JP2003189588A - リニアモータ - Google Patents
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- JP2003189588A JP2003189588A JP2001382726A JP2001382726A JP2003189588A JP 2003189588 A JP2003189588 A JP 2003189588A JP 2001382726 A JP2001382726 A JP 2001382726A JP 2001382726 A JP2001382726 A JP 2001382726A JP 2003189588 A JP2003189588 A JP 2003189588A
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Abstract
た形で行うことの出来る、リニアモータの提供。 【解決手段】永久磁石が軸心方向に配列された固定子2
及び、該固定子に対して移動子3を、軸心CL1方向
に、固定子と該移動子との間に作用する磁気の相互作用
により移動駆動自在に設けたリニアモータ1において、
固定子は、複数の永久磁石片9を環状に配列することに
より形成された磁石列L1、L2、L3、……を有し、
磁石列は軸心方向に所定のピッチP2で複数列配列され
ていることを特徴とする。各磁石列が複数の永久磁石片
9から分割構成されることとなり、組立時に固定子2の
軸心CL1方向に隣接する各永久磁石片9相互に作用す
る磁力をそれだけ小さくするすることが出来、組み立て
作業を容易に行うことが出来る。
Description
配列した、筒状の固定子を有するリニアモータに関す
る。
しては、円筒形に形成された永久磁石を、円筒の軸心方
向に磁化させ、その極性が、移動子の移動方向にN−S
−S−N−N−S……と、互いに同極性同士が固定子の
配列方向において対向する形で直列に配列したものが知
られている。
組立に際して、永久磁石の同極性同士を対向させる必要
があるために強力な反発力が永久磁石に作用し、固定子
の円滑な組立が困難になる不都合がある。こうした反発
力に抗して固定子を組み立てるために、直列に配列され
た永久磁石内にロッドを固定子の軸心方向に貫通させ、
該ロッドの両側にフランジを設けて、該フランジにより
直列に配列された永久磁石を両側から押さえ込んで固定
する構造も提案されているが、固定子の構造が複雑化、
重量化することは避けられない。
際して、磁力の作用を緩和させた形で行うことの出来
る、リニアモータを提供することを目的とするものであ
る。
磁石が軸心方向に配列された固定子(2)及び、該固定
子に対して移動子(3)を、前記軸心(CL1)方向
(矢印A、B方向)に、前記固定子と該移動子との間に
作用する磁気の相互作用により移動駆動自在に設けたリ
ニアモータ(1)において、前記固定子は、複数の永久
磁石片(9)を環状に配列する(本明細書で、「環状に
配列する」とは、各永久磁石片9を固定子2の軸心CL
1の周囲を囲む形で配列することを意味し、「各永久磁
石片9を全体が円環状となるように配列する」ばかりで
なく、「各永久磁石片9を全体が多角形を形成する形で
環状に配列する」状態や、「各永久磁石片9を全体が楕
円形状を形成する形で環状に配列する」などの態様も含
まれる)ことにより形成された磁石列(L1、L2、L
3、……)を有し、前記磁石列は前記軸心方向に所定の
ピッチ(P2)で複数列配列されていることを特徴とし
て構成される。
記固定子の内外方向(例えば、図5の矢印DR方向)に
磁化されていることを特徴として構成される。
る永久磁石片は各磁石列につき偶数個(例えば6個)、
前記軸心(CL1)を中心にして、その軸心方向のずれ
(ピッチP1)を含めて対称的に配置されていることを
特徴として構成される。
る永久磁石片(9)は、所定のピッチ(P1)で前記軸
心方向にずれた形で配置されていることを特徴として構
成される。
L2、L3、……)を構成する永久磁石片(9)は、複
数の永久磁石片からなる複数の磁石グループ(例えば、
第1の磁石装着部グループと第2の磁石装着部グループ
など)に分かれており、前記各磁石グループを構成する
各永久磁石片(例えば、第1磁石装着部グループを構成
する3カ所の磁石装着面5cA、5cB、5cCにそれ
ぞれ装着されている永久磁石片9と、第2の磁石装着部
グループを構成する、3カ所の磁石装着面5cD、5c
E、5cFにそれぞれ装着されている永久磁石片9)
は、所定のピッチ(P1)で前記軸心(CL1)方向
(矢印A、B方向)にずれた形で配置されており、前記
複数の磁石グループは、前記軸心(CL1)を中心に対
称に配置されていることを特徴として構成される。
れた前記永久磁石片間に、該永久磁石片の固定部材(1
3)が設けられていることを特徴として構成される。
モータにおて、前記固定部材は、前記永久磁石片の両側
面(9c、9c)を挟み込む形で設けられていることを
特徴として構成される。
モータにおいて、前記固定部材(13)は、その断面の
幅(W1)が、前記軸心(CL1)方向に向けて徐々に
狭まった形(例えば、扇形や楔形)に形成されているこ
とを特徴として構成される。
モータにおいて、前記磁石列(L1、L2、L3……)
は、互いに隣接する磁石列の外周面における極性が、互
いに反対になるように配置(例えば、S−N−S−N−
S−N……)されていることを特徴として構成される。
棒状の本体(5)を有しており、前記本体の外周部に前
記磁石列(L1、L2、L3、……)を設けて構成され
る。
に配列された固定子及び、該固定子に対して移動子を、
前記軸心方向に、前記固定子と該移動子との間に作用す
る磁気の相互作用により移動駆動自在に設けたリニアモ
ータにおいて、前記固定子は、環状に形成された複数の
環状永久磁石(21)を、所定のピッチ(P2)で前記
軸心方向(矢印A、B方向)に配列することにより形成
されており、前記各環状永久磁石は、前記固定子の内外
方向(例えば、図8の軸心CL1から図中上下方向に向
かう方向)に磁化されていることを特徴として構成され
る。
1、L2、L3、……)を複数の永久磁石片(9)を環
状に配列することから形成したので、各磁石列が複数の
永久磁石片9から分割構成されることとなり、組立時に
固定子2の軸心CL1方向に隣接する各永久磁石片9相
互に作用する磁力をそれだけ小さくするすることが出
来、組み立て作業を容易に行うことが出来る。
前記固定子の内外方向(例えば、図5の矢印DR方向)
に磁化されているので、永久磁石片(9)の磁束は軸心
CL1を中心に放射方向(図5矢印DR方向)に発生
し、永久磁石片(9)の磁化の方向が固定子軸心CL1
方向(矢印A、B方向)の場合(磁束の方向は軸心方
向)に比して、組立時に固定子2の軸心CL1方向に隣
接する各永久磁石片9相互に作用する磁力の影響を更に
小さくすることが出来る。
する永久磁石片は各磁石列につき偶数個(例えば6
個)、前記軸心(CL1)を中心にして、その軸心方向
のずれ(ピッチP1)を含めて対称的に配置されている
ので、各磁石列について、永久磁石片9を軸心を中心に
1対毎に対向的に配置することが出来、移動子との間で
作用する磁力のバランスを容易に取ることが出来、固定
子(2)に有害な曲げ等が応力などが生じることが極力
防止される。
する永久磁石片(9)は、所定のピッチ(P1)で前記
軸心方向にずれた形で配置しているので、移動子に推力
ムラ(コギング)が生じることを極力防止することが出
来る。
る各磁石グループを、同一の永久磁石片(9)の配列で
構成することが出来、固定子2の組立を簡単にすること
が出来るばかりか、固定子に移動子との間で作用する磁
力のバランスを容易に取ることが出来る。
3)により、永久磁石片(9)の保持が容易となる。
(9)を該永久磁石片の両側面から挟み込む形で保持す
ることが出来るので、確実な保持が可能となる。
用を利用して、永久磁石片(9)を確実に保持すること
が出来る。
磁石列の外周面における極性は、互いに反対になるよう
に配置(例えば、S−N−S−N−S−N……)されて
いるので、隣接する磁石列間には、反発力が作用するこ
とが無く、固定子(2)の組立を容易に行うことが出来
る。
心材として利用した形で永久磁石片(9)の組立が可能
となり、組み立て作業を容易に行うことが出来るばかり
か、精度の高い組立が可能となる。
方向(例えば、図8の軸心CL1から図中上下方向に向
かう方向)に磁化された環状永久磁石(21)を用いる
ことにより、磁石の磁束は軸心を中心とした放射方向
(図5矢印DR方向)に生じることから、組立に際して
軸心CL1方向に隣接した環状永久磁石(21)同士に
強い反発力が作用することが極力防止され、組み立て作
業を容易に行うことが出来る。
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
づき説明する。
一例を示す正断面図、図2は、図1の側断面図、図3は
図1のリニアモータの固定子を示す斜視図、図4は、図
3の固定子の分解斜視図、図5は図3の固定子の本体部
分を示す斜視図、図6は固定子の別の例を示す部分斜視
図、図7は、図6の固定子の本体部分を示す斜視図、図
8は本発明が適用されるリニアモータの別の例を示す正
断面図、図9は、固定子の本体部分周辺における6カ所
の磁石装着部の配置態様を示す図である。
うに、全体が細長い円筒状に形成された固定2及び該固
定子2上を固定子2の軸心CL1方向に移動駆動自在に
設けられた移動子3を有しており、固定子2は、全体が
細長い円筒状に形成された本体部分5を有している。本
体部分5は、図5に示すように、内部に中空部6が本体
部分5の、従って、固定子2の軸心CL1方向に貫通穿
設されており、本体部分5の両側には、キャップ7、7
が中空部6を閉塞する形で固着されている。
形成されており、磁石装着部5aには、軸心CL1方向
に所定の間隔L1でスペーサ部5bが帯状に複数形成さ
れている。軸心CL1方向に互いに隣接するスペーサ部
5b、5b間には、磁石装着面5cが、60゜ピッチで
軸心CL1回りに6カ所、円筒形の本体部分5をその外
周表面5d、従って、スペーサ部5b表面から軸心CL
1方向に所定深さD1だけ切り込む形でそれぞれ形成さ
れており、同一のスペーサ5bに隣接する前述の6カ所
の磁石装着面5cA、5cB、5cC、5cD、5c
E、5cF(図5の図中上部の磁石装着面5cAから時
計回りに順次、5cB、5cC、5cD、5cE、5c
Fと表記するが、各磁石装着面を区別する必要がない場
合には、単に磁石装着面5cと表記する)は、図9
(A)〜(F)に示すように、周方向に互いに隣接する
磁石装着面5cが、互いに位相が軸心CL1方向(矢印
A、B方向)にピッチP1だけずれた形で配置されてい
る。
においては軸心CL1に沿って一列に配列形成されてお
り、本体部分5には、そうした一列に配列された磁石装
着面5cが6列、軸心CL1を中心に60°ピッチで配
列形成されている。
5cAから図5の時計方向に隣接する、第1の磁石装着
部グループとしての3カ所の磁石装着面5cA、5c
B、5cCと、第2の磁石装着部グループとしての、残
りの3カ所の磁石装着面5cD、5cE、5cFは、軸
心CL1を中心に、該軸心CL1に直交する面上におい
て対称に配置されており、第1の磁石装着部グループの
各磁石装着面5cA、5cB、5cCは、図9(A)〜
(C)に示すように、互いにピッチP1づつ軸心CL1
方向にその位相がずれた形で配置形成されている。
石装着面5cD、5cE、5cFも、同様に、図9
(D)〜(F)に示すように、互いにピッチP1づつ軸
心CL1方向にその位相がずれた形で配置形成されてお
り、各グループで軸心CL1を中心に互い対向する位置
に配置された磁石装着面5cAと5cD、5cBと5c
E、5cCと5cFは、その軸心CL1方向における位
置が一致した位置に配置されている。即ち、第1の磁石
装着部グループとしての3カ所の磁石装着面5cA、5
cB、5cCと、第2の磁石装着部グループとしての、
残りの3カ所の磁石装着面5cD、5cE、5cFは、
軸心CL1を中心に、該軸心CL1に沿った方向におい
ても対称に配置されている。
に、軸心CL1方向の幅がL1に形成された永久磁石片
9が、軸心CL1方向にピッチP2をなす形で一列に接
着配置されており、本体部分5の磁石装着面5cには、
合計6列の永久磁石片9が軸心CL1に沿って矢印A、
B方向に配列されている。各永久磁石片9は、平面状に
形成され、磁石装着面5cに対向する形で接着される装
着面9aと、その反対側に軸心CL1を中心にした円筒
の一部を形成する形で曲面状に形成された外周面9bを
有している。永久磁石片9は、当該永久磁石片9を磁石
装着面5cに装着した際に、軸心CL1を中心にした放
射方向又は、固定子2の内外方向(前述の放射方向も含
む)、即ち、図5の矢印DR方向にN極とS極が配置さ
れるように磁化されており、これにより、各永久磁石片
9は、装着面9aと外周面9bが互いに異なる極性であ
る、N極又はS極に磁化されている。
ーサ部5bで区切られた6個の磁石装着面5cA、5c
B、5cC、5cD、5cE、5cFにそれぞれ配置さ
れた6個の永久磁石片9から構成される、円環状の磁石
列L1、L2……Ln(n=1、2、…)の、外周面9
bにおける極性は、図9に示すように、全て同一となる
ように配置されており、また互いに軸心CL1方向にス
ペーサ部5bを介して隣接する磁石列L1、L2……L
n(n=1、2、…)の外周面9bにおける極性は、互
いに反対となるように配置されている。
左方の磁石列L1の各永久磁石片9の外周面9bにおけ
る極性は全てN極であり、該磁石列L1の図中右方に隣
接する磁石列L2の各永久磁石片9の外周面9bにおけ
極性は全てS極であり、更に該磁石列L2の図中右方に
隣接する磁石列L3の各永久磁石片9の外周面9bにお
け極性は全てN極となるように配置されている。従っ
て、固定子は、軸心CL1に沿って、その表面極性が、
N−S−N−S−……となるように各磁石列L1、L
2、L3……がピッチP2で軸心CL1方向、即ち矢印
A、B方向に配置されている。
のそれぞれに配置された永久磁石片9、9の間のスペー
サ部5bには、図4に示すように、各永久磁石片9の外
周面9bと同一の曲率でその円弧形状の外周面11aが
形成されたスペーサ11がそれぞれ接着配置されてお
り、それら軸心CL1方向に一列に配列された多数の永
久磁石片9とスペーサ11の側面9c、11bは、互い
に隣接する列間で、図4に示すように、互いに対向して
楔状の固定溝12を形成している。固定溝12は、軸心
CL1方向に6本、平行に形成されており、該固定溝1
2の軸心CL1に直角な断面は、軸心CL1方向に向け
てその幅W1が徐々に狭まった形で形成されている。
などを介して固着されており、固定バー13は、その断
面が固定溝12の断面と整合する形でその幅W1が軸心
CL1方向に徐々に狭まった扇形に形成されている。固
定バー13は、その全長L1が本体部分5の全長と等し
く形成されており、固定バー13を固定溝12に装着固
定した場合に、固定子2の本体部分5の全長と一致する
ように構成されている。
着されると、その側面13a,13aが固定溝12の側
面12a,12aと密着して各永久磁石片9を両側から
挟み込み、その楔作用で各固定バー13、13間に配置
された永久磁石片9とスペーサ11の、軸心CL1を中
心とした放射方向への浮き上がりを確実に防止すること
が出来る。
着固定されると、図3に示すように、固定バー13、ス
ペーサ11及び永久磁石片9の外周部が筒状に連続し、
軸心CL1を中心として直径がD1の、円筒形の固定子
2の外形を形成する。
固定子2の伸延方向である軸心CL1方向、即ち矢印
A、B方向に、図示しない適宜な支持手段を介して移動
自在に支持された移動子3が、該移動子3に貫通穿設さ
れた固定子貫通穴3aを介して嵌入係合しており、移動
子3は工作機械のテーブルなど被駆動対象物15に装着
された形となっている。
に形成された本体16を有しており、本体16の外周部
には、放熱フィン16aが多数形成されている。本体1
6の内部には円筒状の電機子装着空間16bが形成され
ており、電機子装着空間16bには、電機子17が、図
1及び図2に示すように、固定子2の外周を取り囲み、
かつ固定子2の軸心CL1方向に沿った形で、装着配置
されている。電機子17は、周囲にコイル20の巻設さ
れた多数の鉄心19が軸心CL1方向に、固定子2の磁
石列L1、L2……の設置ピッチP2とは異なるピッチ
P3(P3<P2)で本体16にその基端部を接続した
形で配置されており、また、鉄心19は、軸心CL1に
対して直角な面においては、図2に示すように、軸心C
L1に対して放射状に60゜ピッチで6個づつ設けられ
ている。
するので、リニアモータ1を駆動する場合には、移動子
3の電機子17を構成する各鉄心19のコイル20を、
公知の手法で順次励磁し、その際に電機子17と固定子
2の間に作用する吸引力と反発力により、移動子3は固
定子2の軸心CL1方向に移動駆動され、移動子3に固
着された被駆動対象物15も同方向に駆動される。
第1の磁石装着部グループとしての3カ所の磁石装着面
5cA、5cB、5cCと、第2の磁石装着部グループ
としての、残りの3カ所の磁石装着面5cD、5cE、
5cFは、軸心CL1を中心に、該軸心CL1に直交す
る面において対称に配置されており、更に、第1の磁石
装着部グループとしての3カ所の磁石装着面5cA、5
cB、5cCと、第2の磁石装着部グループとしての、
残りの3カ所の磁石装着面5cD、5cE、5cFは、
軸心CL1を中心に、該軸心CL1に沿った方向におい
ても対称に配置されている。従って、3対の磁石装着面
5c、5cが軸心CL1を中心に互いに対向する形で配
置されていることとなり、移動子3の電機子17との間
に作用する磁気吸引/反発力は、互いに固定子2の両側
から圧縮又は引っ張りのどちらかの方向に作用する形と
なり、固定子2に曲げなどの有害な力が作用することが
防止され、好都合である。
磁石列L1、L2、L3……を構成する永久磁石片9が
偶数個(本実施例の場合は6個)、軸心CL1を中心に
して、その軸心方向である矢印A、B方向のずれ(ピッ
チP1)も含めて対称に配置されている必要がある。
分5の材料として磁性材料を用いることにより、各永久
磁石片9を本体部分5の磁石装着面5cに吸着させる形
で配置し、接着剤などで固定することが可能となり、極
めて簡単に固定子2の組立が可能となる。また、各永久
磁石片9の磁化方向が、永久磁石片9を固定子2に装着
した際に、該固定子2の軸心CL1を中心にした放射方
向にN−Sが位置するように、磁化されている、即ち、
各永久磁石片9の装着面9aと外周面9b方向に磁化さ
れているので、互いに軸心CL1方向に隣接する永久磁
石片9の極性は、その外周面9bにおいてS−N−S−
N−S−Nというように異なる極性の配列となり、反発
力が相互に作用することが無く、組立が容易である。
複数の永久磁石片9から構成されるので、各永久磁石片
9の磁束の方向を、図5に示すように、装着面9aに直
角な方向DRに整列させることが容易であり、磁束の方
向に乱れのない均一な磁石列を形成することが出来る。
5に示すような円筒の外周表面5dを削り込む形で磁石
列L1、L2、L3、……を形成する代わりに、図7に
示すように、6角形などの多角柱形状に本体部分5を形
成して、6本(何本でもよい)の帯状の磁石装着面5c
を形成し、ぞれぞれの磁石装着面5cに、図6に示すよ
うに、多数の永久磁石片9をスペーサ11を介してS−
N−S−N−S−Nのように配置装着して、同様に固定
バー13により、図3と同様に形成することも可能であ
る。
も、一体的に形成されている必要はなく、軸心CL1方
向や放射方向に分割形成されていても良い。更に、本体
部分5は必ずしも必要ではなく、各永久磁石片9を環状
に配列して磁石列を構成し、該磁石列を軸心CL1方向
に配列することが出来る限り、各永久磁石片9相互を接
着したり、樹脂で固めたりして、構成することも可能で
ある。
磁石列の磁化の方向は、必ずしも固定子の内外方向(例
えば、図5の矢印DR方向)である必要はなく、固定子
2の軸心CL1方向に磁化させる形でもよい。この場
合、軸心CL1方向に隣接する各永久磁石片9相互間に
反発力などの磁力が作用する場合もあるが、各磁石列は
複数の永久磁石片9から分割構成されるので、個々の永
久磁石片9に作用する反発力を小さくすることが出来、
それだけ組立も容易となる。
L2、L3……を、それぞれ1個の円筒型に形成された
環状永久磁石21から形成し、該環状永久磁石21の軸
心CL1方向両側の接続面21d、21dを、軸心CL
1対して斜めに形成すると共に、互いに隣接する環状永
久磁石21、21間に、同一の傾斜角度を有する接続面
22a、22aが形成されたスペーサ22を配置して、
全体筒状に形成された固定子2を形成することも可能で
ある。この場合、各環状永久磁石21は、移動子3の軸
心CL1方向に対して斜めに配置された形となってい
る。また、この場合でも、各環状永久磁石21の磁化の
方向は、各環状永久磁石21の内側、即ち軸心CL1側
と、外側、即ち固定子外周側2aを結ぶ放射方向又は内
外方向に磁化されて、固定子2全体としては、固定子外
周側2aの表面極性がS−N−S−N−S−N−Sと成
っている。
で、全体が筒状となるように形成したが、固定子の断面
形状は円筒形に限らず、3角形、4角形、6角形、8角
形などの多角形形状でも、更には楕円形状でもよい。固
定子の断面形状を多角形状にした場合、永久磁石片9
は、図5に示すように、移動子3の電機子17と対向す
る外周面9bを円弧状に形成する必要が無く、永久磁石
片9の加工が容易となる。この場合、各磁石列(L1、
L2、L3、……)を構成する永久磁石片9は、固定子
2の外形を形成する形で、多角形の環状に配列されるこ
ととなる。また、固定子は全体が、棒状で有れば、中空
棒状でなくてもよく、中空部6を無くして中実棒状に形
成することも可能である。
を示す正断面図である。
図である。
ある。
る。
である。
例を示す正断面図である。
の磁石装着部の配置態様を示す図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 永久磁石が軸心方向に配列された固定子
及び、該固定子に対して移動子を、前記軸心方向に、前
記固定子と該移動子との間に作用する磁気の相互作用に
より移動駆動自在に設けたリニアモータにおいて、 前記固定子は、複数の永久磁石片を環状に配列すること
により形成された磁石列を有し、 前記磁石列は前記軸心方向に所定のピッチで複数列配列
されていることを特徴とする、リニアモータ。 - 【請求項2】 前記永久磁石片は、前記固定子の内外方
向に磁化されていることを特徴とする、請求項1記載の
リニアモータ。 - 【請求項3】 前記各磁石列を構成する永久磁石片は各
磁石列につき偶数個、前記軸心を中心にして、その軸心
方向のずれを含めて対称的に配置されていることを特徴
とする、請求項1記載のリニアモータ。 - 【請求項4】 前記各磁石列を構成する永久磁石片は、
所定のピッチで前記軸心方向にずれた形で配置されてい
ることを特徴とする、請求項1記載のリニアモータ。 - 【請求項5】 前記各磁石列を構成する永久磁石片は、
複数の永久磁石片からなる複数の磁石グループに分かれ
ており、 前記各磁石グループを構成する各永久磁石片は、所定の
ピッチで前記軸心方向にずれた形で配置されており、 前記複数の磁石グループは、前記軸心を中心に対称に配
置されていることを特徴とする、請求項1記載のリニア
モータ。 - 【請求項6】 周方向に環状に配列された前記永久磁石
片間に、該永久磁石片の固定部材が設けられていること
を特徴とする、請求項1記載のリニアモータ。 - 【請求項7】 前記固定部材は、前記永久磁石片の両側
面を挟み込む形で設けられていることを特徴とする、請
求項6記載のリニアモータ。 - 【請求項8】 前記固定部材は、その断面の幅が、前記
軸心方向に向けて徐々に狭まった形に形成されているこ
とを特徴とする、請求項7記載のリニアモータ。 - 【請求項9】 前記磁石列は、互いに隣接する磁石列の
外周面における極性が、互いに反対になるように配置さ
れていることを特徴とする、請求項2記載のリニアモー
タ。 - 【請求項10】 前記固定子は棒状の本体を有してお
り、 前記本体の外周部に前記磁石列を設けて構成した、請求
項1記載のリニアモータ。 - 【請求項11】 永久磁石が軸心方向に配列された固定
子及び、該固定子に対して移動子を、前記軸心方向に、
前記固定子と該移動子との間に作用する磁気の相互作用
により移動駆動自在に設けたリニアモータにおいて、 前記固定子は、環状に形成された複数の環状永久磁石
を、所定のピッチで前記軸心方向に配列することにより
形成されており、 前記各環状永久磁石は、前記固定子の内外方向に磁化さ
れていることを特徴とする、リニアモータ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2001-12-17 JP JP2001382726A patent/JP3543148B2/ja not_active Expired - Lifetime
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