JP2003182935A - ボビン固定装置 - Google Patents

ボビン固定装置

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JP2003182935A
JP2003182935A JP2001385155A JP2001385155A JP2003182935A JP 2003182935 A JP2003182935 A JP 2003182935A JP 2001385155 A JP2001385155 A JP 2001385155A JP 2001385155 A JP2001385155 A JP 2001385155A JP 2003182935 A JP2003182935 A JP 2003182935A
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bobbin
claw
fixing device
rotary shaft
claw members
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Takashi Kinoshita
木下  孝
Tadashi Takahashi
正 高橋
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H49/00Unwinding or paying-out filamentary material; Supporting, storing or transporting packages from which filamentary material is to be withdrawn or paid-out
    • B65H49/18Methods or apparatus in which packages rotate
    • B65H49/20Package-supporting devices
    • B65H49/26Axial shafts or spigots

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  • Winding Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 線材の引き出し時にはボビンを確実に回転軸
に固定することができるとともに、ボビンの交換が容易
なボビン固定装置を提供する。 【解決手段】 スプール状の回転軸23の上部側に爪部
材26a,26bを有するコレット式チャック26を取
付けるとともに、上記コレット式チャック26の爪部材
26a,26bの内側に上記爪部材26a,26bを開
閉する、半円弧状の突出部27pが形成された略Uの字
状の爪拡張部27aを設けたボビン抜け防止部材27を
備え、ボビン10の挿入時には、上記ボビン抜け防止部
材27の爪拡張部27aを爪部材26a,26bの案内
溝26kに装着することにより、上記爪部材26a,2
6bを外側に開いてボビン10の上端部を押し、上記ボ
ビン10を回転可能に保持し、ボビン10の交換時に
は、上記ボビン抜け防止部材27を引き抜いてボビンに
保持力が作用しないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻線機や撚線機等
に使用されるボビンを回転可能に保持するためのボビン
固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、巻線機や撚線機等に線材を供給す
る際には、線材が巻かれたボビンを回転させながら上記
線材を引き出すようにするため、上記ボビンを回転可能
に保持するボビン固定装置が用いられている。図5
(a),(b)は、従来のボビン固定装置50の一構成
例を示す図で、基台51に固定された固定軸52の外側
に、上記固定軸52とベアリング53,54を介して連
結されるスプール状の回転軸55が設けられ、上記回転
軸55の外周側にボビン10を固定するための板バネ5
6が取付けられており、上記回転軸55にボビン10の
スプールコア部11を挿入することにより、上記板バネ
56の復元力を利用して上記ボビン10を回転可能に保
持することができる。詳細には、挿入時におけるボビン
10の下部フランジ12aの位置を、回転軸55の下部
側から水平に突出する鍔状の位置決め用板57により規
制するとともに、板バネ56にてボビン10のスプール
コア部11の内壁11sを押すことで板バネ56とボビ
ン10間に摩擦力を発生させ、これにより、図示しない
線材の引き出し時に生じるボビン10のすべりを防止
し、ボビン10を回転可能に保持する。また、58は中
央に円弧状の係止部58cを有する係止片58aと直線
状の差込片58bとを連結した略Uの字状のバネ部材か
ら成るボビン抜け防止ピンで、上記差込片58bを回転
軸55の上端側で、ボビン10の挿入時における上部フ
ランジ12bのやや上方に対応する位置に設けられた差
込孔55bに挿入するとともに、係止片58aを回転軸
55の外周側に設けられた係止溝55cに挿入して係止
することにより、ボビン10の抜けを防止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ボビン固定装置50では、上記ボビン抜け防止ピン58
は単なるストッパーであり、板バネ56とスプールコア
部の内壁11s間の摩擦力のみでボビン10を保持して
いることから、ボビン10のすべりを防止するために
は、上記板バネ56のバネ力を強くして摩擦力、すなわ
ち、ボビン保持力を大きくする必要があった。しかしな
がら、この板バネ56による保持力はボビン10に常時
作用しているため、ボビン10を交換する際には力が要
り、作業者の負担が大きいといった問題点があった。ま
た、上記板バネ56は線材の引き出し時のみならずボビ
ン10の交換時にも摩擦力により摩耗するので定期的に
交換しなければならず、管理や交換作業が必要であっ
た。
【0004】本発明は、従来の問題点に鑑みてなされた
もので、線材の引き出し時にはボビンを確実に回転軸に
固定することができるとともに、ボビンの交換が容易な
ボビン固定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のボビン固定装置は、ボビンの下部フランジの位置を規
定する位置決め用板と、ボビンを挿入するためのスプー
ル状の回転軸と、この回転軸の内側にベアリングを介し
て連結された固定軸と、上記回転軸の上部側に取付けら
れたコレット式チャックと、上記コレット式チャックの
爪部材の内側に挿入され、上記爪部材を開閉するボビン
抜け防止部材とを備え、ボビンの挿入時には、上記位置
決め用板によりボビンの下部フランジの位置を規制する
とともに、上記ボビン抜け防止部材により上記爪部材を
外側に開いてボビン上端部(詳細には、スプールコア部
内壁の上端部)を押して上記ボビンに保持力を作用さ
せ、ボビンの交換時には、上記ボビン抜け防止部材を引
き抜いて上記爪部材を閉じて、ボビンに保持力が作用し
ないように構成したことを特徴とするものである。これ
により、線材の引き出し時にはボビンを確実に回転軸に
固定することができるとともに、ボビンを容易に交換す
ることが可能となる。
【0006】請求項2に記載のボビン固定装置は、ボビ
ン抜け防止部材を、上記爪部材を開閉するためのテーパ
ー部が形成された爪拡張部と、上記回転軸の外周側を挟
持するバネ部材から成る係止部とを備えた部材とするこ
とにより、爪部材の開閉と線材の引き出し時に生じるボ
ビンのすべり防止と抜け防止とを1つの部材で行うこと
ができるようにしたものである。請求項3に記載のボビ
ン固定装置は、上記ボビン抜け防止部材の装着を容易に
するため、コレット式チャックの内側にボビン抜け防止
部材を挿入するための案内溝を設けたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき説明する。図1,図2は、本実施の形
態に係わるボビン固定装置20の一構成例を示す正面図
及び側面図で、各図において、21はボビン固定装置2
0を撚線機等のボビン設置装置の固定台座31に取付け
るためのブロック状の基台、22はこの基台21に固定
された固定軸、23は上記固定軸22の外側に、上記固
定軸22とベアリング24,25を介して連結されるス
プール状の回転軸である。この回転軸23の下部には上
記回転軸23の外周側から水平に突出する鍔状の位置決
め用板23aが設けられており、この位置決め用板23
aの裏面側に設けられた突起部23bが上記ボビン設置
装置の回転台座32に設けられた案内溝内32m内に挿
入される。また、26は上記回転軸23の上部側に取付
けられたコレット式チャック、27は上記コレット式チ
ャック26の爪部材26a,26bを開閉するためのボ
ビン抜け防止部材である。
【0008】コレット式チャック26の爪部材26a,
26bは、円筒状のカラー26cの外周側に止め輪26
dにより互いに対向するように固定された外周部26m
と、上記止め輪26dの位置よりも上部側に突出する、
上記外周部26mよりも径の小さな垂直片26nとを有
する部材で、上記垂直片26nの内壁には、後述するボ
ビン抜け防止部材27の爪拡張部27aを装着するため
の円弧状の案内溝26kが、また、その下部には円弧状
の突起部26tが設けられている。また、上記爪部材2
6a,26bのそれぞれの外周部26mは、図2に示す
ように、回転軸23の側面に設けられた切欠き部23W
に露出するように配設されるとともに、上記垂直片26
nの外周側と上記回転軸の内壁23s側には所定の隙間
Sが設けられ、上記切欠き部23W下方の回転軸の内壁
23sに上記突起部26tの外周が内接している。した
がって、爪部材26a,26bの各垂直片26n,26
nを回転軸の内壁23s側に傾けることにより、爪部材
26a,26bを上記切欠き部23Wから回転軸23の
外側に突出するように開くことが可能となる。
【0009】また、ボビン抜け防止部材27は、各辺の
中央部に爪部材26a,26bを開閉するための、外側
に突出する半円弧状の突出部27pが形成された略Uの
字状の爪拡張部27aと、この爪拡張部27aの端部に
それぞれ連結された、ボビン抜け防止部材27を把持す
るための略リング状の把持部27bと、この把持部27
bから上記爪拡張部27aに並行して延長し、上記回転
軸23の外周側を挟持する係止部27cとが一体に形成
されたバネ材から構成されており、上記突出部27pを
有する爪拡張部27aがコレット式チャック26の案内
溝26kの中心に装着された時点で、上記係止部27c
も回転軸23の外周側に設けられた係止溝23kに係止
される。
【0010】次に、上記構成のボビン固定装置20によ
るボビン10の着脱方法について、図3を参照して説明
する。なお、同図では、爪部材26a,26bの開閉動
作を分かり易くするため、断面図と平面図とを異なった
大きさに表示した。まず、ボビン10のスプールコア部
11を、下部フランジ12aの位置が位置決め用板23
aに当接するまで回転軸23に挿入する(図1参照)。
本例では、従来のように、回転軸23にはボビン10の
挿入時に抵抗となる板バネなどがないので、ボビン10
を容易に回転軸23にセットすることができる。次に、
図3(a)に示すように、ボビン抜け防止部材27の把
持部27b,27bを把持し、ボビン抜け防止部材27
の爪拡張部27aをコレット式チャック26の案内溝2
6k近傍からコレット式チャック26の内側に挿入す
る。このとき、係止部27cを回転軸23の係止溝23
kに沿って挿入することにより、上記爪拡張部27aを
案内溝26kにスムースに導くことができる。なお、爪
拡張部27aの突出部27pが案内溝26kに達するま
では、各垂直片26n,26nの外周側と回転軸の内壁
23s側との間の隙間Sは、ボビン抜け防止部材27の
挿入前と変わらず所定の間隔が保たれている。爪拡張部
27aの突出部27pが案内溝26kに達すると、上記
突出部27pは半円弧状に外側に突出するように形成さ
れているので、図3(b)に示すように、突出部27p
と爪部材26a,26bの各垂直片26n,26nの内
壁との接触点Aが力点となり、各爪部材26a,26b
と回転軸23の内壁との接点Bが支点となり、各爪部材
26a,26bが外側に傾き始める。すなわち、爪部材
26a,26bを外側に開き、上記傾いた爪部材26
a,26bの外周部26mの上部が回転軸23から突出
し、これにより、上記挿入されたボビン10のスプール
コア部11の上端部にボビン10を下向きに押し付ける
力が作用する。
【0011】そして、図3(c)に示すように、爪拡張
部27aの突出部27pの頂点が爪部材26a,26b
の中心にくるまでボビン抜け防止部材27を挿入するこ
とにより爪部材26a,26bを開くとともに、係止部
27cを係止溝23kに完全に挿入することにより、コ
レット式チャック26を固定する。すなわち、ボビン1
0の下部フランジ12aの位置が位置決め用板23aに
より規制され、上記傾いた各爪部材26a,26bによ
りボビン10の上部が押さえつけられるので、ボビン1
0を回転軸23に確実に固定することができる。更に、
本発明によるコレット式チャック26によるボビンの保
持力は、コレットの動作原理から、従来の板バネによる
保持力に比較して、約10倍近く大きいので、ボビン1
0のすべりは一切発生しない。したがって、本発明のボ
ビン固定装置20は、ボビン10の高速回転化にも十分
に対応することが可能である。また、ボビン10の交換
時には、ボビン抜け防止部材27を引き抜くことにより
各爪部材26a,26bが閉じた状態(上記、図3
(a)に示す状態)、すなわち、ボビン10に力が作用
していない状態になるので、ボビン10を容易に回転軸
23から抜き取ることができる。すなわち、本例では、
従来のように板バネなどような着脱時に摩擦を生じさせ
る部材がないので、回転軸23にボビン10をセットす
る場合も抜き取る場合も、ボビン重量以外の負荷がかか
らないので、ボビン10の着脱作業の負荷を大幅に低減
することができる。また、従来のような板バネの交換作
業を省略することができるので、作業効率を向上させる
ことができる。
【0012】このように、本実施の形態のボビン固定装
置20は、ボビン10の下部フランジ12aの位置を規
定する位置決め用板23aを備えたスプール状の回転軸
23の上部側に爪部材26a,26bを有するコレット
式チャック26を取付けるとともに、上記コレット式チ
ャック26の爪部材26a,26bの内側に上記爪部材
26a,26bを開閉する、半円弧状の突出部27pが
形成された略Uの字状の爪拡張部27aを設けたボビン
抜け防止部材27を備え、このボビン抜け防止部材27
を着脱可能としたので、ボビン10の挿入時には、上記
位置決め用板によりボビンの下部フランジ12aの位置
を規制するとともに、上記ボビン抜け防止部材27の爪
拡張部27aを爪部材26a,26bの案内溝26kに
装着することにより、上記爪部材26a,26bを外側
に開いてボビン10の上端部を押し、上記ボビン10を
回転可能に保持することができる。また、ボビン10の
交換時には、上記ボビン抜け防止部材27を引き抜いて
ボビンに保持力が作用しないようにすることができるの
で、線材の引き出し時にはボビンを確実に回転軸に固定
することができるとともに、ボビンを容易に交換するこ
とでき、ボビン10の着脱作業の負荷を大幅に低減する
ことができる。
【0013】なお、上記ボビン抜け防止部材の形状は、
上記例に限るものではなく、コレット式チャック26の
爪部材26a,26bを開放できるものであればよく、
例えば、爪拡張部27aの突出部27pの形状も単に挿
入方向と反対側に開くテーパー状であってもよい。ま
た、爪拡張部27aと係止部27cとを別体で構成する
ことも可能であるが、本例のように一体である方が、爪
拡張部27aの装着が確実にでき、かつ、作業も容易で
あるので、一体化することが好ましい。また、図4に示
すように、係止部として、回転軸23に内接するような
円弧部37q,37qを設けた係止部37cを有するボ
ビン抜け防止部材37を用いることにより、回転軸23
の外周側を更に確実に保持することができるので、爪拡
張部27aの装着を更に確実にできる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ボビンを挿入する回転軸の上部側にコレット式チャック
を取付け、このコレット式チャックの爪部材をボビン抜
け防止部材で開閉することにより、ボビンの挿入時に
は、上記ボビン抜け防止部材により上記爪部材を外側に
開いてボビン上端部を押して上記ボビンに保持力を作用
させ、ボビンの交換時には、上記ボビン抜け防止部材を
引き抜いて上記爪部材を閉じて、ボビンに保持力が作用
しないようにしたので、線材の引き出し時にはボビンを
確実に回転軸に固定することができるとともに、ボビン
を容易に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わるボビン固定装置
の構成を示す正面図である。
【図2】 本実施の形態に係わるボビン固定装置の側面
図である。
【図3】 本実施の形態に係わるボビンの着脱方法を示
す図である。
【図4】 本発明によるボビン抜け防止部材の他の例を
示す図である。
【図5】 従来のボビン固定装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 ボビン、11 スプールコア部、12a 下部フ
ランジ、12b 上部フランジ、20 ボビン固定装
置、21 基台、22 固定軸、23 回転軸、23a
位置決め用板、23b 突起部、23k 係止溝、2
3W 切欠き部、24,25 ベアリング、26 コレ
ット式チャック、26a,26b 爪部材、26c カ
ラー、26d 止め輪、26k 案内溝、26m 外周
部、26n 垂直片、26t 突起部、27 ボビン抜
け防止部材、27a 爪拡張部、27b 把持部、27
c 係止部、27p 突出部、S 隙間。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンの下部フランジの位置を規定する
    位置決め用板を備えた、ボビンを挿入するためのスプー
    ル状の回転軸と、この回転軸の内側にベアリングを介し
    て連結された固定軸とを備えたボビン固定装置におい
    て、上記回転軸の上部側に取付けられたコレット式チャ
    ックと、上記コレット式チャックの爪部材の内側に挿入
    され、上記爪部材を開閉するボビン抜け防止部材とを備
    えたことを特徴とするボビン固定装置。
  2. 【請求項2】 上記ボビン抜け防止部材は、上記爪部材
    を開閉するためのテーパー部が形成された爪拡張部と、
    上記回転軸の外周側を挟持するバネ部材から成る係止部
    とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のボビン固
    定装置。
  3. 【請求項3】 上記コレット式チャックの内側に上記ボ
    ビン抜け防止部材を挿入するための案内溝を設けたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のボビン固
    定装置。
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