JP2003183517A - 抗菌性樹脂組成物 - Google Patents

抗菌性樹脂組成物

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JP2003183517A JP2001385636A JP2001385636A JP2003183517A JP 2003183517 A JP2003183517 A JP 2003183517A JP 2001385636 A JP2001385636 A JP 2001385636A JP 2001385636 A JP2001385636 A JP 2001385636A JP 2003183517 A JP2003183517 A JP 2003183517A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の抗菌性樹脂組成物と比較して、光、熱、
塩分に対して安定な抗菌性樹脂組成物の提供。 【解決手段】 【請求項1】(1)銀、銅及び亜鉛からなる群から選択さ
れる少なくとも1種の金属又は金属イオンを、(A)イノ
珪酸塩化合物(例えばスポジュメン、ユークリプタイ
ト)、(B)ネソ珪酸塩化合物及び(C)沸石類を除くテクト
珪酸塩化合物(例えばペタライト、正長石、曹長石)か
らなる群から選択される少なくとも1種の珪酸塩化合物
に担持して得られる抗菌性化合物、及び(2)樹脂(例え
ばメルトフローレート値が8.0以上の熱可塑性樹脂)
を含む抗菌性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌性樹脂組成物
に関し、更に詳しくは光、熱、塩分等に対して安定性が
高く、耐薬品性に優れた抗菌性樹脂組成物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、抗菌性金属である銀、銅、亜鉛等
を含有するゼオライト、リン酸ジルコニウム、アパタイ
ト等が開発・使用されてきた。しかしながら、これら抗
菌剤と樹脂を含む抗菌性樹脂組成物は、含有する銀、
銅、亜鉛等を保持する性能が充分ではなく、光、熱、塩
分等が共存すると抗菌効果や諸物性が低下させる問題が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】抗菌性樹脂組成物を使
用する環境中で、光、熱、塩分等が共存した場合にも安
定した効果を発揮できる抗菌性樹脂組成物が要望され
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題に
ついて鋭意研究した結果、銀、銅及び亜鉛からなる群か
ら選択される少なくとも1種の金属又は金属イオンを含
有するスポジュメン(Spodumene)、ユークリプタイト
(Eucryptite)などのイノ珪酸塩化合物、クリソライト
(Chrysolite)、かんらん石(Olivine)などのネソ珪
酸塩化合物、ペタライト(Petalite)、正長石(Orthoc
lase)、曹長石(Albite)などの沸石類を除くテクト珪
酸塩化合物、及び樹脂を含む抗菌性樹脂組成物が光、
熱、塩分等に対して極めて安定であることを見出し、本
発明を完成した。
【0005】即ち本発明は、以下の抗菌性樹脂組成物を
提供するものである。 項1.(1)銀、銅及び亜鉛からなる群から選択される少
なくとも1種の金属又は金属イオンを、(A)イノ珪酸塩
化合物、(B)ネソ珪酸塩化合物及び(C)沸石類を除くテク
ト珪酸塩化合物からなる群から選択される少なくとも1
種の珪酸塩化合物に担持して得られる抗菌性化合物、及
び (2)樹脂を含む抗菌性樹脂組成物。 項2.樹脂が、少なくとも1種のメルトフローレート値
8.0以上の熱可塑性樹脂であることを特徴とする項1
記載の抗菌性樹脂組成物。 項3.さらにラウリン酸金属塩を含む項1又は2記載の
抗菌性樹脂組成物。 項4.珪酸塩化合物がスポジュメン(Spodumene)であ
る項1〜3のいずれかに記載の抗菌性樹脂組成物。 項5.珪酸塩化合物がユークリプタイト(Eucryptite)
である項1〜3のいずれかに記載の抗菌性樹脂組成物。 項6.珪酸塩化合物がペタライト(Petalite)である項
1〜3のいずれかに記載の抗菌性樹脂組成物。 項7.珪酸塩化合物が正長石(Orthoclase)である項1
〜3のいずれかに記載の抗菌性樹脂組成物。 項8.珪酸塩化合物が曹長石(Albite)である項1〜3
のいずれかに記載の抗菌性樹脂組成物。 項9.さらにリン酸カルシウム類を含む項1〜8のいず
れかに記載の抗菌性樹脂組成物。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、イノ珪酸塩化合
物は、構成するSiO4四面体が2個のOを共有した鎖
状構造をしている。ネソ珪酸塩化合物は、独立したSi
4四面体が珪酸イオンを有する構造をしている。テク
ト珪酸塩化合物は、構成するSiO4四面体の4個のO
をすべて共有した三次元網目構造をしている。テクト珪
酸塩化合物のうち、沸石類は骨格構造の規則性が担持さ
れたイオン種の影響を受け、骨格構造の安定性が比較的
低い。これに対し、イノ珪酸塩化合物、ネソ珪酸塩化合
物、沸石類を除くテクト珪酸塩化合物は、銀、銅、亜鉛
を担持した状態での構造安定性が極めて高く、これは本
発明者らによって見出された。この高い安定性から銀、
銅、亜鉛を含有する抗菌剤に使用する無機担体としてこ
れら珪酸塩化合物が有用である。
【0007】本発明において、(A)イノ珪酸塩化合物と
しては、例えばスポジュメン(Spodumene)、ユークリ
プタイト(Eucryptite)、エンスタタイト(Enstatit
e)、紫鮮輝石(Hypersthene)、フェロシライト(Fero
silite)、透輝石(Diopside)、ヘデンベルグ石(Hede
nbergite)、ピジオン輝石(Pigeonite)、エジル輝石
(Aegirine)、ヒスイ輝石(Jadeite)、直閃石(Antho
phyllite)、カミングトン石(Cummingtonite)、透緑
閃石(Actinolite)、藍閃石(Glaucophane)、リーベ
ック閃石(Riebeckite)等を使用することができる。好
ましいイノ珪酸塩化合物は、スポジュメン、ユークリプ
タイト等である。
【0008】本発明において、(B)ネソ珪酸塩化合物と
しては、例えば、かんらん石(Olivine)、クリソライ
ト(Chrysolite)、ハイアロシデライト(Hyalosiderit
e)、ホートノライト(Hortonolite)、フェロホートノ
ライト(Ferrohortonolite)等を使用することができ
る。好ましいネソ珪酸塩化合物は、かんらん石、クリソ
ライト等である。
【0009】本発明において、(C)沸石類を除くテクト
珪酸塩化合物としては、例えば正長石(Orthoclase)、
曹長石(Albite)、微斜長石(Microcline)、斜長石
(Plagioclase)、サニディン(Sanidine)、アノルソ
クレース(Anorthoclase)、ペタライト(Petalite)、
カスミ石(Nepheline)、カルシライト(Kalsilite)、
白リュウ石(Leucite)等を使用することができる。好
ましいテクト珪酸塩化合物は、ペタライト、正長石、曹
長石等である。
【0010】なお、沸石類とは、三次元網目構造を有す
るテクト珪酸塩を意味し、例えばホウフッ石(Analcit
e)、リョウフッ石(Chabazite)、ソーダフッ石(Natr
olite)、ジュウジフッ石(Phillipsite)、モルデンフ
ッ石(Mordenite)等のゼオライトやホウソーダ石(Sod
alite)、カンクリン石(Cancrinite)等をいう。
【0011】上記の珪酸塩化合物は、合成品、天然品
(鉱産品)のいずれも使用可能である。合成する場合に
は、例えば、アルカリ炭酸塩(リチウム炭酸塩、カリウ
ム炭酸塩、ナトリウム炭酸塩等)、水酸化アルミニウ
ム、二酸化ケイ素を化学量論で混合し、500〜120
0℃で焼成することによって、珪酸塩化合物を調製す
る。
【0012】本発明の抗菌性樹脂組成物は、上記の珪酸
塩化合物に銀、銅及び亜鉛からなる群から選択される少
なくとも1種の金属又は金属イオンを担持させた抗菌性
化合物、及び樹脂を含む。ここで担持とは、上記の珪酸
塩化合物が前記の金属又は金属イオンを含有する限り特
に制限されない。また、前記の金属又は金属イオンに加
えて他の金属又は金属イオンを含有するものも、前記の
金属又は金属イオンによる抗菌作用が発揮される限り本
発明の抗菌性樹脂組成物に包含される。
【0013】抗菌性化合物に含有される銀、銅、亜鉛の
含有量は、抗菌作用が発揮される限り特に制限されない
が、好ましくは、銀が0.01〜4.0mmol/g、銅及
び亜鉛が0.1〜7.0mmol/gである。
【0014】また、本発明のリン酸カルシウム類を含有
する抗菌性樹脂組成物は、抗菌性化合物(1)、リン酸カ
ルシウム類及び樹脂を含有する。
【0015】リン酸カルシウム類には抗菌作用はない
が、微生物に対する親和性が高いため、銀、銅、亜鉛な
どを担持した珪酸塩化合物とリン酸カルシウム類とを配
合することによって、両者の相互作用で抗菌効果を向上
させる作用がある。このため、抗菌効果を低下させずに
抗菌性化合物の使用量を低減させることも可能である。
ここで配合されるリン酸カルシウム類としては、リン酸
とカルシウムをともに含む化合物であればいずれも使用
できる。例えば、ハイドロキシアパタイト(Ca 10(P
4)6(OH)2)、第3リン酸カルシウム(Ca3(PO4)
2)、第2リン酸カルシウム(CaHPO4)、オクタカ
ルシウムホスフェート(Ca82(PO4)6)、テトラカ
ルシウムホスフェート(Ca4(PO4)2O)等を挙げる
ことができる。
【0016】また、リン酸カルシウム類を含有する抗菌
性樹脂組成物は、例えば、リン酸カルシウム類を酸に溶
解した酸性水溶液やリン酸塩とカルシウム塩の各水溶液
の混合溶液と、抗菌性化合物を懸濁させたアルカリ性水
溶液とを同時に水中に滴下する方法によって、複合抗菌
性化合物を調製し、これに樹脂を加えることによって製
造することができる。
【0017】リン酸カルシウム類を溶解する酸として
は、塩酸や硝酸を挙げることができる。また、銀、銅、
亜鉛を担持した珪酸塩化合物を懸濁するアルカリ性水溶
液としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸
化リチウム、水酸化アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等
の水溶液を挙げることができる。
【0018】複合抗菌性化合物における抗菌性化合物の
配合量は0.05〜30重量%、好ましくは0.1〜1
5重量%、さらに好ましくは0.1〜10重量%であ
る。
【0019】また、複合抗菌性化合物は、再生利用する
ことが可能である。再生利用の一つの方法としては、細
菌死滅後の複合抗菌性化合物を、細菌脱着液として単成
分あるいは二成分以上のリン酸塩混合液で処理すること
により、複合抗菌性化合物表面から死滅した細菌を脱離
させ、複合抗菌性化合物を再生利用する方法である。細
菌脱着液としては、リン酸ナトリウム、リン酸水素ナト
リウム、リン酸カリウム、リン酸水素カリウム、リン酸
アンモニウム、リン酸水素アンモニウム等のリン酸塩水
溶液を用いることができ、リン酸ナトリウム、リン酸水
素ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸水素カリウムが
好適である。細菌脱着液のリン酸イオン濃度は、PO4
3-イオンとして1mol/m3から各リン酸塩類の飽和濃度
までの範囲で用いることができるが、好ましくは5mol
/m3以上のリン酸イオン濃度である。再生利用する第二
の方法としては、複合抗菌性化合物を焼成する方法であ
る。細菌死滅後の複合抗菌性化合物を400〜800℃
で加熱処理することで、複合抗菌性化合物表面に付着し
た細菌を燃焼し、複合抗菌性化合物の再生利用が可能と
なる。
【0020】本発明において、抗菌性化合物を製造する
方法は特に制限されないが、例えば次のような方法で製
造することができる。
【0021】方法(1) 前記の(A)〜(C)の珪酸塩化合物に、抗菌性金属イオン
(銀イオン、銅イオン及び亜鉛イオンからなる群から選
択される少なくとも1種)を含有する水溶液を接触さ
せ、珪酸塩化合物のアルカリ金属イオンの一部又は全部
を抗菌性金属イオンで置換する方法。
【0022】方法(2) 前記の(A)〜(C)の珪酸塩化合物に、酸溶液を接触させ、
珪酸塩化合物のアルカリ金属イオンの一部又は全部を水
素イオンで置換し、次いで抗菌性金属イオンを含有する
水溶液を接触させ、珪酸塩化合物のアルカリ金属イオン
の一部又は全部或いは水素イオンの一部又は全部を抗菌
性金属イオンで置換する方法。
【0023】方法(3) 前記の(A)〜(C)の珪酸塩化合物に、酸溶液と抗菌性金属
イオンを含有する水溶液との混合液を接触させ、珪酸塩
化合物のアルカリ金属イオンの一部又は全部を抗菌性金
属イオンで置換する方法。
【0024】方法(4) 前記の(A)〜(C)の珪酸塩化合物に、アンモニウムイオン
含有イオン又は有機イオン含有溶液を接触させ、珪酸塩
化合物のアルカリ金属イオンの一部又は全部をアンモニ
ウムイオン又は有機イオンで置換し、次いで熱を加える
ことによってアンモニウムイオン又は有機イオンを水素
イオンに置換し、次いで抗菌性金属イオンを含有する水
溶液を接触させ、珪酸塩化合物のアルカリ金属イオンの
一部又は全部或いは水素イオンの一部又は全部を抗菌性
金属イオンで置換する方法。
【0025】銀イオンを含有する水溶液としては、例え
ば硝酸銀、硫酸銀、過塩素酸銀、酢酸銀、ジアンミン銀
硝酸塩、チオ硫酸銀等の水溶液を用いることができる。
好ましくは、硝酸銀、過塩素酸銀である。銀イオン含有
水溶液中の銀イオン濃度は、珪酸塩化合物のアルカリ金
属イオン又は水素イオンを銀イオンで置換できる限り特
に制限されない。
【0026】銅イオンを含有する水溶液としては、例え
ば硝酸銅、硫酸銅、過塩素酸銅、酢酸銅、テトラシアノ
銅酸カリウム等の水溶液を用いることができる。好まし
くは、硝酸銅、硫酸銅である。銅イオン含有水溶液中の
銅イオン濃度は、珪酸塩化合物のアルカリ金属イオン又
は水素イオンを銅イオンで置換できる限り特に制限され
ない。
【0027】亜鉛イオンを含有する水溶液としては、例
えば硝酸亜鉛、硫酸亜鉛、過塩素酸亜鉛、酢酸亜鉛、チ
オシアン酸亜鉛等の水溶液を用いることができる。好ま
しくは、硝酸亜鉛、硫酸亜鉛である。亜鉛イオン含有水
溶液中の亜鉛イオン濃度は、珪酸塩化合物のアルカリ金
属イオン又は水素イオンを銅イオンで置換できる限り特
に制限されない。
【0028】前記酸溶液としては、例えば塩酸、硝酸、
硫酸、過塩素酸、リン酸等の水溶液を用いることができ
る。酸溶液の酸濃度は、珪酸塩化合物のアルカリ金属イ
オンを水素イオンで置換できる限り特に制限されない。
【0029】前記アンモニウムイオン含有溶液として
は、例えば硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン
酸アンモニウム等の水溶液を用いることができる。アン
モニウムイオン含有溶液中のアンモニウムイオン濃度
は、珪酸塩化合物のアルカリ金属イオンをアンモニウム
イオンで置換できる限り特に制限されない。
【0030】前記有機イオン含有溶液としては、例えば
メチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリ
エチルアミン、トリブチルアミン等の水溶液を用いるこ
とができる。有機イオン含有溶液中の有機イオン濃度
は、珪酸塩化合物のアルカリ金属イオンを有機イオンで
置換できる限り特に制限されない。
【0031】珪酸塩化合物を上記の水溶液又は溶液と接
触させる際には、大気圧下又は加圧下にて行うことがで
きる。また、その際の上記の水溶液又は溶液の濃度は、
0.001〜5N、好ましくは0.05〜3Nである。
反応温度は適宜選択されるが、例えば5〜300℃、好
ましくは25〜200℃である。反応時間は適宜選択さ
れるが、例えば2〜48時間、好ましくは10〜24時
間である。
【0032】本発明において、樹脂は、例えばポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂、
ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
スチレン、ポリアセテート、ポリビニルアルコール、ポ
リカーボネート、アクリル樹脂、フッ素樹脂等の熱可塑
性樹脂や、ポリウレタン、フェノール樹脂、ユリア樹
脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や、
レーヨン、エラストマー類、ゴム類等を挙げることがで
きる。好ましくは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポ
リウレタンである。
【0033】本発明の抗菌性樹脂組成物における樹脂の
配合比率は0.3〜10.0重量%、好ましくは0.8
〜3.0重量%である。
【0034】また、樹脂は、特に制限されないが、好ま
しくはメルトフローレート値が8.0以上、さらに好ま
しくは14.0以上、より好ましくは23.0以上の熱
可塑性樹脂である。上記のメルトフローレート値を有す
る熱可塑性樹脂は、金属又は金属イオンを珪酸塩化合物
に担持して得られる化合物の分散性が均一になりやす
く、これによって低金属含有量でも抗菌効果を発揮でき
る。
【0035】ここで、メルトフローレート値とは、JIS
K6760やASTM D1238等で規定された熱可塑性樹脂の溶融
流動性を示す指標値である。具体的には、220〜26
0℃に加熱した樹脂を内径2.095±0.005mm、長さ8.00
1±0.005mmのオリフィスから10kg加重で流出させ
たときの重量(g数)と規定される値である。
【0036】本発明の抗菌性樹脂組成物は、例えば、抗
菌性化合物と樹脂を混合して均一に分散することによっ
て製造される。このような製造法は、例えば、マスター
バッチ方式、コンパウンド方式、ドライブレンド方式等
である。製品成型時に分散が容易にできる観点から、マ
スターバッチ方式、コンパウンド方式が好ましい。
【0037】マスターバッチ方式では、抗菌性化合物、
樹脂及び分散剤を混合した後に、混練押し出し予備濃縮
分散体(マスターバッチ)を調製する。調製されたマス
ターバッチを使用する際に成型品のベース樹脂と所定濃
度になるように混合して成形加工する。マスターバッチ
の濃縮倍率は、抗菌性化合物添加率で1〜30重量%が
好ましい。
【0038】コンパウンド方式では、抗菌性化合物、樹
脂、着色剤及び分散剤を混合した後に、混練押し出し予
備分散体(コンパウンド或いは着色ペレット)を調製す
る。このコンパウンドを成型加工し、製品とする。
【0039】ドライブレンド方式では、抗菌性化合物、
分散剤、滑剤又はワックスなどを混合した予備濃縮分散
体(ドライカラー)を調製する。調製されたドライカラ
ーを使用する際に成型品のベース樹脂と所定濃度になる
ように混合して成型加工する。ドライカラーの濃縮倍率
は、抗菌性化合物添加率で50〜95重量%が好まし
い。
【0040】本発明の抗菌性樹脂組成物の調製におい
て、混練方法は、抗菌性化合物、樹脂、分散剤、滑剤、
ワックス、着色剤等を所定量混合した後、加熱しながら
混合機器にて練り混ぜる。加熱しながら混合する機器と
しては、ペレターザー、一軸式混練押出機、二軸式混練
押出機、ニーダー等を使用することができる。混練の際
の加熱温度は、各樹脂の可塑性が混合に適する条件で行
う。
【0041】本発明の抗菌性樹脂組成物は、種々の形状
(フィルム、繊維、板、容器、袋、粒状物等)に成形す
ることができる。成型方法としては、従来知られている
種々の方法が適用される。例えば、射出成型、押し出し
成型、圧縮成型、キャスト成型、カレンダー成型、フィ
ラメント成型、シート成型、粉末成型等が挙げられる。
【0042】本発明の抗菌性樹脂組成物が含有する抗菌
性化合物の量は、抗菌作用が発揮される限り特に制限さ
れないが、好ましくは0.1〜10重量%、より好まし
くは0.3〜3重量%である。
【0043】本発明の抗菌性樹脂組成物には、抗菌性化
合物及び樹脂の他に種々の添加剤、例えば、分散剤、着
色剤、ワックス、安定剤、紫外線防止剤、酸化防止剤、
可塑剤、耐電防止剤、難燃剤、充填剤、補強剤、発泡
剤、架橋剤、香料、老化防止剤等を添加することができ
る。
【0044】分散剤としては、例えば、ラウリン酸カル
シウム、ラウリン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ラ
ウリン酸アルミニウム、ラウリン酸ストロンチウム、ラ
ウリン酸バリウム、ラウリン酸リチウム、ステアリン酸
カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸
亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸ストロ
ンチウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸リチウ
ム等の脂肪酸金属塩、パラフィン、流動パラフィン、マ
イクロクリスタリンワックス、ポリオレフィンワック
ス、エステルワックス等の脂肪族炭化水素、ステアリル
アルコール、ブチルセテアレート、グリセリンエステ
ル、ソルビタンエステル等の脂肪酸エステル、ステアリ
ン酸アマイド、オレイン酸アマイド、エルカ酸アマイ
ド、ベヘニン酸アマイド、エチレンビススアテアリン酸
アマイド等の脂肪酸アマイドを挙げることができる。こ
のうちラウリン酸カルシウム、ラウリル酸マグネシウ
ム、ラウリン酸亜鉛、ラウリン酸アルミニウム、ラウリ
ン酸ストロンチウム、ラウリン酸バリウム、ラウリン酸
リチウム等のラウリン酸金属塩が、珪酸塩との親和性が
高く分散向上性に優れており、好ましく使用される。な
お、抗菌性樹脂組成物における分散剤の配合比率は0.
1〜5.0重量%、好ましくは0.3〜2.5重量%で
ある。
【0045】また、本発明の抗菌性樹脂組成物は、種々
の分野で利用することができる。例えば、浄水器ハウジ
ング、食品包装材、医療用具、家電機器部品等の樹脂成
型品関係を挙げることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明の抗菌性樹脂組成物は、従来の抗
菌性樹脂組成物と比較して、光、熱、塩分に対して安定
である。このため、従来の抗菌剤が使用されていた分野
に加え、光、熱、塩分によって従来の抗菌剤が使用され
ていなかった分野においても優れた抗菌剤として使用す
ることができる。
【0047】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0048】参考例1(抗菌性化合物の調製) アルカリ炭酸塩(アルカリ:リチウム、カリウム、ナト
リウム)、水酸化アルミニウム、二酸化ケイ素を表1に
示す原料配合比となるように混合した。これを500℃
で1時間、1200℃で5時間焼成した後放冷した。粉
砕した試料をX線回析により分析したところ、表1に示
す結晶構造を示した。この試料を無機担体粉末とした。
【0049】
【表1】
【0050】表2に示す所定の無機担体粉末1.0kg
に所定濃度の抗菌金属溶液30Lを加え、所定温度にて
24時間撹拌した。生成した沈殿をろ過、水洗、乾燥
し、表2に示す実施例1−1〜1−8の抗菌性化合物サ
ンプルを得た。各サンプルの調製条件及び抗菌金属含有
量を表2に示す。なお、比較品として、表2に示す抗菌
性ゼオライト及び抗菌性リン酸ジルコニウムも同様に調
製した。その調製条件及び抗菌金属含有量を表2に示
す。
【0051】
【表2】
【0052】参考例2 参考例1で得た無機担体粉末1.0kgに、表3に示す
所定濃度の酸溶液30Lを加え所定温度にて24時間撹
拌した。その後、所定濃度の抗菌金属溶液30Lを加
え、所定温度にて24時間撹拌した。生成した沈殿をろ
過、水洗、乾燥し、表3に示す参考例2−1〜2−6の
抗菌性化合物サンプルを得た。各サンプルの調製条件及
び抗菌金属含有量を表3に示す。
【0053】
【表3】
【0054】参考例3 参考例1で得た無機担体粉末1.0kgに、表4に示す
所定濃度の酸溶液と抗菌金属溶液の混合溶液30Lを加
え、所定温度にて24時間撹拌した。生成した沈殿をろ
過、水洗、乾燥し、表4に示す参考例3−1〜3−3の
抗菌性化合物サンプルを得た。各サンプルの調製条件及
び抗菌金属含有量を表4に示す。
【0055】
【表4】
【0056】実施例1及び比較例1(抗菌性樹脂組成物
の調製) 抗菌性樹脂組成物は以下の方法により調製した。所定の
樹脂100重量部に参考例1〜3で得た抗菌性化合物サ
ンプルと樹脂とその他の添加剤(分散剤又は充填剤)を
混合して射出成型機にて表5に示す本発明の成型試料片
No.1〜12及び比較例の成型試料片No.21〜2
3、抗菌性化合物を含まない成型試料片No.31を得
た。成型試料片の寸法はD50×W50×H2mmであ
る。試料調製に用いた樹脂、抗菌剤、添加剤及び成型条
件を表5に示す。
【0057】
【表5】
【0058】試験例1(抗菌性評価試験) 実施例1及び比較例1で得られた成型試料片について下
記の処理を行い、処理1〜3を受けない非処理試料片、
処理1を受けた処理1試料片、処理2を受けた処理2試
料片及び処理3を受けた処理3試料片を用意した。各試
料片を用いて、試験菌株として黄色ブドウ球菌を用いる
日本工業規格JIS Z2801による抗菌性評価法を行った
(培養時間:24時間)。測定した結果を表6に示す。 処理1:光照射処理 試料片に対して20W紫外線ランプ2本を試料片から2
0cmの位置に設置し、500時間照射した。 処理2:加熱処理 試料片を270℃で500時間加熱処理した。 処理3:塩水処理 試料片1gを人工海水1リットルに加え、室温で50時
間浸漬処理した後、ろ過した。ろ別した固相を100℃
にて乾燥した。
【0059】
【表6】
【0060】表6に示されるように、上記処理1〜3を
受けた試料片No.1〜12を用いた菌の培養では、非
処理の試料片を用いた菌の培養と比較して、菌数の増加
はほとんど見られない。これに対し、試料片No.21
〜23を用いた菌の培養では、上記処理1〜3によって
菌数が大きく増加している。すなわち、本発明の抗菌性
樹脂組成物(試料片No.1〜12)は、上記処理1〜
3による抗菌性の低下が少なく、抗菌性能が安定してい
るが、試料片No.21〜23のゼオライト、リン酸ジ
ルコニウム型抗菌性樹脂組成物は、上記処理1〜3によ
って抗菌性能が大きく低下した。
【0061】また、メルトフローレート値が8.0以上
の熱可塑性樹脂を用いた抗菌性樹脂組成物は、金属含有
量が低くても抗菌性能が発揮されており、メルトフロー
レート値が抗菌性能に影響を与えていることが確認され
た。
【0062】試験例2(変色性評価試験) 試験例1で処理した各成型試料片について、処理前後の
変色性をL*−a*−b *表色系の各色値を測定し、その
差異ΔEを算出した。結果を表7に示す。
【0063】
【表7】
【0064】本発明の抗菌性樹脂組成物(試料片No.
1〜12)は、上記処理1〜3による変色が、試料片N
o.21〜23と比べて極めて小さく、安定である。
【0065】参考例4 複合抗菌性化合物は、具体的には次の方法にて容易に調
製することができる。リン酸カルシウム類化合物とし
て、ハイドロキシアパタイト(富田製薬(株)製商品名:
HA−300BP;CaPと略す)22.5gを2N−
HCl 0.2Lに溶解し、CaP溶解液を調製する。
続いて、0.5L−ステンレス容器にイオン交換水0.
1Lを準備し、参考例2で得られた抗菌剤(No.2−
2:銀含有率1.36mmol/g)6.0gを添加し、抗
菌剤懸濁液を調製する。抗菌剤懸濁液中に、先に調製し
たCaP溶解液及び5N−KOH水溶液を、定量ポンプ
を用いてイオン交換水中に滴下した。この際、滴下時に
おける反応系内pH値を常にpH7.0〜8.0となる
ようにCaP溶解液及びKOH水溶液の滴下速度を調整
する。滴下と同時に複合抗菌性化合物の白色沈殿物の生
成が認められた。生成した白色沈殿物をろ過(ろ紙N
o.2使用)し、イオン交換水5Lで水洗、80℃で2
4時間乾燥、粉砕することにより、目的とする複合抗菌
性化合物(銀含有率3wt%)を得た。
【0066】参考例5 複合抗菌性化合物の再生方法は、以下の手順にて実施す
ることができる。
【0067】直径5mmのガラスカラムにろ材としてガ
ラスウールを詰め、その上に複合抗菌性化合物140m
gを充填し、大腸菌濃度として1×1013cells/
3に調整した0.9wt%−NaCl水溶液35cm3
をローディングする。各時間毎に溶出液の生細胞数と全
細胞数を測定し、複合抗菌性化合物による大腸菌吸着が
飽和に達した時点において、pH6に調整した30mM
−NaH2PO4/Na2HPO4緩衝溶液25mlをカラ
ムに添加して、複合抗菌性化合物に吸着された大腸菌の
溶出を実施する。大腸菌溶出後、再度、大腸菌含有Na
Cl水溶液をロ−ディングする。このように大腸菌吸
着、殺菌、大腸菌溶出のサイクルを繰り返すことによ
り、複合抗菌性化合物を再利用することができる。
【0068】なお全細胞数は、位相差用血球計算盤を用
いて光学顕微鏡で細胞数を測定し、生細胞数の測定は、
次の方法にて測定を行う。
【0069】生細胞数の測定:試料液0.1cm3を採
取し、9.0kg/m3−NaCl水溶液を用いて所定
の濃度に希釈した。この希釈液0.1cm3をNutrient
Broth寒天培地上に塗布した。続いて寒天培地を恒温室
にて37℃で24時間培養し、形成されたコロニー数を
測定することにより、生細胞数を算出する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 AB031 BB031 BB121 BC031 BD031 BD101 BD121 BE021 BG001 BN151 CC041 CC161 CC181 CD001 CF001 CG001 CK021 CL001 DH047 DJ006 FB296 FD186 FD187

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)銀、銅及び亜鉛からなる群から選択さ
    れる少なくとも1種の金属又は金属イオンを、(A)イノ
    珪酸塩化合物、(B)ネソ珪酸塩化合物及び(C)沸石類を除
    くテクト珪酸塩化合物からなる群から選択される少なく
    とも1種の珪酸塩化合物に担持して得られる抗菌性化合
    物、及び(2)樹脂を含む抗菌性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】樹脂が、少なくとも1種のメルトフローレ
    ート値8.0以上の熱可塑性樹脂であることを特徴とす
    る請求項1記載の抗菌性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】さらにラウリン酸金属塩を含む請求項1又
    は2記載の抗菌性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】珪酸塩化合物がスポジュメン(Spodumen
    e)である請求項1〜3のいずれかに記載の抗菌性樹脂
    組成物。
  5. 【請求項5】珪酸塩化合物がユークリプタイト(Eucryp
    tite)である請求項1〜3のいずれかに記載の抗菌性樹
    脂組成物。
  6. 【請求項6】珪酸塩化合物がペタライト(Petalite)で
    ある請求項1〜3のいずれかに記載の抗菌性樹脂組成
    物。
  7. 【請求項7】珪酸塩化合物が正長石(Orthoclase)であ
    る請求項1〜3のいずれかに記載の抗菌性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】珪酸塩化合物が曹長石(Albite)である請
    求項1〜3のいずれかに記載の抗菌性樹脂組成物。
  9. 【請求項9】さらにリン酸カルシウム類を含む請求項1
    〜8のいずれかに記載の抗菌性樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102924778A (zh) * 2012-10-25 2013-02-13 无锡市三力胶带厂 一种医用高分子材料
CN114276582A (zh) * 2020-09-27 2022-04-05 合肥杰事杰新材料股份有限公司 一种抗菌剂及其制备方法、含有该抗菌剂的抗菌组合物

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