WO2005107183A1

WO2005107183A1 - パケット通信システム

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Publication number: WO2005107183A1
Application number: PCT/JP2004/006081
Authority: WO
Inventors: Yukimasa Sugino; Shigeaki Suzuki; Wataru Fushimi; Isamu Ogawa
Original assignee: Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha
Priority date: 2004-04-27
Filing date: 2004-04-27
Publication date: 2005-11-10
Also published as: IL178685A0; US20070237140A1; JPWO2005107183A1

Abstract

あるＶｏＩＰ端末から宛先電話番号を含む接続要求を受信すると、その宛先電話番号に対応するＩＰアドレスを検索する通信制御装置８と、その通信制御装置８により検索されたＩＰアドレスに係るＶｏＩＰ端末を管轄する多重伝送装置１１又は１０と接続要求の送信元のＶｏＩＰ端末を管轄する多重伝送装置１０又は１１を特定し、双方の多重伝送装置１０，１１に対して相手方の多重伝送装置１１，１０及びＶｏＩＰ端末のＩＰアドレスを通知する多重制御装置９とを設ける。

Description

明細ョパケット通信システム技術分野

この発明は、音声信号等をパケット化して伝送するパケット通信システムに関するものである。背景技術

近年の I P ( I n t e r n e t P r 0 t o c o 1 ) 通信の発展により、 e¾ 5 曰尸 '旧号ゃファクシミリ信号を I Pバケツト化して伝送する V o I P ( V o i c e o v e r I P) 技術が注目されている。

しかし、 V o I P端末が I Pパケヅトを他の V o I P端末に直接伝送する場合、 I Pノケヅトのォ一ノ一へヅドが大きぐなることが知られている。

そこで、従来のパケット通信システムは、音声の伝送遅延の増大を招くことなく、 I Pパケットのオーバーヘッドを低減するために、ゲートウェイや多重伝送装置を設置するようにしている。

具体的には次の通りである。ただし、下記の例では、電話機とゲートウェイの組合せが V o I P端末に相当する。

まず、電話機がアナログの音声信号をディジタル化し、そのディジ夕ルの音声デ一夕を発信すると、ゲートウェイが電話機から発信された音声データを公衆電話網経由で受信する。

ゲートウェイは、音声データを受信すると、その音声データを I Pパケット化して多重伝送装置に出力する。

ここで、 ΓΡパケットのペイロードには、複数のショートパケット（シーケンス番号、宛先 P S T Nアドレス ( P S T N ： P u b l i e S w i t c h e d T e 1 e D h 0 n e N e t w 0 r k ) 、宛先ゲートウェイアドレス、宛先多重伝送装置ァドレス、音声データ ) が多重化されている。

多重伝送装置は、複数のゲ一トウエイから I Pパケッ卜を受けると、複数の I Pパケットからショ一卜バケツ卜を抜き出して、宛先多重伝送装置が同じであるショートパケットを集め、それらのショ一トパケッ卜を再度多重化して I Pパケット化し、宛先の多重伝送装置に达する。宛先の多重伝送装置は、 I Pバケツ卜を受信すると、その I P )~%ケッ卜から音声デー夕を抜き出して、その音尸データを送信対象の電話機に送信する（特許文献 1 を参照）。

「特許文献 1」

特開 2 0 0 0 — 4 2 5 9公報（段落番号 [ 0 0 1 1 ] から [ 0 0 4 2 ]

、第 1 図）

従来のパケット通信システムは以上のように構成されているので、ネットワークに接続される各電話機は、予め、ネットワーク内に存在する全ての電話機の電話番号及び I Pアドレスと、対応する多重伝送装置の I Pアドレスとを記憶しておく必要がある。しかし、電話機はエンドュ一ザが所有する機器であるためネットワークには膨大な個数が接続される。また、電話機はエンドユーザが所有する機器であるため増設や撤去が頻繁に行われる。したがって、各電話機がネットワーク内に存在する全ての電話機の I Pアドレス等を予め記憶しておくことは現実的に困難であるなどの課題があった。

この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、多数の V 0 I P端末がネッ卜ワークに接続される場合でも、音声の伝送遅延の増大を招ぐことなく、 I Pバケツトのオーバ一へッドを低減することができるパケット通信システムを得ることを目的とする。発明の開示

この発明に係るバケツト通信システムは、ある端末装置から宛先電話番号を含む接続要求を受信すると、その宛先電話番号に対応するァドレスを検索する通信制御装置と、その通信制御装置により検索されたアドレスに係る端末装置を管轄する多重伝送装置と接続要求の送信元の端末装置を管轄する多重伝送装置を特定し、双方の多重伝送装置に対して相手方の多重伝送装置及び端末装置のアドレスを通知する多重制御装置とを設けたものである。

このことによって、多数の端末装置がネヅトワークに接続される場合でも、音声の伝送遅延の増大を招くことなく、 I Pパケットのオーバーへッドを低減することができる効果がある。図面の簡単な説明

第 1図はこの発明の実施の形態 1 によるパケット通信システムを示す構成図である。

第 2図は多重伝送装置により多重化されたパケツ卜のフォーマツトを示す説明図である。

第 3図はこの発明の実施の形態 2 によるパケット通信システムを示す構成図である。

第 4図はこの発明の実施の形態 3 によるパケット通信システムを示す構成図である。

第 5図はこの発明の実施の形態 4 によるパケット通信システムを示す構成図である。

第 6図は多重伝送装置により多重化されたバケツ卜のフォーマツトを示す説明図である。

第 7図は S I Pプロトコルによる通信制御を行う場合のバケツト通信システムを示す概略構成図である。

第 8図はパケット通信システムの通信プロトコルを示すシーケンス図である。

第 9図はこの発明の実施の形態 6 によるパケット通信システムの通信プロトコルを示すシーケンス図である。

第 1 0図はこの発明の実施の形態 7によるパケット通信システムの通信プロトコルを示すシーケンス図である。

第 1 1 図はこの発明の実施の形態 8によるパケット通信システムの通信プロトコルを示すシーケンス図である。

第 1 2図はこの発明の実施の形態 9 によるパケット通信システムを示す構成図である。

第 1 3図はこの発明の実施の形態 1 0によるパケット通信システムを示す構成図である。

第 1 4図はこの発明の実施の形態 1 0によるパケヅト通信システムの通信プロトコルを示すシーケンス図である。

第 1 5図はこの発明の実施の形態 1 0によるパケッ卜通信システムの通信プロトコルを示すシーケンス図である。

第 1 6図はこの発明の実施の形態 1 1 によるパケヅト通信システムの通信プロトコルを示すシーケンス図である。

第 1 7図はこの発明の実施の形態 1 2 によるパケヅト通信システムの通信プロトコルを示すシーケンス図である。

第 1 8図はこの発明の実施の形態 1 3 によるパケヅト通信システムの通信プロトコルを示すシーケンス図である。発明を実施するための最良の形態

以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。

実施の形態 1 .

第 1図はこの発明の実施の形態 1 によるパケット通信システムを示す構成図である。図において、 V o I P端末 1〜 4は電話機ゃファクシミリなどの端末装置であり、 V 0 I P端末 1 , 2はローカル I P網 5 に接続され、 V o I P端末 3 , 4はローカル I P網 6 に接続されている。なお、口一カル I P網 5 とローカルェ P網 6は I P基幹網 7 に接続されている。

通信制御装置 8は例えば V o I P端末 1 から宛先電話番号（例えば、 V o I P端末 4の電話番号）を含む接続要求を受信すると、その宛先電話番号に対応する I Pアドレスを検索し、その検索結果を多重制御装置 9 に出力する。多重制御装置 9は通信制御装置 8 により検索された I P アドレスに係る V o I P端末 4を管轄する多重伝送装置 1 1 と、接続要求の送信元の V o I P端末 1 を管轄する多重伝送装置 1 0を特定し、多重伝送装置 1 1 に対して多重伝送装置 1 0の I Pアドレスと V o I P端末 1の I Pァドレスを通知するとともに、多重伝送装置 1 0に対して多重伝送装置 1 1の I Pアドレスと V o I P端末 4の I Pァドレスを通知する。

多重伝送装置 1 0は V o I P端末 1 , 2から I Pパケットを受信すると、複数の I Pパケットを多重化して多重伝送装置 1 1 に送信する一方、多重伝送装置 1 1 から多重化された I Pパケットを受信すると、多重化された I Pパケットを分解して V o I P端末 1 , 2 に送信する。多重伝送装置 1 1 は V 0 I P端末 3 , 4から I Pパケットを受信すると、複数の I Pバケツトを多重化して多重伝送装置 1 0 に送信する一方、多重伝送装置 1 0から多重化された I Pパケットを受信すると、多重化された I Pパケットを分解して V 0 I P端末 3 , 4に送信する。

次に動作について説明する。

例えば、 V o I P端末 1の使用者が V o I P端末 4の電話番号をダイャルすると、 V o I P端末 1は、宛先電話番号（V o I P端末 4の電話番号）を含む接続要求パケット（制御パケット）を多重制御装置 9に送信する。

多重制御装置 9は、 V o I P端末 1から宛先電話番号（V o l P端末 4の電話番号）を含む接続要求パケットを受信すると、その接続要求パケットを通信制御装置 8に転送するとともに、その接続要求パケットを一時的に保存する。

通信制御装置 8は、多重制御装置 9から宛先電話番号（V o l P端末 4の電話番号）を含む接続要求パケットを受信すると、 V o I P端末 4 の電話番号に対応する I Pァドレスを検索し、その検索結果を多重制御装置 9に返信する。

なお、通信制御装置 8は、ローカル I P網 5， 6に接続されている V 0 I P端末 1〜4の電話番号と I Pアドレスを管理している。

多重制御装置 9は、通信制御装置 8により検索された I Pアドレスを受けると、その I Pアドレスを参照して、宛先である Vo I P端末 4を管轄する多重伝送装置 1 1を特定し、また、接続要求パケッ卜の送信元の V o I P端末 1を管轄する多重伝送装置 1 0を特定する。

そして、多重制御装置 9は、 V 0 I P端末 1から受信した接続要求パケッ卜に V 0 I P端末 4を管轄する多重伝送装置 1 1の I Pアドレスを含めて（接続要求パケットに元々含まれている V 0 I P端末 1の I Pァドレスを多重伝送装置 1 1の I Pアドレスに書き換える）、その接続要求パケヅトを V o I P端末 4に送信する。 V o I P端末 4は、多重制御装置 9から接続要求パケットを受信すると、現在接続可能な状態にあれば（例えば、他の V o I P端末と通信していない状態）、接続許可パケット（制御パケット）を多重制御装置 9 に送信する。

多重制御装置 9は、 V o l P端末 4から接続許可パケッ卜を受信すると、その接続許可パケットを通信制御装置 8に転送する。

そして、多重制御装置 9は、 Vo I P端末 4から受信した接続許可パケッ卜に接続要求元の V o I P端末 1を管轄する多重伝送装置 1 0の I Pァドレスを含めて（接続許可パケットに元々含まれている V o I P端末 4の I Pァドレスを多重伝送装置 1 0の I Pァドレスに書き換える）、その接続許可パケットを V 0 I P端末 1に送信する。

多重制御装置 9は、上記のようにして接続許可パケットを V o I P端末 1に送信すると、多重化情報を多重伝送装置 1 0， 1 1に送信する。即ち、多重伝送装置 1 0には、多重化情報として、 I Pパケッ卜の送信元である V o I P端末 1の I Pアドレスと、多重化したパケッ卜の送信先である'多重伝送装置 1 1の I Pアドレスと、最終的な転送先である V o I P端末 4の I Pアドレスとを通知する。

また、多重伝送装置 1 1には、多重化情報として、 I Pパケッ卜の送信元である V o I P端末 4の I Pアドレスと、多重化したパケットの送信先である多重伝送装置 1 0の I Pアドレスと、最終的な転送先である V o I P端末 1の I Pアドレスとを通知する。

V 0 I P端末 1は、多重制御装置 9から多重伝送装置 1 0の I Pアドレスを含む接続許可パケットを受信すると、通信の確立を認識するとともに、音声パケットの送信先が多重伝送装置 1 0であると認識して、以降、音声パケットを多重伝送装置 1 0に送信する。

多重伝送装置 1 0は、 V o l P端末 1から音声パケットを受信すると、その音声パケットを多重化する。ただし、 V o I P端末 1以外の V o I P端末（例えば、 V o I P端末 2 ) からも音声パケットを受信すると、複数の音声パケットからショートパケットを抜き出して、宛先多重伝送装置が同じであるショートパケッ卜を集め、それらのショートバケツ卜を再度多重化して I Pバケツ卜化する。

ただし、第 1図の例では、多重伝送装置 1 0以外には、多重伝送装置 1 1 が存在するだけであるため、複数の音声パケッ卜から抜き出したショ一トパケッ卜の宛先多重伝送装置は、すべて多重伝送装置 1 1 になる。仮に、多重伝送装置 1 0以外に、複数の多重伝送装置が存在する場合

、それらの多重伝送装置毎に、宛先多重伝送装置が同じであるショー卜バケツトを集めて再度多重化する。

第 2図は多重伝送装置 1 0により多重化されたバケツ卜のフォーマツトを示し、そのパケットを構成するショートバケツ卜のヘッダには、宛先 V o I P端末ァドレス、シリアル番号、符号化夕ィプが付けられる。宛先 V o I P端末アドレスは最終的な転送先である V o I P端末 4の I Pアドレスであり、シリアル番号には、同じ転送先のショートノケヅトに対して 1 ずつ増加する数値が付与され、ショートパケッ卜の損失の検出に用いられる。符号化タイプは音声デ一夕の符号化方式の種別がコード化されたものである。

そして、多重伝送装置 1 0は、多重制御装置 9から送信された多重化情報を参照して、多重化したパケットの送信先である多重伝送装置 1 1 の I Pァドレスを認識し、多重化したパケットを多重伝送装置 1 1 に送信する。

多重伝送装置 1 1 は、多重伝送装置 1 0から多重化されたパケットを受信すると、多重化されたパケットを分解して音声パケットを抜き出し

、また、多重制御装置 9から送信された多重化情報を参照して、音声パケットの最終的な転送先である V o I P端末 4の I Pァドレスを認識すそして、多伝达装置 1 1は、その音尸ケ、ソトを最終的な転送先である V 0 ェ P端末 4に送信する。

一方、 V 0 I P端末 4は、接続許可パケヅを多重制御装置 9 に送信すると、音声パケッ卜の送信先が多重伝送装置 1 1であると認識して、以降、音声パケットを多重伝送装置 1 1 に送信する。

多重伝送装置 1 1は、 V 0 I P端末 4から曰声パケットを受信すると

、その音声パケットを多重化する。ただしヽ V o I P端末 4以外の V o

I P端末 (例えば、 V o l P端末 3 ) からも曰声パケットを受信すると

、複数の音声バケツ卜からショートパケヅ卜を抜き出して、宛先多重伝送装置が同じであるショートパケットを集めヽそれらのショ一トパケットを再度多重化して I Pパケット化する

ただし、第 1 図の例では、多重伝送装置 1 1以外には、多重伝送装置 1 0が存在するだけであるため、複数の音声パケッ卜から抜き出したショートパケットの宛先多重伝送装置は、すべて多重伝送装置 1 0になる。仮に、多重伝送装置 1 1以外に、複数の多重伝送装置が存在する場合

、それらの多重伝送装置毎に、宛先多重伝送装置が同じであるショートパケットを集めて再度多重化する。

そして、多重伝送装置 1 1 は、多重制御装置 9から送信された多重化情報を参照して、多重化したパケッ卜の送信先である多重伝送装置 1 0 の I Pアドレスを認識し、多重化したパケットを多重伝送装置 1 0に送信する。

多重伝送装置 1 0は、多重伝送装置 1 1 から多重化されたパケットを受信すると、多重化されたパケットを分解して音声パケットを抜き出し

、また、多重制御装置 9から送信された多重化情報を参照して、音声パケットの最終的な転送先である V 0 I P端末 1の I Pアドレスを認識する o

そして、多重伝送装置 1 0は、その音声パケットを最終的な転送先である V o I P端末 1 に达する。

これにより、 V 0 I P端末 1 と V o l P端末 4間のパケット通信が確立するが、このようなパケット通信を確立させるには、多重制御装置 9 が V o I P端末 1〜 4 と多重伝送装置 1 0 , 1 1の対応関係を予め認識している必要がある o このため、多重伝送装置 1 0 , 1 1 をネットヮ一ク上に設置する際、 V 0 I P 末 1 ~ 4の I Pァドレスと多重伝送装置

1 0 , 1 1の I Pァ Kレスが多重制御装置 9 に設定される。

ここで、全ての V o I P端末 1 ~ 4の I Pアドレスについて、接続先の多重伝送装置 1 0 1 1の I Pアドレスとの対応を設定することも不可能ではないが、この実施の形態 1では、次のような方法で対応関係を設定する。

例えば、口一力ル I P網 5 に接続される V o I P端末 1 , 2の I Pァドレスを " a . b . c . 0，，〜 " a . b . c . 2 5 5 " の範囲に設定し

、ローカル I P網 6 に接^ れる V o I P端末 3 , 4の I Pアドレスを

" d . e . f . 0，， " d . e . f . 2 5 5 " の範囲に設定する。ただし、 a、 b、 c、 dヽ e、 f は I Pアドレスの上位 3バイト分を規定するものであり、下位 1バイ卜は " 0 " から " 2 5 5 " の範囲の整数であるとする。

このように、 V 0 I P端末 1〜 4の I Pアドレスを設定すれば、 I P アドレスが " a . b • c . 0，，〜 " a . b . c . 2 5 5 " の範囲にある

V o I P端末 1 , 2は多重伝送装置 1 0に対応し、 I Pアドレスが " d

. e . f . 0，，〜 " d . e . I . 2 5 5 " の範囲にある V o I P端末 3

, 4は多重伝送装置 1 1 に対応することを直ちに判別することができるこの場合、多重制御装置 9は、 V o I P端末 1〜 4の I Pアドレスから対応する多重伝送装置 1 0 , 1 1を簡単に検索することができる。なお、この実施の形態 1では、 V o I P端末 1 と V 0 I P端末 4がパケヅトを送受信するものについて示したが、例えば、 V 0 I P端末 1 と V o l P端末 2がパケットを送受信する場合のように、同一の多重伝送装置 1 0によって管轄される V 0 I P端末間でバケツ卜の送受信を行う場合、多重制御装置 9は、多重伝送装置 1 0， 1 1に対する多重化情報の送信を行わない。このような場合、 V o I P端末 1 と V o I P端末 2 は、多重伝送装置 1 0 , 1 1を介さずに、直接音毐パケットの通信を行うようにする。

以上で明らかなように、この実施の形態 1によれば、ある V o I P端末から宛先電話番号を含む接続要求を受信すると、その宛先電話番号に対応する I Pアドレスを検索する通信制御装置 8と、その通信制御装置 8により検索された I Pアドレスに係る V o I P端末を管轄する多重伝送装置 1 1又は 1 0と接続要求の送信元の V o I P端末を管轄する多重伝送装置 1 0又は 1 1を特定し、双方の多重伝送装置 1 0 , 1 1に対して相手方の多重伝送装置 1 1 , 1 0及び V o I P端末の I Pァドレスを通知する多重制御装置 9とを設けるように構成したので、多数の V o I P端末がネットワークに接続される場合でも、音声の伝送遅延の増大を招くことなく、 I Pパケヅ卜のオーバーへヅドを低減することができる効果を奏する。

即ち、 V o I P端末 1〜4は、ネットワークに接続されている他の V

0 I P端末の I Pァドレスを記憶しておく必要がないので、多数の V o

1 P端末がネットワークに接続される場合でも、多重伝送装置 1 1 , 1 0経由のパケット多重伝送を実施することができる。そのため、音声の伝送遅延の増大を招くことなく、 I Pパケッ卜のオーバーへッドを低減することができる。

この実施の形態 1によれば、複数のパケットを多重化する際、そのパケット内のペイロードを複数のショー卜バケツ卜から構成し、そのショ ― トパケットのへッダに宛先の端末装置のァドレス、シリアル番号や音声符号化方式の識別情報を含めるように構成しているので、既存の V 0 I Pシグナリングプロ卜コルを適用することができる効果を奏する。なお、音声通話パスの接続方式や、 V o ェ P端末と通信制御装置 8間で交換されるメッセージ形式は、 V o I Pシグナリングと呼ばれる通信制御方式を利用するが、ィン夕ーネッ卜に関わる標準化団体である I E T F ( I n t e r n e t E n g i n e e r i n g T a s k F o r c e ) によって、その通信制御方式の標準化が行われている。その例としては、 V o I Pに関わる通信制御全般について記述された S I P ( S e s s i o n I n i t i a t e P r o t o c o l ) や、； iMfg制御装置 8が V o I P端末やゲートウェイを制御するプロトコルである ME G A C O (ME d i a G A t e w a y C 0 n t r o 1 p r o t o c o l ) などの標準が存在する。したがって、 S I Pや ME GAC Oなどのプロトコルを適用することができる。

この実施の形態 1によれば、通信制御装置 8により検索された I Pァドレスに係る V 0 I P端末を管轄する多重伝送装置と、接続要求の送信元の V o I P端末を管轄する多重伝送装置とが同一の多重伝送装置である場合、その多重伝送装置に対する I Pアドレスの通知を行わず、通信対象の V 0 I P端末間で直接パケッ卜の通信を行わせるように構成したので、同一のローカル I P網に接続されている V o I P端末間のパケヅト通信の効率化を図ることができる効果を奏する。

この実施の'形態 1によれば、多重伝送装置がネットワークに接続される際、その多重伝送装置の I Pアドレスと、その多重伝送装置が管轄する V o I P端末の I Pアドレスとを多重制御装置 9に設定するように構成したので、ネヅトワークに接続されている全ての V 0 I P端末間のパケット通信を確立することができる効果を奏する。

この実施の形態 1によれば、多重伝送装置の I Pァドレスの上位ァドレスと、 V o l P端末の I Pアドレスの上位ァドレスとを共通化するように構成したので、 V o I P端末の I Pアドレスから対応する多重伝送装置を簡単に検索することができる効果を奏する。実施の形態 2.

第 3図はこの発明の実施の形態 2によるパケット通信システムを示す構成図であり、図において、第 1図と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。

通信制御装置 1 2は例えば V o I P端末 1から V o I P端末 2の電話番号を含む接続要求を受信すると、 V o I P端末 2の I Pアドレスを検索し、 V o I P端末 3 , 4の電話番号を含む接続要求を受信すると、 V 0 I P端末 3， 4を管轄する通信制御装置 1 3の I Pアドレスを検索する。通信制御装置 1 3は例えば V 0 I P端末 3から V 0 I P端末 4の電話番号を含む接続要求を受信すると、 V o I P端末 4の I Pアドレスを検索し、 V o I P端末 1， 2の電話番号を含む接続要求を受信すると、 V 0 I P端末 1 , 2を管轄する通信制御装置 1 2の I Pアドレスを検索す。

多重制御装置 1 4は通信制御装置 1 2が通信制御装置 1 3の I Pアドレスを検索すると、その通信制御装置 1 3に対応する多重伝送装置 1 1 と、接続要求の送信元の V o I P端末 1を管轄する多重伝送装置 1 0を特定し、多重伝送装置 1 0に対して多重伝送装置 1 1の I Pアドレスと V o I P端末 4の I Pアドレスを通知する。多重制御装置 1 5は通信制御装置 1 3が通信制御装置 1 2の I Pアドレスを検索すると、その通信制御装置 1 2に対応する多重伝送装置 1 0と、接続要求の送信元の V 0 I P端末 3を管轄する多重伝送装置 1 1を特定し、多重伝送装置 1 1に対して多重伝送装置 1 0の I Pアドレスと V o I P端末 1の I Pァドレスを通知する。

次に動作について説明する。

例えば、 V 0 I P端末 1の使用者が V 0 I P端末 4の電話番号をダイャルすると、 V o I P端末 1は、宛先電話番号（V o I P端末 4の電話番号）を含む接続要求バケツトを多重制御装置 1 4に送信する。

多重制御装置 1 4は、 V 0 I P端末 1から宛先電話番号（V o I P端末 4の電話番号）を含む接続要求パケットを受信すると、その接続要求パケットを通信制御装置 1 2に転送するとともに、その接続要求パケッ卜を一時的に保存する。

通信制御装置 1 2は、多重制御装置 1 4から宛先電話番号（V o I P 端末 4の電話番号）を含む接続要求パケットを受信すると、 V o I P端末 4の電話番号に対応する I Pアドレスを検索する。即ち、通信制御装置 1 2は、 V o l P端末 4が自己が管轄する V o I P端末ではないので、 V 0 I P端末 4を管轄する通信制御装置 1 3の I Pアドレスを検索し、その検索結果を多重制御装置 1 4に返信する。

ただし、宛先電話番号が自己が管轄する V o I P端末（例えば、 V 0 I P端末 2 ) の電話番号である場合には、その V o I P端末 2の I Pァドレスを検索し、その検索結果を送信先である V 0 I P端末 2に送信する。

なお、通信制御装置 1 2は、ローカル I P網 5 , 6に接続されている V o I P端末 1〜 4の電話番号及び I Pアドレスと、通信制御装置 1 3 の I Pアドレスを管理している。

多重制御装置 1 4は、通信制御装置 1 2から通信制御装置 1 3の I P ァドレスを受けると、その通信制御装置 1 3 に対応する多重伝送装置 1 1 を特定し、また、接続要求パケットの送信元の V 0 I P端末 1 を管轄する多重伝送装置 1 0を特定する。

そして、多重制御装置 1 4は、 V 0 I P端末 1 から受信した接続要求バケツトに送信元の V o I P端末 1 を管轄する多重伝送装置 1 0の I P アドレスを含めて、その接続要求パケットを多重制御装置 1 5 に送信する o

なお、多重制御装置 1 4は、通信制御装置 1 3 を管轄する多重制御装置 1 5の I Pァドレスを予め認識している。

多重制御装置 1 5は、多重制御装置 1 4から多重伝送装置 1 0の I P アドレスを含む接続要求パケットを受信すると、その多重伝送装置 1 0 の I Pアドレスを一時的に保存する一方、その接続要求バケツ卜から多重伝送装置 1 0の I Pアドレスを削除して、削除後の接続要求パケットを通信制御装置 1 3に送信する。

通信制御装置 1 3は、多重制御装置 1 5 から宛先電話番号（V o I P 端末 4の電話番号）を含む接続要求パケットを受信すると、 V 0 I P端末 4の電話番号に対応する I Pァドレスを検索する。

多重制御装置 1 5は、通信制御装置 1 3 により検索された I Pァドレスを受けると、その I Pアドレスを参照して、宛先である V o I P端末 4を管轄する多重伝送装置 1 1 を特定し、また、接続要求パケッ卜の送信元の V o I P端末 1 を管轄する多重伝送装置 1 0を特定する。

そして、多重制御装置 1 5は、多重制御装置 1 4から受信した接続要求パケッ卜に V 0 I P端末 4を管轄する多重伝送装置 1 1の I Pァドレスを含めて（接続要求バケツ卜に元々含まれている V o I P端末 1の I Pアドレスを多重伝送装置 1 1の I Pアドレスに書き換える）、その接続要求パケットを V o I P端末 4に送信する。

V 0 I P端末 4は、多重制御装置 1 5から接続要求パケットを受信すると、現在接続可能な状態にあれば（例えば、他の V o I P端末と通信していない状態）、接続許可バケツトを多重制御装置 1 5 に送信する。多重制御装置 1 5は、 V o l P端末 4から接続許可パケットを受信すると、その接続許可パケットを通信制御装置 1 3 に転送し、また、 V o I P端末 4を管轄する多重伝送装置 1 1の I Pアドレスを接続許可パケッ卜に含めて多重制御装置 1 4に転送する。

多重制御装置 1 4は、多重制御装置 1 5から多重伝送装置 1 1の I P アドレスを含む接続許可パケットを受信すると、その多重伝送装置 1 1 の I Pアドレスを一時的に保存する一方、その接続許可バケツ卜から多重伝送装置 1 1の I Pアドレスを削除して、削除後の接続要求パケットを通信制御装置 1 2 に送信する。

そして、多重制御装置 1 4は、多重制御装置 1 5から受信した接続許可パケットに接続要求元の V o I P端末 1 を管轄する多重伝送装置 1 0 の I Pァドレスを含めて（接続許可パケットに元々含まれている V 0 I P端末 4の I Pァドレスを多重伝送装置 1 0の I Pアドレスに書き換える）、その接続許可パケットを V 0 I P端末 1 に送信する。

多重制御装置 1 4は、上記のようにして接続許可パケットを V 0 I P 端末 1 に送信すると、多重化情報を多重伝送装置 1 0に送信する。

即ち、多重伝送装置 1 0には、多重化情報として、 I Pパケッ卜の送信元である V 0 I P端末 1の I Pアドレスと、多重化したパケットの送信先である多重伝送装置 1 1 の I Pアドレス（接続許可パケットから抜き出して保存していた I Pアドレス）と、最終的な転送先である V o l P端末 4の I Pァドレスとを通知する。また、多重制御装置 1 4は、多重化情報を多重伝送装置 1 1 に送信する。

即ち、多重伝送装置 1 1 には、多重化情報として、 I Pパケッ卜の送信元である V o I P端末 4の I Pアドレスと、多重化したパケットの送信先である多重伝送装置 1 0の I Pアドレス（接続要求パケットから抜き出して保存していた I Pアドレス）と、最終的な転送先である V o l P端末 1の I Pァドレスとを通知する。

以下、 V 0 I P端末 1 は、多重伝送装置 1 0 , 1 1経由で V 0 I P端末 4 とバケツ卜の送受信を実施するが、このパケッ卜の送受信動作は、上記実施の形態 1 と同様であるため説明を省略する。

これにより、 V o I P端末 1 と V o I P端末 4間のパケット通信が確立するが、このようなパケット通信を確立させるには、多重制御装置 1 4は、 V o I P端末 1， 2 と多重伝送装置 1 0 との対応関係を予め認識している必要があり、多重制御装置 1 5は、 V o I P端末 3， 4 と多重伝送装置 1 1 との対応関係を予め認識している必要がある。

このため、多重制御装置 1 4は、多重伝送装置 1 0がネットワーク上に設置される際、 0 1 ?端末 1， 2の I Pアドレスと多重伝送装置 1 0 の I Pアドレスが設定される。また、多重制御装置 1 5は、多重伝送装置 1 1がネヅ卜ワーク上に設置される際、 V o I P端末 3 , 4の I P ァドレスと多重伝送装置 1 1の I Pアドレスが設定される。ただし、 I Pアドレスの設定方法は上記実施の形態 1 と同様であるため説明を省略する。

多重制御装置 1 4は、多重制御装置 1 5の I Pァドレスを予め認識しておく必要があり、多重制御装置 1 5は、多重制御装置 1 4の I Pアドレスを予め認識しておく必要がある。これについては、多重制御装置 1 4 , 1 5がネットワーク上に設置される際に設定されるようにする。なお、この実施の形態 2では、 V o I P端末 1 と V o I P端末 4がパケットを送受信するものについて示したが、例えば、 V o I P端末 1 と V o I P端末 2がパケットを送受信する場合のように、同一の多重伝送装置 1 0によって管轄される V 0 I P端末間でバケツ卜の送受信を行う場合、多重制御装置 1 4は、多重伝送装置 1 0に対する多重化情報の送信を行わない。このような場合、 V 0 I P端末 1 と V o I P端末 2は、多重伝送装置 1 0 , 1 1 を介さずに、直接音声パケットの通信を行うようにする。

以上で明らかなように、この実施の形態 2 によれば、通信制御装置及び多重制御装置がネットワーク上に複数設置される場合、各通信制御装置は宛先電話番号から他の通信制御装置のァドレスを検索し、各多重制御装置は他の通信制御装置に対応する多重伝送装置と接続要求の送信元の端末装置を管轄する多重伝送装置を特定するように構成したので、通信制御装置及び多重制御装置がネットワーク上に複数設置される場合でも、上記実施の形態 1 と同様の効果を奏することができる。実施の形態 3 .

上記実施の形態 2では、各ローカル I P網 5 , 6 にはそれそれ多重制御装置 1 4 , 1 5が設置されているものについて示したが、第 4図に示すように、ローカル I P網 2 3 には多重制御装置が設置されていない場合がある。なお、第 4図において、 V o I P端末 2 1 , 2 2は V o I P 端末 1 と同様の V 0 I P端末、通信制御装置 2 4は通信制御装置 1 2 と同様の通信制御装置、多重伝送装置 2 5は多重伝送装置 1 0 と同様の多重伝送装置である。

この実施の形態 3では、例えば、 V o l P端末 1が V o I P端末 2 1 , 2 2 とパケッ卜の通信を行う場合、多重制御装置 1 4は、 V o I P端末 1から受信した制御パケット（接続要求パケット、接続許可パケット ) に含まれている送信元の V o I P端末 1の I Pアドレスを自己が管轄する多重伝送装置 1 0の I Pアドレスに変更せずに、その制御パケットを V o I P端末 2 1， 2 2に転送するようにする。

具体的には次の通りである。

例えば、 V 0 I P端末 1が V 0 I P端末 4とパケットの通信を行う場合には、上記実施の形態 2で説明した通りであり、 0 1 ?端末 1は、多重伝送装置 1 0 , 1 1経由で、 V 0 I P端末 4とパケットの通信を行う。

しかし、 V o I P端末 1が V o I P端末 2 1 とパケヅ卜の通信を行う場合、多重制御装置 1 4がローカル I P網 2 3側から受信する制御パケットは、ローカル I P網 2 3に多重制御装置が設置されていないため、多重伝送装置 2 5の I Pアドレスが付加されていないものになる。このため、多重制御装置 1 4は、自己が管轄する多重伝送装置 1 0に通知する多重化情報を得ることができず、上記実施の形態 2のような多重伝送装置経由のパケット通信を行うことができない。

そこで、この実施の形態 3では、例えば、 V o I P端末 1が V o I P 端末 2 1， 2 2とパケッ卜の通信を行う場合、多重制御装置 1 4は、 V 0 I P端末 1から受信した制御バケツト（接続要求パケット、接続許可パケット）に含まれている送信元の V 0 I P端末 1の I Pアドレスを自己が管轄する多重伝送装置 1 0の I Pアドレスに変更せずに、その制御パケヅトを V 0 I P端末 2 ' 1 , 2 2に転送するようにする。

これにより、 V o I P端末 1は、多重伝送装置 1 0 , 2 5を介さずに、直接 V 0 I P端末 2 1 , 2 2とパケットの通信を行うようになる。

この実施の形態 3によれば、多重制御装置が設置されていない口一力ル I P網 2 3に接続されている V 0 I P端末 2 1 , 2 2が通信対象であつても、パケット通信を実施することができる効果を奏する。実施の形態 4.

上記実施の形態 3では、ローカル I P網 2 3に多重制御装置が設置されていないものについて示したが、第 5図に示すように、新たな多重制御装置 2 6をローカル I P網 2 3に追加するようにしてもよい。

このように、新たな多重制御装置 2 6をローカル I P網 2 3に追加する場合、その多重制御装置 2 6が既存の多重制御装置 1 4， 1 5に対して増設された旨を通知するようにする。

具体的には次の通りである。

多重制御装置 2 6を追加する際には、上述したように、ローカル I P 網 2 3に接続される V o I P端末 2 1 , 2 2 と多重伝送装置 2 5の対応関係を予め認識している必要があるため、 V o I P端末 2 1 , 2 2の I Pアドレスと多重伝送装置 2 5の I Pアドレスが多重制御装置 2 6に設疋され o

また、多重制御装置 2 6には、多重制御装置 1 4， 1 5の I Pァドレスも設定される。

一方、多重制御装置 2 6が稼動を開始する際には、多重制御装置 1 4 , 1 5に対して自装置が追加されたことを通知する。

これにより、多重制御装置 1 4 , 1 5は、多重制御装置 2 6がネッ卜ワーク内に追加されたことを認識し、多重制御装置 2 6の I Pアドレスを取得する。

この実施の形態 4によれば、多重制御装置 2 6をネットワークに追加する際、多重制御装置 1 4，' 1 5に対する多重制御装置 2 6の I Pアドレスの設定を自動的に行うことができる効果を奏する。実施の形態 5 .

上記実施の形態 1〜 4では、端末装置が V o I P端末であるものについて示したが、これに限るものではなく、例えば、端末装置が電話回線を収容するゲートウェイであってもよい。

この場合、多重化されたショートパケットのへッダには宛先電話回線のチャネル番号が必要となるため、多重伝送装置 1 0 , 1 1等が出力するパケットのペイロードは第 6図に示すようになる。実施の形態 6 .

上記実施の形態 1 における音声通話パスの接続方式や、 V 0 I P端末と通信制御装置 8間で交換されるメッセージ形式は、 V o I Pシグナリングと呼ばれる通信制御方式を利用している。

この通信制御方式としては、例えば S I Pや M E G A C 0などのプロトコルを適用することができることを説明したが、この実施の形態 6では、特に S I Pプロトコルを用いた場合のパケヅト通信システムの動作について説明する。

まず、この実施の形態 6 におけるパケット通信システムの動作を具体的に説明する前に、 S I Pによる通信制御の基本的な動作を簡単に説明する。第 7図は S I Pプロトコルによる通信制御を行う場合のパケット通信システムを示す概略構成図であり、第 8図はパケット通信システムの通信プロトコルを示すシーケンス図である。

第 7図に示すように、 I P網 3 0 (第 1図の口一カル網 5 , 6及び I P基幹網 7に相当する）に V 0 I P端末 1 と V 0 I P端末 4が接続された構成において、 V o I P端末 1 と V 0 I P端末 4が S I Pのプロトコルにしたがって呼接続を行う場合、通信制御装置 8 を経由した S I Pメヅセージの送受信が行われる。 S I Pプロトコルにより通信制御を行う場合に使用される通信制御装置 8は S I Pサーバと称され、この通信制御装置 8は、 V o I P端末間で送受信される S I Pメッセージの転送を行うプロキシサーバの機能と、 I Pネットワーク上の V 0 I P端末の位置情報の登録を受け付ける登録サーバの機能とを有する。

まず、 V o I P端末 1の使用者が V o I P端末 1の電源を投入すると

、 V o I P端末 1 は、自身の I Pァドレスを含む R E G I S T E Rメッセージ 1 0 0 (登録メヅセージ）を制御装置 8 に达ィ 3■る。

通信制御装置 8は、 V o I P端末 1 から R E G I S T E Rメッセージ

1 0 0を受信すると、 R E G I S T E Rメッセージ 1 0 0 に含まれている V o I P端末 1の I Pアドレスを登録する。即ちヽ V o I P端末 1 の位置情報を登録する。

また、通信制御装置 8は、 R E G I S T E Rメッセ —ジ 1 0 0を正常に受信できたことを通知するため、 0 Kメッセージ 1 1 0 を V o I P端末 1 に ί る。

同様に、 V o l P端末 4の使用 -aが V o I P端末 4の電源を投入すると、 V o I P端末 4は、自身のェ Pァドレスを含む R E G I S T E Rメッセージ 1 2 0を通信制御装置 8 に送信する。

通信制御装置 8は、 V o l P端末 4から R E G I S T E Rメッセ一ジ 1 2 0 を受信すると、 R E G I S T E Rメヅセージ 1 2 0に含まれている V o I P端末 4の I Pァドレスを登録する。即ち、 V o I P端末 4の位置情報を登録する。

また、通信制御装置 Sは、 R E G I S T E Rメッセージ 1 2 0を正常に受信できたことを通知するため、 0 Kメッセージ 1 3 0 を V o I P端末 4 に送信する。

上記のようにして、 V o I P端末 1 , 4の位置情報の登録が完了すると、以後、通信制御装置 8は、 V o I P端末 1 , 4から送信された S I Pメヅセージを V o I P端末 4 , 1 に転送することが可能になる。

次に、 V o I P端末 1の使用者が V o I P端末 4との通話を希望し、 V o I P端末 4の電話番号をダイャルすると、 V o I P端末 1は、通話を希望する相手先（V o I P端末 4 ) の I Pアドレスを含む I NV I T Eメッセージ 2 0 0 a (接続要求パケヅト）を通信制御装置 8に送信する。

通信制御装置 8は、 V o I P端末 1から I NV I T Eメッセージ 2 0 0 aを受信すると、その I NV I T Eメッセージ 2 0 0 aを I NV I T Eメッセ一ジ 2 0 0 bとして V o I P端末 4に転送する。

なお、 V o I P端末 1が I N V I T Eメヅセージ 2 0 0 aを通信制御装置 8に送信するに際して、 V o I P端末 4の I Pアドレスを知る必要があるが、例えば、 V o I P端末 1が V o I P端末 4の電話番号に対応する I Pアドレスを D N Sサーバ 3 1に問い合わせることにより、 V o I P端末 4の I Pアドレスを知ることができる。

V o I P端末 4は、通信制御装置 8から I NV I T Eメッセージ 2 0 0 bを受信すると、 I NV I T Eメヅセージ 2 0 0 bを正常に受信できたことを通知するため、通話を希望してきた相手先（V o I P端末 1 ) の I Pアドレスを含む O Kメッセージ 2 1 0 aを通信制御装置 8に送信する。

通信制御装置 8は、 V o l P端末 4から O Kメッセージ 2 1 0 aを受信すると、その O Kメッセージ 2 1 0 aを O Kメッセ一ジ 2 1 0 bとして V o I P端末 1 に転送する。

V o l P端末 1 は、通信制御装置 8から O Kメッセージ 2 1 0 bを受信すると、 O Kメッセージ 2 1 0 bを正常に受信できたことを通知するため、 A C Kメッセージ 2 2 0を V o I P端末 4に送信する。この A CKメッセージ 2 2 0は、通信制御装置 8を絰由しないで、直接、 V o I P端末 4に送信することが可能である。ただし、通信制御装置 8が I NV I T Eメヅセージ 2 0 0 bを V o I P端末 4に送信する際に、通信制御装置 8の I Pアドレスを示す R e c o r d— R o u t eへッダ（メッセージの伝送ルート）を I NV I T Eメッセージ 2 0 0 bに追加することにより、 V 0 I P端末 1 4間で送受信される以降の S I

Pメッセージを、全て通信制御装置 8経由で行うような指示がある場合は、この限りでない。

上記のよつにして、 I N V I T Eメッセージ 2 0 0 0 Kメヅセージ

2 1 0 A C Kメッセ一ジ 2 2 0の交換が行われると、 V o I P端禾 1 台

と V o I P端末 4の間にセッションが確立して通話可能な状になり、以後、 V o I P端末 1 と V 0 I P端末 4の間で音声パケヅ 4 0 0の送受信が開始される。

なお、の I N V I T Eメッセージ 2 0 0 0 Kメッセジ 2 1 0

A C Kメッセージ 2 2 0の交換において、 S I Pメヅセ一ジの中に S D

P ( S e s s 1 0 n D e f i n i t i o n P r o t 0 c o 1 ：セヅシヨン言 3述プロトコル）によるセッション情報を含め、 V o I P端末 1

, 4間の通信に使用する曰声コーデックの種別や、曰尸 ) ケヅ hの送信先 I Pアドレスなどの取決めが行われる。

この S D Pによるセッシヨン情報の交換は、 I N V I T Eメヅセージ

2 00と OKメッセージ 2 1 0より行われることが一般的であるが、 I N V I T Eメッセージ 2 00の中に S D Pによるセッション情報を含めない場合、 0 Kメッセ一ジ 2 1 0と A C Kメッセージ 2 2 0の中に S D Pによるセッション情報を含めて交換が行われる。

その後、 V 0 I P端末 1 , 4間の通話が終了し、通話者のいずれか一方、例えば、 V o l P端末 1の使用者がオンフックして終話処理を行うと、 V o I P端末 1は、 BYEメッセージ 2 3 0を V o I P端末 4に送信する。

V o I P端末 4は、 V o I P端末 1から B YEメヅセージ 2 3 0を受信すると、 B YEメヅセージ 2 30を正常に受信できたことを通知するため、 0 Kメッセージ 2 4 0を V o I P端末 1に送信する。ここまでの動作により V 0 I P端末 1 , 4間の通信が終了する。

次に、第 1図のパケット通信システムにおいて、通信制御手順として S I Pプロトコルを用いた場合の動作を具体的に説明する。第 9図はこの発明の実施の形態 6によるバケツト通信システムの通信プロトコルを示すシーケンス図である。

まず、 V o I P端末 1の使用者が V o I P端末 1の電源を投入すると V 0 I P端末 1は、ロー力ル I P網 5を介して、自身の I Pアドレスを含む R E G I S T E Rメヅセージ 1 0 0 aを通信制御装置 8に送信する。ただし、 V 0 I P端末 1から逝信制御装置 8に対する伝送路上には多重制御装置 9が存在するので V o I P端末 1から送信される R E G

I S T ERメッセージ 1 0 0 aは、通信制御装置 8が受信する前に多重制御装置 9が受信する。

多重制御装置 9は、 V o I P 而末 1から R E G I S T E Rメッセージ

1 00 aを受信すると、その R E G I S T E Rメッセージ 1 0 0 aを R

E G I S T E Rメッセ一ジ 1 0 0 bとして通信制御装置 8に転; t¾する。通信制御装置 8は、多重制御装置 9から RE G I S TE Rメッセージ

1 00 bを受信すると、 R E G I S T E Rメッセージ 1 0 0 bに含まれている V o I P端末 1の I Pァドレスを登録する。即ち、 V 0 I P端末

1の位置情報を登録する。

また、通信制御装置 8は E G I S T E Rメッセージ 1 0 0 bを正常に受信できたことを通知するため 0 Kメッセージ 1 1 0 aを V o I P端末 1に送信する。ただし、通信制御装置 8から V o I P端末 1に対する伝送路上には多重制御装置 9が存在するので、通信制御装置 8から送信される 0 Kメッセージ 1 1 0 aは、 V o I P端末 1が受信する前に多重制御装置 9が受信する。

多重制御装置 9は、通信制御装置 8から OKメッセージ 1 1 0 aを受信すると、口一カル I P網 5を介して、その O Kメヅセージ 1 1 0 aを O Kメッセージ 1 1 0 bとして V o I P端末 1に転送する。

同様に、 V o I P端末 4の使用者が V o I P端末 4の電源を投入すると、 V o I P端末 4は、ローカル I P網 6、 I P基幹網 7及びローカル I P網 5を介して、自身の I Pアドレスを含む R E G I S T E Rメッセ —ジ 1 2 0 aを通信制御装置 8に送信する。ただし、 V o I P端末 4から通信制御装置 8に対する伝送路上には多重制御装置 9が存在するので、 V o I P端末 4から送信される R E G I S T E Rメッセージ 1 2 0 a は、通信制御装置 8が受信する前に多重制御装置 9が受信する。

多重制御装置 9は、 V o I P端末 4から RE G I S T E Rメヅセージ 1 2 0 aを受信すると、その: R E G I S T ERメッセージ 1 2 0 aを R E G I S T E Rメッセージ 1 2 0 bとして通信制御装置 8に転送する。通信制御装置 8は、多重制御装置 9から RE G I S T E Rメッセ一ジ 1 2 0 bを受信すると、 R E G I S T E Rメヅセージ 1 2 0 bに含まれている V 0 I P端末 4の I Pァドレスを登録する。即ち、 V o l P端末 4の位置情報を登録する。

また、通信制御装置 8は、 R E G I S T ERメッセージ 1 2 0 bを正常に受信できたことを通知するため、 OKメヅセージ 1 3 0 aを V o I P端末 4に送信する。ただし、通信制御装置 8から V o I P端末 4に対する伝送路上には多重制御装置 9が存在するので、通信制御装置 8から送信される 0 Kメッセージ 1 3 0 aは、 V o I P端末 4が受信する前に多重制御装置 9が受信する。

多重制御装置 9は、通信制御装置 8から O Kメッセージ 1 3 0 aを受信すると、口一カル I P網 5、 I P基幹網 7及びローカル I P網 6を介して、その OKメッセージ 1 3 O aを OKメッセージ 1 3 O bとして V o I P端末 4に転送する。 - 上記のようにして、 0 1 端末 1 , 4の位置情報の登録が完了すると、以後、通信制御装置 8は、 V o l P端末 1 , 4から送信された S I Pメヅセージを V o I P端末 4 , 1に転送することが可能になる。

次に、 V o I P端末 1の使用者が V o I P端末 4との通話を希望し、 V o I P端末 4の電話番号をダイヤルすると、 V o I P端末 1は、口一カル I P網 5を介して、通話を希望する相手先（V o I P端末 4 ) の I Pァドレスを含む I NV I T Eメッセージ 2 0 0 cを通信制御装置 8に送信する。ただし、 V o I P端末 1から通信制御装置 8に対する伝送路上には多重制御装置 9が存在するので、 V o l P端末 1から送信される I NV I T Eメッセージ 2 0 0 cは、通信制御装置 8が受信する前に多重制御装置 9が受信する。

この I NV I T Eメッセージ 2 0 0 cには、 S D Pによるセッション情報が含められ、通信相手（V o l P端末 4 ) から送信される音声パケヅトの送り先 I Pアドレスとして、 V o I P端末 1の I Pアドレスが S D Pの中に記述される。

多重制御装置 9は、 V o l P端末 1から I NV I T Eメッセージ 2 0 0 cを受信すると、その I NV I T Eメッセージ 2 0 0 cを I NV I T Eメッセージ 2 0 0 dとして通信制御装置 8に転送する。

通信制御装置 8は、多重制御装置 9から I NV I T Eメッセージ 2 0 0 dを受信すると、その I NV I T Eメッセージ 2 0 0 dを I NV I T Eメッセージ 2 0 0 eとして V 0 I P端末 4に転送する。ただし、通信制御装置 8から V o I P端末 4に対する伝送路上には多重制御装置 9が存在するので、通信制御装置 8から転送される I NV I T Eメッセ一ジ 2 0 0 eは、 V o I P端末 4が受信する前に多重制御装置 9が受信するここでは、 I N V I T Eメッセージ 2 0 0 eを転送する際に、通信制御装置 8の I Pァドレスを示す R e c 0 r d— R o u t eヘッダを I N V I T Eメヅセージ 2 0 0 eに追加しないものとする。

多重制御装置 9は、通信制御装置 8から I NV I T Eメッセージ 2 0 0 eを受信すると、その I NV I T Eメヅセージ 2 00 eに含まれている S D Pによるセッション情報の書き換えを行う。

即ち、 I NV I T Eメッセージ 2 0 0 eに含まれている S D Pによるセッション倩報には、通信相手（ V o I P端末 4 ) から送信される音声パケッ卜の送り先 I Pアドレスとして、 V o I P端末 1の I Pアドレスが記述されているので、 V o I P端末 1の I Pァドレスを多重伝送装置 1 1の I Pアドレスに書き換える処理を行う。

多重制御装置 9は、ローカル I P網 5、 I P基幹網 7及びローカル I P網 6を介して、書換処理後の I NV I T Eメッセージ 2 0 0 eを I N V I T Eメッセージ 2 0 0 f として V o I P端末 4に送信する。

V o l P端末 4は、多重制御装置 9から I NV I T Eメッセ一ジ 2 0 0 f を受信すると、 I N V I T Eメヅセージ 2 0 0 f を正常に受信できたことを通知するため、ローカル I P網 6、 I P基幹網 7及び口一カル I P網 5を介して、通話を希望してきた相手先（V o I P端末 1 ) の I Pアドレスを含む 0 Kメッセージ 2 1 0 cを通信制御装置 8に送信する。ただし、 V o I P端末 4から通信制御装置 8に対する伝送路上には多重制御装置 9が存在するので、 V 0 I P端末 4から送信される 0 Kメッセージ 2 1 O'cは、通信制御装置 8が受信する前に多重制御装置 9が受信する。

ここのの 00 KKメメッヅセセージ 2 1 0 cにはヽ S D Pによるセヅション報が含めめらられれ、、通通信信相相手手（ V o I P端末 1 ) から送信される曰尸パケヅトの送りり先先 II PPアアドドレレススとして、 V o I P 末 4の I Pアドレスが S D Pの中に ¾記 5ΰ ^述yf さ Τれしるス。。

多多重重制制御御装装置置 99は、 V o I P端末 4から ◦ Kメッセージ 2 1 0 cを受信信すするるとと、、そそのの 00 Kメッセージ 2 1 0 cを 0 Kメッセージ 2 1 0 d としてて通通信信制制御御装装置置 88 に転送する。

通通信信制制御御装装置置 88は、多重制御装置 9から〇 Kメッセ一ジ 2 1 0 dを受信信すするるとと、、そそのの 00 Kメッセ一ジ 2 1 0 dを 0 Kメッセ一ジ 2 1 0 e としてて VV 00 II PP端端末末 11 に転送する。ただし通信制御装置 8から V o I P端末末 11 にに対対すするる伝伝送送路上には多重制御装 9が存在するので、通信制御装置 8から転送される 0 Kメッセージ 2 1 0 eは、 V o I P 末 1 が受信する前に多重制御装置 9が受信する o

多重制御装置 9は、通信制御装置 8から 0 Kメッセ —ジ 2 1 0 eを受信すると、その 0 Kメッセージ 2 1 0 Θに含まれている S D Pによるセッション情報の書き換えを行う。

即ち、 0 Kメヅセ一ジ 2 1 0 eに含まれている S D Pによるセヅション情報には、通信相手（V o l P端末 1 ) から送信される音声パケッ卜の送り先 I Pアドレスとして、 V o I P端末 4の I Pアドレスが記述されているので、 V o I P端末 4の I Pァドレスを多重伝送装置 1 0の I Pアドレスに書き換える処理を行う。

多重制御装置 9は、ローカル I P網 5を介して、書換処理後の 0 Kメッセ一ジ 2 1 O eを 0 Kメッセージ 2 1 O f として V o I P端末 1 に送信する。

また、多重制御装置 9は、 0 Kメッセージ 2 1 0 f を V o I P端末 1 に送信すると、ローカル I P網 5を介して、多重化情報 3 0 0を多重伝送装置 1 0に送信し、ローカル I P網 5、 I P基幹網 7及びローカル I P網 6を介して、多重化情報 3 1 0を多重伝送装置 1 1に送信する。ここで、多重伝送装置 1 0に送信される多重化情報 3 0 0には、 I P バケツトの送信元である V o l P端末 1の I Pアドレスと、多重化された I Pパケットの送信先である多重伝送装置 1 1の I Pアドレスと、最終的な転送先である V o I P端末 4の I Pアドレスとが含まれている。

また、多重伝送装置 1 1に送信される多重化情報 3 1 0には、 I Pパケッ卜の送信元である V o I P端末 4の I Pアドレスと、多重化された I Pパケ、J、トの送信先である多重伝送装置 1 0の I Pアドレスと、最終的な転送先である V o I P端末 1の I Pアドレスとが含まれている。

V o l P端末 1は、多重制御装置 9から OKメヅセージ 2 1 O f を受信すると、 0 Kメッセージ 2 1 0 f を正常に受信できたことを通知するため、 AC Kメッセージ 2 2 0を V o I P端末 4に送信する。

上述したように、通信制御装置 8が I NV I T Eメッセージ 2 0 0 e を転送する際に、通信制御装置 8の I Pアドレスを示す R e c o r d— R o u t eヘッダを I N V I T Eメッセ一ジ 2 0 0 eに追加していないので、この A C Kメッセージ 2 2 0は、通信制御装置 8を経由しないで、直接、 V o I P端末 4に送信される。

上記のようにして、 A CKメヅセージ 2 2 0の送信が完了した時点で、 0 1 ?端末 1 , 4が通信の確立を認識するが、多重制御装置 9が 0 Kメヅセージ 2 1 0 eに含まれている S D Pによるセッション情報の書き換えを行っているため、 V o I P端末 1は、音声パケットの送信先が多重伝送装置 1 0であると認識して、以降、音声パケットを多重伝送装置 1 0に送信する。

多重伝送装置 1 0は、 V o l P端末 1から音声パケットを受信すると、その音声パケットを多化する。ただしヽ V o I Ρ端末 1以外の V o

I P端末（例えば、 V 0 I P端末 2 ) からも臼声パケ、ソ卜を受信すると

、複数の音声バケツトからショートノケッを抜き出してヽ宛先多重伝送装置が同じであるショ ―トパケットを集めヽそれらのシ 3ートパケットを再度多重化して I Pノケ、ソ卜化する。

同様に、多重制御装置 9が I N V I T Eメヅセージ 2 0 0 eに含まれている S D Pによるセヅション情報の書き換を行つているため、 V o

I P端末 4は、音声パケヅ卜の送信先が多重伝送装置 1 1であると認識して、以降、音声パケッ卜を多重伝送装置 1 1 に送信する ο

多重伝送装置 1 1は、 V o I P端末 4から曰声パケ V 卜を受信すると

、その音声パケットを多重化する。ただしヽ V o I Ρ端末 4以外の V o

I P端末（例えば、 V o I P端末 3 ) からも曰声パケッ卜を受信すると

、複数の音声パケットからショートノ、 °ケッを抜き出して s 宛先多重伝送装置が同じであるショ一トバケツトを集め、それらのシ 3一トパケットを再度多重化して I P ケット化する。

以上で明らかなようにヽこの実施の形態 6 によれば、多重制御装置 9 が V o I P端末 1 , 4間で送受信される S I Ρメッセージの中の S D P によるセッション情報を曰き換え、 V o l P 末 1 , 4から送信される音声パケットの送信先が多重伝送装置 1 0 ？ 1 1であると口心識させるように構成したので、多重伝送装置 1 0 , 1 1 において音声パケットを多重化することができるようになり、その結果、多数の V o I P端末が口一カル I P網 5 , 6 に接続される場合でも、音声の伝送遅延の増大を招くことなく、 I Pバケツトのオーバーへッドを低減することができる効果を奏する。実施の形態 7 上記実施の形態 6では、 S D Pによるセッシ 3ン情報の交換が、 I N

V I T Eメッセ一ジ 2 0 0 と 0 Kメッセージ 2 1 0により行われる場合について説明したが、 I N V I T Eメッセージ 2 0 0の中に S D Pによるセッション情報を含めずに、 0 Kメッセージ 2 1 0 と八〇 1くメッセ一ジ 2 2 0 により、 S D Pによるセッション情報の交換が行われるようにしてもよい。

この場合、 M 制御装置 8が I N V I T Eメ、ソセージ 2 0 0 eを転送する際に、 R e c o r d - R o u t eへッダを I N V I T Eメッセ一ジ

2 0 0 eに追加していないと、 A C Kメッセ一ジ 2 2 0が通信制御装置

8を経由しないで直接、 V 0 I P端末 4に送信されるため、多重制御装置 9が A C Kメヅセージ 2 2 0に含まれている S D Pによるセッション情報の書き換えを

ができず、多重伝送装置 1 0 , 1 1 において音声パケッ卜を多重化することができない。

このため、上記実施の形態 6 によるパケット通信システムにおいては

、使用する V o I P 末、または、通信制御装置 8の仕様を限定する必要がある。

そこで、この発明の実施の形態 7では、 S D Pによるセッシヨン情報の交換が、 0 Kメッセージ 2 1 0 と A C Kメッセ一ジ 2 2 0により行われ、かつ、通信制御装置 8が R e c o Γ d - R o U t Θへッダを追加していない場合でも、多重伝送装置 1 0 1 1 において音尸パケットを多重化することができるようにしている

第 1 0図はこの発明の実施の形態 7によるパケヅト通信システムの通信プロトコルを示すシーケンス図である。

次に動作について説明する。

最初に、 V o I P端末 1 , 4は、通信制御装置 8 との間で : R E G I S T E Rメッセ一ジゃ 0 Kメッセージの交換を行うことにより、通信制御装置 8 に対して位置情報の登録を行うが、この位置情報の登録の動作は上記実施の形態 6 と同様であるため説明を省略する。

次に、 V o I P端末 1 の使用者が V o I P端末 4 との通話を希望し、 V o I P端末 4の電話番号をダイヤルすると、 ¥ 0 1 卩端末 1は、ローカル I P網 5 を介して、通話を希望する相手先（V o I P端末 4 ) の I Pアドレスを含む I NV I T Eメヅセージ 2 0 0 gを通信制御装置 8 に送信する。ただし、 V 0 I P端末 1から通信制御装置 8に対する伝送路上には多重制御装 9が存在するので、 V o l P端末 1 から送信される

I N V I T Eメッセ —ジ 2 0 0 gは、通信制御衣置 8が受信する刖に多重制御装置 9が受信する。

この I N V I T Eメッセージ 2 0 0 gには、 S D Pによるセヅシヨン情報が含められないものとする。

多重制御装置 9は、 V o I P端末 1 から I N V I T Eメッセ一ジ 2 0

0 gを受信するとヽその I N V I T Eメッセ一ジ 2 0 0 Sを I N V I T

Eメッセージ 2 0 0 hとして通信制御装置 8 に転送する

通信制御装置 8は、多重制御装置 9から I N V I T Eメヅセ一ジ 2 0

0 hを受信するとヽその I NV I T Eメッセ一ジ 2 0 0 hを I N V I T

Eメッセージ 2 0 0 i として V 0 I P端末 4に転送するただし、通制御装置 8から V o I P端末 4に対する伝送路上には多重制御衣置 9 が存在するので、通信制御装置 8 から転送される I N V I T Eメヅセージ

2 0 0 iは、 V o I P端末 4が受信する前に多制御装 9が受信する a 多重制御装置 9は、通信制御装置 8から I N V I T Eメヅセ一ジ 2 0

0 i を受信するとヽ通信制御装置 8の I Pアドレスを示す R e c 0 r d

- R o u t eへヅダを必要に応じて I N V I T Eメヅセ ―ジ 2 0 0 i に追加する。即ち、多重制御装置 9は、 I Ν V I Τ Εメヅセージ 2 0 0 iを解析して、通信制御装置 8のアドレスを示す R e c o r d— R o u t eヘッダの有無を調査し、その R e c o r d— R 0 U t eへヅダがあれば、通信制御装置 8により R e c 0 r d -R o u t eへッダが追加されたものと判断して、そのヘッダの追加処理を行わないが、その R e c o r d— R o u t eへッダがなければ M信制御装置 8の I Pアドレスを示す R e c o r d— R o u t eへッダを I N V I T Eメッセージ 2 0 0 iに追加する。

多重制御装置 9は、口一力ル I P網 5、 I P基幹網 7及びローカル I

P網 6を介して、 R e c o r d - o u t Θへッダを含む I N V I T E メッセージ 2 0 0 iを I N V I T Eメッセ一ジ 2 0 0 j ' として V o I P 端末 4に転送する。

V o I P端末 4は、多重制御装置 9から I N V I T Eメッセージ 2 0

0 jを受信すると、 I N V I τ Eメッセ一ジ 2 0 0 jを正常に受信できたことを通知するため、口一力ル I P網 6 I P基幹網 7及びローカル

I P網 5を介して、通話を希望してきた相手先 ( V o I P端末 1 ) の I

Pァドレスを含む 0 Kメッセ一ジ 2 1 0 gを通信制御装置 8に送信する

。ただし、 V o l P端末 4から通信制御装 8に対する伝送路上には多重制御装置 9が存在するので、 V o I P端末 4から送信される 0Kメッセージ 2 1 0 gは、通信制御装置 8が受信する前に多重制御装置 9が受信する。

この 0 Kメッセージ 2 1 0 gには、 S D Pによるセッション情報が含められ、通信相手（ V o I P端末 1 ) から送信される音声パケットの送り先 I Pアドレスとして、 V o I P端末 4の I Pアドレスが S D Pの中に記述される。

多重制御装置 9は、 V 0 I P端末 4から〇 Kメッセージ 2 1 0 gを受信すると、その O Kメヅセージ 2 1 0 gを OKメッセ一ジ 2 1 O hとして通信制御装置 8に転送する。

通信制御装置 8は、多重制御装置 9から OKメッセージ 2 1 O hを受信すると、その OKメッセージ 2 1 O hを OKメッセ一ジ 2 1 0 iとして V 0 I P端末 1に転送する。ただし、通信制御装置 8から V 0 I P端末 1に対する伝送路上には多重制御装置 9が存在するので、通信制御装置 8から転送される 0 Kメッセ一ジ 2 1 0 iは、 V o I P端末 1が受信する前に多重制御装置 9が受信する。

多重制御装置 9は、通信制御装置 8から OKメッセージ 2 1 0 iを受信すると、その OKメッセージ 2 1 0 iに含まれている S D Pによるセッシヨン情報の書き換えを行う。

即ち、 0 Kメッセージ 2 1 0 iに含まれている S D Pによるセッション情報には、通信相手（V o l P端末 1 ) から送信される音声パケットの送り先 I Pアドレスとして、 V o I P端末 4の I Pアドレスが記述されているので、 V o I P端末 4の I Pアドレスを多重伝送装置 1 0の I Pアドレスに書き換える処理を行う。

多重制御装置 9は、ローカル I P網 5を介して、書換処理後の OKメヅセージ 2 1 0 iを OKメッセ一ジ 2 1 0 j として V o I P端末 1に送信する。

V o I P端末 1は、多重制御装置 9から 0 Kメッセージ 2 1 0 jを受信すると、 0 Kメッセージ 2 1 0 jを正常に受信できたことを通知するため、口一カル I P網 5を介して、 A C Kメッセージ 2 2 0 eを通信制御装置 8に送信する。ただし、 V 0 I P端末 1から通信制御装置 8に対する伝送路上には多重制御装置 9が存在するので、 V o I P端末 1から送信される A C Kメッセージ 2 2 0 eは、通信制御装置 8が受信する前に多重制御装置 9が受信する。この A C Kメッセージ 2 2 0 eには、 S D Pによるセッション情報が含められ、通信相手（V o I P端末 4 ) から送信される音声パケットの送り先 I Pアドレスとして、 V o I P端末 1 の I Pアドレスが S D Pの中に記述される。

多重制御装置 9は、 V o I P端末 1から A C Kメヅセージ 2 2 0 e を受信すると、その A C Kメヅセージ 2 2 0 eを A C Kメッセージ 2 2 0 f として通信制御装置 8に転送する。

この実施の形態 Ίでは、通信制御装置 8が： R e c o r d— R o u t e へヅダを追加していない場合には、多重制御装置 9が R e c o r d— R o u t eヘッダを I N V I T Eメヅセージ 2 0 0 i に追加するようにしているので、 A C Kメッセージ 2 2 0は、通信制御装置 8経由で V o I P端末 4に送信されることになる。

通信制御装置 8は、多重制御装置 9から A C Kメッセージ 2 2 0 f を受信すると、その A C Kメッセージ 2 2 O f を A C Kメッセージ 2 2 0 gとして V o I P端末 4に転送する。ただし、通信制御装置 8から V 0 I P端末 4に対する伝送路上には多重制御装置 9が存在するので、通信制御装置 8から転送される A C Kメッセージ 2 2 0 gは、 V 0 I P端末 4が受信する前に多重制御装置 9が受信する。

多重制御装置 9は、通信制御装置 8から A C Kメッセージ 2 2 0 gを受信すると、その A C Kメヅセージ 2 2 0 gに含まれている S D Pによるセッション情報の書き換えを行う。

即ち、 A C Kメッセージ 2 2 0 gに含まれている S D Pによるセッシヨン情報には、通信相手（V o I P端末 4 ) から送信される音声バケツトの送り先 I Pアドレスとして、 V o l P端末 1の I Pアドレスが記述されているので、 V o I P端末 1の I Pアドレスを多重伝送装置 1 1 の I Pァドレスに書き換える処理を行う。多重制御装置 9は、ローカル I P網 5、 I P基幹網 7及び口一カル I P網 6を介して、書換処理後の ACKメッセージ 2 2 0 gを AC Kメッセージ 2 2 O hとして V o I P端末 4に送信する。

また、多重制御装置 9は、 A C Kメヅセージ 2 2 0 hを V 0 I P端末 4に送信すると、ローカル I P網 5を介して、多重化情報 3 0 0を多重伝送装置 1 0に送信し、ローカル I P網 5、 I P基幹網 7及びローカル I P網 6を介して、多重化情報 3 1 0を多重伝送装置 1 1に送信する。ここで、多重伝送装置 1 0に送信される多重化情報 3 0 0には、 I P パケッ卜の送信元である V o I P端末 1の I Pアドレスと、多重化された I Pパケットの送信先である多重伝送装置 1 1の I Pアドレスと、最終的な転送先である V o I P端末 4の I Pァドレスとが含まれている。

また、多重伝送装置 1 1に送信される多重化情報 3 1 0には、 I Pパケットの送信元である V o I P端末 4の I Pアドレスと、多重化された I Pパケットの送信先である多重伝送装置 1 0の I Pアドレスと、最終的な転送先である Vo I P端末 1の I Pアドレスとが含まれている。上記のようにして、八（ 1^メヅセ一ジ 2 2 0の送信が完了した時点で、 V o I P端末 1 , 4が通信の確立を認識し、音声パケットの送受信を開始するが、以後の動作は、上記実施の形態 6と同様であるため説明を省略する。

以上で明らかなように、この実施の形態 7によれば、 S D Pによるセヅシヨン情報の交換が、 0 Kメッセージ 2 1 0と A C Kメヅセージ 2 2 0により行われ、かつ、通信制御装置 8が R e c o r d— R o u t eへッダを追加していない場合でも、多重制御装置 9が代わりに R e c o r d— R o u t eヘッダを追加し、 S D Pを含む A C Kメヅセージを強制的に通信制御装置 8を経由して送信するように構成したので、通信制御装置 8が R e c o r d - R o u t eヘッダを追加するか否かに拘わらず、多重制御装置 9が V o I P端末 1， 4間で送受信される S I Pメッセ —ジの中の S D Pによるセッション情報を書き換えることができるようになり、その結果、多数の V 0 I P端末が口一カル I P網 5， 6に接続される場合でも、音声の伝送遅延の増大を招くことなく、 I Pパケットのオーバーへッドを低減することができる効果を奏する。実施の形態 8.

上記実施の形態 7では、通信制御装置 8が: e c o r d— R o u t e へッダを追加していない場合、多重制御装置 9が代わりに R e c 0 r d -R o u t eヘッダを追加し、 S D Pを含む A C Kメッセージを強制的に通信制御装置 8を経由して送信するものについて示したが、この場合、通信制御装置 8は、 A C Κメッセージを受信することを予期していないにも拘わらず、多重制御装置 9から A C Kメッセージを受信することになり、通信制御装置 8の内部状態の不一致を招く可能性がある。

そこで、この発明の実施の形態 8では、多重制御装置 9が、通信制御装置 8が R e c 0 r d - R o u t eへヅダを追加したか否かを判定し、その判定結果にしたがって A C Kメヅセージの転送先を決めることにより、通信制御装置 8の内部状態の不一致を招かないようにしている。第 1 1図はこの発明の実施の形態 8によるバケツト通信システムの通信プロトコルを示すシーケンス図である。

最初に、 V o I P端末 1 , 4は、通信制御装置 8との間で R E G I S T ERメヅセージや OKメッセージの交換を行うことにより、通信制御装置 8に対して位置情報の登録を行うが、この位置情報の登録の動作は上記実施の形態 6と同様であるため説明を省略する。

また、 V o I P端末 1 と V o I P端末 4における I NV I T Eメッセ —ジゃ 0 Kメッセージの交換については、上記実施の形態 7と同様であるため説明を省略する。

ただし、この実施の形態 8における多重制御装置 9は通信制御装置

8から I N V I T Eメッセ一ジ 2 0 0 j を V 0 I P端末 4 に転送する際

、その I N V I T Eメッセージ 2 0 0 j に R e c o r d一 R 0 u t Θへッダを追加したか否かを示す情報を記録するものとする o

¥ 0 1 端末 1 は、多重制御装置 9から〇 Kメッセ一ジ 2 1 0 j を受信すると、その O Kメッセージ 2 1 O j を正常に受信でぎたとを通知するため、ローカル I P網 5 を介して、 A C Kメッセ一ジ 2 2 0 i を通信制御装置 8に送信する。

ただし、通信制御装置 8が R e c o r d— R 0 u t eへヅダを追加していない場合には、多重制御装置 9が代わりに R e c o r d ― R o u t eヘッダを追加しているため、通信制御装置 8が R θ c o Γ d — R 0 u t eヘッダを追加しているか否かに拘わらずこの A C Kメヅセージ 2

2 0 iの宛先は、常に通信制御装置 8 となつてレ、る。

多重制御装置 9は、 0 1 端末 1から八 C Kメッセ ―ジ 2 2 0 i を受信すると、 I N V I T Eメヅセージ 2 0 0 iに R e c o r d — R 0 u t eヘッダを追加したか否かを示す情報を参昭して、その A C Kメッセ

—ジ 2 2 0 iの転送先を決定する。

即ち、多重制御装置 9は、自身が I N V I T Eメッセ一ジ 2 0 0 i に

R e c o r d - R 0 u t eヘッダを追カロしている場合、の A C Kメッセージ 2 2 0 iの宛先を強制的に通信制御装置 8から V o I P ί商末 4 に書き換え、その A C Kメヅセージ 2 2 0 i を A C Kメッセ一ジ 2 2 0 j として V o I P端末 4に転送する。

一方、多重制御装置 9は、自身が I N V I T Eメッセ一ジ 2 0 0 i に

R e c o r d - R o u t eヘッダを追加していない場合 s A C Kメッセージ 2 2 0 iの宛先を変更せず、その A C Kメヅセージ 2 2 0 i を通信制御装置 8に転送する。この場合、上記実施の形態 7と同様の経路（V o I P端末 1、多重制御装置 9、通信制御装置 8、多重制御装置 9、 V

0 I P端末 4 ) で A CKメッセージ 2 2 0が転送される。

なお、多重制御装置 9は、 A CKメッセージ 2 2 0 jを V o I P端末 4に転送する際、その AC Kメッセージ 2 2 0 jに SD Pによるセッシヨン情報が含まれている場合、その S D Pによるセッション情報の書き換えを行う。

即ち、 A C Kメッセ一ジ 2 2 0 jに含まれている S D Pによるセヅション情報には、通信相手（V o l P端末 4 ) から送信される音声パケヅ卜の送り先 I Pアドレスとして、 V o I P端末 1の I Pアドレスが記述されているので、 V o I P端末 1の I Pアドレスを多重伝送装置 1 1の

1 Pァドレスに書き換える処理を行う。

以降の、多重化情報の送信や音声バケツ卜の送受信の動作については、上記実施の形態 7と同様であるため説明を省略する。

以上で明らかなように、この実施の形態 8によれば、多重制御装置 9 が、通信制御装置 8が R e c o r d— : R o u t eへヅダを追加したか否かを判定し、その判定結果にしたがって A C Kメッセージの転送先を決めるように構成したので、通信制御装置 8が受信することを予期していない A C Kメッセージを受信することによる内部状態の不一致の発生が '回避され、信頼性を高めることができる効果を奏する。実施の形態 9.

上記実施の形態 6〜 8では、ローカル I P網 5から通信制御装置 8に至る絰路上に多重制御装置 9を配置し、 V o I P端末 1 , 4から送信される S I Pメッセージの宛先が通信制御装置 8であって（V o I P端末間で直接 S I Pメッセージを送受信する場合を除く）、多重制御装置 9 が通信制御装置 8宛の S I Pメッセージを中継する際、必要に応じて S I Pメッセージの書き換え（ S D Pによるセッション情報の書き換え、 R e c 0 r d— R o u t eヘッダの追加）を行うものについて示したが、これに限るものではない。

例えば、第 1 2図に示すように、多重制御装置 9及び通信制御装置 8 が口一カル I P網 5に直接つながる形に配置するようにしてもよい。

この場合、 V o I P端末 1 , 4から送信される S I Pメッセージの宛先は多重制御装置 9 となり（V o I P端末間で直接 S I Pメッセージを送受信する場合を除く）、多重制御装置 9は、 V o I P端末 1 , 4から受信した S I Pメヅセージを通信制御装置 8に転送するようにする。

また、通信制御装置 8から V 0 I P端末 1， 4に送信する S I Pメヅセージも、一旦、多重制御装置 9に送信して、多重制御装置 9が V o I P端末 1 , 4に転送するようにする。実施の形態 1 0.

第 1 3図はこの発明の実施の形態 1 0によるパケット通信システムを示す構成図であり、図において、第 1図と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。

通信制御装置 1 8は I P基幹網 Ίに接続され、多重制御装置 1 9は口 —カル I P網 5に接続され、多重制御装置 2 0はローカル I P網 6に接続されている。

第 1 4図及び第 1 5図はこの発明の実施の形態 1 0によるバケツト通信システムの通信プロトコルを示すシーケンス図である。

次に動作について説明する。

まず、 V o I P端末 1の使用者が V o I P端末 1の電源を投入すると、 V o I P端末 1は、口一カル I P網 5を介して、自身の I Pアドレスを含む R E G I S T E Rメヅセージ 1 0 0 c を多重制御装置 1 9 に送信する。

多重制御装置 1 9は、 V o I P端末 1 から R E G I S T E Rメッセ一ジ 1 0 0 cを受信するとヽその: E G 1 S T E Rメッセ —ジ 1 0 0 c に多重制御装置 1 9の I Pァドレスを含め（ R E G I S T E Rメッセージ

1 0 0 cに元ク含まれている V o I P 而末 1のェ Pァド-レスを多重制御装置 1 9の I Pァドレスに書き換える ) 、 D一力ル I P 及び I P基幹網 7 を介してヽその R E G I S T E Rメッセ一ジ 1 0 0 cを R E G I

S T E Rメッセ一ジ 1 0 0 dとして通信制御装置 1 8 に転送する ο

通信制御装置 1 8は、多重制御装置 1 9から R E G I S T E Rメッセージ 1 0 0 dを受信するレヽその R E G I S T E Rメヅセ一ジ 1 0 0 d を正常に受信できたことを M知するため、 I P基幹網 7及び口一カル I

P網 5 を介してヽ 0 I〈メヅセージ 1 1 0 cを多重制御衣置 1 9 に送信す多重制御装置 1 9は、通信制御装置 1 8から 0 Kメッセージ 1 1 0 c を受信すると、口一カル I P網 5 を介してヽその 0 Kメッセージ 1 1 0 cを 0 Kメッセ一ジ 1 1 0 d として V 0 I P端末 1 に达 1目る。

同様に、 V o l P端末 4の使用者が V 0 I P端末 4の電源を投入すると、 V 0 I P端末 4は、口一カル I P網 6 を介してヽ自身の I Pァドレスを含む R E G I S T E Rメッセ一ジ 1 2 0 cを多重制御装置 2 0に送 fs 3■る。

多重制御装置 2 0は、 V 0 I P端末 4から R E G I S T E Rメッセ一ジ 1 2 0 cを受信するとヽその： R E G I S T E Rメヅセージ 1 2 0 c に多重制御装置 2 0の I Pァドレスを含め ( R E G I S T E Rメヅセージ

1 2 0 cに元々含まれている V 0 I P端末 4の I Pァドレスを多重制御装置 2 0の ΓΡァドレスに書き換える）ヽ D一カル I P網 6及び I P基幹網 7を介してヽその R E G I S T E Rメッセージ 1 2 0 cを R E G I

S T E Rメッセ一ジ 1 2 0 dとして通信制御装置 1 8に転送する o

通信制御装置 1 8は、多重制御装置 2 0から： RE G I S T E Rメッセ

—ジ 1 2 0 dを受信すると、その R E G I S T E Rメッセージ 1 2 0 d を正常に受信できたことを通知するため、 I P基幹網 7及び口一カル I

P網 6を介してヽ 0 Kメッセージ 1 3 0 cを多重制御装置 2 0に送信する。

多重制御装置 2 0は、通信制御装置 1 8から 0 Kメッセ一ジ 1 3 0 c を受信すると、ローカル I P網 6を介して、その OKメッセ一ジ 1 3 0 cを〇 Kメッセ一ジ 1 3 O dとして V o I P端末 4に送信する。

上記のようにして、 R E G I S T ERメッセージと OKメッセージの交換により、通信制御装置 1 8には多重制御装置 1 9 , 2 0の I Pアドレス（位置情報）が登録される。

位置情報の登録が完了すると、以後、通信制御装置 1 8は、 V o I P 端末 1， 4間で S I Pメッセージの交換を行う場合、 V o I P端末 1が送信する S I Pメッセージは、 V o I P端末 4ではなく多重制御装置 2 0に転送し、 V 0 I P端末 4が送信する S I Pメッセ一ジは、 V o I P 端末 1ではなく多重制御装置 1 9に転送することができるようになる。

次に、 Vo I P端末 1の使用者が V o I P端末 4との通話を希望し、 V o I P端末 4の電話番号をダイヤルすると、 V o I P端末 1は、口一カル I P網 5を介して、通話を希望する相手先（V o I P端末 4 ) の I Pアドレスを含む I NV I T Eメッセージ 2 0 0 k (接続要求パケヅト ) を多重制御装置 1 9に送信する。

この I NV I T Eメッセージ 2 0 0 kには、 S D Pによるセッション情報が含められ、通信相手（ V o I P端末 4 ) から送信される音声パケッ卜の送り先 Ί Ρアドレスとして、 V o I P端末 1の I Pアドレスが S D Pの中に記述される。

多重制御装置 1 9は V o I P端末 1から I N V I T Eメヅセージ 2

0 0 kを受信すると、 D ―カル I P網 5及び I P基幹網 7を介して、その I NV I T Eメッセ一ジ 2 0 0 kを I N V I T Eメヅセ一ジ 2 0 0 1 として通信制御装置 1 8に転送する。

通信制御装置 1 8は多重制御装置 1 9から I N V I T Eメッセージ

2 0 0 1を受信すると I P基幹網 7及び口一力ル I P網 6を介して、その I NV I T Eメッセ ―ジ 2 0 0 1を I N V I T Eメ、ソセ —ジ 2 0 0 mとして多重制御装置 2 0に転送する。

ただし、ここでは、 I N V I T Eメッセージ 2 0 0 mを転送する際に

、通信制御装置 8の I Pァドレスを示す R e c 0 r d ― R o u t eへヅダを I N V I T Eメッセ一ジ 2 0 0 mに追加しないものとする

多重制御装置 2 0は通信制御装置 1 8から I N V I T Eメッセージ

2 0 0 mを受信すると、その I N V I T Eメッセ一ジ 9 0 0 mに含まれている S D Pによるセヅシヨン情報の書き換えを行う

即ち、 I NV I T Eメヅセージ 2 0 0 mに含まれている S D Pによるセッション†f報には、通信相手（V o l P端末 4 ) から送信される音声バケツ卜の送り先 I Pァレスとして、 V o l P 而 5k 1の I Pアドレスが記述されているので V 0 I P端末 1の I Pァドレスを多重伝送装置

1 1の I Pアドレスにぎ換える処理を行う。

多重制御装置 2 0は D一カル I P網 6を介して、蚩換処理後の I N

V I T Eメッセ一ジ 2 0 0 mを I N V I T Eメ、ソセ一ジ 2 0 0 nとして

V o l P端末 4に送信する

V o l P端末 4は、多重制御装置 2 0から I N V I T Eメッセージ 2

0 0 nを受信すると、 I N V I T Eメッセージ 2 0 0 nを正常に受信できたことを通知するため、ローカル I P網 6を介して通話を希望してきた相手先（ V 0 I P端末 1 ) の I Pァドレスを含む 0 Kメッセージ 2

1 0 kを多重制御装置 2 0に送信する ο

この〇 Kメッセ ―ジ 2 1 0 kには、 S D Pによるセヅション情報が含められ、通信相手 ( V o I P端末 1 ) から送信される曰 . pパケヅ卜の送り先 I Pアドレスとして、 V o l P端末 4の I Pアドレスが S D Pの中

(こ §ι3 s ii -a 0

多重制御装置 2 0は、 V o l P端末 4から 0 Kメッセ一ジ 2 1 0 kを受信すると、口一力ル I P網 6及び I P基幹網 7を介して、その 0 Kメッセージ 2 1 0 kを〇 Kメッセージ 2 1 0 1 レして通信制御装置 1 8 に転送する。

通信制御装置 1 8は、多重制御装置 9 0から 0 Kメッセージ 0 1 0 1 を受信すると、 I P基幹網 7及び口一力ル I P網 5 を介して、その 0 K メッセージ 2 1 0 1 を 0 Kメッセージ 2 1 0 mとして多重制御装置 1 9 に早 s送する。

多重制御装置 1 9は、通信制御装置 1 8から 0 Kメッセージ 2 1 0 m を受信すると、その 0 Kメッセージ 2 1 0 mに含まれている S D Pによるセッション情報の書き換えを行う。

即ち、 0 Kメヅセ —ジ 2 1 0 mに含まれている S D Pによるセヅション情報には、相手（V 0 I P端末 1 ) から送信されるま

曰尸ノケットの送り先 I Pァドレスとして、 V o l P ¾末 4の I Pアドレスが §d ¾dされているので、 V o I P端末 4の I Pァドレスを多重伝送装置 1 0のェ

Pアドレスに換える処理を行う。

多重制御装置 1 9は、ローカル I P網 5 を介して、書換処理後の 0 K メッセージ 2 1 0 mを〇 Kメッセージ 2 1 0 nとして V 0 I P 末 1 に ia 。

また、多重制御衣置 1 9は、 0 Kメヅセ一ジ 2 1 0 riを V 0 I P端末 1に送信すると、口一力ル I P網 5を介して、多化情報 3 0 0を多重伝送装置 1 0に送信する ο

ここで、多重伝送装置 1 0に送信される多重化情報 3 0 0には、 I P パケッ卜の达 f 元である V 0 I P端末 1の I Pァド'レスと多重化された I Pパケッ卜の送信先である多重伝送装置 1 1の I Pァレスと、最終的な転送先である V o I P端末 4の I Pァドレスとが含まれている。

Ί 装置 2 0は、 0 Kメッセー 0

ヽ多重制御ジ 1 0 1を通信制御装置

1 8に送信すると、ローカル I P網 6を介して s 多重化情報 3 1 0を多重伝送装置 1 1に送信する o

ここで、多重伝送装置 1 1に送信される多重化情報 3 1 0には、 I P パケットの； ¾ 元である V o I P端末 4の I Pァレスとヽ多重化された I Pパケットの送信先である多重伝送装置 1 0の I Pァドレスと、最終的な転 ¾先である V o I P端末 1の I Pァドレスとが含まれている。

V o l P端末 1は、多重制御装置 1 9から 0 Kメヅセ一ジ 2 1 0 riを受信すると、 0 Kメッセ —ジ 2 1 0 nを正常に受信できたことを通知するため、 A C Kメッセージ 2 2 0を V o I P端末 4に送信する。

上述したように、通信制御装置 1 8が I NV I T Eメッセージ 2 0 0 mを転送する際に、通信制御装置 1 8の I Pアドレスを示す R e c o r d - R o u t eへヅダを I N V I T Eメッセ一ジ 2 00 mに追加していないので、この A C Kメッセ一ジ 2 2 0は、通信制御装置 8を経由しないで、直接、 V o I P端末 4に送信される。

上記のようにして、 A CKメヅセージ 2 2 0の送信が完了した時点で、 ¥ ₀ 1 ?端末 1， 4が通信の確立を認識するが、多重制御装置 1 9が OKメッセージ 2 1 0 mに含まれている S D Pによるセッション情報の書き換えを行っているため、 V 0 I P端末 1は、音声パケットの送信先が多重伝送装置 1 0であると認識して、以降、音声バケツトを多重伝送装置 1 0に送信する。

多重伝送装置 1 0は、 V 0 I P端末 1 から音声パケットを受信すると

、その音声パケットを多重化する。ただし、 V o I P端末 1以外の V 0

I P端末（例えば、 V 0 I P端末 2 ) からも音声パケットを受信すると

、複数の音声パケッ卜からショートパケットを抜き出してヽ宛先多重伝送装置が同じであるショ―トパケットを集め、それらのシ 3 — トパケットを再度多重化して I Pバケツト化する。

同様に、多重制御衣置 2 0が I N V I T Eメッセージ 2 0 0 mに含まれている S D Pによるセッション情報の書き換えを行っているため、 V o I P端末 4は、音尸パケッ卜の送信先が多重伝送装置 1 1であると認、識して、以降、音声ノケットを多重伝送装置 1 1 に送信する ο

多重伝送装置 1 1 は、 V o I P端末 4から音声パケットを受信すると

、その音声パケッ卜を多重化する。ただし、 V o I P端末 4以外の V o

I P端末（例えば、 V o I P端末 3 ) からも音声パケットを受信すると

、複数の音声パケッ卜からショートバケツ卜を抜き出して宛先多重伝送装置が同じであるショ一卜ノケッ卜を集め、それらのシ 3 ― 卜ノ、。ケットを再度多重化して I Pパケット化する。

以上で明らかなよラに、この実施の形態 1 0 によれば、多重制御装置

1 9， 2 0が V 0 I P端末 1， 4間で送受信される S I Pメヅセージの中の S D Pによるセヅシヨン情報を書き換え、 V o I P端末 1 , 4から送信される音声パケヅトの送信先が多重伝送装置 1 0 , 1 1であると認、識させるように構成したので、多重伝送装置 1 0， 1 1 において音声パケットを多重化することができるようになり、その結果、多数の V o l P端末がローカル I P網 5 , 6に接続される場合でも、音声の伝送遅延の増大を招くことなく、 I Pパケットのオーバ一ヘッドを低減することができる効果を奏する。実施の形態 1 1.

上記実施の形態 1 0では、 S D Pによるセヅシヨン情報の交換が、 I

N V I T Eメッセージ 2 0 0と 0 Kメヅセ一ジ 2 1 0により行われる場合について説明したがヽ I N V I T Eメッセージ 2 0 0の中に S D Pによるセッション情報を含めずにヽ〇 Kメッセ —ジ 2 1 0と A C Kメッセ

—ジ 2 2 0により、 s D Pによるセヅション情報の交換が行われるようにしてもよい。

この場合、通信制御装置 1 8が I N V I T Eメッセ —ジ 2 0 0 1を転送する際に、 R e C 0 Γ d - R o u t eへヅダを I N V I T Eメッセ一ジ 2 0 0 1に追加していないと A C Kメッセージ 2 2 0が通信制御装置 1 8を経由しないでヽ直接、 V 0 I P端末 4に送信されるため、多重制御装置 2 0が A C Kメッセ一 ■\、、

ン 2 o 0に C3まれている S D Pによるセッシヨン情報の書き換えを行うとができず、多 ¾ 送装置 1 0 , 1 1 において音声パケットを多重化することができない。

このため、上記実施の形態 1 0によるパケヅト通信システムにおいては、使用する V o I P端末、または、通信制御装置 1 8の仕様を限定する必要がある。

そこで、この発明の実施の形態 1 1では、 S D Pによるセッション情報の交換が、 0 Kメッセージ 2 1 0と A C Kメッセージ 2 2 0により行われ、かつ、通信制御装置 1 8が R e c 0 r d— R o u t eヘッダを追加していない場合でも、多重伝送装置 1 0 , 1 1において音声パケットを多重化することができるようにしている。

第 1 6図はこの発明の実施の形態 1 1による.バケツト通信システムの通信プロトコルを示すシーケンス図である。

次に動作について説明する。

V o I P端末 1の使用者が V o I P端末 4との通話を希望し、 V o l P端末 4の電話番号をダイャルすると、 V o I P端末 1はヽロー力ノレ I

P網 5を介して、通話を希望する相手先（V o I P端末 4 ) の I Pアドレスを含む I N V I T Eメヅセージ 2 0 0 o (接続要求ノケッ卜）を多重制御装置 1 9に送信する o

ただし、ここでは、この I N V I T Eメヅセージ 2 0 0 0には、 S D

Pによるセッション情報を含めないものとする。

多重制御装置 1 9は、 V o I P端末 1から I N V I T Eメッセージ 2

0 0 oを受信すると、その I N V I T Eメッセージ 2 0 0 0に自身（多重制御装置 1 9 ) のァドレスを示す R e c o r d— R o u t eへヅ夕'、を追加する。

そして、多重制御装置 1 9は、ローカル I P網 5及び I P基幹網 7を介して、その I NV I T Eメッセージ 2 0 0 oを I N V I T Eメッセージ 2 0 0 pとして通信制御装置 1 8に転送する。

通信制御装置 1 8は、多重制御装置 1 9から I N V I T Eメッセ一ジ

2 0 0 pを受信すると、 I P基幹網 7及びローカル I P網 6を介して、その I NV I T Eメッセ一ジ 2 0 0 pを I N V I T Eメヅセージ 2 0 0 qとして多重制御装置 2 0に転送する o

ただし、通信制御装置 1 8が I N V I T Eメッセ —ジ 2 0 0 qを転送する際、通信制御装置 1 8のアドレスを示す R e c o r d ― R o u t e へヅダを I N V I T Eメッセージ 2 0 0 qに追カロしないものとする。多重制御装置 2 0は、通信制御装置 1 8から I N V I T Eメヅセージ

2 0 0 qを受信すると、その I N V I T Eメッセ一ジ 2 0 0 qに自身（多重制御装置 2 0 ) のアドレスを示す R e c o r d一 R o u t eへヅダを追加する。

そして、多重制御装置 2 0は、ローカル I P網 6を介して、その I N

V I T Eメッセージ 2 0 0 qを I NV I T Eメッセ —ジ 2 0 0 r " として V o l P端末 4に転送する。

V o l P端末 4は、多重制御装置 2 0から I NV I T Eメッセ一ジ 2 0 0 rを受信すると、 I NV I T Eメッセ一ジ 2 0 0 rを正常に受信できたことを通知するため、ローカル I P網 6を介して、通話を希望してきた相手先（¥ 0 1 ?端末 1 ) の I Pアドレスを含む OKメッセージ 2 1 0 0を多重制御装置 2 0に送信する。

この 0 Kメッセージ 2 1 0 oには、 S D Pによるセッション情報が含められ、通信相手（ V o I P端末 1 ) から送信される音声パケットの送り先 I Pアドレスとして、 V o I P端末 4の I Pアドレスが S D Pの中に記述される。

多重制御装 2 0は、 V 0 I P端末 4から 0 Kメヅセージ 2 1 0 0 を受信すると、 D一力ル I P網 6及び I P基幹網 7を介して、その 0 Kメッセージ 2 1 0 oを 0 Kメッセージ 2 1 0 pとして通信制御装置 1 8に転送する。

通信制御装置 1 8は、多重制御装置 2 0から〇 Kメヅセージ 9 1 0 p を受信すると I P基幹網 7及び口一カル I P網 5を介して、その 0 K メヅセージ 2 1 0 Pを 0 Kメヅセージ 2 1 0 qとして多重制御装置 1 9 に転送する。

多重制御装置 1 9ほ、 Mi 制御装置 1 8から 0 Kメヅセージ 0 1 0 q を受信するとその 0 Kメッセージ 2 1 0 qに含まれている S D Pによるセッション情報の書き換えを行う。

即ち、 0 Kメヅセ —ジ 2 1 0 qに含まれている S D Pによるセッション情報には、通信相手（ V o I P端末 1 ) から送信される音声ノケットの送り先 I P τ ドレスとして、 V 0 I P端末 4の I Pアドレスが §己されているので V o I P端末 4の I Pァドレスを多重伝送装置 1 0の I

Pアドレスにき換える処理を行う。多重制御装置 1 9は、 π一カル I P網 5 を介して、書換処理後の 0 K メッセ一ジ 2 1 0 qを 0 Kメッセージ 2 1 0 r として V 0 I P ¾ ¾ 1 に达信する。

V 0 I P端末 1 は、多重制御装置 1 9から 0 Kメッセ一ジ 2 1 0 rを受信すると、 0 Kメヅセ ―ジ 2 1 0 rを正常に受信できたことを通知するため、口一カル I P網 5 を介して、 A C Kメッセージ 2 2 0 kを多重制御装置 1 9 に送信する o

この A C Kメッセージ 2 2 0 kには、 S D Pによるセッション情報が含められ、通信相手（V o I P端末 4 ) から送信される音声パケヅトの送り先 I Pアドレスとして、 V o I P端末 1の I Pアドレスが S D Pの中に記述される。

多重制御装置 1 9は、 V 0 I P端末 1から A C Kメッセージ 2 2 0 k を受信すると、ローカル I P網 5 , I P基幹網 7及び口一カル I P網 6 を介して、その A C Kメヅセージ 2 2 0 kを A C Kメッセ一ジ 2 2 0 1 として多重制御装置 2 0に転送する。

この実施の形態 1 1では、上述したように、多重制御装置 1 9が I N

V I T Eメッセ一ジ 2 0 0 0に自身（多重制御装置 1 9 ) の I Pァドレスを示す R e c o r d— R o u t eへヅダを追加し、多重制御装置 2 0 が I N V I T Eメッセ一ジ 2 0 0 qに自身 (多重制御装置 2 0 ) の I P アドレスを示す R e c o r d - R 0 u t eへヅダを追加しているので、多重制御装置 1 9から送信される A C Kメッセージ 2 2 0 1は、通信制御装置 1 8 を経由せずにヽ多重制御装置 2 0 に送信される。

多重制御装置 2 0は、多重制御装置 1 9から A C Kメッセージ 2 2 0

1を受信すると、その A C Κメッセージ 2 2 0 1 に含まれている S D P によるセッション情報のき換えを行う。

即ち、 A C Kメッセ一ジ 2 2 0 1 に含まれている S D Pによるセッシヨン情報には、通信相手（V 0 I P端末 4 ) から送信される音声パケッ卜の送り先 I Pアドレスとして、 V o I P端末 1の I Pアドレスが記述されているので、 V o I P端末 1の I Pアドレスを多重伝送装置 1 1の I Pアドレスに書き換える処理を行う。

多重制御装置 2 0は、ローカル I P網 6を介して、書換処理後の A C Kメッセージ 2 2 0 1を A C Kメッセ一ジ 2 2 0 mとして V o I P端末 4に送信する。

以上で明らかなように、この実施の形態 1 1によれば、 S D Pによるセッション情報の交換が、 0 Kメッセージ 2 1 0と A C Kメッセージ 2 2 0により行われ、かつ、通信制御装置 1 8が R e c o r d— R o u t _eヘッダを追加していない場合でも、多重制御装置 1 9 , 2 0が； R e c o r d -R o u t eへヅダを追加し、 S D Pを含む A CKメッセージを強制的に多重制御装置 1 9 , 2 0を経由して転送するように構成したので、通信制御装置 1 8が R e c o r d— R o u t eヘッダを追加するか否かに拘わらず、多重制御装置 1 9 , 2 0が V o I P端末 1 , 4間で送受信される S I Pメヅセージの中の S D Pによるセッション情報を書き換えることができるようになり、その結果、多数の V o I P端末が口一カル I P網 5， 6に接続される場合でも、音声の伝送遅延の増大を招くことなく、 I Pバケツ卜のオーバーへヅドを低減することができる効果を奏する。実施の形態 1 2.

この実施の形態 1 2では、 V o l P端末間の通話が終了する際の終話処理について説明する。

第 1 7図はこの発明の実施の形態 1 2によるパケヅト通信システムの通信プロトコルを示すシーケンス図である。次に動作について説明する。

V o I P端末 1の使用者が電話番号をダィャルしてから、 S I Pメッセージの交換を経て、 0 1 端末 1 4間の通信が確立しヽ曰声パケットの送受信を行うまでの処理については、上記実施の形態 7と同様であるため説明を省略する。

0 1 ?端末 1 , 4間の通話が終了し、通話者のいずれか一方、例えば、 V 0 I P端末 1の使用者がオンフヅクして終話の処理を行と、 V

0 I P端末 1は、ローカル I P網 5を介して、 B Y Eメッセ ―ジ 2 3 0 aを通信制御装置 8に送信する。ただし、 V o I P端末 1から通信制御装置 8に対する伝送路上には多重制御装置 9が存在するので、 V o I P 端末 1から送信される B Y Eメッセ一ジ 2 3 0 aは、通信制御 ¾置 8が受信する前に多重制御装置 9が受信する o

多重制御装置 9は、 ¥ ₀ 1 ?端末 1から BYEメッセージ 2 3 0 aを受信すると、その B YEメヅセージ 2 3 0 aを B YEメッセ一ジ 2 3 0 bとして通信制御装置 8に転送する。

通信制御装置 8は、多重制御装置 9から B YEメッセージ 2 3 0 bを受信すると、その BYEメヅセージ 2 3 O bを BYEメッセ一ジ 2 3 0 cとして V o I P端末 4に転送する。ただし、通信制御装置 8から V o

1 P端末 4に対する伝送路上には多重制御装置 9が存在するので、 Mi 制御装置 8から転送される B YEメッセージ 2 3 0 cは、 V 0 I P端末 4が受信する前に多重制御装置 9が受信する。

多重制御装置 9は、通信制御装置 8から B Y Eメヅセージ 2 3 0 cを受信すると、ローカル I P網 5， I P基幹網 7及びローカル I P網 6を介して、その BYEメッセージ 2 3 0 cを B Y Eメッセージ 9 3 0 dとして Vo I P端末 4に送信する。

V o I P端末 4は、多重制御装置 9から B Y Eメッセージ 2 3 0 dを 2004/006081

54 受信すると、その BY Eメッセージ 2 3 0 dを正常に受信できたことを通知するため、ローカル I P網 6， I P基幹網 7及びロー力ル I P網 5 を介して、 OKメヅセージ 24 0 aを通信制御装置 8に送信する。ただし、 V o I P端末 4から通信制御装置 8に対する伝送路上には多重制御装置 9が存在するので、 V o I P端末 4から送信される 0 Kメ、ソセージ

2 40 aは、通信制御装置 8が受信する前に多重制御装置 9が受信する o

多重制御装置 9は、 V o I P端末 4から 0 Kメッセ一ジ 2 4 0 aを受信すると、その OKメッセージ 2 4 0 aを O Kメッセ一ジ 2 4 0 として通信制御装置 8に転送する。

通信制御装置 8は、多重制御装置 9から〇 Kメッセージ 2 4 0 bを受信すると、その 0 Kメッセージ 2 4 0 bを 0 Kメッセージ 2 4 0 cとして V o I P端末 1に転送する。ただし、通信制御装置 8から V 0 I P端末 1に対する伝送路上には多重制御装置 9が存在するのでヽ通信制御装置 8から転送される OKメヅセージ 2 40 cは、 V o I P m末 1が受信する前に多重制御装置 9が受信する。

多重制御装置 9は、通信制御装置 8から 0 Kメッセージ 2 4 0 cを受信すると、ローカル I P網 5を介して、その 0 Kメヅセジ 2 4 0 cを

OKメッセ一ジ 240 dとして V o l P端末 1に送信する o

多重制御装置 9は、上記のようにして、 V 0 I P端末 1から送信された B Y Eメッセージ 2 3 0 aを受信すると、 V 0 I P端末 1 5 4間の通話が終了したものと認識し、ローカル I P網 5を介して、先に送信した多重化情報 3 0 0の消去を指示する多重化情報クリァ指示 3 2 0を多重伝送装置 1 0に送信する。

また、口一カル I P網 5 , I P基幹網 7及びローカル I P網 6を介して、先に送信した多重化情報 3 1 0の消去を指示する多重化情報クリァ指示 3 3 0を多重伝送装置 1 1に送信する。

多重伝送装置 1 0は、多重制御装置 9から多重化情報クリァ指示 3 2 0を受信すると、内部に保存している多重化情報 3 0 0、即ち、 V o l P端末 1， 4間で送受信される音声パケットを多重化するために必要な I Pアドレスの情報を消去する。

また、多重伝送装置 1 1は、多重制御装置 9から多重化情報クリア指示 3 3 0を受信すると、内部に保存している多重化情報 3 1 0、即ち、 V o I P端末 1 , 4間で送受信される音声パケットを多重化するために必要な I Pアドレスの情報を消去する。

以上で明らかなように、この実施の形態 1 2によれば、 V o I P端末から送信される B YEメッセージを受信すると、 V o I P端末間の通話が終了したものと認識するように構成したので、 V o I P端末間の通話の終了を速やかに検出して多重化情報を消去することができる効果を奏する。実施の形態 1 3.

上記実施の形態 1 2では、多重制御装置 9が V o I P端末 1から送信される B Y Eメッセージ 2 3 0 aを受信すると、 V o I P端末 1， 4間の通話が終了したものと認識して、多重化情報クリア指示 3 2 0 , 3 3 0を多重伝送装置 1 0， 1 1に送信するものについて示したが、多重制御装置 9が V o I P端末 4から送信される 0 Kメッセージ 2 4 0 aを受信すると、 0 1 端末 1 , 4間の通話が終了したものと認識して、多重化情報クリア指示 3 2 0 , 3 3 0を多重伝送装置 1 0， 1 1に送信するようにしてもよい。

具体的には次の通りである。

第 1 8図はこの発明の実施の形態 1 3によるパケヅト通信システムの通信プロトコルを示すシーケンス図である。

多重制御装置 9は、 V o I P端末 4から送信された 0 Kメッセージ 2 40 aを受信すると、上記実施の形態 1 2と同様に、その OKメッセ一ジ 240 aを OKメッセージ 240 bとして通信制御装置 8に転送する ο

また、多重制御装置 9は、 V o I P端末 4から送信された 0 Kメッセージ 24 0 aを受信すると、 V o I P端末 1 , 4間の通話が終了したものと認識し、口一カル IT網 5を介して、先に送信した多重化情報 3 0 0の消去を指示する多重化情報クリァ指示 3 2 0を多重伝送装置 1 0に送信する。

また、口一カル I P網 5 , I P基幹網 7及びローカル I P網 6を介して、先に送信した多重化情報 3 1 0の消去を指示する多重化情報クリァ指示 33 0を多重伝送装置 1 1に送信する。

その他の動作については、上記実施の形態 1 2と同様であるため説明を省略する。

以上で明らかなように、この実施の形態 1 3によれば、 B Y Eメッセ —ジへの応答として V o I P端末から送信される 0 Kメッセージを受信したとき、 V o I P端末間の通話が終了したものと認識するように構成したので、 V o I P端末間の通話の終了を速やかに検出して多重化情報を消去することができる効果を奏する。実施の形態 1 4.

上記実施の形態 1 2 , 1 3では、多重制御装置 9が V o I P端末から送信される B Y Eメヅセージ、または、 0 Kメッセ一ジを受信すると、 V o I P端末間の通話が終了したものと認識して、多重化情報クリァ指示 3 2 0， 3 3 0を多重伝送装置 1 0 , 1 1に送信するものについて示したが、これに限るものではなく、次のようにしてもよい。

例えば、多重伝送装置 1 0 , 1 1が V o I P端末間で送受信される音声バケツ卜の有無を監視し、その音声バケツ卜の送受信が一定時間以上無い状態が継続すると、内部に保存している多重化情報 3 0 0， 3 1 0 を消去するようにしてもよい。

以上で明らかなように、この実施の形態 1 4によれば、多重伝送装置 1 0， 1 1が V 0 I P端末間で送受信される音声.バケツ卜の有無を監視し、その音声パケットの送受信が一定時間以上無い状態が継続すると、内部に保存している多重化情報 3 0 0 , 3 1 0 を消去するように構成したので、多重制御装置 9から送信される多重化情報クリア指示 3 2 0 , 3 3 0 を受信することなく、内部に保存している多重化情報 3 0 0， 3 1 0 を消去することができる。そのため、多重制御装置 9 と多重伝送装置 1 0， 1 1 間のメッセージ量を低減することができる効果を奏する。産業上の利用可能性

以上のように、この発明に係るパケット通信システムは、多数の V 0 I P端末がネットワークに接続される場合でも、音毐の伝送遅延の増大を招くことなく、 I Pバケツトのオーバ一へッドを低減する必要があるものに適している。

Claims

請求の範囲

1 . 複数の端末装置からバケツトを受信すると、複数のパケットを多重化して他の多重伝送装置に送信する一方、他の多重伝送装置から多重化されたパケットを受信すると、多重化された.パケットを分解して任意の端末装置に送信する多重伝送装置を備えたパケツト通信システムにおいて、ある端末装置から宛先電話番号を含む接続要求を受信すると、その宛先電話番号に対応するァドレスを検索する通信制御装置と、上記通信制御装置により検索されたアドレスに係る端末装置を管轄する多重伝送装置と当該接続要求の送信元の端末装置を管轄する多重伝送装置を特定し、双方の多重伝送装置に対して相手方の多重伝送装置及び端末装置のアドレスを通知する多重制御装置とを設けたことを特徴とするパケット通 feシステム。

2 . 多重伝送装置は、複数のパケットを多重化する際、そのパケット内のペイロードを複数のショー卜パケッ卜から構成し、そのショートパケッ卜のヘッダに宛先の端末装置のァドレスを含めることを特徴とする請求の範囲第 1項記載のパケット通信システム。

3 . 多重伝送装置は、複数のパケットを多重化する際、そのパケット内のペイロードを複数のショートパケヅ卜から構成し、そのショートパケッ卜のへッダにシリアル番号を含めることを特徴とする請求の範囲第 1項記載のバケツ卜通信システム。

4 . 多重伝送装置は、複数のパケットを多重化する際、そのパケット内のペイ口ードを複数のショートパケヅ卜から構成し、そのショートパケッ卜のヘッダに音声符号化方式の識別情報を含めることを特徴とする請求の範囲第 1項記載のバケツト通信システム。

5 . 多重制御装置は、通信制御装置により検索されたアドレスに係る端末装置を管轄する多重伝送装置と、接続要求の送信元の端末装置を管轄する多重伝送装置とが同一の多重伝送装置である場合、その多重伝送装置に対するアドレスの通知を行わず、通信対象の端末装置間で直接パケッ卜の通信を行わせることを特徴とする請求の範囲第 1項記載のパケヅト通信システム。

6 . 多重伝送装置がネットワークに接続される際、その多重伝送装置のアドレスと、その多重伝送装置が管轄する端末装置のァドレスとを多重制御装置に設定することを特徴とする請求の範囲第 1項記載のパケツト通信システム。

7 . 多重制御装置は、多重伝送装置のアドレスの上位アドレスと、端末装置のアドレスの上位アドレスとを共通化することを特徴とする請求の範囲第 6項記載のバケツ卜通信システム。

8 . 通信制御装置及び多重制御装置がネッ卜ワーク上に複数設置される場合、各通信制御装置は宛先電話番号から他の通信制御装置のァドレスを検索し、各多重制御装置は他の通信制御装置に対応する多重伝送装置と接続要求の送信元の端末装置を管轄する多重伝送装置を特定することを特徴とする請求の範囲第 1項記載のバケツト通信システム。

9 . 多重制御装置は、予め他の多重制御装置のアドレスを設定することを特徴とする請求の範囲第 8項記載のパケット通信システム。

1 0 . 多重制御装置は、他の多重制御装置にパケットを送信する際、自己が管轄する多重伝送装置のアドレスを当該バケツ卜に付加することを特徴とする請求の範囲第 8項記載のバケツト通信システム。

1 1 . 多重制御装置は、送信先の端末装置を管轄する多重制御装置が設置されていない場合、送信元の端末装置から受信したパケッ卜に含まれている送信元の端末装置のァドレスを自己が管轄する多重伝送装置のアドレスに変更せずに、そのパケットを送信先の端末装置に転送することを特徴とする請求の範囲第 8項記載のパケット通信システム。

1 2 . 新たな多重制御装置がネットワークに増設される場合、その多重制御装置が既存の多重制御装置に対して増設された旨を通知することを特徴とする請求の範囲第 8項記載のパケット通信システム。

1 3 . 複数の端末装置からパケットを受信すると、複数のパケットを多重化して他の多重伝送装置に送信する一方、他の多重伝送装置から多重化されたバケツトを受信すると、多重化されたパケットを分解して任意の端末装置に送信する多重伝送装置を備えたパケット通信システムにおいて、ある端末装置から当該端末装置のアドレスが記述されている S I Pメヅセージを受信すると、その S I Pメッセージに記述されているァドレスを通信相手の端末装置を管轄する多重伝送装置のァドレスに書き換えて、その S ェ Pメッセージを通信相手の端末装置に送信する多重制御装置を設けたことを特徴とするバケツト通信システム。

1 4 . 多重制御装置は、 S I Pメッセージを端末装置に送信する際、メヅセージの伝送ルートを当該 S I Pメヅセージに付加することを特徴とする請求の範囲第 1 3項記載のパケット通信システム。

1 5 . 多重制御装置は、端末装置から A C Kメッセージを受信すると、その A C Kメッセージを通信制御装置に転送せず、通信相手の端末装置に転送することを特徴とする請求の範囲第 1 4項記載のパケット通信システム。

1 6 . 多重制御装置は、端末装置から当該端末装置のアドレスを含む登録メヅセージを受信すると、そのァドレスを自身のァドレスに書き換えて、その登録メッセージを通信制御装置に送信することを特徴とする請求の範囲第 1 3項記載のバケツト通信システム。

1 7 . 多重制御装置は、終話時に端末装置から送信される特定の S I Pメッセージを受信すると、複数の端末装置間の通信に必要なァドレスの消去を多重伝送装置に指示することを特徴とする請求の範囲第 1 3項記載のパケット通信システム。

1 8 . 多重伝送装置は、通信中の端末装置から一定時間以上継続してバケツ卜が送信されてこない場合、複数の端末装置間の通信に必要なァドレスを消去することを特徴とする請求の範囲第 1 3項記載のバケツト通システム。