JP2003188988A - VoIPにおける音声チャネル多重化伝送システム - Google Patents

VoIPにおける音声チャネル多重化伝送システム

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JP2003188988A
JP2003188988A JP2001384092A JP2001384092A JP2003188988A JP 2003188988 A JP2003188988 A JP 2003188988A JP 2001384092 A JP2001384092 A JP 2001384092A JP 2001384092 A JP2001384092 A JP 2001384092A JP 2003188988 A JP2003188988 A JP 2003188988A
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signal
circuit
address
voip
telephone
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JP2001384092A
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Takayuki Matsudo
孝之 松戸
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 IPパケット内のオーバヘッドの占める割合を
できるだけ小さくさせる。 【解決手段】 複数の電話機からの拠点A宛の音声情報
は、符号化されバッファに送られ蓄積される。バッファ
では音声データにそれぞれチャネル番号とデータ長を示
すヘッダを付加してショートパケット信号を形成する。
タイマー回路はチャネル番号に対応した宛先情報が蓄積
されているスイッチ・テーブルを参照し、同じ宛先Aで
あるショートパケット信号をバッファ回路から順次読み
出し多重バッファ回路に送り蓄積する。多重化されるデ
ータ量はIP専用線のインターフェース信号に多重化され
る位置のビット数やビットレート等で管理される。多重
バッファ回路に多重化され蓄積されたショートパケット
は多重化回路に送られ、TCP/IPヘッダが付加されたIPパ
ケット信号はIP専用線のインターフェース信号の多重化
される位置に多重化されて宛先Aに送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はVoIP (Voice over I
nternet Protocol:インターネットプロトコルを用いた
音声通信)における音声チャネル多重化伝送システムに
係り、とくにたとえば1つのIP パケット内に複数のチ
ャネルの音声データを多重化し、音声データの高効率伝
送を図るのに好適なVoIP における音声チャネル多重化
伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】VoIPにおいては、アナログ音声信号はデ
ジタル圧縮処理されてIP (Internet Protocol:インター
ネットプロトコル)パケットのペイロード(payload:情
報データ重畳部)に重畳される。
【0003】標準的なTCP/IP (Transmission Control P
rotocol/Internet Protocol)通信においては、ペイロー
ドの前にヘッダがあり、このヘッダの中には、IPヘッダ
があり、このIPヘッダ部に20byte(バイト)の制御デー
タが重畳され、また、このヘッダの中にはTCPヘッダが
あり、このTCPヘッダ部に20byteの制御データが重畳さ
れ、さらに、このヘッダの中には下位プロトコル層での
制御データを重畳するヘッダもあり、このヘッダ部にも
制御データが重畳される。またさらに、ペイロードの後
に引き続き制御データが付加されるが、この付加される
部をトレイラ(trailer)と呼んでいる。
【0004】このようなTCP/IP通信におけるIPパケット
化においては、IPヘッダの20byte、TCPヘッダの20byt
e、下位プロトコル層ヘッダ部におけるbyte数およびト
レイラ部におけるbyte数の合計により約80byteのオーバ
ヘッド(overhead)が生じる。
【0005】図18にはVoIPにて用いられる音声コーデッ
ク方式における実質的な帯域などが示されている。同図
の実質的な帯域の値から、VoIPで音声データを転送する
ためには、実質の音声データに必要な帯域に加え、IPパ
ケットのオーバヘッド分が必要とする帯域を考慮する必
要があることがわかる。
【0006】従来のVoIP技術では、音声データのIPパケ
ット化においては、音声チャネル単位に行なわれてい
る。この場合、図18からもわかるように、音声データが
低速であるため、パケット内の実質の音声データに対す
るオーバヘッドの割合は33%〜89%と大きくなる。従っ
て、低速の音声データをIPパケット化した場合、実際の
音声データの伝送効率は極めて劣化する。
【0007】また、このような低速の音声データによる
IPパケットの10Mbpsまたは100Mbpsの通信能力を持って
いる一般的なLAN (Local Area Network)の通信において
は、このようなオーバヘッドによる帯域圧迫などの影響
はさほど問題にならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特にIP
網であるIP専用線を介して接続された音声端末と通信を
行なう場合には、使用可能な帯域が限られているので、
オーバヘッドの帯域増はそのまま通信チャネル数の制限
につながるという問題があった。またこの通信チャネル
数の制限により通信コストもアップするという問題もあ
った。
【0009】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、IP専用線のような使用帯域の限られるネットワーク
環境におけるVoIPによる音声通信においては、IPパケッ
ト内のオーバヘッドの占める割合をできるだけ小さくさ
せることのできるVoIPにおける音声チャネル多重化伝送
システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、第1の拠点に複数の電話機からなる第1
の電話機群と、この第1の電話機群の複数の電話機を収
容する第1の構内交換機と、この第1の構内交換機に接
続される第1のVoIP GW装置とを設け、第2の拠
点に複数の電話機からなる第2の電話機群と、この第2
の電話機群の複数の電話機を収容する第2の構内交換機
と、この第2の構内交換機に接続される第2のVoIP
GW装置とを設け、第1のVoIP GW装置と第2の
VoIPGW装置をIP専用線で接続してなるVoIP
における音声チャネル多重化伝送システムにおいて、第
1の構内交換機は、第1の電話機群の複数の電話機の各
々電話機により生成されたオフフック信号と通話相手の
選択信号とアナログ音声信号とを各々受信する複数の第
1の受信手段と、この複数の各々第1の受信手段により
受信されたアナログ音声信号を対応するデジタル音声信
号に各々変換する複数のアナログ/デジタル変換手段
と、この複数の各々アナログ/デジタル変換手段により
変換されたデジタル音声信号を無圧縮の第1の符号化方
式により第1のデジタル符号化信号に各々変換する複数
の第1の符号化手段と、この複数の各々第1の符号化手
段により変換された無圧縮の第1のデジタル符号化信号
を高速の第2のデジタル符号化信号に各々速度変換する
複数の第1の速度変換手段と、この複数の各々第1の速
度変換手段により変換された高速の第2のデジタル符号
化信号をハイウェイフレーム信号の中の複数のタイムス
ロットの所定のタイムスロットに多重化する第1の多重
化手段と、この第1の多重化手段により多重化されたハ
イウェイフレーム信号の中の所定のタイムスロットから
高速の第2のデジタル符号化信号を各々取り出し、各々
出力端子から出力するスイッチ手段と、このスイッチ手
段の各々の出力端子から出力された高速の第2のデジタ
ル符号化信号を低速の第3のデジタル符号化信号に各々
速度変換する複数の第2の速度変換手段と、上述の各手
段と接続される第1の制御手段とを含み、第1のVoI
PGW装置は、第1の制御手段に接続されるとともに、
上述の複数の各々第2の速度変換手段により出力された
低速の第3のデジタル符号化信号を第2の符号化方式に
より圧縮して第4のデジタル符号化信号に各々変換する
複数の第2の符号化手段と、第1の制御手段に接続され
るとともに、チャネル番号情報、データ長を示す情報、
第4のデジタル符号化信号情報の順からなる各々ショー
トパケット信号を形成する機能部であって、この複数の
各々第2の符号化手段により圧縮された第4のデジタル
符号化信号を各々蓄積する複数の第1のメモリ手段と、
この複数の各々第1のメモリ手段に蓄積された第4のデ
ジタル符号化信号に応じた各々データ長を示す情報を受
信して各々対応した第1のメモリ手段に蓄積する複数の
データ長受信蓄積手段と、この複数の各々第1のメモリ
手段に蓄積された第4のデジタル符号化信号に応じた各
々チャネル番号を生成して各々対応した第1のメモリ手
段に蓄積するチャネル番号生成蓄積手段とを備えた第1
の記憶手段群とを含むことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よるVoIPにおける音声チャネル多重化伝送システムの実
施例を詳細に説明する。
【0012】図17には、本発明のVoIPにおける音声チャ
ネル多重化伝送システムの一例が示されている。このシ
ステムは拠点A,B,Cから構成されている。
【0013】図17のシステムの拠点Cの送信用VoIP GW
装置(図1)においては、たとえばアナログ電話機20、2
4、28からの拠点A宛の音声情報はG.729符号化器306、31
0、314に送られる。これら音声情報はそれら符号化器に
より符号化され、これら符号化された信号はバッファ31
6、320、324に送られ蓄積される。また、アナログ電話機2
2、26からの拠点B宛の音声情報はG.729符号化器308、312
に送られる。これら音声情報はそれら符号化器により符
号化され、これら符号化された信号はバッファ318、322
に送られ蓄積される。バッファ316〜324においては蓄積
された音声符号化データにそれぞれチャネル番号とデー
タ長を示すヘッダを付加してなるショートパケット信号
を形成する。バッファ318、322においても同様のことを
行なう。なお、制御部230からの制御信号に基づきスイ
ッチ・テーブル326にはチャネル番号に対応した宛先情
報が記憶されている。タイマー回路334はこのスイッチ
・テーブルを参照し、同じ宛先Aであるショートパケッ
ト信号をバッファ回路316、320、324から順次読み出し多
重バッファ回路330に送りチャネル番号の異なるショー
トパケット信号の多重化された信号をそれに蓄積し、ま
た、同様に、宛先Bであるショートパケット信号をバッ
ファ回路318、322から順次読み出し多重バッファ回路332
に送りチャネル番号の異なるショートパケット信号の多
重化された信号をそれに蓄積する。それぞれ多重化され
蓄積されるデータ量についてはIP専用線のインターフェ
ース信号に多重化されるところのビット数やビットレー
ト等にてタイマー回路334により管理される。多重バッ
ファ回路330に多重化され蓄積されたチャネル番号の異
なるショートパケット信号は多重化回路340に送られ、
この回路340にてTCP/IPヘッダが付加され、このTCP/IP
ヘッダの付加されたIPパケット信号は、IP専用線30のイ
ンターフェース信号の多重化されるところに多重化され
て宛先Aに送られる。また、同様に、多重バッファ回路
332に多重化され蓄積されたチャネル番号の異なるショ
ートパケット信号は、多重化回路342に送られ、この回
路342にてTCP/IPヘッダが付加され、このTCP/IPヘッダ
の付加されたIPパケット信号はIP専用線34のインターフ
ェース信号の多重化されるところに多重化されて宛先B
に送られる。
【0014】図17に示されるように、拠点Cは、アナロ
グ電話機20〜28と、これらアナログ電話機20〜28を収容
するPBX (Private Branch Exchange:構内交換機)200
と、このPBX200に接続されるとともに、IP専用線30,32,
34のそれぞれ一方の端子に接続されるVoIP GW(Voice ov
er Internet Protocol GateWay:VoIP ゲートウェイ)装
置300とから構成され、また、拠点Aは、アナログ電話
機40〜44と、これらアナログ電話機40〜44を収容するPB
X500と、このPBX500に接続されるとともに、IP専用線3
0,32の他方の端子に接続されるVoIP GW装置400とから構
成され、また、拠点Bは、アナログ電話機60〜62と、こ
れらアナログ電話機60〜62を収容するPBX700と、このPB
X700に接続されるとともに、IP専用線34の他方の端子に
接続されるVoIP GW装置600とから構成されている。
【0015】この例では、IP専用線30,32は、1次群速度
インタフェースの専用線であり、それぞれメタリックの
心線1対を使用した構成になっており、IP専用線34は、
基本インタフェースの専用線であり、上り・下りにそれ
ぞれメタリック心線1対を使用した4線バス構成になっ
ている。
【0016】拠点Cの構成を説明する。
【0017】図17に示すアナログ電話機20〜28は、この
例では、一般的に使用される、送話器、受話器、フック
スイッチ、ダイヤル、ベルおよび電話機回路から構成さ
れるものである。これら電話機のダイヤルは、電話の相
手の番号(選択信号)を発生するものであるが、DP(ダ
イヤルパルス)式でもよいし、また、PB(プッシュボタ
ン)式でもよいが、この例においては、DP式のものを使
用したものとする。
【0018】アナログ電話機20〜28の入出力100〜108は
図8に示すPBX200のアナログ電話機インタフェース回路
202〜210の入出力100〜108と接続されている。
【0019】図8には、PBX200の構成例が示されてい
る。このPBX200は、この例では、デジタル式の構内交換
機であり、このPBX200は、それぞれ収容する内線電話機
同士間で電話通信する従来から使用される機能も備えて
いる。
【0020】図8を参照すると、このPBX200は、アナロ
グ電話機インタフェース回路202〜210と、デジタル・ス
イッチ回路220と、制御部230と、VoIP GWインタフェー
ス回路240とから構成されている。
【0021】図7には、アナログ電話機インタフェース
回路202〜210の構成例が示されている。このアナログ電
話機インタフェース回路202〜210は、一般的に使用され
ているものであり、通話電流供給部(B)262と、過電
圧保護部(O)264と、呼出信号送出部(R)266と、監
視部(S)268と、2線/4線変換部(ハイブリッド:
H)270と、A/D変換器(アナログ/デジタル変換器)27
2と、PCM符号化器274と、PCM復号器276と、D/A変換器
(デジタル/アナログ変換器)278とから構成されてい
る。
【0022】通話電流供給部(B)262は、アナログ電
話機へ通話用電流を供給するものであり、過電圧保護部
(O)264は、対応するアナログ電話機と2線式電話線
で接続されるとともに、外来の過電圧信号から内部の保
護を行なうものであり、呼出信号送出部(R)266は、
電話機ベルの鳴動信号の送出を行なうものであり,監視
部(S)268は、電話機のフック状態の監視を行なうも
のであり、2線/4線変換部(ハイブリッド:H)270
は、2線通話路と4線通話路の変換を行なうものであ
る。
【0023】A/D変換器(アナログ/デジタル変換器)2
72は、入出力100,102,104,106または108を介して入力し
たアナログ電話機から供給されるアナログ音声信号を入
出力130から入力した制御部230からの8kHzのサンプリン
グ信号にてサンプリングすることによりアナログ電話機
から供給されるアナログ音声信号を対応する1サンプル
当たり8ビットのデジタル信号に変換するものである。
【0024】アナログ電話機インタフェース回路202〜2
10のPCM (Pulse Code Modulation:パルス符号変調)符号
化器274は、A/D変換器272により変換された通常のデジ
タル信号をITU-T(国際電気通信連合・電気通信標準化部
門)により勧告されたG.711の符号化方式であるPCMデジ
タル信号(無圧縮64kbps)に変換し、出力110,114,118,
122,126に出力する。これらの出力110,114,118,122,126
はデジタル・スイッチ回路220(図9)の速度変換器280
a〜280eの入力110,114,118,122,126に接続されている。
このような符号化処理は、制御部230から供給される制
御信号130により行なわれる。
【0025】アナログ電話機インタフェース回路202〜2
10のPCM復号器276は、入力112,116,120,124,128から入
力したデジタル・スイッチ回路220のS/P変換器282a〜28
2eから送られてくるG.711符号化方式のPCMデジタル信号
を通常のデジタル信号に戻すものである。
【0026】D/A変換器(デジタル/アナログ変換器)2
78は、このPCM復号器276により通常のデジタル信号に戻
されたデジタル信号を対応するアナログ信号に戻すもの
である。このような復号および変換処理は、制御部230
から供給される制御信号130により行なわれる。このよ
うにして戻されたアナログ信号は、対応するアナログ電
話機へ送られる。
【0027】制御部230は、この例では、アナログ電話
機20〜28のオフフックやダイヤル信号に基づき入力130
から入力したオフフックやダイヤル信号、入力140から
入力したIP専用線32からの1次群速度インタフェースフ
レーム信号および入力144から入力したIP専用線34から
の基本インタフェースフレーム信号を受け、これら受け
た信号に基づいて、各部に必要な各種制御信号を生成す
る拠点Cの主制御機能部である。
【0028】図9には、PBX200に設けられたデジタル・
スイッチ回路220の構成例が示されている。このデジタ
ル・スイッチ回路220は、この例では、空間型のスイッ
チ回路にて構成された機能部であり、速度変換器280a〜
280eと、S/P変換器(シリアル/パラレル変換器)282a
〜282eと、多重化回路284と、ゲート・スイッチ回路288
とから構成されている。
【0029】速度変換器280a〜280eは、この例では、送
信側の速度変換器であり、入力110,114,118,122,126か
ら入力したアナログ電話機インタフェース回路202〜210
のPCM符号化器274から供給される1ビット当たり64kHz
の伝送速度のシリアルPCMデジタル信号を、1ビット当
たり2.048MHzの伝送速度に変換し、それぞれ変換した1
ビット当たり2.048MHzの伝送速度のシリアルPCMデジタ
ル信号を多重化回路284に送るシフトレジスタである。
この変換処理は制御部230から送られる制御信号132によ
り行なわれる。
【0030】多重化回路284は、速度変換器280a〜280e
から供給された1ビット当たりの伝送速度が2.048MHzで
チャネル番号がch_a〜ch_eであるシリアルPCMデジタル
信号を、この例では、32個のタイムスロット(TS0〜TS3
1)からなる2.048MHzフレームのタイムスロットTS0〜TS4
に多重化する機能部である。この1つのタイムスロット
に時分割多重化されるビット数は8ビットである。この
多重化処理は制御部230から送られる制御信号132により
行なわれる。
【0031】詳細には、アナログ電話機20からの信号を
チャネル番号ch_aとし、このch_aの8ビットの信号をTS
0に多重化し、アナログ電話機22からの信号をチャネル
番号ch_bとし、このch_bの8ビットの信号をTS1に多重
化し、アナログ電話機24からの信号をチャネル番号ch_c
とし、このch_cの8ビットの信号をTS2に多重化し、ア
ナログ電話機26からの信号をチャネル番号ch_dとし、こ
のch_dの8ビットの信号をTS3に多重化し、アナログ電
話機28からの信号をチャネル番号ch_eとし、このch_eの
8ビットの信号をTS4に多重化する。多重化するデータ
のないところのタイムスロットは、空きにしておいてよ
い。このように多重化された2.048MHzフレームの信号
は、ハイウェイ70aを介してゲート・スイッチ回路288の
入方路70aに送られる。
【0032】ゲート・スイッチ回路288は、この例で
は、入方路70aに接続されて延長されている線と出方路7
2a〜72e,150〜158に接続されて延長されている線との交
差上にアンドゲート回路を設けるとともに、入方路70b
に接続されて延長されている線と出方路72a〜72eに接続
されて延長されている線との交差上にアンドゲート回路
を設ける構成になっている。
【0033】そして、たとえば入方路70aから延長され
ている線と出方路150とから延長されている線が交差す
るアンドゲート回路のところに入方路70aから入力したc
h_aの信号が到達した時にこのアンドゲートを開き、こ
の入力したch_aの信号が通過した時にこのアンドゲート
を閉じて出方路150に2.048MHzの伝送速度の8ビットの
シリアルPCMデジタル信号を出力する。このような方法
により出方路152,154,156,158,72a〜72eに2.048MHzの伝
送速度のch_b,ch_c,ch_d,ch_eの8ビットのシリアルPCM
デジタル信号を出力する。
【0034】また、入方路70bに入力した信号をいずれ
の出方路72a〜72eに出力するかについても、上述の方法
と基本的には同じなので説明を省略する。このような開
閉処理は制御部230から送られる制御信号132により行な
われる。
【0035】S/P変換器282a〜282eは、この例では、受
信側のシリアル/パラレル変換器であり、入力72a〜72e
から入力した1ビット当たり2.048MHzの伝送速度のシリ
アルPCMデジタル信号に含まれているチャネル番号がch_
0〜ch_4のシリアルPCMデジタル信号を8kHzの伝送速度
の8ビットパラレルのPCMデジタル信号に変換し、出力1
12,116,120,124,128に出力するメモり回路である。出力
112,116,120,124,128はアナログ電話機インタフェース
回路202〜210のPCM復号器276の入力112,116,120,124,12
8に接続されている。このような変換処理は制御部230か
ら送られる制御信号132により行なわれる。
【0036】図10には、VoIP GW (Voice over Internet
Protocol GateWay)インタフェース回路240の構成例が
示されている。このVoIP GWインタフェース回路240は、
速度変換器280f〜280jと、S/P変換器(シリアル/パラ
レル変換器)282f〜282jと、多重化回路286とから構成
されている。
【0037】速度変換器280f〜280hは、この例では、受
信側の速度変換器であり、受信用VoIP GW装置352のG.72
9復号器368,370,372,392,394(図2)から入力170〜178
に送られてくる1ビット当たりの64kHzの伝送速度のシ
リアルPCMデジタル信号を、1ビット当たり2.048MHzの
伝送速度に変換し、それぞれ変換した1ビット当たり2.
048MHzの伝送速度のシリアルPCMデジタル信号を多重化
回路286に送るシフトレジスタである。この変換処理
は、制御部230から送られる制御信号134により行なわれ
る。
【0038】速度変換器280f〜280hのうちの速度変換器
280f,280g,280hは、この例では、拠点Aから送られてく
る信号に対応する速度変換器であり、速度変換器280f〜
280hのうちの速度変換器280i,280jは、拠点Bから送ら
れてくる信号に対応する速度変換器である。
【0039】多重化回路286は、速度変換器280f〜280j
から送られてくる1ビット当たりの伝送速度が2.048MHz
でチャネル番号がch_o〜ch_4であるシリアルPCMデジタ
ル信号を、この例では、32個のタイムスロット(TS0〜TS
31)からなる2.048MHzフレームのタイムスロット番号TS0
〜TS4に多重化する機能部である。この1つのタイムス
ロットに時分割多重化されるビット数は8ビットであ
る。この多重化処理は制御部230から送られる制御信号1
34により行なわれる。
【0040】詳細には、拠点Aのアナログ電話機40から
の信号をチャネル番号ch_0とし、このch_0の8ビットの
信号をTS0に多重化し、アナログ電話機42からの信号を
チャネル番号ch_1とし、このch_1の8ビットの信号をTS
1に多重化し、アナログ電話機44からの信号をチャネル
番号ch_2とし、このch_2の8ビットの信号をTS2に多重
化し、拠点Bのアナログ電話機60からの信号をチャネル
番号ch_3とし、このch_3の8ビットの信号をTS3に多重
化し、アナログ電話機62からの信号をチャネル番号ch_4
とし、このch_4の8ビットの信号をTS4に多重化する。
このように多重化された2.048MHzフレームの信号はハイ
ウェイ70bを介してゲート・スイッチ回路288の入方路70
b(図9)に送られる。このような多重化処理は制御部2
30から送られる制御信号134により行なわれる。
【0041】そして、たとえば、アナログ電話機40の利
用者がアナログ電話機20の利用者に電話した場合には、
ゲート・スイッチ回路288においては、入方路70bから延
長されている線と出方路72aとから延長されている線が
交差するアンドゲート回路のところに入方路70bから入
力したch_0の信号が到達した時にこのアンドゲートを開
き、この入力したch_0の信号が通過した時にこのアンド
ゲートを閉じて出力72aにアナログ電話機40からの2.048
MHzの伝送速度の8ビットのシリアルPCMデジタル信号を
出力する。このような開閉処理は制御部230から送られ
る制御信号132により行なわれる。
【0042】S/P変換器282f〜282jは、この例では、送
信側のシリアル/パラレル変換器であり、入力150〜158
から入力した1ビット当たり2.048MHzの伝送速度のシリ
アルPCMデジタル信号に含まれているチャネル番号がch_
a〜ch_eのシリアルPCMデジタル信号を8kHzの伝送速度
の8ビットパラレルのPCMデジタル信号に変換し、出力1
60〜168に出力するメモり回路である。このような変換
処理は制御部230から送られる制御信号134により行なわ
れる。S/P変換器282f〜282jの出力160〜168から出力さ
れるch_a〜ch_eの信号は、この例では伝送速度が8kHz
で8ビットパラレルのPCMデジタル信号である。これら
の信号はVoIP GW装置300の送信用VoIP GW装置302(図
1)に送られる。
【0043】図1には、送信用VoIP GW装置302の構成例
が示されている。この送信用VoIP GW装置302は、G.729
符号化器306〜314およびバッファ回路316〜324からなる
ショートパケット化回路304と、スイッチ・テーブル(SW
Table)326と、多重バッファ回路330および多重バッフ
ァ回路332からなるチャネル多重化回路328とタイマー回
路(Timer)334と、多重化回路340および多重化回路342か
らなるIPパケット化回路338とから構成されている。
【0044】G.729符号化器306〜314は、入力160〜168
から入力したch_a〜ch_eの伝送速度が8kHzで8ビット
パラレルのPCMデジタル信号(64kbps)をITU-Tにて勧告さ
れたG.729符号化方式であるCS-ACELP (Conjugate Strut
ure Algebraic Code ExcitedLinear Predictive)デジタ
ル信号(8kbps)に圧縮する回路である。これら圧縮され
た各々CS-ACELPデジタル信号(8kbps)は、対応するバ
ッファ回路316〜324へ送られる。このような符号化処理
は、制御部230から供給される制御信号136により行なわ
れる。
【0045】なお、このシステムの例では圧縮方式とし
てITU-Tにて勧告されたG.729符号化方式のものを使用し
たが、他の符号化方式のものを使用してもよい。
【0046】バッファ回路316〜324は、チャネル番号(c
h_id)を示すヘッダ部とこのヘッダ部に続く音声データ
のデータ長(length)を示すヘッダ部とこのヘッダ部に続
く音声データ部とから構成されるショートパケットを形
成する機能部であり、メモリ回路とチャネル番号生成回
路と音声データのデータ長記憶回路とから構成されてい
る。
【0047】バッファ回路316〜324のチャネル番号生成
回路は、この例では、8ビットからなるビット数にてチ
ャネル番号を表わす信号を生成する回路であり、たとえ
ばバッファ回路316のチャネル番号生成回路は、この例
では、チャネル番号がch_aである信号を生成する。同様
に、バッファ回路318,320,322,324のチャネル番号生成
回路は、この例では、チャネル番号がch_b,ch_c,ch_d,c
h_eである信号を生成する。
【0048】なお、このシステムの例では、チャネル番
号を表わす信号として8ビットからなる信号としたが、
ビット数は作成されるシステムによって決まるものでも
あるから、8ビットでなくともよい。
【0049】バッファ回路316〜324のデータ長記憶回路
は、この例では、16ビットにより表わされる値によりオ
クテット単位の音声データのデータ長を示す信号を記憶
する回路であり、この回路に記憶させるためのデータ長
を示す16ビットの信号は、タイマー回路334から信号線1
010を介して送られる。この記憶値(設定値)はタイマ
ー回路334がバッファ回路316〜324のメモリ回路に蓄積
されている音声データを読み出す量と同じものである。
【0050】なお、このシステムの例では、データ長を
示す信号として16ビットからなる信号としたが、ビット
数は作成されるシステムによって決まるものでもあるか
ら、16ビットでなくともよい。
【0051】バッファ回路316〜324のメモリ回路の最初
の8ビットの蓄積領域には、上述のチャネル番号生成回
路から送られてくるch_a,ch_b,ch_c,ch_d,ch_eが蓄積さ
れ、この蓄積領域に続く16ビットの蓄積領域には、タイ
マー回路334により設定されてなるデータ長記憶回路か
らのデータ長を示す信号が蓄積され、この蓄積領域に続
く蓄積領域には、G.729符号化器306〜314から送られて
くる8kbpsの伝送速度のCS-ACELPデジタル信号が蓄積さ
れる。
【0052】このメモリ回路への上述のそれぞれ信号の
書き込みは、制御部230から供給される制御信号136によ
り行なわれる。また、バッファ回路316〜324のメモリ回
路に蓄積されているショートパケットの読み出しについ
ては、タイマー回路334からの制御信号1010により行な
われる。
【0053】ところで、たとえば拠点Cのアナログ電話
機20,24,28の利用者が拠点Aのアナログ電話機40,42,44
に電話し、拠点Cのアナログ電話機22,26の利用者が拠
点Bのアナログ電話機60,62に電話したとする。
【0054】この場合、拠点Cのアナログ電話機20,22,
24,26,28の利用者によるオフフックやダイヤル情報は最
終的には制御線130を介して拠点Cの制御部230に送られ
る。制御部230は、送られてきたこれらオフフックやダ
イヤル情報に基づく制御信号136を形成し、この形成し
た制御信号136をショートパケット化回路304、タイマー
回路334、スイッチ・テーブル326およびIPパケット化回
路338に送る。
【0055】この場合、多重化回路340は、入力136に入
力した制御信号に基づいて、この多重化回路340に設け
られるch_a,ch_c,ch_eの信号に対する送信先A(宛先
A、拠点A)のアナログ電話機40,42,44の電話番号に対
応するIPアドレスの蓄積されるアドレステーブルを参照
する。この参照により多重化回路340は、ch_a,ch_c,ch_
eの信号に対するアナログ電話機40,42,44の電話番号に
対応するIPアドレスを信号線1024を介してスイッチ・テ
ーブル326に送る。
【0056】また、多重化回路342は、入力136に入力し
た制御信号に基づいて、この多重化回路342に設けられ
るch_b,ch_dの信号に対する送信先B(宛先B、拠点
B)のアナログ電話機60,62の電話番号に対応するIPア
ドレスの蓄積されるアドレステーブルを参照する。この
参照により多重化回路342は、ch_b,ch_dの信号に対する
アナログ電話機60,62の電話番号に対応するIPアドレス
を信号線1024を介してスイッチ・テーブル326に送る。
【0057】これにより、ch_a,ch_c,ch_eに対するアナ
ログ電話機40,42,44の電話番号に対応するIPアドレス
が、また、ch_b,ch_dの信号に対するアナログ電話機60,
62の電話番号に対応するIPアドレスがスイッチ・テーブ
ル回路326に蓄積される。このような蓄積処理は制御部2
30から供給される制御信号136により行なわれる。
【0058】スイッチ・テーブル回路326に蓄積された
情報は、バッファ回路316〜324からのデータをどの多重
バッファ回路330,332に送るのかを決めるのに用いる。
【0059】タイマー回路334は、チャネル毎に多重時
間を管理処理などを行なう機能部から構成されている。
詳細には、タイマー回路334は、まず、入力136に入力し
た制御信号に応動して、スイッチ・テーブル326に蓄積
されている情報を参照するための制御信号1014を生成す
る。この生成した制御信号1014は制御線1014を介してス
イッチ・テーブル326に送られる。
【0060】タイマー回路334は、スイッチ・テーブル3
26に送った制御信号1014によりスイッチ・テーブル326
に蓄積されている情報を読み出す。この読み出した情報
は信号線1014を介してタイマー回路334に送られる。タ
イマー回路334は、この送られてきた情報に基づいて、
どのバッファ回路316〜324からのデータをどの多重バッ
ファ回路330,332に送るかを決める。
【0061】つまりタイマー回路334は、入力136から入
力した制御信号および入力1014から入力した情報に基づ
いて、拠点Aに対する処理用の制御信号と拠点Bに対す
る処理用の制御信号を生成する。
【0062】詳細には、タイマー回路334は、バッファ
回路316〜324のデータ長記憶回路に音声データのデータ
長を設定するための信号を生成し、この生成した信号を
信号線1010を介して送る。この設定値はタイマー回路33
4がバッファ回路316〜324のメモリ回路に蓄積されてい
る音声データを読み出す量を示すものである。
【0063】タイマー回路334は、送信先Aに対する処
理については、バッファ回路316に蓄積されているch_a
のショートパケット信号を読み出すための制御信号1010
を生成してバッファ回路316に送り、続いて、バッファ
回路320に蓄積されているch_cのショートパケット信号
を読み出すための制御信号1010を生成してバッファ回路
320に送り、続いて、バッファ回路324に蓄積されている
ch_eのショートパケット信号を読み出すための制御信号
1010を生成してバッファ回路324に送る。
【0064】これにより、最初に読み出されたch_aのシ
ョートパケット信号は、信号線1000を介して多重バッフ
ァ回路330に送られ、次に読み出されたch_cのショート
パケット信号は、信号線1004を介して多重バッファ回路
330に送られ、さらに次に読み出されたch_e用のショー
トパケット信号は、信号線1008を介して多重バッファ回
路330に送られる。
【0065】一方、送信先Bに対する処理については、
タイマー回路334は、まず、バッファ回路318に蓄積され
ているch_bのショートパケット信号を読み出すための制
御信号1010を生成してバッファ回路318に送り、続い
て、バッファ回路322に蓄積されているch_dのショート
パケット信号を読み出すための制御信号1010を生成して
バッファ回路322に送る。
【0066】これにより、最初に読み出されたch_bのシ
ョートパケット信号は、信号線1002を介して多重バッフ
ァ回路332に送られ、次に読み出されたch_dのショート
パケット信号は、信号線1006を介して多重バッファ回路
332に送られる。
【0067】多重バッファ回路330は、複数のショート
パケット信号を蓄積するメモリ容量を有するメモリ回路
である。多重バッファ回路330は、この例では、ショー
トパケット信号1000,ショートパケット信号1004,ショー
トパケット信号1008の順に送られてきた信号を、制御部
230からの制御信号136に基づいてタイマー回路334によ
り生成された制御信号1012により蓄積する。すなわち、
多重バッファ回路330には、送信先AのVoIP GWアドレス
単位の3つの異なるチャネル番号のショートパケット信
号が多重されて蓄積される。
【0068】タイマー回路334はまた、入力136から入力
した制御信号に基づく読み出し制御信号1012を生成する
回路を有する。タイマー回路334は、この生成した制御
信号1012を制御線1012を介して多重バッファ回路330に
送り、多重バッファ回路330に蓄積されているショート
パケット信号1000,ショートパケット信号1004,ショート
パケット信号1008を、この信号の順に読み出し出力1018
に出力する。この出力1018はIPパケット化回路338の多
重化回路340の入力1018に接続されている。
【0069】多重バッファ回路332も多重バッファ回路3
30と同様に、複数のショートパケット信号を蓄積するメ
モリ容量を有するメモリ回路である。多重バッファ回路
332は、この例では、ショートパケット信号1002,ショー
トパケット信号1006の順に送られてきた信号をタイマー
回路334により生成された制御信号1012により蓄積す
る。すなわち、多重バッファ回路332には、送信先BのV
oIP GWアドレス単位の2つの異なるチャネル番号のショ
ートパケット信号が多重されて蓄積される。
【0070】タイマー回路334は、上述したように、入
力136から入力した制御信号に基づく読み出し制御信号1
012を生成する回路を有する。タイマー回路334は、この
生成した制御信号1012を制御線1012を介して多重バッフ
ァ回路332に送り、多重バッファ回路332に蓄積されてい
るショートパケット信号1002,ショートパケット信号100
6をこの信号の順に読み出し出力1020に出力する。この
出力1020はIPパケット化回路338の多重化回路342の入力
1020に接続されている。
【0071】多重化回路340は、IPヘッダ部とこのIPヘ
ッダ部に続くTCPヘッダ部とこのTCPヘッダ部に続く多重
バッファ回路330から送られてくる複数のチャネルによ
るチャネル別に多重化された音声データ部とこの音声デ
ータ部に続くトレイラ部から構成されるIPパケットを形
成する機能部と、アドレステーブルと、1次群速度イン
タフェースフレーム信号を形成する機能部とから構成さ
れている。
【0072】多重化回路342は、IPヘッダ部とこのIPヘ
ッダ部に続くTCPヘッダ部とこのTCPヘッダ部に続く多重
バッファ回路332から送られてくる複数のチャネルによ
るチャネル別に多重化された音声データ部とこの音声デ
ータ部に続くトレイラ部から構成されるIPパケットを形
成する機能部と、アドレステーブルと、基本インタフェ
ースフレーム信号を形成する機能部とから構成されてい
る。
【0073】まず、アドレステーブルについて述べる。
【0074】多重化回路340のアドレステーブルについ
て述べると、このアドレステーブルには、この例では、
送信元Cのアナログ電話機20〜28の電話番号と対応する
送信元CのIPアドレスと、送信先A(宛先A)のアナロ
グ電話機40〜44の電話番号と対応する宛先AのIPアドレ
スとが記憶されている。
【0075】多重化回路342のアドレステーブルについ
て述べると、このアドレステーブルには、この例では、
送信元Cのアナログ電話機20〜28の電話番号と対応する
送信元CのIPアドレスと、送信先B(宛先B)のアナロ
グ電話機60〜62の電話番号と対応する宛先BのIPアドレ
スとが記憶されている。
【0076】次に、IPヘッダについて述べる。
【0077】IPヘッダの中に含まれている情報の種類
は、基本的には、従来から使用されているものでよい。
多重化回路340におけるIPヘッダの送信元および宛先ア
ドレスフィールド領域は、この例では、3チャネル分の
音声データを送るので、従来の3倍の領域を必要とす
る。
【0078】この例では、従来の位置の送信元アドレス
フィールド領域には送信元Cのアナログ電話機20の電話
番号に対応するIPアドレスが挿入され、この送信元アド
レスフィールド領域に続く32ビットからなるアドレスフ
ィールド領域には送信元Cのアナログ電話機24の電話番
号に対応するIPアドレスが挿入され、この送信元アドレ
スフィールド領域に続く32ビットからなるアドレスフィ
ールド領域には送信元Cのアナログ電話機28の電話番号
に対応するIPアドレスが挿入される。
【0079】さらに、この例では、上述の最後の送信元
アドレスフィールド領域に続く宛先アドレスフィールド
領域には送信先Aのアナログ電話機40の電話番号に対応
するIPアドレスが挿入され、この宛先アドレスフィール
ド領域に続く32ビットからなるフィールド領域には送信
先Aのアナログ電話機42の電話番号に対応するIPアドレ
スが挿入され、このフィールド領域に続く32ビットから
なるフィールド領域には送信先Aのアナログ電話機44の
電話番号に対応するIPアドレスが挿入される。
【0080】したがって、本発明の例では、基本的に
は、IPヘッダのバイト数は36バイトとなる。TCPヘッダ
には追加する要素がないので、基本的なバイト数は従来
と同様の20バイトでよい。
【0081】多重化回路340は、上述したように、IPパ
ケット信号および1次群速度インタフェースフレーム信
号を形成する機能部を有する、IPパケット信号および1
次群速度インタフェースフレーム信号を形成するには、
詳細には、メモリ回路と、IPヘッダに含まれる送信元ア
ドレスおよび宛先アドレスを除くIPヘッダ用のデータの
生成を行なうIPヘッダ用データ生成回路と、TCPヘッダ
用のデータの生成を行なうTCPヘッダ用データ生成回路
と、音声データ部の後部に付加する制御信号を生成する
トレイラ生成回路と、IPヘッダに挿入される送信元アド
レスおよび宛先アドレスの記憶される上述したアドレス
テーブルと、1次群速度インタフェースフレーム信号生
成回路とが必要である。
【0082】多重化回路342は、上述したように、IPパ
ケット信号および基本インタフェースフレーム信号を形
成する機能部を有する、IPパケット信号および基本イン
タフェースフレーム信号を形成するには、詳細には、メ
モリ回路と、IPヘッダに含まれる送信元アドレスおよび
宛先アドレスを除くIPヘッダ用のデータの生成を行なう
IPヘッダ用データ生成回路と、TCPヘッダ用のデータの
生成を行なうTCPヘッダ用データ生成回路と、IPヘッダ
に挿入される送信元アドレスおよび宛先アドレスの記憶
される上述したアドレステーブルと、音声データ部の後
部に付加する制御信号を生成するトレイラ生成回路と、
基本インタフェースフレーム信号を形成する基本インタ
フェースフレーム信号生成回路とが必要である。
【0083】多重化回路340のメモリ回路は、少なくと
も1次群速度インタフェースフレームの情報を蓄積する
容量を有するものであり、このメモリ回路には、1次群
速度インタフェースフレーム信号生成回路により生成さ
れた1次群速度インタフェースフレーム信号が蓄積され
る。
【0084】この場合、この例では、1次群速度インタ
フェースフレーム信号に含まれるCH1〜CH3の部分に、上
述したIPヘッダ用データ生成回路により生成されたIPヘ
ッダ情報とTCPヘッダ用データ生成回路により生成され
たTCPヘッダ情報と多重バッファ回路330から送られてく
る複数のチャネルによるチャネル別に多重化された音声
データとトレイラ生成回路により生成された制御情報が
蓄積される。このようにして蓄積されて形成された1次
群速度インタフェースフレーム信号は、制御部230から
の読み出し制御信号136により読み出されIP専用線30に
出力される。
【0085】なお、この場合、IPヘッダに設けられてい
る送信元アドレス部および宛先アドレス部へのそれぞれ
のIPアドレス情報はアドレステーブルから送られる。な
おまたこの場合、トレイラ生成回路により生成される制
御情報がなければ音声データまでがIPパケット情報であ
るとしてもよい。
【0086】多重化回路342のメモリ回路は、少なくと
も基本インタフェースフレームの情報を蓄積する容量を
有するものであり、このメモリ回路には、基本インタフ
ェースフレーム信号生成回路により生成された基本イン
タフェースフレーム信号が蓄積される。
【0087】この場合、この例では、基本インタフェー
スフレーム信号に含まれる2箇所のB1チャネルおよび2
箇所のB2チャネルの部分に、上述したIPヘッダ用データ
生成回路により生成されたIPヘッダ情報とTCPヘッダ用
データ生成回路により生成されたTCPヘッダ情報と多重
バッファ回路332から送られてくる複数のチャネルによ
るチャネル別に多重化された音声データとトレイラ生成
回路により生成された制御情報が蓄積される。このよう
にして蓄積されて形成された基本インタフェースフレー
ム信号は制御部230からの読み出し制御信号136により読
み出されIP専用線34に出力される。
【0088】なお、この場合、IPヘッダに設けられてい
る送信元アドレス部および宛先アドレス部へのそれぞれ
のIPアドレス情報は、アドレステーブルから送られる。
なおまたこの場合、トレイラ生成回路により生成される
制御情報がなければ音声データまでがIPパケット情報で
あるとしてもよい。
【0089】前に述べたように、拠点Cの利用者がVoIP
で拠点A,Bの利用者に電話する場合、拠点Cの利用者
はオフフックし、拠点A,Bの相手の電話番号をダイヤ
ルしなければならない。この場合、拠点Cの送信側であ
るIPパケット化回路338には拠点Cの利用者が使用した
電話機の電話番号を送信元IPアドレスに変換し、また拠
点A,Bの相手の電話機の電話番号を宛先IPアドレスに
変換するアドレステーブルを設けなければならない。
【0090】したがって、拠点Cの送信側におけるIPパ
ケット化回路338に設けられたアドレステーブルには、
拠点Cのアナログ電話機20〜28の電話番号に対応する送
信元IPアドレスが記憶され、拠点A,Bのアナログ電話
機40〜44,60〜62の電話番号に対応する宛先IPアドレス
が記憶される。
【0091】また逆に、拠点A,Bの利用者がVoIPで拠
点Cの利用者に電話する場合、拠点Cの受信側には、拠
点A,Bから送られてくる送信元IPアドレスに対応する
拠点A,Bのアナログ電話機40〜44,60〜62の電話番号
に変換し、拠点A,Bから送られてくる拠点Cの宛先IP
アドレスに対応する拠点Cの電話番号に変換するアドレ
ステーブルを設けなければならない。
【0092】したがって、後述する拠点Cの受信側のTC
P/IPヘッダ処理回路354,380(図2)に設けられるアドレ
ステーブルには、拠点A,Bから送られてくる送信元IP
アドレスに対応する拠点A,Bのアナログ電話機40〜4
4,60〜62の電話番号が記憶され、拠点A,Bから送られ
てくる拠点Cの宛先IPアドレスに対応する拠点Cのアナ
ログ電話機20〜28の電話番号が記憶される。
【0093】IP専用線30,32としては、この例では、192
kビット/秒から1.5Mビット/秒までの速度の専用線の
共通的なフレーム構造を有する1次群速度インタフェー
スを使用することにした。この1フレーム周期は125μs
であり、8ビット単位のチャネル位置が24個ある。そし
て、この例では、この1次群速度インタフェースのうち
のCH1〜CH3間の24ビットを使用する192kビット/秒の専
用線とした。
【0094】IP専用線34は、この例では、64kビット/
秒と128kビット/秒の専用線の共通的なフレーム構造を
有するISDNの基本インタフェースを使用することにし
た。この1フレーム周期は250μs、つまり電話の音声信
号の標本化周期である125μsの2倍の時間であって、こ
の中に、利用者データを運ぶためのB1チャネル用の16ビ
ット(8ビット×2)とB2チャネル用の16ビットがあ
る。
【0095】64kビット/秒の専用線ではB1チャネルだ
けを使い、128kビット/秒の専用線ではB1チャネルとB2
チャネルの合計32ビットを使う。
【0096】ここで、たとえば、IP専用線30の192kビッ
ト/秒の専用線を用いて、図18に示す従来の実質的な帯
域が70.4kbpsであるIPパケットをどの程度の数、通せる
かを考えてみる。IPパケット数が2の場合は、70.4kbps
×2=140.8kbpsとなり、この192kビット/秒の専用線
で2個のパケットを通すことはできるが、IPパケット数
が3になった場合は、70.4kbps×3=211.2kbpsとな
り、この192kビット/秒の専用線では3個のパケットを
通すことはできないことがわかる。
【0097】本発明では、上述したように、各チャネル
の音声パケットを送信先のアドレス毎(送信先VoIP GW
宛て毎)にチャネル多重してIPパケット化している。ま
た、この場合、たとえば、各チャネルの音声パケットに
付加されるオーバヘッド(IPヘッダ、TCPヘッダ、トレイ
ラなど)のbyte数は1つのIPパケット相当分でよい。
【0098】ここで、オーバヘッドのbyte数を80byte
(ショートパケットを伝送に必要なIPパケットのところ
に挿入される送信元と宛先アドレスのbyte分を除く)と
し、上述の実質的な帯域が70.4kbpsであるIPパケットの
音声データ量を10byteとするパケットをショートパケッ
トとし、この1つのショートパケットの前に付加される
ヘッダのbyte数を3byteとし場合、192kビット/秒の専
用線を用いて、このショートパケットがいくつ伝送でき
るかを以下に試算してみる。
【0099】図18によれば、上述した実質的な帯域が7
0.4kbpsであるパケットにおける送出間隔は10msであ
り、192kビット/秒の専用線を使用した場合は240byte
伝送できことがわかる。そのうちのショートパケットの
伝送に必要なIPパケットのところに挿入される送信元と
宛先アドレスのbyte数を除いたオーバヘッド部分のbyte
数を80byteとしたから、ショートパケットが使用できる
byte数は240byte−80byte=160byteとなる。10byteの1
つのショートパケットを伝送するには、ヘッダ部分に3
byteとIPパケットのところに挿入される送信元と宛先ア
ドレスの8byteを加算しなければならない。
【0100】したがって、1つのショートパケットを伝
送するには、21byte必要になる。この専用線で伝送でき
るショートパケットの数は、160byte÷21byte=7.6とな
るから、本発明によるこの方式によれば、7チャネルの
音声データが伝送できることがわかる。
【0101】そこで、多重バッファ回路330に7チャネ
ルのショートパケットを多重した場合のタイマー回路33
4におけるショートパケットの多重開始から終了までの
多重設定時間は、5.2μs×7×13×8=3.78msとなる。
【0102】一方、たとえば、IP専用線34の128kビット
/秒の専用線を用いて、図18に示す従来の実質的な帯域
が70.4kbpsであるIPパケットをどの程度の数通せるかを
考えてみる。IPパケット数が1の場合は70.4kbps×1=
70.4kbpsとなり、この128ビット/秒の専用線で1個の
パケットを通すことはできるが、IPパケット数が2にな
った場合は70.4kbps×2=140.8kbpsとなり、この128k
ビット/秒の専用線では2個のパケットを通すことはで
きないことがわかる。
【0103】しかしながら、本発明では、上述したよう
に、各チャネルの音声パケットを送信先のアドレス毎に
チャネル多重してIPパケット化している。この場合は、
たとえば、各チャネルの音声パケットに付加されるオー
バヘッドのbyte数は1つのIPパケット相当分でよい。
【0104】ここで、オーバヘッドのbyte数を80byte
(ショートパケットを伝送に必要なIPパケットのところ
に挿入される送信元と宛先アドレスのbyte分を除く)と
し、上述の実質的な帯域が70.4kbpsであるIPパケットの
音声データ量を10byteとするパケットをショートパケッ
トとし、この1つのショートパケットの前に付加される
本発明のヘッダのbyte数を3byteとし場合、128kビット
/秒の専用線を用いて、このショートパケットがいくつ
伝送できるかを以下に試算してみる。
【0105】図18によれば、上述の実質的な帯域が70.4
kbpsであるパケットにおける送出間隔は10msであり、12
8kビット/秒の専用線を使用した場合は160byte伝送で
きることがわかる。そのうちのショートパケットの伝送
に必要なIPパケットのところに挿入される送信元と宛先
アドレスのbyte数を除いたオーバヘッド部分のbyte数を
80byteとしたから、ショートパケットが使用できるbyte
数は160byte−80byte=80byteとなる。10byteの1つの
ショートパケットを伝送するには、ヘッダ部分に3byte
とIPパケットのところに挿入される送信元と宛先アドレ
スの8byteを加算しなければならない。
【0106】したがって、1つのショートパケットを伝
送するには、21byte必要になる。この専用線で伝送でき
るショートパケットの数は、80byte÷21byte=3.86とな
るから、本発明によるこの方式によれば、3チャネルの
音声データが伝送できることがわかる。
【0107】そこで、多重バッファ回路332に3チャネ
ルのショートパケットを多重した場合のタイマー回路33
4におけるショートパケットの多重開始から終了までの
多重設定時間は、7.8μs×3×13×8=2.43msとなる。
【0108】図2には、拠点CのVoIP GW装置300の受信
用VoIP GW装置352の構成例が示されている。この受信用
VoIP GW装置352は、拠点A対応の機能部と拠点B対応の
機能部とを有している。まず、拠点A対応の機能部につ
いて述べると、この機能部はTCP/IPヘッダ処理回路354
と、バッファ回路358,360,362および多重分離制御回路3
64からなるチャネル多重分離回路356と、スイッチ・テ
ーブル366と、G.729復号器368,370,372とから構成され
ている。
【0109】TCP/IPヘッダ処理回路354の入力32には、
拠点Aの送信用VoIP GW装置402の多重化回路434(図
3)からのIPパケットの多重化された1次群速度インタ
フェースフレーム信号が入力される。
【0110】このTCP/IPヘッダ処理回路354は、メモリ
回路と、IPヘッダに挿入されている送信元アドレスに対
応する拠点Aの電話番号および宛先アドレスに対応する
拠点Cの電話番号の記憶されるアドレステーブルとから
構成されている。
【0111】TCP/IPヘッダ処理回路354の入力32から入
力した1次群速度インタフェースフレーム信号は、その
まま出力140に出力される。この出力140は拠点CのPBX2
00の制御部230の入力140に接続されている。制御部230
は入力した1次群速度インタフェースフレーム信号に同
期した必要な各種制御信号138を形成して受信用VoIPGW
装置352に送る。
【0112】TCP/IPヘッダ処理回路354のメモリ回路
は、入力32から入力した1次群速度インタフェースフレ
ーム信号を制御部230から送られてきた制御信号138によ
り蓄積する。
【0113】このメモリ回路に蓄積されている1次群速
度インタフェースフレーム信号の中のIPパケットに多重
化されている音声データ(チャネル番号ch_a,ch_b,ch_c
のショートパケットの多重された音声データ)の部分
を、制御部230から送られてくる制御信号138により、分
離して出力1300に出力し、かつこのIPパケットに多重化
されているTCP/IPヘッダも分離して出力140に出力す
る。これにより分離された音声データ1300は、バッファ
回路358,360,362および多重分離制御回路364の入力1300
に入力される。
【0114】上述したTCP/IPヘッダ処理回路354に送ら
れてくる音声データ分離用の制御信号138は、入力したI
PパケットのIPヘッダに多重化されている全長フィール
ドに示されている全長の値から入力したIPパケットのIP
ヘッダに多重化されているヘッダー長フィールドに示さ
れているヘッダー長の値を引いてなる音声データの多重
化されている区間を示す制御信号である。
【0115】さらに、上述のメモリ回路に蓄積されてい
る1次群速度インタフェースフレーム信号の中に多重化
されている送信元アドレスに対応する拠点Aの電話番号
および宛先アドレスに対応する拠点Cの電話番号を、制
御部230から送られてくる制御信号138によりアドレステ
ーブルから読み出して出力140に出力する。
【0116】制御部230は、送られたきた宛先アドレス
に対応する拠点Cの電話番号の基づいて、宛先の電話機
のベルを鳴らすための制御信号130を生成したり、宛先
の電話機に接続するためのスイッチ制御信号132を生成
する。
【0117】続いて多重分離制御回路364の入力138に
は、IPパケットに多重化されている音声データの多重化
されている区間値を示すペイロード情報やクロック信号
などの制御信号が入力される。多重分離制御回路364
は、入力138から入力したペイロード情報やクロック信
号などの制御信号および入力1300から入力した音声デー
タのヘッダに多重化されているch_id情報、length情報
とをもとに、入力1300から入力した音声データに多重化
されているチャネル番号毎の音声データのみを取り出す
制御信号を形成し、この形成した制御信号を制御線1302
に出力する。
【0118】この場合、チャネル番号毎に付加される音
声データのみを取り出す前には、多重分離制御回路364
は、制御線1304を介して、どのチャネル番号の音声デー
タをどのバッファ回路に記憶するかを示しているスイッ
チ・テーブル366を参照している。
【0119】このスイッチ・テーブル366では、この例
では、ch_aの音声データについてはch_0を示すバッファ
回路358に、ch_bの音声データについはch_1を示すバッ
ファ回路360に、ch_cの音声データについてはch_2を示
すバッファ回路362にそれぞれ蓄積するようになってい
る。
【0120】多重分離制御回路364は、ch_aの音声デー
タについてはch_0を示すバッファ回路358に、ch_bの音
声データについはch_1を示すバッファ回路360に、ch_c
の音声データについてはch_2を示すバッファ回路362に
それぞれ蓄積するための書き込み制御信号を形成し、こ
の形成した書き込み制御信号を出力1302に出力する。こ
の出力1302はバッファ回路358,360,362の入力1302に接
続されている。
【0121】バッファ回路358,360および362は、所定の
容量(たとえば到着するIPパケットの遅延ゆらぎの最大
値が2秒であれば2秒の蓄積が行なえる容量)の音声デ
ータの蓄積することのできる、揺らぎ吸収用のメモリ回
路である。メモリ回路358には多重分離制御回路364から
の書き込み制御信号によりch_aの音声データがch_0の信
号として蓄積され、メモリ回路360には多重分離制御回
路364からの書き込み制御信号によりch_bの音声データ
がch_1の信号として蓄積され、メモリ回路362には多重
分離制御回路364からの書き込み制御信号によりch_cの
音声データがch_2の信号として蓄積される。
【0122】多重分離制御回路364はまた、連続した元
の情報を再現するために、バッファ回路358,360および3
62から所定の時間蓄積後読み出す、読み出し制御信号13
02を形成する機能部を有する。この読み出し制御信号13
02によって読み出されたバッファ回路358,360,362から
の信号は信号線1306,1308,1310を通してG.729復号器36
8,370,372に送られる。
【0123】G.729復号器368,370,372は、入力1306,130
8,1310から入力したch_0〜ch_2の伝送速度が8kbpsであ
るG.729符号化方式にて圧縮されたCS-ACELPデジタル信
号を伝送速度が8kHzで8ビットパラレルのPCMデジタル
信号(64kbps)に伸長する回路である。上述の伸長処理
は、制御部230から供給される制御信号138により行なわ
れる。
【0124】G.729復号器368,370,372により伸長され出
力された伝送速度が8kHzで8ビットパラレルのPCMデジ
タル信号170,172,174は、図10に示すVoIP GWインタフェ
ース回路240の速度変換器280f,280g,280hに送られる。
【0125】次に、拠点B対応の機能部について述べる
と、この機能部はTCP/IPヘッダ処理回路380と、バッフ
ァ回路384,386および多重分離制御回路388からなるチャ
ネル多重分離回路382と、スイッチ・テーブル390と、G.
729復号器392,394とから構成されている。
【0126】TCP/IPヘッダ処理回路380の入力34には、
拠点Bの送信用VoIP GW装置602の多重化回路624(図
5)からの基本インタフェースフレーム信号が入力され
る。
【0127】このTCP/IPヘッダ処理回路380は、メモリ
回路と、IPヘッダに挿入されている送信元アドレスに対
応する拠点Bの電話番号および宛先アドレスに対応する
拠点Cの電話番号の記憶されるアドレステーブルとから
構成されている。
【0128】TCP/IPヘッダ処理回路380の入力34から入
力した基本インタフェースフレーム信号は、そのまま出
力144に出力される。この出力144は、拠点CのPBX200の
制御部230の入力144に接続されている。制御部230は入
力した基本インタフェースフレーム信号に同期した必要
な各種制御信号142を形成して受信用VoIP GW装置352に
送る。
【0129】TCP/IPヘッダ処理回路380のメモリ回路に
は、まず、入力34から入力した基本インタフェースフレ
ーム信号が蓄積される。この蓄積は、制御部230から送
られてくる書き込み制御信号142により行なわれる。
【0130】続いて、このメモリ回路に蓄積される基本
インタフェースフレーム信号の中のIPパケットに多重化
されている音声データ(チャネル番号ch_d,ch_eのショ
ートパケットの多重された音声データ)は、制御部230
から送られてくる制御信号142により、分離され出力132
0に出力され、かつこのIPパケットに多重化されているT
CP/IPヘッダも分離されて出力144に出力される。
【0131】この場合、TCP/IPヘッダ処理回路380に送
られてくる分離用の制御信号142は、入力したIPパケッ
トのIPヘッダに多重化されている全長フィールドに示さ
れている全長の値から入力したIPパケットのIPヘッダに
多重化されているヘッダー長フィールドに示されている
ヘッダー長の値を引いてなる音声データの多重化されて
いる区間を示す制御信号である。
【0132】さらに、アドレステーブルに記憶されてい
る送信元アドレスに対応する拠点Bの電話番号および宛
先アドレスに対応する拠点Cの電話番号は、制御部230
から送られてくる制御信号142により、読み出されて出
力144に出力される。この送信元アドレスおよび宛先ア
ドレスは送られてきたIPパケットのIPヘッダに多重化さ
れているものである。
【0133】上述したように、分離された音声データ13
20は、バッファ回路384,386および多重分離制御回路388
の入力1320に送られる。
【0134】多重分離制御回路388の入力142には、IPパ
ケットに多重化されている音声データの多重化されてい
る区間値を示すペイロード情報やクロック信号などの制
御信号が入力される。多重分離制御回路388は、入力142
から入力するペイロード情報やクロック信号などの制御
信号と、入力1320から入力する音声データのヘッダに多
重化されているch_id情報、length情報とをもとに、入
力1320から入力する音声データに多重化されているチャ
ネル番号毎の音声データのみを取り出す制御信号を形成
し、この形成した制御信号を制御線1322に出力する。
【0135】この場合、チャネル番号毎に付加される音
声データのみを取り出す前には、多重分離制御回路388
は、制御線1324を介して、どのチャネル番号の音声デー
タをどのバッファ回路に記憶するかを示しているスイッ
チ・テーブル390を参照している。
【0136】このスイッチ・テーブル390は、この例で
は、ch_dの音声データについてはch_3を示すバッファ回
路384に、ch_eの音声データについはch_4を示すバッフ
ァ回路386にそれぞれ蓄積するようになっている。
【0137】多重分離制御回路388は、入力1320から入
力した信号および入力142から入力した制御信号をもと
に、ch_dの音声データについてはch_3を示すバッファ回
路384に、ch_eの音声データについはch_4を示すバッフ
ァ回路386にそれぞれ蓄積するための書き込み制御信号
を形成し、この形成した書き込み制御信号を出力1322に
出力する。この出力1322はバッファ回路384,386の入力1
322に接続されている。
【0138】バッファ回路384,386は、所定の容量(た
とえば到着するIPパケットの遅延ゆらぎの最大値が2秒
であれば2秒の蓄積が行なえる容量)の音声データの蓄
積することのできる、揺らぎ吸収用のメモリ回路であ
る。メモリ回路384には多重分離制御回路388からの書き
込み制御信号によりch_dの音声データがch_3の信号とし
て蓄積され、メモリ回路386には多重分離制御回路388か
らの書き込み制御信号によりch_eの音声データがch_4の
信号として蓄積される。
【0139】多重分離制御回路388はまた、連続した元
の情報を再現するために、バッファ回路384および386の
各々から所定の時間蓄積後読み出す、読み出し制御信号
1322を形成する機能部を有する。この読み出し制御信号
1322によって読み出されたバッファ回路384,386からの
信号は信号線1326,1328を通してG.729復号器392,394に
送られる。
【0140】G.729復号器392,394は、入力1326,1328か
ら入力したch_3,ch_4の伝送速度が8kbpsであるG.729符
号化方式にて圧縮されたCS-ACELPデジタル信号を伝送速
度が8kHzで8ビットパラレルのPCMデジタル信号(64kbp
s)に伸長する回路である。上述の伸長処理は、制御部23
0から供給される制御信号142により行なわれる。
【0141】G.729復号器392,394により伸長され出力さ
れた伝送速度が8kHzで8ビットパラレルのPCMデジタル
信号176,178は、図10に示すVoIP GWインタフェース回路
240の速度変換器280i,280jに送られる。
【0142】拠点Aについて以下に説明する。
【0143】図17に示す拠点Aのアナログ電話機40,42,
44は、上述した拠点Cのアナログ電話機20〜28と同じ機
能なので説明を省略する。また、図11に示す拠点Aの電
話機インタフェース回路502〜506もまた、上述した拠点
Cのアナログインタフェース回路202〜210と同じ機能な
ので説明を省略する。
【0144】図11の制御部530は、この例では、入力830
から入力したアナログ電話機40〜44からのオフフックや
ダイヤル信号、入力30から入力したIP専用線30からの1
次群速度インタフェースフレーム信号を受け、これら受
けた信号に基づいて、各種必要な制御信号を生成する拠
点Aの主制御機能部である。
【0145】図12には、PBX500に設けられたデジタル・
スイッチ回路520の構成例が示されている。このデジタ
ル・スイッチ回路520は、この例では同図からもわかる
ように、空間型のスイッチ回路であり、速度変換器580a
〜580cと、S/P変換器(シリアル/パラレル変換器)582
a〜582cと、多重化回路584と、ゲート・スイッチ回路58
8とから構成されている。
【0146】速度変換器580a,580b,580cは、この例で
は、拠点Aの送信側の速度変換器であり、アナログ電話
機インタフェース回路502,504,506(図11)のPCM符号化
器274(図7)から入力810,814,818に入力した1サンプ
ル当たりのビット数が8ビットで1ビット当たりの伝送
速度が64kHzのシリアルPCMデジタル信号を1ビット当た
り2.048MHzの伝送速度に変換し、それぞれ変換した1ビ
ット当たり2.048MHzの伝送速度のシリアルPCMデジタル
信号を多重化回路584に送るシフトレジスタである。こ
の制御は制御部530から送られる制御信号840により行な
われる。
【0147】多重化回路584は、速度変換器580a〜580c
からそれぞれ送られてくる1ビット当たり2.048MHzの伝
送速度のシリアルPCMデジタル信号を、32個のタイムス
ロット(TS0〜TS31)からなる2.048MHzフレームの所定の
タイムスロットの位置に多重化する機能部である。な
お、この1タイムスロットに時分割多重できるビット数
は8ビットである。
【0148】この例では、たとえば、アナログ電話機40
からの信号をチャネル番号をch_aとし、このch_aの8ビ
ットの信号をTS0に多重化し、アナログ電話機42からの
信号をチャネル番号をch_bとし、このch_bの8ビットの
信号をTS1に多重化し、アナログ電話機44からの信号を
チャネル番号をch_cとし、このch_cの8ビットの信号を
TS2に多重化する。多重化するデータのないところのタ
イムスロットは空きにしておいてよい。このように多重
化された2.048MHzフレームの信号はハイウェイ1500を介
してゲート・スイッチ回路588の入方路1500に送られ
る。このような制御は制御部530から送られる制御信号8
40により行なわれる。
【0149】ゲート・スイッチ回路588は、この例で
は、入方路1500に接続されて延長されている線と出方路
850,852,854,1502,1504,1506に接続されて延長されてい
る線との交差上にアンドゲート回路を設けるとともに、
入方路860に接続されて延長されている線と出方路1502,
1504,1506に接続されて延長されてくる線との交差上に
アンドゲート回路を設ける構成になっている。
【0150】S/P変換器582a,582b,582cは、この例で
は、拠点Aの受信側のシリアル/パラレル変換器であ
り、入力1502,1504,1506から入力した1ビット当たりの
伝送速度が2.048MHzのシリアルPCMデジタル信号を1サ
ンプル当たりの伝送速度が8kHzで8ビットパラレルのP
CMデジタル信号に変換するメモり回路である。この変換
処理は制御部530からの制御信号840によって行なわれ
る。
【0151】またなお、どのチャネル番号の信号をどの
S/P変換器582a,582b,582cに送るかは、ゲート・スイッ
チ回路588のアンドゲート回路の開閉の仕方で決まる。
この開閉処理は、制御部530からの制御信号840によって
行なわれる。上述のS/P変換器582a〜582cにより変換さ
れた1サンプル当たりの伝送速度が8kHzで8ビットパ
ラレルのPCMデジタル信号は出力812,816,820に出力され
る。
【0152】これら出力812,816,820から出力された信
号はアナログ電話機インタフェース回路502,504,506のP
CM復号器276に送られる。PCM復号器276は、この送られ
てきた伝送速度が8kHzで8ビットパラレルのPCMデジタ
ル信号を通常のデジタル信号に戻す。
【0153】図13に示されるPBX500のVoIP GWインタフ
ェース回路542は、S/P変換器(シリアル/パラレル変換
器)544,546,548と、速度変換器550,552,554と、多重化
回路556とから構成されている。
【0154】速度変換器550,552,554は、この例では、
受信側の速度変換器であり、VoIP GW装置400のG.729復
号器464,466,468から送られてくる1サンプル当たりの
ビット数が8ビットで1ビット当たりの伝送速度が64kH
zであるシリアルPCMデジタル信号を1ビット当たりの伝
送速度が2.048MHzであるシリアルPCMデジタル信号に変
換し、それぞれ変換した信号を多重化回路556に送るシ
フトレジスタである。この変換処理は制御部530から送
られる制御信号870により行なわれる。
【0155】多重化回路556は、速度変換器550,552,554
からそれぞれ送られてくる1ビット当たり2.048MHzの伝
送速度のシリアルPCMデジタル信号を、32個のタイムス
ロット(TS0〜TS31)からなる2.048MHzフレームの所定の
タイムスロットの位置に多重化する機能部である。な
お、1つのタイムスロットに時分割多重できるビット数
は8ビットである。
【0156】この例では、拠点Cのアナログ電話機20か
らの信号をチャネル番号ch_0とし、このch_0の8ビット
の信号をTS0に多重化し、アナログ電話機24からの信号
をチャネル番号ch_1とし、このch_1の8ビットの信号を
TS1に多重化し、アナログ電話機28からの信号をチャネ
ル番号ch_2とし、このch_2の8ビットの信号をTS2に多
重化する。このように多重化された2.048MHzフレームの
信号はハイウェイ860を介してゲート・スイッチ回路588
の入方路860に送られる。このような多重化処理は制御
部530から送られる制御信号870により行なわれる。
【0157】S/P変換器544,546,548は、この例では、拠
点Aにおける送信側のシリアル/パラレル変換器であ
る。S/P変換器544,546,548は、入力850,852,854から入
力した1ビット当たりの伝送速度が2.048MHzであるシリ
アルPCMデジタル信号を伝送速度が8kHzで8ビットパラ
レルのPCMデジタル信号に変換し、この変換した信号を
出力880,882,884に出力するメモり回路である。このよ
うな変換処理は制御部530から送られる制御信号870によ
り行なわれる。S/P変換器544,546,548の出力880,882,88
4から出力されるch_a,ch_b,ch_cの信号は、図3に示す
送信用VoIP GW装置402のG.729符号化器406,408,410に送
られる。
【0158】図3には、拠点AのVoIP GW装置400の送信
用VoIP GW装置402が示されている。図3に示されるよう
に、このVoIP GW装置402は、G.729符号化器406〜410お
よびバッファ回路416〜420からなるショートパケット化
回路404と、スイッチ・テーブル(SW Table)422と、多重
バッファ回路430からなるチャネル多重化回路428と、タ
イマー回路(Timer)430と、多重化回路434からなるIPパ
ケット化回路432とから構成されている。
【0159】G.729符号化器406〜410は、入力880〜884
から入力した伝送速度が8kHzで8ビットパラレルのPCM
デジタル信号(64kbps)を、ITU-Tにて勧告されたG.729符
号化方式のCS-ACELP (Conjugate Struture Algebraic C
ode Excited Linear Predictive)デジタル信号(8kbps)
に圧縮し、この圧縮した信号を対応するバッファ回路41
6〜420へ送る回路である。このような符号化処理は、制
御部530から供給される制御信号872により行なわれる。
【0160】バッファ回路416〜420は、チャネル番号(c
h_id)を示すヘッダ部とこのヘッダ部に続く音声データ
のデータ長(length)を示すヘッダ部とこのヘッダ部に続
く音声データ部とから構成されるショートパケットを形
成する機能部であり、メモリ回路とチャネル番号生成回
路と音声データのデータ長記憶回路から構成されてい
る。
【0161】バッファ回路416〜420のチャネル番号生成
回路は、この例では8ビットからなるビット数にてチャ
ネル番号を表わす信号を生成する回路であり、たとえば
バッファ回路416のチャネル番号生成回路は、この例で
はチャネル番号がch_aである信号を生成する。同様に、
バッファ回路418,420のチャネル番号生成回路は、この
例では、チャネル番号がch_b,ch_cである信号を生成す
る。
【0162】バッファ回路416〜420のデータ長記憶回路
は、この例では、16ビットにより表わされる値によりオ
クテット単位の音声データのデータ長を示す信号を記憶
する回路であり、この回路に記憶させるためのデータ長
を示す16ビットの信号は、タイマー回路430から信号線1
406を介して送られる。この記憶値(設定値)はタイマ
ー回路430がバッファ回路416〜420のメモリ回路に蓄積
されている音声データを読み出す量と同じものである。
【0163】バッファ回路416〜420の各々メモリ回路の
最初の8ビットの蓄積領域には、上述のチャネル番号生
成回路から送られてきたch_a,ch_b,ch_cが蓄積され、こ
の蓄積領域に続く16ビットの蓄積領域には、タイマー回
路430により設定されてなるデータ長記憶回路から送ら
れてきたデータ長を示す信号が蓄積され、この蓄積領域
に続く蓄積領域には、G.729符号化器406〜410により圧
縮され送られてきた音声データである8kbpsのCS-ACELP
デジタル信号が蓄積される。
【0164】この各々メモリ回路への蓄積処理は、制御
部530から供給される制御信号872により行なわれる。ま
た、バッファ回路416〜420の各々メモリ回路に蓄積され
ているショートパケットの読み出しの処理については、
タイマー回路430からの制御信号1406により行なわれ
る。
【0165】そこで、たとえば拠点Aのアナログ電話機
40,42,44の利用者が拠点Cのアナログ電話機20,24,28に
電話したとする。
【0166】この場合、拠点Aのアナログ電話機40,42,
44の利用者によるオフフックやダイヤル情報は制御線83
0を介して拠点Aの制御部530に送られる、制御部530は
送られてきたこれらオフフックやダイヤル情報に基づく
制御信号872を形成し、形成した制御信号872をショート
パケット化回路404、タイマー回路430、スイッチ・テー
ブル422およびIPパケット化回路432に送る。
【0167】この場合、多重化回路434は、入力872に入
力した制御信号に基づいて、この多重化回路434に設け
られたch_a,ch_b,ch_cの信号に対する送信先C(宛先
C、拠点C)のアナログ電話機20〜28の電話番号に対応
するIPアドレスの蓄積されるアドレステーブルを参照す
る。この参照により多重化回路434は、ch_a,ch_b,ch_c
の信号に対するアナログ電話機20〜28の電話番号に対応
するIPアドレスを信号線1416を介してスイッチ・テーブ
ル422に送る。
【0168】スイッチ・テーブル422は、メモリ回路か
ら構成されており、このメモリ回路には、入力872から
入力した書き込み制御信号872により、入力1416から入
力したch_a,ch_b,ch_cの信号に対する送信先C(宛先
C、拠点C)のアナログ電話機20〜28の電話番号に対応
するIPアドレスが蓄積される。
【0169】タイマー回路430は、チャネル毎に多重時
間を管理し制御を行なう機能部であり、入力872から入
力した制御信号に応動して、スイッチ・テーブル422を
参照するための制御信号1410を生成し、この生成した制
御信号1410を制御線1410を介してスイッチ・テーブル42
2に送る。タイマー回路430は、この送った制御信号1410
によりスイッチ・テーブル422を参照し、この参照によ
る拠点Cに対する処理用の制御信号を生成する。
【0170】タイマー回路430は、まず、バッファ回路4
16,418,420のデータ長記憶回路に音声データのデータ長
設定のための信号を信号線1406を介して送る。この設定
値はタイマー回路430がバッファ回路416,418,420のメモ
リ回路に蓄積されている音声データを読み出す量を示す
ものである。
【0171】タイマー回路430はまた、送信先C用とし
てバッファ回路416に蓄積されているch_a用のショート
パケット信号を読み出すための制御信号1406を生成して
バッファ回路416に送り、続いて、送信先C用としてバ
ッファ回路418に蓄積されているch_b用のショートパケ
ット信号を読み出すための制御信号1406を生成してバッ
ファ回路418に送り、続いて、送信先C用としてバッフ
ァ回路420に蓄積されているch_c用のショートパケット
信号を読み出すための制御信号1406を生成してバッファ
回路420に送る。
【0172】これにより、最初に読み出されたch_a用の
ショートパケット信号は信号線1400を介して多重バッフ
ァ回路430に送られ、次に読み出されたch_b用のショー
トパケット信号は信号線1402を介して多重バッファ回路
430に送られ、さらに次に読み出されたch_c用のショー
トパケット信号は信号線1404を介して多重バッファ回路
430に送られる。
【0173】多重バッファ回路430は複数のショートパ
ケット信号を蓄積するだけのメモリ容量を有するメモリ
回路である。多重バッファ回路430は、ショートパケッ
ト信号1400,ショートパケット信号1402,ショートパケッ
ト信号1404の順に送られてきた信号をタイマー回路430
により生成された書き込み制御信号1408により蓄積す
る。すなわち、多重バッファ回路430には送信先CのVoI
P GWアドレス単位の3つの異なるチャネル番号のショー
トパケット信号が多重されて蓄積される。
【0174】タイマー回路430は、入力872から入力した
制御信号により読み出し制御信号1408を生成し、この生
成した制御信号1408を制御線1408を介して多重バッファ
回路430に送り、多重バッファ回路430に蓄積されている
ショートパケット信号1400,ショートパケット信号1402,
ショートパケット信号1404を、この信号の順に読み出し
出力1412に出力する。この出力1412はIPパケット化回路
432の多重化回路434の入力1412に接続されている。
【0175】多重化回路434は、IPヘッダ部とこのIPヘ
ッダ部に続くTCPヘッダ部とこのTCPヘッダ部に続く多重
バッファ回路430から送られてくる複数のチャネルによ
るチャネル別に多重化された音声データ部とこの音声デ
ータ部に続くトレイラ部から構成されるIPパケットを形
成する機能部と、アドレステーブルと、1次群速度イン
タフェースフレーム信号を形成する機能部とから構成さ
れている。
【0176】なお、この例では、IPヘッダとTCPヘッダ
の中に含まれる情報の種類は、従来から使用されている
ものでよい。しかし、この例では、このIPヘッダにおけ
る送信元および宛先アドレスフィールド領域は従来の3
倍の領域となり、最初の従来の位置の送信元アドレスフ
ィールド領域には送信元Aのアナログ電話機40の電話番
号に対応するIPアドレスが挿入され、この送信元アドレ
スフィールド領域に続くアドレスフィールドの32ビット
分のところに送信元Aのアナログ電話機42の電話番号に
対応するIPアドレスが挿入され、これに続く送信元アド
レスフィールド領域の32ビット分のところに送信先Aの
アナログ電話機44の電話番号に対応するIPアドレスが挿
入される。
【0177】また、この例では、上述の最後の送信元ア
ドレスフィールド領域に続く宛先アドレスフィールド領
域には送信先Cのアナログ電話機20の電話番号に対応す
るIPアドレスが挿入され、この宛先アドレスフィールド
領域に続くオプションフィールド領域の最初の32ビット
分のところに送信先Cのアナログ電話機24の電話番号に
対応するIPアドレスが挿入され、これに続くオプション
フィールド領域の32ビット分のところに送信先Cのアナ
ログ電話機28の電話番号に対応するIPアドレスが挿入さ
れる。
【0178】したがって、この例ではIPヘッダのバイト
数は36バイトとなり、TCPヘッダのバイト数は従来と同
じ20バイトとなる。
【0179】多重化回路434は、詳細には、メモリ回路
と、IPヘッダに含まれる送信元アドレスおよび宛先アド
レスを除くIPヘッダ用のデータの生成を行なうIPヘッダ
用データ生成回路と、TCPヘッダ用のデータの生成を行
なうTCPヘッダ用データ生成回路と、IPヘッダに挿入さ
れる送信元アドレスおよび宛先アドレスの記憶されるア
ドレステーブルと、音声データ部の後部に付加する制御
信号を生成するトレイラ生成回路と1次群速度インタフ
ェースフレーム信号を生成する1次群速度インタフェー
スフレーム信号生成回路とから構成されている。
【0180】多重化回路434のメモリ回路は、1次群速
度インタフェースフレーム情報を蓄積する容量を有する
ものであり、このメモリ回路には、1次群速度インタフ
ェースフレーム信号生成回路により生成された1次群速
度インタフェースフレーム情報が蓄積される。なおこの
例では、1次群速度インタフェースフレーム信号の中の
ch_1からch_3の間には、IPヘッダ用データ生成回路によ
り生成されたIPヘッダ情報がTCPヘッダ用データ生成回
路により生成されたTCPヘッダ情報が多重バッファ回路4
30から送られてくる複数のチャネルによるチャネル別に
多重化された音声データがトレイラ生成回路により生成
された制御情報が各々蓄積される。さらに、IPヘッダに
設けられている送信元アドレス部および宛先アドレス部
へのそれぞれのアドレス情報はアドレステーブルから送
られ蓄積される。なお、トレイラ生成回路により生成さ
れる制御情報がなければ音声データまでがIPパケット情
報であるとしてもよい。
【0181】ところで、拠点Aの利用者がVoIPで拠点C
の利用者に電話する場合は、拠点Aの利用者はオフフッ
クし、拠点Cの相手の電話番号をダイヤルしなければな
らない。この場合は、拠点Aの送信側には、拠点Aの利
用者が使用した電話機の電話番号を送信元IPアドレスに
変換し、また、拠点Cの相手の電話番号を宛先IPアドレ
スに変換するアドレステーブルを設けなければならな
い。
【0182】したがって、拠点Aの送信側におけるIPパ
ケット化回路432に設けられるアドレステーブルには、
拠点Aのアナログ電話機40,42,44の電話番号に対応する
送信元IPアドレスが記憶され、拠点Cのアナログ電話機
20〜28の電話番号に対応する宛先IPアドレスが記憶され
る。
【0183】また、逆に、拠点Cの利用者がVoIPで拠点
Aの利用者に電話する場合、拠点Aの受信側には、拠点
Cから送られてくる送信元IPアドレスを対応する拠点C
の電話番号に変換し、また、拠点Cから送られてくる拠
点Aの宛先IPアドレスを対応する拠点Aの電話番号に変
換するアドレステーブルを設けなければならない。
【0184】したがって、拠点Aの受信側に設けられる
アドレステーブルには、拠点Cから送られてくる送信元
IPアドレスに対応する拠点Cのアナログ電話機20〜28の
電話番号が記憶され、また、拠点Cから送られてくる拠
点Aの宛先IPアドレスに対応する拠点Aのアナログ電話
機40〜44の電話番号が記憶される。
【0185】多重化回路434のメモリ回路に蓄積されたI
Pパケットを含む1次群速度インタフェースフレーム信
号は、制御部530にて生成された読み出し制御信号872に
より読み出される。この読み出されたIPパケット信号
は、IP専用線32を通して拠点CのVoIP GW装置300の受信
用VoIP GW装置352のTCP/IPヘッダ処理回路354(図2)
の入力に送られる。
【0186】図4には、拠点AのVoIP GW装置400の受信
用VoIP GW装置404が示されている。図4の受信用VoIP G
W装置404は、TCP/IPヘッダ処理回路450と、バッファ回
路454,456,458および多重分離制御回路460からなるチャ
ネル多重分離回路452と、スイッチ・テーブル462と、G.
729復号器464,466,468とから構成されている。
【0187】TCP/IPヘッダ処理回路450の入力30には、
拠点Cの多重化回路340からのIPパケットの多重化され
た1次群速度インタフェースフレーム信号が入力され
る。
【0188】このTCP/IPヘッダ処理回路450は、メモリ
回路と、IPヘッダに挿入される送信元アドレスに対応す
る拠点Cの電話番号および宛先アドレスに対応する拠点
Aの電話番号の記憶されるアドレステーブルとから構成
されている。
【0189】TCP/IPヘッダ処理回路450の入力30から入
力した1次群速度インタフェースフレーム信号は、その
まま出力876に出力される。この出力876は拠点AのPBX5
00の制御部530の入力876に接続されている。制御部530
は入力した1次群速度インタフェースフレーム信号に同
期した必要な各種制御信号874を形成して受信用VoIPGW
装置404に送る。
【0190】TCP/IPヘッダ処理回路450のメモリ回路
は、入力874から入力した制御信号により、入力30から
入力した1次群速度インタフェースフレーム信号を蓄積
する。
【0191】このメモリ回路に蓄積されている1次群速
度インタフェースフレーム信号の中のIPパケットに多重
化されている音声データ(チャネル番号ch_a,ch_c,ch_e
のショートパケットの多重された音声データ)は、入力
874から入力した読み出し制御信号により読み出されて
出力1450に出力され、かつこのIPパケットに多重化され
ているTCP/IPヘッダも読み出されて出力876に出力され
る。
【0192】この場合、TCP/IPヘッダ処理回路450に送
られてくる分離用の読み出し制御信号874は、入力したI
PパケットのIPヘッダに多重化されている全長フィール
ドに示されている全長の値から入力したIPパケットのIP
ヘッダに多重化されているヘッダー長フィールドに示さ
れているヘッダー長の値を引いてなる音声データの多重
化されている区間を示す情報に基づいて形成されたもの
である。
【0193】さらに続いて、制御部530から送られてく
る制御信号874により、TCP/IPヘッダ処理回路450のアド
レステーブルに記憶されている、送られてきたIPヘッダ
に含まれている送信元アドレスに対応する拠点Cの電話
番号および宛先アドレスに対応する拠点Aの電話番号を
読み出して出力876に出力する。
【0194】上述した分離された音声データ1450は、バ
ッファ回路454,456,458および多重分離制御回路460の入
力に送られる。
【0195】また多重分離制御回路460の入力874には、
IPパケットに多重化されている音声データの多重化され
ている区間値を示すペイロード情報やクロック信号など
の制御信号が制御部530から送られてくる。
【0196】多重分離制御回路460は、入力874から入力
したペイロード情報やクロック信号などの制御信号と、
入力1450から入力した音声データのヘッダに多重化され
ているch_id情報、length情報とをもとに、入力1450か
ら入力した音声データに多重化されているチャネル番号
毎の音声データのみを取り出す制御信号を形成し、この
形成した制御信号を制御線1452に出力する。
【0197】なおこの場合、チャネル番号毎に付加され
る音声データのみを取り出す前に、多重分離制御回路46
0は、制御線1454を介して、どのチャネル番号の音声デ
ータについてはどのバッファ回路に記憶するかを示して
いるスイッチ・テーブル462を参照している。
【0198】このスイッチ・テーブル462は、この例で
は、ch_aの音声データについてはch_0を示すバッファ回
路454に、ch_cの音声データについはch_1を示すバッフ
ァ回路456に、ch_eの音声データについてはch_2を示す
バッファ回路458にそれぞれ蓄積するようになってい
る。
【0199】多重分離制御回路460は、入力874から入力
した制御信号をもとにた書き込み制御信号1452を形成す
る。多重分離制御回路460は、上記形成したチャネル番
号毎の音声データのみを取り出す制御信号1452や上記形
成した書き込み制御信号1452により、ch_aの音声データ
についてはch_0を示すバッファ回路454に、ch_cの音声
データについはch_1を示すバッファ回路456に、ch_eの
音声データについてはch_2を示すバッファ回路458にそ
れぞれ蓄積する。
【0200】バッファ回路454,456および458は、所定の
容量(たとえば到着するIPパケットの遅延ゆらぎの最大
値が2秒であれば2秒の蓄積が行なえる容量)の音声デ
ータの蓄積することのできる、揺らぎ吸収用のメモリ回
路である。上述したようにメモリ回路454にはch_aの音
声データがch_0の信号として蓄積され、メモリ回路456
にはch_cの音声データがch_1の信号として蓄積され、メ
モリ回路458にはch_eの音声データがch_2の信号として
蓄積される。
【0201】多重分離制御回路460はまた、連続した元
の情報を再現するために、バッファ回路454,456および4
58の各々から所定の時間蓄積後読み出す、読み出し制御
信号1452を形成する機能部を有する。この読み出し制御
信号1452によって読み出されたバッファ回路454,456,45
8からの信号は信号線1456,1458,1460を通してG.729復号
器464,466,468に送られる。
【0202】G.729復号器464,466,468は、入力1456,145
8,1460から入力したch_0〜ch_2の伝送速度が8kbpsであ
るG.729符号化方式にて圧縮されたCS-ACELPデジタル信
号を伝送速度が8kHzで8ビットパラレルのPCMデジタル
信号(64kbps)に伸長する回路である。上述の伸長処理
は、制御部530から供給される制御信号874により行なわ
れる。
【0203】G.729復号器464,466,468により伸長され出
力された伝送速度が8kHzで8ビットパラレルのPCMデジ
タル信号886,888,890は、図13に示すVoIP GWインタフェ
ース回路542の速度変換器550,552,554に送られる。
【0204】拠点Bについて以下に説明する。
【0205】図17に示す拠点Bのアナログ電話機60,62
は上述したアナログ電話機20〜28と同じ構成になってい
るので、これらの回路の説明は省略する。
【0206】図14には、PBX700の構成例が示されてい
る。PBX700は、この例では、アナログ電話機インタフェ
ース回路702,704とデジタル・スイッチ回路720と制御部
730とVoIP GWインタフェース回路742とから構成されて
いる。
【0207】アナログ電話機インタフェース回路702,70
4は上述したように、図7に示したものと同じ構成にな
っているので、これらの回路の説明は省略する。デジタ
ル・スイッチ回路720とVoIP GWインタフェース回路742
は後述する。
【0208】制御部730は、この例では、アナログ電話
機60,62から送られてくるオフフックやダイヤル信号な
どを受けるとともに、IP専用線34を介して送られてくる
基本インタフェースフレーム信号を受け、これら受けた
信号に基づいて、必要な各種の制御信号を形成する主制
御機能部である。
【0209】図15には、デジタル・スイッチ回路720の
構成例が示されている。このデジタル・スイッチ回路72
0は、この例では、速度変換器780a,780bとS/P変換器782
a,782bと多重化回路784とゲート・スイッチ回路788とか
ら構成されている。
【0210】速度変換器780a〜780b、S/P変換器782a〜7
82b、多重化回路784、ゲート・スイッチ回路788の機能
は、基本的には、たとえば、図12のところで説明した速
度変換器580a〜580c、S/P変換器582a〜582c、多重化回
路584、ゲート・スイッチ回路588の機能と同じなので、
これらの回路の説明は省略する。
【0211】図16には、VoIP GWインタフェース回路742
の構成例が示されている。このVoIPGWインタフェース回
路742は、この例では、S/P変換器744,746と速度変換器7
50,752と多重化回路756とから構成されている。
【0212】S/P変換器744,746、速度変換器750,752、
多重化回路756の機能は基本的には、たとえば、図13の
ところで説明したS/P変換器544〜548、速度変換器550〜
554、多重化回路556の機能と同じなので、これらの回路
の説明は省略する。
【0213】図5には、VoIP GW装置600の送信用VoIP G
W装置602の構成例が示されている。この送信用VoIP GW6
02は、この例では、G.729符号化器606,608およびバッフ
ァ回路610,612からなるショートパケット化回路604と、
スイッチ・テーブル614と、多重バッファ618からなるチ
ャネル多重化回路616と、タイマー回路620と、多重化回
路624からなるIPパケット化回路622とから構成されてい
る。
【0214】G.729符号化器606,608およびバッファ回路
610,612の機能は、基本的には、たとえば図3のところ
で説明したG.729符号化器406〜410およびバッファ回路4
16〜420の機能と同じなので、これらの回路の説明は省
略する。
【0215】スイッチ・テーブル614は、この例では、
アナログ電話機60,62からの音声データの多重化された
タイムスロットchd,cheの送信先である宛先IPアドレス
の記憶されるメモリ回路である。この記憶されるアドレ
スは多重化回路624に含まれているアドレステーブルか
ら信号線1616を介して供給される。
【0216】多重バッファ回路618および多重化回路624
の機能は、基本的には、たとえば、図1のところで説明
した多重バッファ332および多重化回路342の機能と同じ
なので、これらの回路の説明は省略する。ただし、多重
化回路624に含まれるアドレステーブルには、送信元の
アナログ電話機60,62の電話番号に対応する送信元IPア
ドレスと送信先である拠点Cのアナログ電話機20〜28の
電話番号に対応する宛先IPアドレスが記憶されている。
【0217】タイマー回路620の機能は、基本的には、
たとえば、図1のところで説明したタイマー回路334の
うちの基本インタフェースに対応する機能と同じなの
で、これらの回路の説明は省略する。
【0218】図6には、VoIP GW装置600の受信用VoIP G
W装置604の構成例が示されている。この受信用VoIP GW6
04は、この例では、TCP/IPヘッダ処理回路650と、バッ
ファ回路654,656および多重分離回路658からなるチャネ
ル多重分離回路652と、スイッチ・テーブル660と、G.72
9復号器662,664とから構成されている。
【0219】TCP/IPヘッダ処理回路650の機能は、基本
的には、たとえば、図2のところで説明したTCP/IPヘッ
ダ処理回路380の機能と同じなので、この回路の説明は
省略する。ただし、TCP/IPヘッダ処理回路650に含まれ
るアドレステーブルには、送信元IPアドレスに対応する
送信元のアナログ電話機20〜28の電話番号と宛先IPアド
レスに対応する宛先である拠点Bのアナログ電話機60,6
2の電話番号が記憶されている。
【0220】バッファ回路654,656、多重分離回路658お
よびG.729復号器662,664の機能は、基本的には、たとえ
ば、図2のところで説明したバッファ回路384,386、多
重分離回路388およびG.729復号器392,394の機能と同じ
なので、この回路の説明は省略する。
【0221】スイッチ・テーブル660は、この例では、
送信元のアナログ電話機22,26からの音声データのデジ
タル・スイッチ回路220にて多重化されたタイムスロッ
トにおけるチャネル番号chb,chdを、宛先のデジタル・
スイッチ回路720にて多重化されるタイムスロットにお
けるチャネル番号ch_0,ch_1にするためのものである。
すなわち、送信元のいずれのチャネル番号に多重化され
た音声データを宛先においていずれのチャネル番号に多
重化するかを表わすものであり、送信元チャネル番号と
この番号に対応する宛先チャネル番号とが記憶されたメ
モリ回路である。
【0222】動作を説明する。
【0223】この例では、拠点Cの電話機20(電話番号
81-1111)が拠点Aの電話機44(電話番号82-3333)に、拠
点Cの電話機24(電話番号81-3333)が拠点Aの電話機4
2(電話番号82-2222)に、拠点Cの電話機28(電話番号81
-5555)が拠点Aの電話機40(電話番号82-1111)にそれぞ
れ電話した場合の動作を説明する。
【0224】電話機20の利用者は、オフフックし、通話
相手の電話機44の電話番号82-3333をダイヤルし、電話
機24の利用者は、オフフックし、通話相手の電話機42の
電話番号82-2222をダイヤルし、電話機28の利用者は、
オフフックし、通話相手の電話機40の電話番号82-1111
をダイヤルする。
【0225】電話機20,24,28のオフフックはアナログ電
話機インタフェース回路202,206,210の監視部(S)268
で検出され、この検出信号は制御線130を介して制御部2
30に送られる。これにより、制御部230は、電話番号81-
1111の電話機20がオフフックしたことを知り、電話番号
81-3333の電話機24がオフフックしたことを知り、電話
番号81-5555の電話機28がオフフックしたことを知る。
【0226】続いて、制御部230は、電話機20の利用者
のダイヤルにより通話相手の電話番号が82-3333(電話
機44)であることを知り、電話機24の利用者のダイヤル
により通話相手の電話番号が82-2222(電話機42)であ
ることを知り、電話機28の利用者のダイヤルにより通話
相手の電話番号が82-1111(電話機40)であることを知
る。
【0227】これにより、制御部230は、制御信号136を
生成し、この生成した制御信号136を多重化回路340のア
ドレステーブルに送る。
【0228】この制御信号136により、多重化回路340に
設けた図19に示すアドレステーブルから電話機20の通話
相手である電話機44の電話番号82-3333に対応する宛先I
Pアドレス「192.168.1.3」が、電話機24の通話相手である
電話機42の電話番号82-2222に対応する宛先IPアドレス
「192.168.1.2」が、電話機28の通話相手である電話機40
の電話番号82-1111に対応する宛先IPアドレス「192.168.
1.1」がそれぞれ読み出される。この読み出された宛先I
Pアドレスは信号線1024を介してスイッチ・テーブル326
に送られ蓄積される。
【0229】これによりスイッチ・テーブル326には、
具体的には、図20に示すようなテーブルが形成される。
この図19に示す宛先IPアドレス値からわかるように、こ
の3つの宛先IPアドレス値はみんな送信先A(宛先A)
を示している。
【0230】電話機20,24,28の各々利用者のアナログの
音声信号は、アナログ電話機インタフェース回路202,20
6,210のA/D変化器272により対応するデジタル信号(伝
送速度が8kHzで8ビットパラレルの信号)に変換されて
PCM符号化器274に送られる。
【0231】アナログ電話機インタフェース回路202,20
6,210の各々PCM符号化器274は、A/D変化器272から送ら
れてくる通常のデジタル信号をG.711の符号化方式であ
るPCMデジタル信号(無圧縮64kbps)に変換してデジタ
ル・スイッチ回路220の速度変換器280a,280c,280eに送
る。
【0232】速度変換器280a,280c,280eは、PCM符号化
器274から送られてくる1ビット当たり64kHzの伝送速度
のシリアルPCMデジタル信号を、1ビット当たり2.048MH
zの伝送速度に変換し多重化回路284に送る。
【0233】多重化回路284は、速度変換器280a,280c,2
80eから送られてくる1ビット当たりの伝送速度が2.048
MHzであるシリアルPCMデジタル信号を、32個のタイムス
ロット(TS0〜TS31)からなる2.048MHzフレームのタイム
スロットの番号TS0,TS2,TS4に多重化し、この多重化し
た信号をハイウェイ70aを介してゲート・スイッチ回路2
88に送る。
【0234】制御部230は、音声データの多重化される
タイムスロットに多重化されている音声データを取り出
すためのゲート信号をゲート・スイッチ回路288に送
る。
【0235】このゲート信号により、ゲート・スイッチ
回路288の出方路150からは電話機20からの音声に基づく
伝送速度が2.048MHzの音声データが出力されてVoIP GW
インタフェース回路240のS/P変換器282fに送られ、ま
た、ゲート・スイッチ回路288の出方路154からは電話機
24からの音声に基づく伝送速度が2.048MHzの音声データ
が出力されてVoIP GWインタフェース回路240のS/P変換
器282hに送られ、またゲート・スイッチ回路288の出方
路158からは電話機28からの音声に基づく伝送速度が2.0
48MHzの音声データが出力されてVoIP GWインタフェース
回路240のS/P変換器282jに送られる。
【0236】S/P変換器282f,282h,282jは、入力150,15
4,158から入力した1ビット当たりの伝送速度が2.048MH
zであるシリアルPCMデジタル信号を8kHzの伝送速度の
8ビットパラレルのPCMデジタル信号に変換し、出力16
0,164,168を介してG.729符号化器306,310,314に送る。
【0237】G.729符号化器306,310,314は、入力160,16
4,168から入力した伝送速度が8kHzで8ビットパラレル
のPCMデジタル信号(64kbps)をITU-Tにて勧告されたG.72
9符号化方式であるCS-ACELPデジタル信号(8kbps)に圧
縮し、これら圧縮された各々CS-ACELPデジタル信号(8k
bps)をバッファ回路316,320,324へ送る。
【0238】バッファ回路316,320,324は、G.729符号化
器306,310,314から送られてくるCS-ACELPデジタル信号
(8kbps)を蓄積する。
【0239】ここにおいて、タイマー回路334は、スイ
ッチ・テーブル326(図20)を参照する。この参照で、
タイマー回路334は、ch_a,ch_c,ch_eの信号の送信先が
全部Aであることを知っている。
【0240】また、バッファ回路316においては、上述
の蓄積された音声データの前にさらにタイマー回路334
により管理されてなるこの蓄積された音声データのデー
タ長を示す情報が付加され蓄積され、またこのデータ長
を示す情報の前にさらにこの音声データのチャネル番号
であるch_aが付加され蓄積されてなるショートパケット
化される。同様に、バッファ回路320においては、上述
の蓄積された音声データの前にさらにタイマー回路334
により管理されてなるこの蓄積された音声データのデー
タ長を示す情報が付加され蓄積され、またこのデータ長
を示す情報の前にさらにこの音声データのチャネル番号
であるch_cが付加され蓄積されてなるショートパケット
化される。さらに同様に、バッファ回路324において
は、上述の蓄積された音声データの前にさらにタイマー
回路334により管理されてなるこの蓄積された音声デー
タのデータ長を示す情報が付加され蓄積され、またこの
データ長を示す情報の前にさらにこの音声データのチャ
ネル番号であるch_eが付加され蓄積されてなるショート
パケット化される。
【0241】タイマー回路334は、まず、バッファ回路3
16に蓄積されているチャネル番号がch_aであるショート
パケット信号を読み出して多重バッファ回路330に送
り、続いてバッファ回路320に蓄積されているチャネル
番号がch_cであるショートパケット信号を読み出して多
重バッファ回路330に送り、続いてバッファ回路324に蓄
積されているチャネル番号がch_eであるショートパケッ
ト信号を読み出して多重バッファ回路330に送る。この
ことからわかるように、多重バッファ回路330には送り
先が同じ送信先Aであり、しかも、チャネル番号の異な
るショートパケット信号が多重化されて蓄積される。
【0242】タイマー回路334は次に、多重バッファ回
路330に蓄積されているチャネル番号の異なるショート
パケット信号の多重化されて信号を読み出し、これを多
重化回路340に送る。多重化回路340では、1次群速度イ
ンタフェースフレーム構造の信号を形成する。
【0243】詳細には、多重化回路340のメモリ回路に
は、まず1次群速度インタフェースフレーム信号が形成
される。この形成された1次群速度インタフェースフレ
ーム信号のCH0〜CH2間のタイムスロットに多重バッファ
回路330から送られてきた本発明のチャネル多重化され
た信号が蓄積されるとともに、この信号の前に本発明の
TCP/IPヘッダが付加され蓄積される。
【0244】この状態ではまだ、IPヘッダに含まれる送
信元IPアドレスの領域と宛先IPアドレスの領域にはアド
レスデータが蓄積されていない。そこで、送信元IPアド
レスとして、図21に示されるアドレステーブルに記憶さ
れる、オフフックした電話機の電話番号「81-1111」、「81
-3333」、「81-5555」に対応する3つのIPアドレスが「172.
16.1.1」、「172.16.1.3」、「172.16.1.5」が読み出されて
蓄積される。
【0245】また、宛先アドレスとして、図19に示され
るアドレステーブルに記憶される、通話相手の電話番号
「82-3333」、「82-2222」、「82-1111」に対応する3つのIP
アドレスが「192.168.1.3」、「192.168.1.2」、「192.168.
1.1」が読み出されて蓄積される。
【0246】このようにして完成した1次群速度インタ
フェースフレーム信号はIP専用線30を介して拠点Aの図
4に示すTCP/IPヘッダ処理回路450に送られる。
【0247】TCP/IPヘッダ処理回路450に送られてきた
1次群速度インタフェースフレーム信号は、そのメモリ
回路に蓄積される。
【0248】TCP/IPヘッダ処理回路450のメモリ回路に
蓄積された1次群速度インタフェースフレーム信号の中
のCH1〜CH3間に多重化されているIPパケットの中の音声
データ(チャネル番号ch_a,ch_c,ch_eのショートパケッ
トの多重された音声データ)は、入力874から入力した
読み出し制御信号により読み出されてバッファ回路454
〜458および多重分離制御回路460に送られる。
【0249】また、この読み出し制御信号によりこのIP
パケットに多重化されているTCP/IPヘッダも読み出され
て出力876に出力される。またさらに、TCP/IPヘッダ処
理回路450のアドレステーブルに記憶されている、送ら
れてきたIPヘッダに含まれている送信元アドレスに対応
する拠点Cの電話番号および宛先アドレスに対応する拠
点Aの電話番号も読み出されて出力876に出力される。
【0250】多重分離制御回路460は、入力1450から入
力した信号、スイッチ・テーブル462を参照することに
より得た制御情報および入力874から入力した制御信号
をもとに、バッファ回路454に対しはチャネル番号ch_a
のショートパケットに多重された音声データのみを書き
込む制御信号1452を生成して送り、また、バッファ回路
456に対しはチャネル番号ch_cのショートパケットに多
重された音声データのみを書き込む制御信号1452を生成
して送り、また、バッファ回路458に対してはチャネル
番号ch_eのショートパケットに多重された音声データの
みを書き込む制御信号1452を生成して送る。
【0251】これにより、バッファ回路454にはチャネ
ル番号ch_aのショートパケットに多重された音声データ
のみがチャネル番号ch_0の音声データとして蓄積され、
バッファ回路456にはチャネル番号ch_cのショートパケ
ットに多重された音声データのみがチャネル番号ch_1の
音声データとして蓄積され、バッファ回路458にはチャ
ネル番号ch_eのショート パケットに多重された音声デ
ータのみがチャネル番号ch_2の音声データとして蓄積さ
れる。
【0252】続いて、多重分離制御回路460は、読み出
し制御信号1452を生成する。この読み出し制御信号1452
により、バッファ回路454からチャネル番号ch_0の音声
データが読み出されG.729復号器464に送られ、バッファ
回路456からチャネル番号ch_1の音声データが読み出さ
れG.729復号器466に送られ、バッファ回路458からチャ
ネル番号ch_2の音声データが読み出されG.729復号器468
に送られる。
【0253】G.729復号器464,466,468は、入力1456,145
8,1460に入力したch_0〜ch_2の伝送速度が8kbpsである
G.729符号化方式にて圧縮されたCS-ACELPデジタル信号
を伝送速度が8kHzで8ビットパラレルのPCMデジタル信
号(64kbps)に伸長し、これらを信号を速度変換器550,55
2,554(図13)に送る。
【0254】速度変換器550,552,554は、G.729復号器46
4,466,468から送られてきた1サンプル当たりのビット
数が8ビットで1ビット当たりの伝送速度が64kHzであ
るシリアルPCMデジタル信号を1ビット当たりの伝送速
度が2.048MHzであるシリアルPCMデジタル信号に変換
し、それぞれ変換した信号を多重化回路556に送る。
【0255】多重化回路556は、速度変換器550,552,554
からそれぞれ送られてくる1ビット当たり2.048MHzの伝
送速度のシリアルPCMデジタル信号を、32個のタイムス
ロット(TS0〜TS31)からなる2.048MHzフレームの中のタ
イムスロット番号TS0,TS1,TS2に多重化してハイウェイ8
60を介してゲート・スイッチ回路588(図12)の入方路8
60に送る。
【0256】上述したように、ゲート・スイッチ回路58
8に送られてきた音声データに付加されていたTCP/IPヘ
ッダ、このIPヘッダに含まれている送信元アドレスに対
応する拠点Cの電話番号および宛先アドレスに対応する
拠点Aの電話番号も拠点Aの制御部530(図11)に送ら
れてきている。
【0257】これら送られてきた情報により、制御部53
0は、拠点Cの電話番号81-1111の電話機20が拠点Aの電
話番号82-3333の電話機44と電話通信したいことを知
り、拠点Cの電話番号81-2222の電話機24が拠点Aの電
話番号82-2222の電話機42と電話通信したいことを知
り、拠点Cの電話番号81-5555の電話機28が拠点Aの電
話番号82-1111の電話機40と電話通信したいことを知っ
ている。
【0258】そこで、まず、制御部530は、電話呼出の
ための制御信号830を形成してアナログ電話機インタフ
ェース回路502,504,506を送り、これにより、これらイ
ンタフェース回路502,504,506に接続されている電話機4
0,42,44を呼び出す。
【0259】次に、制御部530は、ハイウェイ860に入力
したTS0に多重化されている信号を出方路1506に出力す
るためのゲート信号を形成してゲート・スイッチ回路58
8に送り、また、TS1に多重化されている信号を出方路15
04に出力するためのゲート信号を形成してゲート・スイ
ッチ回路588に送り、TS2に多重化されている信号を出方
路1502に出力するためのゲート信号を形成してゲート・
スイッチ回路588に送る。
【0260】これにより、S/P変換器582aの入力1502に
は拠点Cの電話機28からの音声データが入力され、ま
た、S/P変換器582bの入力1504には拠点Cの電話機24か
らの音声データが入力され、また、S/P変換器582cの入
力1506には拠点Cの電話機20からの音声データが入力さ
れる。
【0261】S/P変換器582a,582b,582cは、入力1502,15
04,1506から入力した1ビット当たりの伝送速度が2.048
MHzのシリアルPCMデジタル信号を1サンプル当たりの伝
送速度が8kHzで8ビットパラレルのPCMデジタル信号に
変換し、出力812,816,820に出力する。これら出力812,8
16,820から出力された信号はアナログ電話機インタフェ
ース回路502,504,506のPCM復号器276に送られる。
【0262】PCM復号器276は、入力812,816,820から入
力したデジタル・スイッチ回路520のS/P変換器582a,582
b,582cから送られてくるG.711符号化方式のPCMデジタル
信号を通常のデジタル信号に戻し、D/A変換器(デジタ
ル/アナログ変換器)278に送る。D/A変換器(デジタル
/アナログ変換器)278は、この送られてきた通常のデ
ジタル信号を対応するアナログ信号に戻す。このように
して戻されたアナログ音声信号は電話機20,24,28に送ら
れる。
【0263】このような実施例によれば、VoIP GW装置
において、各チャネルの音声パケットを送信先のアドレ
ス毎にチャネル多重してIPパケット化している。このよ
うにすることによりIPパケット内の実質の音声データの
占める割合を高くすることができるので、帯域の有効利
用が可能となる。また、IPパケットの送信数も減ること
になるからTCP/IPプロトコル処理に対する付加も軽減さ
れる。
【0264】なお、上述の実施例のPBXにおいては、空
間型スイッチ(Sスイッチ)を使用したが、時間型スイ
ッチ(Tスイッチ)だけのものを使用してもよいし、空
間型スイッチと時間型スイッチの組み合わせによるスイ
ッチを使用してもよい。
【0265】なおまた、この実施例においては、拠点C
と拠点A間および拠点Cと拠点B間の電話通信のネット
ワーク構成としたが、拠点Cと拠点A間だけのネットワ
ーク構成のもの、あるいは拠点Cと拠点B間のネットワ
ーク構成のものでもよいし、実施例の拠点間のネットワ
ーク構成よりも多くの拠点間におけるネットワーク構成
による電話通信にしてもよい。
【0266】
【発明の効果】このように本発明によれば、第1のVo
IP GW装置は、第1の制御手段に接続されるととも
に、複数の各々第2の速度変換手段により出力された低
速の第3のデジタル符号化信号を第2の符号化方式によ
り圧縮して第4のデジタル符号化信号に各々変換する複
数の第2の符号化手段と、第1の制御手段に接続される
とともに、チャネル番号情報、データ長を示す情報、第
4のデジタル符号化信号情報の順からなる各々ショート
パケット信号を形成する機能部であって、この複数の各
々第2の符号化手段により圧縮された第4のデジタル符
号化信号を各々蓄積する複数の第1のメモリ手段と、こ
の複数の各々第1のメモリ手段に蓄積された第4のデジ
タル符号化信号に応じた各々データ長を示す情報を受信
して各々対応した第1のメモリ手段に蓄積する複数のデ
ータ長受信蓄積手段と、この複数の各々第1のメモリ手
段に蓄積された第4のデジタル符号化信号に応じた各々
チャネル番号を生成して各々対応した第1のメモリ手段
に蓄積するチャネル番号生成蓄積手段とを備えた第1の
記憶手段群とを含んでいるので、チャネル番号情報、デ
ータ長を示す情報、第4のデジタル符号化信号情報の順
からなる多くのショートパケット信号を形成することが
できる、すなわち、この多くのショートパケット信号を
多重化したものをIPパケット内の音声データとするこ
とができるから音声データの高効率伝送ができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図17の拠点Cに示す構内交換機に適用される
送信用VoIP GW装置の一例の機能ブロック図である。
【図2】図17の拠点Cに示す構内交換機に適用される
受信用VoIP GW装置の一例の機能ブロック図である。
【図3】図17の拠点Aに示す構内交換機に適用される
送信用VoIP GW装置の一例の機能ブロック図である。
【図4】図17の拠点Aに示す構内交換機に適用される
受信用VoIP GW装置の一例の機能ブロック図である。
【図5】図17の拠点Bに示す構内交換機に適用される
送信用VoIP GW装置の一例の機能ブロック図である。
【図6】図17の拠点Bに示す構内交換機に適用される
受信用VoIP GW装置の一例の機能ブロック図である。
【図7】図17の拠点A,B,Cに示す構内交換機に適
用されるアナログ電話機インタフェース回路の一例の機
能ブロック図である。
【図8】図17の拠点Cに示す構内交換機の一例の機能
ブロック図である。
【図9】図17の拠点Cに示す構内交換機に適用される
デジタル・スイッチ回路の一例の機能ブロック図であ
る。
【図10】図17の拠点Cに示す構内交換機に適用され
るVoIP GWインタフェース回路の一例の機能ブロック図
である。
【図11】図17の拠点Aに示す構内交換機の一例の機
能ブロック図である。
【図12】図17の拠点Aに示す構内交換機に適用され
るデジタル・スイッチ回路の一例の機能ブロック図であ
る。
【図13】図17の拠点Aに示す構内交換機に適用され
るVoIP GWインタフェース回路の一例の機能ブロック図
である。
【図14】図17の拠点Bに示す構内交換機の一例の機
能ブロック図である。
【図15】図17の拠点Bに示す構内交換機に適用され
るデジタル・スイッチ回路の一例の機能ブロック図であ
る。
【図16】図17の拠点Bに示す構内交換機に適用され
るVoIP GWインタフェース回路の一例の機能ブロック図
である。
【図17】本発明によるVoIPにおける音声チャネル多重
化伝送システムの一例の構成図である。
【図18】図17のシステムの動作を説明する説明図で
ある。
【図19】図17のシステムの動作を説明する説明図で
ある。
【図20】図17のシステムの動作を説明する説明図で
ある。
【図21】図17のシステムの動作を説明する説明図で
ある。
【符号の説明】
20〜28、40〜44、60、62 アナログ電話機 30,32,34 IP専用線 200,500,700 構内交換機(PBX) 202〜210、502〜506、702,704 アナログ電話機インタフ
ェース回路 220、520、720 デジタル・スイッチ回路 230、530、730 制御部 240、542、742 VoIP GWインタフェース回路 262 通話電流供給部 264 過電圧保護部 266 呼出信号送出部 268 監視部 270 2線/4線変換部 272 A/D変換器 274 PCM符号化器 276 PCM復号器 278 D/A変換器 280a〜280j、550〜554、580a〜580c、750、752、780a、780b
速度変換器 282a〜282j、544〜548、582a〜582c、744、746、782a、782b
S/P変換器 284、286、340、342、434、556、584、624、756、784 多重化回
路 288、588、788 ゲート・スイッチ回路 300、400、600 VoIP GW装置 302、402、602 送信用VoIP GW装置 304、404、604 ショートパケット化回路 306〜314、406〜410、606〜608 G.729符号化器 316〜324、358〜362、384、386、454〜458、416〜420、610、61
2、654、656 バッファ回路 326、366、422、462、614、660 スイッチ・テーブル 328、428、616 チャネル多重化回路 330、332、430、618 多重バッファ回路 334、430、620 タイマー回路 338、432、622 IPパケット化回路 352,404,604 受信用VoIP GW装置 354、380、450、650 TCP/IPヘッダ処理回路 356、382、452、652 チャネル多重分離回路 364、388、460、658 多重分離制御回路 368〜372、392、394、464〜468、662、664 G.729復号器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K028 AA11 EE08 KK01 KK12 KK32 MM05 SS04 SS14 SS24 5K030 GA08 GA19 HB01 HC02 HC13 HD03 HD07 JA01 JA13 JT01 5K050 AA07 BB02 BB12 BB14 CC02 CC04 CC09 DD26 EE31 FF15 FF16 GG10 GG12 HH03 5K051 AA03 BB01 BB02 CC02 DD03 DD06 DD13 EE01 EE02 EE04 FF01 HH27 JJ03 JJ09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の拠点に複数の電話機からなる第1
    の電話機群と、該第1の電話機群の複数の電話機を収容
    する第1の構内交換機と、該第1の構内交換機に接続さ
    れる第1のVoIP GW装置とを設け、第2の拠点に
    複数の電話機からなる第2の電話機群と、該第2の電話
    機群の複数の電話機を収容する第2の構内交換機と、該
    第2の構内交換機に接続される第2のVoIP GW装
    置とを設け、前記第1のVoIP GW装置と第2のV
    oIP GW装置をIP専用線で接続してなるVoIP
    における音声チャネル多重化伝送システムにおいて、 前記第1の構内交換機は、前記第1の電話機群の複数の
    電話機の各々電話機により生成されたオフフック信号と
    通話相手の選択信号とアナログ音声信号とを各々受信す
    る複数の第1の受信手段と、 該複数の各々第1の受信手段により受信されたアナログ
    音声信号を対応するデジタル音声信号に各々変換する複
    数のアナログ/デジタル変換手段と、 該複数の各々アナログ/デジタル変換手段により変換さ
    れたデジタル音声信号を無圧縮の第1の符号化方式によ
    り第1のデジタル符号化信号に各々変換する複数の第1
    の符号化手段と、 該複数の各々第1の符号化手段により変換された無圧縮
    の第1のデジタル符号化信号を高速の第2のデジタル符
    号化信号に各々速度変換する複数の第1の速度変換手段
    と、 該複数の各々第1の速度変換手段により変換された高速
    の第2のデジタル符号化信号をハイウェイフレーム信号
    の中の複数のタイムスロットの所定のタイムスロットに
    多重化する第1の多重化手段と、 該第1の多重化手段により多重化されたハイウェイフレ
    ーム信号の中の所定のタイムスロットから高速の第2の
    デジタル符号化信号を各々取り出し、各々出力端子から
    出力するスイッチ手段と、 該スイッチ手段の各々の出力端子から出力された高速の
    第2のデジタル符号化信号を低速の第3のデジタル符号
    化信号に各々速度変換する複数の第2の速度変換手段
    と、 前記各手段と接続される第1の制御手段とを含み、 前記第1のVoIP GW装置は、 前記第1の制御手段に接続されるとともに、前記複数の
    各々第2の速度変換手段により出力された低速の第3の
    デジタル符号化信号を第2の符号化方式により圧縮して
    第4のデジタル符号化信号に各々変換する複数の第2の
    符号化手段と、 前記第1の制御手段に接続されるとともに、チャネル番
    号情報、データ長を示す情報、第4のデジタル符号化信
    号情報の順からなる各々ショートパケット信号を形成す
    る機能部であって、該複数の各々第2の符号化手段によ
    り圧縮された第4のデジタル符号化信号を各々蓄積する
    複数の第1のメモリ手段と、該複数の各々第1のメモリ
    手段に蓄積された第4のデジタル符号化信号に応じた各
    々データ長を示す情報を受信して各々対応した第1のメ
    モリ手段に蓄積する複数のデータ長受信蓄積手段と、該
    複数の各々第1のメモリ手段に蓄積された第4のデジタ
    ル符号化信号に応じた各々チャネル番号を生成して各々
    対応した第1のメモリ手段に蓄積するチャネル番号生成
    蓄積手段とを備えた第1の記憶手段群とを含むことを特
    徴とするVoIPにおける音声チャネル多重化伝送シス
    テム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のVoIPにおける音声
    チャネル多重化伝送システムにおいて、 前記第1のVoIP GW装置はさらに、 前記第1の記憶手段群の各々第1のメモリ手段の出力か
    らのショートパケット信号を蓄積するチャネル多重蓄積
    手段と、 前記第1の制御手段に接続されるとともに、前記第1の
    拠点の複数の電話機の各々電話機の電話番号に対応した
    送信元のIPアドレスと、前記第2の拠点の複数の電話
    機の各々電話機の電話番号に対応した宛先のIPアドレ
    スとを蓄積するアドレステーブル手段と、 前記第1の制御手段および前記アドレステーブル手段に
    接続されるスイッチ・テーブル手段と、 前記第1の制御手段、第1の記憶手段群、チャネル多重
    蓄積手段およびアドレステーブル手段に接続されるタイ
    マー手段とを含み、 前記第1の制御手段は、前記第1の電話機群の複数の電
    話機のうちのいずれかの複数の電話機に基づくオフフッ
    ク信号および複数の電話機の選択信号を前記第1の受信
    手段から受信すると、まず、該受信したオフフック信号
    からいずれの複数の電話機の電話番号の電話機がオフフ
    ックしたことを知り、次に、該受信した選択信号をアド
    レステーブル手段に送ることにより該受信した選択信号
    に対応する宛先IPアドレスを知り、該知った宛先IP
    アドレスをスイッチ・テーブル手段に送り、該スイッチ
    ・テーブル手段に該オフフックした電話機に応じたチャ
    ネル番号に対する宛先IPアドレスからなるテーブルを
    形成させることを特徴とするVoIPにおける音声チャ
    ネル多重化伝送システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のVoIPにおける音声
    チャネル多重化伝送システムにおいて、 前記タイマー手段は、前記第1の制御手段からの前記I
    P専用線にて使用されるIPパケットの多重化されるビ
    ット数に対するビットレートに基づく制御信号のもと
    に、まず前記スイッチ・テーブル手段に形成された前記
    オフフックによる電話機に応じたチャネル番号に対する
    宛先IPアドレスを参照し、該参照により同じ拠点2の
    宛先IPアドレスに対するチャネル番号の蓄積される前
    記第1の記憶手段群のうちの各々第1のメモリ手段に蓄
    積された第4のデジタル符号化信号のデータ長を示す情
    報を生成して前記各々データ長受信蓄積手段に送信して
    蓄積させ、次に該第1の記憶手段群の各々第1のメモリ
    手段に蓄積されたデータ量を読み出すための読み出し制
    御信号を生成して順次送り、該送られた読み出し制御信
    号により読み出されたチャネル番号の異なるショートパ
    ケット信号をチャネル多重蓄積手段に送らせることを特
    徴とするVoIPにおける音声チャネル多重化伝送シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のVoIPにおける音声
    チャネル多重化伝送システムにおいて、 前記タイマー手段は、さらに、前記第1の制御手段から
    の前記IP専用線にて使用されるIPパケットの多重化
    されるビット数に対するビットレートに基づく制御信号
    のもとに、前記読み出し制御信号により読み出されたチ
    ャネル番号の異なるショートパケット信号をチャネル多
    重蓄積手段に蓄積させるための書き込み制御信号を生成
    して送り、これにより蓄積させたチャネル番号の異なる
    ショートパケット信号を読み出すための読み出し制御信
    号を生成してチャネル多重蓄積手段に送り、 前記第1のVoIP GW装置はさらに、 前記第1の制御手段に接続されるとともに、前記IP専
    用線のインタフェースフレーム信号を形成する機能部で
    あって、第2のメモリ手段と、IPパケット信号の挿入
    される位置に情報のない前記IP専用線のインタフェー
    スフレーム信号を生成して前記第2のメモリ手段に蓄積
    するインタフェースフレーム信号生成蓄積手段と、該I
    Pパケット信号の挿入される位置に、前記チャネル多重
    蓄積手段から出力されるチャネル番号の異なるショート
    パケット信号を蓄積するショートパケット信号蓄積手段
    と、該蓄積されたチャネル番号の異なるショートパケッ
    ト信号の前に付加されるIPヘッダ信号に含まれる送信
    元のIPアドレスおよび宛先アドレスの挿入される位置
    に情報のないTCP/IPヘッダ信号を生成して蓄積す
    るTCP/IPヘッダ信号生成蓄積手段と、送信元のI
    Pアドレスおよび宛先のIPアドレスを受信して該IP
    ヘッダ信号に含まれる送信元のIPアドレスおよび宛先
    アドレスの挿入される位置に蓄積させるIPアドレス受
    信蓄積手段とを含む第2の多重化手段とを含み、 前記第1の制御手段は、前記チャネル番号に応じた送信
    元の電話機の電話番号に対応した送信元IPアドレスを
    前記アドレステーブルから読み出して該IPアドレス受
    信蓄積手段に送り蓄積させ、次に、該チャネル番号に応
    じた信号の送信先である選択信号に対応する宛先IPア
    ドレスを該アドレステーブルから読み出して該IPアド
    レス受信蓄積手段に送り蓄積させることを特徴とするV
    oIPにおける音声チャネル多重化伝送システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のVoIPにおける音声
    チャネル多重化伝送システムにおいて、 前記第2のVoIP GW装置は、 前記第2の多重化手段により生成された前記IP専用線
    のインタフェースフレーム信号を受信する第2の受信手
    段と、 該第2の受信手段により受信されたIP専用線のインタ
    フェースフレーム信号に含まれるチャネル番号の異なる
    ショートパケット信号群を分離して出力するTCP/I
    Pヘッダ処理手段と、 前記第2の受信手段およびTCP/IPヘッダ処理手段
    に接続される第2の制御手段と、 該第2の制御手段は、前記第2の受信手段により受信さ
    れたインタフェースフレーム信号をもとに、該インタフ
    ェースフレーム信号に同期してなる該インタフェースフ
    レーム信号に含まれている前記チャネル番号の異なるシ
    ョートパケット信号群を取り出す分離制御信号を生成し
    てTCP/IPヘッダ処理手段に送ることを特徴とする
    VoIPにおける音声チャネル多重化伝送システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のVoIPにおける音声
    チャネル多重化伝送システムにおいて、 前記第2のVoIP GW装置はさらに、 前記TCP/IPヘッダ処理手段により分離出力された
    チャネル番号の異なるショートパケット信号群を受信
    し、該受信したチャネル番号毎のショートパケット信号
    の中に含まれる第4のデジタル符号化信号を各々分離
    し、該各々分離した第4のデジタル符号化信号を各々蓄
    積する複数の第2のメモリ手段を含む第2の記憶手段群
    と、 前記第2の制御手段はさらに、前記第2の受信手段によ
    り受信されたインタフェースフレーム信号をもとに、該
    インタフェースフレーム信号に同期してなるチャネル番
    号毎の各々ショートパケット信号の中に含まれる各々第
    4のデジタル符号化信号を分離し蓄積させるための分離
    書込制御信号を生成して前記複数の第2のメモリ手段に
    送り分離蓄積させることを特徴とするVoIPにおける
    音声チャネル多重化伝送システム。
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