JP2003187793A - アルカリ蓄電池用ニッケル電極活物質、ニッケル電極およびアルカリ蓄電池。 - Google Patents

アルカリ蓄電池用ニッケル電極活物質、ニッケル電極およびアルカリ蓄電池。

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JP2003187793A JP2001388758A JP2001388758A JP2003187793A JP 2003187793 A JP2003187793 A JP 2003187793A JP 2001388758 A JP2001388758 A JP 2001388758A JP 2001388758 A JP2001388758 A JP 2001388758A JP 2003187793 A JP2003187793 A JP 2003187793A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニッケル電極を正極とするアルカリ蓄電池の
容量を飛躍的に向上させるとともに、初期活性化が速
く、高率放電特性においても優れた特性を有するアルカ
リ蓄電池を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明に係るアルカリ蓄電池用ニッケル
電極活物質は、アルミニウム(Al)を含有するα形の
水酸化ニッケル{α-Ni(OH) 2}を主体とする活物
質であって、コバルト(Co)を固溶または共晶状態で
含むニッケル電極用活物質である。また、本発明に係る
ニッケル電極およびアルカリ蓄電池は、前記ニッケル電
極活物質を適用したニッケル電極およびアルカリ蓄電池
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルカリ蓄電池用
ニッケル電極活物質とそれを適用したニッケル電極およ
びアルカリ蓄電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】現在広く使用されているアル
カリ蓄電池用ニッケル電極活物質は、β形のNi(OH)
2である。該活物質は、充電においてβ-Ni(OH)
2(ニッケルの酸価数は2価)からβ形のオキシ水酸化
ニッケルβ-NiOOH(ニッケルの酸価数は3価)に
酸化され、放電において元のβ-Ni(OH) 2 に還元さ
れる。充電および放電時の酸化還元反応は、1電子反応
(理論容量289mAh/g)で進行する。
【0003】しかし、このβ-NiOOHは、過充電に
より一部が高次のγ-NiOOH(ニッケルの価数は3
価を超える)にまで酸化される。従来の技術によれば、
前記により生成したγ-NiOOHは、不活性であり起
電反応に寄与しないため、γ-NiOOHが生成する
と、容量が低下したり、電圧が低下する原因となる。ま
た、γ-NiOOHは、水分子やKなどの金属カチオ
ンを結晶格子の層間に取り込み膨張する、このために電
極の体積膨張が起こって活物質と基板との接触不良が発
生したり、また、水分子を結晶格子の層間に取り込むこ
とによって水分の消費がおきるので、電解液の濃度変化
や遍在を引き起こし、充放電サイクル性能等電池の特性
の低下を引き起こす問題があった。そのため、γ-Ni
OOHの生成を抑制する工夫がなされてきた。
【0004】一方で、電池の高容量化に対する要望は、
ますます高まっており、これを実現させるために、正極
・負極・電解液・セパレータなどの電池材料の改良や電
池のデザインの改良がさまざま試みられている。例え
ば、セパレータの薄型化、極板の高密度化、活物質の利
用率を高める各種添加剤や導電助剤の改良が行われてい
る。
【0005】前記のように、電池の材料、デザインに関
して様々な改良が行われているにも拘わらず、電池容量
は、ほぼ飽和状態に達しつつあり、飛躍的な電池の高容
量化が望めない状況にある。そこで、電池容量を飛躍的
に向上させるために、正極の高容量化が重要になってき
ている。高次酸化物であるγ-NiOOHが活物質とし
て機能を発揮すれば、前記起電反応は、1電子を超える
反応(以下多電子反応と記述する)となるので、活物質
単位重量当たりの容量が増大する。従って、それを適用
したアルカリ蓄電池の容量を大幅に向上させることが可
能となる。このような状況から、前記γ-NiOOHが
活物質としての機能する技術を開発することが電池の容
量を飛躍的に向上させる鍵となる。
【0006】前述したように、従来のβ-Ni(OH) 2
からγ-NiOOHへの反応は、活物質として不活性な
物質の生成を伴うため、充放電を行うと容量低下をきた
す。また、活物質材料の結晶格子の層間が広がるために
電極が体積膨張を起こし、基板との接触不良や電解液の
遍在を引き起こすなどの問題があった。
【0007】そこで、γ-NiOOHと格子定数の差が
小さく、同型の結晶構造を有するα-Ni(OH) 2を活
物質として用いることが提案されている。充電および放
電が、α-Ni(OH) 2とγ-NiOOHとの間を行き来
する反応を利用すると、該反応が可逆反応である上、か
つ充放電時の体積変化も少なく、電極の体積膨張による
基板と接触不良や電解液の遍在を引き起こす心配もな
い。前記のように、該反応は多電子反応なので、ニッケ
ル電極の容量を飛躍的に向上させることが可能となる。
【0008】ただし、α-Ni(OH) 2は、アルカリ溶
液中で不安定であり、容易にβ-Ni(OH) 2に変化し
てしまう性質がある。この変化を回避する方法として、
α型結晶構造を保持できるように、3価のカチオン(A
l、Fe、Mnなど)でニッケルの一部を置換し、結晶
格子の層間にアニオンを固定する方法が提案されてい
る。特に、Mnを固溶した活物質に関して特開平11-
312519号公報、特開平11−324296号公報
など幾つかの提案がされている。
【0009】また、Alが3価で安定性が高いことか
ら、J. Electrochem. Soc., 141 (11)2956-2959 (199
4)、J. Electrochem.Soc., 146 (4) 1251-1255 (1999)
やJ. Power Sources, 89 40-45 (2000)に記載されてい
る如く、ニッケルの一部をAlで置換したα-Ni(O
H) 2について、さまざまな研究がなされいてる。
【0010】しかしながら、前述した文献に見られる正
極活物質には、導電性を確保するために、Co化合物や
Ni粉末を大量に添加することを必要とし、ニッケル電
極中に占める水酸化ニッケルの量が相対的に少ない。文
献によっては、活物質とほぼ同量の導電助剤を添加して
いる例もある。このため、狙いとする高容量化が望めな
い。また、Alを固溶させたα-Ni(OH) 2活物質
は、初期活性化が遅いという欠点がある。これらの欠点
のため、Alを固溶させたα-Ni(OH) 2をニッケル
電極の活物質として適用することは、未だ実現していな
い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑みなされたものであり、ニッケル電極を
正極とするアルカリ電池の容量を飛躍的に向上させると
ともに、初期活性化が速いアルカリ蓄電池用ニッケル電
極およびアルカリ蓄電池を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアルカリ蓄
電池用ニッケル電極活物質は、アルミニウム(Al)を
含有するa形の水酸化ニッケル{α-Ni(OH) 2}を主
体とする活物質であって、コバルト(Co)を固溶また
は共晶状態で含むニッケル電極用活物質である。ここで
いうCoを固溶状態または共晶状態で含むとは、活物質
粒子のX線回折を行った時に、回折図にコバルト単体ま
たはその化合物に固有の回折ピークが観測されない状態
を指す。
【0013】本発明に係るアルカリ蓄電池用ニッケル電
極活物質に含まれるCoの比率は、前記同Alの比率以
下であって、活物質に占めるAlとCoの比率の和が7
重量%以下であることが望ましい。
【0014】さらには、前記ニッケル電極活物質に占め
るAlの比率は、4重量%以上、6.9重量%以下であ
って、ニッケル電極活物質に占めるCoの比率が0.1
重量%以上、3重量%以下であることが望ましい。
【0015】本発明に係るアルカリ蓄電池用ニッケル電
極は、集電体と、前記集電体に担持させた活物質とを備
え、該活物質がアルミニウム(Al)を含有するα形の
水酸化ニッケル{α-Ni(OH) 2}を主体とする活物
質であって、コバルト(Co)を固溶または共晶状態で
含むニッケル電極用活物質であるニッケル電極である。
【0016】本発明に係るアルカリ蓄電池は、アルミニ
ウム(Al)を含有するα形の水酸化ニッケル{α-N
i(OH) 2}を主体とする活物質であって、コバルト
(Co)を固溶または共晶状態で含むニッケル電極用活
物質を適用したニッケル電極を正極として備えたアルカ
リ蓄電池である。
【0017】
【発明の実施の形態】前記のように、本発明にかかるニ
ッケル電極活物質は、Alを含有するα形の水酸化ニッ
ケル{α-Ni(OH) 2}を主体としCoを固溶または
共晶状態で含む活物質である。
【0018】Alを含有するα形の水酸化ニッケル{α
-Ni(OH) 2}は、後述のように沈殿法によってNi
(OH) 2を合成する過程において、Alを共沈させるこ
とによって合成することができる。
【0019】α-Ni(OH) 2は、β-Ni(OH) 2と異
なる固有のX線回折ピークを有するので粉末X線回折図
を解析することによって同定することができる。図1
は、本発明に係るAlを含有するα-Ni(OH) 2を主
体とするニッケル電極用活物質の粉末X線回折図であ
る。Al単体またはAl化合物に帰属する回折ピークが
見当たらないところから、該活物質に含まれるAlは、
α-Ni(OH) 2中に固溶または共晶状態で存在するも
のと考えられる。
【0020】本発明に係るニッケル電極活物質は、Al
以外にCoを、固溶または共晶した状態で含有するもの
である。該活物質は、沈殿法によってNi(OH) 2を合
成させる過程において、Al以外にCoを共沈させるこ
とによって合成することができる。図1に示したX線回
折図は、本発明に係るニッケル電極活物質の回折図であ
って、該活物質は、Al以外にCoを固溶または共晶し
た状態で含有する。図1に示したように、回折図に、C
o単体またはCo化合物に特有の回折ピークが見当たら
ないところから、本発明に係るニッケル電極活物質中に
含まれるCoは、本発明で定義する固溶状態もしくは共
晶状態にあることが判る。
【0021】Coを共沈させると、β-Ni(OH) 2
生成し易くなる。本発明に係る活物質の合成において
は、α-Ni(OH) 2とβ-Ni(OH) 2が同時に生成す
る。このことは、前記図1に示したように、本発明に係
るニッケル電極活物質のX線回折図にα-Ni(OH) 2
に帰属する回折ピークに加えて、ピーク強度は弱いがβ
-Ni(OH) 2に帰属する回折ピークが観測されること
からも確認される。
【0022】本発明に係るニッケル電極活物質は、β-
Ni(OH) 2を含むが、α-Ni(OH) 2を主体とする
活物質である。対象とするニッケル電極活物質がα-N
i(OH) 2を主体とする活物質であるか否か、その目安
は、合成した活物質のX線回折図のα-Ni(OH) 2
β-Ni(OH) 2の回折ピークの強度比によって判別す
る。
【0023】本発明に係るニッケル電極活物質は、α-
Ni(OH) 2 の(003)面{文献によっては(00
1)面に帰属するとしているものもあるが、ここでは
(003)に帰属するものとした}に帰属する回折ピー
クとβ-Ni(OH) 2の(001)面に帰属する回折ピ
ークの比、(003)/ (001)が1.2以上であ
る。前記比率が1.2未満の場合は、α-Ni(OH) 2
が活物質の主体でないことを示唆しており、高容量化が
達成できない虞がある。
【0024】本発明に係るニッケル電極活物質は、Al
以外にCoを固溶または共晶状態で含有する。前記Al
を含有させるのと同様に、Ni(OH)2 を沈殿によって
合成させる過程で、AlおよびCoを共沈させることに
よって、Al以外にCoを固溶または共晶状態で含有す
るニッケル電極活物質を合成することができる。
【0025】本発明に係るニッケル電極活物質において
は、Coの含有比率が、Alの含有比率以下であって、
活物質に占めるAlの比率とCoの比率の和が4.1重
量%以上、7重量%以下であることが望ましい。Ni
(OH) 2に含まれるCoの比率がAlの含有比率を超え
ると、β-Ni(OH) 2が生成し易くなり、高容量化が
達成されない虞が高くなる。さらに、AlとCoの含有
比率の合計が7重量%を超えると、活物質である水酸化
ニッケルの量が相対的に少なくなるため、容量が低くな
る欠点がある。
【0026】前記のように、α-Ni(OH) 2中に含ま
れるAlは、α-Ni(OH) 2のアルカリ溶液中での安
定性を向上させる。活物質中のAlの含有比率が4重量
%以下であると、アルカリ溶液中での安定性に欠け、α
-Ni(OH) 2構造が維持されない。また、α-Ni(O
H) 2のアルカリ溶液中での安定性は、Alの含有比率
が約7重量%まででほぼ飽和に達し、それ以上Alの含
有が増大しても安定性向上に関して顕著な効果は得られ
ない。Alの含有比率が6.9重量%を超えると、活物
質であるNi(OH) 2の量が相対的に少なくなるため、
容量が低下する欠点がある。従って、活物質に占めるA
lの比率は、4重量%以上、6.9重量%以下であるこ
とが望ましい。
【0027】Ni(OH) 2中に固溶または共晶状態で含
まれるCoは、Ni(OH) 2のニッケル電極活物質とし
ての高率放電特性と初期活性化の速さおよび活物質その
ものの導電性に影響を与える。活物質中のCoの含有比
率が0.1重量%以下であると、初期活性化が遅く、且
つ、高率放電特性が劣る。また、生成した活物質の導電
性が劣るので電極を作製するに際して多くの導電助剤の
添加を必要とする。
【0028】活物質中のCoの含有比率が3重量%を超
えると、β-Ni(OH) 2が生成し易くなり、高容量化
が達成されない虞が生じる。従って、活物質に占めるC
oの比率は、0.1重量%以上、3重量%以下であるこ
とが望ましい。
【0029】また、本発明に好適なアルカリ蓄電池用ニ
ッケル電極活物質は、タップ密度が1.5g/ml以上
である。タップ密度が1.6g/ml以上である高密度
球状粉末であることがさらに好ましい。また、比表面積
が6m2/g以上であって、半径が4ナノメートル(n
m)以上の細孔の容積が、全細孔容積に対して占める比
率が40%以下である高密度球状粉末であることが好ま
しい。比表面積が8m 2/g以上であり、さらに1.5
nm以上、3nm以下の細孔半径を有する細孔容積が全
細孔容積に対して80%以上である高密度球状粉末が、
より好ましい。
【0030】活物質粒子のタップ密度が小さかったり、
あるいは大きな半径の細孔の容積比率が大き過ぎると、
ニッケル電極の活物質充填密度が低いために電極の導電
性が不足し活物質の利用率が低くなる。また、比表面積
が小さ過ぎたり、前記値に比べて細孔の半径が小さいと
高率放電特性が劣る。従って、タップ密度、細孔半径、
比表面積が前記の条件を満たすことが望ましい。
【0031】本発明に係るアルカリ蓄電池用ニッケル電
極は、集電体と、この集電体に充填配置された、本発明
に係るニッケル電極活物質とを備えている。ニッケル電
極に用いられる集電体は、アルカリ蓄電池用のニッケル
電極において利用可能なものであれば、特に限定される
ものではない。例えば、発泡ニッケル板、繊維状ニッケ
ルの焼結体やニッケルメッキを施した穿孔鋼板を適用す
ることができる。
【0032】本発明で用いる負極としては、水素吸蔵合
金電極やカドミウム電極、亜鉛電極などを使用すること
ができる。例えば、水素吸蔵電極として、CaCu5
構造を有するMmNi3.55Co0.75Mn0.4Al0.3組成
の合金を用いることができる、ここで、Mmは、希土類
元素の混合物であるミッシュメタル[ランタン(La),
セリウム(Ce), プラセオジウム(Pr), ネオジ
ウム(Nd)]などを意味する。なお、本発明は、この
ような水素吸蔵合金電極の使用に限定されるものではな
く、任意の負極を適宜使用することができる。例えば、
“MmNi5合金”のNiの一部を、Al, Mn, Co,
Ti, Cu, Znのような元素で置換した多元素系の
ものや、または、TiNi系、TiFe系の合金を適用
することができる。
【0033】本発明で用いる、セパレータとしては、例
えば、アクリル酸グラフト重合させることによって親水
性を付与したポリプロピレン(PP)繊維からなる不織
布を用いることができる。ただし、本発明は、これに限
定されるものではなく、任意のセパレータを適宜使用す
ることができる。例えば、ポリプロピレンを含むポリオ
レフィン繊維やポリアミド繊維の不織布や、これらの繊
維にスルホン基などの親水性官能基を付与したものを適
用することができる。
【0034】電解液の組成も特に限定されるものではな
い。通常使用される水酸化カリウム水溶液の他、水酸化
ナトリウムおよび水酸化リチウムの単独またはこれら3
種のうち少なくとも2種を含む水溶液を適用することが
できる。
【0035】
【実施例】次に、1実施例により本発明を詳細に説明す
る。尚、実施例はあくまで1例であって、本発明は、以
下の実施例に限定されるものではなく、前記請求項記載
の発明を特定する事項の範囲内で、種々の変更、変形が
可能である。
【0036】(水酸化ニッケルの合成) (実施例1〜実施例8)以下に記述する方法により、ニ
ッケル電極活物質である水酸化ニッケルを合成した。C
oのKα線を用いて、生成物のX線回折を行い、Alと
Coに関して単体およびその化合物に特有の回折ピーク
が存在しないことを確認した。また、α-Ni(OH) 2
の(003)面に帰属する回折ピークとβ-Ni(OH)
2の(001)面に帰属する回折ピークの強度比、(0
03)/(001)を求めた。定法により合成した活物
質粒子のタップ密度を測定した。また、BET法により
比表面積を測定した。
【0037】AlとCoの含有比率が表1に示す値にな
るよう、硫酸アルミニウム、硫酸ニッケル、硫酸コバル
トを含む水溶液を準備した。該溶液を激しく撹拌しなが
ら、アンモニア水溶液と水酸化ナトリウム水溶液を同時
に滴下した。この間、水酸化ナトリウム水溶液の滴下ス
ピードを調整して、反応浴のpHを9〜11の範囲に保
持した。滴下を止めた後、所定時間混合継続した。その
後、沈殿物を濾過、水洗し、一定の重量になるまで60
℃で乾燥した。合成後、Al量、Co量を原子吸光法で
定量し、表1に示す実施例1〜8の活物質を得た。
【0038】(比較例1)前記沈殿生成の過程で、硫酸
アルミニウムを添加しないことを除いて、同様の方法で
合成し、Alを固溶せず、Coを3重量%含む活物質を
合成した。
【0039】(比較例2)前記沈殿生成の過程で、硫酸
コバルトを添加しないことを除いて、同様の方法で合成
し、Alを5重量%含有し、Coを含有しない活物質を
合成した。
【0040】(比較例3)前記と同様の合成方法で、A
lを2重量%、Coを5重量%含有した、活物質を合成
した。
【0041】表1に合成した活物質の物性値を示す。
【表1】
【0042】表1に示した如く、実施例1〜8および比
較例1〜3に係るニッケル電極活物質は、タップ密度が
いずれも1.5以上であった。実施例1〜8に係るニッ
ケル電極活物質のα-Ni(OH) 2の(003)面に帰
属する回折ピークとβ-Ni(OH) 2の(001)面に
帰属する回折ピークの強度比、(003)/(001)
は1.4以上であり、α-Ni(OH) 2とする活物質材
料であることを確認した。本実施例の場合は、(00
3)/(001)が1.4以上であるが、該値が1.2
以上であれば、α-Ni(OH) 2が主体であることが判
明している。これに対して比較例1および比較例3の活
物質は、ピーク強度比が0および0.5でありβ-Ni
(OH) 2を主体とすることが判った。比較例2の場合
は、β-Ni(OH) 2の(001)面に帰属する回折ピ
ークが観察されなかった。
【0043】(ニッケル電極板の作製)前記活物質10
0重量%に導電助剤として一酸化コバルトを10重量%
添加した。これに結着剤としてカルボキシルメチルセル
ロースを含む水溶液を加えてペースト状とした。このペ
ーストを面密度450g/m2、多孔度が約95%のニ
ッケル金属多孔基板に所定量充填した。乾燥後プレスし
て所定の厚さを持つニッケル電極を作成した。充放電反
応が1電子反応(活物質単位重量当たりの容量が289
mAh/g)で進行するものとして活物質充填量より求
めたニッケル電極の容量は、極板1枚当たり1000m
Ahであった。
【0044】(負極板の作製)負極には、水素吸蔵合金
として、CaCu5型構造を有するMm(La:45%,
Ce:30%, Pr:3%, Nd:22%)Ni3.55
Co0.75Mn0.4Al0 .3の組成を有する合金を用いた。
この合金に増粘剤を加えてぺースト状にしたものを、穿
孔鋼板に塗布し、乾燥した。これを加圧形成後、切断
し、水素吸蔵合金電極(負極)を作製した。該水素吸蔵
合金電極の活物質充填容量を極板1枚当たり850mA
hとした。
【0045】(試験用ニッケル水素電池の作製)前記正
極板を、アクリル酸グラフト重合したポリプロピレン
(PP)繊維不織布製のセパレータで包み、それを二枚
の負極板で挟み、開放型の容器に挿入した。また、電解
液として濃度6.8Mの水酸化カリウム水溶液を注液
し、試験用開放型電池とした。
【0046】注液後、上記試験用電池を100mA{正
極板の容量を前記1000mAhとすると、0.1It
(A)に相当する}の定電流で実容量の150%充電し
た後、200mA{0.2It(A)}の定電流で放電
した。正極の電位が、参照極である酸化水銀電極(Hg
/HgO)に対して0Vになった時点で放電を終止させ
た。該充放電を5回繰り返し行い、この間の放電容量か
ら求めた活物質利用率の推移を調べた。尚、前記実容量
は、実施例1〜実施例8と比較例1〜比較例3のおのお
のについて、予備として準備したニッケル電極を用いて
予め充放電試験を実施し、その結果から求めた。活物質
の利用率は、以下の式で算定した。 活物質利用率={放電容量(mAh) /(極板に充填し
た水酸化ニッケル量(g)×289(mAh / g)}
×100(%) 結果を図2に示す。
【0047】図2に示した如く、初期サイクル時の利用
率推移を見ると、Coを固溶または共晶状態で含有して
いないニッケル電極活物質を適用した比較例2の電池
は、約120%の利用率に達するまで5サイクル以上必
要であるのに対し、Coを固溶または共晶状態で含有さ
せた本発明ニッケル電極活物質を用いた電池は、3サイ
クル目には120%を超える利用率に達した。
【0048】α-Ni(OH)2にCoを固溶または共晶状
態で含ませることで、酸化電位が卑側にシフトし、大き
なη値(酸素発生電位と酸化電位の差)が得られ、その
ため充電効率が向上し、初期から高い利用率が得られた
ものと考えられる。このように、Alに加え、Coを固
溶または共晶状態で含有させることで、従来に比べてよ
り実用化に適した高容量ニッケル活物質を得ることがで
きることが判った。
【0049】次いで、前記条件にて充放電サイクルを1
0サイクル繰り返しおのおのの電池の放電容量が安定し
たことを確認した。放電容量が安定した電池を前記の条
件で充電後、200mA{0.2It(A)}および3
000mA{3It(A)}の定電流で放電した。正極
の電位が、参照極である酸化水銀電極(Hg/HgO)
に対して0Vになった時点で放電を終止させた。該放電
における放電容量から、前記同様活物質利用率を求め
た。その結果を表2および表3に示す。
【0050】
【表2】
【0051】表2に示すように、200mA{0.2I
t(A)}定電流での放電においては、本発明ニッケル
電極活物質を用いた電池は、120%以上の高い利用率
を示した。一方Alを含有しない従来型のβ-Ni(O
H) 2とする比較例1の場合は、利用率が100%であ
った。このことは、本発明に係るニッケル電極の容量
が、従来のニッケル電極に比べて20%以上向上したこ
とを示している。また、本発明に係るニッケル電極のう
ちでも、Alの含有比率が増加するにつれ、利用率が向
上する傾向を示した。
【0052】比較例3の場合も、比較例1と同様に利用
率が100%であった。前記X線回折ピークの強度比が
0.5であるところからも判る如く、比較例3のニッケ
ル電極活物質は、β-Ni(OH) 2が主体である。この
ことが原因で、容量の向上が達成されなかったと推定さ
れる。比較例3の活物質が、β-Ni(OH) 2主体にな
ったのは、Coの含有比率がAl含有比率を上回ったの
と、Al含有比率が本発明で望ましいとしている4重量
%を下回っていること、およびCoの含有比率が本発明
で望ましいとしている上限の3重量%を超えたためと考
えられる。
【0053】
【表3】
【0054】表3に示したように、3000mA{3I
t(A)}定電流での高率放電では、本発明に係るニッ
ケル電極活物質を用いた電池が、Coを含有していない
ニッケル電極活物質を用いた比較例2の電池に比べ、高
い利用率を示した。特に、Coの含有比率が最も高い実
施例8の活物質を用いた電池では、63%と高い利用率
を示した。比較例2の高率放電特性が劣る原因の一つに
は、活物質材料そのものの導電性が不足している点にあ
ると考えられる。
【0055】以上の結果が示すように、アルミニウム
(Al)を含有するα形の水酸化ニッケル{α-Ni(O
H) 2}を主体とするニッケル電極活物質を適用するこ
とにより、0.2It(A)のレートの放電において、
従来のβ形の水酸化ニッケル{β-Ni(OH) 2}を主
体とするニッケル電極活物質を適用したニッケル電極に
比べて高い放電容量を得ることができる。そのうち、コ
バルト(Co)を固溶または共晶状態で含むことを特徴
とするニッケル電極活物質を適用したニッケル電極は、
Coを含まない電極に比べて、初期活性化が速やかで、
且つ、3It(A)という高率放電において優れた放電
特性を有する。従って、本発明によれば、放電容量が大
きく、初期活性化が速やかに進行する電池であって、さ
らに高率放電特性においても優れた特性を持ったアルカ
リ蓄電池を実現することが可能となる。
【発明の効果】
【0056】本発明の請求項1によれば、アルミニウム
(Al)を含有するα形の水酸化ニッケル{α-Ni(O
H) 2}を主体とするニッケル電極活物質であって、コ
バルト(Co)を固溶または共晶状態で含ませること
で、アルカリ蓄電池用ニッケル電極活物質の単位重量当
たりの放電容量を飛躍的に向上させることができる。
【0057】本発明の請求項2によれば、前記請求項1
の効果をさらに高めることができる。
【0058】本発明の請求項3によれば、初期活性化が
速やかに進み、高率放電特性においても優れたニッケル
電極用活物質を提供することができる。
【0059】本発明の請求項4によれば、高容量で初期
活性に要する時間を短縮でき、かつ高率放電特性におい
ても優れたアルカリ蓄電池用ニッケル電極を提供するこ
とが出きる。
【0060】本発明の請求項5によれば、高容量で初期
活性に要する時間を短縮でき、かつ高率放電特性におい
ても優れたアルカリ蓄電池を提供することが出きる。
【0061】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るニッケル電極活物質の粉末X線回
折図を示す図である
【図2】本発明電池および比較例電池の初期充放電サイ
クルにおける利用率の推移を示すグラフである
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G048 AA03 AC06 5H028 AA01 AA02 AA05 BB06 FF02 HH01 5H050 AA02 AA08 BA11 BA13 BA14 CA04 CB13 CB14 CB17 CB18 FA17 GA10 HA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム(Al)を含有するa形の
    水酸化ニッケル{α-Ni(OH) 2}を主体とするニッ
    ケル電極活物質であって、コバルト(Co)を固溶また
    は共晶状態で含むことを特徴とするアルカリ蓄電池用ニ
    ッケル電極活物質。
  2. 【請求項2】 Coの含有比率が、Alの含有比率以下
    であって、活物質に占めるAlの比率とCoの比率の和
    が4.1重量%以上、7重量%以下であることを特徴と
    する請求項1記載のアルカリ蓄電池用ニッケル電極活物
    質。
  3. 【請求項3】 活物質に占めるAlの比率が、4重量%
    以上、6.9重量%以下であって、活物質に占めるCo
    の比率が、0.1重量%以上、3重量%以下であることを
    特徴とする請求項1および請求項2記載のアルカリ蓄電
    池用ニッケル電極活物質。
  4. 【請求項4】 主たる活物質が、請求項1乃至請求項3
    記載のニッケル電極用活物質であるアルカリ蓄電池用ニ
    ッケル電極。
  5. 【請求項5】 主たる活物質が、請求項1乃至請求項3
    記載のニッケル電極用活物質であるアルカリ蓄電池用ニ
    ッケル電極を正極として備えるアルカリ蓄電池。
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