JP2003184492A - コンクリートセグメント用連結金具 - Google Patents

コンクリートセグメント用連結金具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雌側の連結金具の形状・構造を見直すことに
より、効果的に耐せん断力を向上させる。 【解決手段】 雌ネジ部10を有する袋ナット部6と、
これ6に一体連設されるアンカー部7とを備えて、コン
クリート製のセグメント本体に埋設装備されるコンクリ
ートセグメント用連結金具において、袋ナット部6のね
じ軸心Pと平行で、かつ、そのねじ軸心Pを含まない面
を有したフランジ9を、これと袋ナット部6とに亘る連
設部13を架設することにより、袋ナット部6の外周よ
り外側に位置させた状態で該袋ナット部6に一体に連設
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、トンネ
ル周方向及びトンネル軸方向に多数並べて互いに連結す
ることにより、トンネル内壁を形成するために用いられ
るコンクリートセグメントどうしの連結金具に係り、詳
しくは、雌ネジ部を有する袋ナット部と、この袋ナット
部に一体連設されるアンカー部とを備えて、コンクリー
ト製のセグメント本体に埋設装備されるコンクリートセ
グメント用連結金具に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートセグメントどうしを連結す
るには、特開2001−73693号公報に示されたも
ののように、一方のセグメントに、ボルト操作用空間が
形成されるように構成された雄連結金具を埋設して一体
装備するとともに、他方のセグメントには、前述の連結
金具、即ち雌連結金具を埋設して一体装備しておき、連
結ボルトを、雄連結金具に形成された孔を通して雌連結
金具の袋ナット部に螺着するようにした構成の連結構造
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】セグメントには、トン
ネル外部から作用する土圧に抗する強度が持たされてい
るが、隣合うセグメントに均等に作用することは希であ
り、殆どの場合は隣合うセグメント夫々に作用する土圧
が異なる。そのため、両セグメント間、即ち連結ボルト
には引張りだけでなくせん断力が作用することが多いの
で、そのせん断力によって連結金具とコンクリート製の
セグメント本体との間の剥離や、セグメント本体に亀裂
が生じる等の不都合に対処できるようにしておく必要が
ある。
【0004】この場合、操作用空間部を形成するために
比較的大きさの大きい雄連結金具は、セグメント本体と
の接触面積が十分に取れて、前述の不都合無くせん断力
に十分対向できるのであるが、比較的小さい部品となる
雌連結金具は、セグメント本体との接触面積が不十分と
なり易いものであり、耐せん断力を雄連結金具のように
十分なものには設定し難い。そのため、せん断力によっ
て雌連結金具の両脇部位におけるセグメント本体が、せ
ん断作用方向と約45度傾斜した方向に亀裂が生じて辷
り破壊すること、所謂コーン破壊に対抗する強度を補強
し難い面がある。
【0005】そこで、前述した公報(特開2001−7
3693号)の図2、図3に示されたように、袋ナット
部(符号6)の両サイドにリブ(符号11)を一体形成
することにより、せん断方向の面積を増やして対抗でき
るように工夫されてはいたが、十分なものでは無かっ
た。このような実状に鑑みることにより、本発明の目的
は、雌側の連結金具の形状・構造を見直すことにより、
効果的に耐せん断力を向上させることができるようにす
る点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1の構成
は、図1、図4に例示する如く、雌ネジ部10を有する
袋ナット部6と、この袋ナット部6に一体連設されるア
ンカー部7とを備えて、コンクリート製のセグメント本
体sに埋設装備されるコンクリートセグメント用連結金
具において、袋ナット部6のねじ軸心Pと平行で、か
つ、そのねじ軸心Pを含まない面9aを有したフランジ
9を、これと袋ナット部6とに亘る連設部13を架設す
ることにより、袋ナット部6の外周より外側に位置させ
た状態で該袋ナット部6に一体に連設してあることを特
徴とする。
【0007】請求項2の構成は、図1、図4に例示する
如く、請求項1の構成において、連設部13に貫通孔1
4を形成してあることを特徴とするものである。
【0008】請求項3の構成は、図1、図4に例示する
如く、請求項1又は2の構成において、連設部13にリ
ブ15を形成してあることを特徴とするものである。
【0009】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0010】〔作用〕請求項1の構成によれば、袋ナッ
ト部のねじ軸心と平行で、かつ、そのねじ軸心を含まな
い面を有したフランジを、袋ナット部の外周より外側に
位置させた状態で袋ナット部に一体に連設してあるか
ら、連結金具をねじ軸心に交差し、かつ、フランジの面
にも交差する方向に占める面積を大きくすることが容易
であり、その方向での耐せん断力を効率良く向上させる
ことができる。
【0011】例えば、図1に示すように、トンネル軸方
向で隣合うセグメントS1,S2どうしの雌側連結金具
として用いれば、セグメントS1,S2どうしのトンネ
ル径方向での位置ずれに伴って雌連結金具K2における
耐せん断力を改善することができる。この場合の耐せん
断力とは、雌連結金具K2に作用するトンネル径方向の
力によって、雌連結金具K2がコンクリート製のセグメ
ント本体sを押すことになり、その押し力によってセグ
メント本体sに亀裂等の損傷が生じ始めるときの耐力値
のことであり、フランジの存在により、従来に比べて耐
せん断力を大きくすることができるのである。
【0012】そして、フランジと袋ナット部とを一体に
連設するべく、これら両者に亘って架設される連設部を
設けてあるので、連結金具がセグメント本体の厚み方向
における中央からずれた位置に埋設されるような場合に
は、耐せん断力を高めるフランジはセグメントの厚み方
向で中央に位置させることができ、内径側及び外径側の
いずれの厚み方向における耐せん断力を均等又はほぼ均
等に設定することが可能になる。
【0013】又、袋ナット部とフランジとの双方によっ
て耐せん断力を受け持つようになるので、例えば、袋ナ
ット部の両脇に連続させてフランジを形成させた場合に
比べて、有効面積を無理なく増加させることができ、よ
り耐せん断力を向上させることが可能となる点で有利で
もある。
【0014】請求項2の構成によれば、フランジと袋ナ
ット部とに亘る連設部に貫通孔を形成してあるから、コ
ンクリート製のセグメント本体に埋設装備される補強用
の配筋(鉄筋)や、専用の棒状鉄筋等を貫通孔に通した
状態で連結金具を埋設することが可能になり、それによ
ってより強固にセグメント本体との一体化を図れるよう
になる。
【0015】請求項3の構成によれば、連設部にリブを
設けたことによってコンクリートとの付着面積が増し、
一体化強度が向上する作用を期待し得るようになる。
又、請求項2のものにおいては、連設部における貫通孔
の側部にリブを形成することができるので、貫通孔を設
けることによる連設部の強度低下分を補償できる作用も
得られる。
【0016】〔効果〕請求項1に記載のコンクリートセ
グメント用連結金具では、袋ナット部のねじ軸心と平行
で、かつ、ねじ軸心を含まない面を有したフランジを、
袋ナット部に、その外周より外側に位置させた状態で一
体連設するだけの簡単な改造としながら、ねじ軸心に交
差する方向における連結金具とセグメント本体との間に
おける耐せん断力を効果的に高めることができ、セグメ
ントどうし連結強度向上に寄与するものを提供すること
ができた。
【0017】そして、袋ナット部が埋設されるセグメン
トの厚み方向で中央からずれて位置する場合でも、一方
及び他方の厚み方向における耐せん断力を同一条件又は
それに近づけることができ、この均等化によって実質的
に耐せん断力を高めることができる利点がある。又、連
設部の存在により、厚み方向の耐せん断力向上や、厚み
方向に直交する方向での耐せん断力も向上するようにな
った。
【0018】請求項2に記載のコンクリートセグメント
用連結金具では、請求項1の構成による前記効果を奏す
るとともに、連設部に形成された貫通孔を、これに配筋
を通してセグメント本体との一体化強度を向上できると
いった具合に、フランジを袋ナット部に一体化させるた
めの機能以外の機能を連設部に持たせることができ、よ
り合理的なものにできる利点がある。
【0019】請求項3に記載のコンクリートセグメント
用連結金具では、請求項1又は2の構成によるいずれか
の前記効果を奏するとともに、セグメント本体との一体
化強度が改善される有用なものにできた。連設部に貫通
孔がある場合には、貫通孔を設けたことによる連設部の
強度低下を、リブによって回避できる利点もある。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明によるコンクリートセグメ
ント用連結具の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この連結具は、図1〜図4に示すように、一方のコンク
リートセグメントS1の円弧状のトンネル軸方向端面t
1側に埋設される鋳造製の第1連結金具(雄側の連結金
具)K1と、他方のコンクリートセグメントS2の円弧
状のトンネル軸方向端面t2側に埋設される鋳造製の第
2連結金具(雌側の連結金具)K2と、これら両者K
1,K2を螺着する連結ボルトBとで構成されている。
【0021】即ち、第1連結金具K1には、連結用のボ
ルトBが挿通されるボルト挿通孔1が設けられ、第2連
結金具K2には、ボルトBが螺合される雌ねじ部10が
設けられていて、これら両連結金具K1,K2を連結ボ
ルトBを用いて連結することにより、隣合うコンクリー
トセグメントS1,S2を連結一体化する。
【0022】図1〜図4に示すように、第1連結金具K
1は、一方のコンクリートセグメントS1の連結端面と
同面となる接続面3を有した鋳鉄製の金具本体2と、一
対の棒状鉄筋製のアンカー4,4とから構成されてい
る。金具本体2は略箱状に形成されており、左右中央位
置にボルト挿通用の貫通孔1が形成されているととも
に、左右両脇の各突出部2a,2aの夫々にアンカー4
を螺着装備してある。第1連結金具K1を、コンクリー
ト製のセグメント本体sに埋設するに際しては、第1連
結金具K1の裏側に中子を位置させてコンクリートを硬
化させ、第1連結金具K1の裏側に、連結ボルトBを挿
入して第2連結金具K2に螺合するための操作空間5が
形成されるようになっている。
【0023】図1〜図4に示すように、第2連結金具K
2は、他方のコンクリートセグメントS2の連結端面と
同面となる接続面8を有した袋ナット部6と、その袋ナ
ット部6に連設されてセグメント本体sの内方に位置す
るようになるアンカー部7と、袋ナット部6に一体に連
設されたフランジ9とから成る鋳鉄製のものに構成され
ている。
【0024】袋ナット部6は、裾広がり状(裁頭円錐
状)の接続側部分6aと、それに続く略円筒状の本体部
分6bとから成り、内部に雌ネジ部10が形成されてい
る。接続側部分6aの接続面8の両側には、セグメント
本体sに埋設する際の位置決め用穴11を備えた突出部
12が形成されている。本体部分6bの上面側には、そ
の上方に離れた位置にて横臥姿勢のフランジ9を一体化
するための縦壁状連設部13が形成されている。この連
設部13には、貫通孔14を形成してあるとともに、そ
の貫通孔14の前後(側部の一例)に前後向き(トンネ
ル周方向)のリブ15を形成してある。
【0025】リブ15は、連設部13におけるコンクリ
ートとの付着面積を増やして、セグメント本体sとの一
体化強度を改善するとともに、貫通孔14を設けたこと
により、その部位における連設部13の強度が低下する
のを補償する機能も有しており、リブ15の幅や高さは
連設部13の嵩や大きさに応じて適宜に設定する。又、
そのリブの形状としては、貫通孔14の両脇において、
袋ナット部6とフランジ9とに亘って形成された縦向き
のリブとしても良い。又、貫通孔14の両サイドの肉厚
を厚くする手段も有効である。
【0026】アンカー部7は、基本的には円柱状であ
り、その長手方向に沿う上下の縦リブ16,16、及び
複数の円周リブ17が外周に一体形成されているととも
に、先端には鍔部18が形成されている。そして、アン
カー部7の左右両側には、袋ナット部6から続く長尺状
の補強リブ19,19が一体形成されている。又、袋ナ
ット部6の外周より外側に位置するフランジ9は、袋ナ
ット部6のねじ軸心Pと平行で、かつ、そのねじ軸心P
を含まないフランジ面9aを有している。尚、フランジ
9の左右幅(トンネル周方向幅)は、補強リブ19,1
9部分の左右幅と同等のものに設定されている。
【0027】図5には、部分的に透視状態のセグメント
S1(S2)が示されており、セグメントS1の一方の
トンネル軸方向端面t1側に第1連結金具K1が、か
つ、他方のトンネル軸方向端面t2側に第2連結金具K
が夫々埋設配置されている。第2連結金具K2のねじ軸
心Pは、セグメントS1の厚さ方向(トンネル径方向)
における内側に寄った位置に設定されており、トンネル
径方向で外径側に突出するフランジ9とねじ軸心Pとの
中央となる位置が、丁度セグメント厚み方向の中央に位
置する状態(図6参照)に第2連結金具K2が埋設され
ている。
【0028】又、セグメント本体sには、トンネル周方
向及びトンネル軸方向の双方に、ループ状に屈曲された
鉄棒材による補強用の縦及び横鉄筋20,21の複数が
埋設されている。そして、縦鉄筋20のうちの一つが、
第2連結具K2の連設部13に形成された貫通孔14を
通るように設定されており、第2連結具K2がより強固
にセグメント本体sに一体化されるようにしてある。
【0029】図5においては、一方のトンネル周方向端
面t3側には、一対のボルト挿通用孔と4本のアンカー
とを備えた雄側の第3連結金具K3が、かつ、他方の周
方向端面t4には、一対の雌ネジ部を備えた雌側の第4
連結金具K4が夫々埋設配置されているが、第3連結金
具K3を第1連結金具K1に、かつ、第4連結金具K4
を第2連結具K2に夫々置き換えても良い。
【0030】以上の構成による雄雌側の両連結金具K
1,K2を用いて両コンクリートセグメントS1,S2
を連結するには、先ず、第1連結金具K1の貫通孔1
と、第2連結金具K2の接続面8とを位置合せし、第1
連結金具K1の貫通孔1が、第2連結金具K2の雌ねじ
部9と一致する位置関係にする。次いで、第1連結金具
K1裏側の操作空間5から貫通孔1に連結ボルトBを挿
通し、連結ボルトBの雄ねじ部19を袋ナット部6の雌
ねじ部10に螺合させることができ、これによって隣合
う両セグメントS1,S2どうしを連結することができ
るのである。
【0031】フランジ9は、ねじ軸心Pの方向視で左右
長さを有し、かつ、平面視で矩形を呈する板状であると
ともに、連設部13との一体化強度を高めるべく湾曲し
た一対のコーナーR部9b,9bを有しており、引張り
によるコーン破壊に有効な耐力を備えることができる手
段である。即ち、土圧等によって隣合うセグメントS
1,S2間にトンネル径方向のせん断力が作用すると、
連結ボルトBを介して第2連結金具K2とセグメント本
体sとの間にせん断力が作用する。
【0032】つまり、図6に示すように、第2連結金具
K2のセグメント厚み方向に作用するせん断力により、
コンクリートの耐力が限界になると、トンネル周方向視
においてトンネル周方向端面t3(t4)には、左右夫
々に約45度傾斜した方向の亀裂kが生じての辷り破
壊、所謂コーン破壊が生じるようになる。このコーン破
壊では、破壊幅が広い程耐力は高くなるので、亀裂kの
末端におけるセグメント内周壁t5側端での崩れ部分幅
Wが広い程耐せん断力も高い。
【0033】図6(イ)に示すように、フランジ9(及
び連設部13)の無い従来の第2連結金具K2’では、
円筒状の袋ナット部6から始まる亀裂k1に基づく崩れ
部分幅W1であるに対し、本発明の第2連結金具K2で
は、フランジ9から始まる亀裂k2に基づく崩れ部分幅
W2となり、これは明らかにW2>W1であって、耐せ
ん断力が効果的に向上することが示されている。
【0034】又、図6(ロ)に示すように、図6(イ)
の場合とは逆方向のせん断力に対しては、フランジ9と
ねじ軸心Pとの中央がセグメントの厚さ方向での中央に
一致又はほぼ一致していることから、補強リブ19,1
9部分からの亀裂k3,k3による崩れ部分幅W3が最
大となり、かつ、W3≒W2であって、トンネル内径側
及び外径側の内外いずれの方向のせん断力が作用して
も、同等又はほぼ同等のせん断耐力が発揮されるように
なっている。
【0035】〔別実施形態〕 《1》 ねじ軸心Pとフランジ9との中央位置と、セグ
メントsにおける厚み方向の中央位置とが互いにずれる
位置関係として、耐せん断力がトンネル内径方向と外径
方向とで異なるように設定することが可能であり、トン
ネルの立地条件や土圧条件等に応じて適宜に設定する。
【0036】《2》 図示しないが、セグメントの厚み
方向の中央に袋ナット部が位置する場合には、そのトン
ネル内外径の双方に突出するフランジを有した形状の第
2連結金具としても良い。フランジの幅寸法を広くする
とか狭くするとかの設定は自在に変更することができ
る。
【0037】《3》 図示しないが、連設部に形成され
るリブを貫通孔の両脇において縦向き(トンネル径方
向)のものとしても良い。又、貫通孔及びリブのどちら
か、或いはいずれも省略した連設部でも良い。さらに、
縦向きに延びる壁としての連設部が実質的に無く、袋ナ
ット部とフランジとが直接的に繋がる状態に形成された
ものも可であり、この場合は袋ナット部とフランジとの
接続部分を連設部と定義する。
【図面の簡単な説明】
【図1】セグメントどうしの連結部の構造を示す断面側
面図
【図2】連結状態におけるセグメントどうしの連結部を
示す断面側面図
【図3】連結状態におけるセグメントどうしの連結部を
示す一部切欠きの底面図
【図4】第1連結金具及び第2連結金具を示す分解斜視
【図5】一部透視状態のコンクリートセグメントを示す
斜視図
【図6】(イ)はトンネル内径方向のせん断力、(ロ)
はトンネル外径方向のせん断力による約45度に分布す
るコーン破壊状況を示す作用図
【符号の説明】
6 袋ナット部 7 アンカー部 9 フランジ 9a 面 10 雌ネジ部 13 連設部 14 貫通孔 15 リブ s セグメント本体 P ねじ軸心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 仁 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 Fターム(参考) 2D055 GC04 GC06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌ネジ部を有する袋ナット部と、この袋
    ナット部に一体連設されるアンカー部とを備えて、コン
    クリート製のセグメント本体に埋設装備されるコンクリ
    ートセグメント用連結金具であって、 前記袋ナット部のねじ軸心と平行で、かつ、そのねじ軸
    心を含まない面を有したフランジを、これと前記袋ナッ
    ト部とに亘る連設部を架設することにより、前記袋ナッ
    ト部の外周より外側に位置させた状態で該袋ナット部に
    一体に連設してあるコンクリートセグメント用連結金
    具。
  2. 【請求項2】 前記連設部に貫通孔を形成してある請求
    項1に記載のコンクリートセグメント用連結金具。
  3. 【請求項3】 前記連設部にリブを形成してある請求項
    1又は2に記載のコンクリートセグメント用連結金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109944604A (zh) * 2019-03-28 2019-06-28 中铁二院工程集团有限责任公司 一种管片承插式连接构造
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