JP2003088486A - 清掃具のための粘着ロール - Google Patents

清掃具のための粘着ロール

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JP2003088486A
JP2003088486A JP2002180907A JP2002180907A JP2003088486A JP 2003088486 A JP2003088486 A JP 2003088486A JP 2002180907 A JP2002180907 A JP 2002180907A JP 2002180907 A JP2002180907 A JP 2002180907A JP 2003088486 A JP2003088486 A JP 2003088486A
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pressure
sensitive adhesive
adhesive
roll
adhesive roll
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JP2002180907A
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Hirotoshi Tawara
宏俊 田原
Yukio Noda
幸男 野田
Akihito Shizuno
聡仁 静野
Takehiko Uematsu
武彦 植松
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 清掃具をコンパクトにしながら、粘着ロール
の新規粘着シートを露出した後の清掃力持続面積を大き
くすること。 【解決手段】 フレーム15に掻き上げ体16と接触
回転体18を並べて回動自在に支持し、掻き上げ体16
と接触回転体18の上にそれらに跨がる粘着ロール21
を載せてなる清掃具10であって、粘着シート21Aを
コア21Bに巻き回して構成され、初期外径が40mm以
下に設定されてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は清掃具のための粘着
ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】清掃具として、ブラシ体と粘着ロールを
互いに独立に備え、それらの各個により集塵するもの
(実開昭59-139261)がある。粘着ロールにより清掃す
るときには、粘着ロールをカーペットやフローリングに
直接的に接触回転させて行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術には、以
下の問題点がある。粘着ロールが直径38mm程度のコ
アに粘着シートを巻き回して構成されていて初期外径は
60mm程度の大径となり、清掃具をコンパクトにできな
い。粘着ロールが被清掃面に直接接触するため、粘着ロ
ールの表面にゴミだけでなくカーペット等の植毛までむ
しり取る等によって付着してしまい、粘着ロールの表面
積が多くないと粘着力がすぐに弱まり、新規粘着シート
を露出した後の清掃可能な床面積(清掃力持続面積)が
過小になるから、粘着ロールの外径を上述の如くに大径
にして表面積を多くする必要がある。
【0004】粘着ロールが被清掃面に直接接触するた
め、粘着ロールがフローリングやカーペット等の床に強
力に粘着して転動できなくなることを回避し、またカー
ペット等の植毛のむしり取りを回避する必要から、粘着
シートの粘着力には限界があり、粘着力をあまり大きく
できない。このため、粘着ロールの表面にゴミがかぶさ
ると、粘着力が更に弱まり、粘着ロールの表面積を上述
によって多くしても、新規粘着シートを露出した後の
清掃力持続面積が小さい。
【0005】粘着ロールが床面に強力に粘着して転動
できなくなることを回避し、隙間の清掃等への使い勝手
から、粘着ロールの軸方向に沿う粘着シートの横幅を16
0mm程度の狭幅にしている。このため、粘着ロールの
1回の往行で清掃できる床面積が狭く、清掃能率が悪
い。
【0006】本発明の課題は、清掃具をコンパクトにし
ながら、粘着ロールの新規粘着シートを露出した後の清
掃力持続面積を大きくすることにある。
【0007】また、本発明の課題は、被清掃面を傷めず
に、粘着ロールの粘着力を強くして新規粘着シートを露
出した後の清掃力持続面積を大きくすることにある。
【0008】また、本発明の課題は、粘着ロールの1回
の往行で清掃できる床面積を広くし、清掃能率を向上す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、フレームに掻
き上げ体と接触回転体を並べて回動自在に支持し、掻き
上げ体と接触回転体の上にそれらに跨がる粘着ロールを
載せてなる清掃具のための粘着ロールであって、初期外
径が40mm以下に設定されてなるようにしたものであ
る。
【0010】また、本発明は、フレームに掻き上げ体と
接触回転体を並べて回動自在に支持し、掻き上げ体と接
触回転体の上にそれらに跨がる粘着ロールを載せてなる
清掃具のための粘着ロールであって、該粘着ロールを構
成する粘着シートの基材における粘着剤塗布量が25〜50
g/mの範囲内に設定されてなるようにしたものであ
る。
【0011】また、本発明は、フレームに掻き上げ体と
接触回転体を並べて回動自在に支持し、掻き上げ体と接
触回転体の上にそれらに跨がる粘着ロールを載せてなる
清掃具のための粘着ロールであって、該粘着ロールを構
成する粘着シートの粘着面の傾斜式ボールタックに基づ
く数値が10〜30の範囲に設定されてなるようにしたもの
である。
【0012】また、本発明は、少なくとも掻き上げ体と
粘着ロールを有する清掃具のための清掃面に直接接触し
ない粘着ロールであって、該粘着ロールは、粘着シート
を巻き回して構成され、該粘着シートの基材における粘
着剤塗布量が25〜50g/mの範囲内に設定されてなる
ようにしたものである。
【0013】また、本発明は、少なくとも掻き上げ体と
粘着ロールを有する清掃具のための清掃面に直接接触し
ない粘着ロールであって、該粘着ロールは、粘着シート
を巻き回して構成され、該粘着シートの粘着面の傾斜式
ボールタックに基づく数値が10〜30の範囲に設定されて
なるようにしたものである。
【0014】尚、本発明で用いられる傾斜式ボールタッ
クに基づく数値とは、日本工業規格(JIS)のZ0237
における粘着テープ・粘着シート試験方法に規定されて
いるものである。即ち、試験装置としての球転装置を用
い、球転装置の傾斜板上に試験片として本発明の粘着ロ
ールを構成する粘着シートを粘着面を上にして設置す
る。そして、該粘着シートの粘着面上においてJIS G480
5に規定された材質で、JIS B1501に規定された“ボール
の呼び”に基づく大きさのボールの1/16から1までの大
きさのもののうち、5/64、7/64、9/64、15/64及び17/64
を除いた合計31種類のボールを、順次大きさを変えて転
がす。結果として、傾斜板上における粘着シート上であ
る測定領域内に停止するボールのうち最大のものを見い
出す。同じ試験片で見出した最大のボールと、その前後
の大きさのボール、計3個のボールを1回ずつ計3回転
がし、見出したボールが測定規定に当てはまる最大のボ
ールであることを確認する。そして、上記“ボールの呼
び”の32倍の数値をボールナンバーといい、試験結果は
見出した最大のボールのナンバーをもって表し、3枚の
試験片の平均値を求め、そのボールナンバーをJIS Z023
7に規定された傾斜式ボールタックに基づく数値とする
ものである。
【0015】
【発明の実施の形態】清掃具10は、図1、図2に示す
如く、柄11の先端部に継手部12を介して支持アーム
13を左右方向に揺動自在に結合し、支持アーム13の
両側アーム部13Aに支軸部14を介してフレーム15
を前後方向に揺動自在に支持している。
【0016】フレーム15の前部にはブラシからなる掻
き上げ体16が回転軸17を介して回動自在に支持さ
れ、フレーム15の後部にはロール体からなる接触回転
体18が回転軸19を介して回動自在に支持され、掻き
上げ体16と接触回転体18は平行に並べられて配置さ
れる。掻き上げ体16は、掻き上げ部16A(ブラシ
部)とタイヤ部16Bからなり、掻き上げ部16Aの掻
き上げ径(ブラシ径)をタイヤ部16Bのタイヤ径より
大きくしている。接触回転体18は、表面を弾性体によ
り形成され、例えばシリコンロールにて構成される。
尚、粘着ロール21の粘着力が低い場合は、接触回転体
18の材質は弾性がなくても良い。また、接触回転体1
8には、その表面に凹凸部を設けても良い。凹凸部と
は、接触回転体18のロール表面にリブや凸部、凹部、
しぼ面等を設けたことをいう。
【0017】掻き上げ体16と接触回転体18の上に
は、それらに跨がる粘着ロール21が乗せられ、粘着ロ
ール21は接触回転体18の回転に連れ回る。フレーム
15の上部は粘着ロール21の出し入れ口とされ、開閉
可能な透明カバー22により被覆される。本実施例の粘
着ロール21は、粘着シート21Aをコア21Bに巻き
回し、粘着シート21Aの粘着面を外側に向けて巻出し
可能かつ切断可能にした巻取りロールにて構成される。
【0018】尚、粘着ロール21は、フレーム15にそ
の回転軸を可動支持し、掻き上げ体16に対し非接触と
しても良い。即ち、掻き上げ体16と粘着ロール21と
の間は非接触であっても良く、掻き上げ体16のブラシ
先端部と粘着ロール21の最外周面との距離は、塵埃の
吸着し易さから約2〜3mm以内が好ましい。
【0019】ここで、粘着ロール21は、コア21Bを
例えば直径25mmの紙管等にて構成し、粘着シート21
Aの初期外径を40mm以下、より好適には35mm程度に
設定している。また、粘着ロール21は、粘着ロール2
1の軸方向に沿う粘着シート21Aの横幅を170〜300m
mの範囲内、より好適には195mm程度に設定してい
る。また、粘着ロール21は、粘着シート21Aにおけ
る基材上における粘着剤塗布量を25〜50g/mの範囲
内、より好適には40g/m程度に設定している。粘着
シート21Aの基材としては、強度上クラフト紙、粘着
剤としては、においが少ないためゴム系粘着剤を好適に
採用できる。他に、粘着シート21Aの基材としては、
グラシン紙、純白紙、粘着剤としては、アクリル系粘着
剤を採用しても良い。尚、粘着ロール21の粘着シート
21Aについては、後に詳述する。
【0020】フレーム15における掻き上げ体16の後
部には塵取部23が支持されている。塵取部23は、床
面に接する底面部23Aと、掻き上げ体16に隙間なく
(又は隙間を介して)相対する曲面状(又は平面状)の
すくい面部23Bを有し、両側の板状支軸部23Cをフ
レーム15の両側の鉛直方向に対して後屈する斜め状の
矩形孔24に上下動可能に支持されている。塵取部23
は、支軸部23Cを矩形孔24に対し上下動し、自重に
より底面部23Aとすくい面部23Bの最下端部を床面
に隙間なく接し、掻き上げ体16の掻き上げ部16Aが
掻き上げるゴミを床面に沿う後方に逃がすことなく、そ
の全てのゴミをすくい面部23Bにより粘着ロール21
の側にガイドする。
【0021】清掃具10による清掃動作は以下の通りな
される。(1)柄11の軸方向に加える操作力により清掃
具10を前進させ、掻き上げ体16のタイヤ部16B及
び接触回転体18を回動させ、同時に粘着ロール21を
連れ回り回転させる。
【0022】(2)掻き上げ体16の掻き上げ部16Aが
床面上のゴミを掻き上げると、このゴミは塵取部23に
ガイドされて粘着ロール21の側に送り出され、粘着ロ
ール21の粘着面に吸着捕捉される。
【0023】(3)粘着ロール21の粘着面に捕捉された
ゴミは、粘着ロール21の回動とともに接触回転体18
の側に移動し、接触回転体18により粘着ロール21の
粘着面に押付けられて固定化される。即ち、清掃時に
は、粘着ロール21と接触回転体18とは、接触して塵
埃を捕捉する。但し、清掃前又は清掃状況によっては、
粘着ロール21と接触回転体18とは接触又は非接触の
いずれかがある。
【0024】(4)透明カバー22から粘着ロール21の
粘着面の全周に多量のゴミが捕捉されたことが視認され
たら、カバー22を開いて粘着ロール21を取出し、粘
着シート21Aの1周分を剥離切断除去し、新規粘着面
を露出せしめた後、この粘着ロール21を再び掻き上げ
体16と接触回転体18の上に乗せ置き、カバー22を
閉じる。
【0025】尚、清掃具10は前進だけでなく、後進も
でき、後進時には、接触回転体18に付着した床面上の
ゴミを粘着ロール21により吸着捕捉できる。塵取部2
3は、底面部23Aの尾端部をアール状に跳ね上げ、後
進時にこの尾端部が床面に引掛かるのを防止する。
【0026】以下、本発明の粘着ロール21に用いられ
る粘着シート21Aについて詳述する。
【0027】即ち、粘着ロール21は粘着シート21A
における粘着面のタック力として、傾斜式ボールタック
(JIS Z0237-2000)に基づく数値で10〜30、好ましくは
12〜25、より好ましくは14〜25のものを用いている。タ
ッカ力としての傾斜式ボールタックに基づく数値が10未
満では汚れを付着保持する力が弱く、表面に少しでも綿
ぼこり等の汚れが付くと、直ぐに汚れが捕れなくなり、
清掃可能な床面積(清掃力持続面積)が小さすぎる。ま
た、タック力としての傾斜式ボールタックに基づく数値
が30より大きいと粘着力が強すぎて粘着ロール21を清
掃具10へ装着してからの操作性が劣ったり、粘着ロー
ル21を清掃具10へ装着する際等に、手等にべたつい
たりして取扱いにくい。
【0028】粘着剤としてはホットメルト系粘着剤、溶
剤系粘着剤、水系粘着剤などが挙げられる。ホットメル
ト系粘着剤としては、スチレン系やオレフィン系の粘着
剤等が挙げられる。溶剤系粘着剤としては、スチレン
系、オレフィン系、アクリル系の粘着剤等が挙げられ
る。水系粘着剤としてはアクリル系の粘着剤等が挙げら
れる。本発明の粘着シート21Aに用いられる粘着剤と
しては、加工性及び粘着力を考慮すると、スチレン系の
ホットメルト系粘着剤が好ましい。
【0029】更に、前記ホットメルト系粘着剤は、ベー
スポリマー、粘着付与剤成分、軟化剤成分及び酸化防止
剤を含有しているものが好ましく用いられる。
【0030】前記ベースポリマーとしては、スチレンブ
タジエンゴム(SBR)、スチレン・ブタジエン・スチ
レンブロック共重合体(SBS)、スチレン・イソプレ
ン・スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン・
エチレン・ブチレン・スチレンブロック共重合体(SE
BS)、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブ
ロック共重合体(SEPS)等が挙げられ、粘着付与剤
成分及び軟化剤成分の合計量を100重量部としたとき、1
0〜100重量部の範囲で用いられる。
【0031】前記粘着付与剤成分としては、C5系石油
樹脂、C9系石油樹脂、ジシクロペタジエン系石油樹
脂、ロジン系石油樹脂、ポリテルペン樹脂、テルペンフ
ェノール樹脂等が挙げられ、粘着付与剤成分及び軟化剤
成分の合計量100重量部中、50〜90重量部の範囲で用い
られる。
【0032】前記軟化剤成分としては、軟化点が10℃以
下で平均分子量が200〜700のプロセスオイル、鉱油、各
種可塑剤、ポリブテン及び液状粘着付与樹脂等が好まし
く挙げられ、粘着付与剤成分及び軟化剤成分の合計量10
0重量部中、10〜50重量部の範囲で用いられる。
【0033】前記酸化防止剤としては、フェノール系酸
化防止剤、アミン系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、ベ
ンズイミダゾール系酸化防止剤等が用いられ、粘着付与
剤成分及び軟化剤成分の合計量を100重量部としたと
き、0.5〜3重量部の範囲で用いられる。
【0034】また、これらの成分の他、本発明の所望の
効果を損なわない範囲で、通常粘着剤に用いられる成分
を適宜添加することもできる。
【0035】また、前記粘着剤の塗布量としては、25g/
m〜50g/m、好ましくは25g/m〜40g/mである。
【0036】粘着剤を50g/mより多く塗布すると、粘
着シートをロール状に巻き取るとき、圧力により粘着剤
がロール端部からはみ出すことがあり、特に30度以上の
高温で長期保存した場合、ロール端部からのはみ出しは
よりいっそう顕著となる。
【0037】シート基材としてはグラシン紙、純白紙、
クラフト紙などの紙類が使用できる。特に引裂強度が高
い伸張紙を使用すれば髪の毛などの繊維状ダストが粘着
ロールに巻き付いた場合においても、引裂けることなく
汚れた粘着シートを容易に剥がすことができる。また、
紙以外のシート基材としてはポリエステル、ポリプロピ
レンなどのフィルム類を使用することもできる。但し、
粘着剤としてホットメルト系粘着剤を使用する場合は耐
熱性フィルムを使用する必要がある。
【0038】また、粘着シートの粘着面の背面にはシリ
コーン系剥離剤を塗布する。このとき、シート基材に応
じて目止めとして低密度ポリエチレンによってラミネー
トを行なった上に剥離剤を塗布する。尚、このとき用い
る剥離剤、目止め樹脂の種類はこれらに特定されるもの
ではない。
【0039】また、市販の粘着ロールクリーナは粘着シ
ートを紙管などの巻芯に、粘着面を外側に向けて巻回す
ことにより構成されており、巻回された粘着シートには
巻回方向と直角方向全長にミシン目や直角方向のロール
幅端部にスリットを設けることにより、巻出した粘着シ
ートを両手を用いてカットできるようにしている。しか
し、粘着シートを幅方向に亘りきれいに切り離すことは
難しく、切り離す操作自体も煩雑である。特に粘着ロー
ルを本実施例の清掃具の中に装着した場合、この切り離
す操作は更に煩雑となる。従って、粘着ロールの粘着シ
ートは一巻毎に予めカットされ独立しているタイプの粘
着ロールが望ましい。更には独立した粘着シートが巻芯
に螺旋状に巻回されているタイプの粘着ロールを用いる
と、幅狭な粘着シートの鋭角な先端部を摘んで引き上げ
るだけで、汚れたシートを容易に螺旋状に剥がすことが
できる点から望ましい。
【0040】また、本発明における粘着ロール21の粘
着シート21Aの粘着面の傾斜式ボールタックに基づく
数値の下限を10に設定すべきことは、以下の実験結果に
よって明らかである。尚、傾斜式ボールタックに基づく
数値が30より大きいと粘着力が強すぎて清掃具へ装着し
てからの操作性が劣ったり、粘着ロール21を清掃具1
0へ装着する際に、手等にべたついたりして取扱いにく
い。このため、傾斜式ボールタックに基づく数値の上限
は30とした。
【0041】(1)粘着ロールのタック力として傾斜式ボ
ールタックに基づく数値が下記実施例1〜3、比較例
1、2の如くになるものを作成した。
【0042】尚、傾斜式ボールタックに基づく数値の試
験装置及び試験方法は、日本工業規格(JIS)のZ023
7における粘着テープ・粘着シート試験方法の規定に基
づき以下の如くになされた(図3参照)。
【0043】1.試験装置30(球転装置31、試験用
ボール32) 傾斜式ボールタック試験に用いた球転装置31には、上
島製作所(株)製のボールテックテスタ・MODEL VR-57
10(商品名)を用いる。
【0044】試験に使う試験用ボール32の材質は、JI
S G4805に規定された高炭素クロム軸受鋼鋼材の2種(S
UJ2)であり、ボール32の大きさ及び個数はJIS B150
に規定された“ボールの呼び”の1/16から1までの大き
さのうち、5/64、7/64、9/64、15/64、17/64を除いた合
計31種類とする。
【0045】2.試験方法 (a)試験片33の寸法・個数 試験片33としての粘着ロール21を構成する粘着シー
ト21Aの寸法は幅15mm、長さ300mmとし、4枚採取す
る。
【0046】(b)試験環境 試験環境は次の通りである。試験装置30及び試験片3
3を20℃/RH53%環境下に1時間置いた後、その環境下に
おいて試験を行なう。
【0047】(c)試験装置30の固定 水準器を用いて球転装置31を測定台上に水平に固定す
る。傾斜板34の傾斜角θは30度にする。
【0048】(d)試験片33の取付方法と試験用ボール
32の洗浄 図3に試験片33を取付けたときの試験装置30の概略
を示す。試験片33の上端及び下端を止める粘着テープ
を用いて、傾斜板34上の所定の位置に、粘着面を上に
して試験片33を取付ける。
【0049】次に助走路35用のポリエチレンテレフタ
レート(PET)フィルム(長さ100mm以上、厚さ25μm:J
IS C2318に規定される透明フィルム)を、試験片33の
所定の位置に貼り付ける。
【0050】PETフィルムは、気泡が入ったり、しわに
ならないように貼り付け、強く圧着してはならない。
【0051】また、試験片33を傾斜板34上に取付け
るときに、試験片33が浮いたり、しわになったり曲が
ったりしないように注意を払い、縁がカールして浮いて
いるときにはその部分を他の粘着テープで板上に固定す
る。
【0052】そして、スタート位置Sからの試験用ボー
ル32の助走距離Lが100mm、試験片33における測定
領域Pが助走路35の下端より100mmになるように試験
片33及び助走路35としてのPETフィルムを取付ける
ようにする。
【0053】試験用ボール32の洗浄について本試験で
は、JIS Z0237に記載の試験板洗浄方法に従ってボール
32の洗浄を行なった後に試験を行なう。尚、洗浄に用
いる溶剤にはJIS Z0237に記載されている溶剤(例えば
n−ヘキサン)を用いた。
【0054】(e)試験方法の詳細 4枚の試験片33のうち1枚について、試験用ボール32
が助走路35を走り、試験片33の測定領域Pと接触す
る100mmの間で停止(5秒以上ボールが動かないこと)す
るようなボール32のうち最大のものを見出す。
【0055】次に残りの3枚の試験片33について、1
枚目の試験片33で見出した最大のボール32と、その
前後の大きさのボール、計3個のボールを1回ずつ計3
回転がし、見出したボールが測定部(100mm)以内で停
止することを確認する。
【0056】(f)試験結果の整理 試験結果は最初の1枚目を除いた残りの3枚の試験片3
3について整理する。試験結果は見出した最大のボール
32の番号をもって表し、3枚の試験片33の平均値を
求める。
【0057】[実施例1]晒しクラフト伸張紙(王子製
紙(株)製、目付75g/m)にポリエチレンラミネート
(15μm)を行ない、その上にシリコーン系剥離剤を塗
布する処理を施して基材シートを得た。該基材シートの
剥離剤を塗布する処理が施された面の背面にSIS(ス
チレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体)系粘
着剤を14g/mの坪量で塗工して片面粘着シートを得
た。内径1インチ、厚み1.4mmの紙管に市販の粘着テープ
を粘着面が外側になるように巻回して、幅195mm、外径3
4mmの大きさに調整したものを巻芯とし、この巻芯に前
記粘着シートを60mm幅にカットし、粘着面が外側になる
よう螺旋巻して粘着ロールを得た。この粘着ロールのタ
ック力は、前述の傾斜式ボールタックに基づく数値が10
であった。
【0058】[実施例2]実施例1の基材シートの剥離
剤を塗布する処理が施された面の背面に、SIS系粘着
剤を23g/mの坪量で塗工して片面粘着シートを得て、
この粘着シートを60mm幅にカットし、実施例1の巻芯に
粘着面が外側になるよう螺旋巻して粘着ロールを得た。
この粘着ロールのタック力は、前述の傾斜式ボールタッ
クに基づく数値が14であった。
【0059】[実施例3]実施例1の基材シートの剥離
剤を塗布する処理が施された面の背面に、SIS系粘着
剤を32g/mの坪量で塗工して片面粘着シートを得て、
この粘着シートを60mm幅にカットし、実施例1の巻芯に
粘着面が外側になるよう螺旋巻して粘着ロールを得た。
この粘着ロールのタック力は、前述の傾斜式ボールタッ
クに基づく数値が17であった。
【0060】[比較例1]市販粘着ロール(Helmac Pro
ducts Co.製、商品名:Lint Pic-Up Adhesive Roller、
螺旋巻タイプ)から粘着シートを巻き出し、実施例1の
巻芯に粘着面が外側になるよう螺旋巻して粘着ロールを
得た。この粘着ロールのタック力は、前述の傾斜式ボー
ルタックに基づく数値が4であった。
【0061】[比較例2]市販粘着ロール((株)ニト
ムズ製、商品名:スペアテープ コロコロフローリング
クリーナー用)から粘着シートを巻き出し、実施例1の
巻芯に粘着面が外側になるようレコード巻して粘着ロー
ルを得た。この粘着ロールのタック力は、前述の傾斜式
ボールタックに基づく数値が9であった。
【0062】(2-1)髪の毛捕集率試験法A(初期状態:
粘着シート表面にモデル付着による汚れなし)
【0063】カーペットの初期化として、回転ブラシ
付きの掃除機を用い、カーペットモードで清拭面積50cm
×50cmのカーペット(市販のカットパイルカーペット
[サンゲツ製サンハーモニー(商品名)、繊維:アクリ
ル85%、ナイロン15%、パイル長:8mm、密度:ゲージ1
/10、ステッチ14.5])上を清掃する。
【0064】髪の毛の散布方法として、長さ10cmの髪
の毛10本を、上記カーペット上に均一に散布する。
【0065】カーペットの清拭方法として、粘着ロー
ルは清掃面に直接接触しない間接捕集タイプの清掃具を
用い、カーペット上を5往復させ、粘着シートに付着し
た髪の毛の本数から次式により捕集率(%)を求める。 捕集率(%)=(髪の毛付着本数)/(髪の毛散布本
数)×100
【0066】上記〜を3回行ない、その平均値を
髪の毛捕集率とする。
【0067】(2-2)髪の毛捕集率試験法B(粘着シート
の表面にモデル汚れあり) モデル汚れとして、アクリル繊維100%の毛糸を1〜2mm
にカットしてほぐしたものを用いる。粘着シートの表面
にモデル汚れとしての該カット繊維を0.033g均一に散布
した粘着ロールを用いて、上記(2-1)の試験を行なう。
【0068】(2-3)髪の毛捕集率試験法C(粘着シート
の表面に初期汚れあり) モデル汚れとして、アクリル繊維100%の毛糸を1〜2mm
にカットしてほぐしたものを用いる。粘着シートの表面
にモデル汚れとしての該カット繊維を0.065g均一に散布
した粘着ロールを用いて、上記(2-1)の試験を行なう。
【0069】(2-4)パン粉捕集率試験法A カーペットの初期化として、回転ブラシ付きの掃除機
を用い、カーペットモードで清拭面積50cm×50cmのカー
ペット(市販のカットパイルカーペット[サンゲツ製サ
ンハーモニー(商品名)、繊維:アクリル85%、ナイロ
ン15%、パイル長:8mm、密度:ゲージ1/10、ステッチ1
4.5])上を清掃する。
【0070】パン粉の散布方法として、市販のパン粉
をφ1.4〜1.7mmに分級したもの0.9gを上記カーペット上
に均一に散布する。
【0071】カーペットの清拭方法として、粘着ロー
ルは清掃面に直接接触しない間接捕集タイプの清掃具を
用い、カーペット上を5往復させ、粘着シートに付着し
たパン粉重量を測定し、次式より捕集率を求める。 捕集率(%)=(パン粉付着量)/(パン粉散布量)×
100
【0072】(3)試験結果 試験結果をまとめると、下記表1の如くになる。
【0073】
【表1】
【0074】この表1から明らかな如く、本発明におけ
る粘着ロール21の粘着シート21Aの粘着面の傾斜式
ボールタックに基づく数値の下限を10に設定することに
より、髪の毛捕集率、パン粉捕集率ともに、比較例に比
して各段に向上することが認められる。また、前述の如
く、傾斜式ボールタックに基づく数値の上限を30とする
ことにより、粘着力が強すぎて粘着ロール21を清掃具
10へ装着してからの操作性が劣ったり、粘着ロール2
1を清掃具10へ装着する際に、手等にべたついたりし
て取扱いにくくなることがない。
【0075】本実施形態によれば、以下の作用がある。 (1)粘着ロール21がコア21Bに粘着シート21Aを
巻き回して構成されていて初期外径は40mm以下の小径
とされ、清掃具10をコンパクトにする。粘着ロール2
1が被清掃面に直接接触しないから、粘着ロール21の
表面にゴミ以外の、カーペット等の植毛をむしり取る等
によって付着させることがないから、粘着ロール21の
表面積が少なくても粘着力がすぐに弱まることがない。
従って、粘着ロール21の外径を上述の如くに小径にし
て表面積を少なくしても、粘着ロールによるゴミ捕捉量
を多くして新規粘着シート21Aを露出した後の清掃力
持続面積を大きくすることができる。
【0076】(2)粘着ロール21が被清掃面に直接接触
しないから、粘着ロール21がフローリング等に強力に
粘着して転動できなくなる虞も、カーペット等の植毛を
むしり取って被清掃面を傷める虞もなく、粘着シート2
1Aの基材21B上における粘着剤塗布量を25〜50g/m
に大きくして粘着力を強くできる。このため、粘着ロ
ールによるゴミ捕捉量を多くして新規粘着シート21A
を露出した後の清掃力持続面積を大きくすることができ
る。
【0077】(3)本発明における粘着ロール21の粘着
シート21Aの粘着面の傾斜式ボールタックに基づく数
値を10〜30の範囲に設定することにより、粘着ロール2
1の粘着シート21Aとしての粘着力が強すぎることな
く、かつ髪の毛等の汚れを付着保持する力を持続し、清
掃可能面積を大きくすることができる。
【0078】(4)粘着ロール21の軸方向に沿う粘着シ
ート21Aの横幅を170〜300mmの広幅にしたから、粘
着ロール21の1回の往行で清掃できる床面積を広く
し、清掃能率を向上することができる。
【0079】(5)掻き上げ体16は掻き上げたゴミを直
ちに粘着ロール21の側に吸着されて除去され、髪の毛
等がからみついて残ることもなく、粘着ロール21との
接触により常に清浄化されその清掃性能を安定維持でき
る。
【0080】(6)接触回転体18は粘着ロール21を載
置させて該粘着ロール21を確実に連れ回り回転させ
る。従って、掻き上げ体16に接する粘着ロール21の
粘着面を回転により常に新規にし、掻き上げ体16が掻
き上げたゴミを粘着ロール21の新規吸着面により確実
に吸着捕捉可能とする。このとき、粘着ロール21を掻
き上げ体16と接触回転体18の上に跨らせるから、大
小数種類のどのような外径の粘着ロール21も清掃具1
0に装填できる。よって粘着ロール21の外径寸法に製
造上の自由度が得られ、床状態に応じて、適切な外径の
粘着ロール21を選択できる。
【0081】(7)接触回転体18は粘着ロール21に吸
着捕捉されたゴミを、粘着ロール21の粘着面に押付
け、ゴミの捕捉状態の固定化に寄与する。尚、接触回転
体18が床面との接触により捕捉したゴミも、粘着ロー
ル21により吸着捕捉され、粘着ロール21は接触回転
体18も清浄に保つ。
【0082】(8)掻き上げ体16がカーペットの繊維の
深い部分から掻き上げるゴミも、フローリングの硬い平
坦面から後方に掻き飛ばすゴミも、掻き上げ体21の後
部の塵取部23にすくい上げられて確実に粘着ロール2
1の方向にガイドされ、集塵性能を向上できる。
【0083】(9)掻き上げ体16がタイヤ部16Bを備
えるから、タイヤ部16Bは清掃具10の重量により床
面に押付けられて回転し、掻き上げ体16を確実に回転
させる。掻き上げ径をタイヤ径より大きくしたから、掻
き上げ部16Aは弾性たわみの復元に基づく掻き上げ力
によりゴミを強力に掻き上げ、掻き上げ性能を向上する
し、カーペットの繊維の深い部分のゴミも良く掻き出し
できる。
【0084】(10)接触回転体18は弾性体表面を備える
ことにより、粘着ロール21に粘着捕捉されているゴミ
を該粘着ロール21の粘着面に良く押付け固定化でき
る。
【0085】(11)粘着ロール21の粘着力が強い場合、
粘着ロール21と接触回転体18が連れ回り回転するた
め、回転しにくく、操作が重くなる。そこで、接触回転
体18の表面に最低2ヵ所以上凹凸部を設けることによ
り、回転を軽くすることができる。即ち、接触回転体に
凹凸部を設けることは、粘着ロール21と接触回転体1
8との間にすき間を形成することとなり、両者の接触面
積を減らし、操作性を向上させることが可能となる。粘
着ロール21と接触回転体18とが密着せずに接触回転
体18に付着したゴミが粘着ロール21に転写するため
に、好ましい凹凸部の高さは、接触回転体18の材質が
ポリプロピレンの場合0.1〜0.5mm、より好ましくは0.
2〜0.4mmであり、シリコンゴムの場合はこれらの値よ
り低くても良い。ここで、凹凸部とは、接触回転体18
の表面にリブや凸部、凹部、しぼ面等を設けることをい
う。
【0086】本発明で使用される粘着ロールとして、コ
アロールに筒状シートを着脱可能に被せるものを使用し
ても良い。このとき、筒状シートの原形は、枚葉型の封
筒状シートをなすものとし、多数の封筒状シートを互い
に積層して保管することができる。
【0087】また、本発明において、掻き上げ体は、ブ
ラシに限らず、スポンジ、ゴムブレード、エラストマ
ー、弾性突起体等でも良い。
【0088】また、本発明において、接触回転体はロー
ル体に限らず、タイヤ等でも良い。
【0089】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、清掃具を
コンパクトにしながら、粘着ロールの新規粘着シートを
露出した後の清掃力持続面積を大きくすることができ
る。また、本発明によれば、被清掃面を傷めずに、粘着
ロールの粘着力を強くして新規粘着シートを露出した後
の清掃力持続面積を大きくすることができる。また、本
発明によれば、粘着ロールの1回の往行で清掃できる床
面積を広くし、清掃能率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は清掃具を示す斜視図である。
【図2】図2は清掃具を示す側断面図である。
【図3】図3は傾斜式ボールタックに基づく数値の試験
装置を示す模式図である。
【符号の説明】
10 清掃具 15 フレーム 16 掻き上げ体 18 接触回転体 21 粘着ロール 21A 粘着シート 21B コア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C09J 153/00 C09J 153/00 201/00 201/00 (72)発明者 静野 聡仁 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 植松 武彦 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3B074 AA04 AA05 AB03 AB05 4J004 AA06 AA07 AA10 AA17 AB01 AB03 CA02 CA04 CA06 CB02 CC02 CC06 DA04 DB01 EA01 FA08 FA10 4J040 CA111 DA001 DB021 DB051 DF001 DM001 DM011 JA09 JB01 JB09 KA26 KA29 KA31 LA06 NA05 PA23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに掻き上げ体と接触回転体を並
    べて回動自在に支持し、掻き上げ体と接触回転体の上に
    それらに跨がる粘着ロールを載せてなる清掃具のための
    粘着ロールであって、 初期外径が40mm以下に設定されてなる清掃具のための
    粘着ロール。
  2. 【請求項2】 フレームに掻き上げ体と接触回転体を並
    べて回動自在に支持し、掻き上げ体と接触回転体の上に
    それらに跨がる粘着ロールを載せてなる清掃具のための
    粘着ロールであって、 該粘着ロールを構成する粘着シートの基材における粘着
    剤塗布量が25〜50g/mの範囲内に設定されてなる清
    掃具のための粘着ロール。
  3. 【請求項3】 フレームに掻き上げ体と接触回転体を並
    べて回動自在に支持し、掻き上げ体と接触回転体の上に
    それらに跨がる粘着ロールを載せてなる清掃具のための
    粘着ロールであって、 該粘着ロールを構成する粘着シートの粘着面の傾斜式ボ
    ールタックに基づく数値が10〜30の範囲に設定されてな
    る清掃具のための粘着ロール。
  4. 【請求項4】 少なくとも掻き上げ体と粘着ロールを有
    する清掃具のための清掃面に直接接触しない粘着ロール
    であって、該粘着ロールは、粘着シートを巻き回して構
    成され、 該粘着シートの基材における粘着剤塗布量が25〜50g/
    の範囲内に設定されてなる清掃具のための粘着ロー
    ル。
  5. 【請求項5】 少なくとも掻き上げ体と粘着ロールを有
    する清掃具のための清掃面に直接接触しない粘着ロール
    であって、該粘着ロールは、粘着シートを巻き回して構
    成され、 該粘着シートの粘着面の傾斜式ボールタックに基づく数
    値が10〜30の範囲に設定されてなる清掃具用粘着ロー
    ル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015063636A (ja) * 2013-09-26 2015-04-09 株式会社ライフ堂 ロール式掃除具の粘着性シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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