JP2003190074A - 粘着ロールクリーナ - Google Patents

粘着ロールクリーナ

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JP2003190074A
JP2003190074A JP2002266600A JP2002266600A JP2003190074A JP 2003190074 A JP2003190074 A JP 2003190074A JP 2002266600 A JP2002266600 A JP 2002266600A JP 2002266600 A JP2002266600 A JP 2002266600A JP 2003190074 A JP2003190074 A JP 2003190074A
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pressure
adhesive sheet
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sheet
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Akihito Shizuno
聡仁 静野
Takehiko Uematsu
武彦 植松
Keima Takabayashi
圭馬 高林
Hiroshi Otsuka
浩史 大塚
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーペット等の起毛面に付着している髪の
毛、糸クズ、綿ホコリなどの繊維状のダストをしっかり
捕集できると共に、汚れた粘着シートを剥がす際に、捕
集されたダスト、特に巻きついた髪の毛などによって粘
着シートが破れることなく、粘着面の更新が容易にでき
る粘着ロールクリーナを提供すること。 【解決手段】 一面に粘着部を有する帯状の粘着シート
3を、その粘着面を外側に向けて巻芯2上に螺旋状に巻
回させてなる粘着ロールクリーナ1において、粘着シー
ト3として、エルメンドルフ型引裂試験機を用いJIS
P8116に準じて測定された引き裂き強度が500
mN以上であるものを用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床やカーペットの
清掃に用いられるロール式の粘着クリーナに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】カーペ
ットや衣服などの起毛面に付着した髪の毛、糸クズ、綿
ホコリなどを除去するための清掃具として、巻芯上に粘
着シートをいわゆるレコード巻きして構成されている粘
着ロールクリーナを、ローラー式道具に装着した清掃具
が知られている。レコード巻きの粘着ロールクリーナと
は、巻芯の軸と直交する方向に粘着シートが巻回されて
いるものである。この清掃具では、汚れを捕集した後、
汚れた粘着シートを剥がして新たな粘着面を露出させる
必要がある。その際には、粘着シートをその幅方向全体
に亘って剥がし、汚れた粘着面を内側に折り返した後、
手でシートを幅方向に切り離す操作が行われている。こ
のため、粘着シートは、その引き裂き強度が必ず低いこ
とが必要である。また粘着シートを幅方向に亘りきれい
に切り離すことは困難であり、切り離す操作が大変煩雑
である。汚れた粘着シートの切り離しを容易にすること
を目的として、巻芯に巻回された粘着シートが、ひと巻
き毎に独立しているタイプの粘着ロールクリーナも知ら
れている。特に、粘着シートがひと巻き毎に独立してい
るタイプの粘着ロールクリーナのうち、粘着シートが巻
芯に螺旋状に巻回されているタイプの粘着ロールクリー
ナにおいては、幅狭な粘着シートの鋭角な先端部を摘ん
で引き上げるだけで、汚れた粘着シートを容易に螺旋状
に剥がすことができる。粘着シートとしては、レコード
巻きタイプのものと同様に、引き裂き強度の低いものが
用いられている。
【0003】一方、図8に示すように長い髪の毛31が
粘着ロールクリーナー30の周方向に沿って付着してい
ると、汚れた粘着シート32を剥がす時に、当該毛31
が粘着シート32と共に剥がれずに付着したままになっ
て、これが原因で粘着シート32が引き裂かれることが
あり、粘着シートを何度も剥がし直す必要がある。この
ことは、レコード巻きタイプの一般的な粘着ロールクリ
ーナーと同様に、巻芯に螺旋状に巻回されているタイプ
の粘着ロールクリーナーにおいても生じる現象である。
特に巻芯に螺旋状に巻回されているタイプの粘着ロール
クリーナーは、先に述べたように汚れた粘着シートを容
易に螺旋状に巻出して剥がすことができるので、粘着シ
ートを巻き出す際の速度が速くなることから、付着した
長い髪の毛によって粘着シートが引き裂かれる確率が高
くなる。とりわけ巻径の小さいコンパクトサイズの粘着
ロールの場合、髪の毛が周方向に巻き付く回数が増える
ので、髪の毛による粘着シートの引き裂きが特に顕著と
なる。
【0004】幅の異なる多種類の粘着ロールクリーナを
効率よく製造することを目的として、巻芯上に片面粘着
シートを、粘着面を外側にし且つ斜め方向から突き合わ
せ状態で巻き付けてなる粘着ロールクリーナが知られて
いる(特許文献1参照)。しかし、この粘着ロールクリ
ーナにおいても、長い髪の毛が周方向に沿って付着して
いる場合、粘着シートを剥がす際に、付着した毛によっ
て該粘着シートが引き裂かれる恐れがある。また、粘着
シートが突き合せ状態で巻き付けられているので、粘着
シートの隣り合う側縁部が同一面上にあり、その先端部
を摘み上げ難く粘着シートを更新することが容易でな
い。更に、製造時において、粘着シートを突き合せ状態
となるように巻き付けている時に、何らかの理由で粘着
シートの蛇行が少しでも起こると、粘着シートの両側縁
部の間に隙間が生じたり、両側縁部同士の重ね合わせが
生じるので、突き合せ状態となるように安定的に粘着シ
ートを巻き付つけることが困難である。
【0005】従って本発明は、カーペット等の起毛面に
付着している髪の毛、糸クズ、綿ホコリなどの繊維状の
ダストをしっかり捕集できると共に、汚れた粘着シート
を剥がす際に、捕集されたダスト、特に巻きついた髪の
毛などによって粘着シートが破れることなく、粘着面の
更新が容易にできる粘着ロールクリーナを提供すること
を目的とする。
【0006】
【特許文献1】特開平11−216096号公報
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一面に粘着部
を有する帯状の粘着シートを、その粘着面を外側に向け
て巻芯上に螺旋状に巻回させてなる粘着ロールクリーナ
において、前記粘着シートは、エルメンドルフ型引裂試
験機を用いJIS P8116に準じて測定された引き
裂き強度が500mN以上である粘着ロールクリーナを
提供することにより前記目的を達成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を、その好ましい実施
形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、
本発明の粘着ロールクリーナの一実施形態の斜視図が示
されている。粘着ロールクリーナ1は、円筒状の巻芯2
の上に粘着シート3が螺旋状に巻回されて構成されてい
る。粘着シート3は、基材シートの一面全域に亘って粘
着剤が塗布されて形成されている。つまり粘着シート3
は片面にのみ粘着部を有する片面粘着シートである。粘
着シート3の他面には、粘着剤に対する剥離処理が施さ
れている。粘着シート3は、所定幅を有する帯状のもの
であり、その粘着面を外側に向けて巻芯2の上に巻回さ
れている。粘着シート3の幅は、粘着ロールクリーナ1
の具体的な用途にもよるが、40〜75mm、特に45
〜65mmであることが、粘着シート3を剥がして粘着
面を更新するときの操作が容易である点、及び粘着ロー
ルクリーナ1の生産性が良好である点から好ましい。
【0009】粘着ロールクリーナ1においては、N枚の
粘着シート3が使用されており、N層の巻回構造となっ
ている。つまり粘着シート3は、ひと巻き毎に独立して
いる。巻芯2の直上にある粘着シート(最下層の粘着シ
ート)は、粘着テープによって巻芯2に固着されてお
り、これによって粘着シート3は、その最後の一枚まで
が有効に使用される。粘着ロールクリーナー1において
は、使い勝手を考慮すると、巻芯2の内径が22〜50
mmで、巻芯2の厚みが1〜2mmであることが好まし
い。粘着ロールクリーナー1には、その外径がその使用
中に亘り23〜100mm、特に23〜60mmの範囲
を保つように、粘着シート3が巻回されていることが好
ましい。また、粘着ロールクリーナー1の粘着部の幅に
ついても、使い勝手を考慮すると、80〜250mm、
特に100〜200mmであることが好ましい。
【0010】各粘着シート3は、その両側部が所定幅で
重ね合わされた重ね合わせ部4が形成されるように、巻
芯2の上に巻回されている。重ね合わせ部4が形成され
ることで、粘着シート3の側縁部に段差ができるので、
粘着シート3を剥がして粘着面を更新する際に該粘着シ
ート3の先端部5を摘んで引き上げる操作が容易に行え
る。これに対して、粘着シートの両側部が突き合わせ状
態となるように該粘着シートが螺旋状に巻回されている
タイプの粘着ロールクリーナでは、粘着シートの側縁部
に段差ができないので、粘着シートの先端部を摘む操作
が容易でない。これらのタイプの粘着ロールクリーナの
他に、粘着シートの両側部が所定幅で離間した離間部が
形成されるように該粘着シートが螺旋状に巻回されてい
るタイプの粘着ロールクリーナも知られており、斯かる
タイプの粘着ロールクリーナは、本実施形態の粘着ロー
ルクリーナと同様に粘着シートの側縁部に段差ができ
る。従って粘着シートの先端部を摘む操作は容易ではあ
るが、前記離間部にもダストが捕集されてしまうので、
粘着シートを剥がして更新された新しい粘着面に螺旋状
のダスト捕集跡が残ってしまうという不都合がある。本
実施形態における重ね合わせ部4の幅は、粘着シート3
の先端部を摘むときの操作性や、粘着面の有効利用を考
慮して決定され、一般に1〜10mm、特に2〜5mm
であることが好ましい。
【0011】各粘着シート3は、その隣り合う上下層間
において、重ね合わせ部4の位置がずれるように巻回さ
れている。これによって最表層にある粘着シート3を剥
がして粘着面を更新するときに、その直下にある粘着シ
ートが一緒に剥がれてしまうという不都合(いわゆる二
枚剥がれ)が効果的に防止される。この二枚剥がれを一
層効果的に防止する観点から、各粘着シート3の先端部
は、その下側にある粘着シートの先端部との距離が30
〜60mm、特に40〜60mm離れていることが好ま
しい。この場合の距離とは、粘着ロールクリーナ1の周
面に沿った長さのことである。
【0012】二枚剥がれを一層効果的に防止するため
に、粘着シート3の粘着面における一側縁部又は両側縁
部に、該粘着面よりも粘着力の低い低粘着部又は粘着剤
が塗工されていない非粘着部を、連続に又は非連続に形
成することが好ましい。この低粘着部又は非粘着部の幅
は2〜15mm、特に3〜10mmであることが、二枚
剥がれの抑制及び清掃に寄与する粘着面の十分な確保の
点から好ましい。更には、髪の毛が巻き付いた状態での
粘着シートの剥がし易さの点(特に10cm程度の髪の
毛で効果的)から好ましい。特に、図2に示す実施形態
のように、所定幅で重ね合わされた重ね合わせ部が形成
されている粘着ロールクリーナの場合には、一方の側縁
部に低粘着部又は非粘着部Aが形成されており、他方の
側縁部Bは粘着部となっていることが好ましい。これに
よって、上側に位置する粘着シート3とその下側に位置
する粘着シート3'とが粘着することに起因する二枚剥
がれが効果的に防止される。
【0013】粘着シート3は、エルメンドルフ型引裂試
験機を用いJIS P8116に準じて測定された引き
裂き強度が500mN以上となっている。これによっ
て、長い髪の毛などが粘着ロールクリーナ1の周方向に
沿って付着している状態で、汚れた粘着シート3を剥が
しても、当該毛によって粘着シート3が引き裂かれるこ
とが効果的に防止され、粘着面の更新が容易となる。前
記引き裂き強度が800mN以上、特に1100mN以
上であると、付着した毛による粘着シート3の引き裂き
が一層効果的に防止される。前記引き裂き強度の上限値
に特に制限は無く、その値が高いほど、付着した毛によ
る粘着シート3の引き裂きが防止される。しかし、粘着
ロールクリーナ1の製造経費などを考慮すると、前記引
き裂き強度の上限値は100N程度であることが好まし
い。
【0014】前記引き裂き強度は、特に、粘着シート3
の長手方向と直交する方向(幅方向)において前記の値
以上であると、付着した毛による粘着シート3の引き裂
きが効果的に防止される。本発明における粘着シート3
の長手方向とは、粘着シート3の巻回方向に沿った方向
をいう。
【0015】前記引き裂き強度を前述した値以上とする
には、例えば粘着シート3を構成する基材シート及び粘
着剤の材質や坪量などを適切に選択すればよい。基材シ
ートに関しては、例えば紙、プラスチックフィルム、不
織布など各種のシート材を用いることができる。これら
のうち、粘着剤の塗布の作業性、粘着シート3を螺旋状
に巻回させるときの作業性、製造経費などを考慮する
と、紙を用いることが好ましい。
【0016】基材シートとして紙を用いる場合、粘着シ
ートの前記引き裂き強度を前述した値以上とするには、
該基材シートは、エルメンドルフ型引裂試験機を用いJ
ISP8116に準じて測定された引き裂き強度が35
0mN以上、特に500mN以上、とりわけ900mN
以上であることが好ましい。前記引き裂き強度は、その
上限値に特に制限はない。前記引き裂き強度は、特に、
基材シートの長手方向と直交する方向(幅方向)におい
て前記の値以上であると、付着した毛による粘着シート
3の引き裂きが効果的に防止される。
【0017】基材シート及び粘着シートのエルメンドル
フ引裂強度の具体的な測定方法はそれぞれ次の通りであ
る。 (1)基材シートのエルメンドルフ引裂強度の測定方法 (a)測定試料の作成及び測定方法 引裂強度は、JIS P8116に準じて測定を行っ
た。本測定では基材シートの幅方向(CD方向)の引裂
強度を測定することを目的としており、長さ(MD方
向)75mm、幅(CD方向)63mmの試験片を切り
出し、エルメンドルフ引裂測定試験機の有効測定値範囲
におさまるように複数枚重ねて測定を行った(本試験に
おいて測定範囲はエルメンドルフ引裂試験機の目盛りで
0gf〜100gf、望ましくは25gf〜100g
f)。重ね方は剥離面と非剥離面が合わさるようにし
た。重ねた試験片の幅方向(CD方向)が縦方向、長さ
方向(MD方向)が横方向になるようにエルメンドルフ
引裂試験機の冶具に固定した。固定した試験片に対し、
横方向(長さ(MD)方向)中央部の下端より縦方向
(幅(CD)方向)に上方に向かって20mmの切込み
を、エルメンドルフ引裂試験機に備えられたカッターを
用いて入れた。次に、JIS P8116に準じてエル
メンドルフ引裂試験機を作動させ、試験片が縦方向(幅
(CD)方向)に完全に引裂かれたことを確認し、引裂
きに要した荷重(gf)を目盛りより読み取った。尚、
再現性を確認するために同じ測定を1種類の試料に対し
て4回行った。
【0018】(b)データの解析方法 測定データは、JIS P8116に準じ、引裂強度値
は試験片を16枚に重ねて測定したときの値に換算し
た。本発明で用いたエルメンドルフ引裂強度試験機にお
いては次式を用いて、引裂強度値を算出した。 F(mN)=W(gf)/n×16×g(m/s2) (1) F:引裂強度(mN) W(gf):エルメンドルフ引裂試験機の目盛りで読み
取った荷重 n:試験片の重ね枚数 g:重力加速度(=9.8(m/s2)) 最終的な引裂強度値は4回の測定値の平均値とした。
尚、上記に述べたように引裂強度値は試験片を16枚重
ねて測定したときの値に換算しているので、各検討品に
よって試験片の重ね枚数が異なることは引裂強度値に関
係しないと考えられる。
【0019】JIS P8116では引き裂き強度の測
定に用いられる試料の幅を63mmと規定しているが、
実際の試料の幅が63mmに満たないときは、実際の引
き裂き幅から換算して強度を求める。具体的には、JI
S P8116では幅63mmの試料に切り込みを20
mm入れ、引き裂き幅を43mmにすると規定してい
る。これに対して、例えば実際の試料の幅が50mmで
ある場合には、切り込みの長さ20mmを除いた実際の
引き裂き幅は30mmとなり、JIS P8116の引
き裂き強度の定義から、この30mmでの引き裂き強度
の測定値を43/30倍することにより引き裂き強度を
求めることができる。
【0020】(2)粘着シートのエルメンドルフ引裂強
度の測定方法 粘着シートの引裂強度測定 基材シートと同様に、粘着シートについてもJIS P
8116(ISO 1974に対応している)に準じて
エルメンドルフ引裂測定試験機を用いて引裂強度を測定
する。粘着シートの試験片の重ね枚数および重ね方につ
いては基材シートの場合と同一にした。尚、粘着シート
には粘着剤がパターン塗工されているので、試験片を切
り出す場合には引き裂かれる縦方向(つまり粘着シート
の幅(CD)方向)の63mmのうち、切り込み部分の
長さ20mmを差し引いた43mmの部分に粘着剤が全
面に亘って塗工されているように留意した。粘着シート
には粘着剤が塗工されており、重ねたときに粘着面と剥
離面が貼りついてしまう。JIS P8116では、試
験片を重ね合わせる際に試験片は互いに分離して貼りつ
けてはならない、と規定しているので重ね合わせる際に
粘着剤の粘着力を消去して前処理する必要がある。この
前処理の手段として、粘着シートの粘着剤塗工面に信越
化学(株)製のシリコーンパウダー(KMP590、L
ot.712180)を30mm幅の刷毛を用いて一様
に塗工した。刷毛を用いることでシリコーンパウダーを
塗工する際に生じる表面凹凸をある程度抑制することが
できる。塗工するシリコーンパウダーの量は粘着シート
の粘着面のタック性が指で感じられなくなる程度にし
た。尚、この前処理は前述したように粘着シートの粘着
面の粘着力消去が目的であり、特に前処理に用いたパウ
ダーについては別の市販品のものでもよい。但し、指先
でパウダー塗工した際に凹凸が大きくなるようなものは
避ける。
【0021】紙の引き裂き強度を高くする方法としては
(1)シートの破断に関与する繊維の総数を増やす、
(2)パルプの種類(繊維の長さ、太さなど)を選択す
るなどの方法が挙げられる。(1)シートの破断に関与
する繊維の総数は、紙の坪量とシートの柔軟性によって
決まり、高坪量な紙ほど、或いは柔軟な紙ほどシートの
破断に関与する繊維の総数は高くなり、引裂き強度が高
くなる。紙の柔軟性を上げる方法としてはクルパック加
工やクレープ加工などがある。(2)パルプの種類とし
ては繊維長が長いパルプ、繊維径が太いパルプ、繊維壁
が著しく厚いパルプなどを用いた紙ほど引き裂き強度は
高くなる。紙を引き裂く時の仕事には紙から繊維を引き
抜くのに必要な仕事と、繊維を破断する仕事の2つが含
まれる。これら二つの仕事のうち、繊維の破断に要する
仕事に比べて繊維の引き抜きに要する仕事の方が遙かに
大きい。従って、パルプとしては繊維長が長い針葉樹パ
ルプが好ましく、針葉樹パルプの中でも、より繊維長が
長い種類のパルプを選択することで引き裂き強度を高め
ることができる。また、木材パルプにガラス繊維などの
他の繊維を混ぜて抄紙したり、合成ゴムのような弾性ポ
リマーを添加することによっても引き裂き強度を向上さ
せることができる。一方で、繊維長の長いパルプを用い
たり、坪量を高くすると、紙の剛性は高くなり、前述し
た粘着シートを巻芯2に螺旋状に巻回させ難くなる。こ
れらを考慮すると、基材シートとして用いられる紙は、
特に巻回方向(粘着シートの長手方向)に屈曲性のある
柔軟な紙であることが好ましい。そのような紙としては
前述のクルパック加工された伸張性のある伸張紙などが
挙げられる。基材シートとして用いられる紙は、その坪
量が40〜200g/m2、特に50〜100g/m2
あることが好ましい。
【0022】紙の引き裂き強度を高くする別法として、
合成樹脂を紙にラミネートしたり、合成樹脂のフィルム
を紙に貼り合わせる方法も挙げられる。この場合には、
ラミネートの厚さやフィルムの厚さを大き目(例えば2
5μm以上)にしたり、或いは使用する樹脂の種類を適
切に選定するなどの配慮が必要である。
【0023】基材シートに塗布される粘着剤としては、
ホットメルト系粘着剤、溶剤系粘着剤、水系粘着剤など
が挙げられる。ホットメルト系粘着剤としては、スチレ
ン系やオレフィン系の粘着剤が挙げられる。溶剤系粘着
剤としては、スチレン系、オレフィン系、アクリル系の
粘着剤が挙げられる。水系粘着剤としてはアクリル系の
粘着剤が挙げられる。これらの粘着剤の塗工量は5〜5
0g/m2、特に10〜50g/m2であることが、髪の
毛、パンくずなどの汚れを確実に付着させ、保持する点
から好ましい。
【0024】剥離剤としては、例えば次のものが挙げら
れる。長鎖アルキルアクリレート共重合体、長鎖アルキ
ルビニルエステル共重合体、長鎖アルキルビニルエーテ
ルの共重合体、長鎖アルキルアクリルアマイド共重合
体、マレイン酸の長鎖アルキル誘導体の共重合体、長鎖
アルキルアリルエステルの共重合体、セルロース又はポ
リビニルアルコール(PVA)とC1735COClとを
ポリマーのOH基において反応させることで長鎖アルキ
ルエステル化させたもの、セルロース又はPVAとC18
37NCOとをポリマーのOH基において反応させるこ
とで長鎖アルキルカルバメート化させたもの、ポリエチ
レンイミン誘導体、無水マレイン酸と酢酸ビニルとを共
重合させた後にC1837NH2(長鎖アミン)と無水マ
レイン酸ユニットとを反応させて長鎖アルキルアミドを
形成させたもの、過弗化アルキル基含有化合物、シリコ
ーン系化合物、含クロム化合物、長鎖アルキル化合物と
ポリマーとのブレンド、長鎖アルキル基を含まない低接
着性ポリマー(例えば、アクリロニトリルと1,1−ジ
クロロエテンとの共重合体、アクリロニトリルとアクリ
ル酸エチルとの共重合体、アクリロニトリルとアクリル
酸エチル、メタクリル酸との共重合体とアルデヒド樹脂
を併用したものなど)、及びチタン化合物。これらのう
ち、長鎖アルキル基を含まない低接着性ポリマーやチタ
ン化合物を剥離剤として用いる場合には粘着テープに塗
工する粘着剤の種類がアクリル系やシリコーン系である
場合にのみ剥離効果がある。
【0025】これらの剥離剤のうち、長鎖アルキル基が
含まれる剥離剤については、その長鎖アルキル基を含む
モノマー単位の全ポリマー中における比率を調整するこ
とで剥離面の表面エネルギーを調整することができ展開
剥離力をコントロールできる。過弗化アルキル基含有化
合物の場合も弗素含有物の含有率を調整することで剥離
面の表面エネルギーを調整でき展開剥離力をコントロー
ルできる。また、これら剥離剤の添加量によっても展開
剥離力をコントロールできる。クラフト紙を基材シート
とした粘着テープの場合には、クラフト紙への密着性及
び粘着剤の組成を考慮して剥離剤を選定することが望ま
しい。特に、ポリエチレンラミネートを施した後の剥離
処理には一般にシリコーン系剥離剤が用いられる。貼り
合わせ時に粘着剤層へ剥離剤が移行しないようにするた
めに、ソルベント(溶剤)系シリコーンが用いられるこ
とが多い。展開剥離力をコントロールするには、剥離剤
の添加量を調整したり、シリコーンの珪素原子に結合し
ている有機基の組成を変えたり(例えばメチル基をアル
キル基に置換する)、シリコーンの重合度を調整すれば
よい。
【0026】巻芯2に巻回された状態の粘着シート3
は、その表裏間の展開剥離力が、粘着剤が全面に塗工さ
れた部位を測定対象とした場合に100〜2000mN
/50mm、特に200〜1200mN/50mmであ
ることが、直径の比較的小さい巻芯に粘着シート3を螺
旋状に巻回した状態で、粘着シート3の浮き上がりが防
止される点から好ましい。また、粘着シート3を剥がし
て粘着面を更新するときに粘着シート3のシート層間剥
離による材料破壊を防止できる点及び粘着シート3を剥
がして粘着面を更新するときの操作性が良好になる点か
らも好ましい。展開剥離力を前記範囲内とするには次の
ようにすればよい。剥離剤の配合および粘着剤の種類・
配合が同じ場合には、粘着剤の塗工量を増やせば展開剥
離力は増加し、粘着剤の塗工量を減らせば展開剥離力は
減少する。粘着剤の種類・塗工量が同じ場合には、剥離
剤の配合を変えることにより展開剥離力をコントロール
できる。
【0027】展開剥離力は次の方法で測定される。 (a)試験片の作製 図3に示すように、粘着シートを幅(CD方向)50m
m、長さ(MD:巻き方向)280mmの大きさに裁断
し、これを試験片30とした。尚、粘着シートには粘着
剤がパターン塗工されているので、粘着面に粘着剤が全
面に亘って塗工されている部位を裁断するように留意し
た。支持板31(縦130mm、横100mm、ステン
レス板)に、幅(CD方向)50mm、長さ(MD方
向)130mmの大きさの、試験片30と同じ種類の粘
着シート(図示せず)を直接貼りつけた。支持板31に
直接貼り付けた粘着シートの剥離面上に、前記の試験片
30を、その粘着面が、該剥離面と合わさるようにし
て、図3のように長さ110mmの部分だけ1枚貼りつ
けた。次いで1kgゴムローラーを2往復させることで
荷重をかけ、23℃・50%RH環境下で1時間保管し
た。このような試料を7個作製した。
【0028】(b)測定方法 前述のように作製した試料について、引張試験機を用い
て180度剥離の形態にして引張速度6.5m/分で展
開剥離力を測定した。高速剥離を実現させるために図4
のようにORIENTIC(株)製の引張試験機(テン
シロン)にKOGANEI(株)製のポジショニングア
クチュエーター32(以下、単にアクチュエーターとい
う)を取り付けたものを用いた。このアクチュエーター
にはそのスタート位置と停止位置を入力する(スタート
位置は110mmの2枚の粘着シートの重なり部分が保
たれる位置とし、停止位置は上側に位置する試験片30
が下側の粘着シート33から剥離しきる位置とする。
尚、これらの位置は引張試験機のロードセル34を作動
させた後のアクチュエーター32を作動させるタイミン
グで決定した。これらの位置の決定は測定者により異な
ることがあるが測定データには影響しない。)。試験片
30及び粘着シート33を貼り付けた支持板31をロー
ドセル34に取り付け、またアクチュエーター32の冶
具に上側に位置する試験片30の端部を取り付けた。ロ
ードセル34を上方に向かって500mm/分で作動さ
せたのち、アクチュエーター32を下方に向かって速度
6m/分で作動させることで引張速度6.5m/分を実
現させることが可能になる。アクチュエーター32を作
動させた後でロードセル34が読み取った荷重を展開剥
離力とした。このような測定を7回行った。
【0029】(c)データ解析 アクチュエーターを作動させた直後ロードセルにかかる
荷重は引張試験機のロードセル移動量に対して急激に上
昇し、やがてほぼ安定する。この安定領域にも±100
mN程度の値の振幅があり、これら振幅の極大値のうち
始めの5点の平均荷重値を展開剥離力とした。更に、7
回行った測定値の平均をその粘着シートの展開剥離力と
した。
【0030】粘着シート3は、カンチレバー型試験機を
用いISO9073−7及びその日本語訳であるJIS
L1085に準じ、粘着面を上にした状態で測定され
た曲げ長さが70mm以下、特に50mm以下であるこ
とが、粘着シート3を剥がして粘着面を更新するときの
操作性が良好となる点、及び直径の比較的小さい巻芯に
粘着シート3を螺旋状に巻回した状態で、粘着シート3
の浮き上がりが防止される点から好ましい。粘着シート
が斯かる範囲の曲げ長さを有することは、巻芯2として
直径が30mm以下のものを用いる場合に特に効果的と
なる。曲げ長さを斯かる範囲内とするには、例えば粘着
シート3を構成する基材シートとして比較的剛性の低い
ものを用いればよい。但し、前述した通り、基材シート
の引き裂き強度は高めに設定する必要があることから、
該引き裂き強度と相反する関係にある剛性を過度に低く
することは有利でないことに留意する。基材シート自体
の曲げ長さは85mm以下、特に70mm以下であるこ
とが好ましい。尚、ISO9073−7(JIS L1
085)では試験片の傾斜角度を41.5度とすること
が規定されているが、本発明では傾斜角度45度で測定
を行っている。
【0031】前記曲げ長さは、粘着シート3の少なくと
も何れかの方向で前記の範囲内であればよいが、特に、
粘着シート3の長手方向において前記の範囲内である
と、粘着シート3を螺旋状に巻回させるときの操作性が
一層良好となる。その意味で、クルパック加工された伸
張紙を用いた粘着シートは、その加工法に起因して長さ
方向の曲げ長さが小さくなっており、且つ長さ方向と直
交する方向の引裂強度が大きい点で好ましい。
【0032】粘着シート3はその粘着面の傾斜式ボール
タック(JIS Z0237−2000)に基づく数値
が11以上30以下、特に12以上25以下、とりわけ
14以上25以下であることが好ましい。これによっ
て、埃を付着保持する力が十分に大きくなり、少量の埃
の付着で粘着力が低下してしまうという不都合が解消さ
れる。従って、ロールクリーナ1の外径を小さくするこ
とに起因して粘着シート一周分の面積が減少しても、清
掃可能な床面積(清掃力持続面積)を十分に確保でき
る。また、粘着力が大きくなり過ぎることに起因する粘
着ロールクリーナ1の操作性の低下を防止することがで
きる。特に前記数値が30を超えると、後述する図5に
示す直接接触タイプの清掃具に粘着ロールクリーナ1を
装着して使用する場合に、カーペットパイルをむしりと
ってカーペットを傷める場合があり、また図6及び図7
に示す間接接触タイプの清掃具に装着して使用する場合
に、粘着ロールクリーナ1が手にまとわりついたり、操
作性が劣る場合がある。
【0033】傾斜式ボールタックに基づく数値は、日本
工業規格(JIS)のZ0237における粘着テープ・
粘着シート試験方法に規定されている。測定方法は次の
通りである。試験装置として球転装置を用いる。球転装
置の傾斜板上に試験片として粘着シート3をその粘着面
を上にして設置する。粘着シートの粘着面上において、
JIS G4805に規定された材質で、JIS B1
501に規定された"ボールの呼び"に基づく大きさのボ
ールの1/16から1までの大きさのもののうち、5/
64、7/64、9/64、15/64、及び17/6
4を除いた合計31種類のボールを、順次大きさを換え
て転がす。そして、傾斜板上における粘着シート上であ
る測定領域内に停止するボールのうち最大のものを見い
出す。同じ試験片を見出した最大のボールと、その前後
の大きさのボール、計3個のボールを1回ずつ計3回転
がし、見出したボールが測定規定に当てはまる最大のボ
ールであることを確認する。そして、前記"ボールの呼
び"の32倍の数値をボールナンバーといい、測定結果
は見出した最大のボールのナンバーをもって表す。3枚
の試験片の平均値を求め、そのボールナンバーをJIS
Z0237に規定された傾斜式ボールタックに基づく
数値とする。
【0034】傾斜式ボールタックに基づく数値を前記範
囲内とするためには、粘着シート3に塗布される粘着剤
の種類や塗布量を適宜調整すればよい。特に、スチレン
系のホットメルト系粘着剤を用いると、傾斜式ボールタ
ックに基づく数値を容易に前記範囲内とすることができ
る。
【0035】前記ホットメルト系粘着剤は、ベースポリ
マー、粘着付与剤成分、軟化剤成分及び酸化防止剤を更
に含有していることが好ましい。ベースポリマーとして
は、スチレンブタジエンゴム(SBR)、スチレン・ブ
タジエン・スチレンブロック共重合体(SBS)、スチ
レン・イソプレン・スチレンブロック共重合体(SI
S)、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレンブロッ
ク共重合体(SEBS)、スチレン・エチレン・プロピ
レン・スチレンブロック共重合体(SEPS)等が挙げ
られ、粘着付与剤成分及び軟化剤成分の合計量を100
重量部としたとき、10〜100重量部の範囲で用いら
れる。
【0036】粘着付与剤成分としては、C5系石油樹
脂、C9系石油樹脂、ジシクロペタジエン系石油樹脂、
ロジン系石油樹脂、ポリテルペン樹脂、テルペンフェノ
ール樹脂等が挙げられ、粘着付与剤成分及び軟化剤成分
の合計量100重量部中、50〜90重量部の範囲で用
いられる。
【0037】軟化剤成分としては、軟化点が10℃以下
で平均分子量が200〜700のプロセスオイル、鉱
油、各種可塑剤、ポリブテン及び液状粘着付与樹脂等が
好ましく挙げられ、粘着付与剤成分及び軟化剤成分の合
計量100重量部中、10〜50重量部の範囲で用いら
れる。
【0038】酸化防止剤としては、フェノール系酸化防
止剤、アミン系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、ペンズ
イミダゾール系酸化防止剤等が用いられ、粘着付与剤成
分及び軟化剤成分の合計量を100重量部としたとき、
0.5〜3重量部の範囲で用いられる。
【0039】また、これらの成分の他、通常粘着剤に用
いられる成分を適宜添加することもできる。
【0040】粘着シート3は、捕集したゴミの視認性を
良くする上で、且つ、粘着シート3の更新のタイミング
をはかる上で白色になっていることが好ましい。この目
的のために、例えば粘着剤の塗工前に、剥離処理した非
白色の紙からなる基材シートにおける粘着剤塗工面とな
る面を白色で塗装してもよい。また白色の晒し紙を剥離
処理してその後に粘着剤を塗工してもよい。作業工程上
の手間を省くためには後者が望ましい。
【0041】本実施形態の粘着ロールクリーナは、例え
ば図5に示すような、従来の片持ち式の清掃具に装着し
て使用することもでき、また図6及び図7に示すような
清掃具に装着して使用することもできる。図6及び図7
に示す清掃具10は、フレーム15にロール状ブラシ体
16と駆動ロール18とを並べて回動自在に支持し、該
ブラシ体16及び該駆動ロール18の上にそれらに跨る
粘着ロール21を載せてなるものであり、該粘着ロール
21として本実施形態の粘着ロールクリーナが用いられ
る。以下、この清掃具について説明する。
【0042】清掃具10は、柄11の先端部に継手部1
2を介して支持アーム13を左右方向に揺動自在に結合
し、支持アーム13の両側アーム部13Aに支軸部14
を介してフレーム15を前後方向に揺動自在に支持して
いる。
【0043】フレーム15の前部にはロール状ブラシ体
16が回転軸17を介して回動自在に支持され、フレー
ム15の後部には駆動ロール18が回転軸19を介して
回動自在に支持され、ブラシ体16と駆動ロール18と
は平行に並べられて配置される。ブラシ体16は、ブラ
シ部16Aとタイヤ部16Bからなり、ブラシ部16A
のブラシ径をタイヤ部16Bのタイヤ径より大きくして
いる。駆動ロール18は、表面を弾性体により形成さ
れ、例えばシリコンロールにて構成される。駆動ロール
18には、その表面にリブを設けてもよい。
【0044】ブラシ体16と駆動ロール18との上に
は、それらに跨る粘着ロール21が乗せられ、粘着ロー
ル21はブラシ体と駆動ロール18との回転に連れ回
る。フレーム15の上部は粘着ロール21の出し入れ口
とされ、取り外し可能な透明カバー22によって被覆さ
れる。
【0045】フレーム15におけるブラシ体16の後部
には塵取部23が支持されている。塵取部23は、床面
に接する底面部23Aと、ブラシ体16に隙間無く(又
は隙間を介して)相対する曲面状(又は平面状)のすく
い面部23Bとを有し、両側の板状支軸部23Cをフレ
ーム15の両側の鉛直方向に対して後屈する斜め状の矩
形孔24に上下動可能に支持されている。塵取部23
は、支軸部23Cを矩形孔24に対し上下動し、自重に
よって底面部23Aとすくい面部23Bの最下端部を床
面に隙間無く接し、ブラシ体16のブラシ部16Aが掻
き上げるダストを床面に沿う後方に逃すことなく、その
すべてのダストをすくい面部23Bによって粘着ロール
21の側にガイドする。
【0046】清掃具10による清掃動作は次の通りであ
る。(1)先ず柄11の軸方向に加える操作力によって
清掃具10を前進させ、ブラシ体16のタイヤ部16B
及び接触ロール18を回動させ、同時に粘着ロールクリ
ーナ21を連れ回り回転させる。(2)ブラシ体16の
ブラシ部16Aが床面上のダストを掻き上げると、ダス
トは塵取部23にガイドされて粘着ロール21の側に送
り出され、粘着ロール21の粘着面に付着される。
(3)粘着ロール21の粘着面に付着されたダストは、
粘着ロールクリーナ21の回動と共に駆動ロール18の
側に移動し、駆動ロール18によって粘着ロール21の
粘着面に押しつけられて固定化される。(4)透明カバ
ー22を通して、粘着ロール21の粘着面の全周に多量
のダストが付着されたことが視認されたら、カバー22
を開いて粘着ロール21を取り出し、最表層の粘着シー
トを剥がして粘着面を更新した後、粘着ロール21を再
びブラシ体16と駆動ロール18との上に乗せ置き、カ
バー22を閉じる。尚、清掃具10は前進だけでなく後
進もでき、後進時には駆動ロール18に付着した床面上
のダストを粘着ロール21によって取り除ける。塵取部
23は、底面部23Aの尾端部をアール状に跳ね上げ、
後進時にこの尾端部が床面に引っかかるのを防止する。
【0047】本発明は前記実施形態に制限されない。例
えば、前記実施形態においては粘着シート3は、その両
側部が所定幅で重ね合わされた重ね合わせ部4が形成さ
れるように巻芯2上に巻回されていたが、これに代え
て、その両側部が所定幅で離間した離間部が形成される
ように巻芯2上に巻回されていてもよい。また、その両
側部が突き合わせ状態となるように巻芯2上に巻回され
ていてもよい。尤も、前述したように、重ね合わせ部4
が形成されるように巻回されていることが最も好まし
い。
【0048】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳細に説
明する。しかし、本発明の範囲はこれらの実施例に制限
されるものではない。
【0049】〔実施例1〕さらしクラフト紙(中越パル
プ工業製、目付50g/m2、長手方向と直交する方向
のエレメンドルフ引裂試験機による引き裂き強度372
mN、長手方向のカンチレバー型試験機による曲げ長さ
63mm)にポリエチレンラミネート(15μm)を行
い、その上にシリコーン系剥離剤を用いて剥離処理を施
して基材シートを得た。この基材シートの剥離処理面の
背面にSIS(スチレン・イソプレン・スチレンブロッ
ク共重合体)系ホットメルト粘着剤を36g/m2の坪
量で塗工して片面粘着シートを得た。粘着剤の塗工にお
いては、幅45mmの粘着部と、これに隣接する幅5m
mの非粘着部が形成されるようにパターン塗工を行っ
た。この粘着シートの長手方向のカンチレバー型試験機
による曲げ長さは、粘着剤が全面に塗工された部分をサ
ンプリングした場合に30mmであった。また、この粘
着シートの長手方向と直交する方向のエルメンドルフ型
引裂試験機による引き裂き強度は、粘着剤が全面に塗工
された部分をサンプリングした場合(試験機で引き裂か
れる部分が全面に粘着剤塗工されているようにサンプリ
ングした場合)に540mNであった。この粘着シート
を50mm幅にスリットしてレコード巻きの粘着テープ
とした。尚、スリットしたときに粘着テープには片側側
端部に幅5mmの非粘着部、残りの幅45mmに粘着剤
塗工部が設けられるようにした。次に粘着テープを内径
1インチ、厚さ1.2mmの紙管に粘着面を外側に向け
て且つ粘着テープの両側部が3mm幅で重ね合わされ、
非粘着部の側部が粘着剤塗工部側の側部の上に重ね合わ
された重ね合わせ部が形成されるように螺旋状に20枚
巻回して外径35mmのロールにした後、195mm幅
にカットして図2に示す粘着ロールクリーナーを得た。
【0050】〔実施例2〕さらしクラフト紙(王子製紙
製、目付70g/m2、長手方向と直交する方向のエル
メンドルフ型引裂試験機による引き裂き強度810m
N、長手方向のカンチレバー型試験機による曲げ長さ7
1mm)に実施例1と同様に剥離処理を施し、且つ実施
例1と同様に粘着剤をパターン塗工して片面粘着シート
を得た。この粘着シートの長手方向のカンチレバー型試
験機による曲げ長さは、粘着剤が全面に塗工された部分
をサンプリングした場合に53mmであった。また、こ
の粘着シートの長手方向と直交する方向のエルメンドル
フ型引裂試験機による引き裂き強度は、粘着剤が全面に
塗工された部分をサンプリングした場合に1035mN
であった。その後は実施例1と同様にして図2に示す粘
着ロールクリーナーを得た。
【0051】〔実施例3〕剥離剤として、実施例2で用
いた剥離剤よりも展開剥離力が高くなるように配合され
た剥離剤を用いる以外は実施例2と同様にして粘着シー
ト及び粘着ロールクリーナーを得た。この粘着シートの
長手方向のカンチレバー型試験機による曲げ長さは、粘
着剤が全面に塗工された部分をサンプリングした場合に
53mmであった。また、この粘着シートの長手方向と
直交する方向のエルメンドルフ型引裂試験機による引き
裂き強度は、粘着剤が全面に塗工された部分をサンプリ
ングした場合に1035mNであった。
【0052】〔実施例4〕さらしクラフト伸張紙(王子
製紙製、目付75g/m2、長手方向と直交する方向の
エルメンドルフ型引裂試験機による引き裂き強度136
2mN、長手方向のカンチレバー試験機による曲げ長さ
60mm)に実施例と同様の剥離処理を施して基材シー
トを得た。この基材シートの剥離処理面の背面にSIS
系ホットメルト粘着剤を30g/m2の坪量で塗工して
片面粘着シートを得た。粘着剤の塗工においては、幅5
5mmの粘着部と、これに隣接する幅5mmの非粘着部
が形成されるようにパターン塗工を行った。この粘着シ
ートの長手方向のカンチレバー型試験機による曲げ長さ
は、粘着剤が全面に塗工された部分をサンプリングした
場合に37mmであった。また、この粘着シートの長手
方向と直交する方向のエルメンドルフ型引裂試験機によ
る引き裂き強度は、粘着剤が全面に塗工された部分をサ
ンプリングした場合1385mNであった。この粘着シ
ートを60mm幅にスリットしてレコード巻きの粘着テ
ープとした。尚、スリットしたときに粘着テープには片
側側端部に幅5mmの非粘着部、残りの幅55mmに粘
着剤塗工部が設けられるようにした。その後は実施例1
と同様にして図2に示す粘着ロールクリーナーを得た。
【0053】〔比較例1〕グラシン紙(目付38g/m
2)に実施例1と同様の剥離処理を施して基材シートを
得た。この基材シートの剥離処理面の背面にSIS系粘
着剤を40g/m 2の坪量で実施例1と同様にパターン
塗工して片面粘着シートを得た。この粘着シートの長手
方向のカンチレバー型試験機による曲げ長さは、粘着剤
が全面に塗工された部分をサンプリングした場合に15
mm未満であった。また、この粘着シートの長手方向と
直交する方向のエルメンドルフ型引裂試験機による引き
裂き強度は、粘着剤が全面に塗工された部分をサンプリ
ングした場合290mNであった。その後は実施例1と
同様にして図2に示す粘着ロールクリーナーを得た。
【0054】〔比較例2〕市販の粘着ロール(Helmac P
roducts Co.製、商品名;Lint Pic-Up AdhesiveRolle
r)を用いた。この粘着ロールにおける粘着シートは、
その幅が78mmであった。また、この粘着ロールは8
インチ幅であり、内径1.5インチで、厚さ1mmの紙
管に、粘着シートが、その粘着面を外側に向けて且つそ
の両端部が5mm幅で離間した状態で螺旋状に巻回され
て、外径が47mmとなるように構成されていた。粘着
シートは36枚巻であった。この粘着シートの長手方向
のカンチレバー型試験機による曲げ長さは38mmであ
り、長手方向と直交する方向のエレメンドルフ型引裂試
験機による引き裂き強度は370mNであった。
【0055】〔性能評価〕実施例及び比較例の粘着ロー
ルクリーナについて前述した方法で粘着シートの展開剥
離力及び傾斜式ボールタックに基づく数値を測定した。
また、以下の基準で巻きの状態を評価した。更に、以下
に述べる方法で、間接接触清掃具を用いたときの髪の毛
の捕集率及び髪の毛が付着した状態での粘着シートの剥
がし易さを評価した。結果を表1に示す。
【0056】〔巻きの状態〕 ○:巻き状態安定 △:巻き浮きが生ずる ×:巻くことができない
【0057】〔間接接触清掃具を用いたときの髪の毛の
捕集率〕初期状態の粘着ロールクリーナの粘着シート表
面にはダストが全く付着していない。この状態下、以下
の〜の操作を行う。 カーペットの初期化 回転ブラシ付きの掃除機を用い、カーペットモードで清
拭面積50cm×50cmのカーペット(市販のカット
パイルカーペット[サンゲツ製サンハーモニー(商品
名)、繊維:アクリル85%、ナイロン15%、パイル
長:8mm、密度:ゲージ1/10、ステッチ14.
5])上を清掃する。 髪の毛の散布方法 長さ10cmの髪の毛10本を、上記カーペット上に均
一に散布する。 カーペットの清拭方法 実施例及び比較例の粘着ロールクリーナを、図6及び図
7に示す清掃具(粘着シートが清掃面に直接接触しない
間接捕集タイプの清掃具)に取り付け、カーペット上を
5往復させる。粘着シートに付着した髪の毛の本数を数
え、次式から髪の毛の捕集率(%)を求める。 捕集率(%)=(髪の毛の付着本数)/(髪の毛の散布
本数)×100 上記〜を3回行ない、その平均値を髪の毛捕集率
とする。尚、比較例2については寸法上の問題から前記
間接捕集タイプの清掃具に取り付けられない。そこで、
比較例2の粘着ロールクリーナから粘着シートを巻き出
したものを50mm幅にスリットした粘着テープを実施
例1と同様に内径1インチの紙管に螺旋状に巻き付けて
外径35mm、幅195mmの粘着ロールクリーナを得
た。これを用いて評価を行った。
【0058】〔髪の毛が付着した状態での粘着テープの
剥がし易さ〕粘着ロールの周方向に沿って10cmの髪
の毛(直径70〜100μm、直毛)を巻き付けた。髪
の毛を15mm間隔で10本巻き付けた後、粘着ロール
を片持ち式の清掃具(図4参照)に装着して、前記カー
ペット上で5往復回転させることにより髪の毛を粘着シ
ートに付着させた。その後、最表面の粘着シートの先端
部(レコード巻きの場合、幅方向の左右何れかの端部)
を指で摘み上げて70〜120mm/sの速度で剥がし
た。20cmの髪の毛についても同様の操作を行った。
粘着テープの剥がし易さを下記の基準で評価した。 ◎:粘着テープは一度も切れることなく、簡単に剥がせ
る。 ○:粘着テープは髪の毛によって1〜2回テープ幅方向
に部分的に切れることがあるが、問題無く剥がせる。 △:粘着テープは髪の毛によって1〜2回テープ幅方向
全体に切れることがあるが、剥がすことができる。 ×:粘着シートは髪の毛で何度も切断され、容易に剥が
せない。
【0059】
【表1】
【0060】表1に示す結果から明らかなように、実施
例(本発明品)の粘着ロールクリーナによれば、粘着面
に髪の毛などが付着していても、最表層の粘着シートを
剥がして粘着面を更新するときに、該粘着シートの引き
裂きが効果的に防止されることが判る。尚、比較例2に
おける粘着テープの剥がし易さの評価で、10cmの長
さの髪の毛が外れてしまった理由は、粘着テープの粘着
力が弱いためである。このことは比較例2のボールタッ
クに基づく数値が4であることから支持される。もし、
比較例2のボールタックに基づく数値が10以上であれ
ば、粘着テープの剥がし易さの評価は「×」になるもの
と予想される。
【0061】
【発明の効果】本発明の粘着ロールクリーナによれば、
髪の毛、糸クズ、綿ホコリなどの繊維状のダストをしっ
かり捕集できると共に、汚れた粘着シートを剥がす際
に、捕集されたダスト、特に巻きついた髪の毛などによ
って粘着シートが破れることなく、粘着面の更新が容易
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粘着ロールクリーナの一実施形態を示
す斜視図である。
【図2】本発明の粘着ロールクリーナの別の実施形態を
示す斜視図である。
【図3】展開剥離力の測定方法を示す図である。
【図4】展開剥離力の測定方法を示す図である。
【図5】図1に示す粘着ロールクリーナの一使用形態を
示す図である。
【図6】図1に示す粘着ロールクリーナの別の使用形態
を示す図である。
【図7】図6の側断面図である。
【図8】従来の粘着ロールクリーナを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 粘着ロールクリーナ 2 巻芯 3 粘着シート 4 重ね合わせ部 5 先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高林 圭馬 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 大塚 浩史 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4J004 AA06 AA07 AA10 AB01 AB03 CA02 CB01 CB02 CC02 DA02 DA03 DA04 DA05 DA06 DB01 EA01 FA10 4J040 BA202 DA001 DB021 DF001 DM011 DN032 DN072 EL012 JA09 JB09 KA26 MB03 NA05 PA23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に粘着部を有する帯状の粘着シート
    を、その粘着面を外側に向けて巻芯上に螺旋状に巻回さ
    せてなる粘着ロールクリーナにおいて、前記粘着シート
    は、エルメンドルフ型引裂試験機を用いJIS P81
    16に準じて測定された引き裂き強度が500mN以上
    である粘着ロールクリーナ。
  2. 【請求項2】 前記粘着シートは、カンチレバー型試験
    機を用い、JISL1085に準じて測定された曲げ長
    さが70mm以下である請求項1記載の粘着ロールクリ
    ーナー。
  3. 【請求項3】 前記巻芯上に巻回された状態での前記粘
    着シートの表裏間の展開剥離力が100〜2000mN
    /50mmである請求項1記載の粘着ロールクリーナ
    ー。
  4. 【請求項4】 フレームにロール状ブラシ体と駆動ロー
    ルとを並べて回動自在に支持し、該ブラシ体及び該駆動
    ロールの上にそれらに跨る粘着ロールを載せてなる清掃
    具における該粘着ロールとして用いられる請求項1〜3
    の何れかに記載の粘着ロールクリーナ。
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