JP2003182532A - 洗浄液供給装置 - Google Patents

洗浄液供給装置

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JP2003182532A JP2001386705A JP2001386705A JP2003182532A JP 2003182532 A JP2003182532 A JP 2003182532A JP 2001386705 A JP2001386705 A JP 2001386705A JP 2001386705 A JP2001386705 A JP 2001386705A JP 2003182532 A JP2003182532 A JP 2003182532A
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small pump
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Tsuneo Fukushima
庸夫 福島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少なくともヘッドランプの洗浄を行うための洗
浄液供給装置を、装置全体として小型で安価なものとす
ることを目的とする。 【解決手段】洗浄液供給装置は、車体に固定され洗浄液
を貯留するタンク3と、該タンク3の洗浄液を吐出する
小型ポンプ1と小型ポンプ2とを有し、該小型ポンプ1
と該小型ポンプ2を配管ホース11で直列に接続し、該
小型ポンプ1から吐出される洗浄液を該小型ポンプ2に
て昇圧してヘッドランプノズル4に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のヘッドラン
プ、フロントガラス、更にはリヤガラスなどに洗浄液を
供給し洗浄する洗浄液供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両のフロントガラス及びリヤ
ガラスに付着した雨滴や泥などは、洗浄液供給装置によ
りガラス面に洗浄液を噴射した後、ワイパ装置により払
拭される構成となっている。このため、洗浄液供給装置
に使用されるポンプ装置は、ワイパ装置の補助として使
用されるので、少吐出量・小出力のものを用いてもガラ
ス面を十分に洗浄できる。
【0003】これに対して、ヘッドランプクリーナは、
ワイパ装置を搭載するためのスペースをヘッドランプの
廻りに確保することが困難であるため、ヘッドランプ表
面に付着した泥や汚れを洗浄液供給装置による洗浄液の
噴射だけで洗浄(ワイパ装置による払拭を伴なわずに洗
浄)している。そのため、ヘッドランプクリーナは大き
な吐出量と吐出圧(大出力)で洗浄液を吐出できるポン
プが必要となり、上述のフロントガラスやリヤガラスの
洗浄に用いられる洗浄液供給装置のポンプとは異なった
大型の専用ポンプを備えることになる。そのため、ポン
プのタンクへの取付場所が限定されてしまうと共に装置
全体が重くなり、更にはフロントガラスやリヤガラスの
洗浄に用いられる洗浄液供給装置のポンプとは共通に使
用できず、汎用性が低くコストが高くなるという問題が
ある。
【0004】また、日本国内においては、フロントガラ
スへ洗浄液を供給する装置を備えることを法規(道路運
送車両の保安基準)によって定められているため、車両
生産に伴ない大量に生産されるが、ヘッドランプへ洗浄
液を供給する装置を備えることは特に定められていな
い。そのため、ヘッドランプへの洗浄液供給装置に使用
されるポンプ装置は、フロントガラスへの洗浄液供給装
置に使用されるポンプ装置に比べ少量の生産となってい
る。したがって、ヘッドランプへの洗浄液供給装置に使
用されるポンプ装置は、上述の如く専用ポンプであるば
かりでなく少量生産となってしまうため、汎用性に劣り
コスト高となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解決するもので、少なくともヘッドランプの洗
浄を行うための洗浄液供給装置を、装置全体として小型
で安価なものとすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため以下の技術的手段を採用する。ただし、下記
手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体
的構成との対応関係を示すものであり、これに限定され
るものでない。
【0007】請求項1に記載の発明に係る洗浄液供給装
置は、車体にそれぞれ固定されヘッドランプ(8)に洗
浄液をそれぞれ噴射するヘッドランプノズル(4)と、
前記車体に固定され洗浄液を貯留するタンク(3)と、
前記タンク(3)の前記洗浄液を吐出するポンプ装置
(1,2,40,41)と、前記ポンプ装置(1,2,
40,41)から吐出された前記洗浄液を配送する配管
ホース(11,21,42,43)と、前記ヘッドラン
プノズル(4)から前記洗浄液を噴射すべく前記ポンプ
装置(1,2,40,41)を制御するコントローラ
(7)とを備えた洗浄液供給装置において、前記ポンプ
装置(1,2,40,41)は、前記配管ホース(1
1,42)によって直列に接続された第1小型ポンプ
(1,40)と第2小型ポンプ(2,41)とを有し、
前記第1小型ポンプ(1,40)と前記第2小型ポンプ
(2,41)を駆動して前記第1小型ポンプ(1,4
0)から吐出される洗浄液を前記第2小型ポンプ(2,
41)にて昇圧して前記タンク(3)の前記洗浄液を前
記ヘッドランプノズル(4)に供給することを特徴とし
ている。
【0008】請求項2に記載の発明に係る洗浄液供給装
置は、請求項1に記載の洗浄液供給装置において、前記
第2小型ポンプ(2)は、正逆回転可能なモータで駆動
され、その回転方向により択一的に吐出方向が切替られ
る2つの吐出口(14,15)を備えており、前記吐出
口の一方(14)は前記配管ホース(21)によって前
記ヘッドランプノズル(4)に接続されると共に、前記
吐出口の他方(15)はフロントガラス(9)に洗浄液
を噴射するフロントノズル(5)に接続され、前記第2
小型ポンプ(2)の前記モータの回転方向によって前記
ヘッドランプノズル(4)または前記フロントノズル
(5)に択一的に供給することを特徴としている。
【0009】請求項3に記載の発明に係る洗浄液供給装
置は、請求項1または請求項2に記載の洗浄液供給装置
において、前記車体に固定されリヤガラス(10)に前
記洗浄液を噴射するリヤノズル(6)をさらに備え、前
記第1小型ポンプ(1)は、正逆転モータで駆動されそ
の回転方向により択一的に切替られる2つの吐出口(1
4,15)を備え、前記ホース(11)によって一方の
吐出口(14)を前記第2小型ポンプ(2)の流入口に
接続すると共に、他方の吐出口(15)を前記リヤノズ
ル(6)に接続することを特徴としている。
【0010】請求項4に記載の発明に係る洗浄液供給装
置は、請求項1に記載の洗浄液供給装置において、前記
タンク(3)に固定され前記タンク(3)の洗浄液を吐
出する第3小型ポンプ(50)を備え、前記第3小型ポ
ンプ(50)は、正逆回転可能なモータで駆動され、そ
の回転方向により択一的に切替られる2つの吐出口を備
え、前記配管ホース(52,61)によって一方の吐出
口(14)をフロントガラス(9)に洗浄液を噴射する
フロントノズル(5)に接続すると共に、他方の吐出口
(15)をリヤガラス(10)に前記洗浄液を噴射する
前記リヤノズル(6)に接続することを特徴としてい
る。
【0011】請求項1に記載の洗浄液供給装置は、前記
第1小型ポンプ(1,40)と前記第2小型ポンプ
(2,41)を前記配管ホース(11,42)で、直列
に接続することにより、前記第1小型ポンプ(1,4
0)から吐出される洗浄液が前記第2小型ポンプ(2,
41)でさらに昇圧されてヘッドランプノズル(4)に
供給される。このように、第1および第2小型ポンプ
(1,40,2,41)は、汎用性のある小型で軽量の
ポンプを直列に使用することにより、ヘッドランプ
(8)の洗浄に要求される大きな吐出圧と吐出量を得る
ようにしているので、大きな吐出圧と吐出量を得るため
の専用の大型ポンプを要することなく安価で装置全体と
しても小型軽量にできる。
【0012】請求項2に記載の洗浄液供給装置は、正逆
転可能なモータで駆動される第2小型ポンプ(2)によ
り昇圧された洗浄液がモータの回転方向により択一的に
吐出方向が切替られ、一方の吐出口(14)はヘッドラ
ンプノズル(4)ヘ、他方の吐出口(15)はフロント
ノズル(5)に配送される。ここで、第1小型ポンプ
(1,40)から吐出される洗浄液が第2小型ポンプ
(2,41)でさらに昇圧されるので、フロントノズル
(5)からは大きな吐出圧で多くの吐出量の洗浄液が噴
射される。これにより、車両高速走行による走行風によ
って洗浄液が飛ばされることなく、適正なフロントガラ
ス(9)の着水点ヘ洗浄液を噴射供給できる。
【0013】請求項3記載の洗浄液供給装置は、正逆転
可能なモータで駆動される第1小型ポンプ(1)により
吐出された洗浄液がモータの回転方向により択一的に吐
出方向が切替られ、一方の吐出口(14)は第2小型ポ
ンプ(2)の流入口ヘ、他方の吐出口(15)はリヤノ
ズル(6)に配送される。ここで、リヤガラス(10)
ヘの洗浄液の供給においては、車両高速走行による走行
風等の環境に影響されることが少ないため、比較的小さ
な吐出圧によって洗浄液が供給される。そのため、ヘッ
ドランプノズル(4)ヘ供給する際には第1小型ポンプ
(1,40)から吐出された洗浄液を第2小型ポンプ
(2,41)でさらに昇圧するが、リヤノズル(6)へ
は第1小型ポンプ(1,40)1台により洗浄液が供給
される。
【0014】請求項4記載の洗浄液供給装置は、ヘッド
ランプノズル(4)へ洗浄液を供給する第1小型ポンプ
(1,40)および第2小型ポンプ(2,41)を使用
した供給系統とは別個に独立して前記タンク(3)の洗
浄液を吐出する第3小型ポンプ(50)を備え、この第
3小型ポンプ(50)によりフロントガラス(9)及び
リヤガラス(10)へ洗浄液を供給することで、ヘッド
ランプ(8)への洗浄液供給と同時にフロントガラス
(9)またはリヤガラス(10)への洗浄液供給ができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の洗浄液供給装置の
第1実施形態を図1、図2、図4、図5に基づいて詳細
に説明する。車両用洗浄液供給装置は、図1に示すよう
にコントローラ7、タンク3、小型ポンプ1、小型ポン
プ2、ヘッドランプノズル4、フロントノズル5及びリ
ヤノズル6を含んで構成される。
【0016】コントローラ7は、図1と図4に示すよう
に、配線71により小型ポンプ1のコネクタ16に接続
され、配線72により小型ポンプ2のコネクタ23に接
続されている。そして、図示しない運転席の手元スイッ
チで操作されて、ヘッドランプへの洗浄液供給モード、
フロントガラスへの洗浄液供給モード、リヤガラスへの
洗浄液供給モードなどの各洗浄液の供給モードが選択指
令される。タンク3は車体に堅固に固定され、ヘッドラ
ンプノズル4、フロントノズル5及びリヤノズル6から
噴射する洗浄液がタンク3に貯留されている。このタン
ク3の底部近傍には、小型ポンプ1の洗浄液流入口20
がグロメットなどのシール部材を介して挿入固定されて
いる。
【0017】小型ポンプ1のモータ12は、コントロー
ラ7からの制御により、配線71を経由してコネクタ1
6に接続され、ブラシ17から整流子18を経由して巻
線に給電されて正転または逆転する。この回転に伴いモ
ータ駆動軸19に固定されたインペラ13も正転または
逆転するので、タンク3の中にある洗浄液は、流入口2
0に流入する。流入した洗浄液は、正転時にはインペラ
13によって吐出圧力が高められ、この吐出圧力により
フロート弁22が吐出口15を封鎖するので吐出口14
から配管ホース11に吐出される。逆に、逆転時は、イ
ンペラ13によって吐出圧力が高められた洗浄液はフロ
ート弁22を作動させ、吐出口14を封鎖するので吐出
口15から配管ホース61に吐出される。この様にし
て、小型ポンプ1は、モータ12の回転方向に応じてフ
ロート弁22の作動方向が吐出圧力によって切り替えら
れるため、吐出口は吐出口14と吐出口15とに択一的
に切り替えられる。
【0018】次に、図1に示す小型ポンプ2は、タンク
3とヘッドランプノズル4との間において車体に固定さ
れており、その小型ポンプ自体の仕様および構造は小型
ポンプ1と同じ仕様、同じ構造で構成されているので詳
しい説明は省略する。コントローラ7によりモータ24
が正転すると、第1小型ポンプ1から吐出された洗浄液
は配管ホース11を経由し小型ポンプ2でさらに昇圧さ
れ一方の吐出口から配管ホース21に吐出される。また
モータ24が逆転すると、小型ポンプ1から吐出された
洗浄液は小型ポンプ2でさらに昇圧され他方の吐出口か
ら配管ホース51に吐出される。
【0019】小型ポンプ2で昇圧され配管ホース21に
吐出された場合の洗浄液は、Yジョイントなどにより途
中で左右に分技され、左右一対のヘッドランプノズル4
からヘッドランプ8に向けて適正な着水点に噴射され
る。また、小型ポンプ2で昇圧され配管ホース51に吐
出された場合の洗浄液は、フロントノズル5からフロン
トガラス9に向けて適正な着水点に噴射される。さら
に、小型ポンプ1の吐出口15から配管ホース61に吐
出される洗浄液は、小型ポンプ2で昇圧されることなく
リヤノズル6からリヤガラス10に向けて適正な着水点
に噴射される。
【0020】上記したように、第1実施形態の洗浄液供
給装置は、小型軽量で汎用性のある小型ポンプ1(ウォ
ッシャポンプ)に、その小型ポンプ1と同様な小型軽量
で汎用性のある小型ポンプ2(ウォッシャポンプ)を直
列に接続することで、小型ポンプ1で昇圧された洗浄液
が小型ポンプ2でさらに昇圧される。その場合の吐出圧
と吐出量の関係は、図2に示すように小型ポンプ1と同
一の小型ポンプ2を直列に接続した場合、小型ポンプ1
単独の場合に比較して2倍の大きな吐出圧を得ることが
できる。
【0021】これにより、ヘッドランプへの洗浄液の噴
射では、図2に示すように、小型ポンプ1(ウォッシャ
ポンプ)だけでは得ることのできないヘッドランプの洗
浄に要求される吐出圧p以上を満足する特性領域a(図
中斜線部分)を確保することができる。従って、専用の
大型ポンプを使用することなく、フロントガラスやリヤ
ガラス洗浄用のウォッシャポンプのように小型軽量で汎
用性のある小型ポンプが使用できるので安価に構成する
ことができる。
【0022】また、第1実施形態の洗浄液供給装置で
は、フロントガラスへの洗浄液供給も小型ポンプ1から
吐出された洗浄液を小型ポンプ2でさらに昇圧させてい
るので、同様に大きな吐出圧の洗浄液がフロントノズル
5からフロントガラス9に噴射できる。これにより、車
両高速走行による走行風で噴射された洗浄液が飛ばされ
難くなり、フロントガラス9の適正な着水点へ噴射供給
できる。
【0023】また、第1実施形態の洗浄液供給装置で
は、リヤガラスへの洗浄液供給は、リヤノズルが車両後
方に装着されているので、フロントガラスのように車両
高速走行による走行風を直接受けることがない等の環境
に影響されることが少ないため、上記1台の小型ポンプ
から得られる吐出圧と吐出量の洗浄液でリヤノズル6か
らリヤガラス10の適正な着水点に噴射できる。
【0024】次に、本発明の洗浄液供給装置の第2実施
形態について、図2、図3、図5に基づいて説明する。
図5に示すように、小型ポンプ40のモータ48は、一
方向回転モータであり、コントローラ7の制御により、
配線73を経由してコネクタ44に接続され、ブラシ4
6から整流子47を経由して巻線に給電され一方向にの
み回転する。この回転に伴いモータ駆動軸49に固定さ
れたインペラ32も一方向にのみ回転するので、タンク
3の中にある洗浄液は、流入口30から流入しインペラ
32によって吐出圧力が高められ吐出口31から配管ホ
ース42に吐出される。また、小型ポンプ41は、タン
ク3とヘッドランプノズル4との間において車体に固定
されており、その小型ポンプ自体の仕様および構造につ
いては小型ポンプ40と同じ仕様、同じ構造で構成され
ているので詳しい説明は省略する。
【0025】上記小型ポンプ40で昇圧され吐出口31
から配管ホース42に吐出された洗浄液は、小型ポンプ
41の流入口33に流入し、小型ポンプ41でさらに昇
圧され、小型ポンプ41の吐出口34から配管ホース4
3に吐出される。そして、配管ホース43は途中で分技
されて左右一対のヘッドランプノズル4に供給され、ヘ
ッドランプ8へ向けて適正な着水点に噴射される。
【0026】また、図3に示す小型ポンプ50は、上記
第1実施形態で詳述した図4に示す小型ポンプ1と同様
の仕様および構造をなしているので詳しい説明は省略す
る。小型ポンプ50は、タンク3の底部近傍に洗浄液流
入口20がグロメットなどのシール部材を介して挿入固
定されている。この小型ポンプ50は、コントローラ7
からの指令によりモータ12が正転すると、洗浄液は昇
圧されて配管ホース52を経由し、左右一対のフロント
ノズル5からフロントガラス9に向けて適正な着水点に
噴射される。一方、コントローラ7からの指令によりモ
ータ12が逆転すると、この小型ポンプ50により昇圧
された洗浄液は配管ホース61を経由してリヤノズル6
からリヤガラス10に向けて適正な着水点に噴射され
る。
【0027】上記したように、第2実施形態の洗浄液供
給装置では、小型軽量で汎用性のある小型ポンプ40
(モータが1方向回転のみで1つの吐出口を有するシン
プルなウォッシャポンプ)とそれと同様な小型ポンプ4
1とを直列に接続することで、小型ポンプ40で昇圧さ
れた洗浄液が小型ポンプ41でさらに昇圧される。その
場合の吐出圧と吐出量の関係も、図2に示すように小型
ポンプ40と同一の小型ポンプ41を直列に接続した場
合、小型ポンプ40単独の場合に比較して2倍の大きな
吐出圧を得ることができる。
【0028】これにより、ヘッドランプへの洗浄液の噴
射では、図2に示すように、小型ポンプ40(ウォッシ
ャポンプ)だけでは得ることのできないヘッドランプの
洗浄に要求される吐出圧p以上を満足する特性領域aを
確保することができる。従って、専用の大型ポンプを使
用することなく、フロントガラスやリヤガラス洗浄用の
ウォッシャポンプのように小型軽量で汎用性のある小型
ポンプが使用できるので安価に構成することができる。
【0029】またさらに、上記第2実施形態の洗浄液供
給装置では、第1実施形態の洗浄液供給装置と異なり、
ヘッドランプに洗浄液を供給する系統と、フロントガラ
ス及びリヤガラスへ洗浄液を供給する系統とを独立した
別々の系統として小型ポンプ40、41と小型ポンプ5
0とを配置している。これにより、ヘッドランプへの洗
浄液噴射と同時にフロントガラスまたはリヤガラスへの
洗浄液噴射ができ、例えば、夜道の泥地走行で泥水がか
かったときなど、迅速な視界確保と前方照射が必要な場
合にヘッドランプとフロントガラスに向けて同時に洗浄
液を供給することができる。
【0030】なお、上記各実施形態では、小型ポンプを
直列に2台接続して吐出圧をさらに昇圧したが、これに
限定されず、さらに、N台の小型ポンプを直列に接続し
て使用すれば、図2のグラフ(小型ポンプ1+小型ポン
プ2+小型ポンプN)に示すように、吐出圧をさらに上
げることができる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、少なくともヘッドランプを洗浄するため洗浄
液を供給する洗浄液供給装置は、小型軽量で汎用性にも
優れた複数の小型ポンプを直列に接続して使用すること
により大きな吐出圧を得ることができ、装置全体を小型
で安価なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る洗浄液供給装置の
全体を示す構成図である。
【図2】同一の小型ポンプを複数直列に接続して使用し
た場合の吐出量と吐出圧との特性を示す特性図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る洗浄液供給装置の
全体を示す構成図である。
【図4】本発明の各実施形態に係る小型ポンプを示す断
面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る小型ポンプを示す
断面図である。
【符号の説明】
1、2…小型ポンプ、3…タンク、4…ヘッドランプノ
ズル、5…フロントノズル、6…リヤノズル、7…コン
トローラ、8…ヘッドランプ、9…フロントガラス、1
0…リヤガラス。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体にそれぞれ固定されヘッドランプに洗
    浄液をそれぞれ噴射するヘッドランプノズルと、前記車
    体に固定され前記洗浄液を貯留するタンクと、前記タン
    クの前記洗浄液を吐出するポンプ装置と、前記ポンプ装
    置から吐出された前記洗浄液を配送する配管ホースと、
    前記ヘッドランプノズルから前記洗浄液を噴射すべく前
    記ポンプ装置を制御するコントローラとを、備えた洗浄
    液供給装置において、 前記ポンプ装置は、前記配管ホースによって直列に接続
    された第1小型ポンプと第2小型ポンプとを有し、前記
    第1小型ポンプと前記第2小型ポンプを駆動して前記第
    1小型ポンプから吐出される洗浄液を前記第2小型ポン
    プにて昇圧して前記タンクの前記洗浄液を前記ヘッドラ
    ンプノズルに供給する、 ことを特徴とする洗浄液供給装置。
  2. 【請求項2】前記第2小型ポンプは、正逆回転可能なモ
    ータで駆動され、その回転方向により択一的に切替られ
    る2つの吐出口を備えており、前記吐出口の一方は前記
    配管ホースによって前記ヘッドランプノズルに接続され
    ると共に、前記吐出口の他方はフロントガラスに洗浄液
    を噴射するフロントノズルに接続され、 前記第2小型ポンプの前記モータの回転方向によって前
    記ヘッドランプノズルまたは前記フロントノズルに択一
    的に供給する、 ことを特徴とする請求項1に記載の洗浄液供給装置。
  3. 【請求項3】前記車体に固定されリヤガラスに前記洗浄
    液を噴射するリヤノズルをさらに備え、 前記第1小型ポンプは、正逆回転可能なモータで駆動さ
    れ、その回転方向により択一的に切替られる2つの吐出
    口を備え、前記配管ホースによって一方の吐出口を前記
    第2小型ポンプの流入口に接続すると共に他方の吐出口
    を前記リヤノズルに接続する、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の洗浄液
    供給装置。
  4. 【請求項4】前記タンクに固定され前記タンクの洗浄液
    を吐出する第3小型ポンプを備え、 前記第3小型ポンプは、正逆回転可能なモータで駆動さ
    れ、その回転方向により択一的に切替られる2つの吐出
    口を備え、前記配管ホースによって一方の吐出口をフロ
    ントガラスに洗浄液を噴射するフロントノズルに接続す
    ると共に、他方の吐出口をリヤガラスに前記洗浄液を噴
    射する前記リヤノズルに接続する、 ことを特徴とする請求項1に記載の洗浄液供給装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019084906A (ja) * 2017-11-06 2019-06-06 アイシン精機株式会社 洗浄装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019084906A (ja) * 2017-11-06 2019-06-06 アイシン精機株式会社 洗浄装置

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