JP2003184261A - 化粧板及びその製造方法 - Google Patents
化粧板及びその製造方法Info
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Abstract
脱落,剥離を防止し、長期間の使用に耐え、かつ、断熱
効果の優れた化粧板及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 板状の合成樹脂からなる基材3と、基材
3の一方の面に接着剤4を介して貼り付けられた表面化
粧材2とを備えてなる化粧板1であって、基材3は、一
方の面に設けられた凹部5を備え、凹部5に接着剤4が
充填されている。凹部5は、基材3の内部に底面を有す
る台形の凹部5、あるいは、基材3の内部に上面を有す
る逆台形の凹部である。また、基材3は、一方の面に埋
め込まれた長尺の補強部材6を備える。
Description
の外壁材又は内壁材等として使用される化粧板及びその
製造方法に係り、さらに詳しくは、リフォーム材として
用いて好適な化粧板及びその製造方法に関する。
て、木,モルタル,タイル等が使用されているが、木又
はモルタル等で作製された外装材又は内装材は、汚染,
変色,収縮,クラック等の損傷が起こり、数10年程度
で相当に傷み、内装又は外装としての機能を果たさず、
建造物等の寿命を著しく低減する結果となっていた。こ
のため、このような外装材又は内装材の外観を保持し、
さらに美化するために、表面化粧材を用いた化粧板によ
りリフォームを行い、建造物などの寿命を長くする必要
がある。この化粧板としては、塗装又はモルタル,金属
サイディング,窯業系サイディング等,種々の化粧板が
提案されている。
を用いた化粧板は、施工が容易かつ安価であるが、耐久
性が乏しく、美観も乏しいので、リフォームしても、数
年で元に戻ってしまうので化粧板として適していない。
また、金属サイディングを用いた化粧板は、施工が容易
ではあるが、高価でその価格に見合う程の高級感が無
く、耐久性も乏しく、前述した塗装又はモルタルと同様
に、耐久年数は数年であり、さらに、金属は、膨張係数
が高いため、熱又は光の作用により表面が変形し、反り
又はクラックが発生してしまうので、この場合も化粧板
には適していない。また、窯業系サイディングは、重量
が重く施工も困難で、リフォームには不適切であること
が知られている。従って、近年では、前述した化粧板よ
りも、施工面,重量,耐久性,美観に優れているという
理由で、タイル,繊維強化プラスチック,天然石を用い
た化粧板を使用してリフォームすることが提案されてい
る。
す斜視図である。この従来例は、同図に示すように、表
面化粧材として用いられる天然石72と、断熱材として
用いられる合成樹脂73と、天然石72と合成樹脂73
とを接着する接着剤74とを備えている。天然石72及
び合成樹脂73は、接着剤74で接着される面が平坦な
面であり、各々の平面全体に接着剤74を塗布して天然
石72と合成樹脂73とを貼り合わせ、接着剤74を乾
燥後、そのまま化粧板71として壁建材に使用してい
た。
た従来例においては、基材として合成樹脂73が使用さ
れ、接着剤74で合成樹脂73と天然石72と接合して
もそれぞれ平坦な面で接合しているため、長い間使用す
ると、収縮し易く、歪みが生じ、その結果、天然石が脱
落したりしていた。また、重量のある天然石材を内装材
又は外装材として施工するためには、施工の下地にボル
トで固定したり、天然石材の側面にスリット加工して金
属板で押さえるか、あるいは接着剤を多量に塗布して貼
り付けて施工する必要があった。さらに、合成樹脂73
の表面に多数の薄い天然石72を一定の間隔で設けて接
着剤により粘着した外装材用の化粧板の場合は、長年使
用し続けると、合成樹脂73表面の薄い接着剤が、一定
の間隔を設けて粘着されている天然石72の間から剥離
したり、各天然石の間から差し込む太陽の光の温度等に
より劣化し、その結果、天然石72が脱落してしまうと
いう問題があった。
ものであり、基材の収縮,変形,劣化による表面化粧材
の脱落,剥離を防止し、長期間の使用に耐え、かつ、断
熱効果の優れた化粧板及びその製造方法を提供すること
を目的としている。
に、請求項1記載の発明は、板状の合成樹脂からなる基
材と、該基材の一方の面に接着剤を介して貼り付けられ
た表面化粧材とを備えてなる化粧板に係り、上記基材の
上記接着剤が塗布された面には、複数の凹部が形成さ
れ、これらの凹部にも上記接着剤が充填されていること
を特徴としている。
載の化粧板に係り、上記凹部は、開口部が狭く内部が広
い凹部であることを特徴としている。
は2記載の化粧板に係り、上記基材は、長尺の補強部材
が接着又は埋設されていることを特徴としている。
載の化粧板に係り、上記補強部材は、上記表面化粧材と
上記基材との間に上記接着剤を介して介挿された平面部
と、上記基材の内部に差し込まれた突出部とを有してな
ることを特徴としている。
は4記載の化粧板に係り、上記補強部材は、金属材料か
らなることを特徴としている。
至5のいずれか1に記載の化粧板に係り、上記合成樹脂
は、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレ
ン)樹脂であることを特徴としている。
至5のいずれか1に記載の化粧板に係り、上記合成樹脂
は、発泡性合成樹脂であることを特徴としている。
載の化粧板に係り、上記発泡性合成樹脂は、発泡ポリス
チレンであることを特徴としている。
至8のいずれか1に記載の化粧板に係り、上記表面化粧
材は、天然石であることを特徴としている。
乃至9のいずれか1に記載の化粧板に係り、上記接着剤
は、エポキシ系の接着剤であることを特徴としている。
成樹脂からなる基材と、該基材の一方の面に接着剤を介
して貼り付けられた表面化粧材とを備えてなる化粧板の
製造方法に係り、上記基材の上記接着剤が塗布される面
に、複数の凹部を形成し、上記基材の上記面に上記接着
剤を塗布し、このとき、上記凹部の全部又は一部にも上
記接着剤を充填させ、次に、塗布された上記接着剤を介
して上記基材と上記表面化粧在とを貼り合わせた後、上
記塗布された接着剤と上記充填された接着剤とを乾燥固
化させることを特徴としている。
の実施の形態について詳細に説明する。説明は実施例を
用いて具体的に説明する。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である化粧板の外観を示
す平面図である。この例の化粧板1は、同図に示すよう
に、表面化粧材として用いられる御影石(天然石)2
と、断熱材として用いられる発泡ポリスチレン3と、御
影石2と発泡ポリスチレン3とを接合する接着剤として
用いられるエポキシ系接着剤4とを備える。なお、御影
石2は、中国産の御影石であり、発泡ポリスチレン3の
熱膨張率に近い熱膨張率を有する天然石として使用し
た。
ついて説明する。発泡ポリスチレン3は、薄板状に成型
された略方形の平板よりなり、その寸法は、厚さ約8m
m、長さ約1816mm、幅約366mmである。この
1枚の発泡ポリスチレン3をベースとして1つの化粧板
1が作製される。断熱材として発泡ポリスチレン3を用
いた理由は、機械的,化学的強度が比較的大きく、か
つ、断熱効果、耐火,耐熱効果も有するからである。
の平板よりなり、その寸法は、厚さ約5.5mm、長さ
約600mm、幅約350mmであり、御影石2を3個
使用して1つの化粧板1を作製している。すなわち、発
泡ポリスチレン3の長手方向に御影石2の長手方向が平
行になるように御影石2を3個直列に並べている。各御
影石2の間隔は、約8mmであり、両側の御影石2の端
部は、発泡ポリスチレン3の端部に合致し、また、御影
石2の長辺と発泡ポリスチレン3の長辺との間隔は、約
8mmとなるように配列している。エポキシ系接着剤4
は、発泡ポリスチレン3のほぼ全面に塗布され、御影石
2と発泡ポリスチレン3とを貼り合わせるために使用さ
れる。このようにして形成された化粧板1が他の化粧板
1と係合され、さらに次の化粧板1と係合され、所望の
寸法になるまで順次継ぎ合わされて、建造物の外装材又
は内装材として使用される。
板の内部構成を示す断面図であり、図3は、基材の構造
を示す断面図である。この例の化粧板1は、図2に示す
ように、御影石2と発泡ポリスチレン3とをエポキシ系
接着剤4で貼り合わせて作製されている。発泡ポリスチ
レン3は、図3に示すように、御影石2に対向する面に
エポキシ系接着剤4を充填し固化するためのストライプ
溝状の凹部5が設けられている。各凹部5は、発泡ポリ
スチレン3内部にその底面を有する(開口部狭く底面広
い)断面台形状に形成され、1枚の発泡ポリスチレン3
内に複数個形成されている。台形の凹部5の寸法は、高
さ約3mm、幅約30mm、上辺の長さと底辺の長さと
の差は約3mmである。従って、発泡ポリスチレン3の
厚さ8mmに対して凹部5の高さが3mmとなるように
形成している。一方、御影石2の厚さは、前述したよう
に、約5,5mmである。
キシ系接着剤4は、御影石2と発泡ポリスチレン3との
接合面を接着するとともに、発泡ポリスチレン3の凹部
内部にも集中的に重点されることになり、エポキシ系接
着剤4の乾燥後は、御影石2と発泡ポリスチレン3との
接合強度を著しく増進することができる。すなわち、化
学的接着性に加えて、機械的係合効果も加わるため,確
実に接合することができ、御影石2の脱落や、エポキシ
系接着剤4の収縮や、発泡ポリスチレン3の歪みを防止
することができる。
を示す断面図である。この例の化粧板12は、前述した
第1実施例において使用した台形の凹部5に加え、さら
に補強部材としてT字形のアルミニウム6を使用してい
る。すなわち、この例の化粧板13は、表面化粧材とし
て用いられる御影石2と、断熱材として用いられる発泡
ポリスチレン33と、御影石2と発泡ポリスチレン33
とを接合する接着剤として用いられるエポキシ系接着剤
4とを備え、発泡ポリスチレン33には、御影石2に対
向する面にエポキシ系接着剤4を集中的に保持する台形
の凹部5が設けられている。各凹部5は、発泡ポリスチ
レン3内部にその底面を有する台形状に形成され、1枚
の発泡ポリスチレン3内に複数個形成されている。ま
た、御影石2と発泡ポリスチレン33との間には、T字
形のアルミニウム6が配置され、御影石2と発泡ポリス
チレン33との間に塗布されるエポキシ系接着剤4上に
T字形のアルミニウム6の平面部(フランジ部)6aが
接着され、平面部6aから突出している突出部(ウェブ
部)6bが発泡ポリスチレン33内部に突き刺さってい
る。材質をアルミニウムとした理由は、アルミニウム
は、エポキシ接着剤4との接着力が比較的強いからであ
る。台形の凹部5と、T字形のアルミニウム6とは、交
互に配置されている。なお、御影石2及び発泡ポリスチ
レン33の寸法については、前述した第1実施例と同様
であるので、省略する。
断面構造について説明する。この例の化粧板13は、同
図に示すように、御影石2と発泡ポリスチレン33とを
エポキシ系接着剤4で貼り合わせて作製されている。発
泡ポリスチレン33は、御影石2に対向する面にエポキ
シ系接着剤4を集中的に保持できる接着剤用の凹部5が
設けられ、かつ、T字形のアルミニウム6が配置されて
いる。各凹部5は、発泡ポリスチレン33内部にその底
面を有する台形状に形成され、1枚の発泡ポリスチレン
33内に複数個形成されている。台形の凹部5の寸法
は、高さ約3mm、幅約30mm、上辺の長さと底辺の
長さとの差は約3mmである。一方、T字形のアルミニ
ウム6は、御影石2と発泡ポリスチレン33との間に複
数個配列されている。T字形のアルミニウム6の寸法
は、高さ約3mm、幅約30mmである。複数の凹部5
と複数のT字形のアルミニウム6とは、所定の間隔を置
いて交互に配列されている。
キシ系接着剤4は、御影石2と発泡ポリスチレン33と
の接合面を接着するとともに、発泡ポリスチレン33の
内部にも集中的に充填されることになり、エポキシ接着
剤4の乾燥後は、御影石2と発泡ポリスチレン33との
接合強度を著しく増進することができ、かつ、T形のア
ルミニウム6の平面部6aが、エポキシ系接着剤4との
接合をより強力にし、T形のアルミニウム6の突出部6
bが、発泡ポリスチレン33との接着をより強力にし、
御影石2と発泡ポリスチレン33との間のエポキシ系接
着剤4による接合を補強することができる。すなわち、
機械的,化学的に確実に接着することができ、御影石2
の脱落や、エポキシ系接着剤4の収縮や、発泡ポリスチ
レン33の歪みを確実に防止することができる。
を示す断面図である。この例の化粧板14は、発泡ポリ
スチレン34内に形成された台形の凹部の形状が逆台形
の凹部である点を除いては、前述した第1実施例と同様
である。すなわち、この例の化粧板14は、表面化粧材
として用いられる御影石2と、断熱材として用いられる
発泡ポリスチレン34と、御影石2と発泡ポリスチレン
34とを接合する接着剤として用いられるエポキシ系接
着剤4とを備え、前述した第1実施例では、凹部の形状
が発泡ポリスチレン34の内部で幅広く形成されている
のに対して、この例の凹部7は、発泡ポリスチレンの表
面に近づくほど幅広く、すなわち、逆台形の凹部7を形
成している。各凹部7は、1枚の発泡ポリスチレン3内
に複数個形成されている。なお、御影石2及び発泡ポリ
スチレン34の寸法については、前述した第1実施例と
同様であるので、省略する。
断面構造について説明する。この例の化粧板14は、同
図に示すように、御影石2と発泡ポリスチレン34とを
エポキシ系接着剤4で貼り合わせて作製されている。発
泡ポリスチレン34は、御影石2に対向する面にエポキ
シ系接着剤4を集中的に保持できる接着剤用の凹部7が
設けられている。各凹部5は、発泡ポリスチレン34内
部にその上面を有する逆台形状に形成され、1枚の発泡
ポリスチレン34内に複数個形成されている。逆台形の
凹部7の寸法は、高さ約3mm、幅約30mm、上辺の
長さと底辺の長さとの差は約3mmである。従って、発
泡ポリスチレン34の厚さ8mmに対して逆台形の凹部
7の高さが3mmとなるように形成している。一方、御
影石2の厚さは、前述したように、約5,5mmであ
る。
影石2と発泡ポリスチレン34との間にそれほど接着強
度を必要とせず、エポキシ系接着剤4を集中的に保持す
る場合に容易かつ安価に、しかも、機械的,化学的に確
実に接着することができる。
を示す断面図である。この例の化粧板15は、発泡ポリ
スチレン3と御影石2との間に、エポキシ系接着剤4と
相性の良いアルミニウム板8を配置して、アルミニウム
板8の両面にもエポキシ系接着剤4を塗布し、接着をよ
り強力にした点を除いては、前述した第1実施例と同様
である。すなわち、この例の化粧板15は、表面化粧材
として用いられる御影石2と、断熱材として用いられる
発泡ポリスチレン3と、御影石2と発泡ポリスチレン3
とを接合する接着剤として用いられるエポキシ系接着剤
4とを備え、さらに、発泡ポリスチレン3と御影石2と
の間に配置されたアルミニウム板8を備える。発泡ポリ
スチレン3は、御影石2に対向する面にエポキシ系接着
剤4を集中的に保持できる接着剤用の凹部5が設けられ
ている。各凹部5は、発泡ポリスチレン3内部にその底
面を有する台形状に形成され、1枚の発泡ポリスチレン
3内に複数個形成されている。なお、御影石2及び発泡
ポリスチレン3の寸法については、前述した第1実施例
と同様であるので、省略する。
断面構造について説明する。この例の化粧板15は、同
図に示すように、御影石2と発泡ポリスチレン3とをエ
ポキシ系接着剤4で貼り合わせて作製されている。発泡
ポリスチレン3は、御影石2に対向する面にエポキシ系
接着剤4を集中的に保持できる接着剤用の凹部5が設け
られている。各凹部5は、発泡ポリスチレン3内部にそ
の底面を有する台形状に形成され、1枚の発泡ポリスチ
レン3内に複数個形成されている。また、アルミニウム
板8が、発泡ポリスチレン3と御影石2との間に配置さ
れている。台形の凹部5の寸法は、高さ約3mm、幅約
30mm、上辺の長さと底辺の長さとの差は約3mmで
ある。また、アルミニウム板8の厚さは、約1mmとし
た。一方、御影石2の厚さは、前述したように、約5,
5mmである。
ポキシ系接着剤4は、御影石2と発泡ポリスチレン3と
の接合面を接着するとともに、アルミニウム板8の周囲
にも塗布されることになり、エポキシ系接着剤4の乾燥
後は、御影石2と発泡ポリスチレン3との接合強度を著
しく増進することができる。すなわち、機械的,化学的
に確実に接着することができ、御影石2の脱落や、エポ
キシ系接着剤4の収縮や、発泡ポリスチレン3の歪みを
防止することができる。
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更などがあってもこの発明に含まれる。例えば、上
述の実施例においては、表面化粧材として、御影石2を
使用したが、これに限定されず、大理石等の他の天然
石、あるいは従来用いられているモルタル、金属サイデ
ィング,窯業系サイディングを使用することもできる。
て合成樹脂を使用したが、これに限定されず、天然の樹
脂を使用しても良い。また、合成樹脂として発泡ポリス
チレン3を使用したが、これに限定されず、例えば、ビ
ニル樹脂,ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリスチレ
ン,ポリカーボネート,ポリアミド,ポリエーテルエス
テル,軟質ポリ塩化ビニル,ポリメタクリル酸エステ
ル,ポリアクリル酸エステル,ポリメタクリル酸メチ
ル,フェノール樹脂,ポリエステル,尿素樹脂,ポリウ
レタン,フッ素樹脂,シリコーン樹脂,ユリア樹脂,メ
ラミン・フェノール樹脂,ABS(アクリロニトリル・
ブタジエン・スチレン)樹脂等、他の合成樹脂を用いる
こともできる。
してエポキシ系接着剤4を用いたが、これに限定され
ず、他の有用な接着剤を用いることもできる。
を3個直列に配列して化粧板1を作製したが、これに限
定されず、2個あるいは4個以上の天然石を数多く配列
して化粧板を作製することもできる。
を略方形に形成したが、これに限定されず、台形又は他
の多角形、あるいは円形又は楕円形に形成することもで
きる。
しての発泡ポリスチレン3も略方形に形成したが、これ
に限定されず、台形又は他の多角形、あるいは円形又は
楕円形に形成することもできる。また、基材に設けた凹
部は、台形状に限らず、例えば、基材の表面化粧材と接
着される面を波型面にしても良く、溝状の凹部に限ら
ず、多数の島状、散点状の凹部でも良い。
材としてT字形アルミニウム6を用いたが、これに限定
されず、L字形,コの字形,山形等、あらゆる形状が可
能である。
してアルミニウムを使用したが、これに限定されず、
銅,金,銀等、エポキシ系接着剤4によって接着し易い
他のあらゆる金属を用いることもできる。
よれば、エポキシ系接着剤が、天然石と発泡ポリスチレ
ンとの接合面を接着するとともに、発泡ポリスチレンの
内部にも充填固化されて、係止部材として機能するの
で、エポキシ系接着剤の乾燥後は、天然石と発泡ポリス
チレンとの接合強度を著しく増進することができ、天然
石の脱落や、エポキシ系接着剤の収縮や、発泡ポリスチ
レンの歪みを防止することができる。これにより、基材
の収縮,変形,劣化による表面化粧材の脱落,剥離を防
止し、長期間の使用に耐え、かつ、断熱効果の優れた化
粧板を提供することができる。
す平面図である。
を示す断面図である。
スチレンの構造を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 板状の合成樹脂からなる基材と、該基材
の一方の面に接着剤を介して貼り付けられた表面化粧材
とを備えてなる化粧板であって、 前記基材の前記接着剤が塗布された面には、複数の凹部
が形成され、これらの凹部にも前記接着剤が充填されて
いることを特徴とする化粧板。 - 【請求項2】 前記凹部は、開口部が狭く内部が広い凹
部であることを特徴とする請求項1記載の化粧板。 - 【請求項3】 前記基材には、長尺の補強部材が接着又
は埋設されていることを特徴とする請求項1又は2記載
の化粧板。 - 【請求項4】 前記補強部材は、前記表面化粧材と前記
基材との間に前記接着剤を介して介挿された平面部と、
前記基材の内部に差し込まれた突出部とを有することを
特徴とする請求項3記載の化粧板。 - 【請求項5】 前記補強部材は、金属材料からなること
を特徴とする請求項3又は4記載の化粧板。 - 【請求項6】 前記合成樹脂は、ABS(アクリロニト
リル・ブタジエン・スチレン)樹脂又はポリスチレンで
あることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記
載の化粧板。 - 【請求項7】 前記合成樹脂は、発泡性合成樹脂である
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の
化粧板。 - 【請求項8】 前記発泡性合成樹脂は、発泡ポリスチレ
ンであることを特徴とする請求項7記載の化粧板。 - 【請求項9】 前記表面化粧材は、天然石であることを
特徴とする請求項1乃至8のいずれか1に記載の化粧
板。 - 【請求項10】 前記接着剤は、エポキシ系の接着剤で
あることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1に記
載の化粧板。 - 【請求項11】 板状の合成樹脂からなる基材と、該基
材の一方の面に接着剤を介して貼り付けられた表面化粧
材とを備えてなる化粧板の製造方法であって、 前記基材の前記接着剤が塗布される面に、複数の凹部を
形成し、前記基材の前記面に前記接着剤を塗布し、この
とき、前記凹部の全部又は一部にも前記接着剤を充填さ
せ、次に、塗布された前記接着剤を介して前記基材と前
記表面化粧在とを貼り合わせた後、前記塗布された接着
剤と前記充填された接着剤とを乾燥固化させることを特
徴とする化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001402909A JP2003184261A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 化粧板及びその製造方法 |
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JP2001402909A JP2003184261A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 化粧板及びその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=27605731
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2003184261A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008213379A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Yoshida Skt:Kk | 被覆部材及び被覆部材の製造方法 |
-
2001
- 2001-12-19 JP JP2001402909A patent/JP2003184261A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008213379A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Yoshida Skt:Kk | 被覆部材及び被覆部材の製造方法 |
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