】
A 局部洗浄装置 S 制御部 1 給水管 2 ストレーナ 3 給水制御装置 4 銀イオン電解装置 5 加熱装置 6 局部洗浄ノズル 8 逆止弁 9 定流量弁 10 電磁弁 11 給水配管 12 第1サーミスタ 13 送水配管 14 第2サーミスタ 15 水抜き配管 16 噴射用脈動装置 17 水路切換弁 18 分岐水路 19 排水口 20 吐水口 36 リリーフ弁 37 リリーフ水排出口 47 便器洗浄用吐水ノズル 48 便器洗浄水用配管
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 520 C02F 1/50 531E 531 540B 540 550D 550 560F 560 E03D 9/08 B E03D 9/08 A47K 3/22 (72)発明者 西山 修二 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 豊田 綾子 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 豊田 弘一 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 北本 英二 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 木下 崇 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 柳瀬 理典 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 輪島 尚人 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 柳川 恭廣 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D032 FA00 2D034 DA04 2D038 JC00 JF00 KA01 2D060 CD02 4D061 DA01 DB07 EA03 EB05 EB14 EB18 EB19 EB30 EB33 EB37 EB39 FA01 FA06 FA12 GA05 GA30 GC18

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水制御装置(3)から銀イオン電解装置
    (4)を介して加熱装置(5)に通水し、加熱装置(5)からの
    温水により人体を洗浄するように構成した人体洗浄装置
    において、 人体洗浄のための吐水が終了した後に、銀イオン電解装
    置(4)により銀イオン電解水を生成し、加熱装置(5)内に
    通水することを特徴とする銀イオン電解装置付人体洗浄
    装置。
  2. 【請求項2】 人体洗浄のための吐水が終了した後に、
    銀イオン電解装置(4)により銀イオン電解水を生成し、
    同銀イオン電解装置(4)の下流側水路全体に銀イオン電
    解水を通水して満たすことを特徴とする請求項1記載の
    銀イオン電解装置付人体洗浄装置。
  3. 【請求項3】 人体を洗浄する人体洗浄水に、銀イオン
    電解装置(4)によって電解された銀イオンを含ませない
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の銀イオ
    ン電解装置付人体洗浄装置。
  4. 【請求項4】 人体洗浄装置への利用者の接近、又は離
    反を検知する人体検知手段(40)を設け、利用者の離反の
    検知により人体洗浄のための吐水が終了したとみなすこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の銀
    イオン電解装置付人体洗浄装置。
  5. 【請求項5】 人体検知手段(40)によって人体の接近を
    検知するのにともない、人体を洗浄する水を吐水する吐
    水口(20)に至る通水路中に滞留する銀イオン電解水を、
    加熱装置(5)の下流に設けた分岐水路(18)より排水する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    銀イオン電解装置付人体洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記分岐水路(18)の分岐点に水路切換弁
    (17)を設けていることを特徴とする請求項5記載の銀イ
    オン電解装置付人体洗浄装置。
  7. 【請求項7】 人体洗浄の終了後、一定の待機時間の経
    過後に銀イオン電解装置(4)を作動させることを特徴と
    する請求項1〜6のいずれか1項に記載の銀イオン電解
    装置付人体洗浄装置。
  8. 【請求項8】 所定時間の間、人体洗浄装置を作動させ
    なかった場合に、所定時間の経過後に銀イオン電解装置
    (4)を作動させ、同銀イオン電解装置(4)より下流側に銀
    イオン電解水の通水をすることを特徴とする請求項1〜
    7のいずれか1項に記載の銀イオン電解装置付人体洗浄
    装置。
  9. 【請求項9】 加熱装置(5)の下流側水路に通水される
    銀イオン電解水は加熱されていないことを特徴とする請
    求項1〜8のいずれか1項に記載の銀イオン電解装置付
    人体洗浄装置。
  10. 【請求項10】 前記加熱装置(5)を瞬間式加熱装置と
    していることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項
    に記載の銀イオン電解装置付人体洗浄装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも一方を銀含有電極体(26)と
    した少なくとも一対の電解用電極を具備する銀イオン電
    解装置(4)を、流入口(32)と流出口(33)とを具備する電
    解槽(34)に浸漬させて銀イオン電解水を生成するととも
    に、同銀イオン電解水の銀成分濃度を1〜50μg/Lと
    したことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に
    記載の銀イオン電解装置付人体洗浄装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも一方を銀含有電極体(26)と
    した少なくとも一対の電解用電極を具備する銀イオン電
    解装置(4)を、流入口(32)と流出口(33)とを具備する電
    解槽(34)に浸漬させて銀イオン電解水を生成するととも
    に、同銀イオン電解水の銀成分濃度を1〜10μg/Lと
    したことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に
    記載の銀イオン電解装置付人体洗浄装置。
  13. 【請求項13】 銀イオン電解装置(4)に給水される水
    の水質を検知用電極によって検知し、銀イオン電解水の
    銀成分濃度を制御することを特徴とする請求項11また
    は請求項12に記載の銀イオン電解装置付人体洗浄装
    置。
  14. 【請求項14】 銀イオン電解装置(4)に通水される水
    の水質を検出するための水質検出手段は、検知用電極に
    検知用電流を印加して電圧値を測定し、検出しているこ
    とを特徴とする請求項13記載の銀イオン電解装置付人
    体洗浄装置。
  15. 【請求項15】 銀イオン電解装置(4)に通水される水
    の水質を検出するための水質検出手段は、検知用電極に
    検知用電圧を印加して電流値を測定し、検出しているこ
    とを特徴とする請求項13記載の銀イオン電解装置付人
    体洗浄装置。
  16. 【請求項16】 銀イオン電解装置(4)に通水される水
    の水質を検出するための水質検出手段は、検知用電極に
    検知用電流または検知用電圧を印加して抵抗値もしくは
    通水される水の電気伝導度を測定し、検出していること
    を特徴とする請求項13記載の銀イオン電解装置付人体
    洗浄装置。
  17. 【請求項17】 検知用電極を、電解用電極と兼用して
    いることを特徴とする請求項13〜16のいずれか1項
    に記載の銀イオン電解装置付人体洗浄装置。
  18. 【請求項18】 電解用電極への給電の開始と同時に、
    水質検知手段による検知を行うことを特徴とする請求項
    13〜17のいずれか1項に記載の銀イオン電解装置付
    人体洗浄装置。
  19. 【請求項19】 銀イオン電解装置(4)を通過する水量
    を一定量に調整すべく水量調整手段を具備していること
    を特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の銀
    イオン電解装置付人体洗浄装置。
  20. 【請求項20】 前記銀イオン電解装置の上流に浄化装
    置を配設していることを特徴とする請求項1〜19のい
    ずれか1項に記載の銀イオン電解装置付人体洗浄装置。
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