JP2003181671A - レーザ加工機のレンズ自動交換装置 - Google Patents
レーザ加工機のレンズ自動交換装置Info
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- B23K26/00—Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
- B23K26/02—Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
- B23K26/06—Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing
Abstract
となく、加工条件に合ったレンズを自動的に交換するこ
とにより、加工効率の向上を図り、段取り時間を短縮
し、加工条件が異なるワークのスケジュール加工を可能
とし、更にレンズを自動的に交換する際に冷却水通路も
自動的に交換することにより、冷却効率を向上させる。 【解決手段】 加工ヘッド本体2内に配置されて上下方
向又は左右方向に移動するスライダ3と、該スライダ3
内に配置されて左右方向又は上下方向に移動し、焦点距
離f1、f2が異なる複数の集光レンズ5、6を保持す
るレンズホルダ4と、ワークWの加工条件に基づいて、
複数の集光レンズ5、6のうちから所定の集光レンズ5
又は6を選択し、レンズホルダ4とスライダ3を移動制
御することにより、該選択した所定の集光レンズ5又は
6の光軸合わせと焦点合わせを行う集光レンズ自動交換
制御部50Dを有する。
Description
上の加工点に集光させる集光レンズを備えたレーザ加工
機のレンズ自動交換装置に関する。
を内蔵した加工ヘッドを有し、該加工ヘッドにより、レ
ーザ光をワーク上の加工点に集光する。
クの板厚などの加工条件が変わると、焦点距離が異なる
集光レンズを使用する。
は、焦点距離が大きい集光レンズを、薄板のワークを加
工する場合には、焦点距離が小さい集光レンズを、それ
ぞれ使用する。
変わると、加工ヘッドに内蔵された集光レンズを焦点距
離が異なるものと交換している。
動作が手動で行われており、加工ヘッドの先端のノズル
ホルダを外してから集光レンズを交換する場合と、加工
ヘッドそのものを外してから集光レンズを交換する場合
とがある。
ズを交換する場合の課題。この場合には、レンズ交換作
業に時間がかかり、また、加工ヘッドの下方で交換作業
を行うために、加工ヘッドと加工テーブルの間にスペー
スを確保する必要がある。
る。
インチの集光レンズを使用していたが、新たに焦点距離
が5インチの集光レンズと交換したい場合には、アタッ
チメントが必要となる。
路が、交換後の5インチの集光レンズから離れていま
い、冷却効率が低下する。
停止させて行う必要があり、このため、加工効率が低
い。
ば、初めに、厚板のワークを10枚加工し、次に薄板の
ワークを10枚加工する場合に、本来は、連続運転が望
ましい。
合に、集光レンズを焦点距離が大きなものから小さなも
のに交換しなければならないが、従来は、既述したよう
に、機械を停止させてレンズ交換をしなければならな
い。
いても、例えば当初加工ヘッドに装着した集光レンズの
焦点距離が大きければ、厚板のワークしか加工できない
というように、ワークに制限がある。
があり、例えば、同じ板厚のワークしか加工できない。
光レンズを交換する場合の課題。この場合には、レンズ
交換作業を、加工ヘッドごと行うために、焦点距離が異
なる集光レンズ専用の加工ヘッドが必要となる。
し、その加工ヘッドごとレンズ交換を行うため、前記
(1)の場合と同様に、加工前の段取り時間が長くな
る。
交換作業は、機械を停止させて行う必要があり、このた
め、加工効率が低い。
クの制限がある。
機械を停止させることなく、加工条件に合ったレンズを
自動的に交換することにより、加工効率の向上を図り、
段取り時間を短縮し、加工条件が異なるワークのスケジ
ュール加工を可能とし、更にレンズを自動的に交換する
際に冷却水通路も自動的に交換することにより、冷却効
率を向上させる。
め、本発明は、図1〜図10に示すように、加工ヘッド
本体2内に配置されて上下方向又は左右方向に移動する
スライダ3と、該スライダ3内に配置されて左右方向又
は上下方向に移動し、焦点距離f1、f2が異なる複数
の集光レンズ5、6を保持するレンズホルダ4と、ワー
クWの加工条件に基づいて、複数の集光レンズ5、6の
うちから所定の集光レンズ5又は6を選択し、レンズホ
ルダ4とスライダ3を移動制御することにより、該選択
した所定の集光レンズ5又は6の光軸合わせと焦点合わ
せを行う集光レンズ自動交換制御部50Dを有すること
を特徴とするレーザ加工機のレンズ自動交換装置という
技術的手段を講じている。
動交換制御部50Dにより(図1)、機械を停止させる
ことなく、加工条件に合ったレンズ、例えば厚板のワー
クW1の場合には(図5(B))、焦点距離f1が大き
い集光レンズ5を、薄板のワークW2の場合には(図5
(C))、焦点距離f2が小さい集光レンズ6を自動的
に交換することができるので、加工効率の向上を図り、
段取り時間を短縮し、加工条件が異なるワークのスケジ
ュール加工が可能となる。
(B))、例えば上記レンズホルダ4に保持された各集
光レンズ5、6の近傍に設けたことにより、レンズを自
動的に交換する際に(例えば図5(B)、図5(C))
冷却水通路も自動的に交換することができるので、従来
のようにレンズと冷却水通路が離れることが無くなり、
冷却効率を向上させることができる。
おいて、機械を停止させることなく、加工条件に合った
レンズを自動的に交換することにより、加工効率の向上
を図り、段取り時間を短縮し、加工条件が異なるワーク
のスケジュール加工を可能とし、更にレンズを自動的に
交換する際に冷却水通路も自動的に交換することによ
り、冷却効率を向上させることが可能となる。
り添付図面を参照して、説明する。図1は本発明の実施
の形態を示す全体図であり、図示するレーザ加工機は、
ワーク1軸−光2軸移動タイプのレーザ加工機である。
フレーム33を有している。
が設置され、加工テーブル34は、ワークWを戴置し、
該ワークWは、クランプ35により把持されている。
り付けられ、該キャリッジ36は、X軸ガイド37に滑
り結合していると共に、X軸モータMxで回転駆動する
ボールねじ38に螺合している。
0のステップ101)、該ワークWをクランプ35で掴
み替え、X軸モータMxを駆動すれば、キャリッジ36
がX軸方向に移動し、クランプ35に把持されたワーク
Wを所定位置に位置決めすることができる(図10のス
テップ102)。
30が敷設され、該Y軸ガイド30には、移動体26が
滑り結合していて、該移動体26には、Y軸モータMy
で回転駆動するボールねじ29が螺合している。
付けられ、該加工ヘッド1は、ダクト7の先端に取り付
けられ、後述するように(図2〜図5、又は図6〜図
9)、加工ヘッド本体2とスライダ3とレンズホルダ4
を有している。
方向にフレキシブルな導管39を介してレーザ発振器3
1に結合しており、該レーザ発振器31から発振された
レーザ光Lを、内蔵するベンドミラー28で下方に反射
させた後加工ヘッド本体2に導光し、後述する集光レン
ズ5(又は6)(図2)を通過させた後、先端部のノズ
ル12からワークW上の加工点Kに集光するようになっ
ている。
ズルギャップセンサ27が取り付けられ、該ノズルギャ
ップセンサ27により、後述するZ軸モータMzとモー
タM(図2)を駆動して所定の集光レンズ5(又は6)
を上下方向(Z軸方向)に移動させた場合の高さ位置を
検出し、焦点合わせを行う(図10のステップ10
5)。
Z軸ガイド43に滑り結合していると共に、Z軸モータ
Mzで回転駆動するボールねじ40に螺合している。
れば、加工ヘッド1がY軸方向に移動し、該加工ヘッド
1を前記位置決めされたワークWの加工領域の直上方ま
で移動させ、既述したように、レーザ光Lをノズル12
を介してワークW上に照射し、所定のレーザ加工を施す
ことができる(図10のステップ107)。
駆動すると共に、モータMを(図2)駆動することによ
り、選択された所定の集光レンズ5(又は6)の(図1
0のステップ104)焦点合わせを行う(図10のステ
ップ105)。
図5に示され、前記したように、該加工ヘッド1は、加
工ヘッド本体2とスライダ3とレンズホルダ4により構
成されている。
と下部の中央に、レーザ光L通過用の開口部44と45
を有し、下部の開口部45は、前記ノズル12に連通
し、図示するように、該下部開口部45の近傍までアシ
ストガス配管25が進入している。
の下縁には、ガイド穴16が、下部開口部45の上縁に
は、ガイド穴17がそれぞれ形成されている。
ライダ3の突出部3A、3Bが挿入され、これにより、
該突出部3A、3Bは、上下方向(Z軸方向)に案内さ
れるようになっている。
図4)前部には、蓋18が取り付けられ、後述する集光
レンズ5、6が経時変化で劣化、又は損傷したために交
換する時には、この蓋18を開けるようになっている。
そして、レンズホルダ4ごと集光レンズ5又は6を交換
する。
後方向(X軸方向)の前方寄りに、スライダ3が配置さ
れている。
前記したように、加工ヘッド本体2のガイド穴16、1
7に対応する突出部3A、3Bが設けられ、該突出部3
A、3Bの内側には、レーザ光L通過用の開口部23、
24が形成されている。
4)、ナット9が設けられ、該ナット9はボールねじ8
に螺合し、該ボールねじ8は、上下方向(Z軸方向)に
配置されていて、加工ヘッド本体2に上下方向に垂直に
取り付けられたモータMにより回転駆動するようになっ
ている。
で(図1)加工ヘッド本体2を上下動させた後、このモ
ータMで加工ヘッド本体2内のスライダ3を上下動させ
て高さ位置を微調整し、選択された集光レンズ5又は6
の(図10のステップ104)の焦点合わせを行う(図
5(B)又は図5(C)、図10のステップ105)。
配置されて、該レンズホルダ4には、後述するように、
焦点距離f1、f2が(図5(B)、図5(C))異な
る複数の(図示する例では2つの)集光レンズ5、6が
保持されている。
例では、Y軸方向の大きさが、前記スライダ3のほぼ2
/3である。また、スライダ3は、Y軸方向の大きさ
が、加工ヘッド本体2とほぼ同じである。
(B))、第1室4Aと第2室4Bに区分されている。
が貫通しており、その上部と下部には、レーザ光L通過
用の開口部19と21が形成され、上部開口部19内に
は、焦点距離f1(図5(B)、例えば7.5インチ)
の集光レンズ5が保持されている。
に内部が貫通しており、その上部と下部には、レーザ光
L通過用の開口部20と22が形成され、下部開口部2
2内には、焦点距離f2(図5(C)、例えば5イン
チ)の集光レンズ6が保持されている。
方には、冷却水通路41が、集光レンズ6の近傍上方に
は、冷却水通路42がそれぞれ設けられ、加工中(図1
0のステップ107)におけるレーザ光Lによる集光レ
ンズ5又は6の熱歪みと損傷が防止される。
光レンズ5、6ごとに設けるのではなく、各レンズに共
用の冷却水通路を、レンズホルダ4を覆うように設けて
もよい。
制御部50Dにより(図1)、集光レンズ5、6の光軸
合わせと焦点合わせを行い(例えば図5(B)、図5
(C))、レンズを自動的に交換する際に、それに伴っ
て冷却水通路も自動的に交換することとなり、冷却効率
を向上させることができる。
面4Dの下部は、図示するように、スライダ3の後部に
形成されたY軸方向に伸びる切欠部46を介して後方に
突出しており、この突出した部分10は、前記スライダ
3の(図3(A))後面に取り付けられたシリンダ15
のピストンロッド11と結合している。
Dは(図4)、その上部と下部において、前記スライダ
3の前面内壁と後面内壁に敷設されたY軸ガイド13、
14に滑り結合している。
3(A))作動すれば、レンズホルダ4は、スライダ3
内において、Y軸ガイド13、14に沿って左右方向
(Y軸方向)に移動し、選択された集光レンズ5又は6
の(図10のステップ104)光軸合わせを行うことが
できる(図5(B)又は図5(C)、図10のステップ
106)。
図である。
第2実施形態とは、第1実施形態は、既述したように、
スライダ3が上下方向(Z軸方向)に、レンズホルダ4
が左右方向(Y軸方向)にそれぞれ移動するのに対し
て、第2実施形態は、スライダ3が左右方向に、レンズ
ホルダ4が上下方向にそれぞれ移動する点で、両者は相
違する。
ッド本体2とスライダ3とレンズホルダ4のY軸方向の
大きさを比較すると、例えば図7(B)から明らかなよ
うに、スライダ3が加工ヘッド本体2のほぼ2/3であ
り、レンズホルダ4がスライダ3とほぼ同じである。
合わせの場合には(図9(B)又は図9(B))、スラ
イダ3がレンズホルダ4を伴って左右方向に移動し、焦
点合わせの場合には,スライダ3内でレンズホルダ4が
上下方向に移動するようになっている。
は(図7(B))、第1実施形態のようなガイド穴16
(図3(B))、17は形成されていず、その代わり
に、後述するように(図7(B))、同様の機能を有す
るガイド穴61、62、63、64が、スライダ3に形
成されている。
部の左右には、レーザ光L通過用の開口部23A、23
Bと24A、24Bがそれぞれ形成されている。
縁には、前記ガイド穴61、63が、下部開口部24
A、24Bの上縁には、前記ガイド穴62、64がそれ
ぞれ形成されている。
は、レンズホルダ4の対応する突出部4E、4Gと4
F、4Hが挿入され、これにより、該突出部4E、4G
と4F、4Hは、上下方向(Z軸方向)に案内されるよ
うになっている。
は、その上部と下部において、加工ヘッド本体2の対応
位置に敷設されたY軸ガイド65、66に滑り結合して
いる。
6、図8)、後方に突出しており、この突出した部分6
0は、加工ヘッド本体2の(図7(A))の後面内壁に
左右方向(Y軸方向)に水平に取り付けられたシリンダ
15のピストンロッド11と結合している。
7(A))作動すれば、既述したように、スライダ3
が、レンズホルダ4を伴いながら、Y軸ガイド65、6
6に沿って左右方向(Y軸方向)に移動する。
(B)又は図5(C))、集光レンズ5(図9(B))
又は6(図9(C))の光軸合わせを行うことができる
(図10のステップ106)。
れたレンズホルダ4の上部、下部の左右には、既述した
ように、前記スライダ3のガイド穴61、63と62、
64に対応する突出部4E、4Gと4F、4Hが設けら
れ、該突出部4E、4Gと4F、4Hの内側には、図示
するように、レーザ光L通過用の開口部68、70と6
9、71が形成されている。
8)、ナット9が設けられ、該ナット9は、前記スライ
ダ3の後部に形成された上下方向に伸びる切欠部67を
介して後方に突出してボールねじ8に螺合している。
向)に配置されていて、スライダ3の後部に上下方向に
垂直に取り付けられたモータMにより回転駆動するよう
になっている。
既述したZ軸モータMzで(図1)加工ヘッド本体2を
上下動させた後、このモータMでスライダ3内のレンズ
ホルダ4を上下動させて高さ位置を微調整し、選択され
た集光レンズ5又は6の(図10のステップ104)の
焦点合わせを行う(図9(B)又は図9(C)、図10
のステップ105)。
2室4Bに区分されていて、焦点距離f1、f2が(図
9(B)、図9(C))異なる複数の(図示する例では
2つの)集光レンズ5、6が保持され、該集光レンズ
5、6の近傍には、冷却水通路41、42が設けられ、
また、加工ヘッド本体2に蓋18が取り付けられている
ことなどは、第1実施形態と全く同様であり、その説明
は省略する。
は、例えばNC装置50(図1)により構成され、該N
C装置50は、CPU50Aと、レーザ出力制御部50
Bと、加工ヘッド移動制御部50Cと、集光レンズ自動
交換制御部50Dと、入出力部50Eと、記憶部50F
と、ワーク移動制御部50Gにより構成されている。
い、例えば加工ヘッド移動制御部50C、集光レンズ自
動交換制御部50Dなど図1に示す装置全体を制御す
る。
振器31に接続され、該レーザ発振器31から発振され
るレーザ光Lの出力を制御し、例えば厚板のワークW1
を(図5(B)又は図9(B))加工する場合には、出
力を大きくし、薄板のワークW2を(図5(C)又は図
9(C)))加工する場合には、出力を小さくする。
モータMyとZ軸モータMzに接続され、加工ヘッド1
の移動制御を行う。
2)焦点合わせの場合には、この加工ヘッド移動制御部
50Cにより、先ず、Z軸モータMzを駆動制御して加
工ヘッド1を上下動することにより、内蔵した集光レン
ズ5又は6を上下方向に移動させ、次に、後述する集光
レンズ自動交換制御部50Dを介して、既述したモータ
Mを駆動制御することにより、集光レンズ5又は6の高
さ位置を微調整する(例えば図5(B)又は図5
(C))。
シリンダ15とモータMに接続され、ワークの加工条件
に基づいて、複数の集光レンズ5、6のうちから所定の
集光レンズ5又は6を選択し、レンズホルダ4とスライ
ダ3を移動制御することにより、該選択した所定の集光
レンズ5又は6の光軸合わせと焦点合わせを行う。
光レンズ5又は6の焦点合わせ時には、前記加工ヘッド
移動制御部50Cを介したZ軸モータMzによる集光レ
ンズ5又は6の上下方向の移動の後、集光レンズ自動交
換制御部50Dが、モータMを駆動制御して、集光レン
ズ5又は6の高さ位置を微調整する。
ウス、タッチパネルなどであり、加工すべきワークが厚
板のワークW1か、薄板のワークW2かの別、その場合
の加工速度などから成る所定の加工条件を入力すると共
に、入力データを画面にて確認する。
して入力したワークの加工条件を予め記憶しておく。
xに接続され、クランプ35で把持されたワークWを所
定位置まで移動させる。
10に基づいて説明する。
動作。 図10のステップ101において、ワークW1を搬入
し、ステップ102において、ワークを位置決めする。
PU50Aは、ワーク搬入装置など(図示省略)を制御
することにより、厚板のワークW1を、レーザ加工機に
(図1)搬入させる。
部50Gを介して、上記搬入された厚板のワークW1を
クランプ35に把持させると共に、X軸モータMxを駆
動制御させ、該厚板のワークW1を所定位置に位置決め
する。
の加工条件を検索し、ステップ104において、加工条
件に対応した集光レンズ5又は6を選択し、ステップ1
05において、焦点合わせを行い、ステップ106にお
いて、光軸合わせを行う。
が所定位置に位置決めされたことを検知すると、集光レ
ンズ自動交換制御部50Dを制御し、記憶部50Fに予
め記憶されている加工条件を検索させる。
条件を検索した結果、最初に厚板のワークW1を10枚
だけ加工し、次に連続して薄板のワークW2を10枚だ
け加工することを判断する。
は、先ず、厚板のワークW1を加工する場合に適した焦
点距離が大きい(例えば7.5インチ)集光レンズ5を
選択する。
は、CPU50Aを介して前記加工ヘッド移動制御部5
0Cを制御し、Z軸モータMzを駆動させることによ
り、加工ヘッド本体2を(図5(B))上下動させ、前
記選択された集光レンズ5を、所定の高さ位置まで移動
させる。
光レンズ5の移動制御が終了すると、今度は、集光レン
ズ自動交換制御部50Dが、加工ヘッド本体2に(図
4)取り付けられたモータMを駆動してボールねじ8を
回転させると、該ボールねじ8に螺合したスライダ3が
上下動し高さ位置の微調整が行われる。
焦点距離f1(7.5インチ)の値は、予め分かってい
る。
は、モータMを駆動してスライダ3が上下動している間
に、ノズルギャップセンサ27からの高さ位置検出信号
を常に監視し、例えば集光レンズ5の下面とワークW1
の表面との距離が、該集光レンズ5の焦点距離f1に一
致したと判断したときに、前記モータMの駆動を停止さ
せ、スライダ3をその位置に停止させる。
点合わせは、終了する。
0Dが、スライダ3の(図3(A))後部のシリンダ1
5を作動してピストンロッド11を右方に押し出すと、
該ピストンロッド11に結合されたレンズホルダ4も
(図5(B))、スライダ3内で右方に移動する。
上の加工点Kに照射したと仮定したときの該レーザ光L
の光軸について、Y軸方向の位置は、予め分かってい
る。
は、上記レンズホルダ4が右方に移動し、該レンズホル
ダ4の第1室4Aに保持された集光レンズ5の光軸が、
上記レーザ光Lの光軸に一致したと判断したときに、シ
リンダ15の作動を停止し、レンズホルダ4をその位置
に停止させる。
軸合わせは、終了する。
作。 図10のステップ107において、レーザ加工を行う。
の集光レンズ5を選択し(図10のステップ104)、
該集光レンズ5の焦点合わせと(図10のステップ10
5)光軸合わせが(図10のステップ106)行われ、
レンズの自動交換が終了したことを検知すると、加工ヘ
ッド移動制御部50Cを介して、Y軸モータMyとZ軸
モータMzを駆動制御させ、加工ヘッド1を、前記所定
位置に位置決めされた厚板のワークW1の加工領域の直
上方まで移動させた後、レーザ出力制御部50Bを介し
て、レーザ発振器31から所定の出力のレーザ光Lを出
射させる。
射した後、前記自動交換された集光レンズ5により、厚
板のワークW1の加工点Kに集光され、例えば切断や穴
明けなど所定のレーザ加工が行われる。
て、当該ワーク、即ち上記厚板のワークW1の加工が終
了したか否かを判断し、終了しない場合には(NO)、
ステップ107に戻って同じ動作を繰り返し、終了した
場合には(YES)、即ち、厚板のワークW1を10枚
加工した場合には、次のステップ109に進む。
加工は終了したか否かを判断し、終了した場合には(Y
ES)全ての動作を停止し(END)、終了しない場合
には(NO)、例えば、未だ薄板のワークW2の加工が
残っている場合には、ステップ101に戻って同じ動作
を繰り返す。
動作。 この場合、先ず、薄板のワークW2を搬入し(図10の
ステップ101)、該薄板のワークW2を位置決めする
(図10のステップ102)。
03)、薄板のワークW2は、前記集光レンズ5、6の
うちの焦点距離f1、f2が小さい方、即ち集光レンズ
6(図5(C))が使用されるので、集光レンズ自動交
換制御部50Dは(図1)、当該集光レンズ6を選択し
(図10のステップ104)、その集光レンズ6につい
ての焦点合わせと光軸合わせを行うことにより、レンズ
の自動交換が行われる(図10のステップ105と10
6)。
作。 その後、上記自動交換された集光レンズ6を用いて、該
薄板のワークW2のレーザ加工を行い(図10のステッ
プ107)、その後の判断動作が行われる(図10のス
テップ108、109)。
第1実施形態について(図2〜図5)詳述したが、第2
実施形態についても(図6〜図9)同様の動作が行わ
れ、同様の作用・効果を奏する。
レーザ加工機において、機械を停止させることなく、加
工条件に合ったレンズを自動的に交換することにより、
加工効率の向上を図り、段取り時間を短縮し、加工条件
が異なるワークのスケジュール加工を可能とし、更にレ
ンズを自動的に交換する際に冷却水通路も自動的に交換
することにより、冷却効率を向上させるという効果を奏
する。
ある。
ある。
トである。
L通過用開口部 25 アシストガス配管 26 移動体 27 ノズルギャップセンサ 28 ベンドミラー 31 レーザ発振器 32 上部フレーム 33 下部フレーム 34 加工テーブル 35 クランプ 36 キャリッジ 37 X軸ガイド 39 導管 41、42 冷却水通路 43 Z軸ガイド 44、45 加工ヘッド本体2のレーザ光L通過用開口
部 46 切欠部 50 NC装置 50A CPU 50B レーザ出力制御部 50C 加工ヘッド移動制御部 50D 集光レンズ自動交換制御部 50E 入出力部 50F 記憶部 50G ワーク移動制御部 K 加工点 L レーザ光 W ワーク W1 厚板のワーク W2 薄板のワーク
Claims (6)
- 【請求項1】 加工ヘッド本体内に配置されて上下方向
又は左右方向に移動するスライダと、 該スライダ内に配置されて左右方向又は上下方向に移動
し、焦点距離が異なる複数の集光レンズを保持するレン
ズホルダと、 ワークの加工条件に基づいて、複数の集光レンズのうち
から所定の集光レンズを選択し、レンズホルダとスライ
ダを移動制御することにより、該選択した所定の集光レ
ンズの光軸合わせと焦点合わせを行う集光レンズ自動交
換制御部を有することを特徴とするレーザ加工機のレン
ズ自動交換装置。 - 【請求項2】 上記レンズホルダに保持された複数の各
集光レンズの近傍には、冷却水通路が設けられている請
求項1記載のレーザ加工機のレンズ自動交換装置。 - 【請求項3】 上記スライダが、加工ヘッド本体に上下
方向に取り付けられたモータ・ボールねじ機構に結合
し、レンズホルダが、スライダに左右方向に取り付けら
れたシリンダ機構に結合している請求項1記載のレーザ
加工機のレンズ自動交換装置。 - 【請求項4】 上記スライダが、その上部と下部の中央
に形成された突出部を有し、該突出部は、加工ヘッド本
体に形成された対応ガイド穴に挿入されて上下方向に案
内されている請求項3記載のレーザ加工機のレンズ自動
交換装置。 - 【請求項5】 上記スライダが、加工ヘッド本体に左右
方向に取り付けられたシリンダ機構に結合し、レンズホ
ルダが、スライダに上下方向に取り付けられたモータ・
ボールねじ機構に結合している請求項1記載のレーザ加
工機のレンズ自動交換装置。 - 【請求項6】 上記レンズホルダが、その上部と下部の
左右に形成された突出部を有し、該突出部は、スライダ
に形成された対応ガイド穴に挿入されて上下方向に案内
されている請求項5記載のレーザ加工機のレンズ自動交
換装置。
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