JP2003183757A - 耐圧壊割れ性に優れた衝撃吸収部材 - Google Patents
耐圧壊割れ性に優れた衝撃吸収部材Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軸方向の圧縮荷重及び横方向の圧縮荷重に対
する耐圧壊割れ性に優れた衝撃吸収部材を得る。 【解決手段】 Mgが0.40〜0.80mass%、
Si含有量が0.50〜1.0mass%を含み、プレ
ス焼入れ後時効処理したAl−Mg−Si系アルミニウ
ム合金中空押出材からなり、耐力200MPa以上かつ
表面再結晶層厚さが肉厚の1〜50%であり、さらに表
面再結晶層の肉厚方向の結晶粒径が200μm以下であ
る衝撃吸収部材。
する耐圧壊割れ性に優れた衝撃吸収部材を得る。 【解決手段】 Mgが0.40〜0.80mass%、
Si含有量が0.50〜1.0mass%を含み、プレ
ス焼入れ後時効処理したAl−Mg−Si系アルミニウ
ム合金中空押出材からなり、耐力200MPa以上かつ
表面再結晶層厚さが肉厚の1〜50%であり、さらに表
面再結晶層の肉厚方向の結晶粒径が200μm以下であ
る衝撃吸収部材。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Al−Mg−Si
系アルミニウム合金押出材からなり、圧縮の衝撃荷重を
受けたとき、その衝撃荷重を吸収する作用を持つ衝撃吸
収部材に関し、特に自動車のフレーム構造におけるサイ
ドメンバやバンパーステイ及びサイドフレームなどとし
て好適な衝撃吸収部材に関する。 【0002】 【従来の技術】自動車のフレーム構造において、サイド
メンバやバンパーステイなどの衝撃吸収部材として、軽
量化のためアルミニウム合金中空押出材の適用が検討さ
れている。軸方向に圧縮の衝撃荷重を受けるこれらの衝
撃吸収部材には、押出軸方向に荷重を受けたとき形材全
体がオイラー座屈(形材全体がくの字形に曲がる座屈)
を起こさず、かつ圧壊割れを発生することなく蛇腹状に
収縮変形して、安定した高いエネルギー吸収を得るこ
と、及び自動車フレーム構造材として必要な強度(耐
力)を有することが要求される。 【0003】これまで、衝撃吸収部材として利用できる
アルミニウム合金押出材として、高強度アルミニウム合
金の中では比較的耐食性に優れ、リサイクル性の面でも
他の系のアルミニウム合金より優れているAl−Mg−
Si系アルミニウム合金押出材が多く検討されている
(例えば特開平6−25783号公報、特開平7−54
090号公報、特開平7−118782号公報、特開平
9−256096号公報等)。 【0004】上記公報にも記載されているように、Al
−Mg−Si系アルミニウム合金押出材を衝撃吸収部材
に適用する場合、一般にオンラインによるプレス焼入れ
又はオフラインによる溶体化・焼入れ処理を行った後、
時効処理を施している。ここで時効処理を施すのは、押
出材の強度を向上させ、かつ組織を安定化し使用中に自
然時効が進行して耐圧壊割れ性が劣化するのを防止する
ためである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、Al−Mg−
Si系アルミニウム合金押出材は、サイドメンバー等と
して使用中に高温にさらされ、自然時効が進行し耐圧壊
割れ性が劣化する可能性があり、それを防止するため時
効処理を行うことは熱処理型のAl−Mg−Si系アル
ミニウム合金押出材を衝撃吸収部材として用いる場合の
必須の要件であるが、T5、T6処理を行って強度を上
げた場合、軸方向に圧縮変形させたときに圧壊割れが発
生するという問題をはらんでいる。圧壊割れが発生する
と、蛇腹状の収縮変形が妨げられて安定したエネルギー
吸収が得られなくなる。また、最近ではリサイクル性等
の観点から、同じAl−Mg−Si系アルミニウム合金
押出材を、横方向に衝撃荷重を受けるサイドフレームな
ど、その他の自動車フレーム構造材等としても、同時に
利用できるようにすることが求められるようになってき
た。そこで、本発明は、高強度(耐力)を付与したAl
−Mg−Si系アルミニウム合金押出材に、軸方向に優
れた耐圧壊割れ性及び優れたエネルギー吸収性を与え、
同時に横方向にも優れた耐圧壊割れ性を与えることを目
的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】Al−Mg−Si系アル
ミニウム合金押出材において、時効処理後の強度を高く
したいとき、一般にMg、Si及び遷移元素(Cu、M
n、Cr、Zr等)の添加量を多くしているが、その場
合、必然的に粒界の析出物が増して粒界に歪みが集中す
る。また、添加元素量が多いと一般に焼入感受性が鋭く
なり、低い冷却速度(例えば寸法精度やコスト面で有利
な空冷プレス焼入れ)では同じく粒界の析出物の量が増
し、大きい衝撃荷重を受けて圧壊するとき割れが発生し
やすくなる。これに対し、本発明者らは、Al−Mg−
Si系アルミニウム合金押出材のマクロ組織が再結晶組
織を主体とするものであるとき圧壊割れが発生しやすい
が、繊維状組織(押出による繊維状組織が押出工程以降
の熱処理工程の間においても再結晶することなく、その
まま残った状態の組織)を主体とするとき、高強度でも
圧壊割れの発生が抑えられることを見いだした。一方、
オフラインで溶体化・焼入れを行うと繊維状組織が緩ん
でしまうこと、またオンラインによるプレス焼入れで所
要の特性を得るためには、ある程度の厚さの表面再結晶
層を形成する方が有利であることも分かった。本発明
は、この知見に基づいてなされたものである。 【0007】本発明に係る耐圧壊性に優れた衝撃吸収部
材は、Mgが0.40〜0.80mass%、Si含有
量が0.50〜1.0mass%を含み、プレス焼入れ
後時効処理したAl−Mg−Si系アルミニウム合金中
空押出材からなり、耐力200MPa以上かつ表面再結
晶層厚さが肉厚の1〜50%であり、さらに表面再結晶
層の肉厚方向の結晶粒径は200μm以下であることを
特徴とする。押出材の表面再結晶層の内側は繊維状組織
層である。この衝撃吸収部材は、押出軸方向に圧縮の衝
撃荷重を受けるサイドメンバやバンパーステイに特に好
適であり、また横方向に圧縮の衝撃荷重を受けるサイド
フレームなど、その他の自動車フレーム構造材等として
も利用できる。 【0008】 【発明の実施の形態】上記Al−Mg−Si系アルミニ
ウム合金は、上記以外の添加元素として必要に応じてC
u、Mn、Cr、Zr、Ti、不可避不純物としてF
e、その他の元素を含むことができる。以下、本発明の
衝撃吸収部材を構成する押出材の組成等について説明す
る。 【0009】Mg、Si MgとSiは結合してMg2Siを形成し、合金強度を
向上させる。自動車フレーム構造材として必要な強度を
得るためには、Mgは0.40%以上の添加が必要であ
る。しかし、0.80%を越えて添加されると焼入れ感
受性が鋭くなり、焼入れ速度が低くなると焼きが入らず
必要な強度が出なくなる。従って、Mg含有量は0.4
0〜0.80%とする。より望ましい範囲は0.40〜
0.60%である。一方、Si量が0.50%より少な
いと必要な強度が得られず、1.0%を越えると焼入れ
感受性が鋭くなり、同じく焼入れ速度が低くなると焼き
が入らず必要な強度が出なくなる。従って、Si含有量
は0.50〜1.0%とする。このMg及びSi量の範
囲内で、高い強度が得られ焼入れ感受性が余り鋭くなら
ない範囲として、Si量は0.50〜0.70%が特に
望ましい。 【0010】Mn、Cr、Zr Mn、Cr、Zrは押出材に繊維状組織を形成して耐圧
壊割れ性を向上させる作用があり、これらの中から1種
又は2種以上が、Mn:0.05〜0.40%、Cr:
0.05〜0.20%、Zr:0.05〜0.20%の
範囲で添加される。これらの遷移元素の添加量が下限未
満では繊維状組織とならないか、表面再結晶層が厚く出
て圧壊割れが発生し、上限を越えると焼入れ感受性が鋭
くなり、焼入れ速度が低いとき焼きが入らず、自動車フ
レーム構造材として必要な強度が出なくなる。このとき
各元素の望ましい範囲は、Mn:0.05〜0.25
%、Cr:0.05〜0.15%、Zr:0.05〜
0.15%である。また、これらの遷移元素の合計添加
量は0.05〜0.60%とし、0.10〜0.40%
がより望ましく、さらに0.2〜0.3%が望ましい。 【0011】Cu CuはAl−Mg−Si系アルミニウム合金の強度を高
め、耐応力腐食割れ性を改善する作用があり、必要に応
じて添加される。しかし、0.05%未満では作用が不
十分であり、0.7%を越えると押出性及び一般耐食性
が低下するので、含有量は0.05〜0.7%が望まし
い。より望ましい範囲は0.10〜0.35%である。 Ti Tiは、鋳塊組織を微細化する作用があり、適宜添加さ
れる。しかし、0.005%より少ないと微細化の効果
が十分でなく、0.2%より多いと飽和して巨大化合物
が発生してしまう。従って、Tiの含有量は0.005
〜0.2%とする。より望ましい範囲は0.01〜0.
10%、さらに望ましい範囲は0.015〜0.05%
である。 【0012】不可避不純物 不可避不純物のうちFeはアルミニウム地金に最も多く
含まれる不純物であり、0.35%を超えて合金中に存
在すると鋳造時に粗大な金属間化合物を晶出し、合金の
機械的性質を損なう。従って、Feの含有量は0.35
%以下に規制する。望ましくは0.30%以下であり、
さらに0.25%以下が望ましい。また、アルミニウム
合金を鋳造する際には地金、添加元素の中間合金等様々
な経路より不純物が混入する。混入する元素は様々であ
るが、Fe以外の不純物は単体で0.05%以下、総量
で0.15%以下であれば合金の特性にほとんど影響を
及ぼさない。従って、これらの不純物は単体で0.05
%以下、総量で0.15%以下とする。なお、不純物の
うちBについてはTiの添加に伴い合金中にTi含有量
の1/5程度の量で混入するが、より望ましい範囲は
0.02%以下、さらに0.01%以下が望ましい。 【0013】強度(耐力) 自動車フレーム構造材(衝撃吸収部材)としての適用を
考えた場合、強度が200MPaに満たないとエネルギ
ー吸収量が低下するため、強度は200MPa以上が必
要である。しかし、上記組成を外れるとその強度が出な
くなるか(エネルギー吸収量も大きく低下する)、繊維
状組織が形成されず耐圧壊割れ特性に劣るようになる。
耐力の望ましい範囲は220MPa以上である。 【0014】表面再結晶層 上記Al−Mg−Si系アルミニウム合金押出材におい
て、押出材の繊維状組織は押出材の断面のほぼ全体に形
成されているのが望ましく、自動車フレーム構造材のよ
うに厚さ1〜5mmの押出材であれば、表面再結晶層は
全体の肉厚の50%以下とする必要がある。望ましくは
30%以下である。これは、再結晶粒は繊維状組織に比
べて結晶粒径が大きいことと、冷却速度が低い場合は冷
却過程で結晶粒界に析出する析出物が多くなり、表面再
結晶粒の粒界に歪みが集中して割れが発生しやすくなる
ためである。一方、上記組成及び厚さのAl−Mg−S
i系アルミニウム合金押出材であれば、5m/分以下の
押出速度で押出材の断面のほぼ全て(表面再結晶層厚さ
が肉厚の1%未満)繊維状組織とすることができるが、
このような低い押出速度ではプレス焼入れ(オンライ
ン)において焼入れゾーンに入るまでに時間がかかるた
め、焼きが入りにくく必要な強度、エネルギー吸収量及
び最大荷重が得にくくなる。従って、表面再結晶層厚さ
は肉厚の1%以上とする必要がある。望ましくは5%以
上である。また、表面再結晶粒の結晶粒径は200μm
以下、さらに100μm以下とするのが望ましい。これ
は、表面再結晶粒の粒径が大きいほど歪みが集して割れ
が発生しやすくなるためである。 【0015】 【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。D
C鋳造により、表1に示す成分組成のAl−Mg−Si
系アルミニウム合金ビレットを溶製し、550℃×4h
rの均熱処理を行った。続いて、押出温度500℃及び
表1に示す押出速度で押出加工を行い、押出直後にオン
ラインで空冷又は水冷によるプレス焼入れを行い、図1
に示すような中空矩形断面の押出材(長辺が70〜80
mm、短辺が54〜60mm、肉厚が2〜5mm)を得
た。なお、空冷はファン空冷で冷却速度:約190℃/
min、水冷は冷却速度:約10000℃/minであ
った。ついで、この押出材に対し190℃×3時間の時
効処理を施し、供試材とした。 【0016】この供試材について、表面再結晶層(GG
層)厚さ、表面再結晶層の結晶粒径、機械的特性、縦及
び横方向圧壊特性を下記要領で調べた。その結果を表1
及び表2に示す。 表面再結晶層厚さ:押出方向に平行方向の断面におい
て、表面4箇所及び裏面4箇所をとり、それぞれの再結
晶層厚を測定し、表裏各々平均をとり、表の平均値と裏
の平均値の合計をGG層厚さとした。 表面再結晶層粒径:押出方向に平行方向の断面におい
て、表面から肉厚中心部へ向かって切断法にて、表側4
箇所、裏側4箇所測定し、その平均をとってGG層粒径
とした。ここで、粒径を表面から肉厚中心部へ向かって
測定するのは、この方向に測定した粒径が割れの発生に
特に関係するためである。(なお、本発明では、表面再
結晶層厚さが表面再結晶層粒径より十分大きくなく粒径
の測定が難しい場合は、表面再結晶層粒径=表面再結晶
層厚さと定義する。) 機械的特性:供試材よりJIS5号試験片を採取し、J
IS Z 2241に準拠して引張試験を行った。 【0017】縦圧縮特性:長さ200mmの供試材を用
い、アムスラー試験機にて図2に示すように軸方向に静
的圧縮荷重を加え、これを100mmまで圧縮して荷重
−変位曲線を得、最大荷重と100mmまでの吸収エネ
ルギーを求めた。割れ性の評価は目視にて行い、割れの
発生していないものを◎、微小な割れの発生したものを
○、開口割れの発生したものを×と評価した。 横圧縮特性:長さ200mmの供試材を用い、図3に示
すように長辺側が上下になるように横向きに置いて静的
圧縮荷重を加え、これを20mmまで圧縮し、割れ性の
評価を目視にて行った。割れの発生していないものを
◎、微小な割れの発生したものを○、開口割れの発生し
たものを×と評価した。 【0018】 【表1】 【0019】 【表2】【0020】表2に示すように、GG層厚さが本発明の
規定範囲内のもの(No.1〜8)は圧壊割れを起こさ
ず、高い耐力及び優れたエネルギー吸収特性(縦横とも
に圧壊割れなし、高い吸収エネルギー及び最大荷重)を
示す。一方、表面GG層が形成されていないNo.9は
耐力が200MPaに満たず、吸収エネルギー及び最大
荷重が低く、GG層厚さが本発明の規定範囲を超えるも
の(No.10〜15)は圧壊割れ性が劣り、GG層厚
さが本発明の規定範囲内でも、耐力が200MPaに達
しないNo.16は吸収エネルギー及び最大荷重が低
く、GG層粒径が200μmを超えるNo.17は圧壊
割れ性が劣る。 【0021】 【発明の効果】本発明によれば、Al−Mg−Si系ア
ルミニウム合金押出材について、耐力と表面再結晶層の
割合、及び粒径を規定することにより、高強度で優れた
エネルギー吸収特性を示す衝撃吸収部材を得ることがで
きる。
系アルミニウム合金押出材からなり、圧縮の衝撃荷重を
受けたとき、その衝撃荷重を吸収する作用を持つ衝撃吸
収部材に関し、特に自動車のフレーム構造におけるサイ
ドメンバやバンパーステイ及びサイドフレームなどとし
て好適な衝撃吸収部材に関する。 【0002】 【従来の技術】自動車のフレーム構造において、サイド
メンバやバンパーステイなどの衝撃吸収部材として、軽
量化のためアルミニウム合金中空押出材の適用が検討さ
れている。軸方向に圧縮の衝撃荷重を受けるこれらの衝
撃吸収部材には、押出軸方向に荷重を受けたとき形材全
体がオイラー座屈(形材全体がくの字形に曲がる座屈)
を起こさず、かつ圧壊割れを発生することなく蛇腹状に
収縮変形して、安定した高いエネルギー吸収を得るこ
と、及び自動車フレーム構造材として必要な強度(耐
力)を有することが要求される。 【0003】これまで、衝撃吸収部材として利用できる
アルミニウム合金押出材として、高強度アルミニウム合
金の中では比較的耐食性に優れ、リサイクル性の面でも
他の系のアルミニウム合金より優れているAl−Mg−
Si系アルミニウム合金押出材が多く検討されている
(例えば特開平6−25783号公報、特開平7−54
090号公報、特開平7−118782号公報、特開平
9−256096号公報等)。 【0004】上記公報にも記載されているように、Al
−Mg−Si系アルミニウム合金押出材を衝撃吸収部材
に適用する場合、一般にオンラインによるプレス焼入れ
又はオフラインによる溶体化・焼入れ処理を行った後、
時効処理を施している。ここで時効処理を施すのは、押
出材の強度を向上させ、かつ組織を安定化し使用中に自
然時効が進行して耐圧壊割れ性が劣化するのを防止する
ためである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、Al−Mg−
Si系アルミニウム合金押出材は、サイドメンバー等と
して使用中に高温にさらされ、自然時効が進行し耐圧壊
割れ性が劣化する可能性があり、それを防止するため時
効処理を行うことは熱処理型のAl−Mg−Si系アル
ミニウム合金押出材を衝撃吸収部材として用いる場合の
必須の要件であるが、T5、T6処理を行って強度を上
げた場合、軸方向に圧縮変形させたときに圧壊割れが発
生するという問題をはらんでいる。圧壊割れが発生する
と、蛇腹状の収縮変形が妨げられて安定したエネルギー
吸収が得られなくなる。また、最近ではリサイクル性等
の観点から、同じAl−Mg−Si系アルミニウム合金
押出材を、横方向に衝撃荷重を受けるサイドフレームな
ど、その他の自動車フレーム構造材等としても、同時に
利用できるようにすることが求められるようになってき
た。そこで、本発明は、高強度(耐力)を付与したAl
−Mg−Si系アルミニウム合金押出材に、軸方向に優
れた耐圧壊割れ性及び優れたエネルギー吸収性を与え、
同時に横方向にも優れた耐圧壊割れ性を与えることを目
的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】Al−Mg−Si系アル
ミニウム合金押出材において、時効処理後の強度を高く
したいとき、一般にMg、Si及び遷移元素(Cu、M
n、Cr、Zr等)の添加量を多くしているが、その場
合、必然的に粒界の析出物が増して粒界に歪みが集中す
る。また、添加元素量が多いと一般に焼入感受性が鋭く
なり、低い冷却速度(例えば寸法精度やコスト面で有利
な空冷プレス焼入れ)では同じく粒界の析出物の量が増
し、大きい衝撃荷重を受けて圧壊するとき割れが発生し
やすくなる。これに対し、本発明者らは、Al−Mg−
Si系アルミニウム合金押出材のマクロ組織が再結晶組
織を主体とするものであるとき圧壊割れが発生しやすい
が、繊維状組織(押出による繊維状組織が押出工程以降
の熱処理工程の間においても再結晶することなく、その
まま残った状態の組織)を主体とするとき、高強度でも
圧壊割れの発生が抑えられることを見いだした。一方、
オフラインで溶体化・焼入れを行うと繊維状組織が緩ん
でしまうこと、またオンラインによるプレス焼入れで所
要の特性を得るためには、ある程度の厚さの表面再結晶
層を形成する方が有利であることも分かった。本発明
は、この知見に基づいてなされたものである。 【0007】本発明に係る耐圧壊性に優れた衝撃吸収部
材は、Mgが0.40〜0.80mass%、Si含有
量が0.50〜1.0mass%を含み、プレス焼入れ
後時効処理したAl−Mg−Si系アルミニウム合金中
空押出材からなり、耐力200MPa以上かつ表面再結
晶層厚さが肉厚の1〜50%であり、さらに表面再結晶
層の肉厚方向の結晶粒径は200μm以下であることを
特徴とする。押出材の表面再結晶層の内側は繊維状組織
層である。この衝撃吸収部材は、押出軸方向に圧縮の衝
撃荷重を受けるサイドメンバやバンパーステイに特に好
適であり、また横方向に圧縮の衝撃荷重を受けるサイド
フレームなど、その他の自動車フレーム構造材等として
も利用できる。 【0008】 【発明の実施の形態】上記Al−Mg−Si系アルミニ
ウム合金は、上記以外の添加元素として必要に応じてC
u、Mn、Cr、Zr、Ti、不可避不純物としてF
e、その他の元素を含むことができる。以下、本発明の
衝撃吸収部材を構成する押出材の組成等について説明す
る。 【0009】Mg、Si MgとSiは結合してMg2Siを形成し、合金強度を
向上させる。自動車フレーム構造材として必要な強度を
得るためには、Mgは0.40%以上の添加が必要であ
る。しかし、0.80%を越えて添加されると焼入れ感
受性が鋭くなり、焼入れ速度が低くなると焼きが入らず
必要な強度が出なくなる。従って、Mg含有量は0.4
0〜0.80%とする。より望ましい範囲は0.40〜
0.60%である。一方、Si量が0.50%より少な
いと必要な強度が得られず、1.0%を越えると焼入れ
感受性が鋭くなり、同じく焼入れ速度が低くなると焼き
が入らず必要な強度が出なくなる。従って、Si含有量
は0.50〜1.0%とする。このMg及びSi量の範
囲内で、高い強度が得られ焼入れ感受性が余り鋭くなら
ない範囲として、Si量は0.50〜0.70%が特に
望ましい。 【0010】Mn、Cr、Zr Mn、Cr、Zrは押出材に繊維状組織を形成して耐圧
壊割れ性を向上させる作用があり、これらの中から1種
又は2種以上が、Mn:0.05〜0.40%、Cr:
0.05〜0.20%、Zr:0.05〜0.20%の
範囲で添加される。これらの遷移元素の添加量が下限未
満では繊維状組織とならないか、表面再結晶層が厚く出
て圧壊割れが発生し、上限を越えると焼入れ感受性が鋭
くなり、焼入れ速度が低いとき焼きが入らず、自動車フ
レーム構造材として必要な強度が出なくなる。このとき
各元素の望ましい範囲は、Mn:0.05〜0.25
%、Cr:0.05〜0.15%、Zr:0.05〜
0.15%である。また、これらの遷移元素の合計添加
量は0.05〜0.60%とし、0.10〜0.40%
がより望ましく、さらに0.2〜0.3%が望ましい。 【0011】Cu CuはAl−Mg−Si系アルミニウム合金の強度を高
め、耐応力腐食割れ性を改善する作用があり、必要に応
じて添加される。しかし、0.05%未満では作用が不
十分であり、0.7%を越えると押出性及び一般耐食性
が低下するので、含有量は0.05〜0.7%が望まし
い。より望ましい範囲は0.10〜0.35%である。 Ti Tiは、鋳塊組織を微細化する作用があり、適宜添加さ
れる。しかし、0.005%より少ないと微細化の効果
が十分でなく、0.2%より多いと飽和して巨大化合物
が発生してしまう。従って、Tiの含有量は0.005
〜0.2%とする。より望ましい範囲は0.01〜0.
10%、さらに望ましい範囲は0.015〜0.05%
である。 【0012】不可避不純物 不可避不純物のうちFeはアルミニウム地金に最も多く
含まれる不純物であり、0.35%を超えて合金中に存
在すると鋳造時に粗大な金属間化合物を晶出し、合金の
機械的性質を損なう。従って、Feの含有量は0.35
%以下に規制する。望ましくは0.30%以下であり、
さらに0.25%以下が望ましい。また、アルミニウム
合金を鋳造する際には地金、添加元素の中間合金等様々
な経路より不純物が混入する。混入する元素は様々であ
るが、Fe以外の不純物は単体で0.05%以下、総量
で0.15%以下であれば合金の特性にほとんど影響を
及ぼさない。従って、これらの不純物は単体で0.05
%以下、総量で0.15%以下とする。なお、不純物の
うちBについてはTiの添加に伴い合金中にTi含有量
の1/5程度の量で混入するが、より望ましい範囲は
0.02%以下、さらに0.01%以下が望ましい。 【0013】強度(耐力) 自動車フレーム構造材(衝撃吸収部材)としての適用を
考えた場合、強度が200MPaに満たないとエネルギ
ー吸収量が低下するため、強度は200MPa以上が必
要である。しかし、上記組成を外れるとその強度が出な
くなるか(エネルギー吸収量も大きく低下する)、繊維
状組織が形成されず耐圧壊割れ特性に劣るようになる。
耐力の望ましい範囲は220MPa以上である。 【0014】表面再結晶層 上記Al−Mg−Si系アルミニウム合金押出材におい
て、押出材の繊維状組織は押出材の断面のほぼ全体に形
成されているのが望ましく、自動車フレーム構造材のよ
うに厚さ1〜5mmの押出材であれば、表面再結晶層は
全体の肉厚の50%以下とする必要がある。望ましくは
30%以下である。これは、再結晶粒は繊維状組織に比
べて結晶粒径が大きいことと、冷却速度が低い場合は冷
却過程で結晶粒界に析出する析出物が多くなり、表面再
結晶粒の粒界に歪みが集中して割れが発生しやすくなる
ためである。一方、上記組成及び厚さのAl−Mg−S
i系アルミニウム合金押出材であれば、5m/分以下の
押出速度で押出材の断面のほぼ全て(表面再結晶層厚さ
が肉厚の1%未満)繊維状組織とすることができるが、
このような低い押出速度ではプレス焼入れ(オンライ
ン)において焼入れゾーンに入るまでに時間がかかるた
め、焼きが入りにくく必要な強度、エネルギー吸収量及
び最大荷重が得にくくなる。従って、表面再結晶層厚さ
は肉厚の1%以上とする必要がある。望ましくは5%以
上である。また、表面再結晶粒の結晶粒径は200μm
以下、さらに100μm以下とするのが望ましい。これ
は、表面再結晶粒の粒径が大きいほど歪みが集して割れ
が発生しやすくなるためである。 【0015】 【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。D
C鋳造により、表1に示す成分組成のAl−Mg−Si
系アルミニウム合金ビレットを溶製し、550℃×4h
rの均熱処理を行った。続いて、押出温度500℃及び
表1に示す押出速度で押出加工を行い、押出直後にオン
ラインで空冷又は水冷によるプレス焼入れを行い、図1
に示すような中空矩形断面の押出材(長辺が70〜80
mm、短辺が54〜60mm、肉厚が2〜5mm)を得
た。なお、空冷はファン空冷で冷却速度:約190℃/
min、水冷は冷却速度:約10000℃/minであ
った。ついで、この押出材に対し190℃×3時間の時
効処理を施し、供試材とした。 【0016】この供試材について、表面再結晶層(GG
層)厚さ、表面再結晶層の結晶粒径、機械的特性、縦及
び横方向圧壊特性を下記要領で調べた。その結果を表1
及び表2に示す。 表面再結晶層厚さ:押出方向に平行方向の断面におい
て、表面4箇所及び裏面4箇所をとり、それぞれの再結
晶層厚を測定し、表裏各々平均をとり、表の平均値と裏
の平均値の合計をGG層厚さとした。 表面再結晶層粒径:押出方向に平行方向の断面におい
て、表面から肉厚中心部へ向かって切断法にて、表側4
箇所、裏側4箇所測定し、その平均をとってGG層粒径
とした。ここで、粒径を表面から肉厚中心部へ向かって
測定するのは、この方向に測定した粒径が割れの発生に
特に関係するためである。(なお、本発明では、表面再
結晶層厚さが表面再結晶層粒径より十分大きくなく粒径
の測定が難しい場合は、表面再結晶層粒径=表面再結晶
層厚さと定義する。) 機械的特性:供試材よりJIS5号試験片を採取し、J
IS Z 2241に準拠して引張試験を行った。 【0017】縦圧縮特性:長さ200mmの供試材を用
い、アムスラー試験機にて図2に示すように軸方向に静
的圧縮荷重を加え、これを100mmまで圧縮して荷重
−変位曲線を得、最大荷重と100mmまでの吸収エネ
ルギーを求めた。割れ性の評価は目視にて行い、割れの
発生していないものを◎、微小な割れの発生したものを
○、開口割れの発生したものを×と評価した。 横圧縮特性:長さ200mmの供試材を用い、図3に示
すように長辺側が上下になるように横向きに置いて静的
圧縮荷重を加え、これを20mmまで圧縮し、割れ性の
評価を目視にて行った。割れの発生していないものを
◎、微小な割れの発生したものを○、開口割れの発生し
たものを×と評価した。 【0018】 【表1】 【0019】 【表2】【0020】表2に示すように、GG層厚さが本発明の
規定範囲内のもの(No.1〜8)は圧壊割れを起こさ
ず、高い耐力及び優れたエネルギー吸収特性(縦横とも
に圧壊割れなし、高い吸収エネルギー及び最大荷重)を
示す。一方、表面GG層が形成されていないNo.9は
耐力が200MPaに満たず、吸収エネルギー及び最大
荷重が低く、GG層厚さが本発明の規定範囲を超えるも
の(No.10〜15)は圧壊割れ性が劣り、GG層厚
さが本発明の規定範囲内でも、耐力が200MPaに達
しないNo.16は吸収エネルギー及び最大荷重が低
く、GG層粒径が200μmを超えるNo.17は圧壊
割れ性が劣る。 【0021】 【発明の効果】本発明によれば、Al−Mg−Si系ア
ルミニウム合金押出材について、耐力と表面再結晶層の
割合、及び粒径を規定することにより、高強度で優れた
エネルギー吸収特性を示す衝撃吸収部材を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に用いた押出材の断面形状を示す図で
ある。 【図2】 実施例の縦圧壊試験を説明する図(圧壊前、
圧壊後)である。 【図3】 実施例の横圧壊試験を説明する図(圧壊前、
圧壊後)である。
ある。 【図2】 実施例の縦圧壊試験を説明する図(圧壊前、
圧壊後)である。 【図3】 実施例の横圧壊試験を説明する図(圧壊前、
圧壊後)である。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C22F 1/00 630 C22F 1/00 630A
683 683
684 684A
684C
691 691B
691C
692 692A
(72)発明者 平野 正和
山口県下関市長府港町14番1号 株式会社
神戸製鋼所長府製造所内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 Mgが0.40〜0.80mass%、
Si含有量が0.50〜1.0mass%を含み、プレ
ス焼入れ後時効処理したAl−Mg−Si系アルミニウ
ム合金中空押出材からなり、耐力200MPa以上かつ
表面再結晶層厚さが肉厚の1〜50%であり、さらに表
面再結晶層の肉厚方向の結晶粒径が200μm以下であ
ることを特徴とする耐圧壊割れ性に優れた衝撃吸収部
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002272315A JP2003183757A (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | 耐圧壊割れ性に優れた衝撃吸収部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002272315A JP2003183757A (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | 耐圧壊割れ性に優れた衝撃吸収部材 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17231999A Division JP3454755B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-06-18 | 耐圧壊割れ性に優れた衝撃吸収部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003183757A true JP2003183757A (ja) | 2003-07-03 |
Family
ID=27606638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002272315A Pending JP2003183757A (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | 耐圧壊割れ性に優れた衝撃吸収部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003183757A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006206984A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Aisin Keikinzoku Co Ltd | 耐衝撃破壊性に優れたアルミニウム合金押出材 |
JP2011208251A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Kobe Steel Ltd | 曲げ圧壊性と耐食性に優れたアルミニウム合金押出材 |
EP1785499B1 (de) * | 2005-11-14 | 2019-01-02 | Otto Fuchs KG | Energieabsorptionsbauteil |
CN115255811A (zh) * | 2022-06-13 | 2022-11-01 | 力野精密工业(深圳)有限公司 | 一种新型高精密车削减震部件工艺 |
-
2002
- 2002-09-18 JP JP2002272315A patent/JP2003183757A/ja active Pending
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