JP2003184678A - エアクリーナー - Google Patents

エアクリーナー

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JP2003184678A
JP2003184678A JP2001382591A JP2001382591A JP2003184678A JP 2003184678 A JP2003184678 A JP 2003184678A JP 2001382591 A JP2001382591 A JP 2001382591A JP 2001382591 A JP2001382591 A JP 2001382591A JP 2003184678 A JP2003184678 A JP 2003184678A
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Japan
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air
space
filter element
cleaner
communication hole
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JP2001382591A
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English (en)
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Fusaaki Sugimura
房昭 杉村
Michikuni Watanabe
道訓 渡辺
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Wako Sangyo KK
Wako Ind Co Ltd
Original Assignee
Wako Sangyo KK
Wako Ind Co Ltd
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの吸気バルブ開閉により発生する吸
気脈動を低減するためのボックス部を共用化したエアク
リーナーを提供する 【解決手段】 空気濾過用のフィルタエレメントと、フ
ィルタエレメントを収容保持するエレメント収容空間を
備え、エレメント収容空間内に空気を導入するための空
気入口が設けられるとともに、フィルタエレメントを通
過して清浄化された空気をエレメント収容空間内から排
出させてエンジンに供給する空気出口32が設けられた
クリーナーケースとを備えたエアクリーナーにおいて、
クリーナーケースが、空気出口32に繋がってクリーナ
ーケースと一体に設けられた箱形形状のボックス部31
と、空気出口32の内部空間とボックス部31の内部空
間とを連通するように設けられた連絡孔33とを有し、
その連絡孔33に、連絡孔33の内径を所定値に変化さ
せるように形成された内径調整用パイプ34を装着可能
にする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、空気入口より取り
入れられた空気を清浄化してエンジン等に供給するエア
クリーナーに関する。 【0002】 【従来の技術】エアクリーナーは例えば車両用エンジン
の吸気系統に備えられており、空気入口より空気を取り
入れ、その中の微細なごみや埃等を除去して清浄化した
上でエンジン等に供給するようになっている。このよう
にエアクリーナーが空気の濾過作用を行うことによりシ
リンダ内には大きなごみが入り込むことがなくなり、シ
リンダの摩耗の進行が抑えられてエンジンの寿命低下が
防止される。 【0003】このようなエアクリーナーとして、フィル
タエレメント(濾過材)と、フィルタエレメントを収容
保持し、空気入口としてのインレット部とエンジンに接
続された空気出口としてのアウトレット部が設けられた
クリーナーケースとを備えたものがある。このような構
成のエアクリーナーによれば、空気がインレット部から
クリーナーケース内に入り、クリーナーケース内のフィ
ルタエレメントを通って清浄化され、アウトレット部か
ら清浄化された空気がエンジンへ供給される。アウトレ
ット部はエンジンの吸気系統に接続されるため、エアク
リーナー内の空気はエンジンの吸気バルブの開閉により
吸気脈動を起こし、吸気脈動による騒音が発生する。そ
こで、吸気脈動を吸収するように形成された共鳴空間
(レゾネータ空間)を内部に有する箱形形状のボックス
部が、アウトレット部と繋がってクリーナーケースと一
体に設けられている。これにより、クリーナーケース内
からエンジンの吸気系統へ向かう空気流路の途中に共鳴
空間(レゾネータ空間)が位置しているために吸気脈動
が減衰し、吸気脈動による騒音は低減される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吸気脈
動の周波数がエンジンの種類によってそれぞれ異なるた
め、エンジンの種類毎に対応した共鳴空間(レゾネータ
空間)を形成する必要がある。そのため、接続されるエ
ンジンの種類毎にボックス部の形状を変えてエアクリー
ナーを製作する必要があり、コストが高くなるという問
題があった。 【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、エンジンの吸気バルブ開閉により発生す
る吸気脈動を低減するためのボックス部を共用化したエ
アクリーナーを提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明においては、空気濾過用のフィルタエレメン
トと、フィルタエレメントを収容保持するエレメント収
容空間を備え、エレメント収容空間内に空気を導入する
ための空気入口が設けられるとともに、フィルタエレメ
ントを通過して清浄化された空気をエレメント収容空間
内から排出させてエンジンに供給する空気出口が設けら
れたクリーナーケースとを備えたエアクリーナーにおい
て、クリーナーケースが、空気出口に繋がってクリーナ
ーケースと一体に設けられた箱形形状のボックス部と、
空気出口の内部空間とボックス部の内部空間とを連通す
るように設けられた連絡孔とを有し、その連絡孔に、連
絡孔の内径を所定値に変化させるように形成された内径
調整用パイプを装着可能にする。 【0007】このような構成によれば、空気出口の内部
空間とボックス部の内部空間(レゾネータ空間)とを連
通するように設けられた連絡孔に、連絡孔の内径を所定
値に変化させるように形成された内径調整用パイプを装
着可能であるため、連絡孔に内径調整用パイプを装着す
ることにより連絡孔の内径が所定値に変化する。そのた
め、ボックス部の内部空間(レゾネータ空間)と繋がる
空間部分の形状が変わるので、その結果エアクリーナー
が吸収できる吸気脈動の周波数が変化する。このことか
ら、ボックス部自体の形状を変えることなくエアクリー
ナーが吸収できる吸気脈動の周波数を変化させることが
できるため、接続されるエンジンの種類によらずボック
ス部を共用化することができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。図1は本発明に係る
エアクリーナーの一実施形態を示す部分断面正面図であ
り、図2はその部分断面右側面図、図3は部分断面左側
面図、図4は部分断面平面図である。また、図5は図1
における矢視V−Vより見た断面図、図6は図2における
矢視VI−VIより見た断面図、図7は図3における矢視VI
Iより見たの底面図である。また、図8は本エアクリー
ナーの分解斜視図である。 【0009】図8に示すように、本エアクリーナー1は
クリーナーケース10と、このクリーナーケース10内
に収容保持された円筒状のフィルタエレメント60と、
クリーナーケース10内に着脱自在に取り付けられて水
分離部材としての役割を果たすインレットパイプ70と
を備えて構成される。ここでクリーナーケース10はケ
ース本体20と、このケース本体20の上部に着脱自在
に取り付けられる上部カバー30と、ケース本体20の
下部に着脱自在に取り付けられる下部カバー40と、ケ
ース本体20の側部に着脱自在に取り付けられる側部カ
バー50とを有して構成されている。 【0010】クリーナーケース10のケース本体20は
その中央部が縦長の円筒形状に形成されており、その内
部にはフィルタエレメント60を収容するための円筒状
のエレメント収容空間ESが形成されている(図5及び
図6参照)。このエレメント収容空間ESを構成するケ
ース本体20の上壁21中央部には円形の上部開口21
aが形成されており(図8参照)、この上部開口21a
からは円筒状の連通管22が下方に延びて設けられてい
る(図5参照)。また、エレメント収容空間ESの正面
側には中空の水溜め槽半体23が形成されており、その
右壁23aからは空気の入口であるインレット24が右
方水平に突出して延びて設けられている。水溜め槽半体
23の内部壁23bの上部にはエレメント収容空間ES
と繋がる空気流入窓25が開口しており、インレット2
4より流入した空気はこの空気流入窓25からエレメン
ト収容空間ES内に入り込むようになっている。 【0011】エレメントケース10を構成する側部カバ
ー50はケース本体20に形成された上述の水溜め槽半
体23の前方に着脱自在に取り付けられ、この側部カバ
ー50がケース本体20に取り付けられた状態では、水
溜め槽半体23と側部カバー50とにより水溜め槽が形
成されてその内部には水溜め空間WSが形作られる(図
4,5,6参照)。水溜め槽半体23の下部には水抜き
孔が設けられており、この水抜き孔には水抜き用のアン
ローダバルブ91が取り付けられている(図2,7,8
参照)。 【0012】図9はインレットパイプ70の斜視図を示
している。このインレットパイプ70の基部71はほぼ
円筒状に形成されて水平方向に延びており、その上下部
にはケース本体20に本インレットパイプ70を取り付
けるための耳部72,72が上下に張り出して設けられ
ている。基部71のケース本体20側に位置する内面は
空気の入口側(インレット24側)では円筒曲面状に形
成されているが、空気の出口側(空気流入窓25側)で
はほぼ平面状に形成されるとともに、空気の出口側に延
出して延びた空気案内部73が設けられている。また、
空気案内部73の下方側には空気の出口側にほぼ水平に
突出して延びた水分案内部74が設けられており、その
先端部は先鋭状に形成されている。また、この水分案内
部74の空気案内部73とは反対側(側部カバー50
側)の付け根部、すなわち空気案内部73と水分案内部
74との間にはインレット24側に延びた切り欠き75
が設けられている(図12も参照)。 【0013】ケース本体20に形成された上記空気流入
窓25の上下位置には、図8に示すようにインレットパ
イプ70を取り付けるための上下の突起26,26が設
けられており、これら突起26,26にインレットパイ
プ70の上下の耳部72,72に形成された孔72a,
72aを貫通させた上で両突起26,26の端部にプッ
シュナットN,Nを装着することによりインレットパイ
プ70をケース本体20に取り付けることができる。こ
のように本エアクリーナー1におけるインレットパイプ
70はケース本体20に対して着脱自在である。 【0014】図5に示すように、本エアクリーナー1に
用いられるフィルタエレメント60は多数の孔が形成さ
れた円筒殻からなる基部61の外周に蛇腹状に折り畳ん
だ不織布からなる濾紙62を巻き付けるように取り付
け、その上端及び下端を円盤状の固定キャップ63,6
4により保持した構成となっている。上方の固定キャッ
プ63の中央部には基部61の外周よりもやや大きい内
周を有する円孔からなる空気排出口61aが設けられて
おり、この空気排出口61aには上方に向かって外方に
開いた円錐状のリップ部65aを有する円筒状のシール
部材65が取り付けられている。また、このフィルタエ
レメント60の下方に位置する固定キャップ64の下面
側には断面台形リング状のダストカバー設置用部材66
が設けられている。 【0015】フィルタエレメント60は図5及び図8に
示すように上方に開口した円筒皿状のダストカバー80
により下部が保持された状態でケース本体20の下部よ
り挿入取り付けされ、このダストカバー80を更に下か
ら保持するように上方に開口した円筒皿状の下部カバー
40がケース本体20の下部に装着される。ダストカバ
ー80の底面部には断面台形状のリング状溝81が形成
されており、ダストカバー80がフィルタエレメント6
0の下部に取り付けられた状態では、上記フィルタエレ
メント60下部のダストカバー設置用部材66が上方か
ら嵌入するようになっている。また、ダストカバー80
の外周部には外方に張り出して設けられたリング状のガ
スケット保持部82が設けられており、このガスケット
保持部82にはリング状のガスケット83が取り付けら
れている(図5及び図8参照)。このガスケットはケー
ス本体20内に取り付けられたときにケース本体20の
内壁に密着してダストカバー80とケース本体20内面
との間の気密性を保つ働きをする。 【0016】下部カバー40の外周部には揺動自在に取
り付けられた3つのクランプ43,43,43が取り付
けられており、これらクランプ43,43,43をケー
ス本体20下部に設けられたクランプ係止部27に係止
することにより下部カバー40をケース本体20に固定
することができるようになっている。また、下部カバー
40の中央部には上下に貫通した孔が設けられており、
この孔にはアンローダバルブ92が取り付けられている
(図5,7,8参照)。 【0017】このようにフィルタエレメント60がエレ
メント収容空間ES内に装着されると、ケース本体20
の上壁21より下方に延びて形成された前述の連通管2
2がフィルタエレメント60の上部に取り付けられたシ
ール部材65の開口部65aより嵌入する。フィルタエ
レメント60が完全にケース本体20内に装着される
と、シール部材65のリップ部65bはケース本体20
の上壁21に下方から押し付けられて外方に開き、円錐
部内の空気が負圧になってリップ部65bがケース本体
20の上壁21に密着する。これによりフィルタエレメ
ント60の基部61と連通管22との間はシールされた
状態となり、フィルタエレメント60の基部61内の空
気は効率よくアウトレット32に流れるようになる。 【0018】また、ケース本体20の上壁21下面には
図5に示すように下方に突出したリング状のリップ部保
護部29が設けられており、上述のようにフィルタエレ
メント60がエレメント収容空間ES内に取り付けられ
た状態では、外方に開いたシール部材65のリップ部6
5bはそのリップ部保護部29の内方に位置するように
なっている。すなわち、フィルタエレメント60がクリ
ーナーケース10内に取り付けられた状態では、リップ
部保護部29は外方に広がったシール部材65のリップ
部65bの外周を囲んで位置している。 【0019】上部カバー30はケース本体20の上部に
取り付けられる。この上部カバー30には箱形形状のボ
ックス部31と、このボックス部31の中央部より水平
に屈曲して延びて形成された筒状のアウトレット(空気
出口)32とを有しており、上部カバー30がケース本
体20の上壁21上面側に形成された上部カバー取付枠
28に取り付けられた状態では、ボックス部31とケー
ス本体20の上壁21との間にレゾネータ空間RSが形
成されるようになっている(図5参照)。また、図4お
よび図10に示すように、円筒状の連絡孔33がレゾネ
ータ空間RSとアウトレット32の内部空間とを連通す
るように設けられている。インレット24より流入した
空気は空気流入窓25よりエレメント収容空間ES内に
入り、フィルタエレメント60の外周を回りながら流れ
る。そして、フィルタエレメント60の濾紙62をその
外周部より内周部に向かう方向に通過して基部61の内
部空間内に至り、この基部61の内部空間と連通した連
通管22よりアウトレット32の内部空間を経て本エア
クリーナー1の外部に排出される。また、アウトレット
32の内部空間に流れ込んだ空気の一部は、連絡孔33
から一旦レゾネータ空間RSへ入り込み、再び連絡孔3
3からアウトレット32の内部空間へ戻り本エアクリー
ナー1の外部に排出される。 【0020】アウトレット32はエンジン(図示せず)
の吸気系統に接続されるため、本エアクリーナー1内の
空気はエンジンの吸気バルブの開閉により吸気脈動が生
じるが、上記のように空気の流路の途中にレゾネータ空
間RS、すなわち共鳴空間が位置しているために吸気脈
動は減衰し、吸気脈動による騒音は低減される。ところ
が、吸気脈動の周波数がエンジンの種類によってそれぞ
れ異なるため、エンジンの種類毎に対応したレゾネータ
空間RSを形成する必要がある。そこで、図10に示す
ように、アウトレット32の内部空間とレゾネータ空間
RSとを連通するように設けられた連絡孔33に、連絡
孔33の内径を所定値に変化させるように形成された内
径調整用パイプ34を装着可能になっている。連絡孔3
3に内径調整用パイプ34を装着することにより連絡孔
33の内径が所定値に変化するため、レゾネータ空間R
Sと繋がる空間部分の形状が変わるので、その結果本エ
アクリーナー1が吸収できる吸気脈動の周波数が変化す
る。このことから、ボックス部31自体の形状を変える
ことなく本エアクリーナー1が吸収できる吸気脈動の周
波数を変化させることができるため、接続されるエンジ
ンの種類によらずボックス部31を共用化することがで
きる。 【0021】空気流入窓25よりエレメント収容空間E
S内に入った空気はフィルタエレメント60の外周を回
りながら流れるので、その遠心力により空気中に含まれ
る大きな埃や小石などが分離される。本エアクリーナー
1においては、図6に示すように円筒状のエレメント収
容空間ESの中心軸AX1とこのエレメント収容空間E
S内に保持されたフィルタエレメント60の中心軸AX
2とは僅かにずれてフィルタエレメント60の中心軸A
X2はエレメント収容空間ESの中心軸AX1の後右方
(図6では紙面の右下方)に位置しており、エレメント
収容空間ESを形成する円筒状のケース本体20の内壁
とフィルタエレメント60の外面とがなす空気通路の幅
は広い部分から狭い部分へ滑らかに変化するようになっ
ているので、インレット24より流入した空気の速度は
徐々に速められてより効果的に小石等を分離できるよう
になっている。 【0022】このように遠心力により分離された小石等
はケース本体20の内壁に沿って下方に落ちていくが、
これら小石等を下部カバー40内に導くため、リング状
のガスケット保持部82の一部には上下に貫通した切り
欠き部84(図6において斜線で示す部分)が設けられ
ている。下部カバー40の底壁41の上面側には図6及
び図8に示すようにダストカバー80の底面を支持する
3つのダストカバー支持リブ42,42,42が設けら
れているが、これらダストカバー支持リブ42,42,
42はインレット24から流入した空気がケース本体2
0内を回る方向と同一の方向に曲がった羽根形状をして
いるので、ケース本体20内を回ることにより空気中よ
り分離され、上記ガスケット保持部82の切り欠き部8
4を通って下部カバー40まで降りてきた大きな埃や小
石等は下部カバー40の中央に集められる。このように
して下部カバー40の中央に集められた大きな埃や小石
等は前述のクランプ43,43,43による係止を解除
して下部カバー40をケース本体20より取り外すこと
により本エアクリーナー1の外部に排出させることがで
きる。 【0023】インレット24よりケース本体20内に流
入した空気中の水分はインレットパイプ70の基部内壁
(基部71の内壁)において凝結して水滴となるが、こ
の基部内壁に付着した水滴は自重により基部内壁の底部
へ移動するとともに、エレメント収容空間ESに流れる
空気により空気の出口側(空気流入窓25側)に押され
て移動するのでインレットパイプ70に形成された前述
の切り欠き75より水溜め空間WS内に落下する。ま
た、インレットパイプ70の水分案内部74の先端が水
溜め空間WS内に位置していることから、上記切り欠き
75より落下しなかった水分も水分案内部74を伝って
その先端部から水溜め空間WS内に落下する。ここで、
インレット24より流入した空気中の水分が凝結し易い
ようにするため、インレット24内に格子状の部材(例
えばハニカム構造の筒状部材)を挿入取り付けするよう
にしてもよい。また、インレットパイプ70の基部内壁
において水滴とならなかった空気(水分を含んだ空気)
は水分を含まない空気よりも慣性が大きいため、空気流
入窓25よりエレメント収容空間ES内に流入すること
なく直進してその多くは水溜め空間WS内に入ることに
なる。このように水溜め空間WS内に蓄積された水分は
前述のアンローダバルブ91を押し上げて水溜め槽半体
23に設けられた水抜き孔を開放することにより本エア
クリーナー1の外部に排出させることができる。 【0024】上述のように、インレット24より流入し
た空気中の水分はインレットパイプ70において分離さ
れて水溜め空間WS内に蓄積されるが、全ての水分がイ
ンレットパイプ70において分離されるわけではない。
インレットパイプ70において流入空気より分離されな
かった水分はケース本体20の空気流入窓25よりエレ
メント収容空間ES内に入り込むが、その水分はエレメ
ント収容空間ES内を回る間にケース本体20の内壁に
おいて凝結して下方に流れ落ちる。このような水分は図
5からも分かるようにダストカバー80のガスケット保
持部82に流れ落ちるが、このガスケット保持部82に
流れ落ちた水分は前述の切り欠き84部より下部カバー
40内へ流入する。このように下部カバー40内へ流入
した水分は上述のアンローダバルブ92を押し上げて下
部カバー40中央部の孔を開放することにより本エアク
リーナー1の外部に排出させることができる。 【0025】また、フィルタエレメント60の清掃時な
どフィルタエレメント60をケース本体20より取り外
す場合には、先ずケース本体20下部のクランプ係止部
27に引き掛けられたクランプ43,43,43の係止
を解除してケース本体20より下部カバー40を取り外
し、続いてダストカバー80をフィルタエレメント60
の下部より取り外す。そしてフィルタエレメント60の
下部を手でつかんで斜めに傾け、ケース本体20の上壁
21に吸着したシール部材65のリップ部65bを上壁
21より剥がれるようにする。この後フィルタエレメン
ト60を下方に引き抜いてケース本体20より取り出せ
ばフィルタエレメント60をケース本体20より分離す
ることができる。 【0026】本エアクリーナー1の構成は上述の通りで
あるが、本エアクリーナー1においては前述のように、
アウトレット32(空気出口)の内部空間とレゾネータ
空間RSとを連通するように設けられた連絡孔33に、
連絡孔33の内径を所定値に変化させるように形成され
た内径調整用パイプ34を装着可能であるため、連絡孔
33に内径調整用パイプ34を装着することにより連絡
孔33の内径が所定値に変化する。そのため、レゾネー
タ空間RSと繋がる空間部分の形状が変わるので、その
結果本エアクリーナー1が吸収できる吸気脈動の周波数
が変化する。このことから、ボックス部31自体の形状
を変えることなく本エアクリーナー1が吸収できる吸気
脈動の周波数を変化させることができるため、接続され
るエンジンの種類によらずボックス部31を共用化する
ことができる。 【0027】これまで本発明の好ましい実施形態につい
て説明してきたが、本発明の範囲は上述のものに限定さ
れない。例えば、本発明が適用されるエアフィルターの
形状は上述の実施形態において示したものに限られず、
空気濾過用のフィルタエレメントと、フィルタエレメン
トを収容保持するエレメント収容空間を備え、エレメン
ト収容空間内に空気を導入するための空気入口(上記実
施形態ではインレット24に相当)が設けられるととも
に、フィルタエレメントを通過して清浄化された空気を
エレメント収容空間内から排出させてエンジンに供給す
る空気出口(上記実施形態ではアウトレット32に相
当)が設けられたクリーナーケースとを備えたエアクリ
ーナーであれば本発明の適用が可能である。 【0028】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によるエア
クリーナーによれば、空気出口の内部空間とボックス部
の内部空間(レゾネータ空間)とを連通するように設け
られた連絡孔に、連絡孔の内径を所定値に変化させるよ
うに形成された内径調整用パイプを装着可能であるた
め、連絡孔に内径調整用パイプを装着することにより連
絡孔の内径が所定値に変化する。そのため、ボックス部
の内部空間(レゾネータ空間)と繋がる空間部分の形状
が変わるので、その結果エアクリーナーが吸収できる吸
気脈動の周波数が変化する。このことから、ボックス部
自体の形状を変えることなくエアクリーナーが吸収でき
る吸気脈動の周波数を変化させることができるため、接
続されるエンジンの種類によらずボックス部を共用化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るエアクリーナーの一実施形態を示
す部分断面正面図である。 【図2】図1に示す本エアクリーナーの部分断面右側面
図である。 【図3】図1に示す本エアクリーナーの部分断面左側面
図である。 【図4】図1に示す本エアクリーナーの部分断面平面図
である。 【図5】図1における矢視V−Vより見た断面図である。 【図6】図2における矢視VI−VIより見た断面図であ
る。 【図7】図3における矢視VIIより見た底面図である。 【図8】本エアクリーナーの分解斜視図である。 【図9】インレットパイプの斜視図である。 【図10】連絡孔に内径調整用パイプが装着された状態
を示す上部カバーの部分断面平面図である。 【符号の説明】 1 エアクリーナー 10 クリーナーケース 20 ケース本体 24 インレット 30 上部カバー 31 ボックス部 32 アウトレット 33 連絡孔 34 内径調整用パイプ 40 下部カバー 50 側部カバー 60 フィルタエレメント ES エレメント収容空間 WS 水溜め空間 RW レゾネータ空間

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 空気濾過用のフィルタエレメントと、 前記フィルタエレメントを収容保持するエレメント収容
    空間を備え、前記エレメント収容空間内に空気を導入す
    るための空気入口が設けられるとともに、前記フィルタ
    エレメントを通過して清浄化された空気を前記エレメン
    ト収容空間内から排出させてエンジンに供給する空気出
    口が設けられたクリーナーケースとを備え、 前記クリーナーケースが、前記空気出口に繋がって前記
    クリーナーケースと一体に設けられた箱形形状のボック
    ス部と、前記空気出口の内部空間と前記ボックス部の内
    部空間とを連通するように設けられた連絡孔とを有し、
    前記連絡孔に、前記連絡孔の内径を所定値に変化させる
    ように形成された内径調整用パイプを装着可能であるこ
    とを特徴とするエアクリーナー。
JP2001382591A 2001-12-17 2001-12-17 エアクリーナー Pending JP2003184678A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011247104A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Inoac Corp 吸気ダクト
CN105626333A (zh) * 2016-03-21 2016-06-01 长春科德宝·宝翎滤清器有限公司 一种空滤器及其壳体

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