JP2003186234A - 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置Info
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Abstract
使用後においても残留電位が低く、しかも感光体表面の
削れが抑制された電子写真感光体を提供する。 【解決手段】 保護層がフェノール樹脂を含有し、か
つ、該感光層が一般式(1)及び/または(2)で示さ
れる化合物を含有する電子写真感光体、該電子写真感光
体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置。 【化23】 (Ar1、Ar2、Ar3、Ar4及びAr5はアリール基
を示し、A、B、D及びEはベンゼン環を示す。)
Description
ー等に用いられる電子写真感光体、電子写真装置及びこ
れらの装置に着脱可能なプロセスカートリッジに関す
る。
定の構造を有する電荷輸送物質を感光層に含有する電子
写真感光体とそれを有する電子写真装置及びプロセスカ
ートリッジ(以下、電子写真装置等と称す)に関する。
及び安価である等の利点から、有機光導電性物質を用い
た電子写真感光体の研究開発が活発に行われ、これ迄に
数多くの提案がされ、実用化されてきている。
ールに代表される光導電性ポリマーと、2,4,7−ト
リニトロフルオレンなどから形成される電荷移動錯体と
を主成分とする電子写真感光体は、感度、耐久性及び残
留電位等の点で必ずしも満足できるものではなかった。
れぞれ別々の物質に分担させた機能分離型電子写真感光
体が、従来の有機感光体の欠点とされていた感度や耐久
性に著しい改善をもたらした。また、機能分離型感光体
は、電荷発生物質と電荷輸送物質の各々の材料選択範囲
が広く、任意の特性を有する電子写真感光体を比較的容
易に作成できるという利点を有している。
多環キノン顔料、フタロシアニン顔料、シアニン色素、
スクエアリック酸染料及びピリリウム塩系色素等が知ら
れている。
物、ヒドラゾン化合物及びトリフェニルアミン化合物等
が知られている。
久化に伴って、有機電子写真感光体にも異なる機械的耐
久性の向上が求められている。
リンター、複写機及びファクシミリ等は多種多様な分野
で使用されるようになり、より様々な環境においても常
に安定した画像を提供することが更に厳しく要求されて
いて、感光層の表面特性に対する化学的、電気的及び機
械的衝撃に曝される可能性が高くなり、表面層に対する
要求が厳しくなっている。
機械的外力が直接加えられるために、それらに対する耐
久性が求められている。具体的には、摺擦による表面の
磨耗や傷の発生、また、帯電時に発生するオゾンやNO
x等の活性物質の付着による表面層の劣化等に対する耐
久性が要求される。
像、転写、クリーニング及び除電等の手段が繰り返し適
用される。帯電及び露光により形成された静電潜像はト
ナーといわれる微粒子状の現像剤によりトナー画像とな
る。更に、このトナー画像は転写手段により紙等の転写
材に転写されるが、全てのトナーが転写されるわけでは
なく、一部が感光体上に残留する。
像は、更に転写不良が生じる所謂ボソ抜け状となり、画
像の均一性に欠けるだけでなく、感光体へのトナーの融
着やフィルミングの発生という問題が生じる。これらの
問題に対して、感光体の表面層の離型性を向上すること
が求められている。
要求を満たすために、各種の保護層を設ける試みがなさ
れている。中でも、樹脂を主成分とする保護層は数多く
提案されている。例えば、特開昭57−30846号公
報には樹脂に導電性粉末として金属酸化物を添加するこ
とにより体積抵抗率を制御することのできる保護層が提
案されている。
熱硬化性フェノール樹脂を保護層用樹脂に使用すること
が提案されている。
散するのは、保護層自体の体積抵抗率を制御し、電子写
真プロセスの繰り返しに伴う感光体内での残留電位の増
加を防止するのがその主な目的であり、一般的な抵抗体
としての保護層の適切な体積抵抗率は1010〜10
15(Ω・cm)であることが知られている。しかしなが
ら、前記の範囲の体積抵抗率においては、保護層の体積
抵抗率はイオン電導によって影響を受け易く、そのため
に環境の変化によって体積抵抗率が大きく変化する傾向
にある。特に、金属酸化物を膜中に分散している場合に
は、金属酸化物表面の吸水性が高いために、全環境にお
いて、しかも、電子写真プロセスの繰り返しを行う際
に、保護層の体積抵抗率を前記範囲に保つことはこれま
で非常に困難であった。
抵抗率が徐々に低下したり、また、帯電により発生する
オゾンやNOx等の活性物質が表面に繰り返し付着する
ことにより、感光体表面の体積抵抗率の低下や表面層か
らのトナーの離型性の低下を引き起こし、所謂画像流れ
や画像ボケといったような欠陥が発生する、また画像均
一性が不十分になる等の問題があった。
場合、分散粒子による入射光の散乱を防ぐために、粒子
の粒径が入射光の波長よりも小さいこと、即ち、0.3
μm以下であることが好ましい。しかし、通常金属酸化
物粒子は樹脂溶液中において凝集する傾向があり、均一
に分散しにくく、一旦分散しても二次凝集や沈殿が起こ
り易いので粒径0.3μm以下といった微粒子の良好な
分散膜を安定して生産することは非常に困難であった。
更に、透明度及び導電均一性を向上させる観点から特に
粒径の小さい超微粒子(一次粒径0.1μm以下)を分
散することが好ましいが、このような超微粒子の分散性
及び分散安定性は更に悪くなる傾向にあった。
−306857号公報にはフッ素含有シランカップリン
グ剤、チタネートカップリング剤あるいはC7F15NC
O等の化合物を添加した保護層が、特開昭62−295
066号公報には結着樹脂中に、撥水処理することによ
り分散性及び耐湿性の向上した金属微粉末または金属酸
化物微粉末を分散した保護層が、また特開平2−501
67号公報には結着樹脂中にチタネートカップリング
剤、フッ素含有シランカップリング剤及びアセトアルコ
キシアルミニウムジイソプロピレートで表面処理された
金属酸化物微粉末を分散した保護層が提案されている。
る。しかしながら、これらの保護層を用いた電子写真感
光体においても、未だ近年の高耐久化及び高画質化の要
求に応えるべく、安定な電子写真特性を示すものが得ら
れていないのが現状である。
留電位の上昇を防止し、更に繰り返し使用において残留
電位変動が十分に抑制され、なおかつ保護層として感光
体表面の削れを抑制できる電子写真感光体は得られてい
ない。
層を設けたときの感度低下と残留電位の上昇を低く抑
え、更に繰り返し使用においても残留電位等の電位変動
を少なく抑制でき、なおかつ保護層として感光体表面の
削れを抑制できる安定な電子写真特性を有する電子写真
感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッ
ジ及び電子写真装置を提供することにある。
写真装置の特性を決める要因は様々であるが、複数のプ
ロセスを組み合わせて使用することで得られる画像の性
質は決してある一部分の特性のみに左右されるものでは
なく、それぞれのデバイスやプロセスの組み合わせ方で
得られる効果は大きく変わるものである。
として特定の保護層と、特定の電荷輸送物質を用いた感
光層とを組み合わせることで、これらの問題を効率的に
改善することが本発明の主旨である。
着樹脂を含有する保護層と、特定の電荷輸送物質を含有
する感光層を組み合わせて用いた電子写真感光体が上記
の問題点を効率的に解決することを見出した。
が、これらの組み合わせによって、感光層から保護層へ
の電荷の輸送がスムーズに行える効果により、他の組み
合わせよりよい効果が得られたと考えられる。
び保護層をこの順に有する電子写真感光体において、該
保護層がフェノール樹脂を含有し、かつ、該感光層が電
荷輸送物質として下記一般式(1)で示される化合物
てもよいアリール基を示し、A及びBはそれぞれ置換基
として、ハロゲン原子、置換基を有してもよいアルキル
基、置換基を有してもよいアルコキシ基及び置換基を有
してもよいアリール基より選ばれる基を1つ以上有して
もよいベンゼン環を示す。AとBは置換基を有してもよ
い炭素原子を介して共同で環を形成してもよい。)及び
下記一般式(2)で示される化合物
し、D及びEはそれぞれ置換基としてハロゲン原子、置
換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよい
アルコキシ基及び置換基を有してもよいアリール基より
選ばれる基を1つ以上有してもよいベンゼン環を示す。
DとEは置換基を有してもよい炭素原子を介して共同で
環を形成してもよい。)より選ばれる少なくとも1種類
を含有することを特徴とする電子写真感光体より構成さ
れる。
基等の構造について以下に詳しく説明する。
いフェニル基、ナフチル基、アンスリル基及びピレニル
基等のアリール基である。
が有してもよい置換基としては、フッ素、塩素、臭素及
びヨウ素等のハロゲン原子、置換基を有してもよいメチ
ル基、エチル基、プロピル基及びブチル基等のアルキル
基、置換基を有してもよいメトキシ基、エトキシ基、プ
ロポキシ基及びブトキシ基等のアルコキシ基、置換基を
有してもよいフェニル基、ナフチル基、アンスリル基及
びピレニル基等のアリール基などが挙げられる。
としては、メチル基、エチル基、プロピル基及びブチル
基等のアルキル基、ベンジル基、フェネチル基及びナフ
チルメチル基等のアラルキル基、フェニル基、ナフチル
基、アンスリル基、ピレニル基、フルオレニル基、カル
バゾリル基、ジベンゾフリル基及びジベンゾチオフェニ
ル基等の芳香環基、メトキシ基、エトキシ基及びプロポ
キシ基等のアルコキシ基、フェノキシ基及びナフトキシ
基等のアリールオキシ基、フッ素、塩素、臭素及びヨウ
素等のハロゲン原子、ニトロ基、及びシアノ基等が挙げ
られる。
ール型のフェノール樹脂であることが好ましい。
感光体からなる。
にヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルコキシ基およ
び置換基を有してもよいヒドロキシフェニル基からなる
群より選択される少なくとも1つを有する電荷輸送物質
である電子写真感光体からなる。
シアルコキシ基または置換基を有してもよいヒドロキシ
フェニル基を有する電荷輸送物質は、上記フェノール樹
脂との相溶性が良好で均一に分散された保護層膜を容易
に作製できるが、その相溶性をさらに良好にするために
はトリフェニルアミン誘導体であることが好ましい。
もよい置換基としては、フッ素、塩素、臭素およびヨウ
素等のハロゲン原子、置換基を有してもよいメチル基、
エチル基、プロピル基およびブチル基等のアルキル基、
置換基を有してもよいメトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基およびブトキシ基等のアルコキシ基、置換基を有
してもよいフェニル基、ナフチル基、アンスリル基およ
びピレニル基等のアリール基、または置換基を有しても
よいピリジル基、チエニル基、フリル基およびキノリル
基等の複素環基が挙げられる。
うち、ヒドロキシアルキル基またはヒドロキシアルコキ
シ基を有する電荷輸送物質は、下記式(3)〜(5)の
いずれかで表される特定の構造を有する化合物であるこ
とが好ましい。
枝分かれしてもよい2価の炭化水素基を表し、α、βお
よびγはそれぞれ置換基としてハロゲン原子、置換基を
有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアルコ
キシ基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有
してもよい複素環基を1つ以上有してもよいベンゼン環
を表し、a1、b1およびc1は1または0であり、m
1およびn1は0または1である。
枝分かれしてもよい2価の炭化水素基を表し、δおよび
εはそれぞれ置換基としてハロゲン原子、置換基を有し
てもよいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキシ
基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有して
もよい複素環基を1つ以上有してもよいベンゼン環を表
し、a2、b2およびc2は1または0である。m2、
n2およびp2は0または1であり、総てが同時に0に
なることはない。τおよびυはそれぞれ置換基としてハ
ロゲン原子、置換基を有してもよいアルキル基、置換基
を有してもよいアルコキシ基、置換基を有してもよいア
リール基、置換基を有してもよい複素環基を1つ以上有
してもよいベンゼン環を表す。なお、τとυは置換基を
介して共同で環をなしてもよい。
〜8の枝分かれしてもよい2価の炭化水素基を表し、
ζ、η、θおよびιはそれぞれ置換基としてハロゲン原
子、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有して
もよいアルコキシ基、置換基を有してもよいアリール
基、置換基を有してもよい複素環基を1つ以上有しても
よいベンゼン環を表し、a3、b3、c3およびd3は
1または0であり、m3、n3およびp3は0または1
である。φおよびχはそれぞれ置換基としてハロゲン原
子、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有して
もよいアルコキシ基、置換基を有してもよいアリール
基、置換基を有してもよい複素環基を1つ以上有しても
よいベンゼン環を表す。なお、φとχは置換基を介して
共同で環をなしてもよい。
c1、上記式(4)中のa2、b2およびc2、上記式
(5)中のa3、b3、c3およびd3が0のとき、上
記式(3)〜(5)で示される構造を有する電荷輸送物
質は、それらはヒドロキシアルキル基を有する電荷輸送
物質であり、1のとき、それらはヒドロキシアルコキシ
基を有する電荷輸送物質である。ヒドロキシアルキル基
とヒドロキシアルコキシ基は同一分子内に混在しても良
い。
構造について以下に詳しく説明する。
34はそれぞれ炭素数1〜8の枝分かれしてもよい、メチ
レン基、エチレン基、プロピレン基およびブチレン等の
2価の炭化水素基を表す。式中、α、β、γ、δ、ε、
ζ、η、θおよびιが表すベンゼン環が有してもよい置
換基としては、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素等のハ
ロゲン原子、置換基を有してもよいメチル基、エチル
基、プロピル基およびブチル基等のアルキル基、置換基
を有してもよいメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基
およびブトキシ基等のアルコキシ基、置換基を有しても
よいフェニル基、ナフチル基、アンスリル基およびピレ
ニル基等のアリール基、置換基を有してもよいピリジル
基、チエニル基、フリル基およびキノリル基等の複素環
基を示す。
ゼン環が有してもよい置換基としては、フッ素、塩素、
臭素およびヨウ素等のハロゲン原子、置換基を有しても
よいメチル基、エチル基、プロピル基およびブチル基等
のアルキル基、置換基を有してもよいメトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基およびブトキシ基等のアルコキシ
基、置換基を有してもよいフェニル基、ナフチル基、ア
ンスリル基およびピレニル基等のアリール基、置換基を
有してもよいピリジル基、チエニル基、フリル基および
キノリル基等の複素環基を示す。なお、τとυ、およ
び、φとχは共同でそれぞれが結合しているビフェニル
骨格を介して、フルオレン骨格やジヒドロフェナントレ
ン骨格等の環状構造を形成してもよい。
換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基および
ブチル基等のアルキル基;ベンジル基、フェネチル基お
よびナフチルメチル基等のアラルキル基;フェニル基、
ナフチル基、アンスリル基、ピレニル基、フルオレニル
基、カルバゾリル基、ジベンゾフリル基およびジベンゾ
チオフェニル基等の芳香環基;メトキシ基、エトキシ基
およびプロポキシ基等のアルコキシ基、フェノキシ基お
よびナフトキシ基等のアリールオキシ基;フッ素、塩
素、臭素およびヨウ素等のハロゲン原子;ニトロ基、ま
たはシアノ基等が挙げられる。
うち、置換基を有してもよいヒドロキシフェニル基を有
する電荷輸送物質は、下記式(6)〜(8)のいずれか
で表される特定の構造を有する化合物であることが好ま
しい。
炭化水素基を表し、R 42は水素原子、置換基を有しても
よいアルキル基、置換基を有してもよいアラルキル基、
置換基を有してもよいフェニル基を表す。Ar41および
Ar42は置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有
してもよいアラルキル基、置換基を有してもよいアリー
ル基、置換基を有してもよい複素環基を表す。Ar43は
置換基を有してもよいアリーレン基、2価の置換基を有
してもよい複素環基を表す。m4およびn4はそれぞれ
0または1である。ただし、n4=0のとき、m4=0
である。κおよびλはそれぞれ置換基としてハロゲン原
子、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有して
もよいアルコキシ基、置換基を有してもよいアリール
基、置換基を有してもよい複素環基を1つ以上有しても
よいベンゼン環を表す。
炭化水素基を表す。Ar51およびAr52は置換基を有し
てもよいアルキル基、置換基を有してもよいアラルキル
基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有して
もよい複素環基を表す。μおよびνはそれぞれ置換基と
してハロゲン原子、置換基を有してもよいアルキル基、
置換基を有してもよいアルコキシ基、置換基を有しても
よいアリール基、置換基を有してもよい複素環基を1つ
以上有してもよいベンゼン環を表す。なお、μとνは置
換基を介して共同で環をなしてもよい。m5は0または
1である。
れしてもよい2価の炭化水素基を表す。Ar61は置換基
を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアラ
ルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を
有してもよい複素環基を表す。ξ、π、ρおよびσはそ
れぞれ置換基としてハロゲン原子、置換基を有してもよ
いアルキル基、置換基を有してもよいアルコキシ基、置
換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい
複素環基を1つ以上有してもよいベンゼン環を表す。な
お、ξとπ、および、ρとσは置換基を介して共同で環
をなしてもよい。m6およびn6はそれぞれ0または1
である。
等の構造について以下に詳しく説明する。
ぞれ炭素数1〜8の枝分かれしてもよい、メチレン基、
エチレン基、プロピレン基およびブチレン基等の2価の
炭化水素基を表す。R42は水素原子、置換基を有しても
よいメチル基、エチル基、プロピル基およびブチル基等
のアルキル基、置換基を有してもよいベンジル基、フェ
ネチル基およびナフチルメチル基等のアラルキル基、ま
たはフェニル基を示す。
σが表すベンゼン環が有してもよい置換基としては、フ
ッ素、塩素、臭素およびヨウ素等のハロゲン原子、置換
基を有してもよいメチル基、エチル基、プロピル基およ
びブチル基等のアルキル基、置換基を有してもよいメト
キシ基、エトキシ基、プロポキシ基およびブトキシ基等
のアルコキシ基、置換基を有してもよいフェニル基、ナ
フチル基、アンスリル基およびピレニル基等のアリール
基、または置換基を有してもよいピリジル基、チエニル
基、フリル基およびキノリル基等の複素環基を示す。
でそれぞれが結合している置換基等を介して、フルオレ
ン骨格やジヒドロフェナントレン骨格等の環状構造を形
成してもよい。
r61は置換基を有してもよいメチル基、エチル基、プロ
ピル基およびブチル基等のアルキル基、置換基を有して
もよいベンジル基、フェネチル基およびナフチルメチル
基等のアラルキル基、置換基を有してもよいフェニル
基、ナフチル基、アンスリル基およびピレニル基等のア
リール基、または置換基を有してもよいピリジル基、チ
エニル基、フリル基およびキノリル基等の複素環基を示
す。
基、ナフチレン基、アンスリレン基およびピレニレン基
等のアリーレン基、ピリジレン基、またはチエニレン基
等の2価の複素環基を示す。
換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基および
ブチル基等のアルキル基;ベンジル基、フェネチル基お
よびナフチルメチル基等のアラルキル基;フェニル基、
ナフチル基、アンスリル基、ピレニル基、フルオレニル
基、カルバゾリル基、ジベンゾフリル基およびジベンゾ
チオフェニル基等の芳香環基;メトキシ基、エトキシ基
およびプロポキシ基等のアルコキシ基;フェノキシ基お
よびナフトキシ基等のアリールオキシ基;フッ素、塩
素、臭素およびヨウ素等のハロゲン原子;ニトロ基およ
びシアノ基等が挙げられる。
導電性粒子は酸化スズ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ア
ンチモン、ITO等の金属酸化物が好ましい。
もよく、またドープされていてもよい酸化スズである電
子写真感光体が好ましい。
キサン化合物より選ばれる少なくとも1種類を含有する
ことが好ましい。
とが好ましい。
ルミナ粒子、シリカ粒子及びシリコーン樹脂粒子から選
ばれる少なくとも1種類であることが好ましい。
カップリング剤、フッ素変性シリコーンオイル及びフッ
素系界面活性剤からなる群より選ばれることが好まし
い。
(9)で示されることが好ましい。
の全部における水素原子の割合は0.1〜50%の範
囲、nは0または正の整数である。)
ェノール樹脂は、アミン系化合物またはアルカリ金属化
合物を用いて製造された樹脂であることが好ましい。
なり、これに加えて帯電手段、現像手段及びクリーニン
グ手段からなる群より選ばれる少なくとも一つの手段を
一体に支持し、電子写真装置本体に着脱可能であること
を特徴とするプロセスカートリッジであるか、または上
記の構成の電子写真感光体と、これに加えて帯電手段、
像露光手段、現像手段、クリーニング手段及び転写手段
からなる群より選ばれる少なくとも一つの手段を有する
ことを特徴とする電子写真装置から構成される。
着樹脂である硬化性フェノール樹脂は、一般的にフェノ
ール、クレゾール、キシレノール、各種ビスフェノール
類、各種ポリフェノール類等のフェノール化合物とホル
ムアルデヒドの反応によって得られる樹脂である。フェ
ノール樹脂には2つの型があり、フェノール類に対して
ホルムアルデヒドを過剰に用いてアルカリ触媒で反応さ
せて得られるレゾール型と、ホルムアルデヒドに対して
フェノール類を過剰に用いて酸触媒で反応させて得られ
るノボラック型に分けられる。
も用いることができるが、レゾールタイプのフェノール
樹脂を用いることが好ましい。
類の溶媒にも可溶であり、加熱することで3次元的に架
橋重合して硬化物となる。
着剤、注型品及び積層品用のワニスとして利用されてい
る。
のフェノール樹脂であれば如何なるものを用いてもよ
く、樹脂を1種類または2種類以上混合して用いること
ができる。
脂は、その製造工程においてアミン系化合物又は、アル
カリ金属化合物を添加して製造された樹脂がより好まし
く用いられる。
ル樹脂を溶剤等で溶解または希釈して得た塗料を感光層
上に塗工して成膜するが、塗工後に重合反応が起きて硬
化層を形成する。重合の形態として、熱による付加及び
縮合反応により進行し、保護層を塗工後、加熱すること
で重合反応を起こし高分子硬化層を生成する。
樹脂と共に電荷輸送物質、若しくは導電性粒子を含有し
て構成される。これらはどちらか一方でも、両方同時に
含有しても良い。
酸化亜鉛、酸化チタン、酸化スズ、酸化アンチモン、酸
化インジウム、酸化ビスマス、スズをドープした酸化イ
ンジウム、アンチモンやタンタルをドープした酸化スズ
及び酸化ジルコニウム、及びカーボンブラック等が挙げ
られる。
子の中でも透明性の点から金属酸化物を用いることが好
ましい。更に、これら金属酸化物の中でも透明性、分散
性及び抵抗制御性等の点から酸化スズを用いることが特
に好ましい。
均粒径は保護層の透明性の点で0.3μm以下であるこ
とが好ましく、特に0.1μm以下であることが好まし
い。
樹脂粒子としては、四フッ化エチレン、三フッ化塩化エ
チレン樹脂、六フッ化エチレンプロピレン樹脂、フッ化
ビニル樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、二フッ化二塩化エ
チレン樹脂及びこれらの共重合体の中から1種あるいは
2種以上を適宜選択するのが好ましいが、特に、四フッ
化エチレン樹脂及びフッ化ビニリデン樹脂が好ましい。
樹脂粒子の分子量分布や粒径は適宜選択することがで
き、特に制限されるものではない。
子は溶剤と共に、ホモジナイザー、超音波、ボールミ
ル、サンドミル、アトライター及びロールミル等の公知
の分散方法により良く分散し、保護層用塗料とする。
液中で相互の粒子を凝集させないように、潤滑性粒子を
導電性粒子の分散時に添加したり、また、導電性粒子の
表面をフッ素原子含有化合物等で表面処理するとよい。
フッ素原子含有化合物を添加または導電性粒子に表面処
理を行うことにより、フッ素原子含有化合物のない場合
に比べて、樹脂溶液中での導電性粒子と潤滑性粒子の分
散性及び分散安定性が格段に向上する。また、フッ素原
子含有化合物を添加し導電性粒子を分散した液、または
表面処理を施した導電性粒子を分散した液に、潤滑性粒
子を分散することによって分散粒子の二次粒子の形成も
なく、経時的にも非常に安定した分散性の良い塗工液が
得られる。
ては、含フッ素シランカップリング剤、フッ素変性シリ
コーンオイル及びフッ素系界面活性剤等が挙げられる。
表1〜3に好ましい化合物例を挙げるが、本発明はこれ
らの化合物に限定されるものではない。
性粒子と表面処理剤とを適当な溶剤中で混合、分散し、
表面処理剤を導電性粒子表面に付着させる。分散の方法
としてはボールミルやサンドミル等の通常の分散手段を
用いることができる。次に、この分散溶液から溶剤を除
去し、導電性粒子表面に固着させればよい。また、必要
に応じて、この後更に熱処理を行ってもよい。また、処
理液中には反応促進のための触媒を添加することもでき
る。更に、必要に応じて表面処理後の導電性粒子に更に
粉砕処理を施すことができる。
の割合は、粒子の粒径、形状及び表面積等に影響を受け
るが、表面処理済みの導電性粒子全質量に対し、1〜6
5質量%であることが好ましく、特には1〜50質量%
であることが好ましい。
のある保護層とするために、前記一般式(3)で示され
るシロキサン化合物を導電性粒子分散時に添加したり、
この化合物で表面処理を施した導電性粒子を混合するこ
とにより、更に環境安定性により優れた保護層を得るこ
とができる。
工液、または、これを表面処理した導電性粒子を溶剤に
溶かした結着樹脂中に分散することによって、分散粒子
の二次粒子の形成もなく、経時的にも安定した分散性の
良い塗工液が得られ、更にこの塗工液より形成した保護
層は透明性が高く、耐環境性に優れた膜が得られる。
の分子量は特に制限されるものではないが、表面処理を
する場合は、その容易さからは粘度が高過ぎない方がよ
く、質量平均分子量で数百〜数万程度が適当である。
通りがある。湿式では導電性粒子を一般式(9)で示さ
れるシロキサン化合物とを溶剤中で分散し、該シロキサ
ン化合物を微粒子表面に付着させる。分散の手段として
はボールミルやサンドミル等一般の分散手段を使用する
ことができる。次に、この分散溶液を導電性粒子表面に
固着させる。この熱処理においてはシロキサン中のSi
−H結合が熱処理過程において空気中の酸素によって水
素原子の酸化が起こり、新たなシロキサン結合ができ
る。その結果、シロキサンが三次元構造にまで発達し、
導電性粒子表面がこの網状構造で包まれる。このように
表面処理は、該シロキサン化合物を導電性粒子表面に固
着させることによって完了するが、必要に応じて処理後
の微粒子に粉砕処理を施してもよい。乾式処理において
は、溶剤を用いずに該シロキサン化合物と導電性粒子と
を混合し混練を行うことによってシロキサン化合物を微
粒子表面に付着させる。その後は湿式処理と同様に熱処
理及び粉砕処理を施して表面処理を完了する。
ェノール樹脂を良く溶解し、導電性粒子の分散性が良
く、更に本発明に用いるフッ素原子含有化合物、フッ素
原子含有樹脂粒子及びシロキサン化合物との相溶性や処
理性が良好で、更に、保護層の塗料と接触する電荷輸送
層に悪影響を与えない溶剤が好ましい。
ール及び2−プロパノール等のアルコール類、アセトン
及びMEK等のケトン類、酢酸メチル及び酢酸エチル等
のエステル類、THF及びジオキサン等のエーテル類、
トルエン及びキシレンなどの芳香族炭化水素類、及びク
ロロベンゼン及びジクロロメタン等のハロゲン系炭化水
素類等が使用可能である。これらの中でも、フェノール
樹脂の形態に最も好適な溶剤はメタノール、エタノール
及び2−プロパノール等のアルコール類である。
塗布法、スプレー塗布法、スピンナー塗布法、ローラー
塗布法、マイヤーバー塗布法及びブレード塗布法等の一
般的な塗工方法を用いることができる。
し高い強度を達成できる保護層であり、この硬化反応を
保護層塗布後の溶剤乾燥時に同時に行う。従って、乾燥
温度は70℃〜300℃が好ましく、更に90℃〜20
0℃の範囲の温度で乾燥することが好ましい。乾燥時間
は好ましくは5分〜5時間、特に好ましくは10分〜2
時間の範囲で送風乾燥または静止乾燥下で行うことがで
きる。
体の耐久性を損ない、厚過ぎると保護層を設けたことに
よる残留電位が上昇するため、適度な厚さにする必要が
ある。具体的には0.1μm〜10μmであることが好
ましく、0.5μm〜7μmであることがより好まし
い。
時に発生するオゾンやNOx等の活性物質の付着による
表面層の劣化等を防止する目的で、酸化防止剤の添加剤
を加えてもよい。
とが好ましい。図1(A)の電子写真感光体は、導電性
支持体14の上に電荷発生層13及び電荷輸送層12を
この順に設けており、更に最表面に保護層11を設けて
いる。
電性支持体と電荷発生層の間に、結着層15、更には干
渉縞防止等を目的とする下引き層16を設けてもよい。
と電荷輸送物質の両方を同一の層に含有する単層型、及
び支持体側から電荷輸送物質を含有する電荷輸送層と電
荷発生物質を含有する電荷発生層を順次積層した逆層型
を用いることもできる。
性を持つもの、例えばアルミニウム、アルミニウム合金
及びステンレスなどを用いることができ、その他にアル
ミニウム、アルミニウム合金及び酸化インジウム−酸化
スズ合金などを真空蒸着によって被膜形成された層を有
する前記導電性支持体やプラスチック、導電性微粒子
(例えばカーボンブラック、酸化スズ、酸化チタン及び
銀粒子など)を適当なバインダーと共にプラスチックや
紙に含浸した支持体、及び導電性バインダーを有するプ
ラスチックなどを用いることができる。
リアー機能と接着機能を持つ結着層(接着層)を設ける
ことができる。
良、支持体の保護、支持体の欠陥の被覆、支持体からの
電荷注入性改良、及び感光層の電気的破壊に対する保護
などのために形成される。結着層にはカゼイン、ポリビ
ニルアルコール、エチルセルロース、エチレン−アクリ
ル酸コポリマー、ポリアミド、変性ポリアミド、ポリウ
レタン、ゼラチン及び酸化アルミニウムなどによって形
成できる。結着層の膜厚は、5μm以下であることが好
ましく、0.1〜3μmであることがより好ましい。
は、(1)モノアゾ、ジスアゾ、及びトリスアゾ等のア
ゾ系顔料、(2)金属フタロシアニン及び非金属フタロ
シアニン等のフタロシアニン系顔料、(3)インジゴ及
びチオインジゴ等のインジゴ系顔料、(4)ペリレン酸
無水物及びペリレン酸イミド等のペリレン系顔料、
(5)アンスラキノン及びピレンキノン等の多環キノン
系顔料、(6)スクワリリウム色素、(7)ピリリウム
塩及びチアピリリウム塩類、(8)トリフェニルメタン
系色素、(9)セレン、セレン−テルル及びアモルファ
スシリコン等の無機物質、(10)キナクリドン顔料、
(11)アズレニウム塩顔料、(12)シアニン染料、
(13)キサンテン色素、(14)キノンイミン色素、
(15)スチリル色素、(16)硫化カドミウム及び
(17)酸化亜鉛などを用いることができる。
えば、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
アリレート樹脂、ブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂、
ポリビニルアセタール樹脂、ジアリルフタレート樹脂、
アクリル樹脂、メタクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェ
ノール樹脂、シリコン樹脂、ポリスルホン樹脂、スチレ
ン−ブタジエン共重合体樹脂、アルキッド樹脂、エポキ
シ樹脂、尿素樹脂及び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
樹脂などが挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。これらは単独、混合あるいは共重合体ポリマーと
して1種または2種以上用いることができる。
る樹脂や電荷発生物質の溶解性や分散安定性から選択さ
れるが、有機溶剤としてはアルコール類、スルホキシド
類、ケトン類、エーテル類、エステル類、脂肪族ハロゲ
ン化炭化水素類及び芳香族化合物などを用いることがで
きる。
基準で0.3〜4倍量の結着樹脂、及び溶剤と共に、ホ
モジナイザー、超音波、ボールミル、サンドミル、アト
ライター及びロールミルなどの方法で良く分散し、塗布
し、乾燥して形成される。その膜厚は、5μm以下であ
ることが好ましく、特には0.01〜1μmであること
がより好ましい。
化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤及び公知の電荷発生物
質を必要に応じて添加することもできる。
明では更に、この電荷発生層の上に前記保護層を塗布
し、硬化させて成膜することで作成される。
般式(1)及び一般式(2)で示される化合物の少なく
とも1種類を含有することが特徴である。これらは1種
類でもよく、または2種類以上を混合して用いてもよ
い。また、公知の電荷輸送物質である各種トリアリール
アミン系化合物、各種ヒドラゾン系化合物、各種スチリ
ル系化合物、各種スチルベン系化合物、各種ピラゾリン
系化合物、各種オキサゾール系化合物、各種チアゾール
系化合物及び各種トリアリールメタン系化合物等と混合
して用いても本発明の効果は変わりなく得られる。
樹脂としては、アクリル樹脂、スチレン系樹脂、ポリエ
ステル、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート、ポリ
サルホン、ポリフェニレンオキシド、エポキシ樹脂、ポ
リウレタン樹脂、アルキド樹脂及び不飽和樹脂などから
選ばれる樹脂が好ましい。特に好ましい樹脂としては、
ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、スチレン−
アクリロニトリル共重合体、ポリカーボネート樹脂及び
ジアリルフタレート樹脂が挙げられる。
質と結着樹脂を溶剤に溶解し、塗布して形成する。電荷
輸送物質と結着樹脂との混合割合は重量基準で2:1〜
1:2程度である。溶剤としてはアセトン及びメチルエ
チルケトンなどのケトン類、酢酸メチル及び酢酸エチル
などのエステル類、トルエン及びキシレンなどの芳香族
炭化水素類、クロロベンゼン、クロロホルム及び四塩化
炭素などの塩素系炭化水素類などが用いられる。この溶
液を塗布する際には、例えば浸漬塗布法、スプレー塗布
法及びスピンナー塗布法などの塗布法を用いることがで
き、乾燥は好ましくは10℃〜200℃、より好ましく
は20℃〜150℃の範囲の温度で、好ましくは5分〜
5時間、より好ましくは10分〜2時間の時間で送風乾
燥または静止乾燥下で行うことができる。
に接続されており、電界の存在下で電荷発生層から注入
された電荷キヤリアを受け取ると共に、これらの電荷キ
ヤリアを保護層との界面まで輸送する機能を有してい
る。この電荷輸送層は電荷キヤリアを輸送する限界があ
るので必要以上に膜厚を厚くすることができないが、5
〜40μmであることが好ましく、特には7〜30μm
であることがより好ましい。
吸収剤、可塑剤及び公知の電荷輸送物質を必要に応じて
添加することもできる。
明では更に、この電荷輸送層の上に前記保護層を塗布
し、硬化させて成膜することで作成される。
装置の具体例を図2に示す。この装置は、電子写真感光
体101の周面上に一次帯電用部材103、像露光手段
104、現像器105、転写手段106が配置されてい
る。102は感光体回転軸である。
103に電圧を印加し、感光体101表面を帯電し、像
露光手段104によって原稿に対応した画像を感光体1
01表面に像露光し、静電潜像を形成する。次に、現像
器105中のトナーを感光体101に付着させることに
より感光体101上の静電潜像を現像(可視増加)す
る。更に、感光体101上に形成されたトナー像を供給
された紙などの転写材107上に転写手段106によっ
て転写し、転写材に転写されずに感光体101上に残っ
た残トナーをクリーナー等で回収する。
れ、残トナーを直接、現像器で回収することもできる。
更に、前露光手段110からの前露光により除電処理が
された後、繰り返し画像形成に使用される。なお、前露
光手段は必ずしも必要ではない。
04の光源はハロゲン光、蛍光灯、レーザー光及びLE
Dなどを用いることができる。また、必要に応じて他の
補助プロセスを加えてもよい。
次帯電手段103、現像手段105及びクリーニング手
段109等の構成要素のうち、複数のものをプロセスカ
ートリッジとして一体に結合して構成し、このプロセス
カートリッジを複写機やプリンター等の電子写真装置本
体に応じて着脱可能に構成してもよい。
5及びクリーニング手段109の少なくとも1つを感光
体101と共に一体に支持してカートリッジ化し、装置
本体のレール112等の案内手段を用いて装置本体に着
脱可能なプロセスカートリッジ111とすることができ
る。また、画像露光104は、電子写真装置が複写機や
プリンターである場合には、原稿からの反射光や透過光
を用いる、あるいは、信号化された原稿を、この信号に
従って行われるレーザービームの走査、LEDアレイの
駆動及び液晶シャッターアレイの駆動等により照射され
る光である。
び一般式(2)で示される電荷輸送物質の具体例を以下
に示す。ただし、本発明の電荷輸送物質はこれらに限定
されるものではない。
一般式(8)で示される電荷輸送物質の具体例を以下に
示す。ただし、本発明の電荷輸送物質はこれらに限定さ
れるものではない。
する。
0mm、シリンダー部の厚み1.5mmのアルミニウム
シリンダー(JIS A3003アルミニウムの合金)
を支持体として、この上にポリアミド樹脂(商品名:ア
ミランCM8000、東レ(株)製)の5質量%メタノ
ール溶液を浸漬塗布法により塗布し、膜厚が0.5μm
の下引き層を設けた。
部、ポリビニルブチラール樹脂(商品名:BX−1、積
水化学工業(株)製)2質量部及びシクロヘキサノン8
0質量部からなる混合溶液をサンドミルで52時間分散
した後、MEK80質量部を加えて電荷発生層用塗工液
を調製した。この塗工液を上記下引き層が形成されたア
ルミニウム支持体上に浸漬塗布法により塗布し、90℃
で10分間加熱乾燥して、膜厚が0.20μmの電荷発
生層を形成した。
送物質として、化合物例(1)−3で表される化合物4
0質量部とポリカーボネート(商品名:ユーピロンZ−
200、三菱ガス化学(株)製)50質量部をクロロベ
ンゼン280質量部とジメトキシメタン70質量部に溶
解して調製した溶液を、上記電荷発生層上に浸漬塗布法
により塗布し、110℃で1時間加熱乾燥して、膜厚が
20μmの電荷輸送層を形成した。
mのアンチモンドープ酸化スズ微粒子(商品名:T−
1、三菱マテリアル(株)製)100質量部を下記構造
式のフッ素原子含有化合物(商品名:LS−1090、
信越シリコーン(株)製)7質量部で表面処理した(以
下、処理量:7%と表す)、処理済み酸化スズ微粒子5
0質量部と、
行い、その後更に、ポリテトラフルオロエチレン微粒子
(平均粒径:0.18μm)20質量部を加えて8時間
分散を行った。その後、レゾール型フェノール樹脂(商
品名:PL−4804;アミン系触媒使用、群栄化学工
業(株)製)を樹脂成分として30質量部を溶解し良く
撹拌して保護層用塗料とした。
漬塗布法により保護層を形成した後、145℃で1時間
熱風乾燥して膜厚が3μmの保護層を作製した。
れた保護層はムラのない均一な膜であった。
価した。
リンター(商品名:LBP−NX、キヤノン(株)製)
の改造機に取り付けて行った。電子写真感度として、暗
部電位(Vd)が−700(V)になるように帯電設定
をし、これに波長780(nm)のレーザー光を照射し
て−700(V)の電位を明部電位(Vl)として−2
00(V)まで下げるのに必要な光量を測定し感度とし
た。更に、20μJ/cm2の光量を照射した場合の電
位を残留電位Vrとして測定した。
用いて、5000枚の通紙耐久後に同様に、残留電位を
測定した。
測定装置(商品名:パーマスコープ、フィッシャーイン
スツルメンツ社製)を用いて初期と5000枚の通紙耐
久後の膜厚の差から求めた。
に用いた電荷輸送物質(化合物例(1)−3)に代え
て、表4に示される電荷輸送物質を用いた以外は実施例
1と同様に電子写真感光体を作製し、評価した。
ミニウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き
層及び電荷発生層を形成した。
ぞれ実施例1、3、5及び7で感光層に用いたと同じ電
荷輸送物質を用い同様に電荷輸送層を形成した。
0]記載の化合物で表面処理したアンチモンドープ酸化
スズ微粒子を20質量部に減らし、その代わりにメチル
ハイドロジェンシリコーンオイル(商品名:KF99、
信越シリコーン(株)製)で処理(処理量:20%)し
たアンチモンドープ酸化スズ微粒子(商品名:T−1、
三菱マテリアル(株)製)30質量部を添加した以外は
実施例1と全く同じ条件で電子写真感光体を作製した。
に評価した。
ルミニウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引
き層及び電荷発生層を形成した。
ぞれ実施例1、3、5及び7で感光層に用いたと同じ電
荷輸送物質を用い同様に電荷輸送層を形成した。
0]記載の化合物で表面処理したアンチモンドープ酸化
スズ微粒子に代えて、表面処理を施していないアンチモ
ンドープ酸化スズ微粒子(商品名:T−1、三菱マテリ
アル(株)製)を50質量部、更に前記[化20]記載
のフッ素原子含有化合物(商品名:LS−1090、信
越シリコーン(株)製)を5質量部添加し、分散した以
外は実施例1と全く同じ条件で電子写真感光体を作製し
た。
に評価した。
ルミニウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引
き層及び電荷発生層を形成した。
ぞれ実施例1、3、5及び7で感光層に用いたと同じ電
荷輸送物質を用い同様に電荷輸送層を形成した。
更にメチルハイドロジェンシリコーンオイル(商品名:
KF99、信越シリコーン(株)製)を5質量部添加
し、分散した以外は実施例1と全く同じ条件で電子写真
感光体を作製した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
化スズ微粒子(商品名:T−1、三菱マテリアル(株)
製)を前記[化20]記載のフッ素原子含有化合物(商
品名LS−1090、信越シリコーン(株)製)で処理
(処理量:7%)した処理済み酸化スズ微粒子50質量
部とエタノール150質量部をサンドミルで60時間分
散を行い、その後更に、ポリテトラフルオロエチレン微
粒子(平均粒径:0.18μm)20質量部を加えて8
時間分散を行った。その後、レゾール型フェノール樹脂
(商品名:フェノライト5010;アンモニア触媒使
用、大日本インキ化学工業(株)製)を樹脂成分として
30質量部を溶解し良く撹拌して保護層用塗料とした。
漬塗布法により保護層を形成した後、145℃で1時間
熱風乾燥して膜厚が3μmの保護層を作製した。
た保護層はムラのない均一な膜であった。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
20]記載の化合物で表面処理したアンチモンドープ酸
化スズ微粒子を20質量部に減らし、その代わりにメチ
ルハイドロジェンシリコーンオイル(商品名:KF9
9、信越シリコーン(株)製)で処理(処理量:20
%)したアンチモンドープ酸化スズ微粒子(商品名:T
−1、三菱マテリアル(株)製)を30質量部添加した
以外は実施例20と全く同じ条件で電子写真感光体を作
製した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
20]記載の化合物で表面処理したアンチモンドープ酸
化スズ微粒子に代えて、表面処理を施していないアンチ
モンドープ酸化スズ微粒子(商品名:T−1、三菱マテ
リアル(株)製)を50質量部、更に前記[化20]記
載のフッ素原子含有化合物(商品名LS−1090、信
越シリコーン(株)製)を5質量部添加し、分散した以
外は実施例20と全く同じ条件で電子写真感光体を作製
した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
チルハイドロジェンシリコーンオイル(商品名:KF9
9、信越シリコーン(株)製)を5質量部添加し、分散
した以外は実施例20と全く同じ条件で電子写真感光体
を作製した。
に評価した。
ルミニウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引
き層、電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
塗料において使用したレゾール型フェノール樹脂をPL
−4804を、それぞれ、PL−4852(群栄化学工
業(株)製、アミン系触媒使用)、BKS−316(昭
和高分子(株)製、アミン系触媒使用)、及びIA−8
104(大日本インキ化学工業(株)製、アンモニア触
媒使用)に代えた以外は実施例1と同様に電子写真感光
体を作製した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
塗料において使用したレゾール型フェノール樹脂をPL
−4804を、ノボラック型フェノール樹脂(商品名:
CMK−2400;昭和高分子(株)製)に代え、更に
硬化剤としてヘキサメチレンテトラミンを1.5質量部
添加した以外は実施例1と同様に電子写真感光体を作製
した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
ル樹脂(商品名:PL−4852、群栄化学工業(株)
製、アミン系触媒使用)40質量部(不揮発分:75
%)、保護層に用いる電荷輸送物質として前記化合物N
o.(3)で示される化合物21質量部と、エタノール1
02質量部を溶解し4時間攪拌して保護層用塗料とし
た。
漬塗布法により膜を形成した後、145℃、1時間熱風
乾燥して膜厚3μmの保護層を形成した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
電荷輸送物質に代えて、前記化合物No.(12)で示さ
れる化合物21質量部と、エタノール102質量部を溶
解して保護層用塗料とした。
上に塗布し、膜厚3μmの保護層を形成した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
電荷輸送物質に代えて、前記化合物No.(25)で示さ
れる化合物21質量部と、エタノール102質量部を溶
解して保護層用塗料とした。
上に塗布し、膜厚3μmの保護層を形成した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
電荷輸送物質に代えて、前記化合物No.(31)で示さ
れる化合物21質量部と、エタノール102質量部を溶
解して保護層用塗料とした。
上に塗布し、膜厚3μmの保護層を形成した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
電荷輸送物質に代えて、前記化合物No.(39)で示さ
れる化合物21質量部と、エタノール102質量部を溶
解して保護層用塗料とした。
上に塗布し、膜厚3μmの保護層を形成した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
電荷輸送物質に代えて、前記化合物No.(49)で示さ
れる化合物21質量部と、エタノール102質量部を溶
解して保護層用塗料とした。
上に塗布し、膜厚3μmの保護層を形成した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
電荷輸送物質に代えて、前記化合物No.(56)で示さ
れる化合物21質量部と、エタノール102質量部を溶
解して保護層用塗料とした。
上に塗布し、膜厚3μmの保護層を形成した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
てレゾール型フェノール樹脂(商品名:PL−240
7、群栄化学工業(株)製、アミン系触媒使用)50質
量部(不揮発分:60%)、保護層に用いる電荷輸送物
質として前記化合物No.(3)で示される化合物21質
量部と、エタノール82質量部を溶解し4時間攪拌して
保護層用塗料とした。
漬塗布法により膜を形成した後、145℃、1時間熱風
乾燥して膜厚3μmの保護層を形成した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
電荷輸送物質に代えて、前記化合物No.(12)で示さ
れる化合物21質量部と、エタノール82質量部を溶解
して保護層用塗料とした。
上に塗布し、膜厚3μmの保護層を形成した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
電荷輸送物質に代えて、前記化合物No.(31)で示さ
れる化合物21質量部と、エタノール82質量部を溶解
して保護層用塗料とした。
上に塗布し、膜厚3μmの保護層を形成した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
電荷輸送物質に代えて、前記化合物No.(59)で示さ
れる化合物21質量部と、エタノール82質量部を溶解
して保護層用塗料とした。
上に塗布し、膜厚3μmの保護層を形成した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
粒径:0.18μm)26質量部、実施例1で用いたフ
ッ素原子含有化合物(商品名:LS−1090、信越シ
リコーン(株)製)2質量部、エタノール300質量部
を混合し、サンドミルにて60時間分散して分散液を得
た。
ール樹脂(商品名:PL−4852、群栄化学工業
(株)製、アミン系触媒使用)40質量部(不揮発分:
75%)、保護層に用いる電荷輸送物質として前記化合
物No.(3)で示される化合物21質量部と、上記のポ
リテトラフルオロエチレン分散液164質量部を混合し
て4時間攪拌して保護層用塗料とした。
漬塗布法により膜を形成した後、145℃、1時間熱風
乾燥して膜厚3μmの保護層を形成した。
に評価した。
感光層に用いた電荷輸送物質(化合物例(1)−3)に
代えて、表4に示される電荷輸送物質を用いた以外は実
施例39と同様に電子写真感光体を作製し、評価した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
電荷輸送物質に代えて、前記化合物No.(12)で示さ
れる化合物21質量部用いた以外は実施例39と同様に
して保護層用塗料とした。
上に塗布し、膜厚3μmの保護層を形成した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
電荷輸送物質に代えて、前記化合物No.(31)で示さ
れる化合物21質量部用いた以外は実施例39と同様に
して保護層用塗料とした。
上に塗布し、膜厚3μmの保護層を形成した。
に評価した。
ウムシリンダーに、実施例1と同様の方法で下引き層、
電荷発生層及び電荷輸送層を形成した。
電荷輸送物質に代えて、前記化合物No.(60)で示さ
れる化合物21質量部用いた以外は実施例39と同様に
して保護層用塗料とした。
上に塗布し、膜厚3μmの保護層を形成した。
に評価した。
電荷輸送物質(化合物例(1)−3)の代わりに、下記
構造式で表される比較化合物1〜5に代えた以外は実施
例1と同様に電子写真感光体を作成し、評価した。
いた電荷輸送物質(化合物例(1)−3)の代わりに、
上記構造式で表される比較化合物1〜5に代えた以外は
実施例39と同様に電子写真感光体を作成し、評価し
た。
代わりに、実施例1で用いた処理済み酸化スズ微粒子5
0質量部と1,4−ジオキサン150質量部をサンドミ
ルで66時間かけて分散を行い、更に、ポリテトラフル
オロエチレン微粒子(平均粒径0.18μm)20質量
部を加えて、更に12時間サンドミルで分散を行った。
その後、樹脂成分として熱硬化性フェノール樹脂の代わ
りにPMMA(商品名:J−899、星光化学社製)3
0質量部を溶解し、更に1時間サンドミルで分散を行い
保護層用塗料とした。
ー塗布法により膜を形成した後、100℃で30分間熱
風乾燥して膜厚が3μmの保護層を形成した。
ゾール型フェノール樹脂を下記構造式[化22]のアク
リルモノマーに代え、光重合開始剤として2−メチルチ
オキサントン2質量部を添加して溶解させて保護層用塗
料を作製した。
により塗布膜を形成させ、つづいて高圧水銀灯にて80
0mW/cm2の光強度で60秒間光硬化を行い、その
後120℃で2時間熱風乾燥して膜厚が3μmの保護層
を形成した。それ以外は実施例1と全く同様に電子写真
感光体を作製し、評価した。
た電子写真感光体の保護層において、保護層用塗料に硬
化剤のヘキサメチレンテトラミンを添加せずに保護層を
塗工し、実施例27と同様の条件で熱処理を施して保護
層を形成した以外は実施例27と同様にして電子写真感
光体を作製し、評価した。
確認された。
塗布しなかった以外は、実施例1と全く同様に行った。
真感光体を用いることにより、保護層を有する電子写真
感光体として表面の削れを大幅に抑制し、なおかつ保護
層を施したことに伴う感度の低下や、残留電位の上昇を
少なく抑え、更に耐久使用した場合の残留電位の変動を
小さく抑えることができる。
送物質を含有する感光層を組み合わせて用いた電子写真
感光体が、保護層を設けたときの感度低下と残留電位の
上昇を低く抑え、更に繰り返し使用においても残留電位
等の電位変動を少なく抑制でき、なおかつ保護層として
感光体表面の削れを抑制できる安定な電子写真特性を有
する電子写真感光体及び電子写真装置等を提供すること
ができる。
置及びプロセスカートリッジに装着して同様に優れた効
果を奏する。
Claims (17)
- 【請求項1】 導電性支持体上に感光層及び保護層をこ
の順に有する電子写真感光体において、該保護層がフェ
ノール樹脂を含有し、かつ、該感光層が電荷輸送物質と
して下記一般式(1)で示される化合物 【化1】 (式中、Ar1、Ar2、Ar3及びAr4は置換基を有し
てもよいアリール基を示し、A及びBはそれぞれ置換基
として、ハロゲン原子、置換基を有してもよいアルキル
基、置換基を有してもよいアルコキシ基及び置換基を有
してもよいアリール基より選ばれる基を1つ以上有して
もよいベンゼン環を示す。AとBは置換基を有してもよ
い炭素原子を介して共同で環を形成してもよい。)及び
下記一般式(2)で示される化合物 【化2】 (式中、Ar5は置換基を有してもよいアリール基を示
し、D及びEはそれぞれ置換基としてハロゲン原子、置
換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよい
アルコキシ基及び置換基を有してもよいアリール基より
選ばれる基を1つ以上有してもよいベンゼン環を示す。
DとEは置換基を有してもよい炭素原子を介して共同で
環を形成してもよい。)より選ばれる少なくとも1種類
を含有することを特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項2】 該保護層に含有されるフェノール樹脂が
レゾール型である請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項3】 該保護層が電荷輸送物質を含有する請求
項1または2に記載の電子写真感光体。 - 【請求項4】 保護層に含有される電荷輸送物質が分子
内にヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルコキシ基お
よび置換基を有してもよいヒドロキシフェニル基からな
る群より選択される少なくとも1つを有する電荷輸送物
質である請求項3記載の電子写真感光体。 - 【請求項5】 保護層に含有する電荷輸送物質が一般式
(3)〜(8)からなる群より選択される式で示される
構造の少なくとも1種類である請求項4記載の電子写真
感光体。 【化3】 (式中、R11、R12およびR13はそれぞれ炭素数1〜8
の枝分かれしてもよい2価の炭化水素基を表し、α、β
およびγはそれぞれ置換基としてハロゲン原子、置換基
を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアル
コキシ基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を
有してもよい複素環基を1つ以上有してもよいベンゼン
環を表し、a1、b1およびc1は0または1であり、
m1およびn1は0または1である。) 【化4】 (式中、R21、R22およびR23はそれぞれ炭素数1〜8
の枝分かれしてもよい2価の炭化水素基を表し、δおよ
びεはそれぞれ置換基としてハロゲン原子、置換基を有
してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキ
シ基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有し
てもよい複素環基を1つ以上有してもよいベンゼン環を
表し、a2、b2およびc2は0または1である。m
2、n2およびp2は0または1であり、総てが同時に
0になることはない。τおよびυはそれぞれ置換基とし
てハロゲン原子、置換基を有してもよいアルキル基、置
換基を有してもよいアルコキシ基、置換基を有してもよ
いアリール基、置換基を有してもよい複素環基を1つ以
上有してもよいベンゼン環を表す。なお、τとυは置換
基を介して共同で環をなしてもよい。) 【化5】 (式中、R31、R32、R33およびR34はそれぞれ炭素数
1〜8の枝分かれしてもよい2価の炭化水素基を表し、
ζ、η、θおよびιはそれぞれ置換基としてハロゲン原
子、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有して
もよいアルコキシ基、置換基を有してもよいアリール
基、置換基を有してもよい複素環基を1つ以上有しても
よいベンゼン環を表し、a3、b3、c3およびd3は
0または1であり、m3、n3およびp3は0または1
である。φおよびχはそれぞれ置換基としてハロゲン原
子、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有して
もよいアルコキシ基、置換基を有してもよいアリール
基、置換基を有してもよい複素環基を1つ以上有しても
よいベンゼン環を表す。なお、φとχは置換基を介して
共同で環をなしてもよい。) 【化6】 (式中、R41は炭素数1〜8の枝分かれしてもよい2価
の炭化水素基を表し、R 42は水素原子、置換基を有して
もよいアルキル基、置換基を有してもよいアラルキル
基、置換基を有してもよいフェニル基を表す。Ar41お
よびAr42は置換基を有してもよいアルキル基、置換基
を有してもよいアラルキル基、置換基を有してもよいア
リール基、置換基を有してもよい複素環基を表す。Ar
43は置換基を有してもよいアリーレン基、2価の置換基
を有してもよい複素環基を表す。m4およびn4はそれ
ぞれ0または1である。ただし、n4=0のとき、m4
=0である。κおよびλはそれぞれ置換基としてハロゲ
ン原子、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有
してもよいアルコキシ基、置換基を有してもよいアリー
ル基、置換基を有してもよい複素環基を1つ以上有して
もよいベンゼン環を表す。) 【化7】 (式中、R51は炭素数1〜8の枝分かれしてもよい2価
の炭化水素基を表す。Ar51およびAr52は置換基を有
してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアラルキ
ル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有し
てもよい複素環基を表す。μおよびνはそれぞれ置換基
としてハロゲン原子、置換基を有してもよいアルキル
基、置換基を有してもよいアルコキシ基、置換基を有し
てもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基を
1つ以上有してもよいベンゼン環を表す。なお、μとν
は置換基を介して共同で環をなしてもよい。m5は0ま
たは1である。) 【化8】 (式中、R61およびR62はそれぞれ炭素数1〜8の枝分
かれしてもよい2価の炭化水素基を表す。Ar61は置換
基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいア
ラルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基
を有してもよい複素環基を表す。ξ、π、ρおよびσは
それぞれ置換基としてハロゲン原子、置換基を有しても
よいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキシ基、
置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよ
い複素環基を1つ以上有してもよいベンゼン環を表す。
なお、ξとπ、および、ρとσは置換基を介して共同で
環をなしてもよい。m6およびn6はそれぞれ0または
1である。) - 【請求項6】 該保護層が導電性粒子を含有する請求項
1〜5のいずれかに記載の電子写真感光体。 - 【請求項7】 該保護層に含有される導電性粒子が金属
酸化物である請求項6に記載の電子写真感光体。 - 【請求項8】 該導電性粒子が、ドープされていてもよ
く、また表面処理されていてもよい酸化スズである請求
項7記載の電子写真感光体。 - 【請求項9】 該保護層が、フッ素原子含有化合物及び
シロキサン化合物より選ばれる少なくとも1種類を含有
する請求項1〜8のいずれかに記載の電子写真感光体。 - 【請求項10】 該保護層が潤滑性粒子を含有する請求
項1〜9のいずれかに記載の電子写真感光体。 - 【請求項11】 該潤滑性粒子が、フッ素原子含有樹脂
粒子、アルミナ粒子、シリカ粒子及びシリコーン樹脂粒
子から選ばれる少なくとも1種類である請求項10に記
載の電子写真感光体。 - 【請求項12】 該フッ素原子含有化合物が含フッ素シ
ランカップリング剤、フッ素変性シリコーンオイル及び
フッ素系界面活性剤からなる群より選ばれる少なくとも
1種類である請求項9に記載の電子写真感光体。 - 【請求項13】 該シロキサン化合物が下記一般式
(9)で示される請求項9のいずれかに記載の電子写真
感光体。 【化9】 (式中、Gは水素原子またはメチル基であり、かつ、G
の全部における水素原子の割合は0.1〜50%の範
囲、nは0または正の整数である。) - 【請求項14】 該保護層に含有されるレゾール型フェ
ノール樹脂が、アミン系化合物を用いて製造された樹脂
である請求項1〜13のいずれかに記載の電子写真感光
体。 - 【請求項15】 該保護層に含有されるレゾール型フェ
ノール樹脂が、アルカリ金属化合物を用いて製造された
樹脂である請求項1〜13のいずれかに記載の電子写真
感光体。 - 【請求項16】 請求項1〜15のいずれかに記載の電
子写真感光体と、これに加えて帯電手段、現像手段及び
クリーニング手段からなる群より選ばれる少なくとも一
つの手段を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱可能
であることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 【請求項17】 請求項1〜15のいずれかに記載の電
子写真感光体と、これに加えて帯電手段、像露光手段、
現像手段、クリーニング手段及び転写手段からなる群よ
り選ばれる少なくとも一つの手段を有することを特徴と
する電子写真装置。
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