JP2003183429A - 積層ポリエステルフィルム - Google Patents

積層ポリエステルフィルム

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JP2003183429A
JP2003183429A JP2001390746A JP2001390746A JP2003183429A JP 2003183429 A JP2003183429 A JP 2003183429A JP 2001390746 A JP2001390746 A JP 2001390746A JP 2001390746 A JP2001390746 A JP 2001390746A JP 2003183429 A JP2003183429 A JP 2003183429A
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polyester
layer
polyester film
coating
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JP2001390746A
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English (en)
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Kazuhiro Kunugihara
一弘 椚原
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Mitsubishi Polyester Film Corp
Original Assignee
Mitsubishi Polyester Film Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温下でもフィルム表面に析出してくるオリ
ゴマーが少なく、密着性に優れたハードコート層が形成
された透明性の良い有用なフィルムを提供する。 【解決手段】 ポリエステルフィルムの一方の表面に塗
布層を有し、もう一方の表面にハードコート層を有する
積層ポリエステルフィルムであり、180℃で10分間
熱処理した後のフィルム表面のオリゴマー量が3.0m
g/m以下であることを特徴とする積層ポリエステル
フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層ポリエステル
フィルムに関し、詳しくは、ポリエステルフィルムにお
いて、フィルム表面へのオリゴマー析出の防止を目的と
した塗布層を設け、かつ、該塗布層の反対面に、ハード
コート層が積層された、透明性の良好な積層ポリエステ
ルフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】窓貼フィルム、化粧板等の建材用、メン
ブレンスイッチ、透明タッチパネル等の電子材料用、情
報材料用等にポリエステルフィルムが使用されている
が、ポリエステルフィルムは傷が付きやすいため、外観
や光学的特製が損なわれやすいという欠点がある。ま
た、ポリエステルフィルムはフィルムの加工工程におけ
る熱処理によりフィルム表面にオリゴマーが析出し、透
明性や表面硬度を悪化させたり、塗布膜とポリエステル
との密着性に悪影響を与えたりするなどの問題点を有し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであって、その解決課題は、高温下で
もフィルム表面に析出してくるオリゴマーが少なく、密
着性に優れたハードコート層が形成された透明性の良い
有用なフィルムを提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記実情に
鑑み、鋭意検討を重ねた結果、特定の積層ポリエステル
フィルムに、ハードコート層を積層することにより、上
記問題点を解決することを知見し、本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明の要旨は、ポリエステルフィ
ルムの一方の表面に塗布層を有し、もう一方の表面にハ
ードコート層を有する積層ポリエステルフィルムであ
り、180℃で10分間熱処理した後のフィルム表面の
オリゴマー量が3.0mg/m以下であることを特徴
とする積層ポリエステルフィルムに存する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明にいう、ポリエステルフィルムとは、押出
口金から溶融押し出される、いわゆる押出法により、押
し出されたポリエステルフィルムであって、後に縦方向
および横方向の二軸方向に配向させたフィルムである。
本発明において、ポリエステルとは、芳香族ジカルボン
酸と脂肪族グリコールとを重縮合させて得られる。芳香
族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸などが挙げられ、脂肪族グリコール
としては、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール等が挙げられ
る。代表的なポリエステルとしては、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)、ポリエチレン−2,6−ナフタ
レンジカルボキシレート(PEN)等が例示される。ま
た、ポリエステルは、ホモポリエステルであっても共重
合ポリエステルであってもよい。共重合ポリエステルの
場合は、通常30モル%以下の第三成分を含有した共重
合体である。かかる共重合ポリエステルのジカルボン酸
成分としては、イソフタル酸、フタル酸、テレフタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セ
バシン酸、および、オキシカルボン酸(例えば、P−オ
キシ安息香酸など)の一種または、二種以上が挙げら
れ、グリコール成分として、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオ
ール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ネオペン
チルグリコール等の一種または二種以上が挙げられる。
【0006】本発明のポリエステルフィルムは、一方の
表面にオリゴマーの析出を防止するための塗布層を設け
ることを特徴の一つとし、塗布層において、180℃で
10分間熱処理した時の、フィルム表面へのオリゴマー
(環状三量体)析出量を、3.0mg/m以下、好ま
しくは2.0mg/m、さらに好ましくは1.0mg
/mとする。フィルム表面へのオリゴマー析出量が
3.0mg/mを超える場合は、フィルムヘーズの悪
化や、ロールとした時にハードコート層にオリゴマーが
付着したり、ベースフィルムとハードコート層との密着
性が悪くなり、ハードコート層の表面硬度の低下などの
特性に悪影響を及ぼすために好ましくない。
【0007】本発明では、塗布層がポリビニルアルコー
ルを10〜100重量%、さらには20〜90重量%、
特に30〜90重量%含有するものが好ましい。ポリビ
ニルアルコールの含有量が10重量%未満では、オリゴ
マー防止効果が不十分となる傾向がある。本発明で用い
るポリビニルアルコールは、通常の重合反応によって合
成することができ、水溶性であることが好ましい。ポリ
ビニルアルコールの重合度は、特に限定されるものでは
ないが、通常100以上、好ましくは300〜4000
0のものが用いられる。重合度が100以下の場合、塗
布層の耐水性が低下する傾向がある。本発明で用いるポ
リビニルアルコールのけん化度は、特に限定されるもの
ではないが、通常70モル%以上、好ましくは80モル
%以上、99.9モル%以下であるポリ酢酸ビニルけん
化物が実用上用いられる。
【0008】本発明において、塗布層には、必要に応じ
て上記のポリビニルアルコール以外の水溶性または水分
散性のバインダー樹脂を併用してもよい。かかるバイン
ダー樹脂としては、例えば、ポリエステル、ポリウレタ
ン、アクリル樹脂、ビニル樹脂、エポキシ樹脂、アミド
樹脂等が挙げられる。これらは、それぞれの骨格構造が
共重合等により実質的に複合構造を有していてもよい。
複合構造を持つバインダー樹脂としては、例えば、アク
リル樹脂グラフトポリエステル、アクリル樹脂グラフト
ポリウレタン、ビニル樹脂グラフトポリエステル、ビニ
ル樹脂グラフトポリウレタン等が挙げられる。バインダ
ー成分の配合量は、塗布層に対する重量部で50重量部
以下、さらには30重量部以下の範囲が好ましい。
【0009】さらに本発明のフィルムの塗布層中には、
必要に応じて架橋反応性化合物を含んでいてもよい。架
橋反応性化合物としては、メチロール化あるいはアルキ
ロール化した尿素系、メラミン系、グアナミン系、アク
リルアミド系、ポリアミド系などの化合物、ポリアミン
類、エポキシ化合物、オキサゾリン化合物、アジリジン
化合物、ブロックイソシアネート化合物、シランカップ
リング剤、チタンカップリング剤、ジルコ−アルミネー
ト系カップリング剤、金属キレート、有機酸無水物、有
機過酸化物、熱または光反応性のビニル化合物や感光性
樹脂などの多官能低分子化合物および高分子化合物から
選択される。
【0010】架橋反応性化合物は、主にオリゴマー析出
防止層に含まれる樹脂が有する官能基と架橋反応するこ
とで、オリゴマー析出防止層の凝集性、表面硬度、耐擦
傷性、耐溶剤性、耐水性を改良することができる。例え
ば、オリゴマー析出防止の官能基が水酸基の場合、架橋
反応性化合物としては、メラミン系化合物、ブロックイ
ソシアネート化合物、有機酸無水物などが好ましく、オ
リゴマー析出防止層の官能基が有機酸およびその無水物
の場合、架橋反応性化合物としてはエポキシ系化合物、
メラミン系化合物、オキサゾリン系化合物、金属キレー
トなどが好ましく、オリゴマー析出防止の官能基がアミ
ン類の場合、架橋反応性化合物としてはエポキシ系化合
物などが好ましく、オリゴマー析出防止に含まれる官能
基と架橋反応効率が高いものを選択して用いることが好
ましい。
【0011】架橋反応性化合物は反応性官能基が1分子
中に2官能以上必ず含まれる限りにおいて、低分子量化
合物であっても、反応性官能基を有する高分子重合体の
いずれであってもよい。架橋反応性化合物の配合量は、
オリゴマー析出防止層に対する重量部で50重量部以
下、さらには30重量部以下、特に15重量部以下の範
囲が好ましい。さらに本発明のオリゴマー析出防止層中
には、必要に応じて塗布層の滑り性改良のために不活性
粒子を含んでいてもよい。不活性粒子としては、無機不
活性粒子、有機不活性粒子があり、無機不活性粒子とし
ては、例えば、シリカゾル、アルミナゾル、炭酸カルシ
ウム、酸化チタン等が挙げられる。有機不活性粒子とし
ては、ポリスチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリ
ビニル系樹脂による単独あるいは共重合体を含む微粒
子、またはこれらと架橋成分を複合した架橋粒子に代表
される有機粒子が挙げられる。これらの不活性粒子は軟
化温度または分解温度が約200℃以上、さらには25
0℃以上、特に300℃以上であることが好ましい。
【0012】不活性粒子の平均粒径(d)は、オリゴマ
ー析出防止層の平均膜厚を(L)とした際、1/3≦d
/L≦3、さらには1/2≦d/L≦2の関係を満足す
るように選択するのが好ましい。本発明のオリゴマー析
出防止層は、必要に応じて界面活性剤、消泡剤、塗布性
改良剤、増粘剤、低分子帯電防止剤、有機系潤滑剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、発泡剤、染料、顔料等の添加
剤を少量含有していてもよい。これらの添加剤は単独で
用いてもよいが、必要に応じて二種以上を併用してもよ
い。
【0013】本発明においては、オリゴマーの析出防止
を目的とした塗布層をポリエステルフィルムの片面だけ
に形成してもよいし、両面に形成してもよい。オリゴマ
ーの析出防止層を片面に形成する場合、その反対面には
必要に応じて別種の塗布層を形成させ、さらに他の特性
を付与することもできる。具体的にはオリゴマー析出防
止層の反対面にベースフィルムとハードコート層との密
着性を改良する易接着層を設け、その易接着層の上にハ
ードコート膜を積層する方法も好ましく用いることがで
きる。なお、塗布液のフィルムへの塗布性および接着性
を改良するため、塗布前のフィルムに化学処理や放電処
理等を施してもよい。いずれにしても、ハードコート膜
の反対面にオリゴマー析出防止層を有する積層フィルム
であれば本発明の目的が達成できる。
【0014】本発明において、オリゴマーの析出防止層
およびハードコートの易接着層の塗布層厚さは、0.0
1〜2μm、さらには0.02〜0.5μm、特に0.
03〜0.2μmの範囲が好ましい。塗布層の厚さが
0.01μm未満の場合は、十分なオリゴマー析出防止
性や易接着性の効果が得られないことがあり、2μmを
超える場合は、耐ブロッキング性が不十分となる傾向が
ある。180℃で10分間熱処理後のフィルムヘーズ値
は、通常0.4〜6.0%、好ましくは0.4〜4.0
%、さらに好ましくは0.4〜3.0%の範囲である。
フィルムヘーズが0.4%未満のフィルムは、フィルム
ヘーズを下げるために添加粒子の含有量を少なくする必
要が生じ、そうするとフィルムの滑り性が悪化し、作業
性が悪くなってしまう。フィルムヘーズが6.0%を超
える場合は、用途が限定されてしまう恐れがある。
【0015】二軸延伸ポリエステルフィルムの表面に塗
布層を形成する方法は、特に制限されないが、ポリエス
テルフィルムを製造する工程中で塗布液を塗布する方法
が好適に採用される。具体的には、未延伸シート表面に
塗布液を塗布して乾燥する方法、一軸延伸フィルム表面
に塗布液を塗布して乾燥する方法、二軸延伸フィルム表
面に塗布液を塗布して乾燥する方法等が挙げられる。こ
れらの中では、未延伸フィルムまたは一軸延伸フィルム
表面に塗布液を塗布後、フィルムに熱処理を行う過程で
同時に塗布層を乾燥硬化する方法が経済的である。
【0016】また、塗布層を形成する方法として、必要
に応じ、前述の塗布方法の幾つかを併用した方法も採用
し得る。具体的には、未延伸シート表面に第一層を塗布
して乾燥し、その後、一軸方向に延伸後、第二層を塗布
して乾燥する方法等が挙げられる。ポリエステルフィル
ムの表面に塗布液を塗布する方法としては、原崎勇次
著、槙書店、1979年発行、「コーティング方式」に
示されるリバースロールコーター、グラビアコーター、
ロッドコーター、エアドクターコーター等を使用するこ
とができる。本発明において用いる塗布液は、通常、安
全性や衛生性の観点から水を主たる媒体として調整され
ていることが好ましい。水を主たる媒体とする限りにお
いて、水への分散を改良する目的あるいは造膜性能を改
良する目的で少量の有機溶剤を含有していてもよい。有
機溶剤は、主たる媒体である水と混合して使用する場
合、水に溶解する範囲で使用することが必要である。有
機溶剤は単独で用いてもよいが、必要に応じて二種以上
を併用してもよい。
【0017】本発明で得られるポリエステルには、本発
明の要旨を損なわない範囲で、耐侯剤、耐光剤、帯電防
止剤、潤滑剤、遮光剤、抗酸化剤、蛍光増白剤、マット
化剤、熱安定剤、および染料、顔料などの着色剤などを
配合してもよい。また、必要に応じ、フィルムの滑り性
や耐摩耗性を改良する目的などのために、ポリエステル
に対し、不活性な無機または有機の微粒子などを配合す
ることもできる。ポリエステルフィルム中に含有される
粒子の平均粒径としては、特に限定される訳ではない
が、0.02μm〜3μm、好ましくは、0.02μm
〜2.5μm、さらに好ましくは、0.02μm〜2μ
mが好ましい。該粒径が0.02μm未満の場合には、
フィルム表面が平坦化し、フィルム製造工程における巻
き特性が劣るので好ましくない。また、粒径が3μmを
超える場合には、フィルム表面の粗面化の度合いが大き
くなりすぎてヘージーとなるので好ましくない。
【0018】次に、該粒子としては、酸化ケイ素、アル
ミナ、炭酸カルシウム、カオリン、酸化チタンおよび特
公昭59−5216号公報に記載されているような架橋
高分子微粉体等を挙げることができる。これらの粒子
は、単独あるいは2成分以上を同時に使用してもよい。
そしてその含有量は、通常1重量%以下、好ましくは
0.02〜1重量%、さらに好ましくは0.03〜0.
5重量%の範囲である。粒子の含有量が少ない場合に
は、フィルム表面が平坦化し、フィルム製造工程におけ
る巻き特性が劣る傾向がある。また、粒子の含有量が1
重量%を超える場合には、フィルム表面の粗面化の度合
いが大きくなりすぎてヘージーとなる傾向がある。
【0019】本発明において、ポリエステルに粒子を配
合する方法としては、特に限定されるものではなく、公
知の方法を採用し得る。例えば、ポリエステルを製造す
る任意の段階において添加することができるが、好まし
くはエステル化の段階、もしくはエステル交換反応終了
後重縮合反応開始前の段階でエチレングリコール等に分
散させたスラリーとして添加し重縮合反応を進めてもよ
い。また、ベント付き混練押出機を用いエチレングリコ
ールまたは水などに分散させた粒子のスラリ−とポリエ
ステル原料とをブレンドする方法、または、混練押出機
を用い、乾燥させた粒子とポリエステル原料とをブレン
ドする方法などによって行われる。本発明の積層フィル
ムは、フィルムとして製膜できる厚さであればよく、例
えば、10〜200μm、好ましくは20〜200μ
m、さらに好ましくは30〜200μm厚みのフィルム
とした場合、優れた効果を発揮する。フィルム厚みが1
0μm未満の場合は、ハードコート層を形成した際にハ
ードコート層に用いる硬化樹脂の硬化収縮により、カー
ルが生じる場合がある。
【0020】次に本発明のポリエステルフィルムの製造
方法について具体的に説明するが、本発明のフィルムは
以下の製造例に何ら限定されるものではない。すなわ
ち、先に述べたポリエステル原料を使用し、押出機を用
い、口金から溶融シートを押出し、冷却ロールで冷却固
化して未延伸シートを得る方法が好ましい。この場合、
シートの平面性を向上させるため、シートと回転冷却ド
ラムとの密着性を高める必要があり、静電印加密着法お
よび/または液体塗布密着法が好ましく採用される。
【0021】次いで、得られた未延伸フィルムは二軸方
向に延伸して二軸配向される。すなわち、まず、前記の
未延伸シートを一方向にロールまたは、テンター方式の
延伸機により延伸する。延伸温度は、通常70〜120
℃、好ましくは80〜110℃であり、延伸倍率は、通
常2.5〜7倍、好ましくは3.0〜6倍である。次い
で、一段目の延伸方向と直交する方向に延伸を行う。延
伸温度は、通常70〜120℃、好ましくは80〜11
5℃であり、延伸倍率は、通常3.0〜7倍、好ましく
は3.5〜6倍である。そして、引き続き、130℃〜
250℃の範囲の温度で30%以内の弛緩下で熱処理を
行い、二軸延伸フィルムを得る。該延伸工程中にフィル
ム表面を処理する、いわゆるインラインコ−ティングを
施すことができる。それは、以下に限定するものではな
いが、例えば、1段目の延伸が終了して、2段目の延伸
前に、帯電防止性、滑り性、接着性等の改良、2次加工
性改良等の目的で、水溶液、水系エマルジョン、水系ス
ラリ−等の該コ−ティング処理を施すことができる。
【0022】上記の延伸においては、一方向の延伸を2
段階以上で行う方法を用いることもできる。その場合、
最終的に二方向の延伸倍率がそれぞれ上記範囲となる様
に行うのが好ましい。また、前記の未延伸シートを面積
倍率が10〜40倍になる様に同時二軸延伸を行うこと
も可能である。さらに、必要に応じて熱処理を行う前ま
たは後に再度縦および/または横方向に延伸しても良
い。本発明のポリエステルの製造方法の好ましい例につ
いて説明するが、本発明は必ずしもこれに限定されな
い。ここではポリエステル(A)としてポリエチレンテ
レフタレートを用いた例を示すが、使用するポリエステ
ルにより製造条件は異なる。まず常法に従って、テレフ
タル酸とエチレングリコールからエステル化し、また
は、テレフタル酸ジメチルとエチレングリコールをエス
テル交換により、ビス−β−ヒドロキシエチルテレフタ
レート(BHT)を得る。次にこのBHTを重合槽に移
行しながら、真空下で280℃に加熱して重合反応を進
めポリエステルを得る。
【0023】本発明のポリエステルの極限粘度は、通常
0.40〜0.90、好ましくは0.45〜0.80、
さらに好ましくは0.50〜0.70の範囲である。極
限粘度が0.40未満では、フィルムの機械的強度が弱
くなる傾向があり、極限粘度が0.90を超える場合
は、溶融粘度が高くなり、押出機に負荷がかかったり、
製造コストがかかったりする等の問題が生じる場合があ
る。本発明の積層ポリエステルフィルムは、ポリエステ
ルフィルムにハードコートを形成してなり、ハードコー
ト層としては、活性エネルギー線硬化樹脂層が好ましく
用いられる。活性エネルギー線硬化樹脂層の硬化成分と
しては、不飽和ポリエステル樹脂系、アクリル系、付加
重合系、チオール・アクリルのハイブリッド系、カチオ
ン重合系、カチオン重合とラジカル重合のハイブリッド
系などを使用することができる。これらの中では、硬化
性、耐擦傷性、表面硬度、可撓性および耐久性などの観
点でアクリル系の硬化成分が好ましい。
【0024】上記のアクリル系硬化成分は、活性エネル
ギー線重合成分としてのアクリルオリゴマーと反応性希
釈剤とを含有する。そして、必要に応じ、光重合開始
剤、光増感剤、改質剤を含有する。アクリルオリゴマー
としては、代表的には、アクリル系樹脂骨格に反応性の
アクリロイル基またはメタアクリロイル基が結合された
オリゴマーが挙げられる。その他のアクリルオリゴマー
としては、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキ
シ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレー
ト、ポリエーテル(メタ)アクリレート、シリコーン
(メタ)アクリレート、ポリブタジエン(メタ)アクリ
レート等が挙げられる。さらに、メラミン、イソシアヌ
ール酸、環状ホスファゼン等の剛直な骨格にアクリロイ
ル基またはメタアクリロイル基が結合したオリゴマーが
挙げられる。
【0025】反応性希釈剤は、塗布剤の媒体として塗布
工程での溶剤の機能を担うとともに、それ自体が多官能
性または一官能性のアクリルオルゴマーと反応する基を
有するため、塗膜の共重合成分となる。反応性希釈剤の
具体例としては、ペンタエリスリトールトリ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アク
リレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、エチレングリコール(メタ)アクリレート、プロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、(メタ)ア
クリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン、(メ
タ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン等
が挙げられる。
【0026】光重合開始剤としては、例えば、2,2−
エトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシー2ーフ
ェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシル
フェニルケトン、ジベンゾイル、ベンゾイン、ベンゾイ
ンメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾ
インイソプロピルエーテル、p−クロロベンゾフェノ
ン、p−メトキシベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ア
セトフェノン、2−クロロチオキサントン、アントラキ
ノン、フェニルジスルフイド、2−メチル−[4−(メ
チルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プロパ
ノン等が挙げられる。光増感剤としては、トリエチルア
ミン、トリエタノールアミン、2−ジメチルアミノエタ
ノール等の3級アミン系、トリフェニルホスフィン等の
アルキルホスフィン系、β−チオジグリコール等のチオ
エーテル系などが挙げられる。
【0027】改質剤としては、塗布性改良剤、消泡剤、
増粘剤、無機系粒子、有機系粒子、潤滑剤、有機高分
子、染料、顔料、安定剤などが挙げられる。これらは、
活性エネルギー線による反応を阻害しない範囲で使用さ
れ、活性エネルギー線硬化樹脂層の特性を用途に応じて
改良することができる。活性エネルギー線硬化樹脂層の
組成物には、塗工時の作業性向上、塗工厚さのコントロ
ールのため、有機溶剤を配合することができる。活性エ
ネルギー線硬化樹脂層の形成は、硬化用樹脂組成物を前
記の塗布層の表面に塗布した後に活性エネルギー線を照
射して架橋硬化させることにより行う。活性エネルギー
線としては、紫外線、可視光線、電子線、X線、α線、
β線、γ線を使用することができる。活性エネルギー線
の照射は、通常、塗布層側から行うが、フィルムとの密
着性を高めるため、フィルム面側から行ってもよく、さ
らには、活性エネルギー線を反射し得る反射板をフィル
ム面側に設けてもよい。
【0028】活性エネルギー線硬化樹脂層の厚さは、通
常0.5〜15μm、好ましくは1〜10μmの範囲で
ある。硬化樹脂層の厚さが0.5μm未満の場合は、表
面硬度が不十分となることがあり、15μmを超える場
合は、硬化樹脂層の硬化収縮が大きくなり、フィルムが
硬化樹脂層側にカールすることがある。本発明において
硬化樹脂層側の表面硬度は、通常H以上、好ましくは2
H以上である。H未満では製品となった時にキズが付き
やすく、実用上好ましくない。本発明において、活性エ
ネルギー線硬化樹脂層のベースフィルムへの接着性を改
良するために、易接着層を施す以外の方法としてフィル
ムに化学処理や放電処理を施してもよい。また、必要に
応じて帯電防止層等の中間層を設けてもよい。かかる易
接着層や他の中間層を設ける方法としては、共押出法や
塗布法を採用すればよい。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施
例に限定されるものではない。なお、実施例および比較
例中「部」とあるのは「重量部」を示す。また、本発明
で用いた測定法は次のとおりである。
【0030】(1)ポリエステルの極限粘度の測定 ポリエステルに非相溶な他のポリマー成分および顔料を
除去したポリエステル1gを精秤し、フェノール/テト
ラクロロエタン=50/50(重量比)の混合溶媒10
0mlを加えて溶解させ、30℃で測定した。
【0031】(2)平均粒径(d50) (株)島津製作所社製遠心沈降式粒度分布測定装置SA
−CP3型を用いてストークスの抵抗則に基づく沈降法
によって粒子の大きさを測定した。
【0032】(3)ポリエステル中のオリゴマー(環状
三量体)含有量 所定量のポリエステル原料、またはポリエステルフィル
ムをo−クロロフェノールに溶解した後、テトラヒドロ
フランで再析出して濾過し、線状ポリエチレンテレフタ
レートを除いた後、次いで得られた濾液を液体クロマト
グラフィー(島津LC−7A)に供給してポリエステル
中に含まれるオリゴマー(環状三量体)量を求め、この
値を測定に用いたポリエステル量で割って、ポリエステ
ル中に含まれるオリゴマー量(環状三量体)とする。液
体クロマトグラフィーで求めるオリゴマー(環状三量
体)量は、標準試料ピーク面積と測定試料ピーク面積の
ピーク面積比より求めた(絶対検量線法)。標準試料の
作成は、予め分取したオリゴマー(環状三量体)を正確
に秤量し、正確に秤量したDMF(ジメチルホルムアミ
ド)に溶解して作成した。液体クロマトグラフの条件は
下記の通りとした。 移動相A:アセトニトリル 移動相B:2%酢酸水溶液 カラム:三菱化学(株)製 MCI GEL ODS
1HU カラム温度:40℃ 流速:1ml/分 検出波長:254nm
【0033】(4)熱処理後のフィルム表面オリゴマー
量 窒素雰囲気下、180℃のオーブンに前記ポリエステル
フィルムを10分間放置し熱処理を行う。熱処理後のポ
リエステルフィルムより、5cm角のサンプルを切り取
る。切り取った5cm角のサンプル面積は、両面合わせ
て50cm2となる。適当な容器(シャーレー等)にD
MFを4ml入れ、その容器に5cm角のサンプルを入
れる。この時サンプルの両面がDMFに浸かる様にし、
熱処理でフィルム表面に析出したオリゴマーを溶解する
ために3分間処理する。次いで、3分間放置後DMFを
回収する。回収したDMFを液体クロマトグラフィー
(島津LC−7A)に供給してDMF中のオリゴマー量
を求め、この値をDMFを接触させたフィルム面積で割
って、フィルム表面オリゴマー量(mg/m)とす
る。DMF中のオリゴマー量は、標準試料ピーク面積と
測定試料ピーク面積のピーク面積比より求めた(絶対検
量線法)。標準試料の作成は、予め分取したオリゴマー
(環状三量体)を正確に秤量し、正確に秤量したDMF
に溶解して作成した。標準試料の濃度は、0.001m
g/ml〜0.01mg/mlの範囲が好ましい。液体
クロマトグラフの条件は下記の通りとした。 移動相A:アセトニトリル 移動相B:2%酢酸水溶液 カラム:三菱化学(株)製 MCI GEL ODS
1HU カラム温度:40℃ 流速:1ml/分 検出波長:254nm
【0034】(5)熱処理フィルムヘーズ 窒素雰囲気下、180℃のオーブンで10分間放置し熱
処理を行ったポリエステルフィルムをJIS−K710
5に準じ、日本電色工業社製積分球式濁度計NDH−2
0Dにより熱処理後のフィルムの濁度を測定した。 (6)表面硬度 JIS K5400(1990)に従い、各種硬度の鉛
筆を45°の角度で硬化樹脂層表面に当て、荷重1kg
の下で引掻きを与え、そして、傷が発生したときの鉛筆
の硬度を表面硬度とした。
【0035】(7)耐擦傷性:スチールウール#000
0で硬化樹脂層表面を摩擦し、そして、傷の発生状況を
次に示す3ランクの基準で判定した。 A …強く摩擦してもほとんど傷が付かない B …強く摩擦すると少し傷が付く C …弱い摩擦でも傷が付く (8)ハードコートの接着性 ハードコート層形成直後、当該ハードコート層に1イン
チ幅に碁盤目が100個になるようクロスカットを入
れ、直ちに、同一箇所について粘着テープ(ニチバン社
製)急速剥離テストを3回実施し、剥離面積により評価
した。判定基準は以下のとおりである。 ◎:碁盤目剥離個数=0 ○:1≦碁盤目剥離個数≦10 △:11≦碁盤目剥離個数≦20 ×:21<碁盤目剥離個数
【0036】(9)画面の状態 ポリエステルシートを接着剤層を介し密着させたパネル
ガラスを目視観察し、次に示す3ランクの基準で判定し
た。 ○:パネルガラス表面に全く異常は見られない △:パネルガラスの表面に虹むらが見える。 ×:画像の鮮明度が落ちる。 (10)光学用への適正 熱処理後のヘーズや塗膜強度などの特性より、タッチパ
ネルなどの光学用用途への適正を、次に示す3ランクの
基準で判定した。 ○:ヘーズ値が低く、塗膜強度も十分で光学用途に適し
ており、生産性も高い。 △:ヘーズ値、塗膜強度、あるいは生産性に若干問題あ
るが実用上問題は無い。 ×:ヘーズ値、塗膜強度、生産性等に問題があり、光学
用途に適していない。
【0037】実施例および比較例において、オリゴマー
析出防止層形成のために用いたバインダー樹脂等は下記
のとおりである。 (化合物例) PVA系樹脂:A けん化度=88モル%、重合度=500のポリビニルア
ルコール 水系ポリエステル:B 主としてイソフタル酸、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコールを主とするポリエステルに、ネオペンチル
グリコール、脂肪族ジカルボン酸無水物を有するジカル
ボン酸誘導体を共重合させたポリエステルをアミン化合
物で中和して水系化して得た水系ポリエステル 架橋性化合物:C ヘキサメトキシメチルメラミン 不活性粒子:D 平均粒径65nmのシリカゾル
【0038】実施例1 [塗布液−1の調製]…オリゴマー防止層 PVA系樹脂(A)を80重量%、水系ポリエステル
(B)を10重量%、架橋性化合物(C)を10重量%
含有する塗布液を調整した。塗布液の固形分濃度は2重
量%とした。 [塗布液―2の調製]…易接着層 ポリウレタン水分散体A(大日本化学工業(株)製ハイ
ドランAP−40)を80部、ポリエステル水分散体B
(大日本化学工業(株)製ファインテックスES−67
0)を20部含有する塗布液を調製した。塗布液に固形
分濃度は2重量%とした。
【0039】[ポリエステルの製造方法]テレフタル酸
ジメチル100重量部とエチレングリコール60重量部
とを出発原料とし、触媒として酢酸マグネシウム・四水
塩0.09重量部を反応器にとり、反応開始温度を15
0℃とし、メタノールの留去とともに徐々に反応温度を
上昇させ、3時間後に230℃とした。4時間後、実質
的にエステル交換反応を終了させた。この反応混合物に
エチルアシッドフォスフェート0.04部を添加した
後、平均粒子径1.60μmのエチレングリコールに分
散させたシリカ粒子を0.01部、三酸化アンチモン
0.04部を加えて、4時間重縮合反応を行った。すな
わち、温度を230℃から徐々に昇温し280℃とし
た。一方、圧力は常圧より徐々に減じ、最終的には0.
3mmHgとした。反応開始後、反応槽の攪拌動力の変
化により、極限粘度0.65に相当する時点で反応を停
止し、窒素加圧下ポリマーを吐出させた。得られたポリ
エステル(1)の極限粘度は0.65、オリゴマー(環
状三量体)の含有量は0.98重量%であった。
【0040】[フィルムの製造]ポリエステルの製造方
法にて得られたポリエステルを180℃で4時間、不活
性ガス雰囲気中で乾燥し、溶融押出機により290℃で
溶融押出し、静電印加密着法を用いて表面温度を40℃
に設定した冷却ロール上で冷却固化して未延伸シートを
得た。次いで、83℃で縦方向に3.5倍延伸した後、
この縦延伸フィルムそれぞれの表面に塗布液―1と塗布
液―2を塗布し、110℃で横方向に3.2倍延伸し、
さらに、220℃で熱処理を行い、両面に厚さ0.05
μmの塗布層を有する厚さ125μmの積層ポリエステ
ルフィルムを得た。次いで、得られたフィルムの塗布液
―2の塗布面に活性エネルギー線硬化樹脂を硬化後の厚
さが8μmになるように塗布し、120W/cmのエネ
ルギーの高圧水銀灯を使用し、照射距離100mmにて
約10秒間照射した。活性エネルギー線硬化樹脂として
は、日本化薬製KAYARAD DPHAを77部、日
本化薬製KAYARAD R−128Hを18部、チバ
・ガイギー製IRGACURE651を5部より成る組
成物を使用した。
【0041】実施例2〜4および比較例1〜4 実施例1において、塗布液―1の組成を下記表1に示す
ように変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルム
を得た。
【表1】
【0042】実施例、比較例で得られたフィルムの評価
結果をまとめて下記表2、表3に示すが、比較例3に関
してはカールが激しく評価不可能な項目があった。
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、発明のポリエステ
ルフィルムによれば、高温下でもフィルム表面に析出し
てくるオリゴマーが少なく、密着性に優れたハードコー
ト層が形成された透明性の良い有用なフィルムを提供す
ることができ、その工業的価値は高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F006 AA35 AB20 AB24 BA02 BA11 BA15 DA04 4F100 AA20 AK41B AK51 AK69A AR00C BA03 BA07 BA10A BA10C CC00A CC02C DE01 EJ37 EJ41 GB07 GB41 JA09A JB09 JB14C JK12C JL11 JN01 YY00A YY00C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルフィルムの一方の表面に塗
    布層を有し、もう一方の表面にハードコート層を有する
    積層ポリエステルフィルムであり、180℃で10分間
    熱処理した後のフィルム表面のオリゴマー量が3.0m
    g/m以下であることを特徴とする積層ポリエステル
    フィルム。
  2. 【請求項2】 ハードコート層の表面硬度が鉛筆硬度H
    以上であり、かつ厚みが0.5〜15μmであることを
    特徴とする請求項1記載の積層ポリエステルフィルム。
  3. 【請求項3】 ハードコート層が活性エネルギー線硬化
    樹脂層からなることを特徴とする請求項1または2記載
    の積層ポリエステルフィルム。
  4. 【請求項4】 塗布層が、ポリビニルアルコールを10
    〜100%含有することを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の積層ポリエステルフィルム。
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