JP2944864B2 - 多重中継装置 - Google Patents

多重中継装置

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JP2944864B2 JP22847093A JP22847093A JP2944864B2 JP 2944864 B2 JP2944864 B2 JP 2944864B2 JP 22847093 A JP22847093 A JP 22847093A JP 22847093 A JP22847093 A JP 22847093A JP 2944864 B2 JP2944864 B2 JP 2944864B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDN(サービス統
合ディジタル網)において用いられる多重中継装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信網の1つとして、ISDN
(サービス統合ディジタル網)が広く利用されている。
このISDNは、伝送路及び交換器をディジタルで総合
化し、電話、データ、画像等の各種通信サービスを統一
的なインターフェースにより提供しようとするものであ
る。例えば、NTTの提供するISDNとして、INS
64等がある。
【0003】ISDNにおけるネットワークと、ユーザ
端末との接続を規定したものはIインターフェースと呼
ばれる。このIインターフェースの基本インターフェー
スは、2つのBチャネル(64kbps)と1つのDチ
ャネル(16kbps)とを備えている。この1つのB
チャネルの通信容量である64kbpsは、1つの電話
回線に相当する。すなわち、電話回線の音声を通常のP
CMで伝送する場合には、電話回線の周波数帯域幅であ
る4kHzの2倍の8kHzでサンプリングし、8ビッ
ト×8kHzで64kbpsとなる。
【0004】このように、1つのBチャネルは1つの音
声通話に相当するが、音声信号は一般に極めて冗長なた
め、その情報量を圧縮することにより、1つのBチャネ
ルに2つ以上の音声回線を設けることが提案されてい
る。
【0005】例えば、ADPCM(適応差分パルス変
調)を用いて、音声を32kbpsに圧縮し、1つのB
チャネルに音声回線を2回線載せることや、LD−CE
LP(低遅延符号励振線形予測音声符号化方式)を用い
て、音声を16kbpsに圧縮し、1つのBチャネルに
音声回線を4回線載せることが提案されている。さらに
近年では高い圧縮率が望まれていることから、LD−S
ELP方式等を用いて音声を8kbpsまで圧縮し、1
つのBチャネルに音声回線を8本載せることもある。
【0006】このように複数個の音声回線を多重化する
ことによって、伝送路の伝送容量の効率的な利用が可能
となり通信コストの低減が図れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の多重中継装置
は、以上のように構成されていた。したがって、多重化
する音声回線の個数(多重化数)の倍数となる音声回線
が開かれている場合、伝送線の利用効率は極めて良好な
ものとなる。しかしながら、例えば音声を16kbps
に圧縮する場合には、4本の音声回線を1本のBチャネ
ルに多重化するが、音声回線が1本しか使用されないと
きでも、1本のBチャネルを占有することになる。すな
わち、1本のBチャネルに多重化される音声回線が少な
い場合には、必ずしも伝送容量の効率的な使用ができる
とは限らない。
【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
その目的は、現在、開こうとしている音声回線が多重化
により効率的に伝送されるのか、それとも1個のみで伝
送され効率化に寄与しないのかを発信者に伝達すること
によって、伝送線の通信容量の効率的な使用が可能にな
る多重中継装置を得ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、複数の音声回線にそれぞれ入力される通
話信号を所定の複数の音声回線数ごとに多重化し、得ら
れた多重化信号を伝送路に中継出力する多重中継装置に
おいて、外部の通信端末から発信要求を受けた前記音声
回線を前記所定の複数の音声回線数ごとにグループ分け
する分類手段と、前記各グループに属する前記音声回線
の数を監視し、グループに属する前記音声回線が1個の
みの場合には、そのグループは非効率状態であると判断
し、2個以上の場合には、そのグループは効率的状態で
あると判断するグループ監視手段と、前記グループ監視
手段が非効率状態であると判断したグループに属するこ
ととなる前記音声回線に対しては、発信要求を受けた時
に第一の音色によるダイアルトーンを外部の前記通信端
末に返し、前記グループ監視手段が効率的状態であると
判断したグループに属することとなる前記音声回線に対
しては、発信要求を受けた時に第二の音色によるダイア
ルトーンを外部の前記通信端末に返すダイアルトーン
送手段と、を備えることを特徴とする多重中継装置であ
る。
【0010】
【作用】本発明におけるダイアルトーン返送手段が外部
の通信端末に返送するダイアルトーンが第一の音色であ
るかそれとも第二の音色であるかによって、発信者は開
けようとしている回線が新たなチャネルを使用するの
か、それとも既存のチャネルを使用するのかを知ること
ができる。
【0011】そのため、例えば発信者が電話をかけよう
とするときに、第一の音色のダイアルトーンが聞こえた
場合、新たなチャネルが使用されると判断することがで
きる。その場合、その通話が緊急のものではない場合、
その通話を後回しにすることが可能である。そして、後
程、改めて他の通話と多重化されるようなタイミングで
電話をかけることにより、通信コストを抑えた効率的な
通話が可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0013】図1は、本発明の好適な一実施例である多
重中継装置を利用した通信ネットワークの一例を示す構
成ブロック図である。図に示されているように、本実施
例においては、最も単純な例として2個の多重中継装置
50が接続されている構成例を示す。各多重中継装置5
0の間には、例えばISDNの基本インターフェースの
Bチャネルが敷設されており、そのBチャネルは16k
bpsの音声回線4本を多重化して用いられているもの
とする。このBチャネル1本への音声回線4本の多重
化、すなわちグループ分けは多重化中継装置50に備え
られた図示しない分類手段により行われる。そして、各
多重中継装置50には、複数の電話機52が図示されて
いないPBX等を介して接続されている。
【0014】まず、図1に示されているように、発信者
は、電話機52aから電話機52bに通話をしようとし
て、電話機52aの送受話器をあげる。すると、受話器
から「ツー」といういわゆるダイアルトーンが聞こえ
る。図1に示された例においては、このダイアルトーン
としてトーンX発振器54によって、トーンX(「ツ
ー」という音色の音)が電話機52aに供給される。そ
して、このトーンXは、新たなBチャネルの使用が開始
されることを意味する。なお、分類手段によるグループ
分けの結果、新たなBチャネルの使用が開始されるこ
と、すなわち当該Bチャネルに属する通話信号が、例え
ばこの例では電話機52aに係るもの1つのみであるこ
とは、多重中継装置50aが備える図示されない監視手
段により判断され、トーンX発振器54はその判断結果
に基づいてトーンXを供給する。
【0015】本実施例において特徴的なことはまさにこ
の点である。すなわち、このトーンXを聞くことによっ
て、送信者は、新たなBチャネルの使用が開始されるこ
とを知る。そのため、もし緊急の通話でなければ、その
通話を延期することができる。この結果、新たにチャネ
ルを増やしてしまう場合を減少させることができ、通信
コストを減少させることが可能である。
【0016】次に、図2に示されているように、発信者
が新たに、電話機52aから電話機52bに通話をした
いときに、1本の電話回線が既に設けられている場合を
説明する。図2に示されているように、既に、電話機5
2cと52dとが通話している場合、Bチャネルの中に
空きが生じている。すなわち、多重化中継装置50aが
備える分類手段によれば多重化により1個のBチャネル
の中には4本の音声回線が含められるが、電話機52c
と52dとの間の1本の音声回線しか含まれていないた
め、新たに開始される通話は、既に設けられている音声
回線と同一のBチャネルに含められることができる。し
たがって、新たにBチャネルを使用する必要がない。
【0017】このような場合には、多重中継装置50a
は、電話機52aに対し、トーンYのダイアルトーン
返送する。なお、当該場合は多重中継装置50aが備え
る図示されない監視手段により判断される。トーンYの
ダイアルトーンは、多重中継装置50a内のトーンY発
振器56によって供給され、トーンY(例えば「ツツツ
ツー」という音色)は上記トーンXと異なる音色に設定
されている。このように、新たにBチャネルが使用され
ないのであれば、多重中継装置50aは、電話機52a
に対し、トーンYのダイアルトーンを供給する。このよ
うに、このトーンY発振器56と上述したトーンX発振
器54とが、ダイアルトーン返送手段を構成する。
【0018】本実施例において特徴的なことは、まさに
この点である。このトーンYによって、送信者は、この
通話のための音声回線が開かれても新たにBチャネルが
使用されることがないことを知ることが可能である。
【0019】本実施例において特徴的なことは、以上の
ように、、発信者がこの通話によって、新たにチャネル
が使用されるのか否かを、ダイアルトーンの音色によっ
て知ることができることである。したがって、新たにチ
ャネルが使用される場合(すなわちその料金が加算さ
れる場合)、急用でないときには、通話を後回しにする
ことが可能である。この結果、チャネルが一個の音声回
線のみを拭くというような効率の悪いチャネルの利用状
況となる確率が減少し、通信コストの削減が可能であ
る。
【0020】図2において、トーンYがダイアルトーン
として聞こえることにより、発信者は、使用するチャネ
ル数を増加させることなしに音声回線の確保ができるこ
とが分かるので、そのまま相手の呼び出しを続行し、そ
の結果、1つのBチャネルの中に2本の音声回線が多重
化されることになる。
【0021】以上述べたように、本実施例においては、
ダイアルトーンを2種類用意し、その通話によって、新
たにチャネルを使用しなければならないのか否かを発信
者に知らせる。したがって、発信者は、新たにチャネル
が使用される場合に、通話の内容が緊急のものでなけれ
ば、通話をする時刻を延期することによりチャネルの利
用効率の上昇を期待することが可能である。したがっ
て、通信コストの減少が図れる通信ネットワークを構築
することが可能である。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の多重中継装
置によれば、開始しようとする音声回線が新たなチャネ
ルを使用するのか、それとも既存のチャネルの中に多重
化して取り込まれるのかを知ることが可能である。
【0023】したがって、発信者は新たにチャネルを使
用しなければならない場合に、その通話が緊急のもので
なければ通話の時刻を延期することにより、非効率なチ
ャネルの使用状況を減らすことができる。その結果、通
信コストの減少が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施例である多重通信装置を
用いた通信ネットワークの構成図である。
【図2】図1の通信ネットワークにおいて、既に音声回
線が1個開かれている場合に、新たに電話をかけようと
した様子を表す説明図である。
【図3】図1の通信ネットワークにおいて、2つの音声
回線が開かれ、通話が行われている様子を表す説明図で
ある。
【符号の説明】
50 多重中継装置 52 電話機 54 トーンX発振器 56 トーンY発振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−15556(JP,A) 特開 昭56−96567(JP,A) 特開 昭61−201548(JP,A) 特開 平2−226948(JP,A) 特開 平3−72762(JP,A) 特開 平4−351097(JP,A) 特開 平5−30567(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 3/00 H04M 3/16 - 3/20 H04M 3/38 - 3/40 H04M 19/00 - 19/08 H04Q 11/00 - 11/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の音声回線にそれぞれ入力される通
    話信号を所定の複数の音声回線数ごとに多重化し、得ら
    れた多重化信号を伝送路に中継出力する多重中継装置に
    おいて、 外部の通信端末から発信要求を受けた前記音声回線を前
    記所定の複数の音声回線数ごとにグループ分けする分類
    手段と、 前記各グループに属する前記音声回線の数を監視し、グ
    ループに属する前記音声回線が1個のみの場合には、そ
    のグループは非効率状態であると判断し、2個以上の場
    合には、そのグループは効率的状態であると判断するグ
    ループ監視手段と、 前記グループ監視手段が非効率状態であると判断したグ
    ループに属することとなる前記音声回線に対しては、発
    信要求を受けた時に第一の音色によるダイアルトーン
    外部の前記通信端末に返し、前記グループ監視手段が効
    率的状態であると判断したグループに属することとなる
    前記音声回線に対しては、発信要求を受けた時に第二の
    音色によるダイアルトーンを外部の前記通信端末に返す
    ダイアルトーン返送手段と、 を備えることを特徴とする多重中継装置。
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