JPH07464Y2 - コード巻取り器 - Google Patents

コード巻取り器

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JPH07464Y2
JPH07464Y2 JP5299992U JP5299992U JPH07464Y2 JP H07464 Y2 JPH07464 Y2 JP H07464Y2 JP 5299992 U JP5299992 U JP 5299992U JP 5299992 U JP5299992 U JP 5299992U JP H07464 Y2 JPH07464 Y2 JP H07464Y2
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JP
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power cord
lid
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bobbin
winding bobbin
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捷佑 足立
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株式会社畑屋製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ケースに回転可能に設
けられた巻取りボビンに電源コードを引き出し可能に巻
き取った構成のコード巻取り器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば家屋の壁に設置された壁コンセン
トから離れた場所で電気機器を使用する場合、従来より
コード巻取り器が利用されている。この種のコード巻取
り器においては、一般にプラスチック製のケースに、コ
ンセントを備えたプラスチック製の巻取りボビンを回転
可能に設け、一端部をそのコンセントに接続すると共に
他端部にプラグを有した電源コードを上記巻取りボビン
に引き出し可能に巻き取った構成となっていて、使用す
る場合には電源コードをケースから引き出し、その電源
コードのプラグを壁コンセントに差し込む。そして、使
用する電気機器のコードのプラグをコード巻取り器のコ
ンセントに接続することで、電気機器を壁コンセントか
ら離れた場所で使用することが可能となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この種のコ
ード巻取り器は、電源コードを一杯まで引き出して使用
することが好ましい。ところが、実際には電源コードを
必要な長さだけ引き出して使用されることが多く、例え
ば電源コードの大半をケース内に残したままで、しかも
電源コードの許容定格電流を上回る状態で長時間使用さ
れるようなことがあると、電源コードに発生する熱が外
部に放散されないため、その熱で電源コードの被覆、プ
ラスチック製の巻取りボビンやケースが溶解したり、発
火したりするおそれがある。
【0004】そこで、本考案の目的、電源コードを一杯
まで引き出さない限り使用できない構成とすることによ
り、電源コードに発生する熱に起因する事故を未然に防
止することができるコード巻取り器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の第1の手段は、
ケースと、このケースに回転可能に設けられた巻取りボ
ビンと、この巻取りボビンに設けられプラグ差込み口を
有するコンセントと、一端部がそのコンセントに接続さ
れて前記巻取りボビンに巻回され他端部にプラグを有し
た電源コードと、前記巻取りボビンに常に電源コードを
巻き取る方向の回転力を付与するように設けられた巻取
り付勢手段とを具備したコード巻取り器において、前記
電源コードを一杯まで引き出した時にのみ前記巻取りボ
ビンの巻取り方向への回転を阻止するロック手段を設け
たところに特徴を有する。
【0006】本考案の第2の手段は、ケースと、このケ
ースに回転可能に設けられた巻取りボビンと、この巻取
りボビンに設けられプラグ差込み口を有するコンセント
と、一端部がそのコンセントに接続されて前記巻取りボ
ビンに巻回され他端部にプラグを有した電源コードとを
具備したコード巻取り器において、前記プラグ差込み口
を開閉する蓋と、前記電源コードが巻取りボビンに巻き
取られた状態では前記蓋を閉鎖状態に保持し、電源コー
ドが一杯まで引き出されることに応じてその蓋を開放さ
せる蓋開閉手段とを設けたところに特徴を有する。
【0007】そして、本考案の第3の手段は、ケース
と、このケースに回転可能に設けられた巻取りボビン
と、この巻取りボビンに設けられプラグ差込み口を有す
るコンセントと、一端部がそのコンセントに接続されて
前記巻取りボビンに巻回され他端部にプラグを有した電
源コードと、前記巻取りボビンに常に電源コードを巻き
取る方向の回転力を付与するように設けられた巻取り付
勢手段とを具備したコード巻取り器において、前記プラ
グ差込み口を開閉する蓋と、前記電源コードが巻取りボ
ビンに巻き取られた状態では前記蓋を閉鎖状態に保持
し、電源コードが一杯まで引き出されることに応じてそ
の蓋を開放させる蓋開閉手段と、前記蓋が開放されるこ
とに応じて前記巻取りボビンの巻取り方向への回転を阻
止するロック手段とを設けたところに特徴を有する。
【0008】
【作用】第1の手段のものの場合、電源コードが一杯ま
で引き出された時には、ロック手段により巻取りボビン
の巻取り方向への回転が阻止され、電源コードの引き出
し力を解除しても電源コードが引き出された状態が保持
されるようになるから、使用が可能な状態となる。
【0009】ところが、電源コードが途中までしか引き
出されない場合、換言すれば電源コードが巻取りボビン
に残っている状態で電源コードの引き出し力が解除され
た時には、ロック手段が作用せず、巻取りボビンが巻取
り付勢手段によって巻取り方向に回転され、電源コード
は巻取りボビンに全て巻き取られてしまい、使用できる
状態にはならない。従って、電源コードが巻取りボビン
に多く残っている状態で使用されるということがない。
【0010】第2の手段のものの場合、電源コードが巻
取りボビンに巻き取られた状態では蓋によりコンセント
のプラグ差込み口が閉鎖されており、電源コードが一杯
まで引き出されると、その蓋が開放されてプラグ差込み
口へのプラグの差込みが可能となり、ひいては使用が可
能な状態となる。
【0011】ところが、電源コードが途中までしか引き
出されない場合には、蓋は閉鎖状態にあってプラグ差込
み口は閉鎖されているから、使用することができず、従
って、この場合も電源コードが巻取りボビンに多く残っ
ている状態で使用されるということがない。
【0012】第3の手段のものの場合、電源コードが巻
取りボビンに巻き取られた状態では蓋によりプラグ差込
み口が閉鎖されており、電源コードが一杯まで引き出さ
れると、その蓋が開放されると共に、ロック手段により
巻取りボビンの巻取り方向への回転が阻止されて電源コ
ードが引き出された状態が保持されるようになるから、
使用が可能な状態となる。
【0013】ところが、電源コードが途中までしか引き
出されない場合には、蓋は閉鎖状態にあってプラグ差込
み口は閉鎖されており、しかもロック手段が作用せず、
電源コードの引き出し力が解除されると、電源コードは
巻取りボビンに全て巻き取られてしまい、使用できる状
態にはならない。従って、この場合も電源コードが巻取
りボビンに多く残っている状態で使用されるということ
がない。
【0014】
【実施例】以下、本考案の一実施例につき図面を参照し
て説明する。まず図2及び図3において、ケース1は、
略矩形状をなし、それぞれプラスチック製の上ケース2
と下ケース3とを嵌合すると共にこれらを図示しないタ
ッピンねじにより結合して構成されている。このケース
1の外周部の1箇所には、図1にも示すように、コード
導出口5及びプラグ収納部6が形成されている。また、
上ケース2の略中央部には円形の開口部7が形成され、
下ケース3の内面中央部にはスリット8aを有する軸部
8が突設されている。
【0015】巻取りボビン9は、プラスチックにより形
成されたもので、下面が開口した円形の浅底容器状をな
す端板部10の裏面に略小判形をなす筒部11を一体に
有していて、端板部10を上記開口部7に対応させた状
態でケース1に回転可能に配設されている。端板部10
の下端周縁部には側方へ張り出すフランジ部10aが一
体に設けられていて、このフランジ部10aが上ケース
2の裏側から開口部7の周縁部に当接することで抜け止
めされている。なお、筒部11の2箇所には、軸方向に
延びる開口部11aが形成されている(図1参照)。
【0016】上記端板部10の裏面側には、筒部11の
内方に位置してコンセント12が取り付けられていて、
そのコンセント12における2口のプラグ差込み口13
が端板部10の表面側に臨んでいる(図5及び図7参
照)。
【0017】そして、巻取りボビン9における筒部11
の外周部には電源コード14が巻回されている。この電
源コード14は、ケース1の上記コード導出口5を挿通
されていて、一端部が筒部11の内方において上記コン
セント12と接続され、他端部にプラグ15を有してい
る。
【0018】下ケース3の内側には、外形形状が略小判
形をなす回転プレート16(図5参照)が配設されてい
る。この回転プレート16は、中央部の円形の嵌合孔1
7を上記軸部8に回転可能に嵌合していると共に、巻取
りボビン9における筒部11の内部に該巻取りボビン9
と一体に回転するように嵌合している。そして、この回
転プレート16の裏側にはぜんまいばね収納部18が形
成されていて、ここに巻取り付勢手段を構成するぜんま
いばね19を収納している。
【0019】ぜんまいばね19は、内周部側の一端部が
軸部8のスリット8aに挿入して係合していると共に、
外周部側の他端部が回転プレート16に係合していて、
回転プレート16を介して巻取りボビン9に常に電源コ
ード14を巻き取る方向(図1及び図2中矢印A方向)
の回転力を付与している。なお、ぜんまいばね19が取
り付けられた回転プレート16は、筒部11の内部側に
設けられたリブ11bによってコンセント12側への移
動が規制されている。
【0020】一方、巻取りボビン9における端板部10
の上面側には、プラグ差込み口13を開閉するための蓋
20が設けられている。この蓋20は、図5に示すよう
に、基端側の両端部に一体に設けられた第1及び第2の
側板部21,22を有していて、これら第1及び第2の
側板部21,22が端板部10を貫通する状態で、2本
の支軸23,24により端板部10に枢支されている。
【0021】上記第1及び第2の側板部21,22のう
ち、一方の第1の側板部21には、支軸23を挿通する
孔23aとは別にピン挿通孔25を形成している。ま
た、支軸23,24のうち、第1の側板部21側の支軸
23には、蓋20を常に開放方向に付勢するためのねじ
りコイルばね26を巻装している。
【0022】端板部10の裏面側において、第1の側板
部21の近傍には、図1に示すように、支軸23と略平
行にストッパピン27を設けている。このストッパピン
27は、図6に示すように、端板部10の側壁部に形成
された孔28と筒部11に形成された孔29に軸方向に
移動可能に挿通されていて、中間部に、該ストッパピン
27と一体に移動するようにピンホルダ30が固着され
ている。
【0023】ストッパピン27の外周部の一方側には、
ピンホルダ30と端板部10の側壁部内面との間に位置
して圧縮コイルばね31が巻装されている。この圧縮コ
イルばね31の付勢力により、ストッパピン27は上記
第1の側板部21側に付勢されていて、そのストッパピ
ン27の一端部27aが第1の側板部21のピン挿通孔
25に挿通されることにより、蓋20を閉鎖状態に保持
するようになっている。上記ピンホルダ30にはC字状
をなすコード挿通部32が一体に形成されていて、この
コード挿通部32に電源コード14の基端部が挿通され
ている。
【0024】而して、図1に示すように、電源コード1
4が一杯まで引き出されて矢印B方向へ引っ張られる
と、ストッパピン27にはピンホルダ30を介して矢印
C方向への移動力が作用するようになっており、ストッ
パピン27が圧縮コイルばね31の付勢力に抗して同矢
印C方向へ移動すると、図8及び図9に示すように、ス
トッパピン27の一端部27aがピン挿通孔25から抜
け出るようになっている。ストッパピン27がピン挿通
孔25から抜け出ると、蓋20がねじりコイルばね26
の付勢力で開放方向(図4中矢印D方向)に回動され、
これに伴いストッパピン27の一端部27aは第1の側
板部21の側面に当接するようになる。
【0025】ここで、蓋20を開放方向へ付勢するねじ
りコイルばね26と、ストッパピン27と、ピンホルダ
30と、圧縮コイルばね31と、ストッパピン27の一
端部27aが出入りするピン挿通孔25を有した第1の
側板部21とにより、蓋20を開閉するための蓋開閉手
段33を構成している。
【0026】また、上記ストッパピン27が矢印C方向
へ移動すると、該ストッパピン27の他端部27bが端
板部10の側壁部から外方へ突出するようになってい
る。そして、上ケース2の内面側において、コード導出
口5の近傍部位には、ストッパピン27の他端部27b
が端板部10の側壁部から外方へ突出したときに、その
ストッパピン27の他端部27bと係合するロック用リ
ブ34を形成している。ここで、これらストッパピン2
7と、ロック用リブ34とにより、巻取りボビン9の巻
取り方向(矢印A方向)への回転を阻止するロック手段
35を構成している。
【0027】次に上記構成の作用を説明する。電源コー
ド14が巻取りボビン9に全て巻き取られた状態では、
図2に示すように、電源コード14のプラグ15はプラ
グ収納部6に収納された状態となっている。また、この
とき、ストッパピン27の一端部27aが第1の側板部
21のピン挿通孔25に挿通されていて、蓋20は閉鎖
状態に保持されている。従って、この状態では、プラグ
差込み口13が蓋20によって閉鎖されているから、電
気機器のプラグをプラグ差込み口13に差し込んで使用
することはできない。
【0028】そして、プラグ15を摘んで電源コード1
4を引っ張ると、巻取りボビン9の反矢印A方向への回
転を伴って電源コード14が引き出されると共に、その
巻取りボビン9の回転に伴ってぜんまいばね19の付勢
力が蓄えられる。このとき、電源コード14を途中まで
引き出した状態で電源コード14から手を放すと、ぜん
まいばね19の付勢力で巻取りボビン9が巻取り方向
(矢印A方向)に回転されることにより、電源コード1
4は巻取りボビン9に全て巻き取られた状態に戻ってし
まう。
【0029】これに対して、図1に示すように、電源コ
ード14を一杯まで引き出して矢印B方向へ引っ張る
と、ストッパピン27がピンホルダ30を介して矢印C
方向へ移動し、図8及び図9に示すように、そのストッ
パピン27の一端部27aがピン挿通孔25から抜け出
るようになる。すると、蓋20がねじりコイルばね26
の付勢力で図4中矢印D方向へ開放され、これに伴いス
トッパピン27の一端部27aは第1の側板部21の側
面に当接するようになり、蓋20は開放された状態が保
持されるようになる(図4の二点鎖線及び図7参照)。
【0030】また、上記ストッパピン27の矢印C方向
への移動に伴いストッパピン27の他端部27bは端板
部10の側壁部から外方へ突出し、該ストッパピン27
の他端部27bと上ケース2のロック用リブ34とが係
合するようになり、これらの係合により巻取りボビン9
の巻取り方向(矢印A方向)への回転が阻止されるよう
になるから、電源コード14から手を放しても、電源コ
ード14は、これが一杯まで引き出された状態が保持さ
れる。
【0031】このように電源コード14を一杯まで引き
出すことで、蓋20が開放されてコンセント12のプラ
グ差込み口13が露出されると共に、電源コード14は
引き出された状態が保持されるから、この状態で電源コ
ード14のプラグ15を図示しない壁コンセントに差し
込んで接続し、そして使用したい電気機器のコードのプ
ラグ(図示せず)を上記プラグ差込み口13に差し込ん
で接続することで、電気機器を壁コンセントから離れた
場所で使用することができるようになる。
【0032】一方、電源コード14を巻取りボビン9に
巻き取る場合には、開放状態の蓋20を閉鎖方向(図4
中矢印Dとは反対方向)へ回動させ、蓋20の第1の側
板部21におけるピン挿通孔25がロックピン27の一
端部27aと対応する状態になると、ロックピン27の
一端部27aがピン挿通孔25に挿通された状態となる
ことで(図1及び図6参照)、蓋20は閉鎖状態に保持
されるようになる。
【0033】このとき、ロックピン27が矢印Cとは反
対方向へ移動することに伴い、ロックピン27の他端部
27bとロック用リブ34との係合が外れ、巻取りボビ
ン9のロックが解除されるから、巻取りボビン9がぜん
まいばね19の付勢力で巻取り方向(矢印A方向)に回
転され、電源コード14が全て巻取りボビン9に巻き取
られた状態となる。
【0034】斯様な本実施例によれば、電源コード14
が一杯まで引き出されることに応じて、蓋20が開放す
ると共に、電源コード14が引き出された状態が保持さ
れて、使用が可能な状態となるのであるが、電源コード
14が途中までしか引き出されない場合、換言すれば電
源コード14が巻取りボビン9に残っている状態で電源
コードの引き出し力が解除された時には、蓋20は閉鎖
状態のままで、しかもロック手段35が作用せず、電源
コード14は巻取りボビン9に全て巻き取られてしま
い、使用できる状態にはならない。
【0035】従って、本実施例のコード巻取り器は、こ
れを使用する場合には必ず電源コード14が一杯まで引
き出された状態になるので、電源コード14が巻取りボ
ビン9に多く残された状態で使用されるということがな
く、よって電源コード14に発生する熱に起因する事故
を未然に防止することができる。
【0036】尚、本考案は上記しかつ図面に示した実施
例にのみ限定されるものではなく、例えば蓋20は回動
により開閉する構造のものに代えて、スライドにより開
閉する構造としても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で
適宜変形して実施し得る。
【0037】
【考案の効果】請求項1に記載のコード巻取り器によれ
ば、電源コードを一杯まで引き出した時には、ロック手
段が作用して電源コードが引き出された状態が保持され
ることにより使用が可能となるが、それ以外では、電源
コードが引き出された状態が保持されないために使用で
きないことになる。従って、電源コードが巻取りボビン
に多く残された状態で使用されるということがなく、よ
って電源コードに発生する熱に起因する事故を未然に防
止することができる。
【0038】また、請求項2に記載のコード巻取り器に
よれば、電源コードを一杯まで引き出した時には、蓋が
開放してプラグ差込み口へのプラグの差込みが可能とな
るが、それ以外では、蓋が閉鎖したままで、プラグ差込
み口が開放されないために使用できないことになる。従
って、電源コードが巻取りボビンに多く残された状態で
使用されるということがなく、よって電源コードに発生
する熱に起因する事故を未然に防止することができる。
【0039】そして、請求項3に記載のコード巻取り器
によれば、電源コードを一杯まで引き出した時には、蓋
が開放してプラグ差込み口へのプラグの差込みが可能と
なると共に、ロック手段が作用して電源コードが引き出
された状態が保持されることにより使用が可能となる
が、それ以外では、蓋が閉鎖したままでプラグ差込み口
が開放されず、しかも電源コードが引き出された状態が
保持されないために使用できないことになる。従って、
電源コードが巻取りボビンに多く残された状態で使用さ
れるということがなく、よって電源コードに発生する熱
に起因する事故を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので、下ケースを外
した状態での背面図
【図2】電源コードが全て巻き取られた状態での全体の
破断平面図
【図3】図2中X−X線に沿う縦断側面図
【図4】図2中Y−Y線に沿う要部の拡大縦断側面図
【図5】要部の分解斜視図
【図6】図1中Z−Z線に沿う要部の拡大断面図
【図7】蓋が開放した状態の全体の斜視図
【図8】同状態での図1に相当する部分拡大背面図
【図9】同状態での図6相当図
【符号の説明】
1はケース、9は巻取りボビン、12はコンセント、1
3はプラグ差込み口、14は電源コード、15はプラ
グ、19はぜんまいばね(巻取り付勢手段)、20は
蓋、25ピン挿通孔、26はねじりコイルばね、27は
ストッパピン、33は蓋開閉手段、34はロック用リ
ブ、35はロック手段である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、このケースに回転可能に設け
    られた巻取りボビンと、この巻取りボビンに設けられプ
    ラグ差込み口を有するコンセントと、一端部がそのコン
    セントに接続されて前記巻取りボビンに巻回され他端部
    にプラグを有した電源コードと、前記巻取りボビンに常
    に電源コードを巻き取る方向の回転力を付与するように
    設けられた巻取り付勢手段と、前記電源コードを一杯ま
    で引き出した時にのみ前記巻取りボビンの巻取り方向へ
    の回転を阻止するロック手段とを具備して成るコード巻
    取り器。
  2. 【請求項2】 ケースと、このケースに回転可能に設け
    られた巻取りボビンと、この巻取りボビンに設けられプ
    ラグ差込み口を有するコンセントと、一端部がそのコン
    セントに接続されて前記巻取りボビンに巻回され他端部
    にプラグを有した電源コードと、前記プラグ差込み口を
    開閉するように設けられた蓋と、前記電源コードが巻取
    りボビンに巻き取られた状態では前記蓋を閉鎖状態に保
    持し、電源コードが一杯まで引き出されることに応じて
    前記蓋を開放させる蓋開閉手段とを具備して成るコード
    巻取り器。
  3. 【請求項3】 ケースと、このケースに回転可能に設け
    られた巻取りボビンと、この巻取りボビンに設けられプ
    ラグ差込み口を有するコンセントと、一端部がそのコン
    セントに接続されて前記巻取りボビンに巻回され他端部
    にプラグを有した電源コードと、前記巻取りボビンに常
    に電源コードを巻き取る方向の回転力を付与するように
    設けられた巻取り付勢手段と、前記プラグ差込み口を開
    閉するように設けられた蓋と、前記電源コードが巻取り
    ボビンに巻き取られた状態では前記蓋を閉鎖状態に保持
    し、電源コードが一杯まで引き出されることに応じて前
    記蓋を開放させる蓋開閉手段と、前記蓋が開放されるこ
    とに応じて前記巻取りボビンの巻取り方向への回転を阻
    止するロック手段とを具備して成るコード巻取り器。
JP5299992U 1992-07-28 1992-07-28 コード巻取り器 Expired - Lifetime JPH07464Y2 (ja)

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