JP2003181615A - 粉体離型剤等の塗布装置 - Google Patents

粉体離型剤等の塗布装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型のキャビティ面に粉体離型剤等をむら
なく均一に且つ必要最小限の厚さに塗布することが可能
であると共に、金型キャビティ以外の金型の合わせ面に
粉体が付着するおそれがほとんどなく、しかも金型のキ
ャビティへの塗布作業中に粉体が周囲に飛散する恐れが
ほとんどない粉体離型剤等の塗布装置を提供すること。 【解決手段】 流通路11の一端側に粉体流入口12が
設けられ他端側が閉塞された粉体分配ユニット1の長手
方向に沿って複数個の分配口13a,13b,13c,
…を形成し、粉体流入口近傍に配置された入口側分配口
13aと閉塞側近傍に配置された閉塞側分配口1fをパ
イプ3で接続せしめ、残りの各分配口にそれぞれ塗布ノ
ズル2a,2b,2c,…を接続してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイカスト鋳造に
おいて金型のキャビティ面に粉体からなる離型剤等を塗
布するのに適した粉体離型剤等の塗布装置に関するもの
である。ちなみにダイカスト鋳造では、鋳造品の型離れ
を向上させるための離型剤として乾燥した粉体の離型剤
が使用され、また、金型キャビティ内に供給された溶湯
が金型キャビティ面に直接的に接触しないように断熱・
保温して湯回りを向上させるための断熱・保温剤として
粉体の断熱・保温剤が使用され、その目的ごとに周知の
適切な特性を有する材料・性状のものが選択される。本
明細書では、上記粉体離型剤および粉体断熱・保温剤を
総称して、粉体離型剤等または単に粉体と称する。
【0002】
【従来の技術】ダイカスト鋳造において、金型のキャビ
ティ面に粉体離型剤等を塗布する場合、従来では、粉体
離型剤等を1個又は複数個のスプレーノズルを用いて吹
き付けるか(これをスプレー塗布法と称する。)、また
は、帯電させた粉体離型剤等をスプレーノズルから吹き
出して塗布していた(これを静電塗布法と称する。)。
しかし、前者のスプレー塗布法では、粉体の塗布膜厚が
スプレーノズルに近い部分が厚くなり遠くなるほど薄く
なってしまう不具合があると同時に、吹き付け方向と反
対側に位置する窪みの側面や底面及び鋳抜きピンの裏側
等には粉体を均一に塗布することが非常に難しく、塗布
むらが発生しやすい不具合があった。また、後者の静電
塗布法では、金型キャビティ面が導電性を有してないと
粉体離型剤等を塗布することができない制約がある。
【0003】加えて、どちらの方法においても、金型の
キャビティ面以外に合わせ面部分にも粉体が少なからず
塗布されてしまい、鋳造を繰り返すうちに金型の合わせ
面部分に粉体が付着積層するため、定期的に鋳造機を停
止して金型の合わせ面に付着積層した粉体を除去しなけ
ればならない不具合があると共に、塗布時に余剰の粉体
が周囲に飛散して作業環境を悪くするなどの不具合があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の不具合に鑑みてなされたものであり、金型のキャビ
ティ面に粉体離型剤等をむらなく均一に且つ必要最小限
の厚さに塗布することが可能であると共に、金型キャビ
ティ以外の金型の合わせ面に粉体が付着するおそれがほ
とんどなく、しかも金型のキャビティへの塗布作業中に
粉体が周囲に飛散する恐れがほとんどない粉体離型剤等
の塗布装置を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明に係る粉体離型剤等の塗布装置は、塗布ノズルから吐
出された粉体離型剤等を金型のキャビティ面に塗布する
ための塗布装置であって、流通路の一端側に粉体流入口
が設けられ他端側が閉塞された粉体分配ユニット、該粉
体分配ユニットの長手方向に沿って複数個の分配口を形
成し、これら複数個の分配口のうち前記粉体流入口近傍
に配置された入口側分配口と前記閉塞側近傍に配置され
た閉塞側分配口を互いにパイプで接続せしめ、残りの各
分配口にそれぞれ塗布ノズルを接続してなることを特徴
としたものである(請求項1)。この時、前記粉体分配
ユニットの各分配口に接続された複数個の塗布ノズルを
一箇所ないし複数箇所に集束させ、集束された塗布ノズ
ルの外周を略筒状に形成された覆い部材で覆い、該覆い
部材の開口部を金型キャビティの被塗布面に近接させる
ようにする(請求項2)と共に、当該筒状覆い部材の開
口部の径を金型キャビティの被塗布面の幅にほぼ合わせ
た大きさに形成したり(請求項3)、当該筒状覆い部材
にエア取入れ用穴を形成すること(請求項4)が好まし
い。また、前記筒状覆い部材の開口部側外周には、粉体
飛散防止用カバーを設けることが好ましい(請求項
5)。そして、水平方向または垂直方向に型開きされる
固定金型および可動金型のキャビティ面に同時に塗布で
きるように、前記塗布ノズルを前記粉体分配ユニットに
対して左右両側に配設することが好ましい(請求項
6)。更に、前記塗布ノズルを金型キャビティにおける
被塗布面の正面形状に沿わせて移動させるようにするこ
とが好ましい(請求項7)。
【0006】
【作用】請求項1記載の粉体離型剤等の塗布装置によれ
ば、粉体分配ユニットの粉体流入口から流通路に供給さ
れた粉体は、流通路→閉塞側分配口→パイプ→入口側分
配口→流通路、と循環する流体(エアと粉体の混合流体)
でもって撹拌されながら各分配口を通して各塗布ノズル
から金型キャビティの被塗布面に向けて吐出されること
になるので、複数個の塗布ノズル(分配口)が粉体分配
ユニットの長手方向に沿って配設されていても各塗布ノ
ズル(分配口)から吐出される粉体の量はほぼ均等とな
り、その結果金型キャビティの被塗布面にほぼ均一に塗
布される。また、請求項2、3および4に記載の粉体離
型剤等の塗布装置によれば、各塗布ノズルから吐出され
る粉体が拡散することがなくなり、目的とする金型キャ
ビティにおける被塗布面以外の金型の合わせ面等に付着
することがほとんどなくなる。また、請求項5に記載の
粉体離型剤等の塗布装置によれば、金型キャビティの被
塗布面に当たって跳ね返ることにより覆い部材内から漏
れ飛び出した粉体を捕捉して周囲への飛散を防止する。
そして、請求項6に記載の粉体離型剤等の塗布装置によ
れば、水平方向または垂直方向に型開きされる固定金型
および可動金型のキャビティ面に同時に塗布することが
でき、更に請求項7に記載の粉体離型剤等の塗布装置に
よれば、塗布ノズルの外周を覆っている筒状覆い部材を
金型キャビティの大きさに合わせて構成せずとも小型の
もので済み、ロボットティーチングによるロボット操作
で粉体を金型キャビティの被塗布面に確実に塗布するこ
とができると共に、各種の金型キャビティの形状に容易
に対応することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施例
を、図面を参照しながら詳細に説明するが、本発明は図
示実施例のものに限定されるものではない。図1は、本
発明に係る粉体離型剤等の塗布装置Aと、固定金型B1
に対して可動金型B2が水平方向に型開きする周知の横
型締め水平射出式ダイカスト機の金型部分を模式的に現
した使用状態を説明する模式図である。
【0008】塗布装置Aは、流通路11の一端側に粉体
流入口12が設けられ他端側が閉塞された粉体分配ユニ
ット1と、この粉体分配ユニット1に接続される複数個
の塗布ノズル2a,2b,2c,…と、1本ないし数本
のパイプ3と、上記複数個の塗布ノズル2a,2b,2
c,…の外周を覆うための覆い部材4とで基本的に構成
され、水平方向に型開きされた固定金型B1と可動金型
B2の間にあって少なくとも金型キャビティB1’,B
2’に沿って上下左右方向に移動できるように搬送装置
(ロボット)のアームCに取り付け支持される。
【0009】粉体分配ユニット1は、内部が中空で適当
な長さ(例えば、20cm位)の金属製または合成樹脂製
の筒材を用いてその内部を一方向に長い流通路11とな
し、一端側を粉体流入口12とし他端側を閉塞すると共
に、流通路11の長手方向に沿って複数個の分配口13
a,13b,13c,…をそれぞれ流通路11と連通す
るように形成してなり、図示していないブラケットを介
して搬送装置(ロボット)のアームCに取り外し可能に
吊り下げ支持される。
【0010】尚、図示実施例では、粉体分配ユニット1
の長手方向に沿って左側と右側にそれぞれ6個ずつ合計
12個の分配口13a,13b,13c,…が対称的に
配設されており、左側に配設された分配口は例えば可動
金型B2のキャビティB2’に粉体を塗布するのに使用
され、右側に配設された分配口は例えば固定金型B1の
キャビティB1’に粉体を塗布するのに使用されるよう
になっている。
【0011】これら複数個の分配口13a,13b,1
3c,…のうち、粉体流入口12の近傍に配置された入
口側分配口13aと閉塞側の近傍に配置された閉塞側分
配口1fは互いにパイプ3で接続され、残りの分配口1
3b,13c,13d,13e…にはそれぞれ粉体吐出
パイプ21a,21b,21c,…を介して塗布ノズル
2a,2b,2c,…が接続される。
【0012】複数個の分配口13b,13c,13d,
13e,…に接続された各塗布ノズル2a,2b,2
c,…は、粉体分配ユニット1の長手方向に沿って並行
状に並列配置されるノズル設置板5に固定状に取り付け
られ、ノズル設置板5は型間距離調整杆6を介して粉体
分配ユニット1に取り付けられている。この際、ノズル
設置板5は型間距離調整杆6に対して左右方向に移動調
節可能に取り付けることが好ましい。そうすれば、固定
金型B1のキャビティB1’と可動金型B2のキャビテ
ィB2’との間の距離が異なる別の金型に対しても容易
に対応することができるようになる。ちなみに、ノズル
設置板5を型間距離調整杆6に対して左右方向に移動調
節可能に取り付けるための構造はいろいろ考えられる
が、図示実施例のものは、型間距離調整杆6の外周に雄
ネジ61を刻設せしめ、その型間距離調整杆6をノズル
設置板5に貫通させた後にノズル設置板5の前後を調節
ナット62,62で挟持させることにより調節可能に構
成したものである。
【0013】また、複数個の塗布ノズル2a,2b,2
c,…は、一箇所ないし複数箇所に集束させてノズル設
置板5に配設せしめ、集束された複数個の塗布ノズル2
a,2b,2c,…の外周を略筒状に形成された覆い部
材4で覆うようにする。図示実施例では、粉体分配ユニ
ット1を中心にして左右に4個ずつ設けられた塗布ノズ
ル2a,2b,2c,2dを、左右それぞれに一箇所に
集束させて左右に配置されたノズル設置板5の中央位置
にそれぞれ配設してある。
【0014】覆い部材4は、集束された複数個の塗布ノ
ズル2a,2b,2c,…から吐出される粉体を、拡散
することなく且つ的確に金型キャビティB1’,B2’
の被塗布面B12に導くためのものであり、集束された複
数個の塗布ノズル2a,2b,2c,…の外周を覆う大
きさで適当な長さを有する略筒状に形成すると共に、塗
布ノズル2a,2b,2c,…より少し後方位置に1つ
ないし複数個のエア取入れ用穴41を形成してなり、塗
布使用時においてこの覆い部材4の開口部42を金型キ
ャビティB1’,B2’の被塗布面B12に近接させるよ
うにする。
【0015】尚、覆い部材4の開口部42の大きさ(径)
は、図3に示すごとく、金型キャビティB1’,B2’
における被塗布面B12の正面幅Lにほぼ合わせた大きさ
に形成することが好ましい。すなわち、例えばコンロッ
ドを鋳造する場合のように、金型の型合わせ面に対して
金型キャビティB1’,B2’の形状が線状に形成され
ているような場合には、覆い部材4の開口部42の大き
さを、金型キャビティB1’,B2’における被塗布面
B12の正面幅Lにほぼ合わせた大きさ(幅)に形成する。
そうすれば、覆い部材4の開口部42を金型キャビティ
B1’,B2’の形状に合わせた全体を覆う大きさに形
成する必要がなくなる。
【0016】更に、覆い部材4の外周には、塗布ノズル
2a,2b,2c,…から吐出されて金型キャビティB
1’,B2’の被塗布面B12に当たって跳ね返り当該覆
い部材4の開口部42から外部へ漏れ飛び出した粉体を
捕捉して周囲への飛散を防止するための粉体飛散防止用
カバー7を、開口部42側を覆うように設置する。この
際、粉体飛散防止用カバー7に吸引パイプ(図示せず)を
連通接続せしめて、当該粉体飛散防止用カバー7の内部
に漂っている粉体を外部に積極的に吸引排出するように
することが好ましい。
【0017】次に、本発明に係る塗布装置の使用方法に
ついて説明する。覆い部材4の開口部42が金型キャビ
ティB1’,B2’の被塗布面B12にできるだけ接近す
るように、固定金型B1のキャビティB1’と可動金型
B2のキャビティB2’との間の距離(型間距離)に応
じてノズル設置板5を予め左右方向に移動調整してお
き、本塗布装置Aを搬送装置(ロボット)のアームCに
取り付け支持させると共に、粉体分配ユニット1の粉体
流入口12に粉体供給パイプDを連通接続させる。尚、
図1中、符号Eは鋳造機の近傍に設置された粉体収容タ
ンクを示す。
【0018】粉体収容タンクEには、その内部に粉体F
を収容すると共に、当該粉体収容タンクEの内部にエア
を供給するためのエア吹込み口E1と、当該粉体収容タ
ンクE内で舞い上がった粉体Fを被塗布面へと送出させ
るための粉体吐出口E2を設けてなり、エア吹込み口E
1から当該粉体収容タンクE内にエアを吹き込むことに
より、吹き込まれたエアの風力でもって粉体収容タンク
E内の粉体Fを当該粉体収容タンクE内で舞い上がら
せ、舞い上がった粉体Fを舞い上がったままの状態で粉
体吐出口E2から粉体供給パイプDを通って本塗布装置
Aへと送出されるように構成されている。
【0019】而して、粉体収容タンクEから粉体供給パ
イプDを通って本塗布装置Aへと送出された粉体は、粉
体分配ユニット1の粉体流入口12から流通路11内に
導入される。すると、流通路に供給された粉体は、流通
路11→閉塞側分配口13f→パイプ3→入口側分配口
13a→流通路11、と循環する流体(エアと粉体の混
合流体)でもって撹拌されながら各分配口13b,13
c,13d,13e…を通して各塗布ノズル2a,2
b,2c,…から金型キャビティB1’,B2’の被塗
布面B12に向けて吐出され、粉体Fが金型キャビティB
1’,B2’の被塗布面B12にほぼ均一に塗布されるよ
うになる。この際、塗布ノズル2a,2b,2c,…を
金型キャビティB1’,B2’における被塗布面B12の
平面形状に沿わせて粉体分配ユニット1ごと移動させる
ようにする。すなわち、金型キャビティB1’,B2’
における被塗布面B12の正面幅Lにほぼ合わせた大きさ
(幅)に形成された覆い部材4の開口部42が金型キャビ
ティB1’,B2’における被塗布面B12の平面形状に
沿うように本塗布装置Aを移動させるものである。
【0020】
【発明の効果】本発明の請求項1記載に係る粉体離型剤
等の塗布装置によれば、流通路の一端側に粉体流入口が
設けられ他端側が閉塞された粉体分配ユニット、該粉体
分配ユニットの長手方向に沿って複数個の分配口を形成
し、これら複数個の分配口のうち粉体流入口近傍に配置
された入口側分配口と閉塞側近傍に配置された閉塞側分
配口を互いにパイプで接続せしめ、残りの各分配口にそ
れぞれ塗布ノズルを接続してなるので、各塗布ノズル
(分配口)から吐出される粉体の量はほぼ均等となり、
その結果、粉体を金型キャビティの被塗布面にむらなく
ほぼ均一に且つ必要最小限の厚さに塗布することが可能
となる。
【0021】また、本発明請求項2記載に係る粉体離型
剤等の塗布装置によれば、粉体分配ユニットの各分配口
に接続された複数個の塗布ノズルを一箇所ないし複数箇
所に集束させ、集束された塗布ノズルの外周を略筒状に
形成された覆い部材で覆い、覆い部材の開口部を金型キ
ャビティの被塗布面に近接させるようにしたので、金型
キャビティ以外の金型合わせ面に粉体が付着するおそれ
がほとんどなくなる。
【0022】更に、本発明請求項3記載に係る粉体離型
剤等の塗布装置によれば、筒状覆い部材の開口部の径を
金型キャビティの被塗布面の幅にほぼ合わせた大きさに
形成してなるので、粉体を金型キャビティの被塗布面に
無駄なく塗布することが可能となる。
【0023】また、本発明請求項4記載に係る粉体離型
剤等の塗布装置によれば、筒状覆い部材に、エア取入れ
用穴を形成してなるので、各塗布ノズルから吐出される
粉体が覆い部材の内部で整流されて拡散することがなく
なり、目的とする金型キャビティにおける被塗布面以外
の金型の合わせ面等に付着することがほとんどなくな
る。
【0024】更に、本発明の請求項5記載に係る粉体離
型剤等の塗布装置によれば、筒状覆い部材の外周に粉体
飛散防止用カバーを設けてなるので、金型キャビティへ
の塗布作業中に粉体が周囲に飛散する恐れがほとんどな
くなる。
【0025】そして、本発明の請求項6記載に係る粉体
離型剤等の塗布装置によれば、塗布ノズルが粉体分配ユ
ニットに対して左右両側に配置されているので、型開き
された固定金型および可動金型のキャビティ面に粉体を
同時に塗布することが可能となり、粉体離型剤等の塗布
に当たり効率良く塗布することが出来る。
【0026】そして、本発明の請求項7記載に係る粉体
離型剤等の塗布装置によれば、塗布ノズルを金型キャビ
ティにおける被塗布面の正面形状に沿わせて移動させる
ようにしたので、覆い部材を金型キャビティの大きさに
合わせて構成せずとも小型のもので済むようになり、且
つロボットティーチングによるロボット操作でもって粉
体を金型キャビティの被塗布面に確実に塗布することが
できると共に、1つの覆い部材でもって各種の金型キャ
ビティの形状に容易に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一例を示す使用状態を説明す
る模式図。
【図2】 一部を切欠して示す模式図。
【図3】 図2の(3)−(3)線に沿う拡大断面図。
【符号の説明】
A:塗布装置 B1:固定金型 B2:可動金型 B1’,B2’:金
型キャビティ B12:被塗布面 C:アーム D:粉体供給パイプ E:粉体収容タンク P:粉体 1:粉体分配ユニット 11:流通路 12:粉体流入口 13a,13b,13c,…:分配口 2a,2b,2c,…:塗布ノズル 21a,21b,21c,…:粉体吐出パイプ 3:パイプ 4:覆い部材 5:ノズル設置板 6:型間距離調整杆 7:粉体飛散防止用カバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布ノズルから吐出された粉体離型剤
    等を金型のキャビティ面に塗布するための塗布装置であ
    って、流通路の一端側に粉体流入口が設けられ他端側が
    閉塞された粉体分配ユニット、該粉体分配ユニットの長
    手方向に沿って複数個の分配口を形成し、これら複数個
    の分配口のうち前記粉体流入口近傍に配置された入口側
    分配口と前記閉塞側近傍に配置された閉塞側分配口をパ
    イプで接続せしめ、残りの各分配口にそれぞれ塗布ノズ
    ルを接続してなることを特徴とする粉体離型剤等の塗布
    装置。
  2. 【請求項2】 前記粉体分配ユニットの各分配口に接
    続された複数個の塗布ノズルを一箇所ないし複数箇所に
    集束させ、集束された塗布ノズルの外周を略筒状に形成
    された覆い部材で覆い、該覆い部材の開口部を金型キャ
    ビティの被塗布面に近接させるようにした請求項1に記
    載の粉体離型剤等の塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記筒状覆い部材の開口部の径を金型
    キャビティの被塗布面の幅にほぼ合わせた大きさに形成
    してなる請求項2に記載の粉体離型剤等の塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記筒状覆い部材に、エア取入れ用穴
    を形成してなる請求項2または3に記載の粉体離型剤等
    の塗布装置。
  5. 【請求項5】 前記筒状覆い部材の外周に粉体飛散防
    止用カバーを設けてなる請求項2から4のいずれか1項
    に記載の粉体離型剤等の塗布装置。
  6. 【請求項6】 前記塗布ノズルが、型開きされる固定
    金型および可動金型のキャビティ面に同時に塗布できる
    ように前記粉体分配ユニットに対して左右両側に配置さ
    れている請求項1から5のいずれか1項に記載の粉体離
    型剤等の塗布装置。
  7. 【請求項7】 前記塗布ノズルを金型キャビティにお
    ける被塗布面の正面形状に沿わせて移動させるようにし
    たことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記
    載の粉体離型剤等の塗布装置。
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