JP2003184228A - 外装材葺替え用冶具及び外装材葺替え構造 - Google Patents

外装材葺替え用冶具及び外装材葺替え構造

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JP2003184228A JP2001379621A JP2001379621A JP2003184228A JP 2003184228 A JP2003184228 A JP 2003184228A JP 2001379621 A JP2001379621 A JP 2001379621A JP 2001379621 A JP2001379621 A JP 2001379621A JP 2003184228 A JP2003184228 A JP 2003184228A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 既存のボルトに傾きや歪みや腐食等がある場
合でも、既存のボルトを利用して新規の外装材を既存の
外装材の表面に容易に取り付けることができる外装材葺
替え用冶具を提供する。 【解決手段】 既存の壁や屋根のスレート板1の表面を
新規の外装材2で被覆するための外装材葺替え用冶具に
関する。スレート板1の表面に配設される複数の支持金
具4と、新規の外装材2を支持するための支持面6を有
する外装下地材5とで構成される。上記支持金具4は略
逆U字状に形成され、両側部がスレート板1の凸部8を
跨いでその両側の凹部7に配置される一対の脚部10と
してなり、上面部が外装下地材5を支持するための下地
材支持面31としてなる。下地材支持面31にスレート
板1の凸部8から突出しているボルト9の先部9aを挿
入するための挿入孔25と、挿入孔25に挿入されたボ
ルト9の先部9aに係止させる係止片26とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根とか壁のリフ
ォームに用いられる外装材葺替え用冶具及び外装材葺替
え構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築分野において、石綿を含むスレート
板は、耐火性、耐水性、耐久性に優れているとの理由か
ら、屋根材或いは壁材として広く使用されているが、建
築後かなりの年数が経過して例えば屋根材のリフォーム
が必要となった場合は、スレート板の上から新規のカバ
ールーフを被覆し、ドリルビスをカバールーフからスレ
ート板に打入することで、カバールーフを石綿スレート
板に固着することが一般に行われている。
【0003】しかしながら、ドリルビスが老巧化してい
るスレート板に貫通すると、鉄骨の切り粉及びスレート
板の切り粉や破片が落下して作業環境の悪化を招くとい
う問題がある。特に、スレート板の場合には、人体に害
を及ぼす石綿(アスベスト)を含んだ切り粉が落下する
危険性がある。しかも、従来ではドリルビスをスレート
板を貫通し、既存の母屋まで打ち込む必要があるため
に、ドリルビスの打入作業に非常に手間がかかり、葺替
えの作業効率が悪いという問題もある。さらに、スレー
ト板の上には、このスレート板を固定している既存のボ
ルトの先端部が突出しており、新規のカバールーフを固
着する際に、既存のボルトの不要な先端部分を切断によ
り除去する必要があり、既存のボルトの数が多いために
その切断作業に非常に手間と時間がかかるという問題も
あった。
【0004】そこで、従来、特開平10−219936
号公報には、スレート板の上側(表面)に突出している
既存のボルトの先端部に螺合された締結ナットとスレー
ト板との間にパッキンを介在させると共に、スレート板
の上面とパッキンとの隙間に断面三角形状をしたクラン
プ金具の底面部を挿入して取り付け、その後、新規のカ
バールーフの凸部をクランプ金具の頂部に載置して上か
らドリルビスをクランプ金具に向けて打入することによ
って、新規のカバールーフをクランプ金具を介して既存
のスレート板上に固定するようにした葺替工法が開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般にスレ
ート板の上方に突出している既存のボルトは、真っ直ぐ
上に向かずに、傾いていたり或いは歪んでいたりする場
合があり、このような場合、上記公報のようなクランプ
金具を用いる工法にあっては、クランプ金具がスレート
板の凸部から傾いて取り付けられてしまう場合が多くな
り、この場合、新規のカバールーフをクランプ金具に取
り付け不能になるおそれがあり、このため従来ではスレ
ート板から既存のボルトを一旦引き抜いて打ち直す必要
があり、作業に多大な手間がかかるという問題があっ
た。
【0006】また、既存のボルトは風雨等に曝されてい
るために腐食している場合が多く、このために、締結ナ
ットが既存のボルトに螺合できずにクランプ金具を既存
のボルトに固定することができないことがあり、この場
合も新規のカバールーフをクランプ金具に取り付け不能
になるおそれがあった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、既存のボルトに傾きや歪みや腐食等がある場合で
も、既存のボルトを利用して新規の外装材を既存の外装
材の表面に容易に取り付けることができ、屋根或いは壁
のリフォームを簡易かつ外観良く確実に行うことができ
る外装材葺替え用冶具及び外装材葺替え構造を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
外装材葺替え用冶具は、既存の壁や屋根のスレート板1
の表面を新規の外装材2で被覆するための外装材葺替え
用冶具であって、スレート板1の表面に配設される複数
の支持金具4と、新規の外装材2を支持するための支持
面6を有する外装下地材5とで構成され、上記支持金具
4は略逆U字状に形成され、両側部がスレート板1の凸
部8を跨いでその両側の凹部7に配置される一対の脚部
10としてなり、上面部が外装下地材5を支持するため
の下地材支持面31としてなり、下地材支持面31にス
レート板1の凸部8から突出しているボルト9の先部9
aを挿入するための挿入孔25と、挿入孔25に挿入さ
れたボルト9の先部9aに係止させる係止片26とを設
けて成ることを特徴とするものであり、支持金具4の挿
入孔25にボルト9の先部9aを挿入すると共に挿入孔
25に挿入されたボルト9の先部9aに係止片26を係
止することによって、スレート板1を固定する既存のボ
ルト9に対して支持金具4をワンタッチで簡単に係止さ
せて固定することができると共に、既存のボルト9の傾
きや歪みによって仮りに支持金具4が傾いて取り付けら
れても、複数の支持金具4の各下地材支持面31上に亘
って外装下地材5を固着することで、支持金具4の傾き
を外装下地材5にて矯正できるようになり、これにより
外装下地材5に新規の外装材2を安定良く、且つスレー
ト板1の凸部8と新規の外装材2の凸部30とを揃えた
状態で外観良く配設できるようになる。また、支持金具
4をボルト9に固定する際にボルト9にナットを螺合し
ないので、ボルト9が腐食していても支持金具4をボル
ト9に対して取り付け可能となり、既存のボルト9を取
り替える必要がないものである。
【0009】また、本発明の請求項2に係る外装材葺替
え用冶具は、請求項1に加えて、係止片26を設けた係
止部材40を下地材支持面31に移動自在に載置して成
ることを特徴とするものであり、ボルト9の傾きに対応
して係止部材40を移動させて係止片26の位置調整を
行うことができ、ボルト9が傾いていても係止片26を
ボルト9の先部9aに係止させやすくなるものである。
【0010】また、本発明の請求項3に係る外装材葺替
え構造は、請求項1又は2に記載の外装材葺替え用冶具
3を用いて既存の壁や屋根のスレート板1の表面を新規
の外装材2で被覆するための外装材葺替え構造におい
て、支持金具4をスレート板1の表面の複数箇所に配置
し、スレート板1の凸部8から突出しているボルト9の
先部9aを挿入孔25に挿入すると共に挿入孔25に挿
入されたボルト9の先部9aに係止片26を係止するこ
とによって支持金具4をボルト9に固定し、下地材支持
面31に新規の外装下地材5を固着すると共に支持面6
に新規の外装材2を固着して成ることを特徴とするもの
であり、支持金具4の挿入孔25にボルト9の先部9a
を挿入すると共に挿入孔25に挿入されたボルト9の先
部9aに係止片26を係止することによって、スレート
板1を固定する既存のボルト9に対して支持金具4をワ
ンタッチで簡単に係止させて固定することができると共
に、既存のボルト9の傾きや歪みによって仮りに支持金
具4が傾いて取り付けられても、複数の支持金具4の各
下地材支持面31上に亘って外装下地材5を固着するこ
とで、支持金具4の傾きを外装下地材5にて矯正できる
ようになり、これにより外装下地材5に新規の外装材2
を安定良く、且つスレート板1の凸部8と新規の外装材
2の凸部30とを揃えた状態で外観良く配設できるよう
になる。また、支持金具4をボルト9に固定する際にボ
ルト9にナットを螺合しないので、ボルト9が腐食して
いても支持金具4をボルト9に対して取り付け可能とな
り、既存のボルト9を取り替える必要がないものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施の形態に基づいて説明する。
【0012】この実施の形態では既存の屋根のリフォー
ムについて説明するが、これに限定されるものではな
い。この屋根には既存の外装材としては波板状のスレー
ト板1が葺設されている。スレート板1は図2、3に示
すように、フックボルトのようなボルト9を用いて家屋
の母屋21に固着されている。母屋21は既存の外装材
下地材であって、例えば、C型鋼から形成されており、
スレート板1の凸部8から打入されたボルト9の下端部
9bが固定されている。また、このボルト9はスレート
板1を固定している既存のボルトであって、既存のボル
ト9の先部9aはスレート板1の凸部8を貫通してスレ
ート板1の上側に突出しており、この突出した先部9a
にパッキン13とナット座金14とがこの順に嵌め込ま
れ、最後に既存の締付ナット15が螺合されている。
【0013】本発明の外装材葺替え用冶具3は、例え
ば、厚み1.5〜2.0mm程度のステンレス鋼板や亜
鉛めっき鋼板から形成されるものであり、図1に示すよ
うに、既存の外装材1上に載設される複数の支持金具4
と、複数の係止部材40と、各支持金具4の上面に載置
される長尺の新規の外装下地材5とを備えて構成されて
いる。
【0014】上記支持金具4は断面略逆U字状に形成さ
れており、図4(a)乃至(c)に示すように、上面部
が矩形状の下地材支持面31として形成されると共に両
側部が脚部10として形成されている。すなわち、新規
の外装下地材5を支持するための下地材支持面31の両
端から下方に向けて拡開した形状をして左右一対の脚部
10が下地材支持面31に一体形成されている。そし
て、脚部10はスレート板1の1つの凸部8を跨いでそ
の両側の凹部7に載置されるものであり、この実施の形
態では各脚部10の下端部10aは凹部7に沿って湾曲
しており、凹部7の上面に沿って安定良く載置されるよ
うになっている。
【0015】また、支持金具4の下地材支持面31の略
中央には凹所17が設けられていると共に平面視で略長
孔の挿入孔25が凹所17の底面を貫通するように形成
されている。下地材支持面31に設けたこの挿入孔25
はボルト9の直径よりも充分に大きく形成されている。
また、上記下地材支持面31の凹所17以外の箇所は、
新規の外装下地材5を載置するための載置部27として
形成されている。外装下地材5は、下方に開口したC字
状凸部5aの両端からフランジ部5bがそれぞれ突出し
たC型チャンネルで構成されており、スレート板1上の
複数箇所に配置された支持金具4の各下地材支持面31
の載置部27上に載置されて支持された状態で、スレー
ト板1の凸部8の長手方向と直交する方向に向けて配置
されるものである。ここでは、C字状凸部5aの内側に
既存のボルト9の先部9aを収納した状態で、両端のフ
ランジ部5bを載置部27上にそれぞれ載置し、載置部
27の2箇所で各フランジ部5bがビスやリベットなど
の固定具にて固着されるようになっている。
【0016】係止部材40は略板状に形成されるもので
あって、その略中央部に一対の係止片26が切り起こし
加工により上方に突出して形成されている。この一対の
係止片26は互いに対向し、且つ一対の係止片26の先
端(上端)が互いに近づくように各係止片26は傾斜し
て形成されており、一対の係止片26の対向する先端
(上端)間には間隙28が形成されている。この間隙2
8の寸法は上記の既存のボルト9の先部9aの直径より
もやや小さめに形成されている。
【0017】上記新規の外装下地材5は、スレート板1
の凸部8の長手方向に所定間隔を隔てた複数箇所に設置
されるものであり、各外装下地材5のC字状凸部5aの
上面は、新規の外装材2を支持するための支持面6とし
て形成されている。
【0018】新規の外装材2はカバールーフなどと称さ
れるものであって、図2のものではフラット部32と凸
部30とが交互に連続形成された波形の金属単板で構成
されているが、その形状は波形には限定されないもので
あり、また、金属単板に限定されるものでもなく、例え
ば上下二枚の金属外皮間に断熱材を充填したサンドイッ
チパネル等であってもよいものである。
【0019】そして、上記構成の外装材葺替え用冶具3
を用いて既存の屋根のスレート板1上に新規の外装材2
を被覆するにあたっては、次のようにして行う。まず、
スレート板1の表面(上面)から突出している既存のボ
ルト9に上方から支持金具4を近づけ、支持金具4を徐
々に下方に移動させていくことによって、支持金具4の
挿入孔25に下側からボルト9の先部9aを挿入(被
挿)する。このようにしてスレート板1の凸部8の表面
から突出している複数の既存のボルト9のそれぞれに支
持金具4を装着することにより、スレート板1の1つの
凸部8を跨ぐように支持金具4をスレート板1の表面の
複数箇所に配置する。
【0020】次に、支持金具4を装着したボルト9に係
止部材40を装着して支持金具4を係止部材40で上側
から押えて固定する。係止部材40をボルト9に装着す
るにあたっては、係止部材40の一対の係止片26を互
いに離れる方向に弾性的に変形させながらその先端間の
間隙28にボルト9の先部9aを挿入(被挿)する。こ
のように間隙28にボルト9の先部9aを挿入すると、
ボルト9の先部9aのネジ溝に一対の係止片26の先端
が入り込むことによりボルト9の先部9aに係止片26
が弾性的に係止されることになり、これにより、一対の
係止片26でボルト9の先部9aを挟持して係止部材4
0を上側に移動しないように装着することができる。ま
た、間隙28がボルト9の直径よりもやや小さく形成さ
れていて係止部材40がボルト9に装着しにくい場合
は、係止部材40を金づち等の打入具で打ち付けてボル
ト9に打入する。また、係止部材40は支持金具4の凹
所17の底面に当接するまでボルト9に挿入することに
より、係止部材40を下地材支持面31に載置して設け
ることができると共に係止片26を下地材支持面31に
設けることができる。また、ボルト9への係止片26の
係止により係止部材40を上動不能に固定すると共にこ
の係止部材40で支持金具4を上側から押さえつけるこ
とによって、支持金具4をボルト9に固定することがで
きる。
【0021】そして、上記のように支持金具4と係止部
材40を別体に形成し、ボルト9及び下地材支持面31
に対して係止部材40を移動自在に形成するので、支持
金具4と係止部材40とを別々にボルト9に取り付ける
ことによって、ボルト9が傾いていてもその傾きに対応
して係止部材40を移動させながら係止部材40及び係
止片26の位置調整を行うことができ、係止片26をボ
ルト9の先部9aに係止させやすくなるものであり、係
止部材40の取り付け作業が行いやすくなるものであ
る。
【0022】上記のようにして支持金具4をスレート板
1の表面に固定した後、図5に示すように、新規の外装
下地材5のC字状凸部5aの内側にボルト9の先部9a
全体を収納するようにして、外装下地材5のフランジ部
5bを支持金具4の下地材支持面31の載置部27上に
載置し、外装下地材5のフランジ部5bを載置部27に
固定具にて固着する。このようにして複数の支持金具4
に亘るように外装下地材5を架設した後、この外装下地
材5のC字状凸部5aの支持面6上に新規の外装材2を
載置し、図2に示すように、ボルト9から外れた位置で
新規の外装材2の凸部30の上方からドリルビス20を
打入して、ドリルビス20の先端を新規の外装下地材5
のC字状凸部5aの上面部に打ち込む。これにより、ド
リルビス20と既存のボルト9とが互いに接触すること
なく、新規の外装材2を新規の外装下地材5に対して確
実に固定できるようになり、この結果、新規の外装下地
材5と支持金具4とからなる外装材葺替え用冶具3を用
いて、新規の外装材2をスレート板1上に簡単に施工で
きるようになる。尚、ドリルビス20を打入する位置は
ボルト9から外れた位置でなくても良く、ボルト9の上
方位置においてドリルビス20を打入してもよい。
【0023】上記のように本発明では、支持金具4の下
地材支持面31に設けた挿入孔25及び一対の係止片2
6の間の間隙28に既存のボルト9の先部9aを差し込
むだけで、係止片26をボルト9の先部9aに対してワ
ンタッチで係止させて支持金具4をボルト9に固定する
ことができるが、この時、既存の締付ナット15を緩め
たり新たなナットを締めたりする必要がないので、ボル
ト9が腐食していて既存の締付ナット15や新たなナッ
トが回らない場合でも、支持金具4をボルト9に容易に
固定することができるものである。また、挿入孔25及
び間隙28は支持金具4の下地材支持面31の略中心に
位置しているので、挿入孔25及び間隙28にボルト9
の先部9aを押し込むだけで、支持金具4を正確に配置
できるものである。
【0024】また、支持金具4の下地材支持面31は既
存のボルト9に対して傾動可能となるので、仮りに既存
のボルト9に傾きや歪みがあって支持金具4が傾いて取
り付けられても、複数の支持金具4の各載置部27上に
亘って新規の外装下地材5を載置することで支持金具4
をボルト9に対して傾動させて支持金具4の傾きを矯正
することができ、新規の外装下地材5上に外装材2を安
定良く、しかも、スレート板1の凸部8と新規の外装材
2の凸部30とを揃えた状態で外観良く施工できるよう
になる。
【0025】しかも、支持金具4と新規の外装下地材5
とからなる外装材葺替え用冶具3は、新規の外装材2に
よって上から覆われるので、屋根の外観が外装材葺替え
用冶具3で損なわれるようなこともない。そのうえ、新
規の外装材2を外装材葺替え用冶具3を介して既存の外
装材1の既存のボルト9に対して固着できるので、老巧
化した既存の外装材1を傷めることなく且つ切り粉が落
下するのを防止しながら、新規の外装材2をスレート板
1上に強固に取付けることができる。つまり、新規の外
装材2の上からドリルビス20を打ち込む際には、ドリ
ルビス20は老巧化したスレート板1には打入されない
ことから、老巧化したスレート板1に大きな打撃力がか
からず、スレート板1に割れやクラックが発生するのを
十分に防止できるものであり、特に、人体の害となる石
綿を含んだ切り粉が落下する危険性がなく、作業環境面
で良好となる。
【0026】上記の実施の形態では支持金具4と係止部
材40を別体に形成してそれぞれを別々にボルト9に取
り付けるようにしたが、支持金具4に係止部材40を一
体的に形成して両方を一緒にボルト9に取り付けるよう
にしても良い。図6、7には上記と同様に形成される支
持金具4と係止部材40とを一体的に形成したものが示
してあって、凹所17の底面に係止部材40がリベット
等の固定具41で固定して設けられている。係止部材4
0の一対の係止片26は互いに対向して挿入孔25の上
側に配置されている。また、挿入孔25の略中央部の上
方において一対の係止片26の対向する先端(上端)間
には間隙28が形成されている。このようにして下地材
支持面31には挿入孔25と係止片26が設けられてい
る。尚、この実施の形態の支持金具4の挿入孔25は、
図4に示す上記実施の形態の支持金具4の挿入孔25よ
りも小さめに形成されている。
【0027】このように係止部材40を一体的に設けた
支持金具4は次のようにして施工することができる。ま
ず、スレート板1の表面(上面)から突出している既存
のボルト9に上方から支持金具4を近づけ、支持金具4
を徐々に下方に移動させていくことによって、支持金具
4の挿入孔25に下側からボルト9の先部9aを挿入
(被挿)すると共に係止部材40の一対の係止片26を
互いに離れる方向に弾性的に変形させながら、挿入孔2
5の上側に突出したボルト9の先部9aを間隙28に下
側から挿入(被挿)する。このように間隙28にボルト
9の先部9aを挿入すると、ボルト9の先部9aのネジ
溝に一対の係止片26の先端が入り込むことによりボル
ト9の先部9aに係止片26が弾性的に係止されること
になり、これにより、一対の係止片26でボルト9の先
部9aを挟持して係止部材40及び支持金具4を上側に
移動しないようにボルト9に装着することができる。こ
のようにしてスレート板1の凸部8の表面から突出して
いる複数の既存のボルト9のそれぞれに支持金具4を装
着することにより、スレート板1の1つの凸部8を跨ぐ
ように支持金具4をスレート板1の表面の複数箇所に配
置して固定する。
【0028】そして、このようにして支持金具4をスレ
ート板1の表面に固定した後は上記の実施の形態と同様
にして新規の外装材2を施工することができるものであ
る。この実施の形態ではボルト9が傾いていない場合に
好適に用いることができ、支持金具4と係止部材40を
一体的に形成するので、両方を一緒にボルト9に取り付
けることができ、上記の実施の形態に比べて作業性が向
上して施工の効率を高めることができるものである。
【0029】上記のいずれの実施の形態においてもスレ
ート屋根のリフォームを説明したが、既存の壁であるス
レート壁のリフォームも可能である。つまり、本発明の
外装材葺替え用冶具3を構成する支持金具4と、新規の
外装下地材5となる胴縁と、カバーウォール等の新規の
外装材2とを準備し、まず、既存のスレート壁の外装材
(スレート壁材)の表面から突出している既存のボルト
9の先部9aに本発明の支持金具4の挿入孔25を差し
込むと共にこのボルト9の先部9aに係止片26を弾性
的に係止することによって支持金具4をボルト9に取り
付け、新規の外装下地材5(胴縁)を支持金具4の載置
部27にビス等で固着した後、新規の外装材2(カバー
ウォール)を新規の外装下地材5の支持面6にビス等で
固着する。これにより、既存のボルト9を取り替えるこ
となく、スレート壁のリフォームを簡易且つ確実に、し
かも、外観良く行えるものである。
【0030】また本発明の外装材葺替え用冶具3は、一
般住宅だけでなく、工場とか体育館などの大型建物にお
ける各種のリフォームに広く適用可能である。
【0031】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1の発明
は、既存の壁や屋根のスレート板の表面を新規の外装材
で被覆するための外装材葺替え用冶具であって、スレー
ト板の表面に配設される複数の支持金具と、新規の外装
材を支持するための支持面を有する外装下地材とで構成
され、上記支持金具は略逆U字状に形成され、両側部が
スレート板の凸部を跨いでその両側の凹部に配置される
一対の脚部としてなり、上面部が外装下地材を支持する
ための下地材支持面としてなり、下地材支持面にスレー
ト板の凸部から突出しているボルトの先部を挿入するた
めの挿入孔と、挿入孔に挿入されたボルトの先部に係止
させる係止片とを設けて成ることを特徴とするものであ
り、支持金具の挿入孔にボルトの先部を挿入すると共に
挿入孔に挿入されたボルトの先部に係止片を係止するこ
とによって、スレート板を固定する既存のボルトに対し
て支持金具をワンタッチで簡単に係止させて固定するこ
とができると共に、既存のボルトの傾きや歪みによって
仮りに支持金具が傾いて取り付けられても、複数の支持
金具の各下地材支持面上に亘って外装下地材を固着する
ことで、支持金具の傾きを外装下地材にて矯正できるよ
うになり、これにより外装下地材に新規の外装材を安定
良く、且つスレート板の凸部と新規の外装材の凸部とを
揃えた状態で外観良く配設できるようになる。また、支
持金具をボルトに固定する際にボルトにナットを螺合し
ないので、ボルトが腐食していても支持金具をボルトに
対して取り付け可能となり、既存のボルトを取り替える
必要がないものである。
【0032】また、本発明の請求項2の発明は、係止片
を設けた係止部材を下地材支持面に移動自在に載置して
成ることを特徴とするものであり、ボルトの傾きに対応
して係止部材を移動させて係止片の位置調整を行うこと
ができ、ボルトが傾いていても係止片をボルトの先部に
係止させやすくなるものであり、ボルトが傾いていても
施工が行いやすくて支持金具を強固に固定することがで
きるものである。
【0033】また、本発明の請求項3の発明は、請求項
1又は2に記載の外装材葺替え用冶具を用いて既存の壁
や屋根のスレート板の表面を新規の外装材で被覆するた
めの外装材葺替え構造において、支持金具をスレート板
の表面の複数箇所に配置し、スレート板の凸部から突出
しているボルトの先部を挿入孔に挿入すると共に挿入孔
に挿入されたボルトの先部に係止片を係止することによ
って支持金具をボルトに固定し、下地材支持面に新規の
外装下地材を固着すると共に支持面に新規の外装材を固
着して成ることを特徴とするものであり、支持金具の挿
入孔にボルトの先部を挿入すると共に挿入孔に挿入され
たボルトの先部に係止片を係止することによって、スレ
ート板を固定する既存のボルトに対して支持金具をワン
タッチで簡単に係止させて固定することができると共
に、既存のボルトの傾きや歪みによって仮りに支持金具
が傾いて取り付けられても、複数の支持金具の各下地材
支持面上に亘って外装下地材を固着することで、支持金
具の傾きを外装下地材にて矯正できるようになり、これ
により外装下地材に新規の外装材を安定良く、且つスレ
ート板の凸部と新規の外装材の凸部とを揃えた状態で外
観良く配設できるようになる。また、支持金具をボルト
に固定する際にボルトにナットを螺合しないので、ボル
トが腐食していても支持金具をボルトに対して取り付け
可能となり、既存のボルトを取り替える必要がないもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外装材葺替え用冶具の実施の形態の一
例を示す斜視図である。
【図2】本発明の外装材葺替え構造の実施の形態の一例
を示す正面図である。
【図3】同上の一部を示す正面図である。
【図4】同上の支持金具と係止部材の一例を示し、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図であ
る。
【図5】同上の外装材葺替え用冶具の実施の形態の一例
を示す断面図である。
【図6】同上の他の実施の形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図7】同上の支持金具と係止部材の他例を示し、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図であ
る。
【符号の説明】
1 スレート板 2 外装材 3 外装材葺替え用冶具 4 支持金具 5 外装下地材 6 支持面 7 凹部 8 凸部 9 ボルト 9a 先部 10 脚部 25 挿入孔 26 係止片 31 下地材支持面 40 係止部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既存の壁や屋根のスレート板の表面を新
    規の外装材で被覆するための外装材葺替え用冶具であっ
    て、スレート板の表面に配設される複数の支持金具と、
    新規の外装材を支持するための支持面を有する外装下地
    材とで構成され、上記支持金具は略逆U字状に形成さ
    れ、両側部がスレート板の凸部を跨いでその両側の凹部
    に配置される一対の脚部としてなり、上面部が外装下地
    材を支持するための下地材支持面としてなり、下地材支
    持面にスレート板の凸部から突出しているボルトの先部
    を挿入するための挿入孔と、挿入孔に挿入されたボルト
    の先部に係止させる係止片とを設けて成ることを特徴と
    する外装材葺替え用冶具。
  2. 【請求項2】 係止片を設けた係止部材を下地材支持面
    に移動自在に載置して成ることを特徴とする請求項1に
    記載の外装材葺替え用冶具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の外装材葺替え用
    冶具を用いて既存の壁や屋根のスレート板の表面を新規
    の外装材で被覆するための外装材葺替え構造において、
    支持金具をスレート板の表面の複数箇所に配置し、スレ
    ート板の凸部から突出しているボルトの先部を挿入孔に
    挿入すると共に挿入孔に挿入されたボルトの先部に係止
    片を係止することによって支持金具をボルトに固定し、
    下地材支持面に新規の外装下地材を固着すると共に支持
    面に新規の外装材を固着して成ることを特徴とする外装
    材葺替え構造。
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