JP2003183583A - 非水系塗料用垂れ防止剤 - Google Patents
非水系塗料用垂れ防止剤Info
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Abstract
る非水系塗料用垂れ防止剤を提供する。 【解決手段】 炭素数18の不飽和脂肪酸を二量体化し
て得られる二量体酸及び/又はその誘導体を用いて得ら
れるポリアミド、ポリエステル又はポリウレタンであっ
て、その分子の末端にジメチルアミノ基又はジエチルア
ミノ基を有するもの、から成る垂れ防止剤。
Description
止剤に関する。本発明の垂れ防止剤は特にエポキシ塗料
やウレタン塗料などの非水系防食塗料の垂れ防止剤とし
て有用である。
り、垂直面に塗装する際の垂れを防止するために、塗料
組成物に塗装時の高剪断速度領域では流動しやすく、塗
着後の低剪断速度領域では流動しにくくするレオロジー
コントロール剤(垂れ防止剤)が使用されている。この
垂れ防止剤として、乳化性ポリエチレンワックス、アミ
ドワックス、有機変性クレイ、微粉末シリカ、水素添加
ヒマシ油ワックス、ポリエステルアミドなどのポリマ
ー、及び尿素ウレタンアミドなどが有用であることが開
示されているが、これらはいずれも種々の欠点を有して
いる。
許の例として、米国特許第3,123,488号及び米
国特許第3,184,323号が挙げられる。乳化性ポ
リエチレンワックスは、微細なポリエチレン粒子にして
沈降防止やレオロジー改良に効果を発揮させているが、
有機媒体中に分散させたクリーム状あるいはペースト状
の形で用いられるため、塗料製造時の作業性が悪く、効
果を得るためには適当な温度範囲での分散工程を必要と
し、高膜厚を得るためには一般的に垂れ防止性が不十分
である。
て、特開昭56−112977号公報及び特開平5−2
71585号公報が挙げられる。アミドワックスは、微
粉末あるいは有機媒体中において予め膨潤させたペース
トの形で用いられるが、微粉末型は効果を得るために適
当な温度を加えた分散工程が必要であり、ペースト型は
微粉末型の欠点を改良しているものの、乳化性ポリエチ
レンワックスと同様に塗料製造時の作業性が悪く、近年
問題が大きくなっている揮発性有機溶剤を多く含むとい
う欠点がある。
て、米国特許第4,208,218号及び米国特許第
4,517,112号が挙げられる。有機的に改質され
たクレイは固体粒子状または粉末状であるが、微粉末シ
リカと同様に粉塵問題など作業性に問題があり、通常、
塗料の製造過程の分散工程中に添加しなければならな
い。また、垂れ防止性を高めるために添加量を多くする
と、塗膜の耐水性が低下するという欠点も有している。
られている垂れ防止剤であるが、分散時の適正温度範囲
が狭く、低温での分散では効果が不十分であり、高温で
分散すると溶解し、効果の低下と共に結晶粒子の発生す
る場合がある。
例として、米国特許第5,034,444号及び米国特
許第6,043,300号が挙げられる。ポリマー型の
垂れ防止剤は、それ自身が液状であるか、あるいは有機
溶剤に容易に溶解するため液状で用いることができる。
液状垂れ防止剤の利点は、作業性が良く、塗料の製造工
程中に添加することも、あるいは塗料製造後に添加する
ことも可能で、ペースト型垂れ防止剤と比較して揮発性
有機溶剤を低減できる点にある。一方、顔料などの吸着
対象物がないと垂れ防止効果は得られず、高膜厚を得る
には効果が不十分であったり、塗料の貯蔵中に効果が低
下するなどの欠点を持っている。
87号公報に記載されているが、アミドワックスのペー
スト型と同様に軟固体であり、作業性に欠点を有してい
る。
各種の非水系垂れ防止剤が利用されているが、上述のよ
うに何れの垂れ防止剤も欠点を有している。塗料製造業
者は、垂れ防止効果は当然のこととして、塗料をより効
率的に生産するための方法を垂れ防止剤に対しても求め
ている。特に塗料製造工程が自動化されてきてその要求
が強くなっている。液状垂れ防止剤は作業性の点では優
位性を持っているが、効果と塗料の貯蔵安定性で問題が
残されている。本発明の目的は、この様な問題点を解決
するために、非水系塗料、特にエポキシ塗料やウレタン
塗料のような防食塗料で優れた垂れ防止性を発揮し、塗
料の貯蔵中においても効果の低下が少なく、作業性の優
れた液状垂れ防止剤を提供することにある。
討を重ねた結果、炭素数18の不飽和脂肪酸を二量体化
して得られる二量体酸(以下、ダイマー酸と呼ぶ場合が
ある)及び/又はその誘導体(以下、ダイマー酸誘導体
と呼ぶ場合がある)を用いて得られるポリアミド、ポリ
エステル又はポリウレタンであって、その分子の末端部
分にジメチルアミノ基又はジエチルアミノ基を有するも
のが、これを塗料に添加した場合に優れた垂れ防止性を
示すこと、有機溶剤に容易に溶解するため液状で利用で
きること、これを塗料に添加した場合に良好な貯蔵安定
性を示すこと、を見出した。
数18の不飽和脂肪酸を二量体化して得られる二量体酸
及び/又はその誘導体を用いて得られるポリアミド、ポ
リエステル又はポリウレタンであって、その分子の末端
部分にジメチルアミノ基又はジエチルアミノ基を有する
もの、から成ることを特徴とする非水系塗料用垂れ防止
剤が提供される。
油、トール油、亜麻仁油、綿実油などの植物油から得ら
れる不飽和脂肪酸を重合したもので、二量体酸の他にモ
ノマー酸や三量体酸を少量含んでいるが、不純物が少な
い場合には問題はない。ダイマー酸は、コグニスジャパ
ン(株)やハリマ化成(株)から市販されている。
として、ダイマー酸を原料として得られるダイマージア
ミン、ダイマージオール、ダイマージイソシアネートを
挙げることができるが、これらに限定されるものではな
く、例えばダイマー酸及び/又はダイマー酸誘導体を反
応させたプレポリマーを用いることも可能である。ダイ
マージアミン、ダイマージオール及びダイマージイソシ
アネートはコグニスジャパン(株)から市販されてい
る。
組み合わせとして、ダイマー酸とダイマージアミン、ダ
イマー酸とダイマージアミン以外のジアミン、及びダイ
マージアミンとダイマー酸以外のジカルボン酸、などが
可能である。本発明に用いられるダイマージアミン以外
のジアミンの例として、エチレンジアミン、1,3−ジ
アミノプロパン、1,2−ジアミノプロパン、1,4−
ジアミノブタン、1,6−ヘキサンジアミン、1,10
−デカンジアミン、1,11−ウンデカンジアミン、
1,12−ドデカンジアミン、キシリレンジアミンなど
が挙げられるが、ジアミンの炭素数は2〜16であるこ
とが好ましい。また、ダイマー酸以外のジカルボン酸の
例として、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリ
ン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカ
ンジカルボン酸、マレイン酸、フマル酸などが挙げられ
るが、ジカルボン酸の炭素数は3〜21であることが好
ましい。ジカルボン酸とジアミンの反応は、ジカルボン
酸が過剰(モル比)の配合で反応させ、分子の末端にカ
ルボキシル基が残るようにした方が製造上利点がある。
めには、上述したモノマーの組み合わせから得られるポ
リアミドの末端部分にジメチルアミノ基又はジエチルア
ミノ基を導入する必要がある。これらの基を導入する方
法の例として、上述の組み合わせで得られるポリアミド
ジカルボン酸(ジカルボン酸が過剰の配合で製造)に、
N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、N,N−ジメ
チルアミノエチルアミンあるいはN,N−ジエチルアミ
ノプロピルアミンを反応させる方法がある。また、ジカ
ルボン酸、ジアミン、及び前記ジメチルアミノ基又はジ
エチルアミノ基導入物質を一括で反応させることも可能
である。本発明は構造に特徴を有する物質に関するもの
であるため、ジメチルアミノ基あるいはジエチルアミノ
基の導入方法を限定するものではない。
なるように酸過剰の配合でジカルボン酸とジアミンを反
応させる場合、分子の末端に導入するジメチルアミノ基
又はジエチルアミノ基の割合が、分子末端1個に対し平
均で0.3〜1個となるようにするのが良い。ジメチル
アミノ基、又はジエチルアミノ基の割合が0.3個より
少ないと、塗料に添加した直後には十分な垂れ防止効果
が得られても、塗料の貯蔵中に効果の低下が大きくな
る。
の組み合わせとして、ダイマー酸とダイマージオール、
ダイマー酸とダイマージオール以外のポリオール、及び
ダイマージオールとダイマー酸以外のジカルボン酸、な
どが可能である。本発明に用いられるダイマージオール
以外のポリオールの例として、エチレングリコール、
1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジ
メタノール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリペンタメチレン
グリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、グ
リセリンのプロピレンオキシド付加物、トリメチロール
プロパンのエチレンオキシド付加物、などが挙げられ
る。ダイマー酸以外のジカルボン酸については、ポリア
ミドについて記述した部分に記載されているものを用い
ることができる。ジカルボン酸とポリオールの反応は、
ジカルボン酸が過剰(モル比)の配合で反応させ、分子
の末端にカルボキシル基が残るようにした方が製造上利
点がある。
めには、上述したモノマーの組み合わせから得られるポ
リエステルの末端部分にジメチルアミノ基又はジエチル
アミノ基を導入する必要がある。これらの基を導入する
方法は、ジアミンの代わりにポリオールを用いるという
ことを除いて、ポリアミドについて記述した方法を用い
ることができる。
になるように酸過剰の配合でジカルボン酸とポリオール
を反応させる場合、分子の末端に導入するジメチルアミ
ノ基又はジエチルアミノ基の割合が、分子末端1個に対
し平均で0.3〜1個となるようにするのが良い。ジメ
チルアミノ基又はジエチルアミノ基の割合が0.3個よ
り少ないと、塗料に添加した直後には十分な垂れ防止効
果が得られても、塗料の貯蔵中に効果の低下が大きくな
る。
の組み合わせとして、ダイマージイソシアネートとダイ
マージオール、ダイマージイソシアネートとダイマージ
オール以外のポリオール、及びダイマージオールとダイ
マージイソシアネート以外のジイソシアネート、などが
可能である。本発明に用いられるダイマージイソシアネ
ート以外のジイソシアネートの例として、トリメチレン
ジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、
ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、2,2,4−もしくは2,4,4−トリ
メチル−1,6−ヘキサンジイソシアネート、1,4−
シクロヘキサンジイソシアネート、1,2−シクロヘキ
サンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
などが挙げられる。ダイマージオール以外のポリオール
については、ポリエステルについて記述した部分に記載
されているものを用いることができる。ジイソシアネー
トとポリオールの反応は、ジイソシアネートが過剰(モ
ル比)の配合で反応させ、分子の末端にイソシアネート
基が残るようにした方が製造上利点がある。
めには、上述したモノマーの組み合わせから得られるポ
リウレタンの末端部分にジメチルアミノ基又はジエチル
アミノ基を導入する必要がある。これらの基を導入する
方法の例として、上述の組み合わせで得られるポリウレ
タンポリイソシアネート(ジイソシアネートが過剰の配
合で製造)に、N,N−ジメチルアミノエタノール、
N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、N,N−ジメ
チルアミノエチルアミンあるいはN,N−ジエチルアミ
ノプロピルアミンを反応させる方法がある。ジメチルア
ミノ基あるいはジエチルアミノ基の分子末端への導入方
法は自由であり、その導入方法によって本特許から除外
されるものではない。
全てにジメチルアミノ基又はジエチルアミノ基を導入す
ることが好ましい。これら以外の基が残っていると垂れ
防止効果が低下する。
及びポリウレタンの数平均分子量は20,000以下で
ある。数平均分子量が20,000を越えると垂れ防止
効果が低下する。
及びポリウレタンは、公知の縮重合反応や付加重合反応
で製造することができるが、製造方法に制限はない。ま
た、これらの反応には触媒を用いる場合があるが、触媒
に関しても何ら制限されない。
及びポリウレタンは、常温では固体状か高粘度液状であ
るため、塗料製造工程でそのまま使用するには問題があ
る。従って、有機媒体に容易に溶解することを利用して
液状の形にすることが好ましい。
が適する塗料はハイソリッド型のエポキシ塗料やウレタ
ン塗料で、特に垂れ防止効果、塗料製造時の作業性、塗
料の貯蔵安定性に対して強い要望がある場合に有用であ
る。
料に添加する時期は、顔料を混練する過程でも良いし、
また塗料を製造した後に添加しても良い。添加温度に制
限はなく、分散機は塗料の製造で一般に用いられるもの
が使用できる。
能によって異なるが、通常添加剤の固形分換算で塗料ビ
ヒクルに対し0.3〜3重量%が良く、特に0.5〜2
重量%が好ましい。添加量が0.3重量%より少ないと
垂れ防止効果が十分でなく、また3重量%より多い場合
でも垂れ防止効果が低下する場合がある。
り、エポキシ塗料やウレタン塗料などの防食塗料におい
て、垂れ防止性、塗料製造工程の効率化、塗料の貯蔵安
定性などの要求に対応が可能となる。
明する。以下における「部」及び「%」は、それぞれ
「重量部」及び「重量%」を示す。
00mlのフラスコに、ダイマー酸340部とダイマー
ジアミン160部(モル比2:1)を計り取り、180
℃に加温して6時間反応させた。得られたポリアミド5
00部にジメチルアミノプロピルアミン52部(モル比
1:1.7)を加え、180℃に加温して6時間反応を
行った。得られた反応生成物は赤褐色の高粘度液体であ
った。このものの数平均分子量はGPCで測定した結
果、標準ポリスチレン換算で1,700であった(以下
の数平均分子量も同様の方法で測定した)。この液状物
質にメチルノルマルアミルケトンとノルマルブタノール
の混合溶剤(1:1、以下単に混合溶剤と記述する)を
加え、不揮発分が50%となるように調整して液状垂れ
防止剤を得た。
00部に、ジメチルアミノプロピルアミン39部(モル
比1:1.3)を加え、180℃に加温して6時間反応
を行った。得られた反応生成物(数平均分子量1,80
0)に上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%となるよ
うに調整して液状垂れ防止剤を得た。
00部に、ジエチルアミノプロピルアミン77部(モル
比1:1.7)を加え、180℃に加温して6時間反応
を行った。得られた反応生成物(数平均分子量1,40
0)に上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%となるよ
うに調整して液状垂れ防止剤を得た。
00部に、ジメチルアミノエチルアミン45部(モル比
1:1.7モル)を加え、180℃に加温して6時間反
応を行った。得られた反応生成物(数平均分子量1,7
00)に上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%となる
ように調整して液状垂れ防止剤を得た。
ー酸305部とダイマージアミン195部(モル比3:
2)を計り取り、180℃に加温して6時間反応を行っ
た。得られたポリアミド500部にジメチルアミノプロ
ピルアミン30部(モル比1:1.7)を加え、180
℃に加温して6時間反応させた。得られた反応生成物は
赤褐色の高粘度液体であった。このものの数平均分子量
は2,600であった。この液状物質に上記混合溶剤を
加え、不揮発分が50%となるように調整して液状垂れ
防止剤を得た。
ー酸455部とヘキサメチレンジアミン45部(モル比
2:1)を計り取り、180℃に加温して6時間反応を
行った。得られたポリアミド500部にジメチルアミノ
プロピルアミン37部(モル比1:0.9)を加え、1
80℃に加温して6時間反応させた。得られた反応生成
物は赤褐色の高粘度液体であった。このものの数平均分
子量は1,400であった。この液状物質に上記混合溶
剤を加え、不揮発分が50%となるように調整して液状
垂れ防止剤を得た。
00部に、ジメチルアミノプロピルアミン64部(モル
比1:1.5)を加え、180℃に加温して6時間反応
させた。得られた反応生成物(数平均分子量1,20
0)に上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%となるよ
うに調整して液状垂れ防止剤を得た。
0部に、ジメチルアミノプロピルアミン76部(モル比
1:1.8)を加え、180℃に加温して6時間反応さ
せた。得られた反応生成物(数平均分子量1,100)
に上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%となるように
調整して液状垂れ防止剤を得た。
00部に、ジメチルアミノエチルアミン62部(モル比
1:1.7)を加え、180℃に加温して6時間反応さ
せた。得られた反応生成物(数平均分子量1,300)
に上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%となるように
調整して液状垂れ防止剤を得た。
ー酸340部、ダイマージオール160部(モル比2:
1)及びパラトルエンスルホン酸0.3部を計り取り、
180℃に加温して6時間反応を行った。得られたポリ
エステル500部にジメチルアミノプロピルアミン39
部(モル比1:1.3)を加え、180℃に加温して6
時間反応させた。得られた反応生成物は赤褐色の高粘度
液体であった。このものの数平均分子量は1,500で
あった。この液状物質に上記混合溶剤を加え、不揮発分
が50%となるように調整して液状垂れ防止剤を得た。
ル500部に、ジメチルアミノプロピルアミン51部
(モル比1:1.7)を加え、180℃に加温して6時
間反応させた。得られた反応生成物(数平均分子量1,
300)に上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%とな
るように調整して液状垂れ防止剤を得た。
ル500部に、ジメチルアミノエチルアミン44部(モ
ル比1:1.7)を加え、180℃に加温して6時間反
応させた。得られた反応生成物(数平均分子量1,50
0)に上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%となるよ
うに調整して液状垂れ防止剤を得た。
0部に、ジエチルアミノプロピルアミン77部(モル比
1:1.7)を加え、180℃に加温して6時間反応さ
せた。得られた反応生成物(数平均分子量1,100)
に上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%となるように
調整して液状垂れ防止剤を得た。
ー酸288部、ダイマージオール212部(モル比3:
2)及びパラトルエンスルホン酸0.3部を計り取り、
180℃に加温して6時間反応を行った。得られたポリ
エステル500部にジメチルアミノプロピルアミン20
部(モル比1:1.7)を加え、180℃に加温して6
時間反応させた。得られた反応生成物は赤褐色の高粘度
液体であった。このものの数平均分子量は2,800で
あった。この液状物質に上記混合溶剤を加え、不揮発分
が50%となるように調整して液状垂れ防止剤を得た。
ー酸454部、1,6−ヘキサンジオール46部(モル
比2:1)及びパラトルエンスルホン酸0.3部を計り
取り、180℃に加温して6時間反応を行った。得られ
たポリエステル500部にジメチルアミノプロピルアミ
ン72部(モル比1:1.7)を加え、180℃に加温
して6時間反応させた。得られた反応生成物は赤褐色の
高粘度液体であった。このものの数平均分子量は900
であった。この液状物質に上記混合溶剤を加え、不揮発
分が50%となるように調整して液状垂れ防止剤を得
た。
ー酸143部、グリセリンのプロピレンオキシド付加物
(数平均分子量3,000)357部(モル比2:1)
及びパラトルエンスルホン酸0.6部を計り取り、16
0℃に加温して10時間反応を行った。得られたポリエ
ステル500部にジメチルアミノプロピルアミン13部
(モル比1:1)を加え、180℃に加温して6時間反
応させた。得られた反応生成物は赤褐色の高粘度液体で
あった。このものの数平均分子量は12,000であっ
た。この液状物質に上記混合溶剤を加え、不揮発分が5
0%となるように調整して液状垂れ防止剤を得た。
イン酸183部、ダイマージオール317部(モル比
2:1)及びパラトルエンスルホン酸0.3部を計り取
り、180℃に加温して6時間反応を行った。得られた
ポリエステル500部にジメチルアミノプロピルアミン
60部(モル比1:1.7)を加え、180℃に加温し
て6時間反応させた。得られた反応生成物は赤褐色の高
粘度液体であった。このものの数平均分子量は1,40
0であった。この液状物質に上記混合溶剤を加え、不揮
発分が50%となるように調整して液状垂れ防止剤を得
た。
た1000mlのフラスコに、ダイマージイソシアネー
ト293部を計り取り、ダイマージオール140部(モ
ル比2:1)を15分間かけて室温で滴下して加えた。
滴下終了後80℃に加温して1時間反応させ、反応終了
後2−(2−ジメチルアミノエトキシ)エタノール67
部(モル比1:2)を加え、90℃で3時間反応させ
た。得られた反応生成物は黄褐色の高粘度液体であっ
た。このものの数平均分子量は2,100であった。こ
の液状物質に上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%と
なるように調整して液状垂れ防止剤を得た。
マージイソシアネート307部を計り取り、ダイマージ
オール147部(モル比2:1)を15分間かけて室温
で滴下して加えた。滴下終了後80℃に加温して1時間
反応させ、反応終了後N,N−ジメチルアミノエタノー
ル46部(モル比1:2)を加え、90℃で3時間反応
させた。得られた反応生成物は黄褐色の高粘度液体であ
った。このものの数平均分子量は2,600であった。
この液状物質に上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%
となるように調整して液状垂れ防止剤を得た。
上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%となるように調
整して液状垂れ防止剤を得た。
上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%となるように調
整して液状垂れ防止剤を得た。
ルに上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%となるよう
に調整して液状垂れ防止剤を得た。
00部に、ジメチルアミノプロピルアミン15部(モル
比1:0.5)を加え、180℃に加温して6時間反応
させた。得られた反応生成物は赤褐色の高粘度液体であ
った。このものの数平均分子量は2,200であった。
この液状物質に上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%
となるように調整して比較のための液状垂れ防止剤を得
た。
00部に、ジブチルアミノプロピルアミン111部(モ
ル比1:2)を加え、180℃に加温して6時間反応さ
せた。得られた反応生成物は赤褐色の高粘度液体であっ
た。このものの数平均分子量は2,000であった。こ
の液状物質に上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%と
なるように調整して比較のための液状垂れ防止剤を得
た。
00部に、ジメチルアミノプロピルアミン21部(モル
比1:0.5)を加え、180℃に加温して6時間反応
させた。得られた反応生成物は赤褐色の高粘度液体であ
った。このものの数平均分子量は1,600であった。
この液状物質に上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%
となるように調整して比較のための液状垂れ防止剤を得
た。
ル500部に、ジブチルアミノプロピルアミン110部
(モル比1:2)を加え、180℃に加温して6時間反
応させた。得られた反応生成物は赤褐色の高粘度液体で
あった。このものの数平均分子量は1,600であっ
た。この液状物質に上記混合溶剤を加え、不揮発分が5
0%となるように調整して比較のための液状垂れ防止剤
を得た。
イン酸381部、1,6−ヘキサンジオール119部
(モル比2:1)及びパラトルエンスルホン酸0.3部
を計り取り、180℃に加温して6時間反応を行った。
得られたポリエステル500部にジメチルアミノプロピ
ルアミン 190部(モル比1:1.7)を加え、18
0℃に加温して6時間反応させた。得られた反応生成物
は高粘度液体であった。このものの数平均分子量は50
0であった。この液状物質に上記混合溶剤を加え、不揮
発分が50%となるように調整して比較のための液状垂
れ防止剤を得た。
防止剤)に上記混合溶剤を加え、不揮発分が50%とな
るように調整して比較のための液状垂れ防止剤を得た。
シ塗料を用いた垂れ防止性試験) 第1表に示した配合の主剤をロール分散して、これに塗
料全量に対し添加剤が1.0%となる量を添加し、ディ
スパーで均一になるように撹拌混合した。次に硬化剤を
加え、希釈溶剤を用いてB型粘度計の60回転で200
0mP・sになるように粘度を調整した後、サグテスタ
ーを用いて垂れ防止性の試験を行った。TI値(チキソ
トロピックインデックス)はB型粘時計の6回転の粘度
と60回転の粘度の比から求めた。塗料の貯蔵安定性
は、垂れ防止剤を添加した主剤を50℃の恒温槽の中に
1週間保存し、その後初期試験と同様な手順で垂れ防止
性の試験を行って確認した。塗料試験の結果を第2表に
示した。
を用いた垂れ防止性試験) 第3表に示した配合の主剤をロール分散して、これに塗
料全量に対し添加剤が1.0%となる量を添加し、ディ
スパーで均一になるように撹拌混合した。次に硬化剤を
加え、希釈溶剤を用いてストマー粘度計で70KUにな
るように粘度を調整した後、サグテスターを用いて垂れ
防止性の試験を行った。TI値(チキソトロピックイン
デックス)はB型粘度計の6回転の粘度と60回転の粘
度の比から求めた。塗料の貯蔵安定性は、垂れ防止剤を
添加した主剤を50℃の恒温槽の中に1週間保存し、そ
の後初期試験と同様な手順で垂れ防止性の試験を行って
確認した。塗料試験の結果を第4表に示した。
Claims (3)
- 【請求項1】 炭素数18の不飽和脂肪酸を二量体化し
て得られる二量体酸及び/又はその誘導体を用いて得ら
れるポリアミド、ポリエステル又はポリウレタンであっ
て、その分子の末端部分にジメチルアミノ基又はジエチ
ルアミノ基を有するもの、から成ることを特徴とする非
水系塗料用垂れ防止剤。 - 【請求項2】 ポリアミド、ポリエステル及びポリウレ
タンの数平均分子量が20,000以下である請求項1
の非水系塗料用垂れ防止剤。 - 【請求項3】 分子末端の30〜100%がジメチルア
ミノ基又はジエチルアミノ基である請求項1の非水系塗
料用垂れ防止剤。
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JP2001379805A JP4057290B2 (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | 非水系塗料用垂れ防止剤 |
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- 2001-12-13 JP JP2001379805A patent/JP4057290B2/ja not_active Expired - Fee Related
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